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海南市「道の駅」基本構想

平成 30年8月

和歌山県海南市 

目 次

Page 2:  · Web view海南市「道の駅」基本構想 平成30年8月 和歌山県海南市

 

はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1ページ

1. 道の駅の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  2ページ

2. 道の駅のコンセプト・機能 ・・・・・・・・・・・・・・・  2ページ

3. 道の駅整備の方式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・  2~3ページ

4. 道の駅の整備目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・  3~4ページ

5. 道の駅の整備コンセプト ・・・・・・・・・・・・・・・ 5~7ページ

6. 整備計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8~13ページ

7. 建設予定地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  14ページ

8. 今後のスケジュールについて・・・・・・・・・・・・・・  15ページ

9. 管理運営に関する整備手法、管理運営方式・・・・・・・・・ 15ページ

   <資料>下津町地域の現状・・・・・・・・・・・・・ 16~17ページ

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海南市へのアクセスマップ(市HP)

はじめに

海南市は、和歌山県の北西部に位置し、面積は1

01.06平方キロメートル、北は和歌山市、紀ノ川

市、東は紀美野町、南は有田市、有田川町に隣接、

西は紀伊水道に面している、平成17年4月に旧海

南市、旧下津町が合併して誕生した市です。

目の前に広がる雄大な海、緑の山々、季節ごとに

果樹の花や実に彩られる美しい四季。自然環境に恵

まれた海南市には歴史文化遺産、伝統産業、天然の

良港等、多くの魅力が散在しています。

 交通アクセス面においては、市内にJR紀勢本線

の駅が5か所、阪和道・海南湯浅道路には3つのイ

ンターチェンジを有するなど、京阪神方面や関西国

際空港からの

アクセスが良好です。

四季を通し温暖な気候に恵まれていることから、果樹栽培が古くから行われており、南部の下

津町はみかんの発祥の地で、「蔵出しみかん」やびわの生産が名産品として全国的にも知られて

いるほか、東部では桃やキウイの栽培が盛んであります。また、温暖な海、天然の良港に恵まれ

た紀伊水道を臨む沿岸部では、シラスや鱧、アシアカエビ、ワカメなどの海の幸も豊富であり、

このような地域の様々な資源を全国へ発信していく拠点が必要となっています。

こうした中で、国道42号は市の南北を走る大動脈となっており、市内外の交通を支える重要

な役割を担っておりますが、朝夕のピーク時や休日には大規模な渋滞が発生している現状や東南

海・南海地震が発生した際の津波浸水被害により、道路が寸断される恐れがあるため、国道42

号有田海南道路の整備に着手しているところです。今後、国道42号及び有田海南道路を利用す

るドライバーにとってより良い交通環境を形成するために、海南市に休憩機能や交通情報発信機

能等を備えた施設を整備することや新たな道路整備を契機に生まれる人の流れを活かして、交流

人口の増加、ひいては定住人口の増加に繋げていくために、物産販売による賑わいの創出、地域

の観光情報や移住情報の発信等を行う、地域振興施設の整備が求められています。

 このようなことから、当該地域に「道の駅」が整備されることで、道路利用者の利便性向上、

安心・安全を確保することはもとより、災害時の防災機能等を整備するほか、地域の元気を創る

拠点として、地域の産業振興、本市の魅力を発信する拠点として、観光振興等、地域活性化の起

爆剤として効果が期待されています。

今後、この基本構想を基に、基本計画の策定や関係機関との協議を進め、市民の意見を聞くこ

とにより具体的に道の駅設置に向けた検討を進めてまいります。

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 はじめに

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道の駅について

(1)道の駅の目的

●道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供

●地域振興に寄与

(2)道の駅のコンセプト・機能                  

【道の駅の機能】

            24時間、無料で利用できる駐車場・トイレ

道路情報、地域の観光情報、緊急医療情報などを提供

文化教養施設、観光レクリエーション施設など地域振興施設

(3)道の駅整備の方式                      

●道の駅は、市町村が設置(市町村出資法人・市町村推薦公益法人可)

