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Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1

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Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1

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本製品を安全にご使用頂くための注意事項

本製品を安全にご使用頂くために、使用前に必ず内容を確認し、理解した後、本機器の接続作業

を開始してください。

本製品を接続・使用する前に、本パッケージ同梱のすべての書類に目を通してください。

本製品を使用する際は、パソコン本体、その他周辺機器のマニュアルに記載の説明注意事項も、

再確認をお願いたします。

煙、異臭、異音、異常な熱さが発生したら、すぐに使用を中止してください。

漏電の危険を感じたら、すぐに使用を中止してください。

接続ケーブル・接続先の機器の選定には、十分注意してください。適切でない接続は、機器を損

傷させる原因となります。

本製品の取り付け・取り外しの際には、必ずコンピューターのスイッチをOFFにし、コンセントから

電源プラグを抜いてください(USB 機器を除く)。

本製品の取り付け・取り外しの際には、怪我を負わないよう、また、本製品及び周辺機器を損傷し

ないように、慎重に正しい手順(別紙に詳細を明記)でお願いします。

コンピューター及びオーディオ機器の電源が入った状態でのコネクタ類の抜き挿しは、コンピュー

ター・本機器、及びオーディオ機器を損傷させる恐れがありますのでおやめください。

ケーブル接続の前には、ケーブルの破損・断線のないことを確認してください。

本製品を液体に触れさせないでください。

本製品のケースカバー・部品類を取り外さないでください。

分解・改造・修理をしないでください。

雷の時は、ケーブル・機器類に触らないでください。

水分や湿気の多い場所で、使用しないでください。

落下させる等、衝撃・振動を与たりしないでください。

ぬれた手やよごれた手で接触・操作しないでください。

精密部品には触れないでください。

製品の上に、モノを置かないでください。

ケーブル類を折り曲げたり、強くひっぱったりしないでください。

本製品の近くで、可燃性のスプレー、火気の使用はしないでください。

アルコール・シンナーなど引火性溶剤の近くに設置しないでください。

使用機器の電源電圧を確認してください。

AC アダプタを使用する製品では、添付品以外使用しないでください。

精密機器において、静電気は厳重注意です。水道の蛇口などに前もって触れてくたさい。

スピーカー・ヘッドフォン音量はゼロから初め、少しずつ適正な量まで調整してください。

コンピューター起動時には、スピーカー音量がゼロであるように調整しておいてください。

ヘッドフォンを耳にかけたままコンピューターを起動しないでください。

大音量は聴覚器官を損傷することも考えられ十分に注意してください。

騒音の漏洩に留意してください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 2

Page 3: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

大音量はヘッドフォン・スピーカー・その他のオーディオ機器を破損します。

長時間のオーディオ聴取は、聴覚器官を損ないます。

光端子を使用する製品では、レーザー光を直視しないでください。

ケースやカバーのある製品は、ベンジン・シンナー・アルコール等で拭かないでください。

ホコリが付着した場合などは、エアクリーナー等でやさしく吹き飛ばしてください。

次のような場所での使用や保管はしないでください(搬送時も含む)。

直射日光のあたる場所

海岸・水辺・トイレ・浴室・台所などの水周りの場所

高温になる場所

湿気やホコリの多い場所

温度差の激しいところ

振動の激しいところ

衝撃の加わる恐れのある場所

強い磁力・電波の発生する物に近い場所

漏電・漏水の危険のある場所

傾いた場所・不安定な場所

静電気の影響の多い場所

腐食性ガスの存在する場所

結露する場所

液体中・真空中・雨天・降雪中・超低温・宇宙空間・体内など常軌を逸する場所

子供やペット、その他誤った使用をする恐れのある第三者に遭遇する恐れのある場所

その他一般的に精密機器にそぐわない場所は避けてください。

本製品(ソフトウェアを含む)は、日本国内仕様です。本製品を日本国外で使用された場合、サポ

ートの対象外となります。あらかじめ、ご了承ください。

本製品は人命に関わる設備、高度な信頼性を要する設備に組み込んで使用することを意図され

ておりません。損害が生じても、弊社及び代理店、販売店では、いかなる責任も負いかねます。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 3

Page 4: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

目次

1.スペック/動作環境 P.5

1-1.はじめに

1-2.製品仕様

1-3.動作環境

2.各部名称/製品内容 P.8

2-1. 各部名称

2-2. 製品内容

3.ハードウェアインストレーション P.10

3-1.取り付け

4.ドライバーインストールの前に P.13

4-1.BIOS の設定

4-2.チップセットドライバー/Windows Update( サービスパック)

5.ドライバーインストレーション P.16

5-1.ドライバーインストレーション

6.Consoleの機能/設定方法 P.18

6-1.MAIN パネル

6-2.CONFIG パネル

6-3.QSound パネル

6-4.Speakers パネル

6-5.QEM パネル

6-6.Equalizer パネル

6-7.DirectWIRE P

7.OPAMP交換方法 P.36

8.アプリケーションの設定 P.37

8-1.Windows の設定

9.FAQ / TIP P.38

10.保守サービスのご案内 P.39

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Page 5: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

