北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...

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北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組 (平成30年度版) 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す るものです。このような取り組みは,本学の教育改革室や高等教育推進機構において一歩ずつ進められている もので,各学部及び大学院での種々の取り組みと並行して,特に本学の創基150年の節目となる2026年に向 けた「北海道大学近未来戦略150」に即して企画立案され,実行されつつあるものです。 本学の「近未来戦略150」では,特に「専門的知識に裏づけられた総合的判断力と高い識見,並びに異文化 理解能力と国際的コミュニケーション能力を有し,国際社会の発展に寄与する指導的・中核的な人材の育成」 を教育の目標として掲げています。そしてまた,この目標は,平成28年度から開始された第3期中期目標・中期計 画期間における教育に関する目標の柱ともなっており,本パンフレットに取り上げられた様々な取り組みは,とりわ け全学教育や総合教育のプロセスにおいて積極的に試みられています。そして,これらの試みは,単に一つの授 業科目ばかりでなく,本学全体における様々なレベルの教育にも応用可能なものとなるよう発展させるべきもの でもあると言えます。これらの試みが各学部及び大学院における専門教育にも活用され,本学全体の教育の革 新が進み,真に「世界の課題解決に貢献する人材」の育成に資することができるよう,教職員や関係の皆様方 のご理解とご協力が得られることを祈念するものです。 本パンフレットの発行にあたって 北海道大学理事・副学長 高等教育推進機構長・教育改革室長 長谷川 晃

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Page 1: 北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組 (平成30年度版) 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す

北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組(平成30年度版)

 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す

るものです。このような取り組みは,本学の教育改革室や高等教育推進機構において一歩ずつ進められている

もので,各学部及び大学院での種々の取り組みと並行して,特に本学の創基150年の節目となる2026年に向

けた「北海道大学近未来戦略150」に即して企画立案され,実行されつつあるものです。

 本学の「近未来戦略150」では,特に「専門的知識に裏づけられた総合的判断力と高い識見,並びに異文化

理解能力と国際的コミュニケーション能力を有し,国際社会の発展に寄与する指導的・中核的な人材の育成」

を教育の目標として掲げています。そしてまた,この目標は,平成28年度から開始された第3期中期目標・中期計

画期間における教育に関する目標の柱ともなっており,本パンフレットに取り上げられた様々な取り組みは,とりわ

け全学教育や総合教育のプロセスにおいて積極的に試みられています。そして,これらの試みは,単に一つの授

業科目ばかりでなく,本学全体における様々なレベルの教育にも応用可能なものとなるよう発展させるべきもの

でもあると言えます。これらの試みが各学部及び大学院における専門教育にも活用され,本学全体の教育の革

新が進み,真に「世界の課題解決に貢献する人材」の育成に資することができるよう,教職員や関係の皆様方

のご理解とご協力が得られることを祈念するものです。

本パンフレットの発行にあたって

北海道大学理事・副学長高等教育推進機構長・教育改革室長

長谷川 晃

Page 2: 北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組 (平成30年度版) 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す

専門的知識に裏づけられた総合的判断力と高い識見並びに異文化理解力と国際的コミュニケーション能力を有し,国際社会の発展に寄与する指導的・中核的な人材を育成する。

教育内容及び教育の成果等に関する中期目標

グローバルに活躍する力を養うため,第2期中期目標期間に開設した全学横断的な教育プログラムである「新渡戸カレッジ(学士課程)」及び「新渡戸スクール(大学院課程)」をさらに充実させた教育内容で実施し,両プログラムにおいて合わせて延べ1,000名以上の修了者を輩出する。また,新渡戸カレッジ及び新渡戸スクールにおいて,学生の学修過程を可視化できる修学ポートフォリオを開発し,各学部・研究科等においても順次導入する。

教育に関する中期計画①

取組1 NITOBE教育システム国際社会の発展に寄与する人材を育成するため,学士課程・大学院課程を通した先駆的な教育方法「NITOBE教育システム」を構築し,全学横断型の特別教育プログラムとして,「新渡戸カレッジ」(平成25年度開設)及び「新渡戸スクール」(平成27年度開設)を実施しています。なお,平成29年度入校生から「新渡戸カレッジ」は,リーダーシップの重要性と国際社会の理解を促すことを目的とする「基礎プログラム(1年間)」とグローバル社会でリーダーとして活躍できる能力の養成を目的とする「オナーズプログラム(2年目から卒業まで)」の2段階のプログラムに改編しました。また,「新渡戸スクール」についても,平成29年度から,従前のプログラムを主に修士課程学生を対象とする「基礎プログラム」として位置づけるとともに,博士課程学生を対象とする「上級プログラム」を新設しました。

■NITOBE教育システムの特長(1)グローバル人材に必要不可欠な高度の英語力と高いコンピテンシー(人間力,生きる力)の育成(2)アクティブ・ラーニングを駆使した主体的に学ぶ力の確立(3)修学ポートフォリオを活用した学びと指導の可視化及び効率化(4)同窓ネットワークを活用した教育・キャリア支援

■特長 ●グローバル・リーダーを育成する2段階の教育プログラム ●自立的な個人の確立と専門能力を高める留学制度 ●リーダーシップに必要なスキルとマインドを育む独自のカリキュラム ●国際経験の豊かな同窓生からなるフェローによるキャリア支援

■基礎プログラムの必修科目

特別教育プログラム「新渡戸カレッジ」

グローバル基礎科目・リーダーシップ力に関する気づき,また海外留学の意義,目的及び実態について学問の世界,現代社会の課題, キャリアデザインの視点から学び,自らの考えを深める

留学支援英語・英語を母語とする講師による少人数クラスによる実践英語・英語によるコミュニケーション能力の向上・留学時に必要なアカデミックスキルの習得

新渡戸学(フェローゼミ)・フェローの主導により現地視察の中から課題を発見しグループワークにより課題解決方法を探る演習

1年目基礎プログラム

2年目以降オナーズプログラム

■特長 ●「3+1の力」(能力更新力,組織形成力,社会還元力及び専門職倫理)を育成 ●多様な価値観で構成される国際社会の縮図 ●異なる専門分野の知見を生かし,各自の専門分野を深化させる領域横断的環境 ●徹底したチーム学習とアクティブ・ラーニング ●教員,メンターが生み出す新たなネットワークによるキャリア支援

■学修支援制度

特別教育プログラム「新渡戸スクール」

NITOBEポートフォリオ・オンラインの学修・研究履歴記録システムであり,研究活動や新渡戸スクールでの学修を記録し,振り返りができる

新渡戸スクール奨学制度・基礎プログラム奨学金や上級プログラムプロジェクト助成金を選抜された学生に対して支給する。上級プログラ ムでは,さらに優れた成果が期待されるものに対して優秀プロジェクト助成金を追加支給する

