アジアの二次元シンボルとrfidの利用 - cicc · 2010. 5. 31. · colorzip社 (韓国)...

平成21年度調査研究報告

アジアの二次元シンボルとRFIDの利用

2010年5月27日

財団法人国際情報化協力センター国際情報化研究所永谷光行

株式会社デンソーウェーブ自動認識事業部高井弘光

- 2 - © Center of the International Cooperation for Computerization (CICC) 2010. All rightｓ reserved

目次

事業の目的1

ＱＲコードの概要2

ＱＲコードによるサプライチェーン効率化実証（タイ）3

アジア各国の二次元シンボル・RFID利用状況4

まとめ5

本報告は財団法人ＪＫＡの機械工業振興事業補助金の交付を受けて行う財団法人機械システム振興協会

の委託により財団法人国際情報化協力センターが平成21年度に実施した「アジア諸国における二次元シンボルを使ったサプライチェーンに関する調査研究」の成果をまとめたものです。本調査研究にあたり、ご協力頂きました調査委員会各位を始め、関係各位に篤くお礼を申し上げます。


１．事業の概略

1．1 事業の目的

１) サプライチェーン注）適化の一つとして、ＱＲコード付きの伝票を利用することにより、正確で迅速な作業に貢献することをタイ国で実証する。

２) 中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムの二次元シンボル及びRFIDの利用状況を調査し、各国・地域でのＱＲコード普及の可能性を検討する。

注）ここでは、企業内あるいは関連企業間のサプライチェーンを対象として実証実験を行った。

（財）国際情報化協力センター、（株）デンソーウェーブ及びタイ国家電子・コンピュータ技術センター(NECTEC)は国際標準のQRコード（ISO/IEC 18004）にタイ文字機能（TIS-620）を拡張したＱＲコードの国家標準化で協力した。（国際標準及び国家標準両者に整合したＱＲコードのタイ国家標準原案の開発）

一次元方向にのみ情報を持つバーコードに対して、二次元方向に情報を持つシンボル（コード）を二次元シンボルという。一般的には二次元バーコードとも言われるが、JIS用語として二次元シンボルが使われる。現在QRコードを含めて、５種類の二次元シンボルが国際標準（ISO)規格となっている。

国内では、ＱＲコードは製造業や流通業のサプライチェーンを円滑に行うためのツールとして利用されている。例えば、日本自動車工業会･日本自動車部品工業会などでは部品の発注・検品伝票などに使われている。また、国内では携帯電話でQRコードを読むモバイルQRコードが日常生活で数多く利用されている。


GB/T 21049(中国推奨規格）

ISO/IEC 24778

ISO/IEC 16023

ISO/IEC 15438 JIS X0508

ISO/IEC 16022

ISO/IEC 18004JIS X0510

規格

GS1 Chinaが中心となり開発した中国の独自二次元シンボル漢信碼（Han Xin Code)GS1 China（中国）

韓国、日本、シンガポールで利用例ありColorcodeColorzip社(韓国)

台湾、中国で利用例ありQuickMark金揚資訊科技社(台湾)

航空業界、鉄道分野AztecCodeHandheld Products社(米国)

運輸業界MaxiCodeUPS社(米国)

米国自動車工業会、米国電子部品工業会、米国国防省、国際航空運送協会（IATA)、パスポート（ニュージーランド）運転免許証（米国AZ州、PA州、ブルネイ）

PDF417Motolola社(米国)

米国自動車工業会、米国半導体工業会、米国電子機械工業会、米国規格協会、政府、自治体の税請求書(韓国)

Data MatrixCI Matrix社(米国)

日本自動車工業会、電子部品業界、流通・物流業界、自動車検査証、国内航空券、中国鉄道部乗車券、米・TX州マナー市観光案内、台湾行動條碼(モバイルQRコード）

QRコード（株）デンソーウェーブ（日本）

シンボルパターン利用例・業界の例名称(開発国)・開発者

1．2 二次元シンボルの例

*QRコード、Data Matrix、QuickMarkはQuickMarkウェブサイトでwww.cicc.or.jpを生成、他は関連ウェブサイトより*QRコードはISO/IEC、JISの他に、中国、韓国、シンガポール、ベトナムの規格にもなっている。


1．3 RFIDのISO/IEC規格

* RFIDに関する標準化推進組織

・ISO/IEC JTC1 SC31 ：Automatic Identification and data Capture (AIDC：物に付けて利用するRFID（ICタグ、電子タグ）

・ISO/IEC JTC1 SC17 ：Cards and Personal Identification （人間が携帯する非接触型RFID（IC カード）

** その他のRFID規格

・ISO/IEC 7816 (接触型ICカード）、ISO/IEC 18784、18785 (動物識別用RFID) など

*** NXP：NXPセミコンダクターズ社、フィリップスセミコンダクターズ社より分社化

近距離無線通信規格（NFC）

小電力IC

通信技術

（RFID)近接型

近傍型

密着型

・FeliCa （ソニー)

