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日本の人口ピラミッド2012年10月
38~41歳が多い
38~41歳が多いのはなぜ?
昭和46~49年(1971~1974年)
出生数が増えた
第2次ベビーブーム
第1次ベビーブーム世代の子どもの世代
出産適齢期の女性が多ければ,
生まれてくる子どもの数も多い
団塊ジュニア
日本の人口ピラミッド2012年10月
46歳が少ない この年齢のみ少ないことが特徴的
46歳が少ないのはなぜ?
この年齢だけが少なく,その直前・直後の年齢とは関連がなさそう
昭和41(1966)年生まれ
ひのえうま(丙午)
十二支十干のひとつ(60年に1回)
迷信がまだ生きていた
ひのえうま生まれの女性は・・・
この年の合計特殊出生率・・・1.58
合計特殊出生率
一人の女性が生涯に生む子どもの数 ある年の年齢別出生率に従って,1人の女性が,子どもを生むと仮定した場合の見込みの値
15~49歳の各年齢毎の出生率を合計したもの
2.07・・・人口を維持するのに必要な値 人口置き換え水準(2011年 2.07, 2000年 2.08)
戦前の1930年には,3.09 1950年 2.43
2005年・・・1.26 まで低下 その後,徐々に回復
2012年の合計特殊出生率・・・1.41
合計特殊出生率のグラフ
1.57ショック
1989年の合計特殊出生率・・・ 1.57
1990年頃の流行語
急速な少子化の進行への危機意識
その後,1.54ショック,1.53ショック
危機意識の一方で,楽観的な見方も
楽観的な見方の根拠とは???
1.57ショック楽観論の根拠
1990年頃は出産適齢期の母親が少ない
…第1次ベビーブームと第2次ベビーブームの狭間の世代
…だから,出生数が少ないはず
あと,10年もすれば(2000年頃になれば),第2次ベビーブーム世代が出産適齢期になり,出生数も増える
第3次ベビーブームの到来(2度あることは3度ある?)
1.57ショック楽観論に対して,
現実はどうであったか?
出生数の減少ペースが,やや落ち着くことはあっても,出生数が増加するには至らなかった。
第3次ベビーブームなど,夢のまた夢!
(-_-メ)
少子化の要因
晩婚化・未婚化
女性の高学歴化・社会進出
子育ての負担が重くなった
教育費の負担 その他
結婚・出産に関する意識の変化
個人の生き方・幸福・・・多様な価値観
晩婚化 平均初婚年齢のデータを見ると
男 女
1950年 25.9歳 23.0歳
1960年 27.2歳 24.4歳
1970年 26.9歳 24.2歳
1980年 27.8歳 25.2歳
1990年 28.4歳 25.9歳
2000年 28.8歳 27.0歳
2010年 30.5歳 28.8歳
• 上昇しているが,その程度は大きくない
晩婚化の進展,
平均初婚年齢の推移
未婚化 性別年齢階層別の未婚率データ 男(30代前半) 女(20代後半)
1920年 4.1% 9.2%
1950年 8.0% 15.2%
1970年 11.7% 18.1%
1980年 21.5% 24.0%
1990年 32.6% 40.2%
2000年 42.9% 54.0%
2005年 47.1% 59.1%
2010年 47.3 % 60.3%
• 著しく未婚率が上昇(他の年齢階層でも)
未婚率の上昇
未婚率の上昇 特定の年齢階層のみ抜粋