メンター・学生のキャリア意識の涵養,社会的視野の拡大,人的ネットワークの形成を支援する

本学HP>新渡戸カレッジhttps://nitobe-college.academic.hokudai.ac.jp/

本学HP>新渡戸スクールhttps://nitobe-school.academic.hokudai.ac.jp/

「新渡戸学(フェローゼミ)」現地視察の様子

メンター交流会の様子

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学生の主体的な学びを促進させるため,教育環境の整備を進め,アクティブ・ラーニング及び情報コミュニケーション技術等を活用した授業科目の開講数を増加さ

せる。また,社会的ニーズに対応し,全学部を横断する新たな共通科目群を開設するとともに,ビジネス・スキル,専門職倫理等の授業科目を開設する。

教育に関する中期計画②

取組2 「全学教育科目」に係る各種取組主に1年次生を対象とした「全学教育科目」(教養科目及び基礎科目)は,全部局の協力体制の下,充実したカリキュラムで実施しています。第2期,第3期中期目標

期間においては,次の取り組み等を実施しました。

取  組

総合入試の導入に伴い,文系・理系ごとの共通カリキュラムを編成。

英語演習に「上級:留学支援英語」,一般教育演習(20名程度のクラス)に「多文化交流科目」,「グローバル・キャリア・デザイン」,「フィールド型演習」を新設。

双方向遠隔授業,アクティブ・ラーニングのための教室をそれぞれ4室整備し,テレビ会議システムによる遠隔授業や複数のプロジェクター・スクリーンを使用したチーム学習に活用。

ネイティブ教員による「留学支援英語」のほか「英語資格試験対策講座」及び「キャンパス英語」を新設。理系基礎科目の物理学,生物学及び数学に,英語による授業を新設。平成29年度より主題別科目に,英語による授業を新設。

取 組 内 容

高等教育推進機構のアクティブ・ラーニング教室

取組4 北海道地区国立大学との連携実施事業

取組3 専門横断科目より多様で幅広い教養を獲得すること,学際的な教養を獲得すること,専門性

を追究する上で必要とされる新たな知識や手法を身につけること,及び多様な

価値観を理解して国際感覚を養成することを目的として,新たに専門科目に複

数学部の学生を対象とした授業科目群である「専門横断科目」を平成31年度

より開講することとしました。

双方向遠隔授業

共通カリキュラムの編成

少人数授業の充実

双方向型授業の充実

英語による授業の拡大

■教養教育連携事業

北海道地区国立大学では,単位互換協定に基づき,双方向遠隔授業を主体とした教養教育の

連携実施事業を推進しています。平成27年度から本格実施として,各大学から100科目以上の

授業科目が提供されています。双方向遠隔授業を効果的に実施するにあたり,FD研修会の実

施やTA等授業支援スタッフの育成を行うとともに,デジタル教材を活用した反転授業やアクティ

ブ・ラーニングの手法を導入した新たな授業方法の普及に取り組んでいます。本事業により,各

大学から特色ある授業が提供されることで,学生は多様な授業を履修することが可能となってい

ます。

本学HP > 国立大学教養教育コンソーシアム北海道

https://www.nucla-hokkaido.jp/

■学部・大学院入学前留学生教育プログラム

北海道地区国立大学では,学部・大学院入学前留学生教育の実施に関する協定に基づき,各大学への入学直後の留学生及び大学院進学を希望する外国

人留学生に対し,学修・研究に際して最低限理解しておくべき知識やスキル等の修得に役立つ教育プログラムをeラーニングにて提供しています。北海道地区国

立大学間で一元的・集約的に実施することにより,効果的かつ効率的に正規課程進学後の教育効果向上,円滑な正規課程への移行・定着支援に取り組んで

います。

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ラーニング・コモンズ

第2期中期目標期間に導入したナンバリング制度,国際通用性のあるきめ細かなGPA制度等を活用し,教育課程のさらなる体系化と学修成果の検証体制の構築を推進する。また,全学部・研究科等において,積極的にクォーター制の導入を推進し,平成28年度までに全学部に導入するとともに,平成31年度までに,全学部・研究科等においてアセスメント・ポリシー(学修成果の評価方針)を策定する。

教育に関する中期計画③

取組7 ディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシー平成25年度に,本学の「基本理念と長期目標」に基づく,学士課程及び大学院課程全体の「ディプロマ・ポリシー(DP)」・「カリキュラム・ポリシー(CP)」を策定しました。平成26年度に,大学全体のDP・CPを踏まえた,各学部・研究科等のDP・CPを策定しました。

本学HP > 大学案内 > 北海道大学の教育における3つの方針https://www.hokudai.ac.jp/introduction/information/threehoushin/

取組6 数理・データサイエンス教育文系・理系を問わず,全学部生が数理・データサイエンスの基礎的素養を身に付け,数理的思考やデータ分析力を駆使して,社会の問題を解決する手法を見出すことができる人材の育成を目指し,「数理・データサイエンス教育研究センター」が学内共同教育施設として平成29年7月に設置されました。

本学の数理・データサイエンス教育の特長学部1年生を対象とした「一般教育プログラム」,学部2~4年生を対象とした「専門教育プログラム」,及び卒業研究等の学生を対象としたオーダーメイド型の「実践教育プログラム」を実施します。「一般教育プログラム」では,全ての1年生が必修科目として「情報学Ⅰ」を受講します。

本学HP > 大学案内 > 学内共同施設(教育施設) > 数理・データサイエンス教育研究センターhttps://www.mdsc.hokudai.ac.jp/

数理・データサイエンス教育研究センターの取組北海道大学では,文理を問わず2500名を超える全入学者を対象として,数理・データサイエンスに関する基礎的素養を醸成する教育を展開します。さらに,幅広く提供されたデータや実社会からの課題を活用した実践的な教育を通して,課題解決力を有する人材を育成します。「北海道データサイエンスネットワーク」を構成する道内の大学・高専(小樽商科大学,帯広畜産大学,旭川医科大学,札幌学院大学,北海学園大学,北海道科学大学,北海道情報大学,旭川高専,釧路高専,苫小牧高専,函館高専)から招へい教員が参画し,他大学に展開可能な実践的教育プログラムの実現に向けて検討を進めています。また,センターでは,効果的なデータサイエンス教育を実現するICT基盤として,「数理・データサイエンス教育プラットフォーム」を開発しています。e-ラーニングを効果的に取り入れた修学環境を整備し,プログラミング演習やオンラインテストの実施も可能とします。当センターは,全国6大学コンソーシアムの「教育用データベース分科会」において主査を務め,各大学で使用する教育用データの収集や利用環境の整備に向けた議論を牽引しています。

