今後の航空機サプライヤーの方向性について

令和2年2月製造産業局 航空機武器宇宙産業課

航空機部品・素材産業室

将来の航空機部品産業を考えるヒント

①将来、開発が予測される航空機とは？②航空機に適用されてきた技術・材料の変遷③増加する航空機部品製造国

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5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

1998 2003 2008 2013 2018 2023 2028 2033 2038

ジェット旅客機の運航機材構成予測

100-119席

400席以上

120-169席

170-229席

230-309席

310-399席実 績 予 測

既存機

新造機

328JET,ERJ135/145,CRJ200

737-600/700/800

A220-100EMB175E2/190E2/195E2, MRJ90/70,

CRJ700/900/1000

737MAX-7/-8

A319neo/A320neo

737MAX-9/-10A321neo

727-200,737-300/400

A318, A319, A320DC8,707

DC10,MD11L1011,A300

BAC111,DC9,F28/F70/F100 60-99席

20-59席

A380747

A220-300

MD80/MD90

機数

23,904

40,301

12,687

世界の民間航空機市場の動向 アジア太平洋を中心に、世界の旅客需要は、年率約5％で継続的に拡大。 これを支える旅客機の需要も世界で拡大し、今後２０年間で約3.5万機（約６兆ドル）

（出典）ＪＡＤＣ

787

737

A350

A320

スペースジェット E-Jet CRJ

777

A380747

A220

2

次に開発される可能性の高い機体

2025年前後？

2030年代2030年代

3

将来の航空機部品産業を考えるヒント

①将来、開発が予測される航空機とは？②航空機に適用されてきた技術・材料の変遷③増加する航空機部品製造国

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航空機構造材料の変遷 軽量な機体のため、比強度・比剛性に優れたCFRPなどの活用が進展。それに応じて素材技術、加工技術、成形技術、品証技術、サプライチェーンなども大きく変化。

1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020

composites

1%

Aluminum81%

Titanium4%

Steel 13% other

1%

composites

3%

Aluminum79%

Titanium2%

Steel 15% other

1%

composites11%

Aluminum70%

Titanium7%

Steel 11%

other1%

composites50%

Aluminum20%

Titanium

15%

Steel 10% other

5%

composites15%

Aluminum68%

Titanium6%

Steel 9% other

2%

composites18%

Aluminum67%

Titanium6%

Steel 7%

other2%

composites22%

Aluminum61%

Titanium5%

Steel 5%

other7%

composites53%

Aluminum20%

Titanium

14%

Steel 7% other

6%

composites

9%

Aluminum83%

Titanium3%

Steel 2%

other3%

MSJ

B747 B767 B777 B787

A320 A340 A380 A350XWB

composites39%

Aluminum37%

Titanium

12%

Steel 9%

other3%

B777X

写真 写真 写真 写真 写真

写真 写真 写真 写真 写真5

７４７ ７6７ ７7７ ７8７ ７7７X

エンジン素材・技術の変遷 推進効率向上のため、高バイパス比を実現する軽量複合材の採用や、GTFなどの新たな機構を盛り込んだエンジンが登場。また、エンジンの高圧・高温化による熱効率向上も燃費改善に重要であり、これらに耐えうる新材料開発も進む。

（出展）内閣府SIP「革新的構造材料」パンフレット他

炭素繊維複合材（CFRP）部品 CMC部品 次世代合金

軽量（アルミ合金の約2/3の比重） 高耐衝撃性

軽量（ニッケル合金の1/4の比重） 耐熱温度1300℃以上

＜チタンアルミタービン翼＞ 軽量（ニッケル合金の1/2の比重）

＜次世代ニッケル合金タービンディスク＞ 高温・高強度鍛造素材

ファンケース 構造案内翼CMC部材

高速切削技術 接合技術 粉末成型技術

5軸MC等の導入による高生産性・低コスト

LFW（線形摩擦接合）等による低コスト組立（素材費削減）

金属粉末射出成形（MIM）や三次元積層造形（AM）による一体成形、低コスト化（素材費削減）

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装備品・システム技術の変遷 機体重量の軽減による燃費効率向上と運航コスト削減を目的に、動力系統の電動化（More Electric）が進む

