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PRESENTS MID SUMMER BALLET FESTIVAL II Supported by the Romanian Embassy in Japan STAGE DIRECTOR: 八木清一(NIKEステージワークス) STAGE LIGHTING: 山本高久 SOUND: 長柄篤弘

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Summer festival II - Valentino Dance center

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Page 1: Portafolio Luis Alfonso Ospina

PRESENTS

MID SUMMERBALLET FESTIVAL II

Supported by the Romanian Embassy in Japan

STAGE DIRECTOR: 八木清一(NIKEステージワークス)STAGE LIGHTING: 山本高久SOUND: 長柄篤弘

Page 2: Portafolio Luis Alfonso Ospina

STAGE DIRECTOR: 八木清一(NIKEステージワークス)STAGE LIGHTING: 山本高久SOUND: 長柄篤弘

ご来場の皆様

このたびはお忙しい中、「MID SUMMER BALLET FESTIVAL Ⅱ」 へお越しいただき、ありがとうございます。来日してからの14年間、私はたくさんの幸運な出会いに恵まれ、あらためて自分は幸せ者だと実感しています。私の生活を明るくしてくれた人々、コラボレーションを通して関係を深めた人々、インスピレーションを与えてくれた世界中のダンサーたち・・・。今回の公演は、その数々の中からダンサー、スタッフとして関わってくれた友人たちのおかげで成り立っています。

今回の公演にあたり、私の招待を寛大にも受け入れてくださったイレク・ムハメドフ氏に感謝します。彼は私にとって長年の憧れのダンサーであり、友人としても大切な存在です。ムハメドフ氏とパ・ドゥ・ドゥを踊るのは、現在ベルリンで活躍し日本でも注目されているバレリーナ、針山愛美さん。演目は、ムハメドフ氏の振付けで「エウゲニ・オネーギン」 です。

さらにお届けするのはルーマニアからのゲスト、シビウ・バレエシアターです。発足して間もないバレエ団ですが、現在国際的に活躍しており、日本人7名を含め世界中の才能を起用しています。日本での公演は今回が初めてになり、その場を私たちが主催できることをとても誇り高く感じています。来る10月より、私はシビウ・バレエシアターの芸術監督を務めることになりました。今回の公演を通して、遠く離れた2つの国、日本とルーマニアの関係はより近いものになるでしょう。

全幕のバレエとして、私のオリジナル・バージョン、「リーズの結婚」をお届けします。プリンシパル・ダンサーは宮崎たま子、アレクサンダー・ブベール、マキシム・グージェレフ、ジャン・ログレアと、才能に溢れています。

最後になりますが、今回の公演を支えてくださった八木清一さん、山本高久さん、長柄篤弘さんに大変感謝しています。川西晴子さん、八橋和美さん、タバタ、ルイス、毎回のお手伝いと援助、本当にありがとう。その他、私をいつも支持してくれる人々への感謝の気持ちを忘れることはありません。

私たちが自信を持ってお届けする「MID SUMMER BALLET FWSTIVAL Ⅱ」を、どうぞお楽しみください。

Valentin Bartes

MID SUMMERBALLET FESTIVAL II

PRESENTS

Page 3: Portafolio Luis Alfonso Ospina

ヴァレンティン・バルテスは'96年に来日してから活躍はめざましい。まず東京文化会館公演「バフチサライの泉」を振付けた。この公演ではヴァツラフとヌラリの2役を踊った。ほかに「くるみ割り人形」「コッペリア」「白鳥の湖」「ジゼル」そして「ラ・フィユ・マル・ガルデ」のほか「ワルプルギスの夜」、オペラと"共演"する「メサイア」「カルメン」などを振付けている。

茗荷谷駅から徒歩10分̶̶緑に囲まれた坂道を下った小石川に「ヴァレンティーノ・ダンスセンター」を開いたのは今から4年前の2005年。オープンクラスを開講してダンサーを育成する一方で1年に何回かの公演を開催してきた。海外での仕事も多い。この6月には日本人と現地のダンサーが共演する形式で「白鳥の湖」ハイライト版を上演するイタリア・ツアーを成功させ、この秋には「ラ・バヤデール」のハイライト版などを上演するルーマニア・ツアーに出かける。そのルーマニアでは今年2009年3月に国立バレエ学校に「ラ・フィユ・マル・ガルデ」を振付け、今年12月にはシビウ・バレエ・シアターに「くるみ割り人形」を振付けることが決まっている。

このところ1か月に1回のペースでヴァレンティーノ・ダンス・センターに足を運んでいる。クラス・レッスンも振付・リハーサルも"おおらかな雰囲気"が漂っている。スタジオが広く天井が高いことも一因だがヴァレンティン・バルテスの個性がそうさせているのだろう。

近くのカフェで雑談するのが習慣になった。「これからどう活躍していきたい?」とたずねるとすかさず「それは難しい質問だ」と答えた彼に、しばらく考えてから次のような答えが返ってきた。「バレエ団が作れるといいんだけど、メンバーにお金を払う余裕がないからね。活動基金援助もうけられないし・・・。しばらくはオーディション形式によるプロジェクトで国内公演と海外公演を続けるのがベストかな・・・」

Valentin Bartesルーマニア・クルージュに生まれる。1993年ルーマニア・クルージュ国立バレエ学校卒。父エミリアンからも指導を受け、在学中にルーマニア国立バレエコンクールの金賞を連続4回受賞。1993年からクルージュ国立バレエ劇場他、クロアチア、ザグレブ国立、スプリット国立バレエ劇場でプルミエールダンサーとして活躍する。'92年からN.Y.ウェストチェスター・バレエカンパニー のゲストダンサーも兼任。96年より日本に舞台を移し、フリーのダンサー、コリオグラファーとして活躍。2005年には、都内に”Valentino Dance Center”をオープン。優れたテクニックに加え、天性の表現力、際立った存在感を兼ね備え、王子からキャラクテールまで何でもこなすことのできるダンサーである。

