基本レポーティング ガイド

バージョン : 9.2.1 文書番号 : 09490921

第 22 版、2011 年 7 月、 バージ ョ ン 9.2.1お客様がラ イセンスを受けたソ フ ト ウ ェ アに対応する ド キュ メ ン ト かど うかを確認するため、 ご使用のソ フ ト ウ ェ アの [ ヘルプ ] メ ニューにある [ バージ ョ ン情報 ] に表示される ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン と、 このバージ ョ ン番号を比較し て く だ さい。

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以下は、 MicroStrategy Incorporated の米国および他の特定の国における商標または登録商標です。 MicroStrategy、 MicroStrategy 6、 MicroStrategy 7、MicroStrategy 7i、MicroStrategy 7i Evaluation Edition、MicroStrategy 7i Olap Services、MicroStrategy 8、MicroStrategy 9、 MicroStrategy Distribution Services、 MicroStrategy MultiSource Option、 MicroStrategy Command Manager、 MicroStrategy Enterprise Manager、 MicroStrategy Object Manager、 MicroStrategy Reporting Suite、 MicroStrategy Power User、 MicroStrategy Analyst、MicroStrategy Consumer、MicroStrategy Email Delivery、MicroStrategy BI Author、MicroStrategy BI Modeler、MicroStrategy Evaluation Edition、 MicroStrategy Administrator、 MicroStrategy Agent、 MicroStrategy Architect、 MicroStrategy BI Developer Kit、 MicroStrategy Broadcast Server、MicroStrategy Broadcaster、MicroStrategy Broadcaster Server、MicroStrategy Business Intelligence Platform、 MicroStrategy Consulting、 MicroStrategy CRM Applications、 MicroStrategy Customer Analyzer、 MicroStrategy Desktop、 MicroStrategy Desktop Analyst、 MicroStrategy Desktop Designer、 MicroStrategy eCRM 7、 MicroStrategy Education、 MicroStrategy eTrainer、 MicroStrategy Executive、 MicroStrategy Infocenter、 MicroStrategy Intelligence Server、 MicroStrategy Intelligence Server Universal Edition、 MicroStrategy MDX Adapter、 MicroStrategy Narrowcast Server、 MicroStrategy Objects、 MicroStrategy OLAP Provider、 MicroStrategy SDK、 MicroStrategy Support、 MicroStrategy Telecaster、 MicroStrategy Transactor、 MicroStrategy Web、 MicroStrategy Web Business Analyzer、MicroStrategy World、Application Development and Sophisticated Analysis、Best In Business Intelligence、Centralized Application Management、Information Like Water、Intelligence Through Every Phone、Intelligence To Every Decision Maker、Intelligent E-Business、Personalized Intelligence Portal、Query Tone、Rapid Application Development、MicroStrategy Intelligent Cubes、The Foundation For Intelligent E-Business、The Integrated Business Intelligence Platform Built For The Enterprise、 The Platform For Intelligent E-Business、 The Scalable Business Intelligence Platform Built For The Internet、 Industrial-Strength Business Intelligence、 Office Intelligence、 MicroStrategy Office、 MicroStrategy Report Services、 MicroStrategy Web MMT、 MicroStrategy Web Services、 Pixel Perfect、 Pixel-Perfect、 MicroStrategy Mobile、 MicroStrategy Integrity Manager、 お よ び MicroStrategy Data Mining Services はすべて、 MicroStrategy Incorporated の登録商標または商標です。

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特許情報

この製品は特許を受けています。 本契約に基づき販売される製品に、 以下の特許のう ち 1 つ以上が、 適用される可能性があ り ます。 米国特許番号 6,154,766、6,173,310、 6,260,050、6,263,051、 6,269,393、 6,279,033、6,567,796、 6,587,547、6,606,596、 6,658,093、 6,658,432、 6,662,195、 6,671,715、 6,691,100、 6,694,316、 6,697,808、 6,704,723、 6,741,980、 6,765,997、 6,768,788、 6,772,137、6,788,768、 6,798,867、 6,801,910、 6,820,073、 6,829,334、 6,836,537、 6,850,603、 6,859,798、 6,873,693、 6,885,734、 6,940,953、6,964,012、 6,977,992、 6,996,568、 6,996,569、 7,003,512、 7,010,518、 7,016,480、 7,020,251、 7,039,165、 7,082,422、 7,113,993、7,127,403、 7,174,349、 7,181,417、 7,194,457、 7,197,461、 7,228,303、 7,260,577、 7,266,181、 7,272,212、 7,302,639、 7,324,942、7,330,847、 7,340,040、 7,356,758、 7,356,840、 7,415,438、 7,428,302、 7,430,562、 7,440,898、 7,486,780、 7,509,671、 7,516,181、7,559,048、7,574,376、7,617,201、7,725,811、7,801,967、7,836,178、7,861,161、7,861,253、7,881,443、7,925,616 および 7,945,584. その他は特許出願中です。

各種の MicroStrategy 製品に、 第三者が著作権を所有するテ ク ノ ロジが含まれています。 この製品には、 著作権で保護された以下の テ ク ノ ロジーの 1 つ以上が含まれる可能性があ り ます。

Graph Generation Engine Copyright © 1998-2011.Three D Graphics, Inc. All rights reserved.Actuate® Formula One.Copyright © 1993-2011 Actuate Corporation.All rights reserved.XML Parser Copyright © 2003-2011 Microsoft Corporation.All rights reserved.Xalan XSLT プロセ ッサ。 Copyright © 1999-2011.The Apache Software Foundation.All rights reserved.Xerces XML parser.Copyright © 1999-2011.The Apache Software Foundation.All rights reserved.FOP XSL フ ォーマ ッ テ ィ ング オブジ ェ ク ト 。 Copyright © 2004-2011.The Apache Software Foundation.All rights reserved.Intelligence Server メ モ リ管理の一部 Copyright © 1991-2011 Compuware Corporation.All rights reserved.ASIHTTPRequest library.Copyright © 2007-2011, All-Seeing Interactive.All rights reserved.こ の製品には、 OpenSSL Toolkit での使用のための OpenSSL プ ロ ジ ェ ク ト に よ っ て開発 さ れた ソ フ ト ウ ェ アが含まれま す。 （http://www.openssl.org/）International Components for UnicodeCopyright © 1999-2011 Compaq Computer CorporationCopyright © 1999-2011 Hewlett-Packard CompanyCopyright © 1999-2011 IBM CorporationCopyright © 1999-2011 Hummingbird Communications Ltd.Copyright © 1999-2011 Silicon Graphics, Inc.Copyright © 1999-2011 Sun Microsystems, Inc.Copyright © 1999-2011 The Open GroupAll rights reserved.Real Player お よ び RealJukebox は、 Real Networks, Inc. か ら ラ イ セ ン スの許可に基づ い て含 ま れて い ま す。 Copyright © 1999-2011.All rights reserved.

© 2011 MicroStrategy, Inc. v

目次

ガイドの説明 .............................................................................. xiiiこのガイ ド について ..............................................................................................xiv

その他のフ ォーマ ッ ト .................................................................................. xv

ビジネス シナ リ オ と例の探し方............................................................. xv

このガイ ド での新規内容 ............................................................................. xv

前提条件...............................................................................................................xvi

このガイ ドの対象読者 .................................................................................xvi

リ ソース......................................................................................................................xvii

ド キュ メ ンテーシ ョ ン ................................................................................xvii

ト レーニング...................................................................................................xxvi

コ ンサルテ ィ ング .........................................................................................xxvi

国際化サポー ト .............................................................................................xxvii

テ クニカル サポー ト ..................................................................................xxvii

ご意見.........................................................................................................................xxxii

1. MicroStrategy レポーティング入門MicroStrategy へのログインおよび操作の開始

はじめに ........................................................................................ 1MicroStrategy の開始 ................................................................................................ 2

MicroStrategy Desktop の開始...................................................................... 2

MicroStrategy Web の開始 .............................................................................. 3

パスワー ド について ......................................................................................... 4

セキュ リ テ ィ 権限.............................................................................................. 5

サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジ ェ ク ト について .................................................................................... 5

レポー ト を開 く ........................................................................................................... 7

レポー ト のコ ンポーネン ト .................................................................................. 8

目次 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

vi © 2011 MicroStrategy, Inc.

行および列............................................................................................................. 9

セル............................................................................................................................ 9

レポー ト タ イプ.......................................................................................................... 9

グ リ ッ ド ................................................................................................................10

グラ フ .....................................................................................................................10

グ リ ッ ド とグラ フの組み合わせ...............................................................11

SQL 表示...............................................................................................................12

複数レポー ト の単一プレゼンテーシ ョ ンでの表示...............................13

Report Services ド キュ メ ン ト ...................................................................14

HTML ド キュ メ ン ト ........................................................................................15

OLAP Services ............................................................................................................17

OLAP Services があるかど うかの判断.................................................17

ビ ュー フ ィ ルタ................................................................................................17

派生メ ト リ ッ ク .................................................................................................17

派生エレ メ ン ト .................................................................................................18

動的小計................................................................................................................18

印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエクスポー ト .....................19

レポー ト の印刷.................................................................................................19

レポー ト のメ ール送信 ..................................................................................20

データのエ クスポー ト ..................................................................................26

2. レポートの書式設定しきい値、バンド、名前変更、オートスタイル、グラフの書式設定など

はじめに ...................................................................................... 31書式設定のためのアイデア ................................................................................32

グ リ ッ ド レポー ト の書式設定..........................................................................33

グ リ ッ ド上の条件付き値の書式設定 : し きい値.............................33

NULL 値と空白セルの書式設定................................................................58

行見出しおよび列見出しの名前変更.....................................................59

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト グループの展開と縮小....................65

メ ト リ ッ ク列の非表示化 .............................................................................67

列または行のサイズ変更 : 列ハン ドルおよび 固定列幅モー ド .................................................................................................70レポー ト の行または列のグループの書式設定 : バン ド ..............74

行および列の名前を常に表示する : ヘ ッ ダーのロ ッ ク ..............78

レポー ト の罫線の書式設定 ........................................................................78

グ リ ッ ド / グラ フ を組み合わせたレポー ト の書式設定 .....................81

グラ フ レポー ト の書式設定...............................................................................83

グラ フ レポー ト の表示.................................................................................84

グラ フ レポー ト について............................................................................85

グラ フ ス タ イルの選択.................................................................................85

グラ フの色スキームの変更 ........................................................................88

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 目次

© 2011 MicroStrategy, Inc. vii

メ ト リ ッ クのグラ フの色の定義...............................................................89

グラ フ上の条件付きデータの書式設定 : し きい値 ........................91

グラ フの書式設定を元に戻す、 および繰り返す............................96

グラ フ オブジ ェ ク ト の移動とサイズ変更 .........................................98

レポー ト での数値データの書式設定.............................................................99

書式のプ リ セ ッ ト : オー ト ス タ イル..............................................................99

3. データの分析グループとピボット、アウトライン、計算、および値の検索

はじめに .................................................................................... 103データの並べ替え ................................................................................................. 104

簡単な並べ替え .............................................................................................. 107

値の検索..................................................................................................................... 108

レポー ト データの検索結果の絞り込み ........................................... 109

SQL 構文の検索結果の絞り込み........................................................... 110

データの要約と詳細 ............................................................................................ 110

データのアウ ト ラ イ ン ............................................................................... 111

ページによるデータのグループ化....................................................... 115

データのピボ ッ ト ................................................................................................. 120

データのピボ ッ ト 方法 ............................................................................... 122

大値および 小値の指定 : レポー ト 制限............................................ 123

データの計算........................................................................................................... 127

メ ト リ ッ ク データの結合方法の決定 : メ ト リ ッ クの 結合タ イプ........................................................................................................ 128計算の評価順序.............................................................................................. 134

小計....................................................................................................................... 135

4. データからの必要な情報の取得フィルタ、ドリル、階層 はじめに .................................................................................... 139

データのフ ィ ルタ リ ング .................................................................................. 140

フ ィ ルタの定義の表示 ............................................................................... 142

[ レポー ト 詳細 ] ペイ ンのカス タ マイズ .......................................... 143

階層について ........................................................................................................... 145

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト ......................................................................... 145

階層....................................................................................................................... 146

レポー ト でのデータの集計方法 : メ ト リ ッ ク レベル............... 149

関連データへのド リル ....................................................................................... 149

レポー ト でのド リル方法 .......................................................................... 150

ド リル パスの追跡および ド リル先レポー ト の名前付け......... 154

目次 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

viii © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト 結果に影響を及ぼす ド リル動作の制御................................. 155

ド リル動作の問題解決 ............................................................................... 156

ド リル ダウンまたは自由に ド リルの有効化 ................................. 157

新規レポー ト での ド リル元ア ト リ ビ ュー ト の 保持または削除.............................................................................................. 159し きい値書式のあるレポー ト でのド リル........................................ 161

ページバイ フ ィ ールド でグループ化された レポー ト でのド リル.................................................................................... 163レベル間で計算される小計を含むレポー ト の ド リル............... 179

5. プロンプトへの回答およびデータの更新

はじめに .................................................................................... 185レポー ト の更新...................................................................................................... 186

データ ソースについて.............................................................................. 186

レポー ト に表示されたデータの更新.................................................. 187

レポー ト キャ ッ シュ................................................................................... 188

レポー ト プロンプ ト への回答....................................................................... 191

プロンプ ト 回答の保存および再利用 : 個人用回答 ..................... 203

プロンプ ト を含むレポー ト の保存....................................................... 204

6. 分析のための迅速なクエリの作成レポート ビルダの使用 はじめに .................................................................................... 209

前提条件............................................................................................................. 209

ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成................................. 210

迅速なオブジ ェ ク ト アクセス : オブジ ェ ク ト への シ ョ ー ト カ ッ ト の作成 ............................................................................... 211分析のためのレポー ト の作成 ................................................................ 212

7. クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）

はじめに .................................................................................... 219開始する前に........................................................................................................... 220

レポー ト デザイナ ロール ....................................................................... 220

ビジネス クエ リ およびレポー ト デザイ ンの開発 : ベス ト プ ラ ク テ ィ ス................................................................................... 221

MicroStrategy オブジ ェ ク ト ............................................................................. 225

MicroStrategy プロジ ェ ク ト ..................................................................... 227

オブジ ェ ク ト の作成および保存............................................................ 230

迅速なオブジ ェ ク ト 作成 .......................................................................... 232

レポー ト へのビジネス コ ンテキス ト の提供 : ア ト リ ビ ュー ト ...................................................................................................... 233

レポー ト へのア ト リ ビ ュー ト の追加.................................................. 234

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 目次

© 2011 MicroStrategy, Inc. ix

レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク ................................................. 234

メ ト リ ッ クの表示および操作 : メ ト リ ッ ク エデ ィ タ ............... 235

メ ト リ ッ クのコ ンポーネン ト ................................................................ 237

複数のメ ト リ ッ クで構成された メ ト リ ッ ク : 複合メ ト リ ッ ク .............................................................................................. 250メ ト リ ッ クの作成......................................................................................... 252

合計および小計.............................................................................................. 259

メ ト リ ッ クの書式設定 ............................................................................... 263

メ ト リ ッ クの定義へのユーザ入力の要求........................................ 265

メ ト リ ッ クの編集......................................................................................... 266

レポー ト へのメ ト リ ッ クの追加............................................................ 267

その他のメ ト リ ッ ク機能 .......................................................................... 267

レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ ............................................ 268

フ ィ ルタの作成または編集 : フ ィ ルタ エデ ィ タ ......................... 270

フ ィ ルタのタ イプ ......................................................................................... 272

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト に基づ く データのフ ィ ルタ : ア ト リ ビ ュー ト 条件.................................................................................... 274

ア ト リ ビ ュー ト 関係またはメ ト リ ッ クに基づ く データのフ ィ ルタ : セ ッ ト 条件............................................................. 286

既存のフ ィ ルタ またはレポー ト 結果に基づ く データのフ ィ ルタ : シ ョ ー ト カ ッ ト 条件......................................... 292演算子による フ ィ ルタ条件の結合....................................................... 299

フ ィ ルタの定義へのユーザ入力の要求............................................. 307

フ ィ ルタの編集.............................................................................................. 308

レポー ト へのフ ィ ルタの追加 ................................................................ 309

その他のフ ィ ルタ機能 ............................................................................... 309

ユーザ入力の要求 : プロンプ ト ..................................................................... 310

プロンプ ト のコ ンポーネン ト ................................................................ 313

プロンプ ト の作成......................................................................................... 319

プロンプ ト のタ イプ .................................................................................... 321

ア ト リ ビ ュー ト 、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト 、 またはメ ト リ ッ クでの データのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ定義プロンプ ト ............................... 325

メ ト リ ッ ク、 ア ト リ ビ ュー ト 、 および その他のオブジ ェ ク ト に基づ く データのフ ィ ルタ : オブジ ェ ク ト プロンプ ト ......................................................................... 347

単一の値または文字列に基づ く データのフ ィ ルタ : 値プロンプ ト ................................................................................................... 352プロンプ ト の編集......................................................................................... 358

レポー ト へのプロンプ ト の追加............................................................ 358

その他のプロンプ ト 機能 .......................................................................... 358

レポー ト の構造のデザイ ン : テンプレー ト ............................................ 359

グ リ ッ ド レポー ト の作成................................................................................. 360

目次 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

x © 2011 MicroStrategy, Inc.

前提条件............................................................................................................. 362

レポー ト エデ ィ タ でのレポー ト の作成 ........................................... 364

レポー ト : レポー ト へのア ト リ ビ ュー ト の追加.......................... 367

レポー ト : レポー ト へのメ ト リ ッ クの追加.................................... 370

レポー ト : レポー ト へのフ ィ ルタの追加......................................... 372

レポー ト : レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはプロンプ ト へのプロンプ ト の追加........................................ 377レポー ト の保存.............................................................................................. 392

新規レポー ト の作成の例 .......................................................................... 393

ユーザ用の機能の追加 ....................................................................................... 396

データ分析を容易にするための書式設定........................................ 397

ユーザによる独自のレポー ト フ ィ ルタの選択 ............................ 406

Report Services ド キュ メ ン ト への使いやすさの追加............... 406

グラ フ ス タ イルの選択の確認............................................................... 407

ド リルの有効化および ド リルマ ッ プのカス タ マイズ............... 408

合計および小計の組み込み ..................................................................... 409

並べ替えられたデータの組み込み....................................................... 409

グループ化されたア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の 階層表示............................................................................................................. 410

ページによるデータのグループ化 : ページバイ フ ィ ールドのレポー ト への追加 ................................. 410コ ン ソ リデーシ ョ ンおよびカス タム グループの追加.............. 411

大値および 小値の指定 : レポー ト 制限.................................... 413

計算の評価順序の設定 ............................................................................... 413

既存のレポー ト の変更 ....................................................................................... 414

他のタ イプのレポー ト の作成......................................................................... 418

グラ フ レポー ト の作成.............................................................................. 418

Report Services ド キュ メ ン ト の作成.................................................. 419

HTML ド キュ メ ン ト の作成 ...................................................................... 420

OLAP Services を使用するレポー ト のデザイ ン................................... 421

ビ ュー フ ィ ルタおよびビ ュー レポー ト .......................................... 422

派生メ ト リ ッ ク .............................................................................................. 422

動的小計............................................................................................................. 423

代替データ アクセス方法を使用し たクエ リの作成........................... 423

フ リーフ ォーム SQL ................................................................................... 423

クエ リ ビルダ ................................................................................................. 424

A. MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース

はじめに .................................................................................... 425MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェ ース ..................................................... 426

シ ョ ー ト カ ッ ト バーへのシ ョ ー ト カ ッ ト の追加と削除......... 426

Desktop のナビゲー ト ................................................................................. 430

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 目次

© 2011 MicroStrategy, Inc. xi

MicroStrategy Desktop のレポー ト エデ ィ タ イ ン タ フ ェース .............................................................................................. 432

MicroStrategy Web イ ン タ フ ェ ース.............................................................. 435

MicroStrategy Web でのレポー ト イ ン タ フ ェースの ナビゲー ト ........................................................................................................ 435

MicroStrategy Web のレポー ト エデ ィ タ イ ン タ フ ェース .............................................................................................. 441

用語集 ........................................................................................ 445

索引............................................................................................ 455

目次 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xii © 2011 MicroStrategy, Inc.

© 2011 MicroStrategy, Inc. xiii

はじめに

ガイドの説明

この 『基本レポーテ ィ ング ガイ ド』 では、 ビジネス アナ リ ス ト 向けに MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web でのビジネス レポー ト の実行と分析の手順について説明し ます。 また、 レポー ト デザイナ向けに、MicroStrategy プラ ッ ト フ ォームを使用し た単純なビジネス レポー ト およびレポーテ ィ ング オブジェ ク ト のデザイ ン、 作成、 および変更に必要な情報について も説明し ます。

このガイ ド では、 具体的には以下の情報を提供し ます。

• 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」では、 MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web にロ グ イ ン し、 使用を開始する方法を示し ます。

• 2 章、「レポートの書式設定」では、 レポー ト の書式設定方法を説明します。

• 3 章、「データの分析」では、 レポー ト の結果データ を理解しやすいよう に表示するために使用でき る一般的な方法を説明し ます。

• 4 章、「データからの必要な情報の取得」では、 元のレポー ト に関連する付加的なデータの表示方法を説明し ます。

• 5 章、「プロンプトへの回答およびデータの更新」では、 レポー ト データの更新方法、 およびレポー ト プロ ンプ ト に対する回答方法を示し ます。

• 6 章、「分析のための迅速なクエリの作成」は、 レポー ト アナ リ ス ト 向けです。 MicroStrategy のレポー ト ビルダ ツールを使用し て単純なレポー ト を作成する方法を示し ます。

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xiv このガイ ド について © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」は、レポー ト デザイナ向けです。 MicroStrategy オブジェ ク ト の説明、 およびそれら を新規レポー ト の作成時に使用する方法を示し ます。

説明の必要な技術用語については、 このガイ ド の用語集のセ ク シ ョ ンで定義し ます。

『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 は、 よ り 高度な製品機能を示すもので、 このガイ ド に含まれる情報を完全に習得し た場合に必然的に「次のステ ッ プ」 と な る ものです。 他の MicroStrategy マニュ アルでは、イ ン ス ト ール、 システム管理、 その他の ト ピ ッ ク を扱います。 大部分の MicroStrategy マニュ アルは、 このガイ ド で扱 う すべての ト ピ ッ ク を読了し、習得済みであ る こ と を前提と し ています。

MicroStrategy システムのすべての機能に関する詳細な手順は、 オン ラ イ ン ヘルプに記載されています。

このガイ ド について

このガイ ド はい く つかの章に分かれてお り 、 各章は、 内容の簡単な概要から始ま り ます。

以下の項では、 付随し ている例の参照先と、 このガイ ド を使用する際の前提条件を説明し ます。 また、 このガイ ド の情報の対象と な るユーザ ロールについて も説明し ます。

MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト の日付は、 現在の年を反映する よう 更新されます。 このガイ ド内のサンプル ド キ ュ メ ン ト 、 イ メ ージ、 および手順は、 Tutorial プロ ジェ ク ト に現在含まれていない日付で作成された ものがあ り ます。 これらは、 ご使用の Tutorial プロジェ ク ト のデータの 初の年で置き換えて く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. このガイ ド について xv

その他のフ ォーマ ッ ト

このガイ ド は、 Apple iBookstore の電子書籍でも利用でき ます。 iBooks アプリ を イ ン ス ト ールし て、 iPhone または iPad で読めます。 このガイ ド をダウ ン ロードするには、 iBookstore の検索バーで、 ガイ ド のタ イ ト ルを検索するか、 デバイ スのカ メ ラ を使用し て下の QR コード を スキ ャ ン し て く ださい。

ビジネス シナ リ オ と例の探し方

このガイ ド で説明し ている多 く の概念には、 ビジネス シナ リ オまたは他の説明付きの例が付随し ています。 例の多 く では、 MicroStrategy のウ ェ アハウ ス、 メ タデータ、 およびプロ ジェ ク ト （レポー ト を含む） のサンプルであ る MicroStrategy Tutorial を使用し ています。 MicroStrategy Tutorial に関する情報は、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

このガイ ド の他の例では Analytics Modules を使用し ています。 Analytics Modules には、 さ まざまな業務分野の事前に作成されたサンプル レポー トが含まれています。 サンプル レポー ト には、 財務レポー ト 、 人事、 および顧客分析などの業務分野の分析のためのデータが提示されます。

高度なレポー ト 作成機能の詳細な例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 に記載されています。

このガイ ド での新規内容

MicroStrategy 9.2

このガイ ド の更新はどれも小規模であ り 、 MicroStrategy 9.2 には直接の関係はあ り ません。 MicroStrategy 9.2 の新機能の リ ス ト は、 その リ リ ース用のMicroStrategy の README を参照し て く ださい。

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xvi このガイ ド について © 2011 MicroStrategy, Inc.

前提条件

レポー ト デザイナの場合は、 このガイ ド を使用する前に次の事項に関する知識が必要です。

• ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス レポー ト で使用するお客様の会社のデータの性質および構造

• 『Introduction to MicroStrategy Guide』 に記載されている情報

このガイ ド の対象読者

このガイ ド は、 MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアを使用し た単純なビジネス レポー ト のデザイ ン、 作成、 および変更方法のほか、 ビジネス情報を分析するためのレポー ト でのデータの操作方法について、 基本的な理解が必要なすべてのユーザを対象と し ています。

レポー ト デザイ ン と は、 基本的なレポー ト コ ンポーネン ト 、 またはオブジェ ク ト から レポー ト を作成するプロセスのこ と です。 レポー ト をデザイ ンするには、 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のいずれかにあ る レポー ト エデ ィ タ を使用し ます。 レポー ト エデ ィ タ を使用すれば、テンプレー ト 、 メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 ド リ ル マ ッ プなどのレポー ト オブジェ ク ト を作成する こ と も でき ます。 レポー ト デザイナは、 管理されたユーザ フ レ ン ド リ な環境を レポー ト アナ リ ス ト 用に設定でき ます。 通常、このロールは、 レポー ト をデザイ ンでき る上級ユーザのグループに対し てのみ割 り 当て られます。 MicroStrategy での Desktop Designer ユーザ ロールおよび Web Professional ユーザ ロールには、 対応する各製品に対する、 レポー ト およびレポー ト オブジェ ク ト の作成に必要な一連の権限が含まれます。

レポー ト デザイナは、 手始めに 1 章から 5 章を参照し、 次にレポー ト 作成を開始するための主要な情報源と し て 6 章を使用する必要があ り ます。

レポー ト 分析と は、 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web で既存のレポー ト に表示される ビジネス データ を分析するプロセスのこ と です。レポー ト アナ リ ス ト は、 レポー ト デザイナがレポー ト アナ リ ス ト に対して使用可能にでき る広範で強力なレポー ト 機能を使用し て、 レポー ト データ を調査でき ます。 レポー ト アナ リ ス ト はまた、 データの調査および操作を行った結果の新しいレポー ト を保存し ておき、 後で行 う 分析を よ り 迅速に、 また よ り 直接的に実行でき ます。 後に、 レポー ト アナ リ ス ト は、 ビジネスに関する単純な質問に答え る独自のレポー ト を、 レポー ト ビルダおよびレポー ト ウ ィ ザード ツールを使用し て迅速かつ簡単に作成でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xvii

MicroStrategy での Desktop Analyst ユーザ ロールおよび Web Analyst ユーザ ロールには、 対応する各製品に対する、 レポー ト 分析および関連機能の使用に必要な一連の権限が含まれます。

• レポー ト アナ リ ス ト は、 レポー ト データの分析を開始し、 そのデータ操作用のさ まざまなレポー ト 機能を使用するための主要な情報源と して、 1 章から 5 章を参照する必要があ り ます。

リ ソース

ド キュ メ ンテーシ ョ ン

MicroStrategy ではマニュ アル と オン ラ イ ン ヘルプの両方を提供し ています。 これら 2 つの情報源は、 次に説明する よ う に異な る タ イプの情報を提供し ます。

• マニュアル : 一般に、 MicroStrategy マニュ アルでは次の情報を提供し ます。

概要情報および概念

例およびイ メ ージ

開始に必要なチェ ッ ク リ ス ト および手順の概要

マニュ アルにア ク セスする方法は、「マニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースへのアクセス」（xxiii ページ） を参照し て ください。 これらのマニュ アルのほ と んどは、 ソ フ ト カバー形式で製本された ものも でも提供されています。 印刷されたマニュ アルを購入するには、 MicroStrategy アカ ウ ン ト 担当に問い合わせるか、documentationfeedback@microstrategy.com まで メ ールでご連

絡 く ださい。

• ヘルプ : 一般に、 MicroStrategy ヘルプでは次の情報を提供し ます。

手順を実行するための詳細なステ ッ プ

ソ フ ト ウ ェ アのすべての画面の各オプシ ョ ンの説明

翻訳に時間を要するため、 英語以外の言語のマニュ アルは、 1 つまたはそれ以前の リ リ ースの情報が含まれる場合があ り ます。 バージ ョ ン番号は各マニュ アルのタ イ ト ル ページに記載されています。

新の翻訳について、 MicroStrategy Knowledge Base を参照し て く ださい。

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xviii リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy の概要および評価

• 『Introduction to MicroStrategy : Evaluation Guide』

MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアの評価版のイ ン ス ト ール、 構成、 および使用の手順を説明し ています。 また、 このガイ ド では、 MicroStrategy 機能の評価プロセス を順を追って詳細に説明し ています。 この評価プロセスでは、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト およびそのサンプル ビジネス データ を使用し てレポーテ ィ ングを実行でき ます。

• 『MicroStrategy Evaluation Edition Quick Start Guide』

イ ン ス ト ールおよび評価のプロセスの概要、 およびその他の情報を提供し ています。

• 『Evaluate MicroStrategy for Linux Guide: In a Windows or Linux Environment with the MicroStrategy Evaluation Edition Virtual Appliance』

MicroStrategy Evaluation Edition Virtual Appliance を使用し て、MicroStrategy for Linux を Microsoft Windows または Linux の環境で評価するためのものです。 このガイ ド には、 Linux 環境で実行する MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアをダウ ン ロード、 有効化、 および評価するために必要なすべての詳細情報が記載されています。

• 『MicroStrategy Reporting Suite : Quick Start Guide』

部門で使用する ソ リ ューシ ョ ン と し て MicroStrategy を評価し ます。MicroStrategy Reporting Suite をダウ ン ロード、 イ ン ス ト ール、 構成、 および使用する方法についての詳細情報が記載されています。

• 『MicroStrategy Mobile Suite : Quick Start Guide』

部門で使用する ソ リ ューシ ョ ン と し て MicroStrategy Mobile を評価し ます。 MicroStrategy Mobile Suite をダウ ン ロード、 イ ン ス ト ール、 構成、および使用する方法についての詳細情報が記載されています。

クエリ、レポートおよび分析に関するマニュアル

• 『MicroStrategy 導入と構成ガイ ド』

MicroStrategy 製品を Windows、 UNIX、 Linux、 および HP プラ ッ トフ ォームにイ ン ス ト ールし て構成するための情報を、 基本的な保守のガイ ド ラ イ ン と共に提供し ています。

• 『MicroStrategy ア ッ プグレード ガイ ド』

既存の MicroStrategy 製品をア ッ プグレードする手順を説明し ています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xix

• 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』

MicroStrategy プロ ジェ ク ト を作成および変更するための情報、 および、フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュー ト 、 階層、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン、 高度なスキーマ、 およびプロ ジェ ク ト 適化を理解するための情報を提供し ています。

• 『MicroStrategy 基本レポーテ ィ ング ガイ ド』

MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web で作業を開始するための手順と、 レポー ト 内のデータの分析方法を説明し ています。 レポート 、 メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 およびプロ ンプ ト の作成方法の基本が含まれています。

• 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド : ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス アプ リ ケーシ ョ ンの拡張』

『基本レポーテ ィ ング ガイ ド』 の情報を基礎と し て構成されてお り 、MicroStrategy システムでの高度な ト ピ ッ ク に関する手順を説明し ています。 ト ピ ッ ク には、 フ リ ーフ ォーム SQL レポー ト 、 ク エ リ ビルダ レポー ト 、 フ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク、 Data Mining Services、 カス タ ム グループ、 コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 およびプロ ンプ ト が含まれています。

• 『MicroStrategy Report Services Document Analysis Guide : Analyzing Data with Report Services Documents』

『基本レポーテ ィ ング ガイ ド』 で説明するプロ ジェ ク ト およびレポー トについての基本概念を基礎と し て構成されてお り 、 ビジネス アナ リ スト が MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web で、 ド キ ュ メ ン トを実行および分析する方法を説明し ています。

• 『MicroStrategy Report Services ド キ ュ メ ン ト 作成ガイ ド : 高品質の ド キ ュメ ン ト の作成』

『MicroStrategy Report Services Document Analysis Guide : Analyzing Data with Report Services Documents』 での情報を基礎と し て構成されてお り 、Report Services ド キ ュ メ ン ト のデザイ ン と作成の手順を説明し ています。

• 『MicroStrategy OLAP Services Guide』

MicroStrategy Intelligence Server の拡張機能であ る MicroStrategy OLAP Services に関する情報を提供し ます。 OLAP Services の機能には、 イ ンテリ ジェ ン ト キ ューブ、 派生 メ ト リ ッ ク、 派生エレ メ ン ト 、 動的小計、ビ ュー フ ィ ルタ、 および動的ソースが含まれます。

• 『MicroStrategy Office User Guide』

MicroStrategy Office を使用し て Microsoft ® Excel、 PowerPoint、 Word、 および Outlook に MicroStrategy レポー ト およびド キ ュ メ ン ト を表示し、

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xx リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

ビジネス データ を分析、 書式設定、 および配布する手順を説明し ています。

• 『MicroStrategy Mobile Analysis Guide : Analyzing Data with MicroStrategy Mobile』

MicroStrategy Mobile を使用し てモバイル デバイ スに MicroStrategy レポー ト およびド キ ュ メ ン ト を表示し、 データの表示および分析、 さ らにその他のビジネス タ ス ク を実行する情報および手順を説明し ています。

• 『MicroStrategy Mobile Design and Administration Guide : A Platform for Mobile Intelligence』

MicroStrategy Mobile を イ ン ス ト ールし て構成するための情報および手順、 さ らに MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のデザイナが、 MicroStrategy Mobile での使用を目的と し た効果的なレポー ト およびド キ ュ メ ン ト を作成する手順が含まれます。

• 『MicroStrategy システム管理ガイ ド : MicroStrategy Business Intelligence System の調整、 モニ タ、 および ト ラブルシ ューテ ィ ング』

MicroStrategy ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス システムの実装、 配置、 保守、調整、 および ト ラブルシ ューテ ィ ングの概念および手順の概要を説明しています。

• 『MicroStrategy Supplemental Reference for System Administration : VLDB Properties, Internationalization, User Privileges, and other Supplemental Information for Administrators』

VLDB プロパテ ィ の構成、 およびデータおよび メ タデータの国際化、 他の管理タ ス ク についての参照情報など、 MicroStrategy の管理タ ス ク に関する情報および手順が含まれます。

• 『MicroStrategy Functions Reference』

関数構文および式のコ ンポーネン ト について、 また、 メ ト リ ッ ク、 フ ィルタ、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームでの関数の使用手順について、 および、ビジネス シナ リ オにおける関数の例について説明し ています。

• 『MicroStrategy MDX Cube Reporting Guide』

MicroStrategy を MDX キ ューブ ソースに統合するための情報を記載し ています。 MDX キ ューブ ソースからのデータ を、 MicroStrategy のプロジェ ク ト およびアプ リ ケーシ ョ ンに統合でき ます。

Analytics Modules に関するマニュアル

• 『Analytics Modules Installation and Porting Guide』

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xxi

• 『Customer Analysis Module Reference』

• 『Sales Force Analysis Module Reference』

• 『Financial Reporting Analysis Module Reference』

• 『Sales and Distribution Analysis Module Reference』

• 『Human Resources Analysis Module Reference』

Narrowcast Services 製品に関するマニュアル

• 『MicroStrategy Narrowcast Server Getting Started Guide』

Narrowcast Server のイ ン タ フ ェースおよび機能を習得するためのチュート リ アルの使用手順について説明し ています。

• 『MicroStrategy Narrowcast Server Installation and Configuration Guide』

Narrowcast Server のイ ン ス ト ール と構成の情報を提供し ています。

• 『MicroStrategy Narrowcast Server Application Designer Guide』

Narrowcast Server アプ リ ケーシ ョ ンのデザイ ンの基礎情報を提供し ています。

• 『MicroStrategy Narrowcast Server System Administrator Guide』

Narrowcast Server の実装、 保守、 調整、 および ト ラブルシ ューテ ィ ングの概念とおおまかなステ ッ プを説明し ています。

• 『MicroStrategy Narrowcast Server Upgrade Guide』

既存の Narrowcast Server をア ッ プグレードする手順を説明し ています。

ソフトウェア開発キット

• 『MicroStrategy Developer Library （MSDL）』

MicroStrategy SDK を理解するための情報で、 アーキテ クチャ、 オブジェク ト モデル、 カス タマイ ズのシナ リ オ、 コード サンプルなどの詳細を含みます。

• 『MicroStrategy Web SDK』

Web SDK は、 MicroStrategy SDK の一部と し て販売されている MicroStrategy Developer Library に含まれています。

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xxii リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 『Narrowcast Server SDK Guide』

Narrowcast Server 機能のカス タマイ ズ、 Narrowcast Server と他のシステム と の統合、 Narrowcast Server 機能の他のアプ リ ケーシ ョ ンへの組み込みを行 う 手順を説明し ています。 Narrowcast Server Delivery Engine と Subscription Portal API、 および Narrowcast Server SPI に関する ド キ ュメ ン ト です。

MicroStrategy Portlets に関するドキュメンテーション

• 『Enterprise Portal Integration Help』

ユーザのエン タープラ イ ズ ポータル内で MicroStrategy BI を実装および配置するために役立つ、 複数の主要なエン タープラ イ ズ サーバに対する追加設定な しの MicroStrategy Portlets のイ ン ス ト ールおよび構成の手順を含む情報です。

この リ ソースにア ク セスするには、「マニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースへのアクセス」（xxiii ページ） の説明のよ うに、 「MicroStrategy Product Manuals」 ページを使用し ます。

MicroStrategy GIS Connectors に関するドキュメンテーション

• 『GIS Integration Help』

MicroStrategy と 地理情報システム （GIS） を統合するために役立つ、ESRI mapping services と の統合についての具体例を含む情報です。

この リ ソースにア ク セスするには、「マニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースへのアクセス」（xxiii ページ） の説明のよ うに、 「MicroStrategy Product Manuals」 ページを使用し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xxiii

ヘルプ

各 MicroStrategy 製品には、 製品の様々な イ ン ターフ ェースだけでな く 、 製品を使用し て実現でき る タ ス ク を補完する統合ヘルプ システムが含まれます。

い く つかの MicroStrategy ヘルプ システムは、 Web ブラ ウザを使用し て参照する必要があ り ます。 サポー ト される Web ブラ ウザについて、MicroStrategy の Ｒ Ｅ Ａ ＤＭＥ を参照し て く ださい。

MicroStrategy には、 ヘルプへのア ク セス方法がい く つか用意されています。

• [ヘルプ] ボタ ン : [ヘルプ] ボタ ンを使用するか、 または大部分のソ フ トウ ェ ア ウ ィ ン ド ウに表示される [?] （疑問符） ア イ コ ンを使用し てそのウ ィ ン ド ウに関するヘルプを開き ます。

• [ヘルプ] メ ニュー : [ヘルプ] メ ニューまたはいずれかの画面の上部に表示された リ ン ク から、 [MicroStrategy ヘルプ] を選択し、 ヘルプ システムの目次、 検索フ ィ ール ド、 および索引を表示し ます。

• F1 キー : F1 キーを押し て、 現在表示し ている ソ フ ト ウ ェ ア ウ ィ ン ド ウの各オプシ ョ ンを説明する状況依存ヘルプを開き ます。

MicroStrategy Web、 MicroStrategy Web Administrator、 および MicroStrategy Mobile Server では、 F1 キーを押すと、 これらの MicroStrategy イ ン ターフ ェースにア ク セスするのに使用する Web ブラ ウザで、 状況依存ヘルプが開き ます。 [ヘルプ] メ ニュー または [?] (疑問符) ア イ コ ンを使用し て、 これらの MicroStrategy イ ンターフ ェースのヘルプにア ク セス し ます。

マニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースへのアクセス

マニュ アルは MicroStrategy デ ィ ス ク、 または MicroStrategy を イ ン ス ト ールし た コ ンピ ュータから入手でき ます。

これらのマニュ アルを表示するには、 Adobe Acrobat Reader が必要です。 Acrobat Reader がコ ンピ ュータにイ ン ス ト ールされていない場合は、 http://www.adobe.com/reader/ から ダウ ン ロード でき ま

す。

すべてのユーザが 初に読むのに も適し たガイ ド は、 『MicroStrategy 基本レポーテ ィ ング ガイ ド』 です。

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xxiv リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

イ ン ス ト ール済みのマニュ アルおよびその他の ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン ソース を利用するには、 以下の手順を参照し て く ださい。

• 「Windows でインストールされたマニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースを利用するには」（xxiv ページ）

• 「UNIX および Linux でインストールされたマニュアルおよびその他のドキュメンテーション ソースを利用するには」（xxiv ページ）

Windows でイ ンス ト ールされたマニュアルおよびその他のド キュ メ ンテーシ ョ ン ソースを利用するには

1 Windows の [ ス ター ト ] メ ニューから、[ プログラム ] （または [ すべてのプログラム ]）、 [MicroStrategy]、 [Product Manuals] を順に選択し ます。 ブラ ウザ内にページが開いて、 使用可能な PDF 形式のマニュ アルおよびその他の ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン ソースの リ ス ト が表示されます。

2 目的のマニュ アルまたはその他の ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン ソースの リ ンク を ク リ ッ ク し ます。

3 『Narrowcast Services SDK Guide』 の リ ン ク を ク リ ッ クする と、 [フ ァ イルのダウ ン ロード] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 この ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン リ ソースは、 ダウ ン ロードする必要があ り ます。 [ このフ ァ イルを上記の場所から開 く ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

Acrobat （PDF） マニュ アルの左側にしお り が表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューの [ナビゲーシ ョ ンパネル] から [ しお り ] を クリ ッ ク し ます。 この手順は、 Adobe Acrobat Reader のバージ ョ ンによ って多少異な る場合があ り ます。

UNIX および Linux でイ ンス ト ールされたマニュアルおよびその他のド キュ メ ンテーシ ョ ン ソースを利用するには

1 UNIX または Linux のコ ンピ ュータで、 MicroStrategy を イ ン ス ト ールしたデ ィ レ ク ト リ へ移動し ます。 デフ ォル ト の場所は /opt/MicroStrategy です。 または、 /opt/MicroStrategy への書き込み許可がない場合は、 $HOME/MicroStrategy/install です。

2 MicroStrategy のイ ン ス ト ール デ ィ レ ク ト リ で、 Documentation フ ォ

ルダを開き ます。

3 Product_Manuals.htm フ ァ イルを Web ブラ ウザで開き ます。 ブラ ウ

ザ内にページが開いて、 使用可能な PDF 形式のマニュ アルおよびその他の ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン ソースの リ ス ト が表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xxv

4 目的のマニュ アルまたはその他の ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン ソースの リ ンク を ク リ ッ ク し ます。

5 『Narrowcast Services SDK Guide』 の リ ン ク を ク リ ッ クする と、 [フ ァ イルのダウ ン ロード] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 この ド キ ュ メ ンテーシ ョ ン リ ソースは、 ダウ ン ロードする必要があ り ます。 [ このフ ァ イルを上記の場所から開 く ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

Acrobat （PDF） マニュ アルの左側にしお り が表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューの [ナビゲーシ ョ ンパネル] から [ しお り ] を クリ ッ ク し ます。 この手順は、 Adobe Acrobat Reader のバージ ョ ンによ って多少異な る場合があ り ます。

ドキュメンテーション標準

MicroStrategy のオン ラ イ ン ヘルプおよび PDF マニュ アル （オン ラ イ ンおよび印刷の両形式で利用可能） は、 標準規格に従って作成されているため、特定のタ イプの内容を容易に識別でき ます。 次の表に、 これらの標準を示し ます。

これらの標準は、 マニュ アルの言語によ って異な る場合があ り ます。一部の言語では以下の表に優先する規則があ るためです。

タ イプ 意味

太字 • 操作の対象と なるボタ ン名、 チ ェ ッ ク ボ ッ ク ス、 オプシ ョ ン、 リ ス ト 、 メ ニュー、またはそれらの GUI エレ メ ン ト および定義のリ ス ト の一部

• ユーザが入力するテキス ト

例 : [ ウ ェ アハウスを選択 ] を ク リ ッ ク し ます。

例 : cmdmgr -f scriptfile.scp と入力し、 ENTER を押し ます。

斜体 • 本文および用語集で定義される新しい用語• 他の製品マニュアルの名前• コ マン ド構文の一部である場合は、 ユーザが置き換える必要のある変数情報

例 : 集計レベル は、 メ ト リ ッ クの計算のレベルです。

例 : copy c:\filename d:\foldername\filename と入力し ます。

Courier フォント

• 計算• コー ド例• レジス ト リ キー• パスおよびフ ァ イル名• URL• 画面に表示される メ ッ セージ

例 : Sum(revenue)/number of months

+ 複数のキーを使用するキーボー ド コ マン ド （SHIFT + F1 など）

注意アイ コ ンは、 特定の状況に関し て役に立つ情報を示し ます。

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xxvi リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

ト レーニング

MicroStrategy ト レーニング サービ スでは、 広範囲のカ リ キ ュ ラ ムを提供し、 ト レーニング コ ンサルタ ン ト は高度なスキルを備えています。 すでに 800 を超える さ まざまな組織の多 く のお客様やパー ト ナーの方々に MicroStrategy の ト レーニングを活用し ていただいています。

このガイ ド を使用する前に利用する と役立つコース、 またはこのガイ ド に関連する情報が含まれている コースには、 以下のものがあ り ます。

• MicroStrategy Desktop : Reporting Essentials

• MicroStrategy Desktop : Advanced Reporting

• MicroStrategy Web for Reporters and Analysts

• MicroStrategy Web Professional

• MicroStrategy Freeform SQL Essentials

ト レーニング コースの 新情報、 およびコースのカ リ キ ュ ラ ムの詳細については、 http://www.microstrategy.co.jp/Education を参照し て

く ださい。

コ ンサルテ ィ ング

MicroStrategy コ ンサルテ ィ ング サービ スでは、 先端のテ ク ノ ロ ジ ソ リ ューシ ョ ンを導入するための実績あ る方法を提供し ています。 サービ スには複雑なセキ ュ リ テ ィ アーキテ クチャのデザイ ン、 パフ ォーマン ス と チューニング、 プロ ジェ ク ト と テス ト の方法および推奨事項、 戦略的プラ ンニング、 などが含まれます。 コ ンサルテ ィ ング サービ スの詳細は、http://www.microstrategy.co.jp/Consulting を参照し て く ださ

い。

警告アイ コ ンは、 潜在的なセキュ リ テ ィ 上のリ スクなど、 先に進む前に参照し てお く必要のある重要な情報を示す警告です。

タ イプ 意味

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xxvii

国際化サポー ト

MicroStrategy は、 複数のロ ケールをサポー ト し ています。 ロ ケールのサポー ト には、 一般に、 ネイ テ ィ ブ データベース と オペレーテ ィ ング システムのサポー ト 、 日付、 数値の書式、 通貨記号のサポー ト 、 翻訳された イ ンタ フ ェースおよび特定の ド キ ュ メ ン ト が使用可能であ る こ と などが含まれます。

MicroStrategy は、 英語 （米国）、 フ ラ ン ス語、 ド イ ツ語、 イ タ リ ア語、 日本語、 韓国語、 ポル ト ガル語 （ブラ ジル）、 スペイ ン語、 中国語 （簡体字）、中国語 （繁体）、 デンマーク語、 ス ウ ェーデン語での同種構成 （すべてのコ ンポーネン ト の言語が同じ） での動作が保証されています。 前述の各言語では、 翻訳されたユーザ イ ン タ フ ェースが使用可能です。 個々の MicroStrategy システム コ ンポーネン ト における特定の言語サポー ト の詳細は、 MicroStrategy README を参照し て く ださい。

MicroStrategy は、 異種構成 （一部のコ ンポーネン ト のロ ケールが異な る）も限定的にサポー ト し ています。 詳細は、 MicroStrategy テ ク ニカル サポート に問い合せて く ださい。

前述の各言語では、 翻訳されたユーザ イ ン タ フ ェースが使用可能です。

テ ク ニ カル サポー ト

特定の MicroStrategy 製品に関し て疑問があ る場合は、 以下のいずれかを行って く ださい。

1 製品ガイ ド、 ヘルプ、 および README フ ァ イルを参照し ます。 それぞれへのア ク セス場所は前述の とお り です。

2 MicroStrategy Knowledge Base オン ラ イ ン（https://resource.microstrategy.com/support） を参照し ま

す。

問題によ っては、 組織内のテ ク ニカル ア ド ミ ニス ト レータに相談する と、 すぐに解決でき る場合も あ り ます。

3 前述のステ ッ プで リ ス ト し た リ ソースで回答が得られない場合は、MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト に直接問い合せて く ださい。MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト での対応が も生産的に行われる よう 、http://www.microstrategy.com/download/files/support/tech_serv_policies.zip の 「Policies and Procedures （テ ク ニカル サ

ポー ト 規定）」 の日本語版の ド キ ュ メ ン ト を参照し て く ださい。 利用で

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xxviii リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

き るサポー ト のタ イプを判断するには、 購入契約の条件を参照し て く ださい。

MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト へは、 社内のサポー ト 連絡担当者を通じてご連絡 く ださい。 サポー ト 連絡担当者と は、 MicroStrategy サポー ト 担当者と の連絡窓口と し て指定された御社内の担当者のこ と です。 お客様からのお問い合せおよびケースに関する ご連絡はすべて、 これら指定された担当者を通じ て行 う 必要があ り ます。 お客様は、 サポー ト 連絡担当者と し て 2 名の従業員を指定する こ と ができ、 サポー ト 連絡担当者の変更は、MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト への書面によ る事前の通知を行 う こ と によ って、 年に 2 回まで要請する こ と ができ ます。

MicroStrategy ア ド ミ ニス ト レータの権限を持つサポー ト 連絡担当者を指定する こ と を推奨し ます。 これによ り セキ ュ リ テ ィ の問題を排除し、 ケースの解決の時間を短縮でき ます。 問題の ト ラブルシ ューテ ィ ングおよび調査の際に、 MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト 担当者が推奨する処置は MicroStrategy 内で管理権限が必要な場合があ り ます。 また、 指定されたサポー ト 連絡担当者が MicroStrategy プロ ジェ ク ト の完全な操作が許可されるセキ ュ リ テ ィ レベルを有し てお り 、 セキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタ定義などの潜在的な機密プロ ジェ ク ト データへのア ク セス権を有する こ と を前提と し て助言する場合があ り ます。

問題の迅速な解決のために

MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト にケース を登録する前に、 サポー ト 連絡担当者は、 問題の迅速な解決のために次のステ ッ プに従って く ださい。

1 問題が MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアに関する ものであ り 、 サード パーテ ィ ソ フ ト ウ ェ アではないこ と を確認し ます。

2 システムで使用されている MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアが、 現在サポート されているバージ ョ ンであ る こ と を製品サポー ト 有効期限スケジ ュール （ http://www.microstrategy.com/Support/Expiration.asp）

で確認し ます。

3 問題の再現を試みて、 常に発生するかど う かを確認し ます。

4 原因を特定するために、 システム またはプロ ジェ ク ト オブジェ ク ト 定義の複雑度を 小化し ます。

5 その問題が、 ローカル コ ンピ ュータ上で発生し ているのか、 ご利用の環境の複数のコ ンピ ュータ上で発生し ているのかを判別し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xxix

6 問題に関する質問を MicroStrategy 顧客フ ォーラ ム（https://resource.microstrategy.com/forum/） に投稿し て、

他のユーザ と問題について論議し ます。

次の表に、 MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト に連絡する際の場所、 時間、および方法を示し ます。 サポー ト 連絡担当者が MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト に営業時間中に電話で連絡できない場合は、 ボイ ス メ ール メ ッ セージを残すか、 電子 メ ールまたは FAX を送信するか、 オン ラ イ ン サポー ト イ ン タ フ ェース を使用し てケース を記録し て く ださい。 個々のテ ク ニカル サポー ト セン タは、 特定の公休日には休業いた し ます。

北米 メ ール : support@microstrategy.com Web : https : //resource.microstrategy.com/support FAX : ( 703 ) 842 – 8709 電話 : ( 703 ) 848 – 8700 時間 : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 東部標準時 午前 9 : 00 ～午後 7 : 00

EMEA :

ヨ ーロ ッパ

中東

アフ リ カ

メ ール : eurosupp@microstrategy.com Web : https : //resource.microstrategy.com/support FAX : +44 ( 0 ) 208 711 2525 European Technical Support Centre は、 それぞれの国の法定公休日に休業いたし ます。

電話 : • ベルギー : + 32 2792 0436• フ ラ ンス : +33 17 099 4737• ド イ ツ : +49 22 16501 0609• アイルラ ン ド : +353 1436 0916• イ タ リ ア : +39 023626 9668• ポーラ ン ド : +48 22 321 8680• スカ ンジナビアおよびフ ィ ン ラ ン ド : +46 8505 20421• スペイ ン : +34 91788 9852• オラ ンダ : +31 20 794 8425• 英国 : +44 ( 0 ) 208 080 2182• 国際代理店 : +44 ( 0 ) 208 080 2183

時間 : • 英国 : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 グ リ ニ ッ ジ標準時 午前 9 : 00 ～午後 6 : 00• EMEA （英国を除 く ） : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 中央ヨ ーロ ッパ標準時 午前 9 : 00 ～午後

6 : 00

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xxx リ ソース © 2011 MicroStrategy, Inc.

サポー ト 連絡担当者は、 MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアのラ イセン ス を取得したテ ク ニカル サポー ト セン タ、 または指定を受けたテ ク ニカル サポー ト セン タに連絡し ていただ く 必要があ り ます。

お電話の際に必要な情報

MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト に連絡する際には、 次の情報をお知らせく ださい。

• 個人の情報 :

氏名 （姓および名）

会社名およびお客様のサイ ト （会社と異な る場合）

連絡先情報 （電話番号および FAX 番号、 電子 メ ール ア ド レ ス）

• ケースの詳細 :

MicroStrategy ソ フ ト ウ ェア製品およびバージ ョ ンを含む、 構成情報

現象、 エラー メ ッ セージ、 およびそのケースに対し これまで実行した ト ラブルシ ューテ ィ ングの手順を含むケースの詳しい説明

• ビジネス上 / システム上の影響

アジア太平洋 メ ール : apsupport@microstrategy.com Web : https : //resource.microstrategy.com/support 電話 :

• オース ト ラ リ ア : +61 2 9333 6499• 韓国 : +82 2 560 6565、 FAX : +82 2 560 6555• 日本 : +81 3 3511 6720、 FAX : +81 3 3511 6740• シンガポール : +65 6303 8969、 FAX : +65 6303 8999• アジア太平洋 （オース ト ラ リ ア、 日本、 韓国、 およびシンガポールを除 く ） : +86 571 8526

8067、 FAX : +86 571 8848 0977

時間 : • 日本および韓国 : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 日本標準時 （東京） 午前 9 : 00 ～午後 6 : 00• アジア太平洋 （日本および韓国を除 く ） : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 （シンガポール） 午

前 7 時～午後 6 時

ラテン ア メ リ カ メ ール : latamsupport@microstrategy.com Web : https : //resource.microstrategy.com/support 電話 :

• 中南米 （ブ ラジルおよびアルゼンチンを除 く ） : +54 11 5222 9360、 FAX : +54 11 5222 9355• アルゼンチン : 0 800 444 MSTR、 FAX : +54 11 5222 9355• ブ ラジル : +55 11 3054 1010、 FAX : +55 11 3044 4088

時間 : • ラテン ア メ リ カ （ブラジルを除 く ） : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 （ブエ ノ スアイ レス） 午

前 9 : 00 ～午後 7 : 00• ブ ラジル : 月曜～金曜 （休日を除 く ）、 （サンパウロ） 午前 9 時～午後 6 時

基本レポーテ ィ ング ガイ ド はじめに

© 2011 MicroStrategy, Inc. リ ソース xxxi

サポー ト 連絡担当者が初めて電話される場合には、 次の情報もお知らせ ください。

• 住所

• 電話番号

• FAX 番号

• メ ール ア ド レ ス

テ ク ニカル サポー ト 担当者が問題に迅速かつ効率的に問題に対処でき る よう 、 次の追加情報も準備し ておいて く ださい。

• ケース番号 : MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト に記録されている ケースご と に割 り 当て られている番号を メ モし、 既存の問題に関するお問い合せの際にお知らせ く ださい。

• ご使用の MicroStrategy ソ フ ト ウ ェア製品のソ フ ト ウ ェア バージ ョ ン と製品登録番号。

• ケースの説明 :

問題状況の発生原因

問題状況は散発的に発生するか、 または特定の操作を実行するたびに発生するか

問題状況はすべてのコ ンピ ュータで発生するか、 または 1 台でのみ発生するか

問題状況が 初に発生し た時期

問題状況が 初に発生する直前に発生し た イベン ト （た と えば、 大きなデータベース負荷、 データベースの移動、 またはソ フ ト ウ ェアのア ッ プグレード など）

エラー メ ッ セージが表示された場合、 その正確な表現

問題を特定および解決するために実行し た手順と、 その結果

• システム構成 （必要な情報は問題の性質によ って異な り 、 次に リ ス ト されているすべての項目に関する情報が必要なわけではあ り ません） :

コ ンピ ュータ ハード ウ ェ アの仕様 （プロセ ッ サ速度、 RAM、 デ ィ スク容量など）

使用し ているネ ッ ト ワーク プロ ト コル

ODBC ド ラ イバの製造業者と バージ ョ ン

はじめに 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

xxxii ご意見 © 2011 MicroStrategy, Inc.

データベース ゲー ト ウ ェ イ ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン

（MicroStrategy Web 関連の問題の場合） ブラ ウザの製造業者と バージ ョ ン

（MicroStrategy Web 関連の問題の場合） Web サーバの製造業者とバージ ョ ン

問題に追加の調査またはテス ト が必要な場合、 サポー ト 連絡担当者と MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト 担当者と の間で、 特定の作業項目の実行について合意が必要です。 サポー ト 連絡担当者は、 問題について MicroStrategy テ ク ニカル サポー ト に再び問い合せる前に、 合意し た作業を実行し ていただ く 必要があ り ます。 テ ク ニカル サポー ト 担当者が作業項目を実行する場合は、 サポー ト 連絡担当者は問題の状況を MicroStrategy テ クニカル サポー ト に随時問い合せる こ と ができ ます。

ご意見

MicroStrategy 製品のユーザ ド キ ュ メ ンテーシ ョ ンに関する ご意見またはご提案は、 次の宛先にお寄せ く ださい。

documentationfeedback@microstrategy.com

製品の機能向上に関する ご提案は、 次の宛先にお寄せ く ださい。

support@microstrategy.com

ご意見をお寄せ く ださ る場合は、 現在使用し ている製品名と バージ ョ ンを記載し て く ださい。 皆様のご意見は、 今後の リ リ ースの参考と させていただき ます。

© 2011 MicroStrategy, Inc. 1

11.MICROSTRATEGY レポーティング入門MicroStrategy へのログインおよび操作の開始

はじめに

この章では、 MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web にロ グ イ ンし、 使用を開始する方法を説明し ます。 また、 MicroStrategy に付随するサンプルの Tutorial プロ ジェ ク ト について も説明し ます。 Desktop および Web のイ ン タ フ ェース を理解し、 基本的な機能のい く つかを学習し ていきます。

MicroStrategy Desktop は、 今日の高度なビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス要件を満たすためにデザイ ン されたビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス環境です。 統合された ク エ リ およびレポー ト 、 強力な連携分析、 および調査ワーク フ ローをあ ら ゆるデス ク ト ッ プに提供し ます。

MicroStrategy Desktop によ り 、 プロ ジェ ク ト デザイナ、 レポー ト デザイナ、 およびシステム ア ド ミ ニス ト レータは、 ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス システム全体を単一のイ ン タ フ ェース を使用し てデザイ ン、 作成、 および保守でき ます。

Desktop には、 次の 2 つのエデ ィ シ ョ ンがあ り ます。

• MicroStrategy Desktop Designer は、 レポー ト デザイナが複雑で高度なレポー ト およびド キ ュ メ ン ト を開発する こ と を可能にする MicroStrategy のビジネス レポー ト 環境の完全な機能を備えた製品です。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

2 MicroStrategy の開始 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• MicroStrategy Analyst は Desktop Designer を簡略化し、 レポー ト データの書式設定と再構成の機能をユーザに提供し て分析を よ り 容易にし た製品です。

MicroStrategy Web は対話型の分析のためのユーザ フ レ ン ド リ な環境です。データ ブラ ウズ、 ド リ ル、 およびレポー ト 開発機能の完全なセ ッ ト により 、 思考の流れに沿ったナビゲーシ ョ ンを行 う こ と ができ ます。 幅広いグラ フ作成機能や書式設定オプシ ョ ンを使用し て、 高品質なレポー ト を作成でき ます。

MicroStrategy の開始

MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を開始するかに応じ て、 次の該当する手順を使用し ます。

MicroStrategy Desktop の開始

MicroStrategy Desktop へは、 Desktop がイ ン ス ト ールされている任意のコ ンピ ュータから ア ク セスでき ます。

MicroStrategy Desktop を開始するには

1 ご使用のコ ンピ ュータの [ ス ター ト ] メ ニューから、 [ プログラム ]、[MicroStrategy]、 [Desktop] の順に選択し、 再び [Desktop] を選択し

ます。

2 [ユーザ ロ グ イ ン] ウ ィ ン ド ウで、 ログイ ン ID およびパスワー ド を入力し ます。 ア ド ミ ニス ト レータによ るユーザ アカ ウ ン ト の設定次第で、このロ グ イ ン ID と パス ワード はコ ンピ ュータへのア ク セスに使用するもの と同じ場合も あれば、 MicroStrategy 固有のものであ る場合も あ り ます。

3 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

パス ワード の変更を求めるプロ ンプ ト が表示された場合、 その手順については「パスワードについて」（4 ページ）を参照し て ください。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy の開始 3

MicroStrategy Desktop が開いて [フ ォルダ リ ス ト ] が表示され、MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト と、 御社でプロ ジェ ク ト が作成されている場合はそのすべてのプロ ジェ ク ト が共に表示されます。 サンプル プロジェ ク ト データ をナビゲー ト するには、 [フ ォルダ リ ス ト ] で [MicroStrategy Tutorial] を選択し ます。

MicroStrategy Web の開始

MicroStrategy Web へは、 ブラ ウザを稼動でき る任意のコ ンピ ュータから アク セスでき ます。

MicroStrategy Web を開始するには

1 ブラ ウザで、 自社の MicroStrategy Web サイ ト の URL を入力し ます。MicroStrategy Web が開いて、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト と、 アク セスが許可されている他のすべてのプロ ジェ ク ト が共に表示されます。

2 ロ グ イ ンするプロ ジェ ク ト を ク リ ッ ク し ます。 （このガイ ド での例に沿って操作するには、 [MicroStrategy Tutorial] を ク リ ッ ク し ます。）

[ロ グ イ ン] 画面が表示されます。

3 [ ユーザ名 ] と [ パスワー ド ] を入力し ます。 ア ド ミ ニス ト レータによ るユーザ アカ ウ ン ト の設定次第で、 このロ グ イ ン ID と パス ワード はコ ンピ ュータへのア ク セスに使用する もの と同じ場合も あれば、MicroStrategy 固有のものであ る場合も あ り ます。

4 [ ログイ ン ] を ク リ ッ ク し ます。

パス ワード の変更を求めるプロ ンプ ト が表示された場合、 その手順については次の「パスワードについて」（4 ページ）を参照して く ださい。

ホームページが表示され、 既存のレポー ト が含まれる フ ォルダ、 スケジ ュールし たレポー ト があ る場合はそれが含まれる [履歴]、 およびレポー ト の表示と操作のための他の機能にア ク セスでき ます。

5 [ 共有レポー ト ] を選択し ます。

• MicroStrategy Tutorial にあ るサンプル プロ ジェ ク ト データ をナビゲー ト するには、 フ ォルダのいずれかを開いて、 任意のレポー ト 名を ク リ ッ ク し てレポー ト を実行し、 サンプル データの結果を表示します。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

4 MicroStrategy の開始 © 2011 MicroStrategy, Inc.

パスワー ド について

ア ド ミ ニス ト レータが設定し た内容によ っては、 MicroStrategy への 初のロ グ イ ン時にパス ワード の変更を求めるプロ ンプ ト が表示される場合があり ます。 パス ワード の変更を求めるプロ ンプ ト が表示された場合、 次の手順に従って く ださい。

Desktop への初回のログイ ンでパスワー ド を変更するには

1 パス ワード の変更を求めるプロ ンプ ト が表示された ら、 [ はい ] を ク リ ック し ます。 （[ いいえ ] を ク リ ッ ク し た場合、 この画面に戻ってパス ワード を変更する までどの MicroStrategy プロ ジェ ク ト に対する ア ク セス も許可されな く な り ます。）

2 [パス ワード を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、[ 旧パスワー ド ] フ ィ ール ドに現在のパス ワード を入力し ます。

3 [ 新規パスワー ド ] および [ パスワー ド を確認 ] フ ィ ール ド に新しいパスワード を入力し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 システムによ り ユーザのロ

グ イ ンが許可され、 MicroStrategy Tutorial および他の使用可能なプロジェ ク ト を開 く こ と が可能にな り ます。

Web への初回のログイ ンでパスワー ド を変更するには

1 [パス ワード を変更] ページでパス ワード の変更を求めるプロ ンプ ト が表示されます。 （[ キャ ンセル ] を ク リ ッ ク し た場合、 この画面に戻ってパス ワード を変更する までどの MicroStrategy プロ ジェ ク ト に対する ア クセス も許可されな く な り ます。）

2 [パス ワード を変更] ペイ ンで、 [ 旧パスワー ド ] フ ィ ール ド に現在のパスワード を入力し ます。

3 [新規パスワー ド ] および [新規パスワー ドの確認] フ ィ ール ド に新しいパス ワード を入力し、 [ パスワー ド を変更 ] を ク リ ッ ク し ます。

4 パス ワード の変更が確認されます。 [ 継続 ] を ク リ ッ ク し ます。 初のログ イ ンで選択し たプロ ジェ ク ト に対するユーザのロ グ イ ンが、 システムによ り 許可されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy の開始 5

セキュ リ テ ィ 権限

ユーザが参照および操作でき るデータは、 ア ド ミ ニス ト レータによ って割り 当て られた権限によ り 制御されます。 セキ ュ リ テ ィ の設定によ り 、 特定のプロ ジェ ク ト およびプロ ジェ ク ト 内の特定のレポー ト へのデータ ア ク セス、 レポー ト 上の特定のオブジェ ク ト を使用する権限、 およびデータによ ってはその参照方法さ え も制限される場合があ り ます。

ア ク セス可能のはずなのにア ク セスできないデータがあ る場合には、 セキ ュ リ テ ィ ロールまたは権限を調整する こ と を MicroStrategy ア ド ミ ニス トレータに相談し て く ださい。

サンプル デー タ および MicroStrategy Tutorial プロジ ェ クト について

MicroStrategy には MicroStrategy Tutorial と呼ばれるサンプル プロ ジェ ク トが付随し ています。 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト のテーマは、 あ る小売店の 3 年間にわた る活動です。 この小売店は、 電子機器、 書籍、 映画および音楽製品を販売し ています。

Tutorial プロ ジェ ク ト には、 実際の顧客名や購入品目などのサンプル データが含まれています。 また、 デザイ ン済みのサンプル レポー ト も含まれています。 レポー ト 領域は論理的にグループ化されているので、 ビジネス ロール、 MicroStrategy プラ ッ ト フ ォーム機能、 またはさ まざまなテーマ領域 （顧客分析、 在庫およびサプラ イ チェーン分析、 売上および収益性分析など） に基づいたレポー ト を参照でき ます。 複数の領域で有用なレポー トは、 該当するすべてのフ ォルダに重複し て含まれています。

Tutorial プロ ジェ ク ト は MicroStrategy への理解を深める上で有用です。Tutorial プロ ジェ ク ト 内でサンプル レポー ト を実行でき、 データ分析のさまざまな方法を体験でき るからです。

この章で説明する レポー ト の大部分は、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト内にあ り ます。 これらのサンプル レポー ト は、 レポー ト の作成および生成方法を示すものです。

Tutorial プロ ジェ ク ト にア ク セスするには、 前の項のステ ッ プに従い MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web にロ グ イ ン し ます。 ロ グイ ンが完了する と、 Tutorial プロ ジェ ク ト 内のレポー ト にア ク セスでき ます。

MicroStrategy プロ ジェ ク ト サンプル内のウ ェアハウ ス データは定期的に更新されてお り 、 これらの変更点は可能な限 り ド キ ュ メ ンテー

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

6 MicroStrategy の開始 © 2011 MicroStrategy, Inc.

シ ョ ンに反映し ています。 しかし、 このガイ ド で示すレポー ト 、 ドキ ュ メ ン ト 、 オブジェ ク ト 、 およびイ メ ージのサンプル内に、 本ソフ ト ウ ェ アにはすでに存在し ないウ ェアハウ ス データが含まれている場合があ り ます。

サンプルの分析領域

MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト には、 次のレポー ト グループが含まれています。

• ビジネス ロール : このフ ォルダには、 請求マネージ ャ、 ブラ ン ド マネージ ャ、 経営陣、 営業マネージ ャ、 および運用マネージ ャ など さ まざまな タ イプのビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス ユーザ向けのレポー ト が含まれています。 た と えば、 ブラ ン ド マネージ ャは、 " 地域別のブラ ン ド パフ ォーマン ス " レポー ト を参照でき ます。 請求マネージ ャは、 " 選択し た顧客別請求明細書 " と呼ばれる レポー ト 内のデータ を、 顧客レベルの取引明細レポー ト と共に参照でき ます。

• ダ ッ シュボー ド と スコ アカー ド : このフ ォルダにはダ ッ シ ュボード サンプルが含まれます。 ダ ッ シ ュボード は、 ビジネスの状況を凝縮し て提供し ます。 自由に配置でき るセ ク シ ョ ン またはゾーンに分けて構成されています。

• エン タープ ラ イズ レポー ト ド キュ メ ン ト : このフ ォルダには、 ス コ アカード と ダ ッ シ ュボード、 管理 メ ト リ ッ ク レポー ト 、 実動と運用のレポー ト 、 請求書と明細書、 およびビジネス レポー ト などのさ まざまなタ イプのエン タープラ イ ズ レポー ト ド キ ュ メ ン ト の例が含まれています。 このフ ォルダ内の ド キ ュ メ ン ト は、 MicroStrategy Report Services 製品を使用し て構築可能な ド キ ュ メ ン ト タ イプのサンプルです。

• MicroStrategy プ ラ ッ ト フ ォーム機能 : このフ ォルダには、MicroStrategy プラ ッ ト フ ォームで利用でき る高度な機能の例が含まれています。 これらのレポー ト を使用すれば、 プラ ッ ト フ ォームの機能を より 感覚的に理解でき ます。 た と えば、 " グ ラ フ ス タ イル " フ ォルダには、 MicroStrategy で作成可能な大部分のグ ラ フ タ イプの例が含まれています。 "MicroStrategy Analytics and Data Mining" フ ォルダには、MicroStrategy 内で構築された線形回帰モデルの例が含まれています。

• サブジ ェ ク ト エ リ ア : このフ ォルダには、 顧客分析、 企業業績管理、 人事分析、 在庫と サプラ イ チェーン分析、 売上と収益性分析、 およびサプラ イヤ分析などのさ まざまなテーマを対象と し たレポー ト が含まれています。

Analytics Modules のサンプル データ

このガイ ド では、 MicroStrategy Analytics Modules のサンプル レポー ト およ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト を開 く 7

びデータ も使用し ています。 Analytics Modules では、 多数の作成済みレポー ト を提供し ています。 これらのレポー ト は以下のサンプル分析モジ ュールにグループ化され、 一般的なビジネス分析の領域をカバーし ています。

• Customer Analysis Module （顧客分析モジ ュール）

• Financial Reporting Analysis Module （財務会計レポー ト 分析モジ ュール）

• Human Resources Analysis Module （人事分析モジ ュール）

• Sales Force Analysis Module （売上分析モジ ュール）

• Sales and Distribution Analysis Module （販売および流通分析モジ ュール）

レポー ト を開 く

ビジネス データ を表示する レポー ト は、 ビジネス イ ンテ リ ジェ ン スの中心であ り 目的とする ものです。 レポー ト を使用する と、 データ分析を通じ てビジネス を洞察でき ます。 MicroStrategy レポー ト に表示された結果は、 多く の場合、 その後の調査の開始点と な り ます。

Desktop または Web のどち ら を使用し ているかに応じ て次の該当する手順を使用し、 Tutorial プロ ジェ ク ト にあ るサンプル レポー ト を開いて、MicroStrategy の標準的なグ リ ッ ド レポー ト に慣れる よ う にし ます。

Desktop でレポー ト を開 く には

1 前述の手順に従い Desktop にロ グ イ ン し ます （「MicroStrategy Desktop の開始」（2 ページ）を参照）。

2 左側の [フ ォルダ リ ス ト ] で、 "MicroStrategy Tutorial"、 " パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト "、 " レポー ト " の順に展開し ます。

3 " サブジ ェ ク ト エ リ ア " フ ォルダを開き、 次に " エン タープ ラ イズ パフ ォーマンス マネージ メ ン ト " フ ォルダを開き ます。 このフ ォルダ内のレポー ト が Desktop の右側に表示されます。 " 売上予測 " グ リ ッ ド レポー ト をダブルク リ ッ ク し てレポー ト を実行し、 サンプル データの結果を確認し ます。

この章の後半を参照し て、 グ リ ッ ド レポー ト の参照方法を理解し て く ださい。 そ こで学習する情報はこのガイ ド の残 り の部分全体でも役立ちます。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

8 レポー ト のコ ンポーネン ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Web でレポー ト を開 く には

1 前述の手順に従い MicroStrategy Web にロ グ イ ン し ます（「MicroStrategy Web の開始」（3 ページ）を参照）。

2 "Tutorial" プロ ジェ ク ト で、 " 共有レポー ト " を選択し ます。

3 " サブジ ェ ク ト エ リ ア "、" 売上高と利益分析 " の順に展開し てから、" カテゴ リ売上レポー ト " を ク リ ッ ク し てレポー ト を実行し、 サンプル データの結果を確認し ます。

この章の後半を参照し て、 グ リ ッ ド レポー ト の参照方法を理解し て く ださい。 そ こで学習する情報はこのガイ ド の残 り の部分全体でも役立ちます。

レポー ト のコ ンポーネン ト

次の図は MicroStrategy での標準的なグ リ ッ ド レポー ト を示し ます。

グ リ ッ ド レポー ト のコ ンポーネン ト を次に説明し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト タ イプ 9

行および列

一般的なレポー ト では、 各行は製品、 従業員、 顧客、 店舗などの、 あ る ビジネス概念を表し ます。 MicroStrategy ではこれらのビジネス概念を 「ア トリ ビ ュー ト 」 と呼びます。 これらがビジネスの多 く の重要なア ト リ ビ ュート （特性） を表し ているからです。

行がビジネス概念を表す一方で、 一般的なレポー ト での列は、 在庫、 売上、コ ス ト 、 利益、 給与などの、 ビジネスに と って重要な財務上の計算値を表し ます。 MicroStrategy では、 これらの計算を 「 メ ト リ ッ ク」 と呼びます。

• ア ト リ ビ ュー ト : データが関連する状況を提供する ビジネス概念。 南東部での売上を示すレポー ト の例では、 " 南東部 " がア ト リ ビ ュー ト です。

• メ ト リ ッ ク : 参照し たい数字を示す計算値。 南東部での売上を示すレポー ト の例では、 " 売上 " が メ ト リ ッ ク です。 メ ト リ ッ ク計算では、 販売傾向、 成長パターン、 合計に対する割合、 利益分析の表示など、 情報を複雑なレベルで示すだけではな く 、 単純なレベルで示すこ と も でき ます。

セル

レポー ト 上の個々のセルには、 組織のデータ ソースのど こかから収集されたデータ を計算する こ と によ って生成された 1 つの値が含まれています。そのデータは、 レポーテ ィ ング環境においてビジネス分析の対象にな り ます。

前に示し たレポー ト では、 た と えば、 "Art & Architecture" （芸術と建築） 関連書籍 （ 初の行） の第 1 四半期 （Q1） における売上予測は、 第 2 四半期（Q2） における売上予測よ り 大幅に低 く なっています。 この違いは、 米国での長い休暇期間後に一般的に見られる売上不振を表す場合も あれば、 小売業界特有の何らかの顧客行動パターンであ る場合も あ り ます。 このデータの分析から、 第 1 四半期の "Art & Architecture" （芸術と建築） 関連書籍の販売または他の特別な販売促進活動の準備をするための意思決定を し、予測される売上減少を予防する試みにつながる可能性があ り ます。

レポー ト タ イ プ

MicroStrategy レポー ト は、 それに対し て行 う 作業のタ イプに応じ て さ まざまな観点から表示でき ます。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

10 レポー ト タ イプ © 2011 MicroStrategy, Inc.

グ リ ッ ド

グ リ ッ ド レポー ト は も一般的に使用される タ イプのレポー ト です。 グリ ッ ド表示で表示される グ リ ッ ド レポー ト は、 レポー ト データが書式設定された ク ロ ス表形式で表示されます。 大部分のビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス分析はこの表示を使用し て実行されます。 次の図は、 レポー ト のグ リ ッ ド表示を示し ています。

グ リ ッ ド表示でレポー ト を表示するには、 [表示] メ ニューから [ グ リ ッ ド ]（または [ グ リ ッ ド表示 ]） を選択し ます。

グラ フ

グ ラ フ レポー ト は、 視覚に訴え る形式でのデータの表現であ り 、 全体的な傾向を容易に確認し、 中心値や例外を特定するのに有用なレポー ト です。レポー ト データ をグ ラ フ と し て表示するには [グ ラ フ表示] を使用し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト タ イプ 11

さ まざまなグ ラ フ ス タ イルから 適な ものを選択し て、 レポー ト データ を効果的に表示でき ます。 次の図は、 レポー ト のグ ラ フ表示で、 棒グ ラ フ スタ イルで表示されています。

上のグ ラ フ レポー ト 、 およびその前のページのグ リ ッ ド レポー ト は、 同じレポー ト を 2 種類の異な る表示で示し た ものです。 同じデータ を これら 2 種類の表示で比較する こ と によ り 、 傾向 （この場合には特定の製品間での傾向） を把握する上でグ ラ フ レポー ト がグ リ ッ ド レポー ト に比べていかに便利であ るかがわか り ます。 グ リ ッ ド レポー ト は一般的に、 財務レポー トなどで必要と される具体的な数字を特定する場合は、 グ ラ フ レポー ト よ りも便利です。

グ ラ フ表示でレポー ト を表示するには、 [表示] メ ニューから [ グラ フ ] （または [ グラ フ表示 ]） を選択し ます。

グ リ ッ ド と グラ フの組み合わせ

グ リ ッ ド グ ラ フ表示は、 レポー ト のグ リ ッ ド表示およびグ ラ フ表示を組み合わせて横に並べた表示です。 （MicroStrategy Web ではこの表示はグ リ ッ ド

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

12 レポー ト タ イプ © 2011 MicroStrategy, Inc.

と グ ラ フ表示と呼ばれます。） 次の図は、 レポー ト のグ リ ッ ド グ ラ フ表示を示し ています。

グ リ ッ ド グ ラ フ表示でレポー ト を表示するには、 [表示] メ ニューから [ グリ ッ ド / グラ フ表示 ] （または [ グ リ ッ ド とグラ フ ]） を選択し ます。

SQL 表示

SQL 表示は、 レポー ト の生成に使用される SQL を表示し ます。 この表示によ り 、 データ ソースから取得されレポー ト に表示されたデータの選択に関する ト ラブルシ ューテ ィ ング と詳細な調整が可能と な り ます。 SQL 表示には、 行の数、 列の数、 実行に要し た時間、 などのレポー ト のさ まざまな実

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© 2011 MicroStrategy, Inc. 複数レポー ト の単一プレゼンテーシ ョ ンでの表示 13

行の統計が含まれます。 次の図は、 レポー ト の SQL 表示を示し ています。

SQL をズーム イ ンまたはズーム ア ウ ト する こ と ができ ます。 この機能は、SQL ステー ト メ ン ト の詳細を分析する際に役立ちます。 これを行 う には、[レポー ト 詳細] ペイ ンの任意の場所を ク リ ッ ク し ます。 次に、 Ctrl キーを

押し たま ま、 マウ スのホ イールを使用し てテキス ト のサイ ズを拡大または縮小し ます。

複数レポー ト の単一プ レゼンテーシ ョ ンでの表示

レポー ト は、 MicroStrategy でビジネス データ を分析する も一般的な方法です。 このガイ ド では例と し てレポー ト を使用し ています。

ただし、 MicroStrategy でデータ を表示する方法は他にも あ り ます。MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web での作業中に、 高品質なビジネス プレゼンテーシ ョ ン、 顧客宛の請求書、 あ ら ゆる種類の管理レポート と ダ ッ シ ュボード、 などを参照し たい場合があ り ます。 これらの代用方法について、 次に説明し ます。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

14 複数レポー ト の単一プレゼンテーシ ョ ンでの表示 © 2011 MicroStrategy, Inc.

Report Services ド キュ メ ン ト

MicroStrategy の Report Services ド キ ュ メ ン ト （ド キ ュ メ ン ト と呼ばれる）は、 MicroStrategy Report Services 製品で利用でき ます。 ド キ ュ メ ン ト と は、複数レポー ト のデータ を 1 つにま と めて、 特別な書式を追加し て、 イ ン タラ ク テ ィ ブ コ ンポーネン ト などで表示し た ものです。 簡単な ド キ ュ メ ン トの例を下に示し ます。

上記の図は、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト のサンプル ド キ ュ メ ン トであ る "Balanced Scorecard Strategy Map" （バラ ン ス ス コ アカード戦略マ ップ） ド キ ュ メ ン ト を示し ています。 Report Services ド キ ュ メ ン ト は、MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web の両方で、 表示、 分析、 および作成を行 う こ と ができ ます。

ド キ ュ メ ン ト には、 1 つ以上の MicroStrategy レポー ト を含める こ と ができます。 ド キ ュ メ ン ト は、 考え られる あ ら ゆる方法で表示でき、 一般的なビジネス ニーズに適合する よ う に、 プレゼンテーシ ョ ン レベルの品質で単一の画面に書式設定されます。 ド キ ュ メ ン ト を使用する と、 経営陣向けのプレゼンテーシ ョ ンに適し た高品質資料と し て、 ユーザ フ レ ン ド リ な方法でビジネス データ を表示でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. 複数レポー ト の単一プレゼンテーシ ョ ンでの表示 15

Desktop でサンプル ド キュ メ ン ト を表示するには

この手順は、 MicroStrategy Report Services 製品を購入し ている こ と を前提と し ています。

1 MicroStrategy Tutorial にロ グ イ ン し ます。 手順は、「MicroStrategy Desktop の開始」 を参照し て く ださい。

2 [ パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト ] フ ォルダ、[ レポー ト ] フ ォルダの順に展開します。

3 [ エン タープ ラ イズ レポー ト ド キュ メ ン ト ] フ ォルダを ク リ ッ ク し ます。

4 Desktop の右側に リ ス ト されている ド キ ュ メ ン ト のいずれかをダブルクリ ッ ク し て実行し、 結果を参照し ます。

MicroStrategy Web でサンプル ド キュ メ ン ト を表示するには

この手順は、 MicroStrategy Report Services 製品を購入し ている こ と を前提と し ています。

1 MicroStrategy Tutorial にロ グ イ ン し ます。 手順は、「MicroStrategy Web の開始」 を参照し て く ださい。

2 [ 共有レポー ト ] を選択し ます。

3 [ エン タープ ラ イズ レポー ト ド キュ メ ン ト ] フ ォルダを ク リ ッ ク し ます。

4 MicroStrategy Web の右側に リ ス ト されている ド キ ュ メ ン ト のいずれかをク リ ッ ク し て実行し、 結果を参照し ます。

HTML ド キュ メ ン ト

HTML ド キ ュ メ ン ト は、 複数のレポー ト を同時に参照し たい場合に、 データ を表示および分析する も う 1 つの方法です。 レポー ト 結果のほかに、HTML ド キ ュ メ ン ト には、 テキス ト 、 イ メ ージ、 ハイパー リ ン ク、 表、 などを含める こ と ができ ます。 HTML ド キ ュ メ ン ト は、 関連する レポー ト を 1 つのグループにま と めて表示するダ ッ シ ュボードおよびス コ アカード を作成する方法の 1 つです。 Report Services ド キ ュ メ ン ト （前述） が、 そのも う 1 つの方法です。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

16 複数レポー ト の単一プレゼンテーシ ョ ンでの表示 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ダ ッ シ ュボード またはス コ アカード は、 ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス プロジェ ク ト のデータ を表示および配布するために広 く 使用されている手段です。 ス コ アカード は一般的に、 あ る業務分野における主要な メ ト リ ッ クに焦点を当てた ものです。 一方、 ダ ッ シ ュボード は主要な メ ト リ ッ クだけでな く 、 要約情報も提供するのが一般的です。

上に示し たス コ アカード は、 顧客期間 （顧客歴） に対する失った顧客の傾向などの も一般的なレベルから、 収益性の高い顧客上位 10 位などの も詳細なレベルまで、 顧客情報の要約を示し ています。 このス コ アカード は顧客の動きの一般的な状況およびその他の顧客関連のデータ を示すもので、分析の開始点と し て役に立ちます。 ス コ アカード内で特定のレポー ト を ドリ ルし て、 よ り 詳し く 分析でき ます。

上記のス コ アカード は、 Customer Analysis Module (顧客分析モジ ュール) に入っています。 Analytics Modules の詳細は、「Analytics Modules のサンプル データ」 を参照し て く ださい。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. OLAP Services 17

OLAP Services

MicroStrategy OLAP Services は、 MicroStrategy Desktop、 Web、 および Office ユーザが、 データ ソースに対し て SQL を再実行する こ と な く レポー ト 内でデータ を ス ラ イ スアン ド ダ イ スする機能を使用でき る よ う にする MicroStrategy 製品です。 データの分析および操作を行いながら よ り 迅速にデータ を レポー ト 内に表示でき るため、 パフ ォーマン スが向上し ます。OLAP Services の詳細は、 『OLAP Services Guide』 を参照し て く ださい。

OLAP Services があるかど う かの判断

Desktop で、 [ 表示 ] メ ニューを ク リ ッ ク し ます。 オプシ ョ ン と し て [ レポート オブジ ェ ク ト ] が表示される場合は、 OLAP Services 製品にア ク セスできます。

ビ ュー フ ィ ルタ

ビ ュー フ ィ ルタは、 データ ウ ェ アハウ スから取得するデータの量を制限する レポー ト フ ィ ルタ と は異な り ます。 ビ ュー フ ィ ルタ は、 ウ ェアハウ スに対し てレポー ト を再実行する こ と な く 、 レポー ト に表示されるデータ を動的に制限する ものです。 この特性を利用し て、 応答時間を向上させデータベースの負荷を低減させる こ と ができ ます。

レポー ト フ ィ ルタ と ビ ュー フ ィ ルタは同じ レポー ト 上で使用する こ と ができ る こ と に注意し て く ださい。 その場合、 レポー ト フ ィ ルタがレポー ト に返す一連のデータ を、 ビ ュー フ ィ ルタがさ らに制限し ます。 そのため、フ ィ ルタ間で矛盾する フ ィ ルタ リ ング条件を定義し ないよ う にし て く ださい。 矛盾し ている と、 データが表示されない場合があ り ます。

ビ ュー フ ィ ルタの作成およびビ ュー フ ィ ルタ を使用し たデータ分析の詳細は、 『OLAP Services Guide』 を参照し て く ださい。

派生 メ ト リ ッ ク

派生 メ ト リ ッ ク は、 レポー ト で使用可能なデータ を使用し てその場で計算を実行し ます。 これは、 すでにレポー ト にあ るデータ を さ まざまな方法で表示し、 さ らに詳し く 分析するための簡単な方法です。 派生 メ ト リ ッ ク を使用し て、 利益幅、 貢献額、 レポー ト にすでに存在する メ ト リ ッ ク間の差異などの分析を、 その場で簡単に実行でき ます。

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18 OLAP Services © 2011 MicroStrategy, Inc.

派生 メ ト リ ッ クはレポー ト にあ る既存の メ ト リ ッ ク に基づいて作成されます。 派生 メ ト リ ッ クは メ モ リ 内で評価されるので、 その計算にはデータベースでの SQL 実行は必要あ り ません。

派生 メ ト リ ッ クはレポー ト 内で作成されるので、 それが作成されたレポート 内でのみ使用でき ます。 派生 メ ト リ ッ クは、 プロ ジェ ク ト 内で個々のオブジェ ク ト と し て保存する こ と はできず、 そのためプロ ジェ ク ト 内のほかのレポー ト に適用する こ と はでき ません。

派生 メ ト リ ッ ク の作成および派生 メ ト リ ッ ク を使用し たデータ分析の詳細は、 『OLAP Services Guide』 を参照し て く ださい。

派生エレ メ ン ト

派生エレ メ ン ト は、 レポー ト のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト をグループ化した ものです。 これらのグループを使用し て、 レポー ト データ を新たな方法で表示し、 分析および書式設定を行えます。 た と えば、 12 月、 1 月、 2 月 のデータ を、 冬季全体のデータ を組み合わせて表示する単一のエレ メ ン トにグループ化する こ と ができ ます。

コ ン ソ リ デーシ ョ ン またはカス タ ム グループを定義する代わ り に、 派生エレ メ ン ト を使用し て、 レポー ト を表示し ながら これらのグループをその場で作成する こ と ができ ます。 派生エレ メ ン ト はレポー ト データセ ッ ト で評価され、 SQL が再生成または再実行される こ と はあ り ません。

派生エレ メ ン ト は、 リ ス ト 、 フ ィ ルタ、 またはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト データ を結合する計算を使用し て定義し ます。

派生エレ メ ン ト の作成および派生エレ メ ン ト を使用し たデータ分析の詳細は、 『OLAP Services Guide』 を参照し て く ださい。

動的小計

動的小計 を使用する と、 レポー ト 結果を表示し ながら、 その場でレポー ト集計のレベルを変更する こ と ができ ます。 この機能によ り 、 レポー ト をデータ ウ ェ アハウ スに対し て再実行する こ と な く 、 レポー ト に含まれる アト リ ビ ュー ト に応じ て、 さ まざまなレベルでの メ ト リ ッ ク値の小計を計算する こ と ができ ます。 動的小計は、 レポー ト に含まれる ア ト リ ビ ュー ト のレ イ ア ウ ト が変更された と きに実行されます。 レポー ト に含まれる ア ト リビ ュー ト のレ イ ア ウ ト が変更されるのは、 ア ト リ ビ ュー ト またはア ト リビ ュー ト フ ォームを、 レポー ト レ イ ア ウ ト から [レポー ト オブジェ ク ト ]

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© 2011 MicroStrategy, Inc. 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト 19

ペイ ンへ移動し た り 、 [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンから レポー ト レ イ アウ ト に戻し た り し た と きです。 レポー ト レ イ ア ウ ト の内容が変更されると、 メ ト リ ッ ク値は動的にレポー ト の新しいレベルに集計されます。

動的小計を使用し たデータ分析の詳細は、 『OLAP Services Guide』 を参照して く ださい。

印刷、 メ ール送信、 レポー ト と デー タのエク スポー ト

レポー ト の印刷

レポー ト は、 MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web から印刷できます。

MicroStrategy Desktop から レポー ト を印刷するには

1 任意のレポー ト をダブルク リ ッ ク し て実行し ます。 レポー ト が開き ます。

2 [ フ ァ イル ] メ ニューから [ 印刷 ] を選択し ます。[印刷] ダ イ ア ロ グ ボ ック スが開き ます。

3 印刷する前に、 プレ ビ ューを表示し て正し く 印刷される こ と を確認するには、 [ 印刷プレビ ュー ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト のプレ ビ ューを終了し た ら、[ 印刷 ] を ク リ ッ ク し て、[印刷] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スに戻 り ます。 詳細は、 オン ラ イ ン ヘルプを参照し て く ださい。

4 印刷する前にレポー ト の外観を変更するには、 [ ページ設定 ] を ク リ ッ クし ます。 変更を行った後、 [ 印刷 ] を ク リ ッ ク し て [印刷] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スに戻 り ます。 詳細は、 オン ラ イ ン ヘルプを参照し て く ださい。

5 [ 名前 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト からプ リ ン タ を選択し ます。

6 デフ ォル ト では、 レポー ト 全体が印刷されます。 印刷するページを選択するには、 [ ページ ] フ ィ ール ド にページ番号を入力し ます。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

20 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

7 デフ ォル ト でグ リ ッ ド (レポー ト 結果) が印刷されますが、[ 印刷対象 ] ドロ ッ プダウ ン リ ス ト で [SQL] を選択し て、 代わ り に SQL ステー ト メ ン

ト を印刷する こ と も でき ます。

8 印刷する [ 部数 ] を選択し ます。

9 [OK] を ク リ ッ ク し てレポー ト を印刷し ます。

MicroStrategy Web から レポー ト を印刷するには

1 任意のレポー ト を ク リ ッ ク し て実行し ます。

2 [ ホーム ] メ ニューから、[ エクスポー ト ] を選択し、次に [PDF] を ク リ ック し ます。 [PDF オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

3 [PDF オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スでレポー ト の拡大縮小印刷および印刷の向き を指定し、[ エクスポー ト ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト が PDF 形式で開き ます。

4 PDF 内で、 [ フ ァ イル ] メ ニューから [ 印刷 ] を選択し ます。 [印刷] ダ イア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

5 [印刷] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのオプシ ョ ンを使用し て、 レポー ト の印刷サイ ズを調整し、 印刷部数を指定し ます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し てレポー ト を印刷し ます。

レポー ト の メ ール送信

電子 メ ールに Microsoft Outlook を使用し ている場合は、 Desktop のレポート を任意の メ ール ア ド レ スに メ ールで送信でき ます。 Desktop がレポー トを Microsoft Excel スプレ ッ ド シー ト や Adobe PDF などのさ まざまなフ ァ イ

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© 2011 MicroStrategy, Inc. 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト 21

ル形式の 1 つに変換し、 そのレポー ト データ を含むフ ァ イルが、 次のイメ ージに示すよ う に電子 メ ールに添付されます。

メ ール ア ド レ ス を入力し、 必要に応じ て メ ッ セージを追加し て、 [ 送信 ] をク リ ッ クするだけです。 以下のイ メ ージは、 電子 メ ールの受信者が添付フ ァ イルを開いた と きに、 レポー ト が各フ ァ イル形式でどのよ う な外観にな るかを示し ています。

レポー ト を HTML 形式で送信する と、 HTML フ ァ イルは、 メ ールに添付されるのではな く 、 メ ールの本文に表示されます。

Desktop の電子 メ ール機能は、 MicroStrategy Distribution Services または MicroStrategy Narrowcast Services の電子 メ ール機能と は異な り ます。 Distribution Services には、 レポー ト やド キ ュ メ ン ト を電子 メ ールの受信者、 ネ ッ ト ワーク上のフ ァ イル保存場所、 またはネ ッ トワーク プ リ ン タに配布するための幅広い機能が備わっています。Distribution Services の詳細は、 『システム管理ガイ ド』 を参照し て ください。

ファイル形式と必要なソフトウェア

レポー ト は、 以下を含むさ まざまなフ ァ イル形式で Desktop から メ ール送信する こ と ができ ます。

• Microsoft Word ド キ ュ メ ン ト （.doc）。 受信者のコ ンピ ュータに Microsoft Word ソ フ ト ウ ェアがイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。 受信者

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22 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

が添付された Word ド キ ュ メ ン ト を開 く と、 次に示す例のよ う に、 レポー ト データが標準の Word の表で表示されます。

受信者は、 標準の Word の表の場合と同様に、 レポー ト のデータに対して、 列や行の名前の変更や書式設定、 およびセルの編集や書式設定などの操作を行 う こ と ができ ます。

• Microsoft Excel ワーク ブ ッ ク / スプレ ッ ド シー ト （.xls）。 受信者のコ ンピ ュータに Microsoft Excel ソ フ ト ウ ェ アがイ ン ス ト ールされている必要

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© 2011 MicroStrategy, Inc. 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト 23

があ り ます。 受信者が添付された Excel フ ァ イルを開 く と、 次に示す例のよ う に、 レポー ト データが標準のスプレ ッ ド シー ト で表示されます。

受信者は、 ほかの Excel スプレ ッ ド シー ト の場合と同様に、 レポー ト のデータに対し て、 列や行の名前の変更や書式設定、 およびセルの編集や書式設定などの操作を行 う こ と ができ ます。

また、 スプレ ッ ド シー ト には、 レポー ト の説明、 レポー ト にフ ィ ルタがあ る場合はフ ィ ルタ情報、 およびレポー ト の数値がキ ャ ッ シ ュ データから取得された ものかど う かについての情報も含まれます。 レポー ト フ ィ ルタの詳細は、 4 章、「データからの必要な情報の取得」を参照して く ださい。 キ ャ ッ シ ュ処理の説明は、 5 章、「プロンプトへの回答およびデータの更新」を参照し て く ださい。

• Microsoft Access データベース （.mdb）。 受信者のコ ンピ ュータに Microsoft Access ソ フ ト ウ ェアがイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。 受信者が添付された Access データベース フ ァ イルを開 く と、 レポー ト データが標準の Access データベース形式で表示されます。

受信者は、 ほかの Access データベース フ ァ イルの場合と同様に、 レポー ト のデータ を操作する こ と ができ ます。

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24 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

• テキス ト フ ァ イル （.txt）。 受信者のコ ンピ ュータに Microsoft Notepad などのテキス ト エデ ィ タがイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。受信者が添付されたテキス ト フ ァ イルを開 く と、 次に示す例のよ う に、レポー ト データが標準のテキス ト フ ァ イルの列で表示されます。

受信者は、 標準のテキス ト フ ァ イルの場合と同様に、 レポー ト のデータに対し て値および列や行の名前の編集などの操作を行 う こ と ができ ます。

• HTML フ ァ イル （.htm）。 受信者のコ ンピ ュータにイ ン ターネ ッ ト ブラウザがイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。 受信者が メ ールを開 く

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© 2011 MicroStrategy, Inc. 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト 25

と、 次に示す例のよ う に、 レポー ト データが メ ールの本文と し て表示されます。

受信者は、 メ ールの [ フ ァ イル ] メ ニューを使用し て、 レポー ト データを標準の HTML フ ァ イル と し て保存でき ます。 いったん保存する と、受信者は、 HTML フ ァ イルの標準のコ ンテンツ内と同様に、 レポー ト のデータに対し て、 データ、 および列や行の名前の編集や書式設定などの操作を行 う こ と ができ ます。

• Adobe PDF フ ァ イル （.pdf）。 受信者のコ ンピ ュータに Adobe Acrobat Reader がイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。 ADF は、 Nook または Kindle 上で も表示でき ます。 受信者が添付された PDF フ ァ イルを開く と、 次のイ メ ージに示すよ う に、 レポー ト データが標準の PDF で表示されます。

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26 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

受信者は、 ほかの PDF の場合と同様に、 レポー ト のデータ を確認するこ と ができ ます。

Desktop から レポー ト を メ ール送信するには

メ ールの受信者のコ ンピ ュータに、 適切な関連ソ フ ト ウ ェア アプ リケーシ ョ ンがイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。 た と えば、レポー ト を Microsoft Word ド キ ュ メ ン ト と し て メ ール送信する場合、添付された Word ド キ ュ メ ン ト を開 く こ と ができ る よ う に、 受信者のコ ンピ ュータに Microsoft Word アプ リ ケーシ ョ ンがイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。 それぞれのフ ァ イル タ イプに必要なアプ リ ケーシ ョ ンは、 前述の とお り です。

1 任意のレポー ト を ク リ ッ ク し て実行し ます。

2 [ フ ァ イル ] メ ニューで、 [ レポー ト を メ ール ] をポ イ ン ト し ます。

3 表示される フ ァ イル形式の 1 つを選択し ます。 Desktop が、 レポー ト を選択し たフ ァ イル形式に変換し、 Microsoft Outlook から新規 メ ールを開いて、 変換されたレポー ト を添付し ます。

• レポー ト を HTML 形式で送信する と、 HTML フ ァ イルは、 メ ールに添付されるのではな く 、 メ ールの本文に表示されます。

4 [ 宛先 ] フ ィ ール ド に受信者の メ ール ア ド レ ス を入力し、 必要に応じ てメ ッ セージを追加し、 [ 送信 ] を ク リ ッ ク し て メ ールを送信し ます。

デー タのエ ク スポー ト

MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web では、 データ を、 スプレ ッド シー ト （.xls） やワード プロセ ッ サ （.doc） などの別の形式またはアプ リケーシ ョ ンにエ ク スポー ト でき ます。

使用でき る形式は、 MicroStrategy Desktop と MicroStrategy Web と で異な り ます。 使用でき る形式は、 グ リ ッ ド レポー ト と グ ラ フ レポート のどち ら をエ ク スポー ト するかによ って も異な り ます。

エ ク スポー ト の前に、 い く つかのエ ク スポー ト オプシ ョ ンを設定でき ます。 オプシ ョ ンには、 どのレポー ト 詳細をエ ク スポー ト するか、 データ を PDF にエ ク スポー ト するのか別のアプ リ ケーシ ョ ンにエ ク スポー ト するのか、 などの指定があ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト 27

さ らに、 簡体中国語や日本語などの 2 バイ ト 言語の文字を含むグ リ ッ ド レポー ト を PDF にエ ク スポー ト するには、 コ ンピ ュータでその 2 バイ ト 言語が使用されている必要があ り ます （た と えば、 日本語版の Windows）。 英語環境を使用し ている場合は、 事前にア ト リ ビ ュー ト および メ ト リ ッ クの名前のフ ォ ン ト を、 そのロ ケールをサポー ト し ている フ ォ ン ト タ イプに変更し ない限 り 、 2 バイ ト 言語の文字は正し く エ ク スポー ト されません。フ ォ ン ト の変更はレポー ト デザイナが行 う 必要があ り ます。 手順については、「特定のレポート上のメトリックの書式設定」（402 ページ）、 または MicroStrategy オン ラ イ ン ヘルプを参照し て く ださい。

Desktop でエ クスポー ト 設定を構成するには

1 レポー ト を開き ます。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ エクスポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [エク スポー ト オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 エ ク スポー ト オプシ ョ ンを必要に応じ て変更し ます。 各設定の詳細を表示するには、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

MicroStrategy Web でエクスポー ト 設定を構成するには

1 レポー ト を開き ます。

2 [ ホーム ] メ ニューから [ エクスポー ト ] を選択し、必要な出力書式を選択し ます。 [エ ク スポー ト オプシ ョ ン] ページが開き ます。

MicroStrategy Web の場合は次の点に注意し て く ださい。

エ ク スポー ト オプシ ョ ンは [ユーザ基本設定] ページで変更できます。 詳細は、 MicroStrategy Web で [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て ください。

プロ ジェ ク ト 全体でのグ ラ フの設定は [ユーザ基本設定] ページで変更でき ます。 詳細は、 MicroStrategy Web で [ ヘルプ ] を ク リ ック し て く ださい。

3 エ ク スポー ト オプシ ョ ンを必要に応じ て変更し ます。 各設定の詳細を表示するには、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

28 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Desktop でデータ をエ クスポー ト するには

1 レポー ト を開いて、[ データ ] メ ニューから、[ エクスポー ト 先 ] をポイ ント し ます。

2 フ ァ イルをエ ク スポー ト するのに適し た形式を選択し ます。 以下のアプリ ケーシ ョ ン またはフ ァ イル タ イプがサポー ト されています。

• Microsoft Access

• Microsoft Excel

• Microsoft Word

• HTML フ ァ イル

• テキス ト フ ァ イル

• メ ール

• PDF

プロ ジェ ク ト の透かしが定義されている場合は、 透かしが PDF で表示されます。 透かしは、 ページの背景に表示される淡いデザイ ンです。 透かしは、 通常、 ページを識別または装飾する もので、 テキス ト またはイ メ ージのどち らでも使用でき ます。 た と えば、 すべてのページに付け られる 「社外秘」 の文字や、 レポー トのすべてのページの背景に表示される ビジネス ロ ゴがあ り ます。透かしについての詳しい情報は、 『MicroStrategy Report Services ド キ ュ メ ン ト 作成ガイ ド』 を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web でデータ をエ クスポー ト するには

1 [ ホーム ] メ ニューから [ エクスポー ト ] を選択し、必要な出力書式を選択し ます。 [エ ク スポー ト オプシ ョ ン] ページが開き ます。

2 エ ク スポー ト 設定を必要に応じ て変更し、 [ エクスポー ト ] を ク リ ッ ク します。 選択し たアプ リ ケーシ ョ ンにレポー ト が自動的に表示されます。

一括エクスポート レポートの構成

MicroStrategy Narrowcast Server 製品があ る場合は、 非常に大きなレポー トを一括エ ク スポー ト レポー ト と し て保存し、 結果を区切 り テキス ト フ ァ イ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 1

© 2011 MicroStrategy, Inc. 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト 29

ルにエ ク スポー ト でき ます。

非常に大量のデータが含まれる一括エ ク スポー ト レポー ト は、 Desktop からは実行でき ません。 Narrowcast Server によ って有効にされる [スケジ ュールし たフ ァ イル エ ク スポー ト ] を使用し て、 MicroStrategy Web から一括エク スポー ト を実行する必要があ り ます。 一括エ ク スポー ト についての詳しい情報は、 MicroStrategy Narrowcast Server の ド キ ュ メ ン ト を参照し て く ださい。

MicroStrategy レポーテ ィ ング入門 基本レポーテ ィ ング ガイ ド1

30 印刷、 メ ール送信、 レポー ト とデータのエ ク スポー ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

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22. レポートの書式設定しきい値、バンド、名前変更、オートスタイル、グラフの書式設定など

はじめに

レポー ト の書式設定には、 よ り 詳しい分析のための特定データの強調表示や、 レポー ト の全体表示またはルッ ク アン ド フ ィ ールの変更が含まれます。 以下を行 う こ と ができ ます。

• 重要な数字を強調表示する

• 特定の一連のデータに焦点を当て る

• ビジネス ア ト リ ビ ュー ト や メ ト リ ッ ク計算などのレポー ト 上のオブジェ ク ト の名前を変更する

• ビジネス プレゼンテーシ ョ ン用のレポー ト に会社固有のデザイ ンを適用する

バン ド オプシ ョ ンを使用し てレポー ト データの行または列を色でグループ化する こ と によ って、 レポー ト が見やす く な り 、 重点を置きたいビジネス概念を容易に識別でき る よ う にな り ます。

MicroStrategy のオー ト ス タ イルは選択された書式設定の集ま り であ り 、 クリ ッ ク 1 つですべてを同時に適用でき ます。 この章では、 オー ト ス タ イルの使用法、 および独自のオー ト ス タ イルを作成し て保存する方法を説明します。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

32 書式設定のためのア イデア © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト の書式設定は、 グ リ ッ ド表示で実行でき ます。 場合によ って （レポー ト デザイナの場合） はデザイ ン表示で実行でき ます。 グ リ ッ ド表示では、 レポー ト を書式設定する と変更結果が即座に表示されます。 （さ まざまな表示方法の概要、 およびそれらへア ク セスする方法については、「レポート タイプ」（9 ページ）を参照し て く ださい。）

[ ヘルプ ] を ク リ ッ クすれば、 いつでも どのタ イプの書式設定でも、 それを行 う ための詳細なステ ッ プを確認でき ます。

書式設定のためのア イデア

書式は、 必要に応じ て思いどお り にきめ細か く 設定する こ と ができ ます。この章では、 次のすべてのア イデアに関する ステ ッ プを説明し ます。

• グ リ ッ ド レポー ト の個々のセル : グ リ ッ ド レポー ト の個々のデータ セルの書式設定は、 重要な単一データ値に注意を喚起する場合、 またはデータ量の多いレポー ト で容易かつ迅速に重要データ を特定し たい場合に行います。 し きい値を使用する と、 値が自動的に書式設定されます。また、 セルが空で表示される場合には代わ り に EMPTY （空） と い う 文字列など、 表示する値を指定する こ と も でき ます。

• グ リ ッ ド レポー ト の行および列 : レポー ト の メ ト リ ッ ク列を非表示にして、 レポー ト の再実行時に表示されないよ う にする こ と ができ ます。 また、 レポー ト の行や列のグループに色のバン ド を適用し、 データ量の多いレポー ト を分析しやす く する こ と も でき ます。 行および列の見出しの名前を変更し て、 自分自身や他のアナ リ ス ト が理解しやすいオブジェ クト 名にする こ と ができ ます。 また、 手動で列の幅や行の高さ を変更して、 レポー ト の表示を微調整する こ と も でき ます。

• グ ラ フ レポー ト : グ ラ フに適し たス タ イル （円、 棒、 折れ線、 3D 等高線、 ガン ト 、 など） を選択し た り 、 系列の色 （円グ ラ フでの円のス ラ イスの色など） を書式設定し た り する こ と ができ ます。 また、 グ ラ フの凡例、 タ イ ト ル、 軸ラベルなどのエレ メ ン ト の位置やサイ ズを変更する こと も でき ます。

• ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のカス タ ム グループ : カス タ ム グループはレポー ト データ を表示する特別な方法で、 レポー ト 分析者に と って意味のあ る名前を使用し てレポー ト データ をグループ化する ものです。レポー ト 上のカス タ ム グループを書式設定する場合、 グループ エレメ ン ト を フ ラ ッ ト 表示するか階層表示するかを選択でき ます。

