原料生薬使用量等調査報告書

―平成 20 年度の使用量―

平成 23 年 7 月 15 日

日本漢方生薬製剤協会

生薬委員会

はじめに

日本漢方生薬製剤協会（日漢協）には、医療用及び一般用漢方製剤、生薬製剤、原薬エキスや生薬

の製造販売会社が加盟していますが、すべての会社に共通することは生薬を原料として使用している

ということです。そのため日漢協では、原料生薬の品質確保と安定確保を最優先課題として活動して

います。その中で関係の皆様から、「年間の生薬使用量はどれくらい？」「生薬の国産と輸入の割合は？」

などのご質問をよくいただきます。昨年、名古屋で開催された生物多様性条約第 10 回締約国会議

（COP10）を契機として、生薬の安定確保、特に現在中国産の野生品のみを使用している甘草（カン

ゾウ）の栽培化、中国の著しい経済発展に伴う生薬の価格や供給量への影響などがマスコミでクロー

ズアップされました。このことは、今や漢方製剤や生薬製剤など我が国の伝統薬が医療に欠くべから

ずなものになっており、その原料の生薬に関する関心も高まってきていることを示していると考えて

います。

生薬の輸入量などについては、財務省の貿易統計で関税率番号ごとに公開されています。オタネニ

ンジン（いわゆる朝鮮人参）やカンゾウなどは個別に輸出入数量や相手国が判るようになっています

が、それ以外の生薬は個別の輸出入量や相手国は判らず、またそれらには食用や香料用などに使われ

る数量が含まれているため、これまでに医薬品の原料として使用される生薬の統計はありませんでし

た。また、過去にはある業界団体が生薬輸入数量や価格に関するデータを収集していましたが、ここ

数年は実施されていません。

日漢協生薬委員会では、数年前から、ある一定期間に会員会社で使用されたカンゾウとマオウにつ

いての数量調査をするなど、医薬品原料としての生薬の流通実態の把握に取り組んできました。また

平成 21 年には、平成 21 年度厚生労働科学研究費特別研究「漢方･鍼灸を活用した日本型医療の創生の

ための調査研究」の研究班から、生薬流通調査の協力要請を受け、日漢協加盟 74 社（調査時点）に対

して原料生薬の使用量等調査を実施しました。これにより平成 20 年度に使用された 248 種の生薬の数

量とそれぞれの生薬の生産国が、ある程度把握できたものと考えています。そこで、この調査結果を

今回「原料生薬使用量等調査報告書―平成 20 年度の使用量―」と題して小冊子にまとめました。

一方で、上述した生物多様性条約や国際標準化機構（ISO）で伝統医学や伝統薬の標準化に向けて

作業がスタートするなど、漢方や生薬の国際化が進んでいます。このような状況下、漢方製剤等の原

料である生薬の流通状況を把握し、関係する皆様と情報共有させていただくことは、原料生薬の安定

確保のために大きな力になるものと信じています。関係各位におかれましては、ご研究やご活動に本

小冊子のデータをご活用いただければ幸甚に存じます。

平成 23 年 7 月

日 本 漢 方 生 薬 製 剤 協 会

生薬会議議長 内田 尚和

目 次

1. 緒言

2. 調査方法

(1) 調査期間

(2) 調査対象会社

(3) 調査表

3. 調査結果

(1) 使用生薬の種類、使用量及び生産国

(2) 使用量の多い生薬

(3) 生産国による分類

4. 考察

5. 調査メンバー及び小冊子作成班メンバー

(1) 調査メンバー

(2) 調査協力メンバー

(3) 小冊子作成班メンバー

謝辞

【参考文献】

【資料】

1-(1) 原料生薬使用量調査表

1-(2) 対象となる原料生薬の回答対象例

2 平成 20 年度漢方製剤等の生産金額上位 30 処方と配合生薬

1

1111

228

11

16

19191919

20

20

212223

１．緒言

日本漢方生薬製剤協会（日漢協）は、平成 19 年度を初年度とする「中長期事業計画 2007（5 ヶ年

計画）」で、最優先課題として「原料生薬の品質確保と安定確保の推進」を掲げている。近年、世界中

で伝統医療が注目されており、日本でも厚生労働省が平成 19 年に策定した「新医薬品産業ビジョン」

の中で漢方薬や生薬などが“ベーシックドラッグ”として初めて位置づけられた。このビジョンでは、

あわせて伝統薬を供給する企業の体質強化が求められている。伝統薬である漢方製剤や生薬製剤を安

定して供給するためには、原料生薬の品質と供給の安定した確保が根幹であり、その基となる原料生

薬の生産量や輸入量、流通量などの統計データは重要な資料である。

しかし、原料生薬の統計については、財団法人日本特産農産物協会の統計や、財務省の輸出入量や

金額に関する貿易統計などがあるが、これらは食品に用いられるもののデータが混在していることな

もあり、これまで医薬品原料としての生薬の統計データは無かった。

折しも平成 21 年度に、厚生労働科学研究の特別研究「漢方･鍼灸を活用した日本型医療の創生のた

めの調査研究」が行われ、その検討課題のひとつとして“生薬資源（安定的確保と地域振興）”が掲

