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Page 1: SVF for Web/PDF Utilityユーザーズ・マニュアル...Java プログラムから使用する事が可能となります。 UNIX版とLinux版の解除 SVF for Web/PDF UtilityのUNIX版とLinux版の解除は、つぎの手順でおこないます。
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はじめに

SVF for Web/PDF Utilityをご購入いただき、誠にありがとうございます。

SVF for Web/PDF Utilityは、SVF実行部製品が出力したPDFファイルに対し、不正利用抑止やファイルの改ざん防止を目的とし

たセキュリティ機能の付加、複数のPDFファイルのマージ、任意の文字列や画像イメージの付加、ファイルの埋め込みなど様ざま

な機能を付加することができるアプリケーションです。

本マニュアルでは、SVF for Web/PDF Utilityの使用方法について記載しています。

* 本マニュアルに記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

1

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1 製品概要 3

モジュールの概要 4

動作環境 4

サーバ 4

2 セットアップと解除 5

Windows版のセットアップ 5

Windows版の解除 6

UNIX版とLinux版のセットアップ 6

UNIX版とLinux版の解除 6

3 実行 7

コマンドプロンプトからの実行 7

コマンドプロンプトオプション 8

プロファイルの作成 9

プロファイルのパラメタ詳細 10

メソッド詳細 10

DrawString 10

RestrictByLocation 12

RestrictByDate(非推奨) 12

Encrypt 12

Decrypt 13

Merge 13

Extract 13

DrawImage 14

HyperLink 15

EmbedFi le 16

ユーザアプリケーションからJava APIの実行 17

ユーティリティGUIから実行 18

ユーティリティGUIの起動 19

プロファイルの作成 19

メソッドの詳細設定項目 20

DrawString 20

DrawImage 21

Encrypt 22

Decrypt 23

HyperLink 23

EmbedFi le 23

Merge 24

RestrictByLocation 25

Extract 25

プロファイルの実行 26

タスクファイルの保存と読み込み 28

4 注意事項・制限事項 29

注意事項 29

制限事項 29

2

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1 製品概要 SVF for Web/PDF Utilityは、SVF実行部製品が出力したPDFファイルに対し、不正利用抑止やファイルの改ざん防止を目的とし

たセキュリティ機能の付加、複数のPDFファイルのマージ、任意の文字列や画像イメージの付加、ファイルの埋め込みなど様ざま

な機能を付加することができるアプリケーションです。

対象となるPDFファイルは、以下のSVF実行部によって出力されたものとなります。

・SVF for Web PDF/C Edition

・SVF for Web PDF/Java Edition

・SVF for .NET Framework

*上記製品のPDFエンジンを利用したすべての製品・バージョンを含みます。

<機能の概要>

■セキュリティ機能の付加

PDFファイルの閲覧をURIや日付によって制限することができます。

また、ファイルを暗号化することができ、暗号化されたPDFファイルを開こうとしたときにはパスワードが要求されるように設定

することが可能です。暗号化設定の際には、印刷の許可、文書変更の許可、コピーの許可などの詳細についても設定することがで

きます。

ただし、SVF for Web/PDF Utilityが提供するセキュリティ機能は、完全性を保障しているものではありません。

■複数PDFファイルのマージ

複数PDFファイルをマージすることができます。

異なるSVF実行部で生成したPDFファイル同士でもマージすることが可能です。

■文字列描画

PDFファイルの指定ページに、任意の文字列を描画することができます。

■イメージ画像の貼り込み

PDFファイルの指定ページに、イメージファイル(BMP、JPEG、GIF、PNG)を張り込むことができます。

■ファイルの埋め込み

PDFファイルの指定ページに、MIMEタイプで指定できるMS-WordやMS-Excelなどで作成された各種ファイルを埋め込むこと

ができます。ファイル埋め込まれた個所には、アイコンが表示されるように設定できます。

■リンクの設定

PDFファイルの任意の個所に、URLなどのリンクを設定することができます。

PDFファイルから、関連情報を記載しているWebページなどを表示させることが可能となります。

■任意のページの抽出

PDFファイルから任意のページを抽出することができます。

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モジュールの概要 SVF for Web/PDF Utilityは、PDFファイルを内部オブジェクト単位で解析するPDFパーサを基盤に、PDFファイルに対してPDF

仕様のレベルでオブジェクト描画やコンポーネント追加を実行するAPIと、ユーザアプリケーションから直接JavaAPIとして呼出

し可能なAPIとを装備しています。また、各種関連製品やコマンドラインと連携するプロファイルインタプリタが用意されています。

プロファイルとは、APIの動作を定義した任意のエンコードのテキストファイルです。ユーザが任意に記述する他に、SVF for

Web/PDF Utilityに用意されているユーティリティGUIを利用すれば、プロファイルを視覚的に作成することが可能です。

作成したプロファイルをコマンドプロンプト、ユーティリティGUI、またはJavaユーザアプリケーションでプロファイルインタプ

リタに渡すことにより、複雑なパラメタ処理をノンプログラミングで簡便に実行することが可能となります。

<モジュールの概要>

PDFファイルの座標系は、用紙正方向の左下基点、単位はポイントです。使用可能なフォントの一覧はJavaDocを参照してくだ

さい。

ユーティリティGUIは、プロファイルの作成・実行をテストとしておこなうことを目的に使用する事は可能ですが、当GUIを用いて

の運用につきましてはサポート対象外となります。

動作環境 SVF for Web/PDF Utilityの動作環境は、次の通りです。

サーバ

OS

Microsoft○R Windows○R 2000 Server、Advanced Server、

Microsoft○R Windows○R ServerTM2003(制限付き*1)

