pat tmx v4 j - kikusuipat-tm/tmx 3...

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PART NO. Z1-005-670, IB025263 Dec. 2015 16 kWシステム PAT20-800TM/TMX PAT30-532TM/TMX PAT40-400TM/TMX PAT60-266TM/TMX PAT80-200TM/TMX PAT160-100TM/TMX PAT250-64TM/TMX PAT350-45.6TM/TMX PAT500-32TM/TMX PAT650-24.6TM/TMX PAT850-18.8TM/TMX 24 kWシステム PAT20-1200TM/TMX PAT30-798TM/TMX PAT40-600TM/TMX PAT60-399TM/TMX PAT80-300TM/TMX PAT160-150TM/TMX PAT250-96TM/TMX PAT350-68.4TM/TMX PAT500-48TM/TMX PAT650-36.9TM/TMX 32 kWシステム PAT20-1600TM/TMX PAT30-1064TM/TMX PAT40-800TM/TMX PAT60-532TM/TMX PAT80-400TM/TMX PAT160-200TM/TMX PAT250-128TM/TMX PAT350-91.2TM/TMX PAT500-64TM/TMX PAT650-49.2TM/TMX 40 kWシステム PAT20-2000TM/TMX PAT30-1330TM/TMX PAT40-1000TM/TMX PAT60-665TM/TMX PAT80-500TM/TMX PAT160-250TM/TMX PAT250-160TM/TMX PAT350-114TM/TMX PAT500-80TM/TMX PAT650-61.5TM/TMX PAT-TM/TMX セットアップガイド 直流安定化電源 スマートラックシステム 3 4 6 7 7 8 10 15 16 18 22 26 27

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PAT-TM/TMX 1

PART NO. Z1-005-670, IB025263Dec. 2015

16 kWシステムPAT20-800TM/TMX PAT30-532TM/TMXPAT40-400TM/TMX PAT60-266TM/TMXPAT80-200TM/TMX PAT160-100TM/TMXPAT250-64TM/TMX PAT350-45.6TM/TMXPAT500-32TM/TMX PAT650-24.6TM/TMXPAT850-18.8TM/TMX

24 kWシステムPAT20-1200TM/TMX PAT30-798TM/TMXPAT40-600TM/TMX PAT60-399TM/TMXPAT80-300TM/TMX PAT160-150TM/TMXPAT250-96TM/TMX PAT350-68.4TM/TMXPAT500-48TM/TMX PAT650-36.9TM/TMX

32 kWシステムPAT20-1600TM/TMX PAT30-1064TM/TMXPAT40-800TM/TMX PAT60-532TM/TMXPAT80-400TM/TMX PAT160-200TM/TMXPAT250-128TM/TMX PAT350-91.2TM/TMXPAT500-64TM/TMX PAT650-49.2TM/TMX

40 kWシステムPAT20-2000TM/TMX PAT30-1330TM/TMXPAT40-1000TM/TMX PAT60-665TM/TMXPAT80-500TM/TMX PAT160-250TM/TMXPAT250-160TM/TMX PAT350-114TM/TMXPAT500-80TM/TMX PAT650-61.5TM/TMX

PAT-TM/TMX

セットアップガイド直流安定化電源

スマートラックシステム

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ウェブサイト http://www.kikusui.co.jp

菊水電子工業株式会社本社・技術センター〒224-0023 横浜市都筑区東山田1-1-3

最新の取扱説明書を当社ウェブサイトのダウンロードサービスから入手できます。

保証

この製品は、菊水電子工業株式会社の厳密な試験・検査をへ

て、その性能は仕様を満足していることが確認され、お届け

されております。

当社製品は、お買上げ日より 2 年間に発生した故障について

は、無償で修理いたします。但し、次の場合には有償で修理

させて頂きます。

取扱説明書に対して誤ったご使用およびご使用上の不注意に

よる故障、損傷。

• 不適当な改造・調整・修理による故障および損傷。

• 天災・火災・そのほか外部要因による故障および損傷。

当社製品の故障に起因して生じた間接損害については責任を

負いません。

海外での故障発生時は当社営業所までご相談ください。

輸出

特定の役務または貨物の輸出は、外国為替および外国貿易法

の政令/省令で規制されており、当社製品もこの規制が適用

されます。

政令に非該当の場合でもその旨の書類を税関に提出する必要

があり、該当の場合には経済産業省で輸出許可を取得し、そ

の許可書を税関に提出する必要があります。

当社製品を輸出する場合には、事前に購入先または当社営業

所にご確認ください。

廃棄

使用済み製品は、各自治体の指示に従って、産業廃棄物とし

て廃棄してください。

修理

修理は、使用年数にかかわらず可能な限り対応します。補修

用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)が入

手困難な場合には、修理できないことがあります。詳細につ

いては、購入先、または当社営業所にお問い合わせください。

環境活動

弊社は 1995 年 12 月に ISO9001 を取得して、品質方針におい

て「環境への配慮」をうたい活動してきました。そしてより

積極的な環境活動に取り組むべく、2000 年 12 月に ISO14001

の認証を取得して、取り組みの基本体制を構築しました。そ

の枠組みを製品まで広げるために、2005 年には ISO14001:

2004 への移行を完了して、現在に至っています。

商標類

Microsoft、Windows、および Visual Basic は、米国

Microsoft Corporation の、米国およびその他の国における登録

商標または商標です。

本書に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標ま

たは登録商標です。

著作権・発行

取扱説明書の一部または全部の転載、複写は著作権者の許諾

が必要です。製品の仕様ならびに取扱説明書の内容は予告な

く変更することがあります。

© 2008

このたびは直流安定化電源、PAT-TM/TMX シリーズ " スマート

ラックシステム " をお買い上げいただきまして、まことにあり

がとうございます。

PAT-TM/TMX シリーズ " スマートラックシステム " の取扱説明

書は、以下のマニュアルで構成されます。

• セットアップガイド(本書)

PAT-TM/TMX シリーズ "スマートラックシステム "を初めて

ご使用になる方を対象に、本製品の設置から使用準備、電

源ケーブル、負荷線の配線およびコネクタの接続方法など

本製品が使用できる状態になるまでを記載しています。

• 製品の仕様(HTML)

