3Scotchtint™ 窓用フィルム マルチレイヤー Nanoシリーズ

200超層の膜で熱線をコントロール。透明フィルムが、空調効果を上げ、飛散防止を実現します。

Nano40S／ 70S／ 80S／ 80SX／80CP／ 90S Nano FGIM／FGLU／ MAML

窓際の快適性向上、CO2排出削減、省エネルギー、飛散防止、そして景観。さまざまな環境ニーズにお応えします。

CO2排出削減、飛散防止、そして景観。

さまざまな環境ニーズにお応えします。す。す

オフィス、学校、病院での窓際の快適性向上。

色をクリアに見せる高透明性。ショールーム／ショーウィンドウに。

住宅・マンションの省エネと安全対策に。

店舗やファサードに。デザインパターンもあります。〈3M〉〈ファサラ〉ガラスシェード マルチレイヤー Nano シリーズ

熱割れ計算での施工可能確率（OK率）※2

ガラスのみ マルチレイヤー ナノ70S貼付け 窓際の温度（　

）°C

測定時間12:00

33.0

35.0

37.0

39.0

41.0

43.0

45.0

47.0

13:00 14:00 15:00 16:00 17:00

温度差6°C

Nano70S

窓ガラスのみ

■測定条件　ガラス厚：フロート10mm測定日：2007年5月8日（晴れ時々曇り）測定場所：神奈川県相模原市最高気温：25.9°C／最低気温：15.3°C／窓際20cm （住友スリーエム独自法）

ガラスのみ Nano70S貼付け

周波数波長

電磁波の種類

紫外線 近赤外線 遠赤外線

ミリ波EHF

センチ波SHF

マイクロ波

極超短波UHF 超短波

VHF

10nm1pm 100μm 1mm 1cm 1m 100m 1km 100km10km3THz 300GHz 30GHz 300MHz 3MHz 300kHz 30kHz 3kHz

短波HF

中波MF

長波LF

極低周波ELF

超長波VLF

日常生活に使用される電磁波（電波）は透過するのでテレビ、携帯電話などの電波には影響を与えない

大気で吸収されるため地表に達しない

300nmよりも短い波長は大気で吸収されるため地表に達しない

可視光線X線γ線

780nm100nm

300nm 15μm

10cm 10m3GHz 30MHz

2.5μm

法律上、電波として定義されてい るのは3THzまで。

380nm

300nm～15μmの太陽光が大気を通過して地表に到達

0.50.1 1.51 2

太陽光線エネルギー

1.5

1.2

0.9

0.6

0.3

0

分光放射照度（　　　　　　　　　

）

w/m

2 ・nm

マルチレイヤーNano70Sによる熱量カット

2.5 波長（μm）

マルチレイヤーNanoシリーズ

IR65CLAR

100

－10－20－30－40－50－60

10050010001500200025003000

携帯電話 2690～806MHz無線 800～142MHzテレビ電波 770～90MHz

dB

周波数（MHz）

Nano70S貼付け時

※イメージ図

マルチレイヤー Nanoシリーズの原理それぞれ屈折率の異なる材質の膜を熱線の波長に合わせ厚みを変え、波長成分ごとに200層以上積層することにより、不要な波長を選択的に遮断。そのため透明感を保ちながら、高い遮熱効果、肌を刺すようなジリジリ感などの不快成分除去効果、そして有用電波透過効果を発揮します。

マルチレイヤー Nanoシリーズのデザイン太陽光線のエネルギー比率は、紫外線５％、可視光線４５％、赤外線５０％です。窓ガラスから入った太陽光エネルギーが窓際で床や壁などの温度を上昇させるのは主に可視光線と近赤外線とが原因となります｡ 可視光線はカットすると暗くりなりますが、赤外線は目に見えないためカットしても見え方に影響がありません。したがって、窓用フィルムの理想は、紫外線、赤外線のみをカットし、可視光線だけ透過させることです｡マルチレイヤーNanoシリーズは、日焼けや肌に有害な紫外線は９９％以上カットし、透明感を維持したまま赤外線を９0％以上※カットしている理想型に近いフィルムといえます｡

