第3次産業活動指数 冊子の見方/使い方(ver 1.0)
Post on 11-Aug-2015
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1. 第3次産業活動指数について ① 第3次産業活動指数とは? ⇒ P3~ ② 第3次産業活動指数からわかること ⇒ P5~ 2. 第3次産業活動指数 冊子の見方 ① 冊子のP1の見方 ⇒ P8~ ② 冊子のP2〃 ⇒ P18~ ③ 冊子のP3〃 ⇒ P21~ ④ 冊子のP4~5〃 ⇒ P22~ ⑤ 冊子のP6~11〃 ⇒P27 ⑥ 冊子のP12~19 〃 ⇒P28~
2
1-① 『第3次産業活動指数』 とは
=第3次産業の活発さを表す統計 指数値が大きいほど、活動が盛ん
第3次産業とは? ※経済産業省が毎月公表
ex. ・銀行、保険会社など金融業 ・弁護士などの専門サービス業 ・プロ野球や映画など娯楽業 ・学校、塾など学習支援業 ・百貨店、コンビニ、家電量販店など小売業 3
第1次産業(農業など)、第2次産業(製造業など)以外の サービス業などの産業
Q1.
A1.
0
100000
200000
300000
400000
500000
600000
基準月 今月
(人) レストランのお客さんの数
=第3次産業の活発さを表す統計 指数が大きいほど、活動が盛ん
指数とは?
ある時点を100としたときの別の時点での相対的な値 例:基準となる月に、全国のレストランに50万人のお客さんが来ました。
今月は、全国のレストランに40万人のお客さんが来ました。
この場合、今月のレストランの来店者の指数は、基準時の50万人を100とすると、
今月のレストランの来客者は40万人なので、80ということになります。
※経済産業省が毎月公表
80
020406080
100
今月
今月のレストランの来客者の指数 (基準月を100とした場合)
4
1-① 『第3次産業活動指数』 とは
Q2.
A2.
101.5
100.6
103.2
97.3 98.2 98.2 98.2
94
96
98
100
102
104
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
第3次産業活動指数(2014年1月~7月)グラフ
② 第3次産業全体の時点ごとの好不調(年、四半期、月単位) ① 第3次産業全体の好不調 ※全産業の68%を占める(就業者数)
2014年 前月比(%)
1月 101.5
2月 100.6 ▲ 0.9
3月 103.2 2.6
4月 97.3 ▲ 5.7
5月 98.2 0.9
6月 98.2 0.0
7月 98.2 0.0
第3次産業活動指数 表
2014年の3月から比べて4月は落ちました。前月比▲5.7%です。
(計算方法:(97.3÷103.2)-1×100=-5.7 %) これは消費税が4月から8%にあがったことと関係がありそうです。 5
1-② 第3次産業活動指数から分かること
③ 産業、業種ごとの好不調
⑤ 各産業の好不調に大きく影響を与えた業種名(飲食サービス業の不調の要因は食堂、など) ⇒2ページ、<寄与した主な中小分類業種>
④ 各産業、業種が第3次産業全体に占める割合(運輸業全体の中でバス業が占める割合、など) ⇒4ページ以降、各産業の<ウェイト>
Q.外食ビジネスは盛んか? ⇒16ページ「<飲食店、飲食サービス業>」の指数
Q.金融業界のここ3ヶ月の調子は? ⇒14ページの「<金融業>」の指数
などいろいろ読み取れます!! 6
1-② 第3次産業活動指数から分かること
<冊子の目次> 概要 P1~P3 13業種(大分類)の推移 P4~P5 13業種+7業種(中分類)の推移 P6~P11 業種別・再編集した分野別の推移 P12~P19
2. 第3次産業活動指数 冊子の見方
こちらの冊子です
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sanzi/result-2.html 内 最新月次冊子(PDF形式) よりダウンロード 7
上段:今月の3次指数まとめ
・この月の第3次指数の値と前月との変化に ついてまとめのコメント ・前月から上昇した業種、低下した業種の紹介
中段:3次指数の推移 ・ここ5年の3次指数の推移(折れ線グラフ) ・前年の同じ月(25年の7月など)と、 今月との比較(棒グラフ)
下段:時系列データ
・昨年から今月までの15ヶ月分の3次指数全体(総合)の季節調整指数と原指数
次のスライドから、それぞれのボックスごとに、見方/使い方について説明します。 8