PAT-TM/TMX シリーズの仕様を記載しています。

• ベース機種 PAT-T シリーズ ユーザーズマニュアル(PDF)

ベース機種 PAT-T シリーズの概要、各種設定、操作方法、保

守、使用上の注意事項などについて記載しています。

セットアップガイドをお読みになって、PAT-TM/TMXシリー

ズが使用できる状態になったあとは、機能を効果的にご利

用いただくために、本書をお読みください。

• クイックリファレンス

パネルの説明や操作方法を簡潔に説明しています。

• 安全のために

一般的な注意事項を記載しています。内容をご理解いただ

き、必ずお守りください。

• 通信インターフェースマニュアル(HTML、一部 PDF)

SCPIコマンドによるリモートコントロールについて記載し

ています。

パーソナルコンピュータを使用して直流安定化電源を制御

するための基礎知識を十分に有する方を対象に記載してい

ます。

コマンドのリストは PDF で提供しています。

取扱説明書は、PAT-TM/TMX シリーズ " スマートラックシステ

ム " を使用する方、または操作の指導をされる方を対象に制作

しています。電源に関する電気的知識(工業高校の電気系の

学科卒業程度)を有する方を前提に説明しています。

PDF と HTML は、付属の CD-ROM に収録されています。

PDF の閲覧には、Adobe Reader 6.0 以降が必要です。

HTML の閲覧には、Microsoft Internet Explorer 6.0 以降のブラ

ウザが必要です。

取扱説明書に乱丁、落丁などの不備がありましたら、お取り

替えいたします。取扱説明書を紛失または汚損した場合には、

新しい取扱説明書を有償でご提供いたします。どちらの場合

も購入先または当社営業所にご依頼ください。その際は、表

紙に記載されている「Part No.」をお知らせください。

取扱説明書の内容に関しては万全を期して作成いたしました

が、万一不審な点や誤り、記載漏れなどありましたら、当社

営業所にご連絡ください。

取扱説明書お読みになったあとは、いつでも見られるように

必ず保管してください。

取扱説明書について

Page 3: PAT TMX V4 J - KIKUSUIPAT-TM/TMX 3 製品が届いたら、付属品が正しく添付されているか、また本 体および付属品が輸送中に損傷を受けていないかを確認して

PAT-TM/TMX 3

製品が届いたら、付属品が正しく添付されているか、また本

体および付属品が輸送中に損傷を受けていないかを確認して

ください。

万一、損傷または不備がありましたら、購入先または当社営

業所にお問い合わせください。

本製品を輸送するときのために、梱包材を保管しておくこと

をお勧めします。

本製品を設置するにあたって、別冊の「安全のために」に記

載された「設置場所の注意」および「移動時の注意」事項を

お守りください。本製品に限定した内容は以下の通りです。

• 高温になる場所、直射日光の当たる場所を避けてください。

発熱・暖房器具の近く、および温度が急に変化する場所に

設置しないでください。

動作温度範囲:0 ℃~ +40 ℃

保存温度範囲:-25 ℃~ +70 ℃

• 湿度の高い場所を避けてください。

湯沸かし器、加湿器、水道の近くなど湿度の高い場所には

設置しないでください。

動作湿度範囲:20 %rh ~ 85 %rh (結露なし)

保存湿度範囲:90 %rh 以下(結露なし)

動作湿度範囲内でも結露する場合があります。その場合に

は、完全に乾くまで本製品を使用しないでください。

• 移動途中、一時的に本製品より離れる場合には、必ずキャ

スタロックおよびストッパーボルトを使用して本製品が動

かないようにしてください。

16 kW、24 kW システムの場合. . . . . . . . . .

32 kW、40 kW システムの場合. . . . . . . . . .

開梱時の点検

ピン 30個[84-49-0100]

ソケット 2個[84-49-0160]保護カバー

2組[84-49-0161]

J1/J2コネクタキット

出力端子用ねじセット(M10) 1000 A以上のシステム(8組) 1000 A未満のシステム(4組)

[M1-100-121] M10 X 30

[M5-101-008][M4-100-008]

[M3-112-059]

シャシ接続線セット(1組)

樹脂製スリーブ[Q1-500-106]

樹脂製スリーブセット(2組)

[ 91-80-6995]

重量物警告シール(1枚) 16 kWのシステム [A8-900-157] 24 kW以上のシステム [A8-900-158]

必要に応じて、本製品に貼り付けてください。

セットアップガイド(本書、1冊)

(1000 A未満のシステム)

[M5-101-008][M4-100-008]

[M1-100-123] M10 X 45(1000 A以上のシステム)

[M3-112-026]

*16 kWのシステムのみ

CD-ROM(1枚)

クイックリファレンス

安全のために(1冊)

設置場所の注意

キャスタロックがされている (ロックレバーは下)

ストッパーボルトが下がっている状態(ボルトを反時計方向に回します)

キャスタロックがされていない (ロックレバーは上)

ストッパーボルトが上がっている状態(ボルトを時計方向に回します)

キャスタロックがされていない (ロックレバーは上)

キャスタロックがされている (ロックレバーは下)

ストッパーボルトが上がっている状態(ボルトを時計方向に回します)

ストッパーボルトが下がっている状態(ボルトを反時計方向に回します)

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4 PAT-TM/TMX

本製品は、直流安定化電源 PAT-T(8 kW)シリーズの同一機

種をラックに組み込んだ並列運転のシステムです。並列運転

により出力電流を拡大できます。このシステムは、1 台をマス

タ機(主機)、ほかの同一機種をスレーブ機(従機)として構

成されており、マスタ機の操作によりシステム全体をコント

ロールできます。また RS232C(標準装備)、GPIB(工場オプ

ション)、USB(工場オプション)、LAN(工場オプション)な

どの各種インターフェースによるリモートコントロール、お

よび外部アナログ信号による外部コントロールも可能です。

本製品のバリエーションは、直流安定化電源 PAT-T(8 kW)シ

リーズの同一機種をベースに 2 台(16 kW)、3 台(24 kW)、

4 台(32 kW)、または 5 台(40 kW)の組み合わせがありま

す。( p. 5 )