VALENTINO DANCE CENTERMEMBER OF THE INTERNATIONAL DANCE COUNCIL CID - UNESCO

By Satoshi Teramura

Page 4: Portafolio Luis Alfonso Ospina

イレク・ムハメドフ現在ギリシャ国立バレエ団芸術監督を務める。ロシアのボリショイバレエ団、イギリスのロイヤルバレエ団でプリンシパル・ダンサーとして活躍するなど、バレエ界では一流の経歴を誇る。数々の賞の一例を挙げると、ベスト・ダンサー、ニジンスキー賞、イギリス・ダンサー・オブ・ザ・イヤー、エリザベス女王から大英帝国四等勲士授与、モスクワ・インターナショナル・バレエ・コンペティションにてグランド・プリを得るなど、優れた成功を収めている。

1981年にモスクワ・コンペティションにて好評を得たのをきっかけに、ボリショイバレエ団に入団。スパルタクスの役に抜擢され、80年代にはバレエ団の顔として国を代表するスターに。多数の言語に訳されたポスターには必ずムハメドフの写真が載り、世界中のバレエファンを魅了した。1991年にロンドンにてロイヤルバレエ団に入団。ケネス・マクミランの新しいスターとして、メイヤーリング、ウィンター・ドリームなど、マクミランの傑作にプリンシパルとして出演した。ダンサーだけでなく、振付師としても活躍している他、マスター・ティーチャーとして世界中のバレエスクールから招かれバレエ教師としても名が高い。2006年にギリシャ国立バレエ団芸術監督に就任。

1993年ボリショイバレエ学校留学、96年同校をトップで卒業。その後モスクワ音楽劇場バレエ団に入団。97年ドイツのエッセンバレエ団に入団。98年バレエインターナショナル(インディアナ)入団、イリーナ コルパコワに師事。99年クリーブランドサンホセバレエ団、2000年サンホセバレエ、2001年ボストンバレエ団に在籍。レニングラード国立バレエなどに招待され白鳥の湖やジゼルを主演。日本バレエコンクールシニアの部2位、モスクワ国際バレエコンクール特別賞、NY国際バレエコンクール日本人初の銅メダル、ジャクソン国際コンクール創設者賞(ロバート ジェフリー賞)パリ国際コンクール銀メダル受賞。(金メダル該当なし)04年よりベルリン国立バレエ団に入団。情熱大陸に出演。エスティ ローダーより21世紀に最も輝く女性を讃えるディファイニングビューティアワード第1回受賞者。2003年より出身地 吹田市 の国際交流大使を務める。隔年で夢コンサートを企画主催。チャコットのモデルやケンコーのモデルを勤めるほか日本各地で特別講師としても招かれている。

SPECIAL GUESTS

MID SUMMERBALLET FESTIVAL II

Page 5: Portafolio Luis Alfonso Ospina

武蔵野音楽大学で学び、ウィーンで巨匠バドゥラ・スコダに師事。国際コンクールの審査員、ヨーロッパ、ニューヨーク、中国各地で演奏会開催。ウィーンでは楽友協会主催のリサイタルをブラームスザールでひらく。ルーマニア政府より文化勲章を授与。富山ルーマニア友好協会理事長。著書に「望郷のバラード」「エネスク」「乾杯!ルーマニア」ほか。CDは「ロマンツア」「HOPE 」など。

オヴィディウ・ドラゴマン:1961年に生まれる。1980年ブカレストの振り付け専門高校を卒業。ノヴィ・サドのサラブ国立劇場でダンサーとして活動(1983~1987年)。またリュブリアナのスロヴェニア国立劇場でも活動(1987~1990年)。1997年からシビウ市文化の家の支配人に任命される。仕事は、施設の活動改善、シビウ市の文化活動における同施設の位置づけ、シビウ市の文化・スポーツ活動全体の調整、さらに文化活動の創造であった。2005年よりルーマニア地域文化協会副議長に任命される。開発戦略の策定、文化活動の調整、法的整備の活動を担当。2008年よりシビウ・バレー劇場の支配人。

リアナ・ヤンク:クルジュ振り付け専門高校のガブリエラ・タウブ・ダロアシュ教授のクラスを卒業。クルジュおよびティミショアラ市のルーマニア・オペラのプリマとして活動。また、クルジュ振り付け専門高校およびティミショアラ演劇学部およびサラエボ(ボスニア)演劇学部の教授を勤める。ティミショアラ、サラエボ、ソヴィ・サド(セルビア)のオペラのバレー・マイスターとして教育活動を行う。演劇、オペラ、バレーの振付師として活躍。外国公演としてイタリア、フランス、オランダ、スペイン、ロシア、クロアチア、ドイツ、スロヴァキア、ハンガリー、チェコ、スロヴェニアなど多数に参加。

ルーマニア出身。ブカレストの国立音楽院卒業。ブカレストのシンフォニクオーケストラ“アダージオ”の第一ヴァイオリン奏者。ルーマニア・ポップミューシックグループ“Klippa”のヴォーカルとピアノを務めた。プラハの国立音楽フェステイバル“チェシュキークルムロウ”にて1位。東京で“UNISON BOX”からCDをリリース。2000年に~東京に住み、ヴァイオリニストとして活動する他、現在はジュエリーデサイナーとしても成功を修めている。早稲田大学でヴァイオリンと室内楽の講師を務める。

Ovidiu DragomanDirector of the SibiuBallet TheaterRomania

Liana IancuChoreographer of

the Sibiu Ballet TheaterRomania

シビウバレエシアター, ルーマニア”オリジナルルーマニアンバレエ”

SPECIAL GUESTS

Aura Virginia Chiculescuアウラ・ヴィルジニア・キルクレスコ

Shoko Takeuchi Pianist

竹内 祥子 ピアニスト

Page 6: Portafolio Luis Alfonso Ospina

Performers:SPECIAL GUESTS

Dan Haja Horea Taliha

Alexandra Nicoara Laura Cristea

Aleisha Gardner Isabela Buluca

Cristina Babalac

ハジャ・ヴァシレ・ダン:2008年クルジュ「オクタヴィアン・ストロイア」振り付け・芸術高校の振付け科卒業。クルジュ・ナポカ市オペラで活動。またクルジュ国立劇場に勤務。全国振り付けオリンピックに参加。クラッシク・ダンス、モダン・ダンスそれぞれで一等賞を獲得。

アレイシャ・ガルドネル:1987年10月6日生まれ。2007年、バレー国立学校を卒業。メルボルンで「カルメン」を踊る(2007年)。またベンディゴ・ダンス・フェスティバルに2005年、2007年と招待される。また、ウイリアムズタウンのフェスティバル、ヴィクトリア・ナショナル・ギャラリー、キャッスルマインのフェスティバルおよびウォールナムのフェスティバルに参加する。