げられ、特別研究班から日漢協に対して、医薬品用生薬の使用量調査に関して協力の依頼があった。

そこで我々は、日漢協会員会社が医薬品原料として使用する原料生薬の使用量と生産国を明らかにす

ることを目的として調査を行った。

２．調査方法 本調査は日漢協加盟会社全社を対象として、平成 20 年度（平成 20 年 4 月～平成 21 年 3 月）に医薬

品原料として使用された生薬の種類、量及び生産国について、以下に示す方法で実施した。

(1) 調査期間

平成 22 年 2 月 2 日～3 月 3 日

(2) 調査対象会社

日漢協加盟会社 74 社（調査時点）

(3) 調査表

調査表を資料 1 に示した。調査対象とする生薬は、日本薬局方または日本薬局方外生薬規格に収載

されている生薬、医療用漢方製剤・一般用漢方製剤・生薬製剤の生産に使用されている生薬並びに薬

価基準に収載されている生薬をリスト化し、これら以外の生薬については回答会員会社が追加回答で

きるものとした。調査項目は、各生薬の生産国を日本、中国及びその他の国に分類し、それぞれの使

用量を記入する方式とした。なお、原料と製品でのダブルカウントが発生しないよう製剤ごとに回答

すべき製造所や業態を特定した。

1

日本：2,477.6 tその他の国：966.6 t

中国：16,828.9 t総使用量： 20,273.2 t

図 1　平成 20 年度の原料生薬の使用量と生産国

（ 12.2 %）（ 4.8 %）

（ 83.0 %）

日本：2,477.6 tその他の国：966.6 t

中国：16,828.9 t総使用量： 20,273.2 t

図 1　平成 20 年度の原料生薬の使用量と生産国

（ 12.2 %）（ 4.8 %）

（ 83.0 %）

３．調査結果 回答会社数は、調査時点での日漢協加盟会社 74 社全社から回答を得た（回収率：100％）。

(1) 使用生薬の種類、使用量及び生産国

平成 20 年度に日漢協会員会社で使用された原料生薬の種類は 248 品目で、それらの使用量の合計

は 20,273 トンであった。なおこの中には、中国国内にエキス生産工場を有する会員会社が中国国内で

入手し使用した生薬の数量も含まれる。

生薬の総使用量に対する生産国の割合は、日本産が 12.2%、中国産が 83.0%、またその他の国を産

地とするものが 4.8%であった（図 1）。更に、日本で使用されている生薬を五十音順に並べ、その使

用量を生産国別で表したものを表 1 に示した。

図 1 平成 20 年度の原料生薬の使用量と生産国

2

1 20 kg

1 15,000 15,000 0 02 32,121 32,121 0 03 1 40,063 32,810 5,603 1,6504 21,111 0 0 21,1115 21 0 0 216 582 385 18 1797 43 0 0 438 510 0 0 5109 1,625 0 8 1,61710 88 0 88 011 379 379 0 012 9,187 0 9,187 013 9,735 3,568 6,167 014 53,860 0 53,860 015 34,358 0 34,358 016 13,859 300 10,562 2,99717 152 0 152 018 431 0 431 019 3,492 0 3,492 020 19,859 0 0 19,85921 1,262 0 1,206 5622 43,403 0 43,403 023 201 184 17 024 283,727 12,555 271,172 025 383,969 15 383,954 026 16,916 0 16,916 027 198,502 6,667 191,835 028 12,685 8,724 3,961 029 45,319 2,015 43,304 030 16,882 0 16,882 031 14,250 0 14,250 032 1,125 0 1,125 033 129 0 129 034 5,314 5,059 100 15535 1,629 0 1,629 036 603 0 361 24237 12,920 0 12,920 038 4,923 0 4,923 039 569 0 569 040 553,999 61 546,098 7,84041 297,806 0 297,806 042 3,029 3,029 0 043 780 0 0 78044 9,485 0 9,485 045 3,334 0 3,334 046 215,833 0 215,833 047 1,267,395 0 1,267,395 048 280 0 0 28049 39 0 39 050 268,651 0 268,586 6551 19,692 0 19,692 052 2,033 97 1,936 053 65,997 33,760 32,237 054 2,762 0 2,762 055 2,449 129 0 2,320

No.