• 本文中では、PAT-TM/TMX シリーズ " スマートラックシス

テム " をラックシステムまたは PAT-TM/TMX シリーズと呼

ぶことがあります。

• 本文中では、説明に次のマークを使用しています。

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡

または傷害を負う可能性が想定される内容を示します。

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、物的損害

の発生が想定される内容を示します。

知っておいていただきたいことを示しています。

用語や動作原理などの説明です。

詳細についての参照先を示しています。

付属の CD-ROM をドライブに挿入します。しばらくすると

トップ画面が表示されます。トップ画面が表示されない場合

には、Windows Explorer から CD-ROM を参照して、index.html

をダブルクリックするとトップ画面が起動します。

以下の内容が収録されています。

• IVI-COM ドライバ

• KI-VISA ドライバ

• セットアップガイド(PDF)

• ユーザーズマニュアル(PDF)

• 仕様(HTML)

• 通信インターフェースマニュアル(HTML)

• クイックリファレンス(PDF)

• オプション(PDF)

• 安全のために(PDF)

製品の概要

参照

本書の表記

警告

注意

参照

付属 CD-ROM の内容

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PAT-TM/TMX 5

1 システム構成

この章では、製品のシステム構成を説明します。

システム構成

各システムの出力電流は、ベース機種となる PAT-T シリーズ標準品単体の定格出力電流に並

列接続された台数を掛けたもので、 大 2 000 A まで拡張した組み合わせができます。本製

品には、ラックに組み込まれた各電源装置の入力電源を一括して管理する主電源ブレーカを装備したタイプ(PAT-TMX)と、ブレーカ無しのタイプ(PAT-TM)があります。

表 1-1 PAT-TM/TMX シリーズシステム構成一覧

システム構成 16 kW システム 24 kW システム 32 kW システム 40 kW システム

定格出力電圧 20.00 V

定格出力電流 800.0 A 1200 A 1600 A 2000 A

ベース機種PAT20-400T

PAT20-800TM PAT20-1200TM PAT20-1600TM PAT20-2000TM

PAT20-800TMX PAT20-1200TMX PAT20-1600TMX PAT20-2000TMX

定格出力電圧 30.00 V

定格出力電流 532.0 A 798 A 1064 A 1330 A

ベース機種PAT30-266T

PAT30-532TM PAT30-798 TM PAT30-1064TM PAT30-1330TM

PAT30-532TMX PAT30-798 TMX PAT30-1064TMX PAT30-1330TMX

定格出力電圧 40.00 V

定格出力電流 400 .0A 600.0 A 800.0 A 1000 A

ベース機種PAT40-200T

PAT40-400TM PAT40-600TM PAT40-800TM PAT40-1000TM

PAT40-400TMX PAT40-600TMX PAT40-800TMX PAT40-1000TMX

定格出力電圧 60.00 V

定格出力電流 266.0 A 399.0 A 532.0 A 665.0 A

ベース機種PAT60-133T

PAT60-266TM PAT60-399TM PAT60-532TM PAT60-665TM

PAT60-266TMX PAT60-399TMX PAT60-532TMX PAT60-665TMX

定格出力電圧 80.00 V

定格出力電流 200.0 A 300 A 400 A 500 A

ベース機種PAT80-100T

PAT80-200TM PAT80-300TM PAT80-400TM PAT80-500TM

PAT80-200TMX PAT80-300TMX PAT80-400TMX PAT80-500TMX

定格出力電圧 160.0 V

定格出力電流 100.0 A 150.0 A 200.0 A 250.0 A

ベース機種PAT160-50T

PAT160-100TM PAT160-150TM PAT160-200TM PAT160-250TM

PAT160-100TMX PAT160-150TMX PAT160-200TMX PAT160-250TMX

定格出力電圧 250.0 V

定格出力電流 64 A 96 A 128 A 160 A

ベース機種PAT250-32T

PAT250-64TM PAT250-96TM PAT250-128TM PAT250-160TM

PAT250-64TMX PAT250-96TMX PAT250-128TMX PAT250-160TMX

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6 PAT-TM/TMX

システム構成

前面パネル

図 1-1 PAT-TMX シリーズ(ブレーカ付き)システム構成 単位:mm

図 1-2 PAT-TM シリーズ(ブレーカなし)システム構成 単位:mm

システム構成 16 kW システム 24 kW システム 32 kW システム 40 kW システム

定格出力電圧 350.0 V

定格出力電流 45.6 A 68.4 A 91.2 A 114 A

ベース機種PAT350-22.8T

PAT350-45.6TM PAT350-68.4TM PAT350-91.2TM PAT350-114TM

PAT350-45.6TMX PAT350-68.4TMX PAT350-91.2TMX PAT350-114TMX

定格出力電圧 500.0 V

定格出力電流 32 A 48 A 64 A 80 A

ベース機種PAT500-16T

PAT500-32TM PAT500-48TM PAT500-64TM PAT500-80TM

PAT500-32MX PAT500-48TMX PAT500-64TMX PAT500-80TMX

定格出力電圧 650.0 V

定格出力電流 24.60 A 36.90 A 49.20 A 61.50 A

ベース機種PAT650-12.3T

PAT650-24.6TM PAT650-36.9TM PAT650-49.2TM PAT650-61.5TM

PAT650-24.6TMX PAT650-36.9TMX PAT650-49.2TMX PAT650-61.5TMX

定格出力電圧 850.0 V - - -

定格出力電流 18.8 A - - -

ベース機種PAT850-18.8T

PAT850-18.8TM - - -

PAT850-18.8TMX - - -

MA

X 7

05

MAX 445

MA

X 8

55

MAX 445

MA

X 1

075

MAX 445

MA

X 5

75

MAX 445

16 kW 24 kW 32 kW 40 kW

MA

X 5

55

MAX 445

MA

X 7

05

MAX 445

MA

X 8

35

MAX 445

MA

X 4

25

MAX 445

16 kW 24 kW 32 kW 40 kW

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PAT-TM/TMX 7

システム構成

後面パネル

図 1-3 PAT-TM/TMX シリーズシステム構成

製品各部の名称

図 1-4 PAT-TMX シリーズ 40 kW システムの例

PAT-TMXシリーズ(ブレーカ付き) 40 kWシステム

PAT-TMシリーズ(ブレーカなし) 24 kWシステム

スイッチ

スイッチ

キャスタ

キャスタロック

ストッパボルト

マスタ機

スレーブ機

(最上部の電源装置)

