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Plugin Version 7.1 NCG-103-7.1-JP-018/20/09
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NDMP PluginApplication Notes for
NetApp ONTAP 7.x - 7G
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3
• はじめに ........................................................................................................ 5- 本書について ................................................................................................................................... 5- 対象読者 ........................................................................................................................................... 5- ガイドの構成 ................................................................................................................................... 5- その他の推奨資料 ............................................................................................................................ 5
第 1 章 : 追加インス ト ールと設定に関する注記 7
• NDMP プラグインのインス ト ールの前に ............................................................ 7• NDMP サーバを追加する前に ........................................................................... 7• Data ONTAP 5.x 以前のバージ ョ ンで実行中のファ イラーに関する追加手順 ........... 8
第 2 章 : NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ 9
• バックアップ ・ ダンプ ・ レベルの理解 ................................................................. 9• NDMP プラグインによるバックアップ実行 ....................................................... 10
- バックアップ用データの選択 ........................................................................................................ 10- バックアップ ・ オプシ ョ ンの設定 ................................................................................................. 11- ジ ョブを完成し開始する ............................................................................................................... 16
• BRE に関する追記 ........................................................................................ 17• サブジ ョブを使用する .................................................................................... 17
第 3 章 : NDMP プラグインを使用したデータのリス ト ア 21
• データのリス ト ア実行 .................................................................................... 21- リス トアするデータの選択 ............................................................................................................ 21- リス トア ・ オプシ ョ ンの設定 ........................................................................................................ 23- ジ ョブを完成し開始する ............................................................................................................... 25
• 増分バックアップのリス ト ア ........................................................................... 26• リス ト ア中にデータを名前変更する / 移動する ................................................... 26• データを異なるファ イラーへリス ト アする ......................................................... 27
目次
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
5
はじめに
本書について
本ドキュ メン トでは、 NDMP プラグインと Network Appliance (NetApp) フ ァイ
ラーの使用に関する情報を提供します。 NDMP プラグインのインストールおよ
び設定に関する共通の手順を説明する 『NetVault Backup NDMP Plugin Moduleユーザー ・ ガイ ド』 を補足する目的で作成されています。
対象読者
このドキュ メン トは、 NDMP プラグインのインス トール、 設定および使用を担
当するシステム管理者を対象としています。 読者はファイラーの管理およびホス
ト ・ プラ ッ ト フォームの知識があることが前提とされています。
ガイ ドの構成
Application Notes は、 以下の内容で構成されています。
第 1 章 - 「追加インス トールと 設定に関する注記」には NetApp 固有のイン
ストールおよび設定に関する情報が含まれます。
第 2 章 - 「NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ」 では、この
