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19 職職職職 職職職職職職 ワワワワワ 、、、、。 ワワワワ (、)。 WSC2015_TD19_EN Date: 2014/08/14 – 職5職 1 職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 WS 職職職職(WSSS) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3 職職職職職職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 4 職職職職 (、、) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 5 職職職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 6 職職職職職職職職職職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 7 職職職職職職職職職職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 8 職職 () ・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 9 職職職職職職職職職職職職職職職職職職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 10 職職職職職 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 2014 ワ 08 ワ 12 ワワワワワ 5ワ 職職 ワワワワワ ワワワ 職職 ワワワワワ ワワワワ

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19職種定義 工場電気設備

ワールドスキルズインターナショナルは、その技術委員会の決議のもと、総則、運営規則および競技規則に基

づいて、ワールドスキルズ競技大会のこの職種の最低要求事項を採択している。

当該職種の定義(競技内容、運営等)は以下の内容で構成されている。

WSC2015_TD19_ENDate: 2014/08/14 – 第5版

1 序文 ・・・・・・・・・・・・・・・・

2

2 WS 標準仕様(WSSS) ・・・・・・・・・・・・・・・・

3

3 評価戦略と仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・

7

4 採点スキーム(採点方法、手順、要求事項等) ・・・・・・・・・・・・・・・・

8

5 競技課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・

15

6 職種管理および情報伝達 ・・・・・・・・・・・・・・・・

22

7 職種限定の安全要求事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・

23

8 材料および装置(機材) ・・・・・・・・・・・・・・・・

23

9 訪問者とマスコミに対する職種の広報活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・

26

10 持続可能性 ・・・・・・・・・・・・・・・・

27

2014 年 08 月 12 日から有効(第 5 版)

ステファン・プラシュル 技術委員会 委員長                マイケル・ファン  技術委員会

副委員長

1 序文

1.1 職種競技の名称と説明

1.1.1 この職種の名称は

工場電気設備

1.1.2 関連する職務または仕事の定義

工場電気設備は、電気設備および自動化設備の要素を対象としている。しかし、昨今はその要求事項はますま

す自動化設備に傾いている。作業員に要求される技能は範囲が広く、導管、ケーブル、機器、装置および制御セ

ンターの設置等が含まれる。また、作業員は、回路の設計やプログラマバブルロジックコントローラのプログラ

ム、バスシステムのパラメータ表示、ヒューマンマシンインターフェースの設定等も行う必要がある。

作業員にとって重要な技能の1つはトラブルシューティングであり、取り付けの際に問題を発見したり、既設

プラントの問題を改善したりする。

作業員は広い範囲の工業環境で作業する。作業員は特定の一産業についてスペシャリストとしての知識を持っ

ていることもあれば、より一般的に作業することもある。また、作業員は、1つのプラント内で雇われ、生産設

備の取り付けや保守を行うことも、多数の工業環境にまたがる下請け会社で働くこともある。

作業員は、財務面でも事業の評判の面でも、生産ラインに関する信頼性の問題の結果として生産に遅れが生じ

ることによる影響を認識する必要がある。従って、作業員は論理的に作業し、時間的制約を必ず守る必要がある。

さらに、生産に関する技術的な問題と、生産の問題および要求事項に対する革新的で費用効果の高い解決策の両

方について、専門的助言やガイダンスを提供しなければならない。

作業環境は潜在的に非常に危険で有害な可能性がある。従って、作業員は、健康的で安全な作業における最良

実践の促進に積極的に努め、安全衛生規則を厳密に守る必要がある。

1.2 この文書の位置づけ及び重要性

この文書は、この技能競技大会で競うために要求される規準及び評価指針、大会運営の方法と手続きに関する

情報を含む。全てのエキスパートと選手は、この職種定義について理解しておく必要がある。

「職種定義」の異なる言語間の解釈の相違に際しては、英語版が優先される。

1.3 関連書類

この職種定義には職種特有の情報しか含まれないので、以下のものと共に用いられなければならない。

WSI-競技規則

WSI – WS 標準仕様概略

WSI – WS 評価戦略 (可能な場合)

WSI – 当文書に記されているオンライン情報源

開催国 – 安全衛生規則

2 WS標準仕様 (WSSS)

2.1 WSSSに関する一般事項

WSSSは、技能及び職能の世界最高の実演を支える知識、理解及び特定な技能について詳述している。

それは産業やビジネスを代表する関連職務、職業について、国際的に共有される理解を反映したものでなけれ

ばならない。(http://www.worldskills.org/WSSS)