●登録は、市町村長からの登録申請により、国土交通省で登録

●登録要件は、24時間利用可能駐車場・トイレ、情報提供施設、地域振興施設を備え

ている事

2

休憩機能

情報提供機能

海南市「道の駅」基本構想

【コンセプト】地域とともにつくる個性豊かなにぎわいの場

地域連携機能

休憩機能

情報提供機能

地域連携機能

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●整備の方法は、道路管理者と市町村長

等で整備する「一体型」と、市町村で

全て整備を行う「単独型」の二種類

※「一体型」の場合、道路管理者が土地

の取得も含めて施設の整備を行う。

※道路管理者が整備した施設の維持管理

経  

費は、道路管理者が負担する。

(市町村に管理委託)

(4)道の駅の整備目的                      

【海南市が目指すべき姿と道の駅整備の目的】

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海南市「道の駅」基本構想

● 本市でとれる新鮮な農水産物の直接販売をはじめ、加工品の開発、販売によるブランド力強化等により農水産業者の稼ぐ力を高め、地域産業の振興と活性化を図ります

● 本市が有する歴史や伝統、文化、風景などの様々な資源を活かすためにこれらの情報を集約し、積極的に発信することで、多くの人が本市を訪れる機会を提供し、交流人口の増加、観光振興、地域のにぎわいの創出を図ります

● 地域住民が安心・安全に過ごすために、平常時における情報発信をはじめ、災害時における救援物資の集配や情報の収集・提供のほか、仮設テントや被災者の支援にかかる用地とするなど、防災機能の強化を図ります