・Mifare （ NXP***)

13.56MHz

（飛距離10cm程度）

ISO/IEC IS 18092

13.56MHz

(飛距離70cm以下)

ISO/IEC 15693

・Type-A：Mifare

（ NXP***）

・Type-B（Motorola)

13.56MHz

(飛距離10cm以下)

ISO/IEC 14443

コンテナーなど

適用

860～960MHz（UHF帯）ISO/IEC 18000-6

135KHz未満（LF帯）ISO/IEC 18000-2ICタグの規格（JTC 1/SC 31)

4.91MHz (飛距離数mm)

433MHz

2.45GHz(マイクロ波帯）

13.56MHz（HF帯）

周波数帯

ISO/IEC 10536

ISO/IEC 18000-7

ISO/IEC 18000-4

ISO/IEC 18000-3

ISO規格番号

非接触型

ICカードの

規格

RFIDの規格


1．4 自動認識技術 (バーコード、二次元シンボル、RFID) の比較

多い（大容量品は64Kバイト）

可能(電波）不可(印刷）不可(印刷）非可視読取り

早い(目視）

多品目一葉

早い（電波）遅い(目視)読取り速度

多い（QRコードは数字７,089字、

英数字4,296字）

多品目一葉一件一葉伝票処理

貼り付けに手間印刷紙伝票の利用

比較的高価

RFID

少ない(数字のみ数十字）

扱えるデータ量

安価コスト

二次元シンボルバーコード

２）サプライチェーンにおける自動認識技術（バーコード、二次元シンボル、RFID) の比較

自動認識技術とは「人間の介在なしに、ものを特定する方法、技術」と定義されている。具体的な例として、

バーコード、二次元シンボル、RFID、ICカード、バイオメトリクス、 OCR、マシンビジョン（画像）などがある。

自動認識の英語標記はAuto-ID、またはISO/IEC SC31で定義しているAIDC（自動認識及びデータ取得：

Automatic Identification & Data Capture）という用語が使われている。

１）自動認識技術とは


■バーコードの進歩■バーコードの進歩

・より多くの情報をコード化したい・より多くの情報をコード化したい・より小さなスペースに印字したい・より小さなスペースに印字したい・かな・漢字や、バイナリデータも表現したい・かな・漢字や、バイナリデータも表現したい

二次元シンボルの登場二次元シンボルの登場

シンボルの規格化

高密度化文字種の追加

JANJANコードコード

CODE39CODE39 ITFITF CodabarCodabar文字種の追加

流通流通

製造製造物流物流医療他医療他

CODE128CODE128 文字種の追加高密度化製造・物流・医療他製造・物流・医療他

4 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 4

* 1 2 3 4 *

1 2 3 4

A 1 2 3 4 A

1 2 3 4

Copyright byCopyright by DENSO WAVE INCORPORATEDDENSO WAVE INCORPORATED

2. QRコードの概要

2.1 二次元シンボル登場の背景


情報をもつ

情報をもつ

＜バーコード＞＜バーコード＞

情報をもつ

■バーコード■バーコード＝＝横方向横方向だけに情報をもつだけに情報をもつ

■二次元シンボル■二次元シンボル＝＝縦・横両方向縦・横両方向に情報をもつに情報をもつ

＜二次元シンボル＞＜二次元シンボル＞


2.2 二次元シンボルとバーコード


QR CodeQR CodeDATA MATRIXDATA MATRIX MAXI CODEMAXI CODEPDF417PDF417 Aztec CodeAztec Code

開発元（国）

コードタイプ

データ量（英数）

特徴

主要市場

規格化

デンソー（日）

大容量省スペース高速読取

全分野

AIMIISOJIS

4,296

FA 物流

CI Matrix社（米） UPS社（米）

大容量省スペース

高速読取

AIMIISO

AIMIISO

2,355 93

マトリクス型マトリクス型マトリクス型

Symbol社（米）

大容量

OA

AIMIISOJIS

1,850

スタック型

Hand Held Products社

(米)

