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NetCOBOL V9.1 NetCOBOL解説書 J2S2-1130-01Z0(A) 2007年 9月

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Page 1: NetCOBOL解説書software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M070161/J2S21130/01Z0A/Net... · 第2 章 プログラムの概要 この章では、NetCOBOL シリーズに含まれる各種プログラムを紹介します。2.1

NetCOBOL V9.1

NetCOBOL解説書

J2S2-1130-01Z0(A)

2007年 9月

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まえがき

製品の呼び名について

本書に記載されている製品の名称を、以下のように略して表記します。

正式名称 略称

Solaris™ 8 オペレーティングシステム Solaris 8

Solaris™ 9 オペレーティングシステム Solaris 9

Solaris™ 10 オペレーティングシステム Solaris 10

Microsoft® Windows® 2000 Professional Operating System Windows 2000 Pro

Microsoft® Windows® 2000 Server Operating System Windows 2000 Server

Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server Operating System Windows 2000 Advanced Server

Microsoft® Windows® XP Professional Operating System

Microsoft® Windows® XP Home Edition Operating System

Windows XP

Microsoft® Windows Server® 2003, Standard Edition

Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Standard Edition

Microsoft® Windows Server® 2003, Enterprise Edition

Microsoft® Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition

Windows Server 2003

Microsoft® Windows Vista® Home Basic

Microsoft® Windows Vista® Home Premium

Microsoft® Windows Vista® Business

Microsoft® Windows Vista® Enterprise

Microsoft® Windows Vista® Ultimate

Windows Vista

次の製品すべてを指す場合は、「Solaris」と表記します。

・ Solaris™ 8 オペレーティングシステム

・ Solaris™ 9 オペレーティングシステム

・ Solaris™ 10 オペレーティングシステム

また、Solaris 上で動作する製品を「Solaris 版の製品」と表記します。

本書の目的

本書は、NetCOBOL シリーズの各製品と各製品に含まれる各プログラムの概要を説明しています。本書により、NetCOBOL シリーズ

の各製品および製品に含まれる各プログラムで何ができるか知ることができます。

本書の対象読者

本書は、NetCOBOL シリーズの各製品を購入された方、購入を検討されている方を対象としています。

前提知識

本書を読むにあたって、特別な知識は必要ありません。

本書の位置づけ

本書は、NetCOBOL シリーズの全体概要を紹介しています。個々のプログラムの詳細な機能、使い方などは、それぞれのプログラム

のマニュアルを参照してください。

- i -

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登録商標について

UNIX は、The Open Group が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。

X Window System は、X Consortium,Inc の商標です。

Oracle は ORACLE Corporation の登録商標です。

Sun, Solaris および NFS は、米国 Sun Microsystems, Inc.の商標です。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、米国 Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。

Microsoft 、Windows および Windows NT は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

HP および HP UX は、米国 Hewlett Packard Company の商標です。

FLEXlm は、米国 GLOBEtrotter 社の米国における登録商標です。

その他の会社名または製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

2007 年 9 月

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2002-2007

告知文

[高度な安全性が要求される用途への使用について]

本製品は、一般事務用、パーソナル用、家庭用、通常の産業等の一般的用途を想定して開発・設計・製造されているものであり、原子

力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療

用機器、兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、仮に当該安全性が確保されない場合、直接

生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう開発・設計・製造されたものではあり

ません。

お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください。また、お客さまがハイセ

イフティ用途に本製品を使用したことにより発生する、お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株

式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。

- ii -

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目 次

第 1 章 製品概要.......................................................................................................................................................................11.1 NetCOBOL シリーズの製品の種類と概要.........................................................................................................................................1

1.2 PowerCOBOL97 シリーズとの関係....................................................................................................................................................2

1.3 動作環境.............................................................................................................................................................................................2

1.4 製品を構成するプログラム..................................................................................................................................................................3

第 2 章 プログラムの概要...........................................................................................................................................................42.1 NetCOBOL..........................................................................................................................................................................................4

2.2 MeFt、MeFt/Web.................................................................................................................................................................................7

2.3 Foundation Class Library.....................................................................................................................................................................9

2.4 PowerGEM........................................................................................................................................................................................10