カス タ ム グループの作成、 並べ替え、 またはカス タ ム グループでの小計の使用などの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 33

グ リ ッ ド レポー ト の書式設定

この項では、 以下の書式設定タ ス ク について説明し ます。

• 「グリッド上の条件付き値の書式設定 : しきい値」（33 ページ）

• 「NULL 値と空白セルの書式設定」（58 ページ）

• 「行見出しおよび列見出しの名前変更」（59 ページ）

• 「アトリビュート エレメント グループの展開と縮小」（65 ページ）

• 「メトリック列の非表示化」（67 ページ）

• 「列または行のサイズ変更 : 列ハンドルおよび固定列幅モード」（70 ページ）

• 「レポートの行または列のグループの書式設定 : バンド」（74 ページ）

• 「行および列の名前を常に表示する : ヘッダーのロック」（78 ページ）

• 「レポートの罫線の書式設定」（78 ページ）

グ リ ッ ド 上の条件付き値の書式設定 : し きい値

個々のセル データ を、 レポー ト の残 り のデータ と は異な る よ う に自動的に書式設定でき ます。 データの書式を変えてデータ自体を目立つよ う にすると、 分析の際にそのデータの位置を特定しやす く な り ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

34 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

単純な例と し て、 次の図に示すレポー ト で、 売上が 1,000,000 ド ルを超えるサブカテゴ リ を強調表示する と し ます。

これは、 し きい値を "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク に適用する こ と によ って実現でき ます。 し きい値は、 値がし きい値の条件に適合する と灰色の背景と太字フ ォ ン ト を自動的に適用する よ う に定義されています。 結果のレポー ト を次に示し ます。 1,000,000 ド ルを超える売上が強調表示されています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 35

し きい値の条件は必要に応じ て単純にも複雑にも でき ます。

上記の例と下記の例を比較し て く ださい。 下の図は、 [Product Sales Results By Region （地域ご と の製品売上の結果）] と い う 名前の Tutorial レポー ト を示し ています。 し きい値は "% Change in Revenue" （売上変動率） メ ト リ ックおよび "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク に対し て設定されています。

データが特定の条件 （売上が 100 万ド ルを超え る場合や在庫が 50 に満たない場合など） に基づいて自動的に特別な書式設定で表示される よ う に設定されている場合、 これは条件付き書式設定と呼ばれます。 この特別な書式設定は、 特定の条件が満た された場合に値に適用される ものです。 条件に合致するデータは、 その条件のし きい値を超え る値とみな されます。 データがし きい値を超え る と、 書式が適用されます。 つま り 、 し きい値 は、 レポー ト の他のデータ と は異な る書式が設定されるデータのセルであ り 、 書式設定はレポー ト が再実行されるたびに動的に適用されます。

し きい値は、 レポー ト 内の特定のデータ を、 特別なセル書式、 記号、 イメ ージ、 または置換テキス ト の表示によ って強調表示する ものです。 上の図のグレーの菱形の記号は、 前年からの若干の売上増を示すすべての値に置き換わ り 、 これらの値を表し ています。 [若干増] は、 売上の変化が 0 から 5 パーセン ト の範囲と し て定義されています。 黄色の菱形記号は、 前年からの中程度の売上減少を示し ます。 この場合の [中程度] は、 10 から 0 の範囲と し て定義されています。 売上 メ ト リ ッ ク において中程度の減少を示す値は、 赤で表示されます。 これらの各し きい値は、 大量データ を分析しやす く する もので、 記号によ って目に付きやす く な り 、 フ ォ ン ト の色が違う 値もすぐに識別でき ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

36 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Desktop でし きい値を設定する と、 MicroStrategy Desktop と Web の両方で表示でき ます。

し きい値イ メ ージは Desktop では表示でき ません。 他のすべてのしきい値の書式設定、 た と えば記号や置換テキス ト などは、 Desktop で表示でき ます。 レポー ト に追加し た し きい値イ メ ージを参照するには、 レポー ト を MicroStrategy Web で表示し ます。 し きい値イ メ ージはまた、 レポー ト が Desktop または Web で HTML ド キ ュ メ ン ト または Report Services ド キ ュ メ ン ト に配置されている場合にも表示されます。

グ ラ フ レポー ト では、 特定の種類のし きい値書式設定を使用でき ます。 グラ フへのし きい値の適用についての詳細は、「グラフ上の条件付きデータの書式設定 : しきい値」（91 ページ）を参照し て く ださい。

以下の手順では、 Desktop および MicroStrategy Web でし きい値を作成する方法を説明し ています。

しきい値の書式のアイデア

ス コ アカード に似たレポー ト を作成するには、 し きい値を使用し てレポート 内の値の範囲に応じ て異な る色を割 り 当てます。 これによ り 情報を幅広いク ラ スに分類でき ます。 結果は、 選択し た数字範囲のど こに該当するかに応じ て、 バン ド設定された値が色分け されて示されます。 値によ って列を並べかえ る と、 色は適切にグループ化されます。 （データ を並べ替え る手順は、「データの並べ替え」（104 ページ）を参照し て く ださい。）

し きい値を使用し て、 次の処理を行 う こ と ができ ます。

• レポー ト で各 メ ト リ ッ ク計算に条件を定義し ます。 定義でき る条件の数は無制限です。 各条件には、 単純な式から複雑な式まで設定でき ます。し きい値は、 レポー ト 定義の一部であ る どの メ ト リ ッ ク にも適用でき ます。

• し きい値条件を満たすセルに対し て、 以下の書式プロパテ ィ を定義し ます。

フ ォ ン ト のタ イプ、 サイ ズ、 ス タ イル、 および色

セルの背景色 （塗 り つぶし）

配置

数値フ ォーマ ッ ト

罫線と パターン

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

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• 指定された条件を満たす各セル値を、 任意のテキス ト で置換し ます。 たと えば、 " 売上 " が 5000 ド ルを超えるすべての値を 「売上目標達成」 とい う テキス ト で置換でき ます。

• 条件が真の場合に、 セル値を イ メ ージで置換し ます。

• 定義済の記号の リ ス ト から選択し た記号でセル値を置換し ます。 その記号と元の値と が切 り 替え られる よ う に設定する こ と も でき ます。

MicroStrategy ではい く つかのデフ ォル ト のし きい値を提供し ています。

Desktop でしきい値の作成と適用

し きい値は、 レポー ト セルの メ ト リ ッ ク値に適用されます。

新しいし きい値を作成する前に、 次の事項を決めてお く 必要があ り ます。

• 条件 : そのし きい値の書式設定が適用されるために メ ト リ ッ ク値が満たす必要のあ る条件と は ? し きい値の条件の一般的な例と し て、 販売金額が一定の額を超えたかど う か、 売上が一定の率よ り 減ったど う か、 あ るいは、 従業員数が一定数を下回ったかど う か、 などがあ り ます。

レポー ト 上のア ト リ ビ ュー ト または他の メ ト リ ッ ク を使用し て し きい値条件を定義し ます。 た と えば次のレポー ト では、 "Trend Lead Conversion" （引き合い変換傾向） 列に緑色の + （プラ ス記号） または赤の - （マイナス記号） のし きい値が含まれてお り 、 前月比の傾向がプラスかマイナスかを強調表示し ています。 前月比の傾向は 1 番目と 2 番目の列を比較する こ と によ って決定されます。 つま り 、 後の列にし きい値を表示する条件は、 次に示すよ う に 1 番目および 2 番目に表示される値に基づいています。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

38 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 書式 : 条件が満た された場合にレポー ト 上に何を表示し たいか。 一般的な例と し て、 重要な数字を赤字で表示し た り 、 背景を赤色にし て白抜きで表示し た り 、 特定のデータの代わ り に赤色の停止記号または緑色の交通信号記号を表示し た り し ます。

これら を決定し た ら、 [し きい値] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を使用し て Desktop でし きい値を作成でき ます。 [し きい値] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スへは、 次の方法でア ク セスでき ます。

• [データ] メ ニューで、 [ し きい値 ] を選択し ます。

• 適切な メ ト リ ッ ク を右ク リ ッ ク し、 [ し きい値 ] を選択し ます。

• ツールバーで、 [ し きい値 ] を ク リ ッ ク し ます。

Desktop で し きい値を作成し、 グ リ ッ ド レポー ト に適用するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ し きい値 ] を選択し ます。

3 ツールバーの ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 し きい値を適用する メ トリ ッ ク を選択し ます。

• 1 つの メ ト リ ッ ク にし きい値を作成し た後、 レポー ト の複数の メ トリ ッ ク にそのし きい値を簡単にコ ピーでき ます。 詳細は、 この手順の 後に説明し ます。

4 [ 新規し きい値 ] を ク リ ッ ク し て新しいし きい値に名前を付けます。

この メ ト リ ッ ク ですでに定義されている し きい値がすべてツールバーの下に表示されます。 既存のし きい値を選択し て変更するか、ツールバーで [ 新規し きい値を追加 ] を ク リ ッ ク し て新規のしきい値を作成し ます。

5 し きい値の書式設定を適用するために値が満たす必要のあ る条件を定義し ます。 [ 新規条件を作成するには、 こ こ を ク リ ッ ク し て く だ さい ] と いう テキス ト を ク リ ッ ク し ます。 条件の部分が表示され、 それぞれを次のよ う に定義する必要があ り ます。

• 初に [ フ ィ ールド ] を ク リ ッ ク し て、条件の一部と な る ビジネス アト リ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク計算を選択し ます。

• [ 演算子 ] を ク リ ッ ク し て、 [In List]、 [Not in List]、 または [Where] などの演算子を選択し ます。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 39

• [ 値 ] を ク リ ッ ク し て、 使用可能な リ ス ト からエレ メ ン ト を指定し ます。

6 次に、 上で定義し た条件を満たすセル値に対し て、 適用し たい書式設定を定義し ます。

初に、 [ 書式 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から次のいずれかを選択し ます。

• [ 書式 ] : これを選択し てフ ォ ン ト 、 色、 ス タ イル、 サイ ズなどを変更し ます。 これは、 し きい値条件を満たす値を書式設定する ものです。

• [ 文字列を置換 ] : これを選択し て独自のテキス ト を表示し ます。 これは、 し きい値条件を満たす値をテキス ト で置換する ものです。 テキス ト フ ィ ール ド にテキス ト を入力し ます。 テキス ト は 255 文字以下に制限されます。

• [ イ メ ージ ]: これを選択し て し きい値条件を満たす値を イ メ ージ フ ァイルで置換し ます。イ メ ージの保存方法を指定するには、[ 絶対パス ] を ク リ ッ ク し て、 ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から以下のいずれかを選択し ます。

絶対パス (デフ ォル ト ) : た と えば c:\images\img.jpg

HTML ド キュ メ ン ト デ ィ レ ク ト リ に相対 : イ メ ージが格納されている ド キ ュ メ ン ト デ ィ レ ク ト リ からの相対パスです。 た と えば、images\img.jpg

ネ ッ ト ワーク上 : UNC （Universal Naming Convention） 形式で指定し た ローカル エ リ ア ネ ッ ト ワーク のパスです。 た と えば、\\machine_name\shared_folder\img.jpg

Web 上 : イ メ ージ フ ァ イルの URL です。 た と えば、http://www.microstrategy.com/ images/img.jpg

ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト の下のボ ッ ク スにフ ァ イルのパスおよび名前を入力するか、 [...] ( [ ブ ラウズ ] ボタ ン) を ク リ ッ ク し て イ メ ージ フ ァ イルを参照し ます。 イ メ ージ パスの指定の詳細は、 オン ラ イ ン ヘルプを参照し て く ださい。

し きい値イ メ ージは Desktop では表示でき ません。 レポー ト に追加し た し きい値イ メ ージを参照するには、 レポー ト を MicroStrategy Web で表示し ます。 し きい値イ メ ージは、 レポー トが HTML ド キ ュ メ ン ト または Report Services ド キ ュ メ ン ト に配置されている場合にも参照でき ます。

• [ ク イ ッ ク シンボル ]: これを選択し て し きい値条件を満たす値を記号で置換し ます。 右側のボ ッ ク スから記号を選択し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

40 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

7 前のステ ッ プで [ イ メ ージ ] 以外のオプシ ョ ンを選択し た場合は、ツールバーの [ し きい値書式を編集 ] を ク リ ッ ク し て メ ト リ ッ ク値の書式、置換テキス ト 、 および記号を適用し ます。 [書式] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で選択し た書式設定オプシ ョ ンについて、 数値書式、 テキス ト またはデータのフ ォ ン ト 、 セル内の配置、 セルの罫線、 およびセルのパターンを定義でき ます。

8 小計にし きい値書式設定を適用するかど う かを選択し ます。 ツールバーから以下のア イ コ ンのいずれかを選択し ます。

• メ ト リ ッ クのみ : し きい値条件を メ ト リ ッ ク値のみに適用し ます。

• メ ト リ ッ クおよび小計 : し きい値条件を メ ト リ ッ クおよび小計の値に適用し ます。

• 小計のみ : し きい値条件を小計値のみに適用し ます。

9 この手順の前の部分で [ク イ ッ ク シンボル] を選択し た場合、 メ ト リ ック値と、 し きい値に指定し た記号を他のアナ リ ス ト が切 り 替え られる よう にするには、 [ ユーザーにし きい値の表示 / 非表示を許可 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 ユーザは、 フ ァ ン ク シ ョ ン キーの [F12] を使用し て、または [ データ ] メ ニューから [ し きい値を隠す ] オプシ ョ ンか [ しきい値を表示 ] オプシ ョ ンを選択し て、 記号と値を切 り 替える こ と ができ ます。

10 [OK] を ク リ ッ ク し て、 新しいし きい値定義を保存し ます。

新しいし きい値を、 レポー ト に追加された メ ト リ ッ ク にコ ピー / 貼 り 付けするには、「Desktop で複数のメトリックへのしきい値のコピー」（40 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web では、 し きい値の表示または非表示は、 [ データ ] ツールバーの [ ビジュアルし きい値エデ ィ ター ] ア イ コ ンを選択し て行 う こ と ができ ます。

Desktop で複数のメ ト リ ッ クへのし きい値のコ ピー

コ ピー / 貼 り 付け機能を使用する と、 レポー ト 上の多数の メ ト リ ッ ク に同じ し きい値を簡単に追加でき ます。 その後、 それらのし きい値を メ ト リ ック ご と に必要に応じ て編集でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 41

Desktop で し きい値を コ ピーするには

1 上記の手順に従って、 レポー ト 上の メ ト リ ッ ク に対し て し きい値を作成し ます。

2 し きい値エデ ィ タで、 コ ピーする し きい値を選択し て、 ツールバーの [ コ ピー ] を ク リ ッ ク し ます。

3 左上の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で、 し きい値のコ ピー先と な る メ ト リ ック を選択し ます。

4 ツールバーで、 [ 貼り付け ] を ク リ ッ ク し ます。 し きい値が、 メ ト リ ッ クにコ ピーされます。

5 コ ピーされた し きい値には、 デフ ォル ト で " [元のし きい値の名前] のコピー " と い う 名前が付け られます。 これを変更する場合は、 し きい値の名前を ク リ ッ ク し ます。

6 必要に応じ て、 し きい値を編集し ます。

7 し きい値を保存し、 [OK] を ク リ ッ ク し てレポー ト に戻 り ます。

レポー ト 上の他の メ ト リ ッ ク に対し て し きい値を コ ピーする場合は、 メ トリ ッ ク ご と に上記の手順を繰 り 返し ます。

MicroStrategy Web でしきい値と警告の作成と適用

MicroStrategy Web ではい く つかのデフ ォル ト のし きい値を提供し ています。

• ク イ ッ ク し きい値 : ク イ ッ ク し きい値を使用する と、 レポー ト 上の メ トリ ッ ク値に緑、 赤、 または黄色、 あ るいは記号を適用でき ます。 し きい値は自動的に書式設定されるので、 レポー ト にすばや く 追加する こ と ができ ます。「MicroStrategy Web でクイックしきい値を作成」（42 ページ）を参照し て く ださい。

• ビジ ュ アルし きい値 : ビジ ュ アルし きい値では、 範囲式 （<、 >、 または上位 N% など） を使用し て、 メ ト リ ッ ク が条件を満た し ているかど う かを決定し ます。 メ ト リ ッ ク が条件を満た し ている場合は、 値に特殊な書式を適用し た り 、 値を イ メ ージや記号で置き換え る こ と ができ ます。

「メトリックに基づいた 1 つのメトリックに対するしきい値の作成 : ビジュアルしきい値」（43 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

42 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

すべての MicroStrategy Web のし きい値の手順についての前提条件

• DHTML が有効化されている必要があ り ます。 手順は、 MicroStrategy Web ヘルプを参照し て く ださい。

• そのし きい値の書式が適用されるためには、 メ ト リ ッ ク値が と の条件を満たす必要があ るかを決定し ます。 し きい値の条件の一般的な例と して、 販売金額が一定の額を超えたかど う か、 売上が一定の率よ り 減ったど う か、 あ るいは、 従業員数が一定数を下回ったかど う か、 などがあ ります。 グ リ ッ ド上のア ト リ ビ ュー ト または他の メ ト リ ッ ク を使用し て しきい値条件を定義し ます。 レポー ト 上の 2 つの列の結果を比較する し きい値条件の具体例、 および結果のレポー ト のイ メ ージは、『MicroStrategy 基本レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

• 条件が満た された場合にレポー ト または ド キ ュ メ ン ト 上に何を表示し たいかを決定し ます。 一般的な例と し て、 重要な数字を赤字で表示し たり 、 背景を赤色にし て白抜きで表示し た り 、 特定のデータの代わ り に赤色の停止記号または緑色の交通信号記号を表示し た り し ます。

MicroStrategy Web でレポー ト にし きい値を表示するには

1 レポー ト を実行し ます。

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ グ リ ッ ド ] タブで、[ し きい値を表示 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。

4 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スの一番下の [OK] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト 内の

し きい値が表示されます。

MicroStrategy Web でク イ ッ ク し きい値を作成

ク イ ッ ク し きい値を使用する と、 レポー ト 上の メ ト リ ッ ク値に緑、 赤、 または黄色、 あ るいは記号を適用でき ます。 し きい値を使用する こ と で、 特定の範囲内にあ る メ ト リ ッ ク値を容易に識別でき ます。

ク イ ッ ク し きい値の書式は、 以下の メ ト リ ッ ク値の範囲に従って適用されます。 デフ ォル ト では、 ク イ ッ ク し きい値は降順に順位付け られています。

• 緑 : メ ト リ ッ ク値の上位 20%

• 赤 : メ ト リ ッ ク値の下位 20%

• 黄色 : （オプシ ョ ン） メ ト リ ッ ク値の中間層

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 43

た と えば、 1 日の売上データ を表示する レポー ト 上で ク イ ッ ク し きい値を有効化する と、 売上の上位 20% にあ る値は緑で強調表示され、 下位 20% にあ る値は赤で強調表示されます。

よ り 複雑な し きい値を作成するには、「複数のメトリックに対するしきい値の作成 : 上級しきい値」（47 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web でグ リ ッ ド レポー ト 上にク イ ッ ク し きい値を表示するには

1 レポー ト を実行し ます。

2 グ リ ッ ド レポー ト 上の メ ト リ ッ ク ヘッ ダーを選択し ます。 複数の メ トリ ッ ク ヘッ ダーを選択するには、 CTRL を押さ えて、 ヘッ ダーを選択

し ます。

3 メ ニュー バーで [ データ ] を選択し ます。

4 以下のいずれかを実行し ます。

• セルを緑と赤で強調表示するには、 ツールバーの [ ク イ ッ ク し きい値 ] を ク リ ッ ク し ます。

• 値の範囲内にあ る メ ト リ ッ ク値を記号で置き換え る よ う にするには、[ ク イ ッ ク し きい値 ] の隣にあ る矢印を ク リ ッ ク し、 以下に従ってレポー ト 上の表示される記号を選択し ます。

すべての メ ト リ ッ ク値を緑、 赤、 および黄色の記号で置き換え るには、 黄色の記号を選択し ます。

上位と下位 20% の範囲のみを緑と赤で置き換え るには、 赤または緑の記号を選択し ます。 中間層の メ ト リ ッ ク値は、 記号で置き換え られません。

メ ト リ ッ クに基づいた 1 つのメ ト リ ッ クに対する し きい値の作成 : ビジュアルし きい値

ビジ ュ アルし きい値は、 メ ト リ ッ ク に定義される し きい値で、 その メ トリ ッ ク自体または別の メ ト リ ッ ク に基づいて定義されます。 ビジ ュ アルしきい値は、 範囲式 （ >、 <、 BETWEEN、 上位、 下位など） を使用し ます。ビジ ュ アルし きい値は、 1 つの式で構成されます。 た と えば、 あ る ビジ ュアルし きい値は、 $10,000. を超える売上を計算し て、 条件を満たす値に特殊な書式を適用し た り 、 値を イ メ ージや記号で置き換えた り する こ と ができ ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

44 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト のカス タ ム書式設定を持つ独自のビジ ュ アルし きい値を定義するこ と ができ ます。 た と えば、 $50,000 を超えるすべての売上値を赤い Arial フ ォ ン ト で表示し たい場合は、 その範囲のし きい値に対し てその書式で、し きい値を定義する こ と ができ ます。 同じ レポー ト で、 $10,000 未満のすべての売上値を、 下向きの矢印のイ メ ージで置き換え る こ と も でき ます。 後述の手順で、 ビジ ュ アルし きい値の定義および書式設定の方法を説明し ます。

複雑な式を使用する し きい値を定義し、 複数の メ ト リ ッ ク に適用するには、「複数のメトリックに対するしきい値の作成 : 上級しきい値」（47 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web でビジュアルし きい値を定義および書式設定するには

1 以下のいずれかを実行し ます。

グ リ ッ ド レポー ト でビジ ュ アルし きい値を定義および書式設定するには :

a レポー ト の名前を ク リ ッ ク し て実行し ます。

b [ データ ] メ ニューから、 [ ビジュアルし きい値エデ ィ ター ] を選択します。 ビジ ュ アルし きい値エデ ィ ターが開き ます。

ド キ ュ メ ン ト でビジ ュ アルし きい値を定義および書式設定するには :

a ド キ ュ メ ン ト を [ デザイ ン ] モード または [ 編集可モー ド ] で開き ます。

b グ リ ッ ド を右ク リ ッ ク し て、[ し きい値 ] をポイ ン ト し、[ ビジュアル ] を選択し ます。 ビジ ュ アルし きい値エデ ィ ターが開き ます。

しきい値の条件を指定する

2 [ し きい値適用先 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で、し きい値を作成する対象のメ ト リ ッ ク を選択し ます。 リ ス ト には、 レポー ト に定義されているすべての メ ト リ ッ ク が含まれます。

3 [ プロパテ ィ ] 領域で、 し きい値を ク リ ッ ク し ます。 [タイプ ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 し きい値に使用する条件のタ イプを選択し ます。た と えば、 " 日次売上 " が $40,000 よ り 大きい と定義し たい場合は、 ドロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ 値 ] を選択し ます。 これによ り 、 し きい値は、この例では $40,000 と い う 、 実際の数値に基づ く ものにな り ます。 「日次売上の上位 5%」 のし きい値を定義し た場合は、 [ 上位 %] を選択し ます。

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4 [ 条件 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、し きい値条件がその メ ト リ ッ ク [ 自身 ] に基づ く か、 そのレポー ト 上の別の メ ト リ ッ ク に基づ く かを選択します。

5 [ 閉じ る ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。 条件が作成されます。

6 下に示すし きい値バーを使用し て、 値を定義し、 新しいし きい値を書式設定し ます。 バー上のそれぞれのス ラ イ ダが、 異な る し きい値の値を表し ます。

7 新しいし きい値を追加するには、 [ し きい値を追加 ] ア イ コ ンを クリ ッ ク し ます。 ス ラ イ ダがし きい値バーに追加されます。 ス ラ イ ダの初の位置は、 上で指定し た条件のタ イプによ って異な り ます。 ス ラ イ ダを ク リ ッ ク し て [ 値を入力 ] フ ィ ール ド に新しい値を追加するか、ス ラ イダを新しい値へ移動する こ と ができ ます。

8 必要に応じ て、 別のス ラ イ ダを追加し て切 り 替えます。 た と えば、 100 万を超え るすべての値に緑のフ ォ ン ト を表示し、 20,000 未満のすべての値に赤いフ ォ ン ト を表示する し きい値が必要な場合は、 し きい値バー上に、 100 万を超えるデータ を表すス ラ イ ダ と 20,000 未満ののデータ を表すス ラ イ ダの 2 つのス ラ イ ダが必要です。

9 バーからすべてのス ラ イ ダを削除するには、 ビジ ュ アルし きい値エデ ィターの 上部にあ る [ 削除 ] を ク リ ッ ク し ます。

10 し きい値を書式設定するには、 以下のいずれかを行います。

• 特定のし きい値条件を書式設定するには : 書式設定する し きい値スラ イ ダをダブルク リ ッ ク し ます。 [書式] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開きます。

• し きい値の範囲 （2 つのス ラ イ ダの間の領域） を書式設定するには、2 つのス ラ イ ダの間の書式設定し たいスペースで、 任意の場所をダブルク リ ッ ク し ます。 [書式] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 し きい値の書式設定の手順は、 ヘルプを ク リ ッ ク し て く ださい。

11 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し、 エデ ィ タ を閉じ ます。

ビジュアルし きい値へのク ラデーシ ョ ン色の適用

グ ラデーシ ョ ン色は、 ビジ ュ アルし きい値の背景で 2 つの色を混ぜ合わせて段階的に変化する色を作成する ものです。 2 つの色、 および混合させる

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46 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

方向を選択でき ます。 方向はグ ラデーシ ョ ン変化と呼ばれ、 次のオプシ ョ ンがあ り ます。

• 左から右

• 右から左

• 上から下

• 下から上

MicroStrategy Web でビジュアルし きい値にグラデーシ ョ ンを適用するには

1 「メトリックに基づいた 1 つのメトリックに対するしきい値の作成 : ビジュアルしきい値」（43 ページ）の説明のよ う に、 し きい値を作成します。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ ビジュアルし きい値エデ ィ ター ] を選択し ます。 ビジ ュ アルし きい値エデ ィ ターが開き ます。

3 [ 書式 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。[書式] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

4 [罫線] タブで、[ 色 ] ド ロ ッ プダウ ン メ ニューを開き、[ グラデーシ ョ ン ] を選択し ます。 [グ ラデーシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

5 [ 色 1] ド ロ ッ プダウ ン メ ニューから、 色を選択し ます。

6 [ 色 2] ド ロ ッ プダウ ン メ ニューから、 色を選択し ます。

7 グ ラデーシ ョ ン ス タ イルを以下のオプシ ョ ンから選択し ます。

• 水平方向に濃淡を付けるには、 [ 水平 ] を選択し ます。 次に、 [ 変化 ] を選択し て適用し ます （濃淡を左から右に付けるか右から左に付けるかを選択でき ます）。

• 垂直方向に濃淡を付けるには、 [ 垂直 ] を選択し ます。 次に、 [ 変化 ] を選択し て適用し ます （濃淡を上から下に付けるか下から上に付けるかを選択でき ます）。

8 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [グ ラデーシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが閉じ

ます。

9 [ 適用 ] を ク リ ッ ク し て、ビジ ュ アルし きい値にグ ラデーシ ョ ン色を適用し ます。

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10 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [書式] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが閉じ ます。

複数のメ ト リ ッ クに対する し きい値の作成 : 上級し きい値

複数の メ ト リ ッ クおよびビジ ュ アルし きい値よ り も複雑な式に基づいて上級し きい値を使用する こ と によ って、 ド キ ュ メ ン ト 内のレポー ト またはグリ ッ ド に書式を適用する こ と ができ ます。 これによ り 、 非常に詳細な条件を定義し、 それらの条件を満たす値に、 さ まざまな書式、 イ メ ージ、 または記号を適用する こ と ができ ます。 高度な し きい値には、 メ ト リ ッ ク またはア ト リ ビ ュー ト に基づ く 条件を含める こ と ができ ます。 また、 単一の高度な し きい値を、 複数の条件に基づいて作成する こ と ができ ます。

MicroStrategy Web で高度な し きい値を作成するには

1 以下のいずれかを実行し ます。

レポー ト に上級し きい値を定義するには :

a レポー ト の名前を ク リ ッ ク し て実行し ます。

b [ データ ] メ ニューから、 [ 高度な し きい値エデ ィ タ ] を選択し ます。高度な し きい値エデ ィ ターが開き ます。

ド キ ュ メ ン ト 内のグ リ ッ ド に上級し きい値を定義するには :

a ド キ ュ メ ン ト を [ デザイ ン ] モード または [ 編集可モー ド ] で開き ます。

b グ リ ッ ド を右ク リ ッ ク し て、 [ し きい値 ] をポイ ン ト し、 [ 上級 ] を選択し ます。 高度な し きい値エデ ィ ターが開き ます。

しきい値の条件を指定する

2 [ 次を フ ィ ルタ ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、し きい値の基礎と な る ア トリ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク を選択し ます。

3 メ ト リ ッ ク に対し て条件を作成し ている場合は、 以下を実行し ます。

a [ > ] または [ < ] などの比較演算子を選択し ます。

b 右側のフ ィ ール ド に値を入力するか、 [ メ ト リ ッ ク を選択] を ク リ ッ クし て元の メ ト リ ッ ク を比較する対象と な る別の メ ト リ ッ ク を選択します。

c [ 適用 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し て、 新しいし きい値を作成し ます。

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48 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

4 ア ト リ ビ ュー ト に対し て条件を作成し ている場合は、 以下の 1 つを実行し ます。

特定のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム値を入力する こ と で条件を定義するには :

a [ 条件 ] オプシ ョ ンを選択し ます。

b 左側の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 条件の対象と な る ア ト リ ビ ュート フ ォームを選択し ます。 た と えば、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の ID フ ォーム、 説明フ ォームの 1 つ、 または DATE （ア ト リ ビ ュー ト

が時間ベースの場合） に対し て条件設定する こ と ができ ます。

c ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、[ > ] または [ < ] などの比較演算子を選択し ます。 選択に使用可能な演算子は、 上で選択し たア ト リ ビ ュート フ ォームによ って異な り ます。

d 以下のいずれかを実行し ます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを特定の値と比較するには、 フ ィ ールド に値を入力し ます。

1 つ目のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを別のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム と比較するには、 [ ア ト リ ビ ュー ト を選択 ] を ク リ ッ ク し て、 ドロ ッ プダウ ン リ ス ト から 2 つ目のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択し ます。

e [ 適用 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し て、 新しいし きい値を作成し ます。

リ ス ト から ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択し て条件を定義するには

a [ 選択 ] オプシ ョ ンを選択し ます。

b 左側の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [In List] または [Not in List] を選択し ます。 [Not in List] を選する と、 [選択済み] リ ス ト 内のア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト は、 し きい値条件に含まれません。

c ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を [使用可能] リ ス ト から [選択済み] リ スト に移動し ます。 [選択済み] リ ス ト 内のエレ メ ン ト が、 し きい値条件に含まれます。

特定のエレ メ ン ト を検索するには、 [ 次を検索 ] フ ィ ール ド を使用します。 [大文字と小文字を区別する ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する と、[次を検索] フ ィ ール ド内に入力し た大文字と小文字と一致する項目のみを返し ます。 検索の例を参照するには、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク します。

d 　 [ 適用 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し て、 新しいし きい値を作成し ます。

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しきい値の書式を指定する

5 し きい値を満たすデータの書式設定方法を指定するには、 し きい値を クリ ッ ク し て、 次にツールバーの [ セル書式 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。 [書式] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

6 必要に応じ て、 [ 名前 ] フ ィ ール ド でし きい値の名前を指定し ます。

7 し きい値をテキス ト 、 イ メ ージ、 またはク イ ッ ク シンボルで置き換えるには、[ データ を置換 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から次の う ちの 1 つを選択し ます。

• [ 文字列を置換 ]: データ を、指定し た任意のテキス ト と置き換えます。た と えば、 あ る ド キ ュ メ ン ト がさ まざまな販売機会の財務数値を表示する と し ます。 失われた販売機会に対し て、 財務数値を表示する代わ り に、 「LOST」 と い う 語を赤で表示する こ と ができ ます。 このオプシ ョ ンの一般的な用途は、 データ値が NULL の場合に「EMPTY」 と い う 語を表示する こ と です。

このオプシ ョ ンを選択し た場合は、 対応するテキス ト フ ィ ール ド内の値を置き換え るためのテキス ト を入力し ます。

• [ ク イ ッ ク シンボル ]: 通常表示されるデータ を一般的な記号に置き換えます。 た と えば、 ド キ ュ メ ン ト に、 さ まざまな営業グループの全体的な販売オフ ィ スの活動に対する財務上の貢献度が示されていると し ます。 月別の傾向の列に、 プラ スの貢献の傾向またはマイナスの貢献の傾向を表すために緑のプラ ス + 記号または赤のマイナス - 記号を表示する こ と ができ ます。

このオプシ ョ ンを選択し た場合は、 対応する ド ロ ッ プダウ ン メニュー内の値を置き換え るための記号を選択し ます。

• [ イ メ ージ ] : 通常表示されるデータ を、矢印や緑の点などのイ メ ージと置き換えます。 イ メ ージへのパスは、 以下のいずれかの方法でアド レ ス を入力する こ と によ って指定する こ と ができ ます。

絶対パス : デフ ォル ト 。 た と えば、 c : /images/img.jpg

HTML ド キ ュ メ ン ト デ ィ レ ク ト リ に相対 : イ メ ージが保存されている場所への、 ド キ ュ メ ン ト からの相対パス。 た と えば、images/img.jpg

ネ ッ ト ワーク上: UNC (Universal Naming Convention ) 形式で指定した ローカル エ リ ア ネ ッ ト ワーク のパス。 た と えば、//machine_name/shared_folder/img.jpg

Web 上 : イ メ ージの URL。 た と えば、http : //www.microstrategy.com/images/img.jpg

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50 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

8 フ ォ ン ト 、 色、 配置、 およびその他のオプシ ョ ンを調整する こ と で、 しきい値の値を書式設定する場合は、 [フ ォ ン ト ]、 [表示形式]、 [配置]、[色]、および [線] タブで適切な選択を行います。 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク して、 使用可能なオプシ ョ ンの詳細を参照し て く ださい。

9 し きい値は、 以下の説明のよ う に、 作成、 編集、 および削除する こ と ができ ます。

• レポー ト 内に同様のし きい値を作成する予定があ る場合は、 し きい値を コ ピーする と便利です。 し きい値を コ ピーするには、 高度な しきい値エデ ィ タ内でし きい値を選択し て、 [ コ ピー ] を ク リ ッ ク し ます。 次に、 し きい値を選択し [ 貼り付け ] を ク リ ッ クする こ と によ って、 コ ピーし た し きい値を貼 り 付けます。

• し きい値を削除するには、 し きい値を選択し、 [ し きい値を削除 ] を ク リ ッ ク し ます。

• し きい値をほかのし きい値の上または下に移動するには、 そのし きい値を選択し て、[ 上に移動 ] または [ 下に移動 ] を ク リ ッ ク し ます。

• し きい値に条件を追加するには、し きい値を選択し て、 [ 条件を追加 ] を ク リ ッ ク し ます。

• し きい値から条件を ク リ アするには、 し きい値を選択し て、 [ 条件をク リ ア ] を ク リ ッ ク し ます。

• し きい値が満た されたグ ラ フ レポー ト に、 指定し た背景色を適用するかど う かを指定するには、 [ グラ フのし きい値を有効化 ] ア イ コ ン

を選択し ます。

• し きい値が満た された と きに、 自分またはほかのユーザに メ ールを自動的に配信する よ う にするには、 [ 警告 ] を ク リ ッ ク し ます。 警告エデ ィ タの使用に関する詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

10 セレ ク タ を使用する こ と によ り ダ ッ シ ュボード に対話性を提供でき るので、 それぞれのユーザがデータの表示内容を変更でき ます。 セレ ク タは、 パネル ス タ ッ ク内のパネル、 グ リ ッ ド / グ ラ フのフ ォーカス、 または動的テキス ト フ ィ ール ド （レポー ト 上のオブジェ ク ト を参照するテキス ト フ ィ ール ド） を変更でき ます。 ア ト リ ビ ュー ト 、 カス タ ム グループ、 またはコ ン ソ リ デーシ ョ ン エレ メ ン ト をセレ ク タ項目と し て含むセレ ク タには、 合計を表示するためのオプシ ョ ン も含める こ と ができ ます。 合計は、 すべてのセレ ク タ項目について計算されます。 ユーザは、 特定項目を表示するか、 すべての項目を同時に表示するか、 または合計を表示するかを選択する こ と ができ ます。

セレ ク タのターゲ ッ ト であ る ド キ ュ メ ン ト 内のグ リ ッ ド を書式設定し たい場合、 セレ ク タで メ ト リ ッ ク が選択された と き、 合計が選択された とき、 または メ ト リ ッ ク と合計の両方について、 そのグ リ ッ ド に条件付き

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© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 51

書式を適用するかど う かを指定する こ と ができ ます。 し きい値が満た された と きにレポー ト のどの部分を書式設定するかを指定するには、 ツールバーで以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• メ ト リ ッ ク がセレ ク タ内で選択された場合のみに条件付き書式を適用するには、 [ メ ト リ ッ クのみを フ ォーマ ッ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ クし ます。

• 合計がセレ ク タで選択された場合のみに条件付き書式を適用するには、 [ 小計のみを フ ォーマ ッ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。

• メ ト リ ッ ク と [合計] オプシ ョ ンの両方に条件付き書式を適用する場合は、 [ メ ト リ ッ ク と小計を フ ォーマ ッ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。

11 セレ ク タに合計を表示する手順は、 「ヘルプ」 を ク リ ッ ク し ます。

12 他のし きい値条件を追加するには、[ 新規し きい値 ] を ク リ ッ ク し て、前述の該当する手順を繰 り 返し ます。

13 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存し、 レポー ト または ド キ ュ メ ン ト に戻

り ます。

警告ベースの購読の作成

レポー ト 上の メ ト リ ッ ク が特定のし きい値条件を満た し た場合に、 ユーザ自身やほかのユーザが自動的に メ ールで通知される よ う に、 警告ベースの購読を作成する こ と ができ ます。 これによ り 、 ビジネス上の意思決定をする う えで重要と思われるデータに対し て、 メ ールの受信者に注意を喚起でき ます。 レポー ト 内の メ ト リ ッ ク値に書式を適用する こ と によ って、 警告条件を満たすデータに直ちに注意を引 く こ と も でき ます。

モバイル デバイ ス上での警告については、 下記の説明のよ う に、 通知が iPhone または iPad で閲覧される と きに表示する件名および メ ッ セージ、 および通知が閲覧される と きに表示される レポー ト または ド キ ュ メ ン ト を指定する こ と ができ ます。 MicroStrategy Mobile アプ リ ケーシ ョ ンが実行されていない場合でも、 iPhone または iPad で通知を受信し て表示する こ と ができ ます。

すべての警告について、 し きい値条件が満た された場合に、 以下を自分宛に自動的に配信させる こ と も でき ます。

• し きい値条件を満たす メ ト リ ッ ク値を含むレポー ト が、 メ ト リ ッ ク値に書式が適用されて、 配信されます。 た と えば、 レポー ト 内の在庫数データが 1,000 個を下回った ら、 1,000 個を下回る値を赤いテキス ト で表示

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

52 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

し て、 そのレポー ト を自分宛に送信する よ う に指定する こ と ができ ます。

• 関連する レポー ト がし きい値条件を満た し た場合に、 別のレポー ト が配信されます。 た と えば、 レポー ト 内の売上数データが 500 個を下回ったら店舗の在庫のレポー ト を自分宛に送信する よ う に指定し て、 在庫の全体像を確認する こ と ができ ます。

• 関連する レポー ト がし きい値条件を満た し た場合に、 よ り 広範な傾向を示すド キ ュ メ ン ト が配信されます。 た と えば、 レポー ト 内の店舗の売上データが 1,000,000 ド ルを超える場合は、 地域全体の売上データ を含むド キ ュ メ ン ト を自分宛に配信し、 その地域の他の店舗のパフ ォーマン スを比較し て判断する こ と ができ ます。

前提条件

• MicroStrategy Distribution Services 製品がイ ン ス ト ールされている必要があ り ます。

• MicroStrategy Web が、 Distribution Services を使用する よ う に構成されている必要があ り ます。

• モバイル デバイ スへの警告の送信 :

モバイル デバイ ス ユーザは、 [MicroStrategy Mobile の使用] および [Mobile ド キ ュ メ ン ト の表示] の権限も持っている必要があ り ます。

• メ ール ア ド レ スへの警告の送信 :

レポー ト または ド キ ュ メ ン ト を履歴に送信するには、 [Web 履歴への購読] 権限を保持し ている必要があ り ます。

履歴のレポー ト または ド キ ュ メ ン ト の位置への リ ン ク を メ ールで送信するには、 ［ メ ール内の履歴への リ ン ク の使用］ 権限を保持し ている必要があ り ます。

MicroStrategy Web で特定のし きい値条件に対し て警告ベースの購読を作成するには

1 購読を作成する条件と な る メ ト リ ッ ク を含むレポー ト を実行し ます。

2 レポー ト 内で メ ト リ ッ ク を右ク リ ッ ク し、 [ 警告 ] をポイ ン ト し ます。 警告の送信先に応じ て、 次のいずれかを選択し ます。

[ メ ール通知 ] を選択

[Mobile 通知 ] を選択

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© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 53

警告エデ ィ タが開き ます。

条件を定義する

3 [ 次を フ ィ ルタ ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、条件の作成に使用する ア トリ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク を選択し ます。

4 メ ト リ ッ ク に対し て条件を作成し ている場合は、 以下を実行し ます。

a [ > ] または [ < ] などの比較演算子を選択し ます。

b 右側のフ ィ ール ド に値を入力するか、 [ メ ト リ ッ ク を選択] を ク リ ッ クし て元の メ ト リ ッ ク を比較する対象と な る別の メ ト リ ッ ク を選択します。

5 ア ト リ ビ ュー ト に対し て条件を作成し ている場合は、 以下の 1 つを実行し ます。

特定のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム値を入力する こ と で条件を定義するには :

a [ 条件 ] オプシ ョ ンを選択し ます。

b 左側の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 条件の対象と な る ア ト リ ビ ュート フ ォームを選択し ます。 た と えば、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の ID フ ォーム、 説明フ ォームの 1 つ、 または DATE （ア ト リ ビ ュー ト

が時間ベースの場合） に対し て条件設定する こ と ができ ます。

c ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、[ > ] または [ < ] などの比較演算子を選択し ます。 選択に使用可能な演算子は、 上で選択し たア ト リ ビ ュート フ ォームによ って異な り ます。

d 以下のいずれかを実行し ます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを特定の値と比較するには、 フ ィ ールド に値を入力し ます。

1 つ目のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを別のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム と比較するには、 [ ア ト リ ビ ュー ト を選択 ] を ク リ ッ ク し て、 ドロ ッ プダウ ン リ ス ト から 2 つ目のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択し ます。

リ ス ト から ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択し て条件を定義するには

a [ 選択 ] オプシ ョ ンを選択し ます。

b 左側の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [In List] または [Not in List] を選択し ます。 [Not in List] を選する と、 [選択済み] リ ス ト 内のア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト は、 し きい値条件に含まれません。

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54 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

c ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を [使用可能] リ ス ト から [選択済み] リ スト に移動し ます。 [選択済み] リ ス ト 内のエレ メ ン ト が、 し きい値条件に含まれます。

特定のエレ メ ン ト を検索するには、 [ 次を検索 ] フ ィ ール ド を使用します。 [大文字と小文字を区別する ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する と、[次を検索] フ ィ ール ド内に入力し た大文字と小文字と一致する項目のみを返し ます。 検索の例を参照するには、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク します。

6 [ 適用 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し て、 条件を定義し ます。

7 し きい値条件を満たす メ ト リ ッ ク値に書式を適用するには、 以下を行います。

a [ セル書式 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。[書式] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クスが開き ます。

b フ ォ ン ト 、 色、 配置、 およびその他のオプシ ョ ンを調整する こ と で、し きい値の値を書式設定する場合は、 [フ ォ ン ト ]、 [表示形式]、 [配置]、 [色]、 および [線] タブで適切な選択を行います。 [ ヘルプ ] を クリ ッ ク し て、 使用可能なオプシ ョ ンの詳細を参照し て く ださい。

c し きい値が満た された と きにレポー ト のどの部分を書式設定するかを指定するには、 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

し きい値条件を満たす メ ト リ ッ ク値のみに書式を適用するには、[ メ ト リ ッ クのみフ ォーマ ッ ト ] を選択し ます。

し きい値条件を満たす メ ト リ ッ ク小計値のみに書式を適用するには、 [ 小計のみフ ォーマ ッ ト ] を選択し ます。

メ ト リ ッ ク値と小計の両方に書式を適用するには、 [ メ ト リ ッ クおよび小計を フ ォーマ ッ ト ] を選択し ます。

8 別のし きい値条件を追加するには、 [ 条件を追加 ] を選択し、 上記の該当する手順を繰 り 返し て条件を定義し ます。

配信オプションの指定

9 [ 配信設定 ] を展開し て、 [ 名前 ] フ ィ ール ド に購読の名前を入力し ます。

10 [ スケジュール ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、スケジ ュールまたはイベント を選択し ます。

スケジ ュールの選択肢は Desktop スケジュール マネージ ャで作成されます。

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11 メ ールで警告を送信する場合は、 以下を実行し ます。

a ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ メ ールを送信 ] を選択し ます。

b [ 宛先 ] を ク リ ッ ク し て、ア ド レ ス を選択し ます。[受信者ブラ ウザー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

c ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [共有リ ス ト ] または [個人用リ ス ト ] を選択し ます。

d [ 検索 ] フ ィ ール ド で、連絡先または連絡先の リ ス ト を検索でき ます。下の [ 使用可能 ] リ ス ト に、 連絡先が表示されます。

e 左矢印および右矢印を ク リ ッ ク し て、 [宛先]、 [Cc]、 および [Bcc] のフ ィ ール ド の連絡先を追加または削除し ます。

f 名前および メ ール ア ド レ ス を手動で入力するには、 ア ド レ ス ご と に以下をすべて行います。

ア ド レ スの名前を [ ア ド レス名 ] フ ィ ール ド に入力し ます。

メ ール ア ド レ ス を [ 物理メ ール ア ド レス ] フ ィ ール ド に入力し ます。

[ デバイス ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、[一般的な メ ール] または [Microsoft Outlook] など、 連絡先が メ ールを受信するために使用するデバイ ス またはプロ グ ラ ムのタ イプを選択し ます。

[ 受信者に追加 ] を ク リ ッ ク し て、 連絡先を リ ス ト に追加し ます。

g [OK] を ク リ ッ ク し てア ド レ スの リ ス ト を保存し ます。

h [ 送信 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 以下のオプシ ョ ンの 1 つを選択し て、 レポー ト または ド キ ュ メ ン ト の配信先を指定し ます。

使用可能なオプシ ョ ンは、 割 り 当て られた権限によ って異なる可能性があ り ます。 必要な権限についての詳細は、 前提条件を参照し て く ださい。

[ データ を メ ールで ]: レポー ト または ド キ ュ メ ン ト は、メ ール内に表示されます。

[データ を メ ールと履歴へ]: レポー ト または ド キ ュ メ ン ト が メ ール内に表示され、 [履歴] にも配信されます。

[データおよび履歴へのリ ン ク を メ ールで]: レポー ト または ド キ ュメ ン ト が、 そのレポー ト または ド キ ュ メ ン ト の履歴の場所へのリ ン ク と と もに メ ールに表示されます。

[ 履歴へのリ ン ク を メ ールで ]: レポー ト やド キ ュ メ ン ト の [履歴] の場所への リ ン ク が、 メ ール内に提供されます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

56 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

i [ 配信フ ォーマ ッ ト ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、送信する レポー トの書式を選択し ます。 Excel または PDF を選択し た場合、 レポー ト

または ド キ ュ メ ン ト は添付フ ァ イル と し て メ ールに添付されます。HTML 以外の形式を選択し た場合、 [ コ ンテンツの圧縮 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する こ と で添付フ ァ イルのサイ ズを縮小でき ます。

j [配信フ ォーマ ッ ト ] オプシ ョ ンに [プレーン テキス ト ] に設定されている場合、 オプシ ョ ンにレポー ト で値を区切るのに使用する、 カンマまたはタブなどの区切 り 文字を指定でき ます。 [ 区切り記号 ] ドロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 次の う ちのいずれかを選択し ます。

リ ス ト から区切 り 文字を選択するには、 [ カ ンマ ] または [ スペース ] などの使用する区切 り 文字を選択し ます。

独自に指定するには、 [ その他 ] を選択し て、 フ ィ ール ド に区切 り文字と し て使用し たい文字を入力し ます。

12 モバイル デバイ スへ警告を送信する場合は、 以下を実行し ます。

a [ 宛先 ] を ク リ ッ ク し て、ア ド レ ス を選択し ます。[受信者ブラ ウザー] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

b [ 検索 ] フ ィ ール ド で、連絡先または連絡先の リ ス ト を検索でき ます。下の [ 使用可能 ] リ ス ト に、 連絡先が表示されます。

c 左矢印および右矢印を ク リ ッ ク し て、 [宛先]、 [Cc]、 および [Bcc] のフ ィ ール ド の連絡先を追加または削除し ます。

d [OK] を ク リ ッ ク し てア ド レ スの リ ス ト を保存し ます。

e [デバイ ス タ イプ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 通知の配送先のデバイ スのタ イプを選択し ます。 [iPhone] および [iPad] オプシ ョ ンがあ

り ます。

13 [ タ イ ト ル ] フ ィ ール ド に、 メ ールする レポー ト の説明を入力し ます。 モバイル デバイ スの警告は、 タ イ ト ルは 25 文字を超えないよ う にする必要があ り ます。

14 メ ールまたは Mobile 通知の本文に メ ッ セージを追加するには、 [ メ ッセージ ] フ ィ ール ド にテキス ト を入力し ます。 モバイル デバイ スの警告は、 メ ッ セージは 50 文字を超えないよ う にする必要があ り ます。

15 以下のオプシ ョ ンの 1 つを選択する こ と で、 どのデータ を メ ールで送信するかを指定でき ます。

• し きい値条件が定義されている レポー ト を、 条件を満たす メ ト リ ック値に書式を適用し て送信するには、 [ すべてのデータ を表示し て、条件を満たすセルを フ ォーマ ッ ト ] オプシ ョ ンを選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 57

• 別のレポー ト または ド キ ュ メ ン ト を メ ールで送信する よ う に指定するには、 [ 別のレポー ト またはド キュ メ ン ト を送信 ] オプシ ョ ンを選択し ます。 [警告にレポー ト または ド キ ュ メ ン ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。 メ ールで送信する レポー ト または ド キ ュメ ン ト を参照し て選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

選択し たレポー ト を正し く 実行するには、 確実にレポー ト にデフ ォル ト プロ ンプ ト 回答を含めてお く よ う にし ます。

16 メ ールで警告を送信する場合は、 [ 高度なオプシ ョ ン ] を展開し ます。

a レポー ト または ド キ ュ メ ン ト を ZIP フ ァ イルに含めるには、 [Zip フ ァ イルをパスワー ド保護 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 フ ィ ール ド に ZIP フ ァ イルのパス ワード を入力し ます。

b ZIP フ ァ イルの名前を [ZIP フ ァ イル名 ] フ ィ ール ド に入力し ます。

c [ 次の日付後に配信し ない ] 領域内のカレ ンダーから日付を選択するこ と で、 購読の有効期限切れの日付を指定し ます。

d 複数の受信者を選択し た場合は、 以下のオプシ ョ ンが表示されます。

[受信者に配信設定の変更を許可]: 受信者が購読配信設定を変更でき る よ う にするには、 このチェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 たと えば、 受信者は、 レポー ト または ド キ ュ メ ン ト が送信される スケジ ュールを、 月の初日に変更する こ と ができ ます。

[ 受信者にパーソナ リゼーシ ョ ンの変更を許可 ] : このチェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する と、 受信者は、 レポー ト または ド キ ュ メ ン トのプロ ンプ ト 回答などのパーソナ リ ゼーシ ョ ン設定を変更する こと ができ ます。

[受信者に購読解除を許可 ]: このチェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する と、受信者はこのスケジ ュール配信の購読を取 り 消すこ と ができ ます。

17 モバイル デバイ スへ警告を送信し て、 購読に有効期限を指定するには、[ 高度なオプシ ョ ン] を展開し、[ 次の日付後に配信し ない ] チェ ッ ク ボ ック ス を選択し、 カレ ンダから日付を選択する こ と によ って、 有効期限を指定し ます。

18 [OK] を ク リ ッ クする と、 購読が作成されます。

MicroStrategy Web で [ 私の購読 ] を ク リ ッ クする と、新しい警告ベースの購読を表示または編集する こ と ができ ます。 [ メ ール購読] セ ク シ ョ ンまたは [Mobile 購読] セ ク シ ョ ンに、 その購読が表示されます。 購読を編集する手順は、 [ ヘルプ ] を参照し て く ださい。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

58 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

NULL 値と空白セルの書式設定

グ リ ッ ド レポー ト 上でデータが空のセルは、 NULL 値を表し ます。 NULL 値は不明な値であ り 、 データ ソースが空の領域だった場合や、 グ リ ッ ド レポー ト 上で実行される こ と があ る計算と ク ロ ス タブ処理の結果であ る場合があ り ます。

た と えば、 データ ソースの NULL 値は、 顧客が生年月日やその他の個人情報を提供し ない場合に発生する こ と があ り ます。 データ ソースの特定のフ ィ ール ド にデータが含まれておらず、 結果のレポー ト 上で行および列をピボ ッ ト する場合、 ク ロ ス タブ処理によ って NULL 値が生成される こ と があ り ます。 下のイ メ ージでは、 "Internet Revenue" （イ ン ターネ ッ ト の売上）列はデータ を含まず、 レポー ト が実行される と、 空のセルを返し ます。

NULL 値を、 下のイ メ ージに示すよ う に、 ゼロ、 または [NULL] や [NO VALUE] と い う 語など特定の値に置き換えて、 レポー ト に空白セルが表示されないよ う にする こ と ができ ます。 この置換は 終レポー ト の表示用のみか、 あ るいはレポー ト データの計算用です。 置換によ ってデータ ソースの値が変更される こ と はあ り ません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 59

NULL 値の置換は MicroStrategy Web では指定でき ません。MicroStrategy Web では Desktop でレポー ト に指定された形式で NULL 値が表示されます。

NULL 値を特定の値で置換するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。

3 [ 表示 ] カテゴ リ を展開し て、 [NULL 値 ] サブカテゴ リ を選択し ます。

4 終レポー ト での表示用にのみ NULL 値を置換するには、 次のいずれかの状況に対し て [NULL 値設定 ] 領域に置換値 （ゼロ など） を入力し ます。

• データ ソースから空の値が取得される。

• ク ロ ス タブ処理の計算結果が空の値にな る。

• レポー ト の並べ替え時に空の値が検出される。

5 レポー ト データの計算中に NULL 値を置換するには、 [ 集計 Null 値 ] ボ ッ ク スに置換値を入力し ます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

行見出し および列見出しの名前変更

レポー ト の行見出しおよび列見出しの名前を変更し て、 意味のあ る名前を付ける こ と ができ ます。 レポー ト 上のオブジェ ク ト に別名を作成する こ とによ って、 MicroStrategy プロ ジェ ク ト で名前を変更する こ と な く 、 そのレポー ト 上でオブジェ ク ト を異な る名前で表示でき ます。

た と えば、 下のレポー ト のイ メ ージでは、 1 つの メ ト リ ッ ク には "Web Sales" （Web 売上） と い う 名前が付け られ、 も う 1 つの メ ト リ ッ ク には

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

60 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

"Non-Web Sales" （非 Web 売上） と い う 名前が付け られています。

下のイ メ ージに示すよ う に、 こ こで 初の メ ト リ ッ ク を "Internet Revenue"（イ ン ターネ ッ ト の売上）、 2 番目の メ ト リ ッ ク を "Main Street Revenue" （店舗の売上） と名前変更し て、 業務で参照する人々が値の意味を容易に理解でき る よ う にする と し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 61

レポー ト グ リ ッ ド上の任意のビジネス ア ト リ ビ ュー ト （通常は行見出し）または メ ト リ ッ ク計算 （通常は列見出し） の名前を変更でき ます。 別名と呼ばれる この機能によ り 、 レポー ト 上のオブジェ ク ト に対し、 あ る特定のレポー ト 環境で意味のあ る名前を付ける こ と ができ ます。

この別名機能はレポー ト の表示のためだけのものです。 この機能で別名を作成し て も、 プロ ジェ ク ト に表示されるオブジェ ク ト 名は MicroStrategy オブジェ ク ト リ ポジ ト リ （ メ タデータ） に保存されているか、 データ ソースに保存されているため、 変更されません。

別名機能ではまた、 レポー ト 上でオブジェ ク ト を説明する情報を表示し たり 、 既存の説明を編集し た り する こ と も でき ます。 この機能を使用し て、オブジェ ク ト の説明を このレポー ト を参照する他のユーザに対し て意味のあ る説明にする こ と ができ ます。

レポー ト 上で名前を変更でき るオブジェ ク ト は次の とお り です。

• ア ト リ ビ ュー ト : " 製品 "、 " 従業員 "、 " 月 "、 " 地域 " などのビジネス概念。 ア ト リ ビ ュー ト は一般的にグ リ ッ ド レポー ト の行に表示されます。

• メ ト リ ッ ク: " 売上 "、" 利益 "、" 従業員数 "、または " 購入確率 " などのビジネス計算。 メ ト リ ッ ク の一部は重要業績評価指標 ( KPI ) と呼ばれ、 これらによ り 重要な進行状況を一目で把握でき ます。 メ ト リ ッ クは一般的にグ リ ッ ド レポー ト の列に表示されます。

• コ ン ソ リ デーシ ョ ン : レポー ト 上でア ト リ ビ ュー ト と同じ よ う に使用される、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の選択されたグループ。 た と えば、レポー ト の各行に季節を表示する必要があ る場合に、 プロ ジェ ク ト のアト リ ビ ュー ト と し て "Season" （季節） が存在し ていない と し ます。 コ ンソ リ デーシ ョ ンを使用し て、 " カレ ンダ月 " ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ント を各季節にグループ化し て、 レポー ト 上に配置でき ます。 この例では、 コ ン ソ リ デーシ ョ ンには各季節に 1 つずつ、 合計で 4 つのコ ン ソ リデーシ ョ ン エレ メ ン ト が含まれます。 コ ン ソ リ デーシ ョ ンについては、『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 で説明し ています。

• カス タ ム グループ : レポー ト データ用の特別なフ ィ ルタ。 カス タ ム グループについては、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 で詳細に説明し ています。

別名の作成

別名は行見出し または列見出しの名前を変更する こ と によ り 作成でき ます。MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 次の該当する手順を使用し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

62 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Desktop でオブジ ェ ク ト 名に別名を付けるには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 式ツールバーが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ ツールバー ] をポ イ ン ト し、 次に [ 式 ] を選択し ます。

3 レポー ト 上の、 名前を変更するオブジェ ク ト の行見出し または列見出しを ク リ ッ ク し ます。 選択し た見出しがレポー ト 上部の式ツールバーに表示されます。

派生メ ト リ ッ ク : MicroStrategy OLAP Services （「OLAP Services」（17 ページ）を参照） を使用し ている場合、 レポート 上に派生 メ ト リ ッ ク があ る場合があ り ます。 派生 メ ト リ ッ クのデータ セルを ク リ ッ クする と、 式ボ ッ ク スで派生 メ ト リ ッ ク式の構文を変更でき ます。

4 オブジェ ク ト の新しい名前を入力し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 63

5 緑色のチェ ッ ク マーク （[ 検証 / 適用 ] と呼ばれる） を ク リ ッ ク し て、新しい名前を保存し ます。

MicroStrategy Web でオブジ ェ ク ト 名に別名を付けるには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューの [ オブジ ェ ク ト の編集 / 名前を変更 ] を選択し ます。[オブジェ ク ト の編集 / 名前を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス （DHTML） またはパネル （HTML） が表示されます。

3 [ オブジ ェ ク ト ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、名前を変更するオブジェ クト を選択し ます。

派生メ ト リ ッ ク : MicroStrategy OLAP Services （「OLAP Services」（17 ページ）を参照） を使用し ている場合、 レポート 上に派生 メ ト リ ッ ク があ る場合があ り ます。 派生 メ ト リ ッ クのデータ セルを ク リ ッ クする と、 式ボ ッ ク スで派生 メ ト リ ッ ク式の構文を変更でき ます。

4 オブジェ ク ト の名前を入力し、 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存し ます。

レポート上で別名が使用されているかどうかの判断

任意のレポー ト で、 列見出し または行見出しが別名であ るかど う か、 または MicroStrategy プロ ジェ ク ト からの元の列または行の名前が表示されているのかを確認でき ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

64 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト 上で別名が使用されているかど うかを判断するには

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 表示 ] カテゴ リ を展開し て、[ 別名 ] を選択し ます。オブジ ェ ク ト の名前と、 表示された別名と を比較し ます。 下のイ メ ージでは、 "Call Center"（コール セン タ）、 "Non-Web Sales" （非 Web 売上）、 および "Web Sales"（Web 売上） オブジェ ク ト には、 それぞれ "Store" （店舗）、 "Main-Street Revenue" （店舗の売上）、 および "Internet Revenue" （イ ン ターネ ッ ト の売上） と い う 別名が使用されています。

別名から元の名前への変更

すべての行と列の名前は別名から元の名前に変更でき ます。 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 次の該当する手順を使用し ます。

Desktop ですべての名前を即座に リ セ ッ ト するには

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。

3 [ 表示 ] カテゴ リ を展開し ます。[ 別名 ] サブカテゴ リ に、すべての別名がリ ス ト されています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 65

4 [ すべて リ セ ッ ト ] を ク リ ッ ク し て、すべての列と行の見出し を元の名前に変更し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

MicroStrategy Web ですべての名前を即座に リ セ ッ ト するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ データ を リ セ ッ ト ] を選択し ます。

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト グループの展開と縮小

カス タ ム グループは、 レポー ト データ を表示する特別な方法で、 レポー ト分析のために意味のあ る名前を使用し てア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト をグループ化する ものです。 た と えば、 レポー ト 上のア ト リ ビ ュー ト が " 都市 " で、 そのア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ン ト が、 " サンフ ラ ンシス コ "、 " ワシント ン DC"、 " ア ト ラ ン タ "、 および " ニューヨーク " であ る と し ます。 レポー ト デザイナはこのア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のセ ッ ト を使用し てカスタ ム グループを作成し、 特定の月の売上高に基づいて " 上位の都市 "、 " 平均的な都市 "、 および " 下位の都市 " と呼ばれるバン ド （サブグループ） を構成でき ます。 レポー ト デザイナはこのカス タ ム グループを レポー ト 上に配置し て、 すべての都市を個々に リ ス ト するのではな く 、 これらのバン ドまたはサブグループを レポー ト 上に表示する こ と ができ ます。

レポー ト 上にカス タ ム グループを表示する と きに、 グループ エレ メ ン ト をフ ラ ッ ト 表示するか階層表示するかを選択でき ます。

階層表示では、 各カス タ ム グループ エレ メ ン ト はよ り 小さ なグループの集合と し て表され、 さ らに繰 り 返し展開されて、 終的に実際のア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト が表示されます。 階層表示ではグループの親子関係が

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

66 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

保持されるため、 カス タ ム グループの個々のエレ メ ン ト の構成状況を確認でき ます。 次の図は、 レポー ト 上でカス タ ム グループが階層表示で展開されている状態を示し ます。

フ ラ ッ ト 表示では、 カス タ ム グループのすべてのエレ メ ン ト が、 イ ンデント な しの単純でフ ラ ッ ト な形式で リ ス ト されます。 上記と同じ レポー ト は、フ ラ ッ ト 表示では次の図のよ う にな り ます。

カス タ ム グループは MicroStrategy Web では書式設定でき ません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 67

カス タム グループの表示を書式設定するには

カス タ ム グループを階層で表示するには、 カス タ ム グループの作成時に階層表示を有効にし てお く 必要があ り ます。

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。

3 [ 表示 ] カテゴ リ を展開し て、[ オブジ ェ ク ト 表示 ] サブカテゴ リ を選択します。 レポー ト 上のすべてのカス タ ム グループがこ こに リ ス ト されます。

4 書式を設定する カス タ ム グループの隣の [表示] 列内を ク リ ッ ク し ます。ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [ フ ラ ッ ト ] または [ 階層 ] を選択し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

メ ト リ ッ ク列の非表示化

グ リ ッ ド レポー ト で メ ト リ ッ ク オブジェ ク ト （通常は列） を非表示にし ても、 小計や総計が表示されている場合にはその メ ト リ ッ ク のデータ を含めたま まにし てお く こ と ができ ます。

MicroStrategy OLAP Services の有無によ り 、 メ ト リ ッ ク列を隠す手順は異なり ます。 OLAP Services があ るかど う かを判断するには、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。 次の該当する手順を使用し て、 メ ト リ ッ ク列を非表示にし ます。

OLAP Services がある場合

MicroStrategy OLAP Services 製品があ る場合、 グ リ ッ ド レポー ト から レポー ト 左側の [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンに任意の メ ト リ ッ ク列を ドラ ッ グする こ と によ って、 その列を非表示にする こ と ができ ます。 （OLAP Services があ り 、 [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンが表示されていない場合は、 [表示] メ ニューから [ レポー ト オブジ ェ ク ト ] を選択し ます。）

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

68 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

OLAP Services がない場合

レポー ト 上のメ ト リ ッ ク列を非表示にするには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。 下のイ メ ージは、 "Revenue" （売上） および "Percent Growth" （成長率） と い う 2 つの メ ト リ ッ ク列を持つレポー ト を示し ています。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

3 [ 表示 ] カテゴ リ を展開し ます。

4 [ 別名 ] サブカテゴ リ で、非表示にする メ ト リ ッ ク の隣の [ 別名 ] 列内を クリ ッ ク し ます。 この例では、 "Revenue" （売上） を選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 69

5 次の図に示すよ う に、 「.」 （ピ リ オ ド） を入力し ます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

7 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ オプシ ョ ン ] を選択し ます。

8 [ 列と行 ] タブ上の [ 列 ] 領域で、 [ 固定 ] を選択し ます。

9 [ リ ス ト から選択 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から ピ リ オ ド（非表示にする メト リ ッ ク の別名） を選択し ます。

10 [ ピ クセル ] フ ィ ール ド で [0] （ゼロ） を入力し ます。

11 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

70 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト を実行する と、 上記の手順で選択し た メ ト リ ッ ク （"Revenue" （売上）） は隠され、 レポー ト に表示されません。

カ ラ ム幅の書式を 0 ピ ク セルに設定し ただけで、 メ ト リ ッ ク の別名を作成し ていない場合は、 既存の メ ト リ ッ ク名のフ ォ ン ト サイ ズによ って メ ト リ ッ ク見出しが 0 よ り 大き く な るため、 メ ト リ ッ クは表示されます。

列または行のサイズ変更 : 列ハン ド ルおよび固定列幅モー ド

ほ と んどのレポー ト は、 列の幅や行の高さがシステムによ って自動的に決ま る よ う にデザイ ン されます。 しかし、 列や行を手動でサイ ズ変更し てレポー ト を再デザイ ンする こ と も でき ます。 その場合、 列の端を左右に ドラ ッ グ、 または行の端を上下に ド ラ ッ グ し て、 スペース をサイ ズ変更し ます。 これによ り 、 レポー ト の外観を細か く 調整でき ます。

行や列をサイ ズ変更する際には、 必要な制御の度合いに応じ て、 下記から適切な手順を使用し ます。

• 単に列ハン ド ルを ド ラ ッ グ し て列をサイ ズ変更するには、 列ハン ド ルの手順を使用し ます。

• 列幅と し て特定のピ ク セル数を入力し て列ご と に異な る幅を指定し たり 、 特定のピ ク セル数を入力し て行の高さ を調整し た り するには、 ピ クセルによ る高さ と幅の手順を使用し ます。

以下に、 Desktop または MicroStrategy Web で列および行のサイ ズ変更する手順を示し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 71

Desktop で列ハン ドルを表示するには

以下の手順は、 ユーザのレポー ト が、 固定列幅モード または自動列幅モード のどち ら を使用する よ う にデザイ ン されているかによ って多少異な り ます。 それらの違いについては、 下で説明し ます。

1 レポー ト を実行し ます。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから [ 列ハン ドルを表示 ] を選択し ます。

• 場合によ っては、 「自動列幅モード での列幅の変更は保存されま せん｡固定列幅モード に切 り 替えますか ?」 と い う メ ッ セージが表示されます。

この メ ッ セージは、 実行し たレポー ト が自動列幅モード になっている こ と を示し ます。 つま り 、 列はシステムによ って自動的にサイ ズ決定されます。 [ いいえ ] を ク リ ッ クする と、 レポー ト は自動列幅モード のま まなので、 列に対するサイ ズ変更は保存されません。 [ はい ] を ク リ ッ クする と、 レポー ト の列幅モード が 「固定」 に変更され、 列に対するサイ ズ変更はレポー ト を保存する と きに一緒に保存されます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

72 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 列ハン ド ルは、 レポー ト の列の一番上に表示されます。 以下の図の、 上のレポー ト には、 列ハン ド ルが表示されていません。 下のレポー ト には、 列ハン ド ルが表示されています。

4 カーソルを列ハン ド ル上に移動する と、 下の図のよ う に、 カーソルが両矢印に変わ り ます。

5 ハン ド ルを左右に ド ラ ッ グ し て、 列幅を狭 く し た り 広 く し た り する こ とができ ます。

Desktop で行の高さおよび列の幅をピ クセル単位で指定するには

1 レポー ト を実行し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 73

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [グ リ ッ ド オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

3 [列と行] タブで、 [ 固定 ] を選択し ます。

4 ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 レポー ト 内の幅を指定する対象を選択します。

• すべての列 : レポー ト のすべての列の幅を指定し ます。

• すべての行軸 : 行軸上の列 (通常ア ト リ ビ ュー ト ) の幅を指定し ます。レポー ト に メ ト リ ッ ク (列) がない場合は、 この設定を使用し ます。

• すべてのグ リ ッ ド : データ列の幅を指定し ます｡

• ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム名 : 指定し たア ト リ ビ ュー ト フ ォームの幅を指定し ます。 レポー ト 内のすべてのア ト リ ビ ュー ト フ ォームが リス ト されます。

• メ ト リ ッ ク : 列ヘッ ダーを持つ 「 メ ト リ ッ ク」 と い う 名前の列の幅を指定し ます。

• メ ト リ ッ ク名 : 指定し た メ ト リ ッ ク の幅を指定し ます。 レポー ト 内のすべての メ ト リ ッ ク が リ ス ト されます。 この メ ト リ ッ クのすべてのイ ン ス タ ン ス (ページバイ フ ィ ール ド のイ ン ス タ ン ス を含む) で、この幅が使用されます。 (ページバイ フ ィ ール ド の詳細は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。 )

5 [ ピ クセル ] に列幅を入力し ます。

6 行の高さの設定と し て、 以下のいずれかを選択し ます。

• 行の高さ を自動調整 : 行の高さ を、 システムによ って自動的に決定し ます。

• 固定し た行の高さ : ユーザが、 行の高さ を指定でき ます。 行の高さを ピ ク セル単位で入力し ます。

列の幅および行の高さが両方と も固定であ る場合は、 列幅が 初に適用されてから行の高さが適用されます。

7 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト に戻 り ます。

MicroStrategy Web でレポー ト の列および行のサイズを変更するには

1 レポー ト を実行し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

74 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

2 以下のいずれかを実行し ます。

• 列ヘッ ダーの縦の線を ク リ ッ ク し て ド ラ ッ グ し、 列のサイ ズを調整し ます。 操作に応じ て列のサイ ズが調整されます。

• [書式 ] メ ニューから [列 /行のサイズ変更 ] を選択し ます。[列/行のサイ ズ変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

DHTML が無効化されている場合は、 [ 実行 ] を ク リ ッ ク し ます。[列 / 行のサイ ズ変更] パネルが表示されます。

3 次のオプシ ョ ンを使用し、 列と行のサイ ズを変更し ます。

• 列と行のサイ ズを自動的に設定するには

[ ウ ィ ン ド ウ サイズに合わせる ] : グ リ ッ ド レポー ト の列が、ブラウザ ウ ィ ン ド ウのサイ ズに合わせて表示されます。

[ 内容に合わせる ] : レポー ト の列または行の幅は、 列または行のデータによ って決定されます。 グ リ ッ ド のすべての余分なスペースは削除されます。

• 行の高さや列の幅を手動で設定するには、[列] 領域の [ 固定 ] または [行] 領域の [ 固定し た高さ ] を選択し ます。 列または行のサイ ズを入力し ます。 指定し た列幅と行の高さにな る よ う グ リ ッ ド レポー ト が調整されます。

行の高さ を手動で変えた場合、 レポー ト 上部のヘッ ダー行が変更される こ と はあ り ません。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し ます。

レポー ト の行または列のグループの書式設定 : バン ド

レポー ト の行や列のグループに色を付ける こ と によ って、 データのバン ドを形成し て特定や分析を容易にする こ と ができ ます。 バン ド によ り 大量のデータが視覚的にグループ化されるため、 非常に大きなレポー ト も理解しやす く な り ます。 別の列にあ る別の意味を持つ値 （た と えば、 あ る列の金額と別の列の在庫数量） を区別させる必要があ る場合、 バン ド はアナ リ スト の数字の読み間違えを防ぐ上で役立ちます。

バン ド は、 グ リ ッ ド レポー ト 内のデータの値を特定の基準に従って編成またはグループ化する方法です。 行または列をバン ドする方法はい く つかあり ます。 バン ド は、 行または列の数に基づいて作成でき ます （た と えば、 5 行ご と に色を交互にする、 など）。 また、 バン ド は、 行または列の見出しに基づいて作成する こ と もでき ます （た と えば、 Units Sold （売上数） の列を

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 75

並べ替えてから、 値のグループご と に色を交互にする、 など）。 次の図に示すよ う に、 列見出しに基づいてバン ド を設定する と、 財務上の数字と売上数量と を混同し ないよ う にする こ と ができ ます。

た と えば、 次に示すレポー ト の場合、 [Revenue （売上）] および [Units Sold（売上数）] の列に対し てバン ド を設定し、 すべての [Revenue （売上）] をある色で、 またすべての [Units Sold （売上数）] を別の色で表示する と し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

76 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

これを実現するには、 列によ るバン ド を選択し、 バン ド色を選択し ます。このバン ド を適用する と、 レポー ト は次に示すよ う に表示されます。

レポー ト のオー ト ス タ イルによ ってレポー ト のデフ ォル ト のバン ド オプシ ョ ンが提供されますが、 オー ト ス タ イルに関係な く 、 カス タ ム バン ド を定義し た り 、 さ らにはレポー ト のバン ド を無効にし た り する こ と も でき ます。 （オー ト ス タ イルの詳細は、「書式のプリセット : オートスタイル」

（99 ページ）を参照し て く ださい。）

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のカス タ ム グループおよび他のバン ド条件に基づいて、 レポー ト データ を よ り 複雑にバン ド でき ます。 詳細は、『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム グループ と コ ンソ リ デーシ ョ ン」 および 「レポー ト 」 の章を参照し て く ださい。

バン ド の書式設定は MicroStrategy Web では作成でき ません。 ただし、 Web ではバン ド の表示を有効または無効にする こ と ができ ます。手順は以降に示し ます。

Desktop でカス タム バン ド を作成するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 77

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [グ リ ッ ド オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

3 [一般] タブで、 [ カス タム バン ド ] を選択し ます。

4 [ 設定 ] を ク リ ッ ク し ます。[バン ド を設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

5 必要に応じ てバン ド オプシ ョ ンを設定し ます。 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス内の各オプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。 上記の例のよ う に、列によ ってバン ドするには、バン ド の基準に [ 列ヘ ッ ダーで ] を選択し、 バン ド色を選択し ます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 再び [OK] を ク リ ッ ク し て [グ リ ッ ド オプ

シ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

Desktop でバン ド を無効にするには

1 バン ド が設定されたレポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [グ リ ッ ド オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

3 [ バン ド な し ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

MicroStrategy Web でバン ド を有効または無効にするには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] タブで、[ バン ド を表示 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択またはク リ ア します。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

78 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

行および列の名前を常に表示する : ヘ ッ ダーのロ ッ ク

大きなレポー ト では、 行または列の名前を表示し たま ま、 左右上下にス クロールする こ と ができ ます。 これには、 以下の手順のいずれかまたは両方を実行し ます。

行ヘ ッ ダーをロ ッ クするには

1 レポー ト を実行し ます。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ 行ヘ ッ ダーをロ ッ ク ] を選択し ます。

列ヘ ッ ダーをロ ッ クするには

1 レポー ト を実行し ます。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ 列ヘ ッ ダーをロ ッ ク ] を選択し ます。

レポー ト の罫線の書式設定

必要に応じ て、 グ リ ッ ド レポー ト の外側の罫線に特別な書式設定を適用でき ます。 適用し たカス タ ム書式設定は、 レポー ト の出力時に表示されます。点線または破線、 よ り 太い線または細い線を適用でき るほか、 レポー ト 罫線に色を適用する こ と も可能です。 また、 レポー ト 罫線を消すこ と も できます。

た と えば、 あ る レポー ト のデータが多量で小計と合計がい く つかあ り 、 まるでスプレ ッ ド シー ト のよ う な外観であ る と し ます。 レポー ト の外側の線がなければ、 見た目がすっ き り し て、 よ り 「オープンな」 感じにな り 、データの存在感が緩和される場合があ り ます。 レポー ト の外側の罫線を取り 除 く こ と で、 太字で示された重要な合計データ を、 よ り はっ き り と目立たせる こ と も でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 79

次の図は、 Tutorial プロ ジェ ク ト 内の "Regional Sales Management Report"（地域別売上管理レポー ト ） で、 レポー ト 罫線はデフ ォル ト （セル罫線と同じ色であ る薄い灰色） です。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

80 グ リ ッ ド レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

次の図は、 同じ レポー ト でレポー ト 罫線を取 り 除いた ものです。 データの密集し た感じが緩和され、 レポー ト 下部の重要なデータが強調されています。

Desktop でレポー ト 罫線を書式設定するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 グ リ ッ ド レポー ト の左上隅で、 空の領域を右ク リ ッ ク し て [ 書式設定 ] を選択し、次に [ グ リ ッ ド罫線 ] を選択し ます。[セルをフ ォーマ ッ ト ] ダイ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [プ リ セ ッ ト ] ア イ コ ンのいずれかを選択し ます。 左の [ な し ] ア イ コ ンは、 レポー ト からすべての罫線を削除し ます。右の [ アウ ト ラ イ ン ] ア イコ ンは、 レポー ト の周囲に自動的に罫線を追加し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド / グ ラ フを組み合わせたレポー ト の書式設定 81

4 罫線を追加する こ と を選択し た場合、 [ ス タ イル ] で線の実線や破線など希望する タ イプを選択し、 次に [ 色 ] を選択し ます。

5 [ 罫線 ] 領域で線を ク リ ッ クする と、[罫線] 領域内のサンプル ページに選択結果が表示されます。

線ス タ イルの [ヘアー] は、 MicroStrategy Web でレポー ト を参照する場合には表示されません。線ス タ イルの [細い] で置き換え られます。 Desktop と Web でレポー ト 表示を一致させたい場合は、[ヘアー] 以外の線ス タ イルを使用し て く ださい。

6 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存し ます。

7 一部の罫線の効果は Desktop でも十分確認でき ますが、 それ以外のものは [印刷プレ ビ ュー] モード のほ う がよ り はっ き り と確認でき ます。罫線設定を表示するには、 レポー ト の [フ ァ イル] メ ニューから [ 印刷プレビ ュー ] を選択し ます。

グ リ ッ ド / グラ フ を組み合わせたレポー トの書式設定

グ リ ッ ド グ ラ フ表示は、 レポー ト を ク ロ ス タブ形式のグ リ ッ ド レポー ト とグ ラ フ レポー ト の両方で同じ画面に表示する ものです。 グ リ ッ ド グ ラ フ表示でのグ リ ッ ド のサイ ズ と位置を （その結果、 グ ラ フのサイ ズ と位置も）指定でき ます。

この書式設定オプシ ョ ンは、 MicroStrategy Web では使用でき ません。

グ リ ッ ド グ ラ フ表示でレポー ト を表示するには、1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「グリッドとグラフの組み合わせ」（11 ページ）を参照し て く ださい。

グ リ ッ ド グラ フ表示を書式設定するには

1 レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 表示 ] メ ニューから [ グ リ ッ ド グラ フ表示 ] を選択し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

82 グ リ ッ ド / グ ラ フを組み合わせたレポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

4 [ 表示 ] カテゴ リ を展開し て、[ グ リ ッ ド グラ フ モー ド ] サブカテゴ リ を選択し ます。

5 グ リ ッ ド レポー ト に対する次の設定を調整し ます。

• [ グ リ ッ ド位置 ] は、 グ リ ッ ド の配置をグ ラ フ と の関係によ り 決定します。 た と えば、 位置を [上] に設定し た場合、 グ リ ッ ド はグ ラ フの上に表示されます。 位置を [左] に設定する と、 下のイ メ ージに示すよ う に、 グ リ ッ ド はグ ラ フの左に表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 83

• [ グ リ ッ ド パーセン ト ] は、 表示領域でグ リ ッ ド が占める割合を指定し ます。 た と えば、 このオプシ ョ ンを 75 に設定する と、 下に示すよう に、 グ リ ッ ド はレポー ト 表示の 75 % を占め、 グ ラ フは残 り の 25 % に表示される よ う にサイ ズ調整されます。

[グ リ ッ ド位置] を [上] または [下] に設定し た場合は、 [グ リ ッ ド パーセン ト ] は高さの比率を表し ます。 [グ リ ッ ド位置] を [左] または [右] に設定し た場合は、 [グ リ ッ ド パーセン ト ] は幅の比率を表します。

• [ 小サイズ ] は、 グ リ ッ ド が占める 小比率です。

[グ リ ッ ド パーセン ト ] と [ 小サイ ズ] は、 グ リ ッ ド のサイ ズを決定する上で相互に影響し ます。 た と えば、 [グ リ ッ ド パーセント ] を 25 に設定し た場合、 [ 小サイ ズ] には 25 よ り 大きい値は設定でき ません。

6 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

グラ フ レポー ト の書式設定

グ ラ フ レポー ト は、 以下を含む多 く の方法で書式設定でき ます。

• グ ラ フのス タ イル （た と えば、 円グ ラ フ、 棒グ ラ フ、 散布図）

• グ ラ フのサイ ズ と位置、 グ ラ フの凡例、 タ イ ト ル、 および軸ラベル

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

84 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• グ ラ フの各セ ク シ ョ ンの色 （た と えば、 円グ ラ フの円ス ラ イ スの色）

• し きい値 （条件付き書式） をグ ラ フ上に表示するかど う か

以下の項では、 グ ラ フ レポー ト を書式設定する さ まざまな方法についての情報および例を示し ます。

MicroStrategy で使用可能なグ ラ フ ス タ イル、 および個々のス タ イルをどのよ う な場合に使用するかの説明は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

特定のグ ラ フ オプシ ョ ンを適用する ステ ッ プについては、 [ ヘルプ ] を クリ ッ ク し て く ださい。

グラ フ レポー ト の表示

グ ラ フ レポー ト は、 グ ラ フ レポー ト と し て保存された任意のレポー ト を開いて表示でき ます。 グ リ ッ ド レポー ト のほ と んどは、 次の手順を使用し てグ ラ フ レポー ト に変換する こ と も でき ます。

Desktop または MicroStrategy Web でグラ フ レポー ト を表示するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 表示 ] メ ニューから、[ グラ フ表示 ] （Desktop の場合） または [ ホーム ] メ ニューから、 [ グラ フ ] （MicroStrategy Web の場合） を選択し ます。

3 このレポー ト をグ ラ フ表示で初めて表示する場合は、 グ ラ フ ス タ イルの選択を求めるプロ ンプ ト が表示されます。 大部分のデータのセ ッ ト に適合する棒グ ラ フ ス タ イルを選択し ます。 他のグ ラ フ ス タ イルの選択の詳細は、「グラフ スタイルの選択」（85 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト グ リ ッ ド と それに対応する グ ラ フの両方を横に並べて表示するグリ ッ ド グラ フ表示を選択する こ と もでき ます。

グ ラ フ表示で保存されたレポー ト は、 実行時に自動的にグ ラ フ表示で表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 85

グラ フ レポー ト について

グ ラ フ レポー ト はグ リ ッ ド レポー ト の数的なデータ値をグ ラ フ内のグ ラフ ィ カルなエレ メ ン ト （点、 バブル、 線、 棒、 または円など） で表現し たものです。 グ リ ッ ド レポー ト 内の数的でないデータ、 た と えばア ト リビ ュー ト 名や メ ト リ ッ ク名 （行および列見出し） は、 グ ラ フ上で軸と し て表現されます。 グ ラ フ上の軸はレポー ト データ （点、 バブル、 線、 棒など） の基準と し て使用されます。 グ リ ッ ド レポー ト がグ ラ フ形式に変換される と、 グ リ ッ ド セル内の値はグ ラ フの形を決定する もの と考え る こ と ができ、 一方の列および行見出しはグ ラ フの軸にな り ます。

棒やバブルなどのグ ラ フ エレ メ ン ト の、 グ ラ フ レポー ト 上の軸と の相対位置を確認する こ と によ り 、 そのグ ラ フ エレ メ ン ト の値を判断でき ます。 さらに、 すべてのグ ラ フ エレ メ ン ト を ま と めて見る こ と によ り 、 データの全体的な傾向を、 グ リ ッ ド レポー ト での場合よ り も容易に確認でき ます。

グラ フ ス タ イルの選択

レポー ト グ ラ フはさ まざまなグ ラ フ ス タ イルで表示でき ます。 選択する スタ イルは、 表示し たいデータ と の互換性が必要です。 た と えば、 次のよ うなグ ラ フ ス タ イルに関するデータ要件があ り ます。

• 面グ ラ フ または棒グ ラ フは、 小限の要件と し て 1 つの メ ト リ ッ ク と 1 つのア ト リ ビ ュー ト だけがレポー ト に含まれていれば、 データは適切に表示されます。

• 散布図のグ ラ フ ス タ イルを適切に表示するには、 レポー ト に少な く とも 2 つの メ ト リ ッ ク が必要です。

• バブル チャー ト が有用なグ ラ フ ス タ イル と な るには、 少な く と も 3 つの メ ト リ ッ ク が必要です。

MicroStrategy で使用可能な各グ ラ フ ス タ イルに対する要件および推奨事項の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

86 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

グラフ スタイルの例

グ リ ッ ド レポー ト データ を次の図に示すよ う な円グ ラ フ形式で表示し たい場合があ り ます。

また、 同じデータ を次に示すよ う に極グ ラ フ ス タ イルで表示し たい場合もあ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 87

データ を表示する グ ラ フ ス タ イルを選択する場合には、 重要な考慮事項が 2 つあ り ます。

• レポー ト 上のデータの構造および量がス タ イルの決定に影響し ます。 一部のグ ラ フ ス タ イルはレポー ト グ リ ッ ド上のア ト リ ビ ュー ト または メト リ ッ ク が一定数以上でない と表示されないためです。 これらの要件については、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章に リ ス ト されています。

• レポー ト グ リ ッ ド上でのレポー ト オブジェ ク ト の位置も また、 グ ラ フを特定のグ ラ フ ス タ イルで生成でき るかど う かを左右し ます。 レポート オブジェ ク ト の配置が使用可能なグ ラ フ ス タ イルを決定する仕組みについては、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

グラフのスタイルの変更

次のステ ッ プを実行し てグ ラ フ ス タ イルを変更し ます。 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 次の該当する手順を使用し ます。

Desktop でグラ フ ス タ イルを変更するには

1 グ ラ フ表示またはグ リ ッ ド グ ラ フ表示でレポー ト を開き ます。 レポート を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の

「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 種類 ] メ ニューで、 そのグ ラ フに使用する グ ラ フ ス タ イルを選択し ます。 グ ラ フが新しいス タ イルで更新されます。

エラー メ ッ セージが表示され、 選択されたス タ イルでグ ラ フを生成するにはグ ラ フ上のデータが不十分であ る こ と が通知された場合には、 [ キャ ンセル ] を ク リ ッ ク し ます。 グ ラ フに対し て別のグ ラ フ ス タ イルを選択し ます。 各グ ラ フ ス タ イルに対する 小要件の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web でグラ フ ス タ イルを変更するには

1 グラ フ表示またはグ リ ッ ド / グラ フ表示でレポー ト を開き ます。 レポート を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の

「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

88 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

2 [書式設定] ツールバーで、 使用する新しいグ ラ フ ス タ イルを選択し ます。 グ ラ フが新しいス タ イルで更新されます。

エラー メ ッ セージが表示され、 選択されたス タ イルでグ ラ フを生成するにはグ ラ フ上のデータが不十分であ る こ と が通知された場合には、 [ キャ ンセル ] を ク リ ッ ク し ます。 グ ラ フに対し て別のグ ラ フ ス タ イルを選択し ます。 各グ ラ フ ス タ イルに対する 小要件の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

グラ フの色スキームの変更

グ ラ フ上の特定のエレ メ ン ト 、 た と えば、 円グ ラ フの円ス ラ イ スの色や、棒グ ラ フの個々の棒の色を変更でき ます。

グ ラ フ用語では、 個々のグ ラ フ エレ メ ン ト （円グ ラ フの円ス ラ イ スや、 棒グ ラ フの個々の棒など） はグ ラ フの系列 と呼ばれます。 系列は、 グ ラ フ レポー ト の凡例で説明されます。 X 軸に沿ったデータのグループは、 カテゴリ と呼ばれます。 通常は、 次のよ う に定義されます。

• カテゴ リ :

通常は、 グ ラ フ レポー ト の X 軸上にあ るデータのグループです。

通常は、 グ リ ッ ド レポー ト の行に対応し ます。

通常は、 ア ト リ ビ ュー ト を表し ます。

• 系列 :

通常は、 グ ラ フ レポー ト の Y 軸上にあ るデータのグループです。

通常は、 グ リ ッ ド レポー ト の列に対応し ます。

グ ラ フ レポー ト の凡例で説明されます。

通常は、 メ ト リ ッ ク を表し ます。

グ ラ フでの系列の色は、 次の手順で説明する よ う に、 [グ ラ フ] ツールバーの [カ ラー パレ ッ ト ] から色スキームを選択し て変更でき ます。

デフ ォル ト では、 メ ト リ ッ ク のグ ラ フの色は、 色スキーム よ り も優先し ます。 グ ラ フの色を定義する手順は、「メトリックのグラフの色の定義」（89 ページ）を参照し て く ださい。 色スキームがグ ラ フの色よ り も優先される手順については、「グラフ レポートでメトリック固有のグラフの色を無効にするには」（91 ページ）を参照し て ください。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 89

Desktop でグラ フの系列の色を変更するには

1 グ ラ フ表示またはグ リ ッ ド グ ラ フ表示でレポー ト を開き ます。 レポート を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の

「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 表示 ] メ ニューから [ ツールバー] を選択し てから [ グラ フ ] を選択し、[グ ラ フ] ツールバーが使用可能にでき る よ う にし ます。

3 [ グラ フ ] ツールバーの [ カ ラー パレ ッ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し て、カラー パレ ッ ト から色スキームを選択し ます。 それに応じ てグ ラ フの系列の色が変更されます。

MicroStrategy Web のグ ラ フ レポー ト 上で色を変更する方法を参照するには、任意の MicroStrategy Web ページの上部にあ る [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

MicroStrategy Web で系列の色を書式設定するには、 必要な Web Professional 権限が付与されている必要があ り ます。 詳し く は、 ア ドミ ニス ト レータに問い合わせて く ださい。

メ ト リ ッ クのグラ フの色の定義

メ ト リ ッ ク がグ ラ フの系列と し て表示される と きに使用される色を定義でき ます。 デフ ォル ト では、 メ ト リ ッ ク に定義し たグ ラ フの色は、 グ ラ フ レポー ト のどの色スキーム よ り も優先し ます。 色スキームが メ ト リ ッ クのグラ フの色よ り も優先する よ う 設定するには、「グラフ レポートでメトリック固有のグラフの色を無効にするには」（91 ページ）を参照し て く ださい。

特定の メ ト リ ッ ク についてデフ ォル ト のグ ラ フの色を定義し、 この色をすべてのグ ラ フ レポー ト で使用する こ と ができ ます。 この定義を行 う には必要な Desktop Designer 権限が必要です。 手順は、『『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

グラ フ レポー ト 内のメ ト リ ッ クのグラ フの色を定義するには

1 MicroStrategy Desktop を使用し て、 プロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し グ ラ フ レポー ト にナビゲー ト し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

90 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

2 グ ラ フ レポー ト を右ク リ ッ ク し、 [ 実行 ] を選択し ます。 レポー ト エデ ィ タが開き、 レポー ト をグ ラ フ と し て表示し ます。

3 [ 表示 ] メ ニューから [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。レポー ト がグ リ ッ ドと し て表示されます。

4 レポー ト 結果で、 メ ト リ ッ ク を右ク リ ッ ク し、 [ 書式 ] をポ イ ン ト し、[ メ ト リ ッ ク名 ヘ ッ ダー ] を選択し ます。[ メ ト リ ッ ク名] は メ ト リ ッ クの名前です。 [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

5 [ グラ フ ] タブの [ 系列色 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で、以下のオプシ ョ ンの 1 つを選択し ます。

• < デフ ォル ト > : メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を使用し て メ ト リ ッ クに定義したデフ ォル ト のグ ラ フの色で表示されます。

• [ 塗りつぶし ]: メ ト リ ッ ク がグ ラ フ レポー ト の系列と し て表示される場合、 メ ト リ ッ クは単色で表示されます。 [ 塗りつぶしの色 ] ド ロ ップダウ ン リ ス ト から、 色を選択でき ます。

• [ グラデーシ ョ ン]: メ ト リ ッ クがグ ラ フ レポー ト の系列と し て表示される場合、 メ ト リ ッ クは 2 つの色を混ぜ合わせて徐々に変化する色で表示し ます。 [ 色 1] および [ 色 2] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 グラデーシ ョ ンのための 2 色を選択でき ます。 そし て、 1 つの四角形を ク リ ッ ク し て、 2 色間での色の変化の方向を設定し ます。 色は左から右、 右から左、 上から下、 下から上、 中央から水平に、 または中央から垂直にへ混ぜ合わせる こ と ができ ます。

• [ パターン ] : オブジェ ク ト の背景にパターンを適用し ます。 グ ラ フ内の異な る系列ラ イザを単に色分けだけで区別するのでな く 、 パターンを使用する こ と によ って系列ラ イザを区別する こ と も でき ます。 た と えば、 次の 3 つの棒ラ イザは、 それぞれに使用する色およびそのパターンで区別されています。

• [ グラ フから ]: グ ラ フのデフ ォル ト 色スキームで定義されている色を表示し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 91

6 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存し て [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ

グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

7 [表示] メ ニューから [グラ フ表示] を選択し てレポー ト 結果をグ ラ フ と して表示し ます。

特定のグ ラ フの色を使用する必要のあ る レポー ト 上のあ ら ゆる メ ト リ ッ クについて これらの手順を繰 り 返し ます。 各 メ ト リ ッ ク について、 他の メ トリ ッ ク と簡単に区別でき る色を使用し ます。 これは、 グ ラ フ レポー ト の結果を、 色に基づいて簡単に解釈でき る よ う にするためです。

グラ フ レポー ト で メ ト リ ッ ク固有のグラ フの色を無効にするには

デフ ォル ト では、 メ ト リ ッ ク のグ ラ フの色を継承する機能が有効になっています。 次の手順では、 この書式を無効にし て、 グ ラ フの色スキームを、グ ラ フ内のすべての系列に適用する方法を説明し ます。

1 MicroStrategy Desktop を使用し て、 プロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し グ ラ フ レポー ト にナビゲー ト し ます。

2 グ ラ フ レポー ト を右ク リ ッ ク し、 [ 実行 ] を選択し ます。 レポー ト エデ ィ タが開き、 レポー ト をグ ラ フ と し て表示し ます。

3 [グラ フ ] メ ニューから [基本設定] を選択し ます。[基本設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き、 [オプシ ョ ン - 一般] ページが表示されます。

4 [ その他 ] 領域で、 [ 使用可能な場合、 メ ト リ ッ ク書式を適用 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存し、 グ ラ フ レポー ト に戻 り ます。

グラ フ上の条件付きデー タの書式設定 : し きい値

個々のセル データ を、 レポー ト の残 り のデータ と は異な る よ う に自動的に書式設定でき ます。 データの書式を変えてデータ自体を目立つよ う にすると、 分析の際にそのデータの位置を特定しやす く な り ます。 データ内の所定の値が特定のポイ ン ト （つま り 、 し きい値） に達する と、 条件付き書式が適用されるので、 この条件付き書式はし きい値と呼ばれます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

92 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

し きい値については、「グリッド上の条件付き値の書式設定 : しきい値」（33 ページ）で詳し く 説明し ています。

グ ラ フ タ イプがレポー ト データ を表示する方法によ っては、 グ ラ フ レポー ト 上のし きい値は、 背景の書式のみ表示されます。 これには、単色、 グ ラデーシ ョ ン色、 パターン、 および他の使用可能な背景効果が含まれます。 シンボルおよびテキス ト 書式などの、 その他のしきい値の書式は、 グ ラ フ レポー ト には適用されませんが、 グ リ ッ ド レポー ト では表示されます。

すべてのグ ラ フ タ イプでし きい値が表示されるわけではあ り ません。 た とえば、 領域グ ラ フはすべてのデータ を 1 つの領域オブジェ ク ト に組み合わせます。 データはすべて視覚的に、 同じ領域オブジェ ク ト に組み込まれるため、 し きい値を特定のデータ ポイ ン ト に対し て表示する こ と ができ ません。 ただし、 多 く のグ ラ フ タ イプは、 各データ ポイ ン ト に対し て、 個別の系列またはデータ マーカを表示するので、 し きい値を表示する こ と ができ ます。

以下のグ ラ フ タ イプは、 グ ラ フの系列上で直接し きい値を表示する こ と ができ ます。

• 棒

• ボ ッ ク スプロ ッ ト

• バブル グ ラ フ

• フ ァ ネル

• 棒グ ラ フ （ ヒ ス ト グ ラ ム）

• パレー ト グ ラ フ

• 円グ ラ フ

• 株価

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 93

た と えば、 以下の棒グ ラ フ レポー ト では、 "Employee Satisfaction" （従業員満足度） が特定の調査分野に対し て、 7 よ り 上または 3 よ り 下の場合、 しきい値を使用し て系列をハイ ラ イ ト 表示し ます。

以下のグ ラ フ タ イプは、 グ ラ フの系列上で特定のデータ ポイ ン ト をハイ ライ ト 表示するデータ マーカ上にし きい値を表示する こ と ができ ます。

• ゲージ

• 線

• 極座標グ ラ フ

• レーダー線グ ラ フ

• 散布図および 3 次元の散布図

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

94 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

た と えば、 以下のグ ラ フ レポー ト では、 上記の例と同じ レポー ト です。 ただし、 以下のレポー ト は、 線グ ラ フ ス タ イルを使用し、 し きい値はデータ マーカに適用されています。

し きい値を作成し、 グラ フ レポー ト に適用するには

1 グ ラ フ レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、[ し きい値 ] を選択し ます。[し きい値] ダ イ ア ログ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 新規し きい値 ] を ク リ ッ ク し て新しいし きい値に名前を付けます。

この メ ト リ ッ ク ですでに定義されている し きい値がすべてツールバーの下に表示されます。 次の手順で説明する よ う に、 既存のしきい値を選択し て変更し て、 条件の定義を スキ ッ プでき ます。 既存のし きい値には、 単色、 グ ラデーシ ョ ン色またはパターンなどの背景の書式が含まれている必要があ り ます。 背景の書式は、 グラ フ レポー ト 上に表示されている唯一の条件付き書式です。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 95

4 し きい値の書式設定を適用するために値が満たす必要のあ る条件を定義し ます。 [ 新規条件を作成するには、 こ こ を ク リ ッ ク し て く だ さい ] と いう テキス ト を ク リ ッ ク し ます。 条件の部分が表示され、 それぞれを次のよ う に定義する必要があ り ます。

a 初に [ フ ィ ールド ] を ク リ ッ ク し て、条件の一部と な る ビジネス アト リ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク計算を選択し ます。

b [ 演算子 ] を ク リ ッ ク し て、 [In List]、 [Not in List]、 または [Where] などの演算子を選択し ます。

c [ 値 ] を ク リ ッ ク し て、 使用可能な リ ス ト からエレ メ ン ト を指定し ます。

上記の手順で既存のし きい値を選択し た場合は、 条件を再定義する必要はあ り ません。

5 次に、 上で定義し た条件を満たす値に対し て、 適用し たい書式設定を定義し ます。

a ツールバーの [ し きい値書式を編集 ] を ク リ ッ ク し ます。 [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

b [ 背景 ] タブを ク リ ッ ク し ます。

c ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から ［背景ス タ イル］ を選択し て、 使用する色を選択し ます。 背景に書式を設定する手順の詳細は、MicroStrategy Desktop ヘルプを参照し て く ださい。

背景をグ ラ フ レポー ト に適用するには、 ［背景ス タ イル］ に ［デフ ォル ト ］ 以外を選択する必要があ り ます。

6 書式を設定し た し きい値を選択し て、 ツールバーで、 ［グラ フのし きい値を有効化］ ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。 これによ り 、 し きい値条件が満た された場合に、 グ ラ フに背景色が適用されます。

このア イ コ ンは選択し た し きい値の背景に書式設定し た場合にのみ使用可能です。

7 [OK] を ク リ ッ ク し て、 新しいし きい値の定義を保存し、 [し きい値] ダ

イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。 新しいし きい値が自動的に適用されます。

8 [ 表示 ] メ ニューから [ グラ フ 表示］ を選択し ます。 レポー ト がグ ラ フ とし て表示されます。

9 グ ラ フ レポー ト を確認し ます。 し きい値が、 グ ラ フ レポー ト 上の適用されるデータに表示されます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

96 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

し きい値をサポー ト する グ ラ フ タ イプを使用し ている場合に、 グ ラ フ レポー ト 上にし きい値が表示されない場合は、 次の手順を実行し て し きい値を表示し ます。

a [ グラ フ ] メ ニューから [ 基本設定 ] を選択し ます。[基本設定] ダ イ アロ グ ボ ッ ク スが開き、 [オプシ ョ ン - 一般] ページが表示されます。

b [ その他 ] 領域で、[ すべての系列に光沢効果を適用 ] チェ ッ ク ボ ッ クス を ク リ ア し ます。 これによ り 、 グ ラ フ レポー ト の 系列およびデータ マーカに使用される自動的に角を斜めにする効果を取 り 消し ますが、 特定のグ ラ フ タ イプに対し て し きい値が表示可能と な り ます。『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章で説明する よ う に、 独自のカス タ ム傾斜効果をグ ラ フ レポー ト に適用および作成でき ます。

c [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存し、 グ ラ フ レポー ト に戻 り ます。 し

きい値が、 グ ラ フ レポー ト 上に表示されます。

グラ フの書式設定を元に戻す、 および繰り返す

人を引きつけるわか り やすいグ ラ フを作成するには、 通常、 フ ォ ン ト 、 色、グ ラデーシ ョ ンなどのオプシ ョ ンのさ まざまな組み合せを試す必要があ ります。

[グ ラ フ] ツールバーの [カ ラー パレ ッ ト ] から [シ ト ラ ス] カ ラー ス タ イルを選択し て、 円グ ラ フの系列の色 （円ス ラ イ ス） を書式設定する と し ます。（グ ラ フの系列の色を変更するには、「グラフの色スキームの変更」（88 ページ）を参照し て く ださい。） グ ラ フを見た結果、 その色の変更が望ま しく ない と判断し、 元の円グ ラ フの色に戻すこ と にし ます。 レポー ト の [編集] メ ニューの [元に戻す] 機能によ り 、 このよ う な書式設定の選択を容易に取 り 消すこ と ができ ます。

後で操作を元に戻し た く ない場合 （た と えば、 シ ト ラ ス色ス タ イルに変更を戻し たい場合） は、 レポー ト の [編集] メ ニューの [繰 り 返し] 機能を使用し てその書式設定の選択を即座に再適用でき ます。

[元に戻す] および [繰 り 返し] 機能は、 Windows の相当する コマン ド と同じよ う に機能し ます。

グラフ レポートで変更を元に戻す

次の手順は、 グ ラ フ操作を元に戻す方法についての説明です。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ ラ フ レポー ト の書式設定 97

Desktop でグラ フの書式変更を元に戻すには

1 レポー ト をグ ラ フ表示またはグ リ ッ ド グ ラ フ表示で開き ます。 レポート を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の

「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 グ ラ フにまだ変更を行っていない場合には、 変更し ます。 この章の任意の手順を使用し て、 グ ラ フの書式設定をい く つか変更し ます。

3 [ 編集 ] メ ニューから、[ 元に戻す ] を選択し ます。 後に実行し た操作が取 り 消されます。

4 グ ラ フ レポー ト に行った変更がい く つかあ り 、 後に行った変更だけではな く 他の変更も元に戻し たい場合は、 [ 編集 ] ツールバー上で [ 元に戻す ] の隣の矢印を ク リ ッ ク し ます。 近実行し た操作の リ ス ト が表示されます。 元に戻し たい操作を ク リ ッ ク し ます。 リ ス ト 内でその操作の上に表示されたすべての操作も元に戻されます。

MicroStrategy Web でグラ フの書式変更を元に戻すには

1 グラ フ表示またはグ リ ッ ド / グラ フ表示でレポー ト を開き ます。 レポート を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の

「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 グ ラ フにまだ変更を行っていない場合には、 変更し ます。 この章の任意の手順を使用し て、 グ ラ フの書式設定をい く つか変更し ます。

3 [標準] ツールバーで、 [ 元に戻す ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。 後に実行し た操作が取 り 消されます。

グラフ レポートで変更を繰り返す

後で操作を元に戻し た く なかった と判断し た場合は、 次の手順を使用し てその操作を繰 り 返すこ と ができ ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

98 グ ラ フ レポー ト の書式設定 © 2011 MicroStrategy, Inc.

Desktop でグラ フの書式変更を繰り返すには

1 レポー ト をグ ラ フ表示で開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 グ ラ フ レポー ト を変更し てから [ 元に戻す ] を操作を行っていない場合は、 前述の手順を使用し て変更を行ってから、 その 1 つまたは複数を元に戻し ます。

3 [編集] メ ニューから、 [ 繰り返し ] を選択し ます。 後に実行し た [元に戻す] 操作が取 り 消されます。

4 グ ラ フ レポー ト へのい く つかの変更を元に戻し た場合に、 後に行った元に戻す操作だけではな く 他の元に戻す操作も取 り 消し たい場合は、[ 編集 ] ツールバー上で [ 繰り返し ] の隣の矢印を ク リ ッ ク し ます。 近実行し た [元に戻す] 操作の リ ス ト が表示されます。操作を ク リ ッ ク し て繰り 返し ます。 あ る操作を繰 り 返す場合、 リ ス ト 内でその操作の上に表示されたすべての操作も繰 り 返されます。

MicroStrategy Web でグラ フの書式変更を繰り返すには

1 レポー ト をグ ラ フ表示で開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 グ ラ フ レポー ト を変更し てから [ 元に戻す ] を操作を行っていない場合は、 前述の手順を使用し て変更を行ってから、 その 1 つまたは複数を元に戻し ます。

3 [標準] ツールバーで、 [ 繰り返し ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。 後に実行し た [元に戻す] 操作が取 り 消されます。

グラ フ オブジ ェ ク ト の移動とサイズ変更

MicroStrategy Desktop では、 グ ラ フの凡例、 タ イ ト ル、 サブタ イ ト ル、 およびグ ラ フ自体を含む、 グ ラ フ エレ メ ン ト のサイ ズ変更または位置変更を手動で行えます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト での数値データの書式設定 99

• サイズ変更 : 前述のオブジェ ク ト のいずれかを選択し た場合、 オブジェク ト の周囲にハン ド ルが表示されます。 これらのハン ド ルを使用し て、オブジェ ク ト を手動でサイ ズ変更でき ます。

• 移動 : 選択されたオブジェ ク ト の中央を ク リ ッ ク し てグ ラ フ上の別の位置に ド ラ ッ グする こ と で、 位置を変更でき ます。

グ ラ フ上のオブジェ ク ト の手動でのサイ ズ変更および位置変更の方法の例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

グ ラ フ内のオブジェ ク ト を手動でサイ ズ変更する手順については、 Desktop のオン ラ イ ン ヘルプを参照し て く ださい。 （「Resizing a graph report」 トピ ッ ク を参照し て く ださい。）

MicroStrategy Web では、 グ ラ フを手動でサイ ズ変更または位置変更する こ と はでき ません。

レポー ト での数値デー タの書式設定

レポー ト 上の メ ト リ ッ クは、 レポー ト 全体の書式設定と は異な る書式をその メ ト リ ッ ク値に対し て独自に適用でき ます。 レポー ト 上に表示される メト リ ッ ク データは、 レポー ト のデザイ ン時にレポー ト に配置されていた実際の メ ト リ ッ ク の書式設定で表示されます。 メ ト リ ッ ク データの書式設定はまた、 他のい く つかの要因に依存し ます。

メ ト リ ッ ク の書式設定での可能なシナ リ オ と、 グ リ ッ ド / グ ラ フ イ メ ージでの例を参照するには、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。 また、 レポー ト で数値の書式設定に影響を与え る可能性があ る他の要素の詳細を、 オン ラ イ ン ヘルプ （「レポー ト 上の メ ト リ ッ ク の書式設定」 ト ピ ッ ク） で参照する こ と も でき ます。

書式のプ リ セ ッ ト : オー ト ス タ イル

MicroStrategy にはレポー ト の表示用にい く つかの表示ス タ イルが付随し ています。 これらはオー ト ス タ イル と呼ばれます。 各オー ト ス タ イルは、 色スキーム、 フ ォ ン ト ス タ イル、 およびフ ォ ン ト タ イプを含む書式設定のセ ッ ト を、 レポー ト に自動的に適用し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

100 書式のプ リ セ ッ ト : オー ト ス タ イル © 2011 MicroStrategy, Inc.