1. Prodigy 7.1XT

1-1. はじめに

Prodigy 7.1 XT をご購入いただき誠にありがとうございます。

本製品は PC に最高のオーディオ環境を提供できるオーディオインターフェイスです。

Prodigy シリーズの性能を引き継ぎ、電源回路、アナログ回路を大幅に見直し、ハイエンドオーデ

ィオ機器に匹敵するクオリティーを実現します。

交換可能な OPAMP

フロント(1/2ch)出力とヘッドホン出力に交換可能なソケットタイプ OPAMP を採用。フロント

(1/2ch)出力にはOPA2134、ヘッドホン出力にはJRC5532を採用しており、共にハイエンドオーデ

ィオ機器で使用されている OPAMP で、ハイクオリティーなサウンドを提供いたします。また、交換

をすることにより違う音色をお楽しみいただけます。

最高 192kHz サンプリングレートをサポート

Prodigy 7.1 XT は高品位 24bit/192kHz 対応 DA コンバーターを搭載することにより最高 192kHz

での再生が可能です。また、AD コンバーターは 96kHz までをサポートしハイクオリティーな録音を

実現!アプリケーションの性能を最大限まで引き出します。

E-WDM ドライバー

Prodigy 7.1 XT は、EgoSystems 社オリジナルドライバー「E-WDM」を搭載しています。

MME,WDM,ASIO2.0,GSI/F に対応し、複数のアプリケーションから同時に使用することも可能です。

ご使用する環境に合わせサンプリングレートやレイテンシーを調整することが可能です。

DigitalMonitor 機能を搭載しアナログインプットからの音声をデジタルアウトにリアルタイムに出力

することができます。

DirectWire 機能

EgoSystems 社独自のテクノロジーである DirectWIRE 機能をサポート、連携をとることが出来なか

ったアプリケーション間の音声のやり取りを可能にします。自由にルーティングすることが出来る

のでご使用方法は無限大です。

最新鋭の 3D Sound をサポートする QSound テクノロジー採用

最新の 3D Sound 技術を誇る QSound Labs 社のテクノロジー「QSound」を標準採用。DVD、音楽、

ゲームなど様々な音声をお楽しみいただけます。QEM、QMSS、QRumble 、QSizzle、QXpander 、

QEQ、QNormalize など様々な機能をサポートしピュアなサウンドはもちろん、自分で好みなサウ

ンドに加工することも可能です。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 5

Page 6: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

1-2. 製品仕様

1 アナログ入力 スペック

1) タイプ:ラインイン/3.5mm ステレオミニプラグ、MICイン/3.5mmステレオミニプラグ

2) レベル:ラインイン/-10dBV アンバランス, -10dBV Nominal,8dBV Max (ゲイン +0dB)

3) インピーダンス:10K Ohm

2. アナログ出力 スペック

-1/2ch出力OPAMP:ソケットタイプOPAMP OPA2134

-3/4、5/6、7/8ch 出力 OPAMP:JRC4580

1) タイプ:8 チャンネル アナログラインアウト(3.5mmステレオミニプラグ)

2) レベル:-10dBVアンバランス, -10dBV Nominal,8dBV Max (ゲイン +0dB)

3) 出力減衰:Digital 0dB ~ -96dB with mute, 0.75 step size

4) インピーダンス:51 Ohm

3 マイクプリアンプ スペック

1) 感度:127mV Max

2) MIC入力ゲイン:+20dB Fix and 0dB ~ 22.5dB Variable(1.5dB Step Size)

3) インピーダンス:2K ohm

4) +5V ファンタム電源, マルチメディアマイク サポート

4 ヘッドフォンアンプ スペック

-ヘッドホン出力 OPAMP:ソケットタイプ OPAMP JRC5532

1) 出力:120mW Max

2) 出力ゲイン:12dBV

3) S/N 比:110dB (Typical)

4) (THD+N)/S:-70dB, 0.03% (Typical)

5) タイプ:3.5mm ステレオミニプラグ(アナログ出力 7/8ch 兼用)

5 サンプリングレート

16, 22, 24, 32, 44.1, 48, 88.2, 96, (176.4, 192※)KHz (※出力のみ)

6 A/D コンバーター スペック

1) ダイナミックレンジ(S/N):102 dB A-Weighted (Typical)

2) 周波数特性:20 ~ 22.5KHz (@ fs=48kHz)

3) サンプリングレート:~ 96KHz

4) ビット解像度:24 ビット

5) 入力ゲイン調整:0.5dB

7 D/A コンバーター スペック

1) ダイナミックレンジ (S/N):106dB A-Weighted (Typical)

2) 周波数特性:20 ~ 22.5KHz (@ fs=48kHz)

3) サンプリングレート: ~ 192KHz

4) ビット解像度 : 24 ビット

5) 出力ゲイン調整 : 0.5dB

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Page 7: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

8 デジタル入力 スペック

1) タイプ:コアキシャル(同軸)端子、オプティカル(光)端子、CD-Digital In 端子(内部 2P)

2) フォーマット :IEC-958Consumer(S/PDIF),IEC-958 プロフェッショナル(AES/EBU)

3) サンプリングレート : 32, 44.1, 48, 88.2, 96KHz

9 デジタル出力 スペック

1) タイプ:コアキシャル(同軸)端子、オプティカル(光)端子

2) フォーマット :IEC-958Consumer(S/PDIF),IEC-958 プロフェッショナル(AES/EBU)

3) サンプリングレート : 32, 44.1, 48, 88.2, 96,176.4,192KHz

10 コントローラーチップ

VT1724(24bit/192kHz)

11 CODEC

WM8770(AD 24bit/96kHz, DA 24bit/192kHz)

12 デジタル入力レシーバー スペック

24bit/96kHz

1-3. 動作環境

最低動作環境

1. Intel Pentium Ⅲ 1GHz 以上の CPU または AMD CPU

2. Intel/VIA/AMD/NVIDIA/SiS/ALi などのチップセットを搭載したマザーボード

3. 256MB 以上の RAM

4. RQ の競合していない PCI スロット

5. Windows XP/2000/2003

6. UDMA 66 以上のハードディスク

7. CD-ROM ドライブ

8. アンプ内蔵スピーカー

推奨動作環境

1. Intel Pentium4 2.4GHz 以上の CPU または AMD CPU

2. Intel/VIA/AMD/NVIDIA などのチップセットを搭載したマザーボード

3. 512MB 以上の RAM

4. IRQ、INT 線の競合していない PCI スロット

5. Windows XP/2000/2003

6. S-ATA、ATA100/133 対応 7200rpm 以上のハードディスク

7. DVD-ROM ドライブ

8. 5.1/7.1ch 対応サラウンドシステム

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Page 8: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