2.5 SIMPLIA/COBOL 支援キット...........................................................................................................................................................15

2.6 PowerSORT.......................................................................................................................................................................................15

第 3 章 関連製品.....................................................................................................................................................................173.1 PowerRW+.........................................................................................................................................................................................17

3.2 PowerRDBconnector for NetCOBOL...............................................................................................................................................18

- iii -

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第 1 章 製品概要

この章では、NetCOBOL シリーズの各製品を紹介します。

1.1 NetCOBOL シリーズの製品の種類と概要

プログラミング言語 COBOL とその関連プログラムをシリーズ化した製品です。

開発環境向け製品と運用環境向け製品があります。

表 1.1 開発環境向け製品

製品名 概要

NetCOBOL Base Edition 開発・

運用パッケージ

国際規格(*1)に準拠し、オブジェクト指向機能などの国際規格 COBOL2002 の主要機能、

SIA 富士通標準仕様および主要な業界標準仕様といった拡張仕様を取り入れた言語仕

様を実現する COBOL プログラムの開発環境および運用環境製品です。

本製品を使用することにより、ビジネス市場での厳しい要求に耐える高い翻訳限界や最適

化処理による高性能・高効率な業務アプリケーションの開発・運用が可能です。

NetCOBOL Standard Edition

開発・運用パッケージ

上記 NetCOBOL Base Edition 開発・運用パッケージに、強力な画面操作機能、帳票/オー

バレイ帳票印刷機能、既存資産を活用した Web アプリ構築機能、および COBOL から

Java を呼び出す機能や COBOL から利用可能な有用なクラスライブラリ(帳票、DB、コレク

ション)など、ビジネス系基幹業務を構築するための必要な機能群を組み合わせた開発環

境および運用環境製品です。

本製品を使用することにより、既存の COBOL アプリケーション資産/アプリケーション構築

ノウハウを活用し、高効率な業務アプリケーションの開発・運用が可能です。

NetCOBOL Professional

Edition 開発・運用パッケージ

上記 NetCOBOL Standard Edition 開発・運用パッケージに、資産の管理、システム間連携

機能、テストデータ作成機能などを組み合わせた統合開発環境および運用環境製品で

す。

本製品は、COBOL アプリケーションの設計~プログラミング~デバッグ~保守の開発サイ

クルを支援します。

本製品を使用することにより、既存の COBOL アプリケーション資産/アプリケーション構築

ノウハウを活用し、高効率な業務アプリケーションの開発・運用・保守が可能です。

NetCOBOL Enterprise Edition

開発・運用パッケージ

上記 NetCOBOL Professional Edition 開発・運用パッケージに、高性能ソートマージ機能

を加えた大規模基幹システム向けの統合開発環境および運用環境製品です。

本製品を使用することにより、既存の COBOL アプリケーション資産/アプリケーション構築

ノウハウを活用し、高効率な業務アプリケーションの開発・運用・保守が可能です。

*1: ANSI’85 および X/OPEN CAE(Common Application Environment)

表 1.2 運用環境向け製品

製品名 概要 対応開発環境製品

NetCOBOL Base Edition 運用

パッケージ

NetCOBOL Base Edition 開発・運用パッケージで開発したア

プリケーションの運用環境製品です。

NetCOBOL Base Edition

開発・運用パッケージ

NetCOBOL Standard Edition

運用パッケージ

NetCOBOL Standard Edition 開発・運用パッケージまたは

NetCOBOL Professional Edition 開発・運用パッケージで開

発したアプリケーションの運用環境製品です。

NetCOBOL Standard

Edition 開発・運用パッケー

ジ、

NetCOBOL Professional

Edition 開発・運用パッケー

NetCOBOL Enterprise Edition

運用パッケージ

NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージで開発

したアプリケーションの運用環境製品です。

NetCOBOL Enterprise

Edition 開発・運用パッケー

- 1 -

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1.2 PowerCOBOL97 シリーズとの関係

NetCOBOL シリーズは、PowerCOBOL97 シリーズのバージョンアップ製品です。一部、構成プログラムに違いがありますが、それぞれ

の製品は概ね以下のような関係になります。

1.3 動作環境

NetCOBOL シリーズの製品は、下記 OS で動作します。

・ Solaris 8 (32/64 ビット)