取組5 オープンエデュケーションセンター■e-ラーニング部門学内の教育改善やオープン教材開発の支援,新たな教育手法の開発及び導入を進めています。高等教育推進機構S講義棟にはアクティブ・ラーニングに対応した講義収録室を設置しています。また,全学の教育支援としてELMSの管理運用を担当しています。本センターのOER(Open Educational Resources)を活用した教育改善への取り組みは,新しい学習の可能性・学力向上に役立つ様々なコンテンツ・サービス,ならびにソリューションに対する功績に与えられる日本e-Learning 大賞の「オープンエデュケーション特別部門賞」を受賞しました。

本学HP > 大学案内 > 運営組織・その他 > 高等教育推進機構 > オープンエデュケーションセンターhttp://www.open-ed.hokudai.ac.jp/

■科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)科学技術の専門家と一般市民との橋渡しを担う科学技術コミュニケーターを養成しています。大学院生や社会人が受講可能で,講義・演習・実習を通して1年間学びます。教育と広報を連携させており,活動の一つであるサイエンス・カフェ札幌は,グッドデザイン賞を受賞しました。Facebookページ「いいね!Hokudai」は平日ほぼ毎日,北大の情報を発信しています。また,これらの教育・実践のノウハウやネットワークを学内他組織と共有し,コミュニケーション教育・広報を支援しています。

本学HP > 大学案内 > 運営組織・その他 > 高等教育推進機構 > 科学技術コミュニケーション教育研究部門https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/

高等教育推進機構の講義収録室

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取組8 アセスメント・ポリシー学修成果の把握に基づく,教育課程の効果的な点検・改善体制を整備するために,全学の指針となる「北海道大学アセスメント・ポリシー」を決定し,平成30年度中に各学部,研究科等においてアセスメント・ポリシー及びアセスメント・チェックリストを策定することを決定しました。

本学HP > 大学案内 > 北海道大学アセスメント・ポリシーhttps://www.hokudai.ac.jp/introduction/information/assessmentpolicy/

取組9 授業科目ナンバリング制度平成25年度から,順次性のある体系的な教育課程の構築を目的として,授業内容・レベル等に応じて授業科目に特定のナンバーを付し,教育課程表やシラバス等に記載する次のナンバリング制度の導入を開始し,平成27年度には本学の全授業科目でナンバリングを実施しました。

ABC:開講部局等 DE:学科等 1:レベル 2:中分類(学問分野) 3:小分類(学問分野) 4:言語

本学HP > 大学案内 > 総長室・評価室・広報室等 > 教育改革室 > 順次性のある体系的な教育課程の構築に向けて~ナンバリング実施の手引きhttps://www.hokudai.ac.jp/introduction/gov/office/education/numbering.pdf

取組10 新GPA制度,学習成果の質に基づく成績評価,厳格な卒業認定基準平成27年度学士課程入学者から,国際通用性の向上ときめ細かな成績評価を実現するため,次の新GPA制度を導入しています。1 成績を海外大学と同様に「A・B・C・D・F」に+,-を付した11段階により評価。2 合格基準のGP値を1.0から2.0に,最上位のGPを4.0から4.3に引き上げ。3 成績評価は「, 学修成果の質」に基づいて成績のグレードを判断し,GPを付与。また,10学部において,この新GPA制度に基づく「卒業時の通算GPA2.0以上」を卒業認定基準として導入しています。

新GPA制度  本学HP > 広報・公開 > 北海道大学規則集 > 第3編 学務 > 北海道大学におけるGPA制度の取扱いに関する要項       https://www.hokudai.ac.jp/jimuk/reiki/reiki_honbun/u010RG00000819.html

卒業認定基準 本学HP > 広報・公開 > 法令等に基づく公表事項 > 学校教育法施行規則第172条の2に規定する情報 > 学修の成果に係る評価及び卒業又は修了の認定に当たっての基準に関すること > 1.学部

       https://www.hokudai.ac.jp/pr/gakusyu-gakubu2.pdf

取組11 カリキュラムマップ授業科目のナンバリング制度,国際通用性のあるきめ細かなGPA制度等を活用し,教育課程のさらなる体系化と学修成果の検証体制構築を推進する方策のひとつとして,平成29年度に各学部,研究科等においてカリキュラムマップを作成しました。

本学HP > 学生生活 > 教務情報 > 各学部・研究科等のカリキュラムマップhttps://www.hokudai.ac.jp/gakusei/instruction-info/folder955/

取組12 学位論文評価基準学位論文に係る評価の客観性及び厳格性を担保するため,研究科・学院ごとに「学位論文に係る評価基準」を策定しました。評価基準では,学位論文の審査において,どのような能力を測るのか,どのような点が評価されるのか,また,論文の要件・構成等について,課程ごとに定められています。

本学HP > 広報・公開 > 法令等に基づく公表事項 > 学校教育法施行規則第172条の2に規定する情報 > 学修の成果に係る評価及び卒業又は修了の認定に当たっての基準に関することhttps://www.hokudai.ac.jp/pr/johokokai/pub/gakkyoho/gakkyoho2/index.html

ナンバリングコード [ABC_DE1234]

取組13 授業アンケート■授業評価アンケート平成28年度から,全ての学部において授業評価アンケートを実施しており,平成29年度にはWebによる授業アンケートの準備に着手しました。なお,全学教育科目に係るアンケートは,質問に対する5段階評価形式と自由記述式であり,学生による授業評価の結果を教員にフィードバックすることで,授業の質の向上を目指しています。平成25年度からは,特定の授業においてコアカリキュラム(教養科目)の理念が実現されているかについても調査しており,平成28年度からは,全ての授業において調査することとしました。また,平成26年度の授業科目について実施したアンケートからは,学生からの意見や教員の改善策等を報告書にとりまとめて,ホームページ(学内限定)に公表することとしました。本アンケートは,全学教育科目を担当する教員は,少なくとも1年間に1科目について実施することとしています。

本学HP > 大学案内 > 運営組織・その他 > 高等教育推進機構 > 授業アンケートhttps://www.high.hokudai.ac.jp/center/enquete/enquete.htm

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教育の質を向上させるため,教育力・教育支援力を高度化する体制を整備する。教育の実施体制等に関する目標

取組14 国際化に対応した柔軟な学事暦教育改革室では平成26年4月,各学部がクォーター科目を配置するなど柔軟な学事暦とすることで,学生がより海外留学しやすい環境を整備し,国際的流動性の向上を図ることを主眼とした「国際化の推進に向けた学事暦の見直しについて」をまとめました。平成28年度には,①全ての学年をクォーター制とする,②留学しやすい特定の学年・学期のみクォーター制とするなど,それぞれの学部・大学院の実情に応じた「柔軟な学事暦」を導入しました。こうした「柔軟な学事暦」は,全ての学部と12の大学院において導入されています。

