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インストールおよび初期設定

画面に従って操作するだけで簡単インストール!

System Center Operations Manager 2007 System Center Operations Manager 2007

2019

Operations Manager 2007 のセットアップの CD を挿入し、前提条件

を確認した後、インストールを開始します。使用許諾契約書への同意、製品

登録など、画面に従ってインストールを進められるので、簡単にセットアップ

を完了できます。またそれぞれの設定項目やインストール手順に関する

ドキュメントも参照できます。

Operations Manager 2007 のインストールが完了したら、次にエージェ

ントの展開を行います。監視対象のコンピュータが Active Directory に

登録されている場合、自動的に検出してエージェントのインストールができ

ます。これらの作業は Operations Manager 2007 のオペレーション

コンソールから行うことが可能ですので、監視対象のコンピュータのある場

所で作業する必要はありません。

次に管理パックのインポートを行います。管理パックを導入することにより、

アプリケーションやハードウェアの監視項目が設定され、問題解決に役立つ

“製品ナレッジ”、レポートのテンプレートなどが利用可能になります。

複数のコンポーネントから構成されるアプリケーションについて、配布アプ

リケーション モデルを作成することにより、サービス全体の監視を行うこと

ができます。配布アプリケーション モデルを作成すると画面のようなダイア

グラム ビューが設定に従って作成され、システム構成を視覚的に捉えなが

ら監視することが可能になります。

問題発見から解決まで

一連の操作で発見した問題を即座に解決!ダイアグラム ビューを見ると、 ● でエラーが検出されています。この例で

は、Active Directory にエラーが生じているために、Web 発注システム

というサービス全体に影響が及んでいることがわかります。このように、ある

システムにおいて障害が発生したような場合でも、ドリルダウンすることで

ひとめで根本原因を発見することができます。

Operations Manager 2007 は、各監視対象コンポーネントについて、

セキュリティ、パフォーマンス、可用性、構成などの観点からそのコンポー

ネントが正常に動作しているかどうかを監視しています。ここでは、可用性

についての問題があったことが示されています。ドリルダウンして詳細を確

認すると「DHCP クライアント サービス」に異常が発生していることがわかり

ます。この問題に関する概要や原因、解決策などの情報は、“製品ナレッジ”

として表示されます。システム管理者は、[製品ナレッジ]タブで提供された

情報を基に問題の解決を行います。

Operations Manager 2007 は、監視対象のサーバーに対して、サービス

の起動やスクリプトの実行などをリモートで実行することが可能です。これ

により、障害対応の際に遠隔地にあるサーバーのコンソールを直接操作

する必要がありません。ここでは「DHCP クライアント サービス」が停止し

ていることが問題ですので、タスク機能を利用してサービスを再開するこ

とで、問題を解決します。

先ほどエラーになっていたダイアグラム ビューをもう一度見てみます。

Active Directory、Web 発注システムともに  のエラー表示が消え、問

題が修復されていることがわかります。

POINT!ここが

ポイント

管理パックの対象となる Active Directory ドメイン コントローラや Exchange Server などがインストールされているサーバーを自動的に検出して設定を行いますので、監視項目の適用漏れなどの心配がありません。 POINT!

ここが

ポイント

マイクロソフト製品に問題の根本原因がある場合は、マイクロソフトの製品開発チームにより提供された “製品ナレッジ” に解決方法が表示されます。それに従って操作するだけで、専門知識のない方でも簡単に問題を解決することが可能です。

POINT!ここが

ポイント

Operations Manager 2007 では、「問題の発見」、「根本原因の特定」、「解決策の実行」という 3 ステップで問題の解決が可能です。

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レポート機能

可視化されたシステムのさまざまな状態を瞬時に把握!レポート機能

長期にわたるデータの分析でシステム状態の傾向がわかる!

