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特定非営利活動法人 石巻復興支援ネットワーク やっぺす 石巻のご紹介 制作:パナソニック株式会社 プロボノチーム

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特定非営利活動法人

石巻復興支援ネットワーク

「やっぺす 石巻」のご紹介

制作:パナソニック株式会社 プロボノチーム

「やっぺす」とは、宮城県の方言で

「一緒にやりましょう」という意味です。

1 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

マスコットキャラクター:やっぺすちゃん

震災後、まちはぎすぎすしました。

温かく、笑顔溢れるまちに戻ってほしい。そんな思いから、やっぺすちゃんは、舞いおりました。

石巻市の被災状況

東日本大震災で、石巻市では3,485名の方が亡くなり、いまだに458名の方の行方が分かっていません。(24年11月末時点) 「やっぺす」は石巻の地元に根ざしたNPOです。地元の方々が、主体的に復興を実現するための人材育成やそのサポートしています。 直面する緊急的な課題に対応した支援もしています。例えば、1,100世帯が一緒に生活している「開成団地」という仮設住宅があります。そこで体操教室を開いたり、ベンチ作りをしたりして、住民のコミュニケーションをはかっています。 石巻はまだ復興の途中です。何かをしたいと考えている企業・団体の皆様、是非一度私たちにご連絡下さい。

2 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

●石巻市で子どもの環境教育や子育て中の親を支援する活動をしていた任意団体 「環境と子どもを考える会」(2009年2月に改名)が母体 ●震災後「被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト(つなプロ)」の協力を得て 2011年5月に「やっぺす石巻」を設立。

代表理事 兼子佳恵

震災で石巻はぎすぎすした街になりました。被災したレベルも様々で、 仮設住宅では、あちこちの地域の方たちが一緒に暮らさざるを得なくなり、もともとあったコミュニティーは分断されました。 子供たちの笑顔を取り戻したい。そうすればお母さんが元気になり、 お父さんが頑張れるようになります。それを地元の人たちが中心に なってやれるようにしていきたい。それが私たちの願いです。

3 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

やっぺす石巻とは

団体名称 特定非営利活動法人 石巻復興支援ネットワーク

設立年度 2011年5月

代表理事 兼子佳恵(かねこ よしえ)

スタッフ数 12名

理念・志

地域密着型で 人脈・土地勘

がある

女性・子供 若者の支援

活動の中心は 地元の お母さん

高い 調整力 実行力

4 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

やっぺす石巻の特徴

石巻に恋しちゃった♡

マッチング 現地コーディネート

子どもの リーダー育成

内閣府 地域社会雇用創造事業

・社会起業家の育成支援 ・主婦向けの人材育成スクール

仮設住宅を中心 とする地域全体の コミュニティー再生

ビジョン 一人一人が復興の担い手となり、誰もが笑顔で暮らすことのできる温もりと活気 のある石巻。

事業内容

5 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

ビジョンと事業内容

石巻に恋しちゃった♡

マッチング 現地コーディネート

子どもの リーダー育成

内閣府 地域社会雇用創造事業 ・社会起業家の育成支援

・主婦向けの人材育成スクール

仮設住宅を中心 とする地域全体の コミュニティー再生

ビジョン より良い石巻の復興へ向けて、主体的に活動する市民の育成とサポートを行う。

事業内容

6 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

ビジョンと事業内容

7 石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

外部支援団体

行政

企業

市民団体

商工会

キーマン

企業視察

企業交流

ほか 雇用説明会

企業のCSR活動

社員研修

スタディツアー

寄付・寄贈

支援団体サポート

ほか

地元を知り尽くすからこそできる

現地コーディネート

<コーディネート例>

地元

コーディネート

教育機関 被災地見学

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 8

コーディネート事例のご紹介 パナソニック株式会社プロボノ チームによるコーディネート実績ヒアリングまとめ ※

※プロボノとは

企業の社員や各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献をするボランティア活動。

1.積水ハウス‐社員研修

2.ソーケングループ‐CSR活動

3.ベネッセコーポレーション‐寄付・寄贈

4.日本財団‐被災地見学

①石巻での新入社員研修の目的

1.緊急支援期から生活再建期の局面を迎えた現地を支援する 2.震災被災地を体感することにより、住宅事業の意義を確認する 3.「企業理念」「行動規範」に基づく相手本位の行動・考え方を実践し身に付ける

