「フライヤーから考える」広報実践スクール@高松 1.目的・ね … ·...
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WEB用報告原稿
平成 27 年度「スタッフ向け 環境 NGO・NPO レベルアップ実践研修(四国ブロック)」実施
状況
「フライヤーから考える」広報実践スクール@高松
1.目的・ねらい
環境保全に取り組む民間団体(NGO・NPO 等)のスタッフを対象とした広報戦略をテーマとし
た研修を開催し、組織運営における課題を解決へ導くために必要な各員の知識・技能向上
を目的とします。また、研修を通じ、受講者同士、中間支援組織、専門家・行政・地域住
民等のステークホルダーとのネットワーク構築を図るとともに、NGO・NPO の組織運営力や
活動推進力の向上と、地域における環境分野の課題解決への取り組みの促進を目指します。
2.実施概要
本年度の基礎研修では、所属団体の広報における課題を抽出・分析・改善案等の検討を
行い、それをもとに広報戦略に必要な基礎的なデザインやコピーライティングを学び、フ
ライヤーを作成します。参加者の個別の広報や企画内容について具体的に触れながら、個
別対応をします。
(1)開催日時
平成 27年 6月 6日(土)~平成 27年 7月 26日(日)
(2)開催場所
集合研修:生涯学習センター「まなびCAN」(高松市片原町11番地1)
実習:ドングリランドビジターセンター(高松市西植田町 6082-2)
フォローアップ講座: 地域の家「ココカラ★ハウス」(高松市宮脇町 2丁目 6-19)
(3)各回参加人数
高松会場:10名
広報戦略
(4)プログラム・当日の様子
1日目: 6月 6日(土)
10:00~11:00 開会・オリエンテーション・アイスブレイク
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
11:00~12:00 課題の抽出・分析・改善案の検討
講師:キムラミチタ、菊井博史
13:00~16:00 フライヤーのワーク
講師:キムラミチタ、菊井博史
16:00~17:00 ふりかえり・事務連絡
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
2日目: 6月 7日(日)
10:00~10:30 開会・チェックイン
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
10:30~11:00 広報文スキルアップワーク
講師:キムラミチタ
11:00~12:00 写真・デザインスキルアップワーク①
講師:菊井博史、キムラミチタ
13:00~15:30 写真・デザインスキルアップワーク②
講師:菊井博史、キムラミチタ
15:30~16:30 広報実践の準備(インタビューワーク)
講師:キムラミチタ、菊井博史
16:30~17:00 ふりかえり・事務連絡
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
■当日の様子■
1日目は、最初に「広報」とは何か、目的や媒体について整理しました。紙と WEBを比較
し、それぞれのメリットデメリットについて考えた上で、フライヤーの分析を行いました。
午後は分析をもとに、既存のフライヤーを素材にして、情報を精査し、インパクトをアッ
プさせるワークを行いました。2日目はコピーの作り方やデザインの基礎的な考え方を、実
習を通して具体的に学びました。ターゲットに合わせてコピーを考えたり、写真を撮影し
たりと、グループワークをしながら実践的なスキルを学びました。
またインタビューワークを行い、それぞれが広報する企画について整理、改善案の検討を
行いました。
本講座
フライヤーワークのフィードバックの様子
写真・デザインスキルアップワークの様子
6月 25日(木)
実習先/滞在先 ドングリランドビジターセンター/今日は除曜日
ねらいと課題・作業の概要
実習先のイベントを取材し、ヒアリングを通じて広報の現状と課
題を分析した上で、写真撮影とキャッチコピーの作成を行いまし
た。写真、キャッチコピーについては Facebook グループページ
へ掲載しました。
■当日の様子■
「今日は除曜日」に参加し、体験及び取材を行いました。このイベントの魅力は何か、
どういうターゲットに向けてどのようなメッセージを発信することが有効かを考えました。
