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国立公園でテーマで巡る国立公園
縄文・弥生から続く海女文化
アイヌ文化の自然観
伊勢志摩国立公園では、信仰と豊かな海の恵みが、海女文化を作り上げてきました。海女漁は、素潜りによる独特の漁法です。志摩半島のリアス海岸には、温暖な黒潮が絶えず流れ込み、豊かな海洋環境を作り出しています。海女の歴史は古く、縄文時代や弥生時代の貝塚からアワビや、それを獲るために使ったと思われる鹿の角を加工した道具などが発見されています。伊勢神宮や朝廷にも、アワビやカキ、海藻類など、多種多様な海産物を納めてきました。厳しく漁期を定めたり、漁獲できる貝の大きさを定めるなど、資源を獲り過ぎないよう多くの約束事を決め、自然の恵みを持続的に享受する自然に優しい漁法だからこそ、今なお息づいているのです。
阿寒摩周国立公園には、古くからアイヌの人々が暮らしてきました。自然とともに生きて来たアイヌにとって、自然とは恵みを与えてくれる存在です。この世にある自然現象や動植物、川や風さえも、自然界の多くのものはカムイ(神)の化身であり、その存在に敬意を払うことで、自然との調和を図って暮らしてきました。また、正装の着物や装身具に施された独自の文様は、魔除けの意味があり、襟や袖口などにアップリケのように別布を張り合わせた刺繍などに独特の美意識や文化がうかがえます。「阿寒湖アイヌコタン」ではそのようなアイヌの文化や、伝統的な舞踏や衣服、暮らしの一部に触れることができます。自然の尊さを忘れがちな現代の私達にとって、アイヌ文化に触れることは大きな学びと気づきにつながることでしょう。
アイヌ文化に触れるコンテンツP01909 阿寒湖の森ナイトウォーク「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」P02010 ロストカムイ 阿寒湖アイヌシアター「イコロ」
海女文化に触れるコンテンツP13301 伊勢志摩の海で、 3千年の伝統を受け継いできた海女さんと一緒に潜ろう!P13302 現役海女とふれあう海女小屋体験(海女小屋はちまんかまど)
11 伊勢志摩国立公園
01 阿寒摩周国立公園
神話と神秘を感じるコンテンツP15103 船頭さんのガイドで巡る神話と神秘の洞窟 加賀の潜戸「加賀の潜戸遊覧船」
日本の 歴史文化に触れる旅
山岳信仰の聖地
神話と神秘の洞窟
世界遺産「日光の社寺」は、日光国立公園の中でも非常に有名ですが、その信仰と自然の関係性については、あまり知られていないのではないでしょうか。日光における山岳信仰の歴史は古く、勝道上人が766年に現在の日光の社寺の近くに紫雲立寺(現在の輪王寺)を建立したのが始まりとされています。そして翌767年には、後の二荒山神社となる社を設け、男体山(二荒山)はご神体として信仰の対象となりました。そして15年の歳月をかけ勝道上人が男体山の頂きを極め、山頂に二荒山神社・奥宮を、山麓の中禅寺湖畔に現在の二荒山神社・中宮祠と後の中禅寺を建立しました。それ以来、日光では多くの山伏が煩悩を祓い、自然の霊力を身に付ける事を目的に山の中で修行に励んだことで、日光は山岳信仰の聖地として栄えてきたのです。日光の社寺の荘厳さと、奥日光の自然の神 し々さを、体感しに来ませんか?
古来日本人は自然を信仰し、森羅万象に「神」が宿ると考えてきました。大山隠岐国立公園は、公園全体が出雲大社を中心とした神話の舞台ともいえる地域で、各所に神話のかけらが散らばっています。島根半島の美しい海岸線をたどっていくと、特に神秘的な空間を作り出している洞窟、潜戸(くけど)が見られます。海に面した「新潜戸」は長年の浸食によって作られた高さ40m、長さ200mの洞窟で、神が生まれた場所として知られ、観光船で通り抜けることができます。また、「旧潜戸」は、年端もゆかぬのに生命途絶えた幼子の魂の集まる場所といわれ、苔むした小石積みした塔が無数に立ち並ぶ「賽の磧」と呼ばれています。こういった神話は今に伝わり、夏至の頃には黄金色に輝く朝日が、一直線に洞窟の中に差し込み、パワースポットとしても知られています。すべてのものに感謝を忘れない日本人が持つ価値観や精神性を考えさせられる、かけがえのない経験ができることでしょう。
日光の自然、文化、暮らしを感じるコンテンツP08114 Discover Nikko マウンテンバイクツアー
06 日光国立公園
13 大山隠岐国立公園
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