パワー

ブレーカ

機種名

   リアパネル(J1、 インターフェース ボードの接続時に外します。)

出力端子

AC入力端子台

センシング端子台

シリアル番号

p. 26 、p. 27 参照

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8 PAT-TM/TMX

2 使用準備

この章では、実際に製品を使用するまでを説明します。

電源ケーブルを接続する

本製品は IEC 規格過電圧カテゴリ II の機器(固定設備から供給されるエネルギー消費型機

器)です。

接続例

図 2-1 接続例

警告 感電の恐れがあります。

• 接続の前に配電盤のブレーカ(配電盤からの電源供給を遮断するスイッチ)をオフにしてください。

• 本製品は IEC規格Safety Class Iの機器(保護導体端子を備えた機器)です。感電防止のため

に必ず接地(アース)してください。

• 本製品の接地は、電気設備技術基準に基づくD種接地工事が施されている部分へ行わなけれ

ばなりません。

• 配電盤への接続は、必ず専門の技術者が行ってください。

• 本製品には電源ケーブルは付属していません。本製品は定格負荷時 ( 40 kWシステム)で最大

160 Aの電流が流れます。電源ケーブルは本製品の入力電流に対して十分な電流容量のケーブ

ルをご使用ください。ケーブルの許容電流については 16 ページの「 負荷用電線の電流容量」

を参照してください。

本製品のブレーカスイッチまたは各電源装置の POWER スイッチは、緊急時に AC 電源ラ

インから本製品を切り離すために使用できます。ブレーカスイッチまたは各電源装置のPOWER スイッチをいつでもオフできるようにブレーカスイッチまたは各電源装置の

POWER スイッチの周囲は十分な空間をあけてください。

給電設備(スター結線)

中性点 U

本製品

N(使用しません) G

V

W

U

V

W

U

V

W

中性点は接地してください。

給電設備(Δ結線) 本製品

G

U

V

W

200Vモデル:U-V間、V-W間、W-U間は 180V~ 250V

400Vモデル:U-V間、V-W間、W-U間は 360V~ 440V

U-V間、V-W間、W-U間は 180V~ 250V

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PAT-TM/TMX 9

電源ケーブルを接続する

接続手順

1 供給する AC 電源が本製品の公称入力定格を満たしていることを確認します。

入力できる電圧は、公称入力定格が AC200 V ~ AC240 V において AC180 V ~ AC250V の範囲で、400 V 入力モデルでは公称入力定格が AC400 V において AC360 V ~

AC440 V の範囲となります。周波数は 50 Hz または 60 Hz です。

2 PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズは各電源装置のPOWER スイッチをオフにします。

3 入力端子カバーを外します。

4 図 2-2 のように電源ケーブルを AC INPUT 端子台の U、V、W および (GND)に合わせて接続します。

図 2-2 PAT-TMX シリーズ 電源ケーブルの接続例

5 入力端子カバーを取り付けます。

図 2-3 PAT-TMX シリーズ 入力端子カバー取り付けの例

6 電源ケーブルの配電盤側に、配電盤の端子ねじに適合した圧着端子を取り付けます。

7 配電盤のブレーカをオフにします。

8 電源ケーブルを配電盤の U、V、W および (GND)に合わせて接続します。

必ず AC INPUT 端子台の GND 端子と配電盤の GND 端子を接続してください。

注意 故障の原因になります。

400 V 入力モデルは、各相接地間電圧( 図 の U-G 間、V-G 間、W-G 間の電圧)

が AC254 V より高い供給電源ラインでは使用しないでください。

W V U(GND)

入力端子ねじの穴系 16 kW ~ 32 kW システム : M8

ねじ

入力端子カバー

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10 PAT-TM/TMX

電源を投入する

電源をオンにする(PAT-TMX シリーズ)

PAT-TMX シリーズは、各電源装置の POWER スイッチはオンのままブレーカスイッチで電

源のオンオフができます。

1 電源ケーブルが正しく接続されていることを確認します。

2 本製品の各電源装置のPOWERスイッチがオンになっていることを確認します。

3 ブレーカスイッチのレバーを上げて、電源をオンにします。

本製品の周囲または内部で異常音、異臭、発火、発煙などが発生した場合には、レバーを下げてブレーカスイッチをオフしてください。

4 各電源装置の前面パネル表示部のファームウェアバージョンを確認します。

電圧表示部および電流表示部にファームウェアのバージョンが約1秒間表示されます。

ファームウェアバージョン表示後に、測定値表示になります。

製品の情報は、リモートコントロールの *IDN? コマンドでも確認できます。

マスタ機の機種名、シリアル番号、ファームウェアのバージョンが返されます。

ブレーカスイッチをオンにしたときに 大で突入電流が約 500 Amax(400 V 入力モデルは、

約 200 Amax)流れます(40 kW システムの場合 )。AC 電源ラインまたは配電盤の容量に十

分な余裕があることを確認してください。

注意 本製品は、コンフィグ設定によって、POWER スイッチをオンにしたときに、自動的に出

力がオンになるように設定できます。この設定がされていると、前回出力がオフの状態で終了してもオンで立ち上がります。異なる負荷を接続して OVP/OCP の設定を適正にしな

いまま、POWER オンと同時に出力がオンされた場合には、負荷を破損する恐れがありま

す。

EXTEXT

RMT

LOCK

PRESET A B C

A V

OUTPUT

ALARM

Versionを表しています ファームウェアバージョン

電源オン時のファームウェアバージョン(ver.3.00の例)

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PAT-TM/TMX 11

電源を投入する

電源をオンにする(PAT-TM シリーズ)