System Center Operations Manager 2007

2221

Operations Manager 2007 では、あらかじめ各種レポートが用意されて

います。レポート画面は、オペレーション コンソールから参照可能です。ここ

では [レポート] メニューから [お気に入りのレポート] に登録したディスク

の空き容量に関するレポートを参照してみます。

パフォーマンス監視を行う場合、エンドユーザーに適切なサービスを提供で

きている平常時を基準値として、その基準値からどの程度外れているかを

監視する必要があります。しかし、システムにかかる負荷は曜日や時間帯に

よって変化するため、この基準値を決めることは容易ではありません。

Operations Manager 2007 では、動的なしきい値の設定を行うことが

できる「自己調整しきい値モニタ」が用意されています。自己調整しきい値モ

ニタでは、一定の期間(通常 1 週間)にわたってパフォーマンス カウンタの

値を収集し、その結果を基にしきい値を決定します。

可用性レポートでは、監視対象のコンポーネントやサービス全体の可用性を

グラフで表示します。システムの稼働率を視覚的に表現することができます

ので、十分なサービス レベルを提供しているかどうかを容易に把握するこ

とが可能です。

グラフを確認すると、ディスクの空き容量が徐々に少なくなっていることが

確認できます。

POINT!ここが

ポイント

レポート機能で提供される結果から、ハードディスクの増設やリプレースの時期を適切に判断するなど、リスクに対する事前の対策を施すことができます。

System Center Operations Manager 2007

コンプライアンスを徹底するためのログの収集、監査を効率化

コンプライアンスの徹底には膨大なログの収集と監査が必要!コンプライアンスの徹底には、ログの収集と監査を欠かすことができません。不正アクセスがないか、不正なユーザー登録はされていないかなど、さまざまな問題に対する監査をログ分析で行い、システムの適切な運用を実現する必要があります。しかし、膨大なログの収集、監査を手作業に頼っていては、時間とコストの増大という事態を招いてしまいます。ツールを活用して効率よくログの収集、監査を行うことが大切になります。

Operations Manager 2007 でログの収集、監査を効率化!Operations Manager 2007 には、ログの監査収集を行う「監査コレクション サービス」という機能が搭載されています。監査コレクション サービスは、監査対象となるコンピュータ上の Windows セキュリティ イベント ログを収集し、レポート機能を通じて分析を行うための機能を提供しています。大量のセキュリティ イベント ログ データの収集と分析を効率化し、コンプライアンスの徹底をサポートします。

収集したセキュリティ イベント ログをさまざまな角度から分析収集したセキュリティ イベント ログは付属のレポート機能を活用することにより、Windows へのログオン/ログオフ情報、Active Directory 上のユーザー アカウント操作、ファイルへのアクセスといった事象について、さまざまな角度から分析を行うことが可能です。また、監査ログ ソリューション パートナーより提供される、Operations Manager 2007 監査ログ レポート テンプレートを使用することで、「だれが」、「いつ」、「何を」、「どこから」、「どこへ」、「どうした」に基づいたレポートを提供できます。さらに、「特定の期間」、「特定のユーザー」、「キーワード」など、さまざまな条件で検索できるため、必要な情報だけに絞り込んだ監査レポートも、すばやく作成することが可能です。

Operations Manager 2007 監査ログ レポート テンプレートで表示可能な監査対象

 ● ファイル アクセスの監査 ● 印刷の監査 ● Active Directory 上の各種操作の監査 ● SQL Server の各種監査

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System Center Data Protection Manager 2007 System Center Data Protection Manager 2007

インストールおよび各種設定

簡単インストールでバックアップの準備を!バックアップ データからの回復

簡単な操作でバックアップ データから速やかに回復!