2. 各部名称/製品内容

2-1. 各部名称

外部接続端子

① マイクインプット(モノラル)

② ラインインプット(ステレオ)

③ ラインアウトプット 1/2ch(フロント L/R)

④ ラインアウトプット 3/4ch(リア L/R)

⑤ ラインアウトプット 5/6ch(センター/ウーハー)

⑥ ラインアウトプット 7/8ch(サラウンド L/R) ヘッドホン出力(兼用)

⑦ デジタルインプット(オプティカル:~96kHz)

⑧ デジタルアウトプット(オプティカル:~192kHz)

⑨ デジタル I/O(コアキシャル:専用ケーブル/インプット:~96kHz/アウトプット:~192kHz)※

⑩ 内部 AUX-in

⑪ 内部 CD-in

⑫ 内部 CD-Digital in

⑬ ラインアウトプット 1/2ch 用 OPAMP(OPA2134/ソケットタイプ)

⑭ ヘッドホン出力用OPAMP(JRC5532/ソケットタイプ)

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 8

Page 9: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

※コアキシャル専用ケーブル

2-2. 製品内容

-Prodigy 7.1 XT 本体

-ブレイクアウトケーブル(コアキシャル用)

-CD-ROM(ドライバー等)

-マニュアル

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Page 10: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

3.ハードウェアインストレーション

3-1. 取り付け

PCI スロット接続タイプのオーディオカード導入の際には、コンピューターの箱を開けて作業しなけ

ればなりません。手順に間違いがあると、大切なデータまたは、コンピューター、周辺機器を破損

する恐れもございます。下記の説明に目を通してから、接続作業を開始してください。

*PCIカードは、静電気防止ビニールに封入されています。取り付け直前まで、開封しないでくださ

い。

*最初に、導入先コンピューターのマニュアルの「PCIスロットへの周辺機器接続」・「ケースの開

閉」についての該当箇所の記述をご覧ください。自作コンピューターをご使用の方は、マザーボー

ド及びケース付属のマニュアルの上記該当箇所を御参照ください。

01.十分な広さ、明るさの作業場所を確保してください。狭くて暗い場所での作業は、困難でもあり

危険を伴います。

02.コンピューターをシャットダウン(終了)します。

<スタートボタン⇒終了オプション⇒シャットダウン>

03.シャットダウン完了後、コンピューターの電源スイッチを OFF にします。

04.コンピューターに接続されているケーブル類(電源、マウス、キーボード、プリンタ、ディスプレー

などの)を、外します(作業効率・安全の為)

05.コンピューター本体を、先程確保した作業場所(安定した、広く、明るい場所)に移動します。移

動の際は、コンピューターに不要なダメージを与えないよう注意してください。

06.体内に蓄積された静電気は、精密電子部品にダメージを与えます。体の静電気を取り除いてく

ださい。水道の蛇口の金属部分に触れたり、静電気除去グッズなどをご使用ください。

07.コンピューターのケースを開けます。取り外す際には、指先に怪我を負わないよう注意してくだ

さい

08.PCI スロットを探してください。PCI スロットが分からない場合、コンピューターのマニュアルを参

照してください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 10

Page 11: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

<マザーボード上の PCI スロットの形状:上図>

<スロット数・レイアウトはマザーボードによって異なります>

*PCI スロットは、白いスロットです。マザーボードの仕様によって一個から六個のスロットが装備

されております。このスロットに PCI カードを挿入します。AGP スロットと一番近くに隣接する PCI

スロットにオーディオカードを挿入するのは、あまりお勧めいたしません。PCI スロットに余裕があ

る場合、真ん中あたりに挿入を試みてください。

*ISA スロットは、黒いスロットです。古いタイプのコンピューターに搭載されているスロットです。

現行の新しいタイプのコンピューターには、ほとんど存在しません。このスロットには、PCI カードは

挿すことができません。

*AGP スロットは、茶色のスロットです。グラフィックカード専用のスロットです。このスロットには、

PCI カードは挿すことができません。

09.静電気防止ビニールを開けます。PCI カードを扱う時には、十分に注意してください。精密電子

部品には直接触れないでください。カードの非金属部分をつかんで接続作業を行います。

10.PCI カードを挿入するためには、該当スロットに対応する「ガイドブロック」を取り外さなければな

りません。ネジで固定されている場合は、ドライバーを使用して「ガイドブロック」を取り外します。

特殊な形状の場合は、PC ケースまたは、コンピューターのマニュアルを参照してください。「ガイド

ブロック」が金属製の場合は、作業の際、指を怪我しないよう注意してください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 11

Page 12: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

11.PCI オーディオカードを、PCI スロットに挿し込みます。奥までしっかり差し込んでください。それ

ほど強い力は必要としないはずです。うまくいかなかった場合は、無理をせずに、別の PCI スロッ

トを選んで、挿入をやりなおしてみてください。ネジで PCI スロットの「耳」をしっかり固定します。挿

入作業が終了したら、他の PCI カード、AGP カードなどがずれていないかも確認してください。

12.ケースのカバーを閉じます。ケーブル類を正しく繋ぎ直してください。

*ワンポイント

PCI カードの接続を終え、カバーを閉じ、ネジを締め直した。ケーブル類の再接続も完了した。そし

て、いざOSを再起動・ドライバーをインストールしたのだが・・・・・・「「音が鳴らない!!!!!!」

といったトラブルも想定されます。「OSが起動しない??????」といったトラブルに遭遇する機

会も稀にあります。

--OS が起動しない時--メモリがずれていないか?ハードディスクの電源・IDE ケーブルが抜けて

いないか?グラフィックカードがずれていないか?ケーブル類は正しく接続されているか?など

を確認してください。

--音が鳴らない時--他に空きがある場合、別の PCI スロットに挿し直してください。それでも駄目

な場合、グラフィックカード以外の他の PCI カードをいったん全部抜いて、オーディオカードのみ

を挿してください。そして、すべてのPCIスロットに挿すことを試みてください。または、BIOSの設

定で、PC標準のオーディオ機能を使用不可にしてみてください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 12