技能大会はWSSSの記述により、国際的に最も優れた技能を出来る限り反映することを意図している。

標準仕様(WSSS)は、それゆえ、大会に要求される訓練や準備のためのガイドでもある。

技能大会に於いて、知識や理解の評価は、競技でのパフォーマンスを評価することにより行われる。ゆえに、

知識や理解力のテストを別途行うことはない。

標準仕様はタイトル付きの詳細項目に分けられ、項目番号が付加されている。

各々の項目は、全評価項目に占める相対的重要性に基づき、パーセンテージで配点が与えられる。

合計値は100%となる。

評価スキーム及び競技課題は、標準仕様に記載された技能にのみ適用される。

それらは、技能競技会の制約の範囲内で、標準仕様を出来るだけ包括的に反映するよう作られたものである。

評価スキーム及び競技課題は、標準仕様にある点数配分に実現可能な限り従うものである。

(但し)標準仕様で規定されている(配点の)ウェイトを根底から損なわないという条件で、5%程度の変動は

許容されている。

2.2 WS技能レベルの標準仕様

セクション 相対重要性

配点率(%)1 作業組織と個々の自己管理 10%

各自は以下を認識、理解する必要がある。

安全衛生の規則および最良実践、特に危険な作業環境に関連するものと、作業が行われ

るさまざまな場所および工業環境

プラントおよび設備に関する安全要求事項

安全レベルの SIL と関連産業に対するその適用

現場の安全導入の重要性

自己と他者を守るために用いられる安全装置の範囲およびさまざまな産業に関する適用

遭遇する可能性のあるハザードの種類

効果的な情報伝達と人間関係のスキルの重要性

各自は以下のことをできる資質と能力を備えていること

あらゆる作業環境で安全衛生規則および業界の最良実践を一貫して推進し、遵守する。

あらゆる安全装置および個人保護具(PPE)、ロック解除システム、警報器を正しく使

用する。

ハザードと潜在的に危険な状況を認識し、自己と他者に対するリスクを最小限に抑える

ために適切な処置を取る。

チームの一員として効果的に作業する。

取り付けが行われている場所でワークショップスーパーバイザーやその他のスタッフ

を含む他の専門家達と効果的に情報伝達する。

複雑な機械および工学プロジェクトについて、専門的な知識を持たない同僚に説明す

る。

装置の継続使用、手入れおよび保守について専門的助言やガイダンスを提供する。

論理的な思考と手順通りの手際のよい作業。

2 回路設計および修正 10%各自は以下を認識、理解する必要がある。

技術仕様図の原理

専門的技術用語および記号

リレー/接触器の回路および電気空気圧の原理と機能

各自は以下のことをできる資質と能力を備えていること

機能記述書に従ってシミュレーションソフトウェアの技術的図表を読み、解釈

し、これに追加記入する。

回路設計に対する修正について助言する。

提供された標準図(DIN ISO 1219)を解釈する。

回路を設計する。

3 自動制御パネル/センターの作成 15%各自は以下を認識、理解する必要がある。

技術仕様および図表に使用される専門用語および記号

製図、回路図、レイアウト、機能記述書および端末図面の原理

取扱説明書の使用とレイアウト

パネル作成作業、例えば穿孔や切断に使用する電動工具および機械工具

各自は以下のことをできる資質と能力を備えていること

複雑な製図、回路図、レイアウト、機能記述書および端末図面を読み、理解し、

解釈する。

効果的な作業計画と工学および操作上の問題に対する解決策に技術仕様からの情

報を使う。

制御パネルの配線ダクト、端子、構成部品および配線を、図面に従い許容誤差内

で設置する。

図面通りに、全ての構成部品およびケーブルにはっきりとラベルを取り付ける。

仕様に従って適切なパネル作成作業を完了する。

取扱説明書を解釈し、ガイドラインおよび指示に従う。

4 現場取り付け(電気および自動) 25%各自は以下を認識、理解する必要がある。

現場取り付け部品の取り付けの問題および難題

製図、設備および制御パネルのレイアウト、回路図、フローチャートの原理

現場取り付けに使用される構成部品全てに関する原理および機能

現場取り付け中の正確な測定および計算の重要性

各自は以下のことをできる資質と能力を備えていること

取り付け部品の正しい位置を測定・計算する。

電線管を許容誤差内で作成し、取り付ける。

導管、ケーブル、装置、機器および制御センターのフィッティングを取り付け

る。

電源と通信をつなぐ複雑なケーブルシステムを設置する。

工程表の要求事項を満たすため、効果的に作業を計画する。

自己または職場の他者を危険にさらすことがないよう、全ての工具を効果的かつ

安全に使いこなす。

取り付けた装置の試験および試運転を行う。

取り付け後、全ての必要文書に記入する。

5 プログラミング 30%各自は以下を認識、理解する必要がある。

技術仕様と図表の原理

モーター、バルブおよび工場電気設備に使用されるその他の装置を制御する工程

HMI と PLC コードとの通信を目的としたパソコンベースの HMI/可視化

入力限界の設定

業界に認められた装置、例えば PLC、HMI、VFD/VSD および分散 IO の使用

分散 IO に基づく工業用バス技術

IEC シーケンスプログラミングの方法(IEC 61131-3)

