全学ゼミ groupwork of future #01 140417

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東京大学 2014年夏学期 工学部 電子情報工学科 Groupwork of Future 全学体験ゼミナール #01 まずはグループワークを 体験してみよう

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東京大学 2014年夏学期 工学部 電子情報工学科

Groupwork of Future全学体験ゼミナール #01

まずはグループワークを体験してみよう

自己紹介:会田大也

これまでの仕事

山口情報芸術センター チーフエデュケーター

(2003〜2013)

メディアアート専門の文化施設で、

教育普及プログラムの開発と運営を行ってきた

キッズデザイン賞、文化庁メディア芸術祭にてワークショップ、子供向けの企画展示が受賞

山口情報芸術センター[YCAM]

2003年オープン

図書館併設文化施設

メディアアートの制作

教育普及活動の充実

・アーティスト(現代美術)

・地域おこし

- 今治市・大島町

- 西粟倉村

・コミュニティスペース

- マエマチアートセンター

個人的な活動

オーソドックスなグループワーク

ポストイットを使ったブレインストーミング

今日のグループワークでやること

グループワークによるアイデアのオーガナイズ

ツール:ポストイット

テーマ:「東大受験成功のカギ!」

時間:約60分(短い!)

一応の、特別ルール

「ストップ!」と声をかけられたら議論中断!

ついつい話を続けたくなるが、

授業の時間内に収めるため、スムースな進行に

ご協力ください。

アイデア抽出のポイント:

考え方:

・質より量

・否定しない ダメ!って言われると萎縮する

・人のアイデアに乗っていく

・似たものだらけ>次の展開へ

書き方:

シンプルかつ明快

               時間:7min

アイデアのグルーピング

10グループぐらいに分けていく

・さまざまなレベルでまとめられる。

・無理の無いように。1枚だけのものもOK!

               時間:3min

整理のコツ

・似てるもの>グループへ

・レベルが同列で列挙できる

・対立概念、二者択一「または」

・因果関係(一方的、相互的)「ゆえに…」

・別のレベル 「つまり…」「まとめると…」

 「抽象化すると…」「具体的には…」

           追加で考える:4min

1. モチベーション2. 弱点克服3. 時間の効率化    :

ランキング

重要度順に並べてみる

「東大受験成功のカギ」を、5つにまとめ

スケッチブックへ書き出す。

5個目は、ほかのグループが書かないようなものでもOK。アイデアのジャンプ。

               時間:3min

どれもこれも大事!ってなるよね…。

今回のグルーピング、ランキングでうまくいったこと、失敗したことについて聞かせてください。

次のステップ

これまで出てきたアイデアも再利用しながら

テーマ:「これからの教育に大切なこと」

を考えてみよう。

再構築

ポストイットは、バラけさせてもOK。

考えていくうちに必要になった

新たなカードを作ってもOK。

アイデアのグルーピング(2回目)

10グループぐらいに分けていく

・さまざまなレベルでまとめられる。

・無理の無いように。1枚だけのものもOK!

               時間:5min

ランキング(2回目)

重要度順に並べる

「これからの教育に大切なこと」

5つにまとめる。

各チーム発表

「これからの教育に大切なこと」

チームごとに持ち時間 : 2min

課題のスケール、射程、タイミング

何を目標にするか?

「安全に成功が見込める目標」を設定

    or 「こうなったら凄いよね!」を設定

アイデア抽出、グルーピング、ランキング

の過程で、目標とすべき課題は変更可能。

GWの中で新たな課題を見つけることが重要。

まとめ

・アイデアのグルーピングは、一様ではない

 果実の輪切りの方向が違えば、別の見え方。

・多様性を思いつくには、多人数=早い!

>逆に、1人でじっくり煮詰め磨く知恵もある

・特性に応じて役割は何となく決まっていく

 GWのメリット/デメリットを理解し使おう

ありがちな失敗

・目的と手段を取り違える  >ろくなことにならん

  >どこに向かうか不明になる

・耳を傾ける気が無い人  >話したがり、な人ほど聞くことを意識すべし

  >周り、相手が何を欲しているか?理解力

・個人の成果を優先する  >そういう人は独りが向いてるかも

  >チームの成果を意識できる人:リーダー

今日学んだことと今後の展望

グループワーク、ワークショップの「手法」は、いくつもある。>「手法」そのものは

コピペ可能な知識。

コピペ不可な知恵とは何か?

グルーヴ感、パワー、見たことのない課題に挑む勇気など。

今後、その秘密を探っていきましょう。