1 電源ケーブルが正しく接続されていることを確認します。

2 スレーブ機の POWER スイッチのレバーを上げて、電源をオンにします。

3 最上段にあるマスタ機のPOWERスイッチのレバーを上げて、電源をオンにします。

本製品の周囲または内部で異常音、異臭、発火、発煙などが発生した場合には、レバーを下げて POWER スイッチをオフしてください。

4 各電源装置の前面パネル表示部のファームウェアバージョンを確認します。

電圧表示部および電流表示部にファームウェアのバージョンが約1秒間表示されます。

ファームウェアバージョン表示後に、測定値表示になります。

製品の情報は、リモートコントロールの *IDN? コマンドでも確認できます。

マスタ機の機種名、シリアル番号、ファームウェアのバージョンが返されます。

各電源装置の POWER スイッチをオンにしたときに一台あたり約 100 Amax(400 V 入力モ

デルは、約 40 Amax)の突入電流が流れます。AC 電源ラインまたは配電盤の容量に十分な

余裕があることを確認してください。

スレーブ機

マスタ機

EXTEXT

RMT

LOCK

PRESET A B C

A V

OUTPUT

ALARM

Versionを表しています ファームウェアバージョン

電源オン時のファームウェアバージョン(ver.3.00の例)

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12 PAT-TM/TMX

電源を投入する

電源投入後にエラー表示がでたら

電源投入後、マスタ機前面パネルの表示部に表 2-1 に示すような文字を表示した場合には、

該当する対処方法に従ってください。対処しても改善されない場合には、当社営業所へお問い合わせください。

表 2-1 電源投入後のパネル表示

パネル表示 原因・対処

SYS1 ERR 本製品が故障している可能性があります。当社営業所へお問い合わせください。

SYS2 ERR校正が正常に終了してません。本製品が故障している可能性があります。当社営業所へお問い合わせください。

CLR ABCプリセットメモリ A、B、C が異常な値のため、工場出荷時の設定の値に戻しました。操作を続けるためには、パネルキーのどれかを押してください。

CLR SET電圧、電流の校正値が異常のため、工場出荷時の設定の値に戻しました。操作を続けるためには、パネルキーのどれかを押してください。

CLR CONFコンフィグで設定した内容が異常のため、工場出荷時の設定の値に戻しました。操作を続けるためには、パネルキーのどれかを押してください。

A V

A V

A V

A V

A V

工場出荷時の設定とは、本製品のシステムが構成されているベース機種単体の初期設定値をいいます。工場出荷時の設定に戻った場合、コンフィグ設定の ワンコントロール並列運

転時の台数設定(CF24)をシステムが構成されている台数に設定する必要があります。詳

しくはベース機種の取扱説明書「コンフィグ (CONFIG) 設定」を参照してください。

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PAT-TM/TMX 13

電源を投入する

電源をオフにする(PAT-TMX シリーズ)

PAT-TMX シリーズは、各電源装置の POWER スイッチはオンのままブレーカスイッチで電

源のオンオフができます。

1 ブレーカスイッチのレバーを下げて、電源をオフにします。

2 本製品の各電源装置の電源がオフになっていることを確認します。

但し、各電源装置の POWER スイッチはオンの位置にあることを確認します。

ブレーカスイッチをオフにした場合でも、前面パネル表示部に電源オフの表示が 10 ~ 15 秒

間表示されます。

本製品はブレーカスイッチをオフにする直前のパネル設定(出力のオン/オフを除く)を保存します。これらの項目は、前回ブレーカスイッチをオフにしたときの状態で立ち上がります。

設定を切り替えてからすぐにブレーカスイッチをオフにすると、 後の設定を記憶しない場合があります。

注意 ブレーカスイッチのオン/オフには、ファンが停止してから 10 秒以上(400 V 入力モデル

は 40 秒以上)の間隔をとってください。短い間隔でブレーカスイッチのオン/オフを繰

り返すと、突入電流制限回路の故障の原因になります。ブレーカスイッチや内部の入力ヒューズなどの寿命も短くします。

EXTEXT

RMT

LOCK

PRESET A B C

A V

OUTPUT

ALARMCV

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14 PAT-TM/TMX

電源を投入する

電源をオフにする(PAT-TM シリーズ)

1 スレーブ機の POWER スイッチのレバーを下げて、電源をオフにします。

2 最上段にあるマスタ機のPOWERスイッチのレバーを下げて、電源をオフにします。

3 すべての電源装置の電源がオフになっていることを確認します。

POWER スイッチをオフにした場合でも、前面パネル表示部に電源オフの表示が 10 ~ 15 秒

間表示されます。

本製品は各電源装置の POWER スイッチをオフにする直前のパネル設定(出力のオン/オフ

を除く)を保存します。これらの項目は、前回 POWER スイッチをオフにしたときの状態で

立ち上がります。

設定を切り替えてからすぐに POWER スイッチをオフにすると、 後の設定を記憶しない場

合があります。

電圧表示と電流表示

電圧/電流はマスタ機のみに表示されます。スレーブ機には表示されません。

マスタ機の電流表示部には並列接続されている台数分の合計した電流値が表示されます。電圧表示部は、マスタ機で 後に設定した電圧値がそのまま表示されます。

大出力電流値が 999.9 を超える場合には、 大電流表示は 9999 となります。

注意 各電源装置の POWER スイッチのオン/オフには、ファンが停止してから 10 秒以上(400

V 入力モデルは 40 秒以上)の間隔をとってください。短い間隔で POWER スイッチのオ

ン/オフを繰り返すと、突入電流制限回路の故障の原因になります。POWER スイッチや

内部の入力ヒューズなどの寿命も短くします。

スレーブ機

マスタ機

EXTEXT

RMT

LOCK

PRESET A B C

A V

OUTPUT

ALARMCV

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PAT-TM/TMX 15

3 負荷の接続

この章では、接続する負荷に対する考慮、負荷用電線、および、出力端子への接続方法について説明します。

負荷への考慮

以下のような負荷を接続した場合には、出力が不安定になるため注意してください。

ピークやパルス状の電流が流れる負荷

本製品は平均値指示のため、指示値は定電流設定値以下でもピーク値が定電流設定値を超えていることがあります。この場合には、本製品は瞬時定電流動作に入って出力電圧が低下します。ピークやパルス状の電流が流れる負荷に対しては、定電流の設定値を大きくするか、または

電流容量を増やす必要があります。

電源へ電流を逆流させる負荷

本製品は負荷からの逆電流を吸い込むことができません。電源へ電力を回生するような負荷(インバータ、コンバータ、変成器など)を接続した場合には、出力電圧が上昇して、出力が安定しなくなります。

