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就任のご挨拶 理事会報告 定期総会議事録 承前啓後 平成27年度新人紹介 会員リレー紹介 10 ○○自慢(^^ゞ 12 賛助会員 13 求人広告募集 14 編集後記 14 № 147 就任のご挨拶 このたびの定期総会におきまして、長きにわたって本会にご尽力いただいた山本双 一会長が退任され、その後任として会長職をあずかることになりました。新しい協会 役員を代表して、就任のご挨拶を申し上げます。 皆さんご承知の通り、高知県における理学療法士の歴史には特筆すべきものがあり ます。「理学療法士」がまだ市民権を得ていなかった時代に、中屋久長先生(前日本理学療法士協会会長)をは じめとする多くの先輩が黎明期の高知県士会を支え、山本先生に至るまでの日々の活動の積み重ねが、今日の県 協会の礎となっています。こうした努力と功績を引き継ぐ我々としては、これまでの歩みを忘れることなく、同 時に新しい時代に向かう指向性をもって協会運営にあたっていきたいと考えています。理学療法士を取り巻く 環境は急激に変化しており、遅れることのない舵取りを行っていく所存です。そこで、具体的な協会運営の方向 性を幾つか述べておきたいと思います。 まず第1に、開かれた職能団体として、膨れ上がった若い会員が共に理学療法士として高めていけるよう組織 づくりを進めていきます。会員の組織率の低下が危惧されていますが、会員個人のメリットもさることながら公 益活動を通して広く理学療法士の社会的評価を高めることが、ひるがえって我々共通の利益であることを理解し ていただき、会員相互の繋がりを密にしていきたいと思います。同時に公益法人としての活動の広がりに対応す べく、事務局機能の拡充を進めていく考えです。 第2には、社会に貢献できる職種としてこれまで以上に発信していきたいと考えています。高齢社会の到来は 高知県にとって喫緊の課題であり、我々の活動が県民の健康増進と地域社会の活性化に寄与し、更には医療費の 低減にも繋がることを積極的に提言していきたいと思います。高知県においては回復期病床の更なる必要性(急 性期病床からの転換)が指摘されており、やがて2,000名を超えるであろう会員の職域確保と病床再編は必ずしも 矛盾するものではありません。地域包括ケアの推進と共に会員の理解を深め、その成果を各方面に発信していき たいと思います。 第3には理学療法士の質の確保の問題です。量的拡大が一方で質の低下を招いていると指摘されています。 医療技術水準の確保と医療人としてのモラルの浸透が、医療専門職としての基本です。理学療法士に対する社会 の眼差しを会員にフィードバックし、我々の立ち位置を忘れないよう会員の研鑚の場を提供していきたいと思い ます。 最後に、高知県理学療法士協会も会員数が1,500名近くになり、公益法人としての期待も大きくなる一方で、そ の運営も大変さが増しています。運営に携わる役員・部員だけでなく、一人ひとりが主体的に関わることで、職 能団体として発展していくことができます。皆様には、協会活動へのより一層のご理解ご協力を、重ねてお願い する次第です。5年後10年後に、理学療法士がこれまで以上に評価され誇れる職業人であり続けられるよう、会 員みんなで力を合わせていこうではありませんか。新しい役員ともども、どうか宜しくお願い申し上げます。 No.147 2015・9・20 発行 公益社団法人 高知県理学療法士協会