各自は以下のことをできる資質と能力を備えていること

仕様書および図表に従ってプログラムを作成する。

仕様書および図表に従って HMI画面を設定する。

機能記述書の要求する通りに可変数ドライブ(VSD)を設定する。

綿密かつ安全に機能試験を行う。

ユーザーに機能を示し、専門的助言やガイダンスを提供する。

IEC シーケンスプログラミング仕様に適合する。

6 故障発見 10%各自は以下を認識、理解する必要がある。

故障発見プロセス中の安全リスク

仕様書、製図および回路図の原理

リレーベース回路図の構成部品および記号

マルチメーターを用いたリレー制御の故障発見の原理

広く普及している産業用リレー/接触器の制御回路の原理および機能

PLC診断の原理および機能

フィールドバス診断の原理

各自は以下のことをできる資質と能力を備えていること

あらゆる安全対策を取る。

複雑な仕様書および図表を読み、理解し、解釈し、技術記号を全て理解する。

故障発見の正しい原理を解析する。

故障発見の正しくない原理を認識する。

正しい故障発見の原理を活用する。

故障を特定する様々なツールやソフトウェアを活用する。

3 評価戦略と仕様

3.1 一般的指導

評価(アセスメント)は WS の評価戦略に基づいて統括遂行される。 この“戦略書”は、WS の評価の規範となる

べき規律と技術を確立している。

エキスパートによる評価は、大会の中核、心臓部である。このため、常に専門的な改善と見直しの対象となっ

ている。

評価における専門知識の進展は、評価スキーム、競技課題、CIS(競技情報システム)として WSC で将来用い

られ、主な評価方法の方向性を示唆する情報の源となっている:

WS 大会の評価は、大まかに 2 つの分野:測定と判定に分かれ、これらはそれぞれ“客観(採点)”と“主観(採

点)”と呼ばれる。これら 2 つの評価に際して、どの面が重視されるべきか、またその評価作業の明確な指標とな

るべきベンチマークを使うことが、(作業・結果の)品位品質を保証するために肝要である。

採点スキームは標準仕様に記載された重点配分計画に従わねばならない。 競技課題は技能大会の評価媒体で

あり、かつ標準仕様に従うものである。

CIS(大会情報システム)は、採点記録をタイムリーかつ正確に記録するもので、その適用範囲は拡大してい

る。

採点スキームは、概ね、競技課題策定の過程でその指標となり、その後、技能別の標準仕様と評価戦略が作ら

れる。 これらの文書の整合性を確保するため、採点スキームと競技課題は繰り返し設計され、改善される。

それらはエキスパートの同意を得て、品質面と標準仕様準拠の実証を得るため、WSI に提出される。WSI承認を

得る前に、評価スキームと競技課題は CIS の実効性を確保するためWSI のスキルアドバイザーに送られて意見を

求められる。

4 採点スキーム

4.1 一般的ガイダンス

採点スキームの役割と位置づけについて、すなわち、競技者による競技課題の実技、手順、要求される事項を

エキスパートが、どう評価したか、この章では記述する。

採点スキームは、WSC の極めて重要な道具であり、技能を表すところの標準と評価を結びつけるものである。

それは標準仕様における重みづけに従って、それぞれ評価された採点を割り当てるようデザインされている。

競技課題をデザインする際に、採点スキームが指標となり、標準仕様にお重みづけが反映される。技能の性質

と評価ニーズによっては、競技課題のデザインするための手引きとして、最初に採点スキームをより詳細に開発

することは適切かもしれない。あるいは最初の競技課題は採点スキームのアウトラインに基づいてデザインでき

るかもしれない。このような観点からも採点スキームと競技課題は同時に開発されるべきである。

上記 2-1 の記述を 採点スキームと競技会台に適用することは、もし実行可能な代替案が無ければ標準仕様に

おいて与えられている重み付けから離れてしまうかもしれない。採点スキームと競技課題は(1 または数人、あ

るいは全てのエキスパートによって開発されている。)

採点スキームが詳細化され、最終版となるためには、独立した品質保証のため、すべてのエキスパートと審判

に承認されなければならない。このプロセスの例外は、採点スキームと競技課題の開発に外部のデザイナーを使

用する競技職種である。

さらにエキスパートは終盤になって後悔しないよう、すべてのエキスパートと審判に承認されなければならな

い。

テストプロジェクトについて、事前の仮承認を得ておくことが奨励される。彼らはまた CIS の可能性を最大限

引き出すため、中間段階で CIS のチームで作業することが望ましい。

採点スキームの完成を承認するためには、競技大会の遅くとも 8週間前までに CIS 標準スプレッドシートと他

の合意された手法が使用されなければならない。

4.2 評価規準

採点スキームの主要見出しは、評価規準(項目)である。 これらの見出しは競技課題から派生している。ある

技能大会において、評価規準が標準仕様のタイトルと類似していることもあれば、他の大会では全く異なってい

ることもあろう。

通常 5 から 9 つの評価項目がある。 それらの項目は、題目が合致する、しないに係わらず、標準仕様の順点

配分(重みづけ)を反映したものでなければならない。

評価基準項目は採点スキームの作成者により考案され、彼らは、自由に評価や競技課題の採点に最適であると

考える評価項目を、自由に定義できる。 各評価項目は A から I までのアルファベットで示される。

この CIS により作られた評価サマリーのフォームは、評価項目のリストを構成する。

各々の項目に割り当てられた点数は CIS により計算される。そして点数の合計値が、各項目の評価欄に記載さ

れる。

4.3 サブ クライテリア(副基準項目)

各評価項目は一つ以上の副項目に分けられる。各々の副項目はワールドスキルの採点表のタイトルになる。

各採点フォーム(サブ項目)は、採点日が指定されている。 その内容により、客観的または主観的評価のど

ちらかを含む。 いくつかの副項目は、客観・主観の両面を併せ持ち、その場合評価フォームには両方が記載さ

れる。

4.4 評論(評価の論評)