3

kg

56 10,553 0 10,553 057 63,544 400 63,144 058 7,668 0 7,668 059 21,347 0 21,347 060 2,348 191 1,032 1,12561 4,922 0 4,922 062 240,000 240,000 0 063 82,024 82,024 0 064 108,945 0 108,945 065 3,111 0 3,111 066 5,414 0 5,414 067 1,033,793 0 836,645 197,14868 22,125 0 17,885 4,24069 36 0 36 070 5,007 0 5,007 071 11,267 0 0 11,26772 81,341 4,292 68,249 8,80073 555,718 555,718 0 074 13,148 0 13,148 075 38,087 614 37,473 076 32,352 0 24,779 7,57377 80,366 80,366 0 078 128,319 91,309 37,010 079 107 0 107 080 695 0 0 69581 67,051 600 66,451 082 24,035 0 24,035 083 49 0 0 4984 8,276 0 8,276 085 11,356 0 11,356 086 3,474 190 2,801 48387 90,538 0 90,538 088 443,811 23,244 399,212 21,35589 116,013 0 115,963 5090 208 208 0 091 15 0 15 092 542 34 51 45793 3,751 0 3,751 094 1,525 0 1,525 095 214,950 0 211,891 3,05996 130,124 0 129,589 53597 45,756 45,756 0 098 483 0 483 099 38,216 0 38,216 0

100 129,636 686 128,950 0101 397,512 2,715 394,659 138102 200 0 200 0103 41,396 0 41,396 0104 10,846 0 10,846 0105 9,154 0 9,154 0106 447 0 447 0107 8,878 0 8,878 0108 1,127 0 1,127 0109 1 0 0 1110 1,164,126 41,019 1,123,107 0

No.

4

kg

111

112 8,543 0 8,543 0113 1,461 0 1,461 0114 74,679 0 67,965 6,714115 3,332 1,117 2,215 0116 62,294 13,411 48,883 0117 16,984 0 2,569 14,415118 343,660 162 343,408 90119 10,890 9,995 0 895120 44,101 0 44,101 0121 4,021 0 4 4,017122 31,294 575 30,719 0123 1,912 0 1,081 831124 521 0 521 0125 46 0 0 46126 162 51 111 0127 383 0 383 0128 388 388 0 0129 284 0 284 0130 662 0 662 0131 380,348 0 380,348 0132 102 0 102 0133 1,327 1,139 188 0134 6,972 6,972 0 0135 373,432 313,739 59,693 0136 611 0 611 0137 2,394 1,702 682 10138 110 0 110 0139 4,258 0 4,258 0140 426,230 0 0 426,230141 624 0 0 624142 2,941 2,941 0 0143 501,647 0 501,647 0144 7,903 0 7,903 0145 2,727 0 2,252 475146 47,711 15,356 32,355 0147 113 0 113 0148 439,590 95,418 344,172 0149 816 0 816 0150 675,997 0 675,997 0151 352 0 352 0152 358,951 0 358,951 0153 1,085 118 967 0154 7,457 0 7,457 0155 1,500 0 1,500 0156 1,000 0 1,000 0157 4,853 0 4,853 0158 1,062 1,062 0 0159 47,444 0 47,444 0160 1,259 229 1,030 0161 209 0 209 0162 13,294 0 0 13,294163 85,618 0 85,618 0164 107,916 0 107,916 0

165 232,043 133,975 98,068 0

No.

5

kg

166 22 22 0 0167 1,964 0 1,964 0168 8,531 0 8,531 0169 4,418 0 4,418 0170 7,139 0 7,139 0171 207,343 0 185,737 21,606172 580,607 204,471 376,136 0173 1,932 0 1,932 0174 40 40 0 0175 52 0 52 0176 2,151 0 2,151 0177 165,449 0 165,449 0178 6,180 165 7 6,008179 9,287 8,414 507 366180 323 0 0 323181 6,821 0 6,821 0182 15,262 0 15,262 0183 7,009 3,020 3,989 0184 11,328 11,328 0 0185 13,523 0 13,523 0186 11,553 0 221 11,332187 75 0 0 75188 610,092 498 608,946 648189 2,632 82 2,550 0190 4,616 0 4,616 0191 8,147 5,917 2,008 222192 80 0 0 80193 124 0 124 0194 211,785 0 211,785 0195 2,718 0 2,718 0196 138,327 735 137,592 0197 1,500 0 0 1,500198 10,834 1,140 9,694 0199 629,063 0 629,063 0200 7,145 0 7,145 0201 1,435 285 1,150 0202 23 0 23 0203 13,859 0 13,859 0204 22,747 0 3,723 19,024205 427,357 0 419,624 7,733206 248 0 248 0207 9,425 100 9,325 0208 3,479 0 3,456 23209 996,311 0 961,722 34,589210 95,166 28,422 66,744 0211 1,246 0 1,246 0212 555 555 0 0213 737 0 737 0214 99,599 71,136 28,463 0215 1,899 0 1,899 0216 59,186 59,054 0 132217 174,805 0 174,805 0218 10,748 10,748 0 0219 516 0 516 0220 285,726 37 285,689 0

No.