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◇◇就任のご挨拶 1

◇◇理事会報告 2

◇◇定期総会議事録 4

◇◇承前啓後 6

◇◇平成27年度新人紹介 8

◇◇会員リレー紹介 10

◇◇○○自慢(^ ^ゞ 12

◇◇賛助会員 13

◇◇求人広告募集 14

◇◇編集後記 14

№ 147

就任のご挨拶会 長 宮 本 謙 三

このたびの定期総会におきまして、長きにわたって本会にご尽力いただいた山本双

一会長が退任され、その後任として会長職をあずかることになりました。新しい協会

役員を代表して、就任のご挨拶を申し上げます。

皆さんご承知の通り、高知県における理学療法士の歴史には特筆すべきものがあり

ます。「理学療法士」がまだ市民権を得ていなかった時代に、中屋久長先生(前日本理学療法士協会会長)をは

じめとする多くの先輩が黎明期の高知県士会を支え、山本先生に至るまでの日々の活動の積み重ねが、今日の県

協会の礎となっています。こうした努力と功績を引き継ぐ我々としては、これまでの歩みを忘れることなく、同

時に新しい時代に向かう指向性をもって協会運営にあたっていきたいと考えています。理学療法士を取り巻く

環境は急激に変化しており、遅れることのない舵取りを行っていく所存です。そこで、具体的な協会運営の方向

性を幾つか述べておきたいと思います。

まず第1に、開かれた職能団体として、膨れ上がった若い会員が共に理学療法士として高めていけるよう組織

づくりを進めていきます。会員の組織率の低下が危惧されていますが、会員個人のメリットもさることながら公

益活動を通して広く理学療法士の社会的評価を高めることが、ひるがえって我々共通の利益であることを理解し

ていただき、会員相互の繋がりを密にしていきたいと思います。同時に公益法人としての活動の広がりに対応す

べく、事務局機能の拡充を進めていく考えです。

第2には、社会に貢献できる職種としてこれまで以上に発信していきたいと考えています。高齢社会の到来は

高知県にとって喫緊の課題であり、我々の活動が県民の健康増進と地域社会の活性化に寄与し、更には医療費の

低減にも繋がることを積極的に提言していきたいと思います。高知県においては回復期病床の更なる必要性(急

性期病床からの転換)が指摘されており、やがて2,000名を超えるであろう会員の職域確保と病床再編は必ずしも

矛盾するものではありません。地域包括ケアの推進と共に会員の理解を深め、その成果を各方面に発信していき

たいと思います。

第3には理学療法士の質の確保の問題です。量的拡大が一方で質の低下を招いていると指摘されています。

医療技術水準の確保と医療人としてのモラルの浸透が、医療専門職としての基本です。理学療法士に対する社会

の眼差しを会員にフィードバックし、我々の立ち位置を忘れないよう会員の研鑚の場を提供していきたいと思い

ます。

最後に、高知県理学療法士協会も会員数が1,500名近くになり、公益法人としての期待も大きくなる一方で、そ

の運営も大変さが増しています。運営に携わる役員・部員だけでなく、一人ひとりが主体的に関わることで、職

能団体として発展していくことができます。皆様には、協会活動へのより一層のご理解ご協力を、重ねてお願い

する次第です。5年後10年後に、理学療法士がこれまで以上に評価され誇れる職業人であり続けられるよう、会

員みんなで力を合わせていこうではありませんか。新しい役員ともども、どうか宜しくお願い申し上げます。

No.147 2015・9・20 発行 公益社団法人 高知県理学療法士協会

( 2) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

理 事 会 報 告

(公社)高知県理学療法士協会 平成27年度

第1回 理事会 議事録(要約)

日 時:平成27年5月13日(水) 18:45〜20:45

場 所:県士会事務室(レジデンスノナミ 107号室)

出席者:会 長;山本

監 事;山田・清岡

理 事;宮本・大畑・町田・日野・山﨑・

國澤・前岡

事務局;栗山

部 長;総務(稲岡)・財務(西村)・

厚生(相原)・広報(池上)・

医療(片山憲)・福祉(和田)・

保健(木下)・学術(井上)

