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令和元年度第2回 朝霞市行政改革懇談会議事録 令和元年8月1日 政策企画課

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令和元年度第2回

朝霞市行政改革懇談会議事録

令和元年8月1日

政策企画課

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別記様式(第4条関係)

会 議 録

会 議 の 名 称 令和元年度第2回朝霞市行政改革懇談会

開 催 日 時

令和元年8月1日(木)

午後2時00分から

午後3時45分まで

開 催 場 所 市役所 本館4階 401会議室

出 席 者 別紙のとおり

会 議 内 容 別紙のとおり

会 議 資 料 別紙のとおり

会 議 録 の

作 成 方 針

■電磁的記録から文書に書き起こした全文記録

□電磁的記録から文書に書き起こした要点記録

□要点記録

□電磁的記録での保管(保存年限 年)

電磁的記録から文書に書き起

こした場合の当該電磁的記録

の保存期間

■会議録の確認後消去

□会議録の確認後 か月

会議録の確認方法 委員全員による確認

そ の 他 の

必 要 事 項 傍聴者 0人

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令和元年度第2回

朝霞市行政改革懇談会

令和元年8月1日(木)

午 後 2 時 0 0 分 か ら

午 後 3 時 4 5 分 ま で

市役所 本館4階 401会議室

1 開 会

2 議 事

(1)第5次朝霞市行政改革の進捗状況について

(平成30年度実績 取組番号6から10まで)

3 そ の 他

4 閉 会

出席委員(8人)

会 長 知識経験者 島 田 惠 司

副 会 長 市関係団体代表者 鈴 木 龍 久

委 員 知識経験者 池 田 邦 臣

委 員 知識経験者 篠 﨑 孝 夫

委 員 知識経験者 宮 澤 謙 介

委 員 公募市民 児 嶋 洋

委 員 公募市民 清 家 市 子

委 員 公募市民 丸 山 忠 璋

欠席委員(2人)

委 員 市関係団体代表者 伊 藤 圭 佑

委 員 市関係団体代表者 松 尾 哲

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担当課(10人)

担 当 課 職員課主幹兼課長補佐 金 子 智 之

担 当 課 同課専門員兼人事研修係長 中 川 隆

担 当 課 総務部次長兼財政課長 濵 浩 一

担 当 課 同課主幹兼課長補佐 玄 順 正 明

担 当 課 財産管理課長 望 月 貢 市

担 当 課 同課財産管理係長 相 澤 辰 実

担 当 課 収納課長 斎 藤 勉

担 当 課 同課長補佐 市之瀬 克 也

担 当 課 市民環境部次長兼産業振興課長 太 田 敦 子

担 当 課 同課産業労働係主査 大 貫 智 明

事務局(6人)

事 務 局 市長公室長 神 田 直 人

事 務 局 政策企画課長 永 里 孝 太

事 務 局 同課長補佐 新 井 和 夫

事 務 局 同課専門員兼政策企画係長 櫻 井 正 樹

事 務 局 同課同係主査 佐 賀 伸 也

事 務 局 同課同係主事 五十川 理 紗

資料一覧

・令和元年度朝霞市行政改革懇談会(第2回)次第

・朝霞市行政改革懇談会(第2回)出席者名簿

・資料1 第5次朝霞市行政改革実施計画進捗状況報告(平成30年度実績)

・第5次朝霞市行政改革大綱(平成28年度~平成32年度)

・第5次朝霞市行政改革実施計画(平成28年度~平成32年度)

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審議内容(発言者、発言内容、審議経過、結論等)

◎1 開会

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

皆さん、こんにちは。

定刻となりましたので、ただいまから令和元年度第2回朝霞市行政改革懇談会を始めます。

本日は、お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。

事務局を務めます、政策企画課の櫻井です。どうぞよろしくお願いいたします。

まず本日、松尾委員と伊藤委員から欠席の御連絡をいただいております。

議事に入る前に、お手元の資料の確認をお願いいたします。次第を除き、事前に配付しておりま

す、資料1「第5次朝霞市行政改革実施計画進捗状況報告(平成30年度実績)」の1点です。

また、お持ちいただくようお願いしました資料は、「第5次朝霞市行政改革大綱」の冊子、「第5

次朝霞市行政改革実施計画」の冊子の2点です。

以上、全ておそろいでしょうか。

また、本日、御意見を頂きます取組項目の所管課であります、職員課、財政課、財産管理課、収

納課及び産業振興課の職員も出席させていただいております。よろしくお願いいたします。

最後に、発言の際のお願いでございますが、本会議の会議録を作成するに当たり、録音をさせて

いただきます。つきましては、発言をする際は挙手をしていただき、会長が委員のお名前を呼んで

から発言してくださいますようお願いいたします。

それでは、本懇談会の議事進行は、島田会長に進めていただきたいと存じます。

島田会長、よろしくお願いします。

○島田会長

皆さん、こんにちは。

一歩も外へ出たくないような暑さの中、よく御出席いただきましてどうもありがとうございま

す。

では、議事に入る前に、この会議は原則公開ということになっておりますので、傍聴要領に基づ

いて傍聴を許可したいと思います。

事務局の方、いかがでしょう。傍聴の方はいらっしゃいますか。

○事務局・佐賀主査

本日の傍聴希望者は、ただいまのところいらっしゃいません。

○島田会長

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はい、今はいないと。傍聴希望者の方はいらっしゃらないということですが、会議の途中で希望

者があった場合には、傍聴席の範囲内で入場していただきますので御了承ください。

◎2 議事 (1)第5次朝霞市行政改革の進捗状況について

(平成30年度実績 取組番号6から10まで)

○島田会長

では、早速ですが議事に入りたいと思います。

本日は、第5次朝霞市行政改革の進捗状況ということですね。取組番号の6から10までという

ことになっております。

前回と同じように、まず事務局から説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

○担当課・玄順財政課主幹兼課長補佐

それでは、取組番号6から順に説明を進めてまいります。

14ページを御覧ください。取組番号6「自主財源の確保」について、平成30年度の進捗状況

を報告します。

本取組は、安定的な財政運営を目指し、様々な角度から税源確保について検討することです。

1番目の実施項目「市税等収納方法の多様化の検討」は、クレジットカードによる収納を可能と

するため、システムの改修を行いました。

2番目の実施項目「使用料・手数料の適正化の検討」は、消費税の引き上げによる施設等の使用

料・手数料の見直しについて検討を行いました。

3番目の実施項目「ふるさと納税の活性化」は、返礼品や寄附の受付方法の見直しを行いまし

た。

4番目の実施項目「新たな収入確保の検討」については、市役所のエレベーターに広告スペース

の設置を検討しましたが、採算性の問題により実現はできませんでした。

5番目の実施項目「減免規定の基本的な考え方の検討」は、市内公共施設の対応状況を調査し、

検討結果の取りまとめに着手しました。

総括といたしましては、「市税等収納方法の多様化の検討」は、令和元年5月の運用開始に向けて

テストを実施していきます。「使用料・手数料の適正化の検討」は、消費税の引き上げを踏まえ、引

き続き検討していきます。「ふるさと納税の活性化」は、総務省の通知により返礼品の見直しを行っ

たことで、今後減収が見込まれますが、新たな返礼品の発掘など今後も収入の確保に努めます。「減

免規定の基本的な考え方の検討」は、令和元年度に減免規定の在り方について取りまとめを行いま

す。

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なお、取組番号6につきましては、次年度以降の計画の見直しがございます。

26ページを御覧ください。実施項目一番下の「減免規定の基本的な考え方の検討」につきまし

ては、方針検討を今年度いっぱいまで延長することといたしました。

取組番号6の説明は、以上です。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

続きまして、取組番号7「ファシリティ・マネジメントの推進」について御説明します。

こちらの取組は、公共施設をよりよい状態で長く使い続けられるようにすることによって、公共

施設のサービスを持続可能なものとすることを目標とした取組でございます。

実施項目の1番目、「個別施設計画の策定」につきましては、個別施設計画「(仮称)あさかFM

アクションプラン」の令和2年度中の策定に向けて、コンサルタントを活用すること、また、策定

の流れなどについて確認し、今年度の着手に向けて準備を進めてございます。

2番目の「施設の定期的な点検と修繕の新たな仕組みの導入」につきましては、建物維持管理マ

ニュアルに基づく施設点検を実施し、点検結果を基に修繕の緊急度のランク付けを行い、予算査定

に活用する取組を行ってございます。

3番目の「効率よくコスト縮減できる新手法の導入と深化」については、市内14施設の電気と

都市ガスの一括契約による電力及びガスの受給を開始し、ガス料金の削減に繋げてございます。ま

た、電力需給契約の更新において、市内21施設のPPS契約と小中学校15校のPPS契約を一

括化し、スケールメリットによる更なる電気料金の削減に繋げました。

4点目の実施項目、「公共資産の有効活用の検討」については、旧第四小学校用地への民間企業の

誘致が決定したことから、建物を解体し更地とすることで、今後の民間企業への円滑な賃借に繋げ

ることができております。

また、旧憩いの湯につきましては、内間木地区循環バスの社会実験が終了したため、引き続きそ

の後の活用については検討を行ってございます。

総括といたしましては、今後も、厳しい財政状況を踏まえまして、コスト縮減策を着実に実行し

ていくことが重要であると考えております。現在進められている取組をさらに拡大・深化させてい

きたいと考えております。また、数値の指標等につきましては、ファシリティ・マネジメントによ

る収入増、支出減の合計額といたしましては、1億74万円を見込んでおります。

取組番号7の説明は、以上です。

続きまして、取組番号8、「市単独の支援制度の見直し」についてでございます。

本取組は、他市の状況調査などを通して、市単独支援制度の必要性や適正水準の見直しについて

検討することに取り組むものでございます。

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中段の実施項目のうち、1番目の「市単独支援制度全般についての情報収集」につきましては、

