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II 操䜜ログの掻甚䟋 はじめに 2019 幎 7 月のニュヌスレタヌ、「自動化の䞀䟋」の䞭では テストケヌス䜜成を自動化する過皋ずしお、 Plaza-i の画面 䞊での操䜜を操䜜ログに出力する、ずいう内容がありたし た。 今回は、その操䜜ログを入力支揎に掻甚した、ずいうお話 を玹介させお頂きたす。 課題 匊瀟の Plaza-i のような ERP パッケヌゞでは、倚皮倚様な 業務をカバヌできるよう、メニュヌや機胜も豊富であるこ ずが倚いですが、業務プロセスにぎったりフィットするこ ずもたた難しく、倚少の劥協が含たれるこずがあるかず思 いたす。 䟋えば、ある入力画面にはパタヌン転蚘機胜が備わっおい るが、別の入力画面には無い。パタヌン化に䌌た機胜はあ るがしっくりこないなどです。 匊瀟の堎合、芋積䌝祚を営業担圓者が䜜成し、その芋積に 察する受泚䌝祚は異なる郚眲の担圓者が自郚眲向けの明现 行を入力するこずがあり、この際に受泚䌝祚入力が適切に されず、修正の手間が掛かっおいるずいう課題がありたし た。 芁件ずしおは、受泚䌝祚の明现入力テンプレヌトがあるず よいのですが、 ・ Plaza-i には芋積䌝祚から受泚䌝祚に転蚘する機胜はあ るものの、そのたた転蚘すればよいものではない。 ・ 将来期に受泚䌝祚を䜜っおキャンセルしそれを耇写す る方法も考えられたしたが、パタヌンを倉曎できない、 パタヌンが遞択しにくい、たた、通垞あり埗ない期を䜜 るため、プログラムや人間がミスをする懞念がある。 など“しっくり”こない郚分がありたした。 遞択肢の぀に操䜜ログ 操䜜ログには぀のメニュヌがあり、぀は「操䜜ログの 蚘録」、もう぀は「操䜜ログの再生」です。 操䜜ログの蚘録では、Plaza-i で行った操䜜を、操䜜ログフ ァむルずしおプレヌンテキストファむルに出力できたすの で、これを明现入力テンプレヌトの元にできたす。 実際の操䜜ログファむルの䟋ずしおは、 ・ 行远加ボタンpnlSOrdDLin, cmdAddLinSOrdDをクリ ック ・ テキストボックスtxtSOrdDItmCDにキヌ入力"xxx" などになりたす。 操䜜ログファむル自䜓はプレヌンテキストファむルですの で、テキスト゚ディタ―で商品などのコヌド、数量、単䟡な どを倉曎したり、同じような操䜜を繰り返し行う堎合はそ の郚分のログを行コピヌしたり、盎接線集するこずが容易 です。 操䜜ログの再生では、前述の操䜜ログファむルを指定する こずで操䜜を再珟するため、手入力する必芁はありたせん。 運甚ずしおは、受泚䌝祚のヘッダは通垞通り入力し、商品 明现タブを遞択したら、操䜜ログの再生を行っお明现行が 自動入力されるずいう流れずなりたす。これにより、芁件 である明现入力のテンプレヌト化ができたした。 News Letter ビゞネス・ア゜シ゚むツ あいわ皎理士法人 2021 January Vol.199 ・ 操䜜ログの掻甚䟋 ・ 暙準機胜ず知っお驚いた Plaza-i 機胜 10 遞 ・ Word 差し蟌み印刷機胜ずテスト自動化 ・ 情報ず線集 ・ オンラむン展瀺䌚に参加したした ・ Plaza-i 最新バヌゞョン情報 ・ 消費皎の仕入皎額控陀におけるむンボむス制床に ぀いお ・ 絊䞎等の匕䞊げを行った堎合の皎額控陀制床/所埗 拡倧促進皎制の芋盎し Contents 発行元 (æ ª)ビゞネス・ア゜シ゚むツ 108-0014 東京郜枯区芝 4-3-5 ファヌスト岡田ビル 7F TEL 03-5520-5330 あいわ皎理士法人 108-0075 東京郜枯区枯南 2-5-3 オリックス品川ビル 4F TEL 03-5715-3316 | FAX03-5715-3318

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II 操䜜ログの掻甚䟋 はじめに 2019 幎 7 月のニュヌスレタヌ、「自動化の䞀䟋」の䞭ではテストケヌス䜜成を自動化する過皋ずしお、Plaza-i の画面䞊での操䜜を操䜜ログに出力する、ずいう内容がありたした。 今回は、その操䜜ログを入力支揎に掻甚した、ずいうお話を玹介させお頂きたす。

課題 匊瀟の Plaza-i のような ERP パッケヌゞでは、倚皮倚様な業務をカバヌできるよう、メニュヌや機胜も豊富であるこずが倚いですが、業務プロセスにぎったりフィットするこずもたた難しく、倚少の劥協が含たれるこずがあるかず思いたす。 䟋えば、ある入力画面にはパタヌン転蚘機胜が備わっおいるが、別の入力画面には無い。パタヌン化に䌌た機胜はあるがしっくりこないなどです。 匊瀟の堎合、芋積䌝祚を営業担圓者が䜜成し、その芋積に察する受泚䌝祚は異なる郚眲の担圓者が自郚眲向けの明现行を入力するこずがあり、この際に受泚䌝祚入力が適切にされず、修正の手間が掛かっおいるずいう課題がありたした。 芁件ずしおは、受泚䌝祚の明现入力テンプレヌトがあるずよいのですが、 ・ Plaza-i には芋積䌝祚から受泚䌝祚に転蚘する機胜はあるものの、そのたた転蚘すればよいものではない。

・ 将来期に受泚䌝祚を䜜っおキャンセルしそれを耇写する方法も考えられたしたが、パタヌンを倉曎できない、パタヌンが遞択しにくい、たた、通垞あり埗ない期を䜜るため、プログラムや人間がミスをする懞念がある。

など“しっくり”こない郚分がありたした。

遞択肢の぀に操䜜ログ 操䜜ログには぀のメニュヌがあり、぀は「操䜜ログの蚘録」、もう぀は「操䜜ログの再生」です。 操䜜ログの蚘録では、Plaza-iで行った操䜜を、操䜜ログファむルずしおプレヌンテキストファむルに出力できたすので、これを明现入力テンプレヌトの元にできたす。 実際の操䜜ログファむルの䟋ずしおは、 ・ 行远加ボタンpnlSOrdDLin, cmdAddLinSOrdDをクリック

・ テキストボックスtxtSOrdDItmCDにキヌ入力"xxx" などになりたす。 操䜜ログファむル自䜓はプレヌンテキストファむルですので、テキスト゚ディタ―で商品などのコヌド、数量、単䟡などを倉曎したり、同じような操䜜を繰り返し行う堎合はその郚分のログを行コピヌしたり、盎接線集するこずが容易です。 操䜜ログの再生では、前述の操䜜ログファむルを指定するこずで操䜜を再珟するため、手入力する必芁はありたせん。 運甚ずしおは、受泚䌝祚のヘッダは通垞通り入力し、商品明现タブを遞択したら、操䜜ログの再生を行っお明现行が自動入力されるずいう流れずなりたす。これにより、芁件である明现入力のテンプレヌト化ができたした。

News Letter

ビゞネス・ア゜シ゚むツ あいわ皎理士法人

2021 January Vol.199

・ 操䜜ログの掻甚䟋 ・ 暙準機胜ず知っお驚いた Plaza-i機胜 10遞 ・ Word差し蟌み印刷機胜ずテスト自動化 ・ 情報ず線集 ・ オンラむン展瀺䌚に参加したした ・ Plaza-i 最新バヌゞョン情報 ・ 消費皎の仕入皎額控陀におけるむンボむス制床に

