tama river 201605
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「水場」のトレイルカメラ「水場」と周辺での出会い季節の移り変わり
「雑木林」のトレイルカメラ「雑木林」近くの水溜り
「大木の水場」のトレイルカメラ
卵塊からオタマジャクシへ孵化
トレイルカメラに撮影された動物
2016年5月
- 水場のトレイルカメラ
5月は晴の日が多く気温も上がった。オニグルミ、ホオノキ、フデリンドウ、ヤマナシ、ミツバアケビやウワミズザクラなどの花も咲いた。アオバトとツツドリの声が聞こえ、キツツキドラミ
ング音も聞こえた。飛び交う虫も増え、オタマジャクシがたくさん
孵った水場にアメンボも姿を現した。
水場につながるけもの道のカメラには何も映っていなかった。
ニホンアナグマ
コウモリ
ホンドテン
2016年5月
- 水場と周辺での出会い
いつもように⽴ち⽌まって周囲を眺めていると、枯葉が動いた。風かと思ったがピョコピョコと枯葉が押し上げられている。ヘビならスルスルと出てくるはずだが、何度も枯葉が持ち上げられていた。その様⼦を撮影をした後、枯葉の下を探したが正体は⾒つからなかった。もしかするとカエルだったかもしれない。その様⼦は「地面が動く」の映像に残した。
動く枯葉
⼭道には枯葉が多く溜まっている場所がある。よくけもの臭がする場所も枯葉が溜まる雑⽊林の道だ。そこはいつも⽴ち⽌まったりしながらゆっくりと歩くようにしている。何かに出会う期待と、万が一ツキノワグマだった場合に近距離で遭遇しないためだ。
2016年5月
- 季節の移り変わり
ウワミズザクラ
オニグルミ ホオノキ
アセビ
フジ
キリ
ギンリョウソウ
花
2016年5月
- 「雑⽊林」のトレイルカメラ
カメラのチェックに⾏った際にシジュウカラが巣材をくわえて出入りしていた。雑⽊林ではベニボタルとアサギマ
ダラの姿を確認し、ハルゼミの声も聞こえ始めた。新しいカメラと新しい場所で調整
が進まない。
シジュウカラ
2016年5月
- 「雑⽊林」近くの水溜り
雑⽊林へつながる林道にある水溜りには動物たちが多く来ていた。水を飲むものもいれば通り過ぎる
だけのものもいた。
オスジカ
ニホンイノシシ
ニホンイノシシ
ニホンジカ
ニホンイノシシ
ホンドテン ヤマドリ
ホンドキツネ ニホンタヌキハクビシン
ニホンザル
2016年5月
- 「大⽊の水場」のトレイルカメラ(1/2)
4月にあったヒキガエルの卵塊が無くなっていた。オタマジャクシもいない。トレイルカメラにはアナグマが卵を⾷べ、卵塊のあたりでイノシシがぬた浴びをしていた映像が映っていた。水場の近くにはカケスの羽根が散
乱していた。
新しいクマ剥ぎの痕も水場の近くにあった。近いうちにツキノワグマが映るかもしれない。
散乱したカケスの羽根 クマ剥ぎ痕
2016年5月
- 「大⽊の水場」のトレイルカメラ(2/2)
水場の大⽊の根元から声が聞こえていた。トレイルカメラにはアナグマが根元の穴を出入りする姿が映っていた。イノシシは卵塊がある場所でぬた浴びをしていた。
卵塊が背中に巻きついているようにも⾒える。ハイタカが映っていた。水浴びにやってきたようだ。
設置状況が悪く映りが悪いものが多かったが、複数回やってきていた。
ニホンアナグマ ハイタカ
ニホンイノシシ
2016年5月
- 卵塊からオタマジャクシへ孵化
「水場」では無数のオタマジャクシが孵化していた。
「大⽊の水場」は4月に卵塊を確認したが5月になると卵塊も無くオタマジャクシもいなかった。トレイルカメラの映像ではニホンイノシシがぬた浴びをしている姿があった。その10日後に約10匹のオタマジャクシを確認。更に1週間後にはオタマジャクシの姿はなかった。「水場」と⽐べるとヒキガエルの産卵場所としては環境が悪いかもしれない。
ヒキガエルは直ぐに⼲上がってしまうような水溜りでも産卵することがある。「雑⽊林」へ⾏く林道にも多くの水溜りがあるがそこでは卵塊は確認できていない。
「雑⽊林」の水溜り
「大⽊の水場」の卵塊
「水場」の卵塊
2016年5月
- トレイルカメラに撮影された動物
【水場】・ネズミの仲間・ニホンザル・ホンドテン・ニホンアナグマ・コウモリ・カケス・アカハラ
【デジカメ動画】◎地面が動く◎ニホンアナグマの声
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
◎は公開している動画(動画は映像の状況により公開/非公開としています。)
【雑⽊林】◎ニホンザル・ニホンジカ・ニホンイノシシ・ホンドキツネ・ホンドタヌキ・ホンドテン・ハクビシン・ヤマドリ
【大⽊の水場】◎ニホンアナグマ◎ニホンリス・ニホンイノシシ・ネズミ・カケス・ハイタカ