◇ 第3次産業活動指数とは →2005年の12ヶ月分の平均を100として、今月の第3次産業の「活発さ」 (お客様の数や提供したサービス量)が、どれ位の比率になっているのかを、 小数点1位までの数字で示したもの 2005年と比べて活発でない
※2013年の平均値もちょうど100 数値が100より低ければ、 2013年と比べても活発でない、といえる
・7月は数値が100より低い
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◇ 前月比を使うメリット →前の月から、今月にかけての第3次産業が 良い方向に向かったのか、悪い方向に向かったのかを見れる
◇ 前月比とは →今月の指数値から前の月の指数値を差し引いて、前の月の指数値で割ったもの 前月比が プラス 前月より勢いあり!! マイナス 〃 勢いなし・・・
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※業種ごとの動きについては、2ページ以降で、詳しい見方をご紹介します このページでは、どの業種が上昇し、どの業種が下降しているのか 読み取れれば十分です
★第3次産業活動指数=大きく13の業種に分類される
13業種ごとの指数で、前月と比べて値が 大きい それぞれ 「上昇」
小さい 「低下」
同じ 「横ばい」
と表記
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折れ線グラフ 今月を含む過去5年間の 毎月の指数の動きを線で表現したもの
~このグラフの特徴~ 第3次産業活動指数の推移が
視覚的に捉えられる
通常時は緩やかに上昇傾向
サービスの活動に影響する 大きな出来事があると急に落ちる
東日本大震災
消費増税
グラフから
わかること 12
棒グラフ 今月を含む過去5年のそれぞれの月の指数が、 その前の年の同じ月の指数から、何%変わったのかを 棒の高さで表現したもの
前年同月比 といいます
~指標の示すもの~ ○前月比・・・変化の方向性 ○前年同月比・・・その時点の水準の高さ
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・この時点の前年同月比(棒グラフの値)は高いですが・・・
・その前年の同じ月には東日本大震災があり、産業活動が急落していました ・このように、前年に特別な出来事があると 前年同月比が「高く見えて」しまうので、注意が必要
※前年同月比を見るときの注意点 必ず前年に特別な出来事が起きていないか確認を
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※時系列表=毎月のデータを決まった期間分だけ並べる表
・季節調整済指数 =月々の指数の動きのクセ (年度末の3月はよく物が売れる、など) をならした数字
・原指数 =月々の指数のクセをそのまま 含んでいる、実績のままの数字
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・季節調整済指数 ・原指数
=季節ごとの癖をなくしているので、 前月比を見るのが効果的
=そのままの数字なので、前月比を 見ても効果がない(季節ごとの癖が残る) →前年同月比(前の年の同じ月)と比べるのが効果的
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前月比に▲の集まり ・・・少し産業の活況度合いが 停滞している(スピードが遅くなっている)
◇時系列表から「ぱっと」分かるTips ▲(マイナス)が、時系列表で集まっている部分には意味アリ!
前年同月比に▲の集まり ・・・産業の活動水準自体が 下がっている
※前月比で▲一つが表れることはよくあるので、2つ以上連続してから判断する 17
このページは、今月の 第3次産業指数の 大分類(業種)のうち、 前の月との比較で、 指数が上昇した業種、 低下した業種、 横ばいの業種を リストとして 掲載しています。
上昇した業種
低下した業種
横ばいの業種 18
※業種のリストは、寄与の大きい順に1~3つ並んでいます。
その業種の前月比と前年同月比 大分類業種の名前
◇寄与した主な中小分類業種
大分類の業種の上昇、下降の主な要因と
なっている中小分類の業種を表す。この表では、卸売業、小売業が上昇した要因として、飲食料品卸売業の上昇などが挙げられている。
大 寄与度 小
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※「中小業種」の名前についてのご注意
○各分類の業種の名称は、必ずしも、一つの単語となっている訳ではありません!