SUN○R Solaris○R 8、9、

IBM○R AIX5L、

HP○R HP/UX11.11(PA_RISC)、HP○R HP/UX11v2(IPF)

RedHat Enterprise Linux ES/AS 3.0

Java 実行環境 J2EE および J2SE 準拠 JDK1.4

最小動作メモリ 32MB*2

HDD 10MB*3

*1 Microsoft○R Windows○R ServerTM2003の使用に関する注意・制限事項

Microsoft○R Windows○R ServerTM2003 Enterprise Edition 64 Bitでは動作確認をおこなっておりません。

*2 記載されている値は最小値となります。運用形態によってメモリを確保してください。

*3 セットアップの際に必要なHDDの空き容量です。

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2 セットアップと解除 セットアップと解除について説明します。

Windows版のセットアップ SVF for Web/PDF UtilityのWindows 版のセットアップは、次の手順でおこないます。

1 SVF for Web/PDF UtilityのCD‐ROMを、コンピュータのCD‐ROMドライブにセットし、エクスプロ―ラでCD‐ROMの「\Disk1\Setup.exe」をダブ

ルクリックします。

[SVF for Web/PDF Utilityのセットアップ]画面が表示されます。

<[SVF for Web/PDF Utilityのセットアップ]画面>

2 [次へ]ボタンをクリックします。

[インストール先の選択]画面が表示されます。

<[インストール先の選択]画面>

3 セットアップ先のフォルダを選択します。現在選択されているフォルダでよければ、[次へ]ボタンをクリックします。セットアップ先を変更するに

は、[参照]ボタンをクリックしてフォルダを選択します。

[ファイルコピーの開始]画面が表示されます。

<[ファイルコピーの開始]画面>

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4 [次へ]ボタンをクリックします。

CD‐ROMからハードディスクへのファイルのコピーが開始されます。 コピーが終了すると[InstallShieldウィザードの完了]画面が表示されます。

5 [完了]ボタンをクリックします。

セットアップが終了します。

Windows版の解除 SVF for Web/PDF UtilityのWindows版の解除は、次の手順でおこないます。

1 [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]を選択します。

[アプリケーションの追加と削除]画面が表示されます。

2 「SVF for Web/PDF Utility」の[変更と削除]ボタンをクリックします。

「InstallShieldウィザード」が実行され、確認メッセージが表示されます。

3 削除してよい場合は、[OK]ボタンをクリックします。

削除が開始され、終了すると、[完了]画面が表示されます。

4 [完了]ボタンをクリックします。

削除が完了します。

UNIX版とLinux版のセットアップ SVF for Web/PDF UtilityのUNIX版とLinux版のセットアップは、次の手順でおこないます。すべてのシェルスクリプトは、Born

shell で実行してください。

1 ソースメディアのアーカイブファイル/unix/pdfparser.tarを任意のディレクトリにコピーします。

例: cp /mnt/cdrom/unix/pdfparser.tar

2 アーカイブファイルを展開します。

例: tar xvf pdfparser.tar

3 pdfparser.jarをパスに追加します。

Java プログラムから使用する事が可能となります。

UNIX版とLinux版の解除 SVF for Web/PDF UtilityのUNIX版とLinux版の解除は、つぎの手順でおこないます。

1 展開して作成されたディレクトリ以下をすべて削除します。

ハードディスクからアプリケーションとすべてのコンポーネントが削除され、解除が終了します。

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3 実行 SVF for Web/PDF Utilityでは、まずAPIの動作を定義する「プロファイル」を作成します。プロファイルは、手動で作成する方

法と、ユーティリティGUIを利用して作成する方法があります。

プロファイルを作成後、作成したプロファイルをコマンドプロンプト、ユーティリティGUI、またはJavaユーザアプリケーション

のいずれかから実行します。

利用する実行方法にしたがって、該当する個所を参照してください。

7

SVF for Web/PDF Utilityのセットアップフォルダ\PDFUtility\doc\index.htmlからAPIリファレンスを確認することができます。

ユーティリティGUIは、プロファイルの作成・実行をテストとしておこなうことを目的に使用する事は可能ですが、当GUIを用いて

の運用につきましてはサポート対象外となります。

コマンドプロンプトからの実行 SVF for Web/PDF Utilityの「pdfpaser.jar」を各プラットフォームのコマンドプロンプトから実行し、SVF for Web/PDF Utility

の各機能を実行することができます。

pdfparser.jar [-ui|-ver|-usage|-exec] [-silent] [input file] [output file] [parameter(s)...]

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コマンドプロンプトオプション

コマンドプロンプトの各オプションは、次のものが用意されています。

-ver(sion) バージョン情報を表示します。

-usage コマンドプロンプトパラメタ・オプションを表示します。

-silent コンソール出力を抑制します。

-ui ユーティリティGUIを起動します。

GUI画面からの各機能の実行方法については、「ユーティリティGUIから実行」(p.18)を参照してくださ

い。

-exec(ute) [input file] [output file]

[parameter(s)]...