整備目的

海南市が目指すべき姿

地域産業の活性化農水産業振興

にぎわい創出交流人口の増加観光振興

安心・安全なまち防災機能の強化

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【当地域の現状と整備の目的、効果】

 本市が設置を目指す下津町地域は、国道42号沿いに店舗等が多く存在するものの、今後整備

が進められる有田海南道路が開通すれば、国道の交通量が減少し、沿線店舗等を中心に大きな影

響が懸念されます。また、海南市重根地域には農産物直売所があるものの、下津町地域からは遠

方であることから、特産物であるみかんやびわの直売所への出荷者数が伸び悩んでいるほか、鱧 、

シラス、アシアカエビなどの海産物直売所が少ないことや和歌山県内に7つある国宝建造物のう

ち4つが下津町地域にあるという文化財の宝庫であるにもかかわらず、全国的に認知度が低いこ

となど、新たな情報発信等の取り組みが喫緊の課題となっています。

 「道の駅」は、道路利用者が、引き続き安心・安全に運転することができるよう、十分に休息

がとれる施設であり、かつ地域経済の活性化、農水産業振興、観光振興、防災上の拠点として整

備することが求められています。

 現在、国道42号沿線では和歌山市から由良町の白崎海洋公園までの間に道の駅がなく、本市

を通過する道路利用者が休憩できる環境が整備されていません。このような状況から、国道42

号及び有田海南道路を利用するドライバーにとって、必要な道路情報を提供するとともに一定期

間休憩ができる場所を提供することが、より良い交通環境を形成するうえで必要不可欠であると

言えます。

 そこで海南市に設置する道の駅は、これら道の駅が本来有する「休憩機能」、「情報提供機

能」等に加え、みかんの発祥の地で有名で、特産品である「蔵出しみかん」をはじめ、びわやも

も、キウイフルーツなどの農産物や温暖な海、天然の良港に恵まれた紀伊水道を臨む沿岸部で水

揚げされた新鮮な鱧やシラス、アシアカエビ、ワカメなどの海の幸の販売・PR、さらにこれら

を加工した食材の提供などを行い、地元でとれたものを地元で消費する「地産地消の推進」をは

じめ、海南市の旬の食べ物の情報発信、地域産業の振興に取り組みます。

また、大崎地区では、海産物を中心に「げんき大崎」が直売所を運営しており、これらの海産

物を活用した体験型観光にも取り組むことや和歌山県下の国宝建造物7つのうち、「長保寺本

堂」、「善福院釈迦堂」など4つがある等、多くの文化財に恵まれていること、みかん発祥の地

でありお菓子の祖として知られる「橘本神社」など、資源を数多く有しているため、これらを積

極的に発信するための役割を担います。

なお、当該施設は、これら機能に加え防災機能を有し、災害備蓄物資を保管することをはじめ 、

災害発生時には、避難所として活用するなど多様な整備を目指します。

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海南市「道の駅」基本構想

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(5)道の駅の整備コンセプト                   

海南市下津町地域の現状や特徴を踏まえ、「道の駅」本来が有する3つの機能に防災機能を付

加し、本市の魅力発信拠点、賑わい創出拠点として地域振興、地域活性化を目指す「道の駅」の

整備コンセプトを策定します。

 

 

 