プラグインを使用して NetApp ファイラーをバックアップする方法について
説明します。
第 3 章 - 「NDMP プラグインを使用したデータのリス トア」では、NDMP プ
ラグインを使用して NetApp ファイラーにデータをリス トアする方法につい
て説明します。
その他の推奨資料
NDMP プラグインを設定および使用する際、 以下のドキュ メンテーシ ョ ンをす
ぐに利用できるよう準備してお く ことをお勧めします。
『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』
フ ァイラーに関するアド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド
『NetVault: Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 - 本ガイドにはすべ
ての APM およびプラグインに共通の NetVault Backup 機能が詳述されてい
ます。
http://www.bakbone.co.jp/support/product_documentation.html
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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第 1 章
追加インス ト ールと設定に関する注記
NDMP プラグインのインストールおよび設定に際して、 この章の補足事項を
『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 の内容と組み合わせ
て使用する必要があります。 この章の構成は以下の通りです。
NDMP プラグインのインストールの前に
NDMP サーバを追加する前に
Data ONTAP 5.x 以前のバージ ョ ンで実行中のファイラーに関する追加手順
1.1 NDMP プラグインのインス ト ールの前に
本プラグインのインス トールを開始する前に、 『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 で説明されている 「インス トールのための必要条件」
と、 さらに下記に示した注記を必ず参照して く ださい。
DAR (ダイレク ト ・ アクセス ・ リカバリ) を使用するには、 ファイラーが
Data ONTAP バージ ョ ン 6.x 以降で実行されている必要があります。
1.2 NDMP サーバを追加する前に
本プラグインの設定を開始する前に、 『NetVault Backup NDMP Plugin Moduleユーザー ・ ガイ ド』 で説明されている 「設定に関する注記」 と、 さらに下記に示した注記を必ず参照して ください。
ファイラー上のNDMP daemon を起動します。 プロンプ トでndmpd on コマ
ンドを発行してサービスを起動するか、 またはこのコマンドをファイラー上の /etc/rc ファイルに追加して起動時に自動的に実行されるよう設定するこ
とができます。
プラグイン認証に root を使用するには、このアカウン トに有効なパスワード
を設定して ください。 root のパスワードは、 ブランクにできません。
root 以外のユーザーを使用する場合、このアカウン トに NDMP のバックアッ
プおよびリス トア実行に必要な権限が設定されていることを確認して くだい。
追加インストールと 設定に関する注記8
1.3 Data ONTAP 5.x 以前のバージ ョ ンで実行中のファ イ
ラーに関する追加手順
Data ONTAP 5.x 以前のバージ ョ ンで実行中のファイラーを追加する場合、
『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 の 「NDMP サーバの
追加」 で説明されている手順を完了すると、 [NDMP サーバ] ウィ ンドウが表示
されます。
このウィンドウには、 ファイラーにアタ ッチするロボテ ィ ック ・ アームやテープ ・ デバイスを設定することができる 2 つのフ ィールドが追加表示されます。
[アーム] - ロボテ ィ ック ・ アーム用デバイス ・ ファイルへの完全パスを入
力します。 ファイル名を識別するには、 ファイラー上のコマンド ・ プロンプ
ト sysconfig -m コマンドを実行します。 Linux/UNIX ベースの NetVault Backup サーバでは、 ファイル ・ パスで /dev を省略することができます。 デバイス ・ ファイルが複数の場合は、 カンマ区切りで入力します。
[テープ ・ ド ライブ] - テープ ・ ド ライブ用デバイス ・ ファイルへの完全パ
スを入力します。 ファイル名を識別するには、 ファイラー上のコマンド ・ プ
ロンプ トで sysconfig -t コマンドを実行します。 ノンリワインディング ・ デ
バイスのみご使用ください。 これらのデバイス ・ ファイルは 「nr」 で始まり
ます (例、 nrst0h)。[OK] をク リ ッ クして手順を完了します。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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第 2 章
NDMP プラグインを使用した
データのバックアップこの章では、 NDMP プラグインを使用して NetApp ファイラー ・ データをバック
アップする方法を説明します。 この章の構成は以下の通りです。
バックアップ ・ ダンプ ・ レベルの理解
NDMP プラグインによるバックアップ実行
バックアップ用データの選択
バックアップ ・ オプシ ョ ンの設定
ジ ョ ブを完成し開始する
BRE に関する追記
サブジ ョブを使用する
2.1 バックアップ ・ ダンプ ・ レベルの理解
NDMP プラグインでは、 フルおよび増分バックアップがサポート されています。 バックアップ ・ タイプはダンプ ・ レベルごとに定義されており、 フル ・ バックアップに対してはレベル 0、 増分バックアップに対してはレベル 1 ~ 9 を設定す
ることができます。
レベル 0 またはフル ・ バックアップ - フル ・ バックアップは、 選択したパ
ス内のすべてのデータをバックアップします。 レベル1~9または増分バックアップ - 増分バックアップは自身が最新の下
位レベル ・ バックアップのベースとなり、 それより新規または変更の起こったデータを含みます。 例えば、
レベル 1 増分バックアップは、最後のレベル 0 またはフル・バックアップ
以降の新規または変更の起こったデータを含みます。
レベル 2 増分バックアップは、最後のレベル 1 増分バックアップ以降の新
規または変更の起こったデータを含み、 以下ダンプ ・ レベル 9 まで同様。
増分バックアップについて以下の点に注意して ください。
ディ レク ト リがダンプ・レベル 0 バックアップに含まれる場合、そのディ
レク ト リに変更が起こらな く とも将来すべてのダンプに含まれます。 この場合、 ディ レク ト リは空になり、 中に何も含まれません。 ただし、 こ
れがデータ ・ リカバリに悪影響を及ぼす訳ではありません。
NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ10
選択した各データ ・ セッ トにつき、 ひとつのダンプ ・ レベルが維持され
ます。 例えば、 フル ・ バックアップが増分バックアップ ・ レベル 1、 レベ