2423

まず Data Protection Manager 2007 をインストールします。インストー

ルは画面に従って行うだけなので簡単に完了します。次に前提条件のソフト

ウェアをインストールします。前提条件は自動的に判断され、必要なソフト

ウェアが提示されるので、それに従ってインストールするだけの操作で済み

ます。

保護対象のすべてのサーバーへのエージェントの展開は、プッシュ インス

トールで簡単に行うことができます。Data Protection Manager 2007

と同じドメインに含まれるサーバーが自動的に表示されるので、そこから保

護エージェントをインストールするサーバーを選択して[追加]をクリックす

るだけで、保護対象のサーバーを指定することが可能です。

Data Protection Manager 2007 ではテープを使ったデータの保護も

可能です。テープ装置が、Windows Server 2003 のデバイスとして OS

に認識されていれば、Data Protection Manager 2007 から利用するこ

とができます。

Data Protection Manager 2007 のインストールと、保護エージェント

のインストール、ディスク装置の接続、テープ装置の接続を行った後は、保

護グループの作成を行います。保護グループの作成は、保護するデータを

選択し、回復ポイントの作成スケジュール、データの保持期間などを、簡単な

ウィザードに沿って設定するだけで完了します。画面では、SQL Server の、

3 つのデータベースを同時に保護するように設定しています。

左のツリーには、回復できる内容として System State、

共有フォルダ、SharePoint Server、SQL Server、

Exchange Server のデータが表示されています。たとえ

ば、共有フォルダを選択すると、画面右下にはその下位の

フォルダやファイルが回復可能な項目として表示されま

す。また、ツリーをたどらずに、ファイル名、フォルダ名など

で検索することもできますので、スムーズに目的とする

データを探し出すことが可能です。

Data Protection Manager 2007 ではすべての操作がジョブとして実

行されます。エラーとなったジョブについては、右クリックして再試行を選択

することで、失敗した処理のみ再実行することが可能です。

POINT!ここが

ポイント

Data Protection Manager 2007 では「ディスク→ディスク」だけでなく、「ディスク→テープ」や、「ディスク→ディスク→テープ」のバックアップ シナリオもサポートしています。

POINT!ここが

ポイント

Windows PowerShell ベースのスクリプトで、作業をバッチジョブとして自動実行することも可能です。

Exchange Server のデータ回復Exchange Server は、ストレージ グ

ループ単位のバックアップを行い、デー

タベース、メールボックス単位で回復す

ることができます。データ保護の同期間

隔は、最短で 15 分に指定できるので、

画面のように 15 分間隔で回復可能な

保護データが作成されます。

Active Directory のデータ回復バックアップ対象の 1 つである System

State (システム状態) には、Active

Directory のデータベースが含まれて

います。Active Directory 上で誤って

消してしまったユーザー オブジェクトも

Data Protection Manager 2007 と

NT バックアップ を使って回復すること

ができます。

SharePoint Server のデータ回復ファーム単位のバックアップを行ってい

る中から、ファーム、データベース、サイ

ト、リスト、アイテム単位での回復が可能

となって います 。この 画 面 では

SharePoint Server のリストを回復して

います。

ここから選択

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System Center Data Protection Manager 2007

DPM System Recovery Tool

サーバー保護に便利なツール!

2625

Exchange Server/SharePoint Server への安心で確実なリモート アクセスを実現!ノート PC や Windows Mobile などの端末を使い、社外から電子メールにアクセスする環境は、今や常識といえます。しかし、業務は電子メールだけで済むものではありません。社内ポータルをはじめとする Web アプリケーションや、ファイル

サーバーへもリモート アクセスできなければ、そのためにわざわざオフィスに戻らなければなりません。一方、情報システム部門では、セキュリティ上のリスクを最小化し、エンドユーザーの要求を満たすソリューションを、早く、低コストで提供する必要があります。Intelligent Application Gateway 2007 は、これらのニーズを満たすアプライアンス サーバーです。

導入したその日から利用できる専用ハードウェアIntelligent Application Server 2007 は、専用のハードウェアとして提供されるため、OS やアプリケーションの導入が一切不要です。電源ケーブルとネットワーク ケーブルを接続し、認証ディレクトリと公開したい社内アプリケーションを選択するだけで、導入したその日から、ポータル画面を経由して、安全に社内アプリケーションを公開できます。しかも、クライアント端末は PC だけでなく、Windows Mobile もサポートしています。

Exchange Server、SharePoint Server だけでなく、他社製アプリケーションも公開Exchange Server、SharePoint Server、ファイル サーバーといったマイクロソフト製アプリケーションだけでなく、自社開発の独自アプリケーション、Lotus Notes、SAP Enterprise Portal などの他社製アプリケーションも SSL-VPN 技術で安全な公開が可能です。しかも、それぞれのアプリケーションを安全に公開するための設定テンプレートを標準で提供しています。