このような負荷に対しては、図 3-3 のように逆電流をバイパスさせるための抵抗(RD)を接

続します。ただし、逆電流の 大値 Irp 分だけ負荷への電流容量が減少します。

図 3-3 電力回生負荷に対する対策

図 3-1 ピークがある負荷電流 図 3-2 パルス状の負荷電流

定電流設定値

電流計指示値(平均値)定電流設定値

電流計指示値(平均値)

IO

RDEO

本製品の等価回路

電力回生のある負荷

負荷

- +

0

逆電流

出力電流波形 -IO

+IO

Irp

RD[Ω] EO[V] Irp[A]RD: 逆電流バイパス用 ダミーロードEO: 出力電圧Irp: 逆電流の最大値

注意 • 抵抗 RD には十分な定格電力の抵抗を使用してください。

• 回路に対して不十分な定格電力の抵抗を使用すると、抵抗 RD を焼損します。

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16 PAT-TM/TMX

負荷用電線

エネルギーが蓄積された負荷

電池のようにエネルギーが蓄積された負荷を接続する場合には、負荷から本製品内部の回路へ電流が流れて、本製品を破損したり、電池の寿命を短くする可能性があります。このような負荷に対しては、図 3-4 のように本製品と負荷の間に逆電流防止用のダイオード

(DRP)を直列に接続します。

リモートセンシングとは併用できません。

図 3-4 エネルギーの蓄積された負荷に対する対策

負荷用電線

負荷用電線の電流容量

定格出力電流以上の電流容量があれば、負荷が短絡状態になっても、ケーブルは損傷しません。負荷用電線に使用するケーブルは、本製品の定格出力電流を流せる電流容量が必要です。

本製品 エネルギーの蓄積された負荷

DRP:逆電流防止ダイオードDRP

注意 • 負荷や本製品を保護するため、次の基準に適合する逆電流防止用ダイオード DRP を使用

してください。 逆方向電圧耐量が本製品の定格出力電圧の 2 倍以上

 順方向電流容量が本製品の定格出力電流の 3 ~ 10 倍

 損失の少ないもの

• 逆電流防止用ダイオード DRP の発熱を考慮してください。放熱が十分でないと、逆電流

防止用ダイオード DRP を焼損します。

警告 火災の原因となります。

• 負荷用電線は本製品の定格出力電流に対して十分な電流容量のケーブルを使用してください。

• 出力端子付近は高温になります。電線の被覆の耐熱温度が 85 ℃以上のものを使用してく

ださい。

感電の恐れがあります。

• 負荷用電線は本製品の対接地電圧以上の定格電圧のケーブルを使用してください。各モデルの対接地電圧については、付属の CD-R の「製品の仕様」を参照してください。

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PAT-TM/TMX 17

負荷用電線

電線の許容電流は絶縁体の最高許容温度に依存

電線の温度は電流による抵抗損失と周囲温度、および外部への熱抵抗によって決まります。周囲温度 30 ℃で空気中に横に張られた 高許容温度 60 ℃の耐熱ビニル線(単線)に流せる

電流容量を表 3-1 に示します。耐熱温度が低いビニル線を使用する場合、周囲温度が 30 ℃

以上になる場合、電線が束ねられて放熱が少ない場合には、電流容量を低減させる必要があります。

表 3-1 ケーブルの公称断面積と許容電流(参考)

ノイズ対策を考慮

同じ耐熱温度の電線を配線する場合には、電線間をできるだけ離して放熱をよくした方が多くの電流を流せます。ただし、負荷用電線の+(正)出力線と-(負)出力線を沿わせて、あるいは束ねて配線した方が不要なノイズに対して有利になります。表 3-1 に示した当社推

奨電流は、負荷用電線を束ねることを考慮して許容電流値を低減させた値です。配線の目安にしてください。

センシング機能の限界

電線には抵抗値があります。電線が長くなるほど、また電流が多くなるほど、線材の電圧降下が大きくなって、負荷端にかかる電圧が低くなります。本製品には、この電圧降下を片道約 0.6 V まで補償するセンシング機能があります。これ以上電圧降下が起きる場合には、よ

り断面積の大きい線材を使用してください。

公称断面積 [mm2] AWG(参考断面積)

[mm2]許容電流*1

[A](Ta = 30 ℃ )

*1. 電気設備技術基準 第 172 条(省令第 57 条)「低圧屋内配線の許容電流」より

当社推奨電流 [A]

2 14 (2.08) 27 10

3.5 12 (3.31) 37 -

5.5 10 (5.26) 49 20

8 8 (8.37) 61 30

14 6 (13.3) 88 50

22 4 (21.15) 115 80

30 2 (33.62) 139 -

38 1 (42.41) 162 100

50 1/0 (53.49) 190 -

60 2/0 (67.43) 217 -

80 3/0 (85.01) 257 200

100 4/0 (107.2) 298 -

125 - - 344 -

150 - - 395 300

200 - - 469 400

250 - - 556 -

325 - - 650 600

400 - - 745 -

500 - - 842 -

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18 PAT-TM/TMX

負荷線の接続(16 kW システム)

対象機種

1 PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズはスレーブ機、マ

スタ機の順に各電源装置の POWER スイッチをオフにします。

2 本体の後面パネルに装着している出力端子カバーを外します。

3 付属のシャシ接続線セットを使用して、シャシ端子を DC OUTPUT の-(負)端子または+(正)端子のどちらかへ接続します。

出力端子には付属のシャシ接続線を接続するための穴があいています。製品本体に装着されているねじと付属のねじを使用して接続します。

警告 感電の恐れがあります。

• 出力端子に触れるときは、PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズ

は各電源装置の POWER スイッチをオフにしてください。

• 負荷用電線を配線をしたときは、必ず出力端子カバーを取り付けてください。

PAT20-800TM/TMX PAT30-532TM/TMX PAT40-400TM/TMX

PAT60-266TM/TMX PAT80-200TM/TMX PAT160-100TM/TMX

PAT250-64TM/TMX PAT350-45.6TM/TMX PAT500-32TM/TMX

PAT650-24.6TM/TMX PAT850-18.8TM/TMX

出力端子カバー

ねじ

ねじ

シャシ接続線

ねじ(付属品)

ねじ(製品に装着)

