ワークショップとux ――なぜ今ワークショップが重要なのか

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Page 1: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ワークショップと UX

   2016 年 3 月 29 日  Gaji-Labo 山岸 ひとみ

―― なぜ今ワークショップが重要なのか

Page 2: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

山岸 ひとみ 株式会社 Gaji-Labo  取締役 CXO

特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構認定 人間中心設計専門家。

文部科学省所管 一般財団法人 生涯学習開発財団認定 ワークショップデザイナー。

システムやアプリケーションのインターフェイスに関わる設計・デザインを中心

にキャリアを積んできたが、 2014 年からワークショップデザイナーとしての活

動に重点を移し、プログラム設計やファシリテーションを事業として展開。

事業としてのワークショップ以外にも、アクセシビリティとリテラシー啓蒙のた

めの場づくりを行なう「 AccHop!! 」や、大人のためのワークショップイベント

「 deCAFE 」などをはじめ、定期的に外部に開かれたワークショップを企画・運

営し、好評を博している。

また、各種デザイン系のフォーラムや学会において、ワークショップの事例や研

究成果等の発表も積極的に行っている。近年ではイベント・セミナー登壇などの機

会を得て、ワークショップの価値や意義の啓蒙にも務めている。

Page 3: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

HCD 専門家としてデザインメソッドやワークショップの普及活動

Page 4: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

認定ワークショップデザイナーとしての実践・研究活動

Page 5: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

海外メソッドの日本コミュニティメンバーとしてローカライズに参加

Page 6: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ワークショップについて

Page 7: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

• 研修や会議とは違い、参加者の主体性と相互作用を引き出しながら活動する

• 個人・組織、社会をよくするための手法として、幅広い分野で活用されてい

ワークショップとは

「ワークショップの分類」中野民夫「ワークショップ―新しい学びと想像の場―」をもとに作成

Page 8: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

時系列プログラムデザイン

関係性ファシリテーション

デザイン

配置・動線環境

デザイン× ×

マッチング

フィット感

しかけ

管理責任の徹底、知的財産権への配慮、 etc…

ワークショップデザインの主な要素

Page 9: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ワークショップのための座席配置例

Page 10: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

プログラム構成の例:ワークショップのやり方を学ぶ場合

チーム → ビジョン →プロセス → 計画

過去未来型過去 → 現在 →

未来 → 決意

発想企画型収集 → 発想 →

企画化 → 具体化

環境適合型Will → Can →

Must → Do

組織変革型

起承転結型起 → 承 →転 → 結

体験学習型体験 → 指摘 →

分析 → 概念化 

発散収束型共有 → 発散 →収束 → 共有

知識の獲得ワークショップに関わる基礎知識をインプットする

体験学習型ワークショップ参加を

新しい視点で体験し直す

体験学習型ワークショップ実施を通して入れ子構造で身体知をつかむ

目標探索型資源 → 理想 →目標 → 方策

問題解決型問題 → 原因 →解決策 → 意思

Page 11: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

プログラム構成の例:チームビルディングが目的の場合

チーム → ビジョン →プロセス → 計画

問題解決型問題 → 原因 →解決策 → 意思

目標探索型資源 → 理想 →目標 → 方策

過去未来型過去 → 現在 →

未来 → 決意

発想企画型収集 → 発想 →

企画化 → 具体化

環境適合型Will → Can →

Must → Do

組織変革型

起承転結型起 → 承 →転 → 結

体験学習型体験 → 指摘 →

分析 → 概念化 

発散収束型共有 → 発散 →収束 → 共有

体験学習型協働と競争のジレンマを

体験できるグループワーク

目標探索型カスタマージャーニーマップを利用したメインワーク

過去未来型ワークの振り返りだけでな

く長い時間軸での振り返り

Page 12: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX について

Page 13: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

• ユーザが製品やサービスの購入、利用、所有などの一連の体験を通じて感じ

ることのできる体験

• ある製品やサービスを利用したり、消費した時に得られる体験の総体

• ユーザーがある製品やシステムを使ったときに得られる経験や満足など全体

を指す用語

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは

「 UX の期間とプロセス」 UX白書より

Page 14: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

The User Experience Honeycomb by Peter Morville  ピーター・モービル氏のハニカム構造で構成した UX の概念図

Useful :役に立つ

Usable :使いやすい

Desirable :好ましい

Findable :見つけられる

Accessible :アクセスできる

Credible :信頼できる

Valuable :価値がある

Page 15: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

Design Process Diagram by Todd R. Warfel  トッド・ザキ・ウォーフル氏の UXモデル

Page 16: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

Approach to Creating Experiences by David Armano  デイビッド・アルマノ氏の UXモデル

Page 17: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ユーザーリサーチ

ユーザーとそのニーズを理解すること