2、 レベル 3 の順で実行された場合、 これによりダンプ ・ レベルが 0 に
設定され、 後続の増分バックアップはこのフル ・ バックアップに基づくことになります。
増分バックアップが連続して失敗した場合、 後続のバックアップは最新
の下位レベル ・ バックアップに基づく ことになります。 例えば、 ダンプ ・
レベル 2 は失敗したが、 ダンプ ・ レベル 1 が正常に完了した場合、 ダン
プ ・ レベル 3 バックアップはダンプ ・ レベル 1 に基づく ことになりま
す。 失敗した増分バックアップは、 NetVault Backup のバイナリ ・ ログに
は記録されません。
2.2 NDMP プラグインによるバックアップ実行
NDMP プラグインにより、 ファイル、 ディ レク ト リおよびボリュームのほかに、
ボリュームに格納されたスナップシ ョ ッ トのバックアップが可能になります。 スナップシ ョ ッ トのバックアップ手順は、 以下の手順で構成されます。
1. バックアップ用データの選択
2. バックアップ ・ オプシ ョ ンの設定
3. ジ ョ ブを完成し開始する
以降のセクシ ョ ンでは、 これらの手順について詳述します。
2.2.1 バックアップ用データの選択
1. NetVault Backup サーバで GUI を起動し、 ツールバーまたは [大きなボタ
ン] パネルの [バックアップ] ボタンをクリ ックするか、 または [操作] メニューから [バックアップ] を選択して、 [NetVault バックアップ] ウィ ン
ドウを開きます。 [選択] タブに NetVault Backup クライアン ト と して追加
されたマシンの一覧が表示されます。
2. NetVault Backup サーバ ・ ノードを開きます。 以下のいずれかの方法で [選択] タブ内のどのノードでも開く ことができます。
ノードをダブルクリ ックします。
ノードを右クリ ックして、 ポップアップ ・ メニューで [開く ] を選択し
ます。
3. APM/ プラグインのリス トから [NDMP Client] ノードを探して開きます。 [ボリューム] と [スナップシ ョ ッ ト] の 2 つのノードが表示されます。
[ボリューム] - ファイル、 ディ レク ト リ、 qtree やボリューム全体を
バックアップするには、 以下で示すとおりデータを選択します。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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a.[ボリューム] ノードを選択して、 ファイラー上のすべてのボリュームをバックアップします。
b.[ボリューム] ノードを開き、 選択したボリューム上でバックアップする 1 つ以上のデータを個別に選択します。
c.さらに下の階層までド リルダウンし、 バックアップ用のディ レク ト リとファイルを個別に選択します。
有効なバックアップ ・ ポイン ト と して LUN が表示されますが、 LUN を
選択してバックアップすると、 バックアップは正常に完了しますが、LUN のリスト を実行した場合、 Data ONTAP はそれを認識することがで
きません。 これは、 LUN を直接バックアップすると、 LUN の識別に必要
なメ タデータがバックアップされないために起こります。 対処法として、
LUN を含むスナップシ ョ ッ ト をバックアップして く ださい。 スナップ
シ ョ ッ トには、 LUN の識別に要なメ タデータが含まれます。 従って、 ス
ナップシ ョ ッ トがリス トアされると、 Data ONTAP がリストアされた
LUN を識別することができます。
[スナップシ ョ ッ ト ] - ボリュームに格納されたスナップシ ョ ッ ト をバッ
クアップするには、 以下の手順に従います。
a.[スナップシ ョ ッ ト ] ノードを開きます。 これにより、 ファイラー内の
すべてのボリュームがリス ト されます。
b.次に、 目的のボリュームを開きます。 これにより、 スナップシ ョ ッ ト
が作成されているすべてのディ レク ト リがリスト されます。 c.さらに下の階層までド リルダウンし、 バックアップ用のスナップ
シ ョ ッ ト を選択します。 スナップシ ョ ッ トはひとつしか選択すること
ができません。
2.2.2 バックアップ ・ オプシ ョ ンの設定
バックアップするデータを選択したら、 [バックアップオプシ ョ ン] タブをクリ ックします。 以下の説明に従って、 さまざまなオプシ ョ ンを設定します。 この
手順は、 対象となるファイルやディ レク ト リが、 バッアップのルート ・ セレクシ ョ ン ・ アイテムの場合には使用できません。 [バッ クアップオプシ ョ ン] は、
選択したボリュームまたはサブボリュームが、 バックアップのルート ・ セレクシ ョ ン ・ アイテムの場合にのみ使用することができます。
2.2.2.a NDMP バックアップ ・ オプシ ョ ンを設定する
[NDMP バックアップオプシ ョ ン] フレームで、 以下のパラメータを設定しま
す。
[ダンプレベル] - 実行するバックアップ ・ タイプを指定します。 フル ・
バックアップには 0 を、 増分バックアップにはレベル 1 ~ 9 を選択します。 増分バックアップは下位レベルの最新バックアップに基づきます。
NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ12
[etc/dumpdatesの更新] - /etc/dumpdates ファイルにはバックアップのレ
コードが格納され、 バックアップ名、 バックアップ ・ レベル、 およびバックアップに使用されたスナップシ ョ ッ ト時刻が含まれます。 バックアップ戦略
に増分バックアップが含まれる場合、 このオプシ ョ ンを選択してお く必要があります。 このファイルに含まれる情報は、 増分バックアップにどのファイ
ルを含めるか決定するのに使用されます。
[バックアップ ACLs] - このオプシ ョ ンを選択して、 選択したファイルに
関連する ACL をバックアップします。
[可能であればダイレク ト ・ バックアップの実施] - このオプシ ョ ンを選択
して DAR (ダイレク ト ・ アクセス ・ リカバリ) ができるように設定します。 DAR により、 テープの正確な位置付けが可能になり、 個々のファイルまた
は小規模なファイル ・ セッ ト を素早く リカバリすることができます。 DARが有効になっていないと、 ファイルをリス トアするためにバックアップ ・セーブセッ ト を連続して読み込んで行く必要があります。 DAR には、 Data ONTAP バージ ョ ン 6.x 以降が必要です。
[フ ァイル情報を保存] - このオプシ ョ ンにより、 バックアップに含まれる
個々のファイルおよびディ レク ト リのリス トアが可能になります。 バック
アップ中にこのオシ ョ ンが選択されていないと、 バックアップに含まれるアイテムについて、 アイテム別のリス トアを実行することができません。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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図 2-1:NetApp ファイ
ラーのバックアップ ・ オプシ ョ ン ・ タブ
[Unicode ファイル情報の要求] - リス トアの [選択] タブの設定ロケール