ラウラ・クリステア:2007年クルジュ「オクタヴィアン・ストロイア」振り付け・芸術高校の振付け科卒業。2005年9月から2007年7月までロンドンのイギリス国立バレー学校で学ぶ。2007年9月から2008年7月までロンドンのランバート・バレーおよびコンテンポラリー・ダンス学校で学ぶ。ロンドン、ウィーン、リンツおよびクルジュ・ナポカ・ハンガリー・オペラなどと多く仕事をする。

ニコアラ・ルス・アレクサンドラ:2007年クルジュ「オクタヴィアン・ストロイア」振り付け・芸術高校の振付け科卒業。2007年から2009年までクルジュ・ナポカ・ルーマニア国立オペラのバレリーナとして活動。2005年、振り付け全国オリンピックのコンスタンツァ市の競技で佳作となる。また2007年、振り付け全国オリンピックのクルジュ・ナポカ市の競技で佳作となる。2008年、クラッシクおよびコンテンポラリー・ダンス国際コンクール(シビウ)のジュニア部門で第二位となる。

タリハ・ホレア:2008年クルジュ「オクタヴィアン・ストロイア」振り付け・芸術高校のクラッシク・ダンス科卒業。クルジュ・ナポカ・ルーマニア・オペラおよびクルジュ・ナポカ・ハンガリー・オペラで活動。2007年シビウで開かれた「アクム・バレー」ダンス・フェスティバルに参加。

ブルカ・イザベラ・ガブリエラ:2008年クルジュ「オクタヴィアン・ストロイア」振り付け・芸術高校の振付け科卒業。クルジュ・ナポカ・ハンガリー・オペラと多数の仕事をする。2007年、振り付け全国オリンピック(クルジュ・ナポカ市)の協力者として参加証を取得。2008年、振り付け全国オリンピック(クルジュ・ナポカ市)で審査委員特別賞を受賞。

ババラク・クリスティーナ:2008年ブカレスト「フロリナ・カプサリ」振り付け専門高校を卒業。2007年クルジュ・ナポカ市で拓かれた振り付け全国オリンピックのコンテンポラリー・ダンス部門で第二位を獲得。「ジジ・カチュレアヌ・ルーマニア・ダンス・カンパニー」のバレリーナとして活動。

Page 7: Portafolio Luis Alfonso Ospina

神奈川県出身1994年、三留バレエに入所。三留雅子に師事。2004年、日本バレエ協会神奈川ブロックヤングフェスティバル「卒業舞踏会」より無窮動ソリスト。多恵クラシックバレエスクールにて沼田多恵、ヒカバレエアカデミー 比嘉正に師事。2005年、第8回NBAバレエコンクール 6-4位、ローザンヌ国際バレエコンクール クォーターファイナリスト、オールジャパンバレエユニオン優秀賞、第3回バレエコンクールin 横浜 入賞2位。9月、オランダのハーグ王立コンセルヴァトワール バレエ科 留学2007年8月、ドイツ・ドルトムント州立バレエ 入団、「白鳥の湖」でパ・ド・カトル、四羽の白鳥、「ロミオとジュリエット」「メイン・バッハ」「フーケアーズ」などを踊る。2008年5月、ルーマニアのシビウ国際ダンスコンクール 金賞、8月、ルーマニア シビウバレエ団 ソリストとして入団。10月ドルトムント州立バレエのプラハ・ブルノツアーにゲスト出演、「フーケアーズ」を踊る他出演多数。2009年SIBIU BALLET THEATER ROMANIAに入団。甘糟 玲奈

6歳よりバレエを始める。1993年小野正子バレエスタジオ入所。1995年~96年 青山円形劇場ファミリーオペレッタ,96年~97年「青山バレエフェステイバル」オープニング作品に出演。1997年熊川哲也主演映画「F」に出演。1998年冬期長野パラリンピック開会式にて神田うのと主演。熊川哲也プロデュースMade in London’98ツアーに参加。2004年文化庁舞台芸術国際フェステイバルにおける日韓合同バレエ公演、「眠れる森の美女」にて、パ・ド・シス、パ・ド・カトルを踊る。2005年神奈川県芸術舞踊協会主催モダン&バレエにて「くるみ割り人形」雪のソリスト 。2006年日本バレエ協会主催、全国合同バレエの夕べ「コペリア・デイヴエルデイスアン」スワニルダ、2007年静岡にて堤俊作氏が監督・指揮を務めるニューイアーコンサート、日本バレエ協会参加公演、都民芸術フェステイバル「ジセル」ミネルタなど。文化庁・日本バレエ協会主催「本物のバレエ舞台体験事業」における学校公演にてのソリストとしても活躍する。2009年SIBIU BALLET THEATER ROMANIAに入団。

粕谷 麻美

1987年センダ・ヒロコバレエ研究所にてクラシックバレエを始める。2002年3月~2005年1月 St. Petersburg Mussorgski State Academi Opera and Ballet Theater (レニングラード国立バレエ)Russia にて研修。2005年2月 Tokyo International Ballet Company 2008年9月 Brasor Opera Theater Romania 入団2009年2月 SIBIU BALLET THEATER ROMANIA入団。

梶本 苑子

4歳より大園バレエスタジオにてクラシックバレエを始める。大園芳子・大園エリカに師事、発表会・公演でソリストを踊る。NBAバレエ団入団 研究生として舞台に参加。2007年 フリーとなりVALENTINO DANCE CENTERの公演に参加。2009年 2月 SIBIU BALLET THEATER ROMANIAに入団。

市川 忍

4歳より長野の白鳥バレエ学園にてバレエを始め、塚田たまゑ・塚田みほりに師事 2007~ Vienna State Opera Ballet school に留学、Valentin Onoschkoに師事 2009~ SIBIU BALLET THEATER ROMANIA入団。