6

注 1) ゼラチンを含む。 注 2) キコクを含む。 注 3) 動物胆及び胆汁末を含む。 注 4) マルトースを含む。 注 5) 熟ジオウを含む。 注 6) ジャコウ、ユウタン及びレイヨウカクは、ワシントン条約関係生薬として日本製薬団体連合

会の調査対象品目であるので記載していない。

注 7) ウズを含む。

単位 ：kg

日本 中国 その他の国

221 ホップ 2,175 0 695 1,480222 ボレイ 79,626 52,112 27,514 0223 マオウ 568,686 0 568,686 0224 マクリ 20 20 0 0225 マシニン 47,244 0 47,244 0226 マンケイシ 381 187 194 0227 モククレオソート 46,011 46,011 0 0228 モクツウ 36,082 36,082 0 0229 モッカ 1,554 1,330 224 0230 モッコウ 9,417 1,050 8,367 0231 ヤクチ 339 0 339 0232 ヤクモソウ 9,851 5,292 4,559 0233 ユウタン

注6) － － － －

234 ヨウバイヒ 24 0 24 0235 ヨクイニン 449,253 600 373,528 75,125236 リュウガンニク 14,711 0 13,695 1,016237 リュウコツ 24,333 0 24,333 0238 リュウタン 9,124 60 9,064 0239 リュウノウ 71 1 12 58240 リョウキョウ 8,070 0 8,070 0241 レイヨウカク

注6) － － － －

242 レンギョウ 129,388 0 129,388 0243 レンセンソウ 2,955 2,178 777 0244 レンニク 17,781 0 17,781 0245 ロートコン 31,442 0 31,442 0246 ローヤルゼリー 10,129 0 10,077 52247 ロクジョウ 1,484 0 966 518248 ワキョウカツ 2,066 1,944 0 122

20,273,152 2,477,611 16,828,903 966,638

生産国

合　計

No. 生薬名 使用量

7

(2) 9 60

2 2 60

1728 33 49 50

57 59 7

2 60

kg

1 1,267,395 0 1,267,395 02 1,164,126 41,019 1,123,107 03 1,033,793 0 836,645 197,1484 996,311 0 961,722 34,5895 675,997 0 675,997 06 629,063 0 629,063 07 610,092 498 608,946 6488 580,607 204,471 376,136 09 568,686 0 568,686 0

10 555,718 555,718 0 011 553,999 61 546,098 7,84012 501,647 0 501,647 013 449,253 600 373,528 75,12514 443,811 23,244 399,212 21,35515 439,590 95,418 344,172 016 427,357 0 419,624 7,73317 426,230 0 0 426,23018 397,512 2,715 394,659 13819 383,969 15 383,954 020 380,348 0 380,348 021 373,432 313,739 59,693 022 358,951 0 358,951 023 343,660 162 343,408 9024 297,806 0 297,806 025 285,726 37 285,689 026 283,727 12,555 271,172 027 268,651 0 268,586 6528 240,000 240,000 0 029 232,043 133,975 98,068 030 215,833 0 215,833 031 214,950 0 211,891 3,059

8

2 60

kg

32 211,785 0 211,785 033 207,343 0 185,737 21,60634 198,502 6,667 191,835 035 174,805 0 174,805 036 165,449 0 165,449 037 138,327 735 137,592 038 130,124 0 129,589 53539 129,636 686 128,950 040 129,388 0 129,388 041 128,319 91,309 37,010 042 116,013 0 115,963 5043 108,945 0 108,945 044 107,916 0 107,916 045 99,599 71,136 28,463 046 95,166 28,422 66,744 047 90,538 0 90,538 048 85,618 0 85,618 049 82,024 82,024 0 050 81,341 4,292 68,249 8,80051 80,366 80,366 0 052 79,626 52,112 27,514 053 74,679 0 67,965 6,71454 67,051 600 66,451 055 65,997 33,760 32,237 056 63,544 400 63,144 057 62,294 13,411 48,883 058 59,186 59,054 0 13259 53,860 0 53,860 060 47,711 15,356 32,355 0

60 18,735,435 2,164,557 15,759,021 811,857248 20,273,152 2,477,611 16,828,903 966,638