぀いお ・ 絊䞎等の匕䞊げを行った堎合の皎額控陀制床/所埗

拡倧促進皎制の芋盎し

Contents

発行元 (æ ª)ビゞネス・ア゜シ゚むツ 108-0014 東京郜枯区芝 4-3-5 ファヌスト岡田ビル 7F TEL 03-5520-5330 あいわ皎理士法人 108-0075 東京郜枯区枯南 2-5-3 オリックス品川ビル 4F TEL 03-5715-3316 | FAX03-5715-3318

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操䜜ログファむルを分けるこずで现分化もでき、テンプレヌト A で明现を远加した埌に、テンプレヌト B で別の明现を远加するずいうこずができるのも特城です。

操䜜ログの泚意点 なお、本機胜に限らず、UI 系自動化ツヌル、再生ツヌル党般に蚀えるこずず思いたすが、ナヌザが操䜜する代わりに察話モヌドで動䜜するこずが前提ずなっおいたすので、再生が完了するたでは、Plaza-i だけでなく他の操䜜をしないで埅機する必芁がありたす。 他の操䜜をするず、キヌ送信が迷子になるなどしお、再生が終わらなかったり、倱敗したりする堎合があるためです。

おわりに 以䞊、メニュヌ内の専甚機胜ではなくおも、操䜜ログずいう遞択肢もありたすずいう事䟋玹介でした。ご参考になれば幞いです。

II暙準機胜ず知っお驚いたPlaza-i機胜 10遞 はじめに 平玠より Plaza-i をご愛顧いただき、誠にありがずうございたす。 筆者は、これたで倚くのお客様の Plaza-i 導入を担圓しおたいりたした。本皿では、筆者の担圓させお頂きたしたお客様ずの実䜓隓の䞭から、僭越ながら Plaza-i は暙準機胜でここたでできるのかず知っお、驚きをもっお迎えられた機胜をご玹介させお頂きたす。

゚クセル出力 䞀般的に゚クセル出力ずいうず、その出力条件は 1 ヶ月分たずめおしか出力できなかったりずか、デヌタ出力項目は暙準蚭定 1 パタヌンのみだったりずか䜕かず制玄が぀きたずいたす。Plaza-i は、各皮照䌚画面の目的に応じお日付/取匕先/商品コヌド他倚くの抜出条件の指定が可胜、たた、䞍芁なグリッド項目を非衚瀺ずするこずで、遞択した衚瀺項目のみを゚クセル出力するこずができたす。 このように瞊列、暪行の゚クセル出力が自圚にコントロヌルできるシステムは、なかなかありたせん。

様々な履歎デヌタ Plaza-i は、䜜成者/曎新者/承認者の入力ログの他、䜕かデヌタを倉曎する郜床、誰がい぀䜕をしたかテヌブル倉曎履歎を取るこずができたす。リアルタむム圚庫照䌚や原䟡蚈算の芁ずなる圚庫取匕䌝祚は圚庫入出庫の履歎ず蚀えたすし、商品単䟡マスタヌは単䟡有効日を持ち、それそのものが商品単䟡の履歎になりたす。 これらの履歎デヌタは、䟋えばサポヌト問合せで嚁力を発揮したす。お客様操䜜を现郚たで远うこずができたすので、普段お客様が無意識にやっおいた誀操䜜に察しお、倚くの気づきを提䟛するこずができたす。

豊富なオプション蚭定 手圢機胜を䜿う䜿わない、受泚承認は䌝祚毎䞀括承認ルヌルでずいった䌚瀟単䜍で決めるオプションは、恐らくある皋床の ERP システムには備わっおいるず思いたす。Plaza-i はそれだけでなく、受泚䌝祚や発泚䌝祚などの画面毎に蚭定するフォヌム別オプション、垳祚皮類毎に蚭定す

る垳祚オプション、曎には䌝祚 1 枚ずっおも囜内茞出䞉囜間取匕ずいった取匕圢態毎に動䜜を芏定する取匕タむプマスタヌたで取り揃えおいたす。 これら党お蚭定するので最初は倧倉ですが、䞀床蚭定しおしたえば、お客様 1 瀟 1 瀟のビゞネス特性に合った業務凊理を匷力に埌抌ししおくれるため、ずおも感謝されるこずが倚いです。

ナヌザ定矩コヌド 入力したい内容が入力できない 少し特殊な業務になるず、そのような声が倚く聞かれたす。その点 Plaza-i は、䌝祚ヘッダに最倧 10 çš®(䞀郚䟋倖がありたす)、䌝祚明现に最倧 10皮、商品マスタヌぞ最倧 20 皮のお客様が自由に定矩し利甚できるナヌザ定矩コヌドを栌玍するこずができたす。 ナヌザ定矩コヌドは、各皮䌝祚で任意入力できるだけでなく、商品マスタヌのナヌザ定矩を各皮䌝祚ぞ転蚘したり、䌝祚怜玢の条件に䜿甚したり、倖郚垳祚に衚瀺したり、統蚈情報ずしおデヌタを分析するこずにも掻甚できたすので、お客様に倧倉重宝されおいる機胜です。

請求締め 日本囜内の埗意先ぞ請求する堎合、埗意先様偎の郜合により、事现かに請求内容を指瀺される堎合がありたす。埗意先䌁業の A 事業郚のみ郜床請求、その他郚眲は締め請求でずか、締め請求だが今月のこの売䞊分のみ次月に回しおずか、前受・売掛を䞀枚にたずめおずか、締め日毎の 1 ヶ月分ではなく埗意先が指定した䌝祚のみをたずめお請求するずか、曎には䌝祚単䜍ではなく䌝祚明现レベルで指定される堎合もありたす。自瀟営業郚ず経理郚で請求締めを別々に実斜したいずいうニヌズもありたす。 Plaza-i はそういった請求締めに関わるご芁件に察し、埗意先マスタヌを䞭心ずしたマスタヌ蚭定で党お暙準機胜で察応するこずができたす。

圚庫匕圓 受泚発泚取匕で仕入れた商品をその受泚向けに出荷させる機胜は比范的ポピュラヌな機胜のように思いたす。ここで圚庫匕圓は、そうではなく、先に調達・仕入れしおおいた販売先の決たっおいない圚庫品に察し、受泚が入ったら他の受泚向けに出荷されないよう匕圓予玄する機胜です。 受泚発泚取匕を䞻県ずした基幹業務システムなどは圚庫匕圓機胜自䜓がない堎合もある䞭で、Plaza-i は圚庫匕圓基準マスタヌで営業担圓者毎に圚庫匕圓方法を詳现に蚭定可胜です。たた、圚庫匕圓順に受泚䌝祚番号順や入力日時順、玍品日順などの遞択肢を持ち、倧量デヌタ凊理に考慮した機胜蚭蚈ずなっおいたす。他にも入荷埅ち受泚があれば、入荷され次第圚庫匕圓する機胜や個別に圚庫匕圓を調敎する機胜も備えおいたす。この豊富な圚庫匕圓の暙準機胜に驚かれるお客様も倚いです。

マスタヌコヌド 䞀蚀でマスタヌコヌドず蚀っおも広範な内容を含みたすが、ここで特筆したいのは、぀は倧容量のコヌド倀を栌玍できるこず。これは少し地味かもしれたせんが、Plaza-i 導入時のマスタヌデヌタ移行においお、コヌド䜓系芋盎しを特に必芁ずしない、そのほずんど堎合、以前にご利甚されおいたシステムで利甚しおいたコヌド倀のたた移行するこずができたす。これはデヌタ移行に携わる担圓者にずっお、倚くのストレスから解攟しおくれるだけでなく、デヌタ移行をずおも円滑に進めるこずができたす。

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もう぀は、Plaza-i は隅々のマスタヌたでコヌド化されおいたすので、埌でデヌタ集蚈を取る堎合に、ずおも圹に立ちたす。前述のナヌザ定矩コヌドや単䜍、囜、茞送方法、支払条件ずいったマスタヌにいたるたでコヌド管理されおいたすので、以前は集蚈を諊めおいたが、Plaza-i でできるようになったず倚くの喜びの声を頂きたす。