（出典）（公財）航空機国際共同開発促進基金（http://www.iadf.or.jp/document/pdf/24-1.pdf）を改編

動力系統の変遷

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ジェネレータ

油圧ポンプ

アビオニクス他

小型アクチュエータ類

油圧ポンプ

舵面アクチュエータ

脚アクチュエータ

油圧ポンプ

空調システム

主翼防氷

電気

エンジン動力

油圧

エンジン抽気

従来航空機内部での動力源は、電気、油圧、エンジン抽気の3種。

ジェネレータ

アビオニクス他

小型アクチュエータ類

電動コンプレッサ式空調システム

電気

電気式主翼防氷

油圧ポンプ

油圧ポンプ舵面アクチュエータ

脚アクチュエータ

油圧

・250kVA×4

エンジン動力

エンジン防氷エンジン抽気

787ではエンジン抽気動力を電気に大きく変更。電動システムの増加により十分な出力を有する発電機が登場

将来の航空機部品産業を考えるヒント

①将来、開発が予測される航空機とは？②航空機に適用されてきた技術・材料の変遷③増加する航空機部品製造国

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欧米企業のアジアへの拠点進出

航空機需要の大きな増加が予想されるアジアでの製造や整備・修理事業を行うため、欧米大手航空機企業がアジアへ進出。

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アジアでの航空機産業の勃興

（出展）e-audit.net（https://www.eauditnet.com/eauditnet/ean/user/login.htm）JAQG活動説明会資料（平成22年度）

航空機部品の一貫生産、購入品化に必須の特殊工程は、2010年以降、新興国の企業の取得増加が顕著に。

我が国含む先進国の増加はもちろん、東南アジアなど比較的人件費が安価な地域の伸びが目立つ。

95

18 17

72

1526

8 5 5 1

164

31

87

233

35

64

34

715

30

50

100

150

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250

Japan Singapore India China Taiwan South Korea Malaysia Indonesia Thailand Philippines

Nadcap2010-2020 取得数推移

2010 2020

我が国の航空機部品産業の方向性

目指すべき方向性とは？

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【航空機部品事業の特徴】 【サプライチェーン強化の方向性】

航空機部品事業の特徴とサプライチェーン強化

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Tier3ビジネス

Tier2ビジネス(コンポーネント)

他社との差別化によるTier3ビジネス

近年の量産化、コスト削減要求に対し、世界の競合他社との競争に打ち勝つサプライチェーンの構築が急務。 QCDでいかに強みを打ち出せるかがポイント

初期投資が大きい

高い生産管理能力

長期の供給責任

認証取得の必要性

海外とのコミュニケーション能力

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今後の航空機部品サプライヤーの成長に必要な3エッセンス 選ばれ続ける企業になるため、サプライチェーンの強化に加え、バリューチェーンによる差別化も重要。また、顧客や社会のニーズを捉えるためにも、積極的なマーケティングも重要。