Page 13: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

4.ドライバーインストール

4-1.BIOS の設定

現在販売されているほとんどのマザーボードにはサウンド機能が搭載されており、サウンドカード

増設時、オンボードのサウンド機能と競合してしまう場合があります。

この場合は BIOS でオンボードのサウンド機能を停止(Disable)させてください。

また、使用していないポート(パラレルポートやシリアルポートなど)がある場合は、それらの機能

も停止(Disable)することにより、コンピューターのパフォーマンスが良くなる場合もございます。

※BIOS の設定を変更しなくても問題なく動作する場合もございます。

これから説明させていただくのは一例になります。種類によりマザーボードの BIOS 画面や設定

方法が異なる場合がございますので、その場合は各マザーボードメーカー様にお問い合わせくだ

さい。メーカー製 PC の場合、設定ができない場合もございます。

1)PC の電源を入れ、キーボードの DELETE キーを押し、BIOS 設定画面を表示してください。ほ

とんどのマザーボードが DELETE キーで入ることができますが、一部の機種では F1 や F2、F10

などの場合もあります。お手持ちのマニュアルでご確認ください。

2)多くの場合、BIOS 設定画面の“Integrated Peripherals ”項目にサウンドの設定があります。機

種によっては“Advanced Setting”や“Chipset Setting”と表記されている場合もあり、さらに項目が

細分化されているものもございます。その場合、I/O Device Configuration と表記されていること

が多いです。

3)Integrated Peripherals 項目内に Onboard Sound、AC97、Sound、Audio、MIDI、Gameport を

Disable に変更してください。

4)BIOS の設定を保存して下さい。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 13

Page 14: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

参考 1

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 14

Page 15: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

参考 2

4-2. チップセットドライバー/Windows Update( サービスパック)

Prodigy 7.1 XT のパフォーマンスを発揮するために、常に OS を最新の状態にしてください。お使

いになっているマザーボードの最新チップセットドライバーをインストールし、Windows Update (サ

ービスパックのインストール)を行ってください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 15

Page 16: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

5.ドライバーインストレーション

5-1 .ドライバーインストレーション

1)サウンドカードの取り付け後、コンピュータ

ーを起動すると下記のように新しいハードウェ

アの検出ウィザードが表示されます。

キャンセルをクリックして下さい。

2)付属 CD-ROM 内の Audiotrak フォルダ →

DRIVERフォルダ → ProDigy71XTフォルダ内

のAutoSetupをダブルクリックしインストーラー

を起動して下さい。

3)Next> をクリック。

4)Next> をクリック。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 16

Page 17: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

5)Next> をクリック。

6)続行(C) をクリック。

7)続行(C) をクリック。

8)続行(C) をクリック。

9)続行(C) をクリック。

10)Finish> をクリック。

11)再起動後タスクバーに下記のようなアイコ

ンが表示されます。コンソールを起動し

CONFIG 内の Factory Default を実行してくだ

さい。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 17

Page 18: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

12)コントロールパネル→サウンド、音声、およびオーディオデバイス→サウンドとオーディオデバ

イスのプロパティを開き、ドライバーを選択し適用(A) をクリックしてください。

その後はコンソール上の でドライバーモードを切り替えることが可能です。

Prodigy 7.1 XT モード/QSound モードを切り替えます。

緑色に点灯している場合、QSound モードが有効になります。

6.Console の機能/設定方法

Prodigy 7.1 XT には他のサウンドカードとは異なり、2 つのドライバーモードを採用しています。

2 つのドライバーはそれぞれ異なった機能をサポートしておりますので、用途に合わせてご利用下

さい。

●Prodigy 7.1 XT

ソフトウェアからピュアな音声(加工していない音声)を再生する場合や DTM ソフトウェアでの録音

/編集の時にオススメです。

・幅広いサンプリングレートに対応します。(16/22/24/32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz)

・QSound 機能(エフェクト)は機能いたしません。

対応ドライバー

MME / WDM / ASIO 2.0 / GSIF / DirectSound

●QVE 96-24

QSound 機能を利用してエフェクト効果を楽しんだり、ゲームを楽しむ際にオススメです。

・サンプリングレートが制限されます。(44.1/48/96kHz)

・QSound 機能がご利用いただけます。

対応ドライバー及びゲーム用 API(互換)

DirectSound / DirectSound 3D / EAX1.0 / EAX2.0 / I3D Level 2 / A3D 1.0

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 18

Page 19: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

6-1.MAIN パネル

各機能のオン/オフを設定します。(QSound モードのみ有効)

各機能のパネルを表示します。

フェーダーL/Rをリンクします。

DirectWIRE / CONFIG のパネルを表示します。

コンソールの状態を保存/開くことが出来ます。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 19

Page 20: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

INPUT

インプットに関する設定を行います。

MIC・LINE・CD(内部)・AUX(内部)ボタン:インプットのソースを選択します。

GAIN フェーダー:入力レベルを調整します。フェーダー横にあるメーターで

レベルが表示されます。

Mute ボタン:入力音声をミュートします。

OUTPUT

アウトプットに関する設定を行います。

モニタリングボタン

クリックするとインプットからの音声をアウトプット 1/2

に出力します。

アウトプットフェーダー:各チャンネルの出力レベルを

調整いたします。

Mute ボタン:出力音声をミュートします。

ヘッドホンボタン/フェーダー

ヘッドホン出力を有効にします。ヘッドホン出力が ON になっている際、フェーダー

7/8 がヘッドホン出力用のフェーダーとなり、音量の調整が可能になります。

※ヘッドホンへはアウトプット 1/2 と同じ音声が出力されます。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 20