・ Solaris 9 (32/64 ビット)

・ Solaris 10 (64 ビット)

- 2 -

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1.4 製品を構成するプログラム

開発環境向け製品とその構成プログラム

運用環境向け製品とその構成プログラム

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第 2 章 プログラムの概要

この章では、NetCOBOL シリーズに含まれる各種プログラムを紹介します。

2.1 NetCOBOL

言語仕様

幅広い言語仕様のサポートにより、適用範囲の拡大とプログラムの流通性向上を支援します。

ANSI'85

すべての必須機能単位および選択機能単位である報告書作成機能の最高水準に加え、新規規格追補である組込み関数機能を

サポートしています。

X/OPEN CAE 仕様(XPG4)

スクリーン操作機能、行順ファイル、コマンド行引数/環境変数操作、ファイル/レコードの排他制御、連結式などをサポートしていま

す。

SIA 富士通標準仕様

- 日本語処理機能 (日本語データ操作、日本語プログラミング機能、豊富な印刷機能、日本語メッセージ出力)

- 索引ファイル拡張仕様 (逆順検索、キーの複数データ項目による構成)

- 表示ファイル機能 (画面帳票定義体を使用した画面入出力/帳票出力)

- システムプログラム記述向け機能 (C 言語などで獲得した領域の参照)