倖郚連携 他システムずのデヌタ入出力の構築は、党銀協ずいった党囜的な協䌚統䞀ルヌルでもない限り、毎回毎回が個別芁件になりたす。個別芁件を定矩しシステム構築したすので、通垞はカスタマむズ開発で実珟するのですが、Plaza-i はそれを暙準機胜で実珟したす。 ファむル圢匏は固定長テキストか CSV か TSV か、デヌタ構造はヘッダ明现暪䞊びか、それずも別構造か、デヌタ項目の䞊び順はどうなっおいお、䞻キヌデヌタがどの項目で、どの項目を Plaza-i 項目ず察応させるか、Plaza-i 項目ず盎接察応させるこずができないずきは、どのようなマッピングを行うか、どのフォルダを連携察象ずするか、ファむル呜名芏則をどうするかずいった様々な芁件をナヌザデヌタ亀換凊理マスタヌずいうマスタヌで蚭定し、暙準機胜で察応するこずができたす。

゚クセルテンプレヌト Plaza-i ゚クセルテンプレヌトは、゚クセルでレむアりトされた垳祚䜜成を支揎する機胜です。゚クセル垳祚は通垞党お手動䜜成しお完成させたすが、゚クセルテンプレヌトでは、日付/䌝祚番号/取匕先情報/商品/数量/金額ずいった垳祚に必芁なデヌタを Plaza-i から゚クセル垳祚ぞ自動転蚘したす。 ゚クセルテンプレヌトの優れたずころは、゚クセル関数が䜵甚できたすので、䟋えば IF 関数を甚いお Plaza-i デヌタの倀が A だったら〇〇〇、たたは B だったら別の衚瀺にするずか、VLOOKUP 関数で゚クセル内の別リストを参照し衚瀺させる等、お客様業務に密着した垳祚蚭定が可胜な点です。

SVC・SVP 最埌は機胜ずいうより、モゞュヌルの玹介になりたす。 サヌビス業販売管理賌買管理察応ずしお、幎間契玄を基本ずする圹務・サヌビス契玄に関わる業務機胜を提䟛したす。物販の販売管理賌買管理ずこちらサヌビス業販売管理賌買管理の䞡方を揃えおいる ERP パッケヌゞは、珟状ではただ、珍しいのではず思いたす。 契玄金額倉曎や消費皎改正など、契玄期間で考えたすので、期間按分は耇雑な蚈算ずなる堎合がありたす。無期契玄における次幎床曎新受泚䜜成や将来における倉曎予定は、先々の事柄であるが故、忘れやすく、そういった凊理をPlaza-i に任せおおけるこずは、䜕事にも代えがたい機胜ず評䟡されおいたす。

おわりに いかがでしたでしょうか。Plaza-i 以前にご利甚されおいた基幹業務システムやお客様䌁業の埗意ずするずころずそうでないずころなどから Plaza-i を芋る目ずいうのは倉わっおくるずは思いたすが、本皿 10 遞は、ずりわけ暙準機胜ずいう抂念からは突出した機胜ではず思いたす。Plaza-i ご利甚䞭の皆様におかれたしおも、Plaza-i を末氞くご愛顧賜り、本皿がその再評䟡の䞀助になれば幞いです。

II Word差し蟌み印刷機胜ずテスト自動化 Word差し蟌み印刷機胜 Word には倚くの顧客に案内状やダむレクトメヌルなどを送るのに䟿利な「差し蟌み印刷」ずいう機胜がありたす。その名の通りドキュメントの䞀郚に別のデヌタを差し蟌むこずができる機胜で、䟋えば Excel で䜜成した䜏所録のデヌタを Word で䜜成した文曞に差し蟌んで印刷するこずで、耇数の宛先ぞの文曞を簡単に䜜成するこずができたす。幎末に幎賀状印刷で掻甚されおいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この「差し蟌み印刷」機胜は、印刷するだけではなく、デヌタを差し蟌んだ文曞を䞀぀のファむルずしお保存するこずもできたす。Wordの 1 ペヌゞの文曞に Excel の 10 件のデヌタを流し蟌んで䜜成した 10 ペヌゞ分の文曞を 1 ぀の文曞にしお保存するようなこずです。

テスト自動化ず既存ツヌル 匊瀟の品質管理では専甚のテストツヌルの他にも、元々業務で利甚しおいる゜フトりェアの機胜なども掻甚しおおり、この Word差し蟌み印刷もその䞀぀です。「印刷」ずいう名称はテスト開発ずはあたり関係がなさそうですが、意倖ず掻甚できたすので今回はその利甚事䟋をご玹介したす。 Plaza-i の回垰テストにおいお、ある䞀連の操䜜を、䞀郚の入力倀のみ倉曎しお繰り返し実行させたいずいうケヌスがよくあり、そのような堎合、「入力倀のパタヌンずなるリスト」ず「その倀を利甚しお実行する䞀連の操䜜手順」を定矩しおテストを実斜したす。この操䜜テストの実行においお、Word 差し蟌み印刷機胜ず Plaza-i の CMN 操䜜ログの蚘録を利甚しおテストスクリプトを䜜成し、CMN操䜜のログ再生でスクリプトを実行するこずで自動化し、テスト担圓者の䜜業を効率化しおいたす。

䜜業の流れ ・ CMN操䜜ログの蚘録-テストで実行する䞀連の操䜜を操䜜ログずしお蚘録する。※以䞋はテキストボックスに入力した倀、”TESTUSER001”を差し替えお繰り返し入力操䜜を実行する堎合のむメヌゞ

・ Excel で差し蟌むデヌタずなる入力倀の䞀芧ファむルを甚意する。

・ Word の癜玙の文曞に操䜜ログをテキストデヌタずしお貌り付ける。

・ Word の文曞ず Excel の差し蟌みデヌタをリンクし、デヌタを差し蟌む。

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・ Word の[完了ず差し蟌み]で入力倀を差し蟌んだファむルを䜜成する。”<<ナヌザ ID>>”が” TESTUSER01”,” TESTUSER02”,” TESTUSER03” ず差し蟌たれ繰り返されるファむルが䜜成される。

・ CMN操䜜ログの再生-䜜成したファむルのテキストデヌタを操䜜ログずしお保存し、再生機胜で実行する

おわりに 日々、新しいツヌルや機胜がリリヌスされお色々ず䟿利になっおいたすが、昔から利甚しおいる定番の機胜も䜿い方次第で䜜業効率を改善できる堎面がただただありそうです。テスト自動化やRPAの掚進は自動化するこず自䜓が目的になり、新しいツヌルやシステムに目が行きがちですが、人手がかかる郚分を機械化しお䜜業の負担も人的ミスも枛らせれば良いず考えお、既存のものを掻甚するこずも倧事だず考えおいたす。

II 情報ず線集 はじめに 今回筆者は、什和 3 幎、幎始のテヌマずしお、「線集術」や「線集工孊」で知られる、束岡正剛著『知の線集工孊』朝日文庫 2001 幎 3 月刊を通しお、「線集」に぀いおご玹介いたしたす。

線集ずは この著者のいう線集ずは、映画やテレビ、雑誌等で切ったり貌ったりする線集よりさらに倧きな抂念ずしお拡匵したものです。線集の扱う察象は、メディア技術や映像技術音響技術、CG技術は圓然のこず、生呜の蚭蚈者ずしおの DNAや RNA 等の生呜科孊、システム工孊、情報通信理論、知識工孊、゜フトりェア工孊、蚘号論、倧脳生理孊、人工知胜論、コンピュヌタヌサむ゚ンスから民俗・民族孊、文孊理論、挔出論、デザむン論等々、芁するにより広矩な情報そのものです。 生態孊者であり、囜立民族孊博物通の初代通長の梅棹忠倫氏は、1963 幎、雑誌「攟送朝日」の『情報産業論』ずいう論文で情報産業ずいう蚀葉を初めお甚いたずされ、1988 幎の『䞭倮公論』では、「線集者は、情報産業における技垫゚ンゞニアである」ず蚀ったそうです。

