red hat enteprise linux 7 ご紹介

RED HAT ENTERPRISE LINUX 7 1

Red Hat Enterprise Linux 7 ご紹介

レッドハット株式会社ソリューションアーキテクト森若和雄 <[email protected]>2015-11-12


Agenda

● Red Hat Enterprise Linux 7

● Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル● Red Hat Enterprise Linux 7の同梱ソフトウェア● Red Hat Enterprise Linux 7の強化点

● ファイルシステム● ボリューム管理● アイデンティティ管理● パフォーマンス監視ツール● セキュリティ監査

● まとめ


Red Hat Enterprise Linux 7

● 2014年6月10日リリース● 動作環境

● x86_64● IBM POWER(BE, LE)● IBM System z

● インストールアーキテクチャは64bitのみ● 32bitアプリケーション用ライブラリを同梱


Red Hat Enterprise Linuxのライフサイクル

画像引用元 https://en.wikipedia.org/wiki/Red_Hat_Enterprise_Linux

利用期間5年

2016年から5年間利用するにはRHEL6では不足(2020年11月迄)→ 新規提案はRHEL7で !


RHEL 7 の同梱ソフトウェア

● サーバ向けのソフトウェアが充実しています● Webサーバ(Apache httpd, Apache Tomcat)

● FTPサーバ(vsftpd)

● メールサーバ(postfix, sendmail)

● ファイルサーバ(NFS, CIFS)

● プリントサーバ(CUPS)

● データベース(PostgreSQL, MariaDB, memcached)

● ID管理サーバ(freeipa)

● 各種プログラミング言語 (C, C++, Java, Perl, Python, PHP, Rubyなど)● デスクトップ向けのソフトウェアも結構あります

● オフィススイート、ブラウザ、開発環境、エディタなど


ファイルシステム

● XFS: デフォルト。500TBまでサポート ※ RHEL7ではScalable Filesystem add-onは不要

● ext4: 50TBまでサポート● ext2, ext3: ext4ドライバで引き続きサポート

● btrfs: Technology Previewとして追加種類サイズ上限 Root Boot メモ

Single-node

XFS 500TB Yes Yes デフォルト

ext4 50TB Yes Yes ext2, ext3は16TBまで

btrfs 50TB Yes Yes Technology Preview


ボリューム管理

● LVMが強化され、ストレージ機器が必要となっていた以下の機能がサーバのみで利用できます● シンプロビジョニング● 多数のスナップショットの作成● SSDとHDDによるキャッシュ構成

● スナップショットの自動管理(snapper)

● 時間/日/週/月/年単位でのスナップショット自動作成と世代数管理● 任意のタイミングでの明示的なスナップショット作成● スナップショットのmount、ファイル毎の差分チェック


アイデンティティ管理

MicrosoftActive Directory

SSSD

RHEL

Red HatIdentity Management

TRUST

2. sshでRHELへトークンを送付4. ログイン

● RHEL同梱Identity Manager(IdM)のAD連携を強化● IdM, ADドメインへの参加設定を簡単にするrealmd を追加

1. Active Directoryへログイン

3. IdMで認証


THERMOSTAT (JVM用)PERFORMANCE CO-PILOT (PCP)

パフォーマンス監視ツール


セキュリティ監査

● OpenSCAP: セキュリティチェックを自動実行するSCAP規格を実装

● 結果レポートを生成● SCAP Security Guide: 米政府とRed Hatによるチェック項目リスト● Red Hat Satelliteと連携させ同じテストを繰り返し実行

● 過去の監査履歴保存● デグレードの発見


まとめ

● これからの提案にはRed Hat Enterprise Linux 7● 機能強化も色々あります

● 大きなファイルシステム(500TB)への対応● スナップショット作り放題● Identity Manager(IdM)がActive Directoryと連携● IdMを使わずにActive Directoryを利用するのも簡単● パフォーマンス監視ツールも強化● OpenSCAPで自動セキュリティ監査

● Red Hat Satelliteと連携するとさらに便利