ユーティリティAPIを実行します。

[input file]:入力PDFファイルのパスを指定します。

[output file]:出力PDFファイルのパスを指定します。

[parameter(s)]:プロファイルの各パラメタを空白文字で区切って指定します。

プロファイルは別途ファイルとして作成しておくことで、プログラミングの手間を省略することが可能で

す。プロファイルの詳細については、「プロファイルの作成」(p.9)を参照してください。

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<実行例>

// PDFファイルを暗号化し、暗号化されたPDFファイルを開こうとした時はパスワードを要求する例

bash-2.03$ java -jar pdfparser.jar -exec input.pdf output.pdf Profile=encrypt.profile

ProfileExecutor 処理開始:

プラグイン Encrypt処理開始:

--- プロファイル ---

Method=Encrypt

PluginVersion=1.0.0

OwnerPassword=owner

UserPassword=user

Revision=3

Permission=-3136

--------------------

プラグイン Encrypt処理終了:

ProfileExecutor 処理終了:

bash-2.03$

// PDFファイルの閲覧をURIによって制限する

C:¥>java -jar pdfparser.jar -exec -silent input.pdf output.pdf Method=RestrictByLocation

RestrictURI="http://www.wingarc.co.jp/" Alert="このPDFは閲覧が制限されています。"

C:¥>

プロファイルの作成 プロファイルはAPIの動作を定義した任意のエンコードのテキストファイルです。拡張子「.profile」で作成します。

書式はJavaプロパティファイルと同様になり、等号(=)で結ばれたパラメタ名と値の対になったエントリを記述します。

作成したプロファイルを、コマンドプロンプトやユーティリティGUI、Javaユーザアプリケーションを使用してProfileインタプリ

タに渡すことにより、複雑なパラメタ処理をノンプログラミングで簡便に実行することができます。

各APIのパラメタの詳細については、次項「プロファイルのパラメタ詳細」を参照してください。

<プロファイルの例>

Method=DrawString

PluginVersion=1.0.0

X=100.0

Y=100.0

String="This File Made By SVF for Web/PDF Utility"

Font=Courier New

Bold=true

Italic=false

Outline=true

Points=60.0

HRatio=100.0

Color=1.0,0.7843137254901961,0.0,

LastLayer=true

Page=0

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プロファイルのパラメタ詳細 プロファイルのパラメタ詳細について説明します。

各メソッド共通のパラメタには、次のものがあります。

Method=メソッド名

(Profileパラメタがない場合は必須)

メソッド名を指定します。

現在のバージョンでは、次のメソッドが用意されています。

・DrawString

・Merge

・Encrypt

・Decrypt

・RestrictByDate

・RestrictByLocation

・DrawImage

・HyperLink

・EmbedFile

・Extract

各メソッド別の機能とパラメタについては、次項「メソッド詳細」を参照してください。

PluginVersion=バージョンナンバー プロファイル作成時のプラグインのバージョンを指定します。

Profile=プロファイルパス(の配列) 保存されたプロファイルのパスを指定します。

パスをカンマで区切り、複数のプロファイルを指定することができます。

パラメタで指定されたプロファイルの中に、さらにプロファイルを含めることはできません。

このパラメタの配列仕様は、UIから作成したタスクリスト(.tasklist)をコマンドプロンプトに渡す内部処理

のために用意されています。

メソッド詳細

各メソッド別に、機能とパラメタについて説明します。

DrawString

PDFファイルの指定されたページに、任意の文字列を描画します。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

X=浮動小数点数値(0.0) 水平方向の文字描画起点を指定します。

Y=浮動小数点数値(0.0) 垂直方向の文字描画起点を指定します。

String=文字列("" - 空文字) 描画文字列を指定します。

Font =文字列(MS ゴシック) フォントを指定します。

Bold=ブーリアン値(False) ボールドにするか、どうかを指定します。

True=ボールド体にします。

Italic=ブーリアン値(False) イタリックにするか、どうかを指定

True=イタリック体にします。

Outline=ブーリアン値(False) アウトライン化するか、どうかを指定します。

True=アウトライン化します。

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Points=浮動小数点数値(60.0) フォントサイズを指定します。

HRatio=浮動小数点数値(100.0) フォントサイズに対する水平幅を百分率で指定します。100の時、正方グリフになります。

Color= 浮 動 小 数 点 数 値 の 配 列

(0.0,0.0,0.0)

フォントの色を表す3つのRGB値を指定します。それぞれの値は1.0の時に 高輝度になります。

LastLayer=ブーリアン値(True) 文字列を 背面に設定するか、どうかを指定します。

True=文字列を 背面に指定します。

Page=数値の配列(1) 文字列を描画するページ番号を指定します。0の時、すべてのページに描画します。

StrokeWidth=浮動小数点数値(0.0) アウトラインの線幅を指定します。

PDFファイルの座標系は、用紙正方向の左下基点、単位はポイントです。使用可能なフォントの一覧はJavaDocをご参照くださ

い。

<実行例:DrawString>

Method=DrawString

PluginVersion=1.0.0

X=10.0

Y=10.0

String=SVF for Web / SVF for Web/PDF Utility

Font=HG丸ゴシックM-PRO

Bold=true

Italic=false

Outline=true

Points=45.0

HRatio=100.0

Color=1.0,0.2,0.2,

LastLayer=true

Page=1

StrokeWidth=1.0

<文字列を描画したPDFファイル>

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RestrictByLocation

PDFファイルの閲覧をURIによって制限します。

設定されたURI以外から閲覧しようとした場合、アラートメッセージが表示されビューアが終了します。

RestrictByLocationは、RestrictByDate(日付による制限)と併用することはできません。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

Alert=文字列("" - 空文字) アラートメッセージに表示するメッセージの文字列を指定します。

RestrictURI=文字列("" - 空文字) 制限したいURIを指定します。

W3CのJavaScript仕様URI文字列にエンコード済みである必要があります。

<実行例:RestrictByLocation>

Method=RestrictByLocation

PluginVersion=1.0.0

RestrictURI=http://www.wingarc.co.jp/

Alert=このPDFは「http://www.wingarc.co.jp/」以外からの閲覧が制限されています。

<表示されるメッセージの例>

RestrictByDate(非推奨)

PDFファイルの閲覧を日付によって制限します。

エンドユーザが設定されている日付を過ぎて閲覧をしようとすると、アラートメッセージが表示されビューアが終了します。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