下津町地域は、農産物(みかん、びわ等)や海産物(鱧、シラス、アシアカエビ等)が多く取

れる地域でありますが、これらの農水産物を直接販売できるところが少ないため、直売所を整備

し、地元農漁業者の安定した出荷先の確保に努め、生産量の増加や所得向上に取り組みます。

また、地元の食材を使用したレストラン等を設置することや農水産物の加工品の開発、製造等

を行う施設等を整備することで、地産地消、6次産業化を推進し、地元の人が地元への「愛着」

や「誇り」を醸成する機会を提供するとともに、地域が誇る農水産物の魅力を広く市内外に発信

するなど、地域産業の活性化に取り組みます。

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海南市「道の駅」基本構想

コンセプト~古の文化が息づく、海・山・まちが人と地域をつなぎ、まちの元気をつくりだす~

『みかんとお菓子の郷 しもつ』

地域の宝(資源)を活用し、育み、羽ばたかせる~地元への「愛着」と「誇り」の醸成、農水産物等の旬の魅力発信基地~ 基本方針1

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●歴史資源の活用

神話の時代に田道間守(タジマモリ)が、海を渡り不老長寿の霊果として持ち帰った橘の木

(橘の果実が菓子の起源)を橘本神社近くの「六本樹の丘」に日本で初めて植えたと言われてい

ます。橘本神社では現在においても、みかん発祥の地として秋にはみかん祭りを開催し、県内外

の柑橘業者等が集まります。また、お菓子の神様として、菓子祭・全国銘菓奉献祭には、全国

津々浦々の菓子製造業者から、和菓子・洋菓子・飴菓子など様々なお菓子が供えられ、商売繁盛

を祈願しています。

 これら歴史的な資源がありながら、全国的に認知度が低く、観光客を誘致できていない現状か

ら、今回整備を計画している道の駅は、「みかん発祥の地」や「お菓子の神様」などを誘客の柱

として県内外から人を呼び寄せる仕組みを構築するなど、「みかんとお菓子」をテーマとした賑

わいの創出に取り組みます。

●文化財の有効活用

下津町地域には国指定文化財が多く、特に国宝建造

物は県内に7つあるうち4つが下津町地域にあり、そ

のうちのひとつが「善福院」、残り3つが「長保寺」

にあります。また、長保寺には国の史跡に指定されて

いる「徳川墓所」があるなど、文化財の宝庫と言われ

ています。

今回整備を計画している道の駅は、これらの文化財

を結ぶ観光情報発信施設としての役割を担い、これら

を巡る語り部ツアーの発着点とするなど、有効活用に取り組みます。

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海南市「道の駅」基本構想

        地域の文化、歴史、観光資源を活用し、交流人口の増加、にぎわいを創出する

~訪れる人と地域のふれあい・交流を促進するための観光情報発信施設~

基本方針2

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●体験型観光の取り組み

下津町大崎地区では、海産物を中心に「げんき大崎」

が直売所(かざまち)を運営しており、ワカメ狩り体験

等、これらの海産物を活用した体験観光にも積極的に取

り組んでいます。

今回整備を計画している道の駅は、これらの取り組み

とタイアップし、相乗効果を高めます。

●観光情報の集約・発信

下津町地域には上記で述べたもののほかに、シモツピ

アーランドでのフィッシングや熊野古道のウォーキング、

みかん、びわ、ブルーベリー等の収穫体験ができる観光

農園等、海あり、山ありと自然を活かした豊富な観光資

源が点在していますが、これらの情報を一つに集約でき

ておらず、認知度が低い現状にあります。

今回整備を計画している道の駅は、様々な観光情報の収集・発信を行い、交流人口の増加、賑

わいの創出に取り組みます。

災害はいつやってくるかわかりません。そのため、平

常時から水、食糧等の備蓄を行うとともに、防災に関す

る情報を発信するなど、災害に備えます。

また、災害時には災害情報の集約、発信はもとより、

支援活動や支援物資の集配をはじめ、緊急時の一時避難所

としての利用や避難者を支援する場所等として活用する

など、住民の安心・安全を守るために、防災機能の強化

を図ります。

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災害時における情報、物資、場所を提供する~市民の安心・安全を守る、防災機能を付加した空間~基本方針3

海南市「道の駅」基本構想

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(6)整備計画                          

 整備目的や整備コンセプトの実現のため、海南市における道の駅は以下のような機能の提供を

行います。具体的には、今後、基本計画等において検討を行います。

(1)地域連携機能(にぎわい創出機能)

みかん、びわ、しらす、鱧、アシアカエビなど、本市が誇る農水産物の直売施設をはじめ、加

工品の製造設備の整備、地元でとれた豊富な食材を使用したレストラン、カフェ等の飲食施設の

利活用により、地域の産業振興や新たな雇用の場を提供します。また、地域の住民をはじめ、道

の駅利用者等、誰もが集い、共にゆったりと過ごすことができる多目的広場を整備するほか、み

かん発祥の地やお菓子の祖であり、お菓子の神様をまつる神社があることなど、歴史資源を最大

限に活用し、市内外に広くPRすることで、交流人口の増加に努めるなど、にぎわいの創出拠点

としての役割を担います。

 ①農水産物販売施設

●野菜をはじめ、みかん、びわ、しらす、鱧、アシアカエビなどの地元でとれた農水産物を

販売することができる空間を確保し、地元農水産物の消費拡大、産地育成、産地振興を図

るとともに交流人口の流入を促し、地域住民との交流拠点となるよう整備します。 

●加工される農水産品等の安全性をアピールするため、商品の材料や加工過程が見えるよう

な施設整備を検討します。

●生産者や地域住民、道の駅利用者が利用しやすい販売施設となるよう、JA、漁協等の関

係機関と連携し、施設の整備・運営方法等について検討します。

②地域食材提供機能(レストラン・カフェ)

  ●地元でとれた新鮮な農水産物を食材にしたレストラン等を設置し、農水産物の消費拡大、

地産地消の推進を図ることで本市農水産物のPRを行い、観光客等の交流人口の増加に取

り組みます。

 

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海南市「道の駅」基本構想

農水産物直売所イメージ

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  ●レストラン等については、地域住民や道路利用者等のあらゆる世代が食事や会話をゆった

り楽しめ、くつろげる場所となるよう、利用者のニーズに合わせた多様な飲食スタイルが

提供できるような施設を検討します。

  ●レストラン等の運営については、様々なノウハウを持った民間事業者の選定を検討します。

③加工品開発・製造施設、体験工房

  ●地元でとれた農水産物を使った加工品の開発や製造をはじめ、これらを使った料理等の体

験工房など、6次産業化の推進や消費拡大、産業振興の拠点となる施設の整備を検討しま

す。

 

④地域商業施設

●地元商店や集客性の高い商店(パン屋、スイーツ専門店、カフェ等)を誘致し、交流人口の増

加によるにぎわいの創出や地元商店の所得拡大を図ることを目的とした地域商業施設の整備

を検討します。

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地元でとれた食材を利用した地域食材提供機能(レストラン、カフェ等)イメージ

海南市「道の駅」基本構想

加工開発施設イメージ 料理教室イメージ 加工品イメージ

パン屋イメージ スイーツ専門店イメージ カフェイメージ

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⑤誰もが集い、ゆったりとした時間を共有できる多目的広場・イベントスペース