書 記;川田

<議 題>

1.公社)高知県理学療法士協会平成26年度事業・

会計監査について

清岡・山田監事より、平成26年度公益社団法人

高知県理学療法士協会 収支・事業報告に基づき、

平成27年4月30日に監査を実施し、会計・事業監査

報告がなされ、監事考察は、以下のとおりである。

1)本年度計画事業は概ね実施され、予算執行は、

勘定科目および各部にばらつきがあり改善の余

地はあるものの、効率的執行がなされていた。

次年度以降も公益法人としての本協会の責務を

はたすべき効率的予算執行に努めること。

2)未納会費の徴収を効率的に行うために、高知

県理学療法士協会独自の方策について検討し実

施すること。

3)各部は年度の事業を実施し、年度の計画事業

を完遂するとともに、執行部、担当理事ヘ事務

局の定めた様式に則り、遅延なく報告を適時行

うこと。加えて、既存事業継続に関しては論を

俟つまでもないが、各部活性化を図り本協会の

責務に寄与すること。さらに、担当理事は、各部

分掌に基づきその活動を適切に統括すること。

4)会員諸氏においては、公益社団法人 高知県理

学療法士協会の構成員としての自覚、自負を持

ち諸事に寄与すること。

2.社会福祉法人高知県社会福祉協議会 評議員候

補者の推薦依頼について

栗山事務局長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、次期評議員(任期:平成27年6月1

日〜平成29年5月31日)として、宮本副会長を選

出することで承認された。

3.公益財団法人日本障がい者スポーツ協会公認

理学療法士中級障がい者スポーツ指導員養成講習会

共催依頼について

栗山事務局長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、開催案内の広報活動に関して、承認

された。

4.高知県口のリハビリテーション研究会 講演会

の後援依頼について

山本会長により、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、承認された。

5.日本理学療法士協会主催研修会の当日運営委託

について

栗山事務局長により、資料に基づき説明がなさ

れ、審議の結果、今年度から委託事業として依頼

をうけ、本年度は教育部が担当することで承認さ

れた。

6.リレーフォーライフ(新事業)の予算について

木下保健部長、大畑理事より資料に基づき説明

がなされ、審議の結果、現行予算内で事業を実施

することとなった。広報部と協力して、会員に広

報して参加を促していくことにした。

7.会員の入会及び休会について

稲岡総務部長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、入会者21名、休会者2名が承認され

た。

8.教育課程編成委員会委員就任依頼について

宮本副会長より、別紙資料に基づき説明なされ

た。職業実践専門課程の認可に向けた教育課程編

成委員会を土佐リハビリテーションカレッジに設

置することとなり、外部委員として、大畑剛副会

長に委嘱依頼があり、承認された。

9.四国理学療法士学会査読委員について

山﨑理事、井上学術部長により、別紙資料に基

づき説明がなされた。査読委員について、会員の

退会・転出等により査読委員が欠員となっている

領域があり、補充が必要となった。審議の結果、

人体構造・機能情報学に奥田教宏会員(土佐リハ

ビリテーションカレッジ)、脊髄損傷理学療法に

高知県理学療法士協会ニュース № 147 ( 3 )

松村雅史会員(高知赤十字病院)、骨関節に國澤

雅裕会員(近森病院)、徒手療法に市川和人会員(伊

藤整形外科)、福祉用具・地域在宅に日野工会員

(横浜病院)に依頼することで承認された。

<報 告>

1.厚生労働大臣表彰について

稲岡総務部長より、資料に基づき、山本会長の

授賞が決定し、6月6日開催の日本理学療法士協

会設立50周年記念式典において、表彰式が執り行

われる旨の報告がなされた。

2.3士会の地域包括ケアシステムに関する話し合

いについて

和田福祉部長より、資料に基づき説明がなされ

た。

3.会費未納者について

西村財務部長により、単年度会費未納者は70人

(平成27年3月20日現在)で、総会資料に未納者

の氏名を掲載する旨の報告がなされた。

以上

(公社)高知県理学療法士協会 平成27年度

第2回 理事会 議事録(要約)

日 時:平成27年6月17日(水) 18:45〜20:45

場 所:県士会事務室(レジデンスノナミ 107号室)

出席者:会 長;山本

監 事;山田

理 事;宮本・大畑・町田・小笠原・日野・

國澤・前岡

委員長:徳平・川田

部 長;総務(稲岡)・財務(西村)・

医療(片山憲)・保健(木下)

書 記;曽我

<議 題>

1.リレーフォーライフジャパン2015高知の名義

後援依頼について

山本会長より、資料に基づき説明がなされ、審

議の結果、承認された。

2.高知県表彰規程に基づく知事表彰の候補者推薦

依頼について

徳平表彰審査委員長より、資料に基づき説明が

なされ、審議の結果、大石和義会員(竹下病院)