下の図に示すよ う に、 た と えば、 MicroStrategy Desktop および Web では、すべてのレポー ト で使用されるデフ ォル ト のオー ト ス タ イルは [コーポレート ] と呼ばれ、 灰色の背景および濃い青色のフ ォ ン ト が使用されます。

オー ト ス タ イルによ り 、 多数のレポー ト 間で書式設定を標準化でき ます。

Tutorial プロ ジェ ク ト でグ リ ッ ド レポー ト を開いて使用可能な任意のオート ス タ イルを選択し、 使用可能なオー ト ス タ イルを探し ます。 Tutorial プロジェ ク ト でレポー ト を特定するための情報は、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

オートスタイルの適用

Desktop でオー ト ス タ イルを適用するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、[ 選択し たオー ト ス タ イル ] をポ イ ン ト し、使用可能な リ ス ト からオー ト ス タ イルを選択し ます。

MicroStrategy Web でオー ト ス タ イルを適用するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューを ク リ ッ ク し ます。 DHTML が無効化されている場合は、 [ 実行 ] を ク リ ッ ク し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド レポー ト の書式設定 2

© 2011 MicroStrategy, Inc. 書式のプ リ セ ッ ト : オー ト ス タ イル 101

3 ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ オー ト ス タ イル ] を選択し ます。DHTML が無効化されている場合は、 [ ス タ イルを適用 ] を ク リ ッ ク し ます。

新規オートスタイルの作成

好みの書式設定をオー ト ス タ イル と し て保存する と、 そのス タ イルを以降のレポー ト に簡単に繰 り 返し適用でき ます。

MicroStrategy Web では新規オー ト ス タ イルを作成でき ませんが、Desktop で作成し たオー ト ス タ イルを Web でレポー ト に適用でき ます。

Desktop でオー ト ス タ イルを作成し て保存するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 必要に応じ てレポー ト を書式設定し ます。 その際、 この章またはオン ライ ン ヘルプでの任意の手順を使用し ます。 た と えば、 レポー ト の列または行にバン ド の色スキームを適用し、 そのレポー ト の罫線を変更し ます。

3 レポー ト の [ グ リ ッ ド ] メ ニューで、 [ オー ト ス タ イルに名前を付けて保存 ] を選択し ます。 [オー ト ス タ イルに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

4 [オー ト ス タ イルに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 新規オート ス タ イルの名前を指定し ます。 名前は内容を説明する ものであ る必要があ り ます。 それによ り 作成者自身も他のユーザも、 それを レポー ト に適用する と どのよ う な書式変更が行われるかを理解し て使用でき ます。

5 オブジェ ク ト を MicroStrategy に保存し て、 作成者のみが参照および使用でき る よ う にするか、 あ るいは他のすべてのユーザも参照および使用でき る よ う にし ます。 これはオブジェ ク ト を保存する場所によ って決まり ます。

• 他のユーザも オー ト ス タ イルを使用し て各自のレポー ト に書式設定を適用でき る よ う にするには、 そのオー ト ス タ イルを Public Objects\Autostyles フ ォルダに保存し ます。

レポー ト の書式設定 基本レポーテ ィ ング ガイ ド2

102 書式のプ リ セ ッ ト : オー ト ス タ イル © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 作成者のみがオー ト ス タ イルを使用でき る よ う にするには、 そのオー ト ス タ イルを My Personal Objects\My Objects フ ォルダ

に保存し ます。 オー ト ス タ イルを このフ ォルダに保存する と、 自分のオー ト ス タ イルの ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト のみに表示され、 他のユーザは使用でき ません。

次回にレポー ト を開 く と、 作成し たオー ト ス タ イルは使用可能なオー ト スタ イルの リ ス ト に表示されます。

さ まざまなレポー ト に対するオー ト ス タ イルの作成、 デフ ォル ト オー ト スタ イルでのプロパテ ィ の変更などの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

© 2011 MicroStrategy, Inc. 103

33. データの分析グループとピボット、アウトライン、計算、および値の検索

はじめに

レポー ト に大量のデータが返される と、 そのデータの意味を把握するのが困難な場合があ り ます。 MicroStrategy には、 大量のデータ を よ り 迅速に分析するのに役立つさ まざまなツールが備わっています。

MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web では、 次の分析ツールを使用でき ます。

• 並べ替え : 「データの並べ替え」（104 ページ） を参照し て く ださい。

• レポー ト での値の検索 : 「値の検索」（108 ページ） を参照し て く ださい。

• ア ウ ト ラ イ ン モード : 「データの要約と詳細」（110 ページ） を参照して く ださい。

• ページバイ : 「ページによるデータのグループ化」（115 ページ） を参照し て く ださい。

• ピボ ッ ト : 「データのピボット」（120 ページ） を参照し て く ださい。

• レポー ト 制限 : 「 大値および 小値の指定 : レポート制限」（123 ページ） を参照し て く ださい。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

104 データの並べ替え © 2011 MicroStrategy, Inc.

• メ ト リ ッ ク結合タ イプ : 「メトリック データの結合方法の決定 : メトリックの結合タイプ」（128 ページ） を参照し て く ださい。

• 評価順序 : 「計算の評価順序」（134 ページ） を参照し て く ださい。

• 小計 : 「小計」（135 ページ） を参照し て く ださい。

各分析ツールについて、 この章で詳細に説明し ます。

デー タの並べ替え

レポー ト でのデータの表示方法は、 データ を並べ替え る こ と によ って再編成でき ます。 並べ替えによ り データ を移動させて、 よ り 効果的にデータ を分析でき ます。 次の並べ替えテ ク ニ ッ ク について考えてみま し ょ う 。

• も重要なデータ を レポー ト の上部に移動し て、 容易に参照でき る よ うにする。

• かな り の量の特定データ をグループ化し て、 データ を よ り 容易に比較でき る よ う にする。

た と えば、 顧客の所得金額の範囲を示すレポー ト を参照する と し ます。 このレポー ト は、 ア メ リ カ国内の各地域の顧客のすべての所得階層を リ ス トし ます。 次の図は、 この長いレポー ト の上半分だけを示し ています。 （こ こに含まれないレポー ト の残 り の部分には、 ア メ リ カ国内の残 り の地域が示されています。）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの並べ替え 105

この図は、 このレポー ト のデフ ォル ト の並べ替え順で表示されています。デフ ォル ト の並べ替え順は、 レポー ト の も左の列に示されている地理上の地域によ る ものです。

しかし、 80,000 ド ルを超える所得階層の顧客の売上に分析対象を限定し たい場合、 現在表示されている レポー ト でそれを行 う には、 必要な数字を収集するためにデータ を上下にス ク ロールする必要があ るため、 数字を見落と し た り 誤った数字を見て し ま う こ と があ り ます。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

106 データの並べ替え © 2011 MicroStrategy, Inc.

"Income Bracket" （所得階層） の列を降順で並べ替え る と、 次の図に示すよう に明確にまた容易に比較でき る よ う グループ化されるため、 参照し たい高所得層を即座に確認でき ます。 新たな並べ替え順によ り 、 レポー ト では地理上の地域ではな く 所得階層に重点が置かれる よ う にな り ます。

データの並べ替えは行見出し または列見出しに基づいて行います。 行見出しは通常はビジネス ア ト リ ビ ュー ト であ り 、 た と えば、 上記のレポー ト では、 "Region" （地域） および "Income Bracket" （所得階層） がア ト リ ビ ュート で、 レポー ト の行にあ り ます。 列見出しは通常は メ ト リ ッ ク と呼ばれるビジネス計算であ り 、 た と えば、 上記のレポー ト では、 "Revenue" （売上）が メ ト リ ッ ク で、 レポー ト の列にあ り ます。 ア ト リ ビ ュー ト および メ トリ ッ クは、 レポー ト 上の も一般的なオブジェ ク ト です。

グ リ ッ ド レポー ト 上にあ る任意の列または行を並べ替え る こ と ができ ます。 並べ替え時には、 昇順、 または降順の並べ替え順を決定し ます。

• [ 昇順 ] の並べ替え順は、 データ を A から Z のアルフ ァベッ ト 順、 または 1 から 10 のよ う に 小から 大の順に並べます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの並べ替え 107

• [ 降順 ] の並べ替え順は、 データ を Z から A のアルフ ァベッ ト の逆順、または 10 から 1 のよ う に 大から 小の順に並べます。

並べ替えは MicroStrategy 分析エンジンによ って処理されます。 つま り 、データ ソースに対する レポー ト の再実行で時間と リ ソース を費やすこ と なく 、 レポー ト のデータ を並べ替えて編成する こ と ができ ます。

このガイ ド では、 簡単な並べ替えのみについて説明し ます。 よ り 複雑な、 階層的な並べ替えパターンの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な並べ替え」 を参照し て く ださい。カス タ ム グループの並べ替えの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム グループ と コ ン ソ リ デーシ ョ ン」 の章を参照し て く ださい。

簡単な並べ替え

列または行内のデータは、 昇順または降順に即座に並べ替え る こ と ができます。 簡単な並べ替えでは、 データに対し て異な る並べ替え順を試みる こと ができ るため、 どの並べ替え順がデータ を も有用に表示するかを判断でき ます。

簡単な並べ替えを起動する方法は、 右ク リ ッ ク メ ニューの使用、 あ るいは並べ替えア イ コ ンの使用、 などい く つかあ り ます。

• Desktop : 列または行の上で右ク リ ッ クするか、 [データ] ツールバーの

並べ替えア イ コ ンを使用し ます。 （並べ替えア イ コ ンを表示するには、[ 表示 ] メ ニューから [ ツールバー] を選択し、次に [ データ ] を選択し ます。）

• MicroStrategy Web : 列または行の上で右ク リ ッ クするか、 各行見出し

および列見出し上で並べ替えア イ コ ンを使用し ます。 （並べ替えア イコ ンを表示するには、[ ツール ] メ ニューから [ 並べ替えボタ ン] を選択します。）

次の手順では、 右ク リ ッ ク によ る並べ替え方法を説明し ます。

簡単な並べ替えを実行するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

108 値の検索 © 2011 MicroStrategy, Inc.

2 並べ替え る列または行の見出し内で右ク リ ッ ク し ます。

Desktop では、 列見出しの空白領域ではな く 、 列の名前を直接右ク リ ッ クする よ う にし て く ださい。

3 [ 並べ替え ] をポイ ン ト し、 次に [ 昇順 ] または [ 降順 ] を選択し ます。

値の検索

グ リ ッ ド レポー ト 内の特定のデータ値をすばや く 見つけたい場合、 または大きなレポー ト 内のあ るセ ク シ ョ ンに移動し たい場合には、 [検索] 機能を使用し ます。 また、 [検索] 機能を使用する と、 SQL 表示でレポー ト を表示し ている際に SQL 構文内の文字列を検索でき ます。 （レポー ト をグ リ ッ ド表示または SQL 表示で参照する手順は、「レポート タイプ」（9 ページ）を参照し て く ださい。）

また、 必要な場合は検索に対し て特定の要件を定義し て、 検索対象を絞 り込むこ と ができ ます。

MicroStrategy Web では、 ブラ ウザの検索機能を使用し て、 レポー ト内の値またはその他のデータ を探し ます。 た と えば、 Internet Explorer では、[ 編集 ] メ ニューの [ このページの検索 ] を選択し ます。

Desktop でレポー ト 内の値を検索するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 表示 ] メ ニューから、検索対象に応じ た適切な表示でレポー ト を表示します。

• グ リ ッ ド表示またはグ リ ッ ド グラ フ表示 （レポー ト 内の値を検索する場合）

• SQL 表示 （SQL 構文内の文字列を検索する場合）

検索機能は、 グ ラ フ表示では使用でき ません。

3 [ 編集 ] メ ニューで、[ 検索 ] を選択し ます。[検索] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. 値の検索 109

4 検索する値を入力し、 [ 次を検索 ] を ク リ ッ ク し ます。 値が検出されると、 値の 初のイ ン ス タ ン スが強調表示されます。

5 [ 次を検索 ] を再度ク リ ッ クする と、 レポー ト 内にあ るその値の別のイ ンス タ ン ス を検索でき ます。

グ リ ッ ド レポー ト 内の各セルは、 文字列値と し て扱われます。 つま り 、 たと えばグ リ ッ ド レポー ト 内のデータに数字の 50 と 500 が含まれている場合、 50 を検索する と両方のセルが検出されます。 この動作を変更するには、「セル全体の検索」（109 ページ） を参照し て く ださい。

レポー ト デー タの検索結果の絞り込み

グ リ ッ ド表示でレポー ト 内のデータ を検索する場合、 次のいずれかのオプシ ョ ンを使用し て、 [検索] 機能によ る検索から得る結果を絞 り 込むこ と ができ ます。 これらのオプシ ョ ンの機能は、 Microsoft Excel での [検索] オプシ ョ ン と似ています。

行または列による検索

[ 列で ] または [ 行で ] を使用し て検索方向を設定する と、検索対象のデータを よ り 速 く 見つけ られます。

大文字と小文字を区別した検索

[ 大文字と小文字を区別する ] では、[ 検索する文字列 ] テキス ト ボ ッ ク スで指定し たテキス ト と大文字小文字のパターンが同じ テキス ト のみが検索されます。 このオプシ ョ ンを使用する と、 検索で大文字と小文字が区別されます。

セル全体の検索

[ 完全に同一なセルを検索する ] では、[ 検索する文字列 ] テキス ト ボ ッ ク ス内に入力されたテキス ト と完全に合致するセルのみが検索されます。 た とえば、 「3470」 と入力し た場合、 「3,470」 が含まれているセルは検出されません。 「50」 と入力し た場合、 「500」 が含まれているセルは検出されません。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

110 データの要約 と詳細 © 2011 MicroStrategy, Inc.

SQL 構文の検索結果の絞り込み

SQL 表示を使用し て、 レポー ト に対する SQL の特定の構文を検索でき ます。 次のいずれかのオプシ ョ ンを使用する と、 [検索] 機能によ る検索から得る結果を絞 り 込むこ と ができ ます。 これらのオプシ ョ ンの機能は、Microsoft メ モ帳での [検索] オプシ ョ ン と似ています。

SQL 表示でレポー ト を表示するには、グ リ ッ ド レポー ト を開いて [表示] メニューから [SQL 表示 ] を選択し ます。

単語単位での一致

[ 単語単位で探す ] では、[ 検索する文字列 ] テキス ト ボ ッ ク ス内に入力し たテキス ト と完全に合致する文字列のみが検索されます。 た と えば、「temporary」 と入力し た場合、 「temp」 が含まれている文字列は検出されません。

大文字と小文字を区別した検索

[ 大文字と小文字を区別する ] では、[ 検索する文字列 ] テキス ト ボ ッ ク スで指定し たテキス ト と大文字小文字のパターンが同じ テキス ト のみが検索されます。 このオプシ ョ ンを使用する と、 検索で大文字と小文字が区別されます。

デー タの要約と詳細

レポー ト 上に大量のデータがあ る場合、 データの特定のセ ッ ト のみを一度に参照できれば、 一般的に分析や理解がよ り 容易にな り ます。 次のいずれかのツールを利用すれば、 大量のデータ を整理し て扱いやす く する こ と ができ ます。

• ア ウ ト ラ イ ン モード : このツールによ り 、 データのセ ッ ト を展開および縮小でき ます。「データのアウトライン」（111 ページ） を参照し て く ださい。

• ページバイ : このツールによ り 、 1 つの 「ページ」 のデータ を一度に参照でき ます。「ページによるデータのグループ化」（115 ページ） を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの要約と詳細 111

デー タのアウ ト ラ イ ン

データ を標準ア ウ ト ラ イ ン ス タ イルに編成する こ と によ って、 関連データのグループを イ ンデン ト し てグ リ ッ ド レポー ト 上に作成でき ます。 ア ウ トラ イ ン ス タ イルを使用する と、 関連するデータのセ ク シ ョ ンを、 以下の図に示すよ う に縮小および展開でき ます。

次の図は、 完全に展開された状態のア ウ ト ラ イ ン レポー ト の一部分のみを示し ます。 ア ウ ト ラ イ ン ス タ イルは、 レポー ト の左上隅に表示される番号付きのボタ ンで制御されます。 この図の場合、 ボタ ン 3 がク リ ッ ク され、ア ウ ト ラ イ ンが第 3 レベルまで展開されています。 この場合、 第 3 レベルは Supplier （サプラ イ ヤ） です。 この場合、 レポー ト データの大部分は、ス ク ロールを し なければ参照でき ません。 ただし、 データの各項目およびそれに関連する メ ト リ ッ ク の数字はすべて確認でき ます。

次の図は、 上の図のレポー ト と同じ ものですが、 下位レベルのデータが縮小され、 よ り 上位のレベルのデータのみが展開されています （左上隅のボタ ン 2 がク リ ッ ク されています）。 この場合は、 単一画面でレポー ト の全

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

112 データの要約 と詳細 © 2011 MicroStrategy, Inc.

体のほ と んどが参照でき ます。 詳細データは表示されませんが、 よ り 高いレベルの数字を よ り 容易に分析および比較でき ます。 また、 各カテゴ リ の合計や平均も、 よ り 比較しやす く なっています。

次の図は、 上の 2 つの図のレポー ト と同じ ものですが、 すべてのデータ レベルが完全に縮小されています （左上隅のボタ ン 1 がク リ ッ ク されています）。 このア ウ ト ラ イ ン レベルでは、 データの 上位レベルでの要約が提供されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの要約と詳細 113

ア ウ ト ラ イ ンは、 表示される情報のエン ト リ が繰 り 返される よ う な場合に特に有用です。 た と えば、 2004、 2005、 および 2006 の 3 年間の売上を表示する と し ます。 また、 各年の月ご と のデータ を リ ス ト する こ と にし ます。各年、 各月のすべてのデータ を表示する代わ り に、 ア ウ ト ラ イ ンを使用して今すぐ見たいデータだけを展開し て表示し、 他のデータは縮小し たま まで後で展開でき る よ う にし てお く と、 迅速に比較ができ ます。

複数ページ レポー ト も同じ よ う に動作し ます。 た と えば、 複数ページ レポー ト の 4 ページ目で、 データ を第 2 レベルに縮小する場合、 レポー ト の 4 ページ目に表示されているデータだけが縮小されます。

アウトラインの有効化

MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 次の該当する手順を使用し ます。

ア ウ ト ラ イ ン モード は、 レポー ト の行に複数のオブジェ ク ト があ る場合にのみ使用でき ます。 た と えば、 グ リ ッ ド レポー ト の行にビジネス ア ト リ ビ ュー ト があ る場合、 ア ウ ト ラ イ ン モード を使用するには複数のア ト リ ビ ュー ト が必要です。

Desktop でアウ ト ラ イ ンを有効にするには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューで、 [ アウ ト ラ イ ン結果を表示 ] を選択し ます。 レポー ト の上部にあ る番号付きボタ ンを ク リ ッ クする と、 ア ウ ト ラ イ ン レベルを展開および縮小でき ます。 レポー ト のア ウ ト ラ イ ン レベルごと に 1 つのボタ ンがあ り ます。

各ア ウ ト ラ イ ン レベルは通常、 レポー ト 上のビジネス ア ト リ ビ ュート を表し ます。 行と列の詳細な説明、 および行と列が表すビジネス データについては、「行および列」（9 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web でアウ ト ラ イ ンを有効にするには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

114 データの要約 と詳細 © 2011 MicroStrategy, Inc.

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ アウ ト ラ イ ン ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

4 レポー ト の各行の [+] または [-] ボ ッ ク ス を ク リ ッ クする と、 個々のレベルを展開および縮小でき ます。 レポー ト の上部の数値を ク リ ッ クすると、 すべてが特定のア ウ ト ラ イ ン レベルに展開または縮小されます。

各ア ウ ト ラ イ ン レベルは通常、 レポー ト 上のビジネス ア ト リ ビ ュート を表し ます。 行と列の詳細な説明、 および行と列が表すビジネス データについては、「行および列」（9 ページ）を参照し て く ださい。

アウトラインの初期表示

MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 ア ウ ト ラ イ ン レポー ト を開いた時の表示状態を変更でき る場合があ り ます。

• MicroStrategy Web : デフ ォル ト では、 ア ウ ト ラ イ ンが適用されたレポート はすべてのア ウ ト ラ イ ン レベルが縮小し て表示されます。 このデフ ォル ト は変更でき ません。

• MicroStrategy Desktop : デフ ォル ト では、 ア ウ ト ラ イ ンが適用されたレポー ト は、 初はすべてのレベルが展開し て表示されます。 ただし、 レポー ト を開いた と きにどのよ う に表示するかを指定でき ます。 ア ウ ト ライ ン レポー ト を特定のレベルがすでに展開された状態で開 く か、 またはすべてのレベルが縮小された状態で開 く こ と ができ ます。

アウ ト ラ イ ンの 初の表示方法を決定するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 レポー ト でア ウ ト ラ イ ン モード がまだ有効になっていない場合は、 [ グリ ッ ド ] メ ニューから [ アウ ト ラ イ ン結果を表示 ] を選択し ます。レポート がア ウ ト ラ イ ン モード で表示されます。

3 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [グ リ ッ ド オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

4 [ 一般 ] タブを ク リ ッ ク し て、 以下のいずれかを選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの要約と詳細 115

• アウ ト ラ イ ン レベルをすべて展開し て開 く : レポー ト は、 すべてのア ウ ト ラ イ ン レベルが展開された状態で開き ます。 これはデフ ォルト 設定です。

• アウ ト ラ イ ン レベルをすべて折り たたんで開 く : レポー ト は、 すべてのア ウ ト ラ イ ン レベルが折 り たたまれた状態で開き ます。

• このレベルまで展開し たアウ ト ラ イ ンを開 く : レポー ト は、 ユーザが ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で選択し たレベルまで展開された状態で開き ます。 このオプシ ョ ンを選択する と、 リ ス ト が表示されます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て [グ リ ッ ド オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じます。

6 [ フ ァ イル ] メ ニューで、 [ 保存 ] を選択し て、 レポー ト 定義のア ウ ト ライ ン モード の設定を保存し ます。

ページによ るデー タのグループ化

レポー ト 上に非常に大量のデータがあ る場合、 レポー ト データ を論理的なサブセ ッ ト にグループ化し て一度に 1 つのサブセ ッ ト のみを表示する よ うにする と、 データの扱いがよ り 容易にな り ます。 データ をサブセ ッ ト にグループ化するには、 ページバイ 機能を使用し ます。

ビジネス データ を分割し たサブセ ッ ト はページ と呼ばれ、 レポー ト 中のページをめ く り ながら一度に 1 つのデータ サブセ ッ ト を表示でき ます。ページバイによ り 、 データの長い リ ス ト を ス ク ロールし て移動するのに比べ、 必要なデータ を容易に表示でき る よ う にな り ます。

た と えば、 "Profit" （利益） データ を表示する レポー ト が "Year" （年）、"Quarter" （四半期）、 "Region" （地域） 別に編成されている場合、 "Year" に対し てページバイ を作成する と、 レポー ト には一度に 1 年分のデータだけ

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

116 データの要約 と詳細 © 2011 MicroStrategy, Inc.

が表示されます。 次の図はそのレポー ト を示すもので、 レポー ト のページバイ領域 （レポー ト の上部） に "Year" が設定されています。

ベージバイ フ ィ ール ド を ク リ ッ クするだけで、 別のデータ サブセ ッ ト が表示対象と し て選択されます。 ページバイ機能によ り 、 レポー ト で個別のページ と し て表示する ビジネス データのサブセ ッ ト を指定でき ます。

MicroStrategy Web では、 ページバイ機能は次の図に示すよ う に表示されます。 レポー ト からの特定のデータ サブセ ッ ト が表示されていますが、 これはレポー ト 上部の [ページバイ] ペイ ンに示されている よ う に、 Electronics（電子機器） に関連するデータです。

次の図では、 レポー ト は "Electronics" （電子機器） ではな く "Books" （書籍） でページバイ されてお り 、 その結果、 書籍販売に関係する費用、 価格、

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの要約と詳細 117

利益のデータが表示されています。

ア ト リ ビ ュー ト と メ ト リ ッ クはレポー ト の [ページバイ] ペイ ンで使用できるオブジェ ク ト と し て も一般的ですが、 レポー ト に表示される大部分のオブジェ ク ト をページバイで使用でき る よ う にする こ と ができ ます。

以下のオブジェ ク ト のいずれかをページバイでき ます。

• ア ト リ ビ ュー ト

• メ ト リ ッ ク

• 階層

• コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループ （コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループについては、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 で説明し ています。）

• 大部分のオブジェ ク ト プロ ンプ ト （特に、 ア ト リ ビ ュー ト 、 階層、コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 およびカス タ ム グループから構成されるオブジェ ク ト プロ ンプ ト 。 メ ト リ ッ ク を含むオブジェ ク ト プロ ンプ ト は、レポー ト の行または列に メ ト リ ッ ク が含まれていない場合に限 り [ページバイ] ペイ ンに配置でき ます。プロ ンプ ト については、7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」の「ユーザ入力の要求 : プロンプト」（310 ページ）で詳細に説明し ています。）

ご使用のプロ ジェ ク ト でのページバイ機能の有効化または無効化は、 御社のプロ ジェ ク ト デザイナが設定する こ と ができ ます。 特定のタ イプのオブジェ ク ト を レポー ト 上部の [ページバイ] ペイ ンへ移動する際に問題が生じる場合、 そのオブジェ ク ト タ イプに対するページバイ機能がプロ ジェ ク ト デザイナによ り 無効化されている可能性があ り ます。

Desktop でオブジ ェ ク ト を [ ページバイ ] ペイ ンに移動するには

[ページバイ] ペイ ンには、 複数のオブジェ ク ト を配置でき ます。 複数の関連する ア ト リ ビ ュー ト を [ページバイ] ペイ ンに配置する場合

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

118 データの要約 と詳細 © 2011 MicroStrategy, Inc.

は、 その順序に注意し て く ださい。 初にページバイするオブジェク ト （一番左） は、 ほかのページバイ フ ィ ール ド に表示されているエレ メ ン ト に影響し ます。 複数のオブジェ ク ト を [ページバイ] ペイ ンに配置する場合には、 論理的な順序で左から右へ配置する よ うにし ます。

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 表示 ] メ ニューから、 [ ページバイ ] を選択し ます。 レポー ト の上に [ページ フ ィ ール ド を こ こに ド ロ ッ プ] ペイ ンが開き ます。

3 レポー ト 上で、 [ページバイ] ペイ ンへ移動させるオブジェ ク ト を右クリ ッ ク し て [ 移動 ] をポイ ン ト し、[ ページバイへ移動 ] を選択し ます。オブジェ ク ト は、 レポー ト の上の [ページバイ] ペイ ンに移動し ます。 下の例では、 "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト が [ページバイ] ペイ ンへ移動されます。

列内の メ ト リ ッ ク を [ページバイ] ペイ ンに移動するには、 レポート 上の単語 [ メ ト リ ッ ク] を右ク リ ッ ク し て、[ ページバイ ] を選択し ます。 すべての メ ト リ ッ ク を ま と めて移動する必要があ り ます。 １ つの メ ト リ ッ ク を [ページバイ] ペイ ンに配置し、 その他のメ ト リ ッ ク を レポー ト グ リ ッ ド上に配置する こ と はでき ません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの要約と詳細 119

4 レポー ト は自動的に再表示され、 現在のページバイ フ ィ ール ド に示されたデータ サブセ ッ ト のみが表示されます。 ページバイ フ ィ ール ド をク リ ッ ク し て ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト からオプシ ョ ンを選択し、 表示されるデータ サブセ ッ ト を変更でき ます。 下の例で、 "Year 2008" （2008 年） の代わ り に "Year 2009" （2009 年） を選択し て、 それぞれの顧客地域別にその年の "Revenue" （売上） と "Percent Growth" （成長率） を表示する こ と ができ ます。

Desktop で、 [ ページバイ ] ペイ ンからオブジ ェ ク ト を削除するには

1 レポー ト 上部の [ページバイ] ペイ ン内で、 削除するページバイ フ ィ ール ド を右ク リ ッ ク し ます。

2 [移動 ] をポ イ ン ト し て、[行に移動 ] または [列に移動 ] のいずれかを選択し ます。 オブジェ ク ト は、 [ページバイ] ペイ ンから レポー ト 上に移動します。

レポー ト 上でオブジェ ク ト の配置を調整するには、 レポー ト 上のオブジェク ト の行見出し または列見出し を ク リ ッ ク し て、 目的の場所へド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プし ます。

レポートの保存時にページバイ表示を保持

ページバイ機能を含むレポー ト を保存する際に、 現在表示されているページバイ選択を保持するか、 または元のページバイ表示に戻すかを選択できます。 現在のページバイ レポー ト の表示を保存する と、 次にレポー ト を実

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

120 データのピボ ッ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

行する際には、 レポー ト 保存の直前のページバイ選択で自動的に表示されます。 この機能によ り 、 レポー ト が実行されるたびに異な る基準を選択してレポー ト を表示でき ます。

特定のページを 初に表示し たい場合には、 この設定を使用する こ と で初に表示するページを指定でき ます。

デフ ォル ト のページバイの保存方法では、 プロ ジェ ク ト 全体に対し て指定されているページバイ設定が反映されます。 これは通常、 プロ ジェ ク ト デザイナによ り 設定されます。

ページバイ表示を保持するには

1 ページバイ オブジェ ク ト を含むレポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 レポー ト 上部にあ るページバイ フ ィ ール ド を ク リ ッ ク し、 ページバイの ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 レポー ト を次に実行し た と きに表示させるページを選択し ます。 レポー ト が更新され、 選択し たデータのページが表示されます。

3 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

4 [ 一般 ] カテゴ リ を展開し て、 [ 上級 ] を選択し ます。

5 [ レポー ト 保存時に、 ページバイ選択を保持 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [ はい ] を選択し ます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存し、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ

ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

7 レポー ト を保存し て再度開き ます。 これで、 後に選択し たページバイ フ ィ ール ド が、 初のページに表示されます。

デー タのピボ ッ ト

データ ピボ ッ ト を使用し て、 レポー ト 内の列および行の配置を変えて、 異な る視点からデータ を表示でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データのピボ ッ ト 121

た と えば、 次の図の "Inventory Received from Suppliers by Quarter" （四半期別サプラ イヤからの受取 り 在庫） レポー ト では、 データのセ ッ ト が大きなグ リ ッ ド に表示され画面全体に広がっています。 （次の図は、 レポー ト 全体の う ちの一部分だけを示し ています。） この大き さのレポー ト で数字を比較するのは必ずし も容易と はいえません。

レポー ト 上のオブジェ ク ト を ピボ ッ ト する と、 列にあったオブジェ ク ト が新たに行に、 行にあったオブジェ ク ト が新たに列に配置され、 次の図に示すよ う にデータの多 く が容易に判読し比較でき る よ う にな り ます。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

122 データのピボ ッ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

た と えばピボ ッ ト された このレポー ト では、 あ る書籍サブカテゴ リ の四半期ご と の納品数量合計は、 よ り 容易に分析でき ます。 合計が 1 つの列に リス ト され、 比較が容易になっているためです。 数字に例外的な ものがあ ると、 一目でわか り ます。 同じ比較分析を上に示し た 初のレポー ト で行 う場合、 合計だけに注目し よ う とする とデータのグループを飛ばし て数字を探す必要があ り ます。

データ ピボ ッ ト では、 次の処理を行 う こ と ができ ます。

• オブジェ ク ト （ビジネス ア ト リ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク計算） およびそれに関連するデータ を行から列へ移動する。

• オブジェ ク ト （ビジネス ア ト リ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク計算） およびそれに関連するデータ を列から行へ移動する。

• 行内のオブジェ ク ト の順序を変更する。

• 列内のオブジェ ク ト の順序を変更する。

レポー ト 上ではすべての メ ト リ ッ ク がま と められているため、 データのピボ ッ ト の際にはこれら を 1 つのグループ と し て移動する必要があ り ます。 た と えば、 グ リ ッ ド レポー ト 上で 1 つの メ ト リ ッ ク を行に移動し、 別の メ ト リ ッ ク を列に移動する こ と はでき ません。 グラ フ レポー ト の場合、 メ ト リ ッ クはそのすべてが 1 つの軸上にあ る必要があ り ます。 メ ト リ ッ ク データ をピボ ッ ト するには、 見出しの「 メ ト リ ッ ク」 と い う 単語を選択し てすべての メ ト リ ッ ク を ま と めて移動し ます。

デー タのピボ ッ ト 方法

次のいずれかの方法を使用し て、 グ リ ッ ド レポー ト 内のデータ をピボ ッ トでき ます。

• [ 移動 ] メ ニュー （Desktop の場合） または [ データ ] メ ニュー（MicroStrategy Web の場合） から、 [ 行と列を入れ替え ] を選択し ます。

• レポー ト 上のオブジェ ク ト を ド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プし て移動し ます。（MicroStrategy Web では、 この方法で移動するには DHTML ユーザ基本設定が有効になっている必要があ り ます。）

• Desktop で、 レポー ト 上でオブジェ ク ト を ク リ ッ ク し て選択し、 [ 移動 ] メ ニューからデータ ピボ ッ ト オプシ ョ ンを選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. 大値および 小値の指定 : レポー ト 制限 123

• レポー ト 上のオブジェ ク ト を右ク リ ッ ク し、[ 移動 ] を選択し て、データ ピボ ッ ト オプシ ョ ンを選択し ます。 （MicroStrategy Web では、 この方法で移動するには DHTML ユーザ基本設定が有効になっている必要があ ります。）

• レポー ト 上のオブジェ ク ト を選択し、 ツールバー上 （Desktop の場合）または列見出し内 （MicroStrategy Web の場合） のデータ ピボ ッ ト ボタ ンの 1 つを使用し ます。 MicroStrategy Web でピボ ッ ト ボタ ンを有効にするには、 [ ツール ] メ ニューの [ ピボ ッ ト ボタ ン ] を選択し ます。

大値および 小値の指定 : レポー ト 制限

レポー ト の結果が表示された後で、 計算の実行方法を変えずに、 表示されたデータ を さ らに限定する必要があ る場合があ り ます。 レポー ト に表示されたデータは、 特定の メ ト リ ッ ク に対し て 大値および 小値を指定するこ と によ って制限でき ます。 このよ う な 大値および 小値は、 レポー トに表示される結果セ ッ ト の行を決定し、 レポー ト 制限と呼ばれます。

た と えば、 下のイ メ ージは、 全従業員の売上の順位を示すレポー ト を示しています。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

124 大値および 小値の指定 : レポー ト 制限 © 2011 MicroStrategy, Inc.

この う ち上位 10 名の従業員の結果だけを表示する と し ます。 レポー ト 制限を適用し て、 表示されるデータ を上位 10 名の従業員に制限し た場合、 売上順位の計算に使用されたデータには影響はあ り ません。 下のイ メ ージで示すよ う に、 表示された従業員のみが変化し ます。

レポー ト 制限は、 レポー ト に表示される メ ト リ ッ ク に対し て割 り 当て られます。 レポー ト 制限は、 Between や < などの演算子を使用し て定義されます。 デフ ォル ト では、 レポー ト 制限は AND 演算子で結合されます。 演算子を変更するには、 演算子をダブルク リ ッ ク し て新しい演算子を選択し ます。

レポー ト 制限エデ ィ タにおけるその他のオプシ ョ ンおよび設定の詳細は、[ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

レポー ト 制限に適用する高度な演算子の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の付録 B、 「フ ィ ルタ リ ングのための論理演算子と数学演算子」 を参照し て く ださい。

MicroStrategy OLAP Services 製品があ る場合、 レポー ト 制限はレポート 上の メ ト リ ッ ク だけではな く 、 任意のデータに適用でき ます。OLAP Services の詳細は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。

大値および 小値を使用し てレポー ト 上のデータ を制限するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. 大値および 小値の指定 : レポー ト 制限 125

ページ）を参照し て く ださい。

• 下の例では、 それぞれの従業員別に売上を表示する レポー ト が示されています。 データ を制限し て、 1,000,000 を超える売上があった従業員を表示する よ う に、 レポー ト 制限を追加する必要があ る と し ます。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[計算] カテゴ リ の下の [レポー ト 制限] サブカテゴ リ に、すべてのレポート 制限 （レポー ト にすでに適用されている ものがあ る場合） が表示されます。

3 レポー ト データに新しい制限を適用するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト 制限エデ ィ タが開き ます。

4 オブジェ ク ト ブラ ウザで、 制限を適用する メ ト リ ッ ク を検索し ます。メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し て、レポー ト 制限エデ ィ タの [ 制限定義 ] ペイ ンに追加し ます。

派生 メ ト リ ッ クはレポー ト 制限には使用でき ません。 レポー ト 制限は、 SQL エンジンの機能であ るためプロ ジェ ク ト に存在する メト リ ッ ク にのみ使用でき ます。 レポー ト 内で作成された派生 メ トリ ッ クは、 レポー ト 内にのみ存在し ます。 派生 メ ト リ ッ ク を使用するには、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を使用し て通常の メ ト リ ッ ク を作成し なおす必要があ り ます。 派生 メ ト リ ッ ク についての基本情

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

126 大値および 小値の指定 : レポー ト 制限 © 2011 MicroStrategy, Inc.

報は、「派生メトリック」（17 ページ）を参照し て く ださい。 メト リ ッ ク の作成方法は、「レポートでのデータの計算 : メトリック」（234 ページ）を参照し て く ださい。

5 [ 演算子 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、使用する演算子を選択し ます。例と し て、 Between、 >、 <、 =、 などがあ り ます。

6 演算子を適用する [ 値 ] を入力し ます。 下の例では、 100 万を超え るデータのみを表示する よ う に、 [演算子] は > に、 [値] は 1,000,000 に設定されています。

7 [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し て、 レポー ト 制限を保存し ます。

8 [OK] を ク リ ッ ク し てレポー ト に戻 り ます。 下のレポー ト のイ メ ージで

は、 1,000,000 を超える売上のあった従業員の名前のみが表示されてい

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの計算 127

る こ と がわか り ます。

レポート制限およびフィルタ

レポー ト にフ ィ ルタがあ る場合、 初にフ ィ ルタがレポー ト データに適用され、 次にレポー ト 制限が適用されてレポー ト に返されるデータがさ らに制限されます。

デー タの計算

組織のデータ ソースには、 組織のすべての業務活動に関するデータが含まれています。 レポー ト 作成の目標は、 分析のニーズに関連する 新のデータにア ク セスする こ と であ り 、 次にそのデータ を計算し て参照し たい数字を表示する こ と です。

レポー ト の照会に応じ てデータ ソースから集められた単純なデータのセ ット 内でも、 そのデータの計算結果は、 次のよ う な多数の要因次第で全 く 異な る ものにな り ます。

• メ ト リ ッ ク結合タ イプ : メ ト リ ッ ク データ （通常は売上、 費用、 利益などの数値データ） のテーブルを相互に結合する方法を指定し ます。 数値データがさ まざまな方法で結合される場合の、 データ ソースの数値データ計算への影響については、「メトリック データの結合方法の決定 : メトリックの結合タイプ」（128 ページ）で説明し ます。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

128 データの計算 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• ア ト リ ビ ュー ト 結合タ イプ : ア ト リ ビ ュー ト データ （年、 店舗、 品目などのビジネス概念） のテーブルを結合し て一緒にする方法を指定し ます。 レポー ト でのア ト リ ビ ュー ト 結合の詳細およびビジネス例については、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

• 評価順序 : レポー ト 上のさ まざまなオブジェ ク ト を計算する順序を指定し ます。 レポー ト に表示されるデータの計算に影響を及ぼす可能性があるオブジェ ク ト には、 メ ト リ ッ ク、 レポー ト 制限、 小計などがあ り ます。 どのオブジェ ク ト を 初に、 あ るいは次に、 そし てその次に計算するかによ って、 レポー ト の結果は全 く 異な る ものにな り ます。 デフ ォルト の評価順序の説明、 および別の評価順序の例については、「計算の評価順序」（134 ページ）で説明し ます。

• 小計 : 選択し た数学関数を使用し て メ ト リ ッ ク データ を合計でき ます。データ を参照または分析する他のビジネス ユーザのために、 さ まざまな方法でデータの小計を算出でき ます。「小計」（135 ページ） を参照して く ださい。

メ ト リ ッ ク デー タの結合方法の決定 : メ ト リ ッ クの結合タ イ プ

レポー ト の実行時には、 多 く の場合、 データはデータ ソースの複数のテーブルから取得されます。 どのレポー ト でも 終結果は、 データ ソース テーブルの編成および構成、 およびその中でのデータの保存方法に大き く 依存し ます。

データがデータ ソース内の 2 つ以上の メ ト リ ッ ク データ テーブルから取得される場合、 メ ト リ ッ ク結合はデータ を 1 セ ッ ト のデータに組み合わせる方法を決定し ます。 データが異な るテーブルから結合される順序は、データ計算の結果に影響する場合があ り 、 これは算術演算での演算順序が結果に影響を及ぼすこ と があ るの と同じです。

任意のレポー ト での メ ト リ ッ ク に対するデータの計算方法を知る こ と は、データ分析プロセスにおける重要な部分です。 データ ソースのさ まざまなテーブルからデータ を取得する際、 データの計算方法の規則は、 何度かの決定が行われて決ま り ます。 メ ト リ ッ ク の計算規則は、 次のよ う にい く つかの組織レベルにおいて定義されます。

1 デフ ォル ト でのデータの計算方法は、 通常、 プロ ジェ ク ト 全体でのい くつかの設定 （計算時に SQL が組織のデータ を扱 う 方法に影響する） を実装するプロ ジェ ク ト デザイナによ って 初に決定されます。 これらの決定は、 多 く の場合、 組織が所有するデータベースのタ イプによ り 決ま り 、 大部分のデータベースでは SQL の処理方法が異な り ます。 これらの設定は通常、 MicroStrategy 内のプロ ジェ ク ト のデータベース イ ン

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの計算 129

ス タ ン スに対する VLDB プロパテ ィ で行われます。 メ ト リ ッ ク固有の VLDB プロパテ ィ の詳細は、『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メ ト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。

2 次に、 メ ト リ ッ ク のデザイ ン担当者が、 前述のプロ ジェ ク ト レベルでのデフ ォル ト 設定を、 メ ト リ ッ ク の作成時に上書きでき ます。 メ ト リ ック デザイナが個別の メ ト リ ッ ク に設定を適用する と、 その メ ト リ ッ クがどのレポー ト で使用されよ う と、 これらの設定がその メ ト リ ッ クに対し て有効にな り ます。 メ ト リ ッ ク レベルでの メ ト リ ッ ク計算の設定、および複合 メ ト リ ッ ク (他の メ ト リ ッ ク によ り 構成される メ ト リ ッ ク) の結合の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なメ ト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。

3 後に、 レポー ト アナ リ ス ト が、 その分析対象であ る単一のレポー トに対する メ ト リ ッ ク の計算方法を変更でき ます。 メ ト リ ッ クに対する既存の設定は、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで参照でき、 同時にさ まざまな設定を変更する こ と も でき ます。 （その手順は、

「メトリック結合タイプの表示と変更」（133 ページ）を参照し て く ださい。） レポー ト で メ ト リ ッ ク結合に対し て変更を行 う と、 前述の メ トリ ッ ク デザイナやプロ ジェ ク ト デザイナによ って行われた結合設定がすべて上書き されます。 ただし、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ アロ グ ボ ッ ク ス を使用し て結合タ イプを変更し た場合は、 そのレポー トのその メ ト リ ッ ク に対し てのみ影響し ます。 その メ ト リ ッ クが別のレポー ト で使用された場合、 別のレポー ト ではデフ ォル ト の メ ト リ ッ ク結合タ イプが使用されます。 これら レポー ト レベルの メ ト リ ッ ク結合オプシ ョ ンを、 次に詳し く 説明し ます。

メトリック結合

組織のデータ ソースの保存構造を理解する こ と は、 メ ト リ ッ ク結合の理解を深める う えで役立ちます。

メ ト リ ッ クは多 く の場合、 データ ソースの複数のテーブルからのデータに基づいて計算されます。 複数のテーブルからのデータは、 データの計算時に何らかの方法で結合する必要があ り ます。

メ ト リ ッ ク結合設定では、 外部、 または内部と い う 結合のタ イプを適用する こ と によ り 、 データの結合方法を決定し ます。 MicroStrategy SQL エンジンが、 指定された結合タ イプをデータ ソースのテーブルから取得されるデータに適用し ます。 結合タ イプは、 レポー ト に表示されるデータに条件を付けます。

内部および外部結合について、 次の例と共に説明し ます。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

130 データの計算 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 内部結合 : 内部結合は、 データ ソース内でデータが取得されるすべてのテーブルに共通のデータのみを計算に含めます。

• 外部結合 : 外部結合は、 データ ソース内でデータが取得されるすべてのテーブルにあ る、 すべての データ を計算に含めます。

内部結合および外部結合の例

内部結合は、 デフ ォル ト ではレポー ト のすべての メ ト リ ッ ク に対し て生成されます。 結果のレポー ト には、 すべての メ ト リ ッ ク に対し て返されたデータがあ る行のみが含まれます。

例と し て、 次の表のデータ を確認し てみま し ょ う 。 [Sales （売上） 情報があるか ?] 列と [Budget （予算） 情報があ るか ?] 列は、 その地域のそのデータ タ イプに対するデータがデータ ソースに存在するかど う かを示し ます。

作成される レポー ト には、 "Sales" （売上） メ ト リ ッ クおよび "Budget" （予算） メ ト リ ッ ク、 および "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト が含まれます。こ こ で、 両方の メ ト リ ッ ク に共通の、 つま り どち らの メ ト リ ッ ク も空ではない メ ト リ ッ ク値を表示する と し ます。 このため、 デフ ォル ト の内部結合は変更し ません。 上の表に示すよ う に "North" （北部） 地域には予算データが存在し ないため、 "North" （北部） 地域のデータはレポー ト に表示されません。 同様に、 上の表では "West" （西部） 地域の売上データが記録されていないため、 "West" （西部） 地域のすべてのデータ も レポー ト から除外されます。 メ ト リ ッ ク を内部結合し た結果のレポー ト には、 売上情報と予算情報の両方を含む地域のみのデータ、 つま り 結合のすべてのコ ンポーネント に共通のデータが表示されます。 結果は次のレポー ト のよ う にな り ます。

地域Sales （売上） 情報があるか ?

Budget （予算） 情報があるか ?

North （北部） はい いいえ

South （南部） はい はい

East （東部） はい はい

West （西部） いいえ はい

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの計算 131

しかし、 別の分析をする必要があ り 、 データがレポー ト のすべてのレベルですべての メ ト リ ッ ク に対し て存在するかど う かにかかわらず、 データ ソースのテーブルからのすべてのデータ を表示する必要があ る と し ます。（レベルの定義と例については、「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し て く ださい。） データ ソースの一部の地域で、 一部が不完全または空のデータが存在する こ と がわかっているので、 2 つの メ ト リ ッ ク に外部結合を適用し ます。 外部結合の結果、 次のレポー ト のよ う に "North" （北部） と "West" （西部） 地域は一方の メ トリ ッ ク のデータがな く て も表示されます。

後に、 レポー ト の各 メ ト リ ッ ク に対し て異な る結合方法を指定する こ とも でき ます。 一部の地域に対する予算データの値がデータ ソースにな く ても売上データはすべて表示し たい場合、 "Sales" （売上） メ ト リ ッ ク に外部結合を適用し、 "Budget" （予算） メ ト リ ッ ク に内部結合を適用し ます。 売上の情報を含むすべての地域 （すべてのレポー ト 行） が表示されます。 作成されたレポー ト は、 次のよ う にな り ます。

"West" （西部） には、 売上情報が含まれないため表示されません。"Budget" （予算） メ ト リ ッ ク のデータが存在するかど う かは関係あ り ません。

内部結合または外部結合を使用する状況

内部結合

内部結合は、 外部結合に比べ メ ト リ ッ ク データに一般的に使用されます。（順位 メ ト リ ッ クは例外で、 詳細は次の 「外部結合」 を参照し て く ださい。）内部結合は、 次のよ う な多 く の状況で効果的です。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

132 データの計算 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 内部結合は、" 売上 " メ ト リ ッ ク と " 利益 " メ ト リ ッ ク のよ う にレポー ト上の メ ト リ ッ ク が相互に密接に関連する こ と がわかっている場合には、有効な結果を も た ら し ます。

• 内部結合は、 データ ソースに比較的完全な メ ト リ ッ ク データが含まれてお り 、 空の値がない場合には、 も効果的です。

• 内部結合の処理時間は外部結合に比べて速いため、 MicroStrategy Intelligence Server マシンの処理の負荷を低減する う えで有用です。

外部結合

外部結合は、 一部のテーブルの一部の メ ト リ ッ クデータに対し てデータ ソースに空の値が含まれている場合には、 も効果的です。 外部結合はまた、 順位を示す メ ト リ ッ ク の場合に必要です。 外部結合によ り 、 メ ト リ ック で使用可能なデータ をすべて表示でき ます。

た と えば、 売上データは完全に 新の状況を反映し ているにも かかわらず、一部の利益の値がこの 1 週間の何日かレポー ト されておらずデータ ソースに入力されていない場合があ り ます。 " 売上 " および " 利益 " メ ト リ ッ クの両方を同じ レポー ト に含める場合、 " 売上 " メ ト リ ッ クに外部結合を適用する こ と で、 " 利益 " の値が空の日があって も、 過去 1 週間の毎日の " 売上 " の値をすべて表示でき ます。

メ ト リ ッ ク で順位を計算する場合は、 順位 メ ト リ ッ ク に外部結合を使用する こ と が重要です。 順位 メ ト リ ッ ク でデフ ォル ト の内部結合を使用する と、一部の順位 （つま り 順位付け されたア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト ） がレポート に表示されない場合があ り ます。 内部結合では NULL 値を持つエレ メ ント が結果セ ッ ト に含まれないためです。 しかし、 NULL 値を持つエレ メ ント に順位があ る場合も あ り ます。 外部結合では、 レポー ト 上で一部のエレメ ン ト に対し て一部の メ ト リ ッ ク の結果が表示されない場合でも、 すべての行がレポー ト に表示されます。 順位 メ ト リ ッ ク の目的は、 すべての順位を表示する こ と であ り 、 すべてのエレ メ ン ト を値の有無にかかわらず表示する必要があ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの計算 133

メトリック結合タイプの表示と変更

次の図は、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スでの メ トリ ッ ク結合タ イプの設定を示し ます。

メ ト リ ッ ク結合タ イプを表示および変更するには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[計算] カテゴ リ の下の [ メ ト リ ッ ク結合タ イプ ] を選択し ます。 [ メ トリ ッ ク結合タ イプ] サブカテゴ リ には、 上の図に示し た よ う に、 レポート 上のすべての メ ト リ ッ ク が、 各 メ ト リ ッ ク の結合タ イプ と共に リ ス トされます。

メ ト リ ッ ク の リ ス ト が長い場合、列見出しの [ メ ト リ ッ ク ] または [ 結合タ イプ ] を ク リ ッ クする こ と によ って、 メ ト リ ッ ク名または結合タ イプで並べ替え る こ と ができ ます。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

134 データの計算 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 メ ト リ ッ ク の結合タ イプは変更可能で、 変更し たい メ ト リ ッ クの結合タイプ （[ 内部 ] または [ 外部 ]） を ク リ ッ ク し ます。

4 表示される ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 別の結合タ イプを選択し ます。内部および外部結合については、 すでに詳し く 説明し た とお り です。 次のいずれかを選択でき ます。

• [ デフ ォル ト ] : このオプシ ョ ンは、 その単一の メ ト リ ッ クの作成時にメ ト リ ッ ク エデ ィ タで設定された結合タ イプを使用する よ う に設定し ます。 この方法で この メ ト リ ッ ク に対する結合タ イプが決定されない場合、 このオプシ ョ ンはプロ ジェ ク ト レベルで設定された結合タ イプを使用する よ う に設定し ます。

• [ 内部 ] : このオプシ ョ ンは、 この メ ト リ ッ ク に対し てデータ を取得するすべてのデータ ソース テーブルに共通のデータのみを表示し ます。

• [ 外部 ] : このオプシ ョ ンは、 この メ ト リ ッ ク に対し てデータ を取得するすべてのデータ ソース テーブルのすべてのデータ を表示し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト がデータ ソースに対し て再実行され、

新たに計算された結果が表示されます。

画面上で使用可能なすべてのオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク して く ださい。

計算の評価順序

評価順序と は、 オブジェ ク ト が MicroStrategy の分析エンジンで計算される順序のこ と です。 データが計算される順序を変更する と、 レポー ト の結果が変わる場合があ り ます。 複合スマー ト メ ト リ ッ ク、 コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 派生 メ ト リ ッ ク、 派生エレ メ ン ト 、 レポー ト 制限、 および小計がレポー ト で計算される順序を変更する こ と によ って、 レポー ト のデータ計算の評価順序を変更でき ます。

デフ ォル ト の計算順序は以下の とお り です。

1 複合スマー ト メ ト リ ッ ク

2 コ ン ソ リ デーシ ョ ン。 レポー ト テンプレー ト 上での相対位置に基づいて評価されます。

行 （左から右）

列 （上から下）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの計算 135

3 レポー ト 制限

4 小計

メ ト リ ッ ク エデ ィ タの [スマー ト メ ト リ ッ ク を許可] オプシ ョ ンを [ はい ] に設定する こ と によ り 、 ほかの メ ト リ ッ ク を直接に集計し た ものではない複数の複合 メ ト リ ッ ク を、 評価順序に従って使用でき ます。

計算結果の位置を決めるために、 ページバイ と並べ替えは 後に決定されます。 この評価順序は変更でき ません。

多 く のレポー ト には、 効果的な評価順序を決定するために複雑な検討が必要なオブジェ ク ト が含まれています。 評価順序およびその変更方法の詳しい説明および例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「レポート 」 の章を参照し て く ださい。

小計

小計 と は、 メ ト リ ッ ク データの選択グループの合計であ り 、 選択し たレベルでの合計です。 （集計のレベルの定義と例については、「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し て く ださい。） 小計によ り 、 レポー ト データのサブグループに対する合計を表示でき る よ う にな り ます。

メ ト リ ッ ク のデザイナは、 メ ト リ ッ ク に対し て総計と小計のどち らか （またはその両方） を有効にする必要があ り ます。 総計と小計のどち らか （またはその両方） が有効になっている場合、 アナ リ ス ト は分析対象のレポート 上でその メ ト リ ッ ク に対し て表示または非表示のいずれかを選択でき ます。 アナ リ ス ト は、 小計で使用される関数を変更する こ と も でき ます。 使用でき る小計関数には、 合計、 個数、 小、 大、 平均、 中央値、 およびその他の関数があ り ます。

Desktop のアナ リ ス ト は、 小計が計算される レベルを変更する こ と も でき ます。 レベルに関する基本情報は、 4 章、「データからの必要な情報の取得」の「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト デザイナはまた、 MicroStrategy Desktop でカス タ ム小計を作成し、た と えば選択し た メ ト リ ッ ク のみに小計を適用でき る よ う にする こ と ができ ます。 カス タ ム小計機能については、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 で詳細に説明し ています。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

136 データの計算 © 2011 MicroStrategy, Inc.

小計の表示

レポー ト 上の複数のレベルにわた る小計を表示するか、 総計を表示するか、またはすべての小計を表示するかを選択でき ます。

小計で NULL 値の変わ り に表示される値を選択でき ます。 手順は、「NULL 値と空白セルの書式設定」（58 ページ） を参照し て く ださい。

Desktop で小計を表示するには

この手順は、 レポー ト デザイナまたは メ ト リ ッ ク デザイナが、 メ ト リ ッ クの総計または小計を有効にし ている こ と を前提と し ています。

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、[ 小計 ] を選択し ます。[小計] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クスが開き ます。

3 レポー ト で使用する小計関数のタ イプを選択し ます。

4 [ 上級 ] タブを ク リ ッ ク し ます。[上級小計オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クスが開き ます。

5 [適用し たレベル] セ ク シ ョ ンで、 選択し た小計を計算する、 レポー ト 上のレベルを指定し ます。

レベルの定義と例については、 4 章、「データからの必要な情報の取得」の「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し て く ださい。

選択可能なレベルは次の とお り です。

• [ 位置で ] : レポー ト の特定の部分 （行、 列、 ページバイ フ ィ ール ド のいずれかで複数選択可能） に小計を適用し ます。 これらのそれぞれは、 グ リ ッ ド レポー ト の軸とみな されます。 次に以下のいずれかを選択し ます。

[Grand Total] : 軸全体にわたる小計のみを適用し ます。

[ すべての小計 ]: 軸のすべてのレベルにわた る小計を適用し ます。

[ な し ] : 軸のどのレベルにも小計を適用し ません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データの分析 3

© 2011 MicroStrategy, Inc. データの計算 137

• [ レベル間 ]: レポー ト で使用可能なすべてのア ト リ ビ ュー ト および階層に小計を適用し ます。 これを選択する と、 ア ト リ ビ ュー ト と階層が リ ス ト され、 そ こから選択でき ます。 小計を計算し たいものを選択し ます。

• [GROUP BY] : 選択し たア ト リ ビ ュー ト によ る小計を、 レポー ト 上の

他のすべてのア ト リ ビ ュー ト にわたって位置に関係な く 適用し ます。これは、 レポー ト が、 小計をグループ化し たいア ト リ ビ ュー ト に基づいて並べ替え られている場合に 適に機能し ます。 これを選択した場合、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し て新しい GROUP BY のレベルを追加します。 [Grand Total] チェ ッ ク ボ ッ ク スは、 何によ って も グループ化し ない小計も追加し ます。 つま り 、 総計はレポー ト のすべてのア トリ ビ ュー ト に基づいて計算されます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し て [小計] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スに戻 り ます。

7 [OK] を ク リ ッ ク し て小計の定義を完了し ます。 小計がレポー ト 上に表

示されます。

MicroStrategy Web で小計を表示するには

この手順は、 レポー ト デザイナまたは メ ト リ ッ ク デザイナが、 メ ト リ ッ クの総計または小計を有効にし ている こ と を前提と し ています。

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、[ 合計を編集 ] を選択し ます。[小計] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 定義 ] タブから、 レポー ト で使用する小計関数のタ イプを選択し ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て小計の定義を完了し ます。 小計がレポー ト 上に表

示されます。

カス タ ム グループでの小計の使用の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム グループ と コ ン ソ リ デーシ ョ ン」 の章を参照し て く ださい。

データの分析 基本レポーテ ィ ング ガイ ド3

138 データの計算 © 2011 MicroStrategy, Inc.

© 2011 MicroStrategy, Inc. 139

44. データからの必要な情報の取得フィルタ、ドリル、階層

はじめに

フ ィ ルタは、 ほ と んどすべてのレポー ト に不可欠な要素です。 フ ィ ルタは、データ ソースから レポー ト が返すデータ を選別し ます。 レポー ト に表示されたデータ を正し く 解釈するには、 具体的にどのデータがレポー ト に含まれたか、 またどのデータが除外されたかを理解する こ と が重要です。 この章では、 レポー ト フ ィ ルタの定義の表示方法、 および単純なフ ィ ルタ と より 複雑なフ ィ ルタの例を示し ます。「データのフィルタリング」（140 ページ） を参照し て く ださい。

ド リ ルは、 あ ら ゆる レポー ト 環境において も強力なデータ分析機能の 1 つです。 ド リ ルによ って、 レポー ト に直接現れるデータ を も と に分析を深める こ と ができ ます。 レポー ト を ド リ ルし て元のレポー ト データ と密接に関連するデータ を分析し た り 、 ま った く 別のオブジェ ク ト を レポー ト 上に表示し て別のコ ンテキス ト ではデータがどのよ う に見え るかを確認し た りする こ と ができ ます。「関連データへのドリル」（149 ページ） を参照し てく ださい。

レポー ト でデータ を目的どお り に ド リ ルするには、 レポーテ ィ ング プロジェ ク ト 内のビジネス ア ト リ ビ ュー ト が、 階層と呼ばれる大まかなビジネス概念においてどのよ う に相互に関連する可能性があ るかを理解する必要があ り ます。 階層と ド リ ルも、 この章で扱います。「階層について」（145 ページ） を参照し て く ださい。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

140 データのフ ィ ルタ リ ング © 2011 MicroStrategy, Inc.

デー タのフ ィ ルタ リ ング

レポー ト フ ィ ルタ は、 データ ソースのデータ をふるいにかけ、 要求に正確に応え る情報を返し ます。 次の図は、 フ ィ ルタがまだ追加されていないレポー ト を示し ています。 （このレポー ト は、 サンプル Tutorial プロ ジェ クト に含まれる "Revenue by Brand" （ブラ ン ド別売上） レポー ト です。） 次の図に示すレポー ト の上にあ る [レポー ト 詳細] ペイ ンの情報を見る と、 フ ィルタが空であ る こ と がわか り ます。

（任意のレポー ト で [レポー ト 詳細] ペイ ンを表示するには、[表示] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択し ます。）

こ こ で、 3Com、 Hewlett Packard、 および Sony のブラ ン ド に対する フ ィ ルタを レポー ト に適用し ます。 次の図は、 特定のブラ ン ド で 「フ ィ ルタ された」と し て "Revenue by Brand" （ブラ ン ド別売上） レポー ト を示し ます。 レポート の上の [レポー ト 詳細] ペイ ンには、 フ ィ ルタの定義が表示されています。フ ィ ルタ定義は、 Brand = 3Com,Hewlett Packard or Sony です。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. データのフ ィ ルタ リ ング 141

次のレポー ト では、 よ り 複雑なフ ィ ルタ を使用し ます。 このレポー ト は、売上と売上予測を示し ています。 フ ィ ルタは、 電子機器に関連するデータを、 米国北東部と中部大西洋岸の店舗について、 現在の年の分のみを選択し ます。 以下が、 そのフ ィ ルタの定義です。

[Category = Electronics] And [Quarter = 2006 Q1,2006 Q2,2006 Q3 or 2006 Q4] And [Region = Northeast or Mid-Atlantic]

下のイ メ ージは、 レポー ト と そのフ ィ ルタ を示し ています。

フ ィ ルタは通常、 レポー ト デザイナによ って作成されレポー ト に追加されます。 どのレポー ト でも、 レポー ト にフ ィ ルタが適用されているかど う かに関わ り な く 、 そのフ ィ ルタの定義も容易に確認でき ます。 この情報は、上の図に示すよ う に [レポー ト 詳細] ペイ ンで確認でき ます。 この情報は、データ ソース内のどのデータがレポー ト の結果に含まれたかだけではなく 、 どのデータが除外されたかを正確に把握するのに役立ちます。 レポート でのフ ィ ルタの定義を表示する手順は、「フィルタの定義の表示」（142 ページ）を参照し て く ださい。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

142 データのフ ィ ルタ リ ング © 2011 MicroStrategy, Inc.

OLAP Services ビュー フィルタおよび通常のフィルタ

MicroStrategy OLAP Services 製品を使用する こ と によ り 、 MicroStrategy Desktop、 Web、 および Office ユーザは、 データ ソースに対し て SQL を再実行する こ と な く レポー ト 内でデータ を ス ラ イ スアン ド ダ イ スする こ と ができ ます。 データ ソースから取得するデータ量を制限する レポー ト フ ィ ルタ と は異な り 、 ビ ュー フ ィ ルタ はウ ェ アハウ スに対し てレポー ト を再実行せずに、 レポー ト に表示されるデータ を動的に制限し ます。

レポー ト で標準レポー ト フ ィ ルタ と ビ ュー フ ィ ルタの両方を使用する利点は、 一度に効果的に表示でき る以上のデータ を返すために標準レポー ト フ ィ ルタ を使用でき る こ と です。 その後、 アナ リ ス ト はビ ュー フ ィ ルタ を使用し て、 データベースからすでに取得されているデータであればどのデータでも、 表示データ を変更でき ます。 アナ リ ス ト は、 ビ ュー フ ィ ルタを設定し てビ ュー レポー ト を生成し ます。 ビ ュー フ ィ ルタは、 データ ソースに対する再実行を起動し ません。 この特性を利用し て、 応答時間を向上させデータベースの負荷を低減させる こ と ができ ます。

MicroStrategy OLAP Services 製品の詳細は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタの定義の表示

MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 以下から該当する手順を使用し てレポー ト のフ ィ ルタ リ ング情報を表示し ます。

[レポー ト 詳細] に表示する情報を指定するには、「[レポート詳細 ] ペインのカスタマイズ」（143 ページ）を参照し て く ださい。

Desktop でレポー ト のフ ィ ルタ リ ング情報を表示するには

1 レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ 表示 ] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択し ます。 [レポー ト 詳細] ペイ ンが表示され、 [レポー ト 説明] と、 レポー ト に含まれているすべてのフ ィ ルタの詳細が示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. データのフ ィ ルタ リ ング 143

MicroStrategy Web でレポー ト のフ ィ ルタ リ ング情報を表示するには

1 レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ ツール ] メ ニューから [ レポー ト 詳細ページ ] を選択し ます。新たなページが開き、 レポー ト に含まれているすべてのフ ィ ルタの詳細が表示されます。

[レポー ト 詳細] ペイ ンのカ ス タ マ イズ

MicroStrategy Desktop ユーザは、 自身のコ ンピ ュータで表示するすべてのレポー ト について、 [レポー ト 詳細] ペイ ンに表示する情報を指定でき ます。以下のレポー ト 詳細を構成でき ます。

• フ ィ ルタ詳細。 デフ ォル ト ではレポー ト フ ィ ルタおよびレポー ト 制限を表示し ますが、 ほかの種類のフ ィ ルタ を表示する こ と も でき ます。

• レポー ト 制限詳細。 レポー ト 制限を表示し ます。

• プロ ンプ ト 詳細。 レポー ト 内のすべてのプロ ンプ ト のプロ ンプ ト 情報を表示し ます。

• レポー ト 詳細。 レポー ト の説明、 プロ ンプ ト 詳細、 フ ィ ルタ詳細、 およびテンプレー ト 詳細を表示し ます。

• テンプレー ト 詳細。 ア ト リ ビ ュー ト および メ ト リ ッ ク の詳細を含む、 完全なテンプレー ト 詳細を表示し ます。

レポー ト 詳細の種類によ って、 異な るオプシ ョ ンを構成する こ と ができ ます。 た と えば、 フ ィ ルタ詳細に、 ビ ュー フ ィ ルタ情報またはア ト リ ビ ュート 名を含めるかど う かを指定でき ます。 レポー ト 詳細の場合は、 プロ ンプト またはフ ィ ルタに関する情報を含むかど う かを選択でき ます。 すべてのレポー ト 詳細オプシ ョ ンの詳しい説明については、 オン ラ イ ン ヘルプまたは 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

144 データのフ ィ ルタ リ ング © 2011 MicroStrategy, Inc.

下の図は、 レポー ト 内の [レポー ト 詳細] ペイ ンに表示される、 レポー ト 説明、 レポー ト フ ィ ルタ、 およびレポー ト 制限情報を示し ています。

レポー ト エデ ィ タの [レポー ト 詳細書式] オプシ ョ ンを使用し て特定のレポー ト のレポー ト 詳細を構成し た り 、 プロ ジェ ク ト 構成エデ ィ タ を使用してプロ ジェ ク ト 全体のレポー ト 詳細を構成し た り する こ と ができ ます。 レポー ト レベルで構成された設定値は、 プロ ジェ ク ト レベルで構成された設定に優先し ます。 レポー ト 詳細の書式オプシ ョ ンの操作説明は、 オン ライ ン ヘルプまたは 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し てく ださい。

[Desktop 基本設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで指定されたレポー ト 詳細基本設定は、 以下の情報の表示 / 非表示を制御する レポー ト 詳細プロパテ ィ よ りも優先されます。

• レポー ト 説明

• プロ ンプ ト 詳細

• フ ィ ルタ詳細

• シ ョ ー ト カ ッ ト フ ィ ルタの定義

• ビ ュー フ ィ ルタ詳細

• メ ト リ ッ ク詳細

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. 階層について 145

この動作は、 レポー ト 詳細の Desktop 基本設定を無効にする こ と で変更でき ます。 以下にその手順を説明し ます。 Desktop 基本設定を使用し てレポート 詳細をカス タマイ ズする方法は、 オン ラ イ ン ヘルプまたは『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

レポー ト 詳細の Desktop 基本設定を無効にするには

1 Desktop で、 [ ツール ] メ ニューから [Desktop 基本設定 ] を選択し ます。[Desktop 基本設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

2 [ レポー ト ] カテゴ リ を展開し て、 [ レポー ト 詳細 ] を選択し ます。

3 Desktop 基本設定の代わ り にレポー ト 詳細プロパテ ィ を使用する場合は、[ これらの Desktop 基本設定をレポー ト 詳細へ適用 ] チェ ッ ク ボ ッ ク スを ク リ ア し ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を保存し ます。

階層について

ビジネス レポー ト 環境における大部分のデータ計算は、 レベルの概念に基づいています。 階層は、 MicroStrategy における レベルを理解する上で重要な部分です。 階層を理解するには、 まず、 ビジネス ア ト リ ビ ュー ト （一般にア ト リ ビ ュー ト と呼ばれる） と は何かを知る必要があ り ます。 この項では、 まずア ト リ ビ ュー ト を定義し て、 階層について述べ、 次にレベルの概念を説明し ます。

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト

ア ト リ ビ ュー ト と は、 " 店舗 "、 " 従業員 "、 " 地理上の地域 "、 " 年 " などのビジネス概念のこ と です。 これらの概念は、 データ ソースに保存されている ビジネス データ （通常は数値） を理解するのに役立つものです。 企業の総売上を知る こ と が有益であ る一方で、 その売上がいつど こで発生し たものかがわかれば、 必要な詳細分析を定期的に行 う こ と ができ ます。 ア トリ ビ ュー ト は、 「いつ」、 「ど こで」 の問いに対する答えを提供し ます。

ア ト リ ビ ュー ト はレポー ト 上で行見出し または列見出し と し て表示され、その行または列のデータが何を意味するかを示し ます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

146 階層について © 2011 MicroStrategy, Inc.

その裏では、 ア ト リ ビ ュー ト は、 データ ソース内でルッ ク ア ッ プ テーブルの 1 つまたは複数の列と関連付け られた MicroStrategy オブジェ ク ト です。レポーテ ィ ング環境では、 ア ト リ ビ ュー ト はデータ計算とデータ フ ィ ルタリ ングのためのコ ンテキス ト を提供し ます。 ア ト リ ビ ュー ト はデータ ソースに保存されたビジネス フ ァ ク ト を理解するのに役立ちます。

た と えば、 " 月 "、 " 年 "、 および " 地域 " ア ト リ ビ ュー ト と、 " 売上 " フ ァク ト に基づ く " 売上 " メ ト リ ッ ク を持つレポー ト があ る と し ます。 このレポー ト を実行する と、 レポー ト には会社の売上が地域ご と に、 また特定の月および年に対し て表示されます。 レポー ト は、 北東部地域で昨年の 初の 3 か月に 100 万ド ルの売上を達成し た こ と を示し ている と し ます。 レポー ト 上のア ト リ ビ ュー ト （" 地域 "、 " 月 "、 および " 年 "） によ って、 たと えばどの地域の売上が も少なかったかや、 どの年の売上成長率が も高かったかなど、 かな り の量の情報が得られます。 レポー ト から ア ト リビ ュー ト を削除する と、 会社全体での売上の合計が全期間にわたってどの程度伸びたかを見る こ と しかでき ません。

組織のプロ ジェ ク ト デザイナが作成する ア ト リ ビ ュー ト は、 すべて組織にと って重要なビジネス概念に基づいています。 これらの重要なビジネス概念をそれぞれレポー ト 上に配置可能なオブジェ ク ト に変換する こ と によ り 、" 日 "、 " 月 "、 " 四半期 "、 および " 年 "、 または " 地域 "、 " 都市 "、 および " 顧客 " のよ う な概念を レポー ト 上に配置し て、 それらのア ト リ ビ ュート が意味するデータ を表示する こ と ができ ます。

階層

階層は、 概念的に相互に関連する ビジネス ア ト リ ビ ュー ト のグループから構成されます。 （ア ト リ ビ ュー ト の説明と例については、「ビジネス アトリビュート」（145 ページ）を参照し て く ださい。）

た と えば、 組織のデータ ソース テーブルで売上データは日次で更新されているのに、 在庫情報は月次更新されている場合があ り ます。 データ ソースにはまた、 特定の財務データが四半期別または年別でテーブルに保存されている場合があ り ます。 これらのデータはすべて日、 月、 四半期、 年、 の概念に基づいて保存されています。 そのため、 MicroStrategy プロ ジェ ク トを このデータ ソースのデータに基づいて作成する場合は、 "Day" （日）、"Month" （月）、 "Quarter" （四半期）、 および "Year" （年） を表すア ト リビ ュー ト を作成するのが適切であ り 、 それによ って日次の売上データの報告が可能にな り 、 月次の在庫の報告が可能にな り 、 また財務データのレポー ト には企業発表用に四半期別または年別の詳細と要約を表示でき る よう にな り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. 階層について 147

データ ソースに日次売上金額のデータが含まれている場合、 週次、 月次、または年次の売上金額を表示でき るでし ょ う か。 はい、 可能です。 階層になっているので、 そのデータに ド リ ルする こ と によ って、 実行する こ と ができ ます。

"Day" （日）、 "Month" （月）、 "Quarter" （四半期）、 および "Year" （年） アト リ ビ ュー ト には、 あ る共通点があ り ます。 これらはすべて、 よ り 大きな時間と い う 観念を表現する概念であ る と い う こ と です。 これらはすべて同じ概念の一部であ るため、 これらのア ト リ ビ ュー ト は階層と呼ばれる グループにま と められます。 この場合は、 "Day" （日）、 "Month" （月）、"Quarter" （四半期）、 および "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト は、 "Time" （時間） 階層にま と められます。 階層内では、 ア ト リ ビ ュー ト は相互の関係に基づいた特定の方法で配置されます。 "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト は、"Time" （時間） 階層内で 上位レベルのア ト リ ビ ュー ト ですが、 それは他のすべての時間の概念 （"Day" （日）、 "Month" （月）、 および "Quarter" （四半期）） を包含するからです。 この階層での 下位レベルのア ト リ ビ ュート 、 つま り も包括的でないア ト リ ビ ュー ト は、 "Day" （日） です。 この "Time" （時間） 階層を次に示し ます。

上記の例は、 "Time" （時間） のビジネス概念に関連するすべてのア ト リビ ュー ト の階層を示し ています。 （これらのア ト リ ビ ュー ト およびこの階層は、 サンプルの Tutorial プロ ジェ ク ト の一部です。）

関連ビジネス ア ト リ ビ ュー ト を このよ う に階層的にグループ化する と、 レポー ト プロ ジェ ク ト でのデータ分析に役立ちます。 た と えば、 売上データがデータ ソースに日次ベースで保存されている と し ます。 こ こで、 月次の売上データ を示すレポー ト を表示し たい場合はど う し ますか。 "Day" （日）と "Month" （月） は同じ階層の一部であ るため、 レポー ト に表示された日次の売上データから月次の売上データへは単に ド リ ル ア ッ プするだけです。 ド リ ル先の新しいレポー ト （月次の売上データが含まれる） は、 選択

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

148 階層について © 2011 MicroStrategy, Inc.

し た ド リ ル パスに基づいて自動的に再計算されます。 「ド リ ルア ッ プ」 は階層内でのア ト リ ビ ュー ト の位置からデータ を ド リ ルする方向を表し ています。 "Day" （日） （レポー ト に表示されている） から "Time" （時間） 階層を上方向へド リ ル （ド リ ル ア ッ プ） する と "Month" （月） （新しい ド リ ル先のレポー ト ） が表示されます。

別の例を と る と、 あ る会社がイ ン ターネ ッ ト ベースの小売企業で、 全米にコール セン タ を持ち、 そのために米国内の地理的な位置と い う 概念でデータ ソースに従業員データ を保存し ている と し ます。 この地理的な位置の概念に含まれる関連する ビジネス ア ト リ ビ ュー ト が、 "Geography" （地域） 階層の一部にな り ます。 Tutorial プロ ジェ ク ト からのサンプル データ を使用し た例を次に示し ます。

上記の "Geography" （地域） 階層では、 "Country" （国） が 上位レベルのア ト リ ビ ュー ト で、 "Employee" （従業員） が 下位レベルのア ト リ ビ ュート です。

"Employee" （従業員） は同時に、 "Employee Resources" （従業員 リソース） と呼ばれる階層で 上位レベルのア ト リ ビ ュー ト であ る可能性があ り 、 この階層には "Profile" （プロ フ ィ ール） （"Age Range"（年齢層）、 "Gender" （性別）、 "Nationality" （国籍）、 "Ethnicity" （民族）、 "Education and Degree Type" （学歴と学位のタ イプ）、 "Marital Status" （配偶者の有無））、 "Hire Date" （雇用日）、 "Leave Date" （退職日）、 "Date of Birth" （生年月日）、 "Title" （役職）、 "Address" （住所）、 "Department" （部署）、 "Division" （事業部）、 "Location" （拠点）、 "Salary Range Level" （給与区分レベル）、 などのよ う な関連する下位レベルのア ト リ ビ ュー ト が含まれます。 どのア ト リ ビ ュー ト がどの階層にグループ化されるかは、 組織のシステム設計者またはプ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. 関連データへの ド リ ル 149

ロ ジェ ク ト デザイナが MicroStrategy プロ ジェ ク ト を 初に作成する際に決定し ます。 プロ ジェ ク ト デザイ ンの詳細は、 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

レポー ト でのデー タの集計方法 : メ ト リ ッ ク レベル

レポー ト に複数のア ト リ ビ ュー ト があ る場合 （これが通常のケースですが）、 メ ト リ ッ クはデフ ォル ト ではレポー ト 上の 下位レベルで計算されます。「階層」（146 ページ）で説明し た よ う に、 下位レベルは通常、"Time" （時間） 階層内での "Day" （日）、 または "Geography" （地域） 階層内での "Employee" （従業員） などの、 も包括的でないビジネス概念を反映する ア ト リ ビ ュー ト です。

た と えば、 会社の売上を月および年別に リ ス ト する レポー ト があ る と し ます。 レポー ト にはそのため "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク、 および "Year"（年） と "Month" （月） のア ト リ ビ ュー ト が含まれています。 " 売上 " メ トリ ッ クは年別に合計されて表示されるのでし ょ う か。 それ と も、 月別に合計されて表示されるのでし ょ う か。 メ ト リ ッ クはデフ ォル ト ではレポー ト上の 下位レベルのア ト リ ビ ュー ト で計算されるため、 この例では メ トリ ッ ク の結果は月次の売上データ を反映する よ う に計算されます。 なぜなら "Month" （月） のほ う が "Year" （年） よ り も包括的でな く 下位レベルの概念であ るからです。

レポー ト 上の メ ト リ ッ ク の作成者が、 このデフ ォル ト の計算レベルを変更でき る こ と に留意し て く ださい。 メ ト リ ッ ク データがどのレベルで計算されるかについて質問があ る場合は、 ユーザの組織の MicroStrategy レポー ト デザイナまたは メ ト リ ッ ク デザイナにお問い合わせ く ださい。

関連デー タへの ド リル

ド リ ル を使用する こ と で、 レポー ト データ を、 レポー ト に表示されたレベル と は別のレベルで表示でき ます。 （レベルの説明は、「階層について」

（145 ページ）を参照し て く ださい。） ド リ ルを使用する と、 レポー ト 内のデータ を迅速かつ簡単に調査でき ます。 ド リ ルによ り 、 元のレポー ト に基づいて別のレポー ト を自動的に実行し、 よ り 詳細な情報または補足的な情報を得る こ と ができ ます。

上方向、 下方向、 または横方向への ド リ ル中にその前後関係を理解するには、 階層の概念を理解し ている必要があ り ます。 この概念の概要は、「階層について」（145 ページ）を参照し て く ださい。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

150 関連データへの ド リ ル © 2011 MicroStrategy, Inc.

た と えば、 全店舗の年次の売上を表示し ている と し ます。 サンプルのレポー ト を次に示し ます。

次に、 それらの店舗の四半期ご と の売上を参照する と し ます。 列見出しの [Year] （年） を右ク リ ッ ク し て、 [Quarter へド リ ル ダウ ン] を選択し ます。新規レポー ト が自動的に作成され、 メ ト リ ッ ク が ド リ ル先の新しいア ト リビ ュー ト を反映する よ う に再計算されて、 レポー ト には全店舗の四半期ごと の売上が表示されます。

ド リ ルの結果と し て生成されたレポー ト が元のレポー ト に関連し ている場合でも、 これらは 2 つのま った く 別のレポー ト です。 この 2 つのレポー トは、 それぞれ個別に保存または変更でき ます。

ド リ ルは、 ア ト リ ビ ュー ト 、 一部の メ ト リ ッ ク、 コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 カス タ ム グループに対し て行 う こ と ができ ます。 （コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループについては、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイド』 で詳細に説明されています。）

レポー ト での ド リル方法

選択し た ド リ ル方法に応じ て、 レポー ト 全体またはレポー ト の一部のみをド リ ルでき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. 関連データへの ド リ ル 151

グリッド レポートでのドリル

次に、 い く つかの ド リ ル方法について説明し ます。 ド リ ルする方法によ って、 使用でき る ド リ ル オプシ ョ ンが異な る場合があ り ます。

• ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト をダブルク リ ッ ク （Desktop の場合） またはシングルク リ ッ ク （Web の場合） : 1 つのエレ メ ン ト について、 1 レベル ド リ ル ダウ ンでき ます。

た と えば、 レポー ト に [Year （年）] ア ト リ ビ ュー ト が表示され、 そのア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト が 2003、 2004、 2005、 2006 であ る と します。 年のいずれか （ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の 1 つ） をダブルク リ ッ ク （Desktop の場合） またはシングルク リ ッ ク （Web の場合）し て、 その年から ド リ ル ダウ ン し、 その年の四半期レベルのデータを表示でき ます。 つま り 、 2005 をダブルク リ ッ ク し て ド リ ル ダウ ンする と、 Q1 2005、 Q2 2005、 Q3 2005、 Q4 2005 に ド リ ルする こ と ができ ます。

• 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を右ク リ ッ ク （Desktop のみ） : アト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を右ク リ ッ ク し てシ ョ ー ト カ ッ ト メ ニューを開 く と、 可能な ド リ ル方向およびド リ ル パスが リ ス ト されます。Desktop では、 SHIFT キーまたは CTRL キーを押すこ と によ って、 ド リルする ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を複数選択でき ます。

• [データ] メ ニューの [ド リ ル] オプシ ョ ンを使用、 または [ド リ ル] ツールバー ボタ ンを使用 : これらの機能を使用し て、 レポー ト 全体または選択し た項目のみを ド リ ルでき ます。

以下の手順は、 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web における グリ ッ ド レポー ト の ド リ ル方法です。

Desktop でグ リ ッ ド レポー ト を ド リルするには

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ ド リル ] を選択し ます。 [ド リ ル] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [Selected object] （選択し たオブジェ ク ト ） ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト か

ら、 ド リ ルするオブジェ ク ト を選択し ます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

152 関連データへの ド リ ル © 2011 MicroStrategy, Inc.

4 [Drilling options] （ド リ ル オプシ ョ ン） ペイ ンで、 ド リ ルする ア ト リビ ュー ト をブラ ウズ し ます。 下のイ メ ージのよ う にな り ます。

5 親ア ト リ ビ ュー ト （ド リ ルの元にな る ア ト リ ビ ュー ト ） を新規レポー トで表示するには、 [Keep parent] （親を保持） ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [Yes] （はい） を選択し ます。

6 レポー ト にし きい値が含まれている場合、 し きい値を新規レポー ト で保持するかど う かを選択し ます。 （し きい値を含むレポー ト からの ド リ ルにおける考慮事項は、「しきい値書式のあるレポートでのドリル」（161 ページ）を参照し て く ださい。） レポー ト にし きい値が含まれていない場合は、 このオプシ ョ ンは使用不可にな り ます。

7 元のレポー ト でページバイ フ ィ ール ド のア ト リ ビ ュー ト を使用し ている場合は、 [ ド リル時に現ページバイ エレ メ ン ト を フ ィ ルタの一部と して追加 ] チェ ッ ク ボ ッ ク スが有効になっています。 このページバイ エレメ ン ト を新規レポー ト に表示するには、 このチェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 （ページバイ機能の説明は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. 関連データへの ド リ ル 153

8 [OK] を ク リ ッ ク し て、 選択し た ド リ ル操作に基づいて自動的に作成さ

れた新規レポー ト を表示し ます。

MicroStrategy Web でグ リ ッ ド レポー ト を ド リルするには k;

1 グ リ ッ ド レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 ド リ ルするオブジェ ク ト を右ク リ ッ ク し ます。

3 [ ド リル ] をポイ ン ト し て、 ド リ ルし て表示する ア ト リ ビ ュー ト を選択します。 新規レポー ト が、 選択し た ド リ ル操作に基づいて自動的に実行されます。

MicroStrategy Web でのよ り 高度な ド リ ル オプシ ョ ンは、 MicroStrategy Web メ ニューで [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

グラフ レポートでのドリル

グ ラ フ レポー ト で、 グ リ ッ ド レポー ト での ド リ ル と同様に ド リ ルし て、 レポー ト 内の別のレベルのデータ を分析でき ます。

グ ラ フで ド リ ルするには次の方法を使用し ます。

• グ ラ フ上のラベル （ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト ） を ク リ ッ クする。 たと えば、 都市の リ ス ト があ る場合、 各都市を右ク リ ッ ク （Desktop の場合） またはシングルク リ ッ ク （Web の場合） し て、 " 都市 " ア ト リビ ュー ト の別の ド リ ル オプシ ョ ンにア ク セスでき ます。

• グ ラ フ上の複合 メ ト リ ッ ク ラベルを ク リ ッ クする。 複合 メ ト リ ッ クは、他の メ ト リ ッ ク から構成された メ ト リ ッ ク です。 グ ラ フに複合 メ ト リ ック があ る場合、 その メ ト リ ッ ク を右ク リ ッ ク （Desktop の場合） またはシングルク リ ッ ク （Web の場合） し て、 その メ ト リ ッ ク の別の ド リ ル オプシ ョ ンにア ク セスでき ます。

• グ ラ フ上のカテゴ リ の 1 つを ク リ ッ ク し て、 そ こに ド リ ルする。 項目は、 グ ラ フ上でラベル （ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト ） を表す図形です。た と えば、 棒グ ラ フでは、 棒をダブルク リ ッ ク （Desktop の場合） またはシングルク リ ッ ク （Web の場合） し て、 そのデータのデフ ォル ト の ドリ ル レベルに ド リ ルし ます。 デフ ォル ト の ド リ ル レベルが指定されていない場合には、 そのオブジェ ク ト 上ではク リ ッ ク によ る ド リ ルを実行できないこ と が知ら されます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

154 関連データへの ド リ ル © 2011 MicroStrategy, Inc.

• グ リ ッ ド グ ラ フ表示の場合は、 グ リ ッ ド でア ト リ ビ ュー ト を右ク リ ック （Desktop の場合） またはシングルク リ ッ ク （Web の場合） するか、[データ] メ ニューから [ ド リル ] を選択する こ と で、容易に ド リ ルでき ます。

レポー ト での ド リ ルの詳しい手順は、 MicroStrategy Desktop または Web で [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

ド リル パスの追跡および ド リル先レポー ト の名前付け

レポー ト から ド リ ルし た場合、 結果の ド リ ル先のレポー ト の名前は、 自動的に元のレポー ト の名前に ド リ ルし たオブジェ ク ト の名前が付加された ものにな り ます。

た と えば、 Tutorial プロ ジェ ク ト の " 在庫と売上数量 " レポー ト で、 " 商品" ア ト リ ビ ュー ト から " カテゴ リ " ア ト リ ビ ュー ト へド リ ル ア ッ プでき ます。 結果の ド リ ル先のレポー ト の名前は、 " 在庫と売上数量 -> カテゴ リ " と な り ます。 次に、 この結果レポー ト で " カテゴ リ " から " サブカテゴ リ " へド リ ル ダウ ン し ます。 ド リ ル先のレポー ト の名前は、 " 在庫と売上数量 -> カテゴ リ -> サブカテゴ リ " と な り ます。 さ らに、 " サブカテゴ リ " から " 地域 " へ横方向に ド リ ルする と、 結果のレポー ト の名前は " 在庫と売上数量 -> カテゴ リ -> サブカテゴ リ -> 地域 " にな り ます。

このレポー ト 名を使用すればド リ ル パス を追跡でき、 それぞれの結果の ドリ ル先レポー ト から ド リ ルを継続し て行 う 場合には特に便利です。

単一のパスで繰 り 返し ド リ ルする と、 次第にレポー ト の名前が長 く な り 、扱いに く く な る場合があ り ます。 このよ う な場合は、 あ る時点で ド リ ル先レポー ト を新しい扱いやすい名前で保存する こ と をお勧めし ます。 その後、そのレポー ト から ド リ ルを継続する と、 各結果レポー ト の名前が反映された ド リ ル パスは短 く な り 、 再び扱いやす く な り ます。

レポートの保存

レポー ト を保存する と、 保存し た自分自身だけでな く 他のユーザも後でそのレポー ト を実行でき ます。 書式設定を追加し たレポー ト を保存する場合や、 ド リ ル先のレポー ト を保存する場合があ り ます。

保存し たレポー ト の名前と、 レポー ト のフ ィ ルタ条件、 レポー ト の書式設定情報などの定義は、 MicroStrategy メ タデータ リ ポジ ト リ に格納されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 155

レポー ト を保存するには

この手順は、 レポー ト の書式設定が完了し ているか、 または新規レポー トへの ド リ ルを完了し てお り 、 そのレポー ト が開かれている こ と を前提と しています。

1 レポー ト の [ フ ァ イル ] メ ニューで、[ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。

2 新規レポー ト を保存する場所にナビゲー ト し ます。

各プロ ジェ ク ト の " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダは、 そのプロ ジェ ク ト へのア ク セス権を持つすべてのユーザが使用でき ます。 対照的に、 各プロ ジェ ク ト の " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダ（およびその中のフ ォルダ） は、 このフ ォルダにレポー ト またはほかのオブジェ ク ト が保存された時点でロ グ イ ン し ていたユーザのみが使用でき ます。

3 新規レポー ト に、 ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス データ分析ツール と し ての使用を反映する名前を付けます。

4 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

レポー ト 結果に影響を及ぼす ド リル動作の制御

レポー ト での ド リ ルの動作を決定する さ まざまなオプシ ョ ンを設定でき ます。 これらのオプシ ョ ンによ り 、 他のユーザがそのレポー ト を実行する際の ド リ ル方法を制御し た り 、 または自分の も有用な ド リ ル パスおよびドリ ル動作を保存し ておき、 後で別のレポー ト で再利用する こ と ができ ます。ド リ ルおよびド リ ル パスの基本情報は、「階層」（146 ページ）を参照し てく ださい。

大部分の ド リ ル オプシ ョ ンには、 レポー ト 上のア ト リ ビ ュー ト が関連し ます。 ア ト リ ビ ュー ト は、 データ ソースのビジネス データ を表す MicroStrategy オブジェ ク ト であ り 、 " 顧客 "、 " 製品 "、 " 店舗 " などがその例です。 ア ト リ ビ ュー ト の基本情報は、「ビジネス アトリビュート」（145 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト 上での ド リ ル動作は、 この項で説明するオプシ ョ ンを使用し て制御でき ます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

156 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ド リル動作の問題解決

作業方法に合わせた り 、 またはレポー ト の目的に一致する よ う に ド リ ルをカス タマイ ズ し た り するための 適な方法を見つけるには、 次の表の提案を参照し て く ださい。

実行する操作 ソ リ ューシ ョ ン

レポー ト の幅を狭 く する （特に ド リル時に）。 ド リルし ているア ト リ ビ ュー ト がド リル先レポー ト に表示されないよ う にし ます。 この動作を カス タ マイズするには、「新規レポートでのドリル元アトリビュートの保持または削除」（159 ページ）を参照し て く だ さい。

ド リル パスを追跡し、 新しい ド リル先の各レポー ト がどのレポー ト から ド リルされたのかがわかるよ う にする。

• レポー ト 名はド リルのたびに自動的に調整され、 レポー ト 名の 後に ド リル先のオブジ ェ ク ト 名が付加されます。 長 く なるレポー ト 名を管理するためのアイデアについては、「ドリル パスの追跡およびドリル先レポートの名前付け」（154 ページ）を参照し て く だ さい。

• ド リルする各ア ト リ ビ ュー ト が結果のド リル先レポー ト に表示されるよ う にし ます。 それによ り、 ドリルし たオブジ ェ ク ト が後続のレポー ト に常に表示されます。 この動作を カス タ マイズするには、「新規レポートでのドリル元アトリビュートの保持または削除」（159 ページ）を参照し て くだ さい。

レポー ト の他のユーザがレポー ト で許可される方向以外に ド リルできないよ う に制限する。

ド リル パスを ド リル ダウンのみに制限し ます。 これを行う には、「ドリル ダウンまたは自由にドリルの有効化」（157 ページ）を参照し て く だ さい。

自身の情報要求に合った有用なページバイ表示を保存する。

レポー ト を保存し て、 現在表示されているページバイ フ ィ ールド が次回レポー ト を実行し た と きに表示されるよ う にし ます。 これを行う には、 3 章、「データの分析」の「レポートの保存時にページバイ表示を保持」（119 ページ）を参照し て く だ さい。

ド リル先レポー ト で表示するデータ を、 ド リル元レポー ト で現在表示されているページバイ オブジ ェ ク ト に関連するデータのみに限定する。

「元のレポート上の表示ページに限定されたページバイ フィールドを含むレポートへのドリル」（168 ページ）で説明する手順を使用し ます。

ド リル先レポー ト のページバイ フ ィ ールドが、 ド リル元レポー ト で表示されていた情報と完全に同じ情報を表示するよ う にする。

「ページバイ フィールドによって影響されないレポートへのドリル」（165 ページ）で説明する手順を使用し ます。

ド リル元レポー ト に小計がある場合に、 それと同じ小計を ド リル先レポー ト に表示する。

「レベル間で計算される小計を含むレポートのドリル」（179 ページ）で説明する手順を使用し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 157

ド リル ダウンまたは自由に ド リルの有効化

特定のレポー ト に対し て、 すべての方向への ド リ ルを有効にするか、 特定の階層内での下位レベルのア ト リ ビ ュー ト に ド リ ル先を制限するかを指定でき ます。

• [ 自由に ド リル ]: 下記の手順で このオプシ ョ ンを選択する と、ユーザは ドリ ル元のオブジェ ク ト に関連するデータ を、 ド リ ルする ア ト リ ビ ュー トの階層内のどの方向にでも ド リ ルし て表示でき ます。 次にその例を示します。

ユーザは、 あ る ア ト リ ビ ュー ト から子ア ト リ ビ ュー ト のデータへドリ ル ダウ ンでき ます。 た と えば、 "Year" （年） データから "Month"（月） データへド リ ル ダウ ンでき ます。

ユーザは、 あ る ア ト リ ビ ュー ト から そのア ト リ ビ ュー ト の親ア ト リビ ュー ト のデータへド リ ル ア ッ プする こ と が可能で、 た と えば、"Item" （商品） データから "Category" （カテゴ リ ） データへド リ ル ア ッ プでき ます。

すべての方向へのド リルを有効にする。 「ドリル ダウンまたは自由にドリルの有効化」（157 ページ）で説明する手順を使用し ます。

特定の階層内での下位レベルのア ト リ ビ ュート に ド リル先を制限する。

「ドリル ダウンまたは自由にドリルの有効化」（157 ページ）で説明する手順を使用し ます。

実行する操作 ソ リ ューシ ョ ン

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

158 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ユーザは、 ほかの関連ア ト リ ビ ュー ト へ横方向に ド リ ルでき ます。た と えば、 "Region" （地域） データから "Category" （カテゴ リ ） データへ横方向に ド リ ルでき ます。

• [ ド リル ダウンのみ ] : 下記の手順で このオプシ ョ ンを選択する と、 ユーザは階層内で ド リ ルする ア ト リ ビ ュー ト よ り 下位のオブジェ ク ト に関連するデータのみを表示でき ます。 次にその例を示し ます。

"Month" （月） ア ト リ ビ ュー ト またはそのエレ メ ン ト の 1 つから ド リル ダウ ンする場合、 ユーザは "Day" （日） にのみド リ ルでき ます。

"Category" （カテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト またはそのエレ メ ン ト の 1 つから ド リ ル ダウ ンする場合、 ユーザは "Subcategory" （サブカテゴリ ） および "Item" （商品） にのみド リ ルでき ます。

ド リ ルの基本情報およびレポー ト での ド リ ル方法は、「階層」（146 ページ）を参照し て く ださい。

ド リルを有効化するには

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] を展開し て、 [ ド リル ] を選択し ます。

4 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ 自由に ド リル ]: ユーザは ド リ ル元のオブジェ ク ト に関連するデータを、 ド リ ルする ア ト リ ビ ュー ト の階層内でどの方向 （上、 下、 横）にでも ド リ ルし て表示でき ます。 例については前述し た とお り です。

• [ ド リル ダウンのみ ]: ユーザは、階層内で ド リ ルする ア ト リ ビ ュー トよ り 下位にあ るオブジェ ク ト に関連するデータのみを表示でき ます。例については前述し た とお り です。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 159

5 [OK] を ク リ ッ ク し て設定を保存し、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ

ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

新規レポー ト での ド リル元ア ト リ ビ ュー ト の保持または削除

レポー ト で ド リ ルする際、 ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト と その関連データ を結果レポー ト に表示する よ う にし た り 、 または、 ド リ ル元のア ト リ ビ ュー トを結果レポー ト に表示し ないよ う にし た り する こ と ができ ます。 以下の例でこれらの両オプシ ョ ンの結果を示し ます。

た と えば、 次に示すよ う に "Country" （国）、 "Region" （地域） のア ト リビ ュー ト 、 および "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク を含むレポー ト があ り ます。

"Region" （地域） から "Call Center" （コール セン タ） へド リ ル ダウ ン し ます。 それには、 [Region （地域） ] を右ク リ ッ ク し て [ ド リル ]、 [ 下へド リル ]、 [Call Center （コール セン タ） ] の順に選択し ます。 ド リ ル元ア ト リビ ュー ト （親ア ト リ ビ ュー ト と呼ばれる） を ド リ ル先レポー ト に保持するよ う に MicroStrategy を設定し た場合、 次に示すよ う に "Region" （ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト ） が "Call Center" （ド リ ル先ア ト リ ビ ュー ト ） と共に ド リル先レポー ト に表示されます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

160 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト を保持し ないよ う に MicroStrategy を設定し た場合、 "Region" から "Call Center" へド リ ル ダウ ンする と、 ド リ ル先レポー トでは次に示すよ う に "Region" が "Call Center" に置き換わ り ます。

ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト を保持する と、 ド リ ル パスの追跡に役立ちます。しかし、 ア ト リ ビ ュー ト および メ ト リ ッ ク の数が多い と、 結果レポー ト の幅が非常に広 く な り ます。 ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト を保持し ないよ う にする こ と で、 ド リ ル先レポー ト の幅を狭 く する こ と ができ ます。

デフ ォル ト の動作では、 ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト は ド リ ル先レポー ト に保持されます。 レポー ト のデザイナがこのデフ ォル ト を変更し ている場合があ るので注意し て く ださい。

ド リル時に ド リル元ア ト リ ビ ュー ト を保持または削除するには

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] を展開し て、 [ ド リル ] を選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 161

4 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト を ド リ ル先レポー ト に表示する よ う にするには、[ド リ ル中に親を保持] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ はい ] を選択し ます。

• ド リ ル元ア ト リ ビ ュー ト を ド リ ル先レポー ト に表示し ないよ う にするには、[ド リ ル中に親を保持] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ いいえ ] を選択し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て設定を保存し、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ

ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

し きい値書式のある レポー ト での ド リル

し きい値は、 特定の指定された条件が満た された場合にレポー ト データに適用される条件付き書式設定です。 た と えば、 データの特定のセルがレポー ト 上で太字であった り 赤色の背景であった り する場合は、 データが指定された し きい値を満た し たため、 他と異な る書式設定で強調表示されている こ と を意味し ます。 し きい値の基本情報は、 2 章、「レポートの書式設定」の「グリッド上の条件付き値の書式設定 : しきい値」（33 ページ）を参照し て く ださい。

ド リ ル元レポー ト のし きい値は、 すべての ド リ ル先レポー ト に自動的に適用させる こ と ができ ます。 た と えば、 "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク を含むレポー ト にあ る し きい値が、 200 万ド ルを超え る売上を強調表示する と し ます。 次の図に示すよ う に、 売上金額はし きい値を満たすと太字で表示されます。

"Region" から "Call Center" （コール セン タ） へド リ ルする と、 売上金額はそのコール セン タに対し て再計算されます。 ド リ ル先レポー ト で、 200 万ド ルを超え る売上を同様に太字で表示するかど う かを指定でき ます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

162 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ド リ ル中にし きい値を保持する こ と を選択し た場合、 "Region" から "Call Center" へド リ ル ダウ ンする と、次に示すよ う に ド リ ル先レポー ト では 200 万ド ルを超え る "Revenue" （売上） が太字で表示されます。

ド リ ル中にし きい値を削除する こ と を選択し た場合、 "Region" から "Call Center" へド リ ル ダウ ンする と、 次に示すよ う にどのデータ も太字では表示されません。

このオプシ ョ ンを有効にするかど う かを決定する際には、 レポー ト が ド リルされる と し きい値の意味がな く な る場合があ る こ と に留意し て く ださい。た と えば、 あ る ア ト リ ビ ュー ト で ド リ ル ア ッ プを行 う と、 新規レポー ト ではすべてのデータがし きい値条件を満たす可能性があ り ます。 売上が 200 万ド ルを超え る場合に太字にする と い う 上記の例では、 "Region" から "Country" （国） へド リ ル ア ッ プする と、 レポー ト 全体が 200 万ド ルを超える売上データで構成される可能性があ り ます。 その場合し きい値はレポート を乱雑にするだけで、 意味のあ る情報は何も提供されません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

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デフ ォル ト の動作では、 し きい値は ド リ ル先レポー ト に保持されます。 レポー ト のデザイナがこのデフ ォル ト の動作を変更し ている場合があ るので注意し て く ださい。

ド リル時にし きい値を保持または削除するには

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] を展開し て、 [ ド リル ] を選択し ます。

4 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• し きい値が ド リ ル先レポー ト に表示される よ う にするには、 [ド リ ル中にし きい値を保持] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ はい ] を選択し ます。

• し きい値が ド リ ル先レポー ト に表示されないよ う にするには、 [ド リル中にし きい値を保持] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ いいえ ] を選択し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て設定を保存し、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ

ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

ページバイ フ ィ ール ド でグループ化されたレポー ト でのド リル

ページバイは、 大量のレポー ト データ をグループ化する方法であ り 、 これによ り データ をサブセ ッ ト （ページ） に分けてレポー ト 上に 1 度に 1 つのサブセ ッ ト だけを表示する こ と ができ ます。 た と えば、 営業し ているすべての国の売上を示すレポー ト で、 レポー ト の 1 ページに 1 つの国のデータだけを表示させたい場合、 " 国 " ア ト リ ビ ュー ト を [ページバイ] ペイ ンに配置し ます。 ページバイの詳細な説明および例は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

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164 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ページバイ フ ィ ール ドが結果レポー ト に与える影響の指定

ド リ ル元レポー ト のページバイ フ ィ ール ド が ド リ ル先レポー ト に及ぼす影響を指定でき ます。 特に、 ド リ ルする レポー ト の上にページバイ フ ィ ールド （そ こにはた と えばア ト リ ビ ュー ト または メ ト リ ッ ク が表示されている）が含まれている場合、 ページバイ フ ィ ール ド に現在表示されているオブジェ ク ト を ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタの一部とするかど う かを選択できます。

た と えばあ る レポー ト で、 個々の国での売上データ を 1 度に 1 か国分ずつ示し ている と し ます。 このレポー ト の上の [ページバイ] ペイ ンには " 国 " ア ト リ ビ ュー ト があ り ます。 現在表示されているページバイ フ ィ ール ド が [国 : ア メ リ カ] で、 レポー ト で ド リ ル ダウ ンを行 う 場合、 次の結果のどちら を表示させるかを検討し ます。

• ド リ ル先レポー ト でもすべての国のデータが、 1 度に 1 か国分ずつ表示される。

• USA に関連するデータのみが表示され、 ページバイ フ ィ ール ド では他の国は選択できない。

この項で説明するオプシ ョ ンによ り 、 1 つまたは複数のページバイ フ ィ ール ド があ る レポー ト で ド リ ルする場合にその ド リ ルに実行させる方法を指定でき ます。

レポー ト に 2 つ以上のページバイ フ ィ ール ド があ り 、 そのオブジェク ト が同じ階層にあ る場合、 ページバイ動作は ド リ ル時に多少変わり ます。「同じ階層にあるページバイ フィールドを持つレポートでのドリル」（173 ページ）で詳細を確認し て く ださい。

ページバイ結果に影響を与える ド リル場所のパーソナラ イズ

レポー ト のどの部分で特別の ド リ ル動作を実行させるかを指定でき ます。このパーソナラ イ ズでは、 レポー ト の特定の領域に特定の ド リ ル動作を設定し て、 ド リ ルを行 う 場合の個人的な習慣に合わせる こ と ができ ます。ページバイ フ ィ ール ド自体から ド リ ルする場合、 デフ ォル ト では現在表示されているページバイ フ ィ ール ド が ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタにな り ます。 一方、 レポー ト の本体部分から ド リ ルする場合、 デフ ォル ト では、 ドリ ル先レポー ト は元のレポー ト と同一にな り ます （当然ながら、 ド リ ルして現れるオブジェ ク ト は異な り ます）。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

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ページバイ フィールドによって影響されないレポートへのドリル

レポー ト で ド リ ルする場合、 元のレポー ト のページバイ フ ィ ール ド を ド リル先レポー ト でも ま った く 同じ状態にし、 ま った く 同じページ選択が可能な状態で、 表示させる こ と ができ ます。

た と えば、 "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue" （売上） メ トリ ッ ク を含むレポー ト で、 レポー ト グ リ ッ ド の上のページバイ フ ィ ール ドに "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト と "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リビ ュー ト があ る と し ます。 1 つのページバイ フ ィ ール ド に [Year: 2005] と表示されている よ う に、 現在選択されている年は "2005" です。 も う 1 つのページバイ フ ィ ール ド には [Subcategory: Art & Architecture] と表示され

ている よ う に、 現在選択されているサブカテゴ リ は "Art & Architecture"（芸術と建築） です。 このレポー ト にはフ ィ ルタはあ り ません。 このレポート を次の図に示し ます。

こ こ での目的は、 ド リ ル先レポー ト にも これら と同じページバイ フ ィ ールド があ る よ う にし、 これら と同じオプシ ョ ンおよび同じ選択の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト を示すよ う にする こ と です。

グ リ ッ ドからのド リル

レポー ト のグ リ ッ ド で ド リ ルする場合、 "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト から "Call Center" （コール セン タ） ア ト リ ビ ュー ト へド リ ル ダウ ンする と、

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

166 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

結果の ド リ ル先レポー ト は次のよ う にな り ます。

ド リ ル先レポー ト で、 以下の結果に注目し て く ださい。

• 新規レポー ト のフ ィ ルタは空であ り 、 ド リ ル元レポー ト での場合と同様です。

• ページバイ フ ィ ール ド には、 引き続き "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト と "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト が含まれ、 ド リ ル元レポー ト での場合と同様です。 ページバイ フ ィ ール ド の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト には、 元のレポー ト での場合と同様にすべての年とすべてのサブカテゴ リ が含まれ、 ド リ ル先レポー ト でも、 ほかの年やほかのサブカテゴ リ の売上データ を表示でき る こ と を意味し ます。

• 新規レポー ト のグ リ ッ ド では "Region" （地域） が "Call Center" （コール セン タ） に置き換わっています。 これは、 "Call Center" が ド リ ル ダウ ン先のオブジェ ク ト であ るためです。

この ド リ ル動作を実現するには、 [ ページバイ フ ィ ールド ] および [ レポート の他のフ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ アする必要があ り ます。 これを行 う には、 次の「ページバイ フィールドを持つレポートでのドリルをカスタマイズするには」（178 ページ）を参照し て く ださい。

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[ページバイ] ペイ ンからのド リル

レポー ト のページバイ フ ィ ール ド の 1 つで ド リ ルする場合、 た と えば、"Subcategory" （サブカテゴ リ ） から "Item" （商品） へド リ ル ダウ ンする場合、 結果の ド リ ル先レポー ト は次のよ う にな り ます。

ド リ ル先レポー ト で、 以下の結果に注目し て く ださい。

• 新規レポー ト のフ ィ ルタは空のま まです。

• "Year" （年） ページバイ フ ィ ール ド には引き続き "Year" ア ト リ ビ ュート が含まれ、 "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド は "Item" （商品） ページバイ フ ィ ール ド になっています。 これは、 "Item" が ド リ ル ダウ ン先のオブジェ ク ト であ るためです。 ページバイ フ ィ ール ド の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト には、 すべての年、 およびすべてのサブカテゴ リ 内のすべての商品が含まれ、 ド リ ル先レポー ト でも ほかの年およびほかのサブカテゴ リ の商品の売上データ を表示でき る こ と を意味します。

要するに、 特定の ド リ ル オプシ ョ ンの設定に基づいて、 元のレポー ト からのページバイ フ ィ ール ド はいずれも結果レポー ト のフ ィ ルタには追加されず、 このため ド リ ル先レポー ト のデータにはすべての年とすべてのサブカテゴ リ が含まれています。

この ド リ ル動作を実現するには、 [ ページバイ フ ィ ールド ] および [ レポート の他のフ ィ ールド ] オプシ ョ ンを ク リ アする必要があ り ます。 これを行 うには、 次の「ページバイ フィールドを持つレポートでのドリルをカスタマイズするには」（178 ページ）を参照し て く ださい。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

168 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

元のレポート上の表示ページに限定されたページバイ フィールドを含むレポートへのドリル

元のレポー ト から ド リ ルする際に、 現在表示されているページバイ フ ィ ール ド のすべてを、 新しい ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタ と し て含める こ と ができ ます。 その結果、 ド リ ル先レポー ト には、 ド リ ル元レポー ト でその時に表示されていたページバイ フ ィ ール ド によ って特定されたデータが含まれます。 さ らに、 ページバイ フ ィ ール ド が変化し、 ド リ ル先のレベルでのオブジェ ク ト が表示されます。

