これからのciajについて€¦ · 1.ciajと他産業との1対1の連携...
TRANSCRIPT
これからのCIAJについてNEXT STAGE
日本社会が、国際社会が、新しい価値・新しい基準に向けて動き始めています。
生産年齢人口の減少や地方の人口減、高齢世帯の増加など人口
構成の急速な変化、異常気象や災害の急増、社会インフラ・公
共施設の老朽化…。いま日本は、さまざまな社会課題を世界の
中で先行して体験することになり、その課題解決は、世界から
多くの注目を集めています。
背景
社会課題
競争から共創へ業界を中心とした活動に加え、他業界との交流を密にすることで、お互いにリスクも少なく新規のサービスを立ち上げることができたり、技術やサービスの組み合わせで新しい価値観が生まれやすくなるなど、大きな相乗効果が期待され、共創は今こそ有効な手段といえます。
ICT分野においては、5G、AI、 IoT・ビッグデータに代表され
る急速な技術の進歩と、それに伴うデジタルトランスフォー
メーションの動きが加速。Society5.0等の成長戦略の策定とも
相まって、異なる産業間の融合や新たな団体の設立、既存団体
における他業種連携などが進んでいます。
Society 5.0
グローバル化・ボーダレス化の加速などの課題に対する国際競
争力の強化が急がれています。長期的な視点では、2030年ま
での持続可能な世界を作るための開発目標として国連で採択さ
れたSDGs(Sustainable Development Goals)に代表され
る未来創造活動などの推進も必要です。
SDGs
- 1 -
通信インフラ・端末技術の蓄積やネットワーク化に関する知見など、CIAJの強みを活かし、新しい社会課題の解決に貢献します。
情報通信産業界の代表団体として、 ICT産業のいっそうの発展
を目指し、活性化につながる政策提言・意見発信の強化、 ICT
利活用の推進による新たなビジネスの創出、グローバルビジネ
スの推進、さらには環境問題といった業界共通の諸課題の解決
に取り組んでいます。
宣言
CIAJとは
ICTで産業をつなぎ社会課題を解決する団体へ他団体と連携し、産業間をつなぐ機能を強化。広く他業界から会員を募ります。
政府への政策要望、各種意見募集への対応、関係省庁幹部との意見
交換等を行うなど、業界の健全な発展につながる活動に取り組んで
います。
また業界・市場動向の調査と会員企業へのフィードバック、新たな
ビジネスの創出のためのさまざまな取組みなどを展開しています。
主な活動
会員向けメルマガ「CIAJ NEWS」や各種報告書等による情報
提供、「CEATEC」をはじめとする世界規模の展示会の主催と
出展支援、各種ビジネス交流会やセミナーの実施など、幅広い
ビジナスサポートを実施。
会員企業の健全な発展を力強く支援します。
会員サービス
- 2 -
異なる産業間の融合が加速する中、他団体と連携し、産業間をつなぐ機能をさらに強化します。
情報通信ネットワークは、医療、金融・決済、流通、防災、交通、農業、製造などあらゆる産業
で重要なインフラとして注目。さらにSociety5.0時代に期待される多くのソリューションは、
情報通信ネットワーク抜きには構成し得ないといっても過言ではありません。
CIAJは他業界との連携を強化。豊富なノウハウと技術を活かし、その業界が抱えるIT課題を解決
すると同時に、複数の業界をICT技術でつなげることで、新たな価値を創造し、豊かな社会の創造
に貢献します。
連携
他産業との連携
- 3 -
CIAJが目指す連携スタイル
1.CIAJと他産業との1対1の連携
CIAJを中心に複数の異業種とネットワークでつなぐことで、
新たなビジネスフィールドを創出し、さらに拡大していく。
2.複数の産業をCIAJがネットワークで連携
CIAJの ICT技術で各業界が抱える I T課題を解消し、発展に寄与。
キャッシュレス化実現
関連団体/他業種会員
キャッシュレス化実現
関連団体/他業種会員
サイバーセキュリティ
関連団体/他業種会員
サイバーセキュリティ
関連団体/他業種会員
AI倫理・PF連携
関連団体/他業種会員
AI倫理・PF連携
関連団体/他業種会員
データ主導・活用
関連団体/他業種会員
データ主導・活用