を推薦することで承認された。

3.平成27年度公衆衛生事業功労者表彰及び衛生

教育奨励賞表彰の候補者の推薦依頼について

徳平表彰審査委員長より、資料に基づき説明が

なされ、審議の結果、該当者なしで承認された。

4.医療従事者レベルアップ事業の案内について

稲岡総務部長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、各部で活用できる研修等を検討する

こととなった。

5.平成27・28年度役員立候補者について

川田選挙管理委員長より、資料に基づき報告が

なされた。

6.平成27年度理学療法週間について

木下保健部長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、7月5日の公開講座の際に、日本理

学療法士協会が作製した「介護予防ガイドブック

(国民向け版)」の配布を行い、残りを各会員の所

属施設に郵送することで承認された。

7.会員の入会・休会の承認について

稲岡総務部長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、入会者7名、休会者3名(継続)が

承認された。平成27年5月31日現在、会員総数は、

1,435名、内在会1,371名、休会64名となった。

8.第29回高知県理学療法学会 学会開催案内に

ついて

市村学会長より、学会テーマ、期日及び会場等

について資料に基づき説明がなされ、審議の結果、

承認された。

学会テーマ:「臨床力を磨く」

期 日:平成28年3月13日

会 場:夜須マリンホール

9.毎日新聞協賛広告および原稿依頼について

稲岡総務部長より、資料に基づき説明がなされ、

審議の結果、掲載しないことで承認された。

<報 告>

1.PT週間やリレーフォーライフで使用予定の横

断幕について

木下保健部長より、資料に基づき報告がなされ

た。

2.県3士会の地域包括ケアシステムに関する話し

合いについて

山本会長より、資料に基づき報告がなされた。

3.会員の異動などについて

稲岡総務部長より、資料に基づき、転出者1名、

県内異動2名の報告がなされた。

以上

( 4) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

公益社団法人高知県理学療法士協会

平成27年度 定期総会議事録1.日時:平成27年6月21日(日) 10:30〜11:00、11:10〜12:00

2.場所:土佐リハビリテーションカレッジ 大講義室

3.総会次第

1)開会のことば:栗山裕司事務局長

2)会長挨拶:山本双一会長

3)定足数報告:栗山裕司事務局長より、定足数について報告がなされた。4月30日現在の高知県理学療

法士協会会員総数1,363名中774名(うち委任状提出者730名)の出席があり、定款第3章第22条に基づき定

期総会が成立する旨の報告がなされる。

4)議長選出:重島晃史会員を選出

5)書記任命:柏 智之会員を任命

6)議事録署名人任命:末延光成会員、田渕充勇会員を任命

7)報告承認事項

① 平成26年度事業報告

山本会長より、総会資料に基づき平成26年度事業報告がなされた。ここ数年間、新入会員数が毎年

100名を超え、現在の会員数はおおよそ1,400名となっている。平成26年度に計画されていた事業につ

いては、ほぼ予定通りに実施された。今年度は繰越金を含めて予算的に余裕があったことから、事業

内容についても十分なものが実施できたと思われる。大きな事業の1つとして事務室の整備を実施し

た。従来からの事務室を改修し、会議室と事務室の2部屋とした。

質疑応答の後、出席構成員過半数の賛成をもって承認された。

② 平成26年度決算報告

西村財務部長より、総会資料に基づき平成26年度決算報告がなされた。

質疑応答の後、出席構成員過半数の賛成をもって承認された。

③ 平成26年度監事報告

清岡監事より、総会資料に基づき平成26年度監事報告がなされた。平成26年4月30日に監査を実施

し、帳簿並びに証拠書類は正確かつ適正に処理されている旨の会計および事業監査報告がなされる。

また、監事考察としては、以下の4点である。

1)本年度計画事業は概ね実施され、予算執行は、勘定科目および各部にばらつきがあり改善の余地

はあるものの、効率的執行がなされていた。次年度以降も公益法人としての本協会の責務をはたす

べき効率的予算執行に努めること。

2)未納会費の徴収を効率的に行うために、高知県理学療法士協会独自の方策について検討し実施す

ること。

3)各部は年度の事業を実施し、年度の計画事業を完遂するとともに、執行部、担当理事へ事務局の

定めた様式に則り、遅延なく報告を適時行うこと。加えて、既存事業継続に関しては論を侯つまで

もないが、各部活性化を図り本協会の責務に寄与すること。さらに、担当理事は、各部分掌に基づ

きその活動を適切に統括すること。

4)会員諸氏においては、公益社団法人高知県理学療法士協会の構成員としての自覚、自負を持ち諸

事に寄与すること。

質疑応答の後、出席構成員過半数の賛成をもって承認された。

8)議事

① 平成27年度補正予算について

山本会長より、平成26年度決算を受け、平成27年度の補正予算を組む必要があるとの提案がなされ

た。西村財務部長より、平成27年度補正予算案について説明がなされた。平成27年度の開始時の運転

資金分を合わせ、平成26年度に特別会計(事務局設立積立金)より200万円の借入があり、これを返済す

る旨の補正についてご審議頂きたい。

高知県理学療法士協会ニュース № 147 ( 5)