UX の専門的な実践の主な領域

UXデザイ

状況に合わせてユーザーと製品・サービスとのインタラクションをデザインすること

Page 18: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ユーザーリサーチ

ユーザーとそのニーズを理解すること

UX 文脈でのユーザーリサーチとマーケティングリサーチの違い

  理解すべきこと 把握すべきこと

マーケティング人々が何を買うかどうやって購買決定をするのか

集団としての消費者の動向

UX どうすれば人々がよりよい体験ができるのか

個々のユーザーにおける利用状況

Page 19: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

“ 顧客はすばらしい体験が、適切なタイミングで

得られることを当然と思っており、企業は顧客と

どのようにやりとりするのかを新しく想像しなけ

ればならない ”

ーー Adobe CEO兼プレジデント シャンタヌ・ナラヤン氏

  「 Adobe Summit 2016 」にて

Page 20: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

“ デザインとは、パッケージ開発の領域を大きく

超えるものです。私たちはコンセプト開発から最

終製品化、製品消費後の体験に至るまで、デザイ

ン体験を丸ごと見直さなければなりませんでした

ーー ペプシコ 会長兼 CEO インドラ・ヌーイ氏

  「 Harvard Business Review 」 2016 年 4 月号より

Page 21: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

“ サービスを使うためだけに人々が存在している

かのように「ユーザー」と呼ぶのは傲慢に等し

く、ヒューマンセントリックなサービスを構築す

るために、まずは人々がそれぞれ生活や好みを持

つ存在であることを認識する必要がある ”

ーー Facebook CEO マーク・ザッカーバーグ氏 開発者会議「 f8 」基調講演にて

Page 22: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

デザインファームの変遷

Page 23: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

デザインファームの変遷

Page 24: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

デザインファームの変遷

Page 25: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ステークホルダーやユーザーも巻き込む

再現性あるプロトコルで解決のプロセスを踏む

重要視される「組織」と「プロセス」

両方を実現するために

ワークショップが重要視されている

Page 26: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ワークショップと UX

Page 27: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

• ユーザーを知るためのワークショップ

• プロトタイプを作るためのワークショップ

• ユーザーと一緒に創るためのワークショップ

UX リサーチおよびデザインのためのワークショップの活用

様々なユーザーの視点を取り入れながらコ・クリエイションすることで

事業やプロジェクトの価値を高められる可能性が高くなる

Page 28: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

• インタビュー・ワークショップ

• 写真撮影ワークショップ

• フィールドワーク・ワークショップ

• オブザベーション・ワークショップ

• カードソーティング・ワークショップ

• 上位概念を考えるワークショップ

• フォト KA 法ワークショップ

• ストーリーテリング・ワークショップ

• 最悪体験ワークショップ

• インプロビゼーション・ワークショップ

• アクティングアウト・ワークショップ

• パーソナル・ファブリケーション・ワークショップ    etc…

UX リサーチ・ UX デザインのためのワークショップ例

参考書籍

Page 29: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 30: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 31: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 32: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 33: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 34: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 35: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 36: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 37: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

UX のためのワークショップ:アウトプット例

Page 38: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

まとめ

企業における UX の重要性が増している今、ステークホルダーやユーザーを巻き込みサービスやプロダクトを作っていくためにワークショップ手法の活用が有効です。

Page 39: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

気をつけたいこと

ワークショップは万能薬ではない

やればなんでも解決できるということではない。必要性を見極めて取り入れることも大事。

Page 40: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

スタートアップ、ベンチャー企業の UX 開発支援

Page 41: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

部署を横断したワークショップスキル獲得のための講義

Page 42: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

福祉施設でブランドを作る土台としてのコ・クリエイション

Page 43: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

様々な背景を持つ人同士でアイディアを出すコ・クリエイション

Page 44: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ワークショップ設計に関するご相談はいつでもお気軽にお寄せください。

子ども向けワークショップやビジネス文脈から外れたワークショップも得意としています。

Page 45: ワークショップとUX ――なぜ今ワークショップが重要なのか

ありがとうございました。