Alert=文字列("" - 空文字) アラートダイアログに出力する文字列を指定します。

Date=8桁数値(20060101) YYYYMMDD形式の8桁の数値を指定します。

RestrictByDateは、日付の判定にローカルコンピュータのコンピュータ日付を利用します。

コンピュータ日付は一般に容易に修正が可能であるため、この機能は本質的に安全とはいえません。

RestrictByDateはRestrictByLocation(URLの制限)と併用することはできません。

Encrypt

PDFファイルを暗号化します。暗号化されたPDFファイルを開こうとしたときにはパスワードが要求されるようになります。

このメソッドは、その他のすべてのメソッド処理が終了した後に一度だけ実行してください。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

OwnerPassword=文字列("" - パス

ワードなし)

オーナーパスワードを指定します。

UserPassword=文字列("" - パス

ワードなし)

ユーザパスワードを指定します。

Revision=2 or 3(2) 暗号化リビジョンを指定します。2=40bitRC4、3=128bitRC4で暗号化します。

Permission=数値(-4) ユーザ権限を指定します。

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<暗号化されたPDFファイルを開こうとしたときにパスワードが要求される>

Decrypt

暗号化PDFを復号化します。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

Password=文字列("" - パスワード

なし)

復号化パスワードを指定します。オーナー権限を持つパスワードを指定してください。

暗号化パラメタに関する詳細は、PDFReference 3rdEdition Revision1.4を参照してください。

本モジュールは、PDF仕様1.4(暗号化リビジョン2と3)に対応しています。

http://partners.adobe.com/public/developer/en/pdf/PDFReference.pdf

Merge

PDFファイルをマージします。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

Files=文字列 [,文字列...]("" - 空

文字)

マージするPDFファイルのパスを指定します。

パスは複数をカンマ区切りで指定します。ディレクトリを含む場合は、自身の階層のみ展開され、マー

ジ対象に追加されます。

SortMode=文字列("None") PDFファイルのソートモードを指定します。

ByName=名前でソートします。

ByTime=ファイルのタイムスタンプでソートします。

None=ソートしません。

SortOrder=文字列

("AscentOrder")

PDFファイルのソート順を指定します。

AscentOrder=昇順でソートします。

DescentOrder=降順でソートします。

Mergeメソッドでマージ可能なPDFファイルは、次の各製品で出力されたPDFファイルです。

SVF関連製品のすべてのプラットフォームおよびバージョン

アドビ社「Acrobat」バージョン5.0以前

<実行例:Merge>

Method=Merge

PluginVersion=1.0.0

Files=C:¥test.pdf, D:¥Document and Settings, C:¥Windows¥test.pdf

SortMode=ByName

SortOrder=DescentOrder

Extract

PDFファイルからページを抽出します。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

Page=数値の配列(1) 抽出するページ番号を指定します。

0=すべてのページを抽出します。

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このメソッドで抽出可能なPDFは以下の製品で出力されたPDFです。

SVF関連製品のすべてのプラットフォームおよびバージョン

アドビ社「Acrobat」バージョン5.0以前

<実行例-Extract>

Method=Extract

PluginVersion=1.0.0

Page=1,3,5,7,9

DrawImage

PDFファイルの指定されたページにイメージファイルを張り込むことができます。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

