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巻頭 特集 くじらグループ広報誌 56 vol. January 2017 1 月号 KUJIRA JOURNAL 小規模特別養護老人ホーム コンフォート松柏 先見性に富む柔軟な発想で 理想の医療・福祉を追求します 『住み慣れた地域・環境で毎日を笑顔で暮らしたい』と願う皆様のため、2017年4月、 八幡浜市松柏に「小規模特別養護老人ホーム コンフォート松柏」がオープンします。 家庭的な雰囲気のもと、全室個室のゆったりとした環境で、これまでの生き方や暮らし を大切にしてその方らしいライフスタイルをおくっていただけるよう、入居者様・利用者 様お一人お一人に合ったサービスを提供させていただきます。また、併設事業として ショートステイも行います。 市民の皆様にとってより身近で愛される施設を目指し、また、高齢化社会と向き合う企 業として責任を果たせるよう、くじらグループ職員一同、一層の努力を積み重ねていく所 存です。今後ともくじらグループをよろしくお願いいたします。 施設名 コンフォート松柏  住 所 愛媛県八幡浜市松柏丙132 開設に向け頑張っています!

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巻頭特集

くじらグループ広報誌

56vol.

January 2017

1月号

KUJIRA JOURNAL

小規模特別養護老人ホーム コンフォート松柏

先見性に富む柔軟な発想で理想の医療・福祉を追求します

 『住み慣れた地域・環境で毎日を笑顔で暮らしたい』と願う皆様のため、2017年4月、八幡浜市松柏に「小規模特別養護老人ホーム コンフォート松柏」がオープンします。 家庭的な雰囲気のもと、全室個室のゆったりとした環境で、これまでの生き方や暮らしを大切にしてその方らしいライフスタイルをおくっていただけるよう、入居者様・利用者様お一人お一人に合ったサービスを提供させていただきます。また、併設事業としてショートステイも行います。 市民の皆様にとってより身近で愛される施設を目指し、また、高齢化社会と向き合う企業として責任を果たせるよう、くじらグループ職員一同、一層の努力を積み重ねていく所存です。今後ともくじらグループをよろしくお願いいたします。

施設名 コンフォート松柏  住 所 愛媛県八幡浜市松柏丙132 開設に向け頑張っています!