束岡正剛ずは たず、この著者束岡正剛氏のプロフィヌルを簡単にご玹介いたしたす。工䜜舎ずいう出版瀟を蚭立し、雑誌『遊』を創刊し線集長を務めたす。退瀟埌、線集工孊研究所を蚭立し、NTTからの䟝頌で『情報の歎史 象圢文字から人工知胜たで』を刊行(䞖界各地域毎の歎史情報を俯瞰・比范できるように暪䞊びの幎衚圢匏にしお敎理した倧著)。 珟圚所長、倧孊の図曞通プロデュヌスや、角川歊蔵野ミュヌゞアムの通長他、ISISむシス線集孊校を蚭立し、校長をされおいたす。千倜千冊※1ずいう曞評サむトも有名です。 線集力は、ラグビヌのキャプテンも営業郚長も技術開発郚長も料理人も子育おのお母さんも身に着けおいるずいいたす。

あらすじ

本曞籍の前半では、人間ずコンピュヌタの違いやコンピュヌタの課題、私たちが、蚀語ずいう道具蚘号を通じお、むメヌゞの想起やコミュニケ―ションをどのようなメカニズムで行っおいるのか、昚日䜕をしたかを説明するのにどのようにダむゞェスト化情報圧瞮したか、線集には分節が重芁で、分節ルヌツをたどりながら、人間がどう発展しおきたか、さらに䌁業組織の説明たでに觊れおいたす。さらに、脳の蚘憶ず再生の仕組、コミュニケヌションず経枈ず文化のネットワヌクず流通がどのように芜生えたかをむギリスのコヌヒヌハりスず日本の茶の湯から説明しおおり、ずおも興味深い構成・内容になっおいたす。 本曞籍の埌半は、著者が線集を考えるうえで参考になった抂念・曞籍の玹介や、埌挢の鄭玄から圱響を受けたずいう若き日の空海「䞉教指垰」からみおずれる線集力の玹介※2、線集の背景に関する領域の分類情報の舞台、岩波文庫 7 冊の『レ・ミれラブル』がなぜ数十ペヌゞの絵本になり埗るのか情報圧瞮、興味深いのは、これができるずいうこずは、どんなコンテンツもあらゆるメディアに倉換できるこずを意味するずいいたす。情報には、垞に「乗り物」「着物」「持ち物」による 3 ぀の倉化が備わっおいるずみおおり、たた、情報には、本䜓ずは別の運び手や意匠、比喩などがくっ぀いおいる。情報は様々なメディアやキャリアを乗り換え、いろいろな柄のコスチュヌムを着、い぀でも内容ずいう持ち物をぶら䞋げおいるずいいたす。

線集工孊の方法・分類 線集工孊では線集方法を線纂ず線集に分け、線纂圢匏情報は、蟞兞や蟞曞の線纂の意味の他、収集・分類・遞択なども含たれ、系統暹の方法も線纂ずしおいたす。 線纂より自由に芁玄したり、適合させたり類掚したりする幅広い方法を線集意味情報ずしおいたす。線集の察象ずなる情報発生の舞台を 11 に分け、プロセスを段階に分け、方法のガむドラむンずしお 6 ぀に、情報線集技術ずしおの玠材情報矀25 矀に、線集技法ずしお 64 の分類を玹介しおいたす。この他にも、䞭囜やギリシャ、叀代むンドの線集にた぀わる技術抂念を玹介しおいたす。 さらに線集工孊ずしおの぀の線集方針時間的、堎面的、文脈的、埋動的、手続き的線集。䜕を軞にしお線集を進めるか。内容よりもどのような点に着目するか。のヒントが曞かれおいたす。

情報連鎖 本曞は、線集は、子䟛たちの「連想ゲヌム」から芋いだせる、から始たりたす。「リンゎ、食べる」ず語尟を䞊げお盞手に聞けば、赀い果物のリンゎや甘い銙りが、なぜむメヌゞできるのか。蚀葉は実䜓に匹敵するむメヌゞを喚起するこずができるずいいたす。蚀葉の蚘号性がむメヌゞを喚起する力を持っおいる、私たちの頭の䞭で①単語の目録ず②単語の目録に察するむメヌゞの蟞曞、③文法いうルヌルの矀がうたく合わさっお働くこずで、連想ゲヌムができるコミュニケヌションが取れる、脳内で単語のレベルでは珟れない情報連鎖が起こっおいる、この情報連鎖の感芚を自芚的に再掻甚するこずが線集技術ずいいたす。

情報は぀ながっおいる 人間ずコンピュヌタの違いにも觊れ、人間はそれたでの経隓を生かしお、情報の凊理・線集をしながら、同時に適切な衚珟様匏を自圚に遞んでいる、しかし、コンピュヌタにはそれがむずかしい。 私たちは、随時、情報凊理に応じた圹柄を挔じ分けられる

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が、コンピュヌタはこれが苊手。人間は、だれしも「アフォヌダンス」ずいう胜力を有しおいる。ある䌚瀟を蚪問した際に、どうぞ、おかけになっおください、ず蚀われた際に、怅子に腰を䞋ろそうする際、無意識に柔らかさや間合いを予枬しお座ろうずする胜力、行動する際に自己の情報の線集化を起こしおいるずいいたす。 私たちは、郚分ず党䜓を適圓にずりかえながら刀断を進める。䟋えば、あるバッグの党䜓をみお、次に、L ず V の文字を芋るこずでこれはあの有名ブランドだなずか、人によっおは、そこから䌚瀟を想像する。たた、ハンドバッグか、ボストンバックか、芋たこずなければこれは新䜜かなどず想像するこずもある。芖点の入れ替えの最䞭に、急速に知識を動員させおいる、等䞀䟋ですが、コンピュヌタが苊手な䟋をあげおいたす。

脳が持぀線集・考えるメカニズム 私たちは 1 日 24 時間のうち、145 時間を起きお生掻しおいたすが、昚日の行動を思い出すのには、5 分あれば十分ずいいたす。1 日を、分のダむゞェストにでき、情報圧瞮しおいる、これが脳の線集力の秘密の䞀぀ずいいたす。あるデスクの䞊のコップをみる「泚意を向ける」、この泚意を向けるこずが線集を起動させる第䞀条件ず著者は蚀いたす。泚意ずは、その察象にむメヌゞの端子を泚ぐこずずいいたす。コップならコップずいう区切りを自分に察応させ、空気やデスクや、色などは䞀報で背景に消し去られたす。 情報には地情報の背景的なものず図背景にのっおいる情報の図柄があり、私たちは情報の図だけに泚意しお生掻しおいるそうです。背景はあたりに連続しすぎおいおそれを自動的に省いおいるそうです。 䟋えば机の䞊に眮かれたコップは、グラス、ガラス補品、日甚品、キラキラしたものずも蚀えたすが。これらは知識のラベルです。コップを取り巻いお、そういういく぀もの知識ラベルが、脳ずいうネットワヌク䞊に密集しおおり、しかも脳の䞭には別々に䜍眮し、これらの知識ラベルのそのたた奥にさらにいく぀もの知識ラベルを匕き連れおいる。どれが芪ラベルか子ラベルか、孫ラベルかもあえお、はっきりせず䞻埓関係になっおもいない。泚意を向けたずころが、仮の芪になり、次々に子ラベルを、その子ラベルが孫ラベルを匕き出しおくる。仮の芪が図になっおいく。脳の䞭は、知識やむメヌゞを無数の図のリンクを匵り巡らしおいるハむパヌリンクず呌んでいたす。このネットワヌクは䞀局的ではなく、倚局的で立䜓的。意味単䜍のネットワヌクを進むこずを「考える」こずだず蚀いたす。たた、どの道筋を進むかで、どこで分岐するか、進んでもこれは違うず、䞀぀前の分岐に戻るようなこずが起こる。このゞグザグの進行が考えるこずの正䜓ずいうのは圓たり前のようで興味深い掞察です。 この著者が線集ずいう方法に熱䞭する匷烈な動機になった経隓が曞かれおいたす。著者の知人女性があるずき、怍物人間になっおしたった。どんな治療を詊みおも、䜕も起きず、1 幎以䞊眠った状態で、医垫も芋攟しおいたが、信念に満ちた母芪の壮絶な努力によっお、圌女は目を芚たした。しかし、圌女は蚘憶を倱い、目を動かすこずも指を曲げるこずもできなかった。呚囲では、あのたた眠っおいたほうが良かったかもしれないずささやいた。だがここでも想像を絶したお母さんの努力が開始された。そもそもどのように手や指は動くのか、からはじめ、どのように蚀葉を䜿うのか、誰が誰でその誰がどんな人物で、圌女ずどんな関係があるのかずいうこずたでひず぀ひず぀䞹念に教えるこずになり、著者は、そのプログラミング芋おいる偎に䞎える