- 中核系拡張機能 (定数節、ビット操作、浮動小数点、16 進文字定数、記号定数、行内注記、COPY DISJOINING/JOINING

文) などをサポートしています。

オブジェクト指向機能

国際規格 COBOL2002 に採用されたオブジェクト指向機能をサポートしています。

MF COBOL 固有仕様

Micro Focus COBOL 固有仕様における主要機能をサポートしています。

実行環境

次の機能のサポートにより、サーバ、スタンドアロンどちらの業務にも適したアプリケーションを作成できます。

マルチスレッドのサポート

マルチスレッドモデルで作成されたアプリケーションの開発・運用をサポートします。マルチスレッド機能により、今後さらに増大す

る IT(情報技術)分野/Ncing/分散オブジェクト環境での業務アプリケーションの円滑な運用を実現します。

Web サーバアプリケーション作成機能

長年培ってきたビジネスロジックを活かし、Web サーバ上で動作する Web サーバアプリケーション(CGI、NSAPI)を作成できます。

豊富なデータストリームの出力

富士通製プリンタに印刷可能な UVPI データストリームや ESC/P などのデータストリームを出力できます。

豊富な文字コード種のサポート

シフト JIS および拡張漢字、拡張非漢字、JEF 拡張に対応する U90 コードに加えて、Unicode(UTF-8)をサポートしています。これ

により、クライアント/サーバシステムでのシステム間の連携強化が図れます。

C 言語アプリケーションとの融合

COBOL 言語で記述されたアプリケーションと C 言語で記述されたアプリケーションの相互の呼出しやデータ域の共有が可能で

す。

開発支援機能

次の機能のサポートにより、アプリケーション開発における生産性の向上を促進します。

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COBOL 開発環境

プロジェクトマネージャを中心とした COBOL 開発環境(翻訳、翻訳エラーの修正、一連の操作手順の登録など)を提供します。

NetCOBOL では、Windows を利用したリモートでの操作も可能となります。

SCREEN-DESIGNER 機能

スクリーン操作機能で使用する画面の設計を行うためのユーティリティを提供します。

対話型デバッグ機能

スクリーンモードまたはコマンドモードによるデバッグ、豊富なデバッグ・テスト支援機能 (自由度の高い中断点設定、データ内容監

視、データ変更時中断、逆トレース、副プログラム単独のテスト)、操作履歴の保存・再現、バッチコマンドファイルによる一括操作、

Interstage や WWW サーバなどのサーバアプリのデバッグ などを提供します。

NetCOBOL では、Windows を利用したリモートでのデバッグも可能となります。

ファイルユーティリティ機能

COBOL ファイルの創成、表示、編集、印刷、整列、復旧など、デバッグや保守を支援するユーティリティを提供します。

製品連携

以下の製品との連携をサポートしています。

MeFt V9.0

表示ファイル機能(宛先 DSP,PRT)の利用、FORMAT 付き印刷ファイルの利用、および各社プリンタでの FORMAT なし印刷ファ

イルの利用に使用します。NetCOBOL Standard Edition とその上位製品に含まれています。

MeFt/NET-SV 1.0 以降

MeFt/NET と連携する場合に使用します。

PowerSORT V5.0

事務処理用高速ソート製品です。NetCOBOL Enterprise Edition に含まれています。

Interstage Application Server Web-J/Standard/Enterprise Edition 5.x 以降

分散システムの構築に使用します。

Interstage CollaborationRing PM SE/EE 5.x 以降

システム統合・ERP/SCM などの統合性を高める EAI 対応の製品です。

Interstage Form Coordinator 4.x 以降

帳票のデータ入力・印刷業務のインターネット化、電子化に対応した製品です。

Interstage Apcoordinator Web Edition 5.x

JSP(Java Server Page)の拡張タグを利用した Web アプリケーションの実行基盤製品です。

Interstage List Manager SE/EE 6.x

Interstage List Manager と MeFt の連携により、COBOL アプリケーションが出力する帳票をセンター集中形態で配信できます。

SymfoWARE Server EEE/EE/SE 5.x 以降

大量データを扱うクライアント/サーバシステム構築に適したデータベースシステムです。

Oracle 8、Oracle 8i、Oracle 9i、Oracle 10g

Oracle を使用する場合に使用します。

PowerRW+ 1.0 以降

RDM やプログラム間非同期通信を利用できます。

PowerRDBconnector 1.x

COBOL の READ/WRITE 文で Oracle 等の DBMS をサポートします。

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TP-AC for BEA TUXEDO 6.0.1

表示ファイル(ACM)による M シリーズとの非同期メッセージ通信を利用できます。

IDCM 2.3, IDCM-AP 2.3

表示ファイル(APL)を使用した同期型プログラム間通信を利用できます。

PowerAIM 1.x

埋込み SQL 仕様によるクライアント/サーバ、サーバ内の通信 DB を利用できます。

Interstage List Works 6.0 以降または、SystemWalker/ListWORKS 5.x 以降

表示ファイル、FORMAT 句付き印刷ファイル、および FORMAT 句なし印刷ファイルを使用した電子帳票出力機能を利用できま

す。

Interstage Business Application Server V8 以降

Interstage Business Application Server が提供する、ミッションクリティカル業務のアプリケーション実行基盤の上で、NetCOBOL ア

プリケーションを実行できます。

Interstage Job Workload Server V8 以降

COBOL アプリケーションを Interstage Job Workload Server 配下で動作できます。

BSNPS 3.1.1 以降

Business Printer Control 1.0 以降

PrintWalker/BPC(プリンタ装置に添付)

Business Printer Control/EX 1.0 以降

PrintWalker/BPC-EX(プリンタ装置のオプション)