1. サプライチェーン強化

.02バリューチェーン

.03マーケティング

競争領域の価値創造＝Cost Competitive

・Capacity・Capability・品証・認証

差別領域の価値創造＝High Added Value

・設計能力・研究・開発能力・品質、ニッチトップ顧客との共創

Win-Winな価値創造

顧客、社会に対する価値創造＝Co-Creation

・営業力・提案力・グローバルコミュニケーション・顧客接点機会の創出

中期的な競争領域の価値創造モデル

・一貫工程を担える生産技術力獲得・一貫体制構築・サプライチェーン管理能力

長期的な競争領域の価値創造モデル

・素材・材料調達・原価企画・管理

中期的な差別領域の価値創造モデル

・顧客にfitする技術開発・Super Tier3

長期的な差別領域の価値創造モデル

・素材・材料開発・社会にfitする技術開発

中・長期的な競争領域の価値創造モデル・顧客ニーズへの柔軟な対応・全体最適化なソリューションの提供

コアコンピタンスの他産業への展開

コアコンピタンスの航空機産業への展開

Lv.1単工程対応

Lv.2一貫工程対応

過去～現在：一貫生産品の購入 現在～将来：任せられるサプライヤの選別

Lv.3材料調達購入品化対応

Lv.1顧客要求事項のレビュー能力

Lv.2（仕様に基づく）

購入品の設計・試作能力

新興国

GlobalTier1ニーズ

新興国簡単な部品はコモディティ化

新興国の一貫工程進出によるコスト競争激化

日本の狙う領域

日本が今後狙うべき領域

日本の航空機部品サプライヤーの目指すべきポジション

Lv.3技術力向上に向けた研究・開発

能力

Lv.1単工程対応

Lv.2一貫工程対応

Lv.3材料調達購入品化対応 14

現在～将来：コアサプライヤへの集中

Lv.1顧客要求事項のレビュー能力

Lv.2（仕様に基づく）

購入品の設計・試作能力

GlobalTier1ニーズ

新興国簡単な部品はコモディティ化

日本が狙うべき領域

コアサプライヤを目指すためのビジネスモデル（目指すべき姿）

Lv.3技術力向上に向けた研究・開発

能力

Lv.1単工程対応

Lv.2一貫工程対応

Lv.3材料調達対応

①コアサプライヤ化(目指す姿)

②研究開発モデル

③一貫工程モデル

④ファブレスモデル

⑤素材企業との垂直連携モデル

⑥単工程のスペシャリストモデル

①．コアサプライヤモデル（目指す姿）・海外、国内大手からのコア製品受注（Next重工）・多角化やサービス化などで更なるビジネス拡大を視野に

②．研究開発モデル・自社のコア技術の特定と深化が重要・差別化のため材料や工法、設計の開発も実施

③．一貫工程モデル（クラスター・自社）・コスト競争・購入品化を両立するサプライチェーン構築・品質含むサプライヤーマネジメント能力も必要

④．ファブレスモデル・最適なパートナー選定と管理能力が必要・設計、品証といった川上・川下工程の確保が重要

⑤．素材企業との垂直連携モデル・ネックである材料調達を材料メーカと連携して解消・購入品化により、素材・加工メーカともに付加価値向上

⑥．単工程のスペシャリストモデル・特殊工程などサプライチェーンのネック工程を極める・能力向上のための不断の開発が重要

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ビジネスモデル ケース①

設立：1956年 ／ 資本金：2,000万円 ／ 東京都あきる野市

• 「国内のエンジン事業で、加工外注No.1になる」を掲げる板金加工メーカ。

• 技術力（精密板金部品の設計・製造・組立）をコア技術とし、品質保証まで一貫生産体制を構築。各種特殊加工では、Nadcapも取得。

• 一貫体制それ自体は競争資源でなく、更なる競争資源の獲得に向け、大学との共同研究で成形技術の更なる高度化のための研究開発も実施。

①．コアサプライヤモデル（海外大手のコア）

（写真）各社ホームページ （写真）各社ホームページ

設立：2015年 ／ 資本金：7,900万円 ／ 栃木県足利市

• 航空機ビジネスのグローバル展開に注力するため、菊地歯車(株)より独立したものづくりスタートアップ。

• 技術力（加工難易度の高いチタンアルミ切削能力）、SCの強化（システム対応、SCM能力）を武器に、積極的な営業活動を経て、Safran（仏）の受注獲得。

• 将来を見据え、資本増強による投資基盤の強化と積層造形技術、合金開発等新たなテクノロジーへの研究開発投資を進めており、新たなTierとしてのポジション確立を狙う。

①．コアサプライヤモデル（国内大手のコア）

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ビジネスモデル ケース②③②．研究開発モデル

設立：1962年 ／ 資本金：1億円 ／ 石川県石川市

• 品質・精度にこだわり、試作から量産まで顧客ニーズに合わせて提供する鋳造・加工メーカ。

• 技術力（鋳造技術、設計・開発能力）を強みとし、その強化のために、産学連携、AMなど最新技術の導入など、積極的な研究開発投資を実施。

• 一貫生産体制化のため、工程拡大・SC構築とともに、積極的な海外営業により、次のトレンド、顧客のニーズ収集にも余念が無い。

（写真）各社ホームページ （写真）各社ホームページ

③．一貫工程モデル（クラスター）

航空機部品生産協同組合設立：2015年 ／ 構成企業：10社 ／ 三重県松阪市

• 航空機部品中小メーカ等10社が設立した組合。一貫受注・生産体制を構築した三菱重工業(株)のコアサプライヤーの一つ。

• 表面処理や非破壊検査などの特殊工程の取得により工程の一貫化を達成。

• 自動車産業のノウハウを活用した「受発注システム」や「生産管理システム」の開発・導入をはじめ、AGVを活用した物流最適化など、ハードとソフトの両面から生産性向上にも取り組む。