●農水産物販売所や地域商業施設等に隣接して設置し、これら施設の販売イベントをはじめ、

様々なイベントを実施する多目的広場を整備します。

●多目的広場には、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方々が日ごろの成果を発表できる場

として、屋根付きのステージの設置を検討します。

●地域住民をはじめ道路利用者の憩いの場・遊び場として活用するため、アスレチックや遊具

等の設置を検討します。また、遊具は本市の特産であるみかんやお菓子をモチーフにするな

ど、本市のPRや交流人口拡大を図るために様々な工夫を検討します。

 ●来場者がゆったりした時間を過ごし、疲れを癒すための取り組みとして、足湯の設置や噴水

等の水辺の設置を検討します。

 ●多目的広場には、夜、休憩に訪れた道路利用者等が疲れを癒すために、また、観光客がこの

場所を目的として訪れる場所となるよう、イルミネーション、プロジェクションマッピング

等の設置を検討します。

●災害時には、支援物資の集配等を行う支援活動や避難者を支援する場所等として活用します。

⑥歴史資源を活用したにぎわいの場の創出施設

 ●交流人口の増加や地域の活性化の起爆剤として、地域をはじめ県内外の子どもたちに向け、

お菓子のまちをPRするため、「お菓子の家」、「全国のお菓子が買える駄菓子屋」など、

SNSなどで広く発信されるフォトスポットとなるよう、お菓子を活用したにぎわいの創出

方法について検討します。

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多目的広場イメージ 遊具イメージ

海南市「道の駅」基本構想

駄菓子イメージ お菓子のイベントイメージ

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(2)休憩機能

国道42号の道路利用者をはじめ地域住民等、誰もが気軽に安心して利用でき、くつろぐこ

とができる空間として休憩機能を整備します。

 ①いつでも誰でも利用できる清潔で快適なトイレ

  ●高齢者や障害者、子どもなど道の駅に訪れた誰もが、24時間安心して快適に利用できる

トイレを整備します。

  ●災害時においても利用できるトイレの整備を検討します。

  ●周辺道路や施設利用者の規模に応じた便器数を整備します。

 

②誰にでも優しい停めやすい駐車場

  ●誰もが簡単に駐車できるようゆとりある駐車スペースや動線に配慮した設計をします。

  ●障害者駐車場を施設付近に配置するなど、誰もが安心して利用できる設計をします。

  ●駐車スペースには極力段差をなくし、人が歩きやすく、運転しやすい駐車場を整備します。

  ●今後の電気自動車の普及を見据え、充電スポットの設置を検討します。

  ●自転車やバイク等の来場者駐車スペースを確保するよう努めます。

 

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トイレイメージ

充電施設イメージ障害者駐車場イメージバリアフリー駐車場イメージ

海南市「道の駅」基本構想

海南市「道の駅」基本構想

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③安心して気軽に利用できる休憩スペース

  ●道路利用者が安心して休憩できるよう、ベンチやテーブル等を設置します。

  ●子育て世代のファミリー等が安心して道の駅を利用できるよう、授乳室やオムツ交換ス

ペー

スを設けるとともに、キッズスペース等の設置について検討します。

 ④サイクルステーションの整備

  ●和歌山県はサイクリング王国と呼ばれ、本市にも海沿いをブルーラインと呼ばれるサイク

リングロードが走っています。そのため、サイクリストが気軽に立ち寄って休憩できるよ

う、駐輪スペース、トイレ、スポーツサイクル対応空気入れの貸し出し等を行うサイクル

ステーションの整備を検討します。

(3)情報提供機能

 道路情報のほか、観光、文化、特産品をはじめとした地域情報等、本市の魅力を発信するため

の情報提供機能を整備します。

①道路交通情報

  ●国道42号等の道路利用者のために、ルート情報や工事規制に関する情報などの道路交通

情報を提供します。

 

 ②観光情報等、地域の情報

  ●道の駅を訪れた人々に本市の観光・イベント情報をはじめ、歴史、文化など本市の魅力を

発信するために様々な情報を提供します。

  ●本市における農水産物等の特産品の情報を提供します。

●災害発生時において災害状況等の情報提供を行う方法について検討します。

●ソーシャルメディアやデジタルサイネージによる情報発信等、様々な情報の提供に取り組

みます。

●無料 Wi-Fi サービスの導入を検討します。

  