PrintPartnerVSP シリーズのプリンタ装置に印刷する場合にいずれかを使用します。

Netscape Enterprise Server 3.6 SP1 以降

COBOL SAF サブルーチンを使用して作成した Web アプリケーションを実行する場合に使用します。

C-ISAM 1.0

COBOL の READ/WRITE 文で C-ISAM ファイルをアクセスする場合に使用します。

より詳しく知りたい場合は

NetCOBOL について、より詳しく知りたい場合は、下記マニュアルを参照ください。

マニュアル名称 記載内容 補足

COBOL 文法書 COBOL プログラムを作成するための規則を説明

しています。

PDF 形式のオンラインマニュア

製本マニュアルは別途購入が必

要です。

NetCOBOL 使用手引書 COBOL のソースプログラムから実行形式ファイル

を作成する方法、プログラムの実行やデバッグ方

法、COBOL ファイルの扱いおよび印刷に関する

設定方法などを説明しています。

同上

NetCOBOL 例題プログラム COBOL のサンプルプログラムを解説しています。 PDF 形式のオンラインマニュア

COBOL ファイルアクセスルーチ

ン使用手引書

COBOL ファイルを C 言語からアクセスするための

関数仕様を説明しています。

同上

NetCOBOL Web 連携ガイド 各種 WWW サーバの特徴が記載されています。 同上

COBOL Web サブルーチン 使用

手引書

COBOL Web サブルーチンの使用方法を説明して

います。

同上

- 6 -

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マニュアル名称 記載内容 補足

NetCOBOL メッセージ説明書 NetCOBOL が出力するメッセージを説明していま

す。

同上

移行手引書 MF COBOL/2 →

NetCOBOL V9.1

ソース移行の際に必要な具体的な作業項目を説

明しています。

テキスト形式のオンラインマニュ

アル

MF COBOL/2 移行支援ツール

使用手引書 V9.1

ソース移行支援ツールの使用方法を説明していま

す。

同上

MF COBOL/2 移行支援ツール

変換仕様書 V9.1

ソース移行支援ツールの変換仕様を説明していま

す。

同上

2.2 MeFt、MeFt/Web

Windows システム上の FORM、PowerFORM、FORM オーバレイオプションで作成した、画面・帳票、オーバレイ帳票を Solaris システ

ムで使用する場合の実行時ライブラリです。COBOL からは、READ/WRITE 文で操作できます。

・ MeFt:スタンドアロン/クライアント環境用の、画面・帳票、オーバレイ帳票の実行時ライブラリです。

・ MeFt/Web: 画面・帳票定義体を使ったアプリケーションを Web アプリケーションとして運用するための実行環境です。

既存資産(画面定義体)の Web 化支援

MeFt/Web 機能により、画面・帳票定義体を使って作成したアプリケーションを Web サーバアプリケーションとして運用できます。クライ

アントマシンからは、WWW ブラウザを使って画面の表示/操作ができます。

K シリーズなどの画面・帳票定義体を使った既存のアプリケーションも、業務形態を活かして短期間に Web アプリケーションに移行で

きます。

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充実した印刷機能

MeFt/Web 機能は、WWW ブラウザ上での帳票のプレビュー機能およびサーバ/クライアントに接続されているプリンタへの印刷機能

を持っています。また、利用者プログラムからの印刷要求をサーバ上にスプールし、スプールされた出力結果を WWW ブラウザ上で

プレビューすることもできます。

バーコード

Windows システム上の FORM 及び PowerFORM で帳票を定義することにより、以下のバーコードを印刷することができます。

名称 Solaris (*1) 電子帳票保存(*2) PDF 出力(*3)

NW-7 ○ ○ ○

JAN 標準 ○ ○ ○

JAN 短縮 ○ ○ ○

CODE 3 OF 9 ○ ○ ○

CODE 3 of 9 (EIAJ 準拠) × × ○

INDUSTRIAL 2 OF 5 ○ ○ ○

INTERLEAVED 2 OF 5 ○ ○ ○

標準物流 ○ × ×

拡張物流 ○ × ×

カスタマバーコード ○ ○ ○

Code128 × ○ ○

EAN-128 × ○ ○

UPC バージョン A × ○ ○

UPC バージョン E × ○ ○

EAN-13 × ○ ○

Delivery Print Code (U.S. POSTNET) × ○ ○

Zip+4 Code (U.S. POSTNET) × ○ ○

5-Digit Zip Code (U.S. POSTNET) × ○ ○

U.S.Postal FIM × ○ ○

QR Code (モデル 1) × ○ ○

QR Code (モデル 2) ○ ○ ○

EAN-128 (コンビニエンスストア向け) ○ ○ ○

注意

*1: Solaris 上の MeFt の機能。プリンタ装置の機能によりサポートバーコードの種類が異なります。

*2: 連携製品に Interstage List Works 6.0 以降または SystemWalker/ListWORKS 5.x 以降が必要。連携製品の V/L によりサポート

バーコードの種類が異なります。

*3: 連携製品に Interstage List Creator Enterprise Edition 6.0 以降が必要。連携製品の V/L によりサポートバーコードの種類が異なり

