短納期・大量リリース〒品質を実現する取り組み...

2013/9/24

短納期・大量リリース〒”品質”を実現する取り組み事例共有

リクルートテクノロジーズ

志田一茂

SQiP2013 D1ミニセッション

2013/09/12

SQiP2013

自己紹介

志田一茂株式会社リクルートテクノロジーズITマネジメント部シニアマネジャー

②2008年～全社のシステムAP基盤の共通化を推進、リクルートの共通APフレームワークを構築し、各事業サービスへの適用に従事。

①2006年～SierからリクルートのIT部門へ転職。新規Webサービスのアジャイル開発の推進を担当。

③2010年～推進の遅れていたスマートデバイスアプリ(iOS, Android)の開発組織の立ち上げ。全社のスマートデバイス戦略を担当。

④現在各事業のIT戦略の立案・推進を担当。

SQiP2013

本日の共有事例

はじめに

2010年以降、社内にて急速に開発ニーズの高まった

スマートデバイスのアプリ短納期・大量開発の事例です

チームを立ち上げ６か月で新規26アプリ、127リリース

SQiP2013

スマートデバイスアプリの特徴

はじめに

プラットフォーム

メーカー

☑ 統制不能な外部ファクターに依存した”奴隷”である。

CP 約300アプリ

キャリア

SQiP2013


はじめに


メーカー

キャリア

CP

☑ 事前予測困難な変化に継続的な対応が求められる。

OSのバージョンアップに伴う対応

スペック変化に伴う対応

取り扱い端末の変化・独自仕様変更に伴う対応

都度対応に迫られる！

SQiP2013


はじめに


メーカー

キャリア

CP

☑ 外部変化に対する対応スピードが競合優位を生む。

OS/デバイスの新規機能追加機能差異での競合優位性創出チャンス

ガラケーから乗り換え・キャリア変更新規ユーザーの獲得チャンス

早期発見、早期対応！

SQiP2013

特徴のまとめ

はじめに

☑ 外部変化に対する対応スピードが競合優位を生む。

☑ 事前予測困難な変化に継続的な対応が求められる。

スピード

モニタリング

企画開発

Plan企画立案

Seeモニタリング

Do開発

継続性

☑統制不能な外部ファクターに依存した”奴隷”である。

SQiP2013

短納期を実現するためのポイント

取り組み事例

☑ 企画立案～リリースまでのリードタイムを圧縮する必要。

ビジネス部門が要する時間

開発部門が要する時間

☑ 開発部門内部に閉じた施策では短縮期間に限界がある。





SQiP2013

施策の全体像

取り組み事例

情報共有・コミュニケーション効率の最大化相互理解の促進

人材・組織デザイン

企画開発統合

スキーム

ビジネス部門企画/ディレクター

開発部門エンジニア

開発基盤

☑ 方法論の装着だけでは短納期+高品質の開発は実現しない。

☑ 推進に最適な組織構造、風土、労務環境の整備が必須。

CI環境自動化・見える化

開発標準の策定・共通ツール・ライブラリ

SQiP2013

施策の全体像

取り組み事例



企画開発統合

スキーム



開発基盤



☑ セクショナリズムの排除

SQiP2013

セクショナリズムの排除

取り組み事例

☑ 組織の距離を縮める＝プロジェクト化

部門間調整の無駄、重複検討タスクの無駄・・・マネジメントライン複数化による承認プロセスの無駄

インタラクティブな企画・要件検討を推進する。認識合わせの中間成果物作成の時間を無くす。

☑ 物理的な距離も縮める＝ワンロケーション

最初はプロジェクト化してスタート。結果出してグループになりました♪

集約するのに３ヶ月もかかりました…実はクリティカルパスになりえる。

SQiP2013

施策の全体像

取り組み事例



企画開発統合

スキーム



開発基盤



☑ 共通ゴール設定・接続設計

SQiP2013

共通ゴール設定・接続設計

取り組み事例

☑ 企画・開発・集客と異なる役割、メンバー単位で異なるサービスを担当していながらも、プロジェクト共通のゴールを設定。

DL数アクション数

A領域 B領域 C領域

SQiP2013


取り組み事例

☑ マインドの異なるメンバーを一つに向ける必要がある。共有ゴール達成と、進捗の随時共有が有効。

SQiP2013


取り組み事例

☑ ①企画-開発、②企画-企画、③開発-開発の接続設計を行い、全体でのコミュニケーション効率最大化を推進する。

企画KPI

開発QCD

A B C D

②

①

③

SQiP2013


取り組み事例

企画KPI

開発QCD

A B C D

☑ 特にコンフリクトが起こりがちな企画者-開発者の接続が肝。

☑ チームの稼働時間をCAPに、残時間管理。

SQiP2013

施策の全体像

取り組み事例



企画開発統合

スキーム



開発基盤



☑ リリース前のモニタリングの徹底による品質担保

SQiP2013

リリース前のモニタリングの徹底による品質担保

取り組み事例

☑ “見える化”を進め、実装標準化、実装方式流用を促す。品質向上・作業の標準化/効率向上も合わせて実現。

SVNリポジトリ

iOS Android

サービスA

iOS Android

サービスB

iOS Android

サービスC

エンジニア向け静的コード解析

基盤管理者向けプロジェクト分析

ディレクター向け実機テスト支援

サイトサイト

品質の見える化

SQiP2013

施策の全体像

取り組み事例



企画開発統合

スキーム



開発基盤



☑ 高速PDSを回す支援ツールを作成

SQiP2013

品質改善、意思決定支援ツール

取り組み事例

☑ PDSを高速に回し続ける為に必要なツールの整備・構築。

UI改善品質改善

ABテスト基盤エラー収集基盤

SQiP2013

【参考】お店一覧カセットABテスト

取り組み事例

100px のみ対応 100px+アイコン既存

画像は割愛画像は割愛画像は割愛

SQiP2013

短納期実現例

取り組みの成果

・初のAndroid3.0（Tablet）の事例

タブレット独自仕様にはまり苦しいプロジェクトに

KPTを都度実施企画・開発のノウハウ共有スムースに短納期化

【グルメ】

Ｎヶ月

【ビューティ】

ヶ月で追加機能も体制横展開

Ｎ２

SQiP2013

取り組みの成果

圧倒的削減！

品質改善実現例

・外注開発したアプリをプロジェクトにて再構築

１月２月３月４月５月６月

Android 6,644 5,867 4,355 426 218 49

iOS 10,832 7,489 6,230 238 280 251

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

クラッシュ数

月次クラッシュ数

外注時と比較し短期間で且つ大幅品質向上

SQiP2013

まとめ

さいごに

☑ 様々な開発方法論、アジャイルプラクティスが存在するが、サービス特性・ビジネスニーズに適合したものを選択出来るかが鍵。

☑ 結局、最後は人と人の関係性が納期、品質に大きく影響する。優れた方法論を作成する事に注力するのではなく、

関係者が楽しく・前向きに仕事をできる場を提供する事が目的。

☑ アジャイル開発導入に品質リスク観点で否定的な意見がでがち推進は小さな成功を積み上げる事で不安を払しょくしていく。

SQiP2013

さいごに

ご清聴ありがとう御座いました。

SQiP2013

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