これまで縮減など内容の見直しを行った事業を含めまして、市の単独支援制度全般について市民ニ

ーズや社会情勢、他市の動向等の情報を収集して、更に検討を進めてございます。

2番目の「市単独支援制度全般についての見直し」につきましては、過去に見直しを行った事業

を含めまして、市の単独支援制度に係る事業について、他市の状況を把握した上で各所管課におい

て次年度に向けた意向を反映した予算要求等を行っております。

総括といたしましては、過去に縮減や休止などの見直しを行った事業も含めまして、市単独支援

制度に係る事業について、社会情勢や他市の動向、市民ニーズ等を把握し、各所管において次年度

に向けた予算要求を行ってございます。

今後も引き続き、市単独の支援制度の必要性や適正水準について検討しまして、事業の見直し等

を行っていきたいと考えています。

取組番号8の説明は、以上です。

○事務局・佐賀主査

続きまして、20ページを御覧ください。

取組番号9「組織機構の見直しと定員の適正化」につきまして御説明いたします。

本取組は、市民ニーズや変化する社会状況に対応するため、職員定数や組織機構の適正状況につ

いて検証・見直しを行っていくことを狙った取組でございます。

中段、実施項目の一つ目「組織機構及び職員定数の検証」につきましては、多様化する行政需要

に対応できる組織、市民に分かりやすい組織などの観点から、組織機構の検討を行いました。

次に、二つ目「定員適正化方針の見直し」につきましては、平成28年度に行った現状分析や他

市の状況等の調査・研究を基に見直しを行い、「朝霞市定員管理方針」を策定し、完了しておりま

す。

三つ目の「定員の適正な管理」を御覧ください。各課の現状や増員の要望等を把握するために、

人員体制の現状と課題について照会とヒアリングを実施し、次年度の配置数を決定しております。

四つ目、「機能的な組織機構の見直し」につきましては、平成29年度に機構改革の検討を行った

際に、検討を継続すべきとした課題について検討を行いました。

支所・出張所の在り方並びに、生涯学習、スポーツ及び文化行政の在り方につきましては、今後

も検討するとし、執務スペースの確保につきましては、スペースの確保ができたため、検討を終了

しております。

最後に、総括といたしまして、組織機構の見直しにつきましては、多様化する行政需要に対応で

きるよう、また、市民に分かりやすい組織となるよう、今後も引き続き組織機構の見直しを検討す

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るとともに、平成30年4月に実施した行政組織機構改革の効果の検証を行ってまいりたいと考え

ております。

また、定員の適正化につきましては、平成29年度に策定いたしました定員管理方針に基づき、

引き続き定員の適正な管理及び機能的な組織機構について引き続き検討し、実施してまいりたいと

考えております。

取組番号9の説明は、以上でございます。

○担当課・中川職員課専門員兼人事研修係長

続きまして、22ページを御覧ください。

取組番号10、取組名称「職員の資質向上」のうち、「職員研修の充実」につきまして御説明いた

します。

取組内容といたしましては、職員の能力開発を効果的に進めるため、職員のニーズを把握した上

で、研修内容の点検・見直しを行い、研修レベルの向上や多様な研修機会の提供を図ることとして

おります。

1番目の実施項目といたしましては、職員研修に関する情報収集や職員アンケートを実施するこ

ととしておりまして、平成29年度に研修に関するアンケートを実施し、その集計結果を職員研修

の点検・見直しに活用するとともに、職員へ周知しております。

2番目の実施項目として、職員研修の点検・見直しを進めております。平成30年度の主な実施

内容といたしましては、階層別研修について主任級研修の実施日数や科目の見直しを行っておりま

す。そのほか、都市建設部門職員の専門性を高めるため、新たに「国土交通大学校」への派遣を開

始しております。今後におきましても、引き続きより充実した研修を実施できるよう、研修内容の

点検・見直しに取り組んでまいりたいと考えております。

続いて、職員提案制度の改善に取り組んでおりますので、説明させていただきます。

3番目の実施項目、「職員提案制度の改善」になります。まず、取組の目的ですが、職員が課題の

改善に向けて意欲的に発言・提案できる仕組みづくりの整備に取り組むものです。平成30年度の

職員提案は、27件の提案がありました。

改善点といたしましては、募集時期が年度初めの繁忙期に重なることを考慮しての二次募集の実

施や、実施検討依頼に対する回答様式の改善などを行っております。

また、職員提案の一環として、平成30年度も政策研究チームを設置し、課題に対して研究した

結果を提言としてまとめ、報告や庁内への周知を図っております。

総括といたしましては、提案のあった事業の実現が図られるよう、実施の検討依頼段階での改善

を行っております。今年度以降も職員の意欲向上や提案数の増加を目指し、募集段階での呼び掛け

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の工夫などの改善を重ね、制度のより効果的な実施に取り組みたいと考えております。

また、政策研究チームにつきましても、今年度以降も新たなテーマで研究を行ってまいります。

最後に、資料の訂正をお願いいたします。

そちらの進捗管理シートの下の部分の総括の右側に進捗欄というところがあるんですけれども、

数値がエラーとなってしまっておりまして、申し訳ございませんが、「72.0パーセント」という

数値になりますので、御記入くださいますようお願いいたします。

取組番号10の説明は、以上になります。

○島田会長

これで事務局からの説明が終わりました。

順次御意見を受けたいと思います。取組番号6番、「自主財源の確保」から、どうでしょうか。

篠﨑委員。

○篠﨑委員

2点ほどお伺いしたいと思うんですけど、実施項目の一番下のところで、減免規定のことがちょ

っと書いてあるんだけれども、これは、対象となるのは施設だけですか。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

対象は、施設になります。

○篠﨑委員

施設の使用料ということですね。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

そうです、はい。

○篠﨑委員

なるほど、分かりました。

そうすると、例えば高齢者とか障害者とかというような、あるいは子供連れとかという場合にや

っているという理解でよろしいんですか。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

はい。

○篠﨑委員

分かりました。

もう一点いいですか。

3番目のふるさと納税なんですけれども、これについて実績で件数と入ってきた金額を書いてい

ただいているんですが、これとは反対に市民の方が、ほかの団体に寄附してしまって減収になって

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いるものがあると思うんですね。その額との相殺の結果はどうなっているのか、去年ちょっとお伺

いしたところですと、収入の方が概略の数字で4千万ぐらいと聴いたような気がするんですが、ト

ータルでは9千万前後のマイナスだったというふうなお話を伺っていますが、今年は、30年度の

総額をちょっと教えていただきたいと思います。

○島田会長

はい、いかがでしょうか。

濵次長。

○担当課・濵総務部次長兼財政課長

お答えいたします。

昨年、29年度の実績につきましては、先ほど委員がおっしゃっていただいたように、差引きで

9千万円のマイナスという状態でございました。

30年度につきましては、ふるさと納税、収入ですね。寄附していただいたのが約6,200万

円頂いています。一方ですね、朝霞市民が他市に寄附をしたことでですね、朝霞の税収が控除とい

うことで減収になってしまうということで、その額約1億8千90万円でございまして、差引きし

てですね、1億2,600万円の差引きのマイナスということでございました。

以上でございます。

○島田会長

はい、ありがとうございます。

当然、それについて御意見があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

御存知のように、総務省が新しい制度を今年5月でしたっけ、始めましたよね。それによる影響

は、どのようなことが考えられるのか教えていただけますか。

太田次長。

○担当課・太田市民部次長兼産業振興課長

他市の方から朝霞市にふるさと納税をした場合に、返礼品が返されます。その返礼品について、

非常に昨年も議論になり、国の方が大きく規制をしてきたということがございます。過度に高価な

返礼品を規制していて、それでもやめない市町村があったものですから、今年の6月からは、申請

にしまして、国の決めた基準をきちんと守りますという申請を市が行って、それにかなったところ

だけが認められる。ほぼ認められてはいるんですが、悪質なところが幾つか外されています。

朝霞市では、それによって昨年の途中でしたが、やはり返礼品にできなくなってしまった品がご

ざいます。それは、とても人気のあった肉の加工品なんですけども、朝霞市の中で生産したもので

はないということで、県を通して国の方から駄目だよということもあってできなくなりました。

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また、今年の6月の制度の切り替えのときにも非常に細かいところを言われまして、例えば市内

に会社はあるんですけれども、生産拠点が海外であったりとかそういったものが駄目だということ

もございました。

ですので、今回6月にふるさと納税の返礼品にできなくなったものが非常にたくさんございまし

て、昨年の10月から精肉製品が取扱いできなくなったんですけども、その影響は受けております

し、今年も非常に大きく受けるのではないかと考えております。

ただ、朝霞市は国の方針を準拠するということを決めておりますので、その範囲内で、できると

ころを地域のお店から探させていただくということを考えております。

○島田会長

ということは、更に影響が出る可能性があるということですね。

皆さん、いかがでしょうか。

児嶋委員。

○児嶋委員

ふるさと納税、同じくなんですけれども、私も個人的にふるさと納税をもう長年やっていまし

て。返礼品というのもですね、もちろんその要素の一つなんですけども、やっぱりそのまちとか自

治体の個人的なファンになるかどうか。それによってお金を入れて応援しようかとかですね、そう

いった気持ちを持った人も多いと思うんです。

朝霞の場合、返礼品のリストを拝見しましたけれども、やっぱりいろいろな広報活動とかそこら

辺を通じて、朝霞っていうのはこんな魅力があるんだよとか、こんな特産品があるんだよとか、あ

とそういう、物だけじゃなくてもっと文化的な要素を持った、例えば楽器を作ってらっしゃるのも

分かっていますし、そういったものをもう少し違う角度、いろいろなWebのポータルから呼び込

むだけじゃなくて、そういったことをやっていくことによって本当の朝霞のファンというのを作っ

ていけるんじゃないかと思うんですけども。これから多分、ふるさと納税の書き入れ時に入ってき

ますので、今からでも遅くないと思うんですけども、そういったようなPR活動みたいなことをで

すね、それと絡めてやるような計画はあるんでしょうか。

○島田会長

いわゆる、そのポータルサイトじゃないところのアイディアというのはあるのかと。あるいは、

考えて検討しているのかという質問ですね。

太田次長。

○担当課・太田市民環境部次長兼産業振興課長

朝霞市にふるさと納税をしてくださった方の、どこの自治体の方が多いかというと、やはり東京

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の方が非常に多いんですね。朝霞市は、東京も近いですし、例えば今週末に明日から行われる彩夏