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PAT-TM/TMX 19

負荷線の接続(16 kW システム)

4 負荷用電線およびセンシング線を付属の樹脂製スリーブに通します。

スリーブは使用する電線の太さに合わせて適切な位置で切って使用してください。

5 センシング線を接続します。

本製品は出荷時に、センシング端子にショートピース(2個)が装着されています。負荷端へセンシング線を接続する場合は、装着されているショートピースを外してセンシング線を接続してください。

以下の機種の接続方法

PAT20-800TM/TMX PAT30-532TM/TMX PAT40-400TM/TMX

PAT60-266TM/TMX PAT80-200TM/TMX PAT160-100TM/TMX

センシング線負荷線

樹脂製スリーブ

電線の太さに合わせてスリーブを切ります。

φ20ラインφ30ラインφ36ライン

φ10

φ20

φ30

φ36

φ10ライン

センシング線を接続します

センシング端子に装着されているショートピースを外します

ショートピース

センシング線

S- +S +SENSE

-

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20 PAT-TM/TMX

負荷線の接続(16 kW システム)

以下の機種の接続方法

6 負荷用電線に圧着端子を取り付けます。

出力端子には負荷用電線を接続するためのボルト用の穴が+(正)端子と-(負)端子にそれぞれ 2 箇所あいています。使用するボルトに合った圧着端子を取り付けてくださ

い。

PAT250-64TM/TMX PAT350-45.6TM/TMX PAT500-32TM/TMX

PAT650-24.6TM/TMX PAT850-18.8TM/TMX

センシング線を接続します

センシング端子に装着されているショートピースを外します

ショートピース

センシング線

DC OUTPUT0-160V 250A

--S

--

+S

+

SENSE

警告 感電、および内部回路を破損する恐れがあります。

• PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチがオンの状態で、また PAT-TM シリーズは各電源

装置の POWER スイッチがオンの状態でセンシング端子への配線は絶対にしないでくだ

さい。

• センシング線には、本製品の対接地電圧より高い定格電圧のケーブルを使用してください。むき出しになるシールド部分は、本製品の対接地電圧より高い耐電圧の絶縁チューブなどで保護してください。各モデルの対接地電圧については、付属の CD-R の「製品

の仕様」を参照してください。

• センシング端子は、本製品の-(負)出力端子とほぼ同じ電位になっています。

注意 センシング線が外れると、負荷端の出力電圧を安定化できなくなります。負荷端へセンシングをしない場合は、必ずセンシング端子にショートピース(2個)を装着してください。

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PAT-TM/TMX 21

負荷線の接続(16 kW システム)

7 出力端子に負荷用電線を接続します。

ボルトを負荷用電線の圧着端子と出力端子の穴に通してナットとスプリングワッシャで固定してください。負荷用電線は出力端子の左右どちらにも接続できます。

8 出力端子カバーおよびスリーブを取り付けます。

出力端子カバーおよびスリーブが動かないように、手順 2 で外したねじを使用して固

定してください。

ナット

スプリングワッシャ

圧着端子

出力端子

負荷用電線

ボルト

出力端子カバー

スリーブ

ねじ

ねじ

ねじ

注意 必要に応じて負荷端に数百 µF ~数万 µF の電解コンデンサを接続してください。

配線のインダクタンスと容量による位相推移が無視できなくなり、発振を起こすことがあります。電解コンデンサは発振を防止します。電解コンデンサの耐電圧は、定格出力電圧の 120 % 以上のものを使用してください。

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22 PAT-TM/TMX

負荷線の接続(24, 32, 40 kW システム)

対象機種 (24 kW システム )

(32 kW システム)

(40 kW システム)

1 PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズはスレーブ機、マ

スタ機の順に各電源装置の POWER スイッチをオフにします。

2 本体の後面パネルに装着している出力端子カバーを外します。

警告 感電の恐れがあります。

• 出力端子に触れるときは、PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズ

は各電源装置の POWER スイッチをオフにしてください。

• 負荷用電線を配線をしたときは、必ず出力端子カバーを取り付けてください。

PAT20-1200TM/TMX PAT30-798TM/TMX PAT40-600TM/TMX

PAT60-399TM/TMX PAT80-300TM/TMX PAT160-150TM/TMX

PAT250-96TM/TMX PAT350-68.4TM/TMX PAT500-48TM/TMX

PAT650-36.9TM/TMX

PAT20-1600TM/TMX PAT30-1064TM/TMX PAT40-800TM/TMX

PAT60-532TM/TMX PAT80-400TM/TMX PAT160-200TM/TMX

PAT250-128TM/TMX PAT350-91.2TM/TMX PAT500-64TM/TMX

PAT650-49.2TM/TMX

PAT20-2000TM/TMX PAT30-1330TM/TMX PAT40-1000TM/TMX

PAT60-665TM/TMX PAT80-500TM/TMX PAT160-250TM/TMX

PAT250-160TM/TMX PAT350-114TM/TMX PAT500-80TM/TMX

PAT650-61.5TM/TMX

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PAT-TM/TMX 23

負荷線の接続(24, 32, 40 kW システム)

3 付属のシャシ接続線セットを使用して、シャシ端子を DC OUTPUT の-(負)

端子または+(正)端子のどちらかへ接続します。

出力端子には付属のシャシ接続線を接続するための穴があいています。製品本体に装着されているねじと付属のねじを使用して接続します。

4 センシング線を接続します。

本製品は出荷時に、センシング端子にショートピース(2個)が装着されています。負荷端へセンシング線を接続する場合は、装着されているショートピースを外してセンシング線を接続してください。

以下の機種の接続方法

PAT20-1200TM/TMX PAT30-798TM/TMX PAT40-600TM/TMX

PAT60-399TM/TMX PAT80-300TM/TMX PAT160-150TM(X

PAT20-1600TM/TMX PAT30-1064TM/TMX PAT40-800TM/TMX

PAT60-532TM/TMX PAT80-400TM/TMX PAT160-200TM/TMX

PAT20-2000TM/TMX PAT30-1330TM/TMX PAT40-1000TM/TMX

PAT60-665TM/TMX PAT80-500TM/TMX PAT160-250TM/TMX

シャシ接続線

ねじ(付属品)

ねじ(製品に装着)