くじら病院

院長 岩佐

 新年明けましておめでとうござ

います。

 昨年中のくじら病院では時代の

要請に従って、うつ、アルコール

依存症、認知症などの精神科重点

課題への取り組みに力を入れまし

たが、幸いなことに、地域の皆様、

近隣の医療機関の方々、行政の方々

のご理解とご支援を賜ることがで

きまして一定の役割は果たせたも

のと考えております。これらのご

尽力頂いた方々へ職員一同ととも

に深く感謝申し上げます。

 近い将来にはくじらグループ内

の再編成が予定されており今年は

その過渡期にあたりますが、くじ

ら病院の機能は患者様、職員が存

在する限りは守り継続させる覚悟

でおります。

 今年は地域の医療機関、施設、行

政との連携を進化させ、更に深く広

く迅速に行い、地域に密着した精神

科医療を提供するべく全職員一丸と

なって取り組みますので、地域の皆

様、近隣の医療機関の方々、各種施

設の方々、行政の方々のご理解とご

支援を引き続き賜りますことを心よ

りお願い申し上げます。

真網代くじらリハビリテーション病院

院長 梶原

喜三

 新年明けましておめでとうござ

います。

 旧年中は大変お世話になりまし

た。本年も真網代くじらリハビリ

テーション病院をよろしくお願い

いたします。

 昨年10月より当院では「地域包

括ケア病床」をオープンしました。

在宅療養中の患者様を診察されて

いる開業医の先生方や、グループ

付帯施設からの紹介による⑴軽症

の急性期疾患、⑵急性期で治療を終

えた安定した方の治療・リハビリ

の継続、⑶癌患者に対する緩和ケ

ア、⑷糖尿病の教育入院、⑸医療

必要度の高いレスパイトケア等の

方を受け入れております。

 当院がこの地域において必要と

されます様、今後も協力致して参

ります。

 職員の皆様も御自身の健康に気

をつけ、本年が素晴らしい年とな

る様にお祈り申し上げます。

くじらグループ代表 上村

神一郎

 日本は世界でも類を見ない超高齢

社会に突入しています。それに伴

い、医療の領域も病院から在宅へと

徐々に変化の兆しが見えてきまし

た。十年もすれば、在宅診療が当た

り前となり、病院は数を減らし、そ

のあり方にも変化を余儀なくされる

でしょう。

 私たちはその変化を待っていれば

良いのでしょうか。そんなはずはあ

りません。今すぐに行動を起こさな

ければなりません。東京くじらホス

ピタルで学んだことは、成果を上げ

るには十年の時間が必要だというこ

とです。社会や医療業界で認められ

るまでの十年という歳月を考えれば

明らかです。そこで、くじらグルー

プが十年、二十年後も生き残る強い

病院であるために、これから二つの

ことを始めようと思っています。

 第一に、病院の統合を行います。

平成三十年四月に愛媛の真網代くじ

らリハビリテーション病院とくじら

病院を統合し、精神科・回復期リハ

ビリテーション・地域包括診療の三

つの機能を持った、新しい形の病院

を設立します。

 この三つの機能を一つの病院が持

つことは、これからの高齢化社会に

は絶対に必要な医療サービスだと強

く感じていました。そして、この考

えは精神とリハビリと地域包括を

行っている東京のくじらホスピタル

が、大学病院や患者さまから評価さ

れている現状を見れば、間違ってい

なかったと言えるでしょう(開院当

時、周りからは反対意見ばかりでし

たが)。

 また、統合だけが目的ではありま

せん。今までは八幡浜市を中心とし

た患者さまが来院されていました

が、インターネットや広報活動、病

診連携などを活用し、ゆくゆくは西

日本全体から患者さまが来ていただ

ける病院を目指していきます。

 第二に、組織革新を行います。こ

れまでの縦割りでクローズな組織体

制を、横の連結が強いオープンな組

織に変えていきます。

 これまでの体制は本当に良くない

所が多くありました。人も設備も何

もかも分断されていました。患者さ

ま視点ならば繋がっていたほうが良

い事が自明であるにも関わらずで

す。他にも、各々の意識や責任感の

低下、そしてなにより互いに言いた

いことが言い合えない環境です(頑

固者の私ですら、実は遠慮してし

まっていたのですから…

)。

十年後のくじらを

皆とともに

2017年 新年のご挨拶

A HAPPY NEW YEAR

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 新しい組織体制では、各々が〝一

流の医療と福祉を提供している〞と

いう意識を持ち、もっと良いサービ

スを提供することに興味を持てるよ

う、競争する仕組みや評価基準を設

けようと思います。意見を言い合え

るような環境も整え、ポジティブな

組織にしていきたいのです。みなさ

んも(私も)遠慮せずアイディアを

出し合って、最高の医療を提供でき

る良い組織をいっしょに作っていき

ましょう。

 この二つのことは、くじらグルー

プにとっては大変大きな変化になり

ます。当然、各々が新しいことに

チャレンジしなければならない局面

があるでしょう。私はマネジメント

が大得意というわけではありません