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ビジネスモデル ケース④⑤④．ファブレスモデル

設立：1973年 ／ 資本金：1,000万円 ／ 愛知県名古屋市

• 航空宇宙業界オンリーワンのファブレス企業。工場を持たず、高い技術力を持つ数多くのパートナーとの連携により、プランニングから納品まで顧客のニーズを解決。

• 150社以上のパートナー企業を有することで年間2万ロットに対応。ニーズに応じた最適なパートナープランニング能力と、設計・品証の川上・川下を有する点に強み。

• また、設計部門や研究開発部門への投資も行い、自社のコア能力の維持拡大にも努める。

（写真）同社提供 （写真）各社ホームページ

⑤．素材企業との垂直連携モデル

• 素材・原料の自社調達は競争力の強化のため重要。一方、管理能力の不足や品証体制の構築、キャッシュフローがサプライヤーの課題。

• ①材料を素材メーカである日本製鉄(株)が調達、圧延材へ成形し、②光製作所が機械加工、③特殊工程（化学処理・コーティング）を旭金属が担い一貫化、国内重工に納入する体制を構築。

• 素材メーカも素材単体のみならず部品成形までをSCで担うことによる新たな付加価値創出を狙う。

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ビジネスモデル ケース⑥⑥．単工程のスペシャリストモデル

