かかわりながら学び 高め合う子 ~言語活動をとおして 自ら...
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かかわりながら学び 高め合う子~言語活動をとおして
自ら考え 表現する力を育てる~
学校研究の概要
いしかわ学びの指針12か条 推進校指定事業平成25年度 公開授業研究会
平成25年10月16日(水)野々市市立野々市小学校
◆本校の研究について
1.研究主題と副題について
2.昨年度の研究の成果と課題
3.基本方針について
4.今年度の研究について
◆具体的な取組
1.研究の視点1 考え表現する力を育成する言語
活動の工夫
2.研究の視点2 言語活動を支える力の育成について
本日の概要
【研究主題】
本校の研究について 1.研究主題と副題について
かかわりながら学び 高め合う子
【副 題】
言語活動を通して自ら考え、表現する力の育成
昨年度の成果と課題
本校の研究について 2.昨年度の研究の成果と課題について
・課題に対する自分の考えを持つことができる・ペア・グループ活動において、相手意識を持って話し合うことができる・話型を用いて、自分の考えを伝えることができる・ノートモデルに沿って書くことで、教師も児童も授業の見通しを持つことができる。
成 果
・ノートのまとめ・ふり返りの内容面の向上・授業のゴールを見通した意図的な授業設計・聞き方・話し方・タイムマネジメント
課 題
今年度の研究の基本方針
学校研究を教育目標実現のための学校運営上の大きな手立ての一つとしてとらえ、全員が共通理解を図りながら、みんなで子どもの育ちを図っていく意識で共通実践を進めていく。
1・3・5年生が国語科、2・4・6年生が算数科を中心に授業実践を行う。国語科・算数科において、学年で付けたい力を明らかにし、言語活動をとおして、自ら考え、表現する力を育てるための手立てを工夫し、取り組んでいく。
取り組んだ手立てが子どもの育ちとして表れているかの検証を行い、教育課程の整備・充実にいかしていく。
共通実践
国語科(1・3・5年)と算数科(2・4・6年)
検 証
本校の研究について 3.基本方針について
学校教育目標確かな学力と豊かな人間性を身につけた、たくましい子を育てる
研究主題 かかわりながら学び 高め合う子研究副題 言語活動を通して 自ら考え、表現する力の育成
「いしかわ学びの指針12か条」活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を明確に表現させる学力・学習を支える基盤作り 4「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身に
つけさせる
◈視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の充実
◈視点2 言語活動を支える力の育成
研究構造図
子どもの育ち
の検証
共通実践
本校の研究について 4.今年度の研究について
低・中・高学びの系統を確認
ののっこ学びのスキル
本校の研究について 4.今年度の研究について
視点1考え、表現する力を育成する言語活動の工夫
(1)単元・本時のねらいとゴールの明確化
(2)付けたい力がつく言語活動の充実
(3)問題解決型の授業構成の工夫
(国語科・算数科を中心に)
(4)ノート指導
視点2言語活動を支える力の育成
(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
(2)学習マナーの徹底(3)言語環境の充実(4)読書の習慣化
研究の視点について
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(1)単元・本時のねらいとゴールの明確化(2)付けたい力がつく言語活動の工夫
単元・本時のねらいとゴールの明確化
年間学習計画
単元・本時のねらい、ゴールの明確化
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
付けたい力がつく言語活動の工夫
具体的に話したり・書いたりする内容をイメージして…
付けたい力に沿って学習・主人公はこんな子・主人公と自分を比べて
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
付けたい力がつく言語活動の工夫
教師のモデルで見通し
3年 主人公パンフレットを作ろう 「海をかっとばせ」付けたい力:登場人物の性格や気持ちの変化・ 情景などを变述をもとに
想像して読む力
「海をかっとばせ」主人公パンフレット
読み広げ自分のお気に入り主人公パンフレット
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(2)付けたい力がつく言語活動の工夫
第一次 第二次 第三次
ひっくり返すと・・・
付けたい力に沿った単元を貫く言語活動を設定する
→「いしかわ学びの指針12か条」活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を明確に表現させる。
学力・学習を支える基盤作り 2「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
教科のねらいにあった思考課題
ノートに考えを書く(情報の取り出し方・簡潔な書き方)
交流(ペア、グループ、全体)
ノートに考えをまとめる(課題に対するまとめ・ふり返りを表現)
適切な評価・ノートを生かす工夫
①つかむ
既習の掲示(手がかり)・話型板書の構造化(キーワードや授業の流れ)
「聞き方・話し方レベルアップ表」・「お話 1・2・3」
②深める
③まとめる
*「聴く・つなぐ・もどす」発問
*ペア・グループ活動
・目的は何か?