取組15 コチュテル・プログラム,ダブル・ディグリー・プログラム,ジョイント・ディグリー・プログラムグローバル教育を推進するための方策の一つとして,平成29年度までに,8大学院でダブル・ディグリー・プログラムを,6大学院でコチュテル・プログラムを導入しました。今後はジョイント・ディグリー・プログラム制度の導入を予定しています。

■コチュテル・プログラム外国の大学と連携し,博士論文作成にかかる研究指導を両大学が共同して行うもの。学位記は本学から授与され,コチュテル・プログラムの修了が付記される。

■ダブル・ディグリー・プログラム外国の大学と連携し,同じ学位レベルの教育プログラムを開設し,単位互換等を通じ,プログラム参加学生がそれぞれの大学の卒業・修了要件を満たした際に,各大学がそれぞれ学位を授与するもの。

■ジョイント・ディグリー・プログラム外国の連携大学と共同で一つの教育課程を構築するもの。学生は本学と連携大学の両方に在籍し,プログラムの修了時には,各大学連名の学位記が授与される。

取組16 大学院共通授業科目既存の研究科等の垣根を越えた総合的・学際的な教育の発展と,大学院教育における専攻分野に関する分野の基礎的素養の涵養を目的として,全学の大学院生が受講可能な共通授業科目を開設しています。平成28年度からは,Hokkaidoサマー・インスティテュートの科目も追加され,約330の授業科目から,これまで以上に幅広い分野の学修が可能となりました。

国際社会の発展に寄与する人材を育成するため,ジョイント・ディグリー・プログラムをはじめとする海外大学との共同教育プログラムを新たに10件以上開設するなど,国際通用性のある大学院教育を実施する。

教育に関する中期計画④

教職員等の教育力・教育支援力を高めるため,平成27年度に開設した「高等教育研修センター」において,ニーズに対応したファカルティ・ディベロップメント(FD),スタッフ・ディベロップメント(SD)等の研修プログラムを一元的に開発し,実施する。また,英語による授業を拡充するため,英語を母語とする講師によるFDプログラムを拡充する。

教育の実施体制等に関する中期計画

取組17 ティーチング・フェロー制度大学院教育の実質化を進め,学士課程教育の充実を図ることを目的として,ティーチング・アシスタント(TA)制度に加え新しい制度であるティーチング・フェロー(TF)制度を平成27年度から導入しています。TF制度は,本学の大学院教育の一環として,TFとして採用した博士課程学生に,教員と分担しながら学士課程の授業を 担う機会を与えることで,ティーチングにかかわる技能を高め,経験の蓄積を促し,将来の大学教員のみならず幅広い分野において指導的な役割を果たす人材の養成を図ります。

取組18 高等教育研修センター平成27年4月1日高等教育推進機構に設置しました。本センターには,3つの部門(ファカルティ・ディベロップメント部門,スタッフ・ディベロップメント部門,ラーニングサポート部門)が置かれ,FD・SD等,教育・研究及び業務全般の高度化及び国際化に必要な資質の向上を目的とした研修等を実施しています。また,授業に関する教員からの相談,カリキュラムやポリシー等に関する部局単位での相談も受け付けています。

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総合的な学生支援体制の下,多様な背景を持つ学生への支援を充実させる。学生への支援に関する目標

学生が安心・安全で充実したキャンパスライフを送ることができるようにするため,学生支援組織間の連携を強化し,進路・履修相談,経済的支援,就職支援,キャリア支援等の取組を実施する。また,奨学金及び授業料免除については,既存制度の検証を行い,よりきめ細かな支援制度に改善する。

学生への支援に関する中期計画①

全ての学生にとって教育の機会が公平に提供されるキャンパスを目指し,特別修学支援室の体制整備など,障がいのある学生を支援する体制を拡充させるとともに,教職員・学生を対象とした継続的な研修を実施する。また,平成29年度までにバリアフリー整備計画を策定し,ユニバーサルデザインに配慮したキャンパスに整備する。

学生への支援に関する中期計画②

(各部門の主な取り組み)

高等教育研修センター 本学HP > 大学案内 > 運営組織・その他 > 高等教育推進機構 > 高等教育研修センター           https://ctl.high.hokudai.ac.jp/

ラーニングサポート室  本学HP > 大学案内 > 運営組織・その他 > 高等教育推進機構 >ラーニングサポート室           https://lso.high.hokudai.ac.jp/

FD部門

・教育ワークショップ:新任教員を対象とするアクティブ・ラーニングの手法やシラバスの書き方に関する研修

・国際化対応FD研修:英語で授業を行う場合の注意事項,発音等を学ぶための研修

※平成29年度には,新規の研修・ワークショップを20回主催(全体で39回のFD研修を主催)

・TF研修会:新任TFを対象とするTFの心構えや大学教育の基礎の理解,学習指導の基本を習得するための研修

・TA研修会:新任TAを対象とするTAの心構えや役割の理解を深めるための研修

・実用的な英会話運用能力の向上を目指す国際系研修

・学生指導・支援等業務を学ぶ学生・教務系研修

・教員参加の下でキャリアアップ等に関する議論を行う職員セミナー

ラーニングサポート室(LSO):北海道大学の総合入試制度に関わる進路・修学支援,学習支援,データ分析

取組19 学生相談総合センター学生相談総合センターは,平成30年8月1日付けで,学内共同施設(特定業務施設)として,本学における学生相談,修学支援その他の学生支援に関する専門的

業務を一体的に行うことにより,本学の学生の人間形成の促進並びに本学全体の教育及び研究の発展に寄与することを目的に設置されました。本学における学

生相談の包括的拠点としての学生相談総合センターには,学生相談室,アクセシビリティ支援室,留学生相談室及びピアサポートユニットの3つの室と1つのユニッ

トが置かれています。学生の個別相談,教職員・保護者とのコンサルテーション,FD・SD,各種セミナー・ワークショップ,関係機関との連携調整などを行います。

(内線8172)

学生相談室では,「何でも相談」の窓口として,臨床心理士が学生の相談に応じています。また,学生について教職員や保護者からの相談にも対応しています。

アクセシビリティ支援室では,本学における障害を有する学生に対し,平等な教育の機会を提供するため,障害を有する学生が学修及び研究を行う上で必要な学

びの環境調整を関係部局と連携して行っています。

留学生相談室では,修学,進路,人間関係や文化的適応等の悩み等について臨床心理士が留学生の相談に応じています。

*ピアサポートユニットには,学生相談部門,アクセシビリティ部門及び留学生部門の3つの部門が置かれています。

 学生相談部門では,学生同士での気軽な相談場所として,ピアサポートルーム(月~金曜12:00-16:30 情報教育館2階)を設置しています。同部門では,学部

2年生以上の学生が,ピアサポーターとして学生の立場で相談に応じ,大学生活における先輩への相談場所として活用されています。

*アクセシビリティ部門では,学生が,ピアサポーターとして障害のある学生の情報保障(パソコンノートテイク,資料のテキストデータ化等),移動支援その他必要

な支援活動を行っています。

留学生相談室 (月~金曜9:00-17:00,学生交流ステーション104室090-5224-0365)