92.4% 87.4% 93.6% 84.0%

9

0 1,400ソヨウ

イ ン ヨウ カ ク

ボ ウ ショ ウ

ジュ ウ ヤク

キ ョ ウ ニ ン

キ ジツ

ゴシツ

シャゼン シ

ボ レイ

コウ ベ イ

ゲ ン ノ ショ ウ コ

クロ モジ

チ ョ ウ トウ コウ

ゴミシ

ブ シ

ボ ウ イ

チ ョ レイ

ケイ ガイ

サイ シン

コウ ボ ク

レン ギョ ウ

サン ヤク

サン シュ ユ

ハッカ

トウ ニ ン

ボ ウ フウ

オウ バク

トウ ガラ シ

バクモン ド ウ

サン シシ

カ ン キ ョ ウ

チ ン ピ

クマザサ葉

キ キ ョ ウ

オウ ギ

ボ タン ピ

カ ッセキ

ショ ウ キ ョ ウ

タクシャ

セン キ ュ ウ

セッコウ

オウ ゴン

ジオウ

セン ナ

ビ ャクジュ ツ

ダイ オウ

サイ コ

ヨ クイ ニ ン

ソウ ジュ ツ

カ ッコン

コウ イ

マオウ

トウ キ

ニ ン ジン

ハン ゲ

タイ ソウ

ブ クリョ ウ

ケイ ヒ

シャクヤク

カ ン ゾ ウ

図 2　平成 20 年度の使用量上位 60 生薬の生産国内訳

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400数量（ t）

生薬名

日本

中国

その他の国

0 1,400ソヨウ

イ ン ヨウ カ ク

ボ ウ ショ ウ

ジュ ウ ヤク

キ ョ ウ ニ ン

キ ジツ

ゴシツ

シャゼン シ

ボ レイ

コウ ベ イ

ゲ ン ノ ショ ウ コ

クロ モジ

チ ョ ウ トウ コウ

ゴミシ

ブ シ

ボ ウ イ

チ ョ レイ

ケイ ガイ

サイ シン

コウ ボ ク

レン ギョ ウ

サン ヤク

サン シュ ユ

ハッカ

トウ ニ ン

ボ ウ フウ

オウ バク

トウ ガラ シ

バクモン ド ウ

サン シシ

カ ン キ ョ ウ

チ ン ピ

クマザサ葉

キ キ ョ ウ

オウ ギ

ボ タン ピ

カ ッセキ

ショ ウ キ ョ ウ

タクシャ

セン キ ュ ウ

セッコウ

オウ ゴン

ジオウ

セン ナ

ビ ャクジュ ツ

ダイ オウ

サイ コ

ヨ クイ ニ ン

ソウ ジュ ツ

カ ッコン

コウ イ

マオウ

トウ キ

ニ ン ジン

ハン ゲ

タイ ソウ

ブ クリョ ウ

ケイ ヒ

シャクヤク

カ ン ゾ ウ

図 2　平成 20 年度の使用量上位 60 生薬の生産国内訳

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400数量（ t）

生薬名

日本

中国

その他の国

日本

中国

その他の国

図 2 平成 20 年度の使用量上位 60 生薬の生産国内訳

10

(3) 生産国による分類

生薬を生産国別に、すなわち日本、中国及びその他の国の 3 つに分類し、その結果を図 3 及び表 3-5

に示した。なお各表は、生薬の使用量順に示してある。

22 品目（8.9 % ）

43 品目（17.3 % ）

日本産 +その他の国産 5 品目（ 2.0 % ）

日本産+ 中国産+ その他の国産

19 品目（ 7.7 % ） 中国産限定

その他の国産限定中国産+ その他の国産

27 品目（ 10.9 % ） 19 品目（ 7.7 % ）

日本産限定

日本産 +中国産

113 品目（ 45.6 % ）

22 品目（8.9 % ）

43 品目（17.3 % ）

日本産 +その他の国産 5 品目（ 2.0 % ）

日本産+ 中国産+ その他の国産

19 品目（ 7.7 % ） 中国産限定

その他の国産限定中国産+ その他の国産

27 品目（ 10.9 % ） 19 品目（ 7.7 % ）

日本産限定

日本産 +中国産

113 品目（ 45.6 % ）

89 品目（35.9％）

日本産 有り

図 3 平成 20 年度の使用生薬 248 品目の生産国

11

日本産のみが使用される生薬は 22 種あるが（表 3）、使用量上位 60 位以内にランクされる生薬はコ

ウイ、クマザサ葉、クロモジ及びコウベイの 4 種だけであった（表 2）。日本ではコウイとコウベイは

漢方処方に配合されるが、クマザサ葉とクロモジは主として生薬製剤に用いられる。

表 3 日本産のみが使用されている生薬

注) マルトースを含む。

表 4 に、中国産のみが使用されている生薬を示した。予想されたことだが、3 つの生産国による分

類の中では中国産生薬が 113 種と最も多く、また使用量の合計も約 6,810 トンと最も多かった。113

種の生薬のうちその多くが漢方処方に用いられる生薬であり、使用量上位 60 位以内にもカンゾウ、タ

イソウ、ハンゲなど 18 品目が入っている（表 2）。その他に日本では主として生薬製剤に用いられる

インヨウカク（18 位）、ロートコン（26 位）、ニクジュヨウ（37 位）など 10 数品目が含まれている。

順位 生薬名 使用量(kg)

1 コウイ 注) 555,7182 クマザサ葉 240,0003 クロモジ 82,0244 コウベイ 80,3665 モククレオソート 46,0116 サンショウ 45,7567 モクツウ 36,0828 アカメガシワ 32,1219 アカマツ葉 15,000

10 ニガキ 11,32811 ボクソク 10,74812 セネガ 6,97213 カノコソウ 3,02914 センブリ 2,94115 チクセツニンジン 1,06216 ベニサラサ(エゾノレンリソウ) 55517 セキサン 38818 イチイ 37919 サイチャ 20820 トウシンソウ 4021 ツユクサ 2222 マクリ 20