これを前と同じ例を使用し て説明するために、 レポー ト に "Region" （地域）ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク を含め、 レポー ト グリ ッ ド の上のページバイ フ ィ ール ド に "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト と "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト を含めます。 1 つのページバイ フ ィ ール ド に [Year: 2005] と表示されている よ う に、 現在選択されて

いる年は "2005" です。 も う 1 つのページバイ フ ィ ール ド には [Subcategory: Art & Architecture] と表示されている よ う に、 現在選択さ

れているサブカテゴ リ は "Art & Architecture" （芸術と建築） です。 このレポー ト にはフ ィ ルタはあ り ません。 このレポー ト を次の図に示し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 169

グ リ ッ ドからのド リル

レポー ト のグ リ ッ ド で ド リ ルする場合、 "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト から "Call Center" （コール セン タ） へド リ ル ダウ ンする と、 結果の ド リ ル先レポー ト は次のよ う にな り ます。

ド リ ル先レポー ト で、 以下の結果に注目し て く ださい。

• 新規レポー ト のフ ィ ルタには、 元のレポー ト のページバイ フ ィ ール ドにあったオブジェ ク ト 、すなわち [Year = 2005] および [Subcategory = Art & Architecture] が含まれています。

• "Year" （年） ページバイ フ ィ ール ド には引き続き "Year" ア ト リ ビ ュート が、 "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド には引き続き "Subcategory" ア ト リ ビ ュー ト が含まれています。 ただし、 [Year（年）] ページバイ フ ィ ール ド の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト には、 ド リ ル時に元のレポー ト で表示されていた年のみ、 この場合は [2005] のみが含まれています。 [Subcategory （サブカテゴ リ ）] ページバイ フ ィ ール ド の ドロ ッ プダウ ン リ ス ト には、 元のレポー ト で表示されていたサブカテゴリ のみ、 この場合は [Art & Architecture （芸術と建築）] のみが含まれています。 つま り 、 ド リ ル先レポー ト ではその年のそのサブカテゴ リ の売上データのみが表示されている こ と にな り ます。

• 新規レポー ト のグ リ ッ ド では "Region" （地域） が "Call Center" （コール セン タ） に置き換わっています。 これは、 "Call Center" が ド リ ル ダウ ン先のオブジェ ク ト であ るためです。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

170 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

この ド リ ル動作を実現するには、[ ページバイ フ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ クス、 [ すべてのページバイ フ ィ ールド に適用 ] オプシ ョ ン、 および [ レポート の他のフ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する必要があ り ます。 これを行 う には、 次の「ページバイ フィールドを持つレポートでのドリルをカスタマイズするには」（178 ページ）を参照し て く ださい。

[ページバイ] ペイ ンからのド リル

レポー ト の 上部にあ るページバイ フ ィ ール ド で ド リ ルする場合、 た と えば、 "Subcategory" （サブカテゴ リ ） から "Item" （商品） へド リ ル ダウ ンする場合、 結果の ド リ ル先レポー ト では "2005" および "Art & Architecture"（芸術と建築） が新規レポー ト のフ ィ ルタに追加されるため、 結果レポー トの売上データはすべて 2005 年によ って特定された ものにな り 、 芸術と建築の書籍のみの売上が リ ス ト されます。

ド リ ル先レポー ト を次に示し ます。

ド リ ル先レポー ト で、 以下の結果に注目し て く ださい。

• ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタには、 "2005" および "Art & Architecture"（芸術と建築） が含まれています。 つま り 、 この ド リ ル先レポー ト 用のデータはフ ィ ルタ処理されるため、 芸術と建築の書籍に関する 2005 年の売上データのみが返されます。

• ページバイ フ ィ ール ド では "Subcategory" （サブカテゴ リ ） が "Item"（商品） に置き換わっています。 これは "Subcategory" から "Item" へドリ ル ダウ ン し たためです。 新しいページバイ フ ィ ール ド には [100 Places to Go While Still Young at Heart] が表示されていますが、 それはデータ ソース内に保存されているすべての芸術と建築関連書籍の中で

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 171

この本が偶然 初にあったためです。 このページバイ フ ィ ール ド は、すべてのページバイ フ ィ ール ド と同様に機能し、 新規レポー ト で現在表示されているページにはこの本の売上のみが含まれています。

要するに、 特定の ド リ ル オプシ ョ ンの設定に基づいて、 元のレポー ト からのすべてのページバイ フ ィ ール ド が結果レポー ト のフ ィ ルタに追加され、このためそのフ ィ ルタに含まれるサブカテゴ リ および年のみが ド リ ル先レポー ト のデータに含まれています。

この ド リ ル動作を実現するには、[ ページバイ フ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ クス、 [ すべてのページバイ フ ィ ールド に適用 ] オプシ ョ ン、 および [ レポート の他のフ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する必要があ り ます。 これを行 う には、 次の「ページバイ フィールドを持つレポートでのドリルをカスタマイズするには」（178 ページ）を参照し て く ださい。

1 つのページバイ フィールドを限定し、ほかのページバイ フィールドを影響なしにしたレポートへのドリル

元のレポー ト から ド リ ルする際に、 ド リ ルするページバイ フ ィ ール ド のみを、 ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタ と し て含める こ と ができ ます。 ほかのすべてのページバイ フ ィ ール ド は ド リ ル元レポー ト と同じ状態にな り ます。その結果、 ド リ ル先レポー ト には、 ド リ ル元レポー ト で表示されている ドリ ル対象のページバイ フ ィ ール ド によ って特定されたデータが含まれます。 ほかのすべてのページバイ フ ィ ール ド は、 元のレポー ト と同じ状態にな り ます。

これを前と同じ例を使用し て説明するために、 レポー ト に "Region" （地域）ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク を含め、 レポー ト グリ ッ ド の上のページバイ フ ィ ール ド に "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト と "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト を含めます。 1 つのページバイ フ ィ ール ド に [Year: 2005] と表示されている よ う に、 現在選択されて

いる年は "2005" です。 も う 1 つのページバイ フ ィ ール ド には

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

172 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

[Subcategory: Art & Architecture] と表示されている よ う に、 現在選択さ

れているサブカテゴ リ は "Art & Architecture" （芸術と建築） です。 このレポー ト にはフ ィ ルタはあ り ません。 このレポー ト を次の図に示し ます。

[ページバイ] ペイ ンからのド リル

あ るページバイ フ ィ ール ド で ド リ ルする場合、 た と えば、 "Subcategory"（サブカテゴ リ ） から "Item" （商品） へド リ ル ダウ ンする場合、 新しい ドリ ル先レポー ト は次のよ う にな り ます。

ド リ ル先レポー ト で、 以下の結果に注目し て く ださい。

• ド リ ル先レポー ト には、 "Art & Architecture" （芸術と建築） に対するフ ィ ルタがあ り ます。 フ ィ ルタには ド リ ルし たページバイ フ ィ ール ドが含まれてお り 、 元のレポー ト のページバイ フ ィ ール ド に表示されていたオブジェ ク ト が含まれています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 173

• ページバイ フ ィ ール ド では "Subcategory" （サブカテゴ リ ） が "Item"（商品） に置き換わっています。 これは、 "Item" が ド リ ル ダウ ン先のオブジェ ク ト であ るためです。

• "Year" （年） ページバイ フ ィ ール ド の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト にはすべての年が含まれていますが、 "Item" （商品） ページバイ フ ィ ール ド の ドロ ッ プダウ ン リ ス ト には芸術と建築関係の書籍のみが含まれています。これは、 このサブカテゴ リ だけがフ ィ ルタにあ るためです。 そのサブカテゴ リ の商品の売上だけがレポー ト に表示されています。

この ド リ ル動作を実現するには、[ ページバイ フ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ クスおよび [現在のページバイ フ ィ ールド に適用 ] オプシ ョ ンを選択する必要があ り ます。 これを行 う には、 次の「ページバイ フィールドを持つレポートでのドリルをカスタマイズするには」（178 ページ）を参照し て く ださい。

グ リ ッ ドからのド リル

前述の ド リ ル動作は、 レポー ト の [ページバイ] ペイ ンから ド リ ルする場合にのみ実現でき ます。 レポー ト の ド リ ル動作を このよ う に設定し た場合、レポー ト のグ リ ッ ド からの ド リ ルの動作と し て、 2 つのオプシ ョ ンからいずれか 1 つを選択でき ます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ド を、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジェ ク ト に限定する。 この ド リ ル動作を実現するには、[ ページバイ フ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス、[ 現在のページバイ フ ィ ールド に適用 ] オプシ ョ ン、および [ レポー ト の他のフ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する必要があ り ます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ド は ド リ ル操作の影響を受けず、 元のレポー ト で表示されていた よ う に表示される。 この ド リ ル動作を実現するには、[ ページバイ フ ィ ールド ] チェ ッ ク ボ ッ ク スおよび [ 現在のページバイ フ ィ ールド に適用 ] オプシ ョ ンを選択する必要があ り ます。

これらのオプシ ョ ンを設定するには、「ページバイ フィールドを持つレポートでのドリルをカスタマイズするには」（178 ページ）を参照し て ください。

同じ階層にあるページバイ フィールドを持つレポートでのドリル

この項では、 階層について、 およびア ト リ ビ ュー ト が階層でどのよ う に関連するかについて理解し ている こ と を前提と し ています。 階層およびア トリ ビ ュー ト の基本情報は、「階層について」（145 ページ）を参照し て く ださい。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

174 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ド リ ルする レポー ト に 2 つ以上のページバイ フ ィ ール ド があ り 、 同じ階層のア ト リ ビ ュー ト が含まれている場合、 それらのア ト リ ビ ュー ト の 1 つでド リ ルする と、 前の項で説明し た ド リ ル動作と は多少異な り ます。

特に、 ページバイ フ ィ ール ド の 2 つ以上のア ト リ ビ ュー ト が同じ階層にあり 、 そのいずれか 1 つで ド リ ルする場合、 すべての関連するページバイ フ ィ ール ド は、 ド リ ルし た と きに元のレポー ト 上で表示されていたオブジェ ク ト に限定されます。

た と えば、 1 つのページバイ フ ィ ール ド が "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト を、別のページバイ フ ィ ール ド が "Category" （カテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト を、も う 1 つのページバイ フ ィ ール ド が "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リビ ュー ト を示し ている レポー ト があ る と し ます。 このレポー ト を次の図に示し ます。

"Category" （カテゴ リ ） と "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー トは、 次の図の左側に示すよ う に両方と も プロ ジェ ク ト の "Product" （製品）階層にあ り ます。 "Year" （年） ア ト リ ビ ュー ト は別の階層にあ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 175

[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス内のすべての ド リ ル動作オプシ ョ ンを、 次の図に示すよ う にデフ ォル ト のま まにする と し ます。

これらの設定の結果は、 通常次のよ う にな り ます。

• フ ィ ルタが新規レポー ト に追加され、 フ ィ ルタには ド リ ルし たページバイ オブジェ ク ト のみが含まれます。

• ド リ ルし たページバイ フ ィ ール ド は、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジェ ク ト に限定されます。

• ほかのすべてのページバイ フ ィ ール ド は、 元のレポー ト と同じ状態にな り ます。

ただし、 ページバイ フ ィ ール ド に関連ア ト リ ビ ュー ト が含まれている場合、 上の箇条書きの 3 つ目の項目にあ る動作は多少異な り ます。

結果のレポー ト を確認するために、 "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド から "Item" （商品） へド リ ル ダウ ン し ます。 結果のレポート を次の図に示し ます。 こ こでは "Category" （カテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド が展開されています。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

176 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

デフ ォル ト の ド リ ル動作設定を使用し て任意のページバイ フ ィ ール ド からド リ ルし た場合、 通常は ド リ ルし たページバイ フ ィ ール ド のみが変更されて元のレポー ト で表示されていたオブジェ ク ト のみが表示されます。 ほかのページバイ フ ィ ール ド は ド リ ル操作の影響を受けず、 元のレポー ト 上での表示と同じにな り ます。

予測し た とお り 、 動作設定に基づいて、 "Subcategory" （サブカテゴ リ ）ページバイ フ ィ ール ド は結果のレポー ト のフ ィ ルタに設定されま し た。 また予測どお り に、 "Year" （年） ページバイ フ ィ ール ド は元のレポー ト と同じ状態にな り 、 すべての年を "Year" （年） ページバイ フ ィ ール ド から選択でき ます。

ただし、 "Category" （カテゴ リ ） と "Subcategory" （サブカテゴ リ ） は同じ階層にあ るため、 結果レポー ト の "Category" （カテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド には、 元のレポー ト でその時点で表示されていたサブカテゴ リに関連する選択項目のみが表示されます （元のレポー ト の "Category" （カテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド に表示されていた よ う にすべてのサブカテゴ リ が表示される こ と はあ り ません）。 この動作は、 上位レベルのア ト リビ ュー ト であ る "Category" （カテゴ リ ） は、 ド リ ル ダウ ン先の下位レベルのア ト リ ビ ュー ト であ る "Item" （商品） に表示されるエレ メ ン ト を論理的に反映する必要があ るために発生し ます。 "Art & Architecture" （芸術と建築） サブカテゴ リ が結果のレポー ト のフ ィ ルタに配置され、 そのために "Category" （カテゴ リ ） ページバイ フ ィ ール ド は "Books" （書籍） のみを表示する よ う に制限されます。

これらのア ト リ ビ ュー ト はその関係が同じ階層内で結び付け られているため、 そのいずれかで ド リ ルする場合は相互に影響し ます。 このよ う に相互関連があ る場合は、 ド リ ル動作はこのガイ ド のこの項で説明し て きたデフ ォル ト の動作と は多少異な る よ う に実行されます。 要するに、 同じ階層にあ る ア ト リ ビ ュー ト を含むページバイ フ ィ ール ド を持つレポー ト では、それらのア ト リ ビ ュー ト のいずれかを含むページバイ フ ィ ール ド で ド リ ルする と、 同じ階層にあ る ア ト リ ビ ュー ト を持つほかのすべてのページバイ フ ィ ール ド は、 ド リ ルし たページバイ フ ィ ール ド の階層レベルによ って限定されます。

ページバイ フィールドを持つレポートに対するドリル動作のカスタマイズ

次に、 1 つまたは複数のページバイ フ ィ ール ド を持つレポー ト の ド リ ル動作を設定するオプシ ョ ンについて説明し ます。 これらのオプシ ョ ンの完全な情報および例は、 前出の項を参照し て く ださい。 また、 任意のレポー トに対し て望ま しい ド リ ル動作を実現するための適切なオプシ ョ ンを選択する目的で、 次の表を ク イ ッ ク リ フ ァ レ ン ス と し て参照する こ と も でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 177

次の表は、 このガイ ド のこれまでの項で詳細に説明し たオプシ ョ ンを要約し た ものです。

選択されたオプシ ョ ン元のレポー ト でのド リル場所

結果レポー ト の表示

ページバイ フ ィ ール ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタにはド リルし たページバイ オブジ ェ ク トのみが含まれます。

• ド リルし たページバイ フ ィ ールドは、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

• ほかのページバイ フ ィ ールドは、 元のレポート と同じ状態にな り ます。

レポー ト グ リ ッ ドからのド リル

• フ ィ ルタは空です。• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレ

ポー ト と同じ状態にな り ます。

ページバイ フ ィ ール ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタには元のレポー ト 上で表示されていたすべてのページバイ オブジ ェ ク ト が含まれます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

レポー ト グ リ ッ ドからのド リル

• フ ィ ルタは空です。• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレ

ポー ト と同じ状態にな り ます。

ページバイ フ ィ ール ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタにはド リルし たページバイ オブジ ェ ク トのみが含まれます。

• ド リルし たページバイ フ ィ ールドは、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

• ほかのページバイ フ ィ ールドは、 元のレポート と同じ状態にな り ます。

レポー ト グ リ ッ ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタには元のレポー ト 上で表示されていたすべてのページバイ オブジ ェ ク ト が含まれます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

178 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ページバイ フ ィ ール ド を持つレポー ト でのド リルを カス タ マイズするには

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] を展開し て、 [ ド リル ] を選択し ます。

ページバイ フ ィ ール ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタには元のレポー ト 上で表示されていたすべてのページバイ オブジ ェ ク ト が含まれます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

レポー ト グ リ ッ ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタには元のレポー ト 上で表示されていたすべてのページバイ オブジ ェ ク ト が含まれます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

ページバイ フ ィ ール ドからのド リル

• フ ィ ルタは空です。• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレ

ポー ト と同じ状態にな り ます。

レポー ト グ リ ッ ドからのド リル

• 新しいレポー ト にフ ィ ルタが追加され、 フ ィルタには元のレポー ト 上で表示されていたすべてのページバイ オブジ ェ ク ト が含まれます。

• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレポー ト で表示されていたページバイ オブジ ェク ト に限定されます。

ページバイ フ ィ ール ドからのド リル

• フ ィ ルタは空です。• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレ

ポー ト と同じ状態にな り ます。

レポー ト グ リ ッ ドからのド リル

• フ ィ ルタは空です。• すべてのページバイ フ ィ ール ドが、 元のレ

ポー ト と同じ状態にな り ます。

選択されたオプシ ョ ン元のレポー ト でのド リル場所

結果レポー ト の表示

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 179

4 前の例に示し た よ う に、 以下の ド リ ル オプシ ョ ンを設定する こ と によ って、 ド リ ル元レポー ト のページバイ フ ィ ール ド が ド リ ル先レポート に与え る影響を決定する こ と ができ ます。

• ページバイ フ ィ ールド : ページバイ フ ィ ール ド から ド リ ルする と、ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタにページバイ オブジェ ク ト が追加されます。 これを選択する場合は、 以下のいずれかを選択し て く ださい。

現在のページバイ フ ィ ールド に適用 : 現在表示されているページバイ オブジェ ク ト のみを ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタに追加します。

すべてのページバイ フ ィ ールド に適用 : すべてのページバイ オブジェ ク ト を ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタに追加し ます。

• レポー ト の他のフ ィ ールド : レポー ト のグ リ ッ ド のど こから ド リ ルし て も、 ド リ ル先レポー ト のフ ィ ルタにページバイ オブジェ ク ト が追加されます。 これを選択する こ と によ り 、 大部分のユーザがデータからの ド リ ルを行 う レポー ト の本体部分にページバイ ド リ ル機能を配置でき ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て設定を保存し、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ

ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。 これ以降にこのレポー ト で ド リ ルを行 うと、 ド リ ル先レポー ト に表示される結果にページバイ フ ィ ール ド がどう 影響するかは、 その設定によ って決ま り ます。

レベル間で計算される小計を含むレポー ト の ド リル

レポー ト は、 選択し たア ト リ ビ ュー ト レベル間で小計を計算する よ う デザイ ンでき、 レベル間小計と呼ばれます。 小計は、 特定のレベル （行、 列、またはページ） に適用されます。 レベル間小計は、 「選択し たア ト リ ビ ュート の左側にあ る ア ト リ ビ ュー ト でグループ化し た もの」 と考え る こ と ができ ます。 (レベル間小計の詳細な説明は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「レポー ト 」 の章を参照し て く ださい。 )

レポー ト がレベル間で小計されている場合、 ド リ ル元のレポー ト の小計をド リ ル先のレポー ト で表示するかど う か指定でき ます。 次のすべてが真であ る場合にのみ、 レベル間小計は非表示にされます。

• （[ 親から レベル間小計を継承 ] が、 [ いいえ ] に設定されている。

• [ ド リル中に親を保存 ] が [ いいえ ] に設定されている。

• 小計のレベル と されているオブジェ ク ト から ド リ ルする。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

180 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

た と えば、 レポー ト に "Region" （地域）、 "Category" （カテゴ リ ） および "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク が含まれている と し ます。 小計は、"Category" ア ト リ ビ ュー ト のすべてのエレ メ ン ト にわたって計算されます。"Category" の左のア ト リ ビ ュー ト は "Region" なので、 下のレポー ト の一部に示すよ う に、 小計は各地域ご と にグループ化されて計算されます。

デフ ォル ト では、 小計を親から継承する よ う に指定し ます。 "Category" から "Subcategory" （サブカテゴ リ ） へド リ ルし ます。 結果レポー ト には、"Region"、 "Category" および "Subcategory" が表示されます。 小計が継承されるため、 "Category" および "Subcategory" 両方のレベル間で小計が適用されます。 この場合、 小計は "Category" および "Subcategory" の左のア ト リビ ュー ト であ る "Category" および "Region" に対し て計算されます。 その ドリ ル先レポー ト の一部を下に示し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 181

ド リ ル元のレポー ト に戻 り ます。 小計を親から継承し ないよ う に指定し ます。 再度、 "Category" から "Subcategory" へド リ ルし ます。 前の ド リ ル先レポー ト と同様に、 "Region"、 "Category" および "Subcategory" が表示されます。 "Subcategory" は、 親ア ト リ ビ ュー ト の小計を継承し ません。 （親ア トリ ビ ュー ト は "Category" です。） 小計は "Category" レベルでは引き続き適用されるため、 "Category" の左にあ る "Region" の小計は計算されます。 そのレポー ト の一部を下に示し ます。

デフ ォル ト では、 ド リ ル先のレポー ト で親ア ト リ ビ ュー ト が保持されるので、 これらの例では "Category" が表示されています。 ド リ ル元のレポー トに戻 り ます。 レポー ト を ド リ ルする場合に、 親を保持し ないよ う に指定します。 "Category" から "SubCategory" へド リ ルし ます。 結果のレポー ト には、 小計を含まない "Region" および "Subcategory" が表示されます。"Category" がレポー ト に含まれないため、 レベル間小計は無効にな り ます。結果レポー ト の一部を下に示し ます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

182 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

[ ド リル中に親を保持 ] オプシ ョ ンの説明および例は、「新規レポートでのドリル元アトリビュートの保持または削除」（159 ページ）を参照し て く ださい。

ド リ ル元のレポー ト に戻 り ます。 小計を親から継承する よ う に指定し ます。"Category" から "Subcategory" へド リ ルし ます。 前のレポー ト と同様、 結果レポー ト には "Region" および "Subcategory" が表示されますが、 小計は "Region" に対し て計算されます。 小計は親から継承されるため、 レベル間小計は、 "Subcategory" に移されます。 "Region" は、 "Subcategory" の左にあるため、 レポー ト はそのレベルで小計されます。 そのレポー ト の一部を下に示し ます。

ド リ ル元のレポー ト に戻 り ます。 こ こでは、 レベル間小計が定義されている ア ト リ ビ ュー ト を ド リ ルし ないよ う に、 "Region" から "Call Center"（コール セン タ） へド リ ルし ます。 結果レポー ト には、 "Call Center" および "Category" が表示されます。 "Call Center" は、 "Category" の左側にあ る アト リ ビ ュー ト と な るため、 "Call Center" に対し て小計が計算されます。 結果レポー ト の一部を以下に示し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド データからの必要な情報の取得 4

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 183

レベル間小計を含むレポー ト から ド リルする場合、 小計を表示または非表示にするには

この手順は、 レポー ト にすでにレベル間小計が含まれている こ と を前提と し ています。 詳細は、 MicroStrategy Desktop ヘルプを参照して く ださい。

1 グ リ ッ ド レポー ト が開かれていない場合には、 これを開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] を展開し て、 [ ド リル ] を選択し ます。

4 小計を ド リ ル先のレポー ト 内に表示するかど う かを指定し ます。

• ド リ ル先レポー ト で小計を表示するには、 [ 親から レベル間小計を継承 ] を [ はい ] に設定し ます。

• ド リ ル先レポー ト で小計を非表示にするには、 [ 親から レベル間小計を継承 ] を [ いいえ ] に設定し ます。

[ ド リル中に親を保持 ] に [ いいえ ] を設定し、 小計のレベルのオブジェ ク ト から ド リ ルし ない限 り 、 小計は表示されたま まです。

• ド リ ル パスに設定された値を使用するには、 [ 親から レベル間小計を継承 ] を [ デフ ォル ト ] に設定し ます。 ド リ ル パス作成についての詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を保存し、 [レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ

ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

データからの必要な情報の取得 基本レポーテ ィ ング ガイ ド4

184 レポー ト 結果に影響を及ぼすド リ ル動作の制御 © 2011 MicroStrategy, Inc.

© 2011 MicroStrategy, Inc. 185

55. プロンプトへの回答およびデータの更新

はじめに

データの分析の正確性は、 レポー ト に表示された結果に依存し ます。 多 くの場合、 データ ソースからの 新の情報を レポー ト に表示する こ と が望まれます。 その場合、 レポー ト を実行するたびに、 ク エ リ がデータ ソースに毎回発行される よ う にする こ と がおそ ら く 望ま し く 、 そ う すれば使用可能な 新のデータに基づいた結果を表示でき る こ と にな り ます。

またあ る と きには、 ただ単に以前表示し ていたレポー ト と同じ ものを表示するだけでよ く 、 データがご く 新のものであ るかど う かは気に掛けない場合も あ り ます。 この場合、 MicroStrategy が提供する キ ャ ッ シ ュ機能を利用し て、 データ ソースに再度要求を発行する こ と な く 、 レポー ト 結果を可能な限 り 迅速に取得でき ます。

この章では、 レポー ト キ ャ ッ シ ュについて、 またレポー ト のデータ を更新する さ まざまな方法について説明し ます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

186 レポー ト の更新 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト の更新

アナ リ ス ト は、 以前有益な情報が得られたレポー ト があ る と、 それを定期的に実行し ている ものです。 レポー ト を再実行する場合に、 返されるデータが、 データ ソース内で使用可能な 新のデータ を反映する こ と は、 どのよ う にし て確認でき るでし ょ う か。 この問いに答え るためには、 次のよ うない く つかの要素を検討する必要があ り ます。

• データ ソースが更新される頻度。

• 実行し ている レポー ト が再度データ ソースに対し て実行されているか、またはレポー ト が 初に実行された際に MicroStrategy に作成されたキ ャ ッ シ ュに格納されたデータ を取得し ているか。

データ ソースは毎日更新されている場合も あれば、 隔週でのみ更新されている場合も あ り ます。 データ ソースが更新される頻度および日付や時刻を把握し てお く こ と は大切な こ と です。 この情報は、 表示する レポー ト 結果が 新データ を反映する こ と が重要であ る場合に、 も実行頻度の高いレポー ト を再実行する タ イ ミ ング と し て も望ま しい時点を判断する う えで役立ちます。

データ記憶域で 近更新されたデータ を活用するには、 レポー ト に表示されたデータ を更新する必要があ り ます。 レポー ト のデータ更新を効果的に行 う には、 少し時間を割いてデータ ソースについて理解する必要があ り ます。

デー タ ソースについて

MicroStrategy を使用すれば、 組織のデータ を レポー ト および分析し てビジネスの問いに答え る と い う 目標を達成する こ と ができ ます。 MicroStrategy は、 データ ソースに格納された大量のデータの意味を理解し て、 そのデータ を反映し たレポー ト 結果を返し ます。 データ ソースはデータ ウ ェアハウスであ る場合も あれば、 単純なテキス ト フ ァ イル、 Microsoft Excel フ ァ イル、 あ るいは SAP-BW、 Microsoft Analysis Services、 または Hyperion Essbase などの外部データ ソースであ る場合も あ り ます。

組織でどのタ イプのデータ ソースが使用されているかにかかわらず、 データ ソースは一般的に個別の業務部門に分け られています。 た と えば、 サプラ イ チェーン データに関連する情報のみを保持するデータ ソースがあ り 、業務のワーク フ ロー効率の監視に関連するすべてのデータ を格納し ている場合があ り ます。 組織にはまた、 従業員数、 従業員の離職率などのすべての人事データ を格納する別のデータ ソース も あ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト の更新 187

レポー ト を実行する場合に定期的にア ク セス し ているのがどのデータ ソースであ るかを知る こ と は重要です。 どのデータ ソースがレポー ト データ を提供し ているかを知る こ と で、 どの く らいの頻度で新しいデータに更新されているかがわか り ます。 逆にその情報は、 どの程度頻繁に特定のレポート を再実行し て、 レポー ト のク エ リ が MicroStrategy に格納されたレポー ト キ ャ ッ シ ュにではな く 、 データ ソースに対し て発行される よ う にする必要があ るかを判断する う えで役立ちます。

レポー ト に表示されたデー タの更新

レポー ト に表示されたデータ を更新し、 レポー ト がデータ ソースの 新の値を反映する よ う にする方法はい く つかあ り ます。

• プロンプ ト レポー ト : レポー ト アナ リ ス ト は、 レポー ト の以前の実行時のプロ ンプ ト 回答と は異な る回答を行 う こ と によ り 、 プロ ンプ ト レポー ト 上のデータ を自動的に更新する こ と ができ ます。 プロ ンプ ト レポー ト への回答は、 この章の「レポート プロンプトへの回答」（191 ページ）で説明し ます。

• レポー ト キャ ッ シュ : キ ャ ッ シ ュ と は、 すでに実行済みのレポー ト クエ リ の結果が格納された ものです。 レポー ト が再度実行された場合、 システムはキ ャ ッ シ ュにア ク セス し てレポー ト データ を迅速に表示でき、データ ソースに対する要求を再実行するためにシステムに負荷をかける必要があ り ません。 キ ャ ッ シ ュについては、 レポー ト の結果がキ ャ ッシ ュから取得された ものか否かを判断する方法も含めて以下に詳し く 説明し ます。 レポー ト の再実行時に必ず更新されたデータがア ク セス される よ う にするためには、 次の方法があ り ます。

レポー ト のキ ャ ッ シ ュ を削除する : システム管理者はレポー ト のキ ャ ッ シ ュ を削除し て、 そのレポー ト 上のデータが次回の実行時に更新される よ う にする こ と ができ ます。 格納されたキ ャ ッ シ ュが削除される と、 システムは要求をデータ ソースに再度発行する よ う 強制されるため、 新のデータが取得されます。

レポー ト のキ ャ ッ シ ュ機能を使用不能にする : システム管理者が特定のレポー ト のキ ャ ッ シ ュ機能を使用不能にする こ と で、 レポー トの実行時に結果のキ ャ ッ シ ュがシステムに作成されないよ う にするこ と ができ ます。 それによ り 、 レポー ト が再実行されるたびに ク エリ がデータ ソースに発行され、 新のデータが返されます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

188 レポー ト の更新 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト キャ ッ シ ュ

レポー ト キ ャ ッ シ ュは、 MicroStrategy ソ フ ト ウ ェア内に格納される特別なデータであ り 、 データ ソースから 後に要求されてレポー ト に表示された情報を保持し ます。 キ ャ ッ シ ュは、 レポー ト が初めて実行されてデータベースに対し て 新データ を集める要求が発行された と きに作成されます。その後レポー ト の結果が MicroStrategy でキ ャ ッ シ ュ （つま り 格納） されます。

一般的に、 頻繁に要求される レポー ト はキ ャ ッ シ ュ されますが、 レポー トがキ ャ ッ シ ュ されている と、 同じ レポー ト に対するその後の要求でデータがよ り 速 く 返されるためです。 キ ャ ッ シ ュ されたレポー ト はデータ ソースに対する実行が不要にな るため、 実行時間は短 く て済みます。 キ ャ ッ シ ュにはデータ ソースからの結果が格納されてお り 、 同じデータ を必要とする新しいジ ョ ブ要求で使用でき ます。

キ ャ ッ シ ュ機能は、 データベースへの需要を削減し て MicroStrategy のレポー ト 作成の実行速度を向上させるために管理者が利用でき る有益な機能です。 ただし、 キ ャ ッ シ ュが作成されて以降、 実行はデータ ソースに対して行われていないため、 キ ャ ッ シ ュ されたデータは常に 新であ る と は限り ません。

レポー ト を実行する前にレポー ト キ ャ ッ シ ュ を削除する こ と によ って、 レポー ト の新しいデータ を取得でき ます。 （レポー ト のデータ を更新する方法は他にも あ り 、 この章で説明し ます。） レポー ト のキ ャ ッ シ ュが削除されると、 レポー ト が強制的にデータ ソースに対し て再実行されるため、 データ ソースから 新のデータが返されます。 レポー ト キ ャ ッ シ ュ を削除するには管理者権限が必要です。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト の更新 189

レポー ト 上の結果が MicroStrategy キ ャ ッ シ ュからのものであ るかど う かを見分ける方法は、 2 つあ り ます。

• レポー ト の [レポー ト 詳細] で確認する。 これを行 う には、 レポー ト を開いて、 [表示] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択し ます。 [レポー ト 詳細] ペイ ンおよびその関連レポー ト の例を次の図に示し ます。

上の図の [レポー ト 詳細] ペイ ンの 後の行に、 レポー ト にデータ を取 り込むためにキ ャ ッ シ ュが使用されたかど う かが示されています。 このレポー ト の場合、 [ キャ ッ シュ使用 : いいえ ] です。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

190 レポー ト の更新 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• レポー ト を SQL 表示で表示する。 これを行 う には、 [表示] メ ニューから [SQL 表示 ] を選択し ます。 次の図に示すよ う に、 このレポー ト の 5 行目に [ キャ ッ シュ使用 : はい ] と表示されています。

キャッシュされたデータおよび OLAP Services

MicroStrategy OLAP Services は、 MicroStrategy 製品であ り 、 MicroStrategy Desktop、 Web、 および Office ユーザが、 データ ソースに対し て SQL を再実行する こ と な く レポー ト 内のデータ を ス ラ イ スアン ド ダ イ スする機能を使用し て新しいレポー ト を作成でき る よ う にする ものです。 これらのレポー ト は、 ビ ュー レポー ト と呼ばれます。 データの分析および操作を行いながら よ り 迅速にデータ を レポー ト 内に表示でき るため、 パフ ォーマン スが向上し ます。 OLAP Services のビ ュー レポー ト は、 データ ソースに対して実行されるのではな く 、 元のレポー ト のキ ャ ッ シ ュからデータが取 り 込まれます。

[レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンは OLAP Services 機能であ り 、 これによ りユーザはオブジェ ク ト を レポー ト 上に ド ラ ッ グ し た り 戻し た り し て、 元のレポー ト に基づ く ミ ニレポー ト を作成でき ます。 レポー ト オブジェ ク ト が [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンの内外へド ラ ッ グ される と、 レポー ト 結果はデータ ソースに再度発行されるのではな く 、 キ ャ ッ シ ュ されたデータに基づき再計算されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 191

OLAP Services があ るかど う かを判断する方法、 および OLAP Services 機能の詳細は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト プロ ンプ ト への回答

プロ ンプ ト は任意のレポー ト に含める こ と ができ ます。 プロ ンプ ト は、 レポー ト を実行するユーザに提示される質問です。 ユーザが提供する答えに応じ て、 レポー ト はデータ ソースから異な るデータ を返し て表示し ます。

プロ ンプ ト レポー ト が実行されるたびに異な る回答をする こ と は、 レポート がデータ ソースに対し て実行される よ う にし て 新のデータ を表示する 1 つの方法です。 これは、 異な るプロ ンプ ト 回答は通常、 レポー ト のキ ャ ッ シ ュに格納されているデータ と は異な るデータ を必要とするためです。

プロ ンプ ト にはい く つかのタ イプがあ り ます。 次の図に、 プロ ンプ ト レポー ト が実行される際に表示されるプロ ンプ ト の 1 例を示し ます。 中央のペイ ンから 1 つまたは複数の回答を選択し ますが、 この場合はデータ を表示し たい特定の年の う ちの月です。 選択し た回答を右へ移動し た ら、 [終了] を ク リ ッ ク し て選択し たデータ を表示し ます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

192 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

プロンプトへの回答方法

あ るプロ ンプ ト は回答を必要と し ます。 あ るプロ ンプ ト は任意選択です。あ るプロ ンプ ト は、 複数の回答が許可されません。 あ るプロ ンプ ト にはデフ ォル ト の回答があ り 、 異な る回答で置き換えない限 り そのデフ ォル ト が使用されます。 一部のプロ ンプ ト には個人用の回答があ り ます。 個人用の回答と は、 以前に同じプロ ンプ ト に対し て保存し ておいて、 後で再利用でき る回答です。 プロ ンプ ト で複数の回答が許可される場合には、 デフ ォルト の回答または個人用回答を保持し たま ま別の回答を追加し、 結果レポート によ り 多 く のデータ を含める こ と ができ ます。

プロ ンプ ト の作成者がプロ ンプ ト に上記のどのオプシ ョ ンを使用するかに関係な く 、 プロ ンプ ト には一般に次のよ う な傾向があ り ます。 プロ ンプ トに対する回答数が多いほど、 結果レポー ト に表示されるデータが多 く な ります。

プロ ンプ ト 回答の仕組みは、 回答するプロ ンプ ト のタ イプによ り 異な り ます。 プロ ンプ ト は、 それに必要な回答によ り 次のグループに分ける こ と ができ ます。

• リ ス ト から項目を選択する こ と を要求するプロ ンプ ト 。 それによ り レポー ト に表示させるデータ を定義し ます。

プロ ンプ ト デザイ ンに関する幅広い知識があ る方への情報と し て、 これらのタ イプのプロ ンプ ト にはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロ ンプ トおよびオブジェ ク ト プロ ンプ ト が含まれます。

リ ス ト からの選択によ ってプロ ンプ ト に回答するには、「リストから回答を選択してプロンプトに回答するには」（193 ページ）を参照し て ください。

• 特定の日付、 数字、 単語など、 検索対象の特定の値またはテキス ト を入力する こ と を要求するプロ ンプ ト 。

プロ ンプ ト デザイ ンに関する幅広い知識があ る方への情報と し て、 これらのタ イプのプロ ンプ ト は値プロ ンプ ト と呼ばれ、 日付プロ ンプ ト 、数値プロ ンプ ト 、 テキス ト プロ ンプ ト 、 ロ ング プロ ンプ ト 、 および Big Decimal プロ ンプ ト が含まれます。

テキス ト または値の入力によ ってプロ ンプ ト に回答するには、「特定の値を入力してプロンプトに回答するには」（196 ページ）を参照し て ください。

• レポー ト に表示させるデータの、 よ り 複雑なステー ト メ ン ト を構成するこ と を要求するプロ ンプ ト 。 ステー ト メ ン ト を定義する こ と によ って、レポー ト に対する フ ィ ルタ を作成する こ と にな り ます。 このプロ ンプ トのグループは、 2 つのサブセ ッ ト に分け られます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 193

ア ト リ ビ ュー ト (ビジネス概念) に基づいたフ ィ ルタ を作成するプロ ンプ ト 。

プロ ンプ ト デザイ ンに関する幅広い知識があ る方への情報と し て、これらのタ イプのプロ ンプ ト には階層プロ ンプ ト およびア ト リビ ュー ト プロ ンプ ト が含まれます。

ア ト リ ビ ュー ト に基づいたフ ィ ルタ を作成する こ と によ ってプロ ンプ ト に回答するには、「アトリビュートに基づいたフィルタを定義することによってプロンプトに回答するには」（197 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク (ビジネス データの計算) に基づいたフ ィ ルタ を作成するプロ ンプ ト 。

プロ ンプ ト デザイ ンに関する幅広い知識があ る方への情報と し て、これらのタ イプのプロ ンプ ト は メ ト リ ッ ク条件プロ ンプ ト です。

メ ト リ ッ ク に基づいたフ ィ ルタ を作成する こ と によ ってプロ ンプ トに回答するには、「メトリック計算に基づいたフィルタを定義することによってプロンプトに回答するには」（201 ページ）を参照し てく ださい。

提示されるプロ ンプ ト の要件に応じ て、 次の該当する手順を使用し ます。プロ ンプ ト で個人用回答の使用が許可されている場合は、 そのプロ ンプ トの回答を個人用回答と し て保存でき ます。 手順は、「個人用回答を保存するには」（204 ページ） を参照し て く ださい。

リ ス ト から回答を選択し てプロンプ ト に回答するには

以降の手順を使用し て、 リ ス ト から回答を選択し てプロ ンプ ト に回答し ます。 以下のものが含まれます。

• 中央のペイ ンから ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択させるプロ ンプ ト 。次の図のよ う に表示されます。 （これはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プ

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

194 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ロ ンプ ト です。）

• 中央のペイ ンから ア ト リ ビ ュー ト を選択させるプロ ンプ ト 。 次の図のよう に表示されます。 （これはオブジェ ク ト プロ ンプ ト です。）

1 プロ ンプ ト を含むレポー ト を実行し ます。 レポー ト を実行する手順は、「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 中央のペイ ンから 1 つまたは複数の項目を選択し、 矢印 [>] を ク リ ッ ク

し て右へ移動する こ と によ り 、 回答を提供し ます。 プロ ンプ ト がどのよう にデザイ ン されたかによ って、 以下のシナ リ オも該当する可能性があり ます。

• プロ ンプ ト に、 すでにデフ ォル ト の回答があ る場合があ り ます。 それを保持するか、 ほかの回答を追加するか、 または < を ク リ ッ クす

る こ と で回答の リ ス ト から削除する こ と ができ ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 195

• プロ ンプ ト にすでに個人用回答があ る場合は、 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ ク スが選択されています。 その個人用回答を保持するか、 ほかの回答を追加するか、 または < を ク リ ッ クする こ と で回答

の リ ス ト から削除する こ と ができ ます。

• プロ ンプ ト にすでに個人用回答が保存されている場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンが表示されています。 保存済みの個人用回答を使用する場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンの近 く にあ る ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト からその回答を選択し ます。 その後、 必要に応じ て他の回答を追加できます。

• プロ ンプ ト で個人用回答の使用が許可されている場合は、 そのプロ ンプ ト の回答を個人用回答と し て保存でき ます。 手順は、「個人用回答を保存するには」（204 ページ）を参照し て く ださい。

• プロ ンプ ト の回答が必要ない場合があ り ます。 この情報は、 プロ ンプ ト ウ ィ ン ド ウの上部に、[ 必須 ] または [ オプシ ョ ン] のいずれか とし て リ ス ト されます。

• プロ ンプ ト が特定数の回答を必要とする場合があ り ます。 この情報は、プロ ンプ ト ウ ィ ン ド ウの上部に [ 大条件数 ] と し て リ ス ト されます。

選択し た回答はレポー ト に返されるデータ をフ ィ ルタするために使用されます。

3 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

4 レポー ト にさ らに他のプロ ンプ ト があ る場合、 本章の該当する ステ ッ プを使用し てそれらのプロ ンプ ト に回答し ます。 他のプロ ンプ ト がない場合は、回答の要約を確認し て [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト が実行され、 結果が表示されます。

5 プロ ンプ ト 回答がレポー ト のフ ィ ルタ を作成するのにどのよ う に使用されたかを確認する場合は、[ 表示 ] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択します。 プロ ンプ ト 回答は、 [レポー ト 詳細] ウ ィ ン ド ウで、 レポー ト フ ィルタ条件の形式で表示されます。 また、 結果を提供するのにキ ャ ッ シ ュが使用されたかど う かも確認でき ます。 キ ャ ッ シ ュが使用されなかった場合は、 結果はデータ ソースの 新データ を反映し た ものです。

データのフ ィ ルタ方法を変えて表示するには、 [ 再プロンプ ト ] アイ コ ンを ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト に再度回答し、 レポー ト 結果に対する別のフ ィ ルタ を作成し ます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

196 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

特定の値を入力し てプロンプ ト に回答するには

次の手順に従い、 日付や数字などの特定の値を入力し てプロ ンプ ト に回答し ます。 これらのプロ ンプ ト には次のものが含まれます。

• 次の図のよ う に、 日付、 数字、 またはテキス ト などの特定の値を入力させるプロ ンプ ト 。 （これらのプロ ンプ ト には、 日付プロ ンプ ト 、 数値プロ ンプ ト 、 テキス ト プロ ンプ ト 、 ロ ング プロ ンプ ト 、 および Big Decimal プロ ンプ ト が含まれます。）

この手順は、 プロ ンプ ト 付きのレポー ト を実行済みであ り 、 そのためプロ ンプ ト が提示されている こ と を前提と し ています。 レポー トを実行する手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

1 提示されたフ ィ ール ド に回答を入力し ます。 プロ ンプ ト が要求する回答形式で、 次のよ う に入力する必要があ り ます。

• 日付プロ ンプ ト : 日付の値を、 8/14/2008 のよ う に入力し ます。

• 数値プロ ンプ ト : 大 15 桁の整数または小数を入力し ます。

• テキス ト プロ ンプ ト : 語または語句などの任意のタ イプの文字列を形成する英文字を入力し ます。

• Big Decimal プロ ンプ ト : 大 38 桁の整数および小数を入力し ます。

• ロ ング プロ ンプ ト : 大 10 桁の整数を入力し ます。

2 プロ ンプ ト に個人用回答があ る場合は、 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ クスが選択されています。 その個人用回答を保持するか、 ほかの回答を追加するか、 または < を ク リ ッ クする こ と で回答の リ ス ト から削除する こ

と ができ ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 197

3 プロ ンプ ト に個人用回答が保存済みであ る場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンを使用でき ます。 保存済みの個人用回答を使用する場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンの近 く にあ る ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から その回答を選択し ます。 その後、 必要に応じ て他の回答を追加でき ます。

4 プロ ンプ ト で個人用回答の使用が許可されている場合は、 そのプロ ンプト の回答を個人用回答と し て保存でき ます。 手順は、「個人用回答を保存するには」（204 ページ）を参照し て く ださい。

5 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

6 レポー ト にさ らに他のプロ ンプ ト があ る場合、 正しい手順に従ってそれらのプロ ンプ ト に回答し ます。 （レポー ト 上のすべてのプロ ンプ ト は、

も左のペイ ンに リ ス ト されます。） 他のプロ ンプ ト がない場合は、 回答の要約を確認し て [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト が実行され、結果が表示されます。

7 プロ ンプ ト 回答がレポー ト のフ ィ ルタ を作成するのにどのよ う に使用されたかを確認する場合は、[ 表示 ] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択します。 プロ ンプ ト 回答は、 [レポー ト 詳細] ウ ィ ン ド ウで、 レポー ト フ ィルタ条件の形式で表示されます。 また、 結果を提供するのにキ ャ ッ シ ュが使用されたかど う かも確認でき ます。 キ ャ ッ シ ュが使用されなかった場合は、 結果はデータ ソースの 新データ を反映し た ものです。

データのフ ィ ルタ方法を変えて表示し たい場合には、 [ 再プロンプ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト に再度回答し、 レポート 結果に対する別のフ ィ ルタ を作成し ます。

ア ト リ ビ ュー ト に基づいたフ ィ ルタ を定義する こ とによ ってプロンプ ト に回答するには

この手順を使用し て、 ア ト リ ビ ュー ト に基づ く フ ィ ルタ条件を定義するプロ ンプ ト に回答し ます。 これらのタ イプのプロ ンプ ト には次のものが含まれます。

• 中央のペイ ンの上の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から階層を選択し、 ア ト リビ ュー ト を ド ラ ッ グするか右のペイ ンでダブルク リ ッ ク し てア ト リ

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

198 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ビ ュー ト に対する フ ィ ルタ を作成するプロ ンプ ト 。 このプロ ンプ ト は次の図のよ う に表示されます。 （これは階層プロ ンプ ト です。）

• 右のペイ ンでダブルク リ ッ ク し てア ト リ ビ ュー ト に対する フ ィ ルタ を作成するプロ ンプ ト 。 次の図のよ う に表示されます。 （これはア ト リビ ュー ト プロ ンプ ト です。）

1 プロ ンプ ト を含むレポー ト を実行し ます。 レポー ト を実行する手順は、「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 プロ ンプ ト にデフ ォル ト 回答があ る場合 ([定義] ペイ ンに表示されます) は、 これを保持し て [ 次へ ] を ク リ ッ クするか、 これを保持し た上で他の回答を追加する こ と ができ ます。

• デフ ォル ト 回答を削除するには、 その回答を右ク リ ッ ク し、 [ 削除 ] を選択し てから [ はい ] を ク リ ッ ク し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 199

3 プロ ンプ ト に個人用回答があ る場合は、 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ クスが選択されています。 それを保持するか、 ほかの回答を追加するか、または < を ク リ ッ クする こ と で回答の リ ス ト から削除する こ と ができ ま

す。

4 プロ ンプ ト に個人用回答が保存済みであ る場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンを使用でき ます。 保存済みの個人用回答を使用する場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンの近 く にあ る ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から その回答を選択し ます。 その後、 必要に応じ て他の回答を追加でき ます。

5 右側の [定義] ペイ ン内をダブルク リ ッ ク し て、プロ ンプ ト にユーザ独自の回答を追加する こ と ができ ます。 次の図に示すよ う な [ア ト リ ビ ュート 条件] ペイ ンが開き ます。

6 次のそれぞれに対しオプシ ョ ンを選択し てフ ィ ルタ を作成し ます。

a ア ト リ ビ ュー ト の隣で、 表示するエレ メ ン ト が含まれる ア ト リビ ュー ト をブラ ウ ス し て選択し ます。 回答し ているプロ ンプ ト のタイプによ っては、 このフ ィ ール ド での選択は使用できない場合があり ます。

b [ 条件 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 何に基づいてデータ をフ ィ ルタリ ングするかを選択し ます。

[ エレ メ ン ト ]: これらは [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンの上部に リス ト されている ア ト リ ビ ュー ト の、 個々のエレ メ ン ト です。 た とえば、 ア ト リ ビ ュー ト が " 年 " であ る場合、 エレ メ ン ト には 2003、 2004、 2005、 2006 などが含まれます。 特定のア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト に基づいてデータ をフ ィ ルタ リ ングする場合は、 [ エレ メ ン ト ] を選択し ます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

200 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

[ID] フ ォーム : 各ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト には、 特定の ID が

割 り 当て られています。 データ をフ ィ ルタする ID または ID の範囲がわかっている場合は、 [ID] を選択し ます。

[ 説明 ] フ ォーム: ほ と んどのア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト には説明が含まれています。 説明に基づいてデータ をフ ィ ルタする場合は、 [ 説明 ] を選択し ます。

他のフ ォーム : ア ト リ ビ ュー ト およびプロ ジェ ク ト によ っては、その他のフ ォームから選択する場合も あ り ます。

c [ 演算子 ] リ ス ト から、 フ ィ ルタの定義に使用する演算子を選択し ます。 た と えば、 [>] 演算子を選択し て、 一定の数値に満たないデータを フ ィ ルタで除外する こ と ができ ます。 演算子の詳細は、「演算子によるフィルタ条件の結合」（299 ページ）を参照し て く ださい。

d 上記で選択し た条件に応じ て、 次のいずれかを実行し ます。

エレ メ ン ト リ ス ト : [ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、データ をフ ィ ルタする ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択し ます。

ID 値 : データ をフ ィ ルタする ID 番号を入力し ます。

データ値 : [ カ レンダ ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し て、 データ をフ ィ ルタする正確な日付または日付の範囲を選択し ます。

7 プロ ンプ ト で個人用回答の使用が許可されている場合は、 そのプロ ンプト の回答を個人用回答と し て保存でき ます。 手順は、「個人用回答を保存するには」（204 ページ）を参照し て く ださい。

8 フ ィ ルタの定義を終了し た ら、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

9 レポー ト にさ らに他のプロ ンプ ト があ る場合、 正しい手順に従ってそれらのプロ ンプ ト に回答し ます。 他のプロ ンプ ト がない場合は、 回答の要約を確認し て [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト が実行され、結果が表示されます。

10 プロ ンプ ト 回答がレポー ト のフ ィ ルタでどのよ う に使用されたかを確認する場合は、[表示] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択し ます。プロ ンプ ト 回答は、 [レポー ト 詳細] ウ ィ ン ド ウで、 レポー ト フ ィ ルタ条件の形式で表示されます。 また、 結果を提供するのにキ ャ ッ シ ュが使用されたかど う かも確認でき ます。 キ ャ ッ シ ュが使用されなかった場合は、 結果はデータ ソースの 新データ を反映し た ものです。

データのフ ィ ルタ方法を変えて表示し たい場合には、 [ 再プロンプ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト に再度回答し、 レポート 結果に対する別のフ ィ ルタ を作成し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 201

メ ト リ ッ ク計算に基づいたフ ィ ルタ を定義する こ とによ ってプロンプ ト に回答するには

この手順を使用し て、 メ ト リ ッ ク に基づいたフ ィ ルタ条件を定義するプロ ンプ ト に回答し ます。 次のものが含まれます。

• 右のペイ ンでダブルク リ ッ ク し て メ ト リ ッ ク に対する フ ィ ルタ を作成するプロ ンプ ト 。 次の図のよ う に表示されます。 （これは メ ト リ ッ ク プロ ンプ ト です。）

1 プロ ンプ ト を含むレポー ト を実行し ます。 レポー ト を実行する手順は、「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 プロ ンプ ト にデフ ォル ト 回答があ る場合 ([定義] ペイ ンに表示されます) は、 これを保持し て [ 次へ ] を ク リ ッ クするか、 これを保持し た上で他の回答を追加する こ と ができ ます。

• デフ ォル ト 回答を削除するには、 その回答を右ク リ ッ ク し、 [ 削除 ] を選択し てから [ はい ] を ク リ ッ ク し ます。

3 プロ ンプ ト に個人用回答があ る場合は、 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ クスが選択されています。 その個人用回答を保持するか、 ほかの回答を追加するか、 または < を ク リ ッ クする こ と で回答の リ ス ト から削除する こ

と ができ ます。

4 プロ ンプ ト に個人用回答が保存済みであ る場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンを使用でき ます。 保存済みの個人用回答を使用する場合は、 [ 回答を編集 ] ボタ ンの近 く にあ る ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から その回答を選択し ます。 その後、 必要に応じ て他の回答を追加でき ます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

202 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

5 右側の [定義] ペイ ン内をダブルク リ ッ ク し て、プロ ンプ ト にユーザ独自の回答を追加する こ と ができ ます。次に示すよ う な [セ ッ ト 条件] ペイ ンが開き ます。

6 次のそれぞれを実行し てフ ィ ルタ を作成し ます。

a 出力レベルを選択する場合、 [ 出力レベル ] フ ィ ール ド の隣で [...]（[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てレベルを選択し ます。 出力レベル と は、 メ ト リ ッ ク結果が計算される レベルです。 デフ ォル ト は メト リ ッ ク のレベルです。 （レベルについては、「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）で説明し ています。 出力レベルについては、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なフ ィ ルタ」 の章で詳細に説明し ています。）

b プロ ンプ ト の作成者がプロ ンプ ト をどのよ う にデザイ ン し たかによ っては、 フ ィ ルタの基礎とする メ ト リ ッ ク を選択でき る場合があり ます。 次の方法のいずれかを使用し ます。

[ メ ト リ ッ ク ] フ ィ ール ド に メ ト リ ッ クの名前を入力し、 [OK] をク リ ッ クする。

[...] （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し て メ ト リ ッ ク を検索する。

[開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 メ ト リ ッ ク が含まれる フ ォルダにナビゲー ト し、 メ ト リ ッ ク を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

c [ 関数 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 フ ィ ルタ を適用する メ ト リ ッ クの部分 （[ メ ト リ ッ ク値]、 [順位]、 または [パーセン ト ]） を選択し ます。

d [ 演算子 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 論理演算子を選択し ます。 たと えば、 [>] 演算子を選択し て、 一定の数値に満たないデータ をフ ィルタで除外する こ と ができ ます。 演算子の詳細は、「演算子によるフィルタ条件の結合」（299 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 203

e [ 値 ] フ ィ ール ド の隣に、 選択し た演算子を完成させる値を入力し ます。 た と えば、 上で [>] 演算子を選択し た場合は、 こ こで指定し た値よ り 大きいデータがレポー ト に返される よ う に、 この値を入力する必要があ り ます。

f [OK] を ク リ ッ ク し て、 [セ ッ ト 条件] ペイ ンを閉じ ます。

7 プロ ンプ ト で個人用回答の使用が許可されている場合は、 そのプロ ンプト の回答を個人用回答と し て保存でき ます。 手順は、「個人用回答を保存するには」（204 ページ）を参照し て く ださい。

8 フ ィ ルタの定義を終了し た ら、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

9 レポー ト にさ らに他のプロ ンプ ト があ る場合、 正しい手順に従ってそれらのプロ ンプ ト に回答し ます。 他のプロ ンプ ト がない場合は、 回答の要約を確認し て [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト が実行され、結果が表示されます。

10 プロ ンプ ト 回答がレポー ト のフ ィ ルタでどのよ う に使用されるかを確認する場合は、[表示] メ ニューから [ レポー ト 詳細 ] を選択し ます。プロ ンプ ト 回答は、 [レポー ト 詳細] ウ ィ ン ド ウで、 レポー ト フ ィ ルタ条件の形式で表示されます。 また、 結果を提供するのにキ ャ ッ シ ュが使用されたかど う かも確認でき ます。 キ ャ ッ シ ュが使用されなかった場合は、 結果はデータ ソースの 新データ を反映し た ものです。

データのフ ィ ルタ方法を変えて表示し たい場合には、 [ 再プロンプ ト ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト に再度回答し、 レポート 結果に対する別のフ ィ ルタ を作成し ます。

プロ ンプ ト 回答の保存および再利用 : 個人用回答

レポー ト のプロ ンプ ト に回答する と きに、 プロ ンプ ト 回答を レポー ト と は独立し て保存でき ます。 いったん保存されたプロ ンプ ト 回答は、 個人回答と呼ばれます。 個人用回答は、 同じ レポー ト を再実行する と き、 および同じプロ ンプ ト を使用する別のレポー ト を実行する と きに使用でき ます。

次の手順は、 プロ ンプ ト 回答をすでに選択し ていて、 [終了] または [レポート を実行] を まだ ク リ ッ ク し ていないこ と を前提と し ています。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

204 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

個人用回答を保存するには

以下の手順を使用し て、 プロ ンプ ト 回答を個人用回答と し て保存し ます。

1 そのプロ ンプ ト に対し て、 プロ ンプ ト 回答を個人用回答と し て保存できるかど う かを判断し ます。 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス （1 つの個人用回答の場合） または [ 現回答を保存 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス （複数の個人用回答の場合） が表示されている場合は、 プロ ンプ ト に対し て個人用回答を保存でき るかど う かを判断でき ます。

2 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ ク スが表示されている場合、保存でき るのは 1 つのプロ ンプ ト 回答 (複数の項目または条件を持つこ と ができ る) のみです。

• 個人用回答を保存するには、 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 選択し た項目が、 このプロ ンプ ト の個人用回答と し て保存されます。 これらの項目は、 このレポー ト を再実行する と き、 およびこのプロ ンプ ト を使用する他のレポー ト を実行する と きに表示され、 必要に応じ て再利用する こ と ができ ます。

3 [ 現回答を保存 ] チェ ッ ク ボ ッ ク スが表示されている場合は、複数の個人用回答を保存および命名でき ます。

a 個人用回答を保存するには、 [ 現回答を保存 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。

b [ 名前 ] フ ィ ール ド に、 名前を入力し ます。 後で表示された と きに詳細を思い出せる よ う な説明的な名前を付けます。

c この個人用回答をデフ ォル ト に設定する と、 同じ レポー ト または別のレポー ト で このプロ ンプ ト が表示される と きに、 この回答が表示されます。

個人用回答を保存するためにレポー ト を保存する必要はあ り ません。個人用回答は、 上記のチェ ッ ク ボ ッ ク スの 1 つが選択される と自動的に保存されます。

プロ ンプ ト を含むレポー ト の保存

プロ ンプ ト レポー ト を実行し た後で保存する場合、 特別な保存オプシ ョ ンが表示され、 プロ ンプ ト レポー ト を保存するい く つかの方法が提供されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 205

回答を レポー ト と共に保存する こ と ができ ます。 その場合はその後レポート を実行する際に、 プロ ンプ ト が再度表示される こ と はあ り ません。 （これはプロ ンプ ト し たレポー ト を固定回答で保存する こ と です。） レポー ト の実行時に選択し たプロ ンプ ト 回答がレポー ト 定義に保存され、 その定義がその後レポー ト を実行するたびに使用されます。

レポー ト を保存し て、 レポー ト が再実行される際に再びプロ ンプ ト を表示する よ う にする こ と も でき ます。 その後レポー ト を実行するたびにプロ ンプ ト が表示され続けます。 （これはプロ ンプ ト し たレポー ト をプロ ンプ ト される状態で保存する こ と です。） 必要な場合、 現在のプロ ンプ ト 回答を、 レポー ト が再度実行される際の新しいデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答とする こと も でき ます。 これによ り 、 独自の望ま しい回答をデフ ォル ト と し て保存し て、 その後レポー ト を再実行する際にプロ ンプ ト が表示された ら単に [ 終了 ] を ク リ ッ ク し てすべてのデフ ォル ト 回答を受け入れる こ と ができ るため、 レポー ト の実行時間を短縮する こ と ができ ます。

これらすべての選択について、 次の手順で説明し ます。 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のどち ら を使用し ているかに応じ て、 該当する手順を使用し ます。

• 「Desktop でプロンプト レポートを保存するには」（205 ページ）

• 「MicroStrategy Web でプロンプト レポートを保存するには」（206 ページ）

Desktop でプロンプ ト レポー ト を保存するには

1 プロ ンプ ト レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 プロ ンプ ト に回答し、 レポー ト を実行し ます。 プロ ンプ ト に回答する手順は、「レポート プロンプトへの回答」（191 ページ）を参照し て く ださい。

3 [ フ ァ イル ] メ ニューから、[ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。レポー トを保存する場所をナビゲー ト し、 レポー ト に名前を付けます。

4 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。[保存オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開きます。

5 レポー ト を固定またはプロ ンプ ト のいずれ と し て保存するかを選択し ます。

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

206 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 固定 : レポー ト は、 現在表示されている レポー ト およびフ ィ ルタ情報を使用し て保存されます。 今後レポー ト を実行する際に、 プロ ンプ ト が再度表示される こ と はあ り ません。

• プロンプ ト : レポー ト は、 プロ ンプ ト を有効にし て保存されます。次回レポー ト を実行する と、 レポー ト は再び回答を求めるプロ ンプト を表示し ます。

6 プロ ンプ ト レポー ト と し て保存する と、 下記の説明のよ う に、 レポート を再実行する と きに現在のプロ ンプ ト 回答をデフ ォル ト のプロ ンプ ト回答と し て使用するかど う かを選択する こ と ができ ます。

• 現在のプロ ンプ ト 回答をデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答と し て保存するには、 [ 現在のプロンプ ト 回答をデフ ォル ト プロンプ ト 回答に設定 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 レポー ト を再実行し てプロ ンプ ト が表示された と きに、 デフ ォル ト の回答を使用するか、 または回答を変更するかを選択でき ます。

• プロ ンプ ト で定義されたデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答を使用するには、 [ 現在のプロンプ ト 回答をデフ ォル ト プロンプ ト 回答に設定 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。 レポー ト を再実行し てプロ ンプト が表示された と きに、 表示されるデフ ォル ト の回答を使用するか、または回答を変更するかを選択でき ます。 デフ ォル ト のプロ ンプ ト回答がプロ ンプ ト で定義されていない場合、 デフ ォル ト 回答は表示されません。

7 [ 次回、現在のオプシ ョ ンを使用 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する と、上の選択内容 （この [保存オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス内） は、 次回からプロ ンプ ト 付き レポー ト を保存する場合、 すべてのプロ ンプ ト レポー ト を保存するデフ ォル ト の方法と な り ます。

8 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 選択がレポー ト に適用され、 保存されます。

MicroStrategy Web でプロンプ ト レポー ト を保存するには

1 プロ ンプ ト レポー ト を開き ます。 レポー ト を開 く 手順は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「レポートを開く」（7 ページ）を参照し て く ださい。

2 プロ ンプ ト に回答し、 レポー ト を実行し ます。

3 [ フ ァ イル ] メ ニューから、[ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。レポー トを保存する場所をナビゲー ト し、 レポー ト に名前を付けます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 5

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト プロ ンプ ト への回答 207

4 レポー ト は、 プロ ンプ ト レポー ト または固定レポー ト と し て保存するこ と ができ ます。

• プロ ンプ ト レポー ト と し て保存するには、 [ プロンプ ト し たレポー トを保持 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 レポー ト は、 プロ ンプ トを有効にし て保存されます。 今後レポー ト を実行する と きに、 回答を求めるプロ ンプ ト が再度表示されます。

• 固定レポー ト と し て保存するには、[ プロンプ ト し たレポー ト を保持 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。 レポー ト は、 現在表示されている レポー ト およびフ ィ ルタ情報を使用し て保存されます。 今後レポー ト を実行する際に、 プロ ンプ ト が再度表示される こ と はあ り ません。

5 プロ ンプ ト レポー ト と し て保存する と、 下記の説明のよ う に、 レポート を再実行する と きに現在のプロ ンプ ト 回答をデフ ォル ト のプロ ンプ ト回答と し て使用するかど う かを選択する こ と ができ ます。

• 現在のプロ ンプ ト 回答をデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答と し て保存するには、 [ 高度なオプシ ョ ン ] を ク リ ッ ク し ます。 [ レポー ト のプロンプ ト 応答を保持 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 レポー ト を再度実行する と、 選択し たプロ ンプ ト 回答が、 デフ ォル ト のプロ ンプ ト回答と し て表示されます。 デフ ォル ト 回答を使用するか、 または変更する こ と ができ ます。

• 現在のプロ ンプ ト 回答をデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答と し て保存するには、 [ 高度なオプシ ョ ン ] を ク リ ッ ク し ます。 [ レポー ト のプロンプ ト 応答を保持 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し ます。 選択し たプロ ンプ ト 回答は、 レポー ト と と もに保存されません。 レポー ト を再度実行する と、 プロ ンプ ト で定義されたデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答が表示されます。 デフ ォル ト 回答を使用するか、 または変更するこ と ができ ます。 デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答がプロ ンプ ト で定義されていない場合、 デフ ォル ト 回答は表示されません。

6 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 選択が保存されます。

元のプロンプト オブジェクトとの接続の保持

プロ ンプ ト レポー ト を保存する際に、 デフ ォル ト ではプロ ンプ ト の基と なるオブジェ ク ト への接続は保持されません。 つま り 、 た と えばプロ ンプ トによ り メ ト リ ッ ク のグループが提示され、 そ こから回答を選択し た場合、そのプロ ンプ ト はそれらの メ ト リ ッ ク に基づいて作成された こ と にな り ます。 プロ ンプ ト レポー ト を一度保存する と、 その メ ト リ ッ ク グループはレポー ト の定義に一連のプロ ンプ ト 質問と し て埋め込まれます。 その後、 それらの メ ト リ ッ ク のいずれかの名前がプロ ジェ ク ト 内で変更された り 、 プロ ジェ ク ト から削除された り し た場合、 その変更はレポー ト のプロ ンプ ト

プロ ンプ ト への回答およびデータの更新 基本レポーテ ィ ング ガイ ド5

208 レポー ト プロ ンプ ト への回答 © 2011 MicroStrategy, Inc.

内では更新されません。 これは、 プロ ンプ ト レポー ト と プロ ンプ ト の基とな る元のオブジェ ク ト 間の接続が壊れているためです。

この動作を変更し て、 プロ ンプ ト と プロ ンプ ト の基と な るオブジェ ク ト が相互に接続を保持された状態でプロ ンプ ト レポー ト を保存する こ と ができます。 このよ う にすれば、 元のオブジェ ク ト に対するすべての更新を、 レポー ト が再度実行される際にプロ ンプ ト に反映させる こ と ができ ます。

元のプロンプ ト オブジ ェ ク ト との接続を保持するには

プロ ンプ ト レポー ト を固定レポー ト と し て保存する と （上で説明した、 [保存オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで [固定] を選択し ます。）、 プロ ンプ ト されたオブジェ ク ト はレポー ト に埋め込まれるため、 この手順を実行する必要はあ り ません。 これは、 レポー ト がプロ ンプ ト レポー ト と し て保存されていないので、 プロ ンプ ト レポート ではな く な り 、 この設定がレポー ト に影響を与えないためです。

1 プロ ンプ ト レポー ト を開き ます。

2 [ データ ] メ ニューから、 [ レポー ト データ オプシ ョ ン ] を選択し ます。[レポー ト データ オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 一般 ] カテゴ リ を展開し て、 [ 上級 ] を選択し ます。

4 [ プロンプ ト し たレポー ト と し て保存する場合、 テンプレー ト 上の元のプロンプ ト し たオブジ ェ ク ト に戻し ます。 テンプレー ト への変更は、 失われます。 ] と い う 名前のチェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。

プロ ンプ ト が参照するオブジェ ク ト は、 レポー ト がプロ ンプ ト レポー ト とし て保存される際にはレポー ト に埋め込まれません。 レポー ト はプロ ンプト に使用された元のオブジェ ク ト と の接続を保持し、 それによ り 元のオブジェ ク ト に対し て行われたすべての変更が、 今後のこのレポー ト の実行時に反映されます。

© 2011 MicroStrategy, Inc. 209

66. 分析のための迅速なクエリの作成レポート ビルダの使用

はじめに

この章では、 アナ リ ス ト およびレポー ト デザイナ向けに、 単純なビジネス レポー ト を迅速に作成する方法を説明し ます。 レポー ト を作成する前に、そのレポー ト が答え る ビジネス ク エ リ を前提する必要があ り ます。 また、すでに作成されている さ まざまなレポー ト オブジェ ク ト にア ク セスする権限も必要です。 それらオブジェ ク ト を レポー ト 上に配置し てレポー ト が必要とする情報を提供し、 データ ソースから適切なデータ を集める こ と ができ ます。 プロ ジェ ク ト デザイナおよびレポー ト デザイナによ ってすでに作成されている レポー ト オブジェ ク ト を使用でき ます。

前提条件

MicroStrategy でレポー ト を作成する前に、 次の前提条件を必ず確認し て ください。 それによ って時間を節約し、 よ り 効果的なレポー ト 結果が得られるため、 データ分析も よ り 容易にな り ます。

• ビジネス ク エ リ を定義する : 新しいレポー ト に配置するオブジェ ク ト を決定する前に、 レポー ト にどのよ う なデータ を表示させるかを把握する必要があ り ます。 MicroStrategy レポー ト は、 組織のデータ ソースに格

分析のための迅速な ク エ リ の作成 基本レポーテ ィ ング ガイ ド6

210 ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

納されたデータ を用いて回答可能なビジネス上の問いに回答し ます。 ビジネス上の問いを定義する場合は、 必ず次の質問を検討し て く ださい。

レポー ト が対応する必要があ る主要な対象領域は何か。 別の言葉で一般的に言えば、 何を知る必要があ るか。

どのレベルの詳細が必要か。 た と えば、 完全な詳細が必要か、 あ るいは特定のデータのい く つかの主要な測定値のみが必要か。 主要な測定値は、 ビジネス ミ ーテ ィ ングや上位レベルのプレゼンテーシ ョ ンに役立ちます。

• 既存のレポー ト を探す : レポー ト または ド キ ュ メ ン ト を作成する前に MicroStrategy 全体を検索し て、 作成し よ う と し ている レポー ト と同じ目的を果たすこ と が可能な、 既存の類似レポー ト があ るかど う かを確認します。 これによ り 時間を節約でき るだけでな く 、 MicroStrategy プロ ジェク ト 内での不要な重複を避けるのにも役立ちます。

• 適切なレポー ト オブジェ ク ト を探す : プロ ジェ ク ト 内に、 レポー ト 上への表示のニーズ と合 う オブジェ ク ト がすでに存在し ているか。 存在し ていない場合は、 レポー ト デザイナが作成する こ と ができ ます。

レポー ト 作成に使用するオブジェ ク ト は、 MicroStrategy プロ ジェ ク ト 内に作成済みであ る必要があ り ます。 レポー ト オブジェ ク ト は一般的に、プロ ジェ ク ト の 初の作成時にプロ ジェ ク ト のデザイナによ って作成されますが、 レポー ト デザイナも作成する こ と ができ ます。

• MicroStrategy プロ ジェ ク ト がデータ ソース をどのよ う に反映するかを理解する : レポー ト の作成にはオブジェ ク ト を使用するため、 プロ ジェク ト のオブジェ ク ト が組織のデータ ソース内の実際のデータ をどのよう に反映するかを理解し てお く と役立ちます。 これによ って、 レポー トの実行時にデータが取得されるデータ ソース テーブルを十分に理解した う えで、 レポー ト で使用するオブジェ ク ト を選択でき ます。

分析のためのク イ ッ ク レポー ト を作成する場合は、 MicroStrategy プロ ジェク ト のデザイ ンに関する深い知識は不要ですが、 プロ ジェ ク ト デザイ ンおよびデータ モデ リ ングの詳細を知る必要があ る場合は、 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成

この章では、 MicroStrategy のレポー ト ビルダ ツールを使用し て新規レポート を作成する ステ ッ プを示し ます。 レポー ト の作成時に、 MicroStrategy プ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 分析のための迅速な ク エ リ の作成 6

© 2011 MicroStrategy, Inc. ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 211

ロ ジェ ク ト 内の既存のオブジェ ク ト を用いて、 レポー ト 上に配置し ます。オブジェ ク ト は、 データ ソース内のデータ を表し ます。

レポー ト を作成する前に、 何度も使用するオブジェ ク ト への リ ン クつま りシ ョ ー ト カ ッ ト を作成し てお く と便利です。 シ ョ ー ト カ ッ ト は、 プロ ジェク ト 内でア ク セスに容易な場所に配置し てお く こ と ができ ます。 オブジェク ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト を作成する手順は、「迅速なオブジェクト アクセス :オブジェクトへのショートカットの作成」（211 ページ）を参照し てく ださい。

迅速なオブジ ェ ク ト ア ク セス : オブジ ェ ク ト へのシ ョ ート カ ッ ト の作成

レポー ト に配置する既存のオブジェ ク ト への も迅速なア ク セス方法は、シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト と呼ばれる、 オブジェ ク ト へのシ ョ ー ト カ ット を作成する こ と です。 シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト は、 単純に、MicroStrategy プロ ジェ ク ト 内の既存のオブジェ ク ト への リ ン クつま りシ ョ ー ト カ ッ ト です。 シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト は、 自分に と って も容易な場所に配置し てお く こ と ができ ます。 プロ ジェ ク ト 内でよ く 使用するオブジェ ク ト のシ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト を作成する こ と によ り 、 レポー ト 作成プロセス を よ り 迅速に、 また容易にする こ と ができ ます。

た と えば、 新規レポー ト を作成する場合に、 頻繁に " 売上数量 " メ ト リ ック を使用する と し ます。 この場合、 プロ ジェ ク ト の " メ ト リ ッ ク " フ ォルダにあ る " 売上数量 " メ ト リ ッ クへのシ ョ ー ト カ ッ ト を作成し て、 それを "マイ オブジェ ク ト " フ ォルダに保存すれば効率が上が り ます。 これを行 うには、 " メ ト リ ッ ク " フ ォルダを展開し た後、 " 売上メ ト リ ッ ク " フ ォルダを展開し て、 " 売上数量 " メ ト リ ッ ク を見つけます。 " 売上数量 " メ ト リ ック を右ク リ ッ ク し て、 [ シ ョ ー ト カ ッ ト の作成 ] を選択し ます。 [フ ォルダをブラ ウズ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き、 そ こで [マイ オブジェ ク ト ] フ ォルダにナビゲー ト し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 " 売上数量 " のシ ョ ー ト

カ ッ ト オブジェ ク ト が " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダ内に作成されます。

元のオブジェ ク トからシ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト を作成するには

新規シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト は既存のオブジェ ク ト に基づ く 必要があ るため、 他のオブジェ ク ト がプロ ジェ ク ト にすでに存在し ている必要があ り ます。 プロ ジェ ク ト にまだオブジェ ク ト が含まれて

分析のための迅速な ク エ リ の作成 基本レポーテ ィ ング ガイ ド6

212 ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

いない場合は、 レポー ト デザイナまたはオブジェ ク ト デザイナが、レポー ト に配置する必要のあ るオブジェ ク ト を作成でき ます。

1 シ ョ ー ト カ ッ ト を作成するオブジェ ク ト を右ク リ ッ ク し て、 [ シ ョ ー トカ ッ ト の作成 ] を選択し ます。 [フ ォルダをブラ ウズ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クスが開き ます。

2 シ ョ ー ト カ ッ ト を保存する フ ォルダにナビゲー ト し て、 [OK] を ク リ ッ

ク し ます。 た と えば、 シ ョ ー ト カ ッ ト を、 プロ ジェ ク ト 内の " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダに保存する こ と ができ ます。

分析のためのレポー ト の作成

この項では、 レポー ト ビルダ と呼ばれる ク イ ッ ク レポー ト 作成ツールを使用し たレポー ト の作成方法を説明し ます。 MicroStrategy のレポー ト ビルダを使用すれば、 ク イ ッ ク レポー ト 作成のプロセス を段階を追って簡単に実行する こ と ができ、 プロ ジェ ク ト 内の広範なレポー ト オブジェ ク ト にア クセス し てレポー ト を定義する こ と ができ ます。

レポー ト ビルダには 4 つの限定し た情報が必要です。

• レポー ト 上に含める ア ト リ ビ ュー ト

• レポー ト 上に含める メ ト リ ッ ク

• 1 つまたは複数のア ト リ ビ ュー ト に対する フ ィ ルタ を作成するための情報 （フ ィ ルタはオプシ ョ ン）

• 1 つまたは複数の メ ト リ ッ ク に対する フ ィ ルタ を作成するための情報（フ ィ ルタはオプシ ョ ン）

これら情報について、 以下の手順でそれぞれ例をあげて詳細に説明し ます。

レポート ビルダを使用したクイック レポートの作成

特定のビジネス ク エ リ に正確に答え る レポー ト を作成するには、 前の「前提条件」（209 ページ）で説明し た よ う に、 すでに作成されているオブジェ ク ト に確実にア ク セスでき る必要があ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 分析のための迅速な ク エ リ の作成 6

© 2011 MicroStrategy, Inc. ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 213

レポー ト ビルダを使用し て ク イ ッ ク レポー ト を作成するには

この手順は、 プロ ジェ ク ト デザイナが MicroStrategy に組織の格納済みデータ を反映するプロ ジェ ク ト を作成済みであ り 、 そのプロ ジェク ト にア ト リ ビ ュー ト と メ ト リ ッ ク が含まれている こ と を前提と しています。

レポート ビルダを開始するには

1 MicroStrategy Desktop で、 レポー ト の作成に使用するオブジェ ク ト を含むプロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し ます。 特定のプロ ジェ ク ト にロ グ イ ンするには、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の

「MicroStrategy の開始」（2 ページ）を参照し て く ださい。

2 " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダを展開し てから、" マイ レポー ト " フ ォルダを開き ます。

3 Desktop の右側を右ク リ ッ ク し て [ 新規作成 ] を選択し、次に [ レポー ト ] を選択し ます。 [新規のグ リ ッ ド] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

4 [ レポー ト ビルダ ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト ビルダが開き ます。

レポートにアトリビュートを含めるには

ア ト リ ビ ュー ト はデータ ソース内に格納されたビジネス データ を反映する ビジネス概念です。 ア ト リ ビ ュー ト は、 ビジネス データ を レポート および分析するためのコ ンテキス ト を提供し ます。 会社の売上合計を知る こ と は有用ですが、 その売上がいつど こで発生し た ものかを知る こと は、 さ らに役に立ちます。

た と えば、 " 月 "、 " 年 "、 および " 地域 " ア ト リ ビ ュー ト と、 " 売上金額 " メ ト リ ッ ク を含むレポー ト があ る と し ます。 レポー ト が実行されると、 データが入手可能な各月および年の、 各地域の会社の売上が表示されます。 レポー ト のア ト リ ビ ュー ト によ って、 売上が も少なかった地域や売上が も伸びた年など、 かな り の量の情報が得られます。

5 レポー ト にア ト リ ビ ュー ト を含めるには、 中央ペイ ンのア ト リ ビ ュー トの リ ス ト から レポー ト に含める 1 つまたは複数を選択し てから、 矢印をク リ ッ ク し て右へ移動し ます。

以下の点に注意し て く ださい。

少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト を選択する必要があ り ます。

分析のための迅速な ク エ リ の作成 基本レポーテ ィ ング ガイ ド6

214 ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

一般的に、 レポー ト に追加する ア ト リ ビ ュー ト は、 レポー ト で回答し よ う と し ている ビジネス ク エ リ に応じ て、 1 つから 3 つで十分です。

レポー ト に複数のア ト リ ビ ュー ト を追加する場合、 レポー ト 上に同時に配置し た場合に意味のあ る ア ト リ ビ ュー ト を選択する よ うに注意し て く ださい。

6 ア ト リ ビ ュー ト の追加を終了し た ら、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

レポートにメトリックを含めるには

メ ト リ ッ クは、 ビジネスの測定値を表す MicroStrategy オブジェ ク ト です。 メ ト リ ッ クは、 データベースに格納されたデータに対し て実行される計算であ り 、 その結果はレポー ト 上に表示されます。 メ ト リ ッ クは、スプレ ッ ド シー ト ソ フ ト ウ ェ アにおける式に似ています。

「第 4 四半期の東部地域の売上はい く らだったか」 または 「在庫レベルは各週の初めに常に補充されているか」 などの質問には、 メ ト リ ッ クによ って簡単に回答でき ます。 メ ト リ ッ クは、 データ ソースのフ ァ ク トと、 それらのフ ァ ク ト に対し て実行される数学演算で構成されます。 その結果、 意味のあ る ビジネス分析を結果に対し て実行でき ます。

7 レポー ト に メ ト リ ッ ク を含めるには、 中央のペイ ンの メ ト リ ッ クの リ スト から レポー ト に含める 1 つまたは複数の メ ト リ ッ ク を選択し てから、矢印を ク リ ッ ク し て右へ移動し ます。

一般的に、 レポー ト に追加する メ ト リ ッ クは、 レポー ト で回答しよ う と し ている ビジネス ク エ リ に応じ て、 1 つから 2 つで十分です。

8 メ ト リ ッ ク の追加を終了し た ら、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

レポートにアトリビュート フィルタを含めるには

フ ィ ルタは、 データ ソースのデータ を選別し て、 そのデータがレポート 結果の計算に含まれるか除外されるかを決定し ます。 た と えば、 " 年" ア ト リ ビ ュー ト でフ ィ ルタ し て、 現在の年のみ、 または前年の 初の 3 か月のみに対し てデータが返される よ う にする場合があ り ます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ィ ルタは、 レポー ト 上にあ る、 またはレポー ト に関連する ア ト リ ビ ュー ト に限定し てデータ を制限し ます。 ア ト リ ビ ュー ト フ ィ ルタ を含める必要があ るのは、 それがビジネス ク エ リ で意味がある場合のみです。

ア ト リ ビ ュー ト フ ィ ルタ を含めない場合は、 レポー ト ビルダで [ 次へ ] を ク リ ッ ク し て この手順の次のサブタ ス ク （「レポートにメトリック フィルタを含めるには」（216 ページ）） に進みま

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 分析のための迅速な ク エ リ の作成 6

© 2011 MicroStrategy, Inc. ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 215

す。 ただし、 大部分のレポー ト ではフ ィ ルタ を使用し てデータ ソースから返されるデータ量を制限し、 レポー ト が特定のビジネス上の問いに焦点をあて る よ う にし ています。

9 レポー ト にア ト リ ビ ュー ト フ ィ ルタ を含めるには、 フ ィ ルタ を使用する ア ト リ ビ ュー ト を特定する必要があ り ます。 ア ト リ ビ ュー ト を探すには、 中央のペイ ンに表示された階層内をナビゲー ト し ます。

• 階層は、 プロ ジェ ク ト 内のすべてのア ト リ ビ ュー ト を論理的なサブセ ッ ト にグループ化し た ものです。 た と えば、 " 日 "、 " 週 "、 " 月"、 および " 年 " ア ト リ ビ ュー ト は、 すべて " 時間 " 階層にグループ化されます。

中央ペイ ンに階層が表示されていない場合は、 中央ペイ ンの上のド ロ ッ プダウ ン リ ス ト を使用し てデータ エ ク スプローラにブラウズ し ます。 データ エ ク スプローラが選択される と、 プロ ジェク ト の階層が中央のペイ ンに表示されます。

10 データ を フ ィ ルタする ア ト リ ビ ュー ト が含まれる階層をダブルク リ ッ クし ます。 その階層内のア ト リ ビ ュー ト が、 中央ペイ ンに表示されます。

11 フ ィ ルタ を使用する ア ト リ ビ ュー ト を、右側の [定義 ] ペイ ンに ド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プし ます。

異な る ア ト リ ビ ュー ト に依存する ア ト リ ビ ュー ト フ ィ ルタが必要な場合を除き、 レポー ト の一部であ る ア ト リ ビ ュー ト を選択する こ と が一般的に も単純です。

[ア ト リ ビ ュー ト 条件] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

12 ア ト リ ビ ュー ト のデータ を フ ィ ルタする方法に応じ て、 次のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• ア ト リ ビ ュー ト の特定のエレ メ ン ト に関連するデータのみを表示する結果を返す。 た と えば、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト に、 "John Smith"、"Jane Doe"、 "William Hill" などのエレ メ ン ト があ る と し ます。 データを フ ィ ルタ し て、 指定する顧客 （エレ メ ン ト ） のみの リ ス ト を表示する こ と ができ ます。

この種類のフ ィ ルタ を作成するには、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、 ア トリ ビ ュー ト のエレ メ ン ト を表示し ます。 次に、 左側でエレ メ ン ト を選択し、 矢印を ク リ ッ ク し て右側へ移動し ます。 [OK] を ク リ ッ ク し

ます。

• 定義し た特定のエレ メ ン ト [以外] のすべてのア ト リ ビ ュー ト のデータ を表示する結果を返す。 上のオプシ ョ ンでの例を使用し て、 データ を表示し ない特定の顧客を指定する場合を考えます。

分析のための迅速な ク エ リ の作成 基本レポーテ ィ ング ガイ ド6

216 ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

この種類のフ ィ ルタ を作成するには、 [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ スト から、 [Not In List] を選択し ます。次に、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し てアト リ ビ ュー ト のエレ メ ン ト を表示し ます。 左側でエレ メ ン ト を選択し、 矢印を ク リ ッ ク し て右側へ移動し ます。 [OK] を ク リ ッ ク し ま

す。

• [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ウ ィ ン ド ウ内の他のオプシ ョ ンを試みて、 希望し た もの と正確に一致する フ ィ ルタ を作成する。 以下の情報を参考にし て く ださい。

[ア ト リ ビ ュー ト 条件] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで [ ヘルプ ] を ク リ ック し ます。 あ ら ゆる選択の組み合わせの詳細が、 よ り 複雑なフ ィルタ を作成する手順への リ ン ク と共に提供されます。

ア ト リ ビ ュー ト 条件については、 このガイ ド の 7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」の「ビジネス アトリビュートに基づくデータのフィルタ : アトリビュート条件」（274 ページ）で詳細に説明し ています。

13 ア ト リ ビ ュー ト フ ィ ルタの定義を終了し た ら、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

レポートにメトリック フィルタを含めるには

メ ト リ ッ ク フ ィ ルタは メ ト リ ッ ク の値または順位に基づき、 データ を選別し ます。 た と えば、 在庫数が指定し た数を下回る製品のみの売上データ を表示する フ ィ ルタ を作成する場合があ り ます。

メ ト リ ッ ク フ ィ ルタ を含める必要があ るのは、 それがビジネス ク エ リで意味があ る場合のみです。

メ ト リ ッ ク フ ィ ルタ を含めない場合は、 レポー ト ビルダで [ 次へ ] を ク リ ッ ク し て この手順の次のサブタ ス ク （「レポートを終了するには」（217 ページ）） に進みます。

14 レポー ト に メ ト リ ッ ク フ ィ ルタ を含めるには、[セ ッ ト 条件] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス内の [ メ ト リ ッ ク を選択 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から フ ィ ルタする メ ト リ ッ ク を選択するか、 単にフ ィ ール ド に メ ト リ ッ クの名前を入力し ます。

異な る メ ト リ ッ ク に依存する メ ト リ ッ ク フ ィ ルタが必要な場合を除き、 レポー ト の一部であ る メ ト リ ッ ク を選択する こ と が一般的に も単純です。

15 ア ト リ ビ ュー ト のデータ を フ ィ ルタする方法に応じ て、 次のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• 特定の額を上回るすべてのデータ を表示する結果を返す。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 分析のための迅速な ク エ リ の作成 6

© 2011 MicroStrategy, Inc. ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 217

この種類のフ ィ ルタ を作成するには、 [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ スト から、 [>] を選択し、 すべての計算された値が上回るべき数字を

[値] フ ィ ール ド に入力し ます。

• 値の特定の範囲外のデータ を表示する結果を返す。

この種類のフ ィ ルタ を作成するには、 [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ スト から、 [Not Between] を選択し ます。 初の [値] フ ィ ール ド に、

範囲の下端の数字を入力し ます。 2 番目の [値] フ ィ ール ド に、 範囲の上端の数字を入力し ます。

• [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト を ク リ ッ ク し て、 フ ィ ルタに定義でき る他の多 く の一般的な演算子を確認し ます。 [セ ッ ト 条件] ウ ィ ンド ウ内の他のオプシ ョ ンを試みて、 希望し た もの と正確に一致するフ ィ ルタ を作成する。 以下の情報を参考にし て く ださい。

[セ ッ ト 条件] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。あ ら ゆる選択の組み合わせの詳細が、 よ り 複雑なフ ィ ルタ を作成する手順への リ ン ク と共に提供されます。

メ ト リ ッ ク条件については、 7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」の「アトリビュート関係またはメトリックに基づくデータのフィルタ : セット条件」（286 ページ）で詳細に説明し ています。

16 メ ト リ ッ ク フ ィ ルタの定義を終了し た ら、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

レポートを終了するには

17 選択の要約を確認し ます。 変更を行 う 場合は、 [ 戻る ] を ク リ ッ ク し ます。 それ以外の場合は、 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。

• アナ リ ス ト : Desktop Analyst 権限があ る場合は、 レポー ト がデータ ソースに対し て実行され、 結果が表示されます。

• レポー ト デザイナ : Desktop Designer 権限 （またはよ り 上位の権限）があ る場合は、 レポー ト がレポー ト エデ ィ タで開かれ、 そ こで他のオブジェ ク ト およびユーザ機能を使用し てレポー ト 作成を続行できます。

レポー ト を何も変更せずに実行するには、 [表示] メ ニューから [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

レポー ト エデ ィ タの使用、 他のオブジェ ク ト の追加または作成、およびユーザ機能の追加の詳細は、 7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」を参照し て く ださい。

分析のための迅速な ク エ リ の作成 基本レポーテ ィ ング ガイ ド6

218 ク イ ッ ク レポー ト の作成 : 新規レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

18 新規レポー ト を保存するには、 [フ ァ イル] メ ニューから、 [ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。 [レポー ト に名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ック スが開き ます。

19 レポー ト を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し て、 レポート の名前を入力し、 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

© 2011 MicroStrategy, Inc. 219

77. クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）

はじめに

この章では、 ビジネス レポー ト のデザイ ンおよび作成の基本を紹介し ます。 レポー ト を作成する前に、 そのレポー ト が答え る ビジネス ク エ リ を念頭に置 く 必要があ り ます。 すでに作成されている さ まざまなレポー ト オブジェ ク ト にア ク セスする権限も必要です。 それら を レポー ト に配置する こと によ って、 そのレポー ト を定義でき ます。 適切な権限があれば、 自分でレポー ト オブジェ ク ト を作成でき、 また、 他のレポー ト デザイナによ って作成されたレポー ト オブジェ ク ト を使用でき ます。

この章では、 ド リ ル マ ッ プその他のユーザ フ レ ン ド リ な機能を レポー ト に追加する方法も説明し ます。

この章のタ ス クは、 すべて MicroStrategy Desktop で実行でき ます。MicroStrategy Web で実行でき る タ ス クには、 Web での作業専用の手順があり ます。

この章では、 このガイ ド のほかのすべての章を理解し ている こ と を前提と し ています。 ほかの章では、 MicroStrategy 環境での基本的な機能を使用し たユーザ体験に関する情報を紹介し ています。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

220 開始する前に © 2011 MicroStrategy, Inc.

開始する前に

レポー ト デザイナ ロール

この章では、 MicroStrategy の Desktop Designer または Web Professional ロールに相当する権限 （または、 Administrator ロールに付与される よ う な よ り広い権限セ ッ ト ） を持つユーザのみが使用でき る ソ フ ト ウ ェア機能について主に説明し ます。 MicroStrategy 環境で自分のユーザ名に割 り 当て られている権限がわから ない場合は、 システム ア ド ミ ニス ト レータに問い合わせて く ださい。

レポー ト デザイナは、 レポー ト アナ リ ス ト がビジネス データ を分析できる レポーテ ィ ング コ ンテキス ト または環境をデザイ ン し ます。 この環境によ って、 レポー ト アナ リ ス ト は定義された制限内で作業を行 う こ と ができます。 ビジネス データ を簡単かつ迅速に分析でき、 適切な ク エ リ のみがデータベースに発行されます。 適切と は、 無関係なデータ セ ッ ト は作成できず、 大量データはデータ ソースから取得できない と い う 意味です。 これらはシステムのパフ ォーマン ス を低下させる場合があ るからです。

これらのロールによ って、 レポー ト デザイナ と し て限定されたグループはよ り 高度なレポー ト 機能に関し て習熟でき る一方で、 レポー ト アナ リ ス トはレポー ト 作成の詳細を理解し な く て も レポー ト を操作でき ます。 レポート アナ リ ス ト は、 プロ ジェ ク ト を完全に理解する必要はあ り ません。 これらのユーザは、 データ を分析し、 既存のレポー ト から ド リ ルによ って新規レポー ト を生成し、 レポー ト ビルダを使用し て迅速かつ簡単にレポー ト を作成でき ます。 これらはすべて制御されたユーザ フ レ ン ド リ な環境で実行でき ます。

た と えば、 レポー ト デザイナが、 製品ブラ ン ド を含む組織の年間地域売上に関するデータ を表示する販売部門用レポー ト をデザイ ンする と し ます。レポー ト デザイナは、 " 年 "、 " 地域 "、 " カテゴ リ "、 " ブラ ン ド " ア ト リビ ュー ト 、 および " 利益 "、 " 売上 "、 " 地域別売上順位 " メ ト リ ッ ク を レポー ト に配置し ます。 （この実際のレポー ト を表示するには、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト の " 地域別ブラ ン ド売上 " レポー ト を参照し て く ださい。） レポー ト アナ リ ス ト は、 このレポー ト を実行し、 " 北東部 " 地域のみの売上および利益の詳細を表示する よ う に ド リ ルする こ と ができ ます。 別のレポー ト アナ リ ス ト は、 同じ レポー ト を実行し て、 レポー ト の別のオブジェ ク ト （" ブラ ン ド " など） で ド リ ルし、 関心のあ る製品ラ イ ンの 1 つの商品の全国的な売上および利益を表示でき ます。

レポー ト のデザイ ン方法は数多 く あ り 、 ユーザに提供されるデータ分析手順はそれぞれわずかに異な り ます。 た と えば、 レポー ト を実行する前に、表示し たいデータのタ イプについてユーザに回答を求める （プロ ンプ ト す

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. 開始する前に 221

る） レポー ト をデザイ ンでき ます。 これによ って、 各ユーザに、 プロ ンプト への回答に特有のレポー ト 結果が表示されます。 プロ ンプ ト レポー ト では、 ユーザは特定のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から選択し て、 パーソナライ ズ し たレポー ト を作成でき ます。

レポー ト デザイナは、 ユーザ用の特別な機能を選択し てレポー ト に追加する こ と も でき ます。 た と えば、 ド リ ル マ ッ プによ って、 ユーザがデータ をナビゲー ト でき る よ う に特定のパス を定義でき ます。 ド リ ル と は、 現在のレポー ト にあ る情報に直接関連する追加情報をユーザが要求する レポー ト操作方法のこ と です。 ユーザは、 レポー ト を実行し た後でレポー ト のさ まざまなレベルへド リ ルでき ます。 た と えば、 前述し た " 地域別ブラ ン ド売上 " レポー ト での ド リ ル マ ッ プでは、 レポー ト アナ リ ス ト は、 地域レベルから " コール セン タ " レベル （または、 店舗レベル） に ド リ ル ダウ ン して、 コール セン タ別の売上を表示する新規レポー ト を作成する こ と ができます。

これらのレポー ト デザイ ン方法のそれぞれについて、 この章で説明し ます。

• プロ ンプ ト の作成およびレポー ト への追加の詳細は、「ユーザ入力の要求 : プロンプト」（310 ページ）を参照し て く ださい。

• ド リ ルの詳細は、 3 章、「データの分析」の「関連データへのドリル」（149 ページ）を参照し て く ださい。

• ド リ ル マ ッ プの詳細は、「ドリルの有効化およびドリルマップのカスタマイズ」（408 ページ）を参照し て く ださい。

• メ ト リ ッ ク の作成の詳細は、「レポートでのデータの計算 : メトリック」（234 ページ）を参照し て く ださい。

• レポー ト の作成の詳細は、「グリッド レポートの作成」（360 ページ）を参照し て く ださい。

ビジネス ク エ リ およびレポー ト デザイ ンの開発: ベス ト プ ラ ク テ ィ ス

レポー ト を作成する前に、 ユーザ コ ミ ュニテ ィ 、 プロ ジェ ク ト デザイナ、データベース ア ド ミ ニス ト レータ、 MicroStrategy ソ フ ト ウ ェ アから情報を収集する必要があ り ます。 こ こでは、 ベス ト プラ ク テ ィ スの一部を説明します。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

222 開始する前に © 2011 MicroStrategy, Inc.

対象ユーザに関する情報の収集

作成する レポー ト の利用者はだれかを自問し ます。 以下の質問に対し て回答でき る必要があ り ます。

• レポー ト が対応する必要があ る主要な対象領域は何か。 つま り 、 一般的に言 う と、 ユーザは何を知 り たいか。

• ユーザは、 どの程度の詳細さ を必要と し ているか。 た と えば、 経営レベルのユーザは、 特定のデータのご く 少数の重要な メ ト リ ッ クのみを見たい場合があ り ます。 その他のアナ リ ス ト は、 詳細な財務数値や在庫数の確認が必要な場合があ り ます。

• どのよ う な タ イプのレポー ト をユーザは望んでいるか。

上位レベルの経営幹部は、 レポー ト でのデータの表示方法に一定の期待感を持っている場合があ り ます。 そのため、 いつも受け取っている レポー ト のタ イプについて質問し た り 、 データの表示ス タ イルを変えないよ う にする こ と が重要かど う かを質問する こ と が必要な場合があ り ます。

すべてのユーザ コ ミ ュニテ ィ について、 新しいレポー ト 書式を学習する意欲があ るか、 または使い慣れたス タ イルのレポー ト を受け取るほ う がいいかを判断する必要があ り ます。 た と えば、 一部のユーザは、 データのスプレ ッ ド シー ト を よ り 簡単に理解でき る よ う に MicroStrategy を採用し ます。 標準的な MicroStrategy グ リ ッ ド レポート が、 ユーザに MicroStrategy レポー ト を 初に体験させるのに適したス タ イルでし ょ う 。

• ユーザ層が、 どのよ う な人たちで構成されているか。

ユーザ領域が多様であ る場合、 レポー ト にプロ ンプ ト を追加し て、実行する各ユーザに と ってレポー ト をでき るだけ柔軟にする こ と を考慮し ます。 プロ ンプ ト によ って、 ユーザはレポー ト に表示する結果について質問され、 適切なレポー ト ク エ リ がデータ ソースに発行されます。 プロ ンプ ト の詳細は、「ユーザ入力の要求 : プロンプト」

（310 ページ）を参照し て く ださい。

ユーザ層には、 さ まざまなセキ ュ リ テ ィ 要件が含まれる場合があ ります。 た と えば、 ユーザのグループに対し て 1 つのレポー ト が必要だが、 そのグループに外部ユーザ と内部ユーザの両方が含まれており 、 一部のデータに対し ての外部からの参照を制限する必要があ る場合があ り ます。 レポー ト の基礎と な るオブジェ ク ト に適切なセキ ュ リ テ ィ が設定され、 データへの行レベルのア ク セス を制御するセキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタが設定されている こ と を確認する必要があ ります。 オブジェ ク ト レベルのセキ ュ リ テ ィ は、 ACL （ア ク セス コ ント ロール リ ス ト ） を使用し て実行されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. 開始する前に 223

セキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタ と ACL は一般的にシステム ア ド ミ ニス トレータによ って実装されますが、 一方または両方がプロ ジェ ク ト デザイナによ って制御される場合も あ り ます。 セキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタ、 ACL、 およびその他のセキ ュ リ テ ィ 機能の詳しい情報は、『MicroStrategy システム管理ガイ ド』 を参照し て く ださい。

データ ソースに関する情報の収集

データ ソースの概要または復習が必要な場合は、「データ ソースについて」（186 ページ）を参照し て く ださい。

組織内で保管するデータが、 レポーテ ィ ング環境で分析する必要のあ る情報に対応でき る こ と を確認し ます。 検討すべき質問は、 以下の とお り です。

• ユーザがレポー ト に表示する必要があ るデータ を自社で収集し ているか。

• データは、 使用可能な状態にま と められているか。 データは信頼性が高く 、 整理されているか。 データの信頼性を確認する 1 つの方法は、 データが現実を反映し ているかど う かを確認するための簡単なグ リ ッ ド レポー ト をい く つか作成する こ と です。

た と えば、 2 つまたは 3 つの製品を所有し ている顧客の数が大体わかっている場合は、 過去数年間にこれらの特定製品を購入し た顧客の数についての基本データ を表示する レポー ト を作成し ます。 レポー ト に表示される数値が、 期待し た数値に近 く な ら ない場合は、 データベース ア ドミ ニス ト レータ と一緒に時間をかけて、 データ ソース内に格納されているデータの信頼性の問題に対処する こ と をお勧めし ます。

MicroStrategy プロジェクトに関する情報の収集

プロ ジェ ク ト 内のオブジェ ク ト の多 く は、 一般的に、 初にプロ ジェ ク トが作成される と きにプロ ジェ ク ト のデザイナによ って作成されます。 これらのオブジェ ク ト を使用し てレポー ト をデザイ ンするので、 プロ ジェ ク トのデザイ ン、 特にプロ ジェ ク ト のオブジェ ク ト が自社のデータ ソース内の実際のデータ を どのよ う に反映し ているかを理解し ている と役に立ちます。これによ って、 レポー ト の実行時にデータが取得されるデータ ソース テーブルを十分に理解し た う えで、 レポー ト で使用するオブジェ ク ト を選択でき ます。

一般的なプロ ジェ ク ト デザイ ンおよびデータ モデ リ ングの詳しい情報は、『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

プロ ジェ ク ト について検討すべき事項には、 以下のものが含まれます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

224 開始する前に © 2011 MicroStrategy, Inc.