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休憩室イメージ キッズスペースイメージ 授乳室イメージ

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(4)その他付加する機能

 

①コンビニエンスストア

  ●道路利用者等が24時間利用できるコンビニエンスストアの整備を検討します。

 

②コミュニティバス

  ●道の駅と下津町地域等を結ぶコミュニティバスのバス停の設置を検討します。

 ③ユニバーサルデザインの導入

   誰もが利用しやすい道の駅とするため、全ての施設の整備を計画するにあたり、ユニバー

ルデザインを導入します。

  ●誰もが利用しやすい道の駅

   駐車場、トイレ、建物等の道の駅に係る全ての施設について、高齢者、子ども、女性、障

害者など、誰もが利用しやすいユニバーサルデザインの考え方に基づいた整備を行います。

  ●外国人利用者に対して

   日本遺産に登録されているため外国人観光客が道の駅を利用することが考えられることか

ら、多言語化のサインや表示板に工夫を凝らすなどの対応を検討します。

 

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道路情報提供施設イメージ 観光情報提供施設イメージ イベントイメージ

海南市「道の駅」基本構想

多言語サインメージイメージコミュニティバスイメージ

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 (7)建設予定地                         

 建設予定地については、下津町地域の主要幹線である国道42号及び現在整備に着手してい

る有田海南道路の両方に面していること、また、民家等の立ち退きがなく、まとまった土地が

確保できることなどを要件として、検討を行いました。

予定地 海南市下津町小南地区

面 積 約 14,000㎡

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国道42号

長保寺

道の駅

有田

和歌山

有田海南道路

海南市「道の駅」基本構想

橘本神社

善福院

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(8)今後のスケジュール

 本市が整備を進める道の駅は、平成34年度の開駅を目指し、整備検討懇話会等で様々なご意

見を伺いながら、基本計画、基本設計、実施設計、建設工事等に着手してまいります。

(9)管理運営に関する整備手法、管理運営方式

道の駅の管理運営に関する整備手法は、大きく「公設公営型」と「公設民営型」の2つに分類

されます。

(1)整備手法

①公設公営型

  市が道の駅の施設を整備し、市が直接管理運営する方式

②公設民営

  市が道の駅の施設を整備し、民間事業者が管理運営する方式

(2)管理運営方式

 ①直営方式 

  市が直接道の駅の管理運営を行う方式

 

②民間主体の運営方式(指定管理者制度等)

  道の駅の施設全体を管理運営業務として、市が民間事業者や第三セクター等に管理運営を任

せる方式

整備手法 管理運営方式 運営主体

公設公営 市が直営 市

公設民営 指定管理者 民間事業者、第三セクター等

民設民営(PFI) 指定管理者 PFI事業者

  ※PFI とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等に民間の資金、経営能力及び技術能力を

活用することで、同一水準のサービスをより安く提供することや同一価格でより上質な

サービスを提供するなど、効率的かつ効果的に公共サービスを提供できる手法

  

  道の駅については、道路利用者の休憩機能、情報提供機能のほか、地域振興、市の活性化を

図るための施設でありますが、持続可能な運営を考えると収益性や採算の確保が必要となって

くることから、様々なノウハウを持っている民間の活力を出来る限り活用することが求められ

ます。  

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海南市「道の駅」基本構想

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以上のことを踏まえ、道の駅の管理運営体制について今後検討してまいります。 

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Page 19:  · Web view海南市「道の駅」基本構想 平成30年8月 和歌山県海南市

<資料>下津町地域の現状

(1)下津町地域の面積全体面積  39.83㎢(H27)

農地面積:11.29㎢( 〃)  (H17)12.75㎢ ▲1.45㎢ ▲11.5%森林面積:11.16㎢( 〃)

(2)下津町地域の人口及び世帯数人口 11,690人(H29)    (H19)14,151人  ▲2,461人 ▲17.4%男性:5,530人( 〃)    ( 〃) 6,733人  ▲1,203人 ▲17.9%女性:6,160人( 〃)    ( 〃) 7,418人  ▲1,258人 ▲17.0%世帯数 4,716世帯( 〃 )   ( 〃) 4,790世帯 ▲ 74世帯 ▲ 1.6%