ます。

より詳しく知りたい場合は

MeFt、MeFt/Web について、より詳しく知りたい場合は、下記マニュアルを参照ください。

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マニュアル名称 記載内容 補足

MeFt V9.0 説明書 MeFt の機能と使用方法を説明しています。 PDF 形式のオンラインマニュアル

MeFt/Web V9.1 説明書 MeFt/Web の機能と使用方法を説明しています。 PDF 形式のオンラインマニュアル

2.3 Foundation Class Library

クラスライブラリ

業務アプリケーションを効率的に開発するためのクラスライブラリとツールです。高度なアプリケーションを容易に構築でき、高い生産

性を実現します。

データベースアクセスライブラリ

COBOL で作成したアプリケーションからデータベースをアクセスするためのクラスライブラリです。プラットフォームおよびデータベー

スの種類に依存せず、複数種のデータベースに対して統一されたインタフェースでアクセスできます。

帳票印刷クラスライブラリ

帳票印刷を行うアプリケーションを開発/運用するためのクラスライブラリです。帳票レイアウトを定義した帳票定義体およびオーバ

レイ定義体を使用します。

コレクションクラスライブラリ

オブジェクトの集まり(コレクション)を扱うクラスライブラリです。

- 9 -

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Java ラッパー

Java クラスを呼び出す COBOL クラス(アダプタクラス)を生成するツールです。アダプタクラスを使用することで、COBOL アプリケーショ

ンから Java クラスライブラリを利用できます。

より詳しく知りたい場合は

Foundation Class Library について、より詳しく知りたい場合は、下記マニュアルを参照ください。

マニュアル名称 記載内容 補足

DB アクセスクラスライブラリ for COBOL V1.0

API リファレンス

DB アクセスクラスの機能、使用方法を

説明しています。

PDF 形式のオンラインマニュ

アル

J アダプタクラスジェネレータ V9.1 使用手引

COBOL から Java クラスを利用する方

法を説明しています。

同上

コレクションクラスライブラリ for COBOL V7.0

使用手引書

コレクションクラスの機能、使用方法を

説明しています。

同上

帳票印刷クラスライブラリ for COBOL V7.0 使

用手引書

帳票印刷クラスの機能、使用方法を説

明しています。

同上

2.4 PowerGEM

PowerGEM は、Solaris システムで動作する資産管理ツールです。PowerGEM を利用して、アプリケーションプログラムの開発から保

守までの一連の作業を効率的に行うことができます。

・ Solaris 環境上に、世代管理機構とデータ圧縮機構を備えた独自の構造を持つ GEM ライブラリを提供します。この GEM ライブラ

リを使用して資産を効率良く管理します。

- 10 -

Page 15: NetCOBOL解説書software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/M070161/J2S21130/01Z0A/Net... · 第2 章 プログラムの概要 この章では、NetCOBOL シリーズに含まれる各種プログラムを紹介します。2.1

・ 分散開発を前提に、Windows®環境およびグローバルサーバ環境との連携を行い、互いに異なるシステムまたはプラットフォーム

間での資産の確実な流通を実現しています。

分散開発環境の提供

Windows®システムおよびグローバルサーバシステムと連携した効率的な分散開発環境を提供します。

グローバルサーバとの連携

PowerGEM では、グローバルサーバシステムと Solaris システムとの間で、資産を確実に流通させるための仕組みを提供していま

す。

- 資産の転送を容易に行えるシェルの雛型提供

- 資産の転送を前提とした連携オプションの提供

これらの仕組みにより、各環境で互いに異なるコード系を意識しない容易で確実な資産の流通を可能にしています。

Windows®との連携

以下に示す Windows のソフトウェアと連携することにより、PowerGEM を Solaris 上の資産管理機構の基盤として使用できます。

- PowerGEM Plus

アプリケーションプログラムの開発において生成される各種資産を効率良く管理し開発作業を支援する資産管理ツールです。

- PowerGEM Plus Administrator

- 11 -

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PowerGEM Plus のすべての機能を包含した、総合的なソフトウェア構成管理ツールです。

Windows と連携することにより、Windows の優れた GUI を使用して、Windows 環境から Solaris システムで動作するアプリケーショ

ンプログラムの開発作業を効率よく行うことができます。

資産流通を容易にする自動コード変換

テキストコードの自動変換機能により、ソースプログラムのコード変換を意識する必要がない資産流通を実現しています。

PowerGEM で扱うコード系を以下に示します。

コード系 備 考

EUC コード Solaris のコード系

S90(Solaris)、U90(UXP/DS)