祭などは、まちの中心地で花火を上げるというのもあって、都内からもたくさん来てくださってい

ます。そういったことで、決して住んでいないけれども朝霞市に、実は毎年彩夏祭に出てなじみが

あるとか。そういったことで朝霞市を応援してくださる方、また、踊り子さん達がいろいろなとこ

ろから集っていらっしゃいますので、朝霞市に非常に親しみを持ってくださる方もいると思いま

す。今、シティ・プロモーションという形で、担当課は今日はここにはいないんですけれども、朝

霞市も50周年を2年前に迎えまして、シティ・プロモーションにも非常に力を入れております。

また、来年度はオリンピックが開かれますので、また、日本だけでなく、世界中から朝霞市を訪れ

る方がいらっしゃいますので、そういったところで機会を捉えて市のアピールをして、返礼品もも

ちろんそうなんですけれども、市を応援したい、返礼品だけじゃなくて、朝霞市にふるさと納税し

たいと思う方を増やしていきたいという気持ちはあります。

○島田会長

池田委員。

○池田委員

今の話で、ふるさと納税に対しては明確に意見を持っているわけじゃないんですけども、ちょっ

とこの頃時間がたっぷり取れるので、女房といろいろ旅行に行っているんですけれども、旅行先で

ですね、この前も輪島に行ったんですけども、そうしましたら自治会の人がですね、その旅行の説

明にバスの中に来ましてね、地元の説明をするんですね。これは何が始まるのかなと思ったんです

けど、まあ名前を挙げてもいいかなと思うんですけど、珠洲市というところなんですけど。輪島の

ちょっと日本海のところなんですが。珠洲市というのは、多分間違いはないと思うんですけれど

も。そこの人がですね、結構地場産品というか、結構いろいろ説明をしてくれてですね、私も思わ

ずそこの物を買ってしまったんですけれども。

この頃私も、さっき児嶋委員がおっしゃったように、ふるさと納税、昨日もやったばかりで、旅

行で行った先のいろいろな勉強をしてですね、こんな名産品があるんだみたいなことで、余り言っ

ちゃまずいかもしれないですけれども、たまに少しやっているというだけなんですけれども。昨日

もちょっと向こうの名産品を申し込んだところなんですけど。朝霞市もですね、どういう形でこれ

から参画していくのか、整理していくのかというところが、総務省の動きもいろいろあるでしょう

から、締め付けという言葉ではまずいかもしれませんけども、県と調整してですね、うまくやって

いただきたいなと思うのが正直なところなんですけど。

○島田会長

ふるさと納税は、返礼品合戦で悪いイメージが付いちゃったけど。でも、中には、地場産品の開

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発をうまくやったところもあるわけですよね。結構有名なのが岩手県の矢巾町なんかは新聞なんか

でも随分取り上げられて、本気になって開発してみたら、自分たちも職員の人たちも知らなかった

ようなところまで見付けてというようなこともありましたよね。

牛肉とかそういうので争おうとすると、本当の産地、そこをやっている所とは、なかなか勝てな

いわけで。じゃあニンジンでどうだと言ったらどうかなと思うけど、ほかの物に着目するという、

いい機会なのかもしれないですね。池田委員の話なんかも聴いて何かありますか。

太田次長。

○担当課・太田市民環境部次長兼産業振興課長

そういった意味で返礼品のことを申し上げますと、例えば今年の4月以降、地元で飲食店をやっ

ている方が御自分の所のお店でソーセージを作ろうと。そんなに量産はできないんだけれども手作

りソーセージを作っていただいて、それをホットドッグのセットみたいなのにして返礼品にしてく

ださったり。またここで、地元のお蕎麦屋さんが、そば打ち体験を行っており、こうした物ではな

く体験を返礼品にするのも面白いかなということで、今話を進めております。そういった体験型の

返礼品の開発について、今後考えていきたいと思っております。

○島田会長

ほかにこの財政面の話で何か御意見ございますか。

池田委員。

○池田委員

道路占用料の見直しというところでですね、激変ですか、緩和期間ということで2年目に入った

ということでコメントがあるんですけれども、その中で31年度、約1,300万円増の見込みと

いうことで、ここら辺もう少し教えていただければなと思いますけれども。結構大きい2号線道路

より1,300万円ということは結構大きいかなと思うんですけれども。

○島田会長

事務局の方から説明をお願いします。

玄順主幹。

○担当課・玄順財政課主幹兼課長補佐

こちらにつきましては、平成29年1月1日に道路法の施行令が改正されまして、国道の道路占

用料の改訂がされた際に、道路占用料の価格を算出する基準が従来のものから変更されたことを受

けまして、本市におきましても国の新たな算出基準を準用し、本市の最新の固定資産税の評価額を

用いて、適正な道路占用料に改めるということをいたしました。

改正につきましては、金額の改訂とともに、道路法の施行令の規程に参酌して専用物件を見直し

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ております。こちらにつきましては、激変緩和ということで、毎年いきなり国の基準に合せるので

はなく、1.1倍ずつ上げていって、最終的に国の基準に合わせるというような形で進めているも

のと担当課の方からは聴いております。

以上でございます。

○島田会長

池田委員。

○池田委員

ちょっと完全に理解できていない面もあるんですけれども、そうすると、国土交通省の方から国

も大変なので見直しがあって、それが下りてきたみたいな感じなんですか。

○島田会長

玄順主幹。

○担当課・玄順財政課主幹兼課長補佐

基本的には、国の方の国道の占用料の改訂があったということで、それに合わせて市の方の道路

の方についても国の占用料に合わせていくという形で改訂いたしました。

○島田会長

市民の皆さんだと、なかなかイメージが湧かないかもしれないですけど、市道占用をしている朝

霞市、市道ですね。市道を占用しているところがあって、そこから占用料を取っていると、そうい

うことですよね。その基準を国が変えたので、朝霞市の市道についても基準を変えていくと。

ほかによろしいですか。

よろしければ、また何かあれば戻りたいと思いますので、7番目のファシリティ・マネジメント

の話。これは、公共施設が耐用年数をそろそろ過ぎるということとかですね、全国的には人口減の

問題が大きいんですけれども、それをどういうふうな形で取り組んでいくのかというお話ですね。

皆さん、いかがでしょうか。

鈴木副会長。

○鈴木副会長

鈴木です。

公共施設の修繕、あるいは長寿命化、建物なんかは、はっきり分かるわけですね、耐用年数があ

ると。あるいは橋りょうなども何年かということでよく分かるんですが、一般道路だとか駅前広場

なんかに敷かれているブロックがあるんですよ。そこのなんかがですね、段差が少しでもできてく

ると雨や何かが浸透して、あるいは舗装道路なんかもですね、ちょっとの穴が放っておくと、たち

まち大きな穴になってしまうと。

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これはですね、前にもちょっと個人的に、こういう会議の席ではないときに話をさせてもらった

ことがあるんですが、市の職員が650人くらいおいでになると。あるいは、日頃一般事業として

道路工事や何かを外注に出してますよね。そういう業者の方やなんかの協力を得て、何かシステム

的に連絡ができるような。職員が夜、飲み歩きをやっていてもブロックに段があったよと。そのく

らいの段につまずいて怪我すると、行政に補償しろというような今、時代ですから。そういうもの

をどんどん投書というか、報告ができてですね、それを整理するような担当がいてですね。また、

2枚、3枚取り換えるなんてこと、これまた大変なことになりますから、見積もりを取ってとか

ね、注文出すにも業者何社かに頼んでとか、そういうのは大変ですから、役所の中にも小さな営繕

みたいな細かい仕事ができるようなシステムですか、そのようなことを考えられるかどうか。ま

た、やり方はいろんな方法があるかと思いますが、そういうことを少し検討していただいて、大き

な出費を出さなくて済むよう、日常に整理をしていけるということを考えられないかと、そういう

方法がないかと、検討していっていただけたら有り難いかな。これは意見だけでもいいです。

○島田会長

いかがでしょうか。

櫻井専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

道路修繕については、自治体、九州の方の自治体でもですね、例えば外、現場を周っている班も

あって、写真を撮って送ってもらったりとか、市民の方から送ってもらったり。それを基に修繕を

発注したりしているシステムを導入している自治体もあるんですけれども、朝霞市としては、そう

いうシステム自体は今のところないです。職員が見回りながら発見するのと、あと、目の届かない

所につきましては、市民の皆さんからの御連絡もありますし、あと幾つか企業と提携してますの

で、例えば郵便局と外回りの配達の方が、穴とかを見付けた場合は連絡していただくような包括協

定を結んでおりまして、その辺、総合的に扱いながらいきたいと考えております。

今、鈴木副会長がおっしゃいました、個別のスポット的に情報を頂くというのも大事だと思いま

すので、それは今日出席してませんけれども、所管課の方に伝えて、検討の範囲があるか確認して

みたいと思います。

以上です。

○鈴木副会長

お願いします。

○島田会長

ほかに意見ございませんか。

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清家委員。

○清家委員

補修についてなんですけれども、うちは車も運転しますし、今は利用しなくなりましたけれど、

ベビーカーを使っていた時期がありまして、ベビーカーを利用すると、どうしても車道の横のガー

ドレールの細い道を通ることが多いんですけど、特にバス通りとか河川沿いのそういう道がガタガ

タするというか、下に下水が通っている蓋の上を押して歩くんですけど、かなりどこも凸凹してる

んですね。止まってしまったり無理やり持ち上げて、ベビーカーごと持ち上げて移動するというの

が当たり前で、道路の方を見ると奇麗に定期的に舗装されているんですけれども、そういう弱者と

いうか歩く人、あるいは車椅子の方なんかもちょっと不安になるんじゃないかなという部分があっ

て。自転車になってからは、それほどは。自転車だとそれほど感じないガタガタ道なんですけど、

これからそういう小さいお子さんを出産される方が朝霞も増えていくと思うので、そういうとこ

ろ、もうちょっと細かな部分を見ていただけたらいいなと常々感じていました。

○島田会長

いかがでしょう。

櫻井専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

今年度、道路整備計画を見直したりしまして、その整備の方針とかも決めたりしてますけれど

も、その一環で別の観点から、例えば交差点の安全点検とかも行っています。今のバリアフリーと

かですね、その声も観点として持たないといけないと思ってますので、そういう市の方が気が付か

ない点が多々ありますけど、その辺もなるべく、いろんな方に暮らしやすいような道路にしていき

たいと考えておりますので、その辺を、一遍にはできないんですけれども、着手できるところから

進めていきたいなと思います。例えば側溝につきましては、雨の水がたまらないように排水したり

とかしないといけないので、そのバランスも取りながら、うまく進められたらと考えています。

以上です。

○島田会長

そうですね。全部塞いでしまうと、今度は内水氾濫というのが出てくる可能性がありますね。そ

れを掃除しないといけないということも問題ですね。

よろしいですか。

公共施設については、統廃合するというのが自治体の方針として掲げているところが多いわけな

んですけど、朝霞市としては長寿命化でいくという、前回までそういうお話だったと思うんですけ

ど、今後、そういう方向でいくということでよろしいですか。

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櫻井係専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