筋曞きの意プロセスに関わったずいう。さいわい玠晎らしい回埩力で、䜕かがわかるず蚘憶の䞭の情報連鎖が䜜動するらしく、うたく道筋を远っおいくこずで、小孊校のこず、先生のこず、次に最初に小孊校に行った時の堎面を぀くる、次に小孊校ずいう蚘憶のネットワヌクの䞭心的な軞を぀くっおいくずいう方法で、隣の道筋の蚘憶は抜けおいたようだったが、その抜けおいる道筋毎に補っおいくずいうのを繰り返し、いく぀かの道筋が回埩するず突劂、䞡者を぀なぐバむパスに劇的な光が圓たったずいいたす。

情報のルヌツは分節化 情報の海に句読点区切り分節化を打぀こずが、線集工孊の第䞀歩で重芁なこずずいいたす。線集は、情報の海を区別し、連携させるこずであるから。したがっお、区切りを぀けるため、䜕が同じで、䜕が違うかが泚意の察象になりたす。 歎史を芋おも分節化するこずが人類の第䞀歩だったずいいたす。朚の䞊→草原→盎立二足歩行→分節化芪指ず他の 4本指の察向化。ものが぀かみやすくなり、芪指を他の指ずは異なる向きにできるようになるず数が数えられるようになる。このようにしお数ずいう抂念も発生したのではずいう専門家もいるそうです。分節化は、情報線集プロセスにずっお最も基本的な基瀎䜜業で、䞀぀の分節化は、そのほかの分節化に察応しうる。マックス・りェルトハむマヌずいう人は指の分節化が蚀葉の発生を促したずも考えたそうです。赀ちゃんの手を匷く掚すず、口を開けるずいったこずもかかれおいたす。蚀葉の発生に぀いお、はっきりしおいるこずは、喉声垯の筋肉が分節化できたこずが、喉声垯に倚様性をもたらしお、発音が耇雑化できるようになったずいいたす。人間の䜓、蚀語、文章、さらには圹所や䌁業組織、機械、建築物等倧半のシステムが分節を基本単䜍ずしお、構造を成立させおいるずいう蚘述は、興味深い内容です。 どの分節がどの分節に察応しおいるかが重芁で、これは文法倚ゞャンルに適甚可胜な情報文法の発生を意味し、分節化盞互枬定できるようになるこずを意味しおいるずいいたす。 映画やドラマを芋おいるずき、最初の 10 分で面癜いかどうか刀断できるずいったこずをよく蚀いたすが、これは、分節化しおいるずいうこず。サスペンスも䜕本か芋おいるずあらたかストヌリヌ展開が予想できる。映画制䜜偎も分節を意図しお䜜っおいる。分節の倚様化・耇雑化が文法を生む。 情報は、分節化をルヌツにしおいるため、分節化が様々なゞャンルに圓おはたる線集方法ずいいたす。情報はどこからきたか脳からきおおり、その前は生呜からきおいる。生呜は、もずもず情報のプログラムをネタにしお生成されたずいいたす。 生呜の蚭蚈者ずしおの DNA や RNA によっお、生呜より先に情報があり、その情報の維持ず保護のために生呜様匏が考案された。そこで生物は生物なりの情報文法を䜜った。生物的な自己ずいう仮の䞭心を぀くった。䞻語がないず文法が䜜れないから。著者は自己組織化のプロセスず呌んでいたす 以䞊が分節化をベヌスにした生呜の情報の線集史抂略です。

蚘憶ず再生のメカニズム 倖から入っおきた情報は、たずナマのたた感芚的なストレヌゞに攟り蟌たれお、最初の情報凊理が行われ、短期蚘憶

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15 秒ほどで消える蚘憶ずいいたすに玠早くたわる、短期蚘憶を長期蚘憶にするためにはリハヌサル蚘憶ずいう回路を䜿うそうです。たた短期蚘憶を長期蚘憶化するには、䜕床もリハヌサル蚘憶を䜿う必芁があり、歌やスポヌツで䜕床も繰り返し行っお䜓で芚えるのず同じ理屈のようです。リハヌサル蚘憶には、維持リハヌサルず粟緻化リハヌサルがあり、維持リハヌサルは、音や画像ずしおずらえ、がうっずしか思い出せない、䟋えばある人の顔はむメヌゞできるのに名前が出ない状態。粟緻化リハヌサルは、情報を受けた時にしっかりずコヌディングされた堎合でこれが長期蚘憶のストレヌゞから取りだしすいそうです。 長期蚘憶は、脳内の様々なツヌルや゜フトりェアが関䞎する。最も倧きな特城は意味的であるずいうこず。 単なる感芚的な情報が意味のシステムず結び぀いたずきに、情報は長期にわたっお取り出し可胜状態になり、線集の察象ずなる。泚意によっお情報はうたく短期蚘憶に運べる。蚘憶ず再生にはカテゎリヌやプロトタむプ類型の圹割が倧きい。 著者である束岡正剛の確信、蚘憶の再生ずは、「倖からやっおきた情報が自分に䌌たカテゎリヌやプロトタむプを探し出すずいうこず」ずいいたす。

線集ず経枈文化 経枈ず文化は切り離すべきではない、著者は経枈文化であるべきずいいたす。経枈文化はネットワヌク状になっおいお、マルチメディア瀟䌚ずは、ネットワヌク経枈文化が進む瀟䌚、内容コンテンツが亀換されるたびに経枈行為を生んでいく。経枈を【亀換行為を媒介にした財ずサヌビスの線集プロセス】ずずらえ、そのすべおのプロセスに経枈文化の線集行為が集䞭しお衚珟される。 貚幣は蚀語の圹割を担う。蚀語だから、各囜民族で䟡倀芳が異なり、衚珟も異なる。蚀語的掻動性を持぀貚幣の本質をもっず培底しお流通させるような詊みもあり埗るずいいたす。すでに実珟し぀぀あるように筆者は考えたすが、䟋ずしお、E マネヌやデゞタルキャッシュむンタヌネットを流通する貚幣蚀語ずずらえるこずができる。線集工孊的には情報貚幣、貚幣ではないが、情報芏玄プロトコルに合わせお䞖界垂堎を流通する。䟋えば有名な投資家ゞョヌゞ・゜ロスの投資掻動はずっくにそのようになっおいるずいいたす。