関 悠希

2007年~2008年 サンフランシスコバレエスクール(カリフォルニア、アメリカ)Parrish Maynard, Jorge Esquivel, Jean-Yves Esquerreに師事2006年~2007年 キーロフアカデミーオブバレエ(ワシントンDC、アメリカ)Anatoli Kucheruk, Jacqueline Akhmedovaに師事2005年~2006年金田こうのバレエアカデミー(東京)1994年~2005年 松山バレエ学校(東京)清水哲太郎、森下洋子、山川晶子、鈴木正彦らに学ぶ2000年~2005年松山バレエ学校サマープログラム2007年テキサスバレエシアタースクール、サンフランシスコバレエスクールにて学ぶ

沖田 貴士

越 めぐみ

2004年~2008年  ロシア国立ワガノワバレエアカデミー留学2001年~2004年  インターナショナルダンススクール所属1991年~2001年  奥山涼司嘉子バレエアート所属2009年 SIBIU BALLET THEATER ROMANIAに入団。

Page 8: Portafolio Luis Alfonso Ospina

ジャン・ログレア1965~74年 ルーマニア・クルージュ・ナポカ国立バレエ団プリンシパル。1975~83年 オーストリア・グラーツ・オペラハウス、プリンシパル。1983年 ~アメリカNYウエストチェスターバレエ団芸術監督。

セルゲイ・サボチェンコウクライナ生まれ。モスクワ・ボリショイ・アカデミー(通称ボリショイバレエ学校)にてピョートル・ペストフに師事、卒業後オデッサ、モスクワ、オーストリア、ドイツ・ハノーバ州立劇場等にてプリンシパル・ダンサーとして活躍。ヨーロッパ各国はじめメキシコ、ボリビア、日本等数々の国際的なガラコンサート等にも招待され出演。’95年パリ、’96年ヘルシンキ、’97年ブタペスト・ヌレエフ、各国際バレエコンクールファイナリリスト2002年より、活躍の場を日本に移し、NBAバレエ団プリンシパルとして活躍。在団中はすべての公演に主演、ダンス・ノーブルという名にふさわしい、安定したテクニックとサポート、美しい立ち振る舞いで多くのファンを魅了した。2008年、同バレエ団退団。現在フリーとして活躍中。近年はダンサーとしてだけではなく、振付家として、また教師としても日本全国から招待され、そのユーモアあふれるアイディアや、後進を育てる情熱、正確な指導法が高く評価されている。

グリゴリー・クルコフスキーベラルーシ共和国ミンスク市出身1985年 ベラルーシ共和国国立バレエ学校入学1993年 同バレエ学校卒業 ウクライナ国立ドニェプロペトロフスクオペラバレエ劇場入団1994年 ロシア国立プーシキン記念アカデミーオペラバレエ劇場入団1997年 ベラルーシ共和国国立アカデミー音楽劇場入団

現在ベラルーシ共和国国立アカデミー音楽劇場のソリストダンサーとして活躍する一方、同劇場のオペレッタ公演に契約出演し歌、芝居、踊りの全てをこなし、歌役者としても活躍している。主なレパートリーに「胡桃割り人形」王子、「ジゼル」アルブレヒト、「眠れる森の美女」王子、「シェヘラザード」シンドバッド、「ドン・キホーテ」バジル、「バフチサライの泉」ヌラリ等。

アレクサンドル・ブーベル2001年 ベラルーシ国立バレエ学校を卒業 同年ベラルーシ国立バレエ団 ソリストとして入団2003年 プリンシパルに昇格2005年 期待される若者に送られる大統領賞を受賞2006年 K-balletカンパニーソリストとして入団2009年 K-balletを退団し、現在フリーダンサーとして活躍中 インターナショナルコンクール "カザン" にてファイナリスト ディプロマ(2001年)フィリップモリス デビュー賞(2003年 )インターナショナルコンクール "ヴァルナ" にて審査員特別賞およびファイナリスト ディプロマ(2004年 )世界モダン&バレエコンクール 金賞(2005年 ) インターナショナルコンクール "ジャクソン" アメリカ にてファイナリスト ディプロマ(2006年)など、数々の受賞歴をもつ。

宮崎 たま子

5歳でバレエを始める。大塚礼子バレエスタジオ、青山美知子バレエスタジオ、金田・こうのバレエアカデミーを経てミラノ・スカラ座バレエ学校にスカラシップを得て留学。2008年6月にディプロマを取得し卒業。学校公演やツアーでは主役、ソリストを踊る。現在、クラシックバレエ以外にも様々なジャンルの振付家やダンサーに認められ活躍中。2008年ミュージカル"On The Town"のオーディションでアダム・クーパーに選ばれる。2009年9月からワシントンバレエスタジオカンパニーに入団する。

マキシム・グージェレフ(NBAバレエ団/M&R Studio主宰)ベラルーシ国立ミンスクボリショイバレエ団入団。ワレンチン・ニコラエビッチ・エリザベス芸術監督の下、クラシックバレエ、創作バレエを踊る。2002年来日、石川類子とともにM&R Studioを立ち上げる。クラシックバレエだけでなく創作バレエ、キャラクテールダンス、振付などに幅広く活躍中。

GUESTS

Alexander Buber

宮崎 たま子

Maxim Guzelev

Grigory Krukovski

Jan Logrea

Sergey Savochenko

Page 9: Portafolio Luis Alfonso Ospina

江川明、水野貴永子を両親に舞踊教育をうける。1992年より日本バレエ協会公演に出演。「ヤングバレエフェスティバル」、「ジゼル」、「ドン・キホーテ」、「眠れぬ森の美女」、「二羽の鳩」、等に出演。「卒業舞踏会」でフェッテガールを踊る。東京バレエセンター公演で江川明の作品を多々踊る。佐多達枝バレエ団公演、OFC主宰「カミナブラーナ」、「第九」等に出演。1997年度文化庁在外研修員(2年間研修)に選ばれ、米国ボストン及び同バレエ学校において研修をつむ。タチアナ・レガット、ローラ・ヤング・プリンシパル、アンヌ・マリー・ホームズに師事。バレエ団公演に多数参加。研修中にコンテンポラリー振付家であるレベッカ・ライスの要請で彼女の作品を踊り、好評を得る。同時期をタチアナ・レッガトよりワガノワメソッドの基礎教育方法を学ぶ。昨年「サンクトペテルブルク建都300周年記念」の行事に日本代表の1つとして「バレエ団シャンブルウエスト」と同行し、ロシア各地を1ヶ月に渡り公演するなど、幅広く研修をつむ。