委員長から今お話があった長寿命化に特化しているわけではなくてですね、長寿命化のお話と維

持管理経費の削減と統廃合と、三つの柱でいくことは変わりありません。

ただ、そのバランス的に、まず、朝霞市自体はまだ人口が10年、20年と微増していくのと、

各公共施設の利用率が高いということも、その辺も勘案しまして、できれば直しながら使えるとこ

ろは使っていきたいということで考えております。ただ、人口が減になってから、そこで新たに計

画を調査しながらと策定するというと遅いですので、例えばモデルケースとかを作りながら事前に

少し情報的なものは逐一溜めて、それを頼りにしていきたいと考えております。

○島田会長

この話は、総論は反論する人、反対する人、ほとんどいないですけど、各論になった途端、対象

地域は全部反対し、反対に回るという宿命みたいなものですね。どこの自治体も、その話で苦労し

ているわけなんですけど、いいモデルができるといいですよね。いいモデルがあって、市民の支持

が得られるといいかなと思うんですけどね。皆さんから、いかがでしょうか。

池田委員。

○池田委員

公共資産の有効活用、一番下の欄なんですけど、旧四小というコメントがあって、旧四小に関し

ても担当課の方でいろいろ苦労なさって、ある業者とうまくマッチングして市の方の考え方とか、

向こうの方の考え方、県も当然入っているのかもしれませんけど、それはうまくいったなと思って

いるんですけれども。その下のコメントも「引き続き」となっておりまして、旧憩いの湯なんです

けれども、それ以前からも相当長い懸案事項かなと思うんですけど、公共施設の有効資産の活用み

たいな形で、どのような形で少し先が見えてきたのか、まだちょっと厳しいかなみたいなことなの

か、その少し運用の範囲内で分かりましたら教えていただきたいと思うんですが。

○島田会長

櫻井専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

旧憩いの湯につきましてはですね、ちょっと前段ですけども、平成29年の10月からですね、

当初31年度末まで内間木の循環バスの社会実験で予定していたんですけど、いろいろちょっと利

用者の増加が見込めないことなどがありまして、昨年の10月31日をもって社会実験を一回終え

たと。その後、活用につきましては、市としては隣に内間木公園もありますし、いろんな地元の方

の意向を踏まえながら、多岐にわたって検討ができるんですけれども、近く予定をしております国

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道254号のバイパスの線形がまだはっきり示されないので、道路付けとか、その辺の取扱いがは

っきり見えない中、計画をそこだけ進めていっても、実際道路開通したら道路の接道が悪かったと

か、その辺もありますので、また254バイパスの進捗を見ながら市の方も適宜、周りの方の意見

を聴きながら調整していきたいと考えております。

以上です。

○池田委員

先ほどの質問で、254の関係のコメントを言おうかなと思ったんですけど、お答えがあったの

で、254のバイパスですか。そこら辺で、ある程度固まってきたのかなというような形で、聴こ

うかなと思ったんですけど、まだ変更要因というか見えない要因がありそうなので、そこら辺を見

ながら有効活用していくという、そこら辺のことは分かりましたので。

○島田会長

ほかに、皆さん御意見は。

ないようでしたら、次にまいりたいと思います。

8番目、市単独の支援制度の見直しということですが、いかがでしょうか。

児嶋委員。

○児嶋委員

この8番目ですね、市単独の支援制度の見直しというところで、去年のこの会でも全く同じコメ

ント言わせていただいたんですけれども、全く具体的に書かれてなくて、もう本当にぼやっと書か

れているだけ。進捗状況も割ったように60パーセントというところで、全く心も力も入ってない

ような書き方だと思うんですね。

実際は、やられていると思うんですよ。ただ、やっぱりこういう文書で残ってしまうともったい

ないので、やっぱり具体的にどういうことをやって、それが何が問題があるのかとかですね、進捗

が60パーセントと言っている意味、その背景は何かとか。そういうことを御説明お願いしたいと

去年申し上げて、難しいところはあるけども改善しますと議事録にも残していただいたんですけ

ど、全く同じ状況なので、これ悲しいなと正直思った次第です。もう少し御説明を改めていただけ

れば助かります。

○島田会長

関連意見ということなので、篠﨑委員。

○篠﨑委員

今お話にあったこと、私も記憶があるんですが、確かにお話があったとおり、抽象的で分かりに

くいんですよね。理解するには、単独補助金がどれくらいあって、主なものがどういうものなのか

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というのを説明していただくと議論ができるのかなと思います。決定の仕方そのものは、事務的に

決まる話ばかりではないので、ここで何か言っても全然議論にならない。議会で議員が絶対そんな

の駄目という話であれば、何も通りませんので、それはまた別の話なんですけど。

全部というのは大変でしょうけど、主なものはどういうものがあってというのを言っていただけ

ると我々も理解しやすいのかなと思うんですけど。

○島田会長

事務局からお願いします。

永里課長。

○事務局・永里政策企画課長

まず進捗状況というところについては、実績として何をしたというのは、他市の調査、ニーズ把

握というところなので、年度が進むごとにパーセントとしては取りあえず上がっていくようなこと

になっているんですけど、基本的には各所管課において、それぞれが持っている事業について、ど

うするかというのを予算要求の際とかに考えていっていただくと。昨年度も御意見頂いたというこ

とだったんですけど、その意見を踏まえて我々、政策取りまとめしているところで、一括してどう

いうふうに具体的に何かしたということはなくて、引き続き各所管課に見直しの方はお願いをして

いるという。昨年度の状況としてはですね。

具体的には、例えば家を建てるときとかに太陽光、ソーラーパネルを付けるときに補助金を出す

とか、私道の方の整備をするときに、ちょっと補助金を出すとか、あと、リフォームの際も市内の

事業者を使うときには補助するとか、そういったものが具体的にはございます。

また、児嶋委員の意見等も踏まえてですね、これからまた来年度の予算とか組んでいくので、そ

の中で、もう少しちょっと見直し等をしっかり進めていただくように我々の方からも庁内の方に呼

びかけていきたいなというふうに考えてございます。

○島田会長

ということなのですが、児嶋委員や篠﨑委員、いかがでしょうか。

まだありますか。新井課長補佐。

○事務局・新井課長補佐

ちょっと補足で。例えば例として課長の方からも申し上げました、単独の補助金ですと政策企画

課としましては、例えば公社という外郭団体を持っておりまして、そこに運営費の補助金を出して

いたり、あとは危機管理の方ですと消火器の設置に対しての補助金であったり、自主防災組織活動

に対しての補助金であったり、産業振興でも商工会に対しての補助金であったり、所管課ごとに、

そういういろいろな補助金があります。あとは、市の補助金のベースになっているものが、例えば

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県とかから補助金があって、それに更に市で上乗せして補助金を出していたり、条件を市では広げ