むギリスのコヌヒヌハりスず日本の茶の湯 マルチメディア時代の経枈文化を考える時の぀ずしお、぀目は、むギリスのコヌヒヌハりスず 2 ぀目ずしお、日本の茶の湯を䞊げおいたす。 この二぀はずびきりの経枈文化モデルで、比類ない線集空間ず䜍眮付けたす。 コヌヒヌハりスを基点に䞻に぀の情報線集が実を結んだ。①ゞャヌナリズム・情報誌の発行ペヌロッパ発の掻字メディア、ゞャヌナリズムの発展に぀ながる 1659 幎情報玙ヘンリヌ・マディマン『パヌラヌメンタリヌ・むンテリゞェンサヌ』に代衚されたす。 ②株匏䌚瀟の発展、それが保険システム・保険䌚瀟に結び぀きたす。未知の経枈䞖界の投資にロむズコヌヒヌハりスのロむド店䞻、南海やむンド掋に目が泚がれおいるのを知っお資金を集め、投資家クラブ、株匏䌚瀟の原型カンパニヌを぀くりたした。ロむズコヌヒヌハりスを胎元ずしお共同株䞻になるロむズ保険の誕生です。

③政党、議䌚䞻矩政治の背景を぀くる、党掟ごずにハりスを遞び、政策議論を戊わせた「コヌヒヌハりスは政治家を賢明にする」ずアレグサンダヌ・ポヌプずいう人は名蚀を残しおいたす。 ④広告がうたれた。チラシのたぐいだそうですが、ペスト予防や探怜隊募集に䜿われたそうです。 ⑀負の面ず蚀えそうですが、犯眪者クラブやフリヌメヌ゜ンなどの秘密結瀟が生たれ、圓時、秘密結瀟が 200 件ほどもあったずいいたす。 これらず同様のこずが日本の茶の湯でも起きおいたずいいたす。茶の湯埡政道や倧名茶の湯、経枈文化ずしおの茶宀・茶道具の線集、奜みずいう独自の゜フトりェア感芚が育たれ、井戞茶碗を亀換䟡倀ずしお線集し、千家十職のような職胜技胜集団を生み出した、連房匏登釜等、倧量生産方匏も誕生。コヌヒヌハりスや茶宀は経枈文化を生み出す空間のプロトタむプだったずいう芋方は興味深いものがありたす。 さらに経枈文化モデルの象城ずしお二぀、啓蒙䞻矩ず産業革呜を経お、さらに①癟科党曞や②マスメディアが出珟した。癟科事兞は、挢垝囜やロヌマ時代では特に有名、淮南子えなんじや史蚘、䞃略が生たれ、癟科事兞はい぀の時代もデヌタベヌスずしお機胜した。アレクサンダヌ倧王の意志を受けおカリマコスが぀くったピケナスずいう目録も該圓し、アレクサンドリアずいう理想郜垂のマスタヌプログラムずいい、ディドロずダランベヌルは、それたでの博物誌が描いたデヌタベヌスずは異なり、ものが䜜り出される仕組みたで初めお蚘茉した。知識ず機械ずが初めお合䜓しお語られうるこずを瀺しお、歎史の䞭にシステムが䜜動し始めたずいう実感を人々にもたらしたずいいたす。 癟科党曞はたた、マニュアルの誕生を象城し、それたでに園芞技術や料理技術はあったそうですが、そのマニュアルを癟科党曞が党領域に拡げお芋せ、たたリンクしおみせた。これを読めば、おいしい料理や矎しい草花を、目の前に再珟するこずができるようになった、情報線集の新しい力を象城した。マスメディアは、コヌヒヌハりスのゞャヌナリズムが加速・統合され、日刊新聞ずいうレベルに達する。茪転印刷機の発明が日刊新聞を促す、それは情報圧瞮の劙技だったずいいたす。

経枈文化モデルの近代の頂点 䞇囜博ず癟貚店の誕生をあげたす。ずもに 1850 幎代に誕生し、どちらもコンセプトは䞖界を䞀堂に集めたいずいうこず。ロンドン博 1851 幎、パリ博 1855 幎、パリのボンマルシェ癟貚店 1852幎、ミュヌペヌクメヌシヌ癟貚店 1858幎、党く同じ時期に AP 通信 1848 幎、ロむタヌ1851 幎に蚭立されおいるのは非垞に興味深いずころです。

最埌に 著者は、別の著曞のあずがきで、「線集力ずしお総じお䜕が重芖されるべきかずいうず、論蚌にこだわるロゞカル・シンキングから類掚力を鍛えるアナロゞカル・シンキングのほうに芖座を移しおみおはどうか」ず曞いおいたすが、筆者も、スピヌドの他、柔軟性やプロトタむプ的な進め方の重芁性が最近蚀われおいるこずからも、留意すべき指摘ず考えたす。 テクニカルな線集技術の内容は倚岐にわたるこずから、倚くは割愛しおおりたす。 情報の歎史は、線集の歎史であり、線集ずは関係の発芋だず著者は蚀いたす。マスメディアが発信する情報の他、個

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人発信の情報たでが SNSなどを通じ、マスメディアになる時代になり、今埌たすたす、氟濫する情報の䞭から、意識するにも無意識にも取捚遞択する情報線集が、自身にずっおどういう意味に぀ながるかが重芁ずなり、その際に線集ずいう抂念がヒントになるのではないかず考え、本曞籍を玹介させおいただきたした。 ※1 束岡正剛『千倜千冊』は、2021 幎 1 月珟圚、最新は 1761倜を数えたす。※2 束岡正剛著『空海の倢』春秋瀟 2005 幎12 月刊

II オンラむン展瀺䌚に参加したした オンラむン展瀺䌚出展 匊瀟は昚幎 2 ぀のオンラむン展瀺䌚に出展いたしたした。぀目はむノベヌション瀟䞻催の「ITトレンド EXPO2020」。もう䞀぀は DMM.com 瀟䞻催の「業務支揎サミット 2020」です。 コロナ犍の䞭、これたで倧芏暡展瀺䌚を䞻催しおきた䌚瀟以倖にも倚くの䌁業が独自の展瀺䌚を開催しおいるようです。 新垞態䞋での新たな展瀺䌚の兆しが芋えおくずずもに䞻催者・出展者・参加者それぞれ課題が倚いこずも分かっおきたした。

オンラむン展瀺䌚ずは オンラむン展瀺䌚ずはどういったものでしょうか。 オンラむン展瀺䌚はバヌチャル展瀺䌚・りェブ展瀺䌚呌ばれ、リアルな䌚堎に人を集めるのではなく、Web 䞊で行う展瀺䌚です。 オンラむン展瀺䌚で䜿甚されるツヌル、䟋えば チャットだけなのか、バヌチャルスペヌスツヌルを利甚しおいるのかによっお埗られる展瀺䌚䜓隓は倧きく異なるこずがありたす。

オンラむン展瀺䌚の参加方法 オンラむン展瀺䌚に参加するためには Web ペヌゞから事前申し蟌みを行いたす。 展瀺䌚によっおは申し蟌みペヌゞで登録した情報が自身の名刺情報ずなり、出展䌁業の資料を芋る際に登録情報が先方に送信されたす。 オンラむン展瀺䌚䌚堎である Web ペヌゞにはリヌド文ず䌁業たたは補品のアむコンず簡単な説明が蚘茉されおいたす。 ペヌゞをスクロヌルしながらどんな䌁業がどんな補品で出展しおいるのか芋おいきたす。 クリックしお出展瀟ブヌスペヌゞに移動したす。 さらに詳しい情報が知りたい堎合には担圓者ずチャットをするこずができたす。 別の展瀺䌚䌚堎に移動するには Top ペヌゞからカテゎリを遞択し盎したす。 ここたでの流れですが、怜玢窓の怜玢ワヌドを入れお、問い合わせする行為ず倧きな違いがあったでしょうか。筆者は残念ながらあたり倧きな違いを感じるこずができたせんでした。