(3)下津町地域の農業総農家数    893戸(H27)  (H17)1,023戸  ▲130戸 ▲12.8%販売農家数   796戸( 〃)  ( 〃) 934戸  ▲138戸 ▲14.8%専業農家   454戸( 〃)  ( 〃) 436戸  + 18戸 + 4.1%兼業農家   342戸( 〃)  ( 〃) 498戸  ▲156戸 ▲31.4%農業従事者 1,502人( 〃)  ( 〃)1,804人  ▲302人 ▲16.8%

(4)海南市の水産業正組合員数  112人(H27)   (H17) 179人  ▲ 67人 ▲37.4%

本所(塩津)   9人( 〃)   ( 〃)  24人  ▲ 15人 ▲62.5%冷水浦支所  31人( 〃)   ( 〃)  40人  ▲ 9人 ▲22.5%下津支所   27人( 〃)   ( 〃)  35人  ▲ 8人 ▲22.9%大崎支所   13人( 〃)   ( 〃)  30人  ▲ 17人 ▲56.7%戸坂漁協   32人( 〃)   ( 〃)  50人  ▲ 18人 ▲36.0%

水揚量      234,992kg ( H27 )       ( H17 ) 690,633kg  ▲ 455,641kg ▲66.0%

本所(塩津) 10,166kg( 〃)   ( 〃) 99,873kg ▲ 89,707kg  ▲89.9%冷水浦支所 40,891kg( 〃)   ( 〃)219,500kg ▲178,609kg  ▲81.4%下津支所 46,839kg( 〃)   ( 〃) 55,560kg ▲ 8,721kg  ▲15.7%大崎支所 41,806kg( 〃)   ( 〃)142,000kg ▲100,194kg  ▲70.6%戸坂漁港 85,290kg( 〃)   ( 〃)173,700kg ▲ 88,410kg  ▲50.9%

水揚金額    162,663 千円( H27 )   ( H17 ) 416,377 千円 ▲253,714 千円

▲61.0%本所(塩津) 6,873千円( 〃) ( 〃) 43,236千円 ▲ 36,363千円 ▲84.2%冷水浦支所 29,881千円( 〃) ( 〃)100,089千円 ▲ 70,208千円 ▲70.2%下津支所 29,336千円( 〃) ( 〃) 46,400千円 ▲ 17,064千円 ▲36.8%大崎支所 27,487千円( 〃) ( 〃) 96,811千円 ▲ 69,324千円 ▲71.7%

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海南市「道の駅」基本構想

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戸坂漁港 69,087千円( 〃) ( 〃)129,841千円 ▲ 60,754千円 ▲46.8%

(5)下津町地域の商工業商工会の会員数 374人(H28)  (H18) 503人 ▲129人 ▲25.7%小売業     97人( 〃)  ( 〃) 156人 ▲ 59人 ▲37.9%建設業     92人( 〃)  ( 〃) 112人 ▲ 20人 ▲17.9%サービス業   62人( 〃)  ( 〃)  78人 ▲ 16人 ▲20.6%製造業     38人( 〃)  ( 〃)  47人 ▲ 9人 ▲19.2%飲食宿泊業   29人( 〃)  ( 〃)  37人 ▲ 8人 ▲21.7%卸売業     21人( 〃)  ( 〃)  22人 ▲ 1人 ▲ 4.6%その他     35人( 〃)  ( 〃)  51人 ▲ 16人 ▲31.4%

(6)下津町地域の中心エリア別商業店舗数(H29年度)下津駅周辺  ・飲食店(11店舗) ・小売店(23店舗) ・サービス業( 6店舗)

加茂郷駅周辺 ・飲食店( 5店舗) ・小売店(21店舗) ・サービス業( 7店舗)

国道 42号沿い(塩津第1トンネル~鰈川トンネル)

・飲食店(10店舗) ・小売店(27店舗) ・サービス業(13店舗)

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海南市「道の駅」基本構想

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