センシング線を接続します

センシング端子に装着されているショートピースを外します

ショートピース

センシング線

S- +S +SENSE

-

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24 PAT-TM/TMX

負荷線の接続(24, 32, 40 kW システム)

以下の機種の接続方法

5 負荷用電線に圧着端子を取り付けます。

出力端子には負荷用電線を接続するためのボルト用の穴が+(正)端子と-(負)端子にそれぞれ 2 箇所(1000 A 未満のシステム)または 4 箇所(1000 A 以上のシステム)あ

いています。使用するボルトに合った圧着端子を取り付けてください。

PAT250-96TM/TMX PAT350-68.4TM/TMX PAT500-48TM/TMX

PAT650-36.9TM/TMX

PAT250-128TM/TMX PAT350-91.2TM/TMX PAT500-64TM/TMX

PAT650-49.2TM/TMX

PAT250-160TM/TMX PAT350-114TM/TMX PAT500-80TM/TMX

PAT650-61.5TM/TMX

センシング線を接続します

センシング端子に装着されているショートピースを外します

ショートピース

センシング線

DC OUTPUT0-160V 250A

--S

--

+S

+

SENSE

警告 感電、および内部回路を破損する恐れがあります。

• PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチがオンの状態で、また PAT-TM シリーズは各電源

装置の POWER スイッチがオンの状態でセンシング端子への配線は絶対にしないでくだ

さい。

• センシング線には、本製品の対接地電圧より高い定格電圧のケーブルを使用してください。むき出しになるシールド部分は、本製品の対接地電圧より高い耐電圧の絶縁チューブなどで保護してください。各モデルの対接地電圧については、付属の CD-R の「製品

の仕様」を参照してください。

• センシング端子は、本製品の-(負)出力端子とほぼ同じ電位になっています。

注意 センシング線が外れると、負荷端の出力電圧を安定化できなくなります。負荷端へセンシングをしない場合は、必ずセンシング端子にショートピース(2個)を装着してください。

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PAT-TM/TMX 25

負荷線の接続(24, 32, 40 kW システム)

6 出力端子に負荷用電線を接続します。

ボルトを負荷用電線の圧着端子と出力端子の穴に通してナットとスプリングワッシャで固定してください。負荷用電線は出力端子の左右どちらにも接続できます。

7 出力端子カバーを取り付けます。

出力端子カバーが動かないように、手順 2 で外したねじを使用して固定してください。

ナット

ボルトスプリングワッシャ

圧着端子

負荷用電線

出力端子

1000 A 以

出力端子カバー

ねじ

注意 必要に応じて負荷端に数百 µF ~数万 µF の電解コンデンサを接続してください。

配線のインダクタンスと容量による位相推移が無視できなくなり、発振を起こすことがあります。電解コンデンサは発振を防止します。電解コンデンサの耐電圧は、定格出力電圧の 120 % 以上のものを使用してください。

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26 PAT-TM/TMX

4 コントロール用コネクタへの接続

この章では、J1 コネクタを使用した外部コントロールとインターフェースボード

( 工場オプション)を使用したリモートコントロールの接続について説明します。

J1 コネクタの接続

本製品ではマスタ機の後面パネルの J1 コネクタで外部コントロールができます。

外部コントロールの詳細および使用方法については、PAT シリーズの取扱説明書を参照して

ください。

1 PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズはスレーブ機、マス

タ機の順に各電源装置の POWER スイッチをオフにします。

2 本製品の後面最上部にあるパネルを外します。

マスタ機の後面パネルが見えます。

3 J1 コネクタに装着されている保護用ソケットを外します。

警告 感電の恐れがあります。

• 後面パネルを外す場合は、必ずブレーカスイッチ (PAT-TMX シリーズ)または、すべての

電源機器の POWER スイッチ (PAT-TM シリーズ)をオフにしてください。

• ブレーカスイッチがオンの状態または各電源装置がオンの状態で、本製品の後面パネルを外して、J1 コネクタへの配線は絶対にしないでください。

J1コネクタ

J2コネクタ

配線引出部分(後面パネルの左端の開いた部分)

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PAT-TM/TMX 27

インターフェースコネクタ(工場オプション)の接続

4 J1 コネクタへ配線をします。

J2 コネクタに接続されている並列運転ケーブルを外した場合には、J1 コネクタの配線

が完了したら必ず J2 コネクタのケーブルを元に戻してください。

5 手順 2 で外した後面パネルを本製品に取り付けます。このとき J1 コネクタに配線した電線はパネル左端にある開いた部分より引き出します。

インターフェースコネクタ(工場オプション)の接続

本製品は前面パネルからの操作以外に、インターフェース(工場オプション)によってリモート操作ができます。リモート操作をする場合には、マスタ機の後面パネルにあるインターフェースコネクタを使用します。リモートコントロールの詳細および使用方法については PAT シリーズの取扱説明書を参照してください。

1 PAT-TMX シリーズはブレーカスイッチを、PAT-TM シリーズはスレーブ機、マ

スタ機の順に各電源装置の POWER スイッチをオフにします。

2 本製品の後面最上部にあるパネルを外します。

マスタ機の後面パネルが見えます。

警告 感電の恐れがあります。

• 後面パネルを外す場合は、必ずブレーカスイッチ (PAT-TMX シリーズ)または、すべての

電源機器の POWER スイッチ (PAT-TM シリーズ)をオフにしてください。

• ブレーカスイッチがオンの状態または各電源装置がオンの状態で、本製品の後面パネルを外して、インターフェースコネクタへの配線は絶対にしないでください。

Page 28: PAT TMX V4 J - KIKUSUIPAT-TM/TMX 3 製品が届いたら、付属品が正しく添付されているか、また本 体および付属品が輸送中に損傷を受けていないかを確認して

28 PAT-TM/TMX

インターフェースコネクタ(工場オプション)の接続

3 使用するインターフェース(工場オプション)のコネクタへケーブルを接続します。

4 手順2 で外した後面パネルを本製品に取り付けます。このときインターフェースコネクタに接続したケーブルは、パネル左端にある開いた部分より引き出します。

RS232C コネクタ

配線引出部分(後面パネルの左端の開いた部分)

LAN USBインターフェースコネクタ(GPIBの例)