ex. 「宿泊業、飲食サービス業」
「食堂、レストラン、専門店」 一つの大分類の業種名
「飲食料品卸売業、建築材料、鉱物・金属材料等卸売業」 二つの大分類の業種名
業種の名前については、 P12以降の「業種別活動指数」 表の「分類名」で確認お願いします。
ここで 切れます
業種の名前が分かりにくく、 本当に申し訳ありません。 おわびします。
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「電気・ガス・熱供給・水道業」や 「情報通信業」といった 主要な業種の5年分の推移がわかります。
「主要業種」の指数のグラフ
② 業種ごとに同時期の 数字を比べることができる
① 期間が長いので、その業種がここ数年で上向きなのか、 下向きなのかといった、 大きな印象を確認できる
ex.東日本大震災の 時期を比べると、その影響に大小があることがわかる
生活関連サービス、娯楽業は大きく 落ち込むも、不動産業はあまり変化なし
※このページの使いみち
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「前年比」 =1月~12月までの指数の 合計同士の前年との比較(過去3年分)
「前年度比」 =対象時期が、4月~翌年3月までのもの
年の単位で、それぞれの業種が活発に活動していたかどうかわかる!!
第3次産業総合が、去年よりも0.7% 伸びている、 という意味
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<伸び率寄与度とは?>
第3次産業全体の変化に対して、各業種がどの位の影響を及ぼしているのかを示す
電気・ガス・熱供給・水道業は マイナス方向に0.07
(第3次産業全体(0.7) の1/10程度)の寄与
各業種自体の変化だけではなく、 その業種が全体にどれ位の影響を持ったのかを業種間で比較できる!
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→四半期(3ヶ月)単位の変化の比率のこと。 前期比=直近の3ヶ月と その前の3ヶ月との比較 前年同月比=直近の3ヶ月と 前年の同じ3ヶ月間との比較
前期比・前年同期比とは?
月々の変化には、「ぶれ」があり、安定しない場合もある。 四半期(3ヶ月)単位を使うことで、 1ヶ月の単位より安定した数値に
Ⅰ期=1~3月 Ⅱ期=4~6月 Ⅲ期=7~9月 Ⅳ期=10~12月
四半期を使うメリット
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※主要業種については、3ページ目の折れ線グラフも参照
→月単位の変化の比率のこと。 ※詳細は当パワポ内p10-17
前月比・前年同月比とは?
このページでは、月々の変化が業種ごとに分かります。
▲が時系列表で集まっている部分に注目! =第3次産業総合に比べて、縦列が黒く見える業種は、変化の勢いが弱い(前期比や前月比)、 水準が低い(前年同期比や前年同月比)
前年同月比に▲多い ↓
全体の水準が低い 26
掲載されている業種は、3ページ目の折れ線 グラフ中、「主要業種」に加え、いくつかの重要な中分類を含む、24系列です。
「指数時系列表」
-使いどき-
興味のある業種、必要な業種について細かく見たい時
指数と伸び率の時系列表を 各ページに4業種(系列)分ずつ載せています。
年
年度
四半期
月
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冊子のこのページからは、偶数ページと奇数ページを「見開き」でご覧ください。 業種別の活動指数のここ3ヶ月分について、季節調整済指数と季節調整を施していない原指数を載せています。まず、12ページを例として、もう少し細かい説明をいたします。
「業種分類別活動指数」
28
「業種分類別活動指数」では、 大分類業種よりも細かい業種の指数値と前月比、前年同月比を見ることができます。
左ページ
右ページ
ここ2ヶ月で見る前月比
今月分の前年同月比
前月比の寄与度
前年同月比の寄与度
内訳の業種名
29