合　　計 1,170,770

12

順位 生薬名 使用量（kg） 順位 生薬名 使用量（kg）

1 カンゾウ 1,267,395 58 ゲンジン 5,0072 タイソウ 675,997 59 ガジュツ 4,923

3 ハンゲ 629,063 60 クジン 4,9224 マオウ 568,686 61 チクジョ 4,853

5 ソウジュツ 501,647 62 バイモ 4,6166 セッコウ 380,348 63 テンモンドウ 4,418

7 タクシャ 358,951 64 センタイ 4,2588 カッセキ 297,806 65 サンキライ 3,751

9 カンキョウ 215,833 66 ウヤク 3,49210 バクモンドウ 211,785 67 カロニン 3,334

11 ボウフウ 174,805 68 ケイカン 3,11112 トウニン 165,449 69 キッピ 2,762

13 レンギョウ 129,388 70 ハゲキテン 2,71814 ケイガイ 108,945 71 トウドクカツ 2,151

15 チョレイ 107,916 72 テンナンショウ 1,96416 ゴミシ 90,538 73 トウジン 1,932

17 チョウトウコウ 85,618 74 ボウコン 1,89918 インヨウカク 53,860 75 カゴソウ 1,629

19 チモ 47,444 76 サンザシ 1,52520 マシニン 47,244 77 タンズシ 1,500

21 ショウマ 44,101 78 シャジン 1,46122 エンゴサク 43,403 79 ベッコウ（ドベッコウ） 1,246

23 シゴカ（エゾウコギ） 41,396 80 シテイ 1,12724 サンソウニン 38,216 81 カイクジン 1,125

25 ウイキョウ 34,358 82 タンチクヨウ 1,00026 ロートコン 31,442 83 タイシャセキ 816

27 リュウコツ 24,333 84 ヘンズ 73728 ゴシュユ 24,035 85 セッケツメイ 662

29 クコシ 21,347 86 ゼンコ 61130 キクカ 19,692 87 カッコウ 569

31 レンニク 17,781 88 ジンギョウ 52132 オウセイ 16,916 89 ホコツシ（ハコシ） 516

33 オンジ 16,882 90 サンズコン 48334 トチュウ 15,262 91 シソシ 447

35 カイカ 14,250 92 ウバイ 43136 ビャクゴウ 13,859 93 セイヒ 383

37 ニクジュヨウ 13,523 94 ダイフクヒ 35238 コウカ 13,148 95 ヤクチ 339

39 カシュウ 12,920 96 セキショウコン 28440 ゴボウシ 11,356 97 ビャッキョウサン 248

41 ジコッピ 10,846 98 チユ 20942 キョウカツ 10,553 99 シオン 200

43 カロコン 9,485 100 ウゾクコツ 15244 イレイセン 9,187 101 カイバ 129

45 シコン 9,154 102 ハクズク（ビャクズク） 12446 シツリシ 8,878 103 ダイウイキョウ 113

47 ジャショウシ 8,543 104 センソ 11048 テンマ 8,531 105 コウホン 107

49 ゴバイシ 8,276 106 セッコク 10250 リョウキョウ 8,070 107 アワ 88

51 ソウハクヒ 7,903 108 トウチュウカソウ 5252 キンギンカ 7,668 109 カントウカ 39

53 タンジン 7,457 110 ケンゴシ 3654 ハンピ 7,145 111 ヨウバイヒ 24

55 トウガシ 7,139 112 ヒハツ 23

56 トシシ 6,821 113 ザクロヒ 15

57 ケイシ 5,414合　　計 6,807,654

表 4 中国産のみが使用されている生薬

13

その他の国を産地とするもののみが使用されている生薬は 19 品目あったが（表 5）、使用量の合計

が約 500 トンと最も少ない。また使用量上位 60 位以内にランクされる生薬はセンナ 1 品目のみで、セ

ンナは漢方製剤には使用されず生薬製剤の原料として用いられる。

表 5 その他の国を産地とするもののみが

使用されている生薬

生産国によって分類し、まとめた結果を表 6 に示した。それぞれの生産国あるいは生産国の組み合

わせごとに、品目数と使用量並びにそれぞれの構成比、更に使用量上位 60 位以内に含まれる品目数、

該当する生薬名を示した。

日本と中国の両国で生産される生薬は 43 品目（品目数構成比 17.3％）あり、その使用量合計は約

5,130 トンで全体の 4 分の 1 にあたる。これらの中には使用量上位 60 位以内にシャクヤク、トウキ、

ダイオウなど 20 生薬が入っており、60 位以内にランクされる生薬の数では最も多かった。また日本、

中国に加えてその他の国でも生産されている生薬は、ニンジン、カッコン、ヨクイニンなど 19 品目あ