リアル展瀺䌚の代替は可胜か そもそもリアルな展瀺䌚のメリットずはなんだったでしょ

うか。 筆者は倧たかに以䞋の 3 ぀だず考えおいたす。 ①広範な情報を䞀床に収集できるこず ②業界党䜓のトレンドを知れるこず ③担圓者ず盎接知り合えるこず オンラむン展瀺䌚でもこれらのこずが実珟できなくはありたせん。 しかし、物足りない点がいく぀もありたした。䟋えば①ですが、情報収集段階であれば、あたり積極的に営業されたくない堎合がありたす。特に業界党䜓を広範に調べお回るずきなどはそうでしょう。そうしたずきに展瀺䌚であれば、ブヌスのスタッフが配垃しおいる資料を受け取り、名刺を枡さずに立ち話をするだけで枈みたす。それ以䞊の情報を聞く䟡倀があるず思えば名刺亀換をすればいいわけです。オンラむン展瀺䌚ではそうはいきたせんでした。䌚瀟名・氏名が衚瀺された状態で展瀺ブヌスに入り、資料をちょっず閲芧するためにもこちらの情報を提䟛しなければいけたせん。これでは、埌日営業をかけられるこずを懞念しおずりあえず資料だけ収集するずいったこずは難しいでしょう。 筆者はリアルの展瀺䌚ではブヌスコマ数を 4 コマ占有しおいる・小さいブヌスなのに人だかりができおいるずころは専門倖でも芋に行くようにしおいたした。こうした芖芚からの情報もトレンドを知るうえで重芁な芁玠になっおいたした。䞀転、オンラむン展瀺䌚では Web ペヌゞの倧きさに意味は無く、たたそのペヌゞを今珟圚どれだけの人が閲芧しおいるかも分からなかったので、重みづけがしにくい状態でした。 もっず詳しく知りたいず思ったずきにその堎で担圓者ず顔を合わせおから知り合いになれるずいうのは倧きなメリットだず思いたす。補品に関する説明を立ち話やブヌスでしおもらうこずで担圓者の人ずなりが倚少なり分かりたすので、この人ずなら今埌もコンタクトずっおもいいかなずいった刀断をしおから名刺亀換をするこずができたす。

オンラむン展瀺䌚独自のメリット Web ペヌゞを芋るのであれば、ネットで怜玢するのず倧しお違わないのではないかず思いたす。 ではあえおオンラむン展瀺䌚独自のメリットを挙げるずすれば、どういった点でしょうか。珟時点では以䞋のようなものではないかず思いたす。 ①情報が比范しやすい圢になっおいる ②担圓者が埅機しおいる 出展者の情報が画䞀的な掲茉フォヌマットになっおいるため、興味ある補品や䌚瀟をむンタヌネットで調べるよりは比范しやすいず感じたした。たた、気になる補品に぀いお質問したい際に、普通であれば問い合わせフォヌムや電話をする必芁がありたすが、オンラむン展瀺䌚は担圓者が埅機しおいるこずになっおいるのでチャットなどを䜿ったリアルタむムなやり取りがしやすいずいったメリットがありたした。

今埌の展望 筆者が参加した限りでは、オンラむン展瀺䌚ぞの参加は参加するメリットよりもリアルな展瀺䌚に比べおのデメリットが目に付く䜓隓になりたした。それでも、新型コロナりむルスの感染拡倧にずもなう゜ヌシャルディスタンスやリモヌトワヌクずいう朮流の䞭でオンラむン展瀺䌚の開催は

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継続しおいくでしょう。 展瀺䌚から埗られる情報に぀いおですが、IT 業界はそれでもただオンラむン展瀺䌚ずリアルな展瀺䌚で埗られる”補品”の情報に぀いおは倧きな差が出ないず思いたす。しかし、物理的な機械補品や新玠材など倧きさデザむン、手觊りなどが重芁芖される堎合にはただただオンラむン展瀺䌚ではリアルの代替ずはなりえないでしょう。 With コロナの時代になれば、制玄はありながらもリアルな展瀺䌚が開催され始めるのは間違いありたせん。逆にその時にオンラむン展瀺䌚が開催されおいおも、ツヌルの進化や䞻催者・出展者の創意工倫がなければリアルな展瀺䌚で提䟛されるサヌビスの 1 ぀になっおしたうのではないでしょうか。そうならないためにも堎所や時間の制玄を受けないずいうオンラむンの優䜍点を生かした、より䞖界的に倧芏暡な展瀺䌚が䜎コストで開催され、これたで接するこずのなかった出展者ず参加者がマッチングされるこずを期埅しおいたす。ただし、そこたで倧芏暡になったずきに Webペヌゞで怜玢するずきずの違いはあるのか疑問は残りたす。 読者の皆様も時間・堎所を遞ばないオンラむン展瀺䌚のメリットを掻かしお、ぜひ䞀床は参加しおみおはいかがでしょうか。

II Plaza-i 最新バヌゞョン情報 2021 幎 1 月 22 日珟圚たでリリヌスしおおりたす、最新のPlaza-i バヌゞョン情報をお知らせ臎したす。 ・Plaza-i.NET V2.02.23.03

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II 消費皎の仕入皎額控陀におけるむンボむス制床に぀いお はじめに 什和元幎 10 月 1 日から消費皎率が 8から 10に匕き䞊げられ、それに䌎い飲食品や新聞などを察象ずした軜枛皎率制床が導入されたした。軜枛皎率制床にから 10・8ず耇数の消費皎率が混圚するため、仕入皎額控陀の芁件ずしお皎率毎に区分した区分蚘茉請求曞の発行が求められるこずなりたした。日垞の経理凊理実務に倧きな圱響を及がしたこずは蚘憶に新しいです。 この消費皎の仕入皎額控陀制床においお、区分蚘茉請求曞に代わり什和 5 幎 10 月 1 日から適栌請求曞(いわゆるむンボむス)等保存方匏が導入されたす。たた適栌請求曞発行事業者ずしおの登録も什和幎 10 月 1 日からスタヌトしたす。適栌請求曞等保存方匏が導入される什和 5 幎 10 月 1 日に登録を受けるためには什和 5 幎 3 月 31 日たでに登録申請をする必芁があるため泚意が必芁です。

適栌請求曞(むンボむス)制床の抂芁 ①適栌請求曞(むンボむス)ずは 売手が買手に察しお、正確な適甚皎率や消費皎額等を䌝えるものです。具䜓的には、珟行の区分蚘茉請求曞に登録番号、適甚皎率及び消費皎額等の蚘茉が远加された請求曞等の通称になりたす。 《適栌請求曞(むンボむス)の蚘茉事項》

a 適栌請求曞発行事業者の氏名又は名称及び登録番号 b 課皎資産の譲枡等を行った幎月日

c 課皎資産の譲枡等の内容(軜枛皎率の察象である堎合にはその旚)

d 皎抜䟡額又は皎蟌䟡額を皎率ごずに区分しお合蚈した金額及び適甚皎率

e 皎率ごずに区分した消費皎額等 f 曞類の亀付を受ける事業者の氏名又は名称 ②適栌請求曞(むンボむス)制床ずは 売手である登録事業者は、買手である取匕盞手から求められたずきは、適栌請求曞(むンボむス)を亀付しなければなりたせん。たた、亀付した適栌請求曞(むンボむス)の写しを保存しおおく必芁がありたす。 買手は仕入皎額控陀の適甚を受けるために、原則ずしお取匕盞手である登録事業者から亀付を受けた適栌請求曞(むンボむス)※の保存等が必芁ずなりたす。 ※買手は、自らが䜜成した仕入明现曞等のうち、䞀定の事項(適栌請求曞に蚘茉が必芁な事項)が蚘茉され取匕盞手の確認を受けたものを保存するこずで、仕入皎額控陀の適甚を受けるこずもできたす。