て補助金を出したりとか、そういうものが結構あるんですけれども、その補助金が今の時代の情勢

に合うのか、その補助金が有効に活用されているのかということを、毎年、実施計画や予算査定の

ときに確認するようにしております。毎年度どう見直しをしたのかということを、経緯なども含め

てお示しできるかどうかということを検討したいと考えております。

以上です。

○島田会長

児嶋委員、篠﨑委員、よろしゅうございますか。

○児嶋委員

ありがとうございます。期待しております。ただ、そういった全体として、市独自のそういった

補助とか、そういったものを手薄くするというのが全体的な方針なんでしょうか。

○事務局・永里政策企画課長

手薄くするというような方針があるわけではないんですけれども、当然、どんどんどんどん行政

の経費が増えていく中で、やはり世の方向性としては、削らなければいけないものが出てくるとい

う流れはあるかとは思います。ただ、補助金を必要としている市民の方々もいらっしゃるので、市

としてそこは各分野において、所管課の方で考え方を整理していただいてという方向であり、市と

して基本的に削る方向性があるわけではありません。

○島田会長

必要なものもあるわけですし。

この補助金の話というのは、実は長い歴史のある話で、大人の事情の塊みたいな世界なんですよ

ね。問題は、担当課ではなかなか手を付けにくいというところで、本当は見直しをするシステムみ

たいなものを考えることが必要な時代に入ってきているかもしれません。その辺は、これぐらいに

しておきたいと思います。次いきましょう。

9番目、組織機構の見直しと定員の適正化ですね。職員の話は次に出てくるので、定員の適正化

の話も入ってるのかな。いかがでしょうか。組織機構の見直しと定員の適正化に関してです。いか

がでしょうか。

これは、なかなか意見の出にくいところかもしれないんですが、職員の上限は652人と書いて

ありますね。実は財務省は、地方の職員は多すぎるから減らせという考え方、報告書を出していて

ですね。千葉県、千葉市などが反論会見、何言ってるんだというような、ちょっとニュースに流れ

てましたけど。どうなんでしょうね。この辺の事情は、ちょっと説明していただけると。財務省が

言っているのは何か理由があるんでしょうね、きっとね。そういうのに比べて自治体はちょっと職

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員多すぎるんじゃないかという話なんですけど。

神田市長公室長。

○事務局・神田市長公室長

今、つぶさに国との動きを対比して説明できるほど手持ちはないんですが、今、会長がおっしゃ

るように、国と地方というのが、いつも考え方でタイムラグがあったり、それを埋めつつ行政をや

っております。

特に、この定員の問題は、国が財政制度を動かすに当たっての一番ウエイトの高い部分というこ

とで、それをコントロールしたいというのがいつも見え隠れします。その昔、集中改革プランでは

もう人を減らすことだけを市に計画として求めてきて、この行政改革の中にそれを織り込んだとい

う経緯がありました。本市もそれに倣ってどんどん職員を減らしてきておりました。

先ほど、会長からお話があったように、更に総務省の方は、今後も人を減らした方がいいという

ことを言っております。それは、やはり人口減少社会を先取りしたいということや、業務のいわゆ

るオートメーション化、コンピュータを使った人工知能などを使った業務の機械化を目指しなが

ら、小さい行政の職員でやっていけという方向は、多分見え隠れしているんだろうと思っておりま

す。

一方、市の職員はというと、やり方を変えて人を減らすというのは、もちろん今後も大きなテー

マであると捉えておりますけども、現段階においては、やはり人があってのですね、人海戦術でこ

なしている部分が多数ありますし。まして福祉分野においては、まちへ出て行って高齢者の方やお

困りの方と対峙しなくてはいけないという時代にもなってきました。そこのせめぎ合いが今どこ

か、千葉でもあったように、そうそう人は減らしていられませんよというところの話であると思い

ます。

本市も職員650人ほどです。定員を言っておりますけど、これは正職員で構成されているお話

を今ここではさせていただいていますので、それ以外に非常勤職員、いわゆる臨時採用といわれる

方がほぼ同等います。これは、都市部の自治体はほぼ全て定員といわれる数と同じぐらいの職員を

採用して行政が賄われているというのが実態です。そういったことも含めて、一定の人がいなくて

は回りませんよというのが、我々行政から今言えることですし、それを今後うまく機械化に向けて

考えなきゃいけないというのも、もう一つの命題というふうに捉えているところでございます。

○島田会長

ちょっと質問なんですけど、ほぼ同数の非常勤というのは、我々みたいなこういう特別職の非常

勤ではなくて。

○事務局・神田市長公室長

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なくて、一般職非常勤というのと、若しくは臨時採用の職員です。今後、会計年度任用の職員へ