②実施体制・スケジュール

積水ハウス様

主催・意思決定

(特)edge

全体コーディネート

やっぺす

・現地の支援ニーズヒアリング ・支援内容の提案 ・現地活動の調整 ・講演

日程 参加人数 仮設団地での支援活動の一部

5/27~5/31 78名 チラシ配布とニーズ調査・草刈り・住民交流活動促進

6/11~6/15 36名 生活支援活動(ゴミ置き場の看板設置)

6/18~6/22 62名 生活支援活動(畳の防カビ材の塗布、看板、物置の作成)

5/12,13,26 6/23,24

16名 暮らしの様子のヒアリング・リフォーム活動

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 9

<事例Ⅰ>積水ハウス様のケース -社員研修

③活動内容

開成・南境仮設団地での生活支援

ニーズ調査のもと、仮設住宅団地にある共同ゴミ置き場の 看板設置活動を実施した。いろいろなコミュニティがあるため、ゴミ出しのルールを共有できておらず、ルールを可視化し 共有するための看板を住民の方と一緒に作成した。

被災地視察・やっぺす代表理事兼子氏の講演

石巻市内で津波被害が大きかったエリアを視察し、被災地の現状を肌で感じた。また兼子氏による体験談やこれまでの復興支援 活動の内容、被災地で今何が求められているかなどについて講演を行った。

◆新入社員のコメント 被災された方々への物質的な問題はもちろん、心理的なケアを徹底している印象を受けました。 子どもや子育て中のお母さん、なかなか外に出てこれない男性など様々な人がいる中、どうすればより良いコミュニケーションを住民同士でとれるかを真剣に考え、実行されていることが伝わってきました。

←仮設住宅の収納等の改善を 希望する住民の方と買い物 から設置まで協力して簡単な リフォームを実施した。

↑住民の方と一緒に作業 ↑設置後の看板

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 10

<事例Ⅰ>積水ハウス様のケース -社員研修

③活動内容(続)

「ちびっこ広場」の整備 子どもの遊び場や地域住民が集う広場が少なくなり、地域住民の悩みになっていた。 そこで仮設住宅の住民同士や既存集落の住民のコミュニティづくりにもつながることを目指して取り組んだ。

←危険物撤去作業

↑草刈り

市議会議員の高橋さんのコメント 「ここを整備していただくのは、仮設住宅の皆さんと地元住民の交流を促す意味で大変ありがたいことです。 特に『飛び出し注意』などの看板は私たちには気づかなかったアイデアです」と感謝の言葉をいただいた。

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

↑看板作成

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<事例Ⅰ>積水ハウス様のケース -社員研修

↑整備した広場で遊ぶ子供たち

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

⑤具体的に「やっぺす」のどのような点が良かったですか?

④成果

やっぺすさんのおかげで、当初の3つの目的が達成できたと感じております。 新入社員には被災地のために何ができるのかを自ら考え、行動することによって 弊社の企業理念の根本哲学「人間愛」(相手の幸せを願いその喜びを我が喜びとする) とは何かを身をもって経験してもらいました。 この経験をこれからの仕事に活かして欲しいと思います。 ◆新入社員のコメント ・被災地で1階が流されたものの2階部分が残り、多くの方々が助かったという話を聞きました。 住まいの大切さ、暮らしを作る我々の仕事の責任を改めて考える必要性を感じました。 ・住宅の重要性を改めて理解できました。安全・安心・快適な住宅の大切さを伝え、営業活動を していきます。