そのうえで、写真撮影とキャッチコピー作成を行いました。
「今日は除曜日」の様子
現場体験・実習
6月 27日(土)
実習先/滞在先 王越まるごと里海ツアー
ねらいと課題・作業の概要
実習先のイベントを取材し、ヒアリングを通じて広報の現状と課
題を分析した上で、写真撮影とキャッチコピーの作成を行いまし
た。写真、キャッチコピーについては Facebook グループページ
へ掲載しました。
■当日の様子■
「王越まるごと里海ツアー」に参加し、体験及び取材を行いました。このイベントの魅力
は何か、どういうターゲットに向けてどのようなメッセージを発信することが有効かを考
えました。そのうえで、写真撮影とキャッチコピー作成を行いました
写真撮影をする様子
7月 10日(金)
実習先/滞在先 地域の家「ココカラ★ハウス」
ねらいと課題・作業の概要
各自が撮影した写真や作成したキャッチコピーについて実習先団
体と講師からフィードバックを行いました。またフォローアップ
講座までに各自が取り組む内容を確認し、フライヤーのブラッシ
ュアップに取り組みました。
■当日の様子■
実習のふりかえりを行い、各自が撮影した写真や作成したキャッチコピーについて実習
先団体と講師によるフィードバックを行いました。また、自団体の広報内容を確認し、フ
ライヤーのブラッシュアップを行いました。
フィードバックを行う様子
実践期間中の課題等 所属団体において広報ツール(フライヤーや紙媒体等)を
作成または改修しました。
ヒアリング・アドバイスの手法 Facebook グループを作成し、個別の質問事項などへ講師
からフィードバックを行いました。
ヒアリング・アドバイス
実施記録
Facebook グループに UP された広報ツールに対して、講師
から適宜、フィードバックを行いました。フィードバック
をもとにさらに各自がブラッシュアップに取り組みまし
た。
7月 26日(日)
10:00~10:30 開会・オリエンテーション・チェックイン
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
10:30~12:00 所属団体における成果発表①
講師:キムラミチタ、菊井博史
13:00~15:00 所属団体における成果発表②
講師:キムラミチタ、菊井博史
15:00~16:00 ふりかえり・まとめ
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
16:00~16:30 事務連絡
ファシリテーター:古川智恵美(これからの学びネットワーク)
■当日の様子■
各所属団体で実践した広報成果について、それぞれ工夫した点と課題を発表し、参加者
同士と講師・アドバイザーを交えてフィードバックを行いました。フライヤー紙媒体にお
ける広報のコツや企画・広報戦略について共有しました。
事後報告会/フォローアップ講座
フォローアップ講座の様子
4.受講者等の声
・以前まで作っていたフライヤーと研修を受けた後のフライヤーでは出来上がりに良
い意味で差ができたなと感じる。成長できたと思います!
・フライヤーを作るときに大切なのは誰がどのように見るか、ということを意識して
尊重することだと感じた。そこを考えながら芯が通ったフライヤーを作っていきた
い。
・まだまだ工夫の仕方が未熟。納得できるまでは挑戦したいです。
・他の参加者が作るフライヤーを見て勉強になった。また講師の方々へより踏み込ん
だ質問ができ、想定していたよりもたくさんのことが学べた。
5.現場体験・実習 受け入れ先の指導者等の声
・香川で活動する人と新たなつながりができたことが良かった。またイベント写真の
撮り方やキャッチコピーのつけ方などが参考になった。イベントによっては写真が
撮り難かったかもしれない。
6.考察・今後の課題
・広報において紙媒体(フライヤー)を制作したことがない、またこれまで学んだこ
とがないという参加者も多く、プロの講師から実践的に学ぶことへのニーズは高い
と感じました。
・多様な参加者がいることで様々な視点から学び合うことができたと感じます。他の
参加者が制作したフライヤーへのフィードバックを全体で共有することで気づきや
学びがあったようです。
・参加者の所属団体のイベント等とスケジュールが重なり、サロンの日程調整に苦労
しました。フォローアップ講座への参加が難しい参加者もいました。