それぞれの評価評論に際しては、その項目が単体で評価され、その点数が加点されていくのか、もしくは、ど

のように点数が与えられるのか、詳細に渡って、明確に示さなければならない。

評価評論は、客観的または主観的になされ、適切に採点表に記載されていく。

この採点リストは、詳しくは、各項目が配分された点数の範囲で採点され、この標準仕様に見られる技能項目

への参照項目となるべきもの(でなければならない)。

各項目に配分された評点の合計は、標準仕様の技能項目で指定された点数範囲を超えてはならない。

これは、以下のフォーマットに示すような CIS の採点配分シートに記載される。 この評点スキームは大会 8週間からレビューされる。

基準合計評点

/セクション

標準

仕様

 セ

クシ

ョン

計評

点 各

基準

100

CIS からの採点表(サンプル)

4.5主観的採点主観的採点は下記の 10ポイントスケールを使用。

厳格で不変のスケールとするため、主観的採点においては以下を使用する

ベンチマーク(基準);項目判断の際の指標

採点の指標 

・ 0  :不履行

・ 1-4 :業界水準以下

・ 5-8 :業界水準(同等またはそれ以上)

・ 9-10 :優秀

4.6 客観的採点

最低 3人以上のエキスパートが各項目について採点する。 特に記されていない場合には、その中の最高点、

又は 0 点が与えられる。 もし分割して採点する場合には、評価規定集に明記せねばならない。

4.7 客観的および主観的採点の活用

客観的および主観的採点の最終版は、採点スキームと競技課題が最終決定された時に、合意承認されて配備さ

れる。

下記の表は競技課題及び採点スキーム作成の際の参考まで(応用例として)。

項目 基 準 得 点

主観的 客観的 合 計

A 回路設計および/または修正 0 10 10

B 故障発見-ハードウェア 0 10 10

C 測定 0 15 15

D 障壁およびパネル設置 0 30 30E 試験、試運転および安全性 0 5 5

Fハードウェアの機能(手動操作/配線および

バスシステムの機能)0 10 10

G ソフトウェアの機能(自動運転) 0 20 20合計 0 100 100

4.8 職種評価の仕様の完成

項目 小項目 基準 下位基準 得点

主観的

(該当する場

合)

客観的 合計

A 回路設計および/また

は修正

0 10 10

A1 機能 70%A2 記号の正しい使用

A3 凡例およびマーク付け

A4 記号の正しい使用

B 故障発見-ハードウェ

0 10 10

B1 故障 5個所の特定

C 測定 15 15C1 測定

隔壁の公差:>500㎜に対

して±3㎜、<500㎜に対

して±2㎜C2 測定

制御ボックス:>500㎜に

対して±3㎜、<500㎜に

対して±1㎜C3 隔壁の水平度:マーク間隔

以 内 ( 水 平 度 の 精 度

1.0mm/m)

C4 制御ボックスの水平度:

マーク間隔以内(水平度の

精度 1.0mm/m)

水平度は選手の水準器

を用いてチェックする

項目 小項目 基準 下位基準 得点

D 隔壁およびパネルの設

0 30 30

D1 隔壁

D2 制御ボックス

E 0 5 5E1 選手による記録文書の作成

(白紙の用紙)

E2 プ ラ ン ト 運転の 安 全 性

は?

安全な場合-エキスパー

トによる電圧の印加(選手

が試運転を正しく終了し

ていない場合、エキスパ

ートは通電しても全て安

全であることを確認し、

相応に採点しなければな

らない)

E3 選手は文書記録を終了しな

ければならない。エキス

パートグループによる監

督(試験および情報伝達)

F ハー ドウェアの 機 能

(手動運転/配線)

0 10 10

F1 スイッチおよびヒューズ

F2 操作パネルの画面

概観のページ

外部スイッチから選択

F3 操作パネル

手動モードのページ

外部スイッチから選択

F4 図/フローチャートに従

う運転

F5 バスシステム配線と機能

項目 小項目 基準 下位基準 得点

G ソフ トウェアの 機 能

(自動運転)

0 20 20

G1 操作パネル

自動モードのページ

G2 図/フローチャートに従

う運転

合計 0 100 100

測定基準に用いる公差は以下の通りである。

測定寸法が 0 と 500㎜の間のものについては、全て±1㎜。

測定寸法が 500㎜を越すものについては、全て±3㎜。

ケーブル、導体およびターミネータの評価

ケーブルはその応用に応じて正しく選択されなければならない。

ケーブルまたは導体には破損があってはならない。

端末に過剰な導体があってはならない。

導体の絶縁が端末処理により破損されてはならない。

試運転および採点

取り付けは、安全規格、指示書および仕様書に従って実施されなければならない。

選手は電気設備設置に対する試験証明書の全項目を記入しなければならない。

ケーブルダクトおよびケーブルカバーは、所定位置にしっかりと固定されなければならない。

全ての機器はラベルで識別されなければならない。

選手は接地導通性、絶縁抵抗、電圧レベルおよび相回転を含む全ての電気試験に関する書面による記

録を提供しなければならない。

VSD と接続した電源線および任意の電源と接続した電源線は、選手が絶縁試験を実施している場合接

続してはならない。

モジュール B に関して

選手は使用する PLC に対する I/Oアドレスの一覧表を作成しなければならない。I/Oアドレスの完了リスト

は、PLC の項目が試験および採点される日に、技能競技エリアを離れる前に、チーフエキスパート(またはそ

の指名者)に手渡されなければならない。

.

