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The MostAdvanced Marketing最先端のマーケティング技術の“生かし方”
和佐大輔
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このセミナーの主題•最先端の「技術」を「生かす」こと
•どんな知恵も技術も生かさなければ意味がない
•どうやって、最先端の技術を学び、具体的に自分のビジネスにいかして行くのか?が、今回のセミナーの主題
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「最先端」の定義
•「今、取り込むべき技術」のこと
•「今だけ使える」ではなく、「今取り込んで行けば、今後、大きく効果を発揮する」ということ
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「今」取り組むべきこととは?
• 今すぐ売上げを上げることはもちろん必要だが、それ以上に、今後、長期的にビジネスを成長させるための布石を打っておくことが必要
• 目先のことで足掻いたとしても大した効果は生み出せない
• ビジネスに必要な視点は常に「中・長期的な視点」である
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布石を打つ•「布石を打つ」とは、要するに、将来的に多くの収益をもたらしてくれる見込み客を集客するための「仕掛け」をして行くことである
•ビジネスに最も必要なのは、「お客」である
•客のいないビジネスは成功しようがない
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最も効果的な集客•インターネットを利用した集客は「口コミ」に集約される
•インターネットの特性は、口コミが無限に広がり、爆発的に広まるということ
•インターネットの旨味 = 口コミ
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口コミが生み出す効果•今後、さらに個人メディアが爆発的に増え、多くの「個人」が影響力を持ち、その「ネットワーク」は、どんな既存メディアをも凌駕する
•広告効果を最大化するためにも、「個人メディアによる口コミ」を意識したマーケティングを仕掛けるべきである
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数々の驚くべき実例• 例えば、2008年から日本でもスタートしたYoutubeのパートナープログラムで数千万円を稼ぐ若者達
• 1位:シェーン・ドーソン(カナダ)2,700万円(22歳)(再生回数474,725,242)
• 2位:ザ・アノイング・オレンジ(アメリカ)2,500万円/3位:フィリップ・デ・フランコ(アメリカ)1,500万円(24歳)/4位:ライアン・ヒーガ(アメリカ)1,300万円(20歳)/5位:フレッド(アメリカ)1,250万円(16歳)/6位:シェイ・カール(アメリカ)1,200万円/7位:メディオクル・フィルムズ(アメリカ)990万円/8位:スモッシュ(アメリカ)960万円/9位:ザ・ヤング・タークス(アメリカ)960万円/10位:ナタリー・トラン(オーストラリア)860
万円
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彼らは何をしているのか?
•多くは、自主制作ビデオを公開しているだけ
•例えば、自分で作ったショートコントや、トークショー、情報発信
•正直、なぜ人気があるのか理解出来ない(苦笑)
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他にも...
• Justin Bieber
• Youtubeの動画配信で人気に火がついて、全米デビュー、大ヒットを飛ばす
•動画再生回数:286,233,232
•個人的なチャンネルだけでこの再生回数
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日本では...• ロッテ「Fit’s」
➡ 動画再生回数58,142,989/動画投稿数2517本
• カゴメ「野菜生活」
➡ AKB48とコラボして、CMソングとWEB限定動画を制作
• 日産「ノート」
➡ 低燃費少女ハイジをWEB限定で公開
• AKB48
➡ 独自チャンネルでPVなどを無料配信/動画再生回数111,540,993
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個人的なチャンネルでは...
• mugumogu
➡ ネコの動画を配信/動画再生回数83,646,145
• megwin
➡ 自主制作コント?を配信/動画再生回数29,625,922
•個人レベルで、素人の作った動画でも、面白ければ、これだけの口コミ効果を生み出せる
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重要な視点
•これらは全て、ビジネスとは関係ないと思われがちだが、全て、ビジネスとして成立しているし、実際に収益が発生している
•そして、全ては「口コミ」によって爆発的に広まっている
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「動画」というツール• 今、歴史上最も簡単に「動画」が使える時代
• 口コミを広げるためのツールとして、最も効果的なものが「動画」である(動画は一瞬で共有出来る)
• ポイントは、「視聴者が自ら見たがる」ということ
• バカ正直な広告を見たがる人はいないが、面白い広告は自ら見たいと思う
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今後を生き残るためのキーワード
•「見せる」ではなく、「魅せる」ということ
•一方的に見せる広告はもう流行らない。今後は、お客さんのほうから、見たいと熱望されるような広告、思わず口コミしてしまうような広告がヒットを生む
•動画に限らず、まずは興味を惹くことを考える
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如何にして口コミを生むか?
