3.4自宅で行う酸素療法非侵襲的 マスク換気
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自宅で行う 酸素療法非侵襲的 マスク換気
PBL③ 呼吸器 case3突発性肺線維症に 細菌性肺炎合併で増悪 低酸素血症
2014 7/1108211011 河内 健二
酸素療法とは(一般)
• 呼吸不全急性増悪時の低酸素血症においての対症療法
• →酸素療法 か 人工換気
• 目的:低酸素状態の組織 壊死を防ぐ• 低酸素状態によって代償的に引き起こされる• 換気亢進→ 呼吸仕事量増加• 心拍数増加→心仕事量増加• 肺血管攣縮→肺動脈圧 軽減 負荷
• 人工的に吸入気中の酸素分圧を上げて、患者に吸入させる治療方法
• 血中酸素分圧は吸入酸素濃度に強く依存しているため極めて有効
絵
低流量システム→吸入酸素濃度設定できない
患者の呼吸パターンで吸入酸素濃度が変化する
鼻カニュラや酸素マスクは比較的規則正しい呼吸パターンの患者に用いられる
高流量システム→ベンチュリ効果を利用
患者が必要とする流量より十分大きい量を安定して供給できる
患者の呼吸状態に関わらず安定した濃度の酸素投与をしたい場合や、正確な酸素濃度管理が必要な慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)や慢性呼吸不全患者などに適す
人工呼吸管理 治療
• 適応
• ①低酸素血症の悪化 酸素療法に反応不良
• ②高二酸化炭素血症の悪化 PaCo2>45Torr
• ③努力性呼吸による呼吸筋疲労進行時奇異呼吸時
侵襲 非侵襲
• 侵襲 → 気管挿管 気管切開
侵襲的陽圧換気
IPPV:invasive positive pressure ventilation
• 非侵襲的 →マスクなど使用
非侵襲的陽圧換気
N(I)PPV
非侵襲的が第一選択
絵
侵襲 非侵襲 相違点
• 導入・中断しやすい=侵襲度が低く、装置の着脱が簡単なため
会話 食事 の可否
気管挿管すると合併症のリスク(胃内容物逆流による肺炎 声帯損傷)
体位変換
NPPV か IPPVか適応基準
誤嚥の可能性大きいとNPPV→IPPVへ
・重度の意識障害
・多量の気道分泌物
在宅酸素療法
• HOT:home oxygen therapy
慢性呼吸不全安定期に用いられる
近年の技術進歩により可能に
酸素濃縮器
:電気エネルギーで空気中の酸素を濃縮
酸素ボンベ
:液体酸素を徐々に気化する
• 生活シーンでの比較
• 左 液体酸素ボンベ• 右 酸素濃縮装置
具体的使い方
• 安静時、労作時、就寝時
の条件ごとに 酸素化の程度を評価し
必要な酸素流量をカスタマイズ処方
適正な使い方が患者に求められる
:酸素供給量が少しでも高いと
→CO2ナルコーシス を引き起こしてしまう
在宅酸素療法 費用
• 機械はリース
• 一か月
• 一割負担→7650円
• 三割負担→23000円
今回の症例では
・「低酸素血症 Ⅰ型呼吸不全」→まずは 酸素吸入 緊急入院説明受けてるので緊急事態は終わった?
・IPF急性増悪治療にはエビデンスがない「酸素低下が進行した時」→人工呼吸治療 必要 その場合非 侵襲的マスク換気がまずは 第一選択
急性期から改善しても低酸素血症持続→自宅で 酸素療法 必要負担 軽減し 生命予後 改善のため
参考文献
• 朝倉内科学
• 病気が見いえる 呼吸器
• 病態生理できった内科学
• 他ホームページ 色々