X=浮動小数点数値(0.0) 水平方向の描画起点を指定します。

Y=浮動小数点数値(0.0) 垂直方向の描画起点を指定します。

HSize=浮動小数点数値(0.0) 水平方向の描画サイズを指定します。

VSize=浮動小数点数値(0.0) 垂直方向の描画サイズを指定します。

Path=文字列("" - 空文字) 張り込むイメージファイルのパスを指定します。

パスはローカルパスで指定してください。相対パスは環境に依存します。

使用できるイメージはBMP、JPEG、GIF、PNGのいずれかとなります。

一般的ではないフォーマットや仕様によっては、イメージを利用できない場合があります。

LastLayer=ブーリアン値(True) イメージを 背面に配置するか、どうかを指定します。

True=イメージを 背面に配置します。

FitPage=ブーリアン値(False) イメージをページ全体に拡大して表示するか、どうかを指定します。

True=イメージをページ全体に拡大して表示します。

Page=数値の配列(1) イメージを張り込むページ番号を指定します。

0=すべてのページに貼り込みます。

<実行例:DrawImage>

Method=DrawImage

PluginVersion=1.0.0

X=0.0

Y=0.0

HSize=100.0

VSize=100.0

Path=C:¥test.bmp

FitPage=true

LastLayer=true

Page=0

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<イメージを描画した例>

HyperLink

PDFファイルの指定されたページにリンクを設定します。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

X=浮動小数点数値(0.0) 水平方向のリンク領域となる起点を指定します。

Y =浮動小数点数値(0.0) 垂直方向のリンク領域となる起点を指定します。

HSize =浮動小数点数値(0.0) 水平方向のリンク領域のサイズを指定します。

VSize =浮動小数点数値(0.0) 垂直方向のリンク領域のサイズを指定します。

URI=文字列("" - 空文字) リンク先となるURLを指定します。URIとして設定できる文字列は、W3Cの仕様に準拠します。

Page=数値の配列(1) リンクを設定するページ番号を指定します。0の時、すべてのページに指定します。

HyperLinkは、リンクとして認識する領域を設定します。

ユーザにリンク領域を指示するためには、別途DrawImageやDrawStringを使用して、リンクを可視化する必要があります。

<実行例:HyperLink>

Method=HyperLink

PluginVersion=1.0.0

X=105.0

Y=704.0

HSize=250.0

VSize=17.0

URL=http://www.wingarc.co.jp/

Page=1

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<リンクの設定例>

EmbedFile

PDFファイルにファイルを埋め込みます。

パラメタは、次の通りです。()内はデフォルト値となります。

X =浮動小数点数値(0.0) 水平方向のアイコン起点を指定します。

Y =浮動小数点数値(0.0) 垂直方向のアイコン起点を指定します。

HSize =浮動小数点数値(0.0) 水平方向のアイコンサイズを指定します。

VSize =浮動小数点数値(0.0) 垂直方向のアイコンサイズを指定します。

IconPath=文字列("" - 空文字) アイコンファイルのパスを指定します。

パスはローカルパスで指定してください。相対パスは環境に依存します。

使用できるイメージはBMP、JPEG、GIF、PNGのいずれかとなります。

一般的ではないフォーマットや仕様によっては、イメージを利用できない場合があります。

Path=文字列("" - 空文字) 埋め込むファイルのパスを指定します。

MIME=文字列("" - 空文字) 埋め込むファイルのMIMEタイプを指定します。

MIMEタイプの記述方法は、W3Cの仕様に準拠します。

Page=数値の配列(1) アイコンを描画するページ番号を指定します。

0=すべてのページにアイコンを描画します。

<実行例:EmbedFile>

Method=EmbedFile

PluginVersion=1.0.0

X=450.0

Y=630.0

HSize=80.0

VSize=80.0

Path=C:¥PDFHeaderVersion.doc

IconPath=C:¥icon.bmp

MIME=application/msword

Page=1

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Page 19: SVF for Web/PDF Utilityユーザーズ・マニュアル...Java プログラムから使用する事が可能となります。 UNIX版とLinux版の解除 SVF for Web/PDF UtilityのUNIX版とLinux版の解除は、つぎの手順でおこないます。

<ファイルを埋め込んだ例>

ユーザアプリケーションからJava APIの実行 SVF for Web/PDF Utilityは、Java仕様J2EE/J2SE 1.4に準拠したJavaユーザアプリケーションから、APIとして実行するこ

とが可能です。

パッケージ「jp.co.fit.pdfutilities」に含まれる「PDFUtil」クラスを使用し、そのインスタンスが保持するPDFファイルに様々な処

理を実行します。

「PDFUtil」が実装するAPIについては、別途JavaDoc形式のドキュメントを参照してください。

<プログラム例>

//本プログラムではmerge2.pdfは既に暗号化されているPDFファイルであることを前提とします。このプログラムでは全PDFファイルを

マージ後、暗号化します。

import jp.co.fit.pdfutilities.PDFUtil;

import java.io.*;

public class Test {

public static void main(String[] args) throws Exception {

// 元となるPDFをインスタンス化(1ページ・表紙)

PDFUtil origin=new PDFUtil("./Header.pdf");

// 元となるPDFの右上隅に赤の太文字で「社外秘」と描画

origin.DrawStringPDF(450,780,"社外秘","MS 明朝",true,false,false,40,100,

new double[]{1.0,0.0,0.0},true,null);

// マージするPDF1

PDFUtil merge1=new PDFUtil("./merge1.pdf");

// マージするPDF1の全ページ全体にイメージを描画

merge1.DrawImagePDF(0,0,0,0,"./image.jpg",true,true,null);

// マージするPDF2

PDFUtil merge2=new PDFUtil("./merge2.pdf");

// マージするPDF2を復号化

17

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merge2.DecryptPDF("ownerpassword");

// PDFをマージする

origin. (nMergePDF ew Object[] { merge1, merge2, "./Trailer.pdf"});

// マージしたPDFを暗号化する

orig rypt erpin.Enc PDF("own assword","userpassword",PDFUtil.ACROBAT_VER5_ENCRYPT,

PDFUtil.Permission(true,false,PDFUtil.PERM_MODIFY_ALL,PDFUtil.PERM_PRINT_LOW_RESOLUTION));

// PDFをファイル化する

Buffere eamdOutputStr out=

new BufferedOutputStream(new DataOutputStream(new FileOutputStream("./output.pdf")));

origin.GetFileImage(out);

out.close();