シフト JIS コード Windows(R)および Solaris のコード系

R90(富士通シフト JIS)、SJISMS(マイクロソフトシフト JIS)

- 12 -

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コード系 備 考

JEF+EBCDIC(カナ)コード

グローバルサーバのコード系JEF+EBCDIC(英小文字)コード

JEF+EBCDIC(ASCII)コード

GEM ライブラリによる資産の一括管理

Solaris 環境に世代管理機構とデータ圧縮機構を持つ資産格納庫として GEM ライブラリを提供します。この GEM ライブラリには、ソー

スプログラムだけでなく、画面定義体、帳票定義体、仕様書(文書)などを一括して格納して世代管理することができます。また、資産は

圧縮して格納されるため、資産を管理するための資源のスペース効率化が図れます。

確実な更新履歴の管理

PowerGEM では、GEM ライブラリを使用した資産の効率的な世代管理を実現しています。

更新履歴情報の自動蓄積

GEM ライブラリに格納されている資産には、最新バージョンだけでなく、旧バージョンの版数や変更点が“更新履歴情報”として自

動的に蓄積されるため、プログラム更新過程の参照や以前の版数への復元などが確実に行えます。

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開発状況の管理

更新履歴情報をもとに、開発状況を容易に把握できることから、開発作業の進捗を効率的に管理できます。

より詳しく知りたい場合は

PowerGEM について、より詳しく知りたい場合は、下記マニュアルを参照ください。

マニュアル名称 記載内容 補足

FUJITSU PowerGEM 説明書 PowerGEM が提供する“資産管理”の特徴や機能など

全般的な説明を記載しています。

アプリケーション開発で生成されるソースファイル

(COBOL、Java、C など)やドキュメントなどの開発資産

について、修正履歴および版数を管理する場合に参

照してください。

HTML 形式のオンライン

マニュアル

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2.5 SIMPLIA/COBOL 支援キット

テスト支援

プログラム名 説明

SIMPLIA/TF-LINDA テストデータの作成/検証

SIMPLIA/TF-MDPORT EBCDIC/他社データからの変換など

テストデータ作成工数の削減

COBOL ファイルの作成/検証(創成、更新、追加、表示、印刷)ができます。

テストデータの作成/検証作業を大幅に軽減します。

既存データを活用した効率のよいデータ作成

コード/ファイル変換ツールにより、パソコンやグローバルサーバの既存データから、テキストデータや運用データを効率よく作成で

きます。また、CSV 形式ファイルとの相互変換も可能です。

より詳しく知りたい場合は

SIMPLIA/COBOL 支援キットについて、より詳しく知りたい場合は、下記マニュアルを参照ください。

マニュアル名称 記載内容 補足

SIMPLIA/TF-LINDA オンラインマニュ

アル

SIMPLIA/TF-LINDA の機能、使用方法を説明してい

ます。COBOL データファイルを、COBOL の登録集原

文、ファイル定義体または、YPS インクルード仕様書に

基づき、項目単位に操作(作成/検証)する場合に参

照してください。

Windows 側クライアン

トに添付されていま

す。

SIMPLIA/TF-MDPORT 使用手引書 SIMPLIA/TF-MDPORT の機能、使用方法を説明して

います。グローバルサーバ、オフコン、UNIX 機および

PC との間で、データやソースの流通を行いたい場合

に参照してください。

PDF 形式のオンライン

マニュアル

2.6 PowerSORT

PowerSORT は、ビジネス分野向けの高性能なソートマージ製品です。グローバルサーバ上で培ってきた高度なソート技法をオペレー

ティングシステムに合わせて最適化し、事務処理において取り扱う少量のデータから大容量のデータまで、効率よくソート処理できま

す。

・ sort コマンドで処理している業務の処理時間を大幅に短縮できます。

・ sort コマンドでは扱いきれない、大容量データをソートマージ処理できます。

・ 固定小数点 2 進数、内部 10 進数などのバイナリデータが処理できます。

・ 複数のキー項目で、ソートマージ処理ができます。

・ bsortex コマンド、または bsort コマンドを使用し、サーバでのバッチ処理などに組み込むことができます。

・ C 言語プログラムから BSORT 関数による PowerSORT の関数呼び出しができます。