大容量

3,067

交通

マトリクス型

ISO/IECISO/IECで規格化された二次元シンボル（で規格化された二次元シンボル（20020088年年22月現在）月現在）

AIMIISO


2.3 代表的な二次元シンボル


AIMI規格（97年）→ ISO/IEC規格（00年）として制定

自動車、電気/電子など大手業界の標準コードとして採用

リーダにとって読取り易さを追求したコード

他の二次元シンボルが備えている特長を全て集約

大容量データ

高密度記録

高速読取り

全方向読取り

誤り訂正機能

英数字以外の文字種（漢字）を標準でサポート

AIMIAIMI規格（規格（9797年）→年）→ ISO/IECISO/IEC規格（規格（0000年）として制定年）として制定

自動車、電気自動車、電気//電子など大手業界の標準コードとして採用電子など大手業界の標準コードとして採用

リーダにとって読取り易さを追求したコードリーダにとって読取り易さを追求したコード

他の二次元シンボルが備えている特長を全て集約他の二次元シンボルが備えている特長を全て集約

大容量データ大容量データ

高密度記録高密度記録

高速読取り高速読取り

全方向読取り全方向読取り

誤り訂正機能誤り訂正機能

英数字以外の文字種（漢字）を標準でサポート英数字以外の文字種（漢字）を標準でサポート


2.4 ＱＲコードとは


■大容量情報のコード化■大容量情報のコード化

バーコードの数百倍のデータを表現可能バーコードの数百倍のデータを表現可能

0123456789 01234567890123456789 01234567890123456789 01234567890123456789 01234567890123456789 0123456789

■省スペースへの印字■省スペースへの印字

バーコード、バーコード、1/301/30程度の大きさで表現可能程度の大きさで表現可能

0123456789

数字40桁

数字10桁

大大70897089桁（数字）桁（数字）

1010～～2020桁程度桁程度

約約5mm5mm角角

約約5050ｍｍｍｍ××2020ｍｍｍｍ


2.5 ＱＲコードの特長 ①


■汚れ・破損に強い■汚れ・破損に強い

汚れ欠け

コードの大コードの大30%30%が破損・汚損が破損・汚損しても読み取り可能しても読み取り可能

■全方向・高速読み取り■全方向・高速読み取り

全方向から高速読み取り可能全方向から高速読み取り可能

■かな・漢字表現■かな・漢字表現

日本語データも効率的に日本語データも効率的に表現可能表現可能

（株）デンソーウェーブ自動認識事業部マーケティング室

読み取り可能読み取り可能

読み取り不可能読み取り不可能

日本語データ表現日本語データ表現

英・数（・記号）のみ英・数（・記号）のみ

全方向読み取り全方向読み取り

横方向読み取り横方向読み取り

123456780ABCDEFGHJK


2.6 ＱＲコードの特長 ②


★自動車業界

★電機業界

★アパレル業界

★食品業界

★専門店

★百貨店

★コンビニSoftbank★

NTT Docomo★

・製造・物流市場が基盤。・流通・サービスが近年拡大。・コンシューマ市場も

携帯電話をキーに普及開始。

製造・物流

流通・サービス

★QRコード発表

AU★

★その他

コンシューマ市場市場規模

①トレーサビリティの実現

②生産の効率化

③品質管理の向上等

①高付加価値商品のPOS

②モバイルQRコードを活用した

サービス提供等

★飲食娯楽

携帯を用いたキャンペーン等

ＱＲコードの普及は、製造業からはじまりました。


2.7 ＱＲコードの市場の拡がり


アジア諸国を中心にQRコードの国家規格化を推進

• 1999年：日本 JIS-X0510• 2000年：中国 GB/T 18284• 2002年：韓国 KS X ISO/IEC 18004• 2003年：ベトナム TCVN 7322• 2009年：シンガポール SS 543• タイ国家規格：進行中

<参考>国際標準：ISO/IEC 180042000年：初版

2006年：第1回改訂（マイクロQRコード追加等）


2.8 国家規格への採用状況


1997年：AIM AIM ITS 97/001Automatic Identification Manufacturers

1999年：JAMA/JAPIA EDI標準帳票Japan Automobile Manufacturers AssociationJapan Auto Parts Industries Association