•僕らに課せられた「命題」
•さて、どうする?
•可能性は2つ。
•面白い何か(動画)による口コミ & アフィリエイトによる口コミ
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「面白い」の定義
•単純に「笑える」ものが面白いものではない
•悲しみ、美しさ、カッコ良さ、驚き、怒り、学び、あらゆる「感情」が面白さに繋がる
•要するに、興味を惹き付けるものは全て面白い
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例えば...
•様々なビジネスに動画を取り入れてみよう...
➡ 果物を売るにはどうすればいいか?
➡ 服を売るにはどうすればいいか?
➡ 美容院に集客するにはどうすればいいか?
➡ カフェに集客するにはどうすればいいか?
➡ 情報商材を売るにはどうすればいいか?
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海外では...
• 育児のノウハウを公開した動画が、数百万回再生されていたり、ダイエットのためのエクササイズを公開した動画が数千万回再生されていたりするのが当たり前
• 日本では、まだまだ意外なほどに、実践されていない
• どんなビジネスでも、動画を取り入れることで、大きな可能性を生み出すことになる
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「広告」から「エンターテイメント」へ
•集客するための広告を作るのではなく、見るだけで楽しめるエンターテイメントを提供すること
•エンターテイメントだと考えれば、やれることは無限に広がる
•マーケッターは、同時に、エンターテイナーであるべき時代が、今到来している
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「面白さ」こそが...
•「面白さ」こそが、ネットで爆発的な口コミを生み出し、大量の見込み客を集める「唯一の力」である
•科学的なマーケティングを基本とし、感性的なエンターテイメントを付加して行くことこそが、これからの時代を生きて行くための術である
•「より面白く」で、可能性は無限に...
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人気を得るということは...
• もはや、「個人」ではなく、「公人」になるということ
• もちろん、厳密には公人ではないが、個人レベルの露出から、数百万・数千万単位の露出に変化する
• 露出が増えれば、増えるほど、当然「アンチ」は増えて行く
• まさに、「好き勝手」の時代
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「動画」をビジネスに取り入れる意味
• 動画は、より密接なコミュニケーションを行うためのツールである
• 「動画を作ればいい」ではなく、「面白い動画を作ればいい」ということ
• パターンやテンプレートはすぐに飽きられてしまう。だからこそ、僕らは常に「新しさ」にチャレンジしなければならない
• その世界において、新しくて、面白ければ、それは爆発的な人気を得ることができる
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より面白くあれ。
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アフィリエイトによる口コミ
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口コミを意図的に起こす仕組み
•「アフィリエイト」とは、「広告」ではなく、「口コミ」である
•結局、「面白いもの」が多く紹介され、ただの広告は無視される
•だから...
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重要なのは意外性•誰もやらないこと、思いつかないこと、怖がっていることをあえてやる
•もう、無料で何かを提供したり、報酬が高いから、集客が成功する時代ではない
•「好条件」は前提であって、キーポイントではない
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重要なものは「オファー」•最初の提案(オファー)は、常に、度肝を抜くようなものを用意すること
•アフィリエイトで考えるべきは、➡お客さんに向けたオファー
➡アフィリエイターに向けたオファー
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まずは自由に発想してみる• 例えば、僕が参加費1万円のセミナーに人を集めたいと思ったとき...