学生相談室 (月~金曜10:00-17:00,高等教育推進機構N110,内線7463)

アクセシビリティ支援室 (月~金曜9:00-17:00,高等教育推進機構N145,内線7473)

ピアサポートユニット

*留学生部門では,留学生が気軽に相談できる場所として,留学生サポート・デスク(月~金曜9:00-18:00 学生交流ステーション1階)を設置しています。先輩

留学生等が,ピアサポーターとして日本語,英語,中国語などの言語で,留学生生活のさまざまな問題についての質問や相談に応じています。

◎学生相談総合センターと連携・協力している学生相談・支援機関*全学の相談・支援機関

 「保健センター」,「ラーニングサポート室」及び「ハラスメント相談室」があります。学生相談総合センターは,これらの機関と相互に連携・協力しています。

医師による健康相談と応急的な診療を行っています。身体的・精神的な心配事がある学生の相談も対応しています。

博士号を持つ専門スタッフが,総合入試入学者の進路選択・履修計画に関する相談や,日々の学習内容に関する相談に対応しています。また,進路選択のため

の資料作成や学習に関するセミナー開催など,幅広い学修支援を行っています。

ハラスメント等に関する専門的な知見を有する専門相談員が,セクシャル・ハラスメント,アカデミック・ハラスメント等に関する相談に対応しています。

*部局の学生相談室

いくつかの部局においては,部局独自の学生相談室も設置・運営されています。部局の定めるルールにしたがい,当該部局に所属する学生はそれら部局の学生

相談室も利用できます。現時点では,文学部・文学研究科学生相談室,法学部・法学研究科学生相談室,理学部学生生活相談室,工学部系部局なんでも相

談室,国際広報メディア・観光学院学生相談室,函館キャンパス学生相談室があります。

◎利用者である学生・学生指導に携わる教員の視点に立つ広報平成30年4月より,上記相談機関を含む学内の全学生支援機関とその利用方法が一目でわかる広報パンフレット(学生参画プロジェクト)―「北大生のための相

談先お助けガイド」―を作成し,全新入生,全在学生及び全教職員に配布しています。これは,学生・教職員の声を反映し,適宜改訂していきます。また,関連ホー

ムページも,学生相談総合センターを中心に,利用者の視点を重視し充実化を進めています。

SD部門

LS部門

Page 8: 北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組 (平成30年度版) 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す

学生相談総合センターは,平成30年8月1日付けで,学内共同施設(特定業務施設)として,本学における学生相談,修学支援その他の学生支援に関する専門的

業務を一体的に行うことにより,本学の学生の人間形成の促進並びに本学全体の教育及び研究の発展に寄与することを目的に設置されました。本学における学

生相談の包括的拠点としての学生相談総合センターには,学生相談室,アクセシビリティ支援室,留学生相談室及びピアサポートユニットの3つの室と1つのユニッ

トが置かれています。学生の個別相談,教職員・保護者とのコンサルテーション,FD・SD,各種セミナー・ワークショップ,関係機関との連携調整などを行います。

(内線8172)

学生相談室では,「何でも相談」の窓口として,臨床心理士が学生の相談に応じています。また,学生について教職員や保護者からの相談にも対応しています。

アクセシビリティ支援室では,本学における障害を有する学生に対し,平等な教育の機会を提供するため,障害を有する学生が学修及び研究を行う上で必要な学

びの環境調整を関係部局と連携して行っています。

留学生相談室では,修学,進路,人間関係や文化的適応等の悩み等について臨床心理士が留学生の相談に応じています。

*ピアサポートユニットには,学生相談部門,アクセシビリティ部門及び留学生部門の3つの部門が置かれています。

 学生相談部門では,学生同士での気軽な相談場所として,ピアサポートルーム(月~金曜12:00-16:30 情報教育館2階)を設置しています。同部門では,学部

2年生以上の学生が,ピアサポーターとして学生の立場で相談に応じ,大学生活における先輩への相談場所として活用されています。

*アクセシビリティ部門では,学生が,ピアサポーターとして障害のある学生の情報保障(パソコンノートテイク,資料のテキストデータ化等),移動支援その他必要

な支援活動を行っています。

保健センター (内線5346)

ラーニングサポート室 (月~金曜8:30-17:00,高等教育推進機構E210/E211,内線7526)

ハラスメント相談室 (月~金曜9:30-18:00,[email protected],内線2095,2096)

キャリアセンター(クラーク会館1階) 就職ガイダンス

学生の積極的な利用を推進しています ―

学生指導経験豊富な教員とキャリアコンサルタント(国家資格)・CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)資格を有する職員が担当。