1999年：日本コンタクトレンズ協会

2000年：AIAG/ODETTE/JAMA/JAPIA日米欧の自動車産業のシッピングラベル

2002年：流通システム開発センターSCMラベル・納品伝票ガイドライン

2006年：日本医用機器工業会手術処置用鋼製小物２次元シンボル表示

2007年：IATA Resolution 792International Air Transport Association


モバイル用途の2Dシンボル

自動認識業界

自動車業界

自動車業界

航空業界

医療業界

小売業界

2.9 業界標準への採用状況

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対象業界：日系製造業（自動車及び非自動車）

具体的業務：発注情報及び請求書情報の入力作業

実証内容：

現状のワークフローの問題点の明確化

導入のための課題の洗い出し

適用効果の検証

対象業界：日系製造業（自動車及び非自動車）

具体的業務：発注情報及び請求書情報の入力作業

実証内容：

現状のワークフローの問題点の明確化

導入のための課題の洗い出し

適用効果の検証

期待効果

サプライチェーンで用いられる伝票にＱＲコードを活用する

ことにより、可読情報を自動認識媒体として取り扱うことが可能

となり、作業の正確性向上及び迅速化に貢献すること

期待効果

サプライチェーンで用いられる伝票にＱＲコードを活用する

ことにより、可読情報を自動認識媒体として取り扱うことが可能

となり、作業の正確性向上及び迅速化に貢献すること

3.1 実証内容と期待効果

3. QRコードによるサプライチェーン効率化実証（タイ）


<作業概要>

発注側企業は、発注書生成システムを用いて発注書を作成

紙に印刷した発注書を受注企業に送付（この事例ではFAXで送付）

受注側企業は、発注書からキーボードで必要情報を受注DBに入力

<問題点>

入力ミスが発生する可能性がある

再入力のための作業時間を要する

<作業概要>

発注側企業は、発注書生成システムを用いて発注書を作成

紙に印刷した発注書を受注企業に送付（この事例ではFAXで送付）

受注側企業は、発注書からキーボードで必要情報を受注DBに入力

<問題点>

入力ミスが発生する可能性がある

再入力のための作業時間を要する

発注書

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

発注書生成システム

受注DB

発注側受注側

発注書


発注書



受注DB

発注側受注側

発注情報の入力作業

FAX

3.2 現状のワークフローと問題点


発注書


発注書



受注DBQR

生成機能ｷｰﾎﾞｰﾄﾞ

I/f

発注側受注側① ② ③

ワークフロー変更点

① 発注書生成システムに、QRコード生成機能を追加

② 紙上の発注情報をQRコード化

③ QRコードのスキャンにより、キー入力作業を廃止

変更後のワークフロー

<QRコード適用のポイント>

一旦電子化された情報を紙で送受するが、QRコードを用いることにより

発注側が入力した情報を欠落及び誤りなく、受注側のシステムに迅速に

入力できる。

<QRコード適用のポイント>

一旦電子化された情報を紙で送受するが、QRコードを用いることにより

発注側が入力した情報を欠落及び誤りなく、受注側のシステムに迅速に

入力できる。

3.3 QRコードを利用したワークフローと導入効果


実際の業務への適用ステップ

① 必要なソフトウェア、ハードウェアの洗い出し

② 使用している現行システム及び帳票類の調査

③ QRコード化するデータの決定

④ スキャン入力データを既存システムに受け渡す方法の検討

実際の業務への適用ステップ

① 必要なソフトウェア、ハードウェアの洗い出し

② 使用している現行システム及び帳票類の調査

③ QRコード化するデータの決定

④ スキャン入力データを既存システムに受け渡す方法の検討

N社の請求書にQRコード付加・M社でをスキャンして買掛データ取得M社(発注側)N社 (受注側)③

K社でD社発注書上のQRコードをスキャンして受注データ取得K社(受注側)D社(発注側)②

A社でS社発注書上のQRコードをスキャンして受注データ取得A社(受注側)S社(発注側)①

実験内容帳票受領側帳票発行側ケース

実証実験実施企業及び実験内容

情報入力用PCにキーボードI/Fソフト（注）

をインストールし、QRコードスキャナを

接続する。

帳票受領側

既存請求書上にPCで作成したQRコードラベルを貼付③

発注書作成システムにQR生成機能を追加する。②

事前に入手したエクセルシートにQR生成機能を埋め込む。①

帳票発行側ケース

注：QRコードスキャナの読み取った情報を受信し、あたかもキーボードから入力されたように変換するソフトウェア。

必要な準備内容

3.4 実証実験の詳細(1)


