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1 演習資料(作成:江澤良孝) SolidWorks2014 による直方体モデル作成と SolidWorks Simulation による3次元応力解析 - 参照面を使った境界条件の設定 - 3面を面に垂直に拘束 材料:炭素鋼(普通) 10N

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演習資料(作成:江澤良孝)

SolidWorks2014 による直方体モデル作成と

SolidWorks Simulation による3次元応力解析

- 参照面を使った境界条件の設定 -

3面を面に垂直に拘束

材料:炭素鋼(普通)

10N

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演習資料(作成:江澤良孝)

SolidWorks 2014 によるモデル作成

1. パソコンを起動し、ログインする(デフォルトの仮想デスクトップ)

2. SolidWorks を起動する

[スタート] >[すべてのプログラム] > [SolidWorks 2014] >[ SolidWorks 2014 x64

Edition]

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3.初期画面が表示される

4.「ツールバー」と「メニューバー」の表示は切り替えられます

ツールバー

メニューバー

タイトルバーにマウスポインタを重ねるとメニューバーが表示される

プッシュピンをクリックするとメニューバーが固定される

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5.「ファイル」→「新規」をクリック

6.この後,下記の表示がでることがある.そのときは,「はい」をクリック

7.「標準単位と寸法」の設定ウィンドウがでたら,「MMGS」と「ISO」を選択して

「OK」をクリック(このウィンドウがでないときは,あとから「ツール」>「オプショ

ン」>「ドキュメントプロパティ」で単位の設定をする)

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8.「新規 SolidWorks ドキュメント」の画面がでるので,「部品」を選択し.「OK」をク

リック.

アドバンスだと

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9.部品を作成する画面が表示される

10.作業7の「標準単位と寸法」の設定ウィンドウがでなかったときは

ここで,単位を指定する.

[ツール] > [オプション] > [ドキュメントプロパティ] >[単位]

または

画面右下の部分(「IPS」とか「ユーザ定義」といった表示になっている)をクリック.

MMGS を選択して,「OK」をクリック

単位:

MKS (m、kg、秒)

CGS (cm、g、秒) (CGS (centimeter, gram, second))

MMGS (mm、g、秒) (MMGS (millimeter, gram, second))

IPS(インチ、ポンド、秒)(IPS (inch, pound, second))

ユーザー定義

寸法表示規格:ANSI、ISO、DIN、JIS、BSI、GOST、GB

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11.「押し出し」をクリック(または「挿入」>「ボス/ベース」>「押し出し」)

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12.フィーチャーの断面をスケッチする平面として正面をクリック(画面に正面が表

示されていますが,まだ正面を選択していないので,必ず正面をクリックすること)

ほかの平面,「正面」「右側面」「平面」を選びたいときは視点を変更して不等角投影法でみるとよ

い.

(1)ヘッズアップビューツールバー(グラフィック領域の上あたりにある)から

「表示方向」 をクリック

(2)不等角投影をクリック

※ ヘッズアップビューツールバーが見つからないときは,メニューバーの「表示」→

「ツールバー」 → 「表示(ヘッズアップ)」を選択してください.

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13.「スケッチ」タブの「矩形」をクリック

適当な位置で,矩形の対角線上のコーナーをクリックして,

右クリック→「選択」をクリックでコマンド終了

(参考)矩形コマンドを終了する5つの方法

(1)「OK」 をクリック

(2)「Esc」キーを押す

(3)右クリック→「選択」をクリック

(4)同じ矩形アイコンをクリック

(5)次に実行するアイコンをクリック

クリック

クリック

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14.<四角形に正確な寸法を与える>

コマンドマネージャーのスマート寸法をクリックし,

寸法を指定したい線をクリックして,その後,図形の外側にマウスを動かす

すると,その線から寸法線が引き出され,任意の位置でクリックすると寸法の記入欄が現

れる.キーボードで正しい数値「100mm」を入力し,「OK」ボタン をクリックすると寸

法値が修正される.(数値の入力欄に単位がないときは,入力欄の下の「単位」の「>」を

クリックして「mm」を選択)

長方形の縦の長さも同様にして「50mm」に修正。

①クリック

②外側にマウスを動かす

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修正後,図形がグラフィック領域に収まらなくなった場合は,ヘッズアップビューツール

バーの「ウィンドウにフィット」ボタン

をクリックすればよい.

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23.<スケッチ終了と押し出し寸法の指定>

コマンドマネージャーの「スケッチ終了」をクリック.

押し出しのプロパティマネージャーが現れるので,押し出し寸法を修正(板厚「10mm」)

して,OKボタン をクリック.

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24. 押し出しができる

31.<材料の定義>:「炭素鋼(普通)」のデータをそのまま適用

(1)Feature Manager デザイン ツリーで 材料 を右クリックし、材料編集 をクリック

(2)材料ダイアログが表示されるので,「SolidWorks Materials」の中の「鋼鉄」の

中の「炭素鋼(普通)」をクリックして、「適用」をクリック

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33.質量特性をチェック

ツール(Tools) > 質量特性(Mass Properties) をクリックします.