が、最近は色々な現場に顔を出して

います。そこでは、今まで見えてい

なかったみなさんの素晴らしいこと

に気付かされ、組織運営において大

いに参考になっています。これはみ

なさんも同じで、今までとは違う事

にチャレンジしてもらうことがある

かもしれません。しかし、ぜひその

経験を活かして、みなさん自身を成

長させてください。それこそが、く

じらグループの成長に繋がり、ひい

ては困っている人に良い医療を提供

することに繋がるのです。

 私もみなさんも一緒に努力して、

良い病院にしていきましょう。

2

研修

認知症疾患医療センター平成28年度研修会

学会

第40回中国・四国精神保健学会くじら病院 デイケア 曽我部 耕多

 真網代くじらリハビリテーション病院の認知症疾患医療センターによる研修会が八幡浜保健所で行われ、八幡浜・大洲圏域の医療・保健・福祉・介護関係者総勢204名に参加いただきました。 八幡浜医師会立双岩病院の院長、松本光央先生に「BPSDの実際と理解」と題してご講演いただきました。 ユーモアを交えたお話しに会場からは時折笑いが起こりつつも、先生の豊富な臨床経験に基づいた内容に、参加者からは「細やかな内容で、利用者様を思い浮かべながら聞くことができた。」「小さなことに気付くことで、BPSDは改善できることもあるので、これからの対応の一つとして取り入れたい。」などの声が寄せられました。 認知症高齢者の増加により、認知症に関わる職種はより専門的な知識と技術が求められています。今後も、日々の現場で活かせるような研修会を企画し、この地域の認知症対応力向上の一助となるよう取り組んでいきます。

 今年は昨年度の学術発表の中から、日本精神科看護協会愛媛県支部において1題、中国・四国精神保健学会においても2題発表することができ、教育委員会として活動を広げてきました。これも、患者様・利用者様のためにより良い看護・介護を提供するため、日頃の取り組みを研究につなげた成果だと思います。今回学び、感じ得た事を今後の看護・介護に役立ててまいります。

学会

くじら病院 第14回 院内学術研究発表会くじら病院 学術研究発表会実行委員長 伊藤 真樹

プログラム

1. 個別支援計画表の現状と課題 支援の提供を振り返って 介護福祉士 佐々木 栄子、山本 忍2.口腔ケアに関する意識調査 看護師 小林 亜寿香、准看護師:水岡 明美3. 就労希望者に対する就労プログラム導入について ~統合失調症の利用者との関わりを通して~ 作業療法士 菊地 愛理4. 当院のGTMACK運用における考察と課題 作業療法士 松本 和子5. 病棟スタッフの環境整備に対する意識と実態調査 介護福祉士 大下 明範6. 統合失調症患者に対するインスリン注射継続のための支援と課題 看護師 滝本 真也

2016.11.12016.11.10

2016.11.4

 「第40回中国・四国精神保健学会(於・メルパルク松山)」にて、くじら病院デイケアの現状と今後の課題について発表を行いました。 現在、精神科医療は入院医療中心から地域生活中心へ移行しており、その中でデイケアは医療と地域をつなぐ必要性があると考えています。今回利用者様アンケートを通し、普段のデイケアの生活では知ることができない利用者様の話や悩みがわかり、デイケア運営の振り返りを行うことができました。 今後、より良いデイケアとなるようにスタッフ、利用者様と協同して取り組んでいきたいと考えます。

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 帝京第五高等学校 看護科3年生8名が、真網代くじらリハビリテーション病院にて看護実習を行いました。

 今回の実習は「看護師への道」の第一歩になったのではないでしょうか。これからもあたたかみのある看護師を目指し頑張っていきましょう!

実習を終えての感想●日ごとに患者様の体調が変化し戸惑うこともあったが、自分でも できるケアを行うことができ、とてもいい経験になった。●病院の前に海が広がっていて、とてもいい環境だと思った。●職員が患者様一人一人と深い関わりを持つことができ、いいなと 思った。●自分がしたことで、結果が出た時すごく嬉しかった!

 2016年4月に新卒で入職した職員を対象とした、「新入職員フォローアップ研修」を開催しました。この研修は、入職から半年間の振り返りをおこない、今後の目標を明確にすることを目的としています。 研修では、「ストレスマネジメント」・「社会保険制度」・「チーム力を高めるコミュニケーション力」について学びました。今後くじらグループを引っ張っていく若い力に、期待が高まります。これからも、どんどん成長してもらいたいと思います。

新入職員フォローアップ研修

実習レポート帝京第五高等学校 看護科 3年生

第2回くじらグループ介護職員初任者研修

 介護職員初任者研修は、介護を行う際に必要な基本的な知識と技術、そして介護を実践する際の考え方を理解することを目的とした資格です。 くじらグループでは、介護職経験のない方を支援する取組みとして、また介護技術の質の向上を目的とし、当グループで働く職員を対象に介護職員初任者研修を実施しています。 10月28日(金)に第2回目の研修が無事終了しました。今回は14名の職員が修了証を習得!実のある実習となりました。