4.9 職種評価の手順

エキスパートグループは、グループの責任である採点基準項目に関する適切な採点予定表を作成する。各項目

に関する測定は、それぞれ明快であり、曖昧さがなく、適切なパラメーターを用い指定された公差内であること。

作成された採点予定表は、エキスパートにより確認、承認されなければならず、エキスパートは使用前に完成

した予定表一式に署名しなければならない。

PLC および使用前のソフトウェアプログラミングの試験手順

エキスパートは競技開始前に PLC の記憶が消去され、プログラミングソフトウェアが正しくインストー

ルされていることを確かめなければならない。

エキスパートは、選手が使用するパソコンには PLC プログラムがコピーされていないことを確認しなけ

ればならない。

ディスクドライブおよび PLC の記憶スロットがある場合には、そこにもシールを貼り付けなければなら

ない。

項目 基準競技

終了日

最小競技

グループ数

A 回路設計および/または修正 C1 1B 故障発見-ハードウェア C2 1C 測定 C2 2D 障壁およびパネル設置 C3 3E 試験、試運転および安全性 C3 または C4 2

Fハードウェアの機能(手動操作/配線)

C4 1

1G ソフトウェアの機能(自動運転) C4 1

5 競技課題

5.1 一般留意事項

第 3節および第 4節は、競技課題の改訂に関する定めであり、これらの事項は補足である。

それがひとつの個体か、又はいくつかの独立形のシリーズか、又は繋がったモジュールであるかどうかにかか

わらず、競技課題は WSSS の各セクションの技能評価を行うことができるようにする。

評価スキームと共に、競技課題の目的は、標準仕様全体に渡って、最大限バランスのよい評価と採点の機会を

提供することにある。 競技課題、採点スキームと標準仕様の関連性が、質的レベルを左右することになろう。

競技課題は、標準仕様外の分野を網羅するものではない。 そうでなければ、第 2節によって示された環境以

外で、標準仕様に当てはまる配点バランスに影響を与えてしまうだろう。

競技課題は、実際の作業での応用力を通じて、選手の知識や理解力を全体的に評価できうるものであること。

この競技課題は、WSのルールや規則に関する知識を評価するものではない。 

この職種定義は、競技課題の範囲に影響するいかなる課題をも書きとめ、職種定義に照らし、あらゆる評価の

裏付け及びサポートを行うものである。第 0節を照会のこと。

5.2 競技課題の構成/構造

PLC プログラミング要素を含む主要な競技課題は、モジュール形式で設定され、評価される。

回路設計および故障発見は単独モジュール形式である。

モジュールの持続時間および場所は以下の表に示される。

モジュール 名称 おおよその時間 場所

A 主要課題 16 パネルAおよびBB PLCプログラミングおよびBUSシステムの

構築

4 コンピュータの作業

C 回路設計および/または修正 1 ブースにて

D 故障発見-ハードウェア 1 ブースから離れた場

合計 22

試運転は主要課題に組み込まれている。

5.3 競技課題の設計上の要求事項

競技課題は以下の要求事項が満たさなければならない。

競技課題はモジュラー化されていなければならない。

現行の職種定義に準じていること。

ISO 標準のコンピュータ支援製図(CAD)が、ディジタル形式(AutoCAD.dwg形式)およびハードコ

ピーで与えられること。

標準凡例を含むこと。

一目瞭然であり、解釈の必要が最小なこと。

材料および装置取り付けに関して、水平基準線および鉛直基準線(または標準線)に基づく寸法が含まれ

ること。

テキスト文書のソフトコピーは、マイクロソフト Word形式で提供されなければならない。

材料の仕様に関しては、第 5.10 項を参照すること。競技課題は以下のサブモジュールに何れかを含むことが

できる。何れのサブモジュールも、関係する設備またはモジュールの全体機能と一体化されなければならない。

信号回路、制御回路、電力回路の設置(熱、モーター等。例えばポンプ施設、ボイラー制御および同様の

工業用途)