すると,質量特性のダイアログが表示される

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演習資料 作成:江澤良孝

SolidWorks Simulation による3次元応力解析

1.ソルバの選択:

「Office製品」タグ →「SolidWorks Simulation」をクリック

2.Simulationタグが表示されるので、「スタディアドバイザー」の下の▼クリック →

「新規スタディ」クリック

→ 静解析を選択 → 「OK」ボタン をクリック

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3.材料選定(CAD部分で材料を選定してあればこの作業は不要):

CAD段階で材料選定しておくとデザインツリーの静解析の Part1のところに材料が

表示されている。この場合は解析での材料は選定済み。

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Part1の横に材料名が表示されていないときは、選定されていないので

(1)「材料適用」クリック

(2)材料ダイアログが表示されるので,「SolidWorks Materials」の中の「鋼

鉄」の中の「炭素鋼(普通)」をクリックして、「適用」をクリック

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4.境界条件:拘束条件

Simulationタグの「拘束アドバイザ」の下の▼をクリック

「対称」を使う方法もあるが他の資料で説明してあるので、ここでは「参照/ジオメ

トリ使用」を使う方法を紹介する。

(a)「詳細拘束条件」をクリック

(b)拘束 PropertyManager が表示される.「タイプ」タグになっていることを確認

する.

デフォルトで「参照/ジオメトリ使用」が選択されている.

青くなっている。

なっていなかったらここをクリック。

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(c)「詳細設定」で青色の拘束する面を指定する部分をクリック

(デフォルトですでに青くなっている)

(d)グラフィック画面上で拘束したい面をクリック

(クリックしやすいように図形を回転させること)

(e)参照面を指定するピンクの部分をクリック

(f)参照面(先ほど指定した拘束面と同じ面)をクリック

(g)「変位」の部分の垂直方向変位を指定する部分の をクリックして、指定変位

をゼロに指定。

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(h)「OK」ボタン をクリック

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(i)同様にして、他の二つの拘束面の拘束も設定する

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(参考)固定拘束の場合

(a)「固定ジオメトリ」をクリック

(b)拘束 PropertyManager が表示されるので,「タイプ」タグになっている

ことを確認

(c)固定する面を選択 → 「OK」ボタン をクリック

(参考)拘束条件オプションのまとめ

(http://help.solidworks.com/2012/Japanese/SolidWorks/cworks/IDH_menuanal_Summa

ry_of_Displacement_Restraint_Options.html?id=3d63e2bc44274589933e43793c929bc3)

拘束タイプ 拘束される要素 参照ジオメトリ

のタイプ

入力項目

固定ジオメトリ (並進と

回転方向固定)

頂点、エッジ、面 なし なし

平行移動拘束 頂点、エッジ、面 なし なし

対称(Symmetry) 固体の面とシェルの

エッジ

なし なし

ローラ/スライダー 面 なし なし

固定ヒンジ 円筒形面 なし なし

参照ジオメトリ使用 頂点、エッジ、面 面、エッジ、平

面または軸

指定する方向に強制並進、ま

たは回転。

平面上 平坦面 なし 選択した平面に沿う、指定す

る方向に強制並進または回転

円筒面上 円筒形面 なし 選択した円筒面に沿う、指定

する方向に強制並進または回

球面上 球面 なし 選択した球面に沿う、指定す

る方向に強制並進または回転

周期対称 平坦な面あるいは平

坦でない面のセット

軸(Axis) なし

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5.境界条件:荷重

Simulationタグの「外部荷重アドバイザ」の下の▼をクリック

→ 「力」をクリック

→ グラフィック画面上で荷重をかけるエッジをクリック → 「選択された方向」

を選択

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→ピンクの部分の横が青くなる

→参照面をクリック

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→ 単位 を目的の単位「SI」に設定

→ をクリックして、荷重の値「10」を打ち込む

(▼の右が「N」(ニュートン)になっていることを確認すること)

が正しいとは限らない。 が正しいかもしれない。どれを使うかはグラフ

ィック画面に表示される力の矢印で確認して選択すること

→ グラフィック画面上で荷重の向きを確認し、逆向きになっていたら,

「反対方向」のチェックをいれて、荷重の向きを外向きにする

→ 「OK」ボタン をクリック

→ 次のような画面になる

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6.メッシュ作成

Simulationタグの「実行」の下の▼クリック

→ 「メッシュ作成」クリック

→ メッシュ密度を選択(今回はこのままでよい)

→ 「OK」ボタン をクリック

※メッシュは細かいほどよいが,計算時間が増大する

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<参考>なお、今回は不要であるが、メッシュパラメータを展開すると

下記のようになり、「曲率ベースのメッシュ」を選択すると

必要に応じて二次要素が使われる。

メッシュ実行すると、メッシュ結果が表示される

7.念のため、解析の前に一度,指定保存する

「ファイル」 → 「指定保存」 → 保存先を選んで保存する

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8.解析実行

「実行」の下の▼クリック → 「全スタディ実行」クリック

9.しばらくすると、解析が完了し、解析結果が表示される

(デフォルトでフォン・ミーゼス応力の分布図が表示される)

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10.デザインツリーの「結果」の「応力1(-vonMise-)」を右クリックしてみると

となっている。試しにこの中の「非表示」をクリックしてみると

結果表示が消える

ここで「表示」をクリックすると結果が再表示される