入射光

反射光

A1B1A2B2A3

λ／4の重ね合わせ

B3

200超層特殊積層ポリエステルフィルム

剥離フィルム特殊感圧型粘着剤

耐摩耗性ハードコート

構造図

■すぐれた耐久性。マルチレイヤーNanoシリーズは、金属膜を用いていないので、金属腐食をせず、耐久性にもすぐれています。

マルチレイヤー Nanoシリーズは、JIS A 5759の規格値を満足します。万一地震などの災害時にガラスが割

れても破片が飛び散らず、鋭いガラス

片によるケガを防ぎます。

■万一の時にも心強い飛散防止効果。

窓際の温度低減効果

赤外線カット90%以上

室内室外

ペリメータ空調温度 26.0°C床表面温度 36.8°C天井表面温度 37.8°C窓表面温度 32.1°C窓のある壁温度 27.0°C

ペリメータ空調温度 26.0°C床表面温度 31.9°C天井表面温度 32.9°C窓表面温度 34.1°C窓のある壁温度 27.0°C

48,000

40,000

32,000

24,000

16,000

8,000

0

-8,0004月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

660（MJ） （KgCO2）

550

440

330

220

110

0

省エネ効果分 CO2削減量 ガラスのみ フィルム貼付時

開口部受熱量（月ごと）

■美しい外観と美しい眺望を守る透明効果。マルチレイヤーNanoシリーズは、金属膜による反射がなく、ガラス色の美しい外観を維持できます。そして、反射による周辺環境への

影響も最小限に抑えることができます。さらに脱金属膜タイプで透

明感にすぐれているので、室内からは明るく澄み切った美しい眺望

を確保できます。

従来の金属膜フィルム Nano70S貼付け

■太陽光エネルギーと電磁波のカット効率太陽光は電磁波の一部で、その太陽光の一領域が可視光線です｡紫外線より短波域は、大気に吸収され地表までは届きません。

また、太陽光よりも長波域は電波と呼ばれ、携帯電話やラジオなど生活の中でさまざまに活用されています｡ いままでの金属膜

フィルムでは、全波長域でカットしてしまうため必要な電波に障害を与えてしまいます。マルチレイヤー Nanoシリーズの超極薄多層技術は、熱源となる近赤外線だけを選択的にカットすることができ、可視光線を取り込み、同時に携帯電話などの電子機器を

ストレスなく使用することを可能にします｡ また、紫外線も99％以上カットするので、家具等の日焼けや肌の刺激を軽減します｡

窓際の温度測定グラフ

計算地域 東京 夏期窓面到達日射量 259W/m2

外気温度 33.7℃窓方位 南

外界条件フロア全体モデル 計算範囲 窓

幅 50.0m 5.0m 5.0m奥行 20.0m 5.0m 2.7m高さ - 2.7m -

建物条件

「テレビ」受信可能「携帯電話」通話可能

建築物フロアのペリメーターゾーンのPMVイメージ

省エネ効果換算金額（年間＝15円／kWhとして）

ランニングコスト削減効果分ピーク電力削減効果分

合計（年間）

119,402円144,000円

263,402円

■計算条件窓部面積：300m2

（東100m2、南100m2、西100m2）ガラス：フロート板ガラス6mm貼付フィルム：Nano70S日射量算出地域：東京※住友スリーエム独自法による。　保証値ではありません。

CO2排出削減効果（東面：997、南面：872、西面：997） 2,866KgCO2

省エネ効果 71,814MJ消費電力削減量　 7,960kWh

マルチレイヤーNanoシリーズの CO2排出削減効果

（住友スリーエム独自法）※空調電力削減分を原単価にて換算。（1kWhあたり0.36kgCO2）

各種テクニカルサポート 熱割れ計算

省エネシミュレーション

快適性シミュレーション

サンプル施工と温度測定

※1　ガラスの熱割れはフィルムの吸収率以外の要因もございますので必ず熱割れ計算は実施してご確認ください。

※2　当社で過去に実施した約1万件の熱割れ計算の条件で計算し、施工可能（OK）となった件数の比率です。総計算件数　9838件（単板ガラス：7026件、複層ガラス：2168件、合わせガラス：420件、スパンドレル：224件）　