質疑応答の後、出席構成員の過半数の賛成をもって、平成27年度補正予算案について、承認された。

9)平成27・28年度役員選挙について

川田選挙管理委員長より、役員任期満了に伴う理事及び監事の選挙告示を行った結果、監事及び理事

の立候補届結果(以下)について報告がなされた。

【立候補者】

監事:山本双一会員、山田義久 以上2名

理事:和田 譲会員、小笠原正会員、大畑 剛会員、宮本謙三会員、濱田りえ会員、日野 工会員、

八坂一彦会員、前岡修二会員、東 大和生会員、栗山裕司会員、山﨑裕司会員、以上11名

監事立候補者2名及び理事立候補者11名は、定款第24条に定める定数以内のため、選挙規程第9条5

項に基づき無投票当選となり、監事及び理事全員から就任の承諾が得られた。

平成27・28年度役員選出について承認が求められた結果、出席構成員の過半数の賛成をもって承認さ

れた。

その後、定款第25条に基づき新理事内における互選によって、平成27・28年度の会長として宮本謙三

理事、副会長に大畑 剛理事および小笠原正理事が選出された。

会長及び副会長について承認が求められた結果、出席構成員の過半数の賛成をもって承認された。

次いで、選挙規程第3条2項により、選挙管理委員3名の立候補が受け付けられ、徳平憲治会員が立

候補し、選挙管理委員として徳平憲治会員について、承認が求められた結果、出席構成員の過半数の賛

成をもって承認された。

続いて、徳平憲治選挙管理委員より、他2名の選挙管理委員として、細田隆之会員、小迫雄介会員が

推薦され、以上2名の選挙管理委員候補者について承認が求められた結果、出席構成員の過半数の賛成

をもって承認された。

なお、選挙管理委員長は、選挙規程第2条2項に基づき、新選挙管理委員内における決議によって、

徳平憲治選挙管理委員が選任され、選挙管理委員長について承認が求められた結果、出席構成員の過半

数の賛成をもって承認された。

10)議長退場

11)閉会のことば:栗山裕司事務局長

以上の決議を明確にするため、この議事録を作成し、議長、書記および議事録署名人がこれに記名押印す

る。

平成27年6月21日

公益社団法人高知県理学療法士協会

( 6) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

ふりかえって50年

西 森 久 晃

私は昭和40年3月1日、須崎高等学校を卒業し、4月1日土佐市新居に現存する母体でありました高知市

桜井町一丁目の野崎病院に就職させて頂きました。そしてその年、2ヶ月間、兵庫県立のじぎく園に研修さ

せてもらった後、11月1日だった思いますが、高知県では最初のリハビリテーション病院、白菊園病院に勤

務することになりました。その当時は理学療法士としての人材は存在せず盲学校卒業生や、柔道整復師の先

生方と一緒に見習いとして臨床の場で経験させてもらっていました。右も左も何もわからない自分でした

が、当時、神戸医大の整形外科の先生が診察に加わっておられるようでした。中でも日本国においても、有

名な、兵庫県立リハセンター所長の澤村誠志先生が何度か病院を訪れたこともあったり、兵庫県たつの市で

開院された、肩関節障害に対しては特に権威のある信原克哉先生もおいでになったりした時期もありました。

そして神戸から多数の患者様も入院されていました。入院患者様は多種多様の障害を持った方々でしたが、

なかでも脊髄損傷の方も多くいて、上肢の筋力強化を主体にしたADL能力獲得に努力されていました。そ

して歩行に関しては長下肢装具(骨盤帯付き)を装着して、小振り歩行、大振り歩行、転倒訓練などを実施し、

ときには、海辺の旧道を野外訓練に出かけ、公共のバス乗車訓練も何度か行ったこともありますが、車内で

は装具をつけて患者様が立った姿勢であったことに驚きでもあります。又、脊損、頚損の方々は自立に向け

て、自動車運転取得に努力されており、香川県にも出向いていたと思います。その他、四肢の骨折や切断の

患者様も何人かいましたし脳卒中の方も復帰に向けて努力されていました。当時のリハビリといっても筋力

強化やROM訓練が主で、中枢神経障害に対する神経生理学的アプローチの体系はなく、実施されているこ

とは少なかったと思います。骨折患者様においてもギプス固定の治療が多く、現在のような内プレート手術

方法は少なくギプス固定期間のために生じた関節拘縮改善のためのリハビリ施行のこともあり、痛みを伴う

ことさえあり、第三者感覚としては、リハビリは痛いものだ、我慢しないとよくならん等と言う言葉もよく

耳にしました。白菊園病院在職中、澤村誠志先生が、イギリスのPT、ジンワード先生と一緒にお見えになっ

たとき片麻痺患者様の歩行訓練のサポートして、患側、健側と尋ねたことがありますが、澤村先生の通訳に