適栌請求曞発行事業者の登録制床 適栌請求曞発行事業者の登録を受けるこずができるのは、課皎事業者に限られたす。適栌請求曞発行事業者の登録を受けようずする事業者は、玍皎地を所蜄する皎務眲長に登録申請曞を提出する必芁がありたす。なお、登録申請曞は、什和 3 幎 10 月 1 日から提出するこずができたす。適栌請求曞等保存方匏が導入される什和 5 幎 10 月 1 日に登録を受けるためには什和 5 幎 3 月 31 日たでに登録申請をする

必芁がありたす。

登録の効力 皎務眲長は登録を受けた事業者に察しおその旚を曞面で通知するこずずされおいたすが、適栌請求曞発行事業者の登録の効力は、適栌請求曞発行事業者登録簿に登茉された日(登録日)に発生したす。なお、什和 5 幎 10 月日から前に通知を受けた堎合であっおも、登録日は什和 5 幎 10 月 1 日ずなりたす。

免皎事業者の取り扱い 消費皎の玍皎矩務が免陀される事業者を免皎事業者ずいいたすが、適栌請求曞発行事業者の登録は䞊蚘 3 で蚘茉したずおり課皎事業者に限られたす。取匕先が仕入皎額控陀を受けるためには適栌請求曞(むンボむス)の保存が芁件ずなるため、什和幎 10月 1 日以降も継続しお免皎事業者ずなる堎合は次のようなリスクが顕圚化する可胜性がありたす。 《顕圚化するリスクの䟋》 ① 他の適栌請求曞発行事業者に取匕先を倉曎される。 ② 取匕先から消費皎分の仕入䟡額の倀䞋げを芁求される。 自瀟が課皎事象者であったずしおも、既に取匕がある䌚

瀟が免皎事業者の堎合は、自瀟で仕入皎額控陀を受けるこずができないため、取匕先ぞの事前確認及び十分な準備、怜蚎が必芁ずなりたす。

経過措眮 什和 5 幎 10 月 1 日以降適栌請求曞発行事象者以倖の者からの仕入れに぀いおは仕入皎額控陀を行うこずができたせんが、䞀定期間に限り、適栌請求曞発行事業者以倖の者からの仕入れであっおも、仕入皎額盞圓の䞀定割合を仕入皎額ずしお控陀できる経過措眮が蚭けられおいたす。 経過措眮を適甚できる期間等は次のずおりです。 《経過措眮を適甚できる期間等》 ① 什和 5 幎 10 月 1 日から什和幎 9 月日たで

仕入皎額盞圓額の 80 ② 什和幎 10 月 1 日から什和 11 幎 9月 30 日たで

仕入皎額盞圓額の 50

7おわりに 適栌請求曞(むンボむス)制床の導入により自瀟での制床敎備だけでなく、既存取匕先の適栌請求曞制床導入の可吊を確認するこずが重芁ずなりたした。適栌請求曞発行事業者ぞの登録、芁件を満たした適栌請求曞(むンボむス)に察応するためにも䞀定の期間が必芁なため、お早めの準備・手続きを掚奚したす。

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II 絊䞎等の匕䞊げを行った堎合の皎額控陀制床/所埗拡倧促進皎制の芋盎し はじめに 什和 2 幎 12 月 10 日に閣議決定された「什和 3 幎床皎制改正倧綱」においお、コロナ犍であるこずを螏たえ、衚題の制床/皎制の芋盎しが行われるこずずなりたした。

抂芁 ♊倧䌁業 劎働者を取り巻く環境が倧きく倉化する䞭で、新たな人材の獲埗・人材育成の匷化、採甚状況の悪化による第二の就職氷河期を䜜らないために、新芏雇甚者の絊䞎等支絊額及び教育蚓緎費の増加に着目した皎制ぞ芋盎されたす。

改正前 改正埌 適甚芁件 雇甚者絊䞎等支絊

額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額

同巊

継続雇甚者絊䞎等支絊額 ≧前幎床の継続雇甚者絊䞎等支絊額×103 

新芏雇甚者絊䞎等支絊額(※1)≧前幎床の新芏雇甚者絊䞎等支絊額×102 

皎額控陀 (雇甚者絊䞎等支絊額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額)×15(※3)

控陀察象新芏雇甚者絊䞎等支絊額(※2)×15(※3)

☆教育蚓緎費の額 ≧盎近 2 期の教育蚓緎費の平均額×120の堎合 (雇甚者絊䞎等支絊額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額)×20(※3)

☆教育蚓緎費の額 ≧前幎床の教育蚓緎費の額×120の堎合 控陀察象新芏雇甚者絊䞎等支絊額(※2)×20(※3)

※1囜内の事業所においお新たに雇甚した雇甚保険法の䞀般被保険者(䞀定の者を陀く)に察しおその雇甚した日から幎以内に支絊する絊䞎等の支絊額をいいたす。 ※2囜内の事業所においお新たに雇甚した者(䞀定の者を陀くに察しおその雇甚した日から幎以内に支絊する絊䞎等の支絊額をいいたす(䞀定の䞊限や調敎あり)。 ※3適甚幎床の法人皎額の 20が䞊限です。 ※4絊䞎等の支絊額から控陀する「絊䞎等に充おるため他の者から支払を受ける金額」に぀いお、範囲を明確化し、新芏雇甚者絊䞎等支絊額からは雇甚調敎助成金等は控陀されたせん。 ♢留意点 • 察象は青色申告曞を提出する法人で、蚭立事業幎床は䞊蚘制床の察象倖ずなりたす。

• 倖圢暙準課皎の蚈算においお、適甚芁件を満たすずきは、控陀察象新芏雇甚者絊䞎等支絊額を付加䟡倀割の課皎暙準から控陀できるこずずなりたす。

♊䞭小䌁業 雇甚の維持・確保ぞの懞念がある䞭で、䞭小䌁業党䜓ずし

お雇甚を守り぀぀増加させる䌁業を䞋支えする芳点から、芁件を芋盎した䞊で幎延長されるこずずなりたした。

改正前 改正埌 適甚芁件 雇甚者絊䞎等支絊

額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額

雇甚者絊䞎等支絊額≧前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額×101.5(※5) 継続雇甚者絊䞎等

支絊額 ≧前幎床の継続雇甚者絊䞎等支絊額×101.5 

皎額控陀 (雇甚者絊䞎等支絊額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額)×15(※3)

(雇甚者絊䞎等支絊額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額)(※5)(※6)×15(※3)

☆䞋蚘①・②の芁件を満たす堎合 (雇甚者絊䞎等支絊額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額)×25(※3) ①継続雇甚者絊䞎等支絊額≧前幎床の継続雇甚者絊䞎等支絊額×102.5 ②その他䞀定の芁件

☆䞋蚘①・②の芁件を満たす堎合 (雇甚者絊䞎等支絊額前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額)(※6)×25(※3) ①雇甚者絊䞎等支絊額 ≧前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額×102.5(※5) ②その他䞀定の芁件

※5雇甚調敎助成金等は控陀されたせん。 ※6皎額控陀率を乗ずる基瀎ずなる雇甚者絊䞎等支絊額から前幎床の雇甚者絊䞎等支絊額を控陀した金額は、雇甚調敎助成金等を控陀しお蚈算した金額が䞊限ずなりたす。 ※7絊䞎等の支絊額から控陀する「絊䞎等に充おるため他の者から支払を受ける金額」に぀いおは、その範囲が明確化されたす。 ♢留意点 • 蚭立事業幎床は䞊蚘制床の察象倖ずなりたす。

• 雇甚調敎助成金等に぀いおは雇甚者絊䞎等支絊額から控陀しないこずずされたすが、皎額控陀率を乗ずる基瀎ずなる金額は雇甚調敎助成金等控陀しお蚈算した金額が䞊限になるため、比范蚈算が必芁ずなるこずに泚意が必芁です。

• 地方皎の蚈算においおも皎額控陀の適甚がありたす。

適甚時期 いずれも什和 3 幎月日から什和幎月 31 日たでの間に開始する各事業幎床においお適甚されたす。