内容は就職全般,自己分析,エントリーシート・履歴書作成,模擬面接,内定取扱いなど。「予約制キャリア相談」(函館キャンパスや東京オ

フィスなどの遠隔地にも対応)と「フリー枠相談」を実施しています。

室内では,就活書籍(貸出可),新聞,国家公務員(総合職・一般職)試験の過去問,企業・団体から提供されたOB・OG名簿,卒業生から提

供された「就職サポーター名簿」や「就職活動レポート」などを閲覧できます。また,「就職支援システム」を利用すると,web上で各種就職ガイ

ダンス・セミナーやキャリア相談の予約,求人情報やインターンシップ情報の閲覧が可能です。

就職活動に関する基礎的なガイダンスや,民間企業等志望者向け,公務員志望者向け,教員志望者向け,留学生向けなどの対象を絞った

イベントのほか,実践中心・少人数の「就活ミニ講座」など,あわせて年間100 日以上開催。最大のイベントである「企業研究セミナー」には,6

80以上の企業・団体と延べ20,000名以上の学生・留学生が参加しています。

「全学インターンシップ」(学部生には全学教育科目の一環として単位認定)受入企業・団体の公募・開拓,参加学生との連絡調整のほか,

中央省庁や地方自治体向けの手続きなどを行っています。

本学HP > 学生生活 > キャリアセンターhttp://cc.academic.hokudai.ac.jp/

取組20 キャリアセンターの各種取組 手厚い就職活動支援

企業研究セミナー

*留学生部門では,留学生が気軽に相談できる場所として,留学生サポート・デスク(月~金曜9:00-18:00 学生交流ステーション1階)を設置しています。先輩

留学生等が,ピアサポーターとして日本語,英語,中国語などの言語で,留学生生活のさまざまな問題についての質問や相談に応じています。

◎学生相談総合センターと連携・協力している学生相談・支援機関*全学の相談・支援機関

 「保健センター」,「ラーニングサポート室」及び「ハラスメント相談室」があります。学生相談総合センターは,これらの機関と相互に連携・協力しています。

医師による健康相談と応急的な診療を行っています。身体的・精神的な心配事がある学生の相談も対応しています。

博士号を持つ専門スタッフが,総合入試入学者の進路選択・履修計画に関する相談や,日々の学習内容に関する相談に対応しています。また,進路選択のため

の資料作成や学習に関するセミナー開催など,幅広い学修支援を行っています。

ハラスメント等に関する専門的な知見を有する専門相談員が,セクシャル・ハラスメント,アカデミック・ハラスメント等に関する相談に対応しています。

*部局の学生相談室

いくつかの部局においては,部局独自の学生相談室も設置・運営されています。部局の定めるルールにしたがい,当該部局に所属する学生はそれら部局の学生

相談室も利用できます。現時点では,文学部・文学研究科学生相談室,法学部・法学研究科学生相談室,理学部学生生活相談室,工学部系部局なんでも相

談室,国際広報メディア・観光学院学生相談室,函館キャンパス学生相談室があります。

◎利用者である学生・学生指導に携わる教員の視点に立つ広報平成30年4月より,上記相談機関を含む学内の全学生支援機関とその利用方法が一目でわかる広報パンフレット(学生参画プロジェクト)―「北大生のための相

談先お助けガイド」―を作成し,全新入生,全在学生及び全教職員に配布しています。これは,学生・教職員の声を反映し,適宜改訂していきます。また,関連ホー

ムページも,学生相談総合センターを中心に,利用者の視点を重視し充実化を進めています。

インターンシップ(国内)

就職ガイダンス・セミナー開催

就職情報提供

就職相談

Page 9: 北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組 (平成30年度版) 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す

取組21 総合入試・総合教育制度「入学後に自分の専門や所属する学部を決める」総合入試・総合教育制度の実施・検証学生アンケートの結果から,総合入試制度に満足している学生の増加,希望どおり学部・学科等移行した学生の増加等がみられるとともに,卒業年次アンケートにおいても,所属学部に対して総合的に満足している学生の割合が高いことから,総合入試・総合教育制度が順調に機能していることを確認しています。また,志願者・入学者のうち,道外出身者の割合も増えてきており,全国から多様なバックグラウンドを持つ学生を受け入れることができています。総合入試・総合教育制度については,今後さらに検証していきます。

取組22 国際総合入試「北海道大学近未来戦略150」に掲げる「国際化に対応した入試制度改革」,及び文部科学省による大学入試における国際バカロレア資格の活用促進を踏まえ, 新たな入学者選抜として,「国際総合入試」を平成30年度入試(平成29年度実施)から導入しました。本入試では,グローバル人材の育成のため,グローバル社会を生き抜き,リードする意欲と資質を持った人材を人物本位で選抜し,入学後は,学生にメンター(教員)を配置し,きめ細かな支援を行うとともに,新渡戸カレッジの活用により,国や地域,学問分野をこえて活躍できる学生を育成します。本入試の特徴として,将来国際社会で活躍するための力を教育プログラムによって養成している「国際バカロレア」や,米国留学を目指す多くの者が受験する大学進学適性試験(SAT又はACT)を活用します。

(参考)「平成31年度北海道大学国際総合入試学生募集要項」本学HP > 入学案内 > 国際総合入試 平成31年度北海道大学国際総合入試学生募集要項https://www.hokudai.ac.jp/admission/exam/post-1.html https://e-apply.jp/e/hokudai-iq-jpn/pdf/iq_jpn.pdf

広く世界に優秀な人材を求め,本学の教育を受けるにふさわしい学力・能力を備えた人材を多様な選抜制度により受け入れる。入学者選抜に関する中期目標

第2期中期目標期間に導入した,入学後に所属する学部を決める「総合入試」制度を検証する。また,ボーダレスなグローバル社会をリードする意欲と資質を持った人材を人物本位で選抜するため,平成30年度入試から国際バカロレア等を用いた「国際総合入試」を開始する。さらに,大学院課程を中心に,テレビ会議システム,海外オフあィスを活用した渡日前入試を拡大するなど,国際化に対応した入学者選抜を実施する。

入学者選抜に関する中期計画

取組23 入学者選抜改革の検討いわゆる「学力の3要素」を多面的・総合的に評価しうる新たな選抜方法の導入など,本学の入学者選抜改革について検討を進めています。こうした検討の進捗状況について,学校関係者のみならず,一般に広く周知するため,平成29年度から「北海道大学入試改革フォーラム」を開催しています。

■学力の3要素(1)十分な知識・技能,(2)それらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に自ら解を見いだしていく思考力・判断力・表現力等の能力,そして(3)これらの基になる主体性を持って多様な人 と々協働して学ぶ態度

徹底した「大学改革」と「国際化」を全学的に断行することで国際通用性を高め,ひいては国際競争力を強化するとともに,世界的に魅力的なトップレベルの教育研究を行い,世界大学ランキングトップ100を目指すための取組を進める。

グローバル化に関する中期目標

外国人留学生及び海外留学する日本人学生を対象とした経済,生活,キャリア等に関する支援を充実させるとともに,日本人・外国人混住型宿舎,交流イベント等,日本人学生と外国人留学生が交流する環境を創出する。

グローバル化に関する中期計画②

学際的な知的交流を促進するため,世界の研究者と協力して夏の北海道で国内外の学生を教育する「サマー・インスティテュート」,連携した海外大学で,本学と世界の学生が共に学ぶ「ラーニング・サテライト」等,多様な教育プログラムを展開する。これらにより,日本人学生の海外留学経験者を1,250名以上,外国人留学生の年間受入数を2,200名以上に増加させる。

グローバル化に関する中期計画①

取組24 サマー・インスティテュート,ラーニング・サテライト,日本人学生派遣プログラム■Hokkaidoサマー・インスティテュートHokkaidoサマー・インスティテュートは,北海道大学に世界の第一線で活躍する優れた教育研究業績や活動歴を有する研究者等を招へいし,本学教員と協働で教育活動を実施するプログラムです。期間中は,アクティブ・ラーニング型の授業や広大な北海道の地を活かしたフィールド実習等,グローバル人材育成に資する先端的かつ魅力的な授業を多数実施します。授業は英語で行われ,世界中からの参加者とともに質の高い授業を受けられるほか,日本国内の方にとっては,日本に居ながらにして世界で活躍している研究者の授業を受講できる貴重な機会を提供します。本プログラムに参加することで,研究者や他国の学生等とのコミュニケーションを通した異文化理解力,語学力及びコミュニケーション能力の向上等が期待されます。