の移行ということも、法令が変わりますのでありますが、いずれにしろ勤務時間等は一定の範囲内

ですけれども、頭数としてはかなりの数の職員を抱えているということです。

○島田会長

また戻って来ることにしてもいいんですが、皆さんの方から9番目の方について何かあれば。

篠﨑委員。

○篠﨑委員

実施項目の一番下のところの説明、実施内容のところなんですが、後段の4番目のところに、「支

所・出張所の在り方並びに」と書いてありまして、「スペースの確保については」というのがここに

書いてあるんですけれども、この意味というのはどういうことなのかというのがちょっと分からな

いんですが、ちょっとそこのところをどういうふうなことか説明していただきたいというのが一

点。

あとは、お願いでして。もうお話があったように、定数を行革の中でというか財政状況が厳しく

なる中で増やすことができないという関連で、ただ、私個人的に感じているんですけれども、今年

に入ってからというか非常に児童虐待なんかで悲惨な例がたくさんある。あれを聴いていると非常

に誰でもみんな悲しくなっちゃうと思うんですけども、そういうことを考えると、やっぱり組織と

か人員配置の重点化しかないだろうと。機械化できるところは機械化すればいいんですけども、福

祉の関係とか保健の関係とかというのは、人間対人間なので合理化がしにくいんですね。

いろいろマスコミなんかで出ているいろんな事例、児童虐待なんかの事例だといろいろあります

けども、恐らくああいう所へ配置された方はそれなりに頑張ってはおられるんだろうけれども、警

察から要請があっても夜中では行けないとか、非常に件数が多くて十分対応できないという、やっ

ぱりそういうことがあるのだろうと思います。その辺朝霞市でそういう事例が起きないようにです

ね。

児相とか何とかというのは、県とか政令市が対応していると思いますけれども、保健センターな

んかですと乳幼児の健康診断とかやっているわけなので、そうするといろいろな情報が入ってくる

わけですよね。健診に来ない家庭だとか、あるいは多胎児だとかというのは。そうすると、多胎児

だと育児が大変だというのがあります。そういったときにやっぱりある程度対応できるような体制

というのはどうしても取らなきゃならないはずなので、その辺の重点化について是非お願いをした

い。やはり人間で言えばいわゆる第一次的な要求というか、生存に関わる問題についてのところは

やっぱり大事な話なので、そういった基準をちゃんと持って人の配置なりをしていただきたいとい

うふうに希望を申し上げます。

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○島田会長

この間起こってきた事件などがですね、ニュースで流れると、必ず行政側というか自治体側を責

める、そういう記事内容になっておりますよね。私も僅かながらですけれども実態を知っている身

からすると、これはちょっとひどいなと、書き方がね。現場の職員がいかに頑張って大変な思いを

しているかというところまでは、なかなか思い至っていないと私なんかは思うんですよね。

何かお答えできるようなことは、ありますか。

櫻井専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

先に、実施項目4点目の機能的な組織の部分につきましてはですね、まず1点目の支所・出張所

の在り方につきましては、平成29年度にその翌年度からですね、機構改革をやりまして、話し合

いをする中でですね、今例えばコンビニで住民票とか交付ができたりとか、市のそういう公共施設

外でもですね、いろいろ証明書を取ったりできるということもあってですね、支所・出張所の統廃

合を少しずつ議論していこうかという話もあったんですけども。

それにつきましてですね、やはりマイナンバーカードの普及もまだ1割強にとどまっていること

とかですね、それが住民票とかの交付以外にも業務をやられたりしますので、それにつきまして

は、今着手しますファシリティ・マネジメントの中のですね、公共施設の、市全体としての公共施

設の在り方の検討の中で改めて検討していこうということで保留といいますか、継続的に検討とい

う位置付けにしてございます。

次の生涯学習・スポーツの文化の在り方につきましてですね、今、市民会館は市長部局が所管し

ていまして、文化事業については教育委員会が所管していると。それの現状を踏まえましてです

ね、今後、市の文化行政を展望したときに、社会教育施設を市の市長部局で管理していくのか、例

えば国の動向を注視しながらどっちがいいかと、それについてはまた引き続きですね、取り巻く環

境等を勘案しながら検討していくということで引き続きということで位置付けております。

最後、執務スペースにつきましては、機構改革をするに当たりまして、例えば高齢者福祉の部署

をなるべく1階にとか、その辺のパズルをするようなときにですね、執務スペースが取れないとい

う現状があってですね、その場合に外に求めたりとか、よく民間ですと外の会議室をいうのをフロ

アリングしたりとかしていますけれども、当市につきましては、外にあります、これまで使ってい

た運転手の控室を会議室にすることでですね、庁内の会議室を一つ減らしまして、そこに新たな部

署を設けるということでスペースの確保ができたということで、この検討はいったん終わりという

ことで位置付けてございます。

以上でございます。

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○島田会長

篠﨑委員、前段部分の話はこれでよろしいですか。

○篠﨑委員

はい。

○島田会長

では、後段、神田市長公室長。

○事務局・神田市長公室長

非常に大切な御指摘でございまして、篠﨑委員、正にかつて御活躍された、かつてというよりも

実績の中で福祉行政を執られていたということから重い御指摘であると受け止めております。

お話があったような、子供の問題であったり、正に生きる死ぬの話にもですね、直結しているこ

とでございますので、十分な配慮が必要だというところで受け止めております。

○島田会長

よろしいでしょうか。

鈴木副会長。

○鈴木副会長

組織機構の関係でですね、働き方改革だとかいろいろあると思うんですが、朝霞市では、つい最

近なんですが、市民課というのか、戸籍だとか住民票を扱うところは市民課じゃなかったですか。

○事務局・神田市長公室長

今は、総合窓口課ですね。

○鈴木副会長

あそこ辺りがですね、課長だとかあるいは上部の人が一遍に異動なんかありましたよね。そんな

関係で、市のトラブルというか苦情が非常に多いと。職員の方が大変苦慮されているという話をち

ょっと聴くことがあったんですけどね。

異動や何かのときにですね、課長、係長とかその辺を一緒に異動するようなことが、係長がどう

か分かりませんけど、一遍に異動なんかあるとですね、非常に市民の方にも迷惑でしょうし、職員

の方も御苦労されちゃうということが多いと思うんですよね。上の方まで上がっているかどうか、

苦情だとかトラブルがですね。その辺を少し考慮してですね、うまく異動等を考えてあげたらいか

がかなというふうに感じたことがありますので。是非、配慮をしていただきたいと思います。

答弁は、いいですから。

○島田会長

そうですか。

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○鈴木副会長

もちろん、答弁があるならしてもらえれば。

○島田会長

関連した話があるんですけど、スーパーとか飲食店や何かで例えばモンスターペアレントみたい

なですね、要するにかなり常識を超えるような文句を、苦情を言う人が窓口に現れるというケース

があってね。自治体側は何か考えないといけないんじゃないかなというふうに、私なんかは見てい

て思ったりするんだけど、職員課の担当の方はどんなことを考えてらっしゃるか、現状などを踏ま

えてそんな話が聴かせていただけたら。だけど、どうですか。

金子主幹。

○担当課・金子職員課主幹兼課長補佐

職員課、金子と申します。

まず、人事異動の件なんですけれど、お話いただきました、総合窓口課というところの事例で申

し上げますと、今年度の人事異動につきましては、上層部がかなり変わったんじゃないかというお

話をいただきましたが、今年度につきましては、課長が異動しただけで、その他課長補佐、専門員

という管理職につきましては特に異動はしておりませんので。上層部が一気に変わったという事例

ではなかったかなというふうに思います。

当然人事異動、3年から5年のスパンで、そういった形で異動ということは考えておりまして、

それぞれの部署等の適材適所というものを見極めながら、人事異動を行っておりまして、その中で

当然、市民の方に負担や迷惑が掛からないようにといった形で異動するというのがやはり第一でご

ざいますので、そういった視点を持って今後につきましても、人事異動を行ってまいりたいと考え

てございます。

それと、もう一点、モンスタークレーマーズではないですけれど、大きな苦情という。全てが全

て職員課の方にそういった事例が上がってくるというわけではございませんけれども、各部署にそ

ういった強硬といいますか、かなり強い態度の市民の方が大きな声で来られるということも伺って

はいます。

やはり、所管課長がその責任を持って対応を務めてもらうことにはなると思うんですけれども、

お相手の方の言い分というのも当然聴くことは大事だと思うんですが、それに正当性があるのかな

いのか、その辺の見極めというのは、全て職員課では分かりませんので、そういった判断というの

は所管課長が行っていただいた上で、お断りできる部分というは当然断っていただきたいと思いま

すし、全てを全て、ただ聴いているだけというような、そういうような形ではなく、その状況に応

じて対応は変えていってもらえるのが所管課長の仕事というかですね、そういったことになるのか

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なというふうには考えておりますので、所管での対応というのがまず第一ということになるかと思

います。

○島田会長

管理役の職員は、覚悟しろと。いや、冗談ですから。

皆さんから何かあれば。

清家委員。

○清家委員

モンスターペアレントというような親御さんとか生徒さんのことにつきまして、普段子供がいる

学校でも問題になっている親子がいまして。お子さんがかなり暴れん坊君で、殴ったりとかすぐ手

を出すし授業中も席に座っていられない。今、対応しているのは、机ごとその子を、何か問題を起

こすと隣のクラスにお引越しをして、何とかその場はしのいでいるような感じでやっているみたい

なんですね。今いる学校から、その前も朝霞市内の小学校で。やっぱりそこでも問題があって。親

御さんは、自分の子供は悪くないんだと。ほかのお子さんが自分に付いて来れないのが問題なんだ

と開き直っていて、聴いてもらえなくて、マンションの中でもうまく交流できなくて結局お引越し

をして、今こちらの学区に来ているんですけれども。学校の中でも先生が振り回されているよう

な。担任の先生だけじゃちょっと間に合わないから、ほかに補助の方が付いたり、それでもどうに

もならないような感じらしいんですけど。

学校と市がその辺を何らか、どうしようかみたいな。あるいは、その親御さんと面談する機会と

かそういうのは、市はどの程度関わってやってらっしゃるのかなというのが。学校だけに丸投げだ

とちょっと、先生的には、親から見ていてもちょっと不安になるというか、あるんですけれども。

○島田会長

制度的にはね、教育委員会、市が担当している教育委員会と、県の教育委員会の話になるので。

施設等は市でそれなりに見ているかもしれないですが。

では、神田市長公室長。

○事務局・神田市長公室長

今のお話は、市というのが市役所を指して全体のお話ということで受け止めて話すんですけれど

も。機能的なことをまず言わせてもらえれば、教育委員会というのは、市長の、市役所の中にあり

ますけれども教育委員会という独立した機関なわけですね。いわゆる教育と言われる部分において

は、市として、市というのは市役所、市長という意味では、こうしなさいああしなさいというのは

言わないですし、教育の方からも市長さんこれどうしたらいいですかねという話は上がってこない

です。それは、教育の独立という観点からそこは切り分けています。

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市は、何をやるかといったら、施設をしっかり維持すること、それから教員の、県の教員ですか

ら、小学校中学校は。県の教員では賄えない部分で市がお金を付けて補助教員を増やしたり、相談

員を各学校に置いたり、こういった形でケアをするような、サポートするようにしています。

これは、県内でも朝霞市は、教育委員会に対する各学校におけるサポートシステムとしては、手

厚くやってきたし先行してやってきたと思っております。事実、そうだと思います。補助教諭制シ

ステムであったり、スクールサポーターであったり、さわやか相談員であったり。これみんな市

の、先ほど来、市の単独支援事業といってますけど、そういう部分とリンクするような部分で、県

の制度、県の補助制度や県の制度、国の制度を使わずにしてもそういったことを手厚くやっていま

す。それが、市の行政からできることです。

今お話の、現場におけるやり取りは、学校の先生、校長先生は一番の責任者でありますけども、

やはりそれをサポートしたり指導助言していくというのは、ここの4階にあります教育委員会の指

導主事であったり教育長が、そういった大変な事案については相談に乗ったりサゼッションしに現

場に走って行ったりしていますので、間違いなくそういうテーマは共有されているというふうに思

います。指導主事の方、何人もいらっしゃいますけど、大概もう学校も始まる時間になると飛んで

行って、そういったことの相談事に当たってきますので、座っている人がいなくなっちゃうぐらい

のことは、最近そういう状況にはありますけども。

今、そういう制度の説明と、できることの違いがありますよというところを差し上げました。

○島田会長

はい、皆さんの方からは、いかがですか。

実は、大学の中の出来事で、親から電話が掛かってきて、うちの子は大学に行ってますかという

のがあって、そんなの分かるわけないじゃないですかって。お前、大学のくせに何をやっているん

だという話で、全部の授業で必ず出席を取らなきゃいけないとかね。ちょっと言うと、これはパワ

ハラであるとかね。それから、これは法令に反しているんじゃないかとか。そういう苦情が日常茶

飯事で。うちの大学なんかは、ハラスメント委員会とコンプライアンス委員会、それぞれ二重三重

に立ち上げて、それぞれ教員が張り付いているんですよね。だから、そういうことがあって、忙し

くなったと。

もうそういう時代になってきたのかなという気もしないでもないですね。事案を取り上げて、調

査していかなきゃならないと。裁判になったらどうしようみたいなことも議論しているんですけ

ど。頭の痛い話なんですけど、そういう時代でございますね。

また戻ることもあり得るんですけど、そろそろ次へ行きたいので10番。職員の資質向上の話。

いかがでしょうか。

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これ一つ、私の方から質問があるんですが、このアンケートされたと。29年7月、職員研修に

関するアンケートを実施して、その結果見直ししたとあるんですよね。これは、どんなアンケート

を取って、どんな見直しをやったのかというのは、下の方に出ていることをやったということなん

でしょうけど、どんなアンケートをされてどんな意見が出てきたのか、ざっと簡単には説明できま

すか。

中川専門員。

○担当課・中川職員課専門員兼人事研修係長

アンケートは、全職員を対象に平成29年度に行っております。その中でどのような研修の能力

を伸ばしたいかとかそれぞれ聴いている中で、自由記載欄などに自己啓発研修といって、自らが学

んだものに補助を出す制度があったりするんですけれども、そちら、それまで上限3万円で補助を

させていただいていたんですが、もっと上げてほしいとか範囲を広げてほしいとかというような前

向きな意見等もございましたので、平成30年度に上限を5万円にさせていただいたりですとか、

微々たるものかもしれないんですけども、変えた部分がございます。具体的に今、すぐに浮かんだ

のはそのような例になります。

○島田会長

これ、公表はされているんですか。

○担当課・中川職員課専門員兼人事研修係長

はい。

○島田会長

ホームページではない? なければどこか。

○担当課・中川職員課専門員兼人事研修係長

公表は、内部で周知しているだけです。

○島田会長

はい。皆さんから御意見いかがでしょうか。

篠﨑委員。

○篠﨑委員

内容をちょっと教えていただきたいんですけれども、下の総括のですね、大きい2段目の職員提

案制度の改善の関係なんですが、ここの記載の前段に、「提案のあった事業の実現が図られるよう、

実施の検討依頼段階での改善を行った」と書いてありますが、これの意味はどういう意味なのかち

ょっと教えていただきたいと思います。

○島田会長

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永里課長。

○事務局・永里政策企画課長

これは、毎年度市の取組としてやっているものでですね、市が抱えている課題とか、事務の中で

改善できることについて職員の方から提案を募って、審査会みたいなものを設けて、表彰するよう

になっているんですけれども、その入賞したものについてですね、該当する部署に実際提案のあっ

たものについて実施をお願いするというようなことをやっております。

御質問頂いたのが、検討依頼段階での改善ということなんですけど、これまでは、その対象とな

った部署に対してですね、できるかできないかということで聴いて、できるんだったら「いつまで

にやる」みたいなところだけしか聴いていなかったんですけれども。昨年度からはですね、検討に

ついて、検討する必要性があって、でも優先度が低いとかというものについても、じゃあいつまで

なら調査とか検討をするのかというのをですね、何年度から何年度までは必要性や実現性があるか

どうかについて検討しますということで回答いただいて、ちゃんとうちの方で、その検討状況はど

うなっているかという追跡調査をできるようにしました。それまでは、やるかやらないかとか、そ

の必要性があるかないかと聴いたら、それで終わっていたところで、実際にそれが各課によって実

施されているかというのを追ってなかったんですけれども、ちゃんとうちの方で、その後について

もフォローアップというのはしていくようにしたところです。

○島田会長

フォローアップをしっかりしていくということで。よろしいですか。

○篠﨑委員

ちょっと関連で。それは、確かに必要だと思うんですね。朝霞市でやっていることかどうか分か

りませんけど、例えば議会関係でも、県なんかの例だと答弁の中で「検討します」とか言ったもの

は、必ず次の定例会の前までには、どうしたかという結果を全部必ずまとめているんですね。そう

しないと次に聴かれたとき困るので。というようなことがありますので、そういうのは絶対やって

いった方がいいわけで、必要なことだと思います。

ただ、私似たようなことに関わったことがあるんですが、いろいろ担当の方が御意見を出されて

も、実施する課から見るといろいろ課題があって難しいというケースが非常に多いのが実情だと思

います。アイディアとしては、すごく良いアイディアとか素朴な意見なんですけども、実際にはや

っぱりできないというのは何か理由がある場合が多くて、なかなか難しいというケースが多いんじ

ゃないかと思うので。ただ、それにしても検討することはいいことなので、今ちょっとどういうふ

うにしているかなって思うんですが、もし、そういう提案を各課に返すのであれば、返す時期を上

半期にするとかというふうにしないと、もしやれるものがあったときに、次の予算とか組織には間

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に合いませんので。いつ、まとまったら返すのではなくて、そういったいろいろな役所の中のスケ

