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DNSの近接性を用いたネットワーク距離の表現慶應義塾大学SFC 村井研究室([email protected])
黒宮佑介([email protected]),斉藤賢爾,重近範行,村井純
1. 目的
ネットワーク距離において、近接性の表現を可能にする
メリット-現実的な時間・コストで下位層トポロジを調査可能-エンドポイントからの測定が可能
デメリット-取得した情報の精度がわからない-パラメータがいくつもあり、揺らぎがある(RTTなど)
ネットワーク距離
下位層トポロジを間接的に表現するネットワーク上での距離指標: Round Trip Time, Hop-Count, etc…
2. DNSをネットワーク距離指標として用いるDNS:管理ドメインごとに階層構造 root
.
A-a A-b B-a B-b C-a C-b
Distance
ne ad
jp
3rd Level Domain
Sub Domain
2nd Level Domain
Top Level Domain
Distance
Network Distance
Network Distance
A B C
管理ドメイン間の距離ネットワーク距離とする
管理ドメインのラベル: FQDN
-同一のドメイン名を持つ
•単一の組織に属しているネットワーク的に近い
-優先的に接続する
•トラフィックの削減・集約
-各レベルでの一致度
•近接の度合いとして表現
3. FQDNの解析アルゴリズム
p**-ipbf**marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
FQDN:IPアドレス、ネットワークID、収容局情報などが含まれる
ドメインレベル最長一致レーベンシュタイン距離
優先度=(ドメインレベル数×64)+(64-レーベンシュタイン距離)
※レーベンシュタイン距離文字列の類似度を表す距離(数値)置換・挿入・削除の文字列操作の必要最小ステップ数を求める
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4. 近接性の評価実測データを用いた近接性の評価
-提案アルゴリズムによるネットワーク距離と実際のHop-Countを比較-神奈川県のOCNのノードから35,000ノードに接続(実測可能ノード)
p****-ipbf****hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
p****-adsao01yokonib1-acca.kanagawa.ocn.ne.jp
ノード数
Levenshtein DistanceDomain Level
ノード数
. jp ne ocn p****-ipbf****hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
p****-adsao01yokonib1-acca.kanagawa.ocn.ne.jp
10
20
30
12
10
8
5
0 64 128 192 256 320 384
アルゴリズムの境界
295 300 305 310 315 320
分布: 粗
分布: 密
一致率- (一致条件)優先度が高いノード Hop-Countが小さい
一致81%
不一致19%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
5. アルゴリズムの評価ドメインレベルのみ
256
ノード数Max Priority
. jp ne ocn kanagawa
ノード数
0 64 128 192 256
10
20
30
優先度256
5
2
8
10
12
208 224240 256272 288 304320
レーベンシュタイン距離のみ
p****-ipbf****hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
p****-ipbf****kagawa.kagawa.ocn.ne.jp
ノード数
321st Group
2nd Group
ノード数
p****-ipbf****kagawa.kagawa.ocn.ne.jp
p****-ipbf****hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
10
20
30
優先度32
0 10 20 30 40 50 30 35 40 45 50
5
8
10
12
15
最長一致(OCN)
p****-ipbf****hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
p****-adsao01yokonib1-acca.kanagawa.ocn.ne.jp
ノード数
UpperLower
ノード数
p****-adsao01yokonib1-acca.kanagawa.ocn.ne.jp
p****-ipbf****hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp
10
20
30 上位下位
優先度
10 20 30 400 20 25 30 35
5
8
10
Hop Countに関わらず1つの優先度に集約
第2位群が神奈川から香川へ
90% 10%
ノード数
UpperLower
ノード数
90% 10%
Hop Count: 10以下
10
20
30 上位下位
優先度
0 2 5 8 10 12
10
20
30
9 10 11 12 13 14
本アルゴリズムと同じ傾向に
近いものも優先度が低くなる
最長一致(BBTEC)
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