江川 マヤ

大久保 真貴子

6歳よりバレエをはじめる。友田優子、塚田たまゑ、山崎敬子、外崎芳明らに師事。1984~89年、松山バレエ団に在籍し、国内外の公演に出演。1998年 レニングラードバレエ公演にて白鳥の湖のPas de toriを踊る。1999年 サイトウキネンフェスティバル、オペラ・ファウストの劫罰に出演。2005 年 日本バレエ協会主催バレエフェスティバルにて深川秀夫作品の準主役を踊る。

Valeri Gusev

ワレリー・グーセフ(NBA バレエ団)ウズベキスタン共和国タシュケント市国立バレエ学校を優秀な成績で卒業。ロシア共和国国立アカデミー・プ―シキン記念オペラ劇場入団。同バレエ団の全ての作品に出演、同バレエ団の海外公演に数多く出演、国際派舞踊家として活躍。2002年NBAバレエ団入団、現在に至る。

北海道生まれ、12歳からバレエを始める。久富淑子に師事。2006年 北海道バレエコンクール シニアの部 入賞3位 2007年 K‐バレエカンパニーへアパレンティスとして所属、同年12月アーティストへ昇格。 2009年 退団 現在フリーとして活動

石黒善大

北海道生まれ。1999年、こうべ全国洋舞コンクール ジュニアの部第2位入賞。カナダ・ナショナル・バレエスクールに留学。2000年、カナダ国立バレエ団に準団員として入団。2001年、ロンドン・スタジオセンターにてバランシン振付『スターズ・アンド・ストライプス』に出演。2002年9月よりKバレエカンパニーに所属。2005年9月ソリスト、2006年9月ファースト・ソリスト、2008年8月プリンシパルに昇格。主な出演作は、『ドン・キホーテ』バジル、『海賊』コンラッド/ランケデム、『くるみ割り人形』くるみ割り人形/王子、『ジゼル』アルブレヒト、『白鳥の湖』王子/パ・ド・トロワ、『眠れる森の美女』宝石/狼、『コッペリア』、マクミラン振付『三人姉妹』トゥーゼンバフ、アシュトン振付『二羽の鳩』主演、『ラプソディ』主演、『シンフォニック・ヴァリエーション』、熊川振付『パッシング・ヴォイス』主演、『ベー> トーヴェン第九』主演など。2009年3月Kバレエカンパニーを退団。現在フリーとして活動中

輪島拓也

北海道生まれ。1999年、こうべ全国洋舞コンクール ジュニアの部第2位入賞。2000年、カナダ国立バレエ団に準団員として入団。2002年9月よりKバレエカンパニーに所属。2005年9月ソリスト、2006年9月ファースト・ソリスト、2008年8月プリンシパルに昇格。2009年3月Kバレエカンパニーを退団。現在フリーとして活動中。

輪島拓也

幼少より相原房江に師事チャイコスキー記念東京バレエ団バレエ学校にてアマベ・チエに学ぶ。1986年より山路瑠美子バレエ研究所に所属。ソリストとして数々の舞台に出演。1993年よりステージバレエアカデミー主亭。

津守美江

黒瀬 まり子

10歳よりバレエを始める。大竹みか、安達哲治、高木俊徳らに師事。1999年~2000年 ムソルグスキー記念レニングラードバレエ団研修へ。帰国後フリーのダンサーとして数々の舞台に出演2007年Valentino Dance Center第一回公演に参加、同年6月ルーマニア公演にてドンキ・ホーテより、グランパド・ドゥを踊る。現在、岩田バレエスクールの教師を務めながらダンサーとしても活躍の場を広げている。

Page 10: Portafolio Luis Alfonso Ospina

7歳の時に東京バレエクリエーションでバレエを始める。1991年に熊本バレエ研究所に入所。熊本バレエ劇場『くるみ割り人形』や『眠りの森の美女』などで主役を踊る。2001年、文化庁国内研修員でインターシップを受け、東京シティバレエ団で一年間研修する。2002年同バレエ団に入団し、翌年2003年『くるみ割り人形』で金平糖の女王に抜擢される。その後、『真夏の夜の夢』のヘレナ、『コッペリア』でスワニルダを踊る。最近では、クラシック奏者とのコラボレーションなど振り付けを手掛けたり、CMに出演したりと活躍の場を広げている。上山 千奈

1993年矢沢バレエスクール入所国際ユースバレエ交流プログラムカナダ公演(2000バンクーバー)、横浜開港150周年記念"Dancing 4 Aids Orphans('07)、Ballet Festival in Sibiu ルーマニア公演('08), フェアリーバレエ公演『くるみ割り人形』-クララ役('08)、日本バレエ協会ヤングバレエフェスティバル、『卒業舞踏会』-フェッテガール役('09)、Valentino Dance Center 『Carmen』('09),第33回全国合同バレエの夕べ『Proud-彼女たちの誇り-』等に出演。第2回 NIPPON D.A.T.E. クラシックバレエコンペティション MIYAGI シニア部門 第6位、同 伊達賞 受賞('07), Yourth America Grand Prix New York Final Juniorの部スカラーシップ・アワード受賞(American Academy of Ballet), 及びグリシコモデルリサーチ('01),インターナショナル バレエアワード2003 アレジビリティ賞('03),American Ballet Theater Summer Intensive (CA)('04), 同New York ('05)参加,

武田 沙羅

杉島 知奈津 1990.10.20(18歳)

5歳よりバレエを始める

2005年より大塚礼子バレエスタジオ所属 大塚礼子、深川秀夫に師事2007年 埼玉全国舞踊コンクール2-2位    ミュンヘン州立バレエアカデミー 2009 年 学校公演ドン・キホーテで、ドルシネア・メルセデスを踊る

杉島 知奈津

川西 真理

東京生まれ。7才の時に橘バレエ学校でバレエを始める。12才の時にイギリス、Elmhurst School for Danceに入学し、4年間留学。2006年のユースアメリカグランプリ ニューヨークファイナルでドイツ、stuttgartのJohn Cranko Ballet Schoolに2週間のスカラーシップを獲得。2007年から英国 Royal Ballet Schoolに留学、2010年卒業予定。日本での出演公演は2008年夏、The First Proud and Hopes of Japan Dance Gala 2008.