帳票受領側帳票発行側

①既存の手段により発注書(Excel)を作成

PC-1

②QRコード付き発注書(Excel)を作成

プリンタ-1ＦＡＸ-1

③ 印刷出力 ④-1 FAX送信

⑤-1/2 FAX受信

インターネット

ＦＡＸ-2

④-3 PCからのメール添付送信

⑤-3 メール受信プリンタ-2

PC-2④-3‘メール送信を実物送付で代替

PC-3

Scanner

⑥QRコードをスキャン

して発注情報取り込み

受注情報管理システムにデータを取り込むためのソフト導入が必要。

QRkbif導入

④-2 PCからのダイレクトFAX送信

帳票受領側帳票発行側

①既存の手段により発注書(Excel)を作成

PC-1

②QRコード付き発注書(Excel)を作成

プリンタ-1ＦＡＸ-1

③ 印刷出力 ④-1 FAX送信

⑤-1/2 FAX受信

インターネットインターネット

ＦＡＸ-2

④-3 PCからのメール添付送信

⑤-3 メール受信プリンタ-2

PC-2④-3‘メール送信を実物送付で代替

PC-3

Scanner

⑥QRコードをスキャン

して発注情報取り込み

受注情報管理システムにデータを取り込むためのソフト導入が必要。

QRkbif導入

④-2 PCからのダイレクトFAX送信

実証システム概要（ケース①）

ワークフロー（発行側）

① 既存の手段で発注書を作成

② 発注書にQRコードを付加

③ プリンタで発注書を印刷

④ 発注書を受注企業に送信（複数の方法あり）

ワークフロー（受領側）

⑤ 発注書を受信

⑥ 発注書のQRコードを読み取って

必要な情報を受注システムに入力



発注書へのQRコード印字例①

発注会社情報：会社名・住所（納入先住所）

発注書情報：発注書No・発注書発行日付・納入指示日付

発注品目情報：発注品目コード/名・発注数量・購入単価・

使用通貨コード

発注先会社情報：会社名・住所（発注先会社住所）

QRコードに格納された情報①

発注書へのQRコード印字例②

発注会社情報：会社名・納入先工場コード

発注書情報：発注書Ｎｏ・発行日付・納入指示日付及び納入トラック便

発注品目情報：発注品目コード＜品番＞・発注数量・納入箱数・

箱あたり収容数

発注先情報：会社名・発注会社が付与する会社コード＜仕入先コ－ド＞

QRコードに格納された情報②

請求書へのQRコード貼付例③ QRコードに格納された情報③


請求会社情報：会社名・請求先会社が付与する会社コード＜仕入先コ－ド＞

請求書情報：請求書Ｎｏ・請求日付・請求金額・税額・発注Ｎｏ

請求金額の明細：品目コード＜品番＞・納入数量・納入単価・

品目別請求金額・発注Ｎｏ・納入日付

請求先情報：会社名



発注書へのQRコード印字

発注書作成担当者QRコード付き発注書の印刷

問題なく対応可能であった

（手作業でのQRコード付加）発注書作成担当者発注書へのQRコード付加

実証実験担当者QRコード生成ソフトのPCへの

インストール及び操作方法指導

評価実施者実施事項

発注書の送受信及びQRコードの読取り

受領側担当者

回線及び印字品質の問題あり

→代替方法で解決QRコードの読取り

発注書作成担当者QRコード付き発注書の送信

評価実施者実施事項

準備段階における課題

① 発注書の数が増えた場合は、QRコードの自動生成が必要で、その場合、システム専任者が必要。

② 現場作業者は、二次元シンボルについての知識、有効性に関する知識がなく教育が必要。

③ 通信環境、機器の精度に応じた代替方法の準備が必要。

準備段階における課題

① 発注書の数が増えた場合は、QRコードの自動生成が必要で、その場合、システム専任者が必要。

② 現場作業者は、二次元シンボルについての知識、有効性に関する知識がなく教育が必要。

③ 通信環境、機器の精度に応じた代替方法の準備が必要。

3.5 成果と課題(1：準備段階)


評価条件：

今回の実証実験でQRコード化が必要なデータ量：伝票一枚あたり約400字

現行ワークフロー（キーボード入力）での作業時間：入力＋確認作業=約約44分分

実証実験結果：

QRコードの読み取り時間(読み取り機の位置合わせなどの操作時間込み)約約1010秒秒と、大幅な時間短縮

入力確認のための精査も不要

FAXを使った環境において

① 処理能力向上と正確な情報の入力により、大きな作業効率向上を確認した。

② QRコードを用いた仕組みを、既存のワークフローの大幅変更をせずに

導入できることが確認できた。

FAXを使った環境において

① 処理能力向上と正確な情報の入力により、大きな作業効率向上を確認した。

② QRコードを用いた仕組みを、既存のワークフローの大幅変更をせずに

導入できることが確認できた。

3.5 成果と課題(2：パフォーマンス)