・児童の変容につながるか?
・全体交流につながるか?
かかわりや伸び、変容が
見えるふり返り
深めの発問
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
思考課題
<~なのはなぜかな?>
<~するには?>
<~に気をつけて
~しよう!>
・教科のねらいを達成・考えることが明確・まとめ・ふり返りに
つながる・達成感
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
課題の吟味
3年生 国語科 紹介します!主人公パンフレット自分と比べながら読もう「海をかっとばせ」
<とっくんしているワタルはどんな気持ちかな>まとめから
◎教科のねらいを達成
◎課題と対応したまとめ
◎子どもの達成感
付けたい力:登場人物の性格や気持ちの変化・ 情景などを变述をもとに想像して読む力
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
課題の吟味
→「いしかわ学びの指針12か条」活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を明確に表現させる。
学力・学習を支える基盤作り 2「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
教科のねらいにあった思考課題
ノートに考えを書く(情報の取り出し方・簡潔な書き方)
交流(ペア、グループ、全体)
ノートに考えをまとめる(課題に対するまとめ・ふり返りを表現)
適切な評価・ノートを生かす工夫
①つかむ
既習の掲示(手がかり)・話型板書の構造化(キーワードや授業の流れ)
「聞き方・話し方レベルアップ表」・「お話 1・2・3」
②深める
③まとめる
*「聴く・つなぐ・もどす」発問
*ペア・グループ活動
・目的は何か?
・児童の変容につながるか?
・全体交流につながるか?
かかわりや伸び、変容が
見えるふり返り
深めの発問
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
思考を広げ深める発問
・根拠や理由を追及する・あいまいなところを聞く・視点を変えて考えを深め、
広げる・共通点・相違点をはっき
りさせる
聴く・つなぐ・もどす発問
・聴 く→受動的・肯定的に・つなぐ→児童の発言と教材
児童の発言と児童の発言今の発言と前の発言
・戻 す→教材に・課題にグループに・全体に
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
発問の吟味
5年生 国語科 筆者の一番言いたいことをとらえて、自分の意見を発表しよう!「見立てる」「生き物は円柱形」
発問の吟味・深めの発問
付けたい力:文章構成、論の進め方などを手がかりに要旨をとらえる力
◎考えに理由がない時、
話題を焦点化して理由を
追求する姿
◎例の出し方について、筆者
の意図に迫る姿
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
「なぜ、わざわざ『例外』の例を出しているのかな」
6年生 算数科 わり合いの表し方を考えよう「比と比の値」
付けたい力:見つけたきまりを根拠にして、筋道をはっきりさせながら問題を解決する力
◎考えに根拠がない時、
図を根拠にして考えを明確
にする姿
◎図と式を使って説明するこ
とで、確かな理解と表現に
つなげる
本当に同じ比になるのか、図で説明できるかな
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
発問の吟味・深めの発問
・考えの糸口をもらう
・間違いを正す
・教え合う
・表現する場の保障
・発表の準備
・よりよい伝え方を
考える
・考えを深める
・理解の確認
学習形態の工夫(ペア・グループ活動) 目的を持って取り入れる。
4年 計算のやくそくを考えよう
最初、白いかたまりと同じだろうと思ったので、同じ形で計算しました…
どうやって伝えたらよく伝わるか考えて。
子どもの変容・全体交流につながる話し合いに!
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
→「いしかわ学びの指針12か条」活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を明確に表現させる。
学力・学習を支える基盤作り 2「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
教科のねらいにあった思考課題
ノートに考えを書く(情報の取り出し方・簡潔な書き方)
交流(ペア、グループ、全体)
ノートに考えをまとめる(課題に対するまとめ・ふり返りを表現)
適切な評価・ノートを生かす工夫
①つかむ
既習の掲示(手がかり)・話型板書の構造化(キーワードや授業の流れ)
「聞き方・話し方レベルアップ表」・「お話 1・2・3」
②深める
③まとめる
*「聴く・つなぐ・もどす」発問
*ペア・グループ活動
・目的は何か?
・児童の変容につながるか?
・全体交流につながるか?