GUESTS

Page 11: Portafolio Luis Alfonso Ospina

伊東 由紀子 上野 真由美 大山 裕子 小沢 雅 岸下 麻矢

岸本 有希 久保田 澄佳 鈴木 淑子 高橋 淳子

戸田 泰子 比佐 朱海 藤田 理子 森田 みどり 山本 絵理

山本 怜 吉田 真由美 岡嶋孝晟 田村幸弘

Page 12: Portafolio Luis Alfonso Ospina

ヴァレンティーノ・ダンスセンター鳥澤美緒キッズクラス

林ひなた中澤葵乃 柏原まり惠

川村佳与博田そら 土山友歌

市川萌衣堀本真有 佐藤絇音

榎戸栞 榎戸穂

Page 13: Portafolio Luis Alfonso Ospina

MID SUMMERBALLET FESTIVAL II

PROGRAM

Page 14: Portafolio Luis Alfonso Ospina

シビウバレエシアター

ルーマニアは多くの魅力ある歴史に溢れた国です。西洋の文化空間とオリエンタリズムが融合し、西ヨーロッパと東ヨーロッパスタ イルが共存、上品な建造物を生み出し、多様な伝統や民俗学の発祥の地として現代にもそのキャラクター(個性・特徴)を色濃く残し、ヨーロッパの中でも観光地として特に大きな可能性を備えた人気の高い国の一つです。

ルーマニア文化の起源は、彫刻家ブランクーシの作品や作曲家ジョルジェ・エネスクの音楽、あるいはノイカ、チョランそしてミルチャ・エリアーデの哲学に反映されています。すなわち、ルーマニアと言えば、カルパティア山脈、ドナウ・デルタがあり、「ブコヴィナ修道院」や「マラムレシュの木造建築の教会」に描かれてきています。さらに、ルーマニアが伝統と先祖伝来の大地を守るため、「キリスト教世界への玄関」として何世紀にもわたる闘いによって勝ち取ってきた土地なのです。ても先祖代々伝わるルーマニア精神の熱いもてなしによって旅行者は感動させられ、神秘的で斬新な様々な宝物に出会うことができ、とても貴重な体験をすることができます。

私たちは、バレー・ミュージカルを通して異文化交流を行い、私たちの国の受け継がれた美しいルーマニアの精神を世界中の人々に伝える事ができればと願っています。劇中には、マリア・タナセ、ドゥミトゥル・ファルカシュ、ゲオルゲ・ザンフィル、チプリアン・ポルンベスク(バラーダ)、サビン・パクッツァ(ジョックII)などの美しいルーマニア音楽も流れます。ルーマニア人作曲家によるルーマニア語で書かれた民族音楽もあります。「ルーマニア・バレー・イブニング・イン・ジャパン」には、6人のルーマニア人ダンサーが参加しています:イザベラ・ブルカ、ダン・ハジャ、タリハ・ホレア、クリステア・ラウラ、ババラク・クリスティーナそしてアレイシャ・ガードナーです。

振付けはリアナ・イアンク。彼女のコンセプトは、魂のルーマニア的美を見せる事ですあり、音楽はある意味で、私たちの文化を紹介し、ルーマニアの歌と民族舞踊を紹介する一つの理由づけでしかありません。ルーマニア精神を一つの定式化した方法で示すものです。私たちのショーには、日本人ダンサーも参加しています。異文化交流プロジェクトの一貫として私たちの概念に賛同してくれた人々が参加しています。(世界中の色々な国。すなわちベルギー、ニュージーランド、フィンランド、日本、そして、ルーマニアの人々によって構成されています)

I. ”オリジナルルーマニアンバレエ” 振付、演出:リアナ・ヤンク

1. スイタ・アルデレアナ Music by D.Farcas  出演:全員2. 愛に死す Music by Maria Tanase 出演:ブルカ・イザベラ・ガブリエラ3. チュリアンドゥラ Music by Maria Tanase 出演:全員

4. バラダ Music by C.Porumbescu バイオリン:アウラ・キルクレスク  ピアノ:竹内祥子 出演:甘糟玲奈、ニコアラ・ルス・アレクサンドラ、ラウラ・クリステア、アレイシャ・ガルドネル、ブルカ・イザベラ ・ガブリエラ、ババラク・クリスティーナ、ハジャ・ヴァシレ・ダン、タリハ・ホレア

5. ジョック  Traditional Music 出演:全員

Ⅱ エウゲニ・オネーギン より パ・ドゥ・ドゥ 振付:イレク・ムハメドフ スペシャルゲスト イレク・ムハメドフ 針山 愛美

PART I

MID SUMMERBALLET FESTIVAL II

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La Fille Mal Gardée(リーズの結婚)全幕音楽 : フェルディナンド ヘロルド ルートビック ヘイデル 構成、振付、演出: ヴァレンティン・バルテス

PART II LA FILLE MAL GARDEE

1789年フランスで初演1791年~ヨーロッパ各地で上演されるようになる。1885年サンクトペテルスブルグとモスクワのボリショイ劇場にてイワノワ版の上演。1960年フレデリック・アシュトンにより版でロンドンで上演される。 この版が現在に至るまでもっとも有名な版である。

第1幕1790年フランス。シモーヌ夫人の庭。ニワトリたちがゆっくりと起き始める。シモーヌ夫人の娘リーズは、いつものように庭の木戸に約束のリボンをかけ、恋人のコーラを待っている。シモーヌ夫人は忙しく働いているところで2人を見つけると、コーラに「出ていけ!」と命じる。シモーヌ夫人は、リーズを金持の息子アランと結婚させたいと思っている。村人たちはシモーヌ夫人の畑で麦を刈っている。リーズとコーラ、そしてリーズの友人達が仲良く踊っていると、そこへアランとアランの父トーマス、そして結婚の媒酌人が挨拶にやって来る。シモーヌ夫人は再びコーラに出ていけと命じ、トーマス達をピクニックに誘う。村人達はちょうど仕事を終えたところ。アランを見た人々はびっくりする。コーラはどうにかして結婚をとりやめるようリーズに懇願する。ミルクを運んでくる2人の女がいつものように喧嘩をはじめたところへ嵐がやってくる。その騒ぎに紛れ、リーズとコーラは再び一緒に隠れているところをシモーヌ夫人に見つかってしまう。シモーヌ夫人はリーズを家に連れて帰る。