実証実験の趣旨：

日系製造業と、比較的小規模な現地の取引先の間で

① QRコード利用は有効で、作業効率向上が可能であることを実証する

② 既存システムの大幅変更なく、新しいワークフローが導入できることを実証する

作業者の評価：

従来のワークフロー（キーボードを用いた、伝票情報の目視入力）と新しいワークフロー

（QRコードスキャナによる帳票データ入力）は、違和感なく共存できる

管理者の評価：

① キーボードI/Fソフトを用いることで受注側基幹システムを改修せずにQRコードでの

データ入力に置き換えることができた

② 作業速度が向上し、間違いがなくなるため、新ワークフローの導入メリットは大きい

実証実験の趣旨：

日系製造業と、比較的小規模な現地の取引先の間で

① QRコード利用は有効で、作業効率向上が可能であることを実証する

② 既存システムの大幅変更なく、新しいワークフローが導入できることを実証する

作業者の評価：

従来のワークフロー（キーボードを用いた、伝票情報の目視入力）と新しいワークフロー

（QRコードスキャナによる帳票データ入力）は、違和感なく共存できる

管理者の評価：

① キーボードI/Fソフトを用いることで受注側基幹システムを改修せずにQRコードでの

データ入力に置き換えることができた

② 作業速度が向上し、間違いがなくなるため、新ワークフローの導入メリットは大きい

課題：

・QRコードの特徴と業務に適用することのメリットの理解活動

・大規模システムに適用する場合の自動発行システムの開発とソフトサポート

課題：

・QRコードの特徴と業務に適用することのメリットの理解活動

・大規模システムに適用する場合の自動発行システムの開発とソフトサポート

3.6 まとめ


QRコード付き文書の送付

プリントアウトした帳票に確認サイン後、アナログFAX専用機へ送信

印字品質が悪くQRコードが読み取れない事象が発生


TO : THAI MITCHI CORPORATION LTD. เลขที่ใบสัง่ซือ้ 60 / 71 MOO 19 PHAHOLYOTHIN RD., PURCHASE ORDER NO… ST – 14295 - 2009 KLONG NUENG, KLONG LUANG, วนัที่ NAVANAKORN ZONE 2 DATE ………. 19 - 08 - 2009 TEL : 02-529 - 0686 - 9 FAX : 02-909-4971 เงือ่นไขการชาํระเงนิสงของที่ 01 - 914 - 5337 NO. 214 วนักําหนดสงสนิคาDELIVERY TO SLIK ( THAILAND ) FACTORY NAVANAKORN DELIVERY SCHEDULE ….. 3 - 09 - 2009

คณุ ผึง้ลาํดบัที่ จาํนวน ราคาตอหนวย จาํนวนเงนิ

ITEM NO. QUANTITY UNIT PRICE AMOUNT

1 3/4-D251-02-3 82 CAM LEVER SHAFT 3,000 PCS 1.00 Bt 3,000.00 Bt2 3/9-C412-40-7 M6 X 0.75 INSERT ( 98 ) 7,000 PCS 2.00 Bt 14,000.00 Bt3 3/9-G177-40-2 M6 X 90.5 INSERT ( EDP BLACK ) 2,000 PCS 3.00 Bt 6,000.00 Bt4 3/9-G162-40-5 M6 X 85.5 INSERT ( EDP BLACK ) 2,000 PCS 4.00 Bt 8,000.00 Bt5 3/9-K844-48-2 M8 *26 CAP BOLT ( CR3 BLACK ) 20,000 PCS 5.00 Bt 100,000.00 Bt6 3/9-L295-48-2 M8 X 30 CAP BOLT ( #6532) 3,000 PCS 6.00 Bt 18,000.00 Bt

TOTAL 149,000.00 BtVAT 7% 10,430.00 Bt

G. TOTAL 159,430.00 Bt

＊

SLIK ( THAILAND ) CO.,LTD.

GENERAL MANAGER

SLIK ( THAILAND ) CO.,LTD.FACTORY : 55/5 MOO13 NAVANAKORN INDUSTRIAL ESTATE ZONE 4

TAMBOL KLONGNUENG, AMPHUR KLONGLUANG, PATHUMTHANI 12120TEL : 5291868 - 9 FAX : 5291867 , 5292696

รายการDESCRIPTION

TEST

TO : THAI MITCHI CORPORATION LTD. เลขที่ใบสัง่ซือ้ 60 / 71 MOO 19 PHAHOLYOTHIN RD., PURCHASE ORDER NO… ST – 14295 - 2009 KLONG NUENG, KLONG LUANG, วนัที่ NAVANAKORN ZONE 2 DATE ………. 19 - 08 - 2009 TEL : 02-529 - 0686 - 9 FAX : 02-909-4971 เงือ่นไขการชาํระเงนิสงของที่ 01 - 914 - 5337 NO. 214 วนักําหนดสงสนิคาDELIVERY TO SLIK ( THAILAND ) FACTORY NAVANAKORN DELIVERY SCHEDULE ….. 3 - 09 - 2009

คณุ ผึง้ลาํดบัที่ จาํนวน ราคาตอหนวย จาํนวนเงนิ

ITEM NO. QUANTITY UNIT PRICE AMOUNT

1 3/4-D251-02-3 82 CAM LEVER SHAFT 3,000 PCS 1.00 Bt 3,000.00 Bt2 3/9-C412-40-7 M6 X 0.75 INSERT ( 98 ) 7,000 PCS 2.00 Bt 14,000.00 Bt3 3/9-G177-40-2 M6 X 90.5 INSERT ( EDP BLACK ) 2,000 PCS 3.00 Bt 6,000.00 Bt4 3/9-G162-40-5 M6 X 85.5 INSERT ( EDP BLACK ) 2,000 PCS 4.00 Bt 8,000.00 Bt5 3/9-K844-48-2 M8 *26 CAP BOLT ( CR3 BLACK ) 20,000 PCS 5.00 Bt 100,000.00 Bt6 3/9-L295-48-2 M8 X 30 CAP BOLT ( #6532) 3,000 PCS 6.00 Bt 18,000.00 Bt

TOTAL 149,000.00 BtVAT 7% 10,430.00 Bt

G. TOTAL 159,430.00 Bt

＊

SLIK ( THAILAND ) CO.,LTD.