※現在、「第3回くじらグループ 介護職員初任者研修」を実施中です。※くじらグループの職員が対象の研修です。※介護職員初任者研修を取得すると、介護福祉士実務者研修が 一部免除になります。

実習参加者 感想●仕事では急いでいる時などは、早いスピードで車椅子を押してい ました。でも、今回の実習で車椅子に乗ってみて、利用者様の目線 になって体感できてよかったです。急いでいても利用者様の身に なって、ゆっくり押すようにします。

●オムツ交換が下手なので、研修内で練習ができてすごく役立った。

●目隠しをして、歩いたり座ったりと、目が見えない人がどういう気 持ちなのかが分かった。今後、そういった方の介護が必要になった 時に、経験できてよかった。

研修の様子

― 2016.10.24~11.18 ― ― 2016.10.20 ―

修了証授与

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http://www.kujira.biz発行/くじらグループ 編集/事務局〒796-8010 愛媛県八幡浜市五反田1番耕地106番地Tel.0894(22)5750㈹ Fax.0894(22)5710 E-mail [email protected]

vol.56くじらグループ広報誌

くじらグループのfacebookにて、その他の写真もご覧いただけます

11月19日(土)、「ZAKO48選抜総選挙」が八幡

浜市の道の駅「八幡浜みなっと」で開催され

ました!「ZAKO48選抜総選挙」とは、小さい、

調理法が難しいなどの理由でほとんど流通し

ない「雑魚(ざこ)」を知ってもらおうと企画され

たイベントです。栄えある1位は…エイの一種

のエブタでした!かつて商港として栄え、「伊

予の大阪」と称された港町八幡浜へ、是非美

味しい魚を食べにお越しください。

編集後記に代えて、

八幡浜のローカルな情報をお伝えします。

八幡浜ツウひと・もの・こと

ZAKO48選抜総選挙

高齢者施設利用者様の作品紹介

年賀状

姫だるま

枯葉の飾り

七夕飾り

編みぐるみ(パンダ)

クリスマスオーナメント

デイサービスいこっと・特別養護老人ホーム コンフォート神山ショートステイの利用者様の作品です。時間をみつけて、みなさんそれぞれが素敵な作品を作品を作られています★

2016.10.22 グループホーム アクティブライフ宇和 家族会 グループホーム アクティブライフ宇和にて「家族会」が行われました。今年で11回目を迎える家族会は、職員から利用者様の日ごろの様子などをご家族へお伝えしたり、ご家族から施設へのご要望をお聞きしたりする大切な行事です。 今年は、「日本笑いヨガ協会」の方 を々お招きし、「笑いヨガ」を全員で体験しました。笑いの体操とヨガの呼吸法をあわせているところから「笑いヨガ」と呼ばれているそうです。講師の方 と々「笑トレ」をしたり、風船で遊んだり、とても楽しい時間を過ごすことができました。 たくさん笑った後は、会話を楽しみながら全員一緒にご飯を食べました。本日のメニューは職員が腕によりをかけて作った、「炊き込みおにぎり・なすときゅうりのたたき・いもたき・フルーツの盛り合わせ」です。利用者様はご家族と一緒にご飯を食べ、いつも以上に笑顔があふれていました。 来年もみなさまとこの良き日を迎えられるよう、職員一同頑張ります。

あっという間の3日間で、身も心もリフレッシュ♪とても楽しい旅になりました。

サンタさんからプレゼント♪

職 員 旅 行 へ 行 っ て き ま し た !ハウステンボスと長崎観光3日間の旅 [ 2016.11.17~19 ]

コンフォート神山 [ 2016.12.19 ]グループホームかざぐるま [ 2016.12.14 ]

ー クリスマス会を開催しました ー

みんな並んでハイチーズ!