第2幕シモーヌ夫人の家。シモーヌとリーズがびしょ濡れになって帰ってくる。シモーヌ夫人はリーズにコーラのことを忘れさせようと、沢山の家事を言いつける。しかし、リーズは決してコーラのことを諦めず、自分の夢を思い描いている。その一方でシモーヌ夫人は娘とアランとの結婚の契約を進めている。コーラは友人達の助けを借りて、リーズの家の中に忍び込む。2人が愛を語り合っているところシモーヌ夫人が帰ってくる。コーラはリーズの部屋に隠れる。シモーヌ夫人はリーズに自分の部屋で結婚式のための支度をするよう言いつける。トーマスとアラン、媒酌人、そして村人達が入ってくる。トーマスはシモーヌ夫人に約束したお金を払うと、急いで契約書にサインをする。ところが部屋から出てきたリーズとコーラの2人を見たトーマスは怒ってお金とアランをひっぱり出て行く。残った人々はシモーヌ夫人にコーラとリーズの結婚を許してくれるように頼み込む。最後にはシモーヌ夫人も2人を祝福し、皆で2人の結婚を祝う。

初演から今年で220年̶̶̶ラ・フィユ・マル・ガルデのどかな展開 V・バルテス版

「ラ・フィユ・マル・ガルデ」は今からちょうど220年前の1789年夏にパリのグランド・シアターで初演された。タイトルは「わらのバレエ̶̶̶または運・不運は紙ひと重」であった。仏ボルドー地方に住む振付家ジャン・ドーベルヴァルがつくった。のどかな田園地帯に暮らす母と娘̶̶̶母は娘を農園主の息子に嫁がせたいと願うが娘は農民青年と恋仲で、作品はその愛情模様を明るく楽しく描いている。

2年後に英国進出を果たす。1791年にロンドンで上演された。このとき「ラ・フィユ・マル・ガルデ」というタイトルが生まれた。ヴェネツィア、ナポリ、マルセイユ、で上演された後に1803年にパリで上演される。そして1828年からパリ・オペラ座のレパートリー(振付=ジャン・オメール/音楽=フェルディナン・エロルド)となった。

ロシアでは1800年代に入ってすぐに上演され1800年代なかばから人気を得て後半にマリウス・プティマ/レフ・イワノフが改訂して人気レパートリーとなっている。また近年では英ロイヤル・バレエ団で1960年に上演した「アシュトン版」(振付=フレデリック・アシュトン)が有名で、「アシュトン版」では牧阿佐美バレエ団が上演している。

「ヴァレンティン・バルテス版」は作品に流れる「のどかな雰囲気」をポイントに新しい演出を加えている。

PART 2

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リーズ:宮崎 たま子

コリン:アレクサンダー・ブーベル

シモン(リーズの母 ):マキシム・グージェレフ

アラン:バレンティン・バルテス

アランの父:ジャン・ログレア

パ・ドウ・トロワ:大久保真貴子、黒瀬まり子、グリゴリー・クルコフスキー

フルートダンス:セルゲイ・サボチェンコ

仲人:ワレリー・グーセフ

アランの父:ジャン・ログレア 

コリンの友人:輪島 拓也、石黒 善大、田中 孝欣、田村幸弘、岡嶋孝晟

ミルキーおばさん:江川マヤ、MIE TSUMORI

リーズの友人:川西真理 (London, England)、杉島 知奈津 (Munich, Germany)上山 千奈 (Tokyo City Ballet)、比佐 朱海、武田 沙羅、比佐 朱海、岸本 有希

村娘:吉田 真由美, 山本 怜、山本 絵理、森田 みどり、藤田 理子、戸田 泰子、高橋 淳子鈴木 淑子、久保田 澄佳、岸下 麻矢、小沢 雅、大山 裕子、上野 真由美、伊東 由紀子

木靴の踊り:KID’S

にわとり:???

CAST

International GalaInternational Gala

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豪華で多彩だった・・・    「インターナショナル・ガラ」

寺村 敏・舞踊ジャーナリスト

バレエとオペラを"合体”フラメンコの加えてオーケストラ演奏で上演した壮大な『カルメン』(2009年2月11日=メルパルクホール)に続いて5月22日に開催した「インターナショナル・ガラ2009」公演̶̶̶。クロアチア、アメリカ、ボリビア、カザフスタンの4カ国の作品に加えてベラルーシ、ウズベキスタン、ロシア、韓国、中国出身のダンサーが出演する文字通り国際色ゆたかな多彩な内容であったー̶̶。

プロデューサーで振付家・ダンサーのヴァレンティン・バルテスは「吸血鬼ドラキュラ」伝説で知られるルーマニア出身である。彼の母国に日本を加えて計11カ国の”競演”であった。

               ★

ボリビアの民族舞踊で開幕した。男性と女性合わせて6人が踊る。キラキラと輝いていた。彼らは後半第2部でもオープニングを踊った。「平和」を祈る「ティング」も明るい民族舞踊であった。

カザフスタンからは4人の少女がやって来た。緑と黄色の衣装で銀色のシューズをはいて踊る姿が愛らしかった。少女たちは第2部ではブルーの長い衣装で羽飾りを着けて踊った。こちらは優雅でさわやかであった。

アメリカ・ユタ大学のバレエ・チームは第一部で「リンク」というタイトルのデュオを披露した。女性は日本人・関口晃代だった。別に5人の女性ダンサーが"白い世界”を踊った。さらに「ドン・キ・ホーテ」抜粋版を上演。加えて「メロディー」と題した情緒あるれるデュオも見せるなど、大活躍であった。

ヴァレンティーノ・ダンスセンターも多彩なプログラムを組んだ。パ・ドゥ・ドゥが3つーーー原田しのぶとキム・ポーヨンが「ロミオとジュリエット」を踊る。ヴィクトル・コスタコフと「サタネラ」を踊った宮崎たま子がかわいらしく、粋(いき)であった。渡部美季(ベラルーシ・ミンスク国立ボリショイ劇場バレエ団出身)と熊川哲也Kバレエ・カンパニーで主役を踊って退団したばかりのアレクサンダー・ブーベル(ベラルーシ出身)が「ダイアナとアクティオン」を踊って大きな拍手をあびた。