■ラーニング・サテライト本学教員と海外の大学等との共同教育プログラムが実施する本学の授業科目に,本学学生と海外大学等の学生が参加する共修環境を提供することで,世界の課題解決に貢献する人材を育成するとともに,海外大学の教員との協働による本学の教育の国際通用性や質の向上を目的としておりさらにはダブル・ディグリー・プログラムやコチュテル・プログラム等の共同教育への発展や,共同研究への展開につながることを期待しています。期間中は,座学での講義のほか,演習や実習,実験,フィールドワーク型等,様々な形態で授業が展開され,当該授業を履修した本学学生には本学の単位,海外大学等の学生には本学の単位又は海外大学等の単位を付与します。本学学生にとっては,海外大学等において開講される講義や実習等を通じて,現地学生とともに学ぶことで,海外での学生生活を疑似体験することができ,交換留学や大学院進学へ視野を広げる機会としても役立つプログラムです。

■日本人学生派遣プログラム①グローバル・キャリア・デザイン(通称ファースト・ステップ・プログラム(FSP))短期プログラム・交換留学プログラムへの最初の一歩「ファーストステップ」として利用されることを期待した,協定大学等での講義受講や学生交流,国際機関や国際的に展開する企業等の現場見学や対話などを体験する約2週間のプログラム②海外短期語学研修プログラム海外に渡航する期間が数週間程度の語学学習及び異文化体験を中心とした,ほとんどが協定大学の提供するプログラム③短期留学スペシャルプログラム海外における異文化と歴史を理解し,基礎的な専門知識を学ぶとともに,交換留学プログラムや大学院における研究留学への動機づけとなることを目的としたプログラム④国際インターンシッププログラム学生の総合的な人間力を培う実践的キャリア教育として,学生が自らの専門分野や進路に関連した企業等での研修を通して,国際性とリーダーシップ力を醸成するとともに,グローバルな視点で自らのキャリアや進路を検討することを目的としたプログラム

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■Hokkaidoサマー・インスティテュートHokkaidoサマー・インスティテュートは,北海道大学に世界の第一線で活躍する優れた教育研究業績や活動歴を有する研究者等を招へいし,本学教員と協働で教育活動を実施するプログラムです。期間中は,アクティブ・ラーニング型の授業や広大な北海道の地を活かしたフィールド実習等,グローバル人材育成に資する先端的かつ魅力的な授業を多数実施します。授業は英語で行われ,世界中からの参加者とともに質の高い授業を受けられるほか,日本国内の方にとっては,日本に居ながらにして世界で活躍している研究者の授業を受講できる貴重な機会を提供します。本プログラムに参加することで,研究者や他国の学生等とのコミュニケーションを通した異文化理解力,語学力及びコミュニケーション能力の向上等が期待されます。

取組25 現代日本学プログラム課程 Modern Japanese Studies Program現代日本学プログラム課程は,外国人留学生を対象としたバイリンガル(日本語・英語)の学士課程プログラムで,平成27年度に創設されました。日本学という地域ベースの研究と,文学,教育学,法学,政治学,経済学等の現代日本社会に係る専門分野の研究との融合を学術的特色としながら,次の4つをカリキュラムの基本方針としています。・日本語習得のための集中的プログラム・日本研究と専門的学問との相互交錯カリキュラム・日本人学生とともに学ぶ環境・多文化の北海道からの日本発見日本語及び英語を高度に運用する能力並びに日本社会に関する深い知識を有し,日本のよき理解者として国際社会において中核的な役割を担う人材の育成を目的としており,所定の単位を修得し,卒業認定された学生には,学士(学術)の学位が授与されます。

■ラーニング・サテライト本学教員と海外の大学等との共同教育プログラムが実施する本学の授業科目に,本学学生と海外大学等の学生が参加する共修環境を提供することで,世界の課題解決に貢献する人材を育成するとともに,海外大学の教員との協働による本学の教育の国際通用性や質の向上を目的としておりさらにはダブル・ディグリー・プログラムやコチュテル・プログラム等の共同教育への発展や,共同研究への展開につながることを期待しています。期間中は,座学での講義のほか,演習や実習,実験,フィールドワーク型等,様々な形態で授業が展開され,当該授業を履修した本学学生には本学の単位,海外大学等の学生には本学の単位又は海外大学等の単位を付与します。本学学生にとっては,海外大学等において開講される講義や実習等を通じて,現地学生とともに学ぶことで,海外での学生生活を疑似体験することができ,交換留学や大学院進学へ視野を広げる機会としても役立つプログラムです。

■日本人学生派遣プログラム①グローバル・キャリア・デザイン(通称ファースト・ステップ・プログラム(FSP))短期プログラム・交換留学プログラムへの最初の一歩「ファーストステップ」として利用されることを期待した,協定大学等での講義受講や学生交流,国際機関や国際的に展開する企業等の現場見学や対話などを体験する約2週間のプログラム②海外短期語学研修プログラム海外に渡航する期間が数週間程度の語学学習及び異文化体験を中心とした,ほとんどが協定大学の提供するプログラム③短期留学スペシャルプログラム海外における異文化と歴史を理解し,基礎的な専門知識を学ぶとともに,交換留学プログラムや大学院における研究留学への動機づけとなることを目的としたプログラム④国際インターンシッププログラム学生の総合的な人間力を培う実践的キャリア教育として,学生が自らの専門分野や進路に関連した企業等での研修を通して,国際性とリーダーシップ力を醸成するとともに,グローバルな視点で自らのキャリアや進路を検討することを目的としたプログラム

サマー・インスティテュート,ラーニング・サテライトにて開講された講義・実習の様子

短期留学スペシャルプログラム

日本語の授業風景 大学構内での記念写真

グローバル・キャリア・デザイン 海外短期語学研修プログラム

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取組26 Integrated Science ProgramIntegrated Science Program(ISP)は,外国人留学生を対象とした英語による理系学士・修士課程プログラムで,平成29年度に創設されました。学士課程では,

入学後半年間で理系分野に関する幅広い知識を身につけ,その後,理系学部の諸分野から所属学科を選択し,学生本人の希望と成績により所属する学科が決

定され,学びを深めることとなります。なお,現在,所属できる学部・学科は,理学部(物理学科・化学科・生物科学科(生物学専修分野))となっています。修士課程で

は,自身の興味に基づき,専門分野での研究をさらに進めることができます。学士・修士課程を通して,軸となる理系科目の講義は英語で実施されることに加え,人文

社会科学を含む多様な教養科目や,初級日本語クラスの他にビジネス・スキル科目,リーダーシップ・マネジメント科目も履修できるよう設定されています。ISPでは国

際的に活躍するために必要な専門的能力及びリーダーとしての資質を備えた理系の人材育成を目指しています。

取組27 英語のみで学位取得が可能なコース大学の国際化にあたっては日本語力を要しないコースの開設等を通じた教育課程のグローバル化は不可欠であり,また,英語コースは外国人留学生の受け入れを

