xrf と fusionリフレクター の概要jr1ofp.web.fc2.com/pdf_files2/31_xrf_and_fusion...3....
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XRF と FUSIONリフレクター
の概要
JR1OFP
2016年12月4日 (V1.0)
1. リフレクターの仕組み
リフレクター(Reflector) ・・・ 反射器, 反射鏡 (日本語訳)
XRF085 ノード局#1
ノード局#2
ノード局#3
B
音声パケット#1
音声パケット#1
音声パケット#2
音声パケット#2
音声パケット#3 音声パケット#4
リフレクターは話をしているノード局から送られてくる音声パケットを 複製して、同じリフレクターに接続している全ノード局に送る。 (音声パケットをリフレクターで反射して送っていることになる。)
話している人
聞いている人
聞いている人
Internet
XRF076/085は、ルクセンブルクの LX1IQ Lucさんたちが開発した 「XLX Multiprotocol Reflector Gatway」と言う無料ソフトウェアを使っている。
<XLX Multiprotocol Reflectorの特徴> (1) D-Starに於ける3つの接続手順である DPlus(REF)、DCS、DExtra(XRF)の 全てをサポートしている。 (2) ダッシュボード(WEBサーバー)機能を備えており、画像変更等のカスタ マイズができる。 (3) XRFリフレクター間でInterlink接続ができる。 Aモジュール: 海外リフレクターと接続、 Cモジュール:日本国内リフレクターと接続 Bモジュール: XRF076B と XRF085Bを接続 (更にREF076Bとも接続) (4) 欠点 インターネット接続が不安定だと、XRFリフレクターは接続が切れやすい。 (モバイル運用時等)
2. XRF076/085リフレクターの概要
3. XRFリフレクター間のInterlink接続状態
XRF085C XRF076C XRF047C XRF052C XRF064C XRF081C XRF098C
XRF085B XRF076B
REF076B
町田 横浜 大阪 愛知県 名古屋 岩手県
DVMEGAx2
滋賀県
3.Cモジュール : 国内の下記XRFリフレクターがInterlink接続されている。
2.Bモジュール : XRF076 と XRF085がInterlink接続している。 REF076BともDVMEGAノード局経由で接続している。
1.Aモジュール : 各XRFリフレクターは夫々海外のXRFリフレクター数局と Interlink接続されている。
町田 横浜
町田 横浜
DVMEGAノード局2台を使い接続している。
4. REF076B-XRF076B-XRF085Bの接続方法
REF076B
Internet
DVMEGAノード局#1
DVMEGAノード局#2 XRF076B
XRF085B
Interlink接続
438.71MHz
438.71MHz
1. 2台のDVMEGAノード局を近くに置き、ダミーロードを付け、両方とも同じ 周波数に設定する。 (例438.71MHz) 2. DVMEGAノード局#1をREF076Bに接続する。 3. DVMEGAノード局#2をXRF076Bに接続する。 4. XRF076BとXRF085BはInterlink接続する。
リフレクター
リフレクター
リフレクター
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5. XRF076/085リフレクターの構成方法
1.XRF075 : レンタルLinuxサーバーを契約し、運用している。 LinuxサーバーにはグローバルIPアドレスが割り当てられており、 インターネットから直接アクセスできる。
2.XRF085 : JR1NVW 斉藤さん宅に置いてあるラズベリーパイ2でLinux サーバー(CentOS7)を動かし、運用している。 LinuxサーバーにはプライベートIPアドレス (192.168.0.123)を 割り当ているため、ホームゲートウェイルータで下記ポート開放 を行い、インターネットからアクセスできる様にしている。
XRF076
ホームゲートウェイ
ルーター XRF085
グローバルIPアドレス
グローバルIPアドレス 192.168.0.123 PC他 プライベートIPアドレス
<ポート開放の設定> TCPポート: 80, 443, 8080, 22, 10022 UDPポート: 10001,10002,30001,20001,30051 パケットを192.168.0.123に転送
プライベートIPアドレス
JR1NVW斉藤さん宅のネットワーク
6. XRFリフレクターは接続が切れやすい(1)
原因は不明だが REFリフレクター方が、 XRFリフレクターより不安定な インターネット環境に強い。
DVMEGA
ノード局 XRF085
Internet
スマホ
テザリング
携帯電話
基地局
WiFi D-Star電波
Internet区間
上の図に於いて (1) D-Star電波区間 再同期の仕組みがあり、電波が弱くなり切れても電波が強くなれば自動的に再接続される様に なっている。 (REF/XRF 共通) (2) Internet区間 この区間で、パケット抜け等で同期外れが発生すると話が途切れてしまい、次にPTTを押す まで話は聞こえなくなってしまう。 (REFリフレクターの方が切れにくい)
Internet
(対策) BlueDVノード局は、 Internet区間でパケット抜け等で同期外れが発生しても、自動的に再同期する仕組みが機能追加された。 XRFリフレクター側にも同様の仕組みが機能追加された。 (21音声パケット毎に同期信号を入れた。 約0.5秒で再同期する) この機能追加により、一度切れても自動的に再接続される様になった。 DVMEGAノード局(ラズパイ使用)にはまだこの仕組みが入っていないので、 一度同期外れが起こると次にPTTを押すまで音声が途切れたままとなる。
BlueDV
装置 XRF085
Internet
スマホ
(BlueDV)
携帯電話
基地局
Bluetooth D-Star電波
Internet区間
BlueDVノード局
6. XRFリフレクターは接続が切れやすい(2)
音声情報
同期信号
音声パケット
(21個)
同期信号を含んだ音声パケット
同期信号を含んだ音声パケット
モニターしたパケット(例)--- BlueDVノード局からXRF085に送信したパケット
6. XRFリフレクターは接続が切れやすい(3)
7. FUSIONリフレクターの概要(1)
DVMEGAのファームウェアをV3.07JPにバージョンアップすることにより、C4FM機能が使える様になり、FUSIONリフレクターにアクセスすることができる。
FUSIONリフレクターにアクセスするには、
BlueDVノード局とC4FM対応のリグ(FT1D, FT2D等)が必要です。
<変調方式の違い>
f0
f1
センター周波数
→ 周波数
センター周波数
f11
f10
f00
f01
→ 周波数
(1) D-Star : FSK
(2) C4FM : 4値FSK
FUSIONリフレクターには FCSとYSFの
2種類がある。
(1) FCS
ドイツの DG1HT局が運用している
FCS001 と FCS002が利用できる。
日本人用 --- FCS001 21
(2) YSF
詳細は不明だが、日本にはJP Japan リフレクターが立ち上がっている。
7. FUSIONリフレクターの概要(2)
FCS001リフレクターのダッシュボード : http://fcs001.xreflector.net/
(Group Nr. 99はエコー試験用)
7. FUSIONリフレクターの概要(3)
YSF JP Japanリフレクターのダッシュボード : http://c4fm.owari.biz/ysfref/
(参考) D-Star Network 概念図