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エンジニアに おすすめしたい一冊 『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』 2015.10.08 社内勉強会 onozaty

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Page 1: エンジニアにおすすめしたい一冊 「アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣」

エンジニアに おすすめしたい一冊 『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』

2015.10.08 社内勉強会

onozaty

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今日おすすめしたい一冊

Page 3: エンジニアにおすすめしたい一冊 「アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣」

おすすめしたい一冊

アジャイルプラクティス

達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

著者:Venkat Subramaniam and Andy Hunt 著 /角谷信太郎・木下史彦 監訳

発売日:2007年12月25日

出版社:オーム社

Amazon.co.jp: アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

原書は2006年4月14日に出版 「Practices of an Agile Developer: Working in the Real World」

オーム社のサイトより引用

Page 4: エンジニアにおすすめしたい一冊 「アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣」

おすすめする理由

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おすすめする理由

• 開発現場において有用なプラクティスおよびエンジニアとしての持つべきマインドが、とてもわかりやすくまとめられている

• 原書が出てから9年たっているが、今でも色あせることのない内容であり、今後においても有用なものである(可能性が高い)

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アジャイルはあんまり関係ない

• 書籍名にアジャイルとついているが、アジャイルに特化したものではなく、いろいろな開発現場で使えるプラクティスおよび持つべきマインドがまとまっている

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当たり前のこと?

• それなりの経験を持ったエンジニアならば当たり前の内容も多いかもしれないが、それが本としてまとめられていることは、とても重要

• いつでも読み返せる=思い出せる(マインドを取り戻せる)

• チーム内に伝える手段にもなる

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色あせることのない内容

• 特定の技術に特化した内容ではないので、色あせることなく、今後も長くにわたって有用な内容であり続ける可能性が高い=持っていて損はないはず

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名著:達人プログラマーの続編

• 「達人プログラマー」も同じく色あせることのない名著

• Andy Huntは「達人プログラマー」の著者でもあり、「達人プログラマー」の続編としても楽しめる

• 「達人プログラマー」が入手しずらくなっているので、「アジャイルプラクティス」から読み始めても良いかと

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各プラクティスの構成

• 本書を読みやすく面白いものにしているのが、各プラクティスの冒頭に書かれている「悪魔のささやき」と、文末に書かれている「天使の導き」「こんな気分」「バランスが肝心」

• 悪魔のささやき: 悪癖へと誘惑する言葉

• 天使の導き: 正しい道へ導こうとする言葉

• こんな気分: プラクティスが引き起こすはずの感情

• バランスが肝心: プラクティスのバランスを取るための ヒント

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悪魔のささやき、天使の助言 「成果をあげるのが仕事」(一番最初のプラクティス)より引用

悪魔のささやき (悪癖へと誘惑する言葉)

『問題に対処するうえで最も重要な第一歩は、犯人を突き止めることだ。大馬鹿野郎を探し出せ!過失を明確にすれば、問題の再発を確実に阻止できるってもんだ。』

天使の導き (正しい道へ導こうとする言葉)

非難してもバグは直りません 『誰かの後ろ指をさすのではなく、自分のできる解決策に注力しなさい。大事なことは意味のある成果をあげることです。』

※本文と一緒じゃないと、伝わりずらい部分はありますが、雰囲気はつかめるかと

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こんな気分、バランスが肝心 こんな気分 (プラクティスが引き起こすはずの感情)

自分が答えを知らないということを安心して認められる。大きな失敗は学習の機会だ。魔女狩りの機会じゃない。チームは一致団結する場だ。互いを非難しあう場じゃない。

バランスが肝心 (プラクティスのバランスを取るためのヒント)

• 「自分のせいじゃない」というのが正しいことはまずない。また、「全部お前のせいだ」というのも同じくらい間違えている。

• まったくミスをしていないのであれば、それはおそらく一生懸命やっていない証拠だ。

• 起こった問題が不具合なのか仕様追加なのかを、品質保証担当と開発者の間で言い争っても無意味だ。口論している時間で修正できてしまうことの方が多い。

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好きなプラクティスベスト3

• 地雷がなんだ!全速前進! 「正しいことをしましょう。誠実に、勇気を出して真実を伝えなさい。時にはそれが難しいこともあるでしょう。だからこそ勇気が必要なのです」

• アーキテクトもコードを書くべき 「まともな設計は積極的にコードを書くプログラマから生まれます。本物の洞察は実際にコードを書くことからもたらされます。コーディングしないアーキテクトと一緒に仕事をしないように。システムの実体を知らずにまともに設計なんてできません。」

• 問題を切り分けて攻める 「問題を切り分けて攻めなさい。問題に取り組む際には、対象となる部分を周囲から分離することが大切です。大規模なアプリケーションでは特にそうです。」

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他にも盛りだくさん

• タイトルだけでも興味をそそられるプラクティスが盛りだくさん

• “Tell, Don’t Ask” - 求めるな、命じよ

• はやめに統合、こまめに統合

• 人ではなくアイデアを批判する

• 天使を味方につける

• 設計は指針であって、指図ではない

詳しい内容は、実際に本を手に取って

ご確認ください

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おわりに

• この本で書かれていることを、多くのメンバと共感できたらうれしいです

• 自分もこの本を毎年読み返して、これからもマインドを無くさないように気をつけていきます

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