• ユーザがレポー ト に表示する こ と を期待し ている もの と一致するオブジェ ク ト が MicroStrategy メ タデータに存在し ているか。 存在し ていない場合は、 レポー ト デザイナが作成する こ と ができ ます。

MicroStrategy は、 データ ソースからの情報を、 ユーザに と って意味があ る概念を反映する特定のオブジェ ク ト に結合する と い う 柔軟性を持っています。 コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループは、 データ ソースの格納構造を直接反映し ないよ う にデータ をユーザに提示する方法の 2 つの例です。 コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループの概要は、「コンソリデーションおよびカスタム グループの追加」（411 ページ）を参照し て く ださい。

• どの VLDB （大規模データベース） プロパテ ィ が設定されているか。 これらの設定は、 レポー ト からデータ ソースに SQL ク エ リ が発行されると きに SQL がどのよ う に記述されるかに影響し ます。 VLDB プロパテ ィは、 通常、 ア ド ミ ニス ト レータによ って指定されますが、 場合によ ってはプロ ジェ ク ト のデザイナによ って定義される こ と も あ り ます。 すべての VLDB プロパテ ィ についての詳しい情報は、 『Supplemental Reference for System Administration』 で説明し ています。

• レポー ト または ド キ ュ メ ン ト に影響するプロ ジェ ク ト 構成設定の う ち、どれが設定されているか。 優先するオブジェ ク ト 固有の設定またはレポー ト 固有の設定がない場合は、 ほ と んどのレポー ト およびレポー ト オブジェ ク ト はプロ ジェ ク ト の設定に戻るので、 プロ ジェ ク ト 全体に行った構成設定についてプロ ジェ ク ト デザイナに確認し ます。

時間節約の手段を見つける、または作成する

レポー ト 作成に関し ては、 次のアプローチを考慮し ます。

• レポー ト を作成する前に MicroStrategy 全体を検索し て、 作成し よ う とし ている レポー ト と同じ目的を果たす同様のレポー ト がすでに存在し ているかど う かを確認し ます。 これによ り 、 時間を節約し、 MicroStrategy メ タデータ内の不要な重複を回避する こ と ができ ます。

• 完成し たレポー ト を作成する前に、 Microsoft Excel、 ペイ ン ト 、PowerPoint などのツールを使用し て、 デザイ ン し よ う とする レポー ト のモデルを作成し ます。 そのモデルをユーザ コ ミ ュニテ ィ に送 り 、 有用性についてのフ ィ ード バッ ク を収集し ます。 これによ って、 後でや り 直す必要が出て く る可能性があ る複雑で完全なレポー ト を作成するために貴重な時間を費やすこ と を回避でき ます。

• セル内のテキス ト の方向 (セル内の縦配置または横配置など) を書式設定する場合は 、 オー ト ス タ イルを使用し て、 作成するすべてのレポー トに同じ方向を適用でき ます。 これを行 う には、 必要な縦配置および横配置を指定し てオー ト ス タ イルを作成し ます (「書式のプリセット : オー

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy オブジェ ク ト 225

トスタイル」（99 ページ）を参照)。 オー ト ス タ イルを作成するには、[ 書式 ] メ ニューから [ 行 ] を選択し、[ 値 ] を選択し てから [ 配置 ] タブで必要なテキス ト 配置を選択し ます。 次にプロ ジェ ク ト を右ク リ ッ ク し、[ 基本設定 ]、[ レポー ト ] タブ、そし て [ グ リ ッ ド オプシ ョ ン] の順に選択し ます。 [ デフ ォル ト ス タ イル ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 作成するすべてのレポー ト に適用する新規オー ト ス タ イルを選択し ます。

クイック レポートの作成 : 新規レポートの作成

レポー ト の作成に使用される MicroStrategy オブジェ ク ト をすでに理解し てお り 、 レポー ト をすぐに作成する必要があ る場合は、 MicroStrategy のレポー ト ビルダで提供される ク イ ッ ク レポー ト の作成プロセス を使用でき ます。

ク イ ッ ク レポー ト は、「時間節約の手段を見つける、または作成する」（224 ページ）で説明し ている よ う に、 よ り 複雑なレポー ト のための基本的なレポー ト デザイ ン概念のテス ト に便利です。 複雑なレポー ト の作成、書式設定、 詳細な調整に時間を費やす前に、 基本的なレポー ト を迅速に作成し て、 ビジネス上の疑問に対する回答と し ての全般的な有効性についてユーザにフ ィ ード バッ ク を依頼でき ます。 基本的なレポー ト デザイ ンに適切なオブジェ ク ト が含まれている こ と を確認し た ら、 必要な追加オブジェク ト の作成および複雑な 終レポー ト の作成に進むこ と ができ ます。

レポー ト ビルダでレポー ト を作成し ている と きは、 特定のオブジェ ク ト および機能にア ク セスが限定されますが、 レポー ト ビルダの使用が終了すると、 デザイ ン権限があ る場合、 新規レポー ト はレポー ト エデ ィ タで開かれます。 レポー ト エデ ィ タでは、 オブジェ ク ト を自由に追加、 編集、 または削除でき、 後でレポー ト を実行し てデータ分析を実行するユーザに追加機能を提供でき ます。

レポー ト ビルダを使用し て ク イ ッ ク レポー ト を作成するには、 6 章、「分析のための迅速なクエリの作成」の「クイック レポートの作成 :新規レポートの作成」（210 ページ）を参照し て く ださい。

オブジェ ク ト を作成するには、「MicroStrategy オブジェクト」（225 ページ）を参照し て く ださい。 レポー ト を 初から作成するには、「グリッド レポートの作成」（360 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy オブジ ェ ク ト

すべてのレポー ト には、 特定のビジネス オブジェ ク ト が配置されています。 それらのオブジェ ク ト によ って、 各レポー ト 実行時の、 データ ソース

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

226 MicroStrategy オブジェ ク ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

から収集されるデータ、 データの計算方法、 および結果の表示方法が決定されます。 し たがって、 レポー ト を作成するには、 配置するオブジェ ク トがすでに存在するかど う かを 初に判断する必要があ り ます。 存在し ない場合は、 オブジェ ク ト の作成方法を学習する必要があ り ます。

レポー ト で使用されるオブジェ ク ト には、 次のよ う な ものがあ り ます。

• ア ト リ ビ ュー ト : ア ト リ ビ ュー ト は、" 製品 "、" 従業員 "、" 月 " などのビジネス概念です。 ア ト リ ビ ュー ト によ って、 メ ト リ ッ ク にコ ンテキス トが与え られます （以下で説明）。 データ ソース内のデータに基づ く ア トリ ビ ュー ト が、 会社のプロ ジェ ク ト デザイナによ ってすでに作成されている必要があ り ます。「レポートへのビジネス コンテキストの提供 : アトリビュート」（233 ページ） を参照し て く ださい。

• メ ト リ ッ ク : メ ト リ ッ クは、" 売上 "、" 利益 "、" 従業員数 "、" 購入の確率" などのビジネスの測定値または主要業績評価指標 （KPI） です。 実際的には、 メ ト リ ッ クはデータベースに格納されたデータに対し て実行される計算であ り 、 その結果はレポー ト に表示されます。「レポートでのデータの計算 : メトリック」（234 ページ） を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタ : フ ィ ルタによ って、 データ ソース内のデータがよ り 分け られ、 要求し た ものに正確に一致する情報が返されます。「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ） を参照し て く ださい。

• プロンプ ト : プロ ンプ ト は、 レポー ト 実行時にユーザに提示される質問です。 質問に対するユーザの回答によ って、 レポー ト に表示されるデータが決定されます。「ユーザ入力の要求 : プロンプト」（310 ページ） を参照し て く ださい。

MicroStrategy Desktop で作成でき るオブジェ ク ト は、 スキーマ オブジェ クト 、 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト 、 レポー ト およびド キ ュ メ ン ト と い う 3 つのグループのいずれかに分類されます。

• スキーマ オブジ ェ ク ト : スキーマ オブジェ ク ト は、 一般的にプロ ジェク ト デザイナによ って作成され、 フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュー ト 、 階層、ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンなどが含まれます。 スキーマ オブジェ ク トは基本要素オブジェ ク ト であ り 、 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト の作成に使用されます。 これらのタ イプのオブジェ ク ト を作成する方法は、『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

• アプ リ ケーシ ョ ン オブジ ェ ク ト : これらのオブジェ ク ト は、 レポー ト の作成に使用されます。 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト は、 一般的にレポー ト デザイナによ って、 スキーマ オブジェ ク ト から作成されます。この章では、 これらのタ イプのオブジェ ク ト を作成する方法について説明し ます。 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト のそれぞれのタ イプのサンプルは、 Tutorial プロ ジェ ク ト の " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダにあ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy オブジェ ク ト 227

• レポー ト および ド キュ メ ン ト オブジ ェ ク ト : レポー ト （および MicroStrategy Report Services 製品を所有し ている場合は ド キ ュ メ ン ト ）は、 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト から作成されます。 レポー ト およびド キ ュ メ ン ト は、 分析のためにデータから計算された結果を表示するオブジェ ク ト です。 レポー ト およびド キ ュ メ ン ト は、 一般的にレポー ト デザイナによ って作成されます。 この章では、 これらのタ イプのオブジェ ク ト を作成する方法について説明し ます。

各グループのオブジェ ク ト および関連する ア イ コ ンを、 次の図に示し ます。アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト およびレポー ト のア イ コ ンに慣れる と、MicroStrategy イ ン タ フ ェースで使用するオブジェ ク ト を迅速に識別でき ます。

アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト がレポー ト で使用でき るためには、 作成されてプロ ジェ ク ト に保存されている必要があ り ます。

MicroStrategy プロジ ェ ク ト

概念的には、 MicroStrategy のプロ ジェ ク ト はすべての関連レポー ト が実行される環境です。

次の図は、 Desktop で MicroStrategy Analytics Modules プロ ジェ ク ト ソースの下に表示されるデフ ォル ト のプロ ジェ ク ト を示し ています。 これは、MicroStrategy のイ ン ス ト ール時にデフ ォル ト のイ ン ス ト ール オプシ ョ ンが

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

228 MicroStrategy オブジェ ク ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

すべて受け入れられた場合のものです。 このプロ ジェ ク ト には、MicroStrategy Tutorial および My First Project が含まれています。

一般的なプロ ジェ ク ト には、 レポー ト 、 レポー ト データ を条件設定するためのフ ィ ルタ、 データ を計算する メ ト リ ッ ク、 メ ト リ ッ ク データにコ ンテキス ト を与え る ア ト リ ビ ュー ト 、 および数学関数が含まれています。 プロジェ ク ト には、 通常、 その他のスキーマ オブジェ ク ト およびアプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト も含まれています。 この章では、 基本的なア ト リビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 およびプロ ンプ ト を紹介し ます。 その他のレポー ト オブジェ ク ト の詳細および例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。 レポー ト オブジェ ク ト のイ ン タフ ェース固有の情報については、 MicroStrategy Desktop または Web で [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy オブジェ ク ト 229

次の図は、 Desktop で展開された MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト と、MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト 内のオブジェ ク ト を含むフ ォルダの一部を示し ています。 選択されたフ ォルダ （この場合は、 "Regional Sales Managers" （地域販売マネージ ャ） と い う 名前のフ ォルダ） 内のオブジェ クト が、 Desktop 画面の右側に表示されています。

一般的に、 レポー ト デザイナは、 フ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク、 ア ト リ ビ ュー トなどのさ まざまな MicroStrategy オブジェ ク ト を レポー ト に配置し て、 ビジネス ユーザが実行および分析する レポー ト を作成し ます。

作業プロ ジェ ク ト がまだ存在し ない場合は、 この章の手順で Tutorial プロジェ ク ト を使用し て、 MicroStrategy で さ まざまなレポー ト オブジェ ク ト を作成する方法を学習でき ます。 Tutorial プロ ジェ ク ト と は何か、 およびそれにア ク セスする方法については、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

230 MicroStrategy オブジェ ク ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

オブジ ェ ク ト の作成および保存

ビジネス データ を表示するためのレポー ト を作成する前に、 レポー ト 上に配置するオブジェ ク ト を作成し てお く 必要があ り ます。 これらのオブジェク ト によ って、 オブジェ ク ト が配置されたレポー ト 内にどのビジネス データが表示されるかが定義されます。

MicroStrategy Desktop および MicroStrategy Web で、 エデ ィ タおよびウ ィザード を使用し て、 レポー ト で使用する レポー ト 関連オブジェ ク ト を作成および保存し ます。 い く つかのタ イプのオブジェ ク ト を作成する手順について、 この章で説明し ます。

オブジェクト エディタおよびウィザード

MicroStrategy で作成する各オブジェ ク ト タ イプには、 オブジェ ク ト 作成を簡単にする独自のエデ ィ タ またはウ ィ ザード があ り ます。 た と えば、 メ トリ ッ ク エデ ィ タ を次に示し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy オブジェ ク ト 231

フ ィ ルタ、 プロ ンプ ト 、 レポー ト などに対し て、 別々のエデ ィ タがあ り ます。 オブジェ ク ト のエデ ィ タ またはウ ィ ザード を使用し て、 そのオブジェク ト に関する詳細をすべて定義し ます。

た と えば、 メ ト リ ッ ク を作成するには、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を使用し ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで、” 売上” と “コ ス ト ” の差と し て メ ト リ ッ ク を定義し、 この メ ト リ ッ ク に “利益” と い う 名前を付ける と し ます。 数値計算と名前は、 どち ら も この新しい メ ト リ ッ ク の定義の一部です。

保存されたオブジェ ク ト がレポー ト 上に配置される と、 そのオブジェ ク トに与えた定義はレポー ト の定義の一部と な り 、 レポー ト の実行時にデータ ソースに送信される SQL に影響し ます。 SQL によ って、 収集、 計算、 およびレポー ト に表示される適切なデータが決定されます。 このよ う にし て作成され、 レポー ト に配置されたオブジェ ク ト によ って、 完成し たレポー トをユーザが実行する と きに表示される結果が決定されます。

レポー ト エデ ィ タ、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ、 フ ィ ルタ エデ ィ タ、 およびプロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード には、 MicroStrategy Desktop から ア ク セスでき ます。 レポー ト エデ ィ タ、 フ ィ ルタ エデ ィ タ、 およびプロ ンプ ト 作成ウ ィザード には、 MicroStrategy Web から ア ク セスでき ます。

オブジェクトの作成方法

以下のいずれかの方法で、 Desktop で新規オブジェ ク ト を作成でき ます。

• [ フ ァ イル ] メ ニューで、[ 新規作成 ] を選択し て、作成するオブジェ ク トのタ イプ （レポー ト 、 フ ィ ルタ など） を選択し ます。 オブジェ ク ト のエデ ィ タ またはウ ィ ザード が開き ます。

• ツールバーで、 [ 新規オブジ ェ ク ト を作成 ] ア イ コ ンの ド ロ ッ プダウ ン矢印を ク リ ッ ク し て、 作成するオブジェ ク ト のタ イプを選択し ます。 オブジェ ク ト のエデ ィ タ またはウ ィ ザード が開き ます。

• Desktop の右側の空の領域を右ク リ ッ ク し、 [ 新規作成 ] を選択し て、 作成するオブジェ ク ト のタ イプを選択し ます。 オブジェ ク ト のエデ ィ タ またはウ ィ ザード が開き ます。

Desktop の右側の空の領域ではな く オブジェ ク ト を右ク リ ッ ク した場合は、 [新規作成] オプシ ョ ンは使用でき ません。

レポー ト で使用するオブジェ ク ト がすでにプロ ジェ ク ト に存在するが、 不便な場所に保存されている場合、 既存のオブジェ ク ト への リ ン ク （シ ョ ート カ ッ ト ） を作成でき ます。 このよ う にシ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト を作成し、 それを容易な場所に保存でき ます。 これを行 う 手順は、 6 章、「分析のための迅速なクエリの作成」の「迅速なオブジェクト アクセス :オブジェクトへのショートカットの作成」（211 ページ）を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

232 MicroStrategy オブジェ ク ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

オブジェクトの保存方法

使用するオブジェ ク ト エデ ィ タ またはウ ィ ザード に応じ て、 次の方法でオブジェ ク ト を保存でき ます。

• [ フ ァ イル ] メ ニューで、 [ 保存 ] を選択し ます。

• [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。

• ツールバーで [ 保存 ] を ク リ ッ クする。

• ツールバーで [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ クする。

オブジェ ク ト を初めて保存する場合は、 [名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開 く ので、 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで名前およびオブジェ ク トを保存する場所を指定し ます。 デフ ォル ト の保存場所は、 オブジェ ク ト エデ ィ タ またはウ ィ ザード を開いた と きに作業中だったフ ォルダです。

迅速なオブジ ェ ク ト 作成

オブジェ ク ト を作成する も迅速な方法は、 シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク トを作成する こ と です。 シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト は、 既存のオブジェ クト へのシ ョ ー ト カ ッ ト です。 新規シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト は既存のオブジェ ク ト に基づ く 必要があ るため、 他のオブジェ ク ト がプロ ジェ ク ト にすでに存在し ている必要があ り ます。 プロ ジェ ク ト にまだオブジェ ク ト が存在し ない場合は、 この章の以降の項を参照し て、 レポー ト に配置する必要があ るオブジェ ク ト を作成し て く ださい。

シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト と は、 レポー ト 、 フ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク などの他のオブジェ ク ト への リ ン ク を表す独立し たオブジェ ク ト のこ と です。シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト によ り 、 オブジェ ク ト 間のナビゲー ト が簡単で迅速にな り ます。 特定のレポー ト オブジェ ク ト をプロ ジェ ク ト 内の も実用的なフ ォルダで見つける こ と ができ るからです。 さ まざまな場所にあるオブジェ ク ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト を作成する と、 各オブジェ ク ト を複製せずに、 これらのオブジェ ク ト に容易にア ク セスでき ます。

また、 シ ョ ー ト カ ッ ト によ り 、 オブジェ ク ト の多数のコ ピーを保守する必要がな く な るため、 プロ ジェ ク ト の保守が容易にな り ます。 シ ョ ー ト カ ット を使用すれば、 オブジェ ク ト の任意のプロパテ ィ を変更する場合に、 元のオブジェ ク ト のみを変更する こ と によ って、 これらの変更が、 このオブジェ ク ト に リ ン ク されたすべてのシ ョ ー ト カ ッ ト に反映されます。 また、シ ョ ー ト カ ッ ト の 1 つを右ク リ ッ ク し て、 [ 編集 ] を選択すれば、 元のオブジェ ク ト を編集する こ と も でき ます。 その場合、 元のオブジェ ク ト がエデ ィ タに表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト へのビジネス コ ンテキス ト の提供 : ア ト リ ビ ュー ト 233

既存のオブジェ ク ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト を作成する手順は、 6 章、「分析のための迅速なクエリの作成」の「迅速なオブジェクト アクセス :オブジェクトへのショートカットの作成」（211 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト へのビジネス コ ンテキス ト の提供 : ア ト リ ビ ュー ト

ア ト リ ビ ュー ト は、 データ ソース内に格納されたビジネス データ を反映する ビジネス概念です。 ア ト リ ビ ュー ト は、 ビジネス フ ァ ク ト または計算を レポー ト および分析する際のコ ンテキス ト を提供し ます。 会社の総売上を知る こ と が有益であ る一方で、 その売上がいつど こで発生し た ものかがわかれば、 ユーザは必要な詳細分析を日々行 う こ と ができ ます。

た と えば、 " 月 "、 " 年 "、 " 地域 " ア ト リ ビ ュー ト と、 " 売上 " メ ト リ ッ クが含まれる レポー ト があ る と し ます。 レポー ト が実行される と、 データが入手可能な各年と月の、 各地域の会社の売上が表示されます。 レポー ト のア ト リ ビ ュー ト によ って、 売上が も少なかった地域や売上が も伸びた年など、 かな り の量の情報が得られます。 レポー ト から ア ト リ ビ ュー ト を削除する と、 わかるのは会社の売上合計だけです。

上記の例からわかる よ う に、 レポー ト にア ト リ ビ ュー ト を配置する場合、同じ レポー ト 上に一緒に存在する こ と で意味をなすア ト リ ビ ュー ト を選択する必要があ り ます。

ア ト リ ビ ュー ト は、 組織のプロ ジェ ク ト が 初に作成される と きに、 プロジェ ク ト デザイナによ って作成されます。 自社のプロ ジェ ク ト がまだ作成されていない場合は、 MicroStrategy に付属し ているサンプル Tutorial プロジェ ク ト を使用でき ます。 Tutorial プロ ジェ ク ト へのア ク セスの詳細は、

「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

Tutorial プロジ ェ ク ト のサンプル ア ト リ ビ ュー ト を表示するには

1 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web にロ グ イ ン し ます。 次の該当する手順を使用し て、 Tutorial プロ ジェ ク ト を検索し ます。

• MicroStrategy Desktop で Tutorial プロ ジェ ク ト を検索するには、「MicroStrategy Desktop の開始」（2 ページ）を参照し て く だ

さい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

234 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

• MicroStrategy Web で Tutorial プロ ジェ ク ト を検索するには、「MicroStrategy Web の開始」（3 ページ）を参照し て く ださい。

2 次に示すよ う に、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォルダをブラ ウズ し ます。

• Desktop の場合 :

a Tutorial プロ ジェ ク ト で、 " スキーマ オブジ ェ ク ト " フ ォルダを開きます。

b " ア ト リ ビ ュー ト " フ ォルダを開き、 各フ ォルダ内のさ まざまなア トリ ビ ュー ト を調べます。 任意のア ト リ ビ ュー ト をダブルク リ ッ クする と、 ア ト リ ビ ュー ト エデ ィ タが開き、 そのア ト リ ビ ュー ト の詳細が表示されます。 詳細には、 このア ト リ ビ ュー ト がレポー ト で使用され、 そのレポー ト が実行された と きにデータが収集される元と なるデータ ソース テーブルが含まれます。

• Web の場合 :

a Tutorial プロ ジェ ク ト で、 [ レポー ト 作成 ] を ク リ ッ ク し ます。

b [ 空のレポー ト ] を ク リ ッ ク し ます。 レポー ト エデ ィ タが開き ます。

c [ ア ト リ ビ ュー ト ] を ク リ ッ ク し、 各フ ォルダ内のさ まざまなア ト リビ ュー ト を調べます。

ア ト リ ビ ュー ト の作成の詳細は、 MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイナに問い合わせるか、 または 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

レポー ト へのア ト リ ビ ュー ト の追加

新規または既存のレポー ト に 1 つまたは複数のア ト リ ビ ュー ト を追加するには、「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト でのデー タの計算 : メ ト リ ッ ク

メ ト リ ッ ク は、 ビジネスの測定値および主要業績評価指標 （KPI） を表す MicroStrategy オブジェ ク ト です。 実際的には、 メ ト リ ッ クはデータベースに格納されたデータに対し て実行される計算であ り 、 その結果はレポー トに表示されます。 メ ト リ ッ クは、 スプレ ッ ド シー ト ソ フ ト ウ ェアにおける式に似ています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 235

ほ と んどのレポー ト の中心は、 その メ ト リ ッ ク であ る と いって も過言ではあ り ません。 ほかのオブジェ ク ト を レポー ト に含めるかど う かについては、ほ と んどの場合、 レポー ト で使用する メ ト リ ッ ク に応じ て決定し ます。 「第 4 四半期の東部地域の売上はい く らだったか」 または 「在庫数は各週の初めに常に補充されているか」 などの質問には、 メ ト リ ッ ク によ って簡単に回答でき ます。

特に、 メ ト リ ッ クは、 データ ソースに格納されたデータに対し て実行される分析的計算を定義し ます。 メ ト リ ッ クは、 データ ソースのフ ァ ク ト と、それらのフ ァ ク ト に対し て実行される数学演算で構成されます。 その結果、意味のあ る ビジネス分析を結果に対し て実行でき ます。

メ ト リ ッ ク の作成は、 通常は上級アナ リ ス ト が担当し ます。

メ ト リ ッ クの表示および操作 : メ ト リ ッ ク エデ ィ タ

メ ト リ ッ ク を作成、 保存、 および既存の メ ト リ ッ ク を編集するには、 メ トリ ッ ク エデ ィ タ を使用し ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タは MicroStrategy Desktop から ア ク セスでき、 次の図のよ う に表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

236 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

メ ト リ ッ ク エデ ィ タにアクセスするには

1 MicroStrategy Desktop で、 [ フ ァ イル ] メ ニューから [ 新規作成 ] を選択し、 [ メ ト リ ッ ク ] を選択し ます。

2 メ ト リ ッ ク タ イプの選択を求められた場合は、[ 空のメ ト リ ッ ク ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タが開き ます。

メ ト リ ッ ク エデ ィ タ で既存のメ ト リ ッ ク を開 く には

1 MicroStrategy ソ フ ト ウ ェアで任意の メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し て メト リ ッ ク エデ ィ タで開き、 メ ト リ ッ ク の定義を表示し ます。

• Tutorial サンプル プロ ジェ ク ト で、 " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダを展開し ます。 次に、 " メ ト リ ッ ク " フ ォルダを展開し ます。 "メ ト リ ッ ク " フ ォルダ内の任意の メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し ます。

メトリックの用語

メ ト リ ッ ク の特徴を説明するために、 このガイ ドおよび 『上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 では、 以下の用語を使用し ています。 メ ト リ ッ ク の作成を論理的に進めたい場合は、 これら相互の関係を理解し ている と役に立ちます。

メ ト リ ッ ク式 : メ ト リ ッ ク の式は、 数学関数およびデータ ソースに格納されたビジネス フ ァ ク ト で構成されます。 メ ト リ ッ ク の式は、 他の メ ト リ ック で構成される場合も あ り ます。

メ ト リ ッ ク表現 : メ ト リ ッ ク の表現は、 メ ト リ ッ ク を メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開いた と きに表示されるすべての メ ト リ ッ ク コ ンポーネン ト 、 つま り 、式 （前述）、 レベル、 条件 （含まれる場合）、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン（含まれる場合） で構成されます。

メ ト リ ッ ク定義 : メ ト リ ッ ク の定義には、 メ ト リ ッ ク表現と、 メ ト リ ッ クに適用される ソ フ ト ウ ェ ア設定が含まれます。

上記の定義で示し たすべての用語について、 以降のページで説明し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

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メ ト リ ッ クのコ ンポーネン ト

メ ト リ ッ ク の部品 （つま り 、 コ ンポーネン ト ） には、 メ ト リ ッ クの数式、式を計算する際のビジネス コ ンテキス ト などがあ り ます。 メ ト リ ッ ク を構成する コ ンポーネン ト を定義し、 メ ト リ ッ ク の特定の設定を調整するには、その メ ト リ ッ ク の定義を作成する必要があ り ます。

メ ト リ ッ ク定義には、 必須のコ ンポーネン ト と オプシ ョ ンのコ ンポーネント が含まれます。 メ ト リ ッ ク の定義に含める コ ンポーネン ト の決定は、データ ソース内のデータに対し て実行される計算、 し たがって、 その メ トリ ッ ク がレポー ト に配置されてレポー ト が実行された と きに表示される結果に基づき ます。

必須のメトリック コンポーネント

すべての メ ト リ ッ ク に、 メ ト リ ッ ク の定義の一部と し て次のコ ンポーネント が必要です。

• 数式 （数学関数を含む）

• 式を計算する ビジネス レベル

両方の必須の メ ト リ ッ ク コ ンポーネン ト について、 次に説明し ます。

数式

メ ト リ ッ ク定義には式 を含める必要があ り ます。 式には、 データ ソースから使用されるデータおよびそのデータに対し て実行される計算を指定し ます。 メ ト リ ッ ク の式の例を次に示し ます。

Sum([コスト ])

こ こ で、 [コスト ] は、 データ ソース内に格納されたフ ァ ク ト です。 (フ ァク ト は、 一種のビジネス データで、 一般的には数値であ り 、 データ ソース内に格納された ものです。） 上記の メ ト リ ッ ク式は、 会社の支出の測定値を決定するために、 データ ソース内に記録されたすべてのコ ス ト の合計を計算し ます。

メ ト リ ッ ク式は、 （上記の例のよ う に） データ ソース内のフ ァ ク ト 、 データ ソース内のビジネス ア ト リ ビ ュー ト 、 またはすでに作成されている他のメ ト リ ッ ク で構成でき ます。 次のい く つかの メ ト リ ッ クは、 これらの異なる選択肢の例を示し ています。

• フ ァ ク ト で構成された メ ト リ ッ ク : (Sum([利益]) + Sum([コスト]))

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

238 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

この メ ト リ ッ ク の式は、 データ ソースに記録されたすべての利益を加算し、 データ ソースに記録されたすべてのコ ス ト を加算し、 利益合計にコ ス ト 合計を加算し ます。

• ア ト リ ビ ュー ト で構成された メ ト リ ッ ク : Count([従業員 ]

この メ ト リ ッ ク の式は、 データ ソースに記録された従業員の数を合計し ます。 （ア ト リ ビ ュー ト の定義は、「レポートへのビジネス コンテキストの提供 : アトリビュート」（233 ページ）を参照し て く ださい。）

• 他のメ ト リ ッ クで構成された メ ト リ ッ ク : [当月の利益 ] - [前月の利益 ] / [前月の利益 ]

この メ ト リ ッ ク の式は、 当月の利益 （ メ ト リ ッ ク） から前月の利益 （別の メ ト リ ッ ク） を減算し、 結果を前月の利益で除算し て、 前月と の利益の差の割合を判別し ます。 既存の メ ト リ ッ ク を、 新規に作成される メ トリ ッ ク の式の一部にする こ と ができ ます。 し たがって、 既存の メ ト リ ックは新規 メ ト リ ッ ク の定義の一部にな り ます。

メ ト リ ッ ク内のフ ァ ク ト またはア ト リ ビ ュー ト と は対照的に、 メ ト リ ック内の メ ト リ ッ クは簡単に識別でき ます。 メ ト リ ッ ク内の メ ト リ ッ クは、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで太字のフ ォ ン ト で表示されるからです。 次の図は、 メ ト リ ッ ク Cost および メ ト リ ッ ク Profit を示し ています。 これらは、 作成される新規 メ ト リ ッ ク の定義を構成し ています。

ほかの メ ト リ ッ ク を含む メ ト リ ッ クは、 複合 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。複合 メ ト リ ッ ク については、「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）で説明し ます。

SQL 構文を理解し ている方は、 メ ト リ ッ ク の式が SQL 文の SELECT 句に含まれる こ と がわか り ます。

多 く の メ ト リ ッ ク間で共有でき る タ イプの メ ト リ ッ ク式を、 基本式と呼びます。 詳細は、「基本式」（249 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

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関数

ほ と んどの メ ト リ ッ ク には、 メ ト リ ッ ク式の一部と し て数学関数も含まれている必要があ り ます。 関数は式の一部です。

上記の例では、 関数は Sum および Count です。 式に関数がない場合、 メ トリ ッ ク式は Cost フ ァ ク ト または Profit フ ァ ク ト のみで構成されます。 そのよ う な式のデータ結果は、 単純に、 データ ソース内のテーブルに記録されたすべてのコ ス ト または利益の冗長な リ ス ト にな り ます。

フ ァ ク ト で構成された式のデフ ォル ト の関数は、 Sum です。 ア ト リ ビ ュート で構成された式のデフ ォル ト の関数は、 Count です。 このこ と が意味するのは、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで、 フ ァ ク ト を メ ト リ ッ クの [定義] ペイ ンにド ラ ッ グする と、 Sum が定義に自動的に追加される と い う こ と です。 次の図は、 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザのフ ァ ク ト の リ ス ト から、 右下の [定義] ペイ ンに Cost フ ァ ク ト が ド ラ ッ グ された と こ ろを示し ています。

式が メ ト リ ッ ク エデ ィ タに入った後で、 関数を変更する こ と も でき ます。MicroStrategy では、 単純な ものから複雑な ものまで、 あ らゆる計算に使用でき る 100 を超える関数が用意されています。 独自の関数を作成する こ ともでき ます。 独自の関数の作成の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

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240 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

一般的に使用される メ ト リ ッ ク関数の例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メ ト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。 MicroStrategy で使用でき るすべての関数の使用法、 構文、 および例は、 『MicroStrategy Functions Reference』 を参照し て く ださい。

コ ンテキス ト の提供 : メ ト リ ッ ク レベルの計算

メ ト リ ッ ク の式は、 ビジネス概念のコ ンテキス ト で計算する必要があ り ます。 た と えば、 " 売上 " と い う メ ト リ ッ ク を持つレポー ト は会社の売上の リス ト を表示し ますが、 どのよ う な コ ンテキス ト においてでし ょ う か。 特定の販売員の売上でし ょ う か、 会社の売上上位 5 製品の売上でし ょ う か。 前年の売上でし ょ う か、 直前の四半期に販売機会の喪失によ って失われた売上でし ょ う か。 メ ト リ ッ ク データにコ ンテキス ト を提供する ビジネス ア トリ ビ ュー ト が少な く と も 1 つはない と、 売上データ単独では意味があ り ません。 " 年 " ア ト リ ビ ュー ト を追加すれば、 当年の売上は意味があ る ものにな り ます。

し たがって、 メ ト リ ッ ク がレポー ト で意味を持つには、 メ ト リ ッ クはあ るア ト リ ビ ュー ト と の関係で計算される必要があ り ます。 そのため、 すべての メ ト リ ッ ク定義には、 メ ト リ ッ ク のデータの計算にコ ンテキス ト を提供する ア ト リ ビ ュー ト への参照が含まれている必要があ り ます。

ア ト リ ビ ュー ト の詳細は、「レポートへのビジネス コンテキストの提供 : アトリビュート」（233 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ クの計算のレベル

前述し た よ う に、 メ ト リ ッ クはビジネス ア ト リ ビ ュー ト のコ ンテキス ト で計算する必要があ り ますが、 どのア ト リ ビ ュー ト でし ょ う か。 ほ と んどのレポー ト には、 複数のア ト リ ビ ュー ト が含まれています。 た と えば、"Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク と "Month" （月） および "Year" （年） ア ト リビ ュー ト が含まれる レポー ト では、 売上は月別に計算され表示されるのでし ょ う か。 または、 年別に計算され表示されるのでし ょ う か。

この質問を別の言葉で言 う と、 "Revenue" （売上） メ ト リ ッ クはどのレベルで計算されるか、 と い う こ と です。 計算されるのは、 上位レベルの "Year"（年） ア ト リ ビ ュー ト ででし ょ う か、 または下位レベルの "Month" （月） ア

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ト リ ビ ュー ト ででし ょ う か。 ア ト リ ビ ュー ト のレベルを理解するために、関連する ビジネス ア ト リ ビ ュー ト の階層を図にし ます。 次に例を示し ます。

上記の例は、 "Time" （時間） のビジネス概念に関連するすべてのア ト リビ ュー ト の階層を示し ています。 （これらのア ト リ ビ ュー ト およびこの階層は、 サンプルの Tutorial プロ ジェ ク ト の一部です。） "Year" （年） ア ト リビ ュー ト は、 "Quarter" （四半期）、 "Month" （月）、 または "Day" （日） よ りも上に表示されているので、 これらのア ト リ ビ ュー ト よ り も上位です。上位レベルのア ト リ ビ ュー ト は、 通常、 も包括的なビジネス概念を反映する ア ト リ ビ ュー ト です。 この階層では、 "Day" （日） が 下位レベルのアト リ ビ ュー ト であ り 、 も包括的ではないビジネス概念を反映し ています。

別の例では、 あ る会社がイ ン ターネ ッ ト ベースの小売企業であ り 、 全米にコール セン タ を持ち、 そのために米国内の地理上の地域と い う 概念でデータ ソースに従業員データ を格納し ている と し ます。 この地理の概念に含ま

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242 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

れる関連する ビジネス ア ト リ ビ ュー ト が、 "Geography" （地域） 階層の一部にな り ます。 Tutorial プロ ジェ ク ト からのサンプル データ を使用し た例を次に示し ます。

上記の "Geography" （地域） 階層では、 "Country" （国） が 上位レベルのア ト リ ビ ュー ト で、 "Employee" （従業員） が 下位レベルのア ト リ ビ ュート です。

メ ト リ ッ ク のレベル （デ ィ メ ンシ ョ ン と呼ばれる場合も あ る） によ って、メ ト リ ッ ク が計算される レベルが決定されます。 し たがって、 すべての メト リ ッ ク には、 その定義の一部と し てレベルが必要です。 デフ ォル ト では、メ ト リ ッ クはレポー ト レベル、 つま り 、 メ ト リ ッ ク が配置されている レポー ト 上のア ト リ ビ ュー ト のレベルで計算されます。

レポー ト に複数のア ト リ ビ ュー ト があ る場合 （これが通常のケースですが）、 メ ト リ ッ クはデフ ォル ト ではレポー ト 上の 下位レベルで計算されます。 下位レベルは、 通常、 も包括的ではないビジネス概念を反映するア ト リ ビ ュー ト です。 た と えば、 あ る レポー ト に会社の月別および年別の売上を リ ス ト する と し ます。 し たがって、 レポー ト には、 " 売上 " メ ト リ ック、 および " 年 " と " 月 " のア ト リ ビ ュー ト が含まれています。 " 売上 " メ

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ト リ ッ クは年別に合計されて表示されるのでし ょ う か。 それ と も、 月別に合計されて表示されるのでし ょ う か。 デフ ォル ト の メ ト リ ッ ク結果は、 月次の売上データ を反映する よ う に計算されます。 " 月 " のほ う が " 年 " よ りも包括的ではない （下位レベルの） 概念であ るためです。

計算レベルの決定

MicroStrategy では、 メ ト リ ッ ク が計算される レベルは、 メ ト リ ッ ク エデ ィタの 2 つの場所に表示されます。

• 下部の [定義] ペイ ンには、 メ ト リ ッ ク の式の 後に、 レベルが中括弧で囲まれて表示されます。 デフ ォル ト の メ ト リ ッ ク レベルは {~} のよ う に

表示されます。 デフ ォル ト のレベルが変更される と、 新しいレベルを示すア ト リ ビ ュー ト の名前が中括弧の中に表示されます。

• メ ト リ ッ ク エデ ィ タの上部のペイ ンには、 次の図に示すよ う に、 レベルがレベル ( デ ィ メ ンシ ョ ン ) = レポー ト レベルのよ う に表示されます。

次に示すのは、 式の 後にレベルが表示された メ ト リ ッ ク式の例です。

Sum([売上 ] - [コスト ]){~+}

Sum(Abs ([売上 ] - [コスト ])){~+}

{~+} は、 レポー ト 上の 下位のア ト リ ビ ュー ト のレベルで メ ト リ ッ ク が計算される こ と を意味し ます。 これは、 メ ト リ ッ ク のデフ ォル ト の計算レベルです。

メ ト リ ッ ク が計算される レベルは変更する こ と も でき ます。 " 売上 "、 " 年"、 および " 月 " が表示される レポー ト （レポー ト 上の メ ト リ ッ ク によ って年別および月別の売上が測定される こ と を意味する） では、 " 売上 " メ トリ ッ ク のレベルをデフ ォル ト の " 月 " （レポー ト 上の 下位のア ト リ ビ ュート のレベル） から変更し、 レベルを " 年 " と し て再定義する場合があ り ます。 メ ト リ ッ ク によ って " 年 " レベルで計算が行われ、 レポー ト 結果には年次の売上データが表示されます。 この メ ト リ ッ ク のレベルは、 メ ト リ ック エデ ィ タに次のよ う に表示されます。

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244 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

[売上 ] {[年 ]}

ア ト リ ビ ュー ト の詳細は、「レポートへのビジネス コンテキストの提供 : アトリビュート」（233 ページ）を参照し て く ださい。

さ まざまなレベルを持つ複雑な メ ト リ ッ クおよび詳細な例は、『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メ ト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。

レベルを使用し ない メ ト リ ッ ク

一部のタ イプの メ ト リ ッ ク では、 それを構成する部分だけにレベルが適用され、 メ ト リ ッ ク全体には適用されません。 これらの制限された メ ト リ ックは、 複合 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。 このよ う な タ イプの メ ト リ ッ クの詳細および例は、「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）を参照し て く ださい。

オプションのメトリック コンポーネント

算術演算子

メ ト リ ッ ク の式には、 1 つ以上の算術演算子を含める こ と も でき ます。 前述の例のい く つかには、 複数の算術演算子があ り ます。 算術演算子は、 メト リ ッ ク エデ ィ タで メ ト リ ッ ク の定義に簡単に追加でき ます。 一般的な算術演算子は、 次の図に示すよ う に、 [定義] ペイ ンの上部のツールバーから選択でき ます。

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条件

データ ソース内のデータ を フ ィ ルタする場合、 幅広いデータから選別し、表示し たい特定の情報を抽出し ます。 た と えば、 営業収益、 給与、 残業時間などの月次の活動データが表示される レポー ト があ る と し ます。 このレポー ト によ って、 月次の数値の全体像がわか り ます。 同じデータに対し て同じ メ ト リ ッ ク計算を行いますが、 給与の数値を契約社員の給与のみ、 および北西部地域の子会社のみに制限し ます。 「従業員 = 契約社員」 および 「地域 = 北西部」 で構成されたフ ィ ルタ を作成でき ます。 次に、 このフ ィ ルタ を レポー ト に適用する と、 結果が表示され、 フ ィ ルタが指定するデータのみで計算されます。

フ ィ ルタは、 データ ソースからのデータに適用される条件です。 レポー トに配置されたフ ィ ルタによ って、 レポー ト データ全体が選別されます。 レポー ト 上の個々の メ ト リ ッ ク にフ ィ ルタ を直接適用する こ と も でき ます。この方法で適用されたフ ィ ルタでは、 その個別の メ ト リ ッ ク に関連するデータのみが選別されます。 フ ィ ルタは、 その メ ト リ ッ ク の定義の一部にな り ます。

このコ ンテキス ト では、 フ ィ ルタは条件と呼ばれ、 フ ィ ルタが適用されるメ ト リ ッ クは条件 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。 条件は メ ト リ ッ ク の定義に必須ではあ り ません。 オプシ ョ ンの メ ト リ ッ ク コ ンポーネン ト です。 条件をメ ト リ ッ ク に適用する と、 メ ト リ ッ ク の計算は、 レポー ト フ ィ ルタでの指定 （存在する場合） と は関係な く 、 メ ト リ ッ ク のフ ィ ルタによ って条件設定されます。

た と えば、 複数の メ ト リ ッ ク " コ ス ト "、 " 利益 "、 および " 売上 " を持つレポー ト を作成する と し ます。 レポー ト の実行時に 2007 年 1 月のデータのみがユーザに表示される よ う に、 時間フ ィ ルタ "2007 年 1 月 " を適用し ます。 これを実現するために、 "2007 年 1 月 " のレポー ト フ ィ ルタ を作成し、レポー ト に配置し ます。 ただし、 " 売上 " メ ト リ ッ クについては、 2007 年全体のすべての値を表示し たい、 つま り この メ ト リ ッ ク については、 レポー ト 上のフ ィ ルタ を無視する と し ます。 「年 = 2007」 の条件を作成し、 "売上 " メ ト リ ッ ク の定義に追加する こ と によ って、 レポー ト の実行時に、 "売上 " メ ト リ ッ クはレポー ト フ ィ ルタ （"2007 年 1 月 "） を無視し、 独自の条件 （2007） を使用し て 2007 年全体の売上を計算および表示し ます。

メ ト リ ッ ク に条件を適用するには、 フ ィ ルタ条件に一致するデータのみがメ ト リ ッ ク の計算に含まれる よ う に、 フ ィ ルタ を作成し て メ ト リ ッ クの定義に追加し ます。

メ ト リ ッ クに条件が適用されているかど うかを判別するには

1 Desktop で、 定義を表示し たい メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し て、 メ ト

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246 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

リ ッ ク エデ ィ タで メ ト リ ッ ク を開き ます。

2 メ ト リ ッ ク エデ ィ タの上部のペイ ンに、 メ ト リ ッ ク の条件が表示されます。

• 次の例では、 条件 = （な し） なので、 この メ ト リ ッ ク には条件は適用されていません。

• 次の例では、 条件 = [Customers who bought Reference Item （参照商品を購入し た顧客） ] なので、 この メ ト リ ッ ク には定義の一部とし て条件があ り ます。 この条件では、 特定の商品を購入し た顧客のみを検索する こ と によ って、 データがフ ィ ルタ されます。

メ ト リ ッ ク で使用でき る フ ィ ルタは 1 つのみですが、 その 1 つのフ ィ ルタに複数のフ ィ ルタ条件を含める こ と ができ ます。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 247

フ ィ ルタ全般およびフ ィ ルタのさ まざまな タ イプの条件の作成の詳細は、「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ）を参照し て ください。

条件 メ ト リ ッ ク の作成と使用および条件のその他の例、 複数の条件と レベルを持つ条件 メ ト リ ッ ク、 および条件 メ ト リ ッ ク と レポー ト フ ィ ルタの相互関係の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。

条件を受け入れない メ ト リ ッ ク

一部のタ イプの メ ト リ ッ ク では、 それを構成する部分だけにレベルが適用され、 メ ト リ ッ ク全体には適用されません。 これらの制限された メ ト リ ックは、 複合 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。 このよ う な タ イプの メ ト リ ッ クの詳細および例は、「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）を参照し て く ださい。

ト ラ ンス フ ォー メ ーシ ョ ン

ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン は、 レポー ト 上の メ ト リ ッ ク に、 「4 か月前」 などのオフセ ッ ト 値を適用し ます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは メ ト リ ッ クの定義に必須ではあ り ません。 オプシ ョ ンの メ ト リ ッ ク コ ンポーネン ト です。

ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは、 一般的に時系列分析を実行する よ う にデザイ ン された メ ト リ ッ ク に追加されます。 た と えば、 当年と前年、 あ るいは月初から該当日までなど、 異な る時点での値の比較です。 ト ラ ン ス フ ォーメ ーシ ョ ンは、 時間をベースにし たデータの傾向を発見および分析するのに有効です。

ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは、 別のオブジェ ク ト と し て作成され、メ ト リ ッ ク に追加されます。 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンはスキーマ オブジェ ク ト なので、 作成または変更するには適切な権限が必要です。

ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを作成し て メ ト リ ッ ク に適用する と、 ト ラ ン スフ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク を作成し た こ と にな り ます。 ト ラ ン ス フ ォーメ ーシ ョ ン メ ト リ ッ クは、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンのプロパテ ィ が適用されている こ と を前提とする メ ト リ ッ ク です。 た と えば、 売上を計算するメ ト リ ッ ク を作成する と し ます。 "Month to Date" （月初から該当日） と いう 名前の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンをその メ ト リ ッ ク に追加する と、 新し

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248 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

い メ ト リ ッ ク （ ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク） では月初から今日までの "Revenue" （売上） が計算されます。 つま り 、 今日の日付までの今月の売上合計です。 次の図に、 この例を示し ます。

メ ト リ ッ ク の定義の一部と し て任意の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを含めるこ と ができ、 複数の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを同じ メ ト リ ッ クに適用でき ます。

メ ト リ ッ クに ト ラ ンスフ ォー メ ーシ ョ ンが適用されているかど うかを判別するには

1 Desktop で、 該当する定義が含まれる メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し て開き ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タが開き ます。

2 メ ト リ ッ ク に ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンがあ る場合、 次の図に示すよ うに、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タの上部のペイ ンに表示されます。

• 次の例では、 ト ラ ンスフ ォー メ ーシ ョ ン = （な し） なので、 この メト リ ッ ク には ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは適用されていません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 249

• 次の例では、 ト ラ ンスフ ォー メ ーシ ョ ン = [Last Year's （昨年） ], [Month to Date （月初から該当日） ] なので、 この メ ト リ ッ ク には定義の一部と し て ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンがあ り ます。 ト ラ ン スフ ォー メ ーシ ョ ンによ って、 今日の日付までの昨年の売上が計算され、 表示されます。

メ ト リ ッ ク での ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの使用方法、 および ト ラ ン スフ ォー メ ーシ ョ ンを使用する メ ト リ ッ ク の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メ ト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンの作成の詳細は、 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

ト ラ ンスフ ォー メ ーシ ョ ンを受け入れない メ ト リ ッ ク

一部のタ イプの メ ト リ ッ ク では、 それを構成する部分だけに ト ラ ン スフ ォー メ ーシ ョ ンが適用され、 メ ト リ ッ ク全体には適用されません。 これらの制限された メ ト リ ッ クは、 複合 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。 このよ う なタ イプの メ ト リ ッ ク の詳細および例は、「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）を参照し て く ださい。

基本式

基本式と は、 保存し て複数の メ ト リ ッ ク で使用でき る標準的な メ ト リ ッ ク式のこ と です。 一般に、 基本式は、 多数の メ ト リ ッ ク で使用される共通の式です。

基本式を使用する こ と で時間を節約でき ます。 メ ト リ ッ ク の作成時に、 よく 使用される式を繰 り 返し入力する代わ り に、 各新規 メ ト リ ッ クに基本式を追加し て、 その式を再利用する こ と ができ ます。

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250 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

メ ト リ ッ ク で使用される基本式は、 シ ョ ー ト カ ッ ト と し てその メ ト リ ッ クに リ ン ク されます。 つま り 、 基本式を更新する と、 その基本式を使用するすべての メ ト リ ッ ク が自動的に更新されます。 基本式には計算情報のみが含まれます。 つま り 、 レベル情報や条件は含まれないため、 基本式を使用し て変換を実行し た り 小計を計算し た り する こ と はでき ません。

基本式の作成方法、 メ ト リ ッ ク に基本式を追加する方法、 または メ ト リ ック から基本式を削除する方法については、 Desktop のオン ラ イ ン ヘルプを参照し て く ださい。

基本式を含む メ ト リ ッ ク の完全な式を表示するには、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで メ ト リ ッ ク を開き、[ メ ト リ ッ ク メ ト リ ッ ク名 の定義 ] 領域で [ 式 ] を選択し ます。

複数の メ ト リ ッ ク で構成された メ ト リ ッ ク : 複合 メ トリ ッ ク

一部のタ イプの メ ト リ ッ ク では、 それを構成する部分だけにレベル、 条件、または ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンが適用され、 メ ト リ ッ ク全体には適用されません。 これらの メ ト リ ッ クは、 複合 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。 メ トリ ッ ク に次の要素のいずれかが含まれている場合、 それは複合 メ ト リ ッ クであ り 、 レベル、 条件、 および ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンはその個別の部分にのみ適用されます。

• 非グループ関数を使用する場合、 メ ト リ ッ クは複合 メ ト リ ッ ク です。 非グループ関数には、 OLAP 関数およびスカ ラ関数があ り ます。（MicroStrategy で使用でき るすべての関数の詳細は、 『MicroStrategy Functions Reference』 を参照し て く ださい。）

• 算術演算子 （+、 -、 *、 /） で結合された 2 つ以上の既存の メ ト リ ッ ク で構成されている場合、 メ ト リ ッ クは複合 メ ト リ ッ ク です。

これらの複合 メ ト リ ッ ク タ イプそれぞれについて、 以下に例をあげて説明し ます。

単純な メ ト リ ッ ク に対する複合 メ ト リ ッ ク の 1 つの優位性は、 複合 メ トリ ッ ク ではスマー ト 合計を使用でき る こ と です。 スマー ト 合計では、 終的な計算の評価順序が定義されます。 スマー ト 合計の詳細は、「スマート合計」（261 ページ）を参照し て く ださい。

非グループ関数を使用する複合メトリック

次の例は、 非グループ関数を使用する複合 メ ト リ ッ ク を示し ています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 251

RunningAvg(Cost)

こ こ で、Cost は メ ト リ ッ ク です。Cost メ ト リ ッ クは、RunningAvg ( Cost ) 複

合 メ ト リ ッ ク の定義の一部です。 複合 メ ト リ ッ ク の式には 1 つの非グループ関数 （Running Average） が含まれています。

次の図では、 同じ メ ト リ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タに表示されています。前述し た よ う に、 これは、 非グループ関数 （Running Average） が含まれているので、 複合 メ ト リ ッ ク です。 Cost （コ ス ト ） メ ト リ ッ ク （太字） も式の一部と し て含まれています。 上部のペイ ンに メ ト リ ッ ク コ ンポーネン ト（レベル、 条件、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン） は表示されていません。 これは、 複合 メ ト リ ッ ク では、 レベル、 条件、 および ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを使用できないためです。 この例では、 RunningAvg ( Cost ) 複合 メ トリ ッ ク内の Cost （コ ス ト ） メ ト リ ッ ク にのみ、 レベル、 条件、 または トラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを適用でき ます。

算術演算子を使用する複合メトリック

次の例は、 算術演算子を使用し て既存の メ ト リ ッ ク から メ ト リ ッ ク式を作成し た複合 メ ト リ ッ ク を示し ています。

Sum(Cost) + Sum(Profit)

こ こ で、 Cost（コスト）および Profit（利益）は メ ト リ ッ ク です。 2 つの メ ト リ ッ ク間の加算演算子 （+） によ って、 複合 メ ト リ ッ ク になっています。

次の図では、 同じ メ ト リ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タに表示されています。2 つの既存の メ ト リ ッ ク Cost （コ ス ト ） および Profit （利益） から式を作成する算術演算子 （+） が含まれているため、 複合 メ ト リ ッ ク です。 上部のペイ ンに、 構成する メ ト リ ッ ク それぞれのデフ ォル ト のレポー ト レベルが表

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

252 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

示されてお り 、 個々の メ ト リ ッ ク のデフ ォル ト のレベルは変更でき ますが、複合 メ ト リ ッ ク全体のレベル、 条件、 および ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンはあ り ません。

レベル、 条件、 および ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンは、 複合 メ ト リ ッ ク を構成する メ ト リ ッ ク に個別に適用する こ と はでき ますが、 複合 メ ト リ ッ クに設定する こ と はでき ません。 複合 メ ト リ ッ ク の詳細およびレポー ト で使用される複合 メ ト リ ッ ク の例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メ ト リ ッ ク」 の章を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ クの作成

メ ト リ ッ クは、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を使用し て作成し ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を使用し て、 既存の メ ト リ ッ ク を変更する こ と も でき ます。 メ トリ ッ ク エデ ィ タには、 Desktop から ア ク セスでき ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィタの図は、「メトリックの表示および操作 : メトリック エディタ」（235 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク を作成する場合、 式を定義し、 必要な場合は合計または小計を有効にし、 OLAP Services 製品があ る場合は動的小計の機能を選択し ます。次の手順では、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タでのこのプロセスについて説明し ます。

メ ト リ ッ ク を作成し た後で、 それを レポー ト に含める こ と ができ ます。 レポー ト に配置する と、 メ ト リ ッ クはレポー ト の定義の一部にな り 、 レポート が実行されるたびに表示されるデータに影響し ます。 メ ト リ ッ ク を レ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 253

ポー ト に追加する手順は、「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク を作成するには

メトリック エディタにアクセスするには

1 MicroStrategy Desktop で、 [ フ ァ イル ] メ ニューから [ 新規作成 ] を選択し、 [ メ ト リ ッ ク ] を選択し ます。

• メ ト リ ッ ク タ イプの選択を求められた場合は、 [ 空のメ ト リ ッ ク ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

メ ト リ ッ ク エデ ィ タが開き ます。

メトリックの式を定義するには

2 メ ト リ ッ ク定義には、 式が含まれている必要があ り ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タの左側のオブジェ ク ト ブラ ウザ領域を使用し て、 メ ト リ ッ クの定義で使用する ア ト リ ビ ュー ト 、 フ ァ ク ト 、 またはその他の メ ト リ ック を検索し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

• サンプルの Tutorial データ を使用し てサンプル メ ト リ ッ ク を作成するには、 オブジェ ク ト ブラ ウザで " フ ァ ク ト " フ ォルダにナビゲート し、 " 売上 " フ ァ ク ト を検索し ます。

3 オブジェ ク ト ブラ ウザからオブジェ ク ト を ド ラ ッ グ し て、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タの右下の [定義] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。 メ ト リ ッ ク を作成する と き、 この [定義] ペイ ンに、 式や計算レベルなどの メ ト リ ッ ク定義全体が表示されます。

4 [定義] ペイ ンにオブジェ ク ト を ド ロ ッ プする と、 デフ ォル ト の数学関数が式に自動的に適用されます。

• サンプルの Tutorial データ を使用するには、 " 売上 " フ ァ ク ト を [ 定義 ] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。 メ ト リ ッ ク式が次のよ う に表示されます。

Sum([売上 ]) {~}

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

254 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

5 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て関数と演算子にナビゲー ト する こ と によ って、 関数を変更でき ます。

a フ ォルダを開き、 MicroStrategy で使用でき るすべての関数を表示します。

b オブジェ ク ト ブラ ウザで関数をダブルク リ ッ ク し て、 右側の [定義] ペイ ンの関数と置換し ます。

関数を挿入ウ ィ ザード で、 ウ ィ ザード のイ ン タ フ ェース を使用して複雑な関数を簡単に作成する こ と も でき ます。 ウ ィ ザード を使用する手順は、「簡単な関数作成 : [関数を挿入 ] ウィザード」

（256 ページ）を参照し て く ださい。

6 式の中の適切な場所にカーソルを置き、 [定義] ペイ ンの上のツールバーにあ る演算子を ク リ ッ ク し て、 算術演算子を追加でき ます。

7 [ 検証 ] を ク リ ッ クする こ と によ り 、 新しい式を検証する こ と ができ ます。

合計または小計機能を選択するには

8 次の図に示すよ う に、メ ト リ ッ ク エデ ィ タの [小計 / 集計] タブで合計および小計を適用し ます。

Sum、 Average、 Count など、 メ ト リ ッ ク で表示される総計および小計の値を計算するために使用する集計関数を設定でき ます。

• この メ ト リ ッ ク で総計を有効にするには、 [ 小計機能 （合計） ] ド ロ ップダウ ン リ ス ト から関数を選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 255

• この メ ト リ ッ ク で小計を有効にするには、 左下のペイ ンで小計を選択し、 矢印を使用し て右側のペイ ンに移動し ます。

総計および小計の詳細は、「合計および小計」（259 ページ）を参照して く ださい。

OLAP Services の動的集計関数を選択するには

9 MicroStrategy OLAP Services 製品があ る場合、 ユーザがオブジェ ク ト をレポー ト グ リ ッ ド から [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンへ、 およびその逆に移動し た と きに値を集計する機能を定義でき ます。 [ 動的集計関数 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から関数を選択し ます。

動的小計は、 MicroStrategy OLAP Services 製品でのみ使用でき ます。 OLAP Services 製品および動的小計の概要は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。 動的小計の設定および使用の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイド』 の 「レポー ト 」 の章を参照し て く ださい。

新規メトリックを保存するには

10 メ ト リ ッ ク エデ ィ タのツールバーで、[ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。

• サンプルの Tutorial データ を使用し てサンプル メ ト リ ッ ク を作成した場合は、 メ ト リ ッ ク に “マイ売上メ ト リ ッ ク” と い う 名前を付けます。次に、" マイ オブジ ェ ク ト " フ ォルダにナビゲー ト し、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し てそのフ ォルダに メ ト リ ッ ク を保存し ます。

これで、 作成し た メ ト リ ッ ク がレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。手順は、「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク定義に、 レベル、 条件、 および ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを含める こ と も でき ます。 レベル、 条件、 または ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンをメ ト リ ッ ク に適用するには、 この章の次の項を参照し て く ださい。

• 「コンテキストの提供 : メトリック レベルの計算」（240 ページ）

• 「条件」（245 ページ）

• 「トランスフォーメーション」（247 ページ）

順位メトリックのための結合

順位 メ ト リ ッ ク を作成する場合、 メ ト リ ッ ク の結合タ イプを外部に設定する必要があ り ます。 順位 メ ト リ ッ ク と は、 番号を付ける こ と によ って （た

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

256 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

と えば、 1 ～ 10）、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を順位付けする メ ト リ ッ クです。 順位 メ ト リ ッ ク でデフ ォル ト の内部結合を使用する と、 一部の順位（つま り 順位付け されたア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト ） がレポー ト に表示されない場合があ り ます。 内部結合では NULL 値を持つエレ メ ン ト が結果セ ッ ト に含まれないためです。 しかし、 NULL 値を持つエレ メ ン ト に順位があ る場合も あ り ます。 外部結合では、 レポー ト 上で一部のエレ メ ン ト に対し て一部の メ ト リ ッ ク の結果が表示されない場合でも、 すべての行がレポー ト に表示されます。 メ ト リ ッ ク の結合タ イプの設定手順は、「メトリック データの結合方法の決定 : メトリックの結合タイプ」（128 ページ）の 3 章、「データの分析」を参照し て く ださい。

簡単な関数作成 : [ 関数を挿入 ] ウィザード

メ ト リ ッ ク の式の関数を定義する簡単な方法は、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで [関数を挿入] ウ ィ ザード を使用する こ と です。 このウ ィ ザード を使用し て、MicroStrategy で使用でき る関数を メ ト リ ッ ク の式に含める こ と ができ ます。ウ ィ ザード では、 関数を検索し て、 その引数、 BreakBy パラ メ ータ、 SortBy パラ メ ータ、 その他の必須パラ メ ータ を定義し ます。 関数のこれらのコ ンポーネン ト については、 次の手順で説明し ます。

次に示すよ う に、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで [f(x)] ボタ ンを使用し て、 [関数を

挿入] ウ ィ ザード を開き ます。

[ 関数を挿入 ] ウ ィ ザー ド を使用し て メ ト リ ッ ク内の関数を作成するには

『MicroStrategy Functions Reference』 には、 MicroStrategy で使用できるすべての関数の説明と例が記載されています。 ウ ィ ザード の任意

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 257

のページで [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し、 リ フ ァ レ ン スの リ ン ク を ク リ ックする こ と によ って、 『Functions Reference』 にア ク セスでき ます。

1 Desktop で、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を開き ます。 これを実行するには、[ フ ァ イル ] メ ニューから [新規作成 ] を選択し、[ メ ト リ ッ ク ] を選択し ます。

• メ ト リ ッ ク タ イプの選択を求められた場合は、 [ 空のメ ト リ ッ ク ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

メ ト リ ッ ク エデ ィ タが開き ます。

2 [ メ ト リ ッ ク定義] ペイ ンの上のツールバーで、 [F(x)] を ク リ ッ ク し ます。

次の図に示すよ う に、 [関数を挿入] ウ ィ ザード が開き ます。

3 左側と中央のペイ ンに表示されている フ ォルダをブラ ウズ し、 使用する関数を検索し ます。 関数を選択する と、 構文の例と説明がウ ィ ザード の下部に表示されます。

4 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

5 選択し た関数に応じ て、 関数の引数の設定が必要な場合があ り ます。

• 引数は、 関数の入力値です。 た と えば、 平均利益を計算するために、Average 関数の引数と し て "Profit" （利益） フ ァ ク ト を選択でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

258 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

選択し た関数に必須の引数が、 ウ ィ ザード の下部に表示されます。 表示された各引数について、値を入力するか、 または [ ブ ラウズ ] によ って使用するオブジェ ク ト を検索し ます。

6 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

7 選択し た関数に応じ て、 パラ メ ータの定義が必要な場合があ り ます。

• パラ メ ータによ って、 関数の動作が決定されます。 た と えば、 NTile 関数には Ascending と Tiles と い う 2 つのパラ メ ータが必要です。Ascending によ って NTile の順序が昇順か降順かが制御され、 Tiles によ って分割の数が決ま り ます。

パラ メ ータの値を入力するか、 パラ メ ータのオプシ ョ ンの 1 つを ド ロ ップダウ ン リ ス ト から選択し ます。 選択し た関数のパラ メ ータの詳細は、『MicroStrategy Functions Reference』 を参照し て く ださい。 [ ヘルプ ] を クリ ッ ク し、 リ フ ァ レ ン スの リ ン ク を ク リ ッ クする こ と によ って、『Functions Reference』 を開 く こ と ができ ます。

8 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

9 選択し た関数に応じ て、 関数の BreakBy パラ メ ータの設定が必要な場合があ り ます。

• BreakBy パラ メ ータによ って、 BreakBy パラ メ ータ と し て指定されたア ト リ ビ ュー ト または階層ご と に計算が再開されます。 相対関数には BreakBy パラ メ ータが必要です。 相対関数の例と し て、RunningStdevP、 Rank、 NTile などがあ り ます。

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、関数の BreakBy パラ メ ータ と し て使用するオブジェ ク ト を選択し ます。

10 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

11 選択し た関数に応じ て、 関数の Sortby パラ メ ータの設定が必要な場合があ り ます。

• Sortby パラ メ ータによ って、 計算のためにオブジェ ク ト がどのよ うに並べ替え られるかが決定されます。 First、 Last、 RunningSum、FirstInRange など、 さ まざまな関数に必須です。

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、関数の Sortby パラ メ ータ と し て含めるオブジェク ト を選択し ます。 次に、 並べ替え順序の矢印を使用し て、 オブジェ クト が計算で使用される順序を変更し ます。

12 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し て、 新規関数を メ ト リ ッ クの式に挿入し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 259

ウ ィ ザード の各オプシ ョ ンの詳細な手順を表示するには、 ウ ィ ザード の一番下にあ る [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。 メ ト リ ッ ク式の関数の目的と関数内の引数およびパラ メ ータの役割の詳細は、 『MicroStrategy Functions Reference』 を参照し て く ださい。

合計および小計

メ ト リ ッ ク の小計および総計を有効にする こ と ができ ます。 これによ って、アナ リ ス ト は実行時にレポー ト に小計および総計を表示でき ます。 対象とな る メ ト リ ッ ク の小計または総計の計算に使用される関数を決定する必要があ り ます。 分析の必要性に応じ てアナ リ ス ト が選択でき る よ う に、 複数の異な る小計を有効にする こ と ができ ます。

小計および総計があ る レポー ト の例を参照するには、 Tutorial プロ ジェ ク トで " 小計 " レポー ト を開き ます。 このレポー ト を次に示し ます。 次の例では、 各地域の小計、 （全地域を ま と めた） 各四半期の追加の小計、 およびレポー ト の一番下に総計が表示されています。 これは、 レポー ト のサンプルであ り 、 次の図にすべてのデータが表示されるわけではあ り ません。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

260 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

総計 （通常は合計と呼ばれる） および小計によ って、 ユーザは、 メ ト リ ック がさ まざまなレベル （四半期別、 年別、 地域別など） でどのよ う に詳細に計算されるかを制御でき ます。 アナ リ ス ト は、 これら を合計または小計が有効にされている メ ト リ ッ ク が使用されている レポー ト に動的に適用でき ます。

メ ト リ ッ ク に対し て合計または小計を有効にする場合、 合計または小計を表示するための メ ト リ ッ ク の集計に使用する関数を選択し ます。 合計、 個数、 小、 大、 標準偏差などの数多 く の標準的な関数の 1 つを使用できます。

使用でき る全関数の リ ス ト については、 以下の手順を参照し て く ださい。小計計算に使用する独自の関数を作成する こ と も でき ます。 独自の関数の作成の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

小計の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

総計または小計のメトリックへの適用

次の手順は、 メ ト リ ッ ク の総計または小計を有効にする手順を示し ています。

メ ト リ ッ クの合計または小計を有効にするには

1 Desktop で、 総計または小計を有効にする メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ クし ます。 メ ト リ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開き、 編集可能にな り ます。

2 [ 小計 / 集計 ] タブを ク リ ッ ク し ます。

3 総計を有効にするには、[ 小計機能 （合計） ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、メ ト リ ッ ク でレポー ト に総計を表示する と きに使用する関数を選択し ます。

4 1 つ以上の小計を有効にするには、 [ 使用可能なプロジ ェ ク ト 小計 ] リ スト から、 小計計算で使用可能にする関数を選択し ます。 [>] を ク リ ッ ク

し て、 選択を [ メ ト リ ッ クに使用可能な小計] リ ス ト に移動し ます。

関数を選択する と、 その定義および構文が表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 261

5 [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し て、新し く 有効にし た合計および小計のどち らか、 または両方と共に メ ト リ ッ ク を保存し ます。

メ ト リ ッ ク エデ ィ タのこの [小計 / 集計] タブのすべてのオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

総計または小計を メ ト リ ッ クから削除するには

特定の メ ト リ ッ ク の総計または小計を削除 （または無効に） し たい場合があ り ます。 た と えば、 メ ト リ ッ ク で在庫数を計算する場合、 小計は関係がないのでレポー ト に表示し ない場合があ り ます。

1 Desktop で、 削除する小計が含まれている メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ クし ます。 メ ト リ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開き、 編集可能にな り ます。

2 [ 小計 / 集計 ] タブを選択し ます。

3 レポー ト で メ ト リ ッ ク が使用された と きに総計が表示されないよ う にするには、[ 小計機能（合計） ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から [ な し ] を選択します。

4 レポー ト で メ ト リ ッ ク が使用された と きに小計が表示されないよ う にするには、 [ メ ト リ ッ クに使用可能な小計 ] リ ス ト で小計を選択し、 [ 使用可能なプロジ ェ ク ト 小計 ] リ ス ト に移動し ます。

5 [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。今後この メ ト リ ッ クがレポー ト で使用された と きに、 削除し た合計または小計はレポー ト の一部と し て表示する こ と はでき ません。

スマート合計

スマー ト 合計は、 スマー ト メ ト リ ッ ク と も呼ばれます。 スマー ト 合計は、複合 メ ト リ ッ ク で使用されます。

スマー ト 合計を使用し て、 複合 メ ト リ ッ ク のデフ ォル ト の評価順序を変更でき ます。 複合 メ ト リ ッ ク の詳細は、「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）を参照し て く ださい。 スマー ト合計では、 複合 メ ト リ ッ ク の個々のエレ メ ン ト に対し て小計が計算されます。 た と えば、 スマー ト メ ト リ ッ ク では、 式 Sum ( メ ト リ ッ ク 1/ メ ト リ ック 2 ) ではな く Sum ( メ ト リ ッ ク 1 ) / Sum ( メ ト リ ッ ク 2 ) が使用されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

262 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

スマー ト メ ト リ ッ ク プロパテ ィ は、 複合 メ ト リ ッ ク と、 複数の計算式を算術演算子で結合する一部の単純な メ ト リ ッ ク で使用でき ます。 スマー ト メト リ ッ ク を有効または無効にするには、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タの [小計 / 集計] タブの一番下にあ る [ スマー ト メ ト リ ッ ク を許可 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を使用し ます。 このチェ ッ ク ボ ッ ク スにア ク セスするには、「メトリックを作成するには」（253 ページ）を参照し て く ださい。

た と えば、 次のレポー ト について考えます。

" 対売上デ ィ スカ ウ ン ト 率 " メ ト リ ッ クに対し てスマー ト 合計を使用せずにレポー ト の総計を表示する こ と を選択し た場合、 結果は次のよ う にな り ます。

ただし、 後の列の " 合計 " 値は正し く あ り ません。 これは、 " 対売上デ ィスカ ウ ン ト 率 " メ ト リ ッ ク のパーセンテージの合計を示し ています。 このメ ト リ ッ ク の意味のあ る " 合計 " 値を計算するには、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで編集し て [スマー ト メ ト リ ッ ク を許可] オプシ ョ ンを選択する こ と によ って、 スマー ト 合計を有効にし ます。 [ スマー ト メ ト リ ッ ク を許可 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択する と、 次のよ う な正しい結果が得られます。

スマー ト 合計のよ り 複雑なビジネス例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な メ ト リ ッ ク」 の章にあ り ます。

年 売上デ ィ スカウン ト

対売上デ ィ スカウン ト 率

2005 $200 $50 25%

2006 $100 $50 50%

年 売上デ ィ スカウン ト

対売上デ ィ スカウン ト 率

2005 200 50 25%

2006 100 50 50%

合計 300 100 75%

年 合計売上デ ィ スカウン ト売上

対合計売上デ ィ スカウント 売上率

2005 200 50 25%

2006 100 50 50%

合計 300 100 33.33%

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 263

メ ト リ ッ クの書式設定

メ ト リ ッ クは、 表示される レポー ト と は無関係に書式設定でき ます。 メ トリ ッ ク を書式設定する場合、 メ ト リ ッ ク の列または行のヘッ ダーを書式設定でき、 その メ ト リ ッ ク で表示されるデータ も書式設定でき ます。

メ ト リ ッ ク が計算される と きに表示される数値に、 通貨、 パーセンテージ、日付書式ス タ イルなどの特殊な書式設定を適用でき ます。 特殊なフ ォ ン ト ス タ イルおよびサイ ズを適用でき、 セルの背景色またはパターンを設定でき ます。 この書式設定によ って、 アナ リ ス ト は特定のデータ を簡単に識別でき ます。 た と えば、 売上データ をすべて青色のフ ォ ン ト で表示し、 利益データ を太字の緑色のフ ォ ン ト で表示する こ と ができ ます。

メ ト リ ッ ク の書式設定は、 次のイ ン タ フ ェースのいずれかを使用し て実行でき ます。

• メ ト リ ッ ク エデ ィ タ : この方法は、 メ ト リ ッ ク を 1 つずつ書式設定する場合に使用し ます。 この方法での書式設定の変更は、 メ ト リ ッ クが含まれている レポー ト に関係な く 、 メ ト リ ッ ク に影響し ます。 メ ト リ ッ ク エデ ィ タへのア ク セスの詳細は、「メトリックの表示および操作 : メトリック エディタ」（235 ページ）を参照し て く ださい。

• [検索 / 置換] 機能 : この方法は、 多数の メ ト リ ッ ク を同じ書式で一度に書式設定する場合に使用し ます。

メ ト リ ッ ク を書式設定するための [検索 / 置換] 機能の使用の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。 この機能を使用する手順およびその各オプシ ョ ンの詳細は、Desktop の [ ツール ] メ ニューから [ 検索 / 置換 ] 機能を開き、[ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

書式設定が特定のレポー ト のみに適用される よ う に、 レポー ト 上の メ トリ ッ ク データ を書式設定するには、「特定のレポート上のメトリックの書式設定」（402 ページ）を参照し て く ださい。

メトリックのヘッダーおよび値の書式設定

メ ト リ ッ ク のレポー ト ヘッ ダーおよび メ ト リ ッ ク に関連付け られた数値に書式プロパテ ィ を指定でき ます。 次に示すよ う に、 メ ト リ ッ クのセルおよびその中の値を さ まざまな方向から書式設定でき ます。

• 数値 : た と えば、 ド ルおよびセン ト と し て、 パーセンテージ と し て、 または科学表記法と し て値を表示し ます。 値に小数位を表示するかし ないかも設定でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

264 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

数値の書式設定は、 メ ト リ ッ ク値にのみ関連し ます。 製品識別番号の リ ス ト など、 メ ト リ ッ ク計算を反映し ない数値がレポー ト 結果に表示される場合は、 データ を書式設定でき ません。

• 配置 : セル内でのデータの縦方向および横方向の配置を制御し、 行の折り 返し を設定し ます。

• フ ォ ン ト : レポー ト のセル内のデータ または メ ト リ ッ ク ヘッ ダーのフ ォ ン ト および色を書式設定し ます。

• 罫線 : 線のス タ イルおよび色を調整し て、 レポー ト の罫線を書式設定します。 罫線を非表示にする こ と も でき ます。

• 背景 : メ ト リ ッ ク ヘッ ダーおよびデータ セルの背景のパターンおよび色を適用し ます。

• グ ラ フ : メ ト リ ッ ク がグ ラ フ レポー ト の系列と し て表示される と きの背景パターンおよび色を適用し ます。

デフ ォル ト では、 メ ト リ ッ ク に定義し たグ ラ フの色は、 グ ラ フ レポー ト のどのデフ ォル ト 色よ り も優先されますが、 メ ト リ ッ クの書式設定を無効化する こ と も でき ます。 詳しい操作手順は、

「メトリックのグラフの色の定義」（89 ページ）を参照し て く ださい。

Desktop で メ ト リ ッ ク値またはヘ ッ ダーを書式設定するには

1 Desktop で、 書式設定する メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し ます。 メ トリ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開き、 編集可能にな り ます。

2 [ ツール ] メ ニューで、[ 書式 ] をポ イ ン ト し、次に [ ヘ ッ ダー] または [ 値 ] を選択し ます。 [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 必要に応じ て、 メ ト リ ッ ク ヘッ ダーまたは値を書式設定し ます。 必要に応じ て、[ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て、 レポー ト ヘッ ダーおよび値を書式設定するために使用でき るすべてのオプシ ョ ンの詳細を参照し ます。

4 メ ト リ ッ ク の数値の書式設定を行います。 使用でき るすべてのオプシ ョ ンの詳細を参照するには、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

5 必要に応じ て、 配置、 フ ォ ン ト 、 罫線、 背景、 またはグ ラ フ オプシ ョ ンを書式設定し ます。 使用でき るすべてのオプシ ョ ンの詳細を参照するには、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。

6 [OK] を ク リ ッ ク し て、 選択を保存し て [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ

グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 265

7 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し て、 新しい書式設定と共に メ ト リ ッ ク を保存し ます。

メトリックの数値書式のカスタマイズ

レポー ト に表示される メ ト リ ッ ク値に対し て、 カス タ ム書式構文を作成でき ます。 メ ト リ ッ ク に適用でき る一般的なカス タ ム書式設定の例を以下に示し ます。

• 一定の桁数よ り も後の小数を自動的に切 り 捨て る。 または、 0.2 が .2 にな る よ う に小数点の前のゼロ を切 り 捨て る。

• 左揃えまたは右揃えではな く 、 列を小数点位置で揃え る。

• 「今月」、 「売上 =」、 または 「顧客番号」 などの、 常に計算された値と ともに表示される文字列を含む。

• Feb 3, 06 や 01h 32m など、 特殊な日付または時間書式を設定する。

Desktop でカス タム メ ト リ ッ ク書式を作成するには

1 Desktop で、 書式設定する メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し ます。 メ トリ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開き、 編集可能にな り ます。

2 [ ツール ] メ ニューで、 [ 書式 ] をポ イ ン ト し、 次に [ 値 ] を選択し ます。[セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 表示形式 ] タブで、 [ カス タム ] を選択し ます。

4 ド ロ ッ プダウ ン フ ィ ール ド にカス タ ム書式構文を入力し ます。 使用でき る書式設定記号の表および複製でき る例を参照するには、 [ ヘルプ ] をク リ ッ ク し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て、 設定を保存し て [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ

グ ボ ッ ク ス を閉じ ます。

6 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し て、 カス タ ム書式と共に メ ト リ ッ ク を保存し ます。

メ ト リ ッ クの定義へのユーザ入力の要求

メ ト リ ッ ク が含まれる レポー ト を実行するユーザに、 メ ト リ ッ クの式の特定の要件を自分で決定させる こ と ができ ます。 これによ って、 表示される

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

266 レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト 結果を個々のユーザが定義でき ます。 これを行 う には、 メ ト リ ック の定義にプロ ンプ ト を含めます。 各ユーザが メ ト リ ッ ク の式に影響を与え られる よ う にし たい メ ト リ ッ ク でプロ ンプ ト を使用し、 そのユーザにと って意味のあ る特定の数値を入力させる こ と ができ ます。

た と えば、 売上の税の値を計算する税 メ ト リ ッ ク を作成する場合、 レポート を実行する各ユーザにその州の消費税を入力させる こ と ができ ます。 これによ って、 レポー ト の結果には、 各ユーザが必要とする情報が反映されます。

メ ト リ ッ ク の定義にプロ ンプ ト を追加するおおまかな手順を次に示し ます。

1 メ ト リ ッ ク に必要なプロ ンプ ト タ イプを決定し ます。 メ ト リ ッ ク定義で使用でき るプロ ンプ ト タ イプは、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）の表に示されています。

2 この章の手順に従って、 そのプロ ンプ ト を作成し ます。 適切な手順は、「プロンプトの作成」（319 ページ）を参照し て く ださい。

3 次に、 この章の手順に従って、 プロ ンプ ト を メ ト リ ッ ク の定義に追加します。「レポート エディタでのメトリックの定義へのプロンプトの追加」（383 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ クの編集

Desktop で、 既存の メ ト リ ッ ク を メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開 く こ と ができ ます。 これによ り 、 メ ト リ ッ ク が編集可能にな り ます。

1 Desktop で、 書式設定する メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し ます。 メ トリ ッ ク が メ ト リ ッ ク エデ ィ タで開き、 編集可能にな り ます。

2 さ まざまな メ ト リ ッ ク コ ンポーネン ト および メ ト リ ッ ク のタ イプに関する前述の情報を使用し て、 次に示すよ う に、 必要に応じ て メ ト リ ッ クを編集し ます。

• 式および式に含まれる関数を変更するには、「必須のメトリック コンポーネント」（237 ページ）または「簡単な関数作成 : [関数を挿入 ] ウィザード」（256 ページ）を参照し て く ださい。

• 算術演算子を変更または追加するには、「オプションのメトリック コンポーネント」（244 ページ）を参照し て く ださい。

• 合計または小計を変更または追加するには、「総計または小計のメトリックへの適用」（260 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータの計算 : メ ト リ ッ ク 267

• メ ト リ ッ ク またはその値の外観を編集するには、「メトリックのヘッダーおよび値の書式設定」（263 ページ）を参照し て く ださい。

• カス タ ム数値書式を作成するには、「メトリックの数値書式のカスタマイズ」（265 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト への メ ト リ ッ クの追加

新規または既存のレポー ト に 1 つ以上の メ ト リ ッ ク を追加するには、「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）を参照し て く ださい。

その他の メ ト リ ッ ク機能

『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 では、 このガイ ド で学習し た メト リ ッ ク の知識に基づいて学習し ます。 レベル メ ト リ ッ ク、 集計不可 メ トリ ッ ク、 ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク など、 さ まざまな タ イプの高度な メ ト リ ッ ク の作成について学習し ます。 以下の高度な メ ト リ ッ クの項目の情報は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 に記載されています。

• 複合メ ト リ ッ ク : 複合 メ ト リ ッ ク の詳細、 複合 メ ト リ ッ ク でのスマー ト小計の操作、 および追加情報と例について学習し ます。

• レベル メ ト リ ッ ク : ターゲ ッ ト 、 グループ化、 フ ィ ルタ リ ング、 レベル メ ト リ ッ ク を フ ィ ルタ と共に使用する方法、 および追加情報と例について学習し ます。

• 条件メ ト リ ッ ク : 複数の条件および メ ト リ ッ ク レベルを持つ条件 メ トリ ッ ク、 条件 メ ト リ ッ ク でのレポー ト フ ィ ルタの操作、 および追加情報と例について学習し ます。

• ユーザ定義の小計 : 詳細な例に従って、 これらのカス タ ム小計について学習し ます。

• メ ト リ ッ ク固有の VLDB プロパテ ィ : MicroStrategy の特定の VLDB （大規模データベース） プロパテ ィ を使用し てデータベースへの SQL ク エリ をカス タマイ ズする方法を学習し ます。

• メ ト リ ッ ク列別名 : レポー ト の SQL で表示される列名、 データ型、 バイト 長など、 メ ト リ ッ ク に対し て変更でき る情報について学習し ます。

• メ ト リ ッ ク関数 : メ ト リ ッ ク で特に有用または一般的に使用される さ まざまな関数の使用方法を学習し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

268 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

• カス タム プ ラグイ ン機能 : メ ト リ ッ ク をビジネス環境に関連付ける カスタ ム機能の使用方法を学習し ます。

• Command Manager を使用し た メ ト リ ッ ク作成 : メ ト リ ッ ク作成プロセス を自動化する方法を学習し ます。

レポー ト でのデー タのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ

フ ィ ルタ は、 MicroStrategy レポー ト の一部であ り 、 データ ソースのデータを選別し て、 データがレポー ト 結果の計算に含まれるか除外されるかを決定し ます。 レポー ト アナ リ ス ト 向けのフ ィ ルタの概要が、 4 章、「データからの必要な情報の取得」の「データのフィルタリング」（140 ページ）の項にあ り ます。 レポー ト フ ィ ルタの作成が初めての場合は、 この情報を参照し て く ださい。 任意のレポー ト のフ ィ ルタの定義を表示する方法が説明されています。 これは、 効果的なフ ィ ルタ を作成する有用な方法にな ります。 新規フ ィ ルタ を作成する と きに、 既存のフ ィ ルタの定義の一部を コピーでき るからです。 新し く 作成する フ ィ ルタ内で既存のフ ィ ルタ を使用する こ と も でき ます。

SQL 構文を理解し ている方は、 フ ィ ルタは SQL 文の WHERE 句に相当するもの と考えて く ださい。

フ ィ ルタ を使用する と、 大量のデータ を明確にでき、 そのデータのサブセ ッ ト のみを表示する こ と ができ るので、 レポー ト にはユーザが本当に必要とするデータが表示されます。 た と えば、 米国北東部での冬期の悪天候によ って発生し た可能性があ る 2005 年の配送担当者の負傷者数を判別する必要があ る と し ます。 また、 負傷者が も多 く 発生し た時間も知る必要があ り ます。 " 配送場所 " および " 配送時刻 " ア ト リ ビ ュー ト を レポー ト に配置し ます。 また、 " 報告負傷者数 " メ ト リ ッ ク も レポー ト に配置し ます。 しかし、 レポー ト には 2005 年の冬期の北東部地域での負傷者のみを表示する必要があ り ます。 フ ィ ルタがない場合、 大量のレポー ト データから自分でよ り 分ける必要があ り ます。 " 北東部地域 "、 "2005 年 1 月 "、 および "2005 年 2 月 " を含むフ ィ ルタ を作成し、 そのフ ィ ルタ を レポー ト で使用する こと によ って、 レポー ト の実行時に表示されるデータはその地域と季節に限定されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 269

別の例と し て、 次の図について考えます。 これは、 3 つの異な る フ ィ ルタによ ってフ ィ ルタ されたデータのテーブルを示し ています。

各フ ィ ルタによ って、 異な る結果セ ッ ト が返されます。 フ ィ ルタによ って、（回答する よ う にデザイ ン された） 特定のビジネス ク エ リ に回答するデータのみがレポー ト 結果に含まれます。 必要なデータ を取得するための適切なフ ィ ルタ をデザイ ンする こ と が重要です。

フ ィ ルタは、 レポー ト で も一般的に使用され、 データ ソースから取得されユーザに表示されるすべてデータがフ ィ ルタ されます。 ただし、 フ ィ ルタは、 メ ト リ ッ ク など レポー ト 上の特定のオブジェ ク ト で使用する こ と もでき ます。 メ ト リ ッ ク に配置されたフ ィ ルタでは、 その メ ト リ ッ クに関連するデータのみがフ ィ ルタ されます。 メ ト リ ッ ク上で使用される と、 フ ィルタは本質的にその メ ト リ ッ ク と 「共に移動」 するので、 メ ト リ ッ クがどのレポー ト に配置されて も常にフ ィ ルタがその メ ト リ ッ ク の一部と な り ます。 （このタ イプの メ ト リ ッ クは、 条件 メ ト リ ッ ク と呼ばれます。 詳細は、

「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）を参照し て く ださい。）

フ ィ ルタは、 ほ と んどすべてのレポー ト の重要な要素です。 フ ィ ルタの作成方法の理解は、 データ ソース内のデータ を 適に使用するための重要なスキルです。 この項では、 MicroStrategy で使用でき る さ まざまな タ イプのフ ィ ルタについて説明し、 それぞれのタ イプの簡単なフ ィ ルタ を作成する方法を示し ます。

形式論理学の基本知識は、 レポー ト フ ィ ルタ と その概念の理解に役立ちますが、 フ ィ ルタの作成方法を学習するための前提条件ではあ り ません。

この項で例と し て使用する レポー ト およびフ ィ ルタの多 く は、MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト 内にあ り ます。 この章で示されている手順に従ってフ ィ ルタ を作成する こ と も、 Tutorial プロ ジェ ク ト内に保存されているサンプルを参照する こ と も でき ます。 Tutorial プ

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

270 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

ロ ジェ ク ト およびそのア ク セス方法の詳細は、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

用語に関する注意 : フィルタ、条件、

フ ィ ルタは、 1 つ以上の条件で構成されます。 条件によ って、 データがレポー ト に含まれるために満たす必要があ る要件が定義されます。 た と えば、「地域 = 東北部」 や 「売上 > 100 万ド ル」 などです。 フ ィ ルタに複数の条件が含まれる場合、 条件は AND や NOT などの算術演算子によ って結合されます。 フ ィ ルタ条件を結合するための演算子の使用の詳細は、「演算子によるフィルタ条件の結合」（299 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタの作成または編集 : フ ィ ルタ エデ ィ タ

フ ィ ルタ エデ ィ タ を使用し て、 フ ィ ルタ を作成および保存でき ます。 フ ィルタ エデ ィ タ を使用し て、 既存のフ ィ ルタ を変更する こ と も でき ます。フ ィ ルタ エデ ィ タには、 MicroStrategy Desktop から ア ク セスでき ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タにアクセスするには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

2 作成でき る さ まざまな タ イプのフ ィ ルタ を表示するために、 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 271

次の図に、 フ ィ ルタ エデ ィ タ を示し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが表示されています。

フ ィ ルタ を作成するには、「フィルタのタイプ」（272 ページ）を参照して、 必要なフ ィ ルタのタ イプを決定し ます。 次に、 作成する こ と を選択したフ ィ ルタ タ イプに関連する手順に従います。

フ ィ ルタ を編集するには、 MicroStrategy でフ ィ ルタ をダブルク リ ッ ク し ます。 フ ィ ルタ エデ ィ タでフ ィ ルタが開き ます。 各フ ィ ルタ タ イプの詳細は、 次の項を参照し て く ださい。 各オプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を クリ ッ ク し て く ださい。

フ ィ ルタ を作成し た後で、 そのフ ィ ルタ を レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはその他のレポー ト オブジェ ク ト に含める こ と ができ ます。 レポー ト に配置する と、 フ ィ ルタはレポー ト の定義の一部にな り 、 レポー ト が実行されるたびに表示されるデータに影響し ます。 フ ィ ルタ を レポー ト に含める手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し てく ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

272 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

フ ィ ルタのタ イ プ

フ ィ ルタ エデ ィ タ を開き、 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ックする と、 フ ィ ルタ オプシ ョ ン ペイ ンにフ ィ ルタ タ イプの リ ス ト が表示されます。 この リ ス ト から フ ィ ルタ タ イプを選択し、 作成する フ ィ ルタのタ イプに必要な情報を指定し ます。

フ ィ ルタ タ イプには、 次のものがあ り ます。

フ ィ ルタ タ イプ フ ィ ルタ名 フ ィ ルタ対象データ

ア ト リ ビ ュー ト 条件

これらのタ イプの条件によ って、 レポート 上のア ト リ ビ ュート に関連するデータが制限されます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームに基づいてフ ィ ルタを作成し ます。

詳細は、 279 ページ を参照し て く だ さい。

ID や説明など、 ビジネス ア ト リ ビ ュー ト のフ ォームに関連するデータ を フ ィ ルタ し ます。

• た と えば、 ア ト リ ビ ュー ト " 顧客 " に、 "ID"、 " 名 "、" 姓 "、 " 住所 "、 " 生年月日 " とい う フ ォームがある と し ます。 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件によ って、 フ ォーム [姓]、 演算子 [次の値で始まる]、 および文字 [H] でフ ィ ルタ し ます。 結果には、 姓が文字 [H] から始まる顧客のリ ス ト が表示されます。

ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト リ ス ト 条件

ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト に基づいてフ ィルタ を作成し ます。

詳細は、 274 ページ を参照し て く だ さい。

"New York"、 "Washington"、 "San Francisco" など、 ビジネス ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ン ト に関連するデータ をフ ィ ルタ し ます。 これらは、 ア ト リ ビ ュー ト " 都市 " のエレ メ ン ト です。

• た と えば、 ア ト リ ビ ュー ト " 顧客 " には、 エレ メ ント "John Smith"、 "Jane Doe"、 "William Hill" などがある と し ます。 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト条件によ っ てデータ を フ ィ ルタ し て、 条件で指定した顧客のみを表示できます。

セ ッ ト 条件

これらのタ イプの条件では、 メ ト リ ッ クの値、 順位、 またはパーセンテージに基づいて、 またはレポー ト 上のア ト リビ ュー ト 間の関係に基づいて、 データが制限されます。

メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件

メ ト リ ッ ク値または順位に基づいてフ ィ ルタを作成し ます。

詳細は、 287 ページ を参照し て く だ さい。

ア ト リ ビ ュー ト に関連付けられた メ ト リ ッ クに基づいて決定されるア ト リ ビ ュー ト のセ ッ ト に関連するデータ を フ ィ ルタ し ます。

• た と えば、 メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件によ ってデータ をフ ィ ルタ し、 在庫数が指定された数を下回る製品のみの売上データ を表示できます。

関係セ ッ ト 条件

ア ト リ ビ ュー ト 間の関係に基づいてフ ィ ルタを作成し ます。

詳細は、 290 ページ を参照し て く だ さい。

2 つのア ト リ ビ ュー ト 間の特定の関係に基づいてデータを フ ィ ルタ し ます。

• た と えば、 関係セ ッ ト 条件によ っ てデータ を フ ィ ルタ し、 ワシン ト ン D.C. 地区で Nike のシューズを販売する店舗のみを表示できます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 273

ア ト リ ビ ュー ト 対ア ト リ ビ ュー ト 条件やプロ ンプ ト フ ィ ルタ などの高度な条件を作成する こ と も でき ます。 すべてのタ イプの高度なフ ィ ルタの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なフ ィ ルタ」 の章を参照し て く ださい。

スタンドアロン フィルタとレポートの一部としてのフィルタ

この章では、 主に、 ス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタ を作成する方法を説明し ます。 ス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタは、 独立し た MicroStrategy オブジェ ク ト と して作成される フ ィ ルタです。 ス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタ を作成する と、 さ まざまなレポー ト 、 および メ ト リ ッ ク などのオブジェ ク ト で使用でき ます。ただし、 MicroStrategy では、 レポー ト 自体を作成する と きに、 同時にそのレポー ト の一部と し てフ ィ ルタ を作成する こ と も でき ます。 このよ う なフ ィ ルタは、 総称し てレポー ト フ ィ ルタ と呼ばれます。 レポー ト フ ィ ルタは、 レポー ト の定義と共に保存されます。 し たがって、 レポー ト フ ィ ルタは他のレポー ト では使用でき ません。

ただし、 レポー ト フ ィ ルタでは、 この章で説明する条件タ イプをすべて使用でき ます。 ス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタ と レポー ト フ ィ ルタは、 どち ら も同じ結果を も た ら し ます。 フ ィ ルタの条件によ って、 レポー ト に表示するデータ を計算する と きに使用するデータが決定されます。

レポー ト フ ィ ルタの例およびレポー ト 作成プロセスでレポー ト フ ィ ルタ を作成する手順は、「クイック レポートの作成 : 新規レポートの作成」（225 ページ）を参照し て く ださい。

シ ョ ー ト カ ッ ト 条件

これらのタ イプの条件によ って、 既存のレポー ト 結果または既存のフ ィ ルタに関連するデータが制限されます。

レポー ト へのシ ョ ー トカ ッ ト 条件

既存のレポー ト の結果に基づいてフ ィ ルタ を作成し ます。

詳細は、 293 ページ を参照し て く だ さい。

既存のレポー ト の結果セ ッ ト をそのまま、 またはその他の条件を追加し て、 別のレポー ト でフ ィ ルタ と し て使用し ます。

• た と えば、" 南西部 " 地域のすべての顧客を表示する 1 つのレポー ト の結果セ ッ ト を取得し、 その結果セ ッ ト を フ ィ ルタ と し て新規レポー ト に配置し、 当年のア ク テ ィ ブな顧客の新しいフ ィ ルタ条件を追加し、 " 南西部 " 地域で現在ア ク テ ィ ブなすべての顧客を表示する とい う よ う に、 レポー ト へのシ ョ ー トカ ッ ト 条件を使用する こ とができます。

フ ィ ルタへのシ ョ ー トカ ッ ト 条件

既存のフ ィ ルタに基づいてフ ィ ルタ を作成します。

詳細は、 297 ページ を参照し て く だ さい。

既存のフ ィ ルタ をそのまま、 またはその他の条件を追加し て、 レポー ト で使用し ます。

• た と えば、" 地域 = 北東部 " および " 年 = 2006” の既存のフ ィ ルタ を取得し、 それをレポー ト に配置し、" カ レンダ月 = 12 月 " の新しいフ ィ ルタ条件を追加する とい う よ う に、 フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件を使用する こ とができます。

フ ィ ルタ タ イプ フ ィ ルタ名 フ ィ ルタ対象データ

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

274 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト に基づ く デー タのフ ィ ルタ : アト リ ビ ュー ト 条件

レポー ト データ を特定の情報のサブセ ッ ト に制限し、 制限の条件がア ト リビ ュー ト のフ ォーム またはエレ メ ン ト によ って定義される よ う にする場合は、 ア ト リ ビ ュー ト 条件を使用し ます。 ア ト リ ビ ュー ト 条件には、 ア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト 条件と ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件と い う 2 つのタ イプがあ り ます。

ビジネス アトリビュート エレメントに基づくデータのフィルタ : アトリビュート エレメント リスト条件

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ン ト は、 そのア ト リ ビ ュー ト 特有の値です。 た と えば、 "2006" および "2007" は " 年 " ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ン トであ り 、 "New York" および "London" は " 都市 " ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ント です。 レポー ト では、 レポー ト を作成するためにア ト リ ビ ュー ト が選択されますが、 レポー ト が実行される と、 ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ン ト が行または列に表示されます。

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト 条件と呼ばれる フ ィ ルタ タ イプによ って、 レポー ト データは、 ア ト リ ビ ュー ト に属する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ント の リ ス ト に基づいて条件設定 （フ ィ ルタ） されます。 た と えば、 ア ト リビ ュー ト " 顧客 " には、 個々の顧客名のエレ メ ン ト があ り ます。 ア ト リビ ュー ト " 地域 "、 " 顧客 "、 および " 所得層 " を含むレポー ト の場合、 アト リ ビ ュー ト " 顧客 " でア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト 条件を使用して、 フ ィ ルタの リ ス ト で指定し た顧客のみの所得データ を取得でき ます。

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト 条件の例

昨年の全従業員の月別の売上、 コ ス ト 、 および利益が含まれる レポー ト を作成する と し ます。 ただし、 特定の月は通常のビジネス サイ クル と は違 うため、 レポー ト の計算から除外し ます。 そのために、 "Month" （月） ア ト リビ ュー ト のエレ メ ン ト であ る "April" （4 月）、 "May" （5 月）、 および "December" （12 月） を除外する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト 条件を作成し ます。

このア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト 条件を作成する手順は、 次の とお りです。 手順の後の例は、 このフ ィ ルタが適用された と きにレポー ト にどのよ う に影響するかを示し ています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 275

アトリビュート エレメントに基づくフィルタの作成

この手順では、 前述の例に基づいてア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト 条件を作成し ます。 サンプル MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト を使用し ます。

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト に基づいてデータ を フ ィ ルタするには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

3 [ ア ト リ ビ ュー ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [ア トリ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

4 条件設定するエレ メ ン ト （つま り 、 レポー ト のデータ をフ ィ ルタするエレ メ ン ト ） を持つア ト リ ビ ュー ト を選択し ます。 これは、 次の方法のいずれかで行 う こ と ができ ます。

• [ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド にア ト リ ビ ュー ト の名前を入力し、[OK] を ク リ ッ ク し ます。

• [...] （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 ア ト リ ビ ュー

ト を検索し ます。 [開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 プロ ジェ ク ト のアト リ ビ ュー ト フ ォルダにナビゲー ト し、 ア ト リ ビ ュー ト を選択して、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザから [ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド にア ト リビ ュー ト を ド ラ ッ グ し ます。

前述の Tutorial の例の場合、 "Attributes" （ア ト リ ビ ュー ト ） フ ォルダをブラ ウズ し て、 "Month of Year" （カレ ンダ月） ア ト リ ビ ュー ト を選択

し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

276 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

次の図のよ う な [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

5 フ ィ ルタがデータ を フ ィ ルタするために使用するエレ メ ン ト の リ ス ト を作成し ます。 そのためには、 [条件] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [ エレメ ン ト ] を選択し ます。

6 [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [In List] または [Not In List] を選

択でき ます。

• [In List] では、 フ ィ ルタによ ってどのア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の

データ を含めるかを定義でき ます。

• [Not In List] では、 フ ィ ルタでデータ を除外する対象と な る ア ト リ

ビ ュー ト エレ メ ン ト を定義でき ます。

この例では、 [Not In List] を選択し ます。

7 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の リ ス ト を作成するには、[ 追加 ] を ク リ ッ クし ます。 [オブジェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

8 [使用可能なオブジェ ク ト ] リ ス ト でア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択し、 [>] を ク リ ッ ク し て [選択し たオブジェ ク ト ] リ ス ト に追加し ます。

この Tutorial の例では、 "April" （4 月）、 "May" （5 月）、 および "December" （12 月） を選択し ます。

9 [OK] を ク リ ッ ク し て [オブジェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を閉じ

ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 277

10 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンを閉じ ます。

11 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

12 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

この Tutorial の例では、 フ ィ ルタに "Month" （月） と い う 名前を付け、

マイ オブジェ ク ト フ ォルダに保存し ます。

13 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

新しい条件が条件の リ ス ト のど こに追加されるか注意せず、 単純に追加する と、 フ ィ ルタの条件の評価順序が故意でな く 変更される こと があ り ます。 条件の評価順序の変更方法は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

これで、 作成し たフ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照して く ださい。

上記の手順で Tutorial の例に従った場合、 4 月、 5 月、 および 12 月を除外する "Month" （月） フ ィ ルタ を作成し ま し た。 こ こ で、 このフ ィ ルタがレポー ト で使用された場合にレポー ト データがどのよ う にな るかを確認し ます。 "Tutorial" プロ ジェ ク ト から、 "パブリック オブジェクト \レポート\MicroStrategy プラットフォーム機能 \上級レポーティング ガイド "

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

278 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

にあ る " 基本レポー ト " を開き ます。 " 基本レポー ト " （一部を次に表示）には、 1 年のすべての月の従業員売上、 コ ス ト 、 および利益が表示されます。

" 基本レポー ト " で、 Leanne Sawyer の売上への貢献は 316,786 ド ルです。次に、 " 月 " フ ィ ルタ を追加し ます。 これを行 う には、 [ 表示 ] メ ニューで [ デザイ ン表示 ] を選択し ます。 オブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 " 月 " フ ィ ルタ を保存し た場所にナビゲー ト し、 フ ィ ルタ を レポー ト のフ ィ ルタ ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。 レポー ト を再実行する と、 初の地域は次の図のよ う に表示されます。

（上記のフ ィ ルタ されたレポー ト を表示する場合は、 Tutorial プロ ジェ ク トから、 "パブリック オブジェクト \レポート \MicroStrategy プラットフォーム機能 \上級レポーティング ガイド " にあ る " フ ィ ルタ - 月レポート フ ィ ルタ " と い う 名前のレポー ト を開き ます。） このフ ィ ルタ されたレポー ト では、 メ ト リ ッ ク の値は、 フ ィ ルタ されていない " 基本レポー ト " と は異な り ます。 Sawyer の売上への貢献は 198,976 ド ルになっています。フ ィ ルタ されていない " 基本レポー ト " では、 1 年のすべての月のデータがデータ ウ ェ アハウ スから取得されていま し た。 フ ィ ルタ されたレポー ト では、 4 月、 5 月、 12 月のデータはデータ ウ ェ アハウ スから取得されないた

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 279

め、 メ ト リ ッ ク の計算には含まれません。 このフ ィ ルタ されたレポー ト が示すよ う に、 4 月、 5 月、 12 月を除外し た場合、 売上上位の従業員は大きく 異な る場合があ り ます。

ビジネス アトリビュート フォームに基づくデータのフィルタ

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームは、 ビジネス ア ト リ ビ ュー ト に関する追加の説明情報です。 ほ と んどのア ト リ ビ ュー ト には、 フ ォーム ID および説明のみがあ り ます。 しかし、 ア ト リ ビ ュー ト はその他の多 く のフ ォームを持つこ とができ ます。 た と えば、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト には、 " 名 "、 " 姓 "、 " 住所 "、 " メ ール ア ド レ ス " などのフ ォームがあ り ます。 フ ォームは、 組織がそのア ト リ ビ ュー ト について保存し ているデータの説明的なカテゴ リ です。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件を使用し て、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームに基づいてレポー ト データ を フ ィ ルタでき ます。 た と えば、 姓が文字 H から始まる顧客のみのデータ を返すために、 フ ォーム " 姓 "、 演算子 [次の値で始まる]、 および文字 「H」 を値と し て定義されたア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件を作成でき ます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件の例

レポー ト には、 全従業員の売上、 コ ス ト 、 および利益が含まれています。姓が B で始ま る従業員のみのデータ を表示し ます。 そのためには、 " 従業員 " ア ト リ ビ ュー ト の " 姓 " フ ォームに条件設定する フ ィ ルタ を作成し ます。 このア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件を作成する手順を次に示し ます。 手順の後の例は、 このフ ィ ルタがレポー ト で使用された場合にレポー ト データがどのよ う にな るかを示し ています。

ビジネス アトリビュート フォームに基づくフィルタの作成

この手順では、 前述の例に基づいてア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件を作成します。 サンプル MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト を使用し ます。

ビジネス ア ト リ ビ ュー ト フ ォームに基づいてデータ を フ ィ ルタするには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。 フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

• [新規フ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、[OK] を ク リ ッ ク し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

280 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

3 [ ア ト リ ビ ュー ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [ア トリ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

4 データ を条件設定する フ ォームのア ト リ ビ ュー ト を選択し ます。 これは、 次の方法のいずれかで行 う こ と ができ ます。

• [ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド にア ト リ ビ ュー ト の名前を入力し、[OK] を ク リ ッ ク し ます。

• [...] （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 ア ト リ ビ ュー

ト を検索し ます。 [開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 プロ ジェ ク ト のアト リ ビ ュー ト フ ォルダにナビゲー ト し、 ア ト リ ビ ュー ト を選択して、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザから [ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド にア ト リビ ュー ト を ド ラ ッ グ し ます。

この Tutorial の例では、 "Customer" （顧客） を選択し ます。

次の図のよ う な [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

5 [条件] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 レポー ト を条件設定する ア ト リビ ュー ト フ ォームを ク リ ッ ク し ます。

この Tutorial の例では、 "Last Name" （姓） を ク リ ッ ク し ます。

6 [演算子] リ ス ト で演算子を ク リ ッ ク し ます。

この例では、 [ 次の値で始まる ] を ク リ ッ ク し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 281

7 [値] フ ィ ール ド に、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームでの条件設定に使用する値を入力し ます。 これは、 データ ソース内のデータに対し て比較される値です。

選択し た演算子によ っては、 複数の値を入力する必要があ る場合があ り ます。 た と えば、 演算子 [Between] には 2 つの値が必要です。

この Tutorial の例では、 「B」 を入力し ます。

8 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンを閉じ ます。

9 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

10 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

この Tutorial の例では、 フ ィ ルタに " 従業員の姓 = B" と い う 名前を付け、 " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダに保存し ます。

11 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

新しい条件が条件の リ ス ト のど こに追加されるか注意せず、 単純に追加する と、 フ ィ ルタの条件の評価順序が故意でな く 変更される こと があ り ます。 条件の評価順序の変更方法は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

これで、 作成し たフ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照して く ださい。

上記の手順で Tutorial の例に従 う と、 姓が文字 B から始ま る従業員以外のすべての従業員を除外する " 従業員の姓 = B" フ ィ ルタが作成されます。 ここ で、 このフ ィ ルタがレポー ト で使用された場合にレポー ト データがどのよ う にな るかを確認し ます。 "Tutorial" プロ ジェ ク ト から、 "パブリック オブジェクト \レポート \MicroStrategy プラットフォーム機能\上級レポーティング ガイド" にあ る "基本レポー ト " を開き ます。

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282 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

" 基本レポー ト " には、 次の図に示すよ う に、 すべての従業員の売上が表示されます。

次に、 " 従業員の姓 = B" フ ィ ルタ を追加し ます。 これを行 う には、 [ 表示 ] メ ニューで [ デザイ ン表示 ] を選択し ます。オブジェ ク ト ブラ ウザを使用して、 " 従業員の姓 = B" フ ィ ルタ を保存し た場所にナビゲー ト し、 フ ィ ルタを レポー ト のフ ィ ルタ ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。 レポー ト を再実行すると、 次の図のよ う にな り ます。

レポー ト には、 姓が B で始ま る従業員のみの売上が表示されています。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 283

日付に基づ く データのフ ィ ルタ

このフ ィ ルタは、 日付データ型のア ト リ ビ ュー ト に基づいてフ ィ ルタできる ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件です。 た と えば、 2006 年 1 月 1 日から 2006 年 2 月 12 日までのデータのみを返すために、 " 日 " ア ト リ ビ ュー ト に日付条件を作成でき ます。

以下の手順を使用し て、 日付条件フ ィ ルタ を作成し ます。 手順の後の例は、このフ ィ ルタがレポー ト で使用された場合にレポー ト データがどのよ う にな るかを示し ています。

日付に基づくフィルタの作成

この手順では、 前述の例に基づいて日付条件を作成し ます。 サンプル MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト を使用し ます。

日付に条件設定するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

3 [ ア ト リ ビ ュー ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [ア トリ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

4 条件設定する日付データ型のア ト リ ビ ュー ト を選択し ます。 これは、 次の方法のいずれかで行 う こ と ができ ます。

• [ ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド にア ト リ ビ ュー ト の名前を入力し、[OK] を ク リ ッ クする。

• ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 ア ト リビ ュー ト を検索し ます。 [開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 プロ ジェ クト のア ト リ ビ ュー ト フ ォルダにナビゲー ト し、 ア ト リ ビ ュー ト を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

284 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

• オブジェ ク ト ブラ ウザから [ ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド にア ト リビ ュー ト を ド ラ ッ グ し ます。

この Tutorial の例では、 [Day （日） ] ア ト リ ビ ュー ト を選択し ます。

次の図のよ う な [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

5 [ 条件 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択し ます。

この Tutorial の例では、 [ID] ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを ク リ ッ ク し ま

す。

6 [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から演算子を選択し ます。

この例では、 [Between] を選択し ます。

7 [値] フ ィ ール ド に、 日付を入力し ます。 選択し た演算子によ っては、 日付範囲を入力する こ と も でき ます。 次の方法のいずれかを使用し ます。

• ド ロ ッ プダウ ン ボタ ンを ク リ ッ ク し ます。 カレ ンダが表示されます。 カレ ンダの日付を ク リ ッ ク し ます。

• [カレ ンダ] ア イ コ ンを ク リ ッ クする。 日付エデ ィ タが表示されます。日付エデ ィ タの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。 [ 固定日付 ] または [ 動的日付 ] を選択し ます。 動的日付は、 現在の日付の固定オフセ ッ ト です。 た と えば、 今週の月曜日、 今月の 4 日、 今年の 5 月の第 3 水曜日などです。 動的日付の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

この例では、 ド ロ ッ プダウ ン ボタ ンを使用し て、 日付範囲 2006 年 1 月 1 日～ 2006 年 2 月 12 日を選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 285

8 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンを閉じ ます。

9 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

10 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

この Tutorial の例では、 フ ィ ルタに 「Date Filter」 （日付フ ィ ルタ） と い

う 名前を付け、 " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダに保存し ます。

11 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

新しい条件が条件の リ ス ト のど こに追加されるか注意せず、 単純に追加する と、 フ ィ ルタの条件の評価順序が故意でな く 変更される こと があ り ます。 条件の評価順序の変更方法は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

これで、 作成し たフ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照して く ださい。

上記の手順で Tutorial の例に従った場合、 2006 年 1 月 1 日～ 2 月 12 日に収集されたデータ を除 く すべてのデータ を除外する "Date Filter" を作成しま し た。 こ こで、 このフ ィ ルタがレポー ト で使用された場合にレポー ト データがどのよ う にな るかを確認し ます。 "Tutorial" プロ ジェ ク ト から、 "パブリック オブジェクト \レポート \MicroStrategy プラットフォーム機能 \上級レポーティング ガイド " にあ る " 基本レポー ト " を開き ます。"基本レポー ト " には、 次の図に示すよ う に、 すべての従業員の売上が表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

286 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

次に、 "Date Filter" を追加し ます。 これを行 う には、 [ 表示 ] メ ニューで [ デザイ ン表示 ] を選択し ます。 オブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 "Date Filter" を保存し た場所にナビゲー ト し、 フ ィ ルタ を レポー ト のフ ィ ルタ ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。 レポー ト を再実行する と、 次の図のよ う にな り ます。

レポー ト には、 指定し た日付範囲のみの従業員の売上が表示されます。

ア ト リ ビ ュー ト 関係または メ ト リ ッ クに基づ く デー タのフ ィ ルタ : セ ッ ト 条件

このタ イプのフ ィ ルタ を使用し て、 ア ト リ ビ ュー ト のセ ッ ト に基づいてレポー ト にデータ を生成でき ます。 ア ト リ ビ ュー ト のセ ッ ト は、 それらのアト リ ビ ュー ト に関連付け られた メ ト リ ッ ク またはア ト リ ビ ュー ト 間の関係に基づいて動的に生成されます。

た と えば、 メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件によ って、 レポー ト に表示されるデータが、 現在の在庫数が特定の数を下回っている製品のみの売上数に制限される場合を考えてみます。 初に、 システムは指定された在庫数を持つ製品のセ ッ ト を生成する必要があ り ます。 その後、 その製品のセ ッ ト の売上数を生成でき る よ う にな り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 287

関係セ ッ ト 条件によ って、 レポー ト に表示されるデータが、 当座預金口座はあ るが普通預金口座はない銀行顧客に制限される場合を考えてみます。この例では、 システムは 初に当座預金口座を持つ顧客のセ ッ ト を生成する必要があ り ます。 その後、 普通預金口座を持たない顧客のサブセ ッ ト を生成でき ます。

メトリック値または順位に基づくデータのフィルタ: メトリック セット条件

メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件では、 ア ト リ ビ ュー ト に関連付け られた メ ト リ ッ クの値、 順位、 または順位パーセンテージに基づいてセ ッ ト 内のア ト リビ ュー ト を制限する こ と によ って、 フ ィ ルタで使用される ア ト リ ビ ュー トを定義でき ます。 た と えば、 店舗のマネージ ャが、 現在の在庫数が特定のレベルを下回っている製品の売上数を確認する と し ます。 メ ト リ ッ ク セ ット 条件によ って、 マネージ ャは、 メ ト リ ッ ク値、 順位、 または順位パーセンテージ （この場合は、 特定のレベルを下回っている在庫数） に基づき、さ らにア ト リ ビ ュー ト のセ ッ ト （この場合は、 特定の製品） に基づいて、データ を制限でき ます。

結果のレポー ト には、 在庫数がし きい値を下回っている製品のみの売上データが表示されます。 このレポー ト には、 必ずし も それらの製品の在庫数は表示されません。

フ ィ ルタおよび メ ト リ ッ ク計算 : 出力、 区切り、 および順位

メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件は、 出力レベルおよび区切 り 設定によ って も定義されます。 出力レベルを使用し て、 メ ト リ ッ ク が計算される レベルを指定でき ます。 区切 り 設定を使用し て、 メ ト リ ッ ク の順位またはパーセン ト 値のカ ウ ン ト を再開する レベルを選択でき ます。 出力レベルおよび区切 り の詳細および例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。 レベルの説明は、「必須のメトリック コンポーネント」（237 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク の順位またはパーセン ト 値のカ ウ ン ト を停止し てカ ウ ン ト を再開する レベルを指定する こ と も でき ます。 メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件での区切り プロパテ ィ の使用の詳細および例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

288 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

メトリック値または順位に基づくフィルタの作成

この手順では、 単純な メ ト リ ッ ク セ ッ ト 条件の作成について説明し ます。手順内のオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て各オプシ ョ ンの説明を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク値、 順位、 または順位パーセンテージに基づいてデータ を フ ィ ルタするには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。 フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

3 [ セ ッ ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 次の図のよ うな [セ ッ ト 条件] ペイ ンが開き ます。

4 [タ イプ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [ メ ト リ ッ ク ] を選択し ます。

5 [ 出力レベル ] は、 メ ト リ ッ ク結果が計算される レベルです。 デフ ォル トは、 メ ト リ ッ ク のレベルです。 単純なフ ィ ルタの場合は、 出力レベルをデフ ォル ト のま まにし てお く こ と ができ ます。 （レベルの定義は、「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し て く ださい。 出力レベルについては、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なフ ィ ルタ」 の章で詳細に説明し ています。）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 289

6 条件設定する メ ト リ ッ ク を選択し ます。 次の方法のいずれかを使用し ます。

• [ メ ト リ ッ ク] フ ィ ール ド に メ ト リ ッ ク の名前を入力し、 [OK] を ク

リ ッ クする。

• ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 メ ト リ ッ クを検索し ます。 [開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 メ ト リ ッ ク が含まれる フ ォルダにナビゲー ト し、 メ ト リ ッ ク を選択し て、 [OK] を ク リ ッ

ク し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザから [ メ ト リ ッ ク] フ ィ ール ド に メ ト リ ッ ク をド ラ ッ グする。

7 [関数] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 フ ィ ルタ される メ ト リ ッ ク の部分（[ メ ト リ ッ ク値]、 [順位]、 または [パーセン ト ]） を選択し ます。

8 [演算子] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 論理演算子を選択し ます。

9 [値] フ ィ ール ド の隣に、 メ ト リ ッ ク条件に使用する値を入力し ます。 これは、 メ ト リ ッ ク計算が比較される対象と な る値です。 （このフ ィ ールド のその他のオプシ ョ ンについては、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。）

10 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [セ ッ ト 条件] ペイ ンを閉じ ます。

11 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

12 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

13 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

新しい条件が条件の リ ス ト のど こに追加されるか注意せず、 単純に追加する と、 フ ィ ルタの条件の評価順序が故意でな く 変更される こと があ り ます。 条件の評価順序の変更方法は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

これで、 作成し たフ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照して く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

