violin memory istoragehs による高性能バックアッ...

Violin Memory＋iStorageHS による

高性能バックアップシステムについて

プラットフォームソリューション事業部門

ITエンジニアリング事業本部

ストレージネットワークソリューション部

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Violin Memory と

iStorageHS (HYDRAstor)が

最適な３つのポイント


iStorageHS (HYDRAstor)が最適な３つのポイント (1/2)

• ①インライン重複排除、②スケールアウトがViolin Memoryの高速なバックアップを可能にします。さらに、重要データの③遠隔地保管を低コストで実現します。

インラインにて、バックアップデータの重複排除処理を行うことで、バックアップ処理の高速化を実現

重複排除により容量を気にせずバックアップ世代数を格納

容量はもちろん、性能の拡張が可能。

バックアップ対象の容量と、バックアップ要件（バックアップウィンドウ）により必要なバックアップ性能を提供できる

iStorageHS(HYDRAstor)

重複排除処理ユニークなデータのみを

ディスクに格納

1HN

2HN

60HN

5.58TB/h

11.2TB/h

335TB/h

ノード数

最大性能

①インライン重複排除 ②スケールアウト

バックアップデータ

リアルタイム

に処理


本番サイト

iStorageHS (HYDRAstor)が最適な３つのポイント (2/2)

重複排除を活かして、大量データも重複排除を行い効率的に転送。安価な低速回線でも災害対策を実現

遠隔地保管はサービス利用する「遠隔バックアップサービス」も展開中

③遠隔地保管

or

７ＴＢ月額９万円～

遠隔バックアップサービス

iStorageHS

災害対策サイト

iStorageHS

遠隔地に存在しない

ブロックだけを転送

iStorageHS (HYDRAstor)


iStorage HS8-40 高可用モデル

バックアップ装置だから停止しても良い？ → クラスタ化された高可用なストレージがあります。

高スループット

数多くのサーバのバックアップを同時

に行うためには高速な処理性能が必

要です。２HNモデルは11.2TB/hの最

高性能を持つ、業界屈指の高速バッ

クアップ装置です。

高拡張

物理容量10TBからスモールスタート

が可能です。HWの変更なく、差額で

容量アップグレードができます。 24TB高可用モデル(物理10TB)1,600万円

48TB高可用モデル(物理20TB)2,720万円

96TB高可用モデル(物理40TB)4,850万円

高可用

アクセスアクセス

運用が複雑に絡みあう統合環境では、

業務継続性が重視されます。

重複排除ストレージでありつつ、

クラスタをサポートしています。

HDD多重障害対し、RAIDを越える信

頼性を備え、最終保管庫に最適です。

2.4TB/h

11.2TB/h iStorage HS

他社

転送速度イメージ

24TB 48TB 96TB

クラスタ

New

New


検証結果


検証の目的と概要

• 今回、Violin Memoryのバックアップ構成を検討するに当たり、大規模バックアップシステムで実績の多いバックアップソフトウェア“Symantec NetBackup”と、スケールアウト型重複排除アプライアンス“iStorage

HS(HYDRAstor)”を組み合わせ、高性能かつ高スケールアウト型バックアップシステムで検証を行った。

• 本検証は、Violin Memoryのバックアップシステム構成案／サイジングに対する基本情報として利用するために、各パフォーマンステストを実施した。

• 特に、高性能なViolin Memoryのバックアップを受ける仕組みとして、重複排除、およびスケールアウトが有効であるか検証を行った。


検証構成

• Violin Memory v6616x1台に対して、2台の業務サーバ（兼、バックアップサーバ）より、iStorage HSにバックアップを実施

• Violin Memory、業務サーバ間は、FC8Gbps環境、業務サーバ、iStorageHS間は、10GbE環境で実施

NEC Express5800 R120b-2 Windows Server 2008 R1（64bit） Intel Xeon X5670 2.93GHz 12core x2 12GB Memory

Flashストレージ Violin Memory v6616 x1台 8Gbps FC x 8Port SLC VIMM 64枚搭載実効容量8TB（65% Format） vMOS 5.5.2 3U

8Gbps FC HBA 2ch (Optical) N8190-154（Emulex LPe12002 相当）

B C

MG-A MG-B

サーバB用LUN 500GB x4

サーバC用LUN 500GB x4

スケールアウト型重複排除ストレージ iStorage HS8-40 (HYDRAstor) 2HN（2ノード）、実効容量10TB

10Gbps Ethernet x2 （10Gbps Ethernet Switch : NEC / QX-S6502-XG）

8Gbps Fibre Channel x8path

バックアップ経路 Symantec

NetBackup 7.5.0.6

Master/Media Server

Symantec

NetBackup 7.5.0.6

Media Server


パフォーマンス測定結果

• ３つの観点で、パフォーマンス確認を実施

① Violin v6616 のパフォーマンス測定

→Violinの素性能を確認

② Violin v6616 + NetBackupによるバックアップパフォーマンス測定（SKIP_DISK_WRITESモード） ※バックアップ先への出力を行わないモードで読み出し性能を確認