設立：1951年 ／ 資本金：2,000万円 ／ 東京都武蔵村山市

• 航空機事業における特殊工程のうち、「熱処理」というコアコンピタンスを磨き上げ、航空機から自動車、精密機器まで、その適用用途を多角化。

• 「熱処理」における、熱制御、冷却制御に自社の強みを有するだけでなく、品質要求にこまめに対応できる信頼が強み。

• 「熱処理」工程は、大半の一貫工程に必要な工程であるため、顧客工場内に入り込み、その機能を提供するなど、社外と連携し、顧客の競争力に大きく貢献。

（写真）各社ホームページ

①コアサプライヤ化

◎コア技術追求による中長期的な差別化

◎コア技術の追求と投資余力

◎顧客ニーズに合ったコア技術の提案

◎調達による付加価値（利幅）向上

◎コア技術から工程拡

大・多角化

◎自社＋SCの品証管理能力

②研究開発モデル

◎コア技術追求による中長期的な差別化

◎コア技術の追求と投資余力

◎顧客ニーズに合ったコア技術の提案

△顧客からの支給多

○コア技術から工程拡大・多角化

◎自社＋SCの品証管理能力

③一貫工程モデル

◎最適SC構築による競争力強化

ーオペレーション開発が主

△国内顧客が主流

△顧客からの支給多

◎必要な工程を

保有

◎自社＋SCの品証管理能力

④ファブレスモデル

◎資産レスによる競争力強化

○仕様・発注のための設計・技術の強化

◎需要掘り起こしが

必須

○材料支給

※商材により差あり

ー最適SCの構築

◎自社＋SCの品証管理能力

⑤素材企業との垂直連携モデル

◎川上連携による競争力強化

ー連携企業毎の取組

△国内顧客が主流

◎連携での調達成功

△連携企業毎の取組

◎材料から製品までの品証対応可能

⑥単工程のスペシャリストモデル

◎自社のコア技術追求による差別化

◎コア技術の追求

○海外顧客へも進出

△顧客からの支給多

◎コア工程の

ケイパビリティ多

○JISQ9100Nadcap

平均的なサプライヤー

△中長期戦略不足

△大半が保有せず

△国内顧客が主流

△顧客からの支給多

△単工程多

○JISQ9100Nadcap

あるべき姿を達成するために有するべき必要な能力 コアサプライヤ化の達成に向け、段階的な能力（組織）獲得が求められる。

生産（部） 品質保証（部）営業・マーケティング（部）経営企画（部）

研究開発・設計（部） 調達（部）ビジネスモデル

必要な能力（組織） （◎：差別化要素、○：一般的に保有する要素、△：比較的有していない要素）

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各能力獲得のための支援メニュー①

営業＆マーケティング経営企画

研究開発・設計

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公的支援策

• サポイン支援事業• ものづくり・商業・サービス補助金

• 先導研究プログラム• 戦略的省エネルギー技術革新プログラム

• テクノブリッジⓇ• 技術コンサルティング

民間等のサービス（例）

資金支援

資金支援

技術相談

• 海外OEMマッチング（日・Safran等）• 航空宇宙産業ビジネスマッチング

販路開拓

• 航空宇宙産業ビジネスマッチング• 海外CEO商談会

販路開拓

• 展示会出展支援（ジャパン・パビリオン）• 新輸出大国コンソーシアムパートナーによるハンズオン支援

販路開拓

• 海外ミニ調査• 欧州産業調査

市場調査

• 海外展開無料相談相談窓口

• 欧州コンサルティング事業• サプライチェーン構築事業• B2Bマッチング（BCI Aerospace）

販路開拓

• 参入サポートサービス販路開拓

• エンジンビジネス参入診断サービス計画立案 • エンジンビジネス技術開発サービス技術

育成

• 構造設計中核人材育成講座人材育成

• 生産技術者育成教育の提供人材育成

航空宇宙生産技術開発センター

• 物質・材料相談技術相談

• 経営戦略サポート（出資先限定）経営戦略

• 中小企業大学校各種講座戦略立案

• 認定経営革新等支援機関サービス課題解決

技術相談 • 技術者マッチング、技術相談

• 海外ミッション派遣• 海外展開セミナー実施

販路開拓

必要な能力（組織）

• 中小企業海外ビジネス人材育成塾人材育成

各能力獲得のための支援メニュー②

品質保証調達 生産

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• 生産技術人材育成講座人材育成

公的支援策

民間等のサービス（例）

• ものづくり・商業・サービス補助金• 省エネ補助金• 生産設備におけるエネルギー使用合理化等事業者支援事業

資金調達

• 地域未来投資促進税制• 生産性向上特別措置法に基づく固定資産税の減免

• 中小企業経営強化税制• 中小企業投資促進税制

税制措置

• 生産管理・品質保証ガイドブック• 中小企業の航空機産業参入のためのガイド~国際認証（Nadcap）制度の取得に向けて～

• 専門家派遣事業人材派遣

• 非破壊試験人材育成（訓練・試験）人材育成

• 非破壊試験人材育成（訓練・OJT・試験）人材育成

• JISQ9100取得支援• Nadcap取得支援

体制整備

• 専門家派遣事業人材派遣

• 航空サプライチェーン保険保険事業

• IoTツール提供、システム構築生産管理

体制整備

必要な能力（組織）

• 航空機産業の一貫生産における材料調達のあり方に係る調査報告（2019fy）

調査研究

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まとめ

日本の航空機産業の競争力強化のためには、大手Tier1のみならず、それらを支えるTier2の更なる競争力強化が重要です。

今後10年を見たとき、マーケットに投入が予測される次世代航空機、新たな技術、素材の適用、新興国をはじめとした競争相手の増加、により競争環境はより一層激化する可能性があります。

そうなったとき、高度な技術力と品質管理力を有する我が国サプライヤーが世界で打ち勝つためには、①これまで以上に、クラスター化をはじめコストを意識したサプライチェーンの構築に取り組むとともに、②差別化出来る要因を特定し、コストではない部分で世界に選ばれるための技術力、研究開発能力を持つことが重要です。

①②を達成するためにも、国内のみならず世界の顧客にも目を向け、どこに仕事が眠っているのかを把握すること、また顧客のニーズを捕まえるマーケティング・営業活動がより一層重要になってきます。

経済産業省航空機部品・素材産業室では、ステージを駆け上がるサプライヤーの皆様を応援すべく、官民の力を合わせて応援して参ります。