●一番は想いを共にして親身に一緒にやっていただけたことです。研修期間中も毎日夜遅くまで、本当に被災地 のみなさんにとってお役に立つことと弊社がやりたいことを議論し、研修内容に活かしていただきました。 ●やっぺすさんは弊社の企業理念の根本哲学「人間愛」を実践されている団体でいらっしゃると強く感じております。 「パートナー」という言葉では表わしきれない信頼関係で協働させていただくことができたと思っています。 ●この研修後も子ども向けのワークショップ・地域コミュニティづくりに関する意見交換で一緒にさせていただいてお ります。やっぺすさんは地元の方々ですので今回の研修の成果を継続してサポートしていただけるのでとても安 心です。是非、これからもいろいろと協働させていただければと思います。

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<事例Ⅰ>積水ハウス様のケース -社員研修

【お答え頂いた方】 東瀬 治雄 様 積水ハウス(株) CSR室 課長

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

①石巻でどのような活動をしましたか?

プロ野球選手を招いた子供向け野球教室・子供の遊び場所に安全フェンス設置・子供向け木工教室・有名人に提供頂いたもののオークションによる寄付・仮設住宅でのもちつき大会などです。

②「やっぺす」の役割は何でしたか?

イベントの事前コーディネート(被災地のニーズ情報の提供・イベント内容の相談・場所・建物の事前予約・行政・自治会との連携・参加者への呼びかけなど)です。

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<事例Ⅱ>ソーケングループ様のケース -CSR活動

【お答え頂いた方 】 有吉 徳洋様 ソーケングループ代表取締役

プロ野球選手を招いた野球教室の様子 木工教室の様子

④具体的にどのような点が良かったですか?

⑤「やっぺす」に期待することは何ですか?

⑥自由コメント

③期待した成果は出ましたか?「やっぺす」のコーディネートはいかがでしたか?

はい。他のNPOに比べてもコーデイネーションする力があり、離れていても安心・信頼できます。

地元生まれ・育ちの代表と事務処理能力の高い事務局長のコンビネーションがうまく働いて、事前のコーディネートがきちんとしている。石巻での支援活動は今後も「やっぺす」さんとやると決めている。

石巻ファンづくり、石巻訪問・応援のリピータづくりです。また「やっぺす」さんの活動を永続的に運営できる人材の育成・ひとづくり。

「やっぺす」さんはレスポンスが早く、内容が的確で、ビジネスの感覚を持っています。 一緒にやっていける、信頼できるNPOだと思います。 震災後、会社のメンバーと共に石巻を十数回訪問し、「やっぺす」さんとさまざまな活動をしてきました。 支援活動をNPO法人化し、積極的な支援活動を展開中です。

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 14

<事例Ⅱ>ソーケングループ様のケース -CSR活動

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

①石巻でどのような活動をしましたか?

「いしのまき わんぱーく」に外灯が必要であることを知り、進研ゼミ会員のこどもたちが勉強で得た自分のポイントを“被災地支援”に募金する「努力賞募金」の第1回目の寄付として2基の「ソーラー型電灯」を寄贈しました。 (12年10月)

②「やっぺす」の役割は何でしたか?

我々支援者の立場に立ち、満足度の高い支援のあり方をアドバイス頂いた。今回は、寄贈主の子どもたちにとって分かりやすく、適切な被災地支援活動について現地のニーズを教えて頂きました。

*「いしのまき わんぱーく」は「やっぺす」が中心となり、被災地に子どもや大人が集える公園として造成されています

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<事例Ⅲ>ベネッセコーポレーション様のケース -寄付・寄贈

【お答え頂いた方 (写真左)】 安東寿士様 株式会社ベネッセコーポレーション <こどもの未来応援プロジェクト>リーダー ソーラー型電灯の寄贈式 広場を照らす明かりと子どもたち

④具体的にどのような点が良かったですか?

⑤「やっぺす」に期待することは何ですか?