ヴァレンティン・バルテスが振付けた「ルーマニアン・ラプソディ」は14人の出演。牧阿佐美バレエ団で主役を踊った後にKバレエカンパニーで活躍を続けて来た柴田有紀、東京シティバレエ団でスワニルダ、金平糖などを踊っている上山千奈、ベテランの江川マヤ、中野亜矢子らが明るく踊っていた。

そして「ライモンダ」第三幕ハイライト版̶̶̶岩田唯起子・斉藤拓(グラン・パ・ド・ドゥ)を核に江川マヤとA.ミシューチン(チャルダッシュ)らが出演した。Kバレエで主役を踊り、この秋から新国立劇場バレエ団にソリストとして入団する長田佳世がヴァリエーションを踊る、など豪華メンバーであった。

               ★

この公演で最も印象に残ったのはクロアチア「Anyway・・・。dream」であった。舞台俳優なのだろう。男(トミスラフ・ストコーヴィック)が進行役となって「夢」をテーマに語っていく。男性ボーカリストがアカペラで歌い「ユーモレスク」や「ラ・バヤデール」の一部が流れる中で"おしゃれな舞踏会”ふうの踊りを見せたり、ヴァレンティン・バルテスが力強いソロを踊ったり・・・「夢」を見ることの「すばらしさ」と「はかなさ」を舞踊詩として見せた。情感豊かな秀作であった。

FeedbackInternational Gala

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2009年9月よりNEW OPEN CLASS!NEWS

毎週月曜日   講師:ドゥ・ハイ毎週火曜日   講師:アレクサンダー・ブーベル毎週水曜日   講師:アレクサンダー・ミシューチン

11:00~12:30

7歳以上 ミディアム・アドバンスコース1回チケット ¥2.50010回チケット ¥ 20.000(有効期限1か月、他のクラスにも使えます)※担当講師の都合により、講師が変更になる場合もありますが、上記講師間で、 あるいはバレンティン・バルテスが代替え講師として担当します。

アレクサンドル・ブーベル

2001年 ベラルーシ国立バレエ学校を卒業 同年ベラルーシ国立バレエ団 ソリストとして入団2003年 プリンシパルに昇格2005年 期待される若者に送られる大統領賞を受賞2006年 K-balletカンパニーソリストとして入団2009年 K-balletを退団し、現在フリーダンサーとして活躍中

インターナショナルコンクール "カザン" にてファイナリスト ディプロマ(2001年)フィリップモリス デビュー賞(2003年 )インターナショナルコンクール "ヴァルナ" にて審査員特別賞およびファイナリスト ディプロマ(2004年 )世界モダン&バレエコンクール 金賞(2005年 ) インターナショナルコンクール "ジャクソン" アメリカ にてファイナリスト ディプロマ(2006年)など、数々の受賞歴をもつ。

Alexander Buber

アレクサンダー・ミシューチン1985~1993 モスクワ ボリショイ・バレエ・アカデミーでバレエを学ぶ。1997~2001 チャイコフスキー・コンセルバトワールのプロフェッショナル・アート・アカデミーで振付を学ぶ職歴1993~1994 モスクワ クレムリン・バレエで「くるみ割り人形」、「眠れる森の美女」などを踊る。1994 カレッジ オブ アーツにてクラシックバレエを教える。1995.8「 N.Sats」というモスクワ子供の音楽シアターで踊った。1993~2002 モスクワ スタニスラフスキー・V.ネミロヴィッチ-ダンチェンコ音楽シアターで、ドミトリー・ブリアンツェフ監督によるクラシック、モダン、コンテンポラリー、民族音楽等、以下のものを踊った「ドン・キホーテ」のサンチョパンサ、「じゃじゃ馬慣 らし」のフィアンセ、「くるみ割り人形」の 中国人、「エスメラルダ」の道化師などなど1998~2000 モスクワ ロシア・インペリアル・バレエで、ゲデミーナス・タランダ監督によりクラシック・ネオクラシック・民族音楽などを踊る。「バヤデール」の大僧正、「ドン・キホーテ」のジプシーダンス等。

2001~2007 NBAバレエ団 安達監督の下クラシック、ネオクラシック コンテンポラリー等々を踊っている。「くるみ割り人形」「 エスメラルダ」など多数。又NBAバレエ団でバレエ教師も務める。

2002~現在 京都バレエ専門学校で「キャラクター・ダンス」の教師も努める。

Alexander Mishutin

ドゥ・ハイ1989年北京ダンスアカデミー入学し全額奨学金を受け96年Le Jeune Ballet de Franceから招待され踊る。96年卒業後2002年まで中国国立バレエ団(National Ballet of China)に所属。2001年~2002年までアメリカ、オクラホマのタルサ市立バレエ団に所属。2002年~2006年までユタ州のバレエ・ウエストに所属。2006年~2008年までKバレエカンパニーに所属。2008年9月よりフリーダンサーとなる。主なレパートリーは「くるみ割り人形」金平糖の騎士/雪の女王の騎士、「ジゼル」のアルブレヒト、「ドン・キホーテ」のバジル/エスパーダ、「ラ・シルフィード」のジェイムズ、「ラ・バヤデール」のソロル「眠れる森の美女」の青い鳥、「白鳥の湖」のパ・ド・トロワ、「海賊」のランケデム/ビルバント、「ロミオとジュリエット」のマキューシオ、バランシン振付「真夏の夜の夢」のパック、「セレナーデ」、ベン・ステーブンソン振付「シンデレラ」の道化、フォーサイス振付「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレベイテッド」、ルディ・ファン・ダンツィッヒ振付「四つの最後の歌」、アシュトン振付「二羽の鳩」のジプシーの恋人、「ラプソディー」、グレン・テトリー振付「春の祭典」のウィップメン、 テューダー振付「葉は色あせて」、熊川哲也振付「ベートーヴェン第九」など。また数多くのバランシン作品を踊る。世界中のたくさんの振付家と活動する。

Du Hai

月曜日

火曜日

水曜日

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SCHEDULE

VALENTINO DANCE CENTERヴァレンティノダンスセンター〒112-0002 東京都文京区小石川5-38-15 黒川ビル1F1F Kurokawa Building 5-38-15 Koishikawa Bunkyo-ku, Tokyo 112-0002TEL&FAX: 03-3812-1125 MOBILE : 090-3104-8635E-mail: [email protected]

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www.valentinodancecenter.com