Page 21: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

WAVE ・MASTER

WAVE フェーダー

WAVE 出力のレベルを調整いたします。Windows のマスタ音量内の WAVE フェー

ダーと連動します。

MASTER フェーダー

MASTER 出力のレベルを調整いたします。Windows のマスタ音量内のマスタ音量

フェーダーと連動します。

Mute ボタン

出力音声をミュートします。

DIGITAL

デジタル出力に関する設定を行います。

IN ボタン/メーター

IN ボタンを ON(赤く点灯)にするとデジタル入力が有効になります。メーターには入

力レベルが表示されます。

OUT ボタン/メーター

OUT ボタンをON(赤く点灯)にするとデジタル出力が有効になります。メーターには

出力レベルが表示されます。

CDIN・COX・OPT ボタン

デジタル入力のソース(入力先)を選択します。

CDIN ‒ ボード上にある内部 CD-Digital in

COX ‒ コアキシャル(同軸)入力

OPT ‒ オプティカル(光)入力

CON・PRO ボタン

PRO に設定するとデジタル出力が IEC 958 Type I(AES/EBU)フォーマットになります。

CON に設定するとデジタル出力が IEC 958 TypeⅡ(S/PDIF)フォーマットになります。

※デジタル出力からは OUTPUT1/2 と同じ音声が出力されます。DVD などの DTS/AC-3 な

どの信号はソフトウェアから直接出力されます。また、ASIO 対応ソフトウェアではデジタ

ルアウトは 7/8 として認識されます。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 21

Page 22: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

LOCKED

デジタル入力がデジタル信号を受信した際に赤く点灯します。

INT・EXT ボタン

INT に設定すると Prodigy 7.1 XT の内部(インターナル)クロックで動作します。

EXT に設定するとデジタル入力に接続した外部(エクスターナル)機器のクロックで動作します。

S・R

サンプリングレートの設定を行います。

AUTO に設定すると自動的にサンプリングレートが切り替わります。

また、AUTO を無効(LOCK)にし、サンプリングレートを選択することが可能です。

その場合、選択したサンプリングレートにロックされます。

※サンプリングレートのロック(LOCK)は Prodigy 7.1 XT モードのみ有効です。QVE

for 96-24(QSound)モードではロックすることは出来ません。

※QSound モードではサンプリングレートは 44.1/48/96kHz に制限されます。

※AUTO に設定し、サンプリングレートの違う音声ファイルを同時に再生する際にノイズが混入す

る場合があります。その場合はサンプリングレートを LOCK してご利用下さい。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 22

Page 23: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

6-2.CONFIG パネル

Mouse Wheel

マウスホイールでフェーダーを調整する際の調整幅を設定します

Latency

レイテンシー(遅延)の設定を行います。数値が小さいほどレイテンシーは

低くなります。レイテンシーが低いほどコンピューターへの負荷が大きく

なりますので音楽製作用途以外の場合は大きな数値に設定されることを

オススメいたします。

レイテンシーとは・・・?

コンピューターがデータ処理を行い、実際に音が出てくるまでの音の遅れのことを表します。例え

ばMIDI キーボードとコンピューターにインストールされているソフトウェア音源を使用して演奏する

場合、MIDI キーボードを押してから実際に音が出てくるまでに時間差が発生します。レイテンシー

の数値を小さく設定していただくと、この時間差が限りなく小さくなり、通常の楽器を演奏している

状態に近づきます。コンピューターの仕様により、レイテンシーの設定を小さくするとノイズが混入

する場合があります。その場合は少しずつ数値を大きくしてください。

音楽製作などを行わない場合は数値を大きくしていただくことでコンピューターへの負荷が最小限

に抑えられますので、ご利用環境に合わせて設定してください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 23

Page 24: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

Digital Monitor

Ana In → Dig Out

アナログインプットからの音声をデジタルアウトプットに出力します。

Dig In → Dig Out ※

デジタルインプットからの音声をデジタルアウトプットに出力します。

Dig In → Ana Out ※

デジタルインプットからの音声をアナログアウトプット 1/2 に出力します。

※デジタルインプットは PCM以外の信号を受けることは出来ません。

ROUTE

ROUTE(ルート)ボタンを ON にすると設定したルーティングのダイレクト出力が有効になります。

ONの状態ではコンピューター(ソフトウェア)からの音声は出力されず、設定されたルーティングの

音声のみが出力されます。

Always on Top

Factory Default

チェックをしていただくとコンソールを常に手前に表示します。

Prodigy 7.1 XT の設定を初期化いたします。

MME Panel

サウンドとオーディオデバイスのプロパティを開きます。

QSound Latency(QSound モードのみ)

ゲームなどで QSound を使用する際のレイテンシーを設定いたします。

ゲームをご利用の際にノイズが発生する場合などにご利用下さい。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 24

Page 25: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

Input Gain -3dB(QSound モードのみ)

ソフトウェアから QSound ドライバーへ入力される音声を-3dB 下げます。QSound の機能

(QSizzle/QRumble/Normalizer)により出力レベルが上がるものがございますので、ご利用の際は

チェックを付けてください。

※チェックを付けずに機能をご利用いただいた場合、音声が歪むことがございます。

Use only default device

チェックを付けていただくと「サウンドとオーディオデバイスのプロパティ」内の「既定

のデバイスのみ使用する」にチェックが入ります。

Clone 4-way from Out 1,2

アウトプット 1/2 チャンネルから出力される音声を他のチャンネルからも出力します。

Sampling-Rate Optimization(QSound モードのみ):