で、 ディ レク ト リ名およびファイル名を正し く変換し、 表示するために、 このオプシ ョ ンを選択する必要があります。
このオプシ ョ ンを使用するには、 以下の前提条件を満たす必要があります。
UTF-8 エンコーディングがサポート され、 ファイラーで利用可能である
こと。
バックアップ用に選択された各ボリュームで適切な言語タイプが設定さ
れていること。
ファイラーに対して、 [UTF-8 変換の使用] パラ メータを有効にする必要
があります (NDMP サーバの追加実行中、 あるいは [Edit NDMP Server] オプシ ョ ン使用中のいずれも)。
[UTF-8 変換のコードページ] が、 [設定] ウィ ンドウで設定されている
必要があります。
NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ14
[除外] - このフ ィールドを使用して、 バックアップから除外するファイル
をリス ト します。 ファイルにつき、 ワイルド ・ カードを 2 つまで使用するこ
とができます。 また、 ワイルド ・ カード文字は、 ファイル名の最初と最後に
のみ使用することができます。
2.2.2.b バックアップ ・ オプシ ョ ンの設定
[ボリューム ・ バックアップ ・ オプシ ョ ン] フレームで、 以下のパラメータを設定します。
[サブボリュームを個別にバックアップ] - このオプシ ョ ンは、 同一ボ
リュームから複数の qtree をバックアップする場合に役立ちます。 これによ
り、 各 qtree に対してジ ョ ブを別々に実行することができます。 例えば、 そ
の他の非 qtree ファイルとディ レク ト リのほかに、 2 つの qtree が選択され
ている場合、 NDMP プラグインは 3 つのサブジ ョ ブを実行し、 ひとつは各
qtree に対して、 またも う片方は非 qtree データに対して実行されます。
このオプシ ョ ンの選択 / 非選択に関わらず、 選択した qtree が異なるボ
リュームに存在する場合、 NDMP プラグインが自動的に個々のジ ョ ブを作
成することに注意して ください。 個々のジ ョブは、 バックアップに含まれる
各ボリュームに対しても作成されます。
以下の事項についても注意して ください。
各子レベル ・ ジ ョ ブは、 個別セーブセッ ト を作成します。 上記の例では、
3 つのセーブセッ トが作成されます。 これにより、 リス トアを素早く実行
できます。
その他の NetVault Backup の機能を使用すると、このオプシ ョ ンにより思
わぬ結果を招く場合があります。 例えば、 [クライアン ト指定] タブの
[Ensure this Backup is the First on the Media] オプシ ョ ンを使用した
場合、 各サブジ ョブが既存のメディアの先頭に設定され、 別のメディアを必要とするからです。
[サブボリューム ・ データのみバックアップ] - このオプシ ョ ンは、 [サブボ
リュームを個別にバックアップ] オプシ ョ ンと併用することができ、 これにより、 バックアップからすべての非 qtree ファイルおよびディ レク ト リを除
外した状態で qtree データをバックアップすることができます。 NDMP プラ
グインは、 子レベル ・ アイテムを選択解除することができないため、 このオプシ ョ ンが役立ちます。 従って、 個別 qtree を選択する代わりに、 親レベ
ル ・ ボリュームを選択してから、 このオプシ ョ ンを選択して非 qtree データ
を除外することができます。 選択したボリュームに qtree がひとつも含まれ
ていない場合、 バックアップは失敗に終わります。
[非サブボリューム ・ データのみバックアップ] - このオプシ ョ ンは、 qtreeのデータを除外しつつ、 非 qtree データのバックアップに使用することがで
きます。 [サブボリュームを個別にバックアップ] が選択されている場合、
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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このオプシ ョ ンは利用できません。 NDMP プラグインは、 子レベル ・ アイテ
ムを選択解除することができないため、 このオプシ ョ ンが役立ちます。 従っ
て、 個別ファイルとディ レク ト リを選択する代わりに、 親レベル ・ ボリュームを選択してから、 このオプシ ョ ンを選択して qtree データを除外すること
ができます。
注意 : NDMP プラグインは、 NetVault Backup クライアン トでサブジ ョ ブを実行
することはできません。 NetVault Backup クライアン トからジ ョ ブを実行する場
合、 サブジ ョ ブを作成した [サブボリュームを個別にバックアップ] と [サブボリューム ・ データのみバックアップ] オプシ ョ ンは、 [ボリューム ・ バックアップ ・ オプシ ョ ン] フレームには表示されません。
2.2.2.c サブ ・ ジ ョ ブ ・ オプシ ョ ンの設定
[サブ ジ ョ ブ] フレームで、 以下のパラメータを設定します。
[同時に実行するバックアップ数 (0 == 全て )] - このオプシ ョ ンを使用し
て、 同時に実行するバックアップ ・ ジ ョ ブの数を指定します。 デフォルト値
の 「0」 では、 利用可能なリソースによって制限はありますが、 すべての
ジ ョ ブが同時に実行されます (例えば、 ライブラリ ・ ド ライブ、 ネッ トワーク帯域幅など)。 目的の結果を得るには、 各ジ ョブに同じ値を設定する必要
があります。
[終了時、 自動生成によるバックアップジ ョ ブを削除] - [サブボリューム
を個別にバックアップ] オプシ ョ ンを有効にしてお く と、 NDMP プラグイ
ンは、 NetVault Backup の [ジ ョ ブ] ウィ ンドウで各子レベル ・ ジ ョ ブ用に
参照先を追加します。 例えば、 選択したデータに 10 個の qtree と非 qtreeデータが含まれる場合、 結果として [ジ ョ ブ] ウィ ンドウには合計 11 のエ
ン ト リが表示されます。 こ う した状態を避け、 ジ ョ ブについてひとつのエン
ト リを保つには、 このオプシ ョ ンを有効にします。
注意 : NDMP プラグインは、 NetVault Backup クライアン トからサブジ ョ ブを実
行できないため、 NetVault Backup クライアン トからジ ョ ブを実行した場合、
[バックアップオプシ ョ ン] タブで [サブジ ョブ] フレームは利用できません。
2.2.2.d BRE (Backup Restart Extension) オプシ ョ ンの設定
NDMP BRE により、 障害が起こる前の最後のチェ ックポイン トから失敗した
バックアップ ・ ジ ョ ブを再開することができます。 BRE を使用しないと、 大量の
データがバックアップ ・ メディアに正常に転送されても、 障害が発生した場合に、 セーブセッ ト全体が利用できな く なる可能性があります。 NDMP プラグイン
を使用したデータのバックアップを実行する際に、 BRE を利用するには、 [再起
動] フレームで、 以下のチェ ックポイン ト再起動用パラメータを設定します。
NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ16
[必要であれば再起動できます] - このオプシ ョ ンを選択して、 チェ ッ クポ
