watchos 2 新機能の細かい話

watchOS 2 新機能の細かい話堤修一 @shu223 2015.6.16 potato tips #18

• 堤修一（つつみしゅういち）

• iOS専業フリーランス

• ブログ『Over&Out その後』

• 著書『iOS×BLE　Core Bluetoothプログラミング』『iOSアプリ開発達人のレシピ100』

自己紹介

http://d.hatena.ne.jp/shu223/

お手伝いしたプロダクト（BLE関連）

Music for the Deaf

iOS Sampler シリーズ


• iOS新機能のサンプルコード集

https://github.com/shu223



• 累計5,000スター超！




• 累計5,000スター超！

• github.com/shu223


watchOS-2-Sampler

watchOS-2-Sampler• watchOS 2 新機能のサンプルコード集

watchOS-2-Sampler• watchOS 2 新機能のサンプルコード集

• 現在の収録サンプル：14種類 - Accelerometer - Gyroscope - Pedometer - Heart Rate - Table Animations - Animated Properties - Audio Rec & Play - Picker Styles - Taptic Engine - Alert - Animation with Digital Crown - Interactive Messaging - Open System URL - Audio File Player

今日話すこと

今日話すこと• watchOS-2-Sampler 実装にあたって気付いた細かい諸々について

今日話すこと• watchOS-2-Sampler 実装にあたって気付いた細かい諸々について- 新機能やそのサンプルをひとつひとつ紹介するのではなく、実装上の注意点とか、調べてわかったこととか


- 全部で5つ


- 全部で5つ

※用いている画像はすべてAppleによる公開ドキュメント（WWDCセッション動画やスライドetc..）からのものです

1/5 ２つのアセットカタログの

使い分け

watchOS 2 から、ネイティブ動作するようになった！


→ Extension のコードもウォッチ側で実行される



→ Watch Extension の Asset Catalog も、Watch App の

Asset Catalog もウォッチ側にある





→ どっちに置いてもいいんじゃ・・・？





→ どっちに置いてもいいんじゃ・・・？

→ そんなことはない！

Watch Extension 側リソースを利用するケース

• wathOS-2-Sampler の Coordinated Animations サンプル

Watch App 側リソースを利用するケース

• wathOS-2-Sampler の Picker Styles サンプル

• Watch App 側リソースを利用


- WKImage や WKInterfaceImage 等の WatchKit のクラスから name

で参照する場合




- IB からセットする場合




- IB からセットする場合- （名前をセットしたものがプレビューされてるだけなので、結局は上と同じ）





• Watch Extension 側リソースを利用






- UIImage 等の WatchKit 以外のクラスから参照する場合







• 参考







• 参考

- WWDC15 セッション 207 “WatchKit in depth Part1” スライドp40～

2/5 メディアデータの保存場所

新たに追加されたマイク録音UI

新たに追加されたマイク録音UI• presentAudioRecordingControllerWithOutputURL:preset:maximumDuration:actionTitle:completion: を呼ぶ


• 第1引数にオーディオファイル出力先の NSURL オブジェクトを渡す



→ documents 配下のパスを渡す



→ documents 配下のパスを渡す

→ シミュレータでは動作するのに、実機で動作しない！

Must use a shared container

• って WWDC15 セッション207 “WatchKit in depth part1” スライド p59 に書いてある



• “WatchKitAudioRecorder” の実装もそうなってる




• Watch の Extension と App で “App Groups” を有効にする




• Watch の Extension と App で “App Groups” を有効にする

• なぜ？（メディアリソースは Extension と App で共用するから？）


3/5 WKAudioFilePlayer

• 要ウォッチとの Bluetooth Headset ペアリング


- ウォッチ側スピーカーからのオーディオファイル再生は presentMediaPlayerControllerWithURL:options:completion: を利用しないとできない？



• WKAudioFilePlayerItem: でオブジェクト生成直後に play しようとしてはいけない




×




• status プロパティが ReadyToPlay になれば再生OK

×

4/5 ウォッチ側 Bluetooth の

（直接）利用

• watchOS Developer Library には Core Bluetooth のドキュメントはない


• ドキュメントは置き忘れてるだけかもしれない



• ということで「念のため」 Watch Extension 側のコードで import してみた



• ということで「念のため」 Watch Extension 側のコードで import してみた

• （やはり）ダメでした・・・

5/5 Watch Connectivity

のメッセージ送信可否の条件

• Watch Connectivity


- Phone - Watch 間で相互にメッセージやデータを送れる



- 前からあった openParent～は Watch → Phone だけ（ただし Phone から Reply を返すことは可）



- 前からあった openParent～は Watch → Phone だけ（ただし Phone から Reply を返すことは可）

• メッセージ送信可否のチェック

Reachable なケースその１：

両者共にフォアグラウンド

Reachable なケースその２：

iOS側だけバックグラウンド

• 要は、Watch App がバックグラウンドのときは iPhone

側からのメッセージを受け取れない



• あくまで WCSession の reachable の話。Application

context や User info transfer, File transfer を使えば Wacth

App がバックグラウンドのときも Phone → Watch へ情報を送れるかも（後日試してサンプル追加予定）



• あくまで WCSession の reachable の話。Application

context や User info transfer, File transfer を使えば Wacth

App がバックグラウンドのときも Phone → Watch へ情報を送れるかも（後日試してサンプル追加予定）

• 参考：WWDC15 セッション713 “Introducing Watch Connectivity”

watchOS-2-Sampler

GitHub: shu223/watchOS-2-Sampler

Blog: watchOS 2 の新機能のサンプルコード集『watchOS-2-Sampler』

- Accelerometer - Gyroscope - Pedometer - Heart Rate - Table Animations - Animated Properties - Audio Rec & Play - Picker Styles - Taptic Engine - Alert - Animation with Digital Crown - Interactive Messaging - Open System URL - Audio File Player

https://github.com/shu223/watchOS-2-Sampler

http://d.hatena.ne.jp/shu223/20150614/1434313771

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