「熱割れ」が発生する可能性を物件ごとに推定します。Nano 80S、Nano 90Sは日射吸収率を大幅に軽減し、熱割れの懸念を低減しました。（当社熱線吸収タイプ比べ）とくにNano90Sは透明飛散防止フィルムとほぼ同等に大半の物件でご検討いただけます。※1

一般に夏季だけでなく冬季でさえ窓際ペリメーターゾーンでは日射による不快な暑さを感じるため、空調温度を低く設定しなければいけません。そのため奥にいる人達は、寒さによる不快感を憶えます。このように空調設定だけではオフィス全体を快適な空間にすることが困難で、カーテンやブラインドは、暗くなり外の景色も見えずビルの外観も損ないます｡ しかし、近赤外線域を選択的にカットするマルチレイヤー Nanoシリーズを貼ると、窓際ペリメーターゾーンの温度を低減し、眺望･外観も維持したまま、電力消費を抑えCO2の排出削減に効果を発揮します｡

快適と感じる人の割合をシミュレーションソフトによって算出します。下の例のシミュレーションで、Nano70Sを貼った場合と、ガラスのみの場合を比較してみると、ガラスのみの場合は窓ガラスから4m入ったところでも半数以上の人が暑いと感じ、Nano70Sを貼った場合は、窓のすぐそばまで70%以上の人が快適だと感じることがわかります。

実際に窓の一部にフィルムを貼って、温度を測定、比較します。Nano70Sが熱線である赤外線､とくに近赤外線を選択的にカットし、窓際ペリメーターゾーンの床や壁の温度を下げることが確認でき、室内の温度環境を均一化し、空調温度を高く設定することができます｡ 電力消費を抑えCO2の排出削減に効果を発揮します｡

100

90

80

70

60

50

40

30

20

10

0250 400 550 700 850 1000 1150 1300 1450 1600 1750 1900 2050 2200 2350 2500

透過率（%）

波長（nm）

可視光線紫外線 近赤外線

フィルムなしNano 90SNano 80SNano 70S

1.53

1.66

1.40

1.53

1.26

1.40

1.13

1.26

1.00

1.13

0.87

1.00

0.73

0.87

0.60

0.73

0.47

0.60

40.3%

47.5%

47.5%

54.7%

54.7%

61.6%

61.6%

68.0%

68.0%

74.0%

74.0%

79.2%

79.2%

83.7%

83.7%

87.5%

87.5%

90.4%

PMV値

快適と感じる人の割合

快適と感じる人の割合

（住友スリーエム 快適性シミュレーションによる）

窓 際（ペリメーター部）

奥行き

5m

約50%

約58%

約65%

約71%

約77%

約81%

約86%

約71%

26.0°C インテリア部平均温度 26.0°C

30.0°C ペリメーター部平均体温感度 28.5°C

22.6°C ペリメーター部の体感温度がインテリア部と同一になるための空調設定温度 23.8°C

このシミュレーションは、Fangerによって提案されたPMV（Predicted Mean Vote＝予測平均温冷感申告）値によって快適性を評価するもので、温熱環境の4要素（気温、湿度、気流・放射）に、人体の着衣量・活動量を加えた6要素を用いて計算し、その条件下で大多数の人が感じる温冷感を７段階に分け、快適と感じる人の割合を算出します。

紫外線吸収99%以上

赤外線カット90%以上

可視光線透過Nano 90S 88%Nano 80S 84%

（Nano 90Sは43%）

電波透過携帯電話やGPSに影響を与えません。

200超層マルチレイヤー Nanoシリーズウィンドウガラス

※

紫外線防止指数

※：UPF（Ultraviolet Protection Factor）とは、紫外線対策先進国のオーストラリアやアメリカなどで一般的に使われている、紫外線防止指数で、「どのくらい、日焼けを防ぐかを示した値」です。UPF値は高いほど、日焼け防止効果が高く、UPF50以上はすべてUPF50＋と表記され最高値です。

※Nano90Sは43%

エアコンの設定温度を1°C上げても快適性はそのまま。

http://www.mmm.co.jp/cmd/scotchtint / index.html

皆様のケースに合わせて省エネシミュレーションと快適性シミュレーション、サンプル施工などが可能です｡ ご希望の方は当部営業担当までお問合せください。なお、他にもさまざまな窓用フィルムがあり、当社ホームページでご覧ください｡