イン ト再起動を有効にします。 [チェ ックポイン ト間のギガバイ ト数 (0 == メディアの限度まで )] - チェ ッ
クポイン トのインターバルを、 メディアに書き込まれたギガバイ ト単位のデータの値で入力します。 チェ ックポイン トのインターバルは、 1-30000GBが設定可能です。 デフォルト値の 「0」 を設定すると、 チェ ッ クポイン トは
メディアの限度一杯に設定されます。
[バックアップ再起動の試行数 (0 == 無制限 )] - バックアップ再起動の試行
回数を入力すると、 NDMP プラグインはバックアップの再起動を試みます。 再起動の試行回数は、 1-100 回で指定できます。 デフォルト値の 「0」 を設
定すると、 NDMP プラグインはバックアップの再起動を無限に試行し続け
ます。
[再試行までの間隔 (分) (0 == 即時 )] - 再試行までの間隔を分単位で入力
します。 間隔は、 1-1440 分で指定できます。 デフォルト値の 「0」 を設定す
ると、 NDMP プラグインは障害が起こると即座にバックアップを再開しよ
う と します。
2.2.3 ジ ョブを完成し開始する
必要なバックアップ ・ オプシ ョ ンを設定したら、 以下の手順に従って、 バック
アップ ・ ジ ョ ブを完成し、 ジ ョ ブを開始します。
1. [スケジュール]、 [ターゲッ ト]、 [詳細設定] の各タブの追加オプシ ョ ンを設定します。 これらのオプシ ョ ンはすべての NetVault Backup APM およびプ
ラグインに共通です。 これらのタブやタブ内のオプシ ョ ンについて詳し く
は、 『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 のバックアップ
機能に関する章を参照して ください。
2. [ジ ョ ブ ・ タイ トル] フ ィールドに、 ジ ョ ブの適切な名称を入力します。 ジ ョ ブの進捗状況のモニタ リングやデータのリス トアのため、 識別しやすい名前を決めて ください。
3. [実行] をク リ ッ クします。
4. [NetVault ジ ョブ]、 [NetVault サーバ状態]、 および [NetVault ログ] ウィ
ンドウからバックアップ ・ ジ ョ ブの進捗状況およびログをモニタ リングできます。 これらのウィンドウへのアクセス方法および使用方法について詳し く
は、 NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ドを参照して くださ
い。
重要 : この機能を使用するには、 ファイラーが、 BRE インターフェースを提供する NDMP v4 で実行されている必要があります。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
17
2.3 BRE に関する追記
BRE の使用中は、 以下の点に注意して ください。
バックアップ ・ ジ ョ ブは、 ジ ョ ブに適切なチェ ックポイン トが存在する場合
にのみ再開することができます。 NDMP バックアップのフェーズ 4 でチェ ッ
クポイン トが設定され、 NetVault ログでバックグラウンド ・ メ ッセージと し
て記録されます。
ファイラーの再起動に際して、 BRE にフェールオーバが発生する場合があ
ります。 状況によっては、 ファイラーのフェールオーバを回避し、 バック
アップの再起動が正常に継続できる場合もあります。 フェールオーバが発生
した場合は、 インデックスのビルド段階で、 ジ ョ ブ ・ ログに [< ファイル名
> のノードデータがありません] という メ ッセージが記録されます。 ログ内
にこのメ ッセージが表示された場合、 再起動が失敗しジ ョブが再開できないことを示します。 NetVault Backup サーバが再起動すると、 バックアップ ・ チェ ックポイン ト
に関するすべての情報が失われます。 BRE が NetVault Backup サーバの起動
を実行することはありません。 バックアップ中にネッ トワーク接続が切れ、 ファイラーがこの障害を検出す
ることができない場合、 セッシ ョ ンがハングアップし、 リカバリのためにセッシ ョ ンを切断する必要があります。 ファイラーのコマンド ・ プロンプ ト
で、 ndmpd kill <sessionID> コマンドを実行して、 セッシ ョ ンを切断する
ことができます。
セッシ ョ ンを切断すると、 使用中のドライブおよび / またはチェンジャはオ
フラインになります。 これらをオンラインに戻すには、 該当するド ライブを
右クリ ックし、 ポップアップ ・ メニューから [チェ ッ ク] コマンドを選択します。 またはライブラリ設定を更新します (ライブラリを右クリ ックし、
ポップアップ ・ メニューから [変更] を選択します)。 オフラインのド ライ
ブをオンラインに戻すその他の方法としては、 NetVault Backup サーバの再
起動があります。 ただし、 サーバを起動した場合、 BRE は動作しません。
2.4 サブジ ョブを使用する
サブジ ョブを編集、 表示するには、 以下で説明する手順に従います。
1. [NetVault ジ ョブ] ウィ ンドウでジ ョブ ・ エン ト リを右クリ ックし、 ポップ
アップ ・ メニューから [ジ ョ ブ参照 / 編集] を選択します。 2. [NDMP バックアップ要求] ダイアログで以下のフ ィールドが表示されま
す。 必要に応じてジ ョブ詳細を変更、 表示します。
NDMP プラグインを使用したデータのバックアップ18
図 2-2:NetApp
ファイラー用NDMP バック
アップ要求ウィ ンドウ
[ディ レク ト リ] - このフ ィールドには、 対象となるボリュームまたは
qtree が表示されます。 このフ ィールドを編集する際、 以下の点に注意し
て ください。
ボリューム、 qtree またはディ レク ト リのいずれかのみ指定すること
ができます。
このフ ィールドには完全パスを入力する必要があります。
バックアップ対象となるファイルを個別に選択することはできませ
ん。 ファイル名を指定してしまう と、 バックアップが失敗に終わりま
す。
[ダンプレベル] - 実行するバックアップ ・ タイプを指定します。 フル ・
バックアップには 0 を、 増分バックアップにはレベル 1 ~ 9 を選択しま
す。 増分バックアップは下位レベルの最新バックアップに基づきます。
[etc/dumpdates の更新] - /etc/dumpdates ファイルにはバックアップ
のレコードが格納され、 バックアップ名、 バックアップ ・ レベル、 およびバックアップに使用されたスナップシ ョ ッ ト時刻が含まれます。 バッ
クアップ戦略に増分バックアップが含まれる場合、 このオプシ ョ ンを選択してお く必要があります。 このファイルに含まれる情報は、 増分バッ
クアップにどのファイルを含めるか決定するのに使用されます。
[非 Quota Tree データのバックアップ] - このオプシ ョ ンにより、 非
qtree データのバックアップを実行することができますが、 バックアップ
にフル ・ ボリュームが選択されている場合のみ役立ちます。
[バックアップ ACLs] - このオプシ ョ ンを選択して、 選択したファイル
に関連する ACL をバックアップします。
[可能であればダイレク ト ・ バックアップの実施] - このオプシ ョ ンを選
択して DAR (ダイレク ト ・ アクセス ・ リカバリ) ができるように設定し