}

}

ユーティリティ 行GUIから実 プロファイルの設定をユーティリティGUIを用いて視覚的におこなうことができます。

運用テストやデバッグをおこなうときなどに利用することができます。

ユーティリティGUIは、プロファイルの作成・実行をテストとしておこなうことを目的に使用する事は可能ですが、当GUIを用いて

の運用につきましてはサポート対象外となります。

<ユーティリティGUI>

ユーティリティGUIでは、まず、各メソッドごとにプロファイルを作成し保存します。

.profile」で作成されます。

ル名と、生

ルが登録されているタスクリストは、タスク情報ファイルとして保存することができます。これにより、別のPDF

プロファイルはAPIの動作を定義した任意のエンコードのテキストファイルで、拡張子「

プロファイルを作成後、実行したいものをタスクとして登録します。その後、プロファイルの実行先となるPDFファイ

成するPDFファイル名を指定し実行すると、設定したプロファイルの内容にしたがって様ざまな機能が付加されたPDFファイルが

生成されます。

複数のプロファイ

ファイルに対して同様の処理をおこないたい場合は、再度タスク設定をする必要がなく、タスク情報ファイルを読み込むだけで処

理を実行することができるようになります。

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ユーティリティGUIの起動

ユーティリティGUIの起動は、次の手順でおこないます。

1 コマンドプロンプトから、次の内容を入力します。

pdfparser.jar -ui

ユーティリティGUIが起動します。

ユーティリティGUIを終了する場合は、画面右上の[×]をクリックします。

プロファイルの作成

ユーティリティGUIの画面下部は、プロファイルのメソッドごとにタブで設定画面が分かれて表示されています。

設定できるメソッドは、9種類となっており、各メソッドごとに異なるプロファイルとして保存することができます。

また、同じメソッドでも異なる設定内容であれば、別ファイルとして作成し保存することができます。

プロファイルは、次の手順で作成します。

1 設定するメソッドのタブをクリックします。またはメニューバーの[プラグイン]から選択します。

設定できるメソッドには、次の9つが用意されています。

DrawString PDFファイルの指定されたページに、任意の文字列を描画します。

DrawImage PDFファイルの指定されたページにイメージを描画します。

Encrypt PDFファイルを暗号化します。

このメソッドは、その他のすべてのメソッド処理が終了した後に一度だけ実行してください。

Decrypt 暗号化PDFを復号化します。

HyperLink PDFファイルの指定されたページにリンクを設定します。

EmbedFile PDFファイルにファイルを埋め込みます。

Merge PDFファイルをマージします。

RestrictByLocation PDFファイルの閲覧をURIによって制限します。設定されたURI以外から閲覧しようとした場合、アラート

メッセージが表示されビューアが終了します。

Extract PDFファイルからページを抽出します。

各メソッドごとに

プロファイル内容を設定

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2 各項目の設定をおこないます。

詳細については、次項「メソッドの詳細項目」を参照してください。

3 [設定を保存]ボタンをクリックします。

[〇〇のプロファイルを保存]ダイアログボックスが表示されます。

<[〇〇のプロファイルを保存]ダイアログボックス>

設定した内容をプロファイルとして保存するとともに、タスクリストにも登録したい場合は、[タスクに追加]ボタンをクリックしま

す。[〇〇のプロファイルを保存]ダイアログボックスが表示されます。プロファイルとして登録すると、それと同時にタスクリスト

にもプロファイルが登録されています。

4 保存先ディレクトリとファイル名を保存して、[〇〇のプロファイルを保存]ボタンをクリックします。

プロファイルが保存されます。

5 必要に応じて、同様手順でプロファイルを作成し保存します。

[プロファイルの保存]ダイアログボックスが表示されます。

作成したプロファイルを変更したい場合は、[ユーティリティGUI]から該当するメソッドタブを選択した状態で[設定を読み込み]

ボタンをクリックします。

プロファイルに設定されている内容が画面の各項目の値に表示されますので、適宜変更をおこない、再度プロファイルとして保存

します。

メソッドの詳細設定項目

各メソッドの詳細設定項目について説明します。

DrawString PDFファイルの指定されたページに、任意の文字列を描画します。

描画文字列 PDFファイルに描画する文字列を入力します。

フォント 描画文字列のフォントをドロップダウンリストから選択します。

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Bold・Italic・Outline 描画文字列に文字修飾をおこなうか、どうかを指定します。

クリックするたびに、設定が有効・無効と切り替わります。

カラーボックス 描画文字列の表示色を指定します。

カラーボックスをクリックすると、[テキスト色の選択]ダイアログボックスが表示されます。

[テキスト色の選択]ダイアログボックスから任意の色を選択し、[了解]ボタンをクリックすると色が指定

されます。

ポイント 描画文字列の文字サイズをポイント単位で指定します。

水平倍率 フォントサイズに対する水平幅を百分率で指定します。100の時、正方グリフになります。

線幅 アウトラインの線幅を指定します。

座標 [X]に水平方向の文字描画起点を、[Y]に垂直方向の文字描画起点を指定します。

ページ 文字列を描画するページ範囲を指定します。

[全ページ]が選択されている場合は、すべてのページに描画されます。

ページ範囲を指定したい場合は、[全ページ]の選択をはずし、開始ページ番号と終了ページ番号を指

定します。

背面 描画文字列を 背面に設定するか、どうかを指定します。選択されている場合は、 背面に描画され

ます。

DrawImage PDFファイルの指定されたページにイメージを貼り込みます。

イメージファイルのパス 張り込むイメージファイルのパスを指定します。

パスはローカルパスで指定してください。相対パスは環境に依存します。

使用できるイメージはBMP、JPEG、GIF、PNGのいずれかとなります。

一般的ではないフォーマットや仕様によっては、イメージを利用できない場合があります。

ページ全体に描画 イメージをページ全体に拡大して表示するか、どうかを指定します。

クリックするたびに、設定が有効・無効と切り替わります。

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座標 [ページ全体に描画]が無効の場合に、イメージの貼り込み開始位置を指定します。