配線およびリレーロジックの試験および試運転

PLC、HMI および VSD の設置および I/O配線 PLC、HMI および VSD の設置および I/O配線 分散 I/O システムの設置とケーブル敷設。

PLC、HMI および VSD プログラムの試験および試運転

適切な技能は以下のものである。

設置材料および装置の寸法測定およびマーク付け

装置およびパイプの寸法測定および設置

切断、穿孔およびバリ取り

金属製およびプラスチック製材料の作業および組み立て

スイッチ、制御装置および民生機器の配線および接続

モジュール‘A’-主要課題

主要競技課題は 4 つの主要素で構成されている。

1.設置および配線の要素(電力および制御)は以下のものを含む。

産業で通常使用される構成部品の組み立ておよび構築

制御パネルおよび制御ボックスの設置

配線系統の設置

電線とケーブル配線の設置

端末処理および接続

2.配線およびリレーロジックの試験および試運転で、以下の試験が完了されなければならない。

位相間、位相と中立、位相とアースおよび中立とアースの間の絶縁抵抗。絶縁抵抗は絶縁抵抗計によ

り直流 500V で測定した場合に 1MΩ 以上でなければならない。

接地導通抵抗-主要引き込みアースとアースを取る必要のある任意の設置点の間の最大抵抗は、導通

テスターにより測定した場合、0.5Ω を越えないこと。

競技課題に用いられる個々の負荷は 1kW を越えてはならない。全負荷は 2kW を越えてはならない。

コンセントの極性は、前面から見た場合(ピンを見た場合)、以下の通りでなければならない。

単相-アースピンから時計回り:(L1-N)

三相-アースピンから時計回り:(L1-L2-L3-N)

スイッチおよび回路遮断機の極性

電圧試験-回路の任意の点で導体間の正しい電圧を測定すること。

電気保安

仕様に従う正しい配線

試運転

故障の特定および訂正

通電試験の完了

仕様に従う機能

3.PLC の設置および I/O配線 PLC の実装および配線

I/O配線および端末処理

電源の分離、アナログ入出力およびディジタル入出力

4.I/O配線、PLC プログラム、VSD の設置および HMI 設定の試験および試運転

HMI、VSD および PC と PLC の情報伝達

I/Oアドレスに従う I/O配線 プログラムの試験および試運転

配線用の標準カラーコードを大会開催組織が用意できない場合には、選手が使用する他の色はエキスパート

が選択するものとする。競技課題が必要とする種類の色が十分に用意されなければならない。

競技開始前に PC と PLC の間の情報伝達を試験し、かつ競技中のプログラミングをするために(必要とする

場合)、外部からの給電が利用できなければならない。

モジュール‘B’-PLC プログラミングおよび HMI 設定

1.PLC プログラムは IEC 1131.3 に準処していなければならず、以下の命令だけを用いてプログラムされな

ければならない。

ビットレベル命令-NO、NC、トランジション、コイル、ジャンプ、コール、セットおよびリセット

数値演算命令-ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、DIVIDE ワードレベル命令-MOVE、COMPARE、BCD、AND、OR Basic の命令-TIMERS、COUNTERS、REGISTERS ファイル管理-選手は、プログラムの作成方法および PLC命令リストの内の使用命令を決定する。

これ以外のプログラミング方法を使用してはならない。

2.プログラムに求められる機能に関する情報は漏れなく、全ての選手に平等に提供するものとする。原則と

して、情報は全て非言語的機能記述書に記載しなければならない。

3.作業ブースでモジュールのプログラミングを行っている間に、選手同士が協力し合うことは許されない。

プログラミングおよび設定は全て、モジュール B の仕様に適合するように行うものとする。

HMI はディスプレイ制御および押しボタン制御に限られる。

VSD は、ディジタル信号およびアナログ信号による基本的な制御に限定される。

モジュール‘C’-回路設計および/または修正

1.選手は、構成部品(この職種定義の範囲内の)だけを使用して、仕様書および/または機能図に従い、リ

レーロジック、制御および/または電源回路の図面を設計、修正することが要求される。選手は各自の回路

を Fluidsym で設計するべきである。

2.その設計は以下の点で採点される。

機能の要求事項が満たされている。

設計の経済性

記号の正しい使用

設計の正確度

凡例の使用

正しい機能に対し本項の得点の 60%が与えられる。

モジュール‘D’-リレーロジックの故障発見-既設プラント(またはシステム)