ます。 DAR により、 テープの正確な位置付けが可能になり、 個々のファ
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
19
イルまたは小規模なファイル ・ セッ ト を素早く リカバリすることができます。 DAR が有効になっていないと、 ファイルをリス トアするために
バックアップ ・セーブセッ ト を連続して読み込んで行く必要があります。 DAR には、 Data ONTAP バージ ョ ン 6.x 以降が必要です。
[フ ァイル情報を保存] - このオプシ ョ ンにより、 バックアップに含まれ
る個々のファイルおよびディ レク ト リのリス トアが可能になります。 バックアップ中にこのオシ ョ ンを非選択にすると、 バックアップに含まれるアイテムについて、 アイテム別のリス トアを実行することができません。 このオプシ ョ ンはデフォルト選択のままにしてお く ことをお勧め
します。
[除外] - このフ ィールドを使用して、 バックアップから除外するファイ
ルをリス ト します。 ファイルにつき、 ワイルド ・ カードを 2 つまで使用
することができます。 ワイルド ・ カード文字は、 ファイル名の最初と最
後にのみ使用することができる点に注意して ください。 [Unicode ファイル情報の要求] - リス トアの [選択] タブの設定ロケール
で、 ディ レク ト リ名およびファイル名を正し く変換し、 表示するために、 このオプシ ョ ンを選択する必要があります。
このオプシ ョ ンを使用するには、 以下の前提条件を満たす必要があります。
UTF-8 エンコーディングがサポート され、 ファイラーで利用可能である
こと。
バックアップ用に選択された各ボリュームで適切な言語タイプが設定さ
れていること。
ファイラーに対して、 [UTF-8 変換の使用] パラ メータを有効にする必要
があります (NDMP サーバの追加実行中、 あるいは [Edit NDMP Server] オプシ ョ ン使用中のいずれも)。
[UTF-8 変換のコードページ] が、 [設定] ウィ ンドウで設定されている
必要があります。
3. [OK] をク リ ッ クし、 このウィ ンドウを閉じます。
4. [スケジュール]、 [ターゲッ ト]、 [詳細設定] の各タブのオプシ ョ ンを変更したり有効にすることができます。 これらのオプシ ョ ンはすべての NetVault Backup APM およびプラグインに共通です。 れらのタブやタブ内のオプシ ョ
ンについて詳し くは、 『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』
のバックアップ機能に関する章を参照して ください。
5. [実行] をク リ ッ クします。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
21
第 3 章
NDMP プラグインを使用した
データのリス ト ア本章では、 NDMP プラグインを使用して NetApp ONTAP 7.x - 7G ファイラーにデー
タをリストアする方法について説明します。 この章の構成は以下の通りです。
データのリス トア実行
リス トアするデータの選択
[リス トア選択] タブから利用できるその他の機能
リストア ・ オプシ ョ ンの設定
ジ ョ ブを完成し開始する
増分バックアップのリス トア
リス トア中にデータを名前変更する / 移動する
データを異なるファイラーへリス トアする
3.1 データのリス ト ア実行
NDMP プラグインは、 ボリューム全体、 個々の qtree、 ディ レク ト リやファイル
のリス トアに使用することができます。 NDMP プラグインを使用した標準のリス
トア手順は、 以下の手順で構成されます。
1. リス トアするデータの選択
2. リス トア ・ オプシ ョ ンの設定
3. ジ ョ ブを完成し開始する
以降のセクシ ョ ンでは、 これらの手順について詳し く説明します。
3.1.1 リス ト アするデータの選択
1. NetVault Backup サーバの GUI から、 ツールバーまたは [大きなボタン] パ
ネルの [リス トア] ボタンをクリ ッ クするか、 または [操作] メニューから[リス トア] を選択して、 [リス トア] ウィ ンドウを開きます。 [選択] タブ
にバックアップ ・ ジ ョ ブの対象となる NetVault Backup クライアン トの一覧
が表示されます。
2. NetVault Backup サーバ ・ ノードを開きます。 [選択] タブのどのノード も、 以下のいずれかの方法で開く ことができます。
ノードをダブルクリ ックします。
NDMP プラグインを使用したデータのリス トア22
ノードを右クリ ックして、 ポップアップ ・ メニューで [開く ] を選択し
ます。
このノードを開く と、 データのバックアップに使用した APM/ プラグインの
リス トが表示されます。
3. リス トで [NDMP Client] を見つけて開き、 この APM を使用して作成され
たバックアップ ・ セーブセッ ト を表示します。 各セーブセッ トに [ジ ョ ブ ・
タイ トル] フ ィールドで指定された名前が日付と時刻と共に表示されます。
4. 目的のバックアップ ・ セーブセッ ト を開いて、 含まれているディ レク ト リ とファイルを表示します。 このレベルから ノードをダブルクリ ックして開きま
す (右クリ ッ クしてから [開く ] は使用できません)。 リカバリ対象のファ
イル / ディ レク ト リを選択します。
バックアップに 1つのファイルが含まれる場合、 「/path/to/filename/filename」の形式でファイル名がディレクトリ ・ パスに表示されます。 リストアの [選択]ウィンドウについても同様に表示されます。 このディレクトリを選択してファイル
をリストアすると、 ファイルが正し く リストアされます。
3.1.1.a [リス ト ア選択] タブから利用できるその他の機能
この項では、 すべての NetVault Backup APM およびプラグインに共通の [リス
トア選択] タブで利用可能な追加機能について説明します。 これらの使用方法に
ついて詳し くは、 『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 を参照し
て ください。
[選択方法] ドロップダウン ・ リス ト - [選択方法] ドロップダウン ・ リス
トにより、 [選択] タブのセーブセッ ト をどのように表示するかを選択することができます。 セーブセッ トは以下の 3 つの選択肢に基づいて表示できま
す。
[プラグイン] - これはセーブセッ ト を生成した APM/ プラグインに基づ
いたデフォルトのソート順です。
[バックアップセッ ト] - バックアップ用に使用したセレクシ ョ ン ・ セッ
トに基づいてセーブセッ ト を整理する方法です。
[ジ ョ ブ] - ジ ョ ブ ・ タイ トルを基にセーブセッ ト を整理する場合にこの
方法を選択します。
重要 : 1. 親レベルのノードを一旦選択すると、 子レベルのアイテムの選択を解除することはできま
せん。 この場合リス トアが失敗に終わります。 代わりに、 親レベルのノードを開き、 リス
トアするアイテムを個別に選択して ください。
2. バックアップ中に [ファイル情報を保存] オプシ ョ ンが選択されていない場合、 アイテムごとのリス トアを実行することはできません。 ルートのアイテムを選択し、 セーブセッ ト