290 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

アトリビュート間の関係に基づくデータのフィルタ : 関係セット条件

Washington, DC 地区で Nike のシ ューズを販売するすべての店舗の状況を知り たい購買担当者について考えてみます。 関係セ ッ ト 条件によ って、 購買担当者は、 2 つのア ト リ ビ ュー ト 間の関係に基づいてデータ を制限でき ます。 この場合は、 " 製品 " （Nike のシ ューズ） と " 都市 " （Washington, DC）です。 これらの関係は、 " 売上 " メ ト リ ッ クによ って定義されます。

関係条件を使用し て、 2 つのア ト リ ビ ュー ト 間に関係を定義し、 その関係にフ ィ ルタ を配置でき ます。 それを使用し て、 ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ント のセ ッ ト （そのア ト リ ビ ュー ト の別のア ト リ ビ ュー ト と の関係に基づいて設定される） に基づいてデータ を制限でき ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タで [セ ッ ト 条件] または [高度な条件] オプシ ョ ンを使用して、 関係フ ィ ルタ を作成でき ます。 [セ ッ ト 条件] オプシ ョ ンではプロセスを案内する イ ン タ フ ェースが提供され、 [高度な条件] オプシ ョ ンではコマン ド を使用し て詳細に制御でき ます。 [高度な条件] オプシ ョ ンの詳細は、『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

フ ィ ルタおよびア ト リ ビ ュー ト : 出力レベル

関係セ ッ ト 条件では、 出力レベルを設定でき ます。 出力レベル と は、 セ ット が計算される レベルです。 前述の例で、 Washington, DC 地区で Nike のシ ューズを販売するすべての店舗を表示する レポー ト を作成するには、 出力レベルを " 店舗 "、 フ ィ ルタ条件を [DC 内の Nike シ ューズ]、関係をフ ァク ト " 売上 " に設定する必要があ り ます。

レベルの詳細は、「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し て く ださい。 出力レベルの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

アトリビュート間の関係に基づくフィルタの作成

この手順では、 単純な関係セ ッ ト 条件の作成について説明し ます。 手順内のオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て各オプシ ョ ンの説明を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 291

ア ト リ ビ ュー ト 間の関係に基づいてフ ィ ルタ を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

3 [ セ ッ ト 条件を追加 ] オプシ ョ ンを ク リ ッ ク し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。[セ ッ ト 条件] ペイ ンが表示されます。

4 [タ イプ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、[ 関係 ] を選択し ます。次の図のよう な [セ ッ ト 条件] ペイ ンが開き ます。

5 出力レベルを設定し ます。 出力レベルは、 セ ッ ト が計算される レベルです。 これを行 う には、 [出力レベル] の横の [...] （[ブラ ウズ] ボタ ン） を

ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 セ ッ ト を計算する レベルを レベルを検索し ます。 選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 （レベルの説明は、「レポートでのデータの集計方法 : メトリック レベル」（149 ページ）を参照し てく ださい。）

6 [フ ィ ルタ条件] 領域で、 次の方法のいずれかでフ ィ ルタ を選択し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

292 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 既存のフ ィ ルタ を使用する場合は、 [ ブ ラウズ ] を ク リ ッ クする。 [開く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 フ ィ ルタが含まれる フ ォルダにナビゲー ト し、 フ ィ ルタ を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

• 新規フ ィ ルタ を作成する場合は、 [ 新規作成 ] を ク リ ッ クする。 条件エデ ィ タが開き ます。 （このエデ ィ タは、 フ ィ ルタ エデ ィ タに似ています。） 条件エデ ィ タ を使用し てフ ィ ルタ を作成する手順は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し ます。 完了し た ら、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

7 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [セ ッ ト 条件] ペイ ンを閉じ ます。

8 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

9 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

10 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

新しい条件が条件の リ ス ト のど こに追加されるか注意せず、 単純に追加する と、 フ ィ ルタの条件の評価順序が故意でな く 変更される こと があ り ます。 条件の評価順序の変更方法は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

これで、 作成し たフ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照して く ださい。

既存のフ ィ ルタ またはレポー ト 結果に基づ く デー タのフ ィ ルタ : シ ョ ー ト カ ッ ト 条件

既存のレポー ト 結果または既存のフ ィ ルタ を、 新規フ ィ ルタの基礎と し て使用でき ます。 既存のレポー ト または既存のフ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ トを作成するので、 これらのタ イプのフ ィ ルタはシ ョ ー ト カ ッ ト 条件と呼ばれます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 293

別のレポートの結果に基づくデータのフィルタ : レポートへのショートカット条件

既存のレポー ト の結果を、 別のレポー ト のフ ィ ルタ と し て使用でき ます。初のレポー ト 自体を新規レポー ト 内でフ ィ ルタ と し て使用でき ます。 こ

のタ イプのフ ィ ルタは、 レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件と呼ばれます。

レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件と し て使用するには、 レポー ト に以下のオブジェ ク ト のいずれかが含まれていた り 、 レポー ト が以下のレポー ト タ イプのいずれかであった り する こ と はでき ません。

• コ ン ソ リ デーシ ョ ン

• カス タ ム グループ

• フ リ ーフ ォーム SQL レポー ト : MicroStrategy のフ リ ーフ ォーム SQL 機能を使用し て作成されたレポー ト

• MDX キ ューブ レポー ト : SAP Business Intelligence Warehouse（SAP BW）、 Microsoft Analysis Services （Analysis Services）、Hyperion Essbase （Essbase） などの MDX キ ューブ ソースからデータ を取 り 出すレポー ト

た と えば、 次に示す " 基本レポー ト " について考えます。 フ ィ ルタは使用されていません。 Leanne Sawyer の売上は、 316,786 ド ルです。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

294 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

次に、 "Revenue By Brand" （ブラ ン ド別売上） レポー ト を " 基本レポー ト " の [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンに配置し て、"Revenue By Brand" レポー ト を " 基本レポー ト " でフ ィ ルタ と し て使用し ます。 " 基本レポー ト " を再実行し ます。

新しいフ ィ ルタによ って、 " 基本レポー ト " には "Revenue By Brand" レポート の結果に指定されたブラ ン ド のみで計上された売上が社員別に表示されます。 フ ィ ルタ された " 基本レポー ト " を次に示し ます。 Leanne Sawyer の売上は、 203,355 ド ルに減っています。

上記の例を自分で実行し てみま し ょ う 。 " 基本レポー ト " および "Revenue By Brand" （ブラ ン ド別売上） レポー ト は、 "パブリック オブジェクト \レポート \MicroStrategy プラットフォーム機能 \上級レポーティング ガイド " にあ り ます。

レポー ト を フ ィ ルタ と し て使用し、 その他の条件を追加し て、 フ ィ ルタ定義全体を拡張する こ と も でき ます。 た と えば、 " 南西部 " 地域のすべての顧客を表示する 1 つのレポー ト の結果セ ッ ト を取得し、 その結果セ ッ ト をフ ィ ルタ と し て新規レポー ト に配置し、 当年のア ク テ ィ ブな顧客の新しいフ ィ ルタ条件を追加でき ます。 新規レポー ト には、 " 南西部 " 地域で現在アク テ ィ ブなすべての顧客が表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 295

このアプローチは、 特定の地域の顧客のレポー ト など、 基本的で比較的単純なレポー ト をプロ ジェ ク ト 内にい く つか作成する こ と の有用性を示し ています。 これらの基本的なレポー ト を レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト フ ィ ルタで使用し て、 フ ィ ルタ作成プロセス を効率化する こ と ができ ます。

レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件と OLAP Services

MicroStrategy OLAP Services があ る場合、 レポー ト の表示定義は、 レポー トがレポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件でどのよ う に使用されるかに影響し ないこ と に注意し て く ださい。 レポー ト のデータ定義は、 レポー ト の情報を取得するためにデータベースに送信される ク エ リ です。 一方、 レポー ト の表示定義は、 取得し た情報の う ちどれだけの量を レポー ト に表示するかを決定し ます。 レポー ト を フ ィ ルタ と し て使用する と きは、 レポー ト のデータ定義全体が考慮され、 表示定義はフ ィ ルタ条件に影響し ません。

MicroStrategy OLAP Services 製品の概要は、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「OLAP Services があるかどうかの判断」（17 ページ）を参照し て く ださい。

レポートの結果に基づくフィルタの作成 : レポートへのショートカット条件

この手順では、 単純なレポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件の作成について説明し ます。 手順内のオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て各オプシ ョ ンの説明を参照し て く ださい。

レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件でレポー ト を フ ィ ルタ と し て使用するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

296 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 [ レポー ト にシ ョ ー ト カ ッ ト を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。[レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト ] ペイ ンが開き ます。 次の図は、 レポー トを選択し た後のペイ ンを示し ています。

4 以下のいずれかの方法で、 フ ィ ルタ と し て使用する レポー ト を選択し ます。

• [レポー ト ] フ ィ ール ド にレポー ト の名前を入力し、 [OK] を ク リ ッ ク

し ます。

• ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 レポー ト を検索し ます。 [開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 レポー ト が含まれるフ ォルダにナビゲー ト し、 レポー ト を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し

ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザから [レポー ト ] フ ィ ール ド にレポー ト を ドラ ッ グ し ます。

コ ン ソ リ デーシ ョ ン またはカス タ ム グループが含まれる レポート 、 フ リ ーフ ォーム SQL レポー ト 、 ク エ リ ビルダ キ ューブ レポー ト 、 または MDX キ ューブ レポー ト は、 レポー ト へのシ ョ ート カ ッ ト と し て使用でき ません。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト ] ペイ ンを閉じ ま

す。

6 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

7 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 297

8 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

これで、 作成し たレポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト フ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て く ださい。

既存のフィルタに基づくデータのフィルタリング : フィルタへのショートカット条件

フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件を使用する と、 既存のフ ィ ルタ を新規フ ィ ルタに移動し て、 新規フ ィ ルタ を レポー ト に適用でき ます。 その他の条件を新規フ ィ ルタに追加し、 新規フ ィ ルタ を レポー ト に適用する こ と もでき ます。 た と えば、 フ ィ ルタ 1 に 2 つの条件 A および B が含まれていると し ます。 フ ィ ルタ 1 を新規フ ィ ルタの基礎と し て使用し、 別の条件 C を新規フ ィ ルタに追加でき ます。 この新規フ ィ ルタ を使用する レポー ト に表示されるには、 フ ィ ルタ対象のデータが 3 つの条件 A、 B、 および C すべてを満たす必要があ り ます。 フ ィ ルタ 1 がこのプロセスによ って変更される こ と はあ り ません。

た と えば、 あなたが Boston、 Providence、 および Greenwich の店舗を担当する New England のマネージ ャであ る と し ます。 プロ ジェ ク ト には、 " 担当地域内の店舗 " と い う 名前のフ ィ ルタが含まれてお り 、 Boston、 Providence、および Greenwich の店舗が定義されています。 2 つ目のフ ィ ルタは " 女性用衣料 " と い う 名前で、 カテゴ リ " ブラ ウ ス " および " ド レ ス " が含まれています。 3 つ目のフ ィ ルタ "2006 年 12 月のすべての日 " は、 2006 年 12 月のすべての日を含む日付範囲です。 女性用衣料について自分の店舗の 12 月の売上を調べるために、 新規フ ィ ルタ を作成し ます。 新規フ ィ ルタに、 3 つのフ ィ ルタそれぞれへのシ ョ ー ト カ ッ ト を含めます。 この新規フ ィ ルタを レポー ト で使用し ます。 元にな る 3 つのフ ィ ルタは変更されません。 このこ と は、 これらのフ ィ ルタの 1 つまたは複数を使用する他のレポー ト にと って重要です。

既存のフ ィ ルタ を新規フ ィ ルタの基礎と し て使用し、 その他の条件を追加し て、 フ ィ ルタ定義全体を拡張する こ と も でき ます。 た と えば、 " 南西部 " 地域のすべての顧客のデータ を選別する フ ィ ルタ を取得し、 そのフ ィ ルタを新規レポー ト に配置し、 当年のア ク テ ィ ブな顧客の新しいフ ィ ルタ条件を追加でき ます。 新規フ ィ ルタによ って、 " 南西部 " 地域で現在ア ク テ ィ ブなすべての顧客のデータが選別されます。

このアプローチは、 特定の地域の顧客のフ ィ ルタ など、 基本的で比較的単純なフ ィ ルタ をプロ ジェ ク ト 内にい く つか作成する こ と の有用性を示し ています。 これらの基本的なフ ィ ルタ をフ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト フ ィ ルタで使用し て、 フ ィ ルタ作成プロセス を効率化する こ と ができ ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

298 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

別のフィルタに基づくフィルタの作成

この手順では、 単純なフ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト 条件の作成について説明し ます。 手順内のオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て各オプシ ョ ンの説明を参照し て く ださい。

別のフ ィ ルタに基づいてフ ィ ルタ を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ フ ィ ルタ ] を選択し ます。 フ ィ ルタ エデ ィ タが開き ます。

• [新規のフ ィ ルタ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スのプロ ンプ ト が表示された場合、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

2 右上の [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内でダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

3 [ フ ィ ルタにシ ョ ー ト カ ッ ト を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト ] ペイ ンが開き ます。 次の図は、 フ ィ ルタを選択し た後のペイ ンを示し ています。

4 以下のいずれかの方法で、 フ ィ ルタ を選択し ます。

• [フ ィ ルタ] フ ィ ール ド にフ ィ ルタの名前を入力し ます。

• ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てブラ ウズ し、 フ ィ ルタ を検索し ます。 [開 く ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 フ ィ ルタが含まれるフ ォルダにナビゲー ト し、 フ ィ ルタ を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し

ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 299

• オブジェ ク ト ブラ ウザから [フ ィ ルタ] フ ィ ール ド にフ ィ ルタ を ドラ ッ グ し ます。

5 [OK] を ク リ ッ ク し て、 [フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト ] ペイ ンを閉じ ま

す。

6 フ ィ ルタ エデ ィ タ ツールバーの [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し ます。[フ ィ ルタに名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

7 フ ィ ルタ を保存するプロ ジェ ク ト フ ォルダにナビゲー ト し、 自分またはほかのユーザが将来ほかのレポー ト で使用でき る よ う に、 フ ィ ルタに説明的な名前を付けます。

8 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

これで、 作成し たフ ィ ルタがレポー ト に追加でき る よ う にな り ま し た。 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照して く ださい。

演算子によ る フ ィ ルタ条件の結合

フ ィ ルタに複数の条件があ る場合は、 常に演算子で結合されます。 条件が結合される場合、 演算子は、 異な る フ ィ ルタ条件間の相互関係を規定し、フ ィ ルタ内の条件の評価順序に影響し ます。

レポー ト フ ィ ルタに複数の条件があ る場合、 次のいずれか と し て演算子を定義でき ます。

• AND

• OR

• OR NOT

• AND NOT

AND 演算子は、 複数の条件がフ ィ ルタに追加された と きにデフ ォル ト で割り 当て られる演算子です。 [フ ィ ルタの定義] ペイ ンで AND と い う 語を右クリ ッ ク し、 [ 演算子を切り替え ] をポイ ン ト し て、 異な る演算子を選択するこ と によ って、 デフ ォル ト の AND 演算子を変更でき ます。

上記の演算子それぞれについて、 以降でレポー ト の例と共に説明し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

300 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト 制限に適用する高度な演算子の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の付録 B、 「フ ィ ルタ リ ングのための論理演算子と数学演算子」 を参照し て く ださい。

フ ィ ルタ内の条件の間の評価順序を変更する方法の詳細は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

AND 演算子

デフ ォル ト では、 演算子 AND がフ ィ ルタ条件の間に挿入されます。

以下の図は、 フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト と、 2 つのフ ィ ルタ条件が適用されて AND で結合された後の結果のレポー ト を示し ています。フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト は、 次のよ う に表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 301

フ ィ ルタ (Year = 2006) And (Region = Northeast) （(年 = 2006 ) AND (地域

= 北東部)） が適用される と、 レポー ト は次のよ う に表示されます。

次の図は、 AND 演算子の結果セ ッ ト への影響を示し ています。

斜線の部分が、 レポー ト の結果セ ッ ト を表し ています。 2006 年に 北東部で計上された売上のみが含まれます。

OR 演算子

論理学の用語の知識があ る方は、 OR 演算子は、 排他的論理和ではな く 包含的論理和と し て機能する と考えて く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

302 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

以下の図は、 フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト と、 2 つのフ ィ ルタ条件が適用されて OR で結合された後の結果のレポー ト を示し ています。フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト は、 次のよ う に表示されます。

フ ィ ルタ (Year = 2006) Or (Region = Northeast) （(年 = 2006 ) OR (地域 =

北東部)） が適用される と、 レポー ト は次のよ う に表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 303

次の図は、 OR 演算子の結果セ ッ ト への影響を示し ています。

斜線の部分で表わされている よ う に、 2006 年または Northeast で発生し た売上、 あ るいは 2006 年と 両方で発生し たた売上が結果セ ッ ト に返されます。

OR NOT 演算子

以下の図は、 フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト と、 2 つのフ ィ ルタ条件が適用されて OR NOT で結合された後の結果のレポー ト を示し ています。フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト は、 次のよ う に表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

304 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

フ ィ ルタ (Year = 2006) Or Not(Region = Northeast) が適用される と、 レ

ポー ト は次のよ う に表示されます。

次の図は、 OR NOT 演算子の結果セ ッ ト への影響を示し ています。

この場合、 2006 年に任意の地域 （北東部を含む） で計上された売上、 またはその他のすべての年に北東部を除 く 任意の地域で計上された売上が結果セ ッ ト に返されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 305

AND NOT 演算子

以下の図は、 フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト と、 2 つのフ ィ ルタ条件が適用されて AND NOT で結合された後の結果のレポー ト を示し ています。 フ ィ ルタ を使用し ない初期のレポー ト は、 次のよ う に表示されます。

フ ィ ルタ (Year = 2006) And Not(Region = Northeast) が適用される と、 レ

ポー ト は次のよ う に表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

306 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

次の図は、 AND NOT 演算子の結果セ ッ ト への影響を示し ています。

斜線の部分で表わされている よ う に、 2006 年に北東部を除 く すべての地域で発生し た売上が結果セ ッ ト に返されます。

フィルタ条件を結合する演算子の変更

次の手順では、 フ ィ ルタ条件を結合する演算子を変更する方法を示し ます。

演算子の変更は、 フ ィ ルタ内の条件の間の評価順序に影響する こ と があ ります。 フ ィ ルタ内の条件の間の評価順序を変更する方法の詳細は、「フィルタ内の条件の評価順序を変更」（308 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタ条件間の演算子を変更するには

1 フ ィ ルタ エデ ィ タ を開き ます。 手順は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

2 複数の条件を [フ ィ ルタ定義] ペイ ンに追加し ます。 フ ィ ルタ条件を作成する手順は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 307

3 次の図に示すよ う に、 [フ ィ ルタ定義] ペイ ンで、 演算子を右ク リ ッ クし、 [ 演算子を切り替え ] をポイ ン ト し て、 必要な演算子を選択し ます。

フ ィ ルタの定義へのユーザ入力の要求

フ ィ ルタが含まれる レポー ト を実行するユーザに、 フ ィ ルタの定義の特定の要件を自分で決定させる こ と ができ ます。 これによ って、 表示される レポー ト 結果を個々のユーザが定義でき ます。 これを行 う には、 フ ィ ルタの定義にプロ ンプ ト を含めます。 各ユーザがフ ィ ルタの結果に影響を与え られる よ う にするプロ ンプ ト を フ ィ ルタで使用し て、 そのユーザに と って意味のあ る特定の数値、 日付、 またはテキス ト を入力させる こ と ができ ます。プロ ンプ ト の例は、「ユーザ入力の要求 : プロンプト」（310 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタの定義にプロ ンプ ト を追加する大まかな手順を次に示し ます。

1 フ ィ ルタに必要なプロ ンプ ト タ イプを決定し ます。 フ ィ ルタの定義で使用でき るプロ ンプ ト タ イプは、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）の表に示されています。

2 この章の手順に従って、 そのプロ ンプ ト を作成し ます。 適切な手順は、「プロンプトの作成」（319 ページ）を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

308 レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 次に、 この章の手順に従って、 プロ ンプ ト をフ ィ ルタの定義に追加し ます。「フィルタ エディタでのフィルタの定義へのプロンプトの追加」

（384 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタの編集

フ ィ ルタ エデ ィ タ を使用し て、 既存のフ ィ ルタ を変更でき ます。 フ ィ ルタ エデ ィ タの図およびフ ィ ルタの操作の詳細は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタ を編集する際に、 新規条件の追加、 条件内の演算子の変更、 またはフ ィ ルタの定義の一部であ る条件の削除を行 う こ と ができ ます。 条件の評価順序を変更する こ と も でき ます。

• 条件を追加するには、「フィルタのタイプ」（272 ページ）を参照し て追加する条件のタ イプを決定し、 選択し たフ ィ ルタのタ イプに該当する項を参照し ます。

• 条件間の演算子を変更するには、「フィルタ条件間の演算子を変更するには」（306 ページ）を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタから条件を削除するには、 フ ィ ルタ を開き、 削除する条件を選択し てから Delete キーを押し ます。

• フ ィ ルタ内の条件の評価順序を変更するには、 下のオプシ ョ ンを参照して く ださい。

フィルタ内の条件の評価順序を変更

フ ィ ルタの上部の条件が 初に評価されます。 評価順序を変更するには、どのよ う な 終評価順序し たいかによ って、 次のよ う な複数の手順を実行でき ます。

• 条件を上下に移動し て、 他の条件よ り 前または後に実行する よ う に順序を決めます。 条件を上下へ相互に移動するには、 同じ レベルでイ ンデント されている必要があ り ます。 これを行 う には、 MicroStrategy Web で、条件の隣にあ る [ 上方向へシフ ト ] または [ 下方向へシフ ト ] を ク リ ッ クし ます。 操作に応じ て、 条件が上方向または下方向へ移動し ます。

• 一緒に評価される よ う に、 条件をグループ化でき ます。 条件をグループ化するには、 少な く と も 3 つ以上の条件がフ ィ ルタに含まれている必要があ り ます。 これを行 う には、 MicroStrategy Web で、 グループ化し たい

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト でのデータのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ 309

2 つの条件の間にあ る [ 左方向にシフ ト ] または [ 右方向にシフ ト ] を クリ ッ ク し ます。 これらの条件はグループ化され、 ま と めて左方向または右方向にイ ンデン ト されます。

• 条件を追加または削除する と、 評価順序は変更されます。 条件を追加するには、「フィルタのタイプ」（272 ページ）を参照し て追加する条件のタ イプを決定し、 選択し たフ ィ ルタのタ イプに該当する項を参照し ます。 フ ィ ルタから条件を削除するには、 フ ィ ルタ を開き、 削除する条件を選択し てから Delete キーを押し ます。

• 条件の間の演算子を変更する場合、 条件の評価順序が変更される こ と があ り ます。 条件間の演算子を変更する方法は、「フィルタ条件間の演算子を変更するには」（306 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト へのフ ィ ルタの追加

新規または既存のレポー ト に 1 つ以上のフ ィ ルタ を追加するには、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て く ださい。

その他のフ ィ ルタ機能

『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 には、 以下の高度な機能に関する詳細情報が記載されています。

• ア ト リ ビ ュー ト 対ア ト リ ビ ュー ト 条件 : それぞれのア ト リ ビ ュー ト フ ォームを使用し て 2 つのア ト リ ビ ュー ト を比較する レポー ト の作成について学習し ます。

• 動的日付 : 現在の日付の固定オフセ ッ ト でフ ィ ルタする方法を学習し ます。

• セ ッ ト 条件フ ィ ルタの区切 り プロパテ ィ : メ ト リ ッ ク の順位またはパーセン ト 値のカ ウ ン ト を再開する レベルについて学習し ます。

• メ ト リ ッ ク と メ ト リ ッ ク の比較 : 2 つの メ ト リ ッ ク の値を動的に比較する フ ィ ルタ を作成する方法を学習し ます。

• セ ッ ト 条件フ ィ ルタの出力レベル : メ ト リ ッ ク がセ ッ ト 条件について計算される レベルを指定する方法を学習し ます。

• カス タ ム式 : 特定のニーズに適合する カス タ ム メ ト リ ッ ク式の作成について学習し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

310 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

• 結合エレ メ ン ト リ ス ト : レポー ト の結果セ ッ ト を フ ィ ルタするための、さ まざまなア ト リ ビ ュー ト からのア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の使用について学習し ます。

• イ ンポー ト されたフ ィ ルタ エレ メ ン ト : 既存フ ァ イルのデータの リ ス トを フ ィ ルタ定義にイ ンポー ト する方法を学習し ます。

• レポー ト オブジェ ク ト プロ ンプ ト : あ る レポー ト の結果をプロ ンプ トに含める方法、 および検索オブジェ ク ト を指定するかレポー ト の実行時に選択する定義済のオブジェ ク ト リ ス ト を指定する方法を学習し ます。

ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト

プロ ンプ ト は、 レポー ト 実行時にユーザに提示される質問です。 質問に対するユーザの回答によ って、 データ ソースからデータが返された と きにどのデータがレポー ト に表示されるかが決定されます。

た と えば、 会計事務所のアナ リ ス ト が、 顧客の実際の売上および売上予測が表示される よ う にデザイ ン されたレポー ト を必要と し ている と し ます。ただし、 顧客であ るすべての企業のデータが表示される必要はあ り ません。特定の企業の当年の売上および予測にのみ関心があ り ます。

レポー ト デザイナは、 データ を表示する企業の選択をユーザに求めるプロ ンプ ト と、 データ を表示する年をユーザに質問する別のプロ ンプ ト を作成でき ます。 レポー ト デザイナは、 プロ ンプ ト を レポー ト に配置し ます。アナ リ ス ト がレポー ト を実行する と、 レポー ト の SQL ク エ リ がデータ ソースに送信される前に、 これらの質問に回答する こ と を要求するプロ ンプ トが表示されます。 その結果と し て、 このアナ リ ス ト が関心を持つ企業および年のみの売上および予測の数値がレポー ト に表示されます。

上で説明し たレポー ト は、 MicroStrategy Architect の一部であ る Financial Reporting Analysis Module （財務会計レポー ト 分析モジ ュール） に含まれます。

レポー ト デザイナは、 レポー ト に 1 つ以上のプロ ンプ ト を含める こ と ができ ます。 以下の理由から、 プロ ンプ ト はレポー ト デザイナに と って効果的なツールです。

• プロ ンプ ト によ って、 レポー ト を実行する各ユーザは、 プロ ンプ ト に回答し てレポー ト を実行する こ と で、 個別化されたデータのセ ッ ト をデータ ソースから要求でき ます。 事実上、 各ユーザがレポー ト に対し て独自のフ ィ ルタ を作成し ている こ と にな り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 311

• プロ ンプ ト によ って、 レポー ト デザイナが作成する レポー ト の数は全体的に減少し ます。 アナ リ ス ト ご と に個別化された多数の特定のレポート を作成する必要はな く 、 包括的なオブジェ ク ト を使用でき るからです。

• プロ ンプ ト によ って、 レポー ト デザイナは、 プロ ジェ ク ト で使用可能な 新のオブジェ ク ト がレポー ト 上で使用される よ う にする こ と ができます。 これは、 プロ ンプ ト 内の検索オブジェ ク ト を使用し て可能にな ります。 レポー ト を実行する こ と によ ってユーザがプロ ンプ ト を起動すると、 検索オブジェ ク ト によ ってプロ ジェ ク ト が調べられ、 レポー ト デザイナが定義し た検索基準に適合する 新のオブジェ ク ト が取得されます。 し たがって、 プロ ンプ ト がいつ作成された ものであって も、 ユーザはレポー ト を実行するたびに、 プロ ジェ ク ト で使用可能な 新のオブジェ ク ト の リ ス ト からプロ ンプ ト 回答を選択する こ と にな り ます。 プロ ンプ ト が作成された と きには存在し なかったオブジェ ク ト も含まれます。

• プロ ンプ ト を使用する と、 ユーザは、 プロ ンプ ト レポー ト を保存するこ と によ って、 プロ ンプ ト の作成時に基と なったプロ ジェ ク ト 内の元のオブジェ ク ト にプロ ンプ ト を接続し た状態に保持でき るので、 保存されたレポー ト 上のオブジェ ク ト を 新に保つこ と が可能です。 プロ ジェ クト でオブジェ ク ト が変更または削除された場合、 プロ ンプ ト レポー トの次回の実行時に、 レポー ト にそれらの変更が反映されます。

プロ ンプ ト を使用する と、 データ ソースから返されるデータの制限方法をユーザに決定させる こ と ができ ます。

レポー ト 内でプロ ンプ ト を使用し、 Apple ® iPhone ® または iPad ® で表示する方法はは、 『上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

プロ ンプ ト によ ってレポー ト に表示される特定のデータが決定されるので、プロ ンプ ト はフ ィ ルタ （「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」 を参照） に似ています。 レポー ト デザイナから見た相違点は、 レポー ト のフ ィ ルタは 1 つの特定の定義を レポー ト に与え るために作成する こ と です。し たがって、 フ ィ ルタ されたレポー ト では、 そのレポー ト を実行するすべてのユーザに対し て同じデータのセ ッ ト が表示されます。 それに対し て、プロ ンプ ト ではレポー ト の内容が動的に変更されます。 プロ ンプ ト を使用し て、 ユーザは、 データ ソースに送信される レポー ト ク エ リ の一部にする、 またはそ こから除外するオブジェ ク ト （ア ト リ ビ ュー ト 、 ア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト 、 メ ト リ ッ ク など） を決定でき ます。 し たがって、 プロ ンプ ト は、 特定のレポー ト に対する独自のフ ィ ルタ をユーザが作成する方法と考え る こ と ができ ます。 次にその例を示し ます。

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312 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

• ユーザは、 既存の複数のフ ィ ルタから選択し て、 実行し よ う と し ているレポー ト 上のデータ を選別する フ ィ ルタ を決定でき ます。 これを行 う には、 既存のフ ィ ルタが含まれたオブジェ ク ト プロ ンプ ト を作成し、 そのオブジェ ク ト プロ ンプ ト を レポー ト に配置し ます。 それによ って、ユーザがレポー ト に適用する フ ィ ルタ を選択でき ます。

• プロ ンプ ト によ って、 レポー ト に動的なレポー ト 定義を持たせる こ と ができ ます。 ユーザは、 プロ ンプ ト で異な る回答を選択する こ と によ って、 ク エ リ を発行するたびにそのレポー ト 定義を変更でき ます。 " 年 " ア ト リ ビ ュー ト が含まれる ア ト リ ビ ュー ト プロ ンプ ト を作成し た場合、ユーザはレポー ト 結果と し て必要な年を選択する よ う 求められます。初に 2005 年を選択し てレポー ト を実行し、 次回は 2006 年を選択する こと ができ ます。

プロンプトおよびセキュリティ フィルタ

MicroStrategy のセキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタによ って、 特定の MicroStrategy プロジェ ク ト 内の特定のオブジェ ク ト へのユーザのア ク セス または表示が制限されます。 その結果、 幅広いデータのセ ッ ト が表示される よ う にレポー トがデザイ ン されている場合でも、 セキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタによ って、 レポート に表示されるデータ を制限でき ます。 た と えば、 あ る レポー ト には米国のすべての地域の売上データが表示されますが、 一部のユーザは自分の MicroStrategy ユーザ アカ ウ ン ト に、 データの表示を " 北東部 " 地域のみに制限するセキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタが割 り 当て られている場合があ り ます。

プロ ンプ ト に関し て言 う と、 これは、 プロ ンプ ト の作成者が幅広いプロ ンプ ト 回答のセ ッ ト をそのレポー ト のユーザが使用でき る よ う に明示的に定義し た と し て も、 セキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタが割 り 当て られているユーザには、 プロ ンプ ト レポー ト を実行し た と きに特定のプロ ンプ ト 回答のみが選択肢と し て表示される場合があ る こ と を意味し ます。

ユーザが使用でき るプロ ンプ ト 回答を説明する と き、 このガイ ド では、 特定のオブジェ ク ト またはオブジェ ク ト エレ メ ン ト への個々のユーザのア クセスがセキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタによ って制限されていないこ と を前提と し ています。 ただし、 ほ と んどの環境でセキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタが使用されるので、 プロ ンプ ト に回答する と きのユーザへのセキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタの影響の可能性を認識し てお く こ と が重要です。 ユーザのレポー ト ニーズに対して特定のプロ ンプ ト をデザイ ンする と きは、 この可能性について考慮する必要があ り ます。

セキ ュ リ テ ィ フ ィ ルタの詳細は、 『MicroStrategy システム管理ガイ ド』 を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 313

プロ ンプ ト のコ ンポーネン ト

プロ ンプ ト を構成する要素によ って、 プロ ンプ ト の表示および機能が制御されます。 これらのコ ンポーネン ト には、 以下のものがあ り ます。

• 回答の要件 : このコ ンポーネン ト によ って、 ユーザがプロ ンプ ト に回答する必要があ るか、 または回答がオプシ ョ ンかを設定でき ます。 回答が必須の場合は、 回答が提供される まで、 このプロ ンプ ト を含むレポー トは実行されません。

必須のプロ ンプ ト を含むレポー ト は回答が提供される まで実行されないので、 このタ イプのプロ ンプ ト を含むレポー ト は購読には適し ていないこ と に留意し て く ださい。 これは、 購読では必須のプロ ンプ ト に回答できず、 し たがってレポー ト を実行できないからです。 その場合、 購読は自動的に無効にな り 、 削除されます。このシナ リ オを回避するために、 回答を必須にする場合は必ずデフ ォル ト 回答を追加し ます。

• デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答 : このコ ンポーネン ト によ って、 プロ ンプト に対し て事前に選択された回答を含める こ と ができ ます。 ユーザは、これを受け入れるか、 異な る回答に置換するか、 受け入れて回答を さ らに追加する こ と ができ ます。

• 個人用回答 : ユーザは、 このコ ンポーネン ト を使用し て、 特定のプロ ンプ ト に対するプロ ンプ ト 回答を保存し、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト でその回答を再利用する こ と ができ ます。 個人用回答は、プロ ンプ ト ご とおよびユーザご と に保存されますが、 さ まざまなレポート に使用でき ます。 ユーザが個人用回答を保存する こ と を許可する と、固定レポー ト の保存に取られる記憶領域を減らすこ と ができ ます。

• タ イ ト ルおよび説明 : このコ ンポーネン ト によ って、 プロ ンプ ト にわかり やすい名前を付ける こ と ができ ます。 ユーザがプロ ンプ ト を簡単と感じ るか複雑と感じ るかに大き く 影響し ます。 プロ ンプ ト の使用方法に関する説明を含める こ と も でき ます。

これらのオプシ ョ ンを決定する と きは、 レポー ト およびレポー ト 上のオブジェ ク ト についてのユーザのニーズおよび目的を考慮し ます。

これらのプロ ンプ ト コ ンポーネン ト は、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード を使用し て定義し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード にア ク セスする手順は、「プロンプトの作成」（319 ページ）を参照し て く ださい。 各プロ ンプ ト プロパテ ィ について、 次に説明し ます。

プロ ンプ ト レポー ト にスケジ ュールを適用する計画があ る場合、 回答の要求およびデフ ォル ト の回答に関する決定が、 レポー ト がスケジ ュールどお り に自動的に実行された と きにどのよ う にフ ィ ルタ されるかに影響し ます。 これらのオプシ ョ ンのさ まざまな組み合わせ

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

314 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

が、 スケジ ュール レポー ト の実行時にフ ィ ルタにどのよ う に影響するかを示す表は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なプロ ンプ ト 」 の章を参照し て く ださい。

回答の要件

レポー ト の実行時にユーザにプロ ンプ ト への回答を必須にするか、 回答をオプシ ョ ンにする こ と ができ ます。

• 必須 : 必須のプロ ンプ ト は、 少な く と も 1 つのプロ ンプ ト 回答を選択肢から選択する必要があ る こ と を意味し ます。 選択し ない場合、 レポー トは実行されません。

• オプシ ョ ン : オプシ ョ ンのプロ ンプ ト の場合、 プロ ンプ ト 回答を選択する必要はあ り ません。 レポー ト は、 ユーザからの入力な しで実行されます。

プロ ンプ ト に回答が必要と判断し た場合でも、 デフ ォル ト の回答を用意する こ と をお勧めし ます。 デフ ォル ト の回答を用意すれば、 ユーザは単純にデフ ォル ト を受け入れる こ と ができ るので、 プロ ンプ ト レポー ト を迅速に実行でき ます。 デフ ォル ト の回答は、 プロ ンプ ト に同じ回答を選択する と思われるユーザが多数いる レポー ト の場合に特に便利です。「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て く ださい。

回答が必須かオプシ ョ ンかを指定するには、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード で [ プロンプ ト への回答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 作成するプロ ンプ ト のタ イプ、 およびプロ ンプ ト を作成する と きにこの設定を選択する手順は、 以降の該当する手順を参照し て く ださい。

デフォルトのプロンプト回答

プロ ンプ ト のデフ ォル ト の回答を指定でき ます。 指定し た場合、 ユーザは次のいずれかを選択でき ます。

• デフ ォル ト の回答を使用し てレポー ト を実行する

• 異な る回答を選択する

• デフ ォル ト の回答を保持し、 その他の回答を追加する

デフ ォル ト の回答を用意する と、 ユーザは 1 回のク リ ッ ク で簡単にデフ ォル ト を受け入れてレポー ト を実行する こ と ができ るので、 プロ ンプ ト レポー ト を よ り 迅速に実行でき ます。 プロ ンプ ト にデフ ォル ト の回答が用意されていない場合に、 回答が必須であれば、 ユーザは時間をかけてプロ ンプ ト のそれぞれの質問に個別に回答する必要があ り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 315

デフ ォル ト の回答は、 ユーザの大部分がプロ ンプ ト に同じ よ う に回答する場合に特に便利です。 一般的な例と し て、 " 年 " ア ト リ ビ ュー ト のプロ ンプト があ り 、 ユーザは、 こ こからデータ を表示する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ント （1998、 2005、 2006 など） を選択でき る場合です。 多 く のユーザがレポー ト を実行するたびに当年を選択する場合、 デフ ォル ト の回答と し て当年を用意する と、 ユーザは時間を節約でき ます。

ユーザが選択でき る 小および 大の回答数を設定する こ と も でき ます。ユーザの回答を特定の数に制限するかど う かを決定する と きは、 アナ リ スト の観点から、 ほ と んどのタ イプのプロ ンプ ト で、 選択でき る回答数が増え るほど レポー ト に表示される情報が多 く な る点に注意し て く ださい。

回答の 大数および 小数のオプシ ョ ンは、 デフ ォル ト の回答に特に適用されるわけではあ り ません。 プロ ンプ ト に許可される回答の合計数に適用されます。

デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答および許可するプロ ンプ ト 回答の 小数または 大数を指定するには、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード で [ デフ ォル ト のプロンプ ト 応答を選択 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。 作成するプロ ンプト のタ イプ、 およびプロ ンプ ト を作成する と きにこの設定を選択する手順は、 以降の該当する手順を参照し て く ださい。

個人用回答

個人用回答の使用を許可する と、 ユーザは、 特定のプロ ンプ ト に対するプロ ンプ ト 回答を保存し て、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト でその回答を再利用でき る よ う にな り ます。

個人用回答を使用する こ と で、 プロ ンプ ト 回答が複雑な メ ト リ ッ ク条件を伴 う 場合などに時間を節約でき ます。 ユーザが個人用回答を保存する こ とを許可する と、 固定レポー ト の保存に取られる記憶領域を減らすこ と ができ ます。 また、 個人用回答には一貫性があ るので、 確実に多数のレポー ト間で同じプロ ンプ ト 回答を使用する こ と ができ ます。

個人用回答は、 プロ ンプ ト ご とおよびユーザご と に保存されますが、さ まざまなレポー ト に使用でき ます。 ユーザは、 レポー ト 自体を保存し な く て もプロ ンプ ト 回答を保存でき ます。

プロ ンプ ト を作成する と きには、 使用でき る個人用回答について、 [な し]、[単一]、 または [複数] から選択でき ます。

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。ユーザは、プロ ンプ トが表示されるたびに、 直接回答するか （必須の場合）、 無視する必要があ り ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

316 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。 同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用されると、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持するこ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、 1 つのプロ ンプト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ]: 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対して複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こ と も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

プロ ンプ ト の作成時に個人用回答を許可するには、 事前にプロ ジェク ト 構成エデ ィ タでプロ ンプ ト の個人用回答を有効化し てお く 必要があ り ます。

以下は、 各オプシ ョ ンの例です。 これらは単純な例ですが、 それぞれの個人用回答の機能の理解に役立ちます。

例 : 個人用回答な し

地域に関する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト プロ ンプ ト を作成し (手順については、「ビジネス アトリビュート エレメントに基づくデータのフィルタ : アトリビュート エレメント リスト条件」（274 ページ）を参照)、個人用回答を禁止し ます ([許可し た個人用回答] オプシ ョ ンで [な し ] を選択)。 プロ ンプ ト に、 「個人用回答な し」 と い う 名前を付けます。

地域、 売上 メ ト リ ッ ク、 および個人用回答な しのプロ ンプ ト を持つレポート を作成し ます。 レポー ト を実行し て、 プロ ンプ ト に対し て " 北東部 "、 "中部大西洋岸 "、 および " 南東部 " を選択し ます。 このレポー ト を、 固定ではな く 、 プロ ンプ ト 付きのレポー ト と し て保存し ます ( [保存オプシ ョ ン] ダイ ア ロ グ ボ ッ ク スで [ プロンプ ト ] を選択し ます。 詳細は、「プロンプトを含むレポートの保存」（204 ページ）を参照し て く ださい)。

レポー ト を再実行し ます。 前回のレポー ト 実行から保存済み個人用回答を選択する こ と はできず、 代わ り にプロ ンプ ト 回答を再度入力する必要があり ます。

例 : 単一個人用回答

地域に関する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト プロ ンプ ト を作成し、 単一の個人用回答を許可し ます。 プロ ンプ ト に、 「単一個人用回答」 と い う 名前を付けます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 317

地域、 売上 メ ト リ ッ ク、 および単一個人用回答プロ ンプ ト を持つレポー トを作成し ます。 レポー ト を実行し て、 プロ ンプ ト に対し て " 北東部 "、 " 中部大西洋岸 "、 および " 南東部 " を選択し ます。 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ クボ ッ ク ス を選択し て、 これら を個人用回答と し て保存し ます。 レポー ト をプロ ンプ ト 付き レポー ト と し て保存し ます。

個人用回答を保存するために、 レポー ト を保存する必要はあ り ません。 ただし、 この例ではレポー ト を保存し ます。

レポー ト を再実行し ます。 " 北東部 "、 " 中部大西洋岸 "、 および " 南東部 " が自動的にデフ ォル ト 回答と し て表示されます。 レポー ト の実行を続行するか、 地域を追加または削除する こ と によ ってプロ ンプ ト の選択を変更する こ と ができ ます。 プロ ンプ ト 回答からすべての地域を削除し て、 " 南東部"、 " 南西部 "、 および " 南部 " に置き換えます。 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ クボ ッ ク スはク リ ア し ないで く ださい。 これらの地域が個人用回答と し て保存されま し た。

レポー ト を再実行し ます。 " 南東部 "、 " 南西部 "、 および " 南部 " が自動的にデフ ォル ト 回答と し て表示されます。 プロ ンプ ト 回答からすべての地域を削除し て、 " 中部 " に置き換えます。 [ 現回答を記憶 ] チェ ッ ク ボ ッ クス を ク リ ア し ます。 これで、 個人用回答はク リ ア されま し た。

レポー ト を再実行し ます。 個人用回答が存在し ないので、 プロ ンプ ト 回答は表示されません。 プロ ンプ ト 回答を直接入力する必要があ り ます。

例 : 複数個人用回答

地域に関する ア ト リ ビ ュー ト 条件プロ ンプ ト を作成し て、 複数個人用回答を許可し ます。

地域、 売上 メ ト リ ッ ク、 および上記の手順で作成し たプロ ンプ ト を持つレポー ト を作成し ます。 レポー ト を実行し て、 プロ ンプ ト に対し て " 北東部"、 " 中部大西洋岸 "、 および " 南東部 " を選択し ます。 プロ ンプ ト 回答に、" 東部地域 " と い う 名前を付けて保存し ます。 レポー ト をプロ ンプ ト 付き レポー ト と し て保存し ます。

個人用回答を保存するために、 レポー ト を保存する必要はあ り ません。 ただし、 この例ではレポー ト を保存し ます。

レポー ト を再実行し ます。 デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答は表示されませんが、 先ほど作成し た個人用回答であ る [東部地] を ド ロ ッ プダウ ン メ ニューから選択でき ます。 しかし、 こ こではプロ ンプ ト 回答と し て、 " 南東部 "、" 南西部 "、 および " 南部 " を選択し ます。 これらに " 南部地域 " と い う 名前を付け、 個人用回答と し て保存し ます。 この個人用回答をデフ ォル ト に設定し ます ( [ デフ ォル ト に設定 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択)。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

318 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト を再実行し ます。 " 南東部 "、 " 南西部 "、 および " 南部 " は上記の手順でデフ ォル ト と し て定義されたため、 これらがデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答と し て表示されます。 プロ ンプ ト 回答を ク リ ア し て、 " 中部 " に置き換えます。 これは、 個人用回答と し て保存し ないで く ださい。

レポー ト を再実行し ます。 デフ ォル ト は依然と し て " 南東部 "、 " 南西部 "、および " 南部 " なので、 これらがプロ ンプ ト 回答と し て表示されます。 " 東部地域 " または (現在選択されている) " 南部地域 " を個人用回答と し て選択でき ます。

個人用回答は、マイ オブジェクト \私の回答 \プロンプト回答 フ ォルダに保存されます。 個人用プロ ンプ ト 回答は、 このフ ォルダ内で、 またはプロ ンプ ト 回答時に、 削除し た り 名前を変更する こ と ができ ます。 個人用回答を編集する こ と はでき ません。

タイトルおよび説明

ユーザがプロ ンプ ト に回答する と きに表示される、 プロ ンプ ト のタ イ ト ルおよび説明をカス タマイ ズでき ます。

名前および説明について考え る と きは、 ユーザを念頭において慎重に行います。 プロ ンプ ト に付ける タ イ ト ルおよび説明によ って、 ユーザがプロ ンプ ト レポー ト の実行をわか り に く い と考え るか、 迅速にレポー ト を実行して必要なデータ を正確に表示でき るかの違いが生まれます。

効果的ではないプロンプ ト タ イ ト ルおよび説明の例

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロ ンプ ト を作成し ます。 " 年 " ア ト リ ビ ュート を選択し ます。 ユーザは、 こ こから、 データ を表示する 1 つ以上のア トリ ビ ュー ト エレ メ ン ト （年） を選択する こ と を求められます。 このプロ ンプ ト に [ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロ ンプ ト ] と い う 名前を付け、 [ア トリ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択し て く ださい。] と い う 説明を付けます。

このタ イ ト ルおよび説明は、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト と は何かを知ら ない大部分のユーザには役に立ちません。 適切な例について次に説明し ます。

有効なプロンプ ト タ イ ト ルおよび説明の例

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロ ンプ ト を作成し ます。 " 年 " ア ト リ ビ ュート を選択し ます。 ユーザは、 こ こから、 データ を表示する 1 つ以上のア トリ ビ ュー ト エレ メ ン ト （年） を選択する こ と を求められます。 このプロ ン

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 319

プ ト に " 年 " と い う 名前を付け、 「データ を表示する年を 1 つ以上選択し てく ださい」 と い う 説明を付けます。

このタ イ ト ルはすべてのユーザに と って意味があ り 、 プロ ンプ ト は、 レポー ト デザイナがほかのレポー ト でも簡単に使用でき る よ う に十分に一般的に定義されています。 この説明が有効な理由は、 ユーザが理解でき る言葉を使用し ているからだけではな く 、 単な る タ イ ト ルの繰 り 返しに留ま っていないからです。 これまでプロ ンプ ト を使用し た こ と がない可能性のあるユーザに基本的な情報を示し てお り 、 プロ ンプ ト 画面の上部にあ る情報をユーザが見逃し た と きのために、 複数の年を選択でき る こ と を強調し ています。

プロ ンプ ト のタ イ ト ルおよび説明は、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード で決定でき ます。 プロ ンプ ト のタ イプ、 およびプロ ンプ ト を作成する と きにタ イ トルおよび説明を入力する手順は、 以降の該当する手順を参照し て く ださい。

プロ ンプ ト の作成

データがレポー ト に表示されるために満たす必要があ る制限をユーザに決定させる場合、 レポー ト のプロ ンプ ト を作成し ます。

プロ ンプ ト はレポー ト に配置でき、 レポー ト 定義の一部と な り ます。 フ ィルタ、 メ ト リ ッ ク、 またはカス タ ム グループで使用する こ と も でき ます。

この章では、 レポー ト 、 フ ィ ルタ、 および メ ト リ ッ ク に配置されるプロ ンプ ト について説明し ます。 カス タ ム グループで使用されるプロ ンプ ト については、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の「高度なプロ ンプ ト 」 の章で説明し ています。

プロンプト作成ウィザード

プロ ンプ ト はすべて、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード を使用し て作成し ます。プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード は、 プロ ンプ ト 作成プロセス をガイ ド し ます。プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード を使用し て、 既存のプロ ンプ ト を変更する こ とも でき ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード には、 MicroStrategy Desktop からア ク セスでき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

320 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

次の図は、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード の 初のページを示し ています。 ここ では、 作成するプロ ンプ ト のタ イプを選択し ます。 各プロ ンプ ト タ イプの詳細は、「プロンプトのタイプ」（321 ページ）を参照し て く ださい。

プロンプ ト 作成ウ ィ ザー ド にアクセスするには

1 Desktop で、左側の [フ ォルダ リ ス ト ] から、作業するプロ ジェ ク ト を選択し ます。

2 [ フ ァ イル ] メ ニューで、[ 新規作成 ] をポイ ン ト し、次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード を使用するには、 以降の作成するプロ ンプ ト のタ イプの項を参照し て く ださい。 ウ ィ ザード の各ページで [ ヘルプ ] を クリ ッ クする こ と によ って、 各オプシ ョ ンに固有の詳細を参照でき ます。

プロ ンプ ト を作成し た後で、 プロ ンプ ト がレポー ト の定義の一部にな り 、そのレポー ト を実行するユーザがプロ ンプ ト と対話する必要があ る よ う に、プロ ンプ ト を任意のレポー ト に配置し ます。 プロ ンプ ト を レポー ト に含める手順は、「レポートへのプロンプトの追加」（358 ページ）を参照し て ください。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 321

プロ ンプ ト のタ イ プ

適切なプロ ンプ ト タ イプを作成するには、 どのレポー ト オブジェ ク ト に基づいてユーザがデータ を フ ィ ルタでき る よ う にするかを考え る必要があ ります。

プロンプ ト タ イプ プロンプ ト 名 ユーザに定義を許可するデータ

フ ィ ルタ定義プロンプ ト

このタ イプのプロンプ ト によ っ て、 ユーザは、 階層のア ト リビ ュー ト 、 ア ト リビ ュー ト エレ メ ン トのリ ス ト 、 またはメト リ ッ クに基づいて、レポー ト のデータ をどのよ う にフ ィ ルタするかを決定できます。

[ 階層のすべてのア ト リビ ュー ト から選択 ] プロンプ ト （階層プロンプ ト ）

ユーザは、 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト の 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から プロンプ ト 回答を選択できます。 選択し たア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト は、レポー ト に表示されるデータ を フ ィ ルタするために使用されます。 このプロンプ ト によ って、 ユーザがプロンプ ト に回答し てフ ィ ルタ条件を定義する と きに、 大数のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の選択肢をユーザに提供できます。

た と えば、 利益予測を表示するレポー ト で、 ユーザがプロンプ ト で " 製品 " 階層から選択するよ う になっ ている場合、 あるユーザは特定の電子機器の予測を表示するよ う に選択し、 別のユーザは異なる電子機器や、 すべてのメ デ ィ ア製品を選択する こ とができます。

[ ア ト リ ビ ュー ト に条件設定 ] プロンプ ト （ア トリ ビ ュー ト プロンプ ト ）

ユーザは、 1 つのア ト リ ビ ュー ト のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のリ ス ト から プロンプ ト 回答を選択できます。 このプロンプ ト は、 ユーザが回答と し て選択できるア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト 数が少ないので、階層プロンプ ト よ り も限定的です。

[ ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト リ ス ト から選択 ] プロンプ ト （ア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト プロンプ ト ）

ユーザは、 特定のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の制限された リ ス ト から プロンプ ト 回答を選択できます。このプロンプ ト は、 ユーザが回答と し て選択できるア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト 数が も少ないので、フ ィ ルタ定義プロンプ ト の中で も限定的です。

[ メ ト リ ッ クに条件設定] プロンプ ト （メ ト リ ック プロンプ ト ）

ユーザは、 メ ト リ ッ ク条件を定義できます。 メ トリ ッ ク条件によ って、 1 つ以上の特定のメ ト リ ッ クについて、 レポー ト 上に表示されるデータが決定されます。

オブジ ェ ク ト プロンプ ト

このタ イプのプロンプ ト によ っ て、 ユーザは、 ア ト リ ビ ュート 、 メ ト リ ッ ク、フ ィ ルタ など、 レポー ト に含めるオブジ ェ ク ト を選択できます。

オブジ ェ ク ト プロンプト

ユーザは、 このプロンプ ト を使用し てレポー ト にデータ を追加できます。 ユーザは、 レポー ト に追加するオブジ ェ ク ト （ア ト リ ビ ュー ト やメ ト リ ッ ク など） を選択し ます。 ユーザは、 フ ィ ルタの選択肢から選択し て、 分析目的に も役立つフ ィ ルタ を適用する こ と も できます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

322 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

上記の表の 初の 3 つのプロ ンプ ト タ イプについて、 以降の項で詳細に説明し ます。 レベル プロ ンプ ト については、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なプロ ンプ ト 」 の章で説明し ています。

適切なプロンプト タイプの選択

ユーザが必要と し ている レポー ト 結果を提供するために、 作成するプロ ンプ ト を選択する と きは次の表を参照し て く ださい。

値プロンプ ト

このプロンプ ト タ イプによ って、 ユーザは単一の値 （日付や特定の文字列など）を選択し、 その選択に基づいてレポー ト データ を フ ィ ルタ できます。

日付プロンプ ト ユーザは、 データ を表示する特定の日付を入力し ます。 このプロンプ ト は、 フ ィ ルタ で使用されます。

数値プロンプ ト ユーザは特定の数値を入力し ます。 特定の数値データ を検索するために、 フ ィ ルタの一部と し て （またはメ ト リ ッ ク内で） 使用されます。

テキス ト プロンプ ト ユーザは語または句を入力し ます。 そのテキス ト を含む特定のデータ を検索するために、 フ ィ ルタの一部と し て使用されます。

Big Decimal プロンプ ト ユーザは、 Big Decimal データ型が割り当てられている数値データ を検索するために 大 38 桁を入力できます。

ロング プロンプ ト ユーザは、 数値データ を検索するために 大 9 桁を入力し ます。

レベル プロンプ ト

このプロンプ ト タ イプによ って、 ユーザはメ ト リ ッ クの計算レベルを指定できます。

レベル プロンプ ト レベルについては、「メ ト リ ッ クの計算のレベル」（240 ページ）で説明し ています。

レベル プロンプ ト については、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なプロンプ ト 」 の章で説明し ています。

プロンプ ト タ イプ プロンプ ト 名 ユーザに定義を許可するデータ

ユーザ ニーズ ソ リ ューシ ョ ン

レポー ト に表示されるデータ量を制限する

フ ィ ルタ定義プロンプ ト （レポー ト のフ ィ ルタに対し て使用されるプロンプト ） は、 ユーザがプロンプ ト 回答を選択できるア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の数に関し て、 ほかのプロンプ ト よ り も限定的です。 フ ィ ルタ定義プロンプ ト の詳細は、「アトリビュート、アトリビュート フォーム、アトリビュート エレメント、またはメトリックでのデータのフィルタ : フィルタ定義プロンプト」（325 ページ）を参照し て く だ さい。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 323

レポー ト に表示されるデータ量を増やす

• オブジ ェ ク ト プロンプ ト は、 レポー ト に含める追加オブジ ェ ク ト をユーザが選択できるので、 結果レポー ト に表示されるデータに関し て包括的です。オブジ ェ ク ト プロンプ ト を作成するには、「メトリック、アトリビュート、およびその他のオブジェクトに基づくデータのフィルタ : オブジェクト プロンプト」（347 ページ）を参照し て くだ さい。

• 一般的に、 プロンプ ト に対し てアナ リ ス ト が選択できる回答が増えるほど、レポー ト に表示される情報は増えます。 ユーザが指定できる回答の 大数は、 すべてのプロンプ ト において、 回答の要件と呼ばれる 1 つのコ ンポーネン ト によ って決定されます。 回答の 大数を設定または変更する こ とによ っ て、 ユーザがプロンプ ト に対し てよ り多 く の回答を選択する こ と を許可できます。 詳細は、「回答の要件」（314 ページ） を参照し て く だ さい。

回答しやすいプロンプト にする

• [ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト から選択] プロンプ ト およびオブジ ェ クト プロンプ ト は、 一般的に、 ユーザにと っ て回答が も簡単なプロンプ トです。 ユーザは、 表示し たいデータについての 1 つ以上のオブジ ェ ク ト をク リ ッ ク し て、 レポー ト を実行するだけです。 ほかのプロンプ ト のよ う に、ユーザがフ ィ ルタ定義を作成する必要はあ り ません。

• レポー ト を実行する と き、 プロンプ ト がある とユーザに と っ て複雑さが増し ます。 これは、 回答する質問についてユーザが理解できるよ う にプロンプ ト の適切な説明を提供する こ とによ っ て、 軽減できます。 効果的なプロンプ ト 説明の例は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く だ さい。

フ ィ ルタの選択肢からレポー ト フ ィ ルタ を選択する

ユーザは、 既存の複数のフ ィ ルタから選択し て、 実行し よ う と し ているレポート 上のデータ を選別する フ ィ ルタ を決定できます。 これを行う には、 ユーザが選択できる フ ィ ルタ を作成し、 既存のフ ィ ルタ で構成されたオブジ ェ ク ト プロンプ ト を作成し て、 そのオブジ ェ ク ト プロンプ ト をレポー ト に配置し ます。オブジ ェ ク ト プロンプ ト を作成するには、「メトリック、アトリビュート、およびその他のオブジェクトに基づくデータのフィルタ : オブジェクト プロンプト」（347 ページ）を参照し て く だ さい。

プロジ ェ ク ト 内の 新のオブジ ェ ク ト から プロンプ ト 回答を選択する

ほとんどのプロンプ ト で検索オブジ ェ ク ト を使用できます。 ユーザがレポー トにア クセス し てプロンプ ト が表示される と きに、 検索オブジ ェ ク ト によ っ て特定のオブジ ェ ク ト が検索および表示されます。 これによ っ て、 ユーザは、 プロジ ェ ク ト 内の 新の階層、 ア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ クなどのオブジ ェ ク ト から回答を選択できます。 これを行う には、 検索オブジ ェ ク ト を作成し、 プロンプ ト 作成時に特定のア ト リ ビ ュー ト などのオブジ ェ ク ト を選択するのではな く検索オブジ ェ ク ト を選択し て、 ユーザにプロンプ ト を表示し ます。 検索オブジ ェ ク ト を作成する手順は、 作成するプロンプ ト に該当する後述の手順を参照し て く だ さい。 検索オブジ ェ ク ト の作成手順は、 プロンプ ト の作成手順に含まれています。

ユーザ ニーズ ソ リ ューシ ョ ン

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

324 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

スタンドアロン プロンプト対レポートまたはフィルタの一部としてのプロンプト

この章では、 主に、 ス タ ン ド ア ロ ン プロ ンプ ト を作成する方法を説明し ます。 ス タ ン ド ア ロ ン プロ ンプ ト は、 独立し た MicroStrategy オブジェ ク ト とし て作成されるプロ ンプ ト です。 ス タ ン ド ア ロ ン プロ ンプ ト は、 多数の異な る レポー ト 、 およびフ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク などのオブジェ ク ト で使用でき、 ほかのレポー ト デザイナも使用でき ます。 ス タ ン ド ア ロ ン プロ ンプ トは、 レポー ト デザイナに柔軟性を提供し ます。

ただし、 MicroStrategy では、 プロ ンプ ト は、 レポー ト 自体を作成する と きに、 同時にそのレポー ト に固有の部分と し て作成する こ と も でき ます。 レポー ト の一部と し て作成されたプロ ンプ ト は、 レポー ト の定義と共に保存されます。 し たがって、 レポー ト の一部と し て作成されたプロ ンプ ト は、ほかのレポー ト では使用でき ません。

プロ ンプ ト は、 フ ィ ルタ自体を作成する と きに、 同時にフ ィ ルタに固有の部分と し て作成する こ と も でき ます。 フ ィ ルタの一部と し て作成されたプロ ンプ ト は、 フ ィ ルタの定義と共に保存されます。 し たがって、 フ ィ ルタの一部と し て作成されたプロ ンプ ト は、 ほかのフ ィ ルタでは使用でき ません。

プロンプ ト に回答すると きにユーザが選択できるア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の数を制限する

フ ィ ルタ定義プロンプ ト には 3 つの階層 / ア ト リ ビ ュー ト プロンプ ト があ り、ユーザに回答の選択を許可するオブジ ェ ク ト 数を徐々に制限するよ う にデザイ ン されています。 以下に、 これら 3 つのプロンプ ト を、 制限が大き く なる順に示し ます。

• [階層のすべてのア ト リ ビ ュー ト から選択] プロンプ ト （階層プロンプ ト ） : ユーザは、 も多 く のオブジ ェ ク ト 数から回答を選択できます。

• [ア ト リ ビ ュー ト に条件設定] プロンプ ト （ア ト リ ビ ュー ト プロンプ ト ） : 階層プロンプ ト よ り も限定的です。 ユーザが回答を選択できるオブジ ェ ク ト数は少な く な り ます。

• [ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト から選択] プロンプ ト （ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロンプ ト ） : 3 つのプロンプ ト の中で も限定的です。 ユーザが回答を選択できるオブジ ェ ク ト 数は も少な く な り ます。

ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト の長い リ ス ト（た と えば、 顧客名のリ ス ト ） の適切なサブセ ッ ト から選択する

[ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト から選択] プロンプ ト （ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロンプ ト ） には、 フ ィ ルタ オプシ ョ ンがあ り ます。 このオプシ ョ ンを使用し て、 フ ィ ルタに定義された条件に基づいて、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の特定のリ ス ト をユーザに表示する フ ィ ルタ を作成できます。 た と えば、 売上上位 20 社までの顧客または売上上位 10 人までの従業員を表示するフ ィ ルタ を作成し ます。 このフ ィ ルタ をア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロンプト に配置し、 プロンプ ト をレポー ト に配置し ます。 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロンプ ト を作成するには、「[アトリビュート エレメント リストから選択 ] プロンプト（アトリビュート エレメント プロンプト）」

（338 ページ）を参照し て く だ さい。

ユーザ ニーズ ソ リ ューシ ョ ン

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 325

プロ ンプ ト の作成方法がス タ ン ド ア ロ ンであって も別のオブジェ ク ト の一部であって も、 各方法ではこの章で説明するほ と んどのプロ ンプ ト タ イプを作成でき ます。 ス タ ン ド ア ロ ン プロ ンプ ト でも別のオブジェ ク ト の一部と し て作成されたプロ ンプ ト でも、 同じ結果にな り ます。 つま り 、 ユーザに 1 つ以上の質問が提示され、 回答によ って、 レポー ト に表示される結果を計算する と きに使用されるデータが決定されます。

ア ト リ ビ ュー ト 、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム、 ア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト 、 または メ ト リ ッ ク でのデー タのフ ィ ルタ : フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト

このタ イプのプロ ンプ ト によ って、 ユーザはレポー ト のフ ィ ルタ条件を定義でき ます。 プロ ンプ ト に回答する と き、 ユーザは実際にはレポー ト のフ ィ ルタ を作成するプロセス を処理し ています。 オブジェ ク ト を使用し てフ ィ ルタ を作成でき る よ う な制約を定義するプロ ンプ ト を作成し ます。フ ィ ルタ条件には、 階層内の特定のア ト リ ビ ュー ト 、 特定のア ト リ ビ ュート フ ォームまたはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト 、 または特定の メ ト リ ッ ク を含める こ と ができ ます。

た と えば、 階層プロ ンプ ト を作成する場合、 ユーザがア ト リ ビ ュー ト またはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択し てフ ィ ルタ を作成でき る階層を指定でき ます。 （プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード で このプロ ンプ ト を作成するオプシ ョ ンは、 [階層のすべてのア ト リ ビ ュー ト から選択] です。） ユーザがレポー ト を実行する と、 次の図のよ う なプロ ンプ ト が表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

326 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

上のプロ ンプ ト を作成し た際にレポー ト デザイナが " 時間 " 階層を選択したので、 ユーザはその階層内から、 データ を表示する任意のア ト リ ビ ュート を選択でき ま し た。 上のプロ ンプ ト では、 ユーザは、 リ ス ト されたア トリ ビ ュー ト から選択する こ と を求められるか、 または、 特定のア ト リビ ュー ト のエレ メ ン ト をブラ ウズ し、 それらのエレ メ ン ト を 1 つ以上選択する こ と も でき ます。 次に、 ユーザは選択し たア ト リ ビ ュー ト またはエレメ ン ト を、 右側にあ る [フ ィ ルタの定義] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。 （または、 [ア ト リ ビ ュー ト 条件] ペイ ンを使用し て、 フ ィ ルタ用のア ト リ ビ ュート を選択する こ と も でき ます。） このプロ ンプ ト と対話でき る こ と によ って、 各ユーザは、 結果のレポー ト に表示されるデータ を選別するための独自のフ ィ ルタ を作成でき ます。

フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を ス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタに追加でき ます。 その結果、 そのフ ィ ルタが配置されたレポー ト を実行するユーザにプロ ンプ トが表示されます。 または、 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を レポー ト に直接配置でき ます。 どち らの方法でも、 ユーザは、 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を使用し て、 レポー ト 結果に含まれるためにデータが満たす必要のあ る条件を指定でき ます。

すべてのプロ ンプ ト の使用場所についての表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）の表を参照し て く ださい。

以下のタ イプのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を作成でき ます。

• 階層のすべてのア ト リ ビ ュー ト から選択 （階層プロ ンプ ト ） : このタ イプのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト では、 ユーザは、 指定された 1 つ以上の階層の一部であ る ア ト リ ビ ュー ト またはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から選択する こ と によ って、 フ ィ ルタ を作成でき ます。 ユーザが選択し たアト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト は、 データ ソースに送信された と きに、 レポー ト のフ ィ ルタにな り ます。 階層プロ ンプ ト を作成するには、「[階層のすべてのアトリビュートから選択 ] プロンプト（階層プロンプト）」

（327 ページ）を参照し て く ださい。

• ア ト リ ビ ュー ト に条件設定 （ア ト リ ビ ュー ト プロ ンプ ト ） : このタ イプのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト によ って、 ユーザは、 指定されたア ト リビ ュー ト のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム またはア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン トに基づいてレポー ト を フ ィ ルタ （条件設定） でき ます。 ア ト リ ビ ュー ト プロ ンプ ト を作成するには、「[アトリビュートに条件設定 ] プロンプト

（アトリビュート プロンプト）」（333 ページ）を参照し て く ださい。

• ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト から選択 （ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ント プロ ンプ ト ） : このタ イプのプロ ンプ ト によ って、 ユーザは、 特定のア ト リ ビ ュー ト から指定されたア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のセ ッ ト に基づいてレポー ト を フ ィ ルタでき ます。 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 327

ロ ンプ ト を作成するには、「[アトリビュート エレメント リストから選択 ] プロンプト（アトリビュート エレメント プロンプト）」（338 ページ）を参照し て く ださい。

• メ ト リ ッ クに条件設定 （ メ ト リ ッ ク プロ ンプ ト ） : このタ イプのプロ ンプ ト によ って、 ユーザは、 特定の メ ト リ ッ ク に基づいてレポー ト をフ ィルタ （条件設定） でき ます。 メ ト リ ッ ク プロ ンプ ト を作成するには、

「[メトリックに条件設定 ] プロンプト（メトリック プロンプト）」（343 ページ）を参照し て く ださい。

フィルタ定義プロンプトの作成

これらのタ イプのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト それぞれを作成する手順について、 次に説明し ます。 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を作成し た ら、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）で説明する よ う に、 レポー ト に組み込むこ と ができ ます。

[ 階層のすべてのアトリビュートから選択 ] プロンプト（階層プロンプト）

[階層のすべてのア ト リ ビ ュー ト から選択] プロ ンプ ト （階層プロ ンプ ト とも呼ばれる） によ って、 ユーザは、 以下のア ト リ ビ ュー ト およびア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト を使用し て、 独自のレポー ト フ ィ ルタ を作成でき ます。

• 特定の階層

• プロ ジェ ク ト 内のすべての階層

• 検索オブジェ ク ト によ って返された特定の階層

階層の説明は、 4 章、「データからの必要な情報の取得」の「階層」（146 ページ）を参照し て く ださい。

た と えば、 アナ リ ス ト が、 さ まざまな売掛金勘定 ト ラ ンザク シ ョ ンの経過期間を顧客別に監視し たい と し ます。 "Customer" （顧客） ア ト リ ビ ュー トおよびさ まざまな売掛金関連の メ ト リ ッ ク を使用し てレポー ト を作成し ます。 （レポー ト およびその メ ト リ ッ ク を次に示し ます。） ユーザがレポー トを実行する と きに、 企業または親企業を選択し て期限が過ぎた金額を表示でき る よ う にし ます。

"Organization" （組織） 階層から ア ト リ ビ ュー ト またはア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト を選択する こ と をユーザに求める階層プロ ンプ ト を作成し ます。 次に、 階層プロ ンプ ト を レポー ト に追加し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

328 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Financial Reporting Analysis Module （財務会計レポー ト 分析モジ ュール） のプロ ジェ ク ト データ を使用し、 レポー ト を実行し てプロ ンプト に Global Enterprises HQ と い う 企業を選択し て回答する と、 次の図のよう なレポー ト が表示されます。 （この図は、 結果のレポー ト の一部のみを示し ています。）

ア ト リ ビ ュー ト の 3 つのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の う ち、 階層プロ ンプ トを使用する と、 ユーザがプロ ンプ ト 回答を選択し てフ ィ ルタ条件を定義する と きに、 も多 く のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から選択でき ます。 ア トリ ビ ュー ト プロ ンプ ト はそれよ り も限定的です。 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ント プロ ンプ ト は も限定的であ り 、 ユーザは も少ないア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から選択し てフ ィ ルタ条件を定義でき ます。

階層プロンプ ト を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

2 [ フ ィ ルタ定義プロンプ ト ] オプシ ョ ンを選択し ます。

3 次に、 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の リ ス ト で、 [ 階層のすべてのア ト リビ ュー ト から選択 ] を選択し、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

階層を選択するには

レポー ト のフ ィ ルタの作成時にユーザがプロ ンプ ト で選択可能なア ト リビ ュー ト が含まれる階層を選択し ます。

4 次のオプシ ョ ンのいずれかを選択し、 必要に応じ て、 選択し たオプシ ョ ンに必要な情報を指定し ます。

• [ 階層オブジ ェ ク ト を選択 ]: ア ト リ ビ ュー ト およびエレ メ ン ト を選択する特定の階層をユーザに提示するには、 このオプシ ョ ンを選択します。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 329

階層をブラ ウズ し て選択するか、 階層の名前を指定し ます。

• [ 検索オブジ ェ ク ト の結果を使用 ]: ユーザがレポー ト を実行し た と きに、 検索オブジェ ク ト によ って特定のプロ ジェ ク ト オブジェ ク ト が検索および表示されます。 これによ って、 プロ ジェ ク ト 内の 新のオブジェ ク ト を使用し てユーザにプロ ンプ ト を表示でき ます。

以前に検索オブジェ ク ト を作成し ておいた場合は、 検索オブジェク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

新規検索オブジェ ク ト を作成するには、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 検索基準を入力し て、 検索を保存し ます。 次に、 新規検索オブジェ ク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

• [ すべての階層を リ ス ト ]: ユーザがプロ ジェ ク ト 内のすべての階層から ア ト リ ビ ュー ト を選択でき る よ う にするには、 このオプシ ョ ンを選択し ます。

• [ 階層の既定リ ス ト を使用 ]: 選択し た階層の リ ス ト からユーザがア トリ ビ ュー ト を選択でき る よ う にするには、 このオプシ ョ ンを選択します。

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、[オブジェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クス を開き ます。 階層を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プロ ンプ

ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

リ ス ト を変更するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し て、 [オブジェ ク トを選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を開き ます。 階層を追加または削除し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ま

す。

階層を リ ス ト から削除するには、 階層を選択し、 [ 削除 ] を ク リ ック し ます。

すべての階層を リ ス ト から削除するには、 [ ク リ ア ] を ク リ ッ ク します。

プロ ンプ ト に表示されるオブジェ ク ト の順序を変更するには、 階層を選択し [ 上 ] または [ 下 ] 矢印を ク リ ッ ク し て選択し た階層を移動し ます。

ユーザに表示されるアトリビュート フォームを決定するには

ユーザが階層を選択する と、 プロ ンプ ト によ って、 関連する ア ト リビ ュー ト およびア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト が表示され、 ユーザはその中から フ ィ ルタ条件を選択する こ と ができ ます。 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを表示する こ と も でき ます。

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330 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームは、 ア ト リ ビ ュー ト の説明的な側面です。 ほと んどのア ト リ ビ ュー ト には、 少な く と も ID と説明 （Desc） と い う 2 つのフ ォームがあ り ます。 た と えば、 " 製品 " ア ト リ ビ ュー ト には ID とい う ア ト リ ビ ュー ト フ ォームがあ り 、 これは各ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト （各製品） を表す ID 番号で構成されています。 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム " 姓 " には、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト の各顧客や " 従業員 " アト リ ビ ュー ト の各従業員など、 各ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の姓が含まれています。 プロ ジェ ク ト デザイナは、 レポー ト の結果で直接ユーザに表示される ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム （レポー ト 表示フ ォーム） と、オブジェ ク ト ブラ ウザに表示し てユーザが参照でき る よ う にするブラウズ用のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム （ブラ ウズ フ ォーム） を決定し ます。ユーザがプロ ンプ ト に回答する と きにこれらの表示タ イプのどち らから選択でき るかを選択でき ます。

5 [ 表示し たフ ォーム ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ すべてのア ト リ ビ ュー ト フ ォーム ]: このオプシ ョ ンでは、ユーザは、すべてのア ト リ ビ ュー ト フ ォーム内のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から表示および選択でき ます。 これは、 デフ ォル ト の選択肢です。

• [ ブ ラウズ フ ォーム ] : このオプシ ョ ンでは、 ユーザは、 ブラ ウズ フ ォーム と し て定義されたア ト リ ビ ュー ト フ ォームからのみ表示および選択でき ます。 ブラ ウズ フ ォーム と し て定義されたすべてのアト リ ビ ュー ト フ ォームは、 ユーザが関連ア ト リ ビ ュー ト をブラ ウズする と きにデータ エ ク スプローラに表示されます。

• [ レポー ト 表示フ ォーム ] : このオプシ ョ ンでは、 ユーザは、 レポー ト表示フ ォーム と し て定義されたア ト リ ビ ュー ト フ ォームのみを表示でき ます。 レポー ト 表示フ ォーム と し て定義されたすべてのア ト リビ ュー ト フ ォームが、 関連ア ト リ ビ ュー ト を使用する レポー ト のレポー ト 結果に含まれます。

タイトルおよび説明を指定するには

タ イ ト ルおよび説明を設定する と きの考慮事項は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く ださい。

6 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [概要] ページが開き ます。

7 [ タ イ ト ル ] を入力し ます。 このタ イ ト ルは、 プロ ンプ ト を保存する と きにデフ ォル ト のオブジェ ク ト 名と し て使用されますが、 変更する こ と もでき ます。

8 [ 説明 ] フ ィ ール ド に、 テキス ト を入力し ます。 この説明は、 レポー ト 実行中にプロ ンプ ト が実行される と表示されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 331

9 MicroStrategy Web で実行する と きのプロ ンプ ト の表示方法を決定するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Web オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スには、 プロ ンプ ト ス タ イルおよびス タ イル プロパテ ィ のオブジェ ク ト が表示されます。 MicroStrategy Web でプロ ンプ ト を実行する際のプロ ンプ ト のア ト リ ビ ュー ト 条件をユーザが定義する方法を構成する こ と も でき ます。 （詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。） [OK] を ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト 作成ウ ィ

ザード に戻 り ます。

個人用回答を許可するには

個人用回答を使用する と、 ユーザは、 このプロ ンプ ト の回答を保存して、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト で回答を再利用でき ます。 個人用回答の詳細および使用方法については、「個人用回答」（315 ページ）を参照し て く ださい。

10 このプロ ンプ ト で個人用回答を保存でき るかど う かを決定するには、[ 許可し た個人用回答 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で以下のいずれかのオプシ ョ ンを選択し ます。

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。 ユーザは、 プロ ンプ ト が表示されるたびに、 直接回答するか （必須の場合）、 無視する必要があ り ます。

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持する こ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、1 つのプロ ンプ ト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ] : 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対し て複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こと も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

プロンプト制限を定義するには

11 [ 各選択の 大エレ メ ン ト 数 ] フ ィ ール ド (オプシ ョ ン) に、プロ ンプ ト の回答時にユーザが選択でき るエレ メ ン ト の 大数を入力し ます。

12 許可するプロ ンプ ト 回答の 大数および 小数を設定し ます (オプシ ョ ン)。

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332 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

13 必要に応じ て、[ プロンプ ト への応答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 レポー ト を実行する前にユーザによ るプロ ンプ ト への回答を必須にでき ます。 必須およびオプシ ョ ンのプロ ンプ ト 回答の考慮事項は、

「回答の要件」（314 ページ）を参照し て く ださい。

14 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[デフ ォル ト のプロ ンプ ト 条件を選択] ページが開き ます。

デフォルト回答を指定するには

デフ ォル ト の回答を使用する と、 プロ ンプ ト に回答し な く て もデフ ォルト の回答を使用し て単純にレポー ト を実行でき るので、 ユーザはレポート 実行を迅速に完了でき ます。 デフ ォル ト の回答を設定する と きの考慮事項は、「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て ください。 デフ ォル ト の回答をユーザに表示し ない場合は、 デフ ォル ト の回答を指定する必要はあ り ません。

15 デフ ォル ト 条件を定義し ない場合は、 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。 [名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

16 デフ ォル ト 条件を定義するには

a 条件を作成するには、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 条件エデ ィ タが開く ので、 これを使用し てフ ィ ルタ を作成し ます。 フ ィ ルタ を保存する と、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。 条件がテーブルに表示されます。 すべてのデフ ォル ト 条件を削除するには、 [ ク リ ア ] をク リ ッ ク し ます。

デフ ォル ト を追加する と、[ 追加 ] ボタ ンが [ 変更 ] と い う ボタ ン名に変わ り ます。 これを ク リ ッ ク し て、 条件を変更するか、 さ らにほかの条件を追加し ます。

b [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。 [名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

プロンプトを保存するには

17 新規プロ ンプ ト を保存する フ ォルダを選択し、 名前を入力し てから、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し て Desktop に戻 り ます。

これで、 新規プロ ンプ ト を レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはフ ィ ルタに追加でき る よ う にな り ま し た。 各プロ ンプ ト タ イプを レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、またはフ ィ ルタに追加する方法を示す表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

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© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 333

[ アトリビュートに条件設定 ] プロンプト（アトリビュート プロンプト）

[ア ト リ ビ ュー ト に条件設定] プロ ンプ ト は、 ア ト リ ビ ュー ト プロ ンプ ト とも呼ばれ、 階層プロ ンプ ト よ り も対象を絞ったプロ ンプ ト を作成するために使用されます。 ア ト リ ビ ュー ト を 1 つ定義する と、 レポー ト を実行する各ユーザはそ こからエレ メ ン ト を選択し て、 レポー ト フ ィ ルタ を指定できます。 ユーザがア ト リ ビ ュー ト のセ ッ ト から ア ト リ ビ ュー ト を選択し、 選択し たア ト リ ビ ュー ト からエレ メ ン ト を選択でき る よ う にする こ と も できます。

た と えば、 レポー ト に "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue"（売上） メ ト リ ッ ク が含まれている と し ます。 売上データ を表示する特定の地域をすべての地域の中からユーザが選択でき る よ う にし ます。

ア ト リ ビ ュー ト プロ ンプ ト を作成し ます。 このプロ ンプ ト によ って、 ユーザは "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト から ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択する こ と を求められます。 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト データ を使用し、 プロ ンプ ト に対し て以下のデフ ォル ト の回答を選択する こ と ができ ます。

• Northeast （北東部）

• Northwest （北西部）

• Southeast （南東部）

• Southwest （南西部）

このプロ ンプ ト を レポー ト に適用し、 デフ ォル ト の回答を使用し てレポート を実行する と、 レポー ト は次の図のよ う に表示されます。

ア ト リ ビ ュー ト の 3 つのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の う ち、 ア ト リ ビ ュー ト プロ ンプ ト は階層プロ ンプ ト よ り も限定的ですが、 ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト プロ ンプ ト よ り は限定的ではあ り ません。 階層プロ ンプ ト では、ユーザがプロ ンプ ト 回答を選択し てフ ィ ルタ条件を定義する と きに、 も多 く のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から選択でき ます。 ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト プロ ンプ ト は も限定的であ り 、 ユーザは も少ないア ト リ ビ ュート エレ メ ン ト から選択し てフ ィ ルタ条件を定義でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

334 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

ア ト リ ビ ュー ト プロンプ ト を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

2 [ フ ィ ルタ定義プロンプ ト ] オプシ ョ ンを選択し ます。

3 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の リ ス ト で [ア ト リ ビ ュー ト に条件設定] を選択し、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

ユーザがフィルタを作成できるアトリビュートを選択するには

ユーザにプロ ンプ ト が表示される と きに表示される ア ト リ ビ ュー ト を決定する必要があ り ます。 （または、 ユーザがア ト リ ビ ュー ト を 1 つ選択でき る よ う にア ト リ ビ ュー ト の リ ス ト をユーザに提示する こ と も でき ます。） ユーザは次に、 レポー ト のデータ をフ ィ ルタするために作成するフ ィ ルタの一部と し て、 そのア ト リ ビ ュー ト からエレ メ ン ト を選択し ます。

4 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ ア ト リ ビ ュー ト を選択 ]: エレ メ ン ト を選択するための特定のア ト リビ ュー ト をユーザに提示でき ます。

ア ト リ ビ ュー ト をブラ ウズ し て選択するか、 ア ト リ ビ ュー ト の名前を指定し ます。

• [ 検索オブジ ェ ク ト の結果を使用] : ユーザがレポー ト を実行し た と きに、 検索オブジェ ク ト によ って特定のプロ ジェ ク ト オブジェ ク ト が検索および表示されます。 これによ って、 プロ ジェ ク ト 内の 新のオブジェ ク ト を使用し てユーザにプロ ンプ ト を表示でき ます。 このオプシ ョ ンを使用し て、 ア ト リ ビ ュー ト の リ ス ト をユーザに提示します。 ユーザはそ こから 1 つ選択でき ます。

以前に検索オブジェ ク ト を作成し ておいた場合は、 検索オブジェク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

新規検索オブジェ ク ト を作成するには、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 検索基準を入力し て、 検索を保存し ます。 次に、 新規検索オブジェ ク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

• [ ア ト リ ビ ュー ト の既定リ ス ト を使用 ]: 選択し たア ト リ ビ ュー ト の リス ト からユーザがア ト リ ビ ュー ト を選択でき る よ う にするには、 このオプシ ョ ンを選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 335

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、[オブジェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クス を開き ます。 ア ト リ ビ ュー ト を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、

プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

リ ス ト を変更するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し て、 [オブジェ ク トを選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を開き ます。 ア ト リ ビ ュー ト を追加または削除し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザー

ド に戻 り ます。

ア ト リ ビ ュー ト を リ ス ト から削除するには、 ア ト リ ビ ュー ト を選択し、 [ 削除 ] を ク リ ッ ク し ます。

すべてのア ト リ ビ ュー ト を リ ス ト から削除するには、 [ ク リ ア ] をク リ ッ ク し ます。

プロ ンプ ト に表示されるオブジェ ク ト の順序を変更するには、 アト リ ビ ュー ト を選択し [ 上 ] または [ 下 ] 矢印を ク リ ッ ク し て選択し たア ト リ ビ ュー ト を移動し ます。

ユーザに表示されるアトリビュート フォームを決定するには

プロ ンプ ト によ って、 ユーザがフ ィ ルタ条件を選択でき る よ う に、 関連する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト が表示されます。 また、 ア ト リ ビ ュート のフ ォームを表示する こ と も でき ます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームは、 ア ト リ ビ ュー ト の説明的な側面です。 ほと んどのア ト リ ビ ュー ト には、 少な く と も ID と説明 （Desc） と い う 2 つのフ ォームがあ り ます。 た と えば、 " 製品 " ア ト リ ビ ュー ト には ID とい う ア ト リ ビ ュー ト フ ォームがあ り 、 これは各ア ト リ ビ ュー ト エレメ ン ト （各製品） を表す ID 番号で構成されています。 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム " 姓 " には、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト の各顧客や " 従業員 " アト リ ビ ュー ト の各従業員など、 各ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の姓が含まれています。 プロ ジェ ク ト デザイナは、 レポー ト の結果で直接ユーザに表示される ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム （レポー ト 表示フ ォーム） と、オブジェ ク ト ブラ ウザに表示し てユーザが参照でき る よ う にするブラウズ用のア ト リ ビ ュー ト フ ォーム （ブラ ウズ フ ォーム） を決定し ます。ユーザがプロ ンプ ト に回答する と きにこれらの表示タ イプのどち らから選択でき るかを選択でき ます。

5 [ 表示し たフ ォーム ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ すべてのア ト リ ビ ュー ト フ ォーム ]: このオプシ ョ ンでは、ユーザは、すべてのア ト リ ビ ュー ト フ ォーム内のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から表示および選択でき ます。 これは、 デフ ォル ト の選択肢です。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

336 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

• [ ブ ラウズ フ ォーム ] : このオプシ ョ ンでは、 ユーザは、 ブラ ウズ フ ォーム と し て定義されたア ト リ ビ ュー ト フ ォームからのみ表示および選択でき ます。 ブラ ウズ フ ォーム と し て定義されたすべてのアト リ ビ ュー ト フ ォームは、 ユーザが関連ア ト リ ビ ュー ト をブラ ウズする と きにデータ エ ク スプローラに表示されます。

• [ レポー ト 表示フ ォーム ] : このオプシ ョ ンでは、 ユーザは、 レポー ト表示フ ォーム と し て定義されたア ト リ ビ ュー ト フ ォームのみを表示でき ます。 レポー ト 表示フ ォーム と し て定義されたすべてのア ト リビ ュー ト フ ォームが、 関連ア ト リ ビ ュー ト を使用する レポー ト のレポー ト 結果に含まれます。

タイトルおよび説明を指定するには

タ イ ト ルおよび説明を設定する と きの考慮事項は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く ださい。

6 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [概要] ページが開き ます。

7 [ タ イ ト ル ] を入力し ます。 このタ イ ト ルは、 プロ ンプ ト を保存する と きにデフ ォル ト のオブジェ ク ト 名と し て使用されますが、 変更する こ と もでき ます。

8 [ 説明 ] フ ィ ール ド に、 テキス ト を入力し ます。 この説明は、 レポー ト 実行中にプロ ンプ ト が実行される と表示されます。

9 MicroStrategy Web で実行する と きのプロ ンプ ト の表示方法を決定するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Web オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スには、 プロ ンプ ト ス タ イルおよびス タ イル プロパテ ィ のオブジェ ク ト が表示されます。 MicroStrategy Web でプロ ンプ ト を実行する際のプロ ンプ ト のア ト リ ビ ュー ト 条件をユーザが定義する方法を構成する こ と も でき ます。 （詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。） [OK] を ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト 作成ウ ィ

ザード に戻 り ます。

個人用回答を許可するには

個人用回答を使用する と、 ユーザは、 このプロ ンプ ト の回答を保存して、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト で回答を再利用でき ます。 個人用回答の詳細および使用方法については、「個人用回答」（315 ページ）を参照し て く ださい。

10 このプロ ンプ ト で個人用回答を保存でき るかど う かを決定するには、[ 許可し た個人用回答 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で以下のいずれかのオプシ ョ ンを選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 337

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。 ユーザは、 プロ ンプ ト が表示されるたびに、 直接回答するか （必須の場合）、 無視する必要があ り ます。

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持する こ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、1 つのプロ ンプ ト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ] : 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対し て複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こと も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

プロンプト制限を定義するには

11 [ 各選択の 大エレ メ ン ト 数 ] フ ィ ール ド (オプシ ョ ン) に、 ユーザがプロ ンプ ト のア ト リ ビ ュー ト 条件に追加でき るエレ メ ン ト の 大数を入力し ます。 [In List] または [Not in List] 演算子を選択する場合、 ユーザは、プロ ンプ ト の実行時に、 こ こで指定し た数を超え るエレ メ ン ト を追加する こ と はでき ません。

12 許可するプロ ンプ ト 回答の 大数および 小数を設定し ます (オプシ ョ ン)。

13 必要に応じ て、[ プロンプ ト への応答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 レポー ト を実行する前にユーザによ るプロ ンプ ト への回答を必須にでき ます。 必須およびオプシ ョ ンのプロ ンプ ト 回答の考慮事項は、

「回答の要件」（314 ページ）を参照し て く ださい。

14 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[デフ ォル ト のプロ ンプ ト 条件を選択] ページが開き ます。

デフォルト回答を指定するには

デフ ォル ト の回答によ って、 ユーザはレポー ト 実行を迅速に完了でき ます。 これは、 プロ ンプ ト に回答する必要な く 、 単にデフ ォル ト の回答を使用し てレポー ト を実行でき るためです。 デフ ォル ト の回答を設定すると きの考慮事項は、「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て く ださい。 デフ ォル ト の回答をユーザに表示し ない場合は、 デフ ォル ト の回答を指定する必要はあ り ません。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

338 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

15 デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答を指定するには

a [ デフ ォル ト のプロンプ ト 応答を選択 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

b [ 追加 ] を ク リ ッ ク し、 デフ ォル ト にする回答を選択し ます。

c [OK] を ク リ ッ ク し ます。

16 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。[名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

プロンプトを保存するには

17 新規プロ ンプ ト を保存する フ ォルダを選択し、 名前を入力し てから、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し て Desktop に戻 り ます。

これで、 新規プロ ンプ ト を レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはフ ィ ルタに追加でき る よ う にな り ま し た。 各プロ ンプ ト タ イプを レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、またはフ ィ ルタに追加する方法を示す表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

[ アトリビュート エレメント リストから選択 ] プロンプト（アトリビュート エレメント プロンプト）

[ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト から選択] プロ ンプ ト は、 ア ト リ ビ ュート エレ メ ン ト プロ ンプ ト と も呼ばれ、 ユーザはフ ィ ルタ またはカス タ ム グループに含まれる ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の リ ス ト から選択でき ます。 これは、 一般的にユーザに と って回答が も簡単なプロ ンプ ト です。

も少ない回答が選択肢と し て示され、 フ ィ ルタの 「ステー ト メ ン ト 」 を作成する必要がないからです。

以下のいずれかの方法で、 プロ ンプ ト に表示される特定のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を作成し ます。

• ア ト リ ビ ュー ト に関連付け られているすべてのエレ メ ン ト を選択

• 1 つのア ト リ ビ ュー ト から制限されたエレ メ ン ト リ ス ト を返すフ ィ ルタを作成

• 特定のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を 1 つずつ選択

た と えば、 レポー ト に "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue"（売上） メ ト リ ッ ク が含まれている と し ます。 売上データ を表示する特定の地域を米国東部地域のみの中からユーザが選択でき る よ う にし ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 339

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト プロ ンプ ト を作成し ます。 このプロ ンプ ト によ って、 ユーザは "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト の 3 つのア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト から選択する こ と を求められます。 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト データ を使用し、 以下の 3 つの地域すべてをプロ ンプ ト のデフ ォル ト の回答と し て使用する こ と ができ ます。

• Northeast （北東部）

• Mid-Atlantic （中部大西洋岸）

• Southeast （南東部）

このプロ ンプ ト を レポー ト に適用し、 デフ ォル ト の回答を使用し てレポート を実行する と、 レポー ト は次の図のよ う に表示されます。

ア ト リ ビ ュー ト の 3 つのフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の う ち、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロ ンプ ト は も限定的であ り 、 ユーザは も少ないア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト から選択し てフ ィ ルタ条件を定義でき ます。 階層プロ ンプ ト では、 ユーザがプロ ンプ ト 回答を選択し てフ ィ ルタ条件を定義する と きに、 も多 く のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト から選択でき ます。 ア トリ ビ ュー ト プロ ンプ ト は階層プロ ンプ ト よ り も限定的ですが、 ア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト プロ ンプ ト よ り は限定的ではあ り ません。

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト プロンプ ト を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

2 [ フ ィ ルタ定義プロンプ ト ] オプシ ョ ンを選択し ます。

3 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の リ ス ト で [ ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス トから選択 ] を選択し、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

ユーザが選択できるエレメントを持つアトリビュートを決定するには

プロ ンプ ト によ って、 ユーザがフ ィ ルタ条件を選択でき る よ う に、 関連する ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト が表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

340 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

4 ア ト リ ビ ュー ト をブラ ウズ し て選択するか、 ア ト リ ビ ュー ト の名前を指定し、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

ユーザが選択できる特定のエレメントを定義するには

5 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ すべてのエレ メ ン ト を リ ス ト ] : このオプシ ョ ンでは、 ユーザがプロ ンプ ト に回答する と きに、 ア ト リ ビ ュー ト のエレ メ ン ト のすべてが表示されます。

• [ エレ メ ン ト 数削減のためにフ ィ ルタ を使用 ]: このオプシ ョ ンは、" 顧客 " や " 従業員 " など、 エレ メ ン ト 数が多いア ト リ ビ ュー ト に便利です。 今月の上位 100 社までの顧客など、 特定の顧客のセ ッ ト を返すフ ィ ルタ を作成でき ます。

フ ィ ルタ をブラ ウズ し て選択するか、 フ ィ ルタの名前を指定し ます。次に、 [ プレビ ュー ] を ク リ ッ ク し て、 ユーザに表示されるエレ メ ント の リ ス ト を表示し ます。

• [ エレ メ ン ト の定義済みリ ス ト を使用 ] : このオプシ ョ ンでは、 ユーザに表示する特定のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト を選択でき ます。

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、[オブジェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クス を開き ます。 エレ メ ン ト を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プ

ロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

リ ス ト を変更するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し て、 [オブジェ ク トを選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を開き ます。 エレ メ ン ト を追加または削除し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に

戻 り ます。

エレ メ ン ト を リ ス ト から削除するには、 エレ メ ン ト を選択し、[ 削除 ] を ク リ ッ ク し ます。

すべてのエレ メ ン ト を リ ス ト から削除するには、 [ ク リ ア ] を クリ ッ ク し ます。

プロ ンプ ト に表示されるオブジェ ク ト の順序を変更するには、 エレ メ ン ト を選択し [ 上 ] または [ 下 ] 矢印を ク リ ッ ク し て選択し たエレ メ ン ト を移動し ます。

タイトルおよび説明を指定するには

タ イ ト ルおよび説明を設定する と きの考慮事項は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く ださい。

6 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [概要] ページが開き ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 341

7 [ タ イ ト ル ] を入力し ます。 このタ イ ト ルは、 プロ ンプ ト を保存する と きにデフ ォル ト のオブジェ ク ト 名と し て使用されますが、 変更する こ と もでき ます。

8 [ 説明 ] フ ィ ール ド に、 テキス ト を入力し ます。 この説明は、 レポー ト 実行中にプロ ンプ ト が実行される と表示されます。

9 MicroStrategy Web で実行する と きのプロ ンプ ト の表示方法を決定するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Web オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スには、 プロ ンプ ト ス タ イルおよびス タ イル プロパテ ィ のオブジェ ク ト が表示されます。 （詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。） [OK] を ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

個人用回答を許可するには

個人用回答を使用する と、 ユーザは、 このプロ ンプ ト の回答を保存して、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト で回答を再利用でき ます。 個人用回答の詳細および使用方法については、「個人用回答」（315 ページ）を参照し て く ださい。

10 このプロ ンプ ト で個人用回答を保存でき るかど う かを決定するには、[ 許可し た個人用回答 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で以下のいずれかのオプシ ョ ンを選択し ます。

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。 ユーザは、 プロ ンプ ト が表示されるたびに、 直接回答するか （必須の場合）、 無視する必要があ り ます。

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持する こ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、1 つのプロ ンプ ト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ] : 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対し て複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こと も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

プロンプト制限を定義するには

11 許可するプロ ンプ ト 回答の 大数および 小数を設定し ます (オプシ ョ ン)。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

342 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

12 必要に応じ て、[ プロンプ ト への応答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 レポー ト を実行する前にユーザによ るプロ ンプ ト への回答を必須にでき ます。 必須およびオプシ ョ ンのプロ ンプ ト 回答の考慮事項は、

「回答の要件」（314 ページ）を参照し て く ださい。

13 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[デフ ォル ト のプロ ンプ ト 条件を選択] ページが開き ます。

デフォルト回答を指定するには

デフ ォル ト の回答によ って、 ユーザはレポー ト 実行を迅速に完了でき ます。 これは、 プロ ンプ ト に回答する必要な く 、 単にデフ ォル ト の回答を使用し てレポー ト を実行でき るためです。 デフ ォル ト の回答を設定すると きの考慮事項は、「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て く ださい。 デフ ォル ト の回答をユーザに表示し ない場合は、 デフ ォル ト の回答を指定する必要はあ り ません。

14 デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答を指定するには

a [ デフ ォル ト のプロンプ ト 応答を選択 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

b [ 追加 ] を ク リ ッ ク し、 デフ ォル ト にする回答を選択し ます。

c [OK] を ク リ ッ ク し ます。

15 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。[名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

プロンプトを保存するには

16 新規プロ ンプ ト を保存する フ ォルダを選択し、 名前を入力し てから、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し て Desktop に戻 り ます。

これで、 新規プロ ンプ ト を レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはフ ィ ルタに追加でき る よ う にな り ま し た。 各プロ ンプ ト タ イプを レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、またはフ ィ ルタに追加する方法を示す表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 343

[ メトリックに条件設定 ] プロンプト（メトリック プロンプト）

[ メ ト リ ッ クに条件設定] プロ ンプ ト （ メ ト リ ッ ク プロ ンプ ト と も呼ばれる）によ って、 ユーザは、 レポー ト 上の メ ト リ ッ ク の 1 つについて返されるデータに対する独自のフ ィ ルタ を即座に作成でき ます。 メ ト リ ッ ク プロ ンプ ト は、 1 つ以上の メ ト リ ッ ク を選択する こ と によ って作成し ます。 ユーザは、 これらの メ ト リ ッ ク に基づいてフ ィ ルタ を定義でき ます。

た と えば、 レポー ト に "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue"（売上） メ ト リ ッ ク が含まれている と し ます。 データ を表示する対象と な る売上金額をユーザが定義でき る よ う にし て、 ユーザが選択し た メ ト リ ッ ク条件を満たす地域を表示し ます。

メ ト リ ッ ク プロ ンプ ト を作成し ます。 このプロ ンプ ト によ って、 ユーザは値を入力する こ と を求められ、 その値を超え るすべての売上データが表示される こ と にな り ます。 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト データ を使用し、 プロ ンプ ト のデフ ォル ト の回答を [Revenue > $1,000,000] と定義する こと ができ ます。

このプロ ンプ ト を レポー ト に適用し、 デフ ォル ト の回答を使用し てレポート を実行する と、 レポー ト は次の図のよ う に表示されます。

プロ ンプ ト に選択し た メ ト リ ッ ク自体がレポー ト に表示される必要はあ りません。 た と えば、 店舗のマネージ ャが、 現在の在庫が特定の数を下回っている製品の売上データ を表示する レポー ト を必要と し ている と し ます。ただし、 必ずし も それらの製品の在庫数を レポー ト に表示する必要はあ りません。

プロ ンプ ト に回答する と きに、 ユーザは、 メ ト リ ッ ク の値、 順位、 またはパーセンテージに基づいてフ ィ ルタ を定義でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

344 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

メ ト リ ッ ク プロンプ ト を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

2 [ フ ィ ルタ定義プロンプ ト ] オプシ ョ ンを選択し ます。

3 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の リ ス ト で [ メ ト リ ッ クに条件設定 ] を選択し、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

ユーザがフィルタを定義できるメトリックを選択するには

プロ ンプ ト には、 ユーザがフ ィ ルタ条件を定義する メ ト リ ッ クが表示されます。

4 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ メ ト リ ッ ク オブジ ェ ク ト を選択 ]: プロ ンプ ト で使用する特定の メ トリ ッ ク をブラ ウズ し て選択し ます。 選択し た メ ト リ ッ クに基づいて、ユーザはレポー ト データ を フ ィ ルタでき ます。

• [ 検索オブジ ェ ク ト の結果を使用 ]: ユーザがレポー ト を実行し た と きに、 検索オブジェ ク ト によ って特定のプロ ジェ ク ト オブジェ ク ト が検索および表示されます。 これによ って、 プロ ジェ ク ト 内の 新のオブジェ ク ト を使用し てユーザにプロ ンプ ト を表示でき ます。 た とえば、 名前に 「売上」 が含まれるすべての メ ト リ ッ ク の検索から、メ ト リ ッ ク をユーザに選択させる こ と ができ ます。

以前に検索オブジェ ク ト を作成し ておいた場合は、 検索オブジェク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

新規検索オブジェ ク ト を作成するには、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 検索基準を入力し て、 検索を保存し ます。 次に、 新規検索オブジェ ク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

• [ メ ト リ ッ クの既定リ ス ト を使用 ]: 選択し た リ ス ト からユーザが メ トリ ッ ク を選択でき る よ う にするには、 このオプシ ョ ンを選択し ます。

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し て、[オブジェ ク ト を選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ クス を開き ます。 メ ト リ ッ ク を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プ

ロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 345

リ ス ト を変更するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し て、 [オブジェ ク トを選択] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス を開き ます。 メ ト リ ッ ク を追加または削除し て、 [OK] を ク リ ッ ク し、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に

戻 り ます。

階層を リ ス ト から削除するには、 階層を選択し、 [ 削除 ] を ク リ ック し ます。

すべての メ ト リ ッ ク を リ ス ト から削除するには、 [ ク リ ア ] を クリ ッ ク し ます。

プロ ンプ ト に表示されるオブジェ ク ト の順序を変更するには、 メト リ ッ ク を選択し [ 上 ] または [ 下 ] 矢印を ク リ ッ ク し て選択し たメ ト リ ッ ク を移動し ます。

タイトルおよび説明を指定するには

タ イ ト ルおよび説明を設定する と きの考慮事項は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く ださい。

5 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [概要] ページが開き ます。

6 [ タ イ ト ル ] を入力し ます。 このタ イ ト ルは、 プロ ンプ ト を保存する と きにデフ ォル ト のオブジェ ク ト 名と し て使用されますが、 変更する こ と もでき ます。

7 [ 説明 ] フ ィ ール ド に、 テキス ト を入力し ます。 この説明は、 レポー ト 実行中にプロ ンプ ト が実行される と表示されます。

8 MicroStrategy Web で実行する と きのプロ ンプ ト の表示方法を決定するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Web オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スには、 プロ ンプ ト ス タ イルおよびス タ イル プロパテ ィ のオブジェ ク ト が表示されます。 MicroStrategy Web でプロ ンプ ト を実行する際のプロ ンプ ト の メ ト リ ッ ク条件をユーザが定義する方法を構成する こ と も でき ます。 （詳細は、 [ ヘルプ ] を クリ ッ ク し て く ださい。） [OK] を ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード

に戻 り ます。

個人用回答を許可するには

個人用回答を使用する と、 ユーザは、 このプロ ンプ ト の回答を保存して、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト で回答を再利用でき ます。 個人用回答の詳細および使用方法については、「個人用回答」（315 ページ）を参照し て く ださい。

9 このプロ ンプ ト で個人用回答を保存でき るかど う かを決定するには、[ 許可し た個人用回答 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で以下のいずれかのオプシ ョ ンを選択し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

346 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。 ユーザは、 プロ ンプ ト が表示されるたびに、 直接回答するか （必須の場合）、 無視する必要があ り ます。

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持する こ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、1 つのプロ ンプ ト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ] : 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対し て複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こと も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

プロンプト制限を定義するには

10 許可するプロ ンプ ト 回答の 大数および 小数を設定し ます (オプシ ョ ン)。

11 必要に応じ て、[ プロンプ ト への応答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 レポー ト を実行する前にユーザによ るプロ ンプ ト への回答を必須にでき ます。 必須およびオプシ ョ ンのプロ ンプ ト 回答の考慮事項は、

「回答の要件」（314 ページ）を参照し て く ださい。

12 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[デフ ォル ト のプロ ンプ ト 条件を選択] ページが開き ます。

デフォルト回答を指定するには

デフ ォル ト の回答によ って、 ユーザはレポー ト 実行を迅速に完了でき ます。 これは、 プロ ンプ ト に回答する必要な く 、 単にデフ ォル ト の回答を使用し てレポー ト を実行でき るためです。 デフ ォル ト の回答を設定すると きの考慮事項は、「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て く ださい。 デフ ォル ト の回答をユーザに表示し ない場合は、 デフ ォル ト の回答を指定する必要はあ り ません。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 347

13 デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答を指定するには

a [ デフ ォル ト のプロンプ ト 応答を選択 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

b [ 追加 ] を ク リ ッ ク し、 デフ ォル ト の回答の作成に使用するオブジェク ト を選択し、 [定義] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。

c オプシ ョ ンを使用し てデフ ォル ト の回答を定義し （た と えば、 500 を超え る売上など）、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 各オプシ ョ ンの詳細

は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

14 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。[名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

プロンプトを保存するには

15 新規プロ ンプ ト を保存する フ ォルダを選択し、 名前を入力し てから、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し て Desktop に戻 り ます。

これで、 新規プロ ンプ ト を レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはフ ィ ルタに追加でき る よ う にな り ま し た。 各プロ ンプ ト タ イプを レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、またはフ ィ ルタに追加する方法を示す表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク、 ア ト リ ビ ュー ト 、 およびその他のオブジ ェク ト に基づ く デー タのフ ィ ルタ : オブジ ェ ク ト プロ ンプト

オブジェ ク ト プロ ンプ ト によ って、 ユーザはその他のオブジェ ク ト を レポー ト に追加でき ます。 MicroStrategy で使用でき るほ と んどすべてのオブジェ ク ト から、 ユーザに選択させる こ と ができ ます。 ユーザがプロ ンプ トで選択し たオブジェ ク ト は、 レポー ト に配置されます。 ユーザは実質的に独自のレポー ト を作成でき ますが、 ユーザがレポー ト に含めるために選択でき るオブジェ ク ト は、 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を使用し て制御し ます。

た と えば、 ユーザが既存のス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタの リ ス ト から選択し てレポー ト に適用でき る よ う なプロ ンプ ト を作成でき ます。 または、 ユーザがレポー ト の細分度を指定でき る よ う に " 日 "、 " 月 "、 " 四半期 "、 " 年 " ア ト リ ビ ュー ト をユーザに表示するプロ ンプ ト を作成でき ます。 オブジェク ト プロ ンプ ト によ って、 用途の広いレポー ト をユーザに提供でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

348 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

"Customer Distribution Trend" （顧客分布傾向） レポー ト には、 2 つのオブジェ ク ト プロ ンプ ト があ り ます。 （このレポー ト は、 MicroStrategy Business Intelligence Analytics Modules の Customer Analysis Module （顧客分析モジ ュール） にあ り ます。） レポー ト は次のよ う に表示されます。

初のプロ ンプ ト であ る "Demographics List" （人口統計 リ ス ト ） には、ユーザが回答を 1 つ以上選択する ア ト リ ビ ュー ト のセ ッ ト が含まれています。 回答の選択肢には、 ア ト リ ビ ュー ト "Customer Income Range" （顧客所得層）、 "Customer Age Range" （顧客の年齢層）、 および "Customer Gender"（顧客の性別） が含まれています。 2 番目のプロ ンプ ト であ る "Psychographic List" （心理特性 リ ス ト ） には、 ユーザが選択でき る別のア トリ ビ ュー ト のセ ッ ト が含まれています。 その回答の選択肢には、 ア ト リビ ュー ト "Customer Education" （顧客学歴）、 "Customer Household Count"（顧客家族数）、 "Customer Housing Type" （顧客住居タ イプ）、 "Customer Marital Status" （顧客婚姻区分） などが含まれています。

ユーザの選択肢を 2 つのオブジェ ク ト プロ ンプ ト に分ける こ と によ って、デザイナはユーザ分析のニーズに従ってア ト リ ビ ュー ト をグループ化できます。 この場合、 ユーザは、 結果のレポー ト でどのデータ を表示するかを考え る と きに、 顧客人口統計と顧客心理特性に別々に焦点を当て る こ と ができ ます。 また、 レポー ト を再度実行し てプロ ンプ ト に異な る回答をするこ と によ って、 人口統計と心理特性のさ まざまな組み合わせのデータ を比較でき ます。

オブジェ ク ト プロ ンプ ト は、 次に示すよ う に多 く の場所で使用でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 349

• ア ト リ ビ ュー ト を含むオブジェ ク ト プロ ンプ ト : ア ト リ ビ ュー ト の リ スト を受け入れる こ と ができ る任意の場所。

• メ ト リ ッ ク を含むオブジェ ク ト プロ ンプ ト : セ ッ ト 条件フ ィ ルタへの埋込み、 および メ ト リ ッ ク を受け入れる任意の場所。