チェックを付けていただくと「オーディオの詳細プロパティ」内の「サンプリングレート変換の質」を自

動的に変更します。ゲームをご利用の際にノイズが発生する場合などにご利用下さい。特に問題

が無い場合はチェックを外してください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 25

Page 26: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

6-3.QSound パネル

QXpander(QSound モードのみ):

音声に広がりを加えます。スライダーで調整することが出来ます。

コンソール上部にある 3D effect ボタンをオンにすると有効になります。

※Speakers の設定で 2-Headphone、2-Stereo Speaker の時に使用可能です。

QMSS(QSound モードのみ):

ステレオ音声(2ch)を擬似的にマルチチャンネルにします。

コンソール上部にある 3D effect ボタンをオンにすると有効になります。

※Speaker の設定で 4-Quad Speakers、6-Discrete 5.1 Speakers、8- Discrete 7.1 Speakers の時

に使用可能です。

QSizzle(QSound モードのみ):

高域を強調します。Tuning Frequency で帯域を調整し、Boost でレベルを調整します。

コンソール上部にある QSizzle ボタン、もしくはスライダー上部にあるボタンで有効になります。

QRumble(QSound モードのみ):

低域を強調します。Tuning Frequency で帯域を調整し、Boost でレベルを調整します。

コンソール上部にある QRumble ボタン、もしくはスライダー上部にあるボタンで有効になります。

Normalize(QSound モードのみ):

音量が小さい音声を大きくし、音量差を均等にします。楽曲により音量(音圧)が違う曲を続けて聴

く際にご利用下さい。

コンソール上部にある Normalizer ボタン、もしくはスライダー横にあるボタンで有効になります。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 26

Page 27: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

6-4.Speakers パネル

Input Gain(QSound モードのみ)

ソフトウェアから QSound ドライバーに入力される音声のレベルを調整いたします。CONFIG パネ

ル内の Input Gain -3dB にチェックが入っている場合、-3dB に固定されます。QSound の各機能

をご利用いただき、音声が歪む場合などに CONFIG パネル内の Input Gain -3dB のチェックを外

していただき、調整してください。

Select Output Mode(QSound モードのみ)

コンソール上部にある 3D effect ボタンをオンにすると有効になります。

2-Headphones -ヘッドフォン出力に QSound 機能が最適化されます。

2-Stereo Speakers -ステレオスピーカー出力に QSound 機能が最適化されます。

4-Quad Speakers -バーチャル 4 チャンネル出力になります。ステレオ(2ch)音声を擬似的に

4ch(フロント L/R、リア L/R)にして出力します。

6-Discrete 5.1 Speakers -バーチャル 5.1 チャンネル出力になります。ステレオ(2ch)音声を擬似

的に 5.1ch(フロント L/R、リア L/R、センター、ウーハー)にして出力します。

8-Discrete 7.1 Speakers ※ -バーチャル 5.1 チャンネル出力になります。ステレオ(2ch)音声を

擬似的に 5.1ch(フロント L/R、リア L/R、センター、ウーハー)にして出力します。

※バーチャルサラウンドでは 5.1ch までとなります。バーチャル 7.1ch 出力には対応しておりませ

ん。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 27

Page 28: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

Test Speakers

スピーカーの出力テストをします。

図のような画面が表示されますので、スピーカーのマークをク

リックし音量を確認してください。音量が揃っていない場合、各

スピーカーやアンプで調整を行ってください。

6-5.QEM パネル

音声にエフェクト効果を加えます。プルダウンメニューから効果を選択しスライダーで効き具合を

調整してください。

パネル上部にある QEM ボタンをオンにすると有効になります。(QSound モードのみ)

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 28

Page 29: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

6-6.Equalizer パネル

EQ の設定をします。パネル上部にあるEQ ボタン、下部にあるEQ On ボタンで有効になります。

(QSound モードのみ)

6-7.DirectWIRE

ドライバーの違うアプリケーション間の音声のやり取りを可能にします。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 29

Page 30: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

INPUT セクション

サウンドカードのハードウェア入力からの信号を各入力に送るために使用しま

す。

1, 2 がアナログ入力の左右チャンネルになります。

MME セクション

MME ドライバーに対応しているソフトウェアの入力/出力になります。

MME に対応しており、マルチチャンネル入力/出力が可能なソフトウェアでは

8in/8out のデバイスとして認識されます。

WDM セクション

WDM ドライバーに対応しているソフトウェアの入力/出力になります。

WDM に対応しており、マルチチャンネル入力/出力が可能なソフトウェアでは

8in/8out のデバイスとして認識されます。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 30

Page 31: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

ASIO セクション

ASIO ドライバーに対応しているソフトウェアの入力/出力になります。

ASIO に対応しており、マルチチャンネル入力/出力が可能なソフトウェアでは

8in/8out のデバイスとして認識されます。

GSIF セクション

Nemesis 社GIGASTUDIO (アプリケーションはサウンドカードには付属致しません。)