かかわりや伸び、変容が
見えるふり返り
深めの発問
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
思考を表現する場
課題に対するまとめ・ふり返りを表現する場
思考を整理する場
ノート
思考力育成のためのノート指導思考の手助けとなるノート思考の足跡が見えるノート
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる
学力・学習を支える基盤作り 4「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(4)ノート指導の充実
ノート指導
算 数
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる
学力・学習を支える基盤作り 4「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
ノートモデルをもとにした書き方の共通実践
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(4)ノート指導の充実
国 語
自分の考えわけつき・短く簡潔に
課題に対応したまとめ学びのふり返り
*ノートの見せ合いペア交流・グループ交流
*ノートの紹介でつなぐ・広める読んで・掲示して・お便りなどで
*ノートへの朱書きよかった所や改善点を評価
子どもの学びを検証
*ノートを使った授業の検証学習課題・発問・板書・交流・資料
ノートの活用
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(4)ノート指導の充実
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる
学力・学習を支える基盤作り 4「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
ノート認定・ノート紹介
1年生から
1年生からの積み重ね
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(4)ノート指導の充実
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる
学力・学習を支える基盤作り 4「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
→「いしかわ学びの指針12か条」活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を明確に表現させる。
学力・学習を支える基盤作り 2「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
教科のねらいにあった思考課題
ノートに考えを書く(情報の取り出し方・簡潔な書き方)
交流(ペア、グループ、全体)
ノートに考えをまとめる(課題に対するまとめ・ふり返りを表現)
適切な評価・ノートを生かす工夫
①つかむ
既習の掲示(手がかり)・話型板書の構造化(キーワードや授業の流れ)
「聞き方・話し方レベルアップ表」・「お話 1・2・3」
②深める
③まとめる
*「聴く・つなぐ・もどす」発問
*ペア・グループ活動
・目的は何か?
・児童の変容につながるか?
・全体交流につながるか?
かかわりや伸び、変容が
見えるふり返り
深めの発問
具体的な取組 視点1 考え、表現する力を育成する言語活動の工夫(3)問題解決型の授業構成の工夫
視点1考え、表現する力を育成する言語活動の工夫
(1)単元・本時のねらいとゴールの明確化
(2)付けたい力がつく言語活動の充実
(3)問題解決型の授業構成の工夫
(国語科・算数科を中心に)
(4)ノート指導
視点2言語活動を支える力の育成
①「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」
の習熟と定着②学習マナーの徹底③言語環境の充実④読書の習慣化
研究の視点について
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成
*毎月ふり返る→個人・学級のめあて(つばきちゃんマーク)
*①~③は各クラス90%以上をめざす
聞く・話すレベルアップ表
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
*各クラスの集計 → 学校の取組に
「お話1・2・3」 根拠を明確にし、筋道を立てて説明する力
1.自分の考え(結論)
3.証拠から考えたこと(理由)
2.考えのもと・証拠(根 拠)
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
2年~算数~
~1年~
わけつきの発表
「三角形ではないと思います。
わけは角が丸いからです。」
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
「お話1・2・3」 ~低学年の取組~
話型やモデル↓
根拠や理由に目を向けさせる
「わけつきで話す」に重点
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
「お話1・2・3」 ~高学年の取組~
5年~算数~
活用力を高める授業づくり 1根拠や筋道を、明確にして、説明や論述をさせる。
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
「お話1・2・3」
聞き方・話し方レベルアップ表
「お話1・2・3」
話 型
「聞き方話し方レベルアップ表」と
「お話1・2・3」を合わせて掲示
必要に応じて話型指導も
思考力・表現力の育成へ
計算力パワーアップ旬間
家庭学習の手引き・チェックカード等
160字作文
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(1)「読む」「書く」「計算」「話す・聞く」の習熟と定着
ののっこテスト
学力・学習を支える基盤作り 4「書くこと」「読むこと」を通して、考え方を身につけさせる。
学年ごとのおはようタイムメニュー
例)3年生
学習マナー
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(2)学習マナーの定着
①自分の考えが変容したこと
②本時で一地番心に残った学びや友だちの発言について
③本時のキーワードを使ったまとめ
終わりのあいさつ日直によるふり返り~3年以上~
日直が授業の最後に、本時のまとめ・ふり返りを述べる
◇本時の学習課題とまとめ、キーワードを確認できる
◇本時での個の変容や感動を共有する◇一人一人の力をつける
国語科
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(3)言語環境の充実
単元のめあて・学習計画・学びの足跡 など
単元を貫く言語活動が見えるように
算数科
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(3)言語環境の充実
既習・学習のアイテム・考え方 など
考えを持つ・確かめる足場に!
具体的な取組 視点2 言語活動を支える力の育成(4)読書の習慣化
年間1人100冊の目標!(昨年度は平均123冊)
読書ビンゴ 先生読み聞かせ ののいち100選チャレンジカード
かかわりながら学び 高め合う子~言語活動をとおして、
自ら考え、表現する力を育てる~
ご清聴ありがとうございました。続いてのグループ協議で、ご指導のほど、よろしくお願いたします
いしかわ学びの指針12か条 推進校指定事業平成25年度 公開授業研究会