り、それらの使用量の合計は約 2,970 トン、使用量構成比で 14.7％を占め、また使用量上位 60 位以内

には 7 品目が含まれる。一方、日本とその他の国で生産される生薬は 5 品目あるが、60 位以内に入っ

ている生薬は僅かにボウショウ 1 品目のみであった。

以上をまとめると、多少なりとも日本産のものが使われている生薬は 89 品目（品目数構成比で

35.9％）あり、それらの使用量の合計は約 9,350 トン、使用量の構成比で 46.1％であった。

先にも述べたが、中国産のみが使われている生薬は 113 品目（品目数構成比 45.6％）で最も多く、

その使用量合計は約 6,810 トンで、使用量構成比でも約 3 分の 1（33.6％）に達する。また中国でもそ

の他の国でも生産されている生薬は 27 品目あり、それらの使用量の合計は約 3,620 トン、使用量構成

順位 生薬名 使用量(kg)

1 センナ 426,2302 アセンヤク 21,1113 ウワウルシ 19,8594 チョウジ 13,2945 ゲンチアナ 11,2676 ハトムギ 1,5007 カミツレ 7808 ゴオウ 6959 センナジツ 624

10 アラビアゴム 51011 トコン 32312 カンテン 28013 ハクガイシ 8014 ニュウコウ 7515 コショウ 4916 ジンコウ 4617 アマニン 4318 アニス 2119 シベット 1kg未満

合　　計 496,787

14

比で 17.9％であった。このうち使用量上位 60 位以内に入る生薬は、ケイヒ、ブクリョウ、ビャクジュ

ツなど 9 品目であった。

また、その他の国だけで生産される生薬は 19 品目で品目数構成比が 7.7％、使用量構成比が 2.5％で

あった。

表 6 生産国による分類

注) 括弧内は､それぞれの使用量順位を示す。

生産国 品目数 構成比使用量（kg）

使用量構成比

使用量上位60位に含まれ

る品目数生薬名注）

日本 22 8.9% 1,170,770 5.8% 4コウイ(10)、クマザサ葉(28)、クロモジ(49)、コウベイ(51)

日本及び中国 43 17.3% 5,130,128 25.3% 20

シャクヤク(2)、トウキ(8)、ダイオウ(15)、オウゴン(19)、センキュウ(21)、ボタンピ(25)、オウギ(26)、チンピ(29)、オウバク(34)、ハッカ(37)、サンヤク(39)、コウボク(41)、ボウイ(45)、ブシ(46)、ボレイ(52)、ゴシツ(54)、キジツ(55)、キョウニン(56)、ジュウヤク(57)、ソヨウ(60)

日本及びその他の国 5 2.0% 74,595 0.4% 1 ボウショウ(58)

日本、中国及びその他の国

19 7.7% 2,971,929 14.7% 7

ニンジン(7)、カッコン(11)、ヨクイニン(13)、サイコ(14)、ジオウ(18)、ショウキョウ(23)、ゲンノショウコ(50)

小 計 89 35.9% 9,347,422 46.1%

中国 113 45.6% 6,807,654 33.6% 18

カンゾウ(1)、タイソウ(5)、ハンゲ(6)、マオウ(9)、ソウジュツ(12)、セッコウ(20)、タクシャ(22)、カッセキ(24)、カンキョウ(30)、バクモンドウ(32)、ボウフウ(35)、トウニン(36)、レンギョウ(40)、ケイガイ(43)、チョレイ(44)、ゴミシ(47)、チョウトウコウ(48)、インヨウカク(59)

中国及びその他の国 27 10.9% 3,621,289 17.9% 9

ケイヒ(3)、ブクリョウ(4)、ビャクジュツ(16)、キキョウ(27)、サンシシ(31)、トウガラシ(33)、サンシュユ(38)、サイシン(42)、シャゼンシ(53)

その他の国 19 7.7% 496,787 2.5% 1 センナ(17)

小　計 159 64.2% 10,925,730 53.9%

合　計 248 100.0% 20,273,152 100.0% 60

30

3 (10) (51) (64)

18

(2) (8) (15)(19) (21) (25)

(26) (29) (34) (37)(39) (41) (46) (52)

(54) (60) (65)115

25

(1) (5) (6) (9)(12) (20) (22)

(24) (30) (32)(35) (36) (40)(43) (44) (47)

(48) (61) (66)70 (78)

(79) (85) (89)122

0

64

(7) (11) (14)(18) (23) (69)(124)

1 (58)

7

10

(3) (4) (16)(27) (31) (38)(42) (53) 92(168)

20 74

20 91 1)

6 302 60 30

15 2

60

730 7

7 30

16

303

18

17 6

25

20 30 32 19 2

198 2

8

2-5)