→バックアップソフトNetBackupによる性能影響を確認

③ Violin v6616 + NetBackup + HYDRAstor によるバックアップパフォーマンス測定

→HYDRAstorによる性能影響を確認

Violin

Memory

v6616

Symantec

NetBackup HYDRAstor

①

②

③

8GbFC x8 10GbE x 4


①Violin v6616 のパフォーマンス測定

• 以下の構成で 2台のサーバからベンチマークツール（IOmeter）を使い、v6616のSequential Readパフォーマンス測定を実施

Flashストレージ Violin Memory v6616

B C

MG-A MG-B

サーバA用LUN 500GB x4



IOmeter IOmeter


①Violin v6616 のパフォーマンス測定（Sequential IO性能）

• サーバB,C（2台）からIOmeterでIOをかけてパフォーマンス測定

Block Size 64K, 100% Sequential IO, Read:Write=7:3

Readスループット性能約3.6GB/s、Totalスループット性能

約4.4GB/s

v6616のカタログスペック：最大スループット性能 4GB/sを超える性能が測定できた


②Violin v6616 + NetBackup による

バックアップパフォーマンス測定（“SKIP_DISK_WRITES”モード）

• サーバB（1台）からNetBackupでバックアップ性能測定

1サーバ当たり12ジョブを並列実行、1ジョブ当たり10GB x10ファイル

バックアップ性能約2.4～2.8GB/s

サーバ２台からバックアップをかけた場合、上記の約2倍のIO負荷がv6616にかかるため、 ①で測定した約3.65GB/s程度までは十分バックアップ性能が出ると予測。ただ、上記測定時で8Gbps FC x4パスの帯域を90%近く使っているため、これ以上の負荷が掛かった場合には、FCパスボトルネックになると推測。

この時間帯はもう１台のサーバから

IOmeterでIOをかけたため、

スループット性能が上がっている


②Violin v6616 + NetBackup による

バックアップパフォーマンス測定（“SKIP_DISK_WRITES”モード）

• サーバB,C（2台）からNetBackupでバックアップ性能測定

1サーバ当たり12ジョブ（２サーバで24ジョブ）を並列実行、1ジョブ当たり10GB x10ファイル

バックアップ性能約3.7GB/s

＜NetBackupの実行ログ＞

2,400GBのデータバックアップを10分36秒で完了

サーバ1台からバックアップをかけた場合の約2倍のバックアップ性能となり、予想通りの性能結果となった。


③Violin v6616 + NetBackup + HYDRAstor による

バックアップパフォーマンス測定

• 実際のバックアップ運用環境と同等の環境でのバックアップ性能測定

B C

MG-A MG-B


サーバC用LUN 500GB x4

10Gbps Ethernet x2


バックアップ経路

Flashストレージ Violin Memory v6616

Symantec

NetBackup 7.5.0.6

Master/Media Server

Symantec

NetBackup 7.5.0.6

Media Server

NEC iStorage HS8-40 (HYDRAstor) 2HN（2ノード）、10TB




• サーバB（1台）からNetBackupでHYDRAstorへバックアップしたときの性能測定

– 1サーバ当たり12ジョブを並列実行、1ジョブ当たり10GB x10ファイル

バックアップ性能最大約1.9GB/s

バックアップLANネットワーク 10Gbps x2の帯域いっぱいまで性能が出ていることが確認できた。

すなわち、バックアップLAN帯域が性能ボトルネックになっていると推察できる。

あと、バックアップパフォーマンスに波があり、この原因は調査中（NetBackup、Etherネットワーク、HYDRAstorのいずれかに原因有り）

※上記は、バックアップデータ100%重複の場合（すなわち最大性能が出るパターン）で測定




• サーバB,C（2台）からNetBackupでHYDRAstorへバックアップしたときの性能測定

– １サーバ当たり12ジョブ（２サーバで24ジョブ）を並列実行、1ジョブ当たり10GB x10ファイル

バックアップ性能最大約2.8GB/s、平均2.1GB/s

バックアップサーバが2台になっても、1台の時の最大性能1.9GB/sの2倍の性能は出なかった。

これは、HYDRAstor 2ノードでの最大バックアップ性能：3GB/sにほぼ近い値となっていることから、HYDRAstorが性能ボトルネックになっていると推測。

※上記は、バックアップデータ100%重複の場合（すなわち最大性能が出るパターン）で測定

＜NetBackupの実行ログ＞

2,400GBのデータバックアップを18分47秒で完了




• サーバB,C（2台）からNetBackupでHYDRAstorへバックアップしたときの性能測定

HYDRAstorの管理GUIから見たバックアップ性能

最大約3.0GB/s （Violin v6616のGUIの値とほぼ同等）


①，②，③パフォーマンス測定比較グラフ

• サーバB,C（2台）構成での①②③パフォーマンス比較

NetBackupサーバの台数が増えれば、バックアップ性能は向上する（1台→2台）

NetBackupサーバ x2台でViolin v6616の性能限界までバックアップ性能は引き出せる

③はHYDRAstorがボトルネックになっているが、HYDRAのノードを増やせば性能向上可能

GB/s


まとめ


まとめ

• 本検証により、 Violin v6616 + NetBackup + HYDRAstor の構成で以下のバックアップ性能を確認できた。

– バックアップ性能：最大2.8GB/s、平均2.1GB/s

– 2.4TBのデータを約19分でバックアップ完了 ※ただし、上記は最大性能（100%重複データ）に基づいた値であり、実環境では構成に合わせたサイジングが必要です

• 今回の測定により、数TBのデータのバックアップを、ネットワーク経由で実施することの現実性を証明できた（この場合、ストレージ筐体内レプリケーションは不要）。

• HYDRAstorが持つ重複排除により、超高速Violin Memory Flash Arrayのバックアップを高速に処理することが確認できた。また、HYDRAstorはリニアに性能スケールアウトする製品のため、容量が増加してもバックアップ要件に応じた構成を取ることができる。

• Violin Memoryのバックアップとして、NetBackupとHYDRAstorの組み合わせは、高性能バックアップシステムとして相性が良いと考える。


本資料の問い合わせ先：

SCSK株式会社プラットフォームソリューション事業部門

ITエンジニアリング事業本部

ストレージネットワークソリューション部

E-mail ： [email protected]

03-5859-3024

mailto:[email protected]



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