1 つのプロ ンプ ト に、 メ ト リ ッ ク と ア ト リ ビ ュー ト 、 またはア ト リビ ュー ト と カス タ ム グループのよ う に、 異な る タ イプのオブジェ クト を含める こ と ができ ます。 ただし、 プロ ンプ ト に メ ト リ ッ ク と ほかのタ イプのオブジェ ク ト を混在させる と、 レポー ト でプロ ンプ トが実行される と きに、 メ ト リ ッ ク またはほかのオブジェ ク ト のいずれかが削除されます。 詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度なプロ ンプ ト 」 の章を参照し て く ださい。

すべてのプロ ンプ ト の使用場所についての表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）の表を参照し て く ださい。

オブジェクト プロンプトの作成

オブジェ ク ト プロ ンプ ト を作成する場合、 指定された MicroStrategy オブジェ ク ト の リ ス ト からユーザが選択でき る よ う にするか、 または、 特定の検索を定義する こ と によ って 新のオブジェ ク ト のセ ッ ト を提示し てユーザが選択でき る よ う にするかを決定でき ます。 オブジェ ク ト 名を厳密に指定するのではな く 、 オブジェ ク ト プロ ンプ ト に検索オブジェ ク ト を含めると、 ユーザは、 プロ ンプ ト が 初に作成された と きにはプロ ジェ ク ト の一部ではなかった可能性があ る新しいオブジェ ク ト から も選択でき ます。

オブジ ェ ク ト プロンプ ト を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

2 [ オブジ ェ ク ト プロンプ ト ] オプシ ョ ンを選択し、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

ユーザが選択できるオブジェクトのリストを作成するには

1 つのオブジェ ク ト プロ ンプ ト では、 1 つのタ イプのオブジェ ク ト のみを使用でき ます。 た と えば、 1 つのオブジェ ク ト プロ ンプ ト に メ ト リ ック またはア ト リ ビ ュー ト を含める こ と ができ ますが、 両方を含める こ とはでき ません。 同じ レポー ト で複数のオブジェ ク ト タ イプにプロ ンプト を表示するには、 オブジェ ク ト タ イプご と にオブジェ ク ト プロ ンプト を作成する必要があ り ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

350 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 以下のオプシ ョ ンのいずれかを選択し ます。

• [ オブジ ェ ク ト の定義済みリ ス ト を使用 ] : このオプシ ョ ンでは、 オブジェ ク ト を指定する リ ス ト を定義でき ます。

[ 追加 ] を ク リ ッ ク し、 オブジェ ク ト を選択し て、 [OK] を ク リ ッ ク します。

• [ 検索オブジ ェ ク ト の結果を使用 ]: ユーザがレポー ト を実行し た と きに、 検索オブジェ ク ト によ って特定のプロ ジェ ク ト オブジェ ク ト が検索および表示されます。 これによ って、 プロ ジェ ク ト 内の 新のオブジェ ク ト を使用し てユーザにプロ ンプ ト を表示でき ます。

以前に検索オブジェ ク ト を作成し ておいた場合は、 検索オブジェク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

新規検索オブジェ ク ト を作成するには、 [ 追加 ] を ク リ ッ ク し ます。 検索基準を入力し て、 検索を保存し ます。 次に、 新規検索オブジェ ク ト をブラ ウズ し て選択するか、 検索オブジェ ク ト の名前を指定し ます。

タイトルおよび説明を指定するには

タ イ ト ルおよび説明を設定する と きの考慮事項は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く ださい。

4 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [概要] ページが開き ます。

5 [ タ イ ト ル ] を入力し ます。 このタ イ ト ルは、 プロ ンプ ト を保存する と きにデフ ォル ト のオブジェ ク ト 名と し て使用されますが、 変更する こ と もでき ます。

6 [ 説明 ] フ ィ ール ド に、 テキス ト を入力し ます。 この説明は、 レポー ト 実行中にプロ ンプ ト が実行される と表示されます。

7 MicroStrategy Web で実行する と きのプロ ンプ ト の表示方法を決定するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Web オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スには、 プロ ンプ ト ス タ イルおよびス タ イル プロパテ ィ のオブジェ ク ト が表示されます。 （詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。） [OK] を ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 351

個人用回答を許可するには

個人用回答を使用する と、 ユーザは、 このプロ ンプ ト の回答を保存して、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト で回答を再利用でき ます。 個人用回答の詳細および使用方法については、「個人用回答」（315 ページ）を参照し て く ださい。

8 このプロ ンプ ト で個人用回答を保存でき るかど う かを決定するには、[ 許可し た個人用回答 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で以下のいずれかのオプシ ョ ンを選択し ます。

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。 ユーザは、 プロ ンプ ト が表示されるたびに、 直接回答するか （必須の場合）、 無視する必要があ り ます。

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持する こ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、1 つのプロ ンプ ト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ] : 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対し て複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こと も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

プロンプト制限を定義するには

9 許可するプロ ンプ ト 回答の 大数および 小数を設定し ます (オプシ ョ ン)。

10 必要に応じ て、[ プロンプ ト への応答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 レポー ト を実行する前にユーザによ るプロ ンプ ト への回答を必須にでき ます。 必須およびオプシ ョ ンのプロ ンプ ト 回答の考慮事項は、

「回答の要件」（314 ページ）を参照し て く ださい。

11 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[デフ ォル ト のプロ ンプ ト 条件を選択] ページが開き ます。

デフォルト回答を指定するには

デフ ォル ト の回答によ って、 ユーザはレポー ト 実行を迅速に完了でき ます。 これは、 プロ ンプ ト に回答する必要な く 、 単にデフ ォル ト の回答を使用し てレポー ト を実行でき るためです。 デフ ォル ト の回答を設定する

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

352 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

と きの考慮事項は、「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て く ださい。 デフ ォル ト の回答をユーザに表示し ない場合は、 デフ ォル ト の回答を指定する必要はあ り ません。

12 デフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答を指定するには

a [ デフ ォル ト のプロンプ ト 応答を選択 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、[ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

b [ 追加 ] を ク リ ッ ク し、 デフ ォル ト にする回答を選択し ます。

c [OK] を ク リ ッ ク し ます。

13 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。[名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

プロンプトを保存するには

14 新規プロ ンプ ト を保存する フ ォルダを選択し、 名前を入力し てから、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し て Desktop に戻 り ます。

これで、 新規プロ ンプ ト を レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはフ ィ ルタに追加でき る よ う にな り ま し た。 各プロ ンプ ト タ イプを レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、またはフ ィ ルタに追加する方法を示す表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

単一の値または文字列に基づ く デー タのフ ィ ルタ : 値プロ ンプ ト

値プロ ンプ ト は、 レポー ト で必要な結果を、 特定の日付、 数値、 特定の語または句などの単一の値で制御し たい場合に有用です。 値プロ ンプ ト は、データ ソース内のデータに割 り 当て られているデータ型に基づいてレポート 結果を返すよ う にデザイ ン されています。

た と えば、 年齢が 40 歳未満のすべての従業員を リ ス ト する レポー ト が必要だ と し ます。 "Employee" （従業員） ア ト リ ビ ュー ト および "Employee Age"（従業員年齢） ア ト リ ビ ュー ト を使用し てレポー ト を作成し ます。 レポー トを作成する と きに数値プロ ンプ ト を作成し ます。 数値プロ ンプ ト には、"Employee Age" （従業員年齢） ア ト リ ビ ュー ト 、 演算子 [<]、 および [ 大値] 50 を含めます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 353

MicroStrategy Tutorial サンプル データ を使用し、 レポー ト を実行し て、"Employee Age" （従業員年齢） と し て 40 を指定し てプロ ンプ ト に回答すると、 終的なレポー ト は次のよ う にな り ます。

値プロ ンプ ト は一般的にフ ィ ルタで使用され、 その場合はフ ィ ルタの定義の一部と な り ますが、 メ ト リ ッ ク の式の一部と し て メ ト リ ッ ク でも使用でき ます。 フ ィ ルタ または メ ト リ ッ クはレポー ト に配置されます。

値プロ ンプ ト はフ ィ ルタで使用される場合が多いので、 値プロ ンプ ト を配置する フ ィ ルタ を作成する と きに、 同時にフ ィ ルタ エデ ィ タで直接作成でき ます。 この方法で作成する と、 値プロ ンプ ト はフ ィ ルタの定義の一部であ り 、 ス タ ン ド ア ロ ン プロ ンプ ト ではないので、 別のフ ィ ルタに追加するこ と はでき ません。 ス タ ン ド ア ロ ンの値プロ ンプ ト を作成するには、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード で作成し ます。 これによ って、 自分だけでな く ほかのデザイナも、 値プロ ンプ ト を 1 つ作成し て、 それを さ まざまなフ ィ ルタに追加する柔軟性が得られます。

すべてのプロ ンプ ト の使用場所についての表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）の表を参照し て く ださい。

値プロ ンプ ト には以下のよ う な さ まざまな タ イプがあ り ます。

• 日付プロンプ ト : この値プロ ンプ ト タ イプでは、 ユーザは日付を入力または選択する こ と を求められます。 日付データ型が割 り 当て られ、 かつユーザが入力し た日付と一致するデータが返されます。 た と えば、 日付プロ ンプ ト は、 " 年 = 2006" に基づいてデータ を選別する フ ィ ルタに追

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

354 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

加する と役に立ちます。 こ う する と、 プロ ンプ ト によ って、 ユーザはフ ィ ルタの条件であ る年の特定の日付を選択でき ます。 日付プロ ンプ トは、 日付に条件設定する フ ィ ルタで使用されます。

• 数値プロンプ ト : この値プロ ンプ ト タ イプでは、 ユーザは数値を入力する こ と を求められます。 数値プロ ンプ ト は、 大 15 桁の精度の整数または小数を受け入れます。 数値プロ ンプ ト は、 メ ト リ ッ ク条件など、ユーザからの数値入力を必要とする フ ィ ルタで使用でき ます。 メ ト リ ック条件フ ィ ルタの詳細は、「メトリック値または順位に基づくデータのフィルタ : メトリック セット条件」（287 ページ）を参照し て く ださい。

• テキス ト プロンプ ト : この値プロ ンプ ト タ イプでは、 ユーザはテキスト の文字列を入力する こ と を求められます。 テキス ト プロ ンプ ト は、一般的にア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件フ ィ ルタで使用されます。 ア トリ ビ ュー ト フ ォーム条件フ ィ ルタの詳細は、「ビジネス アトリビュート フォームに基づくデータのフィルタ」（279 ページ）を参照し て ください。

• Big Decimal プロンプ ト : この値プロ ンプ ト タ イプでは、 ユーザは Big Decimal 値を入力する こ と を求められます。 Big Decimal 値プロ ンプ ト は、

大 38 桁の精度の整数および小数を受け入れます。

Big Decimal プロ ンプ ト は、 Big Decimal のア ト リ ビ ュー ト ID への条件設定など、 高精度を必要とする式でのみ使用し ます。

• ロング プロンプ ト : この値プロ ンプ ト タ イプでは、 ユーザは長整数値を求められます。 ロ ング プロ ンプ ト は、 大 9 桁の整数を受け入れます。

ロ ング値プロ ンプ ト を作成する機能は、 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード でデフ ォル ト では有効になっていません。 ロ ング値プロ ンプ トを有効にするには、 [ ツール ] メ ニューで [ 基本設定 ] を選択し ます。 [基本設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 [ 上級 ] タブを ク リ ッ クし、 [ 使用可能な値プロンプ ト のリ ス ト にロング プロンプ ト を追加 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。

値プロンプトの作成

値プロンプ ト を作成するには

1 Desktop で [ フ ァ イル ] メ ニューから、 [ 新規作成 ] をポ イ ン ト し、 次に [ プロンプ ト ] を選択し ます。 プロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード が開き ます。

2 [ 値プロンプ ト ] オプシ ョ ンを選択し、 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 355

ユーザに表示するプロンプト タイプを定義するには

3 値プロ ンプ ト のタ イプを指定し ます。

• 日付プロンプ ト : このプロ ンプ ト では、 ユーザは特定の日付または日付の範囲に関連するデータ をフ ィ ルタでき ます。

• 数値プロンプ ト : このプロ ンプ ト では、 ユーザは （通常は メ ト リ ック に基づいて） 数値データ をフ ィ ルタでき ます。

• テキス ト プロンプ ト : このプロ ンプ ト では、 ユーザは （通常はア トリ ビ ュー ト フ ォームに基づいて） テキス ト データ をフ ィ ルタでき ます。

• Big Decimal プロンプ ト : このプロ ンプ ト では、 ユーザは メ ト リ ック の Big Decimal 値に基づいてデータ をフ ィ ルタでき ます。

• ロング プロンプ ト : このプロ ンプ ト では、 ユーザは メ ト リ ッ ク の長整数値に基づいてデータ をフ ィ ルタでき ます。

ロ ング値プロ ンプ ト は、[基本設定] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スの [上級] タブで有効になっている場合にのみ表示されます。

タイトルおよび説明を指定するには

タ イ ト ルおよび説明を設定する と きの考慮事項は、「タイトルおよび説明」（318 ページ）を参照し て く ださい。

4 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。 [概要] ページが開き ます。

5 [ タ イ ト ル ] を入力し ます。 このタ イ ト ルは、 プロ ンプ ト を保存する と きにデフ ォル ト のオブジェ ク ト 名と し て使用されますが、 変更する こ と もでき ます。

6 [ 説明 ] フ ィ ール ド に、 テキス ト を入力し ます。 この説明は、 レポー ト 実行中にプロ ンプ ト が実行される と表示されます。

7 MicroStrategy Web で実行する と きのプロ ンプ ト の表示方法を決定するには、 [ 変更 ] を ク リ ッ ク し ます。 [Web オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 このダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スには、 プロ ンプ ト ス タ イルおよびス タ イル プロパテ ィ のオブジェ ク ト が表示されます。 （詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。） [OK] を ク リ ッ ク し てプロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード に戻 り ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

356 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

個人用回答を許可するには

個人用回答を使用する と、 ユーザは、 このプロ ンプ ト の回答を保存して、 同じプロ ンプ ト を使用するすべてのレポー ト で回答を再利用でき ます。 個人用回答の詳細および使用方法については、「個人用回答」（315 ページ）を参照し て く ださい。

8 このプロ ンプ ト で個人用回答を保存でき るかど う かを決定するには、[ 許可し た個人用回答 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト で以下のいずれかのオプシ ョ ンを選択し ます。

• [ な し ] : 個人用回答を保存する こ と はでき ません。 ユーザは、 プロ ンプ ト が表示されるたびに、 手動で回答する必要があ り ます （必須の場合）。

• [ 単一 ] : このプロ ンプ ト には、 個人用回答を 1 つのみ保存でき ます。同じプロ ンプ ト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 その個人用回答を保持する こ と も、 選択し た ものを追加または削除する こ と も でき ます。 この変更を新しい個人用回答と し て保存する こ と も でき ますが、1 つのプロ ンプ ト には 1 つの個人用回答しか保存でき ません。

• [ 複数 ] : 複数の個人用回答に名前を付けて保存し、同じプロ ンプ ト に対し て複数の異な る回答を許可する こ と ができ ます。 同じプロ ンプト が (同じ レポー ト または別のレポー ト で) 再度使用される と、 個人用回答が表示されます。 ユーザは、 これらの う ち 1 つを選択する こと も、 手動で回答を入力する こ と も でき ます。

ユーザの回答の範囲を定義するには

9 ユーザによ る値の入力を一定の範囲に制限するには

• [ 小値 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、 プロ ンプ ト 回答で許可される小値を入力し ます。

日付プロ ンプ ト の場合、 これは一番早い日付です。

テキス ト プロ ンプ ト の場合、 これはテキス ト 文字列で許可される も少ない文字数です。

• [ 大値 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し、 プロ ンプ ト 回答で許可される大値を入力し ます。

日付プロ ンプ ト の場合、 これは一番 後の日付です。

テキス ト プロ ンプ ト の場合、 これはテキス ト 文字列で許可される も多い文字数です。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト 357

10 必要に応じ て、[ プロンプ ト への応答が必要です ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し て、 レポー ト を実行する前にユーザによ るプロ ンプ ト への回答を必須にでき ます。 必須およびオプシ ョ ンのプロ ンプ ト 回答の考慮事項は、

「回答の要件」（314 ページ）を参照し て く ださい。

11 [ 次へ ] を ク リ ッ ク し ます。[デフ ォル ト のプロ ンプ ト 条件を選択] ページが開き ます。

デフォルト回答を指定するには

デフ ォル ト の回答によ って、 ユーザはレポー ト 実行を迅速に完了でき ます。 これは、 プロ ンプ ト に回答する必要な く 、 単にデフ ォル ト の回答を使用し てレポー ト を実行でき るためです。 デフ ォル ト の回答を設定すると きの考慮事項は、「デフォルトのプロンプト回答」（314 ページ）を参照し て く ださい。 デフ ォル ト の回答をユーザに表示し ない場合は、 デフ ォル ト の回答を指定する必要はあ り ません。

12 [デフ ォル ト 値] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し てデフ ォル ト のプロ ンプ ト 回答を指定し、 必要に応じ てプロ ンプ ト 回答の有効範囲を指定し ます。

13 日付プロ ンプ ト を作成する場合 :

• ド ロ ッ プダウ ン ボタ ンを ク リ ッ クする と、 日付選択用のカレ ンダが開き ます。

• [ 日付エデ ィ タ ] ボタ ンを ク リ ッ クする と、日付エデ ィ タが開き ます。このエデ ィ タでは、 動的日付、 つま り 特定のオフセ ッ ト 条件を満たす日付または時刻の範囲を設定でき ます。

14 [ 終了 ] を ク リ ッ ク し ます。[名前を付けて保存] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

プロンプトを保存するには

15 新規プロ ンプ ト を保存する フ ォルダを選択し、 名前を入力し てから、[ 保存 ] を ク リ ッ ク し て Desktop に戻 り ます。

すべての値プロ ンプ ト は （値プロ ンプ ト のタ イプまたはその目的に応じ て）メ ト リ ッ ク またはフ ィ ルタに追加する必要があ り 、 その後 メ ト リ ッ ク またはフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

各プロ ンプ ト タ イプを レポー ト に追加する方法を示す表は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

358 ユーザ入力の要求 : プロ ンプ ト © 2011 MicroStrategy, Inc.

プロ ンプ ト の編集

Desktop でダブルク リ ッ クする こ と によ って、 プロ ンプ ト を編集でき ます。プロ ンプ ト がプロ ンプ ト 作成ウ ィ ザード で開いて編集可能にな り ます。

プロ ンプ ト を編集する手順は、「プロンプトのタイプ」（321 ページ）を参照し て編集するプロ ンプ ト のタ イプを判別し、 適切な項を使用し てプロ ンプ ト の任意の要素を変更し ます。

レポー ト へのプロ ンプ ト の追加

新規または既存のレポー ト に 1 つ以上のプロ ンプ ト を追加するには、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

その他のプロ ンプ ト 機能

『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 には、 以下の高度な機能に関する詳細情報が記載されています。

• スケジ ュール レポー ト 内のプロ ンプ ト : 設定されたスケジ ュールで実行された場合のプロ ンプ ト レポー ト の動作およびプロ ンプ ト を持つスケジ ュール レポー ト の特殊な要件について学習し ます。

• レベル プロ ンプ ト : ユーザが メ ト リ ッ ク の集計レベルおよび メ ト リ ッ クのレベルに関連付け られた ターゲ ッ ト またはグループ化を決定でき る よう にする レベル プロ ンプ ト の作成について学習し ます。

• 動的日付 : 現在の日付の固定オフセ ッ ト であ る日付の定義について学習し ます。

• システム プロ ンプ ト : これらは、 ユーザ ロ グ イ ン システムプロ ンプ トなどの、 特殊な組み込みプロ ンプ ト です。 追加情報および例は、『MicroStrategy システム管理ガイ ド』 に記載されています。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. レポー ト の構造のデザイ ン : テンプレー ト 359

レポー ト の構造のデザイ ン : テンプ レー ト

テンプレー ト は、 レポー ト の基礎と な る構造です。 テンプレー ト では、 レポー ト がデータ ソースから取得する情報のセ ッ ト が指定され、 またレポート の結果に表示される情報の構造も決定されます。 テンプレー ト の構造とは、 テンプレー ト 上のオブジェ ク ト の場所です。 た と えば、 メ ト リ ッ クがレポー ト の列に配置され、 ア ト リ ビ ュー ト が行に配置されている こ とや、左から右に見てい く ユーザが売上予測を参照する前に現在の売上を参照でき る よ う に " 売上 " メ ト リ ッ クが " 売上予測 " メ ト リ ッ ク の左に配置されている こ と などを示すものです。

レポー ト を作成する と きに、 さ まざまな MicroStrategy オブジェ ク ト を レポー ト のテンプレー ト に配置し ます。 オブジェ ク ト には、 ア ト リ ビ ュー ト 、メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 プロ ンプ ト や、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 で説明し ている カス タ ム グループやコ ン ソ リ デーシ ョ ンなどのその他のオブジェ ク ト があ り ます。 フ ィ ルタおよびプロ ンプ ト によ って、 実行される レポー ト に表示されるデータはさ らに制限および調整されます。レポー ト が実行される と、 レポー ト フ ィ ルタのフ ィ ルタ条件を満たすテンプレー ト 上のすべてのオブジェ ク ト に関連するデータが、 テンプレー ト で指定された形式を使用し てレポー ト に表示されます。

MicroStrategy には、 作成済みのレポー ト テンプレー ト のセ ッ ト が付属し てお り 、 独自のレポー ト を作成するために利用でき ます。 テンプレー ト には一般的なオブジェ ク ト および基本的なフ ィ ルタがすでに含まれているので、これらのテンプレー ト を使用する と新規レポー ト を迅速に作成でき ます。新規レポー ト を作成する と きに、 既存のテンプレー ト から開始でき ます。それによ って、 完成し たレポー ト を作成する までにかかる時間が短縮されます。 新規レポー ト を作成する場合、 常に [新規のグ リ ッ ド] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 こ こで、 新規レポー ト の基にな る既存のテンプレート を選択でき ます。 [新規のグ リ ッ ド] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク ス内のテンプレート を次の図に示し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

360 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

次の図は、 レポー ト のテンプレー ト と フ ィ ルタ、 およびテンプレー ト での定義で実行された結果のレポー ト を示し ています。

新規レポー ト の作成を開始するたびに、 テンプレー ト および基本の空のレポー ト フ ィ ルタが自動的に作成されます。 個々のテンプレー ト またはレポー ト フ ィ ルタ オブジェ ク ト を明示的に定義し て使用し ない場合でも、テンプレー ト およびフ ィ ルタはすべてのレポー ト 定義の論理的な構成要素です。

グ リ ッ ド レポー ト の作成

レポー ト は、 データ ソースへの特定の書式設定済データ セ ッ ト の要求を表す MicroStrategy オブジェ ク ト です。 も基本的な形式では、 以下の 2 つの部分で構成されます。

• レポー ト テンプレー ト （通常は単にテンプレー ト と呼ばれる）。 レポート の基礎と な る構造です。

• テンプレー ト に配置される レポー ト 関連オブジェ ク ト 。 ア ト リ ビ ュート 、 メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 プロ ンプ ト などです。

特定のビジネス ク エ リ に正確に応答する レポー ト を作成するには、 レポート を構成する基本的な MicroStrategy オブジェ ク ト を理解する必要があ り ます。 これについては、「MicroStrategy オブジェクト」（225 ページ）で説明し ています。 この項では、 この章で示される各オブジェ ク ト について基本的な理解があ る こ と を前提と し ています。 レポー ト を構成する各オブジェ ク ト の詳細は、 次の説明を参照し て く ださい。

• ア ト リ ビ ュー ト : 「レポートへのビジネス コンテキストの提供 : アトリビュート」（233 ページ） を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 361

• メ ト リ ッ ク : 「レポートでのデータの計算 : メトリック」（234 ページ） を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタ : 「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ） を参照し て く ださい。

• プロ ンプ ト : 「ユーザ入力の要求 : プロンプト」（310 ページ） を参照し て く ださい。

• テンプレー ト : 「レポートの構造のデザイン : テンプレート」（359 ページ） を参照し て く ださい。

• コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループ : 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム グループ と コ ン ソ リ デーシ ョ ン」 の章を参照し て く ださい。

単純なレポー ト は、 一般的に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つのメ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタ を持ちます。 これらすべてのオブジェ ク ト をレポー ト に含める必要はあ り ませんが、 これらすべてのオブジェ ク ト がレポー ト 内に存在する と、 返されるデータはよ り 意味のあ る ものにな り ます。

た と えば、 " 顧客 " などの 1 つのア ト リ ビ ュー ト のみを持つレポー ト を作成し て実行する と、 そのア ト リ ビ ュー ト のすべてのア ト リ ビ ュー ト エレ メ ント の リ ス ト が返されます。 この場合、 会社と これまで取引を行った こ と があ る、 データベースに存在するすべての顧客の名前の リ ス ト が表示されます。 同様に、 空白のレポー ト に 1 つの メ ト リ ッ ク を追加し た場合、 すべての時期、 すべての地域のすべての売上データが表示されます。

" 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト と " 売上 " メ ト リ ッ ク など、 メ ト リ ッ ク と ア ト リビ ュー ト を同じ レポー ト に追加する と、 どの顧客がい く らの売上を店舗にも た ら し たかを表示でき るので、 レポー ト データが役に立ち始めます。 ただし、 ほ と んどの組織に と って、 これはまだ極めて大きなレポー ト です。

レポー ト にレポー ト フ ィ ルタ を追加する と、 データ を関心のあ る特定の領域に制限でき ます。 た と えば、 レポー ト に " 地域 " や " 年 " などのい く つかのア ト リ ビ ュー ト を追加する こ と によ って、 特定の地域および時期を定義でき ます。 さ らに、 フ ィ ルタ を追加し て、 前年度に も収益の高かった "北東部 " 地域の顧客のみを表示でき ます。 結果のレポー ト には、 " 北東部 "地域で前年度に 大の売上を も た ら し た顧客が表示されます。

フ ィ ルタのオブジェ ク ト がレポー ト 自体の一部でも あ る必要はあ りません。 この例では、 レポー ト への " 地域 " および " 年 " ア ト リビ ュー ト の追加によ って、 レポー ト のユーザはレポー ト の結果のコ ンテキス ト を確認でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

362 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

この項では、 MicroStrategy Desktop および Web でレポー ト エデ ィ タ を使用し て、 ア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、 およびフ ィ ルタ などの基本レポー ト コ ンポーネン ト を含むレポー ト をデザイ ンする方法を説明し ます。 また、新規レポー ト を作成し、 ア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 プロ ンプ ト を レポー ト に追加する手順も説明し ます。 さ らに、 既存のレポー ト を変更する手順も説明し ます。

MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト を使用し て以降の手順の例を実行すると、 レポー ト エデ ィ タ環境と その環境が提供する機能について理解でき ます。 MicroStrategy プロ ジェ ク ト で使用でき る自社のデータがまだ存在し ない場合でも、 Tutorial プロ ジェ ク ト によ って MicroStrategy を使用する機会が提供されます。

前提条件

組織のデータ を表示する レポー ト を作成するには、 MicroStrategy プロ ジェク ト がすでに作成されている必要があ り 、 必要な タ ス ク を実行するための適切な MicroStrategy 権限が必要です。 次の手順で MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト およびそのサンプル データ を使用する場合は、 この手順を実行するために必要な権限のみが必要です。 MicroStrategy で独自のプロ ジェ クト を設定し てお く 必要はあ り ません。

これらの要件それぞれについて、 以下で説明し ます。

データ オブジェクトを含む作業プロジェクト

独自のレポー ト を作成する前に、 ビジネス データ を反映するオブジェ ク トを含む MicroStrategy 作業プロ ジェ ク ト が必要です。 （独自の作業プロ ジェク ト がまだ存在し ない場合は、 Tutorial プロ ジェ ク ト を使用し て、 このガイド の手順を実践でき ます。 Tutorial プロ ジェ ク ト については後で説明し ます。） プロ ジェ ク ト には、 ビジネス データ を反映するオブジェ ク ト が含まれている必要があ り ます。 それらのオブジェ ク ト を レポー ト に配置し、 レポー ト が実行された と きに、 適切なビジネス データ をデータ ソースから取得でき る よ う にするためです。

プロ ジェ ク ト 内に作成されている必要があ る ビジネス オブジェ ク ト には、次のものがあ り ます。

• フ ァ ク ト （" 売上 " や " 売上数量 " など） は、 ビジネスの測定値 （データ ソース内に格納されたデータの形式を と る） または変数です。 フ ァ ク トは、 通常は数値であ り 、 集計に適し ています。 MicroStrategy で メ ト リ ックおよびその他のオブジェ ク ト を作成するために使用されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 363

• ア ト リ ビ ュー ト は、 フ ァ ク ト に関する質問 （いつ、 ど こで、 など） に回答する ビジネス概念です。 ア ト リ ビ ュー ト によ って、 それらのフ ァ ク トを レポー ト するためのコ ンテキス ト が提供されます。

プロ ジェ ク ト に、 ア ト リ ビ ュー ト およびフ ァ ク ト 以外のほかのオブジェ ク ト （ メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタ、 プロ ンプ ト など） がすでに含まれている場合があ り ます。 フ ァ ク ト およびア ト リ ビ ュー ト は、 作成されている必要があ る 小限のオブジェ ク ト です。 通常は、 プロジェ ク ト 自体が作成される と きに、 プロ ジェ ク ト デザイナによ って作成されます。

た と えば、 " 年 " ア ト リ ビ ュー ト と " 売上数量 " メ ト リ ッ ク （" 売上数量 " フ ァ ク ト に基づ く ） を含むレポー ト 上で、 任意の年の年間売上数量を表示でき ます。 このレポー ト 上にア ト リ ビ ュー ト がない場合は、 このレポー トは売上数量の合計に関する情報しか提供でき ません。 つま り 、 このレポート は、 だれが、 いつ、 ど こで商品を購入し たかなどについての質問には答え る こ と はでき ません。

プロ ジェ ク ト の作成、 およびフ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュー ト に関する詳細情報、これらのオブジェ ク ト を作成する方法は、 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

作業プロ ジェ ク ト がまだ存在し ない場合は、 この章の手順で Tutorial プロジェ ク ト を使用し て、 MicroStrategy で さ まざまなレポー ト オブジェ ク ト を作成する方法を学習でき ます。 Tutorial プロ ジェ ク ト およびそのア ク セス方法の詳細は、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

レポート デザインおよび作成の権限

MicroStrategy ユーザ と し て、 レポー ト およびレポー ト オブジェ ク ト を作成でき るためには、 以下のよ う な適切な権限が割 り 当て られている必要があり ます。

• Desktop の場合、 ほ と んどのレポー ト デザイナに割 り 当て られる権限のグループは、 Desktop Designer と呼ばれます。

• MicroStrategy Web の場合、 ほ と んどのレポー ト デザイナに割 り 当て られる権限のグループは、 Web Professional と呼ばれます。

MicroStrategy で割 り 当て られる権限に関する質問は、 ア ド ミ ニス ト レータに問い合わせて く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

364 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト エデ ィ タ でのレポー ト の作成

レポー ト エデ ィ タは、 レポー ト をデザイ ンするためのものです。 レポー ト エデ ィ タ を使用し て、 新規レポー ト を作成するか、 既存のレポー ト を変更でき ます。 レポー ト エデ ィ タは、 MicroStrategy Desktop と MicroStrategy Web の両方で使用でき ます。

新規レポー ト の作成または既存のレポー ト の編集を行 う 場合、 レポー ト エデ ィ タでレポー ト は常にデザイ ン表示で表示されます。 デザイ ン表示では、レポー ト のテンプレー ト が表示され、 レポー ト の定義を確認でき ます。 そのレポー ト 定義を変更する こ と も でき ます。 レポー ト の定義と は、 レポート がデザイ ン される と きにレポー ト に含まれるすべてのオブジェ ク ト の定義、 およびレポー ト に適用される書式設定です。

クイック レポートの作成

レポー ト の作成に使用される MicroStrategy オブジェ ク ト をすでに理解し てお り 、 レポー ト をすぐに作成する必要があ る場合、 MicroStrategy のレポート ビルダを使用し てレポー ト を作成でき ます。 ただし、 レポー ト ビルダ ツールでは、 ツールの使用中はレポー ト への特定のオブジェ ク ト の追加のみに制限されます。 レポー ト ビルダでのレポー ト の作成が完了する と、 レポー ト エデ ィ タでレポー ト の変更およびその他のオブジェ ク ト の追加を続行でき ます。

レポー ト ビルダを使用し て ク イ ッ ク レポー ト を作成するには、「クイック レポートの作成 : 新規レポートの作成」（225 ページ）を参照し て く ださい。

空のレポート テンプレートでレポート エディタを開く

テンプレー ト については、「レポートの構造のデザイン : テンプレート」（359 ページ）で説明し ています。

オブジェ ク ト が追加される と、 テンプレー ト は、 レポー ト がデータ ソースから取得する情報セ ッ ト を指定し、 またレポー ト の結果に表示される情報の構造も決定し ます。

この項では、 新規レポー ト を作成でき る よ う に、 空白または空のレポー ト テンプレー ト でレポー ト エデ ィ タ を開 く 手順について説明し ます。 レポート エデ ィ タには、 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web でア ク セスでき ます。 両方の手順を次に説明し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 365

MicroStrategy Desktop で空のレポー ト にアクセスするには

1 Desktop で、 レポー ト を作成するプロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し ます。

• MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト およびそのサンプル データ を使用する場合は、 Tutorial プロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し ます。

2 [ フ ァ イル ] メ ニューで、[ 新規作成 ] をポイ ン ト し、[ レポー ト ] を選択します。

• [新規のグ リ ッ ド] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き、 作成済みのテンプレー ト のセ ッ ト が表示された場合、 [ 空のレポー ト ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

レポー ト エデ ィ タが開き、 空のレポー ト テンプレー ト が表示されます。新規レポー ト をデザイ ンする準備ができ ま し た。

次の図は、 MicroStrategy Desktop で空のレポー ト テンプレー ト が表示されたレポー ト エデ ィ タ を示し ています。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

366 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

Desktop のレポー ト エデ ィ タの各領域またはペイ ンの詳細は、「MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース」（425 ページ）の「Desktop のレポート エディタでの操作」（433 ページ）の項を参照し て く ださい。

表示の選択および所有し ている MicroStrategy 製品によ っては、上記の図に表示されているペイ ンの一部がレポー ト エデ ィ タに表示されない場合があ り ます。 さ まざまなレポー ト エデ ィ タ ペイ ンを表示または非表示にするには、 [ 表示 ] メ ニューを使用し ます。

3 ほ と んどすべてのレポー ト に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つの メ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタがあ り ます。 このガイ ド の以下の項を使用し て、 新規レポー ト にオブジェ ク ト を追加し ます。

• ア ト リ ビ ュー ト : 「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ） を参照し て く ださい。

• メ ト リ ッ ク : 「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ） を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタ : 「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ） を参照し て く ださい。

• プロ ンプ ト : 「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ） を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web で空白のレポー ト にアクセスするには

1 MicroStrategy Web で、 レポー ト を作成するプロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し ます。

• MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト およびそのサンプル データ を使用する場合は、 Tutorial プロ ジェ ク ト にロ グ イ ン し ます。

2 ツールバーの [ レポー ト 作成 ] を選択し ます。

3 [ 空のレポー ト ] を ク リ ッ ク し ます。空白のレポー ト テンプレー ト が表示され、 新規レポー ト をデザイ ンする準備ができ ま し た。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 367

次の図は、 MicroStrategy Web で空白のレポー ト テンプレー ト が表示されたレポー ト エデ ィ タ を示し ています。

MicroStrategy Web のレポー ト エデ ィ タの各領域またはペイ ンの詳細は、「MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース」（425 ページ）の「MicroStrategy Web のレポート エディタ インタフェース」（441 ページ）の項を参照し て く ださい。

4 以下の項を使用し て、 新規レポー ト にア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、フ ィ ルタ、 プロ ンプ ト を追加し ます。 ほ と んどすべてのレポー ト に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つの メ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタがあ り ます。

• ア ト リ ビ ュー ト : 「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ） を参照し て く ださい。

• メ ト リ ッ ク : 「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ） を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタ : 「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ） を参照し て く ださい。

• プロ ンプ ト : 「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ） を参照し て く ださい。

レポー ト : レポー ト へのア ト リ ビ ュー ト の追加

ア ト リ ビ ュー ト は MicroStrategy オブジェ ク ト で、 データ ソース内に格納されたビジネス データ を反映する ビジネス概念を表し ます。 ア ト リ ビ ュー トは、 ビジネス フ ァ ク ト または計算を レポー ト および分析する際のコ ンテキ

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

368 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

ス ト を提供し ます。 会社の売上合計を知る こ と は有益ですが、 売上がいつど こ で発生し たかを知る こ と は、 さ らに分析に役立ちます。 ア ト リ ビ ュート の詳細は、「レポートへのビジネス コンテキストの提供 : アトリビュート」（233 ページ）を参照し て く ださい。

適切なアトリビュートの選択

レポー ト に配置する ア ト リ ビ ュー ト を選択する と きは、 共に意味を持つアト リ ビ ュー ト を選択し ます。 た と えば、 " 製品サプラ イヤ " と " 顧客所得階層 " は、 関連データ を レポー ト で横に並べて表示し た と きに、 あま り 意味を持ちません。 これらのア ト リ ビ ュー ト と共にレポー ト に含める こ と ができ、 両方のア ト リ ビ ュー ト に と って意味のあ る有用なレポー ト 結果を計算する メ ト リ ッ ク を想像する こ と は困難です。

ただし、 " 顧客所得階層 " ア ト リ ビ ュー ト は、 レポー ト 上で " 製品 " ア ト リビ ュー ト と組み合わせる と意味を持ちます。 アナ リ ス ト は、 高所得階層または低所得階層の顧客が好む製品の リ ス ト を考察する可能性があ り ます。 "製品サプラ イヤ " ア ト リ ビ ュー ト は、 ア ト リ ビ ュー ト " 出荷日 "、 " 特急便"、 " 出荷に要し た週数 " のいずれかまたはすべて、 またはサプラ イ チェーンに関連するその他のア ト リ ビ ュー ト と組み合わせる と意味を持ちます。

レポー ト にア ト リ ビ ュー ト を追加するには

組織のプロ ジェ ク ト の 1 つを使用する場合、 この手順ではア ト リビ ュー ト が作成されている こ と を前提と し ています。 ア ト リ ビ ュート は、 通常はプロ ジェ ク ト のデザイナによ って作成されます。 ア トリ ビ ュー ト を作成する必要があ る場合は、 『MicroStrategy プロ ジェ クト デザイ ン ガイ ド』 を参照し て く ださい。

1 レポー ト エデ ィ タがまだ開かれていない場合は、 開き ます。

• Desktop の場合 : 「MicroStrategy Desktop で空のレポートにアクセスするには」（365 ページ） を参照し て く ださい。

• MicroStrategy Web の場合 : 「MicroStrategy Web で空白のレポートにアクセスするには」（366 ページ） を参照し て く ださい。

2 [オブジェ ク ト ブラ ウザ] ペイ ンで、 プロ ジェ ク ト のア ト リ ビ ュー ト フ ォルダに移動し て開き ます。

• [オブジェ ク ト ブラ ウザ] ペイ ンが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 369

• Tutorial プロ ジェ ク ト を使用する場合は、 " スキーマ オブジ ェ ク ト " フ ォルダを開き、 " ア ト リ ビ ュー ト " フ ォルダを開き ます。 次のステ ッ プで使用する ア ト リ ビ ュー ト を選択し ます。 この手順では、"Category" （カテゴ リ ） を使用し ます。

3 次の図に示すよ う に、 レポー ト に追加する ア ト リ ビ ュー ト を右ク リ ッ クし、[ 行に追加 ] を選択し ます （Web では、[ グ リ ッ ドへ追加 ] を選択し ます）。

ア ト リ ビ ュー ト は一般的にレポー ト の行に表示されますが、 必要に応じて、 ア ト リ ビ ュー ト を レポー ト の列に追加でき ます。

4 次の図に示すよ う に、 ア ト リ ビ ュー ト がレポー ト のテンプレー ト の行セク シ ョ ンに表示されます。

5 必要に応じ て、 上記の手順を繰 り 返し てその他のア ト リ ビ ュー ト を レポー ト に追加し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

370 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

6 ほ と んどすべてのレポー ト に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つの メ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタがあ り ます。 必要に応じ て、 このガイ ドの以下の項を使用し て、 その他のオブジェ ク ト を新規レポー ト に追加します。

• メ ト リ ッ ク : 「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ） を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタ : 「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ） を参照し て く ださい。

• プロ ンプ ト : 「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ） を参照し て く ださい。

7 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト : レポー ト への メ ト リ ッ クの追加

メ ト リ ッ クは、 ビジネスの測定値および主要業績評価指標 （KPI） を表す MicroStrategy オブジェ ク ト です。 実際的には、 メ ト リ ッ クはデータベースに格納されたデータに対し て実行される計算であ り 、 その結果はレポー トに表示されます。 メ ト リ ッ ク の詳細は、「レポートでのデータの計算 : メトリック」（234 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト に メ ト リ ッ ク を追加するには

組織のプロ ジェ ク ト の 1 つを使用する場合、 この手順では少な く とも 1 つの メ ト リ ッ ク が作成されている こ と を前提と し ています。 メト リ ッ ク を作成する必要があ る場合は、「レポートでのデータの計算 : メトリック」（234 ページ）を参照し て く ださい。

1 レポー ト エデ ィ タがまだ開かれていない場合は、 開き ます。

• Desktop の場合 : 「MicroStrategy Desktop で空のレポートにアクセスするには」（365 ページ） を参照し て く ださい。

• MicroStrategy Web の場合 : 「MicroStrategy Web で空白のレポートにアクセスするには」（366 ページ） を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 371

2 左側の [オブジェ ク ト ブラ ウザ] ペイ ンで、 プロ ジェ ク ト の メ ト リ ッ ク フ ォルダにナビゲー ト し て開き ます。

• [オブジェ ク ト ブラ ウザ] ペイ ンが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

• Tutorial プロ ジェ ク ト を使用する場合は、 " パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト" フ ォルダを開き、 " メ ト リ ッ ク " フ ォルダを開き ます。 次のステ ップで使用する メ ト リ ッ ク を選択し ます。 この手順では、 "Average Revenue" （売上平均） を使用し ます。

3 次の図に示すよ う に、 レポー ト に追加する メ ト リ ッ ク を右ク リ ッ ク し、[ 列に追加 ] を選択し ます（Web では、[ グ リ ッ ドへ追加 ] を選択し ます）。

メ ト リ ッ クは一般的にレポー ト の列に表示されますが、 必要に応じ て、メ ト リ ッ ク を レポー ト の行に追加でき ます。

4 次の図に示すよ う に、 メ ト リ ッ ク がレポー ト のテンプレー ト の行セ クシ ョ ンに表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

372 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

5 必要に応じ て、 上記の手順を繰 り 返し てその他の メ ト リ ッ ク を レポー トに追加し ます。

6 ほ と んどすべてのレポー ト に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つの メ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタがあ り ます。 必要に応じ て、 このガイ ドの以下の項を使用し て、 その他のオブジェ ク ト を新規レポー ト に追加します。

• ア ト リ ビ ュー ト : 「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ）.

• フ ィ ルタ : 「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）.

• プロ ンプ ト : 「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）.

7 データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト およびメ ト リ ッ ク を配置し た後で、[ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択します。

8 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト : レポー ト へのフ ィ ルタの追加

フ ィ ルタは、 データ ソースのデータ を選別し て、 そのデータがレポー ト 結果の計算に含まれるか除外されるかを決定し ます。 フ ィ ルタはレポー ト に必須ではあ り ませんが、 フ ィ ルタのないレポー ト からは、 事実上表示するには多すぎ るデータが返される傾向があ り ます。 フ ィ ルタ を追加する場合は、 すでにレポー ト 上にあ るオブジェ ク ト と共に意味を持つものであ る必要があ り ます。

フ ィ ルタ全般およびさ まざまな タ イプのフ ィ ルタの詳細は、「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ）を参照し て く ださい。 レポー ト にフ ィ ルタ を追加する場合、 どのタ イプのフ ィ ルタが必要かを知る必要があ り ます。

フ ィ ルタは、 次の 2 つの方法でレポー ト に追加でき ます。

• フ ィ ルタ オブジェ ク ト がすでにプロ ジェ ク ト に作成されている場合（ス タ ン ド ア ロ ン フ ィ ルタ） は、 以降の「レポートにスタンドアロン フィルタを追加するには」 の手順を使用し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 373

• 個別のフ ィ ルタが作成されていない場合は、 レポー ト に直接フ ィ ルタ を作成でき ます。 ただし、 そのフ ィ ルタは独立し たオブジェ ク ト と し てほかのレポー ト で使用できないこ と に注意し て く ださい。 レポー ト 内にフ ィ ルタ を作成するには、 以降の「レポート内に直接フィルタを作成するには」 の手順を使用し ます。

レポー ト にス タ ン ド アロン フ ィ ルタ を追加するには

組織のプロ ジェ ク ト の 1 つを使用する場合、 この手順では少な く とも 1 つのフ ィ ルタが作成されている こ と を前提と し ています。 フ ィルタ を作成する必要があ る場合は、「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ）を参照し て く ださい。

1 レポー ト エデ ィ タがまだ開かれていない場合は、 開き ます。

• Desktop の場合 : 「MicroStrategy Desktop で空のレポートにアクセスするには」（365 ページ） を参照し て く ださい。

• MicroStrategy Web の場合 : 「MicroStrategy Web で空白のレポートにアクセスするには」（366 ページ） を参照し て く ださい。

2 左側の [オブジェ ク ト ブラ ウザ] ペイ ンで、 フ ィ ルタがあ る フ ォルダにナビゲー ト し て開き ます。

• [オブジェ ク ト ブラ ウザ] ペイ ンが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

• Tutorial プロ ジェ ク ト を使用する場合は、 " パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト" フ ォルダを開き、 " フ ィ ルタ " フ ォルダを開き ます。 次のステ ッ プで使用するためのフ ィ ルタ を選択し ます。 この手順では、 "Top 5 Products By Revenue" （売上によ る ト ッ プ 5 製品） を使用し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

374 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 フ ィ ルタ を フ ィ ルタ ペイ ンに追加し ます。

• Desktop では、 次の図に示すよ う に、 フ ィ ルタ を [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。

• Web では、 [ フ ィ ルタの編集 ] を ク リ ッ ク し ます。 次に、 フ ィ ルタ を右ク リ ッ ク し、 [ フ ィ ルタに追加 ] を選択し ます。 これによ り 、 レポー ト の [フ ィ ルタ] ペイ ンにフ ィ ルタが追加されます。

4 必要に応じ て、 上記の手順を繰 り 返し てその他のフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

5 ほ と んどすべてのレポー ト に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つの メ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタがあ り ます。 必要に応じ て、 このガイ ドの以下の項を使用し て、 その他のオブジェ ク ト を新規レポー ト に追加します。

• ア ト リ ビ ュー ト : 「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ）.

• メ ト リ ッ ク : 「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）.

• プロ ンプ ト : 「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）.

6 データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト およびメ ト リ ッ ク を配置し てフ ィ ルタ を追加し た後で、 [ 表示 ] メ ニューで [ グリ ッ ド表示 ] を選択し ます。

7 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 375

レポー ト 内に直接フ ィ ルタ を作成するには

レポー ト をダブルク リ ッ ク し て、 既存の保存されている レポー ト 内にフ ィルタ を作成でき ます。 レポー ト がレポー ト エデ ィ タで開き、 編集でき る状態にな り ます。

1 レポー ト エデ ィ タがまだ開かれていない場合は、 開き ます。

• Desktop の場合 : 「MicroStrategy Desktop で空のレポートにアクセスするには」（365 ページ） を参照し て く ださい。

• MicroStrategy Web の場合 : 「MicroStrategy Web で空白のレポートにアクセスするには」（366 ページ） を参照し て く ださい。

2 [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンを開き ます。

• Desktop の場合 : 右側の [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンをダブルク リ ック し ます。 次の図に示すよ う に、 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] ペイ ンが開き ます。

• MicroStrategy Web の場合 : レポー ト テンプレー ト の上にあ る [ レポー ト フ ィ ルタ を編集 ] を ク リ ッ ク し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

376 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 作成する フ ィ ルタのタ イプを選択し ます。 作成でき る フ ィ ルタのタ イプそれぞれの詳細と、 選択し た タ イプのフ ィ ルタ を作成する手順は、 以下の説明を参照し て く ださい。

• ア ト リ ビ ュー ト 条件フ ィ ルタ : 「ビジネス アトリビュートに基づくデータのフィルタ : アトリビュート条件」（274 ページ） を参照して く ださい。

• セ ッ ト 条件フ ィ ルタ : 「アトリビュート関係またはメトリックに基づくデータのフィルタ : セット条件」（286 ページ） を参照し て ください。

• レポー ト へのシ ョ ー ト カ ッ ト フ ィ ルタ : 「レポートの結果に基づくフィルタの作成 : レポートへのショートカット条件」（295 ページ） を参照し て く ださい。

• フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ ト フ ィ ルタ : 「既存のフィルタに基づくデータのフィルタリング : フィルタへのショートカット条件」（297 ページ） を参照し て く ださい。

• 高度な条件フ ィ ルタ : 高度なフ ィ ルタの作成の詳細および例は、『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 を参照し て く ださい。

4 必要に応じ て、 上記の手順を繰 り 返し てその他のフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

5 ほ と んどすべてのレポー ト に、 少な く と も 1 つのア ト リ ビ ュー ト 、 1 つの メ ト リ ッ ク、 1 つのフ ィ ルタがあ り ます。 必要に応じ て、 このガイ ドの以下の項を使用し て、 その他のオブジェ ク ト を新規レポー ト に追加します。

• ア ト リ ビ ュー ト : 「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ） を参照し て く ださい。

• メ ト リ ッ ク : 「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ） を参照し て く ださい。

• プロ ンプ ト : 「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ） を参照し て く ださい。

6 データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト およびメ ト リ ッ ク を配置し てフ ィ ルタ を追加し た後で、 [ 表示 ] メ ニューで [ グリ ッ ド表示 ] を選択し ます。

7 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 377

レポー ト : レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはプロ ンプ ト へのプロ ンプ ト の追加

レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 またはフ ィ ルタのどの場所に、 またどのよ う な方法でプロ ンプ ト を追加するかを決定する場合、 どのタ イプのプロ ンプ ト を使用するかを知る必要があ り ます。 た と えば、 オブジェ ク ト プロ ンプ ト は

も一般的にはレポー ト に直接配置されますが、 オブジェ ク ト プロ ンプ ト内のオブジェ ク ト のタ イプによ っては、 メ ト リ ッ ク エデ ィ タで メ ト リ ッ クの定義の条件部分に配置する こ と も でき ます。

次の表を参照し て、 レポー ト 、 メ ト リ ッ ク、 フ ィ ルタのどの場所に、 またどのよ う な方法でプロ ンプ ト を追加するかを検討し ます。

フ ィ ルタ名

レポー ト エデ ィ タ に追加 : [テンプレー ト定義] ペイ ン

レポー ト エデ ィ タに追加: [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ン

レポー ト エデ ィ タに追加 : [ページバイ] ペイ ン

メ ト リ ッ ク エデ ィ タに追加 : [定義] ペイ ン

フ ィ ルタ エデ ィ タ に追加 : [フ ィ ルタ定義] ペイ ン

フ ィ ルタ定義プロンプ ト

[階層のすべてのアト リ ビ ュー ト から選択] プロンプ ト

不可 可 不可 不可 可

[ア ト リ ビ ュー ト の条件] プロンプ ト

不可 可 不可 不可 可

[ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト リ ス ト から選択] プロンプ ト

不可 可 不可 不可 可

[メ ト リ ッ クの条件] プロンプ ト

不可 可 不可 不可 可

オブジ ェ ク ト プロンプ ト

ア ト リ ビ ュー ト のオブジ ェ ク ト プロンプ ト

可 不可 可 可 高度な条件の一部と して追加

メ ト リ ッ クのオブジ ェ ク ト プロンプト

可 不可 可 可 セ ッ ト 条件の一部と して、 および メ ト リ ッ クを受け入れる任意の場所に追加

フ ィ ルタのオブジ ェ ク ト プロンプト

不可 可 不可 可 可

値プロンプ ト

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

378 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポート エディタの [ テンプレート定義 ] ペインへのプロンプトの追加

レポー ト エデ ィ タの [テンプレー ト 定義] ペイ ンに、 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を追加でき ます。

この手順は、 すでにプロ ンプ ト を作成および保存し ている こ と を前提と しています。 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を作成する手順は、「オブジェクト プロンプトの作成」（349 ページ）を参照し て く ださい。

日付プロンプ ト 不可 不可 不可 不可 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件の一部と し て、日付データ型のア ト リビ ュー ト フ ォームで追加

数値プロンプ ト 、ロング プロンプト 、 または Big Decimal プロンプ ト

不可 不可 不可 可 セ ッ ト 条件の一部と して、 メ ト リ ッ ク値比較と し て追加

テキス ト プロンプト

不可 不可 不可 不可 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム条件の一部と し て、テキス ト データ型のアト リ ビ ュー ト フ ォームで追加

フ ィ ルタ名

レポー ト エデ ィ タ に追加 : [テンプレー ト定義] ペイ ン

レポー ト エデ ィ タに追加: [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ン

レポー ト エデ ィ タに追加 : [ページバイ] ペイ ン

メ ト リ ッ ク エデ ィ タに追加 : [定義] ペイ ン

フ ィ ルタ エデ ィ タ に追加 : [フ ィ ルタ定義] ペイ ン

レポー ト エデ ィタに追加: [テンプレー ト 定義] ペイ ン

レポー ト エデ ィタに追加 : [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ン

レポー ト エデ ィタに追加 : [ページバイ] ペイ ン

メ ト リ ッ ク エデ ィ タに追加 : [定義] ペイ ン

フ ィ ルタ エデ ィ タに追加: [フ ィ ルタ定義] ペイ ン

手順 「レポート エディタの [テンプレート定義 ] ペインへのプロンプトの追加」

（378 ページ）

「レポート エディタの [レポート フィルタ] ペインへのプロンプトの追加」

（380 ページ）

「レポート エディタの [ページバイ] ペインへのプロンプトの追加」（381 ページ）

「レポート エディタでのメトリックの定義へのプロンプトの追加」

（383 ページ）

「フィルタ エディタでのフィルタの定義へのプロンプトの追加」

（384 ページ）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 379

レポー ト エデ ィ タの [ テンプレー ト 定義 ] ペイ ンにプロンプ ト を追加するには

1 新しいレポー ト を作成する場合は、 レポー ト エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「空のレポート テンプレートでレポート エディタを開く」（364 ページ）を参照し て く ださい。 既存のレポー ト にプロ ンプト を追加する場合は、 そのレポー ト をダブルク リ ッ ク し て、 レポー ト エデ ィ タで開き ます。

2 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 レポー ト に追加するプロ ンプ ト を検索し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

3 次の図に示すよ う に、プロ ンプ ト を [テンプレー ト 定義] ペイ ンに ド ラ ッグ し ます。

4 必要に応じ て、 追加のプロ ンプ ト またはその他のオブジェ ク ト を レポート に追加し ます。

5 データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ ト リ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、 [ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

6 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

380 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポート エディタの [レポート フィルタ ] ペインへのプロンプトの追加

レポー ト エデ ィ タの [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンに、 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を追加でき ます。 フ ィ ルタで構成されたオブジェ ク ト プロ ンプ ト を追加する こ と も でき ます。

この手順は、 すでにプロ ンプ ト を作成および保存し ている こ と を前提と しています。 フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を作成する手順は、「フィルタ定義プロンプトの作成」（327 ページ）を参照し て く ださい。 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を作成するには、「オブジェクト プロンプトの作成」（349 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト エデ ィ タの [ レポー ト フ ィ ルタ ] ペイ ンにプロンプ ト を追加するには

1 新しいレポー ト を作成する場合は、 レポー ト エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「空のレポート テンプレートでレポート エディタを開く」（364 ページ）を参照し て く ださい。 既存のレポー ト にプロ ンプト を追加する場合は、 そのレポー ト をダブルク リ ッ ク し て、 レポー ト エデ ィ タで開き ます。

2 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 レポー ト に追加するプロ ンプ ト を検索し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 381

3 次の図に示すよ う に、 プロ ンプ ト を [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンに ドラ ッ グ し ます。

4 必要に応じ て、 追加のプロ ンプ ト またはその他のオブジェ ク ト を レポート に追加し ます。

5 データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ ト リ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、 [ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

6 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

レポート エディタの [ ページバイ ] ペインへのプロンプトの追加

ページバイは、 長いレポー ト を個別のページのセ ッ ト に変換でき る MicroStrategy の機能です。 ページはレポー ト 上のオブジェ ク ト に基づいて作成され、 ユーザは大量のデータの代わ り に管理可能なサブセ ッ ト を表示でき ます。 ページバイ フ ィ ール ド の基本情報は、 3 章、「データの分析」の「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト エデ ィ タの [ページバイ] ペイ ンに、 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を追加でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

382 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

この手順は、 すでにプロ ンプ ト を作成および保存し ている こ と を前提と しています。 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を作成する手順は、「オブジェクト プロンプトの作成」（349 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト エデ ィ タの [ ページバイ ] ペイ ンにプロンプ ト を追加するには

1 新しいレポー ト を作成する場合は、 レポー ト エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「空のレポート テンプレートでレポート エディタを開く」（364 ページ）を参照し て く ださい。 既存のレポー ト にプロ ンプト を追加する場合は、 そのレポー ト をダブルク リ ッ ク し て、 レポー ト エデ ィ タで開き ます。

2 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 レポー ト に追加するプロ ンプ ト を検索し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

3 プロ ンプ ト を [ページバイ] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。

• [ページバイ] ペイ ンが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ ページバイ ] を選択し ます。

次の図は、[ページバイ] ペイ ンの [ メ ト リ ッ ク] と い う 名前のオブジェ クト プロ ンプ ト を示し ています。

4 必要に応じ て、 追加のプロ ンプ ト またはその他のオブジェ ク ト を レポート に追加し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 383

5 データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ ト リ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、 [ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

6 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

レポート エディタでのメトリックの定義へのプロンプトの追加

メ ト リ ッ ク エデ ィ タで、 メ ト リ ッ ク の定義にオブジェ ク ト プロ ンプ ト を追加でき ます。 数値プロ ンプ ト 、 Big Decimal プロ ンプ ト 、 およびロ ング プロ ンプ ト を追加する こ と も でき ます。 これらはすべて、 値プロ ンプ ト のタイプです。

この手順は、 すでにプロ ンプ ト を作成および保存し ている こ と を前提と しています。 オブジェ ク ト プロ ンプ ト を作成する手順は、「オブジェクト プロンプトの作成」（349 ページ）を参照し て く ださい。 数値プロ ンプ ト を作成するには、「値プロンプトの作成」（354 ページ）を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク エデ ィ タ で メ ト リ ッ クの定義にプロンプ ト を追加するには

1 メ ト リ ッ ク エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「メトリックの表示および操作 : メトリック エディタ」（235 ページ）を参照し て く ださい。

2 メ ト リ ッ ク の式を作成し ます。 例および手順は、「メトリックの作成」（252 ページ）を参照し て く ださい。

3 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 メ ト リ ッ ク の定義に追加するプロ ンプ ト を検索し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

384 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

4 次の図に示すよ う に、プロ ンプ ト を右下の [定義] ペイ ンに ド ラ ッ グ し ます。

5 メ ト リ ッ ク を保存し、 レポー ト に追加し ます。 これを行 う 手順は、「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）を参照し て ください。

データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ トリ ッ ク を配置し た後で、 [ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

フィルタ エディタでのフィルタの定義へのプロンプトの追加

フ ィ ルタ エデ ィ タのフ ィ ルタの定義に、 ほ と んどあ ら ゆる種類のプロ ンプト を追加でき ます。 特定のタ イプのプロ ンプ ト がフ ィ ルタの定義で使用される場合の要件は、「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタに追加するプロ ンプ ト のタ イプに応じ て、 以下の手順の 1 つを使用し ます。

• 「フィルタ定義プロンプトまたはフィルタを含むオブジェクト プロンプトのレポートへの追加」（385 ページ）

• 「数値プロンプト、ロング プロンプト、または Big Decimal プロンプトのレポートへの追加」（386 ページ）

• 「日付プロンプトのレポートへの追加」（388 ページ）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 385

• 「テキスト プロンプトのレポートへの追加」（390 ページ）

フ ィ ルタ定義プロンプ ト またはフ ィ ルタ を含むオブジ ェ ク ト プロンプ ト のレポー ト への追加

フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト を レポー ト に追加するか、 またはフ ィ ルタで構成されたオブジェ ク ト プロ ンプ ト を レポー ト に追加するには、 初にそれらをフ ィ ルタ エデ ィ タの [フ ィ ルタ定義] ペイ ン内のフ ィ ルタに追加する必要があ り ます。 次に、 プロ ンプ ト を含むそのフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 次の手順を使用し て、 これらのプロ ンプ ト タ イプをフ ィ ルタに追加します。

プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタが作成された ら、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て、 フ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

フ ィ ルタ エデ ィ タの [ フ ィ ルタ定義 ] ペイ ンにプロンプ ト を追加するには

1 フ ィ ルタ エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

2 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 フ ィ ルタの定義に追加するプロ ンプ ト を検索し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

386 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 次の図に示すよ う に、 プロ ンプ ト を右側の [フ ィ ルタ定義] ペイ ンに ドラ ッ グ し ます。

4 フ ィ ルタ を保存し、 レポー ト に追加し ます。 これを行 う 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て く ださい。

データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ トリ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、[ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

数値プロンプ ト 、 ロング プロンプ ト 、 または Big Decimal プロンプ トのレポー ト への追加

整数ベースの値プロ ンプ ト を フ ィ ルタに追加でき ます。 そのフ ィ ルタ を含むレポー ト をユーザが実行する と、 ユーザは数値の入力を求められます。ユーザが入力し た数値は、 結果のレポー ト に表示されるデータのフ ィ ルタに使用されます。

た と えば、 あ る上位パーセンテージに基づいて、 " 売上 " メ ト リ ッ ク について表示されるデータ を選別する フ ィ ルタ を作成する場合を考えます。 各ユーザがパーセンテージの数値を設定でき る よ う にし ます。 0 ～ 100 の数値を求める数値プロ ンプ ト を作成し ます。 次に、 下記の手順を使用し て、この数値プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタ を作成し ます。 フ ィ ルタは、 メ ト リ ック が " 売上 "、 関数が [パーセン ト ]、 演算子が [上位] と な る よ う に定義されます。 このフ ィ ルタは、 " 売上 " メ ト リ ッ ク を含むレポー ト に、 レポー ト

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 387

定義の一部と し て配置されます。 レポー ト を実行する各ユーザは、 数値の入力を求められます。 この数値によ って、 レポー ト の結果に表示する売上の上位パーセンテージが定義されます。

数値プロ ンプ ト 、 ロ ング プロ ンプ ト 、 または Big Decimal プロ ンプ ト を レポー ト に追加するには、 初にフ ィ ルタ エデ ィ タでセ ッ ト 条件にプロ ンプト を追加し ます。 次に、 プロ ンプ ト を含むそのフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 次の手順を使用し て、 これらの値プロ ンプ ト タ イプの 1 つを フ ィルタに追加し ます。 （複数のプロ ンプ ト をフ ィ ルタに追加でき ます。）

プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタが作成された ら、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て、 フ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

数値、 ロング、 または Big Decimal プロンプ ト を フ ィ ルタ エデ ィ タ でフ ィ ルタに追加するには

この手順では、 少な く と も 1 つのプロ ンプ ト が作成されている こ とを前提と し ています。 プロ ンプ ト を作成する必要があ る場合は、「プロンプトの作成」（319 ページ）を参照し て く ださい。

1 フ ィ ルタ エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

2 右側の [フ ィ ルタ定義] ペイ ンをダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] フ ィ ール ド が開き ます。

3 [ セ ッ ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [セ ッ ト 条件] ペイ ンが表示されます。

4 [ タ イプ ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [ メ ト リ ッ ク ] を選択し ます。

5 [ メ ト リ ッ ク ] フ ィ ール ド で、 フ ィ ルタの基にな る メ ト リ ッ クの名前を入力し ます。 ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し て メ ト リ ッ ク をブラウズ し、 メ ト リ ッ ク を見つけて選択する こ と も でき ます。

6 [ 関数 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、実行する フ ィ ルタ リ ングのタ イプに応じ て、 [ メ ト リ ッ ク値 ]、 [ 順位 ]、 [ パーセン ト ] のいずれかを選択し ます。

7 [ 演算子 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、フ ィ ルタの定義を完成するために必要な値を選択し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

388 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

[Is Null] または [Is Not Null] は選択し ないで く ださい。ユーザがプロ ンプ ト で数値を フ ィ ルタでき るのに対し て、 これら 2 つのオプシ ョ ンはレポー ト の結果内の NULL 値についてのみフ ィ ルタするので、 フ ィ ルタでプロ ンプ ト を使用でき ません。

8 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 数値、 ロ ング、 または Big Decimal プロ ンプ ト をブラ ウズ し て見つけ、 [値] の右のフ ィ ール ド に ドラ ッ グ し ます。

9 [OK] を ク リ ッ ク し て、 フ ィ ルタ定義を保存し て [セ ッ ト 条件] ペイ ンを

閉じ ます。

10 [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し て、フ ィ ルタ を保存し てフ ィ ルタ エデ ィタ を閉じ ます。

11 プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 これを行 う 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て く ださい。

データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ トリ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、[ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

日付プロンプ ト のレポー ト への追加

日付プロ ンプ ト を フ ィ ルタに追加でき ます。 そのフ ィ ルタ を含むレポー トをユーザが実行し た と き、 ユーザは特定の日付の入力を求められます。ユーザが入力し た日付は、 結果のレポー ト に表示されるデータのフ ィ ルタに使用されます。

た と えば、 特定の日付からの売上を計算する こ と によ って " 売上 " メ トリ ッ ク について表示されるデータ を選別する フ ィ ルタ を作成する場合を考えます。 各ユーザが日付を設定でき る よ う にし ます。 2006 年の特定の日付を求める日付プロ ンプ ト を作成し ます。 次に、 下記の手順を使用し て、 この日付プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタ を作成し ます。 フ ィ ルタは、 ア ト リビ ュー ト が " 日 "、 演算子が [=] と な る よ う に定義されます。 このフ ィ ルタは、 " 日 " ア ト リ ビ ュー ト および " 売上 " メ ト リ ッ ク を含むレポー ト に、 レポー ト 定義の一部と し て配置されます。 レポー ト を実行する各ユーザは、日付の入力を求められます。 この日付によ って、 レポー ト の結果に反映させる期間が定義されます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 389

日付プロ ンプ ト を レポー ト に追加するには、 初にフ ィ ルタ エデ ィ タでアト リ ビ ュー ト 条件にプロ ンプ ト を追加し ます。 次に、 プロ ンプ ト を含むそのフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 次の手順を使用し て、 日付プロ ンプト を フ ィ ルタに追加し ます。 （複数のプロ ンプ ト をフ ィ ルタに追加でき ます。）

プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタが作成された ら、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て、 フ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

日付プロンプ ト を フ ィ ルタ エデ ィ タ でフ ィ ルタに追加するには

この手順では、 少な く と も 1 つのプロ ンプ ト が作成されている こ とを前提と し ています。 プロ ンプ ト を作成する必要があ る場合は、「プロンプトの作成」（319 ページ）を参照し て く ださい。

1 フ ィ ルタ エデ ィ タ を開き ます。 これを行 う 手順は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

2 右側の [フ ィ ルタ定義] ペイ ンをダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] フ ィ ール ド が開き ます。

3 [ ア ト リ ビ ュー ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [ア トリ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

4 [ ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド で、 フ ィ ルタの基にな る ア ト リ ビ ュー ト の名前を入力し ます。 ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てア ト リビ ュー ト をブラ ウズ し、 ア ト リ ビ ュー ト を見つけて選択する こ と も できます。

日付データ型のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを持つア ト リ ビ ュー トを選択し て く ださい。

5 [ 条件 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 [ 日付 ] を選択し ます。

6 [ 演算子 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、フ ィ ルタ定義に合った演算子を選択し ます。

[In List]、 [Not In List]、 [Is Null]、 または [Is Not Null] は選択し ないで く ださい。

7 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 日付プロ ンプ ト をブラ ウズし て見つけ、 [値] の右のフ ィ ール ド に ド ラ ッ グ し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

390 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

8 [OK] を ク リ ッ ク し て、 フ ィ ルタ定義を保存し て [ア ト リ ビ ュー ト 条件]

ペイ ンを閉じ ます。

9 [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し て、フ ィ ルタ を保存し てフ ィ ルタ エデ ィタ を閉じ ます。

10 プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 これを行 う 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て く ださい。

データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ トリ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、[ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

テキス ト プロンプ ト のレポー ト への追加

テキス ト プロ ンプ ト を フ ィ ルタに追加でき ます。 そのフ ィ ルタ を含むレポー ト をユーザが実行し た と き、 ユーザはフ ィ ルタで使用される特定のテキス ト 文字列 （文字のセ ッ ト ） の入力を求められます。 ユーザが入力し たテキス ト は、 結果のレポー ト に表示されるデータのフ ィ ルタに使用されます。

た と えば、 姓に基づいて、 顧客のサブセ ッ ト から売上金額を検索する こ とによ って " 売上 " メ ト リ ッ クについて表示されるデータ を選別する フ ィ ルタ を作成する場合を考えます。 各ユーザがレポー ト 結果に表示される売上に反映される顧客の姓を設定でき る よ う にし ます。 特定の文字または姓を求めるテキス ト プロ ンプ ト を作成し ます。 た と えば、 あ るユーザは姓が J で始ま るすべての顧客の売上を参照するために 「J」 を入力し、 別のユーザは姓が Jackson であ る顧客のみの売上を参照するために 「Jackson」 を入力でき ます。 テキス ト プロ ンプ ト の作成後、 下記の手順を使用し て、 テキスト プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタ を作成し ます。 フ ィ ルタは、 ア ト リ ビ ュー トが " 顧客 "、 条件設定の対象が " 姓 "、 演算子が [次の値で始ま る] と な る よう に定義されます。 このフ ィ ルタは、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト および " 売上" メ ト リ ッ ク を含むレポー ト に、 レポー ト 定義の一部と し て配置されます。レポー ト を実行する各ユーザは、 テキス ト 文字列の入力を求められます。このテキス ト 文字列によ って、 レポー ト の結果に売上を反映させる顧客の姓または姓の開始文字が定義されます。

テキス ト プロ ンプ ト を レポー ト に追加するには、 初にフ ィ ルタ エデ ィ タでア ト リ ビ ュー ト 条件にプロ ンプ ト を追加し ます。 次に、 プロ ンプ ト を含むそのフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 次の手順を使用し て、 テキス ト プロ ンプ ト を フ ィ ルタに追加し ます。 （複数のプロ ンプ ト をフ ィ ルタに追加でき ます。）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 391

プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタが作成された ら、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て、 フ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。

テキス ト プロンプ ト を フ ィ ルタ エデ ィ タ でフ ィ ルタに追加するには

この手順では、 少な く と も 1 つのプロ ンプ ト が作成されている こ とを前提と し ています。 プロ ンプ ト を作成する必要があ る場合は、「プロンプトの作成」（319 ページ）を参照し て く ださい。

1 フ ィ ルタ エデ ィ タ を まだ開いていない場合は、 開き ます。 これを行 う手順は、「フィルタの作成または編集 : フィルタ エディタ」（270 ページ）を参照し て く ださい。

2 右側の [フ ィ ルタ定義] ペイ ンをダブルク リ ッ ク し ます。 [フ ィ ルタ オプシ ョ ン] フ ィ ール ド が開き ます。

3 [ ア ト リ ビ ュー ト 条件を追加 ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。 [ア トリ ビ ュー ト 条件] ペイ ンが開き ます。

4 [ ア ト リ ビ ュー ト ] フ ィ ール ド で、 フ ィ ルタの基にな る ア ト リ ビ ュー ト の名前を入力し ます。 ［...］ （[ブラ ウズ] ボタ ン） を ク リ ッ ク し てア ト リビ ュー ト をブラ ウズ し、 ア ト リ ビ ュー ト を見つけて選択する こ と も できます。

5 [ 条件 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、フ ィ ルタするデータのタ イプに合ったア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択し ます。

[ID] または [日付] は選択し ないで く ださい。

6 [ 演算子 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、フ ィ ルタ定義に合った演算子を選択し ます。

[In List]、 [Not In List]、 [Is Null]、 または [Is Not Null] は選択し ないで く ださい。

7 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザを使用し て、 テキス ト プロ ンプ ト をブラウズ し て見つけ、 [ 値 ] の右のフ ィ ール ド に ド ラ ッ グ し ます。

8 [OK] を ク リ ッ ク し て、 フ ィ ルタ定義を保存し て [ア ト リ ビ ュー ト 条件]

ペイ ンを閉じ ます。

9 [ 保存し て閉じ る ] を ク リ ッ ク し て、フ ィ ルタ を保存し てフ ィ ルタ エデ ィタ を閉じ ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

392 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

10 プロ ンプ ト を含むフ ィ ルタ を レポー ト に追加し ます。 これを行 う 手順は、「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）を参照し て く ださい。

データ ソースに対し て実行された と きにレポー ト がどのよ う に表示されるかを確認し たい場合や、 プロ ンプ ト がユーザに対し てどのよ う に動作するかを確認し たい場合は、 レポー ト に 1 つ以上のア ト リ ビ ュー ト および メ トリ ッ ク を配置し てプロ ンプ ト を追加し た後で、[ 表示 ] メ ニューで [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。

レポー ト の保存

レポー ト を作成または変更し た ら、 自分やほかのユーザが後で実行でき るよ う にレポー ト を保存する必要があ り ます。 レポー ト を保存する と、 その名前と、 テンプレー ト 、 レポー ト のフ ィ ルタ条件、 レポー ト の書式設定情報などの定義が、 MicroStrategy メ タデータ リ ポジ ト リ に格納されます。

新規レポー ト を保存する こ と によ って、 定義済レポー ト が作成されます。他のユーザは、 そのレポー ト を実行し て表示されるデータ を分析でき、 独自の分析ニーズに従ってデータ結果を制限または再書式設定でき ます。 レポー ト を実行するには、 レポー ト をダブルク リ ッ ク し て、 データ ソースから 新のデータ を取得および表示し ます。

レポー ト を保存するには

この手順では、 新規レポー ト の作成または既存のレポー ト の変更を完了してお り 、 レポー ト を レポー ト エデ ィ タで開いている こ と を前提と し ています。

1 レポー ト の [ フ ァ イル ] メ ニューで、[ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。

2 新規レポー ト を保存する場所にナビゲー ト し ます。

各プロ ジェ ク ト の " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダは、 そのプロ ジェ ク ト へのア ク セス権を持つすべてのユーザが使用でき ます。 対照的に、 各プロ ジェ ク ト の " マイ オブジェ ク ト " フ ォルダ（およびその中のフ ォルダ） は、 このフ ォルダにレポー ト またはほかのオブジェ ク ト が保存された時点でロ グ イ ン し ていたユーザのみが使用でき ます。

3 新規レポー ト に、 ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス データ分析ツール と し ての使用を反映する名前を付けます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 393

4 [ 保存 ] を ク リ ッ ク し ます。

レポー ト を作成および保存し た後で、 追加機能をユーザ用にレポー ト に含める こ と ができ るので、 ユーザはレポー ト データ を よ り 効果的に検索し、関連データ を参照でき ます。 レポー ト に追加でき るその他のオプシ ョ ンの詳細は、「ユーザ用の機能の追加」（396 ページ）を参照し て く ださい。

新規レポー ト の作成の例

この項は、 MicroStrategy Desktop と MicroStrategy Web で基本的なグ リ ッ ド レポー ト をデザイ ンするためのチュー ト リ アルです。

下記の該当する手順を使用し、 "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト および "Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク を使用し て、 "My Revenue by Region" （マイ地域別売上） と い う レポー ト をデザイ ン し ます。 基にな る レポー ト は、MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト の "パブリック オブジェクト \レポート \サブジェクトエリア \売上高と利益分析 " にあ り ます。このレポー ト を次の図に示し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

394 グ リ ッ ド レポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

Desktop でのレポートのデザイン

次の手順では、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト のレポー ト オブジェ クト を使用し ていて、 サンプルの Tutorial データ を利用し ている こ と を前提と し ています。 Tutorial プロ ジェ ク ト の詳細は、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

この手順では、 MicroStrategy Desktop のレポー ト エデ ィ タについて理解している こ と も前提と し ています。 レポー ト エデ ィ タの機能の概要は、

「MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース」（425 ページ）の「Desktop のナビゲート」（430 ページ）の項を参照し て く ださい。

Desktop で " 地域別売上 " レポー ト をデザイ ンするには

1 MicroStrategy Desktop の [フ ォルダ リ ス ト ] で、MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト を含むプロ ジェ ク ト ソースにロ グ イ ン し ます。

2 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト を展開し、 " マイ オブジ ェ ク ト " フ ォルダを展開し て、 " マイ レポー ト " を選択し ます。

3 [ フ ァ イル ] メ ニューで、[ 新規作成 ] をポイ ン ト し、[ レポー ト ] を選択します。

• [新規のグ リ ッ ド] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開いた場合は、 [ 空のレポート ] を選択し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

レポー ト エデ ィ タが開き ます。

4 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザで、 " スキーマ オブジェ ク ト " フ ォルダをブラ ウズ し ます。

• オブジェ ク ト ブラ ウザが表示されていない場合は、 [ 表示 ] メ ニューで [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] を選択し ます。

5 " ア ト リ ビ ュー ト " フ ォルダ、" 地域 " フ ォルダの順にダブルク リ ッ ク して、 そのフ ォルダ内のア ト リ ビ ュー ト を表示し ます。

6 " 地域 " ア ト リ ビ ュー ト をダブルク リ ッ ク し て、[テンプレー ト ] ペイ ンに追加し ます。

7 オブジェ ク ト ブラ ウザで、 " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダをブラウズ し て " メ ト リ ッ ク " フ ォルダをダブルク リ ッ ク し、 " 売上メ ト リ ック " フ ォルダをダブルク リ ッ ク し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. グ リ ッ ド レポー ト の作成 395

8 " 売上 " メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し て、[テンプレー ト ] ペイ ンに追加し ます。

9 [ フ ァ イル ] メ ニューから、[ 名前を付けて保存 ] を選択し ます。[ レポー トに名前を付けて保存 ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

10 レポー ト を保存する場所 （通常 " マイ レポー ト " フ ォルダ） にナビゲート し ます。 レポー ト に 「マイ地域別売上」 と い う 名前を付け、 [ 保存 ] をク リ ッ ク し ます。

11 [ 表示 ] メ ニューで、 [ グ リ ッ ド表示 ] を選択し ます。 これによ って、 レポー ト が実行されてレポー ト 結果が表示されます。 サンプル データ ウ ェ アハウ スから取得されたサンプル データが表示されます。 独自の組織のオブジェ ク ト を使用し て このよ う なレポー ト を作成する と、 この表示では、 アナ リ ス ト が詳細なレポー ト のために使用でき る実際の売上の数値が示されます。

12 [ 表示 ] メ ニューで、 [ グラ フ表示 ] を選択する と、 Tutorial プロ ジェ ク ト内のサンプル レポー ト と同じ レポー ト が表示されます。 この表示は、さ まざまな地域の売上がど う 変化し ているか と い う 上位レベルの評価に利用する こ と ができ ます。

MicroStrategy Web でのレポートのデザイン

次の手順では、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト のレポー ト オブジェ クト を使用し ていて、 サンプルの Tutorial データ を利用し ている こ と を前提と し ています。 Tutorial プロ ジェ ク ト の詳細は、「サンプル データおよび MicroStrategy Tutorial プロジェクトについて」（5 ページ）を参照し て く ださい。

この手順では、 MicroStrategy Web のレポー ト エデ ィ タについて理解し ている こ と も前提と し ています。 レポー ト エデ ィ タの機能の概要は、

「MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース」（425 ページ）の「MicroStrategy Web のレポート エディタ インタフェース」

（441 ページ）の項を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web で " 地域別売上 " レポー ト をデザイ ンするには

1 MicroStrategy Web で、 MicroStrategy Tutorial プロ ジェ ク ト にロ グ イ ンし、 [ レポー ト 作成 ] を選択し ます。

2 [ 空のレポー ト ] を選択し ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

396 ユーザ用の機能の追加 © 2011 MicroStrategy, Inc.

3 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザで、" スキーマ オブジ ェ ク ト " を ク リ ッ クし て " スキーマ オブジェ ク ト " フ ォルダを開き ます。 " ア ト リ ビ ュー ト" フ ォルダ、 " 地域 " フ ォルダの順に開き ます。

4 " 地域 " ア ト リ ビ ュー ト をダブルク リ ッ ク し て、[テンプレー ト ] ペイ ンに追加し ます。

5 [オブジェ ク ト ブラ ウザ] で、 " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダをブラ ウズ し ます。 （これを行 う には、 MicroStrategy Tutorial にナビゲー ト して戻 り 、 " パブ リ ッ ク オブジ ェ ク ト " を選択し ます。） " パブ リ ッ ク オブジェ ク ト " フ ォルダで、 " メ ト リ ッ ク " を選択し ます。

6 " メ ト リ ッ ク " フ ォルダで、" 売上 メ ト リ ッ ク " フ ォルダを開き ます。" 売上 " メ ト リ ッ ク をダブルク リ ッ ク し て、 [テンプレー ト ] ペイ ンに追加します。

7 [ レポー ト を保存 ] を ク リ ッ ク し ます。 [ 名前を付けて保存 ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 レポー ト を保存する フ ォルダ （通常 " マイ レポー ト " フ ォルダ） をブラ ウズ し ます。 レポー ト に 「マイ地域別売上 Web」 と い う 名前を付けて保存し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

8 [ 新規に保存されたレポー ト を実行 ] を ク リ ッ ク し てレポー ト を実行し、結果を表示し ます。 サンプル データ ウ ェ アハウ スのサンプル データが表示されます。 独自の組織のオブジェ ク ト を使用し て このよ う なレポート を作成する と、 この表示では、 アナ リ ス ト が詳細なレポー ト のために使用でき る実際の売上の数値が示されます。

9 [ 表示 ] メ ニューから [ グラ フ表示 ] を選択し ます。これによ って、アナ リス ト は上位レベルでデータ を比較し、 さ まざまな地域の売上がど う 変化し ているかを確認でき ます。

ユーザ用の機能の追加

レポー ト アナ リ ス ト のためのい く つかのレポー ト 操作機能が用意されています。 それら を利用するためには、 それら を有効にするか作成し て、 既存のレポー ト に追加し ます。 ユーザは、 これらのオプシ ョ ンを使用し て対話形式でレポー ト 処理ができ ます。 追加を検討する必要があ るユーザ機能は、以下の とお り です。

• 「行および列のヘッダーとセルの書式設定」（398 ページ）

• 「空のセルおよび NULL 値の書式設定」（399 ページ）

• 「特定のレポート上のメトリックの書式設定」（402 ページ）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ用の機能の追加 397

• 「Report Services ドキュメントへの使いやすさの追加」（406 ページ）

• 「グラフ スタイルの選択の確認」（407 ページ）

• 「ドリルの有効化およびドリルマップのカスタマイズ」（408 ページ）

• 「合計および小計の組み込み」（409 ページ）

• 「並べ替えられたデータの組み込み」（409 ページ）

• 「グループ化されたアトリビュート エレメントの階層表示」（410 ページ）

• 「ページによるデータのグループ化 : ページバイ フィールドのレポートへの追加」（410 ページ）

• 「コンソリデーションおよびカスタム グループの追加」（411 ページ）

• 「 大値および 小値の指定 : レポート制限」（413 ページ）

• 「計算の評価順序の設定」（413 ページ）

これらの機能それぞれについて、 以下で説明し ます。

データが返されなかった場合にレポー ト または ド キ ュ メ ン ト 内に表示される 「データは返されませんでし た」 と い う メ ッ セージに対し て、 書式設定を行 う こ と ができ ます。 手順は、 『MicroStrategy ド キ ュ メ ン ト 作成ガイ ド』 を参照し て く ださい。

デー タ分析を容易にするための書式設定

Desktop でレポー ト を作成し た場合、 MicroStrategy Web でも新規レポー トを実行し て確認し て く ださい。 レポー ト の表示が適切かど う かを確認し、必要に応じ て、 オー ト ス タ イルを適用し てレポー ト を見やす く し ます。 レポー ト デザイナは Desktop で新規にオー ト ス タ イルを作成し、MicroStrategy Web で利用でき る よ う にし ます。

レポー ト の書式設定の調整について、 次に説明し ます。

その他の書式設定の説明は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の「レポー ト 」 の章を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

398 ユーザ用の機能の追加 © 2011 MicroStrategy, Inc.

行および列のヘッダーとセルの書式設定

アナ リ ス ト は、 実行し たレポー ト に多数の書式特性を適用でき ます。 ただし、 レポー ト のデザイナは、 ユーザがレポー ト に表示されたデータ を よ り効果的に理解でき る よ う にするため、 または単に表示を見やす く するために、 よ り 多 く の書式設定オプシ ョ ンを レポー ト に適用でき ます。 アナ リ スト が利用でき る書式設定オプシ ョ ンは、 2 章、「レポートの書式設定」で説明し ています。

Desktop で行および列のヘ ッ ダーと セルを書式設定するには

1 書式設定する レポー ト を開き ます。

2 [ 書式 ] メ ニューで、 [ 行 ] または [ 列 ] を選択し ます。次に以下のいずれかを選択し ます。

• [ ヘ ッ ダー ] : 行または列の見出し を書式設定し ます。

• [ 値 ] : 行または列を構成するセルを書式設定し ます。

3 [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。 [セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スの各タブのすべてのオプシ ョ ンの詳細は、[ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

MicroStrategy Web で行および列のヘ ッ ダーと セルを書式設定するには

1 書式設定する レポー ト を実行し ます。

2 [ 書式 ] メ ニューから、 [ 高度な書式 ] を選択し ます。 [書式 : テンプレート ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

• DHTML が無効化されている場合は、 [ 実行 ] を ク リ ッ ク し ます。 [書式] パネルが開き ます。

3 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スの 上部にあ る 初の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、変更する グ リ ッ ド の領域を選択し ます。

• 複数の行および列ヘッ ダーを選択するには、 CTRL を押さ えて、ヘッ ダーを選択し ます。 た と えば、 CTRL を押さ えて、 列ヘッ ダー

の 1 つと行ヘッ ダーの 2 つを ク リ ッ ク し ます。 選択し たセルのみを書式設定でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ用の機能の追加 399

4 ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スの 上部にあ る 2 つ目の ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、 グ リ ッ ド の領域の [ すべて ]、 [ ヘ ッ ダー ]、 [ 値 ]、 [ 小計名 ]、 または [ 小計値 ] のいずれを書式設定するかを選択し ます。

5 以下タブの 1 つを選択し て、 レポー ト の書式オプシ ョ ンにア ク セス し ます。 各タブのオプシ ョ ンについての詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て ください。

• [ フ ォ ン ト ]: レポー ト 内の文字および数字のフ ォ ン ト および色を変更し、 グ ラデーシ ョ ンおよびその他の効果を適用し て背景を変更ます。

セルの背景 （塗 り つぶし） 色を変更するには :

DHTML が有効になっている場合は、 [ 罫線 ] タブの [ 塗りつぶし色 ] オプシ ョ ンを使用し ます。

DHTML が無効になっている場合は、[ フ ォ ン ト ] タブの [ 塗り つぶし色 ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト を使用し ます。

• [ 表示形式 ] : 数値の書式を指定し ます。 た と えば、 特定の メ ト リ ッ ク値がパーセンテージで表示される よ う にする こ と ができ ます。

• [配置 ]: グ リ ッ ド レポー ト におけるセル内の値やテキス ト の位置を指定し ます。

• [罫線] : グ リ ッ ド レポー ト におけるセルの罫線などの線の書式を変更し ます。

セル罫線を書式設定するには :

DHTML が有効になっている場合は、 [ 罫線 ] タブの [ 罫線 ] オプシ ョ ンを使用し ます。

DHTML が無効になっている場合は、[書式] パネルの [ 罫線 ] タブを使用し ます。

6 [ 適用 ] を ク リ ッ ク し て、 書式関連の変更を レポー ト に適用し ます。

空のセルおよび NULL 値の書式設定

データ ソース内のテーブルの一部のセルは、 データが入手できなかったために空になっている場合があ り ます。 このよ う な理由から、 一部のレポート のセルが空にな る場合があ り ます。 これらの空または NULL の値を レポー ト での表示でどのよ う に処理するかを設定でき ます。 NULL 値に対して特定の書式を設定する と、 レポー ト 内に空白のセルがあ る と困惑する可能性のあ る アナ リ ス ト に と って助けにな り ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

400 ユーザ用の機能の追加 © 2011 MicroStrategy, Inc.

フ リ ーフ ォーム SQL レポー ト では、 使用できないオブジェ ク ト を レポー トが参照し た場合に NULL 値が発生する可能性があ り ます。 た と えば、 " 地域 " ア ト リ ビ ュー ト のア ト リ ビ ュー ト 説明と ID フ ォームをマ ッ プし ていながら、 SELECT 句には ID しか含まない と し ます。 このレポー ト が実行される と、 説明はデータ ソースから取得されないので、 表示でき ません。

空のセルまたは NULL 値を書式設定する手順は、 2 章、「レポートの書式設定」の「NULL 値と空白セルの書式設定」（58 ページ）を参照し て く ださい。

[ デフ ォル ト を使用 ] オプシ ョ ンを選択する と、 プロ ジェ ク ト レベルの設定が使用されます。 これらの設定は、 プロ ジェ ク ト 構成エデ ィ タの [レポー ト定義] カテゴ リ にあ り ます。

アナ リ ス ト は、 必要に応じ て、 NULL 値の書式設定を特定のレポー ト に適用でき ます。

列および行ヘッダーの結合

以下の方法で、 列ヘッ ダーまたは列ヘッ ダーを結合でき ます。

• 繰 り 返されるすべての行ヘッ ダーを結合し ます。 同じ値を表示するすべてのヘッ ダーは、 自動的に 1 つのヘッ ダーに結合されます。 た と えば、レポー ト で売上が商品タ イプ、 支払方法および売上合計別に表示されている と し ます。 支払方法ご と に各商品タ イプの行が存在する場合、 商品タ イプに相当するすべてのヘッ ダーを 1 つに結合でき ます。

• 繰 り 返されるすべての列ヘッ ダーを結合し ます。 た と えば、 レポー ト の 3 つの メ ト リ ッ ク が [売上] に関連し ている場合は、 3 つの列すべてのヘッ ダーに [売上] と表示するか、 これらの列ヘッ ダーを 1 つのヘッダーに結合するかを検討し ます。 結合する場合は、 3 つの関連する列について [売上] が 1 回のみ表示されます。

MicroStrategy Web でレポー ト の列および行ヘ ッ ダーを結合するには

1 書式設定する レポー ト を実行し ます。

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [行] 領域または [列] 領域、 あ るいはその両方で、 [ 結合 ] チェ ッ ク ボ ック ス を選択し ます。 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. ユーザ用の機能の追加 401

• DHTML が無効になっている場合は、[ 行ヘ ッ ダーを結合 ] または [ 列ヘ ッ ダーを結合 ] を選択し て、 [ 実行 ] を ク リ ッ ク し ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し ます。

列および行ヘッダーのロック

グ リ ッ ド レポー ト の上または横にあ る列ヘッ ダーおよび列ヘッ ダーを ロ ック し て、 ユーザが大きなレポー ト を ス ク ロールする と きに行ヘッ ダーと列ヘッ ダーが常に表示された状態を保持でき ます。 行ヘッ ダーおよび列ヘッダーは、 個別にロ ッ ク でき ます。

前提条件

• DHTML が有効化されている必要があ り ます。 手順は、 MicroStrategy Web の [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

MicroStrategy Web でレポー ト の列および行ヘ ッ ダーをロ ッ クするには

1 レポー ト を実行し ます。

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 行または列のどち ら を ロ ッ クするか、 あ るいは両方と も ロ ッ クするかに応じ て、 [行] と [列] 領域の [ ロ ッ ク ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し ます。

行見出しおよび列見出しの名前変更 : 別名

さ まざまなレポー ト にさ まざまな別名を作成する こ と で、 多数のユーザに対し て柔軟なレポー ト を作成でき ます。 社内の複数の部署が同一のビジネス測定値をそれぞれ別の名前で呼んでいる と し ます。 た と えば、 " 販売 " とい う メ ト リ ッ ク を作成し ます。 販売部門ではこの メ ト リ ッ ク を " 売上 " と呼び、 マーケテ ィ ング部門では " 販売 " と呼んでいます。 別名を使用すれば販売部門向けのレポー ト には " 販売 " メ ト リ ッ ク を " 売上 " と表示できます。 メ ト リ ッ ク の別名を使用する と、 このよ う な状況で命名規則に大きな柔軟性を持たせる こ と ができ ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

402 ユーザ用の機能の追加 © 2011 MicroStrategy, Inc.

別名によ って、 初に メ ト リ ッ ク に説明的な名前を付ける こ と もでき ます。レベルや条件を名前に含める と、 レポー ト をデザイ ンする と きに役立ちます。 ただし、 そのよ う な名前は長 く な り すぎ、 アナ リ ス ト 用にレポー ト に表示するには専門的すぎ る場合があ り ます。 エン ド ユーザはレベルが何であ るかを知る必要や欲求はな く 、 メ ト リ ッ ク がレポー ト で何を表現し ているかを知 り たいだけです。 別名を使用する こ と で、 メ ト リ ッ クの元の名前や他のレポー ト での名前を変更せずに、 メ ト リ ッ ク にエン ド ユーザ用の名前を別途用意する こ と ができ ます。

別名の詳細およびレポー ト 上の別名を作成する手順は、 2 章、「レポートの書式設定」の「行見出しおよび列見出しの名前変更」（59 ページ）を参照し て く ださい。

特定のレポート上のメトリックの書式設定

レポー ト 上の個別の メ ト リ ッ ク に関連するデータ を書式設定でき ます。 特定の書式設定を選択する と、 アナ リ ス ト が重要な値を迅速に識別し た りデータ比較を実行し た り するのに役立ちます。

た と えば、 通貨記号が前に付いている と、 特定の メ ト リ ッ ク の値が何を意味し ているかをアナ リ ス ト はすぐに理解でき ます。 一般的に、 財務数値は小数部が適切に配置されている と理解しやす く な り ます。 書式設定する レポー ト 上で返されるデータのタ イプを考慮し、 そのデータの理解を助けるよ う な書式設定を適用し ます。

次の手順では、 書式設定が メ ト リ ッ ク に適用される と きに開かれている レポー ト のコ ンテキス ト でのみ、 メ ト リ ッ ク を書式設定し ます。その メ ト リ ッ ク が別のレポー ト で使用されて も、 この手順で適用された書式設定はその別のレポー ト には表示されません。 メ ト リ ッ クが使用されるすべてのレポー ト で書式設定が表示される よ う に メ トリ ッ ク を書式設定するには、「メトリックの書式設定」（263 ページ）を参照し て く ださい。

特定のレポー ト 上のメ ト リ ッ ク を書式設定するには

1 レポー ト エデ ィ タ を使用し て、 書式設定する メ ト リ ッ ク を含むレポート を開き ます。 レポー ト エデ ィ タでレポー ト を開 く には、「レポート エディタでのレポートの作成」（364 ページ）を参照し て く ださい。

2 メ ト リ ッ ク の列または行のヘッ ダーを書式設定でき ます。 また、 レポート がデータ ソースに対し て実行された と きに表示される メ ト リ ッ クの値を書式設定でき ます。

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• メ ト リ ッ ク の列または行のヘッ ダーを書式設定するには、 [ 書式 ] メニューで、 メ ト リ ッ ク の名前をポイ ン ト し て [ ヘ ッ ダー ] を選択し ます。

• メ ト リ ッ ク の値を書式設定するには、 [ 書式 ] メ ニューで、 メ ト リ ック の名前をポイ ン ト し て [ 値 ] を選択し ます。

[セルをフ ォーマ ッ ト ] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 メ ト リ ッ ク の以下の側面のいずれか、 またはすべてを書式設定し ます。以下の手順では、 も一般的に使用されるオプシ ョ ンについて説明し ます。 各タブのすべてのオプシ ョ ンの詳細は、 [ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て ください。

• 数値を書式設定するには: [ 表示形式 ] タブを選択し ます。[カテゴ リ ] を選択し、 [設定] 領域を使用し て、 この メ ト リ ッ ク の数値を書式設定する方法を選択し ます。

た と えば、 カテゴ リ と し て [日付] を選択し た場合、 [設定] 領域では使用する日付書式 （4/12/06、 April 12, 2006、 12/4/2006 など） を選択でき ます。 カテゴ リ と し て [固定] を選択し た場合、 表示する小数点以下の桁数、 数値を 3 桁ご と に区切るかど う か、 負の数値も表示するかど う かを設定でき ます。

• 配置を書式設定するには : [ 配置 ] タブを選択し ます。 配置オプシ ョ ンを選択し ます。 テキス ト 配置では、 テキス ト の中央揃えなど、各セルの内容の配置が設定されます。 縦方向および横方向の配置、およびテキス ト を折 り 返すかど う かも選択でき ます。

セルの幅を満たすのに十分なデータがない場合、 セルを満たすまでデータ を繰 り 返すこ と ができ ます。 これを行 う には、 横方向の配置で [ 繰り返し ] オプシ ョ ンを選択し ます。 た と えば、 セルのデータが $39.00 であ り 、 横方向の配置で [ 繰り返し ] を選択し た場合、 データは繰 り 返されて $39.00$39.00$39.00 のよ う に表示されます。 ただし、 MicroStrategy Web では、 横方向の [繰 り 返し] オプシ ョ ンが適用されたセルは、 中央揃えで表示されます。HTML には [繰 り 返し] 特性を表示する機能がないためです。

• フ ォ ン ト を書式設定するには : [ フ ォ ン ト ] タブを選択し ます。 値を表示する フ ォ ン ト 名を選択し ます。 表示されるテキス ト のスク リ プト （日本語、 ギ リ シア語、 キ リ ル文字など） を選択でき ます。 テキス ト が表示されるサイズ、 ス タ イル （太字、 斜体など）、 色を選択する こ と も でき ます。

• 背景を書式設定するには : [ 背景 ] タブを選択し ます。 パターン設定によ って、 セルの背景を塗 り つぶす方法が定義されます。 [ デフ ォルト を使用 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を ク リ ア し、 塗りつぶしおよびパターンの色を選択し ます。 塗り つぶしの色はセルの背景に使用され、

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パターンの色はパターンを描 く ために使用されます。 次に、 必要な場合はパターンを選択し ます。 パターン領域で [ な し ] を ク リ ッ ク した場合、 選択し た塗 り つぶしおよびパターンは失われ、 パターン も塗 り つぶし も適用されません。

MicroStrategy Web では、 パターンはレポー ト に表示されません。HTML では、 セルの背景と し てパターンを表示でき ないためです。

• 罫線を書式設定するには : 「レポートの罫線の書式設定」（78 ページ） を参照し て く ださい。

• グラ フの色を書式設定するには : グ ラ フの色と は、 メ ト リ ッ ク がグラ フ レポー ト の系列と し て表示される場合の背景のパターンおよび色です。 手順は、「メトリックのグラフの色の定義」（89 ページ） を参照し て く ださい。

4 この メ ト リ ッ ク の書式設定が完了し た ら、 [OK] を ク リ ッ ク し て書式設

定を適用し ます。

レポートからの余分な「メトリック」列の削除

通常、 レポー ト の列ヘッ ダーに 「 メ ト リ ッ ク」 と い う 単語を表示するかどう かを指定する こ と ができ ます。 この列を レポー ト から削除する と、 レポー ト をエ ク スポー ト し た と きにも この列が削除されます。

MicroStrategy Desktop のレポー ト から余分な 「メ ト リ ッ ク」 列を削除するには

1 「 メ ト リ ッ ク」 と い う 文字を削除し たいレポー ト を実行し ます。

2 [ グ リ ッ ド ] メ ニューから、 [ オプシ ョ ン ] を選択し ます。

3 [ 行と列 ] タブを選択し て、[ 余分な列を削除 (Web のみ )] チェ ッ ク ボ ッ クス を選択し ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し ます。

この変更は、 MicroStrategy Web 内にのみ反映されます。MicroStrategy Desktop では引き続き [ メ ト リ ッ ク] 列が表示されます。

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MicroStrategy Web のレポー ト から余分な 「メ ト リ ッ ク」 列を削除するには

1 レポー ト の名前を ク リ ッ ク し て、 実行し ます。

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 [ 余分な列を削除 ] チェ ッ ク ボ ッ ク ス を選択し ます。

DHTML が無効化されている場合は、[ 書式 ] ド ロ ッ プダウ ン リ スト から [ グ リ ッ ド タ イ ト ルをオーバーラ ッ プ ] を選択し、[ 実行 ] ア イ コ ンを ク リ ッ ク し ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て、 変更を適用し ます。

アトリビュート フォームの表示または非表示

ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム と は、 ビジネス概念です。 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームは、 ア ト リ ビ ュー ト に関する説明的な情報です。 た と えば、 " 顧客 " ア トリ ビ ュー ト には、 " 名 "、 " 姓 "、 " 住所 "、 " メ ール ア ド レ ス " などのフ ォームが含まれる可能性があ り ます。 フ ォームは、 組織がそのア ト リビ ュー ト について保存し ているデータの説明的なカテゴ リ です。 ア ト リビ ュー ト エレ メ ン ト がア ト リ ビ ュー ト の個別のデータであ るの と同様に、フ ォームはア ト リ ビ ュー ト を定義し ます。

MicroStrategy Web のデザイ ン モード で、 レポー ト デザイナは、 レポー トに表示する ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択でき ます。 [レポー ト オブジェク ト ] パネルから、 任意のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを右ク リ ッ ク し て、 レポー ト に表示される ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択し ます。

レポー ト のア ト リ ビ ュー ト に関連する ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの表示または非表示を選択でき ます。

MicroStrategy Web でア ト リ ビ ュー ト フ ォームを表示または非表示にするには

1 書式設定する レポー ト を実行し ます。

2 [ データ ] メ ニューから [ ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを編集 ] ア イ コ ンを選択し ます。 [ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが表示されます。

• DHTML が無効化されている場合は、 [ 実行 ] を ク リ ッ ク し ます。

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3 [ 現在のア ト リ ビ ュー ト ] ド ロ ッ プダウ ン リ ス ト から、フ ォームを表示する ア ト リ ビ ュー ト を選択し ます。

4 表示する ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの横のチェ ッ ク ボ ッ ク ス をオンにします。 [選択し たフ ォーム] 領域に、 指定し たア ト リ ビ ュー ト で現在使用でき る ア ト リ ビ ュー ト フ ォームが表示されます。

5 ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの表示順序を指定するには、 ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム名を ク リ ッ ク し て強調表示し ます。 次に、 右にあ る上矢印や下矢印を ク リ ッ ク し て、 選択し たフ ォームの順序を変更し ます。

• DHTML が無効になっている場合は、 移動する ア ト リ ビ ュー ト フ ォームの [ 選択済み ] 列でオプシ ョ ンを ク リ ッ ク し ます。

6 [ 適用 ] を ク リ ッ クする と、選択し たア ト リ ビ ュー ト フ ォームがレポー トに表示されます。

ユーザによ る独自のレポー ト フ ィ ルタの選択

各ユーザに分析ニーズに合ったレポー ト フ ィ ルタ を選択させる こ と ができます。 定義し た制約内で、 独自のフ ィ ルタ をデザイ ン させる こ と も でき ます。 この機能をユーザに提供するには、 レポー ト にプロ ンプ ト を追加し ます。

フ ィ ルタで構成されたオブジェ ク ト プロ ンプ ト を使用する こ と によ って、それぞれのアナ リ ス ト が、 定義済みのフ ィ ルタのセ ッ ト の中から選択し て、そのアナ リ ス ト のレポー ト ニーズに も合ったフ ィ ルタ を適用でき ます。フ ィ ルタ定義プロ ンプ ト によ って、 レポー ト がデータ ソースに対し て実行される前に、 アナ リ ス ト は定義済みの制約内で独自のフ ィ ルタ をデザイ ンでき ます。

これによ って、 個々のアナ リ ス ト はデータ ソースから返されるデータ を定義する こ と ができ ます。 オブジェ ク ト プロ ンプ ト およびフ ィ ルタ定義プロ ンプ ト の詳細は、「ユーザ入力の要求 : プロンプト」（310 ページ）を参照し て く ださい。

Report Services ド キュ メ ン ト への使いやす さの追加

Report Services ド キ ュ メ ン ト については、 1 章、「MicroStrategy レポーティング入門」の「Report Services ドキュメント」（14 ページ）で説明し ています。 Report Services ド キ ュ メ ン ト を作成し た場合、 ユーザが利

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用でき る よ う にする前に 終的な ド キ ュ メ ン ト を慎重に確認し、 以下の課題を検討し て く ださい。

• 使いやすさ を慎重に検討し て く ださい。 ド キ ュ メ ン ト 上の個々のデータセ ッ ト に、 使いやすい名前を付けた こ と を確認し ます。

た と えば、 製品の リ ス ト と各製品のパーセンテージの上に 「顧客行動」などの一般的な タ イ ト ルが表示されている と、 表示されている数値が何に関係し ているかをユーザが直感的に理解する こ と は困難にな り ます。おそ ら く 、 ド キ ュ メ ン ト 全体の構成から、 そのパーセンテージは リ ス トされている各製品についての顧客の購買行動を表し ている こ と がわかると思われますが、 そのこ と をデータセ ッ ト のタ イ ト ルに明示するほ う が賢明です。

• 「余分な装飾」 を追加する こ と よ り も、 情報をわか り やす く する こ と にデザイ ンの時間の多 く を費やし て く ださい。 情報が詰め込まれた煩雑なド キ ュ メ ン ト よ り も、 明確で必要 低限の ド キ ュ メ ン ト からのほ う が、有用な情報を引き出しやすいものです。

グラ フ ス タ イルの選択の確認

使用する グ ラ フ ス タ イルを 初に決定する と き、 一般的には、 表示するデータ と互換性のあ る ス タ イルを選択し ます。 ほ と んどのグ ラ フ ス タ イルには、 グ ラ フが正し く 表示されるために、 レポー ト 上に存在する必要があるデータの型に関し て特定の要件があ り ます。 これについては、 2 章、「レポートの書式設定」の「グラフ スタイルの選択」（85 ページ）で説明しています。

この決定を行った後で、 グ ラ フ レポー ト を使いやすさの点から検討し ます。 アナ リ ス ト がグ ラ フ レポー ト から詳細データ を取得する こ と は、 どれく らい容易でし ょ う か。

た と えば、 円グ ラ フは多 く の状況で有効ですが、 通常はパーセンテージのみが表示されるので、 アナ リ ス ト には具体的な数値が不明なま まです。 その代わ り と し て考え られるのが、 棒グ ラ フです。 通常は、 各ア ト リ ビ ュート エレ メ ン ト の実際の数値が表示されます。

MicroStrategy で使用でき る各グ ラ フ ス タ イルの要件および推奨事項の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。

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ド リルの有効化および ド リルマ ッ プのカ ス タ マ イズ

アナ リ ス ト は、 レポー ト 上のオブジェ ク ト を ク リ ッ クする こ と によ ってレポー ト を ド リ ルし て、 元のレポー ト データ と密接に関連するデータ を分析でき ます。 ド リ ルを使用し て、 完全に異な るオブジェ ク ト を レポー ト 上に表示し て、 異な る コ ンテキス ト でデータがどのよ う に見え るかを確認できます。 ド リ ルの概要またはユーザによ る ド リ ル処理の理解がさ らに必要な場合は、 4 章、「データからの必要な情報の取得」の「関連データへのドリル」（149 ページ）を参照し て く ださい。

ド リ ル マ ッ プは、 レポー ト 上でユーザが ド リ ルでき る方向 （ド リ ル パス と呼ばれる） を決定するために定義でき る制限のセ ッ ト です。 レポー ト に ドリ ル マ ッ プが明確に定義されていない場合、 使用可能なデフ ォル ト のパスは、 プロ ジェ ク ト のシステム階層に基づき ます。 カス タマイ ズ し た ド リ ル マ ッ プを作成し て、 デフ ォル ト よ り 優先させる こ と ができ ます。 ド リ ル マ ッ プは、 ド リ ル マ ッ プ エデ ィ タ を使用し て作成し ます。

アナ リ ス ト が任意のレポー ト で ド リ ル処理をパーソナラ イ ズするための手順がい く つかあ り ます。 た と えば、 アナ リ ス ト は ド リ ル対象レポー ト に ドリ ル元のア ト リ ビ ュー ト が自動的に表示されるかど う かを決定でき ます。アナ リ ス ト が定義でき る ド リ ルに関連するパーソナラ イ ズの詳細は、 4 章、

「データからの必要な情報の取得」の「レポート結果に影響を及ぼすドリル動作の制御」（155 ページ）を参照し て く ださい。

デフ ォル ト の ド リ ル マ ッ プの詳細、 および新規ド リ ル マ ッ プの作成の手順と例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「ド リ ル」 の章を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web で ド リルを有効または制限にするには

1 ド リ ルを有効化する レポー ト を実行し ます。

2 [ ツール ] メ ニューから、 [ レポー ト オプシ ョ ン ] を選択し ます。 [レポート オプシ ョ ン] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スが開き ます。

3 以下のオプシ ョ ンの 1 つを選択し て、 ユーザがレポー ト 内でどのよ う にド リ ルでき るかを指定し ます。

• [ ド リルな し ] : ユーザは、 どのオブジェ ク ト に対し てに ド リ ル ア ップ、 ド リ ル ダウ ン、 および横方向の ド リ ルを行 う こ と ができ ません。

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• [ ド リル ダウンのみ ]: ユーザは、レポー ト 上のオブジェ ク ト を ド リ ル ダウ ンのみ、 行 う こ と ができ ます。 ド リ ル ア ッ プや、 ほかのオブジェ ク ト への横方向の ド リ ルは、 行 う こ と ができ ません。

• [ 自由に ド リル ] : ユーザは、 ド リ ル ダウ ン リ ス ト にあ るすべてのオブジェ ク ト に対し て ド リ ル ア ッ プ、 ド リ ル ダウ ン、 および横方向のド リ ルを行 う こ と ができ ます。

4 [OK] を ク リ ッ ク し て変更を適用し、 レポー ト に戻 り ます。

合計および小計の組み込み

メ ト リ ッ ク の総計および小計のどち らか、 または両方を有効にし た場合、アナ リ ス ト は、 メ ト リ ッ ク を含むレポー ト でそれら を表示または非表示にする こ と を選択でき ます。 ユーザが分析の目的に も適し た小計機能を選択でき る よ う に、 小計の選択肢を作成する こ と も でき ます。

メ ト リ ッ ク の総計および小計を有効にするための詳細、 例、 および手順は、「合計および小計」（259 ページ）を参照し て く ださい。

並べ替え られたデー タの組み込み

アナ リ ス ト は、 レポー ト 上で さ まざまな方法でデータ を並べ替え る こ と ができ ます。 しかし、 レポー ト デザイナがレポー ト データ を自動的に特定の並べ替え順序で表示される よ う にする こ と によ って、 アナ リ ス ト の時間を節約し、 データの傾向を即座に明確に示すこ と ができ ます。 レポー ト 上に配置されたオブジェ ク ト はすべて並べ替え る こ と ができ ます。

列または行のデータ を昇順または降順で並べ替え る方法 （「簡単な並べ替え」 と呼ばれる） の詳細および例は、 3 章、「データの分析」の「データの並べ替え」（104 ページ）にあ り ます。 簡単な並べ替えは、 データの 1 つの行または列に制限されます。

グ リ ッ ド レポー ト またはグ ラ フ レポー ト での、 行、 列、 およびページのさらに高度な並べ替えの作成の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「高度な並べ替え」 の項を参照し て く ださい。 高度な並べ替えでは、 複数の行および列によ って並べ替え る こ と ができ ます。

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グループ化されたア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の階層表示

カス タ ム グループを階層表示する場合、 目的のカス タ ム グループの階層表示が有効になっている必要があ り 、 少な く と も 1 つのカス タ ム グループ エレ メ ン ト の項目表示が展開されている必要があ り ます。

カス タ ム グループの作成および階層表示の設定の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム グループ と コ ン ソ リ デーシ ョ ン」 の章を参照し て く ださい。

ページによ るデー タのグループ化 : ページバイ フ ィ ールド のレポー ト への追加

ページバイは、 長いレポー ト を個別のページのセ ッ ト に変換でき る MicroStrategy の機能です。 ページはレポー ト 上のオブジェ ク ト に基づいて作成され、 ユーザは大量のデータの代わ り に管理可能なサブセ ッ ト を表示でき ます。

ユーザは、 必要に応じ て、 レポー ト の [ページバイ] ペイ ンにレポー ト オブジェ ク ト を配置でき ます。 ただし、 レポー ト のデザイナも、 レポー ト の [ページバイ] ペイ ンにレポー ト オブジェ ク ト を配置でき ます。 ユーザがレポー ト を実行する と、 本来は長 く な るデータの リ ス ト のサブセ ッ ト がユーザに示されます。

ページバイ機能の図は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

[ページバイ] ペイ ンには、 複数のオブジェ ク ト を配置でき ます。 複数の関連する ア ト リ ビ ュー ト を [ページバイ] ペイ ンに配置する場合は、 その順序に注意し て く ださい。 初にページバイするオブジェク ト （一番左） は、 ほかのページバイ フ ィ ール ド に表示されているエレ メ ン ト に影響し ます。 複数のオブジェ ク ト を [ページバイ] ペイ ンに配置する場合には、 論理的な順序で左から右へ配置する よ うにし ます。

レポー ト にページバイ を追加するには

1 レポー ト エデ ィ タでレポー ト を開き ます。

2 [ 表示 ] メ ニューから、 [ ページバイ ] を選択し ます。 [ページ フ ィ ール ドを こ こに ド ロ ッ プ] ペイ ンが表示されます。

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3 オブジェ ク ト ブラ ウザまたはレポー ト のテンプレー ト から、 [ページバイ] ペイ ンに含めるオブジェ ク ト を選択し ます。 選択し たオブジェ ク トを [ページ フ ィ ール ド を こ こに ド ロ ッ プ] と い う ラベルが付いた領域にド ラ ッ グ し ます。

ページ と し て使用でき るオブジェ ク ト の リ ス ト については、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

4 デフ ォル ト で、 ページバイ セ ク シ ョ ンはレポー ト と一緒に保存されますが、 この設定は変更でき ます。 ページバイ を持つレポー ト の保存方法を変更する手順は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

5 レポー ト を保存し ます。

レポー ト からページバイ を削除するには

1 レポー ト エデ ィ タでレポー ト を開き ます。

2 [ 表示 ] メ ニューから、 [ ページバイ ] を選択し ます。 [ページ フ ィ ール ドを こ こに ド ロ ッ プ] 領域が表示されます。

3 ページバイ フ ィ ール ド を持つペイ ンで、 削除するページバイ フ ィ ールド を レポー ト 上の任意の場所に ド ラ ッ グ し ます。

4 さ らにグ リ ッ ド レポー ト 上でオブジェ ク ト を表示する場所を調整できます。 これを行 う には、 列ヘッ ダーを選択し、 [ 移動 ] メ ニューから [ 左へ移動 ] または [ 右へ移動 ] を選択し ます。

5 レポー ト を保存し ます。

コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカ ス タム グループの追加

コ ン ソ リ デーシ ョ ンは、 プロ ジェ ク ト 内でア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト がもと も と グループ化された方法と は異な る方法でグループ化された、 一連のア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト です。 コ ン ソ リ デーシ ョ ン （新し く 統合されたエレ メ ン ト ） は、 レポー ト 上で通常のア ト リ ビ ュー ト と同じ よ う に使用でき ます。 た と えば、 " 月 " のエレ メ ン ト であ る 12 月、 1 月、 および 2 月をグループ化し て " 冬 " と い う 名前のコ ン ソ リ デーシ ョ ンにし、 次に、 3 月、4 月、 および 5 月をグループ化し て " 春 " と い う 名前のコ ン ソ リ デーシ ョ ンにするなどです。 これらの名前は、 結果のレポー ト に表示されます。

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412 ユーザ用の機能の追加 © 2011 MicroStrategy, Inc.