接続前にクライアントを検疫し、社内の Active Directory でシングル サインオンユーザー認証には、社内の Active Directory をそのまま利用できます。しかも、LDAP や Notes ディレクトリなど、サード パーティ製ディレクトリもサポート。接続時にはユーザー認証だけでなく、クライアント端末のセキュリティ リスクを検査し、リスクのある端末の接続を禁止します。たとえば、ウイルス チェック ソフトウェアのパターン ファイルのバージョンを検査し、最新バージョンでない場合は接続を禁止するというような設定が可能です。しかも、クライアントに必要なソフトウェアは、専用ポータルへアクセスした際に、自動的にダウンロードされるため、展開するための手間が不要です。

Intelligent Application Gateway 2007

DPM System Recovery Tool は、Data Protection Manager 2007

とは独立したツールとして提供されるもので、マスタ ブート レコードの損傷

など、OS が起動できない状態にあるサーバーを復旧 (Bare Metal Restore)

するためのツールです。稼働しているサーバーのディスク イメージを、オン

ラインのまま取得し、回復ポイントとして保存します。画面では、ディスク

イメージを取得するディスク ドライブを選択しています。

専用の Boot Client で起動したサーバーへ、任意の回復ポイントのディス

ク イメージを「Recovery Center」というツールから転送します。画面では、

Data Protection Manager 2007 の「記憶域プール」で利用されている

ドライブのディスク レイアウトが表示されています。この「Recovery Center」

から必要な設定を行えば、Boot Client で起動したサーバーへ、任意の回復

ポイントのディスクイメージの転送が行われ、OS を含めたシステムの復旧が

完了します。

「Recovery Center」から、System Recovery Tool で実行された作業

は、html 形式やテキスト形式のログで保存されます。このログから、「い

つ」、「誰が」、「どのシステムを回復したか」、などを確認することができます。

DPM System Recovery Tool で取得したディスク イメージ (任意の回復

ポイント) をサーバーへ復元する場合、まず、対象となるサーバーを専用の

Boot CD-ROM (Boot Client) で起動します。Boot CD-ROM は、DPM

System Recovery Tool から簡単に作成できます。画面は、Boot Client

でサーバーを起動した状態を示しています。画面中央に、「Waiting for

connection」と表示されていますが、DPM System Recovery Tool の

サーバーから、ディスク イメージが転送されるのを待っている状態であるこ

とが確認できます。

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2827

Forefront Server Security Forefront Server Security

インストール (マルチ スキャン エンジンの選択)

ウィザードに従いながらわずか 5 分未満でインストールが完了!コンテンツ フィルタリング

禁止キーワードを検出し、コンプライアンス対応を徹底!Forefront Server Security では、指定した語句を含む電子メールやドキュ

メントの検出を行うキーワード フィルタリングが可能です。ここでは個人情

報保護のために、禁止キーワードとして「氏名」、「住所」、「電話番号」、「生年

月日」の 4 つのキーワードがすべて含まれる場合、という条件を設定してい

ます。

禁止キーワードを含んだ電子メールが送信されると Forefront が検知し

て、警告を発生します。この警告は Operations Manager 2007 の画面

から確認できます。

アラートのプロパティではアラートの内容、詳細を確認できます。また [製品

ナレッジ] タブを参照することで、この問題の詳細な情報と解決方法を知る

ことが可能です。[組織ナレッジ] タブを開くと、組織の運用に合わせた

ナレッジを追加できます。たとえば、セキュリティ警告が発生した場合に、

どのようなプロセスで社内へ告知すべきかといった組織独自のマニュアル

を作成することができます。

POINT!ここが

ポイント

上記では目視による確認の方法でしたが、あらかじめアクションを設定してお

くことで、アラート発生時の処理を自動化することが可能です。画面の例では、

管理者に電子メールでアラートの発生を通知するアクションを設定しています。

Operations Manager 2007 の管理パックを活用すれば、他のシステム監視と同様に Forefront の警告についても Operations Manager 2007 で一元的に監視できるため、効率的な監視が可能です。