全体をリス トアする必要があります。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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[フ ィルタオプシ ョ ン] フレーム - リス トアの [選択] タブに表示された
セーブセッ ト を、 以下の条件に基づいてフ ィルタ リングできます。
[日付範囲] - 特定の期間に生成されたセーブセッ トのリスト を表示する
には、 このオプシ ョ ンを選択し、 付随するフ ィールドに日付を設定します。
[オンライン ・ ステータスビュー] - 現在使用可能なメディアのみを表
示するには、 このオプシ ョ ンを選択します。
フ ィルタ条件を指定したら、 [フ ィルタ適用] ボタンをクリ ッ クしてフ ィルタを設定します。
[検索] - [検索] 機能により、 アイテム名に基づいてセーブセッ ト内の
データを検索することが可能です。 アクセスするには、 選択ツリーの各レベルで、 ノードをクリ ッ クします。 [メディア ・ リス ト] - この機能により、 バックアップ ・ セーブセッ トに使
用したメディアに関する情報を表示できます。 アクセスするには、 選択ツリーの各レベル、 ノードを右クリ ックします。
インデックス圧縮機能 ([圧縮] / [圧縮解除] コマンド]) - それぞれの
ジ ョ ブはデータのリス トアに必要なインデックス ・ エン ト リを NetVault Backup Database (NVDB) に生成します。 ただし、 ジ ョ ブ数が増加するに
つれてインデックス ・ エン ト リ数も増加し、 その結果として NetVault Backup データベースの容量とともに使用されるハード ・ ディスク容量も増
加します。 [圧縮] 機能により、 インデックス ・ エン ト リを圧縮することが
できるため、 NetVault Backup データベースの全体の容量を削減することが
できます。 同様に、 [圧縮解除] 機能により、 インデックスを圧縮解除する
ことができます。
3.1.2 リス ト ア ・ オプシ ョ ンの設定
次に、 [リス トア ・ オプシ ョ ン] タブを開いて、 以下の説明のとおりにオプシ ョンを適切に設定します。
図 3-3:[リス トア ・オプシ ョ ン]
タブ
[NDMP サーバ] - このフ ィー
ルドにより、 異なる NetAppファイラーにデータをリス トアすることができます。 デフォルトでは、 データのバックアップ元ファイラーの名前が表示されます。 同一ファイ
ラーにリス トアを実行中は、この名前を変更しないよう注意して ください。 他のファイ
ラーへのデータの移動については、 データを異なるファイラーへリス トアするを参照して ください。
NDMP プラグインを使用したデータのリス トア24
[ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トア ・ モード] - バックアップ中に [可能で
あればダイレク ト ・ バックアップの実施] オプシ ョ ンが選択された場合のみ、 DAR がサポート されます。
[可能であればダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを使用] - このオプシ ョ
ンを選択し、 バックアップがダイレク トで、 ムーバーとデータ ・ サーバがダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを完了することが可能であれば、 そのとおり実行されます。 上記の項目が可能でない場合、 非ダイレク ト ・
アクセス ・ リス トアが実行されます。
[個々のファイルを、 ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを使用してリカ
バー] - このオプシ ョ ンにより、 ディ レク ト リ とそのファイル ・ コンテ
ンツをリス トアすることができます。 セーブセッ ト内の空のディ レク ト
リは無視されます。
リス トアの [選択] タブでいずれかのアイテムが 「省略」 と してマークされている場合、 このオプシ ョ ンを選択する必要があります。 選択して
いない場合、 リス トアが失敗に終わります。
[ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを実行] - このオプシ ョ ンを選択した
場合、 ジ ョ ブが一旦実行されるとダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアが強制実行されます。 リス トアされたバックアップがダイレク ト ・ バック
アップで実行され、 対応可能なムーバーとデータ ・ サーバが利用可能になっていないと、 リス トアが失敗に終わること注意して ください。 [ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアを実行しない] - このオプシ ョ ンを選
択した場合、 ジ ョ ブが一旦実行されると標準的な非ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアが実行されます。
[増分リス トア] - データを繰り返し抽出したり、 選択したサブツリーを
「バックアップ時の状態」 に再構築する場合にこのオプシ ョ ンを使用します。 これは環境変数を EXTRACT=N に設定するのと同様です。 NDMP プラグイ
ンは、 既存のファイルを上書きし、 バックアップ時には存在しなかったファイルを削除します。
選択したデータ ・ アイテムを単純にリス トアしたい場合は、 このオプシ ョ ンは選択しないよう注意して ください。
重要 : 1. ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トアに個々のファイルが選択されている場合、 それらの親レ
ベル ・ ディ レク ト リが持つ権限はリス トアされません。
2. ダイレク ト ・ アクセス ・ リス トア実行中は、 NetVault Backup はリストア要求を一度に
1024 ファイルのグループに分けて実行します。 リス トア ・ セレク ョ ンが合計 1024 ファイ
ル以上から成る場合、 複数のリス トア要求が実行されるため、 ジ ョ ブに複数のログ ・ エント リが出力されます。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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[ACLs のリストア] - バックアップ済みファイルから ACL をリス トアする
場合に、 このオプシ ョ ンを選択します。 このオプシ ョ ンは、 環境変数を
EXTRACT_ACL = Y に設定するのと同様です。 このオプシ ョ ンは、 バック
アップ中に [ACLs のバックアップ] オプシ ョ ンが有効になっていた場合に
限り使用することができます。
3.1.3 ジ ョブを完成し開始する
必要なリストア ・ オプシ ョ ンを設定したら、 以下の手順に従って、 ジ ョ ブを完成し、 ジ ョ ブを開始します。
1. 必要に応じて、 [スケジュール]、 [クライアン ト指定]、 および [詳細設定]の各タブで追加オプシ ョ ンを設定します。 これらのオプシ ョ ンはすべての
NetVault Backup APM およびプラグインに共通です。 これらのタブのオプ