➡ 参加者から5人抽選で、僕の家に招待
➡ 参加者から5人抽選で、5万円をプレゼント
➡ 参加者から5人抽選で、僕のメルマガで商品を紹介
➡ 抽選で50名をセミナーに無料招待
➡ セミナー当日に、セールスプロモーションを行い、セミナー終了までに1000万円以上の売上げを上げる
• などなど、自由に考えれば、オファーはいくらでも面白くなる
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面白いオファー• 「イングロリアス・バスターズ」途中で退場したらチケット代を全額返金
• 「ベルメゾンネット」商品代金は後払いでOK
• 「グルーポン」購入者が増えれば増えるほど安くなる• 「ペニーオークション」1円から商品の落札が可能• 全部、面白いからこそ、広まっている
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自由に考えれば...• 参加費5万円のセミナーをUstreamで無料配信、その動画をYoutubeで公開。
Youtubeの動画再生1回につき、5円の報酬を支払う(宇多田ヒカルのアイディア)
• 参加費10万円のセミナーに抽選で10人を無料で招待。応募者1人につき500円の報酬を支払う(懸賞のアイディア)
• 5人の応募で、10組に1組有料の商品をプレゼント。さらに、20組に1組を有料セミナーへ招待。50組に1組に個別コンサルティングをプレゼント(グルーポンのアイディア)
• ヤフオクにセミナーを出品して、参加費を平均値で決定する。参加出来るのは上位落札者50名(ウォーレン・バフェットのアイディア)
• いくらでも、面白いオファーは作れるし、口コミを生むことができる
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とりあえず、利益は無視する
•最初の段階では利益を考えず、面白さだけを追求する
•見込み客さえ集まれば、いくらでも後から回収することができる
•利益は後で生み出すことが鉄則
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マーケティング・プロセス• 「二兎追う者は、一兎も得ず」が、これからのマーケティングの原則
1. 集客プロセス
2. 見込み客リスト化プロセス
3. 顧客化プロセス
4. ファン客化プロセス
• どんなビジネスであっても、マーケティングには4つのプロセスがあり、それぞれを混同してはいけない
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それぞれのプロセスで使うツール• 集客プロセス
➡ 動画(Youtube)/ブログ/ソーシャルメディア/アフィリエイト/口コミ
• 見込み客リスト化プロセス
➡ オファー(無料、もしくは低額)
• 顧客化プロセス
➡ メルマガ/ブログ/ハイグレードなオファー
• ファン客化プロセス
➡ より特別で面白い体験(会員制)/コミュニティ
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4つのプロセスに分けてツールを使う
•結局、全ては、アイディアを形にする手段・ツールであり、使いこなさなければ意味がない
•どれだけ面白いアイディアを採用するかと、その実現のために全体像を把握し、どれだけツールを使いこなせるかが、重要なカギを握っている
•情報の惑わされずに、しっかりと、把握すること
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極端な話をすれば...• 「集客」に使うものは、必ずしも「商品」と関連していなければならないわけではない
• 例えば、「和佐大輔の映画評論」を公開して、もしも、話題を呼ぶことができれば、集客は成功していると言える(もちろん、普通のことをやっても成功はしない)
• 人が集まり、「和佐大輔」が認知された後に、見込み客リスト化ができれば、そこから収益は生まれる
• 1番悲惨なことは「認知」すらされないこと
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「認知させる」という意味で...
• 僕らはもっと自由な発想で色々なことにチャレンジし、活動の幅を広げ、より多くの露出をして、認知してもらうべきである
• エンターテイメントとは、自由な発想から生まれ、マーケティングを超越した力を持つ
• 同じテンプレートを使い、同じような分野で戦っても、面白いものは生み出されない
• もっと「自由」にやってみればいい。誰もやらないことをやるべきである
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強烈なインパクトを残すことができれば
• 強烈なインパクトによる認知は、「伝説」を生む
• 要するに、「逸話」になり、誰かに話したくなる
• 例えば、「自分をオークションに出品した名古屋の女性」や「自分の精子をネットで100万ドルで売っている映画監督」などの話
• 面白い事実は、語り継がれる(有名インフォプレナートップ5に和佐大輔が入っていることからも、自分が気が付かない場所で波及効果を生んでいる)
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これはバカにできない• ネットは、面白い奴が得をする世界
• この業界のトッププレイヤーほど、面白い奴を求めている
• つまり、面白いことをやれば、それだけで、相手に興味を持たれて、簡単に仲良くなることができる
• 僕自身も、18歳で、車椅子で、しかも、3ヶ月で3000万円以上自分の商材を販売しているということで、多くの人に興味を持たれて、簡単に仲良くなることができた
• し、有名な人から、僕に声をかけてくれる様になった
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例えば僕の知り合いには...
• 数学の教材のプロモーションビデオを「萌え路線」で作っている人
• 自分の父親をプロデュースしている人
• 自分の漫画を作っている人
• Mixiだけで商品を販売している人
• などがいる。面白い「行動」は、単純に話のネタになり、相手に強い興味を抱かせることができる
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集客が成功した後のパラダイス• キャッシュポイントは無限に生み出せる
• 例えば...