より、「患側だよ」と教えて頂いたことを今でも忘れることが出来ません。そしてまた高知リハビリテーショ

ン学院の第一期生の先生方と巡り合えたのもこの時期で、すばらしいメンバーの先生方と今日まで関わりが

できたことが最大のよろこびであり、宝であると心の中に留めています。当時の病院理事長でした故野崎耕

一先生が、病院農園の中に囲炉裏小屋を造っており、高知リハ学一期生の先生方とも一緒に、色々なものを

食べたりお酒も飲ませて頂きました。そのような時だったと思いますが、「近い将来日本国は、老人が多く

なる。そのために対応する病院づくりが大切になる。」等と、故野崎先生が言っておられたことばは、頗(す

こぶ)る先の見えるお考えのある先生であったのだと感銘を覚えます。昭和45年、若き日の自分であったと

はいえ、5年間お世話になった白菊園を後にしたことは反省の中に刻まれています。その後、国立高知病院

の整形外科部長、東川裕先生にお願いして、勤務させて頂くことができました。患者様は白菊園病院当時と

特に変わりないと思っていましたが、骨折患者様にも外科的な方法が取り入れられ、手術見学も何度となく

させて頂きました。国立病院では、東川裕先生、弘光武夫先生、小林力先生、川村武生先生、久下章先生と

いった整形外科の先生のもとで勤務させてもらいましたが、内プレートや人工骨頭、末梢神経縫合術、脛骨

承 前 啓 後承 前 啓 後

高知県理学療法士協会ニュース № 147 ( 7 )

外反骨切り術、高知県では最初の股関節人工関節全置換術や、上肢手指の接着術や形成術後の症例も経験す

ることができました。当時は国家試験受験に向けての自分でしたが、高知リハ学院一期生の製本した基礎医

学、臨床医学、理学療法等の教本を手にすることができたこと、また、愛宕病院の松尾國城先生、一円貞昭

先生等の方々に助言を頂いたことにより、合格へと大きく近づくことができましたこと、感謝の念に絶えま

せん。国家試験合格後、高知県士会が主催するボバーステクニックを故北野嘉孝先生に教えて頂いたことや、

京都に在住の武田功先生に、本にもなっている中枢神経疾患の理学療法を一週間ぐらいかけて伝達講習をし

て頂いたことは臨床の場での礎となっています。白菊園病院、国立高知病院での体験する中で脊髄損傷の

方々の自立生活への意気込みの強さも感じさせられました。頚損でしたが、退院時家屋改造し自宅復帰と同

時に佐川町内に障害者作業施設、さくら作業所開設に尽力された故麻田功夫様、四国車椅子を設立して数人

の脊損の方々と行動されている谷山博様、又、園芸センター四季の店主、今井博章様等、思い出されますが

充分なことができなかったこと、いまもって心残りです。

(このたび士会ニュース原稿の執筆依頼を頂き、何の躊躇もなく軽々しく引き受けたことに後悔と反省の念

のなかで、記憶を辿りながらの想起で取り留めのない文章となりましたが、投稿の機会を与えてくださった

ことに感謝申し上げます。ありがとうございました。)

( 8) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

①谷川 匠

②田野病院

③高知リハビリテーション学院

④野球

⑤日々精進し一人前の理学療法士になれるよ

うに頑張っていきたいと思います。

①竹平 径代

②田野病院

③土佐リハビリテーションカレッジ

④陶芸

⑤患者様の生活の場を意識した、理学療法を

展開していけるよう努力していきたいと

思っております。

①瀧本 京香

②田野病院

③土佐リハビリテーションカレッジ

④スポーツ

⑤地域の方々の為に、努力を惜しまず励んで

いきます。

①吉良 崇

②白菊園病院

③土佐リハビリテーションカレッジ

④バレーボール

⑤先輩を見習って頑張ります。

①梶野 舞

②白菊園病院

③土佐リハビリテーションカレッジ

④温泉へ行くこと

⑤笑顔を忘れず頑張ります。

①川上 幸也

②南国病院

③高知リハビリテーション学院

④バスケ、卓球

⑤これからも日々勉強していき臨機応変に対

応できる理学療法士になれるよう頑張りた

いと思います。

①山地 康介

②南国病院

③高知リハビリテーション学院

④映画鑑賞

⑤患者様を第一に考え、信頼されるPTになり

たいと思います。

平成27年度 新 人 紹 介

本年度も多くの新人の方が、(公社)高知県理学療法士協会に入会されました。中には臨床

実習に来ていたという方もおられるかと思いますが、同じ理学療法士仲間として、またライバ

ルとして切磋琢磨していけるよう歓迎したいと思います。

なお、本年度は部内で個人情報などについて検討した結果写真の掲載は割愛することとなり

ました。ご了承ください。

①名 前 ②所 属 ③出身校 ④趣 味 ⑤今後の意気込み

高知県理学療法士協会ニュース № 147 ( 9)