の出力として認識されます。

OUT/OFF スイッチ

このスイッチは対応する出力のモニタリングを ON/OFF で切り替えるために使用します。

DirectWIRE を使用している際に有効になります。

のように表示されているときは DirectWIRE で接続された先に音声が送られ、モニタリングも

可能になります。

ように表示されているときは DirectWIRE で接続された先に音声が送られますが、モニタリン

グは無効になります。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 31

Page 32: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

DirectWIRE 使用方法

DirectWIRE の使用方法をご説明します。

DirectWIRE を使用するために必要なソフトウェア

・ 音楽を再生するソフトウェア

・ 音楽を録音するソフトウェア

一例といたしまして Windows に標準でインストールされている「Windows Media Player」と「サウンド

レコーダー」を使用してご説明いたします。再生する音楽ファイル(MP3、WAVE など)のサンプリン

グレートが 44.1kHz であると仮定して説明をいたします。

ここでは「Windows Media Player」が「音楽を再生するソフトウェア」、「サウンドレコーダー」が「音楽

を録音するソフトウェア」となります。

1.「Windows Media Player」を起動します。

2.「サウンドレコーダー」を起動します。

※「サウンドレコーダー」は スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → エンターテイメン

ト → サウンドレコーダー から起動できます。Windows をカスタムインストールしている場合、ソフ

トウェアがインストールされていない事がありますのでご注意下さい。

3.「Windows Media Player」で MP3 や WAVE ファイルなどの音楽ファイルを準備します。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 32

Page 33: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

4.「サウンドレコーダー」の設定をします。

ファイル → プロパティ(P)を開きます。

変換をクリックしてください。

形式(F)を「PCM」に設定します。

属性(A)を「44.100kHz、16 ビット、ステレオ 172KB/秒」に設定します。

OK をクリックしてください。

「Sound のプロパティ」画面も OK をクリックしてください。

※ DirectWIRE をご利用の際は再生側、録音側のサンプリングレートを合わせてください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 33

Page 34: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

5.DirectWIRE の設定をします。

Prodigy 7.1 XTコンソールを開き、DirectWIREをクリックし、DirectWIREパネルを表示してください。

上図の様にWDM OUT1 → WDM IN1、WDM OUT2 → WDM IN2 に接続します。

接続方法はマウスのポインタを WDM OUT1 の上でクリックし、そのまま WDM IN1 の上までワイヤ

ーを引っぱってからクリックを離すと繋がります。

上図では「Windows Media Player」の出力であるWDM OUT1 と OUT2から出力され、「サウンドレコ

ーダー」の入力である WDM IN1 と IN2 に入力されます。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 34

Page 35: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

※ソフトウェアによりドライバー規格(MME/WDM/ASIO/GSIF)が異なります。音楽再生用ソフトウ

ェアではWDMの場合が多く、ASIO、GSIF の場合は音楽製作用のソフトウェアが多く対応していま

す。ソフトウェアにより規格の設定が可能なものもございます。

6.「サウンドレコーダー」の録音ボタンをクリックし、「Windows Media Player」の再生ボタンをクリック

します。

録音中は「サウンドレコーダー」で上図の様に波形が表示されます。

DirectWIRE を使用して録音/再生を行っている際、DirectWIRE パネルの スイッチをクリ

ックするとモニタリング(試聴)のオン/オフが可能です。

にするとモニタリング(試聴)が出来なくなります。

この機能は録音側のソフトウェアに独自のモニタリング機能がある場合に使用します。ソフトウェ

ア独自のモニタリング機能をご利用になる際は にして、ソフトウェア側でモニタリングの設定を

行ってください。

7.楽曲が終了したら「サウンドレコーダー」、「Windows Media Player」を停止します。

8.「サウンドレコーダー」を再生させます。再生すると「Windows Media Player」で再生していた楽曲

が録音されています。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 35

Page 36: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

7.OPAMP 交換方法

Prodigy 7.1 XTはフロントライン出力1/2、ヘッドホン出力に交換可能なOPAMPが搭載されていま

す。OPAMPは精密機器ですので、交換の際は細心の注意を払って行ってください。

※OPAMP の向きはソケット/OPAMP 本体のクボミを合わせて取り付けてください。逆向きに取り

付けてしまいますと OPAMP、カード本体の故障の原因となります。

※OPAMPの交換はお客様の自己責任で行ってください。誤って基盤に傷を付けてしまった場合、

サポートの対象外となりますので、細心の注意を払って行ってください。お客様ご自身での交換

が難しい場合、弊社にて交換サービス[往復送料、部品代金(OPAMP)お客様ご負担]を承って

おりますので、お問い合わせ下さい。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 36

Page 37: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

8.アプリケーションの設定

8-1.Windows の設定

Prodigy 7.1 XT ドライバー

このドライバーでは様々なサンプリングレートで音声をご利用いただけます。

コンソール上にある のボタンをクリックしマークが白くなっている時は Prodigy 7.1 XT モード

で動作いたします。

確認方法といたしまして、コントロールパネル→サウンド、音声、およびオーディオデバイス→サウ

ンドとオーディオデバイスから下記のような画面を表示してください。

オーディオのタブを開き“音の再生”が「Prodigy 7.1 XT」に設定されていることを確認してください。

QVE 96-24(QSound) ドライバー

このドライバーではゲーム用 API や各種エフェクト機能がご利用いただけます。サンプリングレー

トは 44.1/48/96kHz に制限されます。

コンソール上にある のボタンをクリックしマークが緑色になっている時は QSound モードで

動作いたします。

確認方法といたしまして、コントロールパネル→サウンド、音声、およびオーディオデバイス→サウ

ンドとオーディオデバイスから下記のような画面を表示してください。

オーディオのタブを開き“音の再生”が「QVE 96-24 」に設定されていることを確認してください。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 37

Page 38: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

9.FAQ / TIP

Q.コンピューターがサウンドカードをうまく認識しない時は?

インストールの途中で止まってしまう時は?

A.PCI スロットを変更して下さい。もし、他の拡張カードを挿している場合は、一度外してインスト

ールを行ってください。オンボードで多くの機能を搭載しているマザーボードの場合は使用してい

ない機能を BIOS で Disable に変更してください。

Q.音が出ない時は?