POINT!ここが

ポイント

禁止キーワード検出後の処理プロセスやアクションは、スクリプトを編集することにより自在に設定できます。キーワードごとに異なった処理プロセスを設定することにより、社内ポリシーに準じた柔軟な運用が実現します。

インストーラーを立ち上げウィザードに従って Forefront Server Security

をインストールしてください。インストールは、わずか 13 ステップで簡単に完

了します。画面は、Forefront Security for Exchange Server の例です。

Forefront Security for SharePoint も同様の手順でインストールできます。

最後にいくつかのサービスで再起動が必要になりますが、再起動は自動的

に行われますので、事前にサービスを停止するなどの手間が不要です。

またこの再起動の際は OS 自体を再起動する必要がないので、他の業務

アプリケーションを止めることなく、インストールの作業を進めることが可能

です。

最後に[完了]ボタンをクリックしてください。これでインストールが完了しま

した。Forefront Security for SharePoint も同様の手順でインストール

します。

インストール中に、ウイルス スキャン エンジンの選択画面が表示されます。

ここでは複数のウイルス スキャン エンジンから最高で 5 つのエンジンを選

択できます。Forefront Server Security では、最大 5 つの異なるスキャン

エンジンにより、ウィルス スキャンを行うことで、高検出率を実現します。

エンジンの変更はインストールが完了した後でも可能です。

POINT!ここが

ポイント

Forefront Server Security のインストールは、ウィザードに従いながら 13 ステップの手順を踏むだけで、わずか 5 分未満で完了することができます。

POINT!ここが

ポイント

利用可能な 8 つのウイルス対策エンジンは以下の通りです。● AhnLab ● Authentium ● Computer Associates

● Kaspersky Lab ● Microsoft ● Norman ● Sophos ● VirusBuster

複合のキーワードとして ● 氏名 ● 住所 ● 電話番号 ● 生年月日を設定。

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29 30

Forefront Server Security

ウイルス発見および駆除

ウイルス対策も Operations Manager から一元管理!Forefront Server Security の管理コンソール画面です。ここでウイルス

対策のさまざまな設定を行います。

 ● スキャン エンジンの選択

 ● スキャン エンジンの更新

 ● スキャン エンジンのパフォーマンス設定

 ● 通知機能の設定

 ● レポートの参照

SharePoint Server へウイルスに感染したファイルをアップロードしようと

すると、即座に SharePoint Server の画面で「ウイルスが発見されました」

と表示され、ファイルのアップロードが中断されます。SharePoint Server

はウイルスの感染から保護されるので、ユーザーは安心して利用することが

できます。

Operations Manager 2007 の管理パックを導入していれば、ウイルス

検出のアラートを Operations Manager 2007 の管理画面から参照でき

ます。左メニューから「アクティブなアラート」を選択すると、「ウイルス名」、

「検出したエンジン」、「検出した時間」、「解決方法」、「ウイルスへの対処

結果」などが表示されます。さらにアラートのプロパティでは、詳細の確認が

可能で、“製品ナレッジ” ではアラートの発生原因および推奨される対処

方法を知ることができます。

POINT!ここが

ポイント

アラートの機能は、Operations Manager 2007 の機能として提供されます。この点も Operations Manager 2007 を併せて利用することの大きなメリットになります。

高検出率を実現するマルチ スキャン エンジン!Forefront Server Security には、Kaspersky Labs、Computer Associates、Sophos、Microsoft など、グローバルなセキュリティ企業が提供する 8 つのウイルス対策エンジンが含まれており、最大 5 つのスキャン エンジンを同時に利用できます。ウイルス スキャンを異なるエンジンで複数回行いますので、高度なウイルス検出と保護が行われます。

中断することなくウイルスのスキャンを行い続けます!単一のウイルス対策エンジンの場合、そのエンジンがアップデートしている間は、スキャン機能が停止してしまいます。複数のエンジンを使用していれば、1 つのエンジンがアップデート中であったとしても、他のエンジンで継続スキャンが可能であるため、スキャン機能が中断されることがありません。