①秋森 美優

②いずみの病院

③大阪河崎リハビリテーション大学

④スポーツ全般

⑤早く業務に慣れ、患者様のために一生懸命

働きます。

①沖野 由奈

②いずみの病院

③徳島文理大学

④読書

⑤患者様の事をしっかり考え、日々変化する

状態に合わせて他職種の方と連携し、退院

に向けアプローチしていきたいです。

①松本 多恵

②いずみの病院

③土佐リハビリテーションカレッジ

④バドミントン

⑤患者様に満足して頂ける理学療法が提供で

きるよう、日々精進していきます。

①大野 瑞穂

②いずみの病院

③高知リハビリテーション学院

④犬の散歩

⑤一人でも多くの患者様に笑顔になって頂け

るように頑張っていきます。

①前田 佳苗

②いずみの病院

③高知医療学院

④よさこい

⑤1人でも多くの人を笑顔に出来るよう、自

分の技術面や精神面の向上に努力していき

ます。

①森沢 優哉

②いずみの病院

③高知リハビリテーション学院

④スポーツ全般

⑤常に向上心を持って頑張ります。

①西岡 真由

②いずみの病院

③土佐リハビリテーションカレッジ

④旅行、よさこい

⑤まだまだ未熟ですが、先輩方に刺激をもら

いながら患者様が楽しんで行えるリハビリ

を提供できるよう、いつも笑顔で明るく元

気に頑張ります。宜しくお願いします。

引き続き、新人会員紹介を募集しております。下記項目をメールで[email protected]宛に、

11月20日までに送ってください。なお、ネット環境がない方につきましては、下記の宛先まで

郵送で送っていただいてもかまいません。

(〒781-8134 高知県高知市一宮中町2丁目9-4 あったかケアみずき 理学療法士 小松由典)

*本年度は写真の掲載は致しません。アンケートを施設ごとに取りまとめて送るようにしてく

ださい。ご協力お願いします。

アンケート ①名 前 ②所 属 ③出身校 ④趣 味 ⑤今後の意気込み

(10) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

くぼかわ病院 嶋 生 也

株式会社アクトワンの真明先生からアポ無しでバトンを頂きました、くぼかわ病院の嶋生也です。写真は

ドラゴンカヌー大会に今年も一緒に参加させていただいた時のものです。

さて、なんとこのバトン、西部の第1回目はくぼかわ病院から始まったのだとか。巡り巡って再び出発地

点に帰ってきたバトンを受け取るのが自分でいいのか、なんて思ったりもしますが、受け取ったからには頑

張ります。

私は半年ほど前より職場の後輩からスカッシュバレーに誘われ、週に1度四万十町内の方々に混ぜていた

だきながら汗を流しております。始めたころに少し調べてみたのですが、老若男女を問わず誰でも楽しめる、

いわゆる生涯スポーツなんだそうで。それなら万年帰宅部の自分にもできるかも!と思い参加してみると、

飛びかうサーブやスパイクの早さに微動だにできず、どこが生涯スポーツなのかと誘ってきた後輩を少し恨

めしく思うこともありましたが、最近ではどうにか形になってきたのかなと思うと同時に、病院の中で働い

ているだけでは知り合うことのできない方々と交流できる良い機会だと感じており、四万十町に縁もゆかり

もない自分としては長く続けて行きたいな〜、と思うこの頃です。

それでは、次のバトンは細木病院の宮崎和先生にお渡ししたいと思います。突然の連絡に対して快諾して

いただきありがとうございます。よろしくお願いします!

高知県理学療法士協会ニュース № 147 (11)