8

1717

3011

30 24

7 14

13 23

304 15

12

8

21

1818

は、こうした工夫も含めて生薬の使用量調査を定期的に実施する計画であり、また使用量の変化が追

える経時的データとすることが重要と考えている。

最後に、本小冊子の調査結果は医薬品原料としての生薬の使用量に関する初めての調査データであ

り、原料生薬の安定確保のための基礎データとしてのみならず、行政や関係学会に提供できる有用な

資料と考えている。内外の生薬関係者が、この小冊子を有用な資料として活用して頂くことを願って

やまない。

５．調査メンバー及び小冊子作成班メンバー

本調査に携わったメンバーと小冊子作成班メンバーを以下に記す。

(1) 調査メンバー

秋葉 秀一郎 生薬委員会生薬流通部会 部会長 （株式会社ウチダ和漢薬）

森 祐悟 同 部会員 （大杉製薬株式会社）

須恵 公雄 同 部会員 （小太郎漢方製薬株式会社）

笠原 良二 同 部会員 （株式会社ツムラ）

浅間 宏志 生薬委員会 委員長 （株式会社ウチダ和漢薬）

吉村 宏昭 同 副委員長 （株式会社ツムラ）

山本 豊 同 副委員長 （株式会社栃本天海堂）

佐々木 博 同 副委員長 （日本粉末薬品株式会社）

山口 茂治 同 委員 （アスゲン製薬株式会社）

土田 貴志 同 委員 （クラシエ製薬株式会社）

安部 正太郎 同 委員 （株式会社ツムラ）

樋口 剛央 同 委員 （松浦薬業株式会社）

小山 忠一 同 委員 （養命酒製造株式会社）

石原 猛 日漢協事務局長

近藤 真理 日漢協事務局員

(2) 調査協力メンバー

大窪 敏樹 一般用漢方製剤委員会 委員長 （クラシエ製薬株式会社）

浮田 謙二 生薬製剤委員会 委員長 （第一三共ヘルスケア株式会社）

新井 一郎 医療用漢方製剤委員会有用性研究部会 部会長（株式会社ツムラ）

(3) 小冊子作成班メンバー

班長 秋葉 秀一郎 生薬委員会生薬流通部会 部会長 （株式会社ウチダ和漢薬）

森 祐悟 同 部会員 （大杉製薬株式会社）

須恵 公雄 同 部会員 （小太郎漢方製薬株式会社）

山本 豊 生薬委員会 副委員長 （株式会社栃本天海堂）

佐々木 博 同 副委員長 （日本粉末薬品株式会社）

山口 茂治 同 委員 （アスゲン製薬株式会社）

樋口 剛央 同 委員 （松浦薬業株式会社）

（社名五十音順）

19

謝辞 今回の調査にあたり、終始有益なご指導とご助言を頂いた慶應義塾大学薬学部木内文之教授に深謝

いたします。また、ご協力頂いた平成 21 年度厚生労働科学研究費特別研究班の諸先生に感謝いたしま

す。

【参考文献】

1) 日本漢方生薬製剤協会総務委員会編 (2010) “漢方製剤等の生産動態 －平成 20 年『薬事工業生

産動態統計年報』から”, 日本漢方生薬製剤協会, 東京, pp. 4-6.

2) Yamamoto Y, Tani T (2002) Growth and glycyrrhizin contents in Glycyrrhiza uralensis roots cultivated for

four years in the eastern Nei-Meng-gu of China. J Trad Med 19(3): 87-92.

3) Yamamoto Y, Majima T, Saiki I, Tani T (2003) Pharmaceutical evaluation of Glycyrrhiza uralensis roots

cultivated in eastern Nei-Meng-Gu of China. Biol Pharm Bull 26(8): 1144-1149.

4) 戸田則明，施樺，王文全 (2011) 甘草的栽培方法（甘草の栽培方法），中国特許 CN101617597B.

5) Kojoma M, Hayashi S, Shibata T, Yamamoto Y, Sekizaki H (2011) Variation of glycyrrhizin and liquiritin

contents within a population of 5-year-old licorice (Glycyrrhiza uralensis) plants cultivated under the same

conditions. Biol Pharm Bull (in press).

20

【資料 1-(1)】原料生薬使用量調査表

原料生薬使用量調査表

貴社名：

ご担当者： 氏名

所属

連絡先

記載上の注意点

１. 対象となる医薬品への使用量については、別シートの「【資料】対象となる使用量について」をご参

照ください。

２. 2008 年 4 月から 2009 年 3 月の生薬使用量をご入力下さい。

３. 「日本産」とは日本で採取・収穫されたものを指しており、国内業者から購入されたものの意ではあ

りません。

４. 生薬末については生薬に加算してください。

（例：「カンゾウ末」はカンゾウに加算）

５. 調査表にない品目で取扱いのある生薬につきましては空欄のセルにご記入ください。

単位：kg

生薬名 総使用量 うち日本産 うち中国産 その他産地 備考

(記入例) ○×△□ 1,200 150 1,050 0

1 アカメガシワ 日局

2 アキョウ 局外生規

3 アセンヤク 日局

4 アニス

5 アマチャ 日局

（以下、続く）

270 ワキョウカツ 局外生規

271 ワコウホン 局外生規

以下追加入力分

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【資料 1-(2)】対象となる原料生薬の回答対象例

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