[X]に水平方向の貼り込み開始起点を、[Y]に垂直方向の貼り込み開始起点を指定します。

サイズ [ページ全体に描画]が無効の場合に、イメージの表示サイズを指定します。

[H]に水平方向の表示サイズを、[V]に垂直方向の表示サイズを指定します。

ページ イメージを張り込むページ範囲を指定します。

[全ページ]が選択されている場合は、すべてのページに貼り込みます。

ページ範囲を指定したい場合は、[全ページ]の選択をはずし、開始ページ番号と終了ページ番号を指

定します。

背面 イメージを 背面に設定するか、どうかを指定します。選択されている場合は、 背面に貼り込みま

す。

Encrypt PDFファイルを暗号化します。暗号化されたPDFファイルを開こうとしたときにはパスワードが要求されるようになります。

このメソッドは、その他のすべてのメソッド処理が終了した後に一度だけ実行してください。

パスワード 初の欄にオーナーパスワードを、次の欄にユーザパスワードを指定します。

暗号化レベル 暗号化リビジョンをドロップダウンリストから選択します。

ドロップダウンリストから暗号化リビジョンを選択すると、ユーザ権限の詳細設定項目が表示されます

ので、適宜設定をおこないます。

<ユーザ権限の詳細設定項目例>

選択している暗号化リビジョンによって設定できるユーザ権限が異なります。

<暗号化されたPDFファイルを開こうとしたときにパスワードが要求される>

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Decrypt 暗号化PDFを復号化します。

パスワード 復号化パスワードを指定します。オーナー権限を持つパスワードを指定してください。

HyperLink PDFファイルの指定されたページにリンクを設定します。

URI リンク先となるURLを指定します。URIとして設定できる文字列は、W3Cの仕様に準拠します。

座標 [X]にリンク領域となる起点を、[Y]に垂直方向のリンク領域となる起点を指定します。

サイズ [H]に水平方向のリンク領域となるサイズを、[V]に垂直方向のリンク領域となるサイズを指定します。

ページ リンクを設定するページ範囲を指定します。

[全ページ]が選択されている場合は、すべてのページに設定されます。

ページ範囲を指定したい場合は、[全ページ]の選択をはずし、開始ページ番号と終了ページ番号を指

定します。

EmbedFile PDFファイルにファイルを埋め込みます。

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ファイルのパス 埋め込むファイルのパスを指定します。

パスはローカルパスで指定してください。相対パスは環境に依存します。

アイコンのパス アイコンファイルのパスを指定します。

パスはローカルパスで指定してください。相対パスは環境に依存します。

使用できるイメージはBMP、JPEG、GIF、PNGのいずれかとなります。

一般的ではないフォーマットや仕様によっては、イメージを利用できない場合があります。

MIMEタイプ 埋め込むファイルのMIMEタイプを指定します。

MIMEタイプの記述方法は、W3Cの仕様に準拠します。

座標 [X]に水平方向のアイコン配置起点を、[Y]に垂直方向のアイコン配置起点を指定します。

サイズ [H]に水平方向のアイコンサイズを、[V]に垂直方向のアイコンサイズを指定します。

ページ アイコンを描画するページ範囲を指定します。

[全ページ]が選択されている場合は、すべてのページに描画されます。

ページ範囲を指定したい場合は、[全ページ]の選択をはずし、開始ページ番号と終了ページ番号を指

定します。

Merge PDFファイルをマージします。

[ファイル追加]ボタン マージするPDFファイルを指定します。

[ファイル追加]ボタンをクリックすると、[ファイル追加]ダイアログボックスが表示されます。

<[ファイル追加]ダイアログボックス>

[ファイル追加]ダイアログボックスから、マージ対象となるファイルを選択し[ファイル追加]ボタンをク

リックすると、リストに追加されます。

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同様の手順でマージするPDFファイルをすべてリストに登録しておきます。

[リストクリア]ボタン リストへのマージ対象PDFファイルの登録をすべて解除します。

[選択アイテムを上に]アイコ

ン/[選択アイテムを下に]アイコン

リストでPDFファイルを選択した状態でアイコンをクリックすると、上、または下のファイルに選択状態と

なる対象が移動します。

[選択アイテムを削除]アイコン リストで選択状態となっているPDFファイルの登録を解除します。

RestrictByLocation PDFファイルの閲覧をURIによって制限します。設定されたURI以外から閲覧しようとした場合、アラートメッセージが表示され

ビューアが終了します。

アラート文字列 アラートメッセージに表示するメッセージの文字列を入力します。

制限するURL 制限したいURIを指定します。

W3CのJavaScript仕様URI文字列にエンコード済みである必要があります。

Extract PDFファイルからページを抽出します。

抽出ページ 抽出するページ範囲を指定します。

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プロファイルの実行

作成し保存したプロファイルを実行するために、まずタスクとして登録します。反映対象が同じPDFファイルであれば、タスクに

複数のプロファイルを登録することができます。

タスクに登録後、実行先PDFファイル名と出力するPDFファイル名を指定します。

1 画面から[タスクリスト]タブをクリックします。

2 [リスト追加]ボタンをクリックします。

[リスト追加]ダイアログボックスが表示されます。

<[リスト追加]ダイアログボックス>

3 タスクとして登録するプロファイルを選択し、[リスト追加]ボタンをクリックします。

[タスクリスト]タブ画面に戻ります。リストには選択したプロファイルが登録されて表示されています。

4 手順2-3と同様の手順で、必要なプロファイルをタスクに登録します。

[タスクリスト]タブ画面に戻ります。リストには選択したプロファイルが登録されます。

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[タスクリスト]タブ画面には、次の機能が用意されています。