⑥自由コメント

③期待した成果は出ましたか?「やっぺす」のコーディネートはいかがでしたか?

進研ゼミ会員の被災地への想いを形にして、全国の進研ゼミ会員の子供たちと被災地の子供たちをつなぐことができました。地元で子供を支え続けてきた「やっぺす」さんだから子供たちが喜ぶ支援ができたと思います。

地域に根ざした活動をされている「やっぺす」さんは今、被災地の子供たちに何が必要かを良くご存知でした。今後また機会があるときは一緒に仕事させていただきたいと思います。

是非、今の理念・志を持った活動を継続していってほしいと思います。 地元のお母さんたちならではの地域に寄り添った草の根の活動を応援しています。

こちらの質問・要望に素早く返信し確実に対応いただけたことで、信頼できるNPOだなと思いました。 また、地域の皆さんとの繋がりが広く、人的ネットワークも豊富なので、石巻で何かをするなら「やっぺす」さんに相談すべきと思いました。

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 16

<事例Ⅲ>ベネッセコーポレーション様のケース -寄付・寄贈

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

震災当時の状況や仮設住宅での活動を紹介 仮設住宅を訪問

ミャンマーの少数民族の代表25名を被災地にお連れしました(2012年10月)。 *民政化したばかりのミャンマーが戦時から復興するに当り,東北の震災からの復興プロセス を研究するため訪問団が来日

②「やっぺす」の役割は何でしたか?

現地(仮設住宅)との橋渡しと震災時の状況説明および「やっぺす」の活動の説明をして頂きました。 仮設住宅にお住まいの方の了解もとって頂き、実際に住宅の中まで見学させて頂きました。

①石巻でどのような活動をしましたか?

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<事例Ⅳ>日本財団様のケース - 被災地見学コーディネート

【お答え頂いた方】 青柳光昌様 日本財団 東日本大震災 復興支援 チームリーダー

「やっぺす」は地元石巻を代表するNPOに育っています。地元の復興のため、多くの外部からの支援を軽やかに、時に粘り強くつなげて,活用しています。スタッフの方の中には今回の災害で親類や友人など被災した方もいらっしゃいますが、「やっぺす」にはそういった経験を心に秘めてひたむきに明るく活動する「強さ」があります。 ぜひ「やっぺす」に遊びに行ってみてください。スタッフの皆さんがきっと素敵な笑顔で迎えてくれますよ。

石巻は被災地でも東京から比較的近いこともあり、ミャンマーの方たちも復興の現場を訪問出来て良かったと 思います。

特にありません。日本でも最大級の仮設団地(開成団地)のコミュニティー形成に尽力されているので今後も 応援していきたいと思います。

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 18

やはりお互い信頼関係でつながっている「やっぺす」さんなので、電話一本で話が出来る点がよかったです。 海外からの視察は直前に決まることが多いので、快く対応してくれてありがたかったです。

<事例Ⅳ>日本財団様のケース - 被災地見学コーディネート

③期待した成果は出ましたか?「やっぺす」のコーディネートはいかがでしたか?

④具体的にどんな点が良かったですか?

⑤やっぺすに改善して欲しい点はありますか?

⑥自由コメント

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」 19

復興は、地元が主役となり、実現するものだと思います。しかし、市民だけでできるものではありません。様々なセクターの方々のご協力が

不可欠です。ぜひ、石巻の復興に、お力をお貸しください。

復興やっぺす!

石巻復興支援ネットワーク 「やっぺす 石巻」

連絡先

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やっぺす石巻 検索

特定非営利活動法人 石巻復興支援ネットワーク やっぺす 石巻 〒986-0825 宮城県石巻市殻町12-18 石巻駅前ビル4階 ◆事務局長 渡部慶太(わたなべ けいた) T E L : 080-1664-2936 E-mail : [email protected]

◆代表理事 兼子佳恵(かねこ よしえ) T E L : 090-2974-9811 E-mail : [email protected]