A.ケーブルの配線を確認し、アンプ等に接続している場合はセレクターが切り替わっているかを

確認してください。デジタル接続の場合はアンプ等の設定がデジタル入力になっているかを確認し

てください。コントロールパネルの Digital Out にチェックを入れ赤く点灯させてください。また、ケー

ブルが断線している可能性もありますので、違うケーブルで接続してください。

Q.ドライバーのアンインストール方法は?

A.プログラムの追加と削除から Prodigy 7.1 XT Audio Driver を削除してください。

Q.アナログインプットから入力した音声をリアルタイムでデジタルに出力するには?

A.Console 内の設定→デジタルモニターでアナログインを選択してください。

Q.音に「プチプチ」ノイズが入るのですが?

A.レイテンシーを低く(数字を小さく)するとコンピューターに負荷が掛かりノイズが発生することが

あります。Console 内の設定→レイテンシーを数字の大きなものに変更してください。(推奨 256~

512 サンプル)

Q.DTS/AC-3(マルチチャンネル)をデジタルから出力するとアナログアウトからノイズが出てくる

のですが?

A.製品の仕様上、デジタルアウトに送られるデータ(DTS/AC-3) がアナログにも送られるため、ノ

イズが発生いたします。DTS/AC-3 をデジタルで出力される場合はアナログアウトに接続してあ

るスピーカーやアンプのセレクターなどで切り替えてご利用ください。通常のステレオデータ(2ch)

ではノイズは発生いたしません。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 38

Page 39: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

10.保守サービスのご案内

製品保証、サポートを受ける際に必要な物

・ 保証書(マニュアルの最後のページにあります。)

・ ご購入販売店/日付を確認できる物

(保証書に販売店印/日付が記入されている、もしくは販売店が発行したレシート、納品書など)

・ ユーザー登録が完了していること

ユーザー登録のお願い

製品の保証はユーザー登録後、有効になります。

ユーザー登録を行っていない場合、製品の保証・サポートを受けることが出来ませんのでご注意く

ださい。製品の保証期間はご購入日より 1 年となります。

登録方法

インターネットでの登録方法

http://www.audiotrak.jp/

上記 URL にアクセスしていただき、ユーザー登録のページで必要事項を入力してください。

製品のシリアル番号(Serial.No)は製品パッケージに記載しております。

お電話での登録方法

0422-28-7506

上記お電話番号までお問い合わせください。

スタッフが必要事項をお伺いいたしますので、お答えください。

製品のシリアル番号(Serial.No)は製品パッケージに記載しております。

FAX での登録方法

0422-28-7500

上記お電話番号まで必要事項をご記入の上、お送りください。

(お名前、ご住所、お電話番号、製品名、シリアル番号(Serial.No)、ご購入日、ご購入販売店)

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 39

Page 40: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

保証(修理・サポート)サービス規定

ユーザー登録していただいたお客様のみ、修理・サポートサービスをお受けいたします。

ユーザー登録は、購入日を含む30日以内に完了してください。30日を経過した場合には、修理サ

ービスは有償とさせていただきます。

・ 販売店発行のレシートのない製品は修理・サポートサービスを受けられません。

・ シリアル番号の確認ができない製品は、修理・サポートを受けられません。

・ 保証期間を経過した製品は、有償サポートとなります。

・ 保証期間を経過した製品は、有償修理となります。

・ お客様の過失により修理を依頼される時は、有償修理となります。

・ 中古品、譲渡品の場合、有償サポートとなります。

修理について

保証期間内に、正常な使用状態において、万一故障した場合には、無償で修理いたします。

次のような場合には、保証期間内でも有償修理とさせていただきます。

・ 取り扱い上の誤り、不当な改造や修理による故障及び破損

・ お買い上げ後の衝突、落下あるいは移送による故障及び破損

・ 火災、異常電圧、天災などによる故障及び破損

・ 保証書の提示のない場合

・ 購入店レシートのない場合

・ 保証書の未記入、または字句の訂正のある場合

・ ユーザー登録の確認のとれない場合

・ 海外でご使用された場合

修理依頼方法

弊社修理サービスを受ける権利を有するお客様が、修理を希望される場合、下記の手順に従って、

弊社修理サービスをお受けください。

インターネットで弊社サポート関連記事(http://www.egosys.co.jp)を参照してください。

Eメール([email protected])にて、必要事項をご確認の上、問い合わせください。

サポート担当者が、お客様の製品に対し、要修理と判断させていただいた場合、担当者の指示に

従って、修理サービスをお受けください。

お客様が故障と判断された場合でも、弊社サポートにご相談いただくことで、容易に解決されるケ

ースも多々ございます。販売店に返品・修理のご依頼をされる前に弊社サポートまでご報告くださ

い。

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 40

Page 41: Prodigy 7.1 XT User’s Manual 1 - WiseTech

修理・サポートをご依頼される場合の事前確認事項

修理・サポートのご相談をいただく場合、弊社サポート担当者が、お客様に尋ねさせていただく確

認事項がございます。事前にご自分のデータを分かる範囲で、お手元に揃えておいてください。

お客様のお名前/ご住所/電話番号/Eメールアドレス

製品名/シリアル番号/販売店/購入日

製品のドライバソフトウェアの種類/バージョン

OS(オペレーティングシステム)の種類・バージョン

コンピューターのメーカー名・型番

マザーボードのメーカー名・型番

チップセットのメーカー名・型番

CPUのメーカー名・型番

メモリの種類・容量

グラフィックカードのメーカー名・型番

オンボードのサウンドチップの有無

他のコンピューター周辺機器の有無

ご使用のソフトウェア(プレーヤー/シーケンサー/WAVE エディター)

ご使用のソフトウェアのバージョン

ミキサー/アンプ/スピーカー/MD/DAT/MTRなどの外部機器

Prodigy 7.1 XT User’s Manual 41

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