[タスククリア]ボタン タスクリストへのプロファイルの登録をすべて解除します。

[選択アイテムを覗く]アイコン リストに登録されているプロファイルの設定内容を確認することができます。

リストからプロファイルを選択して、 [選択アイテムを覗く]アイコンをクリックすると、設定内容が表示

されます。[了解]ボタンをクリックすると、画面が閉じます。

[選択アイテムを上に]アイコ

ン/[選択アイテムを下に]アイコン

リストでプロファイルを選択した状態でアイコンをクリックすると、上、または下のプロファイルに選択状

態となる対象が移動します。

[選択アイテムを削除]アイコン リストで選択状態となっているプロファイルの登録を解除します。

5 [入力ファイル]欄にプロファイルの反映対象となるPDFファイルを、[出力ファイル]欄に生成するPDFファイル名を、パスとともに指定します。

をクリックすると、ダイアログボックスからファイルを指定することができます。

[入力と同じ]ボタンをクリックすると、入力ファイルに上書きして出力ファイルを生成します。

6 [処理開始]ボタンをクリックします。

タスクリストに登録されているすべてのプロファイルが実行され、PDFファイルが生成されます。

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タスクファイルの保存と読み込み

複数のプロファイルが登録されているタスクリストは、タスク情報ファイルとして保存することができます。これにより別のPDF

ファイルに対して同様の処理をおこないたい場合は、再度タスク設定をする必要がなく、タスク情報ファイルを読み込むだけで処

理を実行することができるようになります。

タスクファイルの保存は、次の手順でおこないます。

1 [設定を保存]ボタンをクリックします。

[設定を保存]ダイアログボックスが表示されます。

<[タスクリストを保存]ダイアログボックス>

2 タスク情報ファイルの保存先ディレクトリを選択し、[タスクリストを保存]ボタンをクリックします。

タスク情報ファイルが保存されます。

保存したタスク情報ファイルを読み込みたい場合は、[設定を読込]ボタンをクリックします。

[タスクリストをロード]ダイアログボックスが表示されます。

<[タスクリストをロード]ダイアログボックス>

読み込むタスク情報ファイルを選択して、[タスクリストをロード]ボタンをクリックすると、ユーティリティGUI画面の[タス

クリスト]タブ画面に、タスクに登録されているプロファイルの一覧が表示されます。

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4 注意事項・制限事項 SVF for Web/PDF Utilityを使用する上での、注意事項、および制限事項について記載します。

注意事項

★ pdfparser.jar をクラスパスに通す必要があります。

★ メソッド「RestrictByLocation」で PDF ファイルの閲覧を URI によって制限する場合、「RestrictURI」では URI としてローカルコンピュータを指

定する際に「RestrictURI=C:\Sample」などと設定しても警告メッセージは表示されません。Acrobat の仕様上、URI をローカルコンピュータ

を指定する際は「/C/Sample」と W3C の仕様に準じた指定をおこなう必要があります。

★ PDF ファイルの座標系は、用紙正方向の左下基点、単位はポイントです。使用可能なフォントの一覧は JavaDoc をご参照ください。

★ 暗号化された PDF ファイルをマージする場合は、マージする前に、まず PDF ファイルの暗号化を解除する必要があります。

制限事項

★ SVF for Web/PDF Utility を使用する際は、pdfparser.jar ファイルをクラスパスの先頭に設定してください。

★ ユーティリティ GUI は、プロファイルの作成・実行をテストとしておこなうことを目的に使用する事は可能ですが、当 GUI を用いての運用に

つきましてはサポート対象外となります。

★ ブラウザで JavaScript の設定が無効になっている場合、エラーやパスワード入力時のポップアップメッセージが表示されません。ポップ

アップメッセージを表示させたい場合は、JavaScript の設定を有効にしてください。

★ SVF for Web/PDF Utility で使用できる PDF ファイルは、SVF で作成した PDF ファイルのみとなります。

★ Acrobat Reader の JavaScript の設定が有効になっていない場合、正常に表示されないことがあります。JavaScript の設定を有効にしてく

ださい。

★ Internet Explorer の Web ブラウザ上で、閲覧制限機能付の PDF ファイルを実行させた場合、本来であれば保護されるはずですが、

Acrobat の JavaScript では Web ブラウザごと Window をクローズできないため、画面が白紙の状態になり残ってしまいます。

★ 閲覧制限機能(RestrictByLocation)とファイル埋め込み機能(EmbedFile)

ハイパーリンク機能(HyperLink)、マージ機能(Merge)機能は、閲覧制限機能が優先となり併用できません。

★ 暗号化されている PDF ファイルに対しては SVF for Web/PDF Utility の機能を付加することができません。

既に暗号化されている PDF ファイルに SVF for Web/PDF Utility の機能を付加する場合は、先に複合化をおこなう必要があります。

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API............................................................................................... 17

Decrypt ............................................................................ 13, 19, 23

DrawImage...................................................................... 14, 19, 21

DrawString...................................................................... 10, 19, 20

EmbedFile ....................................................................... 16, 19, 23

Encrypt ............................................................................ 12, 19, 22

Extract............................................................................. 13, 19, 25

HyperLink ....................................................................... 15, 19, 23

JavaDoc ................................................................................... 4, 17

Merge............................................................................... 13, 19, 24

Method......................................................................................... 10

PluginVersion.............................................................................. 10

Profile .......................................................................................... 10

RestrictByLocation ......................................................... 12, 19, 25

RestrictByDate............................................................................ 12

SVF for .NET Framework ............................................................ 3

SVF for Web PDF/C Edition......................................................... 3

SVF for Web PDF/Java Edition ................................................... 3

SVF for Web/PDF Utility.............................................................. 3

URI による制限 ..................................................................... 12, 25

暗号化..................................................................................... 12, 22

イメージの貼り込み ............................................................... 14, 21

閲覧 URI の制限 .......................................................................... 12

解除 ................................................................................................ 6

コマンドプロンプトオプション ..................................................... 8

コマンドプロンプトからの実行 ..................................................... 7

制限事項 ....................................................................................... 29

セットアップ.................................................................................. 5

タスクファイル ............................................................................ 28

タスクリスト................................................................................ 26

注意事項 ....................................................................................... 29

抽出 ........................................................................................ 13, 25

動作環境 ......................................................................................... 4

バージョンナンバー ..................................................................... 10

パラメタ ....................................................................................... 10

日付による制限 ............................................................................ 12

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ファイルの埋め込み ............................................................... 16, 23

復号化..................................................................................... 13, 23

プロファイル........................................................................ 4, 9, 19

プロファイルインタプリタ ............................................................ 4

プロファイルパス......................................................................... 10

マージ..................................................................................... 13, 24

メソッド ....................................................................................... 10

メソッド名 ................................................................................... 10

文字列の描画.......................................................................... 10, 20

ユーティリティ GUI .................................................................... 18

リンク設定 ............................................................................. 15, 23

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ユーザーズ・マニュアル Ver.1.0

2006年 2月 第2版 ■販売元 ウイングアークテクノロジーズ株式会社

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※本マニュアルは予告なく変更することがあります。

※本マニュアルに記載されている社名および商品名は、一般に各社の商標および登録商標です。