1. 広告収入
2. 自分のビジネスからの収入
3. アフィリエイト収入
4. コンサルティング収入
• 集客が成功し、見込み客リストが手に入れば、そこから後はいくらでもビジネスを展開することができる
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徹底的に口コミを意識すること• 面白い企画を考え、思わず口コミしたくなるようなものを用意し、一気に、大量の集客をすること
• そして、強烈な「オファー」で、見込み客リスト化して、複数のキャッシュポイントに繋げて行くこと
• これが、今後、全てのビジネスを「低予算で」成功させる、最も効率的な方法であると同時に、次のビジネスに繋げるための重要な布石となる
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これから生き残る2種類の人種• Crazy Marketer
• Thief Marketer
• 「最先端のマーケティングを生み出す狂人」と「最先端のマーケティングを利用する盗人」だけが生き残れる
• 僕らはもちろん、盗人
• 全く新しいものを生み出せるのは、一部の天才だけ。僕らはそれを賢く利用することを考える
• アイディアを盗み、他の市場で実行すれば、それだけで差別化ができる
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実は僕らは既に最先端にいる• インターネットマーケティングを学んでいるのであれば、それは、世界でもトップクラスの知識を得ているということ
• 他の業界にいけば、驚くほど遅れた世界がある
• 例えば、年商10億円以上のネットショップは、メルマガすらやっていない
• 近所の居酒屋やカフェは、ブログの使い方も、Youtubeの使い方も、メルマガの存在すらも知らない
• そんな市場で、僕らが学んできたことを実行すれば・・・?
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最先端を学び...
• 時代遅れの市場で「使う」ことが、最も簡単に成功する方法である
• だから、インターネットビジネスを学び、インターネットビジネスで勝負をすると言う考えを捨てて、もっと自由に発想して、学んだ知恵を使うことを考えるべきである
• わざわざ最初から、強敵に挑む必要はない
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ネットビジネスは確かに...
• 誰でも簡単にはじめられて、利益率の高いビジネスができるが、それだけライバルが多く、差別化が難しい
• みんなと同じことをやっても稼げない
• だから、最初は近所のカフェを手伝えばいい
• マーケティングが理解出来てきたら、本格的に自分のビジネスに取り組んで行く
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最先端が生まれる場所• 「インターネットの世界」
• この世界からノウハウやテクニックを学び(盗み)、他の遅れた市場で生かす
• 特に、情報販売の世界はここ数年で、一気に進化して、多くのノウハウが生まれた
• 正面からぶつかっても、面白いことができなければうまく行かない
• でも、他の市場では、ちょっとしたことでうまく行く
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観察者としての視点• 僕らに必要なのは「観察者」としての視点
• 間違っても、「生徒」になってはいけない
• 冷静に、客観的に、この最先端の世界を観察し、成功しているもの、失敗しているものを見極め、分析して、知恵を盗むこと
• 自分で考えて、自分の答えを出す力を磨くこと
• そして、「その市場で誰もやっていない面白いこと」を仕掛けて行くこと
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Blindly Student
•多くの人は「答え」を誰かに教えてもらいたい。でも、教えられた答えは、自分の答えではない
•自分で考え、理解した答えでなければ、僕らは使いこなすことができない
•世界は僕らの遊び場。彼らや歴史は、僕らに「ヒント」を無数に与えてくれている
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僕の特技
•他人を観察すること
•客観的に冷静に観察し、情報を盗む、盗人であれ
•と、同時に、盗んだものを「面白く」使う、エンターテイナー(クリエイター)であれ
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知恵は“面白く”使わなければ、何の意味もない
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最後に、動画の作り方を...
•必要なものは、ビデオカメラと編集用ソフトだけ
•僕らはプロではない。やれることは限られている
• HDカメラ+Mac(iMovie)だけあれば十分
• iPhoneでも十分に活用出来る
•重要なのは、「アイディア」
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例えば、こんな感じで•創造的破壊プロジェクトのPV
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• THIS IS ITのPV
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この映像に使ったもの• 対談を撮影した映像
• 昔の写真+ネットで拾ってきた写真
• 著作権を購入した音源(1曲3000円ぐらい)
• iMovieにあるテンプレート(文字のエフェクトなど)
• これだけ。制作費は映像をプロに頼まなければ、1万円程度。実は低予算でここまでの映像が作れる時代になっている
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みんなが知らないこと、やらないこと
• だからやれば、それだけで、アドバンテージになる。差別化ができる
• 「その市場に無い価値を提供するだけで、簡単にヒットを生み出すことは可能である」
• 僕らは盗人で、観察者。つまり、調べ、学び、観察し、盗み出して転用するだけ
• 他の業界にある技術は全部、調べれば使える
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難しかったことが簡単に出来る時代に僕らは生きている。
しかし、誰もそのことに気が付いていないそこに旨味があるということ
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以上。終わり
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