熱線吸収スモーク濃色タイプ 32%Nano 80S 82%Nano 90S 94%透明飛散防止フィルム 95%

ECP -044 -K（091405）ND

●Scotchtint 、スコッチティント、3M、ファサラは、3M社の商標です。　製品の仕様等は改良のため、予告なく変更する場合があります。 最新の情報はホームページでご確認ください。

2014 年9月 現在

物理的特性光学特性 製品番号 遮蔽係数

日　射 可視光線 紫外線透過率（%）

熱貫流率 飛散防止効果反射率（%）透過率（%）吸収率（%）反射率（%）透過率（%） （W/m 2K）

Nano 40S 0.49 20 25 55 7 40 0.0 5.9 ○

Nano 70S 0.61 21 42 37 9 69 0.0 5.6 ○

Nano 80S 0.68 22 51 27 10 84 0.0 5.6 ○

Nano 80SX 0.69 18 50 32 10 84 0.0 6.0 ○

Nano 80CP 0.67 22 50 28 11 83 0.0 5.7 ○

Nano 90S 0.80 22 66 12 10 88 0.0 6.1 ○

※測定はJIS A5759 に基づく方法で行った。　※数値は3mm 厚透明フロートガラスに貼付した場合のガラス面入射での値を示す。※データは実測値を基にしており保証値ではありません。※フィルム全厚に剥離紙は除く。

カ ス タ マ ーコールセンター

お問い合わせは、ナビダイヤル

0570 - 012-123受付時間／8：45～17：15　月～金（土・日・祝日・年末年始を除く）※ナビダイヤルは、全国どこからでも市内料金でご利用いただけます。

E-mailでのお問い合わせ、資料のご請求は

dec-ccc.jp@mmm.com

3MTM　スコッチティントTM　ガラスフィルム ホームページ　http://www.mmm.co.jp/cmd

■ご採用決定の際には、あらかじめ在庫状況をお問い合わせください。

●Nano80SX Nano80S の外貼りタイプです。●Nano80CP Nano80S に防犯性能を持たせた製品です。

店舗やファサードに。デザインパターンもあります。シリーズ

フィルム全厚（μm）

幅サイズ（mm）

接着力（N/25mm 幅）

76 1,016 / 1,270 / 1,524 8.0

76 1,016 / 1,270 / 1,524 8.0

76 1,016 / 1,270 / 1,524 8.0

148 1,016 / 1,270 12.0

363 1,016 / 1,270 / 1,524 11.0

76 1,016 / 1,270 / 1,524 7.0

3M TM スコッチティントTM 窓用フィルム マルチレイヤー Nano シリーズ

物理的特性光学特性

■ご採用にあたってのご注意特殊な多層積層構造フィルムのため、光の干渉により、見る角度によって緑や紫など異なる色や帯状の色が見える場合があります。必ずテスト貼りをして外観の可否をご確認ください。

フィルム全厚（μm）

幅サイズ（mm）

接着力（N/25mm 幅）

142 1,270 7.0

142 1,270 7.0

136 1,016 / 1,270 / 1,524 7.0

製品番号 仕様（構造・デザイン） 遮蔽係数

日　射 可視光線 紫外線透過率（%）

熱貫流率 飛散防止効果反射率（%）透過率（%）吸収率（%）反射率（%）透過率（%） （W/m 2K）

NanoFGIM ナノ・イルミナ 0.60 29 43 28 26 53 0.0 6.1 ○

NanoFGLU ナノ・ルーチェ 0.51 34 33 33 34 37 0.0 6.1 ○

NanoMAML ナノ・ミルキーホワイト 0.61 30 45 25 24 58 0.0 6.0 ○

3M TM ファサラTM ガラスシェード マルチレイヤー Nano シリーズ

※測定はJIS A5759 に基づく方法で行った。　※数値は3mm 厚透明フロートガラスに貼付した場合のガラス面入射での値を示す。※データは実測値を基にしており保証値ではありません。※フィルム全厚に剥離紙は除く。

Nano40 、Nano70 は、1,829 ｍｍサイズのみ販売しております。※Nano 40 およびNano 70 （1,829mm サイズ）はJIS A5759 に該当しておりません。