GENERAL MANAGER

SLIK ( THAILAND ) CO.,LTD.FACTORY : 55/5 MOO13 NAVANAKORN INDUSTRIAL ESTATE ZONE 4

TAMBOL KLONGNUENG, AMPHUR KLONGLUANG, PATHUMTHANI 12120TEL : 5291868 - 9 FAX : 5291867 , 5292696

รายการDESCRIPTION

TEST

×

ファイル形式変更で○PCPC（電子メール添付）

○アナログFAX機PC（FAX送信機能）

×アナログFAX機紙帳票をFAXで送信

QRコードの読取結果受信側送信側

二種類の代替手段を確認し問題を解決

補足：QRコード付き文書送信時の問題点


帳票に貼付されたQRコードの読み取り既存システムのQRコードデータ入力画面


初期画面

入力完了画面QRコードデータが自動入力

参考：作業環境の例


（１）中国

４．アジア各国の二次元シンボル・RFID利用状況

二次元シンボル

－国家標準（推奨標準）： PDF417（四一七條碼）、QRコード（快速響応矩陣碼）、Han Xin Code（漢信碼）

－2009年末から鉄道部乗車券にQRコードが使われている。また、中国国際航空国内線でモバイルQRコードが使われている。

－今後、モバイルQRコードや漢信碼の普及も進むものと思われる。－Galaxy Media社がT-Code（短信条碼）を開発。中国移動の携帯電話で利用。

RFID

－工業和信息化部傘下の電子標籤標準工作組（RFID Standardization WorkingGroup）や、民間組織の中国信息産業商会中国RFID 産業連盟（CIITA RFID China Alliance）などがRFIDの標準化や普及活動を行っている。

－ICカード（13.56MHz）は企業のIDカード利用などで普及している。－香港、深圳の交通カードはFeliCaを利用、北京の交通カード（３千万枚）などは

Mifareを利用。－今後、サプライチェーンなどでUHF帯（920MHz）の普及が進むものと思われる。－物聯網注）（Internet of things)技術産業連盟設立（2010年１月）

注）物聯網：2010年3月5日の第11次全国人民代表大会・政府工作報告で、今後政府が推進する5大推進政策の一つとして、RFIDやセンサーを使って物同士で情報交換が可能な「物聯網（Internet of Things）」が大きく取上げられた。


（2）韓国


－国際標準（5種類）と韓国製Color Codeなどが使われているがドミナントはない。－主な利用として、10省庁や100自治体の税金請求書用郵便封筒にData Matrix

を印刷している例がある。また、日本人向けに慶南道などでモバイルQRコードを使った観光案内の例がある。

－韓国ではRFIDに比べて二次元シンボルはあまり積極的に利用されていない。

RFID

－知識経済部傘下の韓国技術標準院（KATS)、電子通信研究院（ETRI)、情報通信技術協会（TTA）などが中心になり、ユビキタス社会を目指して、RFIDやUSNの積極的な標準化、研究、利用が進められている。

－携帯電話のRFID（Reader on Mobile）が進められており、今後、利用の範囲が広がって行くものと思われる。

－物流などでは900MHz帯RFIDの利用が積極的に行われている。－ソウル、プサンなどの交通カードはMifareを利用している。


（3）台湾


－産業用にはData MatrixやPDF417が多い。QRコードは主に日系企業で使われている。一方、一般用にはQRコード、Data Matrix、及び台湾製のQuick Markがあるが、QRコード以外はあまり知られていない。

－QRコードが一般に知られるようになったのは2006年1月に経済部（MOEA）、工業技術研究院（ITRI）などが中心となって QRコードを台湾の標準行動條碼（モバイル二次元シンボル）として利用することを決定したことによる。

－QRコードは行政院農業委員会の農作物のトレーサビリティ、グルメ情報などの哇客滿生活消費網、蘋果日報新聞やサプライチェーンなどに使われている。

RFID

－台湾の交通カードは台北地下鉄の悠遊カードなどでMifareを利用している。－2010年4月から悠遊カードは電子マネーとしてコンビニなどで利用可能となった。－台湾のUHF帯バンドの利用は922MHｚ－928MHzに制限されている。－2009年から高雄港で世界初のコンテナにeシール（ UHF帯電子タグを内蔵）に

よる税関業務が導入された。－政府公文書管理や、民間駐車場管理（Smart Parking）等でのUHF帯タグ利用

の検討や開発も進められている。－GS1 TaiwanもこのUHF帯の利用促進活動を積極的に行っている。


（4）マレーシア


－一部工場などでＱＲコードやＰＤＦ417などが利用されているが、実績は少ない－オーストラリアＮｅｘＢｉｓ社のＮｅｘＣｏｄｅという二次元シンボルが外国人労働者

パスに利用されるとの情報があったが、2009年末現在、利用されていない。－関係者によると、二次元シンボルの潜在的需要はあるが、用途提案が不十分

なこと、及びリーダなどの機器のコストがネックになっているとのことであった。また、モバイルＱＲコードもインフラ整備が出来ていず、普及には至っていない。

RFID

－本格的なICタグの利用は未だ始まっていない。－ISO/IEC SC31のミラー組織は政府系MIGHTやSIRIMなどが参加。－企業の入退室にICカードを使っている例は多い。