シ ョ ンについて詳し くは、 『NetVault Backup アド ミニス ト レーターズ ・ ガ
イ ド』 のリス トア機能に関する章を参照して ください。
2. [ジ ョ ブ ・ タイ トル] ボックスにジ ョ ブの適切な名称を入力します。 ジ ョブ
の進捗状況の監視時にジ ョ ブを識別しやす くするため、 具体的な名前を指定して ください。
3. [実行] をク リ ッ クします。
[NetVault ジ ョブ]、 [ステータス]、 および [ログ] ウィ ンドウからリス ト
ア ・ ジ ョ ブの進捗状況およびログをモニタ リングできます。 これらのウィン
ドウへのアクセス方法および使用方法について詳し くは、 『NetVault Backupアド ミニス ト レーターズ ・ ガイ ド』 を参照して ください。
データのリス トア中にジ ョ ブ ・ ログ内に以下の 1 つ以上のエン ト リが表示
される場合があります。 以下に示すように、 これらのメ ッセージはルーチン
的なものであり、 いかなる作業も不要です。
「Mover has Paused due to Seek Outside the Supplied Window (指定
したウィンドウ外を検索中のためムーバーが一旦停止しています)」 - このエン ト リは、 「バックグラウンド」 メ ッセージと して表示されます。 BRE バックアップにより、 各チェ ックポイン ト用のテープに新規セグメ
ン トが作成されます ([バックアップオプシ ョ ン] タブの [チェ ッ クポイン ト間のギガバイ ト数] フ ィールドで設定したとおり)。 個々のセグメン
トがリス トアされると、 このメ ッセージが表示されますが、 NDMP 操作
の基本的なメカニズムを表しているだけです。
「Received Media Request for UID (UID 用のメディア要求を受信しまし
た)」 - このエン ト リは、 「情報」 メ ッセージと して表示されます。 次セ
グメン ト を含むメディア用メディア ・ マネージャへ要求が送信され、 各セグメン トがリス トアされた場合にこのメ ッセージが表示されます。 このメ ッセージは、 次セグメン トが同一メディアに存在する場合も同様に表示されます。
NDMP プラグインを使用したデータのリス トア26
「No Suitable Drive or Media for the Job - Request Held in Queue(ジ ョ ブに適したド ライブまたはメディアがありません - リクエス トが
キュー内で保留されています)」 - このメ ッセージは 「警告」 と して表示
されます。 このメ ッセージは必要なメディアの一部が利用不可、 または
使用中の場合に表示されます。 要求中のメディアの一部が該当する場合、
メ ッセージにその時点の状況が表示され、 リス トアが間もな く再開されます。
3.2 増分バックアップのリス ト ア
増分リストアは、 他のリス トアと相互に構築されます。 増分バックアップをリス
トアするには、 レベル 0 バックアップから、 リス トアする一連のバックアップの
最後のバックアップまですべてを確保している必要があります。
増分バックアップをリス トアするには、 以下の手順に従います。
1. 21 ページの 「データのリス トア実行」 で説明したとおり、 フルまたはレベ
ル 0 バックアップをリス トアします。 2. 次に、 リス トアする一連の増分バックアップで各増分バックアップをリスト
アします。 リス トアする最下位レベルのバックアップから始めて、 最後のバックアップまで続けます。 各ダンプ ・ レベルについては、 21 ページの
「データのリス トア実行」 で説明されている手順に従います。
3.3 リス ト ア中にデータを名前変更する / 移動する
NDMP プラグインにより、 リス トア中にディ レク ト リやファイルの名前を変更
することができます。 ファイル名の変更は、 既存のバージ ョ ンを上書きした く な
い場合やファイル / ディ レク ト リのコピーを作成する場合に便利です。 また、 プ
ラグインでのリス トア中に、 データを別のボリュームに移動することできます。 これは、 元のボリュームがダウンしていたり、 帯域幅や容量が限られている場合に役立ちます。
リス トア中にファイルまたはディ レク ト リを名前変更 / 移動する手順は以下のと
おりです。
1. 21 ページの 「リス トアするデータの選択」 で説明した手順に従って、 デー
タを選択します。
重要 : すべての NDMP バックアップは、 ボリュームの有効なスナップシ ョ ッ トです。 一連の
増分バックアップのダンプ ・ レベルをリス トアする場合、 セーブセッ ト内のすべてのデータがリス トアされると同時にファイラーに存在するファイルが削除されますが、 指定した増分では利用可能ではありません。 この場合、 バックアップ時の状態のサブツリーに再構築されます。
NDMP プラグインApplication Notes for Network Appliance
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2. 名前変更 / 移動するファイルまたはディ レク ト リを右クリ ックし、 ポップ
アップ ・ メニューから [名前変更] を選択します。
3. [名前変更] ウィ ンドウが表示されます。 [名前変更] チェ ッ クボックスを
オンにすると、 対応するフ ィールドが有効になります。 ファイルまたはディ レク ト リの名前を変更するために、 このフ ィールド
に名前を新規に入力します。 エン ト リは、 このフ ィールドに指定した名
前でリス トアされます。
異なるボリュームにデータを移動するには、ボリューム名を入力します。 新規パスを指定している場合もファイルまたはディ レク ト リの名前を変更することができます。
[OK] をク リ ッ クして変更を適用します。 ファイル / ディ レク ト リ名の横に
括弧付きで名前変更 / 移動情報が表示されます。
4. 23 ページの 「リス トア ・ オプシ ョ ンの設定」 で説明した手順に従って、 [リ
ス トアオプシ ョ ン] タブを設定します。
5. 25 ページの 「ジ ョ ブを完成し開始する」 で説明した手順に従って、 手順を
完了します。
3.4 データを異なるファ イラーへリス ト アする
NDMP プラグインにより、 異なる NetApp ファイラーへのリス トアが可能になり
ます。 このタイプのリス トアを実行する手順は、 以下のとおりです。
1. 21 ページの 「リス トアするデータの選択」 で説明した手順に従って、 デー
タを選択します。
2. [リス トア ・ オプシ ョ ン] タブを選択します。 [NDMP サーバ] フ ィールド
で、 新規ターゲッ ト ・ ファイラー名を入力します。 23 ページの 「リス トア ・ オプシ ョ ンの設定」 で説明したとおり、 適切な
DAR 方法を設定します。
3. 25 ページの 「ジ ョ ブを完成し開始する」 で説明した手順に従って、 手順を
完了します。
重要 : 1. このタイプのリス トアを開始する前に、 新規ターゲッ ト ・ フ ァイラーが NDMP サーバと
してすでに追加されていることを確認して ください。 方法については、 『NetVault Backup NDMP Plugin Module ユーザー ・ ガイ ド』 を参照して ください。
2. このタイプのリス トア中に、 データを名前変更 / 移動することもできます。 詳し くは、 26ページの 「リス トア中にデータを名前変更する / 移動する」 を参照して ください。