コ ン ソ リ デーシ ョ ンを作成する と きに、 組織のデータ ソース定義や MicroStrategy メ タデータ定義は変更されません。 コ ン ソ リ デーシ ョ ンによ って、 ユーザはレポー ト を行単位でフ ィ ルタでき ます。

カス タ ム グループは、 データ ソースから特別に定義されたア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のセ ッ ト を返し て、 レポー ト に表示するためのフ ィ ルタのグループです。 カス タ ム グループを使用する こ と によ り 、 データ ソース内に定義されていない方法で、 ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト をグループ化し て表示でき ます。 た と えば、 上位 5 社までの顧客、 上位 5 人までの従業員、 および上位 5 種類までの商品と し て同じ レポー ト に表示されるデータ を返すよ う にフ ィ ルタ を作成する こ と ができ ます。

次の表では、 コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループを利用する方法と、 それらの違いを明らかにし ています。

レポー ト でのコ ン ソ リ デーシ ョ ンおよびカス タ ム グループの使用の詳細およびビジネスの例は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カスタ ム グループ と コ ン ソ リ デーシ ョ ン」 の章を参照し て く ださい。

使用方法 コ ン ソ リデーシ ョ ン カス タム グループ

例 : 特定の月を季節にグループ化し、季節をレポー ト に表示する。

例 : 上位 5 社までの顧客、 上位 5 人までの従業員、 および上位 5 種類までの商品を同じ レポー ト に表示する。

構造 : ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト のグループ。

構造 : フ ィ ルタのグループ。

機能 : 仮想ア ト リ ビ ュー ト を作成し、データ モデルに存在し ないア ト リビ ュー ト でのレポー ト を可能にする。

機能 : レポー ト の異なる行に異なるフ ィ ルタ を適用する。

算術演算 （行レベル計算）

可能。 不可能。

終的な計算の場所 MicroStrategy 分析エンジン。 データ ソース。

SQL の効率 高。 低。 カス タム グループ エレ メ ン ト ごとに 1 つのパス。

再帰的定義 可。 不可。

表示モー ド エレ メ ン ト レベルのみで固定。 柔軟性が高 く 、 拡張可能。

小計 不可。 可。

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大値および 小値の指定 : レポー ト 制限

レポー ト 制限は、 レポー ト の メ ト リ ッ ク の計算後に結果セ ッ ト に返されるデータ を制限するために使用される一連の基準を指定し た ものです。 レポー ト の 終 メ ト リ ッ ク値に基づ く ため、 レポー ト 制限はすべての メ トリ ッ ク の計算後に適用されます。 レポー ト 制限によ って、 データ ソースから返される情報が少な く な るため、 レポー ト を よ り 効率的に実行でき ます。

レポー ト 制限の概要および単純なレポー ト 制限を適用する手順は、 3 章、「データの分析」の「レポート制限およびフィルタ」（127 ページ）を参照

し て く ださい。

フ ィ ルタ と レポー ト 制限の違いの説明、 およびそれぞれの例と レポー ト への影響は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「フ ィ ルタ」 の章を参照し て く ださい。

計算の評価順序の設定

レポー ト 上のさ まざまなオブジェ ク ト の評価順序を変更し て、 特定のレポー ト でのデータの計算方法に影響を及ぼすこ と ができ ます。 コ ン ソ リデーシ ョ ン、 複合スマー ト メ ト リ ッ ク （スマー ト 合計が有効になった複合メ ト リ ッ ク）、 レポー ト 制限、 小計の評価順序を変更でき ます。

レポー ト でのデフ ォル ト の評価順序は、 次の とお り です。

1 複合スマー ト メ ト リ ッ ク

2 コ ン ソ リ デーシ ョ ン。 レポー ト グ リ ッ ド での相対的な位置によ って評価されます。

• 初は、 行の左から右へ

• 次に、 列の上から下へ

3 レポー ト 制限

4 小計

評価順序に含まれる メ ト リ ッ クは複合スマー ト メ ト リ ッ ク であ る こと に注意し て く ださい。 評価順序に影響を与え るために、 メ ト リ ックは、 スマー ト 合計を有効にし てお く 必要があ り ます。 そ う でない場合 メ ト リ ッ クは常に 初に計算されます。 スマー ト 合計を有効にでき るのは複合 メ ト リ ッ ク のみです。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

414 既存のレポー ト の変更 © 2011 MicroStrategy, Inc.

レポー ト 上のこれらのオブジェ ク ト の評価順序を変更する手順は、 3 章、「データの分析」の「計算の評価順序」（134 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト 上のオブジェ ク ト の評価順序変更の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の次の章を参照し て く ださい。

• 複数のコ ン ソ リ デーシ ョ ンの評価順序については、 「カス タ ム グループと コ ン ソ リ デーシ ョ ン」 の章を参照し て く ださい。

• ほかのすべてのレポー ト オブジェ ク ト の評価順序については、 「レポート 」 の章を参照し て く ださい。

複合 メ ト リ ッ クおよびスマー ト 合計の詳細は、「複数のメトリックで構成されたメトリック : 複合メトリック」（250 ページ）および「スマート合計」

（261 ページ）を参照し て く ださい。

既存のレポー ト の変更

この項では、 レポー ト エデ ィ タ を開いて既存のレポー ト テンプレー ト を表示する方法を説明し ます。 これによ って、 レポー ト を変更でき ます。 レポー ト エデ ィ タには、 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web でアク セスでき ます。 両方の手順を次に説明し ます。

MicroStrategy Desktop で既存のレポー ト を変更するには

1 MicroStrategy Desktop にロ グ イ ン し、 変更する レポー ト を含むプロ ジェク ト を開き ます。 手順は、「MicroStrategy の開始」（2 ページ）を参照し て く ださい。

2 Desktop の左側の [フ ォルダ リ ス ト ] で、 フ ォルダに移動し て、変更するレポー ト を検索し ます。

3 レポー ト をダブルク リ ッ ク し ます。 レポー ト エデ ィ タが開き、 レポート のテンプレー ト が表示されます。

次の図は、 "Sales by Region" （地域別売上） と い う サンプル レポー ト のテンプレー ト が表示された Desktop のレポー ト エデ ィ タ を示し ています。 図の下部の "Report View: Local Template" （レポー ト ビ ュー :

ローカル テンプレー ト ） ペイ ンに、 テンプレー ト 上のレポー ト オブジェ ク ト であ る "Region" （地域） ア ト リ ビ ュー ト 、 "Category" （カテゴ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. 既存のレポー ト の変更 415

リ ） ア ト リ ビ ュー ト 、 "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト 、"Revenue" （売上） メ ト リ ッ ク、 "Units Sold" （売上数量） メ ト リ ッ ク が表示されています。

表示の選択および所有し ている MicroStrategy 製品によ っては、上記の図に表示されているペイ ンの一部がレポー ト エデ ィ タに表示されない場合があ り ます。 さ まざまなレポー ト エデ ィ タ ペイ ンを表示または非表示にするには、 [ 表示 ] メ ニューを使用し ます。

4 次に示すよ う に、 必要に応じ てレポー ト を変更し ます。

• レポー ト にオブジェ ク ト を追加するには、 追加するオブジェ ク ト に応じ て、 以下のよ う な、 この章の該当する手順を参照し て く ださい。

「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ）

「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

416 既存のレポー ト の変更 © 2011 MicroStrategy, Inc.

「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）

「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）

• レポー ト 上のオブジェ ク ト を変更するには、 オブジェ ク ト をダブルク リ ッ ク し ます。 編集するオブジェ ク ト および変更内容に応じ て、以下のよ う な、 この章の該当する手順を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク を変更するには、「メトリックの編集」（266 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタ を変更するには、「フィルタの編集」（308 ページ）を参照し て く ださい。

プロ ンプ ト を変更するには、「プロンプトの編集」（358 ページ）を参照し て く ださい。

ア ト リ ビ ュー ト を変更するには、 プロ ジェ ク ト デザイナに問い合わせるか、 または 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイド』 を参照し て く ださい。

• レポー ト からオブジェ ク ト を削除するには、 レポー ト のテンプレート でオブジェ ク ト を右ク リ ッ ク し、 [ 削除 ] を選択し ます。 [ はい ] をク リ ッ ク し て、 操作を確定し ます。

• レポー ト に使いやすさの機能を追加するには、「ユーザ用の機能の追加」（396 ページ）を参照し て く ださい。

5 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト 上のオブジェ ク ト を変更し、 レポー ト を実行し て変更がどのよ う に表示されるかを確認する場合は、 初にレポー ト を保存して閉じ てから、 レポー ト を再度開いて変更を確認する必要があ り ます。

MicroStrategy Web で既存のレポー ト を変更するには

1 MicroStrategy Web を開き、 変更する レポー ト を含むプロ ジェ ク ト にロ グイ ン し ます。 手順は、「MicroStrategy の開始」（2 ページ）を参照し て く ださい。

2 左側のオブジェ ク ト ブラ ウザで、 フ ォルダをナビゲー ト し て、 変更する レポー ト を検索し ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. 既存のレポー ト の変更 417

3 レポー ト をダブルク リ ッ ク し ます。 レポー ト エデ ィ タが開き、 レポート のテンプレー ト が表示されます。

次の図は、 "Revenue Forecast" （売上予測） と い う サンプル レポー ト のテンプレー ト が表示された MicroStrategy Web のレポー ト エデ ィ タ を示し ています。 図の右側に、 テンプレー ト 上のレポー ト オブジェ ク ト であ る "Subcategory" （サブカテゴ リ ） ア ト リ ビ ュー ト 、 "Quarter" （四半期） ア ト リ ビ ュー ト 、 "Revenue Forecast" （売上予測） メ ト リ ッ ク が表示されています。

4 次に示すよ う に、 必要に応じ てレポー ト を変更し ます。

• レポー ト にオブジェ ク ト を追加するには、 追加するオブジェ ク ト に応じ て、 以下のよ う な、 この章の該当する手順を参照し て く ださい。

「レポート : レポートへのアトリビュートの追加」（367 ページ）

「レポート : レポートへのメトリックの追加」（370 ページ）

「レポート : レポートへのフィルタの追加」（372 ページ）

「レポート : レポート、メトリック、またはプロンプトへのプロンプトの追加」（377 ページ）

• レポー ト 上のオブジェ ク ト を変更するには、 オブジェ ク ト をダブルク リ ッ ク し ます。

MicroStrategy Web レポー ト のオブジェ ク ト を変更するには、 オブジェ ク ト を Desktop で開いて変更し ます。 オブジェ ク ト およびレポー ト を Desktop で保存し、 レポー ト を Web で開 く と、 変更が表示されます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

418 他のタ イプのレポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

編集するオブジェ ク ト および変更内容に応じ て、 以下のよ う な、 この章の該当する手順を参照し て く ださい。

メ ト リ ッ ク を変更するには、「メトリックの編集」（266 ページ）を参照し て く ださい。

フ ィ ルタ を変更するには、「フィルタの編集」（308 ページ）を参照し て く ださい。

プロ ンプ ト を変更するには、「プロンプトの編集」（358 ページ）を参照し て く ださい。

ア ト リ ビ ュー ト を変更するには、 プロ ジェ ク ト デザイナに問い合わせるか、 または 『MicroStrategy プロ ジェ ク ト デザイ ン ガイド』 を参照し て く ださい。

• レポー ト からオブジェ ク ト を削除するには、 レポー ト のテンプレート でオブジェ ク ト を右ク リ ッ ク し、 [ 削除 ] を選択し ます。 [ はい ] をク リ ッ ク し て、 操作を確定し ます。

• レポー ト に使いやすさの機能を追加するには、「ユーザ用の機能の追加」（396 ページ）を参照し て く ださい。

5 レポー ト を保存し ます。 レポー ト の保存の詳細は、「レポートの保存」（392 ページ）を参照し て く ださい。

レポー ト 上のオブジェ ク ト を変更し、 レポー ト を実行し て変更がどのよ う に表示されるかを確認する場合は、 初にレポー ト を保存して閉じ てから、 レポー ト を再度開いて変更を確認する必要があ り ます。

他のタ イ プのレポー ト の作成

グラ フ レポー ト の作成

グ ラ フ レポー ト は、 標準のグ リ ッ ド形式と は異な る方法でレポー ト データを表示し ます。 レポー ト データ をグ ラ フで表示する と、 選択し たグ ラ フ スタ イルによ っては、 データ をグ リ ッ ド で表示し た と きにはわか り に く い傾向の強調や、 比較を行 う こ と ができ ます。

グ ラ フ レポー ト のデザイ ンの詳細、 およびグ ラ フ関連のオプシ ョ ンなどの詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「グ ラ フ作成」 の章を参照し て く ださい。 グ ラ フ レポー ト を操作する場合、 [ ヘルプ ] を ク

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. 他のタ イプのレポー ト の作成 419

リ ッ クする こ と によ って、 グ ラ フ作成オプシ ョ ンのウ ィ ン ド ウ固有の情報を参照する こ と も でき ます。

Report Services ド キュ メ ン ト の作成

MicroStrategy Report Services ド キ ュ メ ン ト には、 1 つ以上のレポー ト からのデータセ ッ ト （レポー ト 結果） が含まれています。 このデータが配置および書式設定されて、 プレゼンテーシ ョ ン品質の 1 つの表示にな り ます。

こ こに示すサンプル ド キ ュ メ ン ト は、 MicroStrategy Sales Force Analysis Module （SFAM : 営業力分析モジ ュール） からのものです。

ド キ ュ メ ン ト の作成時には、 表示されるデータの指定、 データのレ イ ア ウト 、 書式設定、 グループ化、 および小計の制御と、 改ページ位置の指定を行 う こ と ができ ます。 また、 ド キ ュ メ ン ト に図を挿入し た り 、 罫線を引いた り する こ と も でき ます。 これらすべての機能によ って、 経営者へのプレゼンテーシ ョ ンや役員会議にも使用でき る資料の印刷に適し たレポー ト を作成でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

420 他のタ イプのレポー ト の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

上記の図は、 実際の経営レポー ト のサンプル ド キ ュ メ ン ト を示し ています。 販売経路でのすべての販売機会を リ ス ト し、 それらの機会を販売地域、販売地区、 および販売担当者に基づいてグループ化し ています。 この ドキ ュ メ ン ト ではまた、 各販売機会の現在の状況のスナッ プシ ョ ッ ト を示し、単純販売予測と加重販売予測などの重要な メ ト リ ッ ク を評価し ています。

販売マネージ ャはこの ド キ ュ メ ン ト を使用し て、 販売経路の概要を確認し、重要な販売機会と その状況を特定でき ます。 この ド キ ュ メ ン ト 内のデータは、 販売担当者ご と の販売機会を評価し、 その成約の可能性の大き さによ って優先順位をつけるのに役立ちます。

Report Services ド キ ュ メ ン ト をデザイ ンおよび操作するには、MicroStrategy Report Services 製品が必要です。 Report Services ド キ ュ メ ン ト の作成および変更の詳細は、 『MicroStrategy Report Services ド キ ュ メ ン ト 作成ガイ ド』 に記載されています。

MicroStrategy で作成でき る ド キ ュ メ ン ト タ イプには次のものがあ り ます。

• ス コ アカードおよびダ ッ シ ュボード : 視覚的効果を得られる よ う にデザイ ン された これらの ド キ ュ メ ン ト は、 ビジネスの状況を凝縮し て提供します。 自由に配置でき るセ ク シ ョ ン またはゾーンに分けて構成されています。

• 管理 メ ト リ ッ ク レポー ト : 量的なデータに焦点を当てた これらの ド キ ュメ ン ト は、 メ ト リ ッ ク の リ ス ト またはプロセス主導によ る表形式でビジネス データ を提供し ます。

• 実動および運用レポー ト : 実動運用管理向けにデザイ ン された これらのド キ ュ メ ン ト は、 データ を階層的なカテゴ リ またはバン ド で提供する もので、 数百ページにわた る場合があ り ます。

• 請求書および計算書 : これらの ド キ ュ メ ン ト は、 請求書発行、 回収、 および顧客サービ スに必要な、 ト ラ ンザク シ ョ ンおよびサブ ト ラ ンザクシ ョ ン レベルのデータ を使用し ます。

• ビジネス レポー ト : 財務またはその他の法定ビジネス レポー ト 用にデザイ ン された これらの ド キ ュ メ ン ト は、 包括的なデータ を印刷形式または電子フ ォームで提供し ます。

HTML ド キュ メ ン ト の作成

HTML ド キ ュ メ ン ト は、 MicroStrategy プラ ッ ト フ ォーム内のレポー ト のグループを表示するダ ッ シ ュボードおよびス コ アカード を作成する一般的な方法です。 ダ ッ シ ュボードおよびス コ アカード では、 ビジネス イ ンテ リジェ ン ス プロ ジェ ク ト からデータが表示および配布されます。 通常、 ス コ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. OLAP Services を使用する レポー ト のデザイ ン 421

アカード はビジネス分野の重要な メ ト リ ッ ク に焦点を絞 り 、 特定の方法に従って作成されます。 一方、 ダ ッ シ ュボード は主要な メ ト リ ッ クだけでなく 、 要約情報も提供するのが一般的です。

MicroStrategy プラ ッ ト フ ォームの HTML ド キ ュ メ ン ト は、 MicroStrategy レポー ト やその他の図を配置でき る HTML コ ンテナまたはシェルであ り 、 スタ イル シー ト を使用し て書式設定および外観を制御でき ます。 ほかの HTML ページ と同様に HTML ド キ ュ メ ン ト の外観を変更し、 テキス ト 、 イメ ージ、 ハイパー リ ン ク、 テーブルおよび 1 つ以上のレポー ト オブジェ クト を組み込むこ と ができ ます。

HTML ド キ ュ メ ン ト の作成方法の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「HTML ド キ ュ メ ン ト 」 の章を参照し て く ださい。

OLAP Services を使用する レポー ト のデザイ ン

OLAP Services は MicroStrategy 製品であ り 、 MicroStrategy Desktop、 Web、および Office ユーザが、 データ ソースに対し て SQL を再実行せずにレポート 内のデータ を ス ラ イ スアン ド ダ イ スする機能を使用でき る よ う にし ます。データの分析および操作を行いながら よ り 迅速にデータ を レポー ト 内に表示でき るため、 パフ ォーマン スが向上し ます。

OLAP Services を所有し ていて、 アナ リ ス ト がそれを利用する場合は、 レポー ト デザイナがその機能を理解し ている と役に立ちます。 レポー ト をデザイ ンする と き、 ユーザが OLAP Services の 「ビ ュー レポー ト 」 を使用してデータのサブセ ッ ト を簡単に表示でき る こ と を考慮する必要があ り ます。これを前提にし て、 大きい包括的なレポー ト を作成でき ます。 アナ リ ス トは後で必要なデータのみで構成された小さいレポー ト （ビ ュー レポー ト と呼ばれる） を作成でき るからです。

OLAP Services は、 特に、 グ リ ッ ド レポー ト で以下の 2 つの場所に表示されます。

• [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ン

• [ビ ュー フ ィ ルタ] ペイ ン

これらの機能それぞれについて、 以下で説明し ます。 レポー ト エデ ィ タのこれらのペイ ンの説明および図は、「MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース」（425 ページ）を参照し て く ださい。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

422 OLAP Services を使用する レポー ト のデザイ ン © 2011 MicroStrategy, Inc.

ビ ュー フ ィ ルタ およびビ ュー レポー ト

データ ソースから取得されるデータ量を制限する レポー ト フ ィ ルタ と は異な り 、 ビ ュー フ ィ ルタは、 ウ ェ アハウ スに対し てレポー ト を再実行せずに、 レポー ト に表示されるデータ を動的に制限し ます。

この機能によ って、 アナ リ ス ト は、 システム またはデータ ソースに負荷をかけずに、 大きい親レポー ト から複数のレポー ト を作成でき ます。 また、別のユーザが同じ レポー ト キ ャ ッ シ ュにア ク セスでき ますが、 そのユーザのニーズに従って異な るデータ を表示する こ と も でき ます。

レポー ト で標準レポー ト フ ィ ルタ と ビ ュー フ ィ ルタの両方を使用する利点は、 一度に効果的に表示でき る以上のデータ を返すために標準レポー ト フ ィ ルタ を使用でき る こ と です。 その後、 アナ リ ス ト はビ ュー フ ィ ルタ を使用し て、 データベースからすでに取得されているデータであればどのデータでも、 表示データ を変更でき ます。 アナ リ ス ト は、 ビ ュー フ ィ ルタを設定し てビ ュー レポー ト を生成し ます。 ビ ュー フ ィ ルタは、 データ ソースに対する再実行を起動し ません。 この特性を利用し て、 回答時間を向上させデータベースの負荷を低減させる こ と ができ ます。

レポー ト デザイナは、 ユーザが利用でき る よ う にするために、 ビ ュー フ ィルタ を有効にする必要はあ り ません。 OLAP Services 製品があれば、 ビ ュー フ ィ ルタは、 ユーザがそれを使用し たい任意のレポー ト で使用でき ます。

レポー ト キ ャ ッ シ ュおよびそのデータ ソース と の関連の詳細は、 5 章、「プロンプトへの回答およびデータの更新」の「レポート キャッシュ」（188 ページ）を参照し て く ださい。 ビ ュー フ ィ ルタ を使用する手順は、[ ヘルプ ] を ク リ ッ ク し て く ださい。

派生 メ ト リ ッ ク

派生 メ ト リ ッ クは、 レポー ト アナ リ ス ト がレポー ト 結果に基づいて計算を実行するために使用でき る メ ト リ ッ ク です。 派生 メ ト リ ッ ク を使用すれば、レポー ト 内の使用可能なデータ を用いてその場で計算を実行でき、 データベースに対し てレポー ト を再実行する必要はあ り ません。 派生 メ ト リ ッ クはレポー ト にあ る既存の メ ト リ ッ ク に基づいて作成されます。 派生 メ トリ ッ クは メ モ リ 内で評価されるので、 その計算にはデータベースでの SQL 実行は必要あ り ません。 Desktop の場合はク ラ イ アン ト で、 MicroStrategy Web の場合は Intelligence Server で評価されます。

レポー ト デザイナは、 ユーザが利用でき る よ う にするために、 派生 メ トリ ッ ク を有効にする必要はあ り ません。 OLAP Services 製品があれば、 派生メ ト リ ッ クは、 ユーザが使用し たい任意のレポー ト で使用でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 7

© 2011 MicroStrategy, Inc. 代替データ ア ク セス方法を使用し た ク エ リ の作成 423

動的小計

動的小計によ って、 レポー ト アナ リ ス ト は、 レポー ト 上のデータが集計される レベルを変更でき ます。 （レベルの概要は、「必須のメトリック コンポーネント」（237 ページ）を参照し て く ださい。） アナ リ ス ト は、 レポート データ を確認し ながら、 その場で変更でき ます。 動的小計は、 レポー ト オブジェ ク ト （ア ト リ ビ ュー ト またはア ト リ ビ ュー ト フ ォームなど） がグリ ッ ド から [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンに移動された場合に発生し ます。 ア ト リ ビ ュー ト がグ リ ッ ド と [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ン間でレポー ト のオン と オフを移動させる と、 メ ト リ ッ ク値はグ リ ッ ド に残っているオブジェ ク ト のレベルで動的に再計算されます。

レポー ト デザイナは、 ユーザが利用でき る よ う にするために、 動的小計を有効にする必要はあ り ません。 OLAP Services 製品があれば、 動的小計は、ユーザが使用し たい任意のレポー ト で使用でき ます。

[レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンの図は、「MicroStrategy におけるレポート作成のインタフェース」（425 ページ）を参照し て く ださい。

代替デー タ ア ク セス方法を使用し た ク エリの作成

フ リ ーフ ォーム SQL およびク エ リ ビルダは、 ビジネス データにア ク セスし てレポー ト を作成する代替方法を提供する MicroStrategy ツールです。

フ リ ーフ ォーム SQL

フ リ ーフ ォーム SQL は、 データ ウ ェ アハウ ス または運用データ ス ト アに対し て直接実行する独自の SQL 文を記述でき る MicroStrategy ツールです。データへのア ク セス を完全に制御でき ます。

従来の方法では、 MicroStrategy エンジンを使用し て SQL を生成し、 1 つの特定の リ レーシ ョ ナル データベースに対し てそれを実行し て必要なレポート 結果を得ます。 従来の方法でのレポー ト の生成に加え、 独自にカス タマイ ズ し た SQL 文を使用し て、 MicroStrategy プロ ジェ ク ト に含まれる運用システムから レポー ト を生成する こ と も でき ます。 この機能によ って、 先にデータ マー ト またはデータ ウ ェ アハウ スにデータ を配置し てお く 必要がなく な るため、 作業時間を節約でき ます。

ク エ リ オブジェ ク ト およびク エ リ の作成 （デザイナ向け） 基本レポーテ ィ ング ガイ ド7

424 代替データ ア ク セス方法を使用し た ク エ リ の作成 © 2011 MicroStrategy, Inc.

フ リ ーフ ォーム SQL 機能によ り 、 独自の SQL ステー ト メ ン ト を使用し て、MicroStrategy 環境にあ る リ レーシ ョ ナル データベース、 Excel フ ァ イル、およびフ ラ ッ ト フ ァ イルなどのさ まざまな ODBC データ ソースのデータにア ク セスでき ます。 フ リ ーフ ォーム SQL を使用し てレポー ト を作成するには独自の SQL ステー ト メ ン ト を作成するため、 SQL ステー ト メ ン ト の作成と使用に関する詳細な知識が必要です。

フ リ ーフ ォーム SQL レポー ト の作成方法の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム SQL ク エ リ 」 の章を参照し て く ださい。

ク エ リ ビルダ

ク エ リ ビルダは、 さ まざまなデータ モデルに適合でき る SQL ク エ リ の作成をガイ ドする グ ラ フ ィ カル ユーザ イ ン タ フ ェースです。 ク エ リ ビルダによ って、 簡単にア ト リ ビ ュー ト と フ ァ ク ト スキーマにモデル化できない ODBC データ ソースに対し て ク エ リ を実行でき ます。 これには、 フ ァ ク ト テーブルおよびルッ ク ア ッ プ テーブルに定義されているデータベースではな く フ ラ ッ ト テーブルの集ま り であ るデータベース も含まれます。

ク エ リ ビルダは、 SQL を記述し ないで ODBC データ ソースに迅速にア クセスする簡単な方法を提供し ます。 フ リ ーフ ォーム SQL ツールでは SQL の記述が必要です。 イ ンポー ト されたデータベース テーブルに対し て実行される ク エ リ を作成でき ます。 これによ って、 ア ト リ ビ ュー ト およびフ ァク ト スキーマのモデ リ ング と い う プロ ジェ ク ト 作成ステ ッ プを実行せずに、 MicroStrategy でレポー ト および分析を開始でき ます。 （モデ リ ング ステ ッ プは、 MicroStrategy の ROLAP エンジンがア ト リ ビ ュー ト およびフ ァク ト スキーマを定義するために必要です。） ク エ リ ビルダ機能を使用し て、テーブルをプロ ジェ ク ト のウ ェ アハウ ス カ タ ロ グにイ ンポー ト する こ と もでき ます。

ク エ リ ビルダによ って、 SQL ステー ト メ ン ト の作成方法に関する幅広い知識がな く て も、 データベース システムに対し て生成された SQL を制御できます。 ただし、 SQL ステー ト メ ン ト がテーブル、 列、 および結合をどのよう に使用し て ク エ リ を作成するかの基本的な知識は不可欠です。

ク エ リ ビルダ レポー ト の作成方法の詳細は、 『MicroStrategy 上級レポーテ ィ ング ガイ ド』 の 「カス タ ム SQL ク エ リ 」 の章を参照し て く ださい。

© 2011 MicroStrategy, Inc. 425

AA.MICROSTRATEGY におけるレポート作成のインタフェース

はじめに

MicroStrategy を初めてお使いにな る場合は、 MicroStrategy Web および Desktop のユーザ イ ン タ フ ェースの配置に慣れるために、 この付録を活用し て し て く ださい。

すでに MicroStrategy を使い慣れている場合は、 よ く 使用する機能にすばやく ア ク セスするためのア イ コ ンおよび他の機能を確認するために、 この付録を使用し て く ださい。

この付録では、 OLAP Services 機能について、 こ こで説明する イ ン タ フ ェースに表示されている順に説明し ます。 この情報は、 MicroStrategy OLAP Services 製品を所有し ている場合に役に立ちます。 OLAP Services についての基本情報は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Office を所有し ている場合は、 その中から Desktop および Web のイ ン タ フ ェースにア ク セス し て、 レポー ト およびド キ ュ メ ン ト を作成および編集する こ と も でき ます。 MicroStrategy Office の詳しい情報は、『MicroStrategy Office User Guide』 を参照し て く ださい。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

426 MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェ ース

MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェースには、 以下の 3 つのペイ ンがあ り ます。

• フ ォルダ リ ス ト : こ こから、 レポー ト およびレポー ト 関連のオブジェ クト を保持するすべてのプロ ジェ ク ト フ ォルダにア ク セスでき ます。フ ォルダ リ ス ト には、 すべてのプロ ジェ ク ト ソース、 プロ ジェ ク ト 、アプ リ ケーシ ョ ンおよびスキーマ オブジェ ク ト のフ ォルダのほか、 ビジネス イ ンテ リ ジェ ン ス システムの管理機能も表示されます。 すべてのペイ ンが表示されている場合、 フ ォルダ リ ス ト は Desktop イ ン タフ ェースの中央のペイ ンです。

MicroStrategy Desktop へのロ グ イ ン時にフ ォルダ リ ス ト が自動的に表示されない場合は、 [表示] メ ニューの [ フ ォルダ リ ス ト ] を選択し ます。

• オブジ ェ ク ト ビ ューア : フ ォルダ リ ス ト 内のフ ォルダをブラ ウズすると、 レポー ト またはレポー ト オブジェ ク ト などの各フ ォルダのコ ンテンツがこ こに表示されます。 MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェースの右側のペイ ンが、 オブジェ ク ト ビ ューアです。

• シ ョ ー ト カ ッ ト バー : このペイ ンには、 お気に入 り のフ ォルダや も頻繁に使用する フ ォルダにすばや く ア ク セスでき る ア イ コ ンが含まれます。 シ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンを ク リ ッ クするだけで、 リ ン ク されている フ ォルダに即座に移動し ます。 [フ ォルダ リ ス ト ] に表示されるすべてのフ ォルダへのシ ョ ー ト カ ッ ト を作成でき ます。 シ ョ ー ト カ ッ ト の追加または削除はいつでも実行でき ます。 手順は、「ショートカット バーへのショートカットの追加と削除」（426 ページ）を参照し て く ださい。すべてのペイ ンが表示されている場合、 シ ョ ー ト カ ッ ト バーは Desktop イ ン タ フ ェースの左側のペイ ンです。

シ ョ ー ト カ ッ ト バーへのシ ョ ー ト カ ッ ト の追加と削除

シ ョ ー ト カ ッ ト は Desktop の左側にあ る ア イ コ ンで、 これを使用する こ とによ り 、 よ く 使用する フ ォルダにすばや く ア ク セスでき ます。 シ ョ ー トカ ッ ト ア イ コ ンは、 シ ョ ー ト カ ッ ト グループ と呼ばれる グループ内に表示されます。 次の図は、 Tutorial Shortcuts （チュー ト リ アル シ ョ ー ト カ ッ ト ）

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース 427

および Other Shortcuts （その他のシ ョ ー ト カ ッ ト ） と い う 2 つのデフ ォルト のシ ョ ー ト カ ッ ト グループを示し ています。 こ こでは、 Tutorial Shortcuts グループ内のシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンが表示されています。

次の手順を使用し て、 新しいシ ョ ー ト カ ッ ト グループの作成、 シ ョ ー トカ ッ ト ア イ コ ンのグループへの追加、 および、 ア イ コ ン と グループの名前変更または削除を行います。

ショートカット グループの作成

シ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンは、 シ ョ ー ト カ ッ ト グループ と呼ばれる グループ内に表示されます。 デフ ォル ト では、 シ ョ ー ト カ ッ ト バーには、 Tutorial Shortcuts および Other Shortcuts と い う 2 つのシ ョ ー ト カ ッ ト グループがあ り ます。 シ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンの別のグループを追加でき、 これは大規模な MicroStrategy の実装に便利です。

シ ョ ー ト カ ッ ト バーで各グループ名を ク リ ッ クする と、 そのグループ内のシ ョ ー ト カ ッ ト を表示でき ます。 た と えば、 シ ョ ー ト カ ッ ト バーで [Tutorial Shortcuts] を ク リ ッ クする と、 Tutorial Shortcuts グループが展開

されて Tutorial プロ ジェ ク ト のロ グ イ ン、 Tutorial プロ ジェ ク ト の "My Reports" （マイ レポー ト ） フ ォルダ、 Tutorial プロ ジェ ク ト の "Public

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

428 MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

Objects" （パブ リ ッ ク オブジェ ク ト ） フ ォルダなどへのシ ョ ー ト カ ッ ト が表示されます。 上の図には、 Tutorial Shortcuts グループおよびそのデフ ォル ト のシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンが表示されています。

シ ョ ー ト カ ッ ト グループを作成するには

1 シ ョ ー ト カ ッ ト バーの空の領域を右ク リ ッ ク し、[ グループを追加 ] を選択し ます。

2 [新規シ ョ ー ト カ ッ ト グループを作成] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 新しいシ ョ ー ト カ ッ ト グループの名前を入力し て、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

新しいシ ョ ー ト カ ッ ト グループがシ ョ ー ト カ ッ ト バーに表示されます。

グループへのショートカット アイコンの追加

よ く 使用する フ ォルダまたはプロ ジェ ク ト に新しいシ ョ ー ト カ ッ ト を作成する場合、 既存のシ ョ ー ト カ ッ ト グループ内にシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンを作成する必要があ り ます。

シ ョ ー ト カ ッ ト バーのグループにシ ョ ー ト カ ッ ト アイ コ ンを追加するには

1 シ ョ ー ト カ ッ ト バーで、 新しいシ ョ ー ト カ ッ ト を追加するシ ョ ー トカ ッ ト グループを ク リ ッ ク し ます。 現在グループ内にあ るすべてのシ ョ ー ト カ ッ ト が、 シ ョ ー ト カ ッ ト バーに表示されます。

2 [フ ォルダ リ ス ト ] 内で、 シ ョ ー ト カ ッ ト を追加するプロ ジェ ク ト またはフ ォルダを右ク リ ッ ク し、 [ シ ョ ー ト カ ッ ト バーに追加 ] を選択し ます。新しいシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンがシ ョ ー ト カ ッ ト バーに表示されます。

デフ ォル ト では、 シ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンの名前は、 シ ョ ー ト カ ット を作成し たフ ォルダまたはプロ ジェ ク ト の名前と同じです。 任意のシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンを右ク リ ッ ク し て、 [ シ ョ ー ト カ ッ ト の名前を変更 ] を選択する こ と によ って、 シ ョ ー ト カ ッ ト の名前を変更でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース 429

ショートカット バーからのショートカット アイコンの削除

シ ョ ー ト カ ッ ト バーからシ ョ ー ト カ ッ ト アイ コ ンを削除するには

1 シ ョ ー ト カ ッ ト を右ク リ ッ ク し、[ シ ョ ー ト カ ッ ト バーから削除 ] を選択し ます。

2 確認ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 [ はい ] を ク リ ッ ク し ます。

ショートカット バーからのショートカット グループの削除

既存のシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンを含んでいる グループを削除する と、シ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ン も削除されます。

シ ョ ー ト カ ッ ト グループを削除するには

1 削除するシ ョ ー ト カ ッ ト グループを ク リ ッ ク し ます。 現在グループ内にあ るシ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンが、 シ ョ ー ト カ ッ ト バーに表示されます。

2 シ ョ ー ト カ ッ ト バーの空の領域を右ク リ ッ ク し、[ グループを削除 ] を選択し ます。

3 確認ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、 シ ョ ー ト カ ッ ト グループを削除し て良い場合は [ はい ] を ク リ ッ ク し ます。 このグループ内のシ ョ ー ト カ ッ ト アイ コ ン もすべて削除されます。

ショートカット アイコンまたはショートカット グループの名前変更

デフ ォル ト では、 シ ョ ー ト カ ッ ト ア イ コ ンの名前は、 シ ョ ー ト カ ッ ト を作成し たフ ォルダまたはプロ ジェ ク ト の名前と同じです。 任意のシ ョ ー トカ ッ ト ア イ コ ンを右ク リ ッ ク し て、 [ シ ョ ー ト カ ッ ト の名前を変更 ] を選択する こ と によ って、 シ ョ ー ト カ ッ ト の名前を変更でき ます。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

430 MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

シ ョ ー ト カ ッ ト グループの名前を変更するには

1 名前を変更するシ ョ ー ト カ ッ ト グループを ク リ ッ ク し ます。

2 シ ョ ー ト カ ッ ト バーの空の領域を右ク リ ッ ク し、 [ グループの名前を変更 ] を選択し ます。

3 [シ ョ ー ト カ ッ ト グループの名前を変更] ダ イ ア ロ グ ボ ッ ク スで、シ ョ ー ト カ ッ ト グループの名前を入力し、 [OK] を ク リ ッ ク し ます。

シ ョ ー ト カ ッ ト グループの名前が変更されます。

Desktop のナビゲー ト

以下の MicroStrategy Desktop の メ ニューおよびツールを使用し て、MicroStrategy のさ まざまなレポー ト 機能にア ク セス し ます。

使用可能な メ ニュー、 オプシ ョ ン、 およびア イ コ ンは、 セキ ュ リテ ィ 権限によ って異な り ます。 た と えば、 管理権限がない場合は [管理] メ ニューは表示されません。

Desktop のメニュー

Desktop の メ ニューで、 次の処理を行 う こ と ができ ます。

一般的な Microsoft Windows ス タ イルの メ ニューおよび メ ニュー オプシ ョ ン （た と えば [切 り 取 り ]、 [コ ピー]、 [貼 り 付け] などが含まれる [編集] メ ニューなど） は、 こ こには含まれていません。

メ ニュー 説明

フ ァ イル 新規オブジ ェ ク ト およびフ ォルダを作成し ます。

表示 [オブジ ェ ク ト ビ ューア] （Desktop の右側のペイ ン） 内のオブジ ェ ク ト アイ コ ンの表示を変更し ます。 [ステータ ス バー]、 [シ ョ ー ト カ ッ ト バー]、 および [フ ォルダ リ スト ] を表示または非表示にし ます。

移動 [フ ォルダ リ ス ト ] で 1 レベル上に移動するか、 またはプロジ ェ ク ト のホーム ページに直接移動し ます。

ツール 次のよ う な、 一般的な Desktop ツールを使用し ます。• 検索エデ ィ タ• Desktop 基本設定• パスワー ド を変更

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース 431

Desktop インタフェース アイコン

Desktop のツールバーで、 次の処理を行 う こ と ができ ます。

管理 次のよ う な、 管理機能にア クセス し ます。• プロジ ェ ク ト 構成エデ ィ タ• データベース イ ンス タ ンス ウ ィ ザー ド• レポー ト スケジューラ• ユーザ マネージャ完全性チ ェ ッ カ• イベン ト ビ ュア

スキーマ プロジ ェ ク ト 作成ウ ィ ザー ドやア ト リ ビ ュー ト 作成ウ ィ ザー ド およびフ ァ ク ト 作成ウ ィ ザー ド などのプロジ ェ ク ト デザイ ン ツールにア クセス し ます。

ウ ィ ン ド ウ 開いているすべてのエデ ィ タ を 1 回のク リ ッ ク で閉じ ます。

ヘルプ オン ラ イ ン ヘルプ システムおよび役立つ MicroStrategy Web サイ ト にア クセス し ます。

メ ニュー 説明

名前アイコ ン

説明

新規オブジ ェ ク トﾄを作成

新規のレポー ト オブジ ェ ク ト またはレポー ト 関連オブジ ェ ク ト を作成します。 権限および [フ ォルダ リ ス ト ] 内の場所によ って、 作成できるオブジ ェ ク ト は異な り ます。

切り取り 選択されているオブジ ェ ク ト を切り取り ます。 これは、 [マイオブジ ェ クト ] フ ォルダ （およびその中のフ ォルダ） からオブジ ェ ク ト を移動または削除するために使用し ます。

コ ピー 選択されているオブジ ェ ク ト を コ ピーし ます。 これを使用し て、 オブジ ェ ク ト を複製し ます。

貼り付け 切り取ったオブジ ェ ク ト またはコ ピーし たオブジ ェ ク ト を貼り付けます。これは、 " マイオブジ ェ ク ト " フ ォルダ （およびその中のフ ォルダ） からオブジ ェ ク ト を移動または複製するために使用し ます。

選択し たｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄを削除

選択されているオブジ ェ ク ト を削除し ます。

選択し たオブジ ェク ト 名の変更

" マイオブジ ェ ク ト " フ ォルダ （およびその中のフ ォルダ） 内の選択されたオブジ ェ ク ト の名前を変更し ます。

オブジ ェ ク ト プロパテ ィ を表示

選択されたオブジ ェ ク ト のタ イプ、 場所、 説明、 作成日や変更日、 所有者、 およびユーザ ア クセスなどの一般プロパテ ィ についての情報を表示し ます。

検索 検索エデ ィ タ を開きます。 これを使用し て、 レポー ト 関連オブジ ェ ク トを検索し ます。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

432 MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

MicroStrategy Desktop のレポー ト エデ ィ タ イ ン タフ ェ ース

レポー ト デザイナ権限があ る場合、 MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web のいずれかでレポー ト エデ ィ タ を使用し て、MicroStrategy で新規レポー ト を作成でき ます。 （ア ド ミ ニス ト レータ などの他の権限セ ッ ト を持っている場合にも、 これらのエデ ィ タにア ク セスするこ と ができ ます。） この項は、 レポー ト エデ ィ タ イ ン タ フ ェースへの理解

選択し たオブジ ェク ト を編集

選択されているオブジ ェ ク ト に適し たエデ ィ タ を開きます。 これは、 書式、 並べ替え、 合計や小計の定義、 し きい値の割り当てなどのオブジ ェク ト の定義を変更するために使用し ます。

実行 選択されているレポー ト を実行し ます。 これを使用する と、 既存のレポー ト にビジネス データ を表示できます。

表示 Desktop の右側のペイ ンでのオブジ ェ ク ト アイ コ ンの表示を変更するためのオプシ ョ ンを リ ス ト し ます。

フ ォルダ リ ス トの表示 / 非表示

[フ ォルダ リ ス ト ] の表示 / 非表示を切り替えます。 [フ ォルダ リ ス ト ] は、 ア クセス可能なすべてのプロジ ェ ク ト 、 およびそれらのプロジ ェ クト 内でオブジ ェ ク ト を含んでいる フ ォルダを表示し ます。

オブジ ェ ク ト を新の定義で更新

現在の表示を更新し ます。

プロジ ェ ク ト へ進む

現在のプロジ ェ ク ト のホーム ページを表示し ます。

1 つ上のフ ォルダへ移動

[フ ォルダ リ ス ト ] で 1 レベル上に移動し ます。 これを使用し て、 レポート 関連オブジ ェ ク ト と そのフ ォルダ間ですばや く ナビゲー ト できます。

名前アイコ ン

説明

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース 433

を深めるために利用し て く ださい。 次の図は、 Desktop でのレポー ト エデ ィ タ を示すもので、 サンプルの "Revenue Forecast" （売上予測） レポー トがエデ ィ タ内で編集可能な状態になっています。

レポー ト デザイナ権限およびレポー ト デザイナ ロールの詳細は、 7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」の「レポート デザイナ ロール」（220 ページ）を参照し て く ださい。

Desktop のレポート エディタでの操作

Desktop のレポー ト エデ ィ タでのさ まざまな領域またはペイ ンの解説を読む際には、 上記の図を参照し て く ださい。 レポー ト エデ ィ タのそれぞれのペイ ンでは、 以下のタ ス ク を実行でき ます。

• [ レポー ト オブジ ェ ク ト ] ペイ ン : （左上） （このペイ ンは、MicroStrategy OLAP Services 製品がイ ン ス ト ールされている場合にのみ表示されます。 詳細は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し てく ださい。） こ こで、 レポー ト に含めたすべてのオブジェ ク ト の要約を参照でき ます。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

434 MicroStrategy Desktop イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

このペイ ンには、 実行されたレポー ト 上に表示されているオブジェ ク トよ り も多 く のオブジェ ク ト が含まれる場合があ り ます。 これは、 OLAP Services では、 アナ リ ス ト がこのペイ ンから直接レポー ト テンプレー トにオブジェ ク ト を追加し た り 戻し た り する こ と が容易にでき るためです。 レポー ト の実行時に MicroStrategy エンジンは、 レポー ト の実行後にレポー ト に表示されるオブジェ ク ト だけでな く 、 この [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ン内のすべてのオブジェ ク ト を含む SQL を生成し ます。[レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンの使用の詳細は、「OLAP Services を使用するレポートのデザイン」（421 ページ）を参照し て く ださい。

• [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] ペイ ン : （左中央） こ こでプロ ジェ ク ト をナビゲー ト し て、 レポー ト に含めるオブジェ ク ト を検索し ます。 レポー ト オブジェ ク ト の詳細は、「MicroStrategy オブジェクト」（225 ページ）を参照し て く ださい。

• [My Shortcuts] （マイ シ ョ ー ト カ ッ ト ） ペイ ン : （左下） オブジェ ク ト

ブラ ウザ内の任意のフ ォルダに迅速にア ク セスでき ます。 シ ョ ー ト カ ット を作成する と、 同じ フ ォルダを何度も ブラ ウズする場合に時間を短縮でき ます。 シ ョ ー ト カ ッ ト の作成の詳細は、「迅速なオブジェクト アクセス :オブジェクトへのショートカットの作成」（211 ページ）を参照し て く ださい。

• [ ビ ュー フ ィ ルタ ] ペイ ン : （右上） （このペイ ンは、 MicroStrategy OLAP Services 製品がイ ン ス ト ールされている場合にのみ使用でき ます。詳細は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。） こ こで、 [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ン内の任意のオブジェ ク ト に対し て特殊なフ ィ ルタ を適用し ます。 ビ ュー フ ィ ルタは、 通常のレポー ト フ ィルタのよ う にレポー ト の SQL を変更する こ と はあ り ません。 代わ り に、ビ ュー フ ィ ルタは、 SQL が実行されて結果がデータ ソースから返された後に、 結果セ ッ ト 全体に対し て適用されます。 これはレポー ト 実行パフ ォーマン ス を向上させる う えで役立ちます。 ビ ュー フ ィ ルタの使用の詳細は、「OLAP Services を使用するレポートのデザイン」（421 ページ）を参照し て く ださい。

• [ レポー ト フ ィ ルタ ] ペイ ン : （右中央） こ こで、 レポー ト にフ ィ ルタ条件を追加し ます。 フ ィ ルタ条件は、 ア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、 高度なフ ィ ルタ条件、 および既存のレポー ト フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ トで構成でき ます。 [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンを使用すれば、 別のオブジェ ク ト エデ ィ タ （フ ィ ルタ エデ ィ タ） を開かずに、 フ ィ ルタ を作成でき ます。単純なフ ィ ルタは、オブジェ ク ト を [オブジェ ク ト ブラ ウザ] から このペイ ンへド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プする こ と によ って、 容易に作成でき ます。 フ ィ ルタの作成の詳細は、「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ）を参照し て く ださい。

• [ レポー ト ビ ュー ] ペイ ン : （右下） オブジェ ク ト を [オブジェ ク ト ブラウザ] から このレポー ト ビ ュー ペイ ンへド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プするこ と によ って、 こ こでレポー ト レ イ ア ウ ト を定義でき ます。 これに

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース 435

よ って、 ほかのレポー ト のテンプレー ト と し ての役割を果たすレポー トを作成する こ と ができ ます。 添付の詳細は、「レポートの構造のデザイン : テンプレート」（359 ページ） を参照し て く ださい。

• [ ページバイ ] ペイ ン : （[レポー ト ビ ュー] ペイ ンの上部） レポー ト 結果のサブセ ッ ト を こ こに配置し て、 各サブセ ッ ト を実行済みレポー ト の別々のページに表示される よ う にし ます。 レポー ト へのページバイ機能の追加の詳細は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web イ ン タ フ ェ ース

MicroStrategy Web イ ン タ フ ェースは一連の Web ページで、 レポー ト 、 オブジェ ク ト 、 基本設定、 などのプロ ジェ ク ト に関する情報を含むフ ォルダ内をブラ ウズする こ と ができ ます。 MicroStrategy Web のさ まざまなページから、 各ページで使用可能なレポー ト 、 オブジェ ク ト 、 および基本設定に対し て多数のタ ス ク を実行でき ます。

MicroStrategy Web でのレポー ト イ ン タ フ ェ ースのナビゲー ト

MicroStrategy Web でレポー ト を実行し表示する と、 そのイ ン タ フ ェース を使用し て、 表示中のレポー ト データ を操作し た り ナビゲー ト し た り する こと ができ ます。

使用可能な メ ニュー、 オプシ ョ ン、 およびア イ コ ンは、 セキ ュ リテ ィ 権限によ って異な り ます。 た と えば、 管理権限がない場合は [管理] メ ニューは表示されません。

Web のメニュー

実行済みのレポー ト を MicroStrategy Web で表示し た と きに表示される イ ンタ フ ェースで、 次の処理を行 う こ と ができ ます。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

436 MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

一般的な Microsoft Windows ス タ イルの メ ニューおよび メ ニュー オプシ ョ ン （た と えば [切 り 取 り ]、 [コ ピー]、 [貼 り 付け] などが含まれる [編集] メ ニューなど） は、 こ こには含まれていません。

メ ニュー 説明

ホーム レポー ト の作成、 保存、 エ クスポー ト 、 購読、 および詳細表示のほか、 [履歴] へのレポー ト の送信を行います。

レポー ト の表示方法を、 デザイ ン表示、 グ リ ッ ド表示、 グラ フ表示、 またはグ リ ッ ド /グラ フ表示から選択し ます。

ツール レポー ト を ド キュ メ ン ト に変換

次のレポー ト オプシ ョ ンを使用し て表示を変更し ます。• 列および行見出しの結合またはロ ッ ク• レポー ト 上の色のバン ド の表示• アウ ト ラ イ ン モー ドの有効化• し きい値の表示

次のコ ンポーネン ト の表示または非表示を選択する こ と も できます。• レポー ト フ ィ ルタ• ビ ュー フ ィ ルタ• オブジ ェ ク ト ブ ラウザ• MicroStrategy Web ツールバー• ピボ ッ ト および並べ替えボタ ン• ページバイ軸• 現在のレポー ト に関連するレポー ト のリ ス ト

データ レポー ト 上のオブジ ェ ク ト およびデータ を操作し ます。

た と えば、 以下のこ とが可能です。• 列と行の入れ替え• レポー ト へのオブジ ェ ク ト の追加• ビ ュー フ ィ ルタ条件の編集• データの並べ替え• レポー ト 上でのド リル• 選択項目でのフ ィ ルタ リ ングによるレポー ト 上の特定のデータのみの表示• レポー ト のリ セ ッ ト 、 更新、 または再プロンプ ト• 新規メ ト リ ッ クの挿入• レポー ト 上のオブジ ェ ク ト の名前変更• レポー ト へのア ト リ ビ ュー ト フ ォームの挿入• 合計の有効化と カス タ マイズ• し きい値の追加と編集

書式 グ リ ッ ド またはグラ フ レポー ト のさ まざまな面の書式設定

た と えば、 以下のこ とが可能です。• グ リ ッ ド またはグラ フ レポー ト 上のさ まざまなオブジ ェ ク ト のフ ォ ン ト 、 サイズ、

配置、 および色の書式設定• 列および行のサイズ変更

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース 437

Web インタフェース アイコン

MicroStrategy Web のツールバーで、 以下の処理を行 う こ と ができ ます。

名前 アイ コ ン 説明

名前を付けて保存 レポー ト を保存し ます。

元に戻す 前に実行された操作が元に戻され、 レポー ト は 後の操作の前の状態に戻り ます。

繰り返し 前に元に戻された操作が再実行され、 レポー ト は 後の操作を元に戻す前の状態に戻り ます。

デザイ ン レポー ト をデザイ ン モー ド に変更し て、 レポー ト の定義を変更できるよ う にし ます。

グ リ ッ ド レポー ト を、 標準のスプレ ッ ド シー ト ス タ イルに似たグ リ ッ ド とし て表示し ます。

グラ フ レポー ト をグラ フ と し て表示し ます。 MicroStrategy では、 データを多数のグラ フのタ イプおよびス タ イルで表示する こ とができます。

グ リ ッ ド / グラ フ レポー ト を同時にグ リ ッ ド表示とグラ フ表示の両方で画面に表示します。

履歴に追加 レポー ト を、 ログイ ン し たユーザの履歴に追加し ます。 [履歴] とは、 さ まざまなソースからのレポー ト 結果と ド キュ メ ン ト 結果を保存する こ とができる MicroStrategy Web の領域です。

印刷 レポー ト の印刷設定を指定し て、 レポー ト を印刷する こ とができます。

今すぐ送信 レポー ト を指定し た メ ール ア ド レスに送信できます。

履歴への配信をスケジュール

[履歴へ購読] ダイアログ ボ ッ ク スが開き、 そこ で、 レポー ト やドキュ メ ン ト をスケジュールに合わせて履歴へ自動配信するよ う に設定できます。

エ ク スポー ト レポー ト のすべてまたは一部を、 Excel、 CSV、 HTML、 またはプレーン テキス ト フ ォーマ ッ ト でエ ク スポー ト し ます。

PDF レポー ト を変換し、 PDF フ ォーマ ッ ト で表示するための設定を指定できます。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

438 MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

フルスク リーン モー ド

Web ツールバーのほとんどを取り除 く こ と で、 レポー ト を 大限に表示し ます。 フルスク リーン モー ドのオン / オフ を切り替えるこ とができます。

新規作成 定義済みのレポー ト テンプレー ト を使用し て、 新しいレポー ト を作成できます。

ド キュ メ ン ト へ変換

レポー ト を Report Services ド キュ メ ン ト に変換し ます。 新しい ドキュ メ ン ト が開いて、 レポー ト がグ リ ッ ド / グラ フ と し て詳細ヘ ッダー内に表示されます。

レポー ト オブジ ェ ク ト

レポー ト 内のすべてのオブジ ェ ク ト を表示する [レポー ト オブジ ェク ト ] ペイ ンを、 表示または非表示にし ます。 このアイ コ ンは、MicroStrategy OLAP Services 製品を所有し ている場合にのみ使用可能です。

すべてのオブジ ェク ト

プロジ ェ ク ト の一部になっているオブジ ェ ク ト を検索、 特定、 および選択できる [すべてのオブジ ェ ク ト ] ペイ ンを、 表示または非表示にし ます。

メ モ 新しい メ モを追加し た り、 既存のメ モを編集し た りする こ とができる [メ モ] ペイ ンを、 表示または非表示にし ます。 [メ モ] ペイ ンには、 レポー ト の詳細、 レポー ト が作成された方法についての情報、そのレポー ト を使用する理由、 表示されるデータに関する ク エ リ、または同じ レポー ト を実行するユーザ自身および他のユーザに役立つあらゆる情報を含める こ とができます。

関連レポー ト 現在のレポー ト 内のオブジ ェ ク ト に関連するレポー ト のリ ス ト を表示する [関連レポー ト ] ペイ ンを、 表示または非表示にし ます。

ページバイ軸 [ページバイ] ペイ ンを表示または非表示にし ます。 ページバイは、大量のデータ をレポー ト の別々のページに分割するために使用され、 これによ っ てデータの一部ご とに表示する こ とができます。

ビ ュー フ ィ ルタ レポー ト の任意のア ト リ ビ ュー ト またはメ ト リ ッ クにその場でフ ィルタ を適用するための [ビ ュー フ ィ ルタ] ペイ ンを、 表示または非表示に し ます。 このアイ コ ンは、 MicroStrategy OLAP Services 製品を所有し ている場合にのみ使用可能です。

レポー ト 詳細 レポー ト の説明およびレポー ト のフ ィ ルタ詳細を表示する [レポート 詳細] ペイ ンを、 表示または非表示にし ます。 [レポー ト 詳細] ペイ ンには、 レポー ト のプロンプ ト 詳細およびテンプレー ト 詳細も表示される場合があ り ます。

プロンプ ト 詳細 [プロンプ ト 詳細］ ペイ ン （レポー ト 内のすべてのプロンプ ト のプロンプ ト 情報を表示する） を、 表示または非表示にし ます。 各プロンプ ト の名前やプロンプ ト 回答の情報を含みます。

ピボ ッ ト ボタ ンを表示

グ リ ッ ド レポー ト の列ヘ ッ ダー上のピボ ッ ト ボタ ンを、 表示または非表示にし ます。 ピボ ッ ト によ っ て、 レポー ト 内の列と行を再整列する こ とができます。

名前 アイ コ ン 説明

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース 439

並べ替えボタ ンを表示

グ リ ッ ド レポー ト の列ヘ ッ ダー上の並べ替えボタ ンを、 表示または非表示にし ます。 並べ替えボタ ンを使用する と、 データ を昇順または降順に即座に並べ替える こ とができます。

グラ フ ゾーン [グラ フ ゾーン] リ ス ト を、 表示または非表示に し ます。 このリ スト は、 グラ フ レポー ト 上のすべてのオブジ ェ ク ト を表示し、 [項目]、 [系列]、 および [メ ト リ ッ ク] ゾーン間でオブジ ェ ク ト を移動できます。

レポー ト オプシ ョ ン

グ リ ッ ド レポー ト を書式設定する こ とができます。

並べ替え 高度な並べ替えオプシ ョ ンを指定できます。 列または行内のデータを昇順または降順に並べ替える こ とができます。

ド リル レポー ト のア ト リ ビ ュー ト のド リル オプシ ョ ンを カス タ マイズできます。 ド リルの詳細は、「関連データへのドリル」（149 ページ）を参照し て く だ さい。

選択肢でフ ィ ルタ レポー ト 内で選択されたア ト リ ビ ュー ト に関する行および列を表示し ます。 た と えば、 表示し たい以上の情報の行がレポー ト にある場合に、 どの行を表示するかを指定できます。

更新 現在の表示を更新し ます。

再プロンプ ト 再度、 プロンプ ト へ回答できます。 レポー ト 結果に新しいフ ィ ルタが作成されます。

行と列を入れ替え レポー ト の行のすべてのレポー ト オブジ ェ ク ト をレポー ト の列に移動し、 レポー ト の列のすべてのレポー ト オブジ ェ ク ト をレポート の行に移動し ます。

新規メ ト リ ッ ク を挿入

新しい派生メ ト リ ッ ク を作成できます。 派生メ ト リ ッ ク とは、 レポー ト 内の既存のメ ト リ ッ ク を基に作成する こ とができる メ ト リ ックのこ と です。 このアイ コ ンは、 MicroStrategy OLAP Services 製品を所有し ている場合にのみ使用可能です。

オブジ ェ ク ト の名前の変更 / 編集

レポー ト 内のオブジ ェ ク ト の名前を変更できます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォームを編集

レポー ト に表示するア ト リ ビ ュー ト フ ォームを選択できます。 たと えば、 " 顧客 " ア ト リ ビ ュー ト は、 " 名 "、 " 姓 "、 " 住所 "、 "メ ール ア ド レス " などのフ ォームが含むこ とができます。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム名を切り替え

レポー ト 内のア ト リ ビ ュー ト のア ト リ ビ ュー ト フ ォームを、 表示または非表示にし ます。

合計を表示 レポー ト に含まれる小計および総計を、 表示または非表示にし ます。

名前 アイ コ ン 説明

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

440 MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

合計を編集 レポー ト に小計を含めるか、 またはレポー ト から小計を削除できます。

ク イ ッ ク し きい値 レポー ト に追加できる ク イ ッ ク し きい値を表示し ます。 ク イ ッ ク しきい値を使用する と、 レポー ト 上のメ ト リ ッ ク値に緑、 赤、 または黄色、 あるいは記号を適用できます。

し きい値を切り替え

レポー ト 上のし きい値を表示または非表示にし ます。

ビジュアルし きい値エデ ィ ター

ビジュアルし きい値エデ ィ ターが開き、 シンプルし きい値を定義および書式設定できます。

高度な し きい値エデ ィ タ

複数のメ ト リ ッ ク を基にし た高度な し きい値を作成し て、 シンプルし きい値よ り も複雑な式を使用する こ とができます。

凡例 グラ フ レポー ト 内の凡例を、 表示または非表示にし ます。

データ値 グラ フ内のデータ値を表示または非表示にし ます。

行を系列に表示 レポー ト の行に配置されているオブジ ェ ク ト を、 グラ フ レポー トの系列 （データ マーカ） と し て使用し ます。 列に配置されているオブジ ェ ク ト は、 グラ フ レポー ト の項目と し て使用し ます。

列を系列に表示 レポー ト の列に配置されているオブジ ェ ク ト を、 グラ フ レポー トの系列 （データ マーカ） と し て使用し ます。 行に配置されているオブジ ェ ク ト は、 グラ フ レポー ト の項目と し て使用し ます。

自動整列 グラ フ レポー ト のレ イアウ ト を再配列し ます。 MicroStrategy 8.x Web で開いた場合に、 MicroStrategy 8.x よ り以前のグラ フ レポー トで重なっ て表示される コ ンポーネン ト が含まれるグラ フ レポー トのレ イアウ ト を自動的に再配列し ます。

適用 指定し たグラ フ上で表示する項目数および計列数を適用し ます。

オー ト ス タ イル 選択し たオー ト ス タ イルを適用し て、 レポー ト をすばや く 書式設定できます。 オー ト ス タ イルは、 一貫し たルッ ク アン ド フ ィ ールを作成するためにレポー ト に適用する こ とができる一連の既定のレポー ト 書式です。

バン ド グ リ ッ ド レポー ト の行に交互に背景色を適用し た り、 削除し た りする こ とができます。 バン ドは、 レポー ト でのデータの確認および分析に役立ちます。

アウ ト ラ イ ン レポー ト のアウ ト ラ イ ン モー ド を有効または無効にし ます。 アウト ラ イ ン モー ド を使用する こ とによ り、 レポー ト 内で関連データのセク シ ョ ンを展開または折り たたむこ とができます。

名前 アイ コ ン 説明

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース 441

MicroStrategy Web のレポー ト エデ ィ タ イ ン タ フ ェ ース

Web Professional 権限があ る場合、 MicroStrategy Web でレポー ト エデ ィ タを使用し て新規レポー ト を作成でき ます。 （ア ド ミ ニス ト レータ などの他の権限セ ッ ト を持っている場合にも、 このエデ ィ タにア ク セスする こ と ができ ます。） この項は、 レポー ト エデ ィ タ イ ン タ フ ェースへの理解を深める

列ヘ ッ ダーを結合 複数の同一の列見出し を 1 つの見出しに結合し ます。

行ヘ ッ ダーを結合 複数の同一の行見出し を 1 つの見出しに結合し ます。

行ヘ ッ ダーをロ ック

ユーザが大きなレポー ト をスク ロールする と きに、 行ヘ ッ ダーが表示されたままになるよ う に、 レポー ト での水平スク ロール時の行ヘ ッ ダーの表示を保持し ます。

列ヘ ッ ダーをロ ック

ユーザが大きなレポー ト をスク ロールする と きに、 列ヘ ッ ダーが表示されたままになるよ う に、 レポー ト での垂直スク ロール時の列ヘ ッ ダーの表示を保持し ます。

内容に合わせる レポー ト を拡大または縮小し、 レポー ト 上のすべてのデータが列および行に適合するよ う にし ます。

ウ ィ ン ド ウ サイズに合わせる

レポー ト を拡大または縮小し、 ウ ィ ン ド ウに適合するよ う にし ます。

高度なグ リ ッ ド書式

グ リ ッ ド レポー ト のテンプレー ト を書式設定できます。

高度なグラ フ書式 グラ フ レポー ト を書式設定できます。

プロジ ェ ク ト アクセス権のあるプロジ ェ ク ト のリ ス ト を表示し ます。

名前 アイ コ ン 説明

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

442 MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

ために利用し て く ださい。 次の図は、 Web でのレポー ト エデ ィ タ を示すもので、 サンプルの "Revenue Forecast" （売上予測） レポー ト がエデ ィ タ内で編集可能な状態になっています。

レポー ト デザイナ権限およびレポー ト デザイナ ロールの詳細は、 7 章、「クエリ オブジェクトおよびクエリの作成（デザイナ向け）」の「レポート デザイナ ロール」（220 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy Web のレポート エディタでの操作

Web のレポー ト エデ ィ タでのさ まざまな領域またはペイ ンの解説を読む際には、 上記の図を参照し て く ださい。 レポー ト エデ ィ タのそれぞれのペイ ンでは、 以下のタ ス ク を実行でき ます。

• [ オブジ ェ ク ト ブ ラウザ ] ペイ ン : （左側） こ こでプロ ジェ ク ト 内をナビゲー ト し て、 レポー ト に含めるオブジェ ク ト を検索し ます。 [オブジェク ト ブラ ウザ] では、プロ ジェ ク ト 内の [ すべてのオブジ ェ ク ト ] にナビゲー ト でき ます。 MicroStrategy OLAP Services 製品があ る場合、 [ レポート オブジ ェ ク ト ] 内のみをナビゲー ト する よ う に選択する こ と も でき ます。

[ すべてのオブジ ェ ク ト ] ペイ ン : こ こで、 プロ ジェ ク ト で使用可能なすべてのオブジェ ク ト の リ ス ト を表示でき ます。

[ レポー ト オブジ ェ ク ト ] ペイ ン : （このペイ ンは、 MicroStrategy OLAP Services 製品がイ ン ス ト ールされている場合にのみ表示されます。 詳細は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。） こ こで、 レポー ト に含めたすべてのオブジェ ク ト の要約を参照でき ます。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド MicroStrategy におけ る レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース A

© 2011 MicroStrategy, Inc. MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース 443

このペイ ンには、 実行されたレポー ト 上に表示されているオブジェク ト よ り も多 く のオブジェ ク ト が含まれる場合があ り ます。 これは、OLAP Services では、 アナ リ ス ト がこのペイ ンから直接レポー ト テンプレー ト にオブジェ ク ト を追加し た り 戻し た り する こ と が容易にでき るためです。 レポー ト の実行時に MicroStrategy エンジンは、レポー ト の実行後にレポー ト に表示されるオブジェ ク ト だけでな く 、この [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ン内のすべてのオブジェ ク ト を含む SQL を生成し ます。 [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ンの使用の詳細は、「OLAP Services を使用するレポートのデザイン」（421 ページ）を参照し て く ださい。

[ メ モ］ ペイ ン : メ モには、 レポー ト の詳細が含まれ、 レポー ト の作成方法の情報、 使用する理由、 または表示されるデータに関する クエ リ などのレポー ト の詳細などを表示し ます。

[ 関連レポー ト ] ペイ ン:現在のレポー ト 内のオブジェ ク ト に関連するレポー ト およびド キ ュ メ ン ト の リ ス ト を表示し ます。

• [ レポー ト フ ィ ルタ ] ペイ ン : （右上） [ レポー ト フ ィ ルタ を編集 ] を クリ ッ ク し て、以下に説明する [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンおよび [ビ ュー フ ィ ルタ] ペイ ンを表示し ます。

[ レポー ト フ ィ ルタ ] ペイ ン : こ こ で、 レポー ト にフ ィ ルタ条件を追加し ます。 フ ィ ルタ条件は、 ア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、 高度なフ ィ ルタ条件、 および既存のレポー ト フ ィ ルタへのシ ョ ー ト カ ッ トで構成でき ます。 [レポー ト フ ィ ルタ] ペイ ンを使用すれば、 別のオブジェ ク ト エデ ィ タ （フ ィ ルタ エデ ィ タ） を開かずに、 フ ィ ルタ を作成でき ます。 単純なフ ィ ルタは、 オブジェ ク ト を [オブジェ ク ト ブラ ウザ] から このペイ ンへド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プする こ と によ って、 容易に作成でき ます。 フ ィ ルタの作成の詳細は、「レポートでのデータのフィルタ : フィルタ」（268 ページ）を参照し て く ださい。

[ ビ ュー フ ィ ルタ ] ペイ ン : （このペイ ンは、 MicroStrategy OLAP Services 製品がイ ン ス ト ールされている場合にのみ使用でき ます。 詳細は、「OLAP Services」（17 ページ）を参照し て く ださい。） ここで、 [レポー ト オブジェ ク ト ] ペイ ン内の任意のオブジェ ク ト に対し て特殊なフ ィ ルタ を適用し ます。 ビ ュー フ ィ ルタは、 通常のレポー ト フ ィ ルタのよ う にレポー ト の SQL を変更する こ と はあ り ません。 代わ り に、 ビ ュー フ ィ ルタは、 SQL が実行されて結果がデータ ソースから返された後に、 結果セ ッ ト 全体に対し て適用されます。 これはレポー ト 実行パフ ォーマン ス を向上させる う えで役立ちます。 ビ ュー フ ィ ルタの使用の詳細は、「OLAP Services を使用するレポートのデザイン」（421 ページ）を参照し て く ださい。

MicroStrategy における レポー ト 作成のイ ン タ フ ェース 基本レポーテ ィ ング ガイ ドA

444 MicroStrategy Web イ ン タ フ ェース © 2011 MicroStrategy, Inc.

• [ ページバイ ] ペイ ン : （右中央） レポー ト 結果のサブセ ッ ト が実行済みレポー ト の別々のページ と し て表示される よ う に配置し ます。 レポー トへのページバイ機能の追加の詳細は、「ページによるデータのグループ化」（115 ページ）を参照し て く ださい。

• [ テンプレー ト ] ペイ ン : （右下） オブジェ ク ト を [オブジェ ク ト ブラ ウザ] から このレポー ト テンプレー ト ペイ ンへド ラ ッ グ アン ド ド ロ ッ プする こ と によ って、 こ こでレポー ト レ イ ア ウ ト を定義でき ます。 テンプレー ト の作成の詳細は、「レポートの構造のデザイン : テンプレート」（359 ページ）を参照し て く ださい。

© 2011 MicroStrategy, Inc. 用語集 : ア ト リ ビ ュー ト （attribute） 445

用語集

ア ト リ ビ ュー ト（attribute）

システム またはプロ ジェ ク ト の設計者によ り 定義され、 データ ウ ェ アハウ ス テーブル内の 1 つ以上の列に関連付け られるデータ レベル。 ア ト リ ビ ュー ト には、 " 地域 "、 " 注文番号 "、 " 顧客 "、 " 年齢 "、 " 商品 "、 " 都市 "、 " 年 " などのデータ分類が含まれる。 ア ト リ ビ ュー ト は、 特定のレベルで集計またはフ ィ ルタ される、 メ ト リ ッ ク またはフ ァ ク ト のデータにコ ンテキス ト を提供する。

関連項目 :

• ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト

• ア ト リ ビ ュー ト フ ォーム

• 子ア ト リ ビ ュー ト

• 親ア ト リ ビ ュー ト

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト （attribute

element）

ア ト リ ビ ュー ト の任意のア ト リ ビ ュー ト フ ォームの値。 たと えば、 "New York" と "Dallas" はア ト リ ビ ュー ト " 都市 " のエレ メ ン ト で、 "1 月 "、 "2 月 " および "3 月 " はア ト リビ ュー ト " 月 " のエレ メ ン ト であ る。

ア ト リ ビ ュー ト フ ォー ム （attribute form）

同じ項目の異な る側面を表す、 ア ト リ ビ ュー ト に関連付け られている複数の列の 1 つ。 た と えば、 "ID"、 " 名前 "、 " 姓"、 " 説明 " および " 住所 " は、 いずれも ア ト リ ビ ュー ト "顧客 " のフ ォームであ る可能性があ る。 各ア ト リ ビ ュー ト には、 独自のフ ォームが含まれる。

用語集 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

446 用語集 : アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト （application object） © 2011 MicroStrategy, Inc.

アプ リ ケーシ ョ ン オブ ジ ェ ク ト （application

object）

関連データの分析と考察に使用される MicroStrategy オブジェ ク ト 。 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト は MicroStrategy Desktop で開発され、 レポー ト と ド キ ュ メ ン ト の基本要素とな る。 アプ リ ケーシ ョ ン オブジェ ク ト には、 以下のオブジェ ク ト タ イプが含まれる。 レポー ト 、 ド キ ュ メ ン ト 、テンプレー ト 、 フ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク、 カス タ ム グループ、コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 プロ ンプ ト 。

エレ メ ン ト ブ ラウズ （element browsing）

ア ト リ ビ ュー ト エレ メ ン ト の階層のナビゲー ト 。 た と えば、1 年間の月の リ ス ト を閲覧するプロセス。

オブジ ェ ク ト （object) 概念的には、 オブジェ ク ト と は、 あ る概念に関する情報の上位のグループ化レベルであ り 、 指定し たデータ分析を実行するためにユーザによ り 使用される。 よ り 具体的に言えば、オブジェ ク ト と は選択および操作でき る任意の項目であ り 、フ ォルダ、 レポー ト 、 フ ァ ク ト 、 メ ト リ ッ ク などであ る。

親ア ト リ ビ ュー ト（parent attribute）

1 つ以上の子を持つア ト リ ビ ュー ト 関係における上位レベルのア ト リ ビ ュー ト 。 「上位」 は、 他のア ト リ ビ ュー ト に対する階層内でのア ト リ ビ ュー ト の位置を表し た もの。

関連項目 :

• 子ア ト リ ビ ュー ト

• 関係

階層 （hierarchy） エレ メ ン ト のブラ ウズまたは ド リ ルに有効なパス を定義する、 一連のア ト リ ビ ュー ト 。

カテゴ リ （category） グ ラ フにおいて、 X 軸に沿った一連のデータ。 カテゴ リ は、通常、 グ リ ッ ド レポー ト の行に対応する。 カテゴ リ の例とし て、 棒グ ラ フの棒があ る。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 用語集

© 2011 MicroStrategy, Inc. 用語集 : 関係 （relationship） 447

関係 （relationship） あ る ア ト リ ビ ュー ト （親） と 1 つ以上の他のア ト リ ビ ュート （子） と のつなが り を指定する関連。 た と えば、 " 都市 " は " 州 " の子であ る。

関連項目 :

• 親ア ト リ ビ ュー ト

• 子ア ト リ ビ ュー ト

キャ ッ シュ （cache） 近ア ク セス された情報を保持し、 この情報への高速ア ク セス を可能にする特殊なデータ ス ト ア。 通常は、 頻繁に要求される レポー ト に対し て使用される。 これによ り 、 レポー トをデータベースに対し て実行する必要がな く な るため、 高速な実行が可能にな る。 キ ャ ッ シ ュにはデータ ウ ェアハウ スからの結果が各レポー ト に対し て個別に格納され、 同じデータ を必要とする新しいジ ョ ブ要求で使用される。

行 （row） レポー ト の横方向の軸。

関連項目 :

• 軸

• 列

系列 （series） グ ラ フにおいて、 Y 軸に沿った一連のデータ。 系列は、 通常、 グ リ ッ ド レポー ト の列に対応する。 系列は、 グ ラ フで凡例項目と し て表される。

子ア ト リ ビ ュー ト（child attribute）

ア ト リ ビ ュー ト 関係における下位レベルのア ト リ ビ ュー ト 。「下位」 は、 他のア ト リ ビ ュー ト に対する階層内でのア ト リビ ュー ト の位置を表し た もの。

関連項目 :

• 親ア ト リ ビ ュー ト

• 関係 （relationship）

構造化クエ リ言語（Structured Query

Language: SQL）

1986 年に米国規格協会 （ANSI : American National Standards Institute） によ って標準化された ク エ リ 言語。 リ レーシ ョ ナル データベース内のテーブルの情報の要求やテーブルの構

用語集 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

448 用語集 : し きい値 （threshold） © 2011 MicroStrategy, Inc.

造およびデータの操作に使用される。

し きい値 （threshold） メ ト リ ッ ク値の条件付き書式設定を作成し、 重要なデータ を強調表示するために使用される。 た と えば、 200 ド ルを超える売上があ る場合、 し きい値でそのセルの書式を自動的に、背景を青色に、 文字を太字に設定でき る。

軸 （axis） データが表示されるベク ト ル。 行、 列、 およびページ と い う 3 つの軸があ る。 レポー ト デザイナがレポー ト のテンプレー ト を定義する と き、ユーザは各軸に沿ってテンプレー ト ユニ ッ ト （ア ト リ ビ ュー ト 、 デ ィ メ ンシ ョ ン、 メ ト リ ッ ク、コ ン ソ リ デーシ ョ ン、 カス タ ム グループ） を配置する。

関連項目 :

• 列

• 行

シ ョ ー ト カ ッ ト オブ ジ ェ ク ト （shortcut

object）

レポー ト 、 フ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク などの別の MicroStrategy オブジェ ク ト への リ ン ク を表す MicroStrategy オブジェ ク ト 。シ ョ ー ト カ ッ ト オブジェ ク ト によ り 、 よ く 使用されるオブジェ ク ト に迅速にア ク セスでき る。

小計 （subtotal） 結果セ ッ ト の一部に対し て実行される集計演算。

関連項目 :

• ド リル

• ページバイ

• ピボッ ト

• 並べ替え

条件 （conditionality） メ ト リ ッ ク の条件によ って、 フ ィ ルタ条件を満たすデータのみが計算に含まれる よ う に、 既存のフ ィ ルタ オブジェ ク トを メ ト リ ッ ク に関連付ける こ と ができ る。

関連項目 :

• フ ィ ルタ

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 用語集

© 2011 MicroStrategy, Inc. 用語集 : 条件 （qualification） 449

条件 （qualification） データがレポー ト に含まれるために満たす必要のあ る実際の条件。 た と えば、 「Region = Northeast」 または 「Revenue > $1 million」 のよ う に指定する。 条件はフ ィ ルタおよびカス タ ム グループで使用される。 単一のフ ィ ルタ またはカス タ ム グループに対し て複数の条件を作成でき、 その後条件を組み合わせる方法を、 AND、 AND NOT、 OR、 および OR NOT の論理演算子を使用し て指定でき る。

スキーマ オブジ ェ ク ト （schema object）

通常はプロ ジェ ク ト デザイナによ り 作成される MicroStrategy オブジェ ク ト であ り 、 論理データ モデルおよび物理ウ ェ アハウ ス スキーマ内の情報を MicroStrategy 環境に関連付ける。 これらのオブジェ ク ト は、 MicroStrategy Desktop から ア ク セスでき る MicroStrategy Architect で開発される。 スキーマ オブジェ ク ト には、 ウ ェアハウ ス構造が直接反映される。 スキーマ オブジェ ク ト には、 ア ト リビ ュー ト 、 フ ァ ク ト 、 関数、 階層、 演算子、 パーテ ィ シ ョ ン マ ッ ピング、 テーブルおよび ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンがある。

ソース システム （source system）

対象と な るデータ を取得または保持するシステムやフ ァ イル。

データ ウ ェ アハウス （data warehouse）

1） 企業の履歴データが格納される、 通常は非常に大規模なデータベース。 意思決定支援またはビジネス イ ンテ リジェ ン スに使用され、 データ を整理し、 更新およびロード の調整を可能にする。

2 ) ク エ リ 、 レポー ト および分析の目的で構成された ト ラ ンザク シ ョ ン データのコ ピー。

テンプレー ト（template）

結果セ ッ ト に含めるデータの列を定義するオブジェ ク ト （アト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、 カス タ ム グループなど） のグループで構成されるテンプレー ト のデータ定義部。 これらのオブジェ ク ト のレ イ ア ウ ト と書式は、 テンプレー ト の表示定義で定義される。

ト ラ ンスフ ォー メ ーシ ョ ン メ ト リ ッ ク

（transformationmetric）

適用されている ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンのプロパテ ィ を取得する単純な メ ト リ ッ ク。 た と えば、 総売上を計算する メ トリ ッ ク があ る とする。 前年の ト ラ ン ス フ ォー メ ーシ ョ ンを追加する と、 メ ト リ ッ クは前年の合計売上を計算する。

用語集 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

450 用語集 : ド リ ル （drill） © 2011 MicroStrategy, Inc.

ド リル （drill） レポー ト の実行後に補足情報を取得する方法。 新規データは、 異な る ア ト リ ビ ュー ト またはフ ァ ク ト レベルで、 個人用のイ ンテ リ ジェ ン ト キ ューブまたはデータベースへの クエ リ を再実行する こ と によ り 取得される。

関連項目 :

• ページバイ

• ピボッ ト

• 並べ替え

• 小計

並べ替え （sort） データ自体の特性 （アルフ ァベッ ト の降順、 数値の昇順など） に従ってデータ を配置する こ と。

関連項目 :

• ド リル

• ページバイ

• ピボッ ト

• 小計

派生メ ト リ ッ ク（derived metric）

レポー ト ですでに使用可能なデータに基づ く メ ト リ ッ ク。データベースではな く MicroStrategy Intelligence Server で計算される。 派生 メ ト リ ッ ク を使用し、 データベースから返されたレポー ト データの列計算 （他の メ ト リ ッ ク に対する計算） を実行する。

ビジネス イ ンテ リ ジ ェ ンス （BI） システム（business intelligence

(BI) system）

複数の観点からデータ を表示する機能を提供する こ と により 、 大量の複雑なデータの分析を容易にするシステム。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 用語集

© 2011 MicroStrategy, Inc. 用語集 : ピボ ッ ト （pivot） 451

ピボ ッ ト （pivot） レポー ト オブジェ ク ト （ア ト リ ビ ュー ト 、 メ ト リ ッ ク、コ ン ソ リ デーシ ョ ン） を別の軸に配置する こ と によ り 、 グリ ッ ド レポー ト のデータ を再構成する こ と。 また、 行ヘッダーと列ヘッ ダーを交換し て関連データ を入れ替え る こ と によ り 、 グ リ ッ ド レポー ト を再構成する こ と。 ク ロ ス集計のサブセ ッ ト 。

関連項目 :

• ド リル

• ページバイ

• 並べ替え

• 小計

フ ァ ク ト （fact） 1 ) データ ウ ェ アハウ スに格納される測定値。 数値であ る場合がほ と んどで、 通常は集計が可能。

2 ) データ ウ ェ アハウ ス テーブル内の列を表し、 基本または集計済みの数値を含むスキーマ オブジェ ク ト 。 通常は、 価格、 売上金額、 棚卸数量など。

「メ ト リ ッ ク」 も参照。

フ ィ ルタ （filter） データがレポー ト 結果に含まれるために満たす必要のあ る条件を指定する MicroStrategy オブジェ ク ト 。 レポー ト はデータ ウ ェ アハウ スに格納されたすべてのデータに対するデータベースに照会するため、 レポー ト 上でフ ィ ルタ を使用すると、 ビジネスの問いへの答えに関連する情報のみに検討対象のデータ を絞る こ と ができ る。

フ ィ ルタは、 データがレポー ト に含まれるために満たす必要のあ る実際の条件の少な く と も 1 つから構成される。 1 つのフ ィ ルタに複数の条件を含める場合は、 論理演算子を使用して組み合わせる。 た と えば、 「Region = Northeast」 または「Revenue > $1 million」 のよ う に指定する。

フ ィ ルタは通常、 SQL WHERE 句で実装される。

用語集 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

452 用語集 : プロ ジェ ク ト （project） © 2011 MicroStrategy, Inc.

プロジ ェ ク ト （project） 1） データ ウ ェ アハウ ス、 メ タデータ リ ポジ ト リ 、 およびユーザ コ ミ ュニテ ィ の 上位レベルの交差部。 レポー ト 、フ ィ ルタ、 メ ト リ ッ ク、 関数を含む。

2 ) （1） で定義されている よ う なプロ ジェ ク ト の定義を含むオブジェ ク ト 。 プロ ジェ ク ト オブジェ ク ト は、 セ ッ シ ョ ンの確立を要求する と きに指定される。

プロンプ ト （prompt） レポー ト 実行時に、 情報を完成させるための回答の入力をユーザに求める MicroStrategy オブジェ ク ト 。 フ ィ ルタ を使用し た典型的な例と し ては、 条件を設定する特定のア ト リビ ュー ト をユーザに選択させるプロ ンプ ト があ る。

ページバイ （page-by） 使用可能なア ト リ ビ ュー ト 、 コ ン ソ リ デーシ ョ ンおよび メ トリ ッ ク を、 ページ軸と呼ばれる軸に配置する こ と によ り 、 グリ ッ ド レポー ト 内のデータ をセグ メ ン ト 化する こ と。 グリ ッ ド は 2 次元であ るため、 キ ューブのス ラ イ ス を一度に 1 つだけ表示でき る。 ス ラ イ スは、 ページ軸のエレ メ ン ト の選択によ り 指定される。 エレ メ ン ト の選択を変え る と、 ユーザはキ ューブのさ まざまなページを参照でき る。

関連項目 :

• ド リル

• ピボッ ト

• 並べ替え

• 小計

メ タデータ （metadata） 基礎と な るデータベース構造にビジネス ビ ュー、 条件、 およびニーズをマ ッ ピングでき る よ う に、 データ ウ ェアハウスのテーブル と列をユーザ定義のア ト リ ビ ュー ト と フ ァ ク トに関連付けるデータ を持つ リ ポジ ト リ 。 メ タデータ リ ポジト リ は、 データ ウ ェ アハウ ス と同じサーバまたは別のデータベース サーバに置 く こ と ができ る。 また、 別の RDBMS でも保持でき る。

基本レポーテ ィ ング ガイ ド 用語集

© 2011 MicroStrategy, Inc. 用語集 : メ ト リ ッ ク （metric） 453

メ ト リ ッ ク （metric） 1 ) 関数、 フ ァ ク ト 、 ア ト リ ビ ュー ト または他の メ ト リ ッ クで作成された式によ り 定義される ビジネス計算。 次にその例を示し ます。 sum(dollar_sales) または [Sales] - [Cost]

2） メ ト リ ッ ク定義を含む MicroStrategy オブジェ ク ト 。

「フ ァ ク ト 」 も参照。

列 （column） レポー ト テーブル内の値の縦方向の 1 次元配列。

関連項目 :

• 軸

• 行

レポー ト （report） 意思決定支援ツールの中心的な存在であ る レポー ト によ り 、ユーザは、 データのク エ リ を実行し て分析し、 見やすい方法で表示でき る。

関連項目 :

• フ ィ ルタ

• テンプレー ト

レポー ト デザイ ン （report design）

MicroStrategy Desktop または MicroStrategy Web でレポー ト エデ ィ タ を使用し て基本的なレポー ト コ ンポーネン ト からレポー ト を作成するプロセス。

用語集 基本レポーテ ィ ング ガイ ド

454 用語集 : レポー ト デザイ ン （report design） © 2011 MicroStrategy, Inc.

© 2011 MicroStrategy, Inc. 455

索引

AAnalytics Modules, 「MicroStrategy Analytics

Modules」を参照

BBig Decimal プロンプト 定義は 354

回答 196作成 354, 355

CCommand Manager およびメトリック作

成 268

DDesktop, 「MicroStrategy Desktop」を参照

HHTML ドキュメント 421

IiPad 311iPhone 311

MMicroStrategy Analytics Modules 6MicroStrategy Desktop

インタフェース 426オブジェクトの作成 231オブジェクトの保存 232オブジェクト ビューア 426開始 2ショートカット バー 426ツールバー アイコン 431フォルダ リスト 426メニュー 430

MicroStrategy OLAP Servicesおよびデータの更新 190およびレポートのデザイン 421説明 17動的小計 18派生メトリック 17ビュー フィルタ 17

MicroStrategy Tutorial 5MicroStrategy Web

インタフェース 435開始 3ツールバー アイコン 437メニュー 435

索引 基本レポーティング ガイド

456 © 2011 MicroStrategy, Inc.

NNULL 値 58

OOLAP Services, 「MicroStrategy OLAP

Services」を参照

RReport Services ドキュメント 419, 定義

は 419作成の概要 419使いやすさの追加 406

SSQL

SELECT 句のメトリック 238記述、独自の 423ズーム イン 13フィルタ、WHERE 句の 268文字列の検索 108レポートの表示 12

TTutorial, 「MicroStrategy Tutorial」を参照

VVLDB プロパティ 267

WWeb, 「MicroStrategy Web」を参照

あアウトライン モード 111アウトライン、レポート データの 113

値

配置、セル内の 224レポート内 108

値プロンプト 定義は 352作成 354例 352

アトリビュート 定義は 145およびメトリック、関係 240削除、ドリル時に 159サンプルの表示 233追加、レポートへの 367プロンプト , 「アトリビュート エレメ

ント プロンプト」を参照

ページバイ フィールドの 117別名 61編集 416保持、ドリル時に 159例 146, 233

アトリビュート エレメント プロンプト 定義は 338

回答 193作成 339例 338

アトリビュート エレメント リスト条件 274

アトリビュート条件 定義は 274作成 275例 274

アトリビュート対アトリビュート条件 309

アトリビュート フォーム条件 279アトリビュート プロンプト 定義は 333

回答 198作成 334例 333

い位置変更、グラフ オブジェクトの 98

基本レポーティング ガイド 索引

© 2011 MicroStrategy, Inc. 457

一括レポート、エクスポート 28移動、グラフ オブジェクトの 91印刷、レポートの 19インポートされたフィルタ エレメン

ト 310

う埋め込みオブジェクト 208

えエクスポート

一括レポート 28データ 26

演算子 定義は 299AND NOT の例 305AND の例 300OR NOT の例 303OR の例 301算術、複合メトリック内の 251フィルタ条件の結合 299メトリック計算の 244レポート制限の 124

おオートスタイル 定義は 99

作成 101適用 100

オブジェクト

エディタおよびウィザード 230作成 225, 230, 231さまざまなタイプの図 227追加、レポートへの , 「追加」を参照、

また個々のオブジェクト名も参照

プロンプト , 「オブジェクト プロンプト」を参照

保存 230, 231

リンク 208オブジェクト プロンプト 定義は 347

回答 194作成 349例 347

親アトリビュート、ドリル時に保持 159

か開始

MicroStrategy Desktop 2MicroStrategy Web 3

階層 定義は 145例 146, 148

階層プロンプト 定義は 327回答 198作成

例 327回答

Big Decimal プロンプト 196アトリビュート エレメント プロンプ

ト 193アトリビュート プロンプト 198オブジェクト プロンプト 194階層プロンプト 198数値プロンプト 196テキスト プロンプト 196日付プロンプト 196プロンプト、一般的な 191メトリック プロンプト 201ロング プロンプト 196

回答の要件、プロンプトの 314外部結合、メトリックの 130カスタマイズ

関数 268ドリル動作 155メトリックの数値書式 265[ レポート詳細 ] ペイン 143

カスタム グループ 定義は 65

索引 基本レポーティング ガイド

458 © 2011 MicroStrategy, Inc.

およびドリル 150階層表示またはフラット表示 65書式設定 32追加、レポートへの 411別名 61

カスタム式 309カテゴリ、グラフ レポートの 定義は 88関係セット条件 287, 290

作成 290関係フィルタ 290関数 定義は 239

ウィザードでの作成 256カスタム プラグイン 268小計または総計の 254非グループ 250メトリック定義の使用 239例 239

[ 関数を挿入 ] ウィザード 256簡単な並べ替え 107

き基本式 249キャッシュ 定義は 188キャッシュ機能、レポート データの 188行

色のバンド 74オブジェクト、一般的な 9データを列と入れ替え 122ピボット 121別名 59ロック、名前およびヘッダー 78

許可 5

くクエリ ビルダ 424区切り、メトリック セット条件の 287グラフ

色 88オブジェクト , 「グラフ オブジェク

ト」を参照

カテゴリ 88系列 88作成 418しきい値 91書式設定を元に戻すおよび繰り返

す 96数値の表示 99スタイル , 「グラフ スタイル」を参照

ドリル 153表示 10理解 85例 86

グラフ オブジェクト

移動 98サイズ変更 98配置 87

グラフ スタイル

小要件 87選択の確認 407変更 87例 86

グラフの色、グラフ レポート内のメトリックの 89

繰り返す、グラフの書式設定 96グリッド グラフ

書式設定 81表示 11

グリッド、表示 7クロス表形式のレポート 10

け警告 41計算、順序変更 134計算、データの 127罫線の書式設定、レポートの 78

基本レポーティング ガイド 索引

© 2011 MicroStrategy, Inc. 459

系列、グラフ レポートの 定義は 88グラフの色、メトリックの 89

結合

外部、メトリックの 130使用する状況、メトリック 131内部、メトリックの 130表示、メトリック 133メトリック 129例、メトリック 130

結合エレメント リスト 310結合タイプ、メトリック 128権限 5

レポート作成の 363レポート デザイン用の 220

検索

SQL 文字列の 108レポート内のデータの 108

こ合計 135

スマート合計 261メトリックの 259メトリックへの適用 254例 259

構成要素

メトリックの 237国際化サポート xxvii個人用回答 315

単一 316なし 316複数 317

個人用回答、プロンプトの

保存 204固定列幅モード 70コンソリデーション

およびドリル 150追加、レポートへの 411

別名 61コンポーネント

プロンプトの 313

さ小数の指定、プロンプト回答の 315小値の指定 123

サイズ変更、グラフ オブジェクトの 98大数の指定、プロンプト回答の 315大値、レポートの指定 123

削除、ページバイ フィールドの 119作成

値プロンプト 354アトリビュート エレメント 339アトリビュート条件フィルタ 275アトリビュート プロンプト 334オートスタイル 101オブジェクト 230, 231オブジェクト プロンプト 349関係セット条件 290関数 256しきい値 37ショートカット オブジェクト 211ドキュメントの、概要 419ドリル パス 160フィルタへのショートカット条件 298プロンプト 319ページバイ フィールド 117メトリック結合 129メトリック セット条件 287メトリック プロンプト 344レポート , 「作成、レポートの」を参

照

レポートへのショートカット条件 295作成、レポートの

Desktop での 394Web での 395および時間節約 224

索引 基本レポーティング ガイド

460 © 2011 MicroStrategy, Inc.

およびデータ ソース 223クイック レポートの作成 210, 225対象ユーザ 222必要な権限 220ベスト プラクティス 221例 220, 393

サポート

国際化 xxviiサポート , 「テクニカル サポート」を参

照

サンプル データ 5

し式

基本 249メトリック 237

しきい値 定義は 35およびドリル 161グラフ上での 91作成 37例 34, 36

システム プロンプト 358出力レベル

およびフィルタ 290メトリック セット条件の 287

順位メトリック 132順序、評価の , 「評価順序」を参照

ショートカット オブジェクトの作成 211ショートカット条件 定義は 292小計 定義は 135

削除 261ドリルと 179メトリックの 259メトリックへの適用 254ユーザ定義 267例 259レポート上での表示 136

条件 定義は 270

アトリビュート対アトリビュート 309演算子による結合 299関係フィルタの設定 290フィルタへのショートカット 297メトリック 定義は 245メトリック セット 286レポートへのショートカット 定義

は 293条件、メトリックの 245条件付き

書式設定 , 「しきい値」を参照

レポート内の値 33書式設定

セル 58メトリック 263メトリックの、デザイナによる 402レポート 32

す数値書式

カスタマイズ 265グラフ内の 99

数値プロンプト 定義は 354回答 196作成 354, 355

透かし 28スケジュールしたレポート

プロンプトを持つ 313, 358スマート合計 261

せ制限

およびレポート フィルタ 127大値と 小値 123

例 123セキュリティ フィルタおよびプロンプ

ト 312

基本レポーティング ガイド 索引

© 2011 MicroStrategy, Inc. 461

セキュリティ権限 5セット条件 定義は 286

関係フィルタ 290説明、プロンプトの 318セル 定義は 9

空白または空 58書式設定 58配置、テキストの 224

前提条件

プロジェクトの 362レポートの作成の 362

そ操作機能のレポートへの追加 396

た対象ユーザ、レポート作成の 222タイトルおよび説明、プロンプトの 318単純なメトリック、作成 235

つツールバー アイコン

Desktop での 431MicroStrategy Web での 437

追加

操作機能のレポートへの 396フィルタのレポートへの 372プロンプトのフィルタへの 384プロンプトのメトリックへの 383プロンプトのレポートへの 377メトリックのレポートへの 370レポートへのアトリビュートの 367

てデータ

アウトライン 111

キャッシュ 188計算 127更新 186詳細の表示 110ソース , 「データ ソース」を参照

ピボット 120ピボット方法 122フィルタ 140分析 103ページバイでのグループ化 115要約の表示 110

データの更新、レポート内の 186データ ソース

およびレポート作成 223代替 423ファクト テーブルの結合 128理解 186レポート データの更新 186

データの分析 103テーブルの結合、メトリックの 128ディメンション , 「レベル」を参照

テキスト プロンプト 定義は 354回答 196作成 354

適用、合計および小計の 254テクニカル サポート xxviiデフォルトの評価順序 134デフォルトのプロンプト回答の定義 314テンプレート 定義は 359

図 360選択 359

と動的小計 定義は 18動的日付 284ドキュメント , 「Report Services ドキュメ

ント」を参照

トランスフォーメーション 定義は 247

索引 基本レポーティング ガイド

462 © 2011 MicroStrategy, Inc.

トランスフォーメーション メトリック 247

ドリル 定義は 149およびしきい値 161およびページバイ 164およびページバイ、例 163グラフ上での 153自由に 157小計と 179動作 155トラブルシューティング 156ドリル ダウンのみ 157パスの作成 160方法 151保持する例、親アトリビュートを 159無効化 155有効化 155, 157例 150レポート データ オプション 155

ドリル マップ 408

な内部結合、メトリックの 130並べ替え、レポート データの 104

は配置、セル内のテキストの 224パスワード 4派生メトリック 定義は 17バンド 74

ひ日付条件 283日付プロンプト 定義は 353

回答 196作成 354, 355

ピボット 定義は 120例 121

ビュー フィルタ 定義は 17, 142, 422通常のフィルタとの比較 142

評価順序 134デフォルト 134

表示

SQL 12グラフ 10グリッド レポート 7フィルタの定義 142メトリック 235[ レポート詳細 ] ペイン 142

開く、レポート 7

ふファクト 237フィルタ 定義は 140, 定義は 268

SQL 内の 268アトリビュート条件 274インポートされたエレメント 310およびレポート制限 127関係フィルタ 290作成 270条件、演算子による結合 299図 269スタンドアロン フィルタとレポートの

一部としてのフィルタ 273セット条件 286タイプ 272追加、レポートへの 372定義の表示 142日付に基づく 283ビュー フィルタとの比較 142プロンプトの追加 384編集 308例 140, 268

フィルタ エディタ 270

基本レポーティング ガイド 索引

© 2011 MicroStrategy, Inc. 463

フィルタ定義プロンプト 定義は 325作成 327例 325

フィルタへのショートカット条件 定義は 297

作成 298例 297

フィルタリング、レポートでのデータの 140

複合メトリック 定義は 250および算術演算子 251例 238

フリーフォーム SQL 423, 424プロジェクト 定義は 227

前提条件 362プロンプト 定義は 191

Big Decimal プロンプト , 「Big Decimal プロンプト」を参照

値プロンプト , 「値プロンプト」を参照

値プロンプトの作成 354アトリビュート エレメント プロンプ

ト , 「アトリビュート エレメント プロンプト」を参照

アトリビュート エレメント リストから選択 338

アトリビュート、回答 198アトリビュートに条件設定 333アトリビュート プロンプト , 「アトリ

ビュート プロンプト」を参照

オブジェクト 347オブジェクト プロンプト , 「オブジェ

クト プロンプト」を参照

オブジェクトを元に戻す 208およびスケジュールしたレポート 313およびセキュリティ フィルタ 312およびソース オブジェクト 207階層のすべてのアトリビュートから選

択 327階層プロンプト , 「階層プロンプト」

を参照

回答 191回答数の定義 315回答の要件 314個人用回答 204, 315コンポーネント 313作成 319システム 358数値プロンプト , 「数値プロンプト」

を参照

スケジュール レポート内の 358スタンドアロン対レポートまたはフィ

ルタの一部 324タイトルおよび説明 318タイプ , 「プロンプト タイプ」を参照

追加、レポートへの 377テキスト プロンプト , 「テキスト プロ

ンプト」を参照

デフォルトの回答の定義 314日付プロンプト , 「日付プロンプト」

を参照

フィルタ定義プロンプト 325フィルタへの追加 384プロパティ 313編集 358メトリック、回答 201メトリックに条件設定 343メトリック プロンプト , 「メトリック

プロンプト」を参照

メトリック プロンプトの例 343メトリックへの追加 383例 310レベル プロンプト タイプ 322レポートと共に保存 204レポートを元に戻す 208ロング プロンプト , 「ロング プロンプ

ト」を参照

プロンプト作成ウィザード 319プロンプト タイプ

索引 基本レポーティング ガイド

464 © 2011 MicroStrategy, Inc.

説明 321選択 322

へページバイ 定義は 115

およびドリル 163削除 119作成 117例 115

別名 61アトリビュート 61カスタム グループ 61コンソリデーション 61メトリック 61

変更

グラフ スタイル

グラフの色 88メトリック結合 133

編集

アトリビュート 416フィルタ 308プロンプト 358メトリック 266レポート 414

ほ保存

オブジェクト 230, 231メトリック 255レポート , 「レポートの保存」も参照

めメール送信、レポートの 20メトリック 定義は 234

SQL 内の 238VLDB プロパティ 267

演算子 244およびアトリビュート、関係 240関数 239グラフ内の数値書式 99グラフの色 89結合 , 「メトリック結合」を参照

合計、適用 254構成要素 237作成 252式 , 「メトリック式」を参照

しきい値 37順位 132小計の適用 254条件 , 「条件メトリック」を参照

書式設定 263数値書式のカスタマイズ 265セット条件 , 「メトリック セット条

件」を参照

タイプ 235追加、レポートへの 370定義 定義は 236ディメンション , 「レベル」を参照

デザイナによる書式設定 402トランスフォーメーション 247派生 17表現 定義は 236表示 235複合 , 「複合メトリック」を参照

プロンプト , 「メトリック プロンプト」を参照

プロンプトの追加 383ページバイ フィールドの 117別名 61編集 266保存 255列の別名 267列を非表示 67レベル 定義は 149, 240

基本レポーティング ガイド 索引

© 2011 MicroStrategy, Inc. 465

レベルの例 149メトリック エディタ 235メトリック結合 128

変更 133メトリック式 定義は 236, 237

例 237メトリック セット条件 286

作成 287メトリックとメトリックの比較 309メトリック プロンプト 定義は 343

回答 201作成 344例 343

メニュー

Desktop での 430

も元に戻す、グラフの書式設定 96, 97

ゆユーザ定義小計 267有効化、ドリルの 157

りリンク オブジェクト 208

れ列

色のバンド 74オブジェクト、一般的な 9サイズ変更、ハンドルの 70データを行と入れ替え 122非表示 67ピボット 121別名 59ロック、名前およびヘッダー 78

レベル 定義は 149プロンプト 322メトリック 267メトリックの計算の 240例 149

レポート 定義は 360値の検索 108一括エクスポート 28印刷 19エクスポート 26オブジェクト 225簡単な並べ替え 107キャッシュ 188行 9グラフ レポート 10グリッド 10グリッド グラフ 11クロス表 10罫線 78作成 360作成 , 「作成、レポートの」を参照

作成の前提条件 362サンプルおよび例 6小計 135詳細 , [ レポート詳細 ] ペインを参照

書式設定のアイデア 32スケジュール , 「スケジュールしたレ

ポート」を参照

制限 123セル 9タイプ 9データ , 「レポートデータ」を参照

データ ソース 186デザイン 393デザインについて xvi開く 7フィルタ 140プロンプト 204

索引 基本レポーティング ガイド

466 © 2011 MicroStrategy, Inc.

分析、データの 103分析について xvi別名 61編集 414保存 392保存 , 「レポートの保存」も参照

メール送信 20例 6列 9

レポート エディタ 364Desktop からのアクセス 365Web からのアクセス 366

[ レポート詳細 ] ペイン

カスタマイズ 143表示 142

レポート データ

検索 108並べ替え 104

レポート データ オプション

ドリル 155ドリル、親を保持 160ドリル、有効化 158別名オプション 63レポート制限 125

レポート デザイナ ロール 定義は 220レポートの保存 154, 392

プロンプトおよび 204ページバイと 119ページバイ フィールドのある 119

レポート ビルダ 213レポートへのショートカット条件 定義

は 293作成 295例 293

ろログイン

MicroStrategy Desktop 2

MicroStrategy Web 3ロング プロンプト 定義は 354

回答 196作成 354, 355