増加させるためだけではなく,日本人学生のグローバル化を促進するための方策にもなるという観点から,重点的に促進すべき取り組みとして認識し,全21大学院

中,7大学院(工学院,総合化学院,獣医学院,環境科学院,農学院,理学院,生命科学院)に英語のみで修了できるコースを設置している。

取組28 日本人・外国人混住型宿舎の整備日本人学生と外国人留学生が交流する環境の創出及び,増加する外国人留学生の宿舎確保のために,混住型宿舎に居室を増やすための改修をはじめ,必要な

整備を行っています。宿舎の将来計画の具体的な検討も進んでいます。

また,混住型宿舎の整備の一環として,居住する留学生の相談に応じ,生活上の指導,助言,サポート等を行うレジデント・アシスタントとして日本人学生を配置して

います。

取組29 日本人・外国人留学生の交流イベント等混住型宿舎において,レジデント・アシスタントの企画運営により,歓迎会・送別会,語学学習・文化交流を目的としたイベントを多数実施するとともに,地域のイベン

トへも参加しています。

さらに,留学生との交流や支援を行う各種団体の協力や支援を得て,学内外において,生活支援・文化交流・地域交流を目的としたイベントやツアーを数多く開催し

ています。これらの活動を通して,留学生と日本人学生や地域コミュニティとの交流の拡大とともに,日本人学生がリーダーシップや国際性を身につけることも期待さ

れています。

大学構内での記念写真 ISP教員による実験風景

Page 12: 北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組...北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組 (平成30年度版) 本パンフレットは,北海道大学における全学的な教育改革や学生支援についての取り組みの要諦を紹介す

取組1…教育推進課 NITOBE教育システム推進事務室 新渡戸カレッジオフィス(内線5414)新渡戸スクールオフィス(内線8187)取組2,13…教育推進課 全学教育・総合教育担当(内線5344)取組3,7,8,9,10,11,14…学務企画課 教育企画・大学院担当(内線5249)取組4…教育推進課 北海道地区国立大学連携教育機構事務室(内線8083,8086)取組5,18…学務企画課 総務担当(内線5567)取組6…教育推進課 数理・データサイエンス教育研究センター事務室(内線4401)取組12,15,16,17…学務企画課 教育企画・大学院担当(内線5253)取組19…学生支援課 学生相談総合センター事務室担当(内線8172)保健センター事務室担当(内線5347),学務企画課 総務担当(内線5567)取組20…キャリア支援課 キャリア支援担当(内線2987,3262,3657)取組21,22,23 …入試課 試験実施担当(内線7481),教育推進課 全学教育・総合教育担当(内線5083)取組24,27…国際交流課 受入担当(内線8056)派遣担当(内線8054)共同教育担当(内線8146)取組25,26…教育推進課 現代日本学プログラム・ISP担当(内線8048)取組28,29…学生支援課 生活支援担当(内線8064)

各取組の事務担当

発 行 北海道大学学務部 発行年月 平成30年11月 所在地 〒060-0817 札幌市北区北17条西8丁目 TEL 011-716-2111(代表)

北海道大学の教育改革・学生支援に関する取組

19 学生相談総合センター(学生相談室,アクセシビリティ支援室,留学生相談室,ピアサポートユニット(学生が利用できる常設機関:ピアサポートルーム,留学生サポート・デスク)),保健センター,ラーニングサポート室,ハラスメント相談室

19 学生相談総合センター(学生相談室,アクセシビリティ支援室,留学生相談室,ピアサポートユニット(学生が利用できる常設機関:ピアサポートルーム,留学生サポート・デスク)),保健センター, ラーニングサポート室,ハラスメント相談室

就職支援

入 試

教 育

学生支援

20 就職相談20 就職情報提供20 就職ガイダンス・セミナー20 インターンシップ

20 就職相談20 就職情報提供20 就職ガイダンス・セミナー20 インターンシップ

20 就職相談20 就職情報提供

授業料免除制度,奨学金制度,顕彰制度課外活動支援,学生ボランティア活動相談室, 28,29 学生寮

授業料免除制度,奨学金制度,顕彰制度課外活動支援,学生ボランティア活動相談室, 28,29学生寮

1 新渡戸カレッジ6 数理・データサイエンス教育プログラム2 全学教育科目,4 教養教育連携実施事業2,4 少人数授業,双方向授業1,2,25,26 英語による授業6 数理・データサイエンス教育研究センター25 現代日本学プログラム課程26 Integrated Science Program(ISP)5 オープンエデュケーションセンター10 新GPA制度,学修成果の質に基づく成績評価,  厳格な卒業認定基準 9 ナンバリング,11 カリキュラムマップ13 授業アンケート14 国際化に対応した柔軟な学事暦4 学部・大学院入学前留学生教育プログラム

     3 専門横断科目

18 高等教育研修センター(FD・SD研修,ラーニングサポート)21 総合教育制度24 Hokkaido サマー・インスティテュート,ラーニング・サテライト

1 新渡戸スクール

2,4 少人数授業,双方向授業1,16 英語による授業6 数理・データサイエンス教育研究センター

26 Integrated Science Program(ISP)5 オープンエデュケーションセンター

12 学位論文評価基準

9 ナンバリング,11 カリキュラムマップ13 授業アンケート14 国際化に対応した柔軟な学事暦4 学部・大学院入学前留学生教育プログラム15 ジョイントディグリープログラム,ダブルディグリープログラム              15 コチュテルプログラム16 大学院共通授業科目              17 ティーチング・フェロー制度18 高等教育研修センター(FD・SD研修,ラーニングサポート)

24 Hokkaido サマー・インスティテュート,ラーニング・サテライト

21 一般入試(総合・学部別)AO入試・22 国際総合入試帰国子女入試私費外国人留学生入試(学部・25 現代日本学プログラム課程・26 Integrated Science Program)

進学相談会

オープンキャンパス

7 教育における3つの方針・入学者受け入れ方針・教育課程編成・実施の方針・学位授与の方針23 入学者選抜改革の検討

多様な

入学者選抜

多様な

入学者選抜

多様な

入学者選抜

厳格な学位授与方針による学位授与

順次性のある体系的な教育課程の編成

厳格な学位授与方針による学位授与

順次性のある体系的な教育課程の編成

厳格な学位授与方針による学位授与

順次性のある体系的な教育課程の編成

高等学校

学部大学院

(修士課程・専門職学位課程) 大学院(博士(後期)課程)

卒業生・修了生1年 2年 3年(3~5年)

4年(6年) 1年 2年

(2~3年)1年 2年

(2~3年)3年(4年)

一般入試社会人入試外国人留学生入試

一般入試社会人入試外国人留学生入試

※研究職志望の博士(後期)課程大学院生向けの支援は人材育成本部で実施

数字は,対応する取組番号を示しています