参考

－マレーシアはＭｙＫａｄと呼ばれる世界初の多目的スマートカード（ＩＲＩＳ社64KbEPROM）を使った国である。身分証、運転免許証、パスポート、健康情報、Touch’n Go (ETC)、電子マネー、ATMカード、PKI、ブルネイ入国証（Frequent Traveler‘s Cardの機能を持つ。

MIGHT: Malaysia Industry and Government Group for High-TechnologySIRIM : SIRIM Berhad (旧マレーシア標準工業研究所）


（5）シンガポール


－情報通信開発庁（IDA）や民間企業が食品管理、医療分野などでの利用を検討している。また、イスラム教徒が食することができる食品であることを示すHalalシールの有効期限チェックにQRコード利用が論議されている。

－QRコードは比較的知られており、試行段階だが、モバイルQRコードの利用も進められている。ただ、QRコードを表示できる携帯電話はまだ少なく、収益の得られるビジネスモデルができていないとして、携帯キャリアは積極的でない。

RFID

－National RFID Centre（A*Star、IDA、EDB、Spring Singaporeの４政府機関）－UHF帯は2004年11月に欧州対応866-869MHｚと米国対応923-925MHzを認可－道路課金システムERP（Electronic Road Pricing）：ICタグ（2.45GHz）＋ICカード－13.56MHz帯のRFIDを使った世界初の図書館システムEliMS（Electronic Library

Management System）－ICカード：ez-link（FeliCa：地下鉄、バス）、Cachcard（ERP、駐車場、コンビニ）、

Access Card（高頻度旅行者用指紋情報搭載出入国カード）など


（6）タイ


－現地企業の使用例は少ない。－NECTEC、CICC、(株）デンソーウェーブでQRコードタイ国家標準規格案を作成。－日系企業でQRコードをサプライチェーン、物流管理、生産工程管理等に利用。

－ある日系家電メーカでは、製品外装に発注情報、請求書/納品書情報、通関情報の表示にQRコードを利用。また、QRコード付き現品票を部材と完成品の間で利用。これにより同社では①検収作業（1～2日=>リアルタイム化)、 ②棚卸作業(3日=>1日)を短縮。また、③在庫情報の迅速な把握を実現。

－現地日系ITソリューション企業では、QRコードを活用した在庫管理システム等のソリューションを提供。QRコードは顧客に十分に受け入れられているとのこと。

－タイの携帯電話カメラ搭載率は90%を超えているが、カメラに用いられているイメージセンサの多くは下位の2～300万画素程度で、オートフォーカス機能がなく、QRコードのピントが合わせられず、読み取れないモデルが多い。

RFID－RFID（FeliCa、Mifare 13.56MHz）を用いた交通系カードをスカイトレインと地下

鉄で利用。セブンイレブンの一部の店舗や有料道路（ETC）でもICカードを利用。－UHF帯は倉庫などでの利用が検討されている。


（7）ベトナム


－電子部品、電線の物流管理にQRコードとPDF417が用いられている。－QRコードは「TCVN 7322: 2003」として国家規格となっている。－QRコードを国民IDカードや新生児の出生登録に利用する計画やNexCodeを

運転免許証に利用する案などがあったが、いずれも実現していない。

RFID－2006年に情報通信省が以下の周波数をRFIDに割り当てた。

・13.553 ～13.567 MHz (中心周波数13.56MHz)・ 433.05～434.79 MHz (中心周波数433.92MHz)

但し、現時点で、ベトナムにおけるRFIDの活用事例はほとんど無く、政府による具体的な利用が検討されているプロジェクトもない。


５．まとめ

－伝票に付加したQRコードは処理効率向上に有効・迅速性：手入力では伝票１枚の処理に４分程度必要であったが、ＱＲコード

の利用により、位置合せなどを含めて、１０秒程度に短縮。・正確性：手入力によるタイプミスなどがなくなり、正確なデータ入力が可能。・タイ語ＱＲコード：配送伝票などに利用することにより、英文字を読めない

運転手でも、正確、迅速な配送が可能。

－幾つかの大手日系企業で自動認識技術導入を検討中。これらの企業では、バーコード、二次元シンボル、RFIDなど自動認識技術の利点や課題などを知りたいとしている。また、QRコードへの期待も大きい。

－日本のように携帯電話などで二次元シンボルを利用している例は未だ少ない。ただ、台湾では比較的使われており、タイでもモバイルQRコード利用の動きがある。こうしたことから、今後QRコード普及の可能性は十分にある。


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고맙습니다고맙습니다

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アジアの二次元シンボルとrfidの利用 - cicc · 2010. 5. 31. · colorzip社 (韓国)...

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