1.所定のパネルにおけるリレーロジックの故障発見

選手は、制御および/または電源回路で発生した 5 つの故障を発見することが要求される。

選手は回路図が与えられ、故障が発生する前に動作回路を見ることができる。

選手はマルチメーターを用いてパネルを試験し、与えられた書式に故障を特定しなければならない。

その書式は回路図または機能図あるいは新たに作成された書式による。

選手は故障の種類および故障場所を特定しなければならない。

全ての故障は、与えられた書類に特定されなければならない。

1 時間以内であれは、選手は以前の故障に戻ることができる。

選手が記入した故障に関する文書は、選手の氏名、国/地域および故障試験パネルの番号が示されな

ければならない。

2.リレーロジックの故障発見に関する設定仕様

各国/地域からチーフエキスパートに提出される 3 つの回路の中から、チーフエキスパートは大会開

催組織が故障発見の競技課題として用意する 1 つを選択するものとする。

選択された回路図は、選手が回路の機能を理解できるように、主競技課題と併せて配布される。

大会開催組織は大勢の選手が同日に課題を終了できるだけの数の同じ競技課題用パネルを用意しなけ

ればならない。

故障の種類は、故障発見モジュールの競技開始 3 時間前に、ワールドスキルズ競技大会でこのモジュ

ールを監督、採点するために選ばれたエキスパートグループが選択するものとする。

エキスパートグループのエキスパートがそれぞれ 1人あたり 2 つの故障を提案する。それを元に、ワ

ークショップ管理者が当該モジュールの開始当日にくじ引きを用意する。このくじ引きでチーフエキ

スパートが引き当てた番号の故障を、ワークショップ管理者がパネルに組み込む。

故障は全選手に同じ順序で与えられなければならない。

故障は 1試験に 1 つのみとする。

故障を 1 つ特定するごとに得点できる。

所定時間内に故障を発見できた場合は、ボーナスポイントを与えてもよい。

全ての故障を発見できた場合は、ボーナスポイントを与えてもよい。

故障発見パネルは競技の前に作成すること。

3.回路の仕様

競技課題回路には以下のものが含まれる。

タイマー

スイッチまたは押しボタン

リレー

2xNO および 2xNC補助接点付きの接触器

模擬負荷

4.故障の種類

故障は以下の一覧表から選択されなければならない。

開回路

短絡

タイマーの誤設定

過負荷の誤設定

故障は競技課題 1 つに 1 つだけ適用することとする。

エキスパートは、所定時間内の 1 つの故障の発見に対して得点を与え、一つ一つの故障または全故障を発見

するのに要した時間に基づき得点を割り当てることができる。(正確な計時が不可欠なので、ストップウオッ

チまたは同様の機器がこの目的のために提供されなければならない。)

5.4 競技課題の作成競技課題は、ワールドスキルズインターナショナルが提供するテンプレートを用いて提出されねばならない。

(http://www.worldskills.org/competitionpreparation)。テキスト文書には Word テンプレートを、図面に

は DWG テンプレートを使用すること。

5.4.1 競技課題/モジュールの作成者

競技課題/モジュールは、チーフエキスパートおよび前回の競技大会で投票により選ばれた 3 名のエキスパー

トにより作成され、第 5.5 項に定めたように認証されなければならない。

5.4.2 競技課題/モジュールの作成方法および作成場所

競技課題(モジュール)はディスカッションフォーラムにおいて合同で作成される。

5.4.3 競技課題の作成時期

競技課題は、以下のタイムラインに沿って作成する。

時 期 行動

前大会時 競技課題策定に従事するエキスパートを投票で選出

今大会の 12 か月前 競技課題策定

今大会の 6 か月前 チーフエキスパートからテクニカルディレクターに競技課題を送付

今大会の 6 か月前 WSIウェブサイトを介して競技課題を公示

今大会にて 競技課題に 30%変更を加える

5.5 競技課題の認証

競技課題/モジュールは材料、装置、知識および制限時間内で完了できることが示されなければならない。これ

はエキスパートの書面による確認書により示される。

5.6 競技課題の選択

競技課題は以下のように選択される。

チーフエキスパートおよび 3 名の選ばれたエキスパートは、現行の職種定義に従い次回のワールドスキルズコ

ンペティション用の競技課題を作成する。競技課題内容の選択は、これら 4 名のエキスパートだけにより行わ

れる。

5.7 競技課題の公示

競技課題はワールドスキルズ・インターナショナルのウェブサイトを介して、次の時期に公示する:

競技課題は、今回の競技大会の 6ヶ月前にワールドスキルズ・インターナショナルのウェブサイトを通して公

示される。

5.8 競技課題の調整(競技大会の準備)

エキスパート 3 名は前大会時に投票で選ばれた者であり、選出されたチーフエキスパートと協力して、現行の

職種定義に従い次回の競技大会用の競技課題を作成する。

チーフエキスパートは以下のことを保証する責任を有する。

回路設計は正確で且つ完全なこと。

完成が不可能な設置要求事項がないこと。

課題作業が規定時間の 22 時間以内に完了できること。

適切な機能が得られること。

材料一覧表が正確なこと。

選手向けの指示が最小のテキストで示されていること。フローチャートまたは機能図の使用が可能なこと。

競技課題が全ての面で完全なこと。

大会開催組織が材料の入手可能性を確認する時間的余裕を考えて、チーフエキスパートは今大会の 6ヶ月

前に完成した競技課題をテクニカルディレクターに送付する。

チーフエキスパートは、エキスパート全員と参加メンバーの間で必要な全ての情報伝達が行われるように

すること。

5.9 競技大会での競技課題の変更

競技開始前に課題の30%の変更がエキスパート全員により選択され、投票により合意される。通常はソフトウ

ェアの種類の変更である。

競技課題を作成したエキスパート委員会は、また30%の課題変更を提案しなければならない。競技大会の他の

エキスパートの誰もが30%の課題変更の一部または全てを提案できる。その変更は、競技大会のエキスパート

の多数決により合意されなければならない

5.10 材料又は製造業者の仕様

競技者が決められる具体材料、あるいは、メーカー仕様、競技課題は、下記のエキスパートセンターのページ

より入手可能:http://www.worldskills.org/infrastructure/

競技課題は市販の材料で構築されねばならない。開催国で市販されている材料の入手が他国/他地域では困

難な場合は、競技大会開始の6ヶ月前に当該材料のサンプルを各選手に送付しなければならない。その必要性

の有無の判断はワークショップスーパーバイザーに委ねられる。

6 職種管理および情報伝達

6.1 ディスカッションフォーラム

職種に関する議論、情報伝達、協力および決定の全ては、競技大会前に職種限定のディスカッションフォーラ

ムで実行されねばならない(http://www.worldskills.org/forums)。全ての職種関連の決定および情報伝達は、

フォーラムで実行された場合のみ有効である。チーフエキスパート(又はチーフエキスパートが指名したエキス

パート)が、このフォーラムの議長となる。情報伝達および競技進行の要求事項に関する予定表については、競

技規則を参照すること。

6.2 競技者の情報

登録された競技者の情報の全ては、競技者センターで入手できる

(http://www.worldskills.org/competitocentre)