愛宕病院 大 畑 剛

会員の皆様こんにちは。近森病院の小笠原先生より引き続きました愛宕病院の

大畑です。このラインは県士会のベテラン先生の流れできていましたので、私も

そんな年になったかと感慨深いものがあります。さて、最近めっきり趣味的な活

動が出来ていませんので皆様に紹介することがなく、心苦しい限りです。そこで

最近のトピックスを紹介しますと認定理学療法士(管理・運営)をやっと取得す

ることが出来ました。全国で36名しか取得していない領域なので、高知県ではお

そらく初めてではないでしょうか。私がこれを目指したのは認定理学療法士が今

後協会活動を続けて行くには、「望ましい」から「必要」になってくるとものと

思われるからです。

昨年度の試験会場は、30代を中心に若い世代でいっぱいでした。そこに私のようなアラ50のおじさんが、

数名チラホラと受験に望んでいました。後輩指導をするには、まず手本を見せなければなりません。これを

読んでいるベテラン先生方も是非、認定・専門理学療法士資格を取得して頂き協会員としての方向性を一緒

に示していこうではありませんか。

次回は、ぐっと若返りましょう。最近訪問看護ステーションLOCALを起業しました片岡保憲会員にバト

ンを渡したいと思います。

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近森オルソリハビリテーション病院 東 未 希

いずみの病院の楠瀬遥香ちゃんからバトンを受け取りました。近森オルソリハビリテーション病院の東

未希と申します。近森会に就職して7年、先輩や後輩に支えられて毎日楽しく仕事しています。

皆さんの好きなことは何ですか。私の好きなことはお菓子作りとラテアート

です。専門学校のセミナーの授業では、セミナーメンバー皆の誕生日会を毎月

行い、そのたびに皆で手作りのプレゼントを用意して渡していました。その中

で私はケーキを作る係りで、皆が喜んで食べてくれる姿を見て、作ってよかっ

たなぁと思ってました。今ではお菓子を作る機会も減ってきていますが、これ

からもいろんなお菓子作りやラテアートに挑戦していきたいです。

はるちゃんから受け取ったバトンは、専門学校ではるちゃんと私と同じセミ

ナーだったくろしお病院の弘田真奈美さんに渡そうと思います。

真奈美、バトンよろしく^^また大倉セミナーで集まろうね^^

(12) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

○○自慢(^^ ゞ○○自慢(^^ ゞ○○自慢(^^ ゞ

田中整形外科病院 西 村 敦 司

私には自慢できる特技や趣味などありませんが、TVでのスポーツ観戦と高知新聞のスポーツ欄を熟読す

ることは好きです。最近ではスマートフォンを手に入れ、少し老眼が始まり文字がぼやけながらも、ニュー

スなど検索しています。

バスケットボール・サッカー・テニス・バレーボール・ゴルフ・駅伝(特に高校駅伝・箱根駅伝)など節

操無く多方面にアンテナを張っています。

中でも野球は、高校・大学・プロと主に紙面で情報を得ています。特に贔屓の球団が負けていると気が滅

入り、勝ちだすと一人で不気味に笑っています。

県内スポーツでは軟式野球(少年野球の結果は常にチェック)・ソフトボール・バスケットボール・陸上競

技の結果を気にして確認しています。最近では先輩や友人のお子さんなど県内スポーツで活躍し、新聞を楽

しく読んでいます。

職場にものすごくサッカーと野球に詳しい者がいて、そこからいろいろなコアな情報を得ています。最近

の話題はサッカー日本代表のふがいなさと高校野球のドラマ性で紛糾していました。

昔は相撲も良く観ていて、四股名と顔、部屋の名前など結構覚えていました。千代の富士(古すぎますね)

の連勝が止まった時、引退会見の時のショックは計り知れないものでした。昨年保育園のイベントで、娘が

『豊の島』のおなかを押したことがきっかけで今は豊の島を応援しています。これといった自慢はありませ

んが、スポーツの研修でバレーボール全日本男子監督の植田さん(元新日鉄:これも古いですね)と握手を

しました。柔らかい手だったのを覚えています。

来年はオリンピックイヤーです。その次の東京オリンピックにむけ様々な競技に注目が集まっています。

オリンピックを直に観戦したいというのが今の希望です。世界で戦っている選手、それをサポートしている

チームスタッフ、会場の雰囲気など、様々な角度から観戦してみたい。「あの試合生で見ました・・・・そ

れが自慢です」といえるように日々貯金です。

高知県理学療法士協会ニュース № 147 (13)

(14) 高知県理学療法士協会ニュース № 147

求人広告募集

拝啓、皆様方にはますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。

また、平素は本士会の活動のために何かとご尽力を賜り心より御礼を申し上げます。

さて、本士会にて発行しております機関紙(高知県理学療法士協会ニュース)の求人広告を随時募

集いたしております。ご希望の方はHPを参照いただき、お手数ですが、用紙をプリントアウトし記

入の上、お申し込みくださるか事務局まで連絡いただければと思います。

敬 具

○ お申し込みは随時募集いたしておりますが、ニュース発行の時期と重なりますと、次号に持ち越

されるなど、掲載が遅れる場合があります。何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

高知県理学療法士協会ニュース No.147 平成27年9月20日発行

発行所 公益社団法人 高知県理学療法士協会

(連絡先)〒781-1102 土佐市高岡町乙1139-3

高知リハビリテーション学院 理学療法学科内

TEL & FAX (088)850-2335

http://www.kopta.net e-mail:jimukyoku@kopta.net

発行者 宮 本 謙 三

広報部編集委員会

編 集 後 記

今回の県士会ニュースが皆様のお手元に届く頃は、残暑も幾分かやわらいでいる頃でしょうか?

高知の暑い夏が終わりを告げていますが、よさこいに参加され、熱い夏を過ごされた会員の方々も

多いのではないでしょうか。

私事ですが、今回より広報部長に任命されました。まだまだ不慣れで、前部長をはじめ、部員の

皆様方に、大変ご迷惑をおかけしていますが、会員・一般の方々に、より興味を持って頂ける様な、

広報活動を行っていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(Y・K)