・ PowerSORT をインストールするだけで、COBOL の SORT/MERGE 文から PowerSORT を呼び出すことができます。ソースの修正

も再コンパイルも必要ありません。

・ 複数のファイルを一つのファイルにまとめることができます。

主要機能と各種レコード処理機能

PowerSORT には、ソート、マージ、コピーの主要機能と各種レコード処理機能があり、組み合わせることで様々な処理が同時にできま

す。レコード集約、サプレス、先入力先出力(FIFO)のいずれか 1 つと、レコード選択及びレコード再編成は同時に使用できます。

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主要機能

ソート機能

キーの大小によりレコードを並べ換えます。

マージ機能

ソート済のレコード群を 1 つのファイルにまとめます。

コピー機能

1 つ以上の入力ファイルを出力ファイルに複写する機能です。

各種レコード処理機能

レコード選択機能

指定した条件に合うレコードのみを処理の対象にしてソート、マージ、コピーができます。

レコード再編成機能

レコードの内容やフィールドの順番を変更しながら、ソート、マージ、コピーができます。

レコード集約機能

キーが等しい 2 つ以上のレコードについて、指定した数値部分を加算し、1 つのレコードにまとめます。キーを指定するソート、

マージで使用できます。

サプレス機能

キーが等しいレコードが複数ある場合に、1 つだけ出力するよう指定できます。キーを指定するソート、マージで使用できます。

先入力先出力(FIFO)機能

キーが等しいレコードの出力順序を、入力した順を保証して出力するよう指定できます。

より詳しく知りたい場合は

PowerSORT について、より詳しく知りたい場合は、下記マニュアルを参照ください。

マニュアル名称 記載内容 補足

PowerSORT V5.0 使用手

引書

PowerSORT の機能と使用方法を説明しています。 PDF 形式のオンラインマニュアル

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第 3 章 関連製品

この章では、NetCOBOL シリーズと関係深い製品を紹介します。

3.1 PowerRW+

PowerRW+ は、COBOL プログラムから READ/WRITE でアクセスできる信頼性の高いファイルアクセス機能とプログラム間非同期通

信機能を可能にする製品です。

高信頼性ファイルアクセス機能

READ/WRITE アクセス機能

COBOL アプリケーションから READ/WRITE にダイレクトにアクセスすることができます。ファイルレベルとレコードレベルで排他が

可能で、レコード排他時の待ちも可能です。

トランザクション機能

トランザクションサブルーチンにより、COBOL アプリケーションからトランザクション機能を簡単に利用することができます。トランザ

クション機能を使用することでアプリケーションプログラムを実行中に何らかの異常が発生した場合に、トランザクション単位に処理

をキャンセルすることができます。

リカバリ機能

トランザクション機能を使用することでシステムダウンした場合にシステムがダウンする直前のトランザクションの終了状態までデー

タを復旧することができます。

トランザクション機能とファイルのバックアップを合わせて行うことで、ディスク異常によりデータが失われた場合でも最新のトランザ

クション終了状態まで復旧することができます。

プログラム間通信機能

非同期プログラム間通信機能(ACM)により、COBOL アプリケーションから表示ファイルインタフェースにより READ/WRITE でプログ

ラム間通信を行うことができます。

図 3.1 プログラム間通信機能

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3.2 PowerRDBconnector for NetCOBOL

PowerRDBconnector for NetCOBOL は、COBOL の入出力文(READ 文、WRITE 文など)で記述されたアプリケーションでデータベー

ス(Oracle Database) にファイルアクセスし、既存の COBOL アプリケーションを活用するための製品です。

ファイルアクセス機能

データベースのテーブル及びビューに対して、以下のファイルアクセスを行うことができます。

・ 順編成でのファイルアクセス

・ 索引編成でのファイルアクセス

ファイルアクセス機能

トランザクション機能

データベースへのファイルアクセスに対して、トランザクション(開始、終了、取消し)を行うことができます

図 3.2 トランザクション機能

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