この情報としては以下のものが含まれる:

競技規則

職種定義

採点スキーム

競技課題

インフラ・リスト

健康・安全関係書類

その他の競技大会関連の情報

6.3 競技課題

公示された競技課題は、ウェブサイトworldskills.org (http://www.worldskills.org/testprojects)および競技

者センター(http://www.worldskills.org/competitocentre)で入手できる

6.4 各日の管理

各日の管理は、チーフエキスパートが指揮する職種管理チームが作成した職種管理計画に定められている。職

種管理チームは、審判員団長、チーフエキスパートおよびチーフエキスパート代理で構成される。職種管理計画

は、競技大会の6ヶ月前に順次作成され、競技大会時にエキスパートの合意によって完成される。職種管理計画

は、エキスパートセンター(http://www.worldskills.org/expertcentre)にて閲覧できる。

7 職種限定の安全要求事項

開催国/地域の規約として開催国/地域の安全衛生規則を参照すること。

材料の穿孔または切断に電動工具を用いる場合、安全ゴーグルを着用しなければならない。

怪我をする可能性のある材料を取り扱う場合、保護手袋を着用しなければならない。

ワークステーションの作業環境は、安全かつ清潔さを維持しなければならない。

電力は、チーフエキスパートまたは副チーフエキスパートの許可により制御パネルに接続してのみ、

供給できる。

8 材料および装置

8.1 インフラリスト

インフラリストには、開催国が提供する装置、材料および設備の全てが表示されていること。

インフラリストは 、ネットワーク(http://www.worldskills.org/infrastructure/)に表示されている。

インフラリストには、次回競技のためにエキスパートが要求した品目と数量が指定されている。開催国は、順

次この品目の実際の数量、種類、ブランド/型式を指定したインフラリストを更新する。開催国が提供する品目

は別欄に示されている。

エキスパートは、各競技で次回競技に備えてインフラリストを再検討し、更新しなければならない。エキスパ

ートは、スペースおよび/または装置の増加について、技術部長に勧告しなければならない。

技術監視員は、各競技でその競技に用いられたインフラリストを監査しなければならない。

インフラリストには、選手および/またはエキスパートが持参する必要のある品目、および選手の持参が禁止

されている品目は含まれない。これらの品目は以下のように指定される。

8.2 選手が持参する各自の工具箱中の材料、装置および工具

スポンサー提供の自動化装置およびソフトウェアは全て、遅くとも競技大会の 9 か月前に、登録されているエ

キスパートまたは加盟国に送付される。エキスパートまたは加盟国はこれを選手もしくは担当の訓練組織に配布

するものとする。

以下の材料、装置および工具は選手が競技大会に持参すること:

競技課題を完成させるのに必要な、バッテリー式ドリルを含む市販の手動工具一式。

大会開催組織は選手のコンピュータ/ラップトップがインストール済みで、いかなる外部ネットワークとも無

関係に動作することを確認するものとする。インストールを要するのは PLC、HMI および VFD プログラミング

ソフトウェアおよび設定ソフトウェア(多言語)で、選手が供給されたハードウェアを使って作業するのに必要

とする全通信オプションについてテストを行うものとする。

コンピュータ/ラップトップには、全てのプログラミングソフトウェアを同時に最適速度で実行できるだけの

容量が必要である。そのためには、競技大会のためのセットアップ時にソフトウェア供給者(2013 年度はシー

メンス)の仕様を満たすか、それ以上でなければならない。

コンピュータのモニタサイズは解像度 1920×1080 の 24 インチ以上とする。

8.3 エキスパートが提供する材料、器具および工具

適用なし

8.4 職種エリアで禁止された材料および器具

実施済みのテンプレート

携帯電話

PC および PLC のプログラムの記憶装置

8.5 ワークショップおよび作業場のレイアウトの案

前大会の作業場レイアウトは以下から入手できる。www.worldskills.org/sitelayoutレイアウトサンプルは下記の通り。

各選手用の電源架設に関する説明書は、競技大会の 3 か月前から WSI のウェブサイトで閲覧できるワークショ

ップのレイアウトに盛り込むものとする。基本的には、漏電遮断器(RCD)(リーク電流スイッチ)の付いたワ

ークステーション電源が、各選手に提供される。

9 来場者とマスコミ対策

訪問者およびマスコミの関心を最大にする方法は、以下の通りである。

主要競技課題が自動化された作業場を代表している。

各選手は、訪問者およびマスコミの目に触れる自動化工場の可視イメージを構築する。

選手全員のプロフィールが、訪問者およびマスコミ用の公共スクリーンに示される。

10 持続可能性

リサイクル

「グリーン(環境に優しい)」材料の使用。

競技大会後に競技課題の完成品の利用