下記の表では、未知のウイルスが発見されてから定義ファイルが提供されるまでの時間を、テストの結果に基づいて緑、オレンジ、赤で表示しています。他社 A、B、C が提供する単一エンジンの製品では、定義ファイルの提供までに 5 時間より長い時間を要するケースが少なくありません。一方、3 つのエンジンを同時に稼働させた Forefront

の場合では、ほとんどのウイルスに対して 5 時間以内で定義ファイルを提供できていることがわかります。

Forefront Server Security

ウイルス検出時の処理は、あらかじめ設定された特定のイベントに自動対応

し、特定のプログラムを起動するタスクを実行します。タスクの状態は

Operations Manager 2007 から参照できます。処理の実行中、処理の完

了などのステータスが表示されるので、正常に駆除が行われたかどうかを確

認することができます。

利用可能な 8つのウイルス対策エンジン

● AhnLab ● Authentium ● Computer Associates ● Kaspersky Lab 

未知のウイルスの発見から定義ファイル提供までの時間

5 時間以下5 時間から 24 時間24 時間以上

情報ソース元:AV-Test.org 2007 (www.av-test.org)

オレンジ

● Microsoft

● Norman ● Sophos ● VirusBuster

WildList マルウェア名 Forefront Forefront Forefront A 社製品 B 社製品 C 社製品の 番号 セット 1 セット 2 セット 3

10/2006 Areses!Itw30 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

10/2006 Areses!Itw36 0.00 0.00 0.00 1598.78 0.00 0.00

10/2006 Areses!Itw37 0.00 0.00 0.00 0.00 52.30 175.45

10/2006 Areses!Itw41 0.00 0.00 0.00 0.00 13.15 194.35

10/2006 Mytob!Itw590 0.00 0.00 0.00 1332.17 0.00 0.00

10/2006 Rontokbro!Itw36 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 613.40

10/2006 Sdbot!Itw1809 0.00 0.00 0.00 9.97 166.07 270.39

10/2006 Sdbot!Itw1831 65.95 52.23 41.78 59.43 1.00 46.38

10/2006 Sdbot!Itw1847 56.54 56.54 204.79 416.27 29.92 85.32

10/2006 Stration!Itw101 0.00 0.00 0.00 93.88 23.46 96.85

10/2006 Stration!Itw102 0.00 0.00 0.00 26.00 28.05 30.83

10/2006 Stration!Itw42 0.92 0.92 0.92 3.72 3.12 7.05

10/2006 Stration!Itw43 2.00 2.00 2.00 4.80 4.20 8.13

10/2006 Stration!Itw44 0.00 0.00 0.00 5.60 2.00 7.58

10/2006 Stration!Itw45 0.00 0.00 0.00 3.55 2.00 7.58

10/2006 Stration!Itw46 0.00 0.00 0.00 2.75 2.20 6.78

10/2006 Stration!Itw47 0.00 0.00 0.00 3.72 3.12 7.05

10/2006 Stration!Itw60 0.00 0.00 0.00 0.00 4.64 6.32

11/2006 Rbot!Itw2090 0.00 0.00 0.00 1739.10 0.00 298.64

11/2006 Sdbot!Itw1814 0.00 0.00 0.00 1.00 0.00 0.00

11/2006 Sdbot!Itw1866 0.00 0.00 0.00 26.80 1.00 35.27

11/2006 Sdbot!Itw1867 0.00 0.00 0.00 14.00 12.84 23.14

11/2006 Sdbot!Itw1876 0.00 0.00 0.00 468.60 306.82 430.80

11/2006 Stration!Itw124 0.00 0.00 0.38 0.66 1.88 8.80

12/2006 Bagle!Itw137 0.00 0.00 0.00 4.01 0.00 13.83

12/2006 Bagle!Itw141 0.00 0.00 0.00 17.15 0.00 13.83

12/2006 Puce!Itw1 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.00

12/2006 Rbot!Itw2038 0.00 0.00 0.00 1026.27 0.00 0.00

12/2006 Sdbot!Itw1889 0.00 0.00 0.00 128.28 255.20 63.96