ジュールに合わせた段階で持っていけるようなタイミングで返していただければいいのかなという

ふうに思いました。

○島田会長

それは、意見ということで。

いかがでしょうか。

○事務局・永里政策企画課長

今現在も、一応はですね、来年度の予算に間に合うようなスケジュールではやらせていただいて

いるんですけれども。確かに、早ければ早い方が検討とか実際の準備とかもできるとは思いますの

で、なるべくそういう形で実施できるようにしたいと考えて印す。

○島田会長

提案の実現事例というのは、何か言えますか。提案されたものの実現事例。

いっぱいある。全部教えろと言うんじゃないので。こういうようなことというのを言っていただ

ければ。

櫻井専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

例えばですね、市民アンケート等の実施における電子申請のサービスの活用ということで、既存

電子申請システムをカスタマイズしまして、市民アンケートや職員アンケートに利用するというの

を昨年までにやっております。

○島田会長

実際、実現された事例が出てくると、じゃあ自分も出してみようかなと思うけど、みんながみん

な止まっているようだとね。なかなか提案も出にくいかなと、そう思うので。やっぱり事例を作っ

ていくというのは、事例が必要かなと。これも職員アンケートだぞと。

御存知だと思いますけど、産業廃棄物への課税は、県税といって県で課税するやつなんですけ

ど、あれ三重の職員が発案して、今もう半分以上の県が産業廃棄物については課税しているわけな

んですよね。だから、ああいう事例があると、やっぱり職員の発想って重要なんだなというふうに

思ったりするわけで。やっぱり大切にしていただければなと思います。

ほかに、ございますか。

研修の話でですね、実はシティ・プロモーションと関係してくるんですが、あそこのどこかにで

すね、職員の人たちと市民の人たち、一緒に研修するというのは、市民の人たちが強く反応してい

るというところがあったと思うんですけど。皆さんもそうだと思うんですけど、やっぱり意外に

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ね、市民の方は知らなかったりとか、職員の人たちが気が付かなかったりとかいうことがあって、

そういう場面ってもう少し作っていいただけるといいかなと。つまり、資格を取ってもらうとかそ

ういう専門的な勉強をしてもらうというのも大事なんですけど、やっぱり市民の人たちと一緒に何

かやる、研修するというかね、話し合うという場面。どういうふうに考えたらいいかな。やってい

るところも少しずつ増えてきているようなんですけども、考えていただけたらなと思ったりするん

ですけれど。難しいですかね。

○事務局・新井課長補佐

研修という名目ではないんですが、例えば市民懇談会というものをいろいろな分野で行政課題と

かについて市民の皆さんの意見を率直に伺うといった場面、いろいろする機会を設けておりまし

て、そういう場面に必ず職員も入って、一緒にグループワークやワークショップで、市民の人たち

と一緒に意見を交換しながらやるというのを今、ずっとこれまでも何年もやってきております。そ

れが、職員側からその後の感想とか、市民の方からの感想も大変、お互いの考えていることが分か

ったというようなことを効果としてはもらっているので、その辺はこれからも引き続きまた更に充

実させていくこともやっていきたいなというふうに考えております。

○島田会長

これで一通り、全て1から10の項目全部終わったんですけれど、これはちょっとどうしても、

また振り返って言っておきたいといったことがありましたら、この項目にこれがありませんという

御意見があれば出していただきたい、考えていきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○池田委員

前も言ったんですけど。この前ちょっと言うのを忘れたというか、取組番号5番で、戦略的な情

報発信というところがあるんですけど。そんなに重たい話じゃないんですけど。

今、大相撲を見ていたら朝霞出身の大栄翔がぽぽたんのまわしを付けて、まわしなのかちょっと

正確な用語は分かりませんけど、あそこへなんかうまくね、情報発信で何か使えないかなというの

は。今まで政策の方でどの辺まで関わってきてあそこまで具現化したのかよく分かりませんけれど

も、すごいですよ。宣伝の、テレビのNHKでばっちり写っていましたのでびっくりしたんですけ

ど。

これは、多分この件数の中に、キャラクターイラスト使用件数ですか、この中にカウントされて

いるのかどうか分かりませんけれど、あそこら辺を、どのようにか、何か料理というかうまく整理

していって、何か朝霞市の情報発信に一役買えないかなみたいな、一瞬見て思ったんですけれど

も。ちょっと唐突なあれなので、準備しているかどうかは別にして。

○事務局・神田市長公室長

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そういった形でですね、ぽぽたんしかり、むさしのフロントしかり、それから記念の作った映像

しかり、どんどん外に活用したいと思っています。その活用というのが、行政が最初から最後まで

関わってですね、手を掛けお金を掛けというのは、もう今そうじゃないなと思っています。したが

って、関係する方々が、もっと言えば生業の方であってもですね、それで一儲けしてもらっても、

それはそれでいいものだと、今の段階においてはですね。どこかのぬいぐるみみたいに、余りいろ

いろなことになっちゃったり、儲け過ぎたので許可制になったということも聴いておりますけど

も、そこまでいくまではですね、どんどん使っていただきたいなと。

その一環として、今御指摘があった大栄翔関の後援会の皆さんが、御自身でお金を持ち寄ってで

すね、化粧まわしを贈られたということで、本場所の土俵入りの際には付けていただいておりま

す。これは、市がそうしてくれとか、それからまたそれを市が受け取ってですね、発信するという

ことは、直接はしておりません。それはなぜかというと、相撲協会の、相撲部屋と協会の管理する

コンテンツに本人そのものがなっていますので、それを我々がそう簡単にはできないと。でも、後

援会の人はそれを許可を取って贈ったと。映像の使用権は協会にあるということになってきますの

で。

それに今度触発されて、それも後援会の方が動いたわけですけれども、東武鉄道が駅の改札口に

大栄翔関の等身大のパネルを、これは市役所の入口にも贈ってくださいました。東武鉄道もいろい

ろあるんですが、地域に貢献したいということで駅長が随分頑張ってくれまして、置いてくれてい

ます。彩夏祭が終わったらまた出てくると思うんですけど、場所が始まると出しましょうというこ

とを言ってくださいました。

そういった形で、そこに書いてあるぽぽたんなんですけど、目に触れるというのは、願ったりか

なったりかなと思っているところです。

○池田委員

どんな形でその情報発信ができるかどうか分かりませんけど、市が直接かかわるのか、商工会と

か外部の組織もいろいろありますので。私がまだ現役の頃は警察の一日署長とか、いろいろなイベ

ントがありましたので、そこら辺の今いろいろ発想を飛ばしていただいてですね、何か100パー

セントじゃなくても、そういう組織を応援できるようなきっかけを作っていただければなというよ

うな思いでちょっとこの話をしました。

○事務局・神田市長公室長

きっかけという意味では、はい。

○島田会長

いい話ですね。

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ほかに、ございますか。

篠﨑委員。

○篠﨑委員

質問になっちゃうんですが、取組番号1の参加と協働のまちづくりのところを見ていただきたい

んですけれども。広く考えると、やっぱりいろいろな方に、市がやっているんじゃなくても公的な

とか準公的な行為とか事業に関わってもらうのが大事だと思うんです。例えば仕事をしていた人が

退職するとか、あるいは仕事はしていなかったけれどそういった関わりを持っていなかった人が新

たに関わろうとするとか、そういった方が地域活動とか町内会の支援という、あるいは社会的な運

動というんですかね、例えば子供食堂をやってみようとか、あるいは子供の学習塾をやってみよう

とか、自分たちでボランティアでやってみようとか、登下校の見守りのボランティアをしたいと

か、施設の清掃をボランティアでやりましょうとか、いろいろあると思うんですね。そういうのに

関わろうとする気持ちを人に持ってもらうとか、あるいは、そういう人と仕事をつなぐような事業

というのは、市としては何かやっておられるんですか。

○島田会長

はい、神田市長公室長。

○事務局・神田市長公室長

ストレートでつなぐ目的で設置されているというのは、朝霞駅東口に「市民活動支援ステーショ

ン」で、ここは「シニア活動支援センター」という名前を二つ持たせてやっております。今、おっ

しゃっていただいたように、ちょっと何かないのという場合は覗いていただければですね、資料の

提供からそのコーディネートをするように、まずはとってあります。

ただ、なかなか皆さんそこに出向いてですね、膝詰めで何かないですかねっていうのは、あんま

り。窓口としては、作ってはありますのでそこへ行ってまず言ってもらいたいと。それ以外に、や

はり関連業務の中でそういうお声をいただくということも聴こえてきておりますので、それはもう

その場で承って、関係、福祉なら福祉部門での情報共有や隣の部への連携とか、そういうのは心掛

けなきゃいけない部分だと思っております。窓口としては、そういう形で体制を取っております。

○事務局・新井課長補佐

補足で。

うちの方でも、今おっしゃっていたような、地域で何かやりたいんだけどもきっかけがないとい

うのを、市民の方たちのニーズをそう捉えておりますので、うちの方では今年度、秋口にかけてそ

ういった人たちがいろいろな情報を得られて、またそういうのをちょっと体験してみたいとか、そ

ういう人たちが勉強できるような講座を、今ちょっと企画を立てておりまして。そういうのを利用

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していただいて、そういう地域活動に参加できるきっかけにしていただければなと考えておりま