関連団体/他業種会員
関連団体/他業種会員関連団体/他業種会員
スマートオフィス
関連団体/他業種会員
スマートオフィス
関連団体/他業種会員
まちづくり(スマートシティ)
関連団体/他業種会員
まちづくり(スマートシティ)
関連団体/他業種会員
関連団体/他業種会員関連団体/他業種会員
Society5.0
for SDGs
政府省庁
新分野に対し順次ワーキンググループを設置、ICTをベースとした新たな取り組みを進めるとともに、広く参加を募っていきます。
取組み❶
- 4 -
すでに多くの実証実験が始まっている、スマートシティ。実現
に要求される項目を調査し、その項目を評価指標とした場合の
効果、活用方法等を検討します。
スマートシティ評価指標検討WG
ビッグデータは、システム運用の省力化、インフラシステムの最適
化、サイバーセキュリティ対策など、大きな価値を生みます。しか
し一方で、プライバシーや企業機密の保護など、社会的な懸念が論
じられることも多く、安心して利活用できるよう、新たな社会規範
に見合うネットワークデータ収集ガイドラインの策定が大切になり
ます。WGでは、ガイドラインの策定とガイドラインに沿ったデー
タ収集・利活用についての認証制度や法制化提案を目指します。
話題の自動運転など、自動車同士が通信を行うサービスを支え
る「コネクテッド・カー技術」。その技術は新しいクルマ社会
を築くだけでなく、 ICTと融合することで、公共インフラ構築
における労働力不足の解決などが可能になります。本WGでは、
コネクテッド・カー技術を用いた公共インフラ実現の可能性と
実現方法を検討します。
ICT活用による2020年とその未来検討WG
高齢化社会、地球環境保護・自然災害対応、働き方改革、伝統
文化保護・ホスピタリティ向上、ダイバーシティ社会など暮ら
しの充実を図る技術の活用方法を検討します。
従来の遠隔会議用だけでなく、働き方改革によりテレワーク/
サテライトオフィス用でとしてニーズが高まっているビジネス
コミュニケーション。 ICTの進化により、企業におけるビジネ
スコミュニケーションと情報共有がどう進化し、どう変わって
いくかを調査研究し、関連団体との交流により最適なソリュー
ションを社会に提言していきます。
CASEやMaaSは、自動車産業やICT業界だけでなく、移動の形
態や都市の機能デザインなど、社会全体を大きく変える可能性
があります。「MaaS社会」実現に向けた先進事例研究をはじ
め、国際標準化動向把握ならびに実現に向けた課題整理、政策
提言に取り組みます。
保険医療福祉ICT推進検討WG
超高齢化社会における医療費増大、医療リソース不足に対応す
るため、 ICT活用を阻害している要因を多角的に調査分析し、
問題点を明確化。解決策を提言していきます。
ワーキンググループは、今後変更になる可能性もあります。
5G利活用検討WG
輝くなでしこWG
一人ひとりが快適に暮らせる社会を実現するために、多種多様
なニーズにあわせた柔軟な運用を可能とする5Gネットワーク
の利活用を調査研究し、ソリューションの発掘、ビジネス面で
の課題整理と政策提言に取り組みます。
すべての人が活躍できる社会を、SDGsにおける“ジェンダーの
平等”の達成を通して実現することを目的とし活動する。具体的
には、女性活躍を阻害する要因をあぶりだし、それを取り除く
ための方策について、学習・参加企業間での情報共有・取り組
み が 進 む 企 業 か ら の 学 び を と お し て 理 解 す る 。 ま た 、
“Society5.0”における女性の活躍と、それを促進する科学技術
イノベーションの活用について議論する。これらの活動を通し
て得た知見を発信することで会員企業と共有します。
取組み❷
- 5 -
持続可能な世界のための、国連の開発目標である「SDGs」に関して、
ネットワーク産業を横断するアプローチを検討。
SDGs活動の推進や活動ガイドラインの策定を目指します。
SDGs 達成に向けて
ICTで社会の未来に貢献し、会員会社の未来に貢献します。
- 6 -
あらゆる産業をつなぎ、共創する未来に。
私たちCIAJは、情報通信技術をベースに、
それぞれの創意をつなぎ、
豊かで新しい未来への懸け橋となります。