す。

○島田会長

はい。よろしいでしょうか。

丸山委員。

○丸山委員

お礼と要望を一つ。

懇談会に、昨年今年と参加させていただきまして、本日が最後になりました。報告書の検討とし

て、市の行政の背後でたくさんの方々が心血を注いで取り組んでおられることを学ぶことができま

した。感謝しております。私も朝霞市に来て45年になりますが、ますます愛着を感じ、誇りを感

じております。今後、この経験を行政改革の中に少しでも活かしてまいりたいと思っております。

最後に、要望を一つなんですが、この報告書を頂いたのが昨年の、委員になりましたというの

は、会議一箇月ぐらい前に頂いているんですが、この報告書を頂いたのが二、三日前なんですね。

予習と言いますか、心の準備がなかなか取れなかったということがありました。

それから、今年も二、三日前ですかね、資料を頂いた。もう少し、ちょっと早く。一週間ぐらい

前に頂けますと、いろいろ調べたり意見を言うことができるかなと思っておりますので、今後御検

討ください。

○島田会長

一問一答で、皆さん最後になりますので、御意見御感想などあれば、受けていきたいと思うんで

すけど、いかがですか。よろしいですか。

○篠﨑委員

希望していいですか。これは、どうしたらいいのか分からないので希望だけなんですけど。

最後、職員の資質の向上のところで一点だけ。どうしていいのかは分かりませんが、何か考えて

いただけると有り難いなと思いましたので、述べさせていただきたいと思います。

先ほどもちょっとお話が出ましたけれども、私が言った児相絡みの虐待の関係で、児相というと

県なり政令市の職員になるので市ではないんですが、広く公務員として考えると、児相の場合だ

と、忙しくてというのもあるんですけど、それ以外に例えば千葉県でしたかね、父親に怒鳴り込ま

れてアンケートの情報を提供したというのがありましたね。そういう問題だとか、それから児相な

んかに相談が来た場合には、これは問題な事例なんていうのは、48時間ルールとかそういうのが

あるというんですね。実際には、必ずしも守られていないんですよ。それから、これもちょっとほ

かの人に聴いたんですけど、今年の春先だったか、三つ子の家のお子さんが一人、投げられて死ん

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でしまって判決が出たという件に関しては、まず三つ子だということは、生まれた段階で分かるん

ですよね。あるいは妊娠した段階で分かるんですよね。あと保健指導か何かしたときに、親がどう

いう状態かが分かる。私も今、孫が一人いますけれども、一人育てるというのはすごい大変ですよ

ね。そうすると、双子とか三つ子だったら、母親がすごい大変で、昼も夜もない状態だと思うんで

す。それは分かっているはずなんですね。行政の方は。それが分かっていたんだけども、手を差し

伸べられなかった。何かもうちょっとそれに関わる人が、一生懸命やってはいるんだろうけれど

も、マスコミから流れてきている情報だけを見る限りでは、何か基本が欠けているんじゃないかと

いうような気もするんですよね。

特に、これはまずいなというのは、先ほど言った情報を漏らしてしまったみたいな件、技術的な

研修とか知識の研修をする以前の問題なので。残念ながら大事な時に原点に返って、自分がどうす

べきかということを考えるのがちょっと足りない方がいらっしゃるのかなというふうな気もするん

ですね。それは、どうしたらいいかってちょっと分からないんですけれども、何か対応することが

あるとしたら、研修以外はないんだろうと。採用しているわけですから。そういうことも人事の方

も非常に難しいと思いますが、しかも研修だとすると、今は県の研修センターでやるものがかなり

占めていると思うので、対応は難しいと思いますけれど、そういった原点に立ち返って判断ができ

る職員が増えるように、研修していただければなと思います。

以上です。ちょっと難しい話で。どうしたらいいのか私もちょっと分からないんですけど。

○島田会長

おっしゃられていることには、必ずしも行政の問題というより社会全体の問題というのも入って

いると私なんかは思うんですね。児童虐待の相談件数は、100倍とかのですね、勢いに上ってい

るわけですよ。90年代は、1,000件も行くか行かないかぐらいだったのに、10何万件とい

うね。これは、要するに孤化ですよね。先進国社会の全体が孤化していると、孤立化しているとい

う中で、どうしても行政の役割もどんどん増えていくわけですけど、そのときにじゃあ行政だけの

責任にしていいのかという問題も実はあると思うんですよね。じゃあ、職員の資質に全部求めると

いう話になると、あまりに過酷な職場環境になっちゃうんじゃないかなと思うのです。では、どう

すりゃいいんだというところなんですよね。

神田市長公室長。

○事務局・神田市長公室長

会長がおっしゃるように、そういう社会的な背景も含めてと思いますけど、我々、私はお話をそ

のまま受け止めればですね、職員の資質といっても一気には上がらないんですけど、忙しい今言っ

た相談がどんどん増える、対応が忙しくなる、そういいながら職員を増やして業務がどんどん細分

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化していくと、やはり顛末が最後まで飲み込めずに処理しているケースもあるのかなと。私たち

も、私も部下に指示を出すときに、表面的なこれとこれをやっておいてねという言い方をしてしま

うと、その背景にある目的であったり過去のトラブル事例とかを伝承せずにやってしまうケースが

あるのかなと。その昔は、人がいませんでしたから、一から十まで自分が対応しないと事が動かな

かったんですけど、結構今はそういう意味では、職員の数と日ごとの対応の、目先の事務処理の方

に追われるというようなケースがあるのかなと思いますね。

いずれにしろ、そうは言っても面と向かって対応しなくちゃいけないのが我々の職務ですので、

まずは冷静に話を聴くことと、そんな事情を素直に受け止めることができる職員を作らなくちゃい

けないなと思ったところです。

○島田会長

法律上、通報は義務化されたのですが誤報は3割以上あるという、そういう研究もあるんです。

過重、過剰な仕事を背負わせられている職員の状況というのも多分、背景にあるのかなと思ってお

ります。まあ難しいところで、大変だとは思うんですが。

○事務局・神田市長公室長

県の方も、児相が処理しきれないと。一般相談業務も当然、市の方で拾ってほしいと。

○島田会長

そりゃそうですよね。

○事務局・神田市長公室長

なので、「児相だから」「市の窓口だから」という切り分けは、市民の方に対してはする必要もな

いので、当然受けなきゃいけないことなんですけど、その業務の数たるや、県の職員も疲弊してい

たことを当然市の方もそれを受けてやっていますので、両方して今、数的にもう処理ができないと

いうふうには見受けますね。

○島田会長

それは、やっぱり社会全体の異常事態だと捉えないとまずいのかなという状況ですよね。

でも、国民の多くは税金上げるのは反対ですから。

よろしいでしょうか。これで最後、この意見を取りまとめてですね、この各ページの右上の方に

ですね、懇談会からの意見というのをここに書き込んでいかなきゃいけないという作業があるんで

すけど。ちょっと、気持ちちょっと重たいですけど、会長一任ということでさせていただきたいの

ですが。よろしゅうございますでしょうか。

(はい、の声)

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◎3 その他

○島田会長

ということで、今回の懇談会はこれで終了ということになるのですが、事務局から何かございま

すでしょうか。

櫻井専門員。

○事務局・櫻井専門員兼政策企画係長

第5次朝霞市行政改革の進捗状況につきまして、2回にわたり貴重な御意見を頂きまして、あり

がとうございました。

事務局からは、2点お知らせがございます。

1点目は、今後の流れについてでございますが、本日頂ました御意見につきましては、今、会長

の方からお話がありましたとおりですね、第1回の御意見とともに事務局の方でまとめまして、一

回会長の方に御確認いただいた後にですね、懇談会の意見としてまとめさせていただきます。

また、取りまとめた御意見につきましてはですね、委員の皆様に一度お送りいたしますので、内

容を確認いただきまして、またそれに対して御意見等があれば頂く期間を設けたいと思います。

また、取りまとめた御意見についてはですね、庁内の各担当にも展開しまして、御意見への対応

についても別途取りまとめていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

また、その後ですね、市長を本部長とします本部会議へ提出させていただきまして、本部会議終

了後、進捗状況報告書として委員の皆様に完成品としてお送りする予定でございます。

あと、2点目につきましては、今後の行政改革懇談会についてでございますけども、現在のとこ

ろ、第3回以降は予定してございませんので、本年度は今回が最後の予定となってございます。万

が一、開催が必要となった場合はですね、改めて通知させていただきたいと思いますのでよろしく

お願いいたします。

以上になります。

○事務局・神田市長公室長

会長、じゃあよろしいですか。

では、私の方から。一応今お話しましたように、今日を持って取りあえず事務的には一応閉じさ

せてもらうという考えでございますので、やむを得ずということは、また会長と相談した上で対応

させていただきますが、まずもっては、私の方からは、この2回にわたってですね、取りまとめい

ただいたことにまず御礼を申し上げたいと思います。

さらに、2年間という任期をですね、皆さんと貴重なやり取りをできたということ、感謝申し上

げたいと思います。なかなかですね、歩みの遅い行政の中にあってですね、本当はまだまだ皆さん

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から御発言が、我慢されたのかなと逆に心配になっておりましたが、我々の職員は、いろいろな意

見を聴く場面はありますが、こうやって面と向かってですね、御専門の御意見、また市民目線での

分かりやすい御意見、直接お聴きするというのがそうそうあるものではございませんし、またそこ

で向けられた意見というのが非常に大事な意見だというふうに捉えております。

関係職員もそうですし、またこれを文書にして所管課に戻すわけでございますが、そういったも

のに耳を傾ける職員、そういったものに反応していく市でありたいと思っているところでございま

す。

いずれにしましても、2年間の任期、まずは御礼申し上げ、感謝申し上げて、市の我々の今後の

努力に置き換えてまいりたいと思います。どうもありがとうございました。

○島田会長

はい、皆様の方から何か御意見など。

なければ、これで終わりにさせていただきたいと思います。

◎4 閉会

○島田会長

2年間どうもありがとうございました。