富士通社製 unix サーバ「sparc m10-1 violin...
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富士通社製 UNIX サーバ「SPARC M10-1」
Violin Memory 社製オールフラッシュメモリーアレイ
「Violin Memory 6606 FC モデル」
接続検証結果報告書
2013年 12月 03日
マクニカネットワークス株式会社 技術統括部プロダクト技術 2部
目次目次目次目次
1111....検証目的検証目的検証目的検証目的 ............................................................................................................................ 1
2222....検証検証検証検証 ................................................................................................................................... 1
2222----1111....実施日実施日実施日実施日 ..................................................................................................................... 1
2222----2222....検証場所検証場所検証場所検証場所 ................................................................................................................. 1
2222----3333....検証検証検証検証構成構成構成構成 ................................................................................................................. 1
2222----4444....接続構成接続構成接続構成接続構成 ................................................................................................................. 2
2222----5555....検証項目概要検証項目概要検証項目概要検証項目概要 .......................................................................................................... 3
3333....検証内容検証内容検証内容検証内容とととと結果結果結果結果 ................................................................................................................. 3
3333----1111....デバイスデバイスデバイスデバイス認識認識認識認識のののの確認確認確認確認 ............................................................................................... 3
3333----2222....zpoolzpoolzpoolzpool作成作成作成作成 ............................................................................................................... 4
3333----3333....サーバサーバサーバサーバ再起動再起動再起動再起動////シャットダウンシャットダウンシャットダウンシャットダウン............................................................................. 6
3333----4444....パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト ........................................................................................... 6
3.4.1.3.4.1.3.4.1.3.4.1. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::1LUN1LUN1LUN1LUN ....................................................................... 8
3.4.2.3.4.2.3.4.2.3.4.2. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::4LUN4LUN4LUN4LUN ...................................................................... 11
3.4.3.3.4.3.3.4.3.3.4.3. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::8LUN8LUN8LUN8LUN ..................................................................... 14
3.4.4.3.4.4.3.4.4.3.4.4. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::内蔵内蔵内蔵内蔵 HDDHDDHDDHDDとのとのとのとの比較比較比較比較 ............................................... 17
3333----5555....マルチパステストマルチパステストマルチパステストマルチパステスト ................................................................................................ 18
4. 4. 4. 4. まとめまとめまとめまとめ .............................................................................................................................. 19
5. 5. 5. 5. おおおお問問問問いいいい合合合合わせわせわせわせ先先先先 ............................................................................................................... 20
付録付録付録付録 Violin Memory 6000Violin Memory 6000Violin Memory 6000Violin Memory 6000シリーズシリーズシリーズシリーズのごのごのごのご紹介紹介紹介紹介 ..................................................................... 21
1
1....検証検証検証検証目的目的目的目的
本検証は、富士通社製 UNIXサーバ「SPARC M10」シリーズの新規、既存ユーザ様に、
Violin Memory社製オールフラッシュストレージ製品Violin Memory 6000シリーズを安心
してご使用頂く為に、基本動作確認と性能評価を行う事が目的です。
また、基本構成、基本動作、基本性能を提示する事で、本製品の導入検討時の参考材料を
提示するものです。
なお、今回の検証では SPARC M10-1を使用しております。その他の SPARC M10シリー
ズの接続性については、弊社までお問い合わせください。
2....検証検証検証検証
2-1....実施日実施日実施日実施日
2013年 10月 2日(水) ~ 2013年 10月 17日(木)
2-2....検証場所検証場所検証場所検証場所
富士通検証センター(東京・浜松町)
2-3....検証検証検証検証構成構成構成構成
① SPARC M10-1
表1:検証サーバスペックとOS
② Violin Memory 6606 FCモデル
表2:Violin Memory 6606検証機コンフィグレーション
モデルモデルモデルモデル スペックスペックスペックスペック OSOSOSOS
SPARC M10-1
CPU: SPARC64 X(16core/22MB) 2.8GHzメモリ: 64GBHDD: 【OS用途】 SPME3A11F(600GB 10Krpm) 【パフォーマンス比較用途】 SPME3A11F(600GB 10Krpm)FC HBA: SE0X7F22F x 3FCドライバ/FW/FCode: qlc-20121128-4.02(Inbox)/5.08.00/2.04
OracleSolaris 11.1(SRU13061)
モデルモデルモデルモデル I/FI/FI/FI/F NANDNANDNANDNANDタイプタイプタイプタイプ 物理容量物理容量物理容量物理容量 実効容量実効容量実効容量実効容量 SWSWSWSWバージョンバージョンバージョンバージョンG5.5.2
A5.5.2.16606
FC8Gbps*8(本検証では6チャネル使用)
SLC 6TB 2.6TB
2
③ ファイバチャネルスイッチ
表3:ファイバチャネルスイッチモデル
2-4....接続構成接続構成接続構成接続構成
※結線の色分けは便宜上のものであり、全て 8Gb FCです
図1:接続構成
モデルモデルモデルモデル Fabric OSFabric OSFabric OSFabric OSSN200 モデル600 v7.1.0a
3
2-5....検証項目概要検証項目概要検証項目概要検証項目概要
以下の検証項目について実施しました。
表4:検証項目一覧
3....検証検証検証検証内容内容内容内容とととと結果結果結果結果
� 前提条件
� Solaris 標準マルチパスドライバ(MPxIO)を使用し検証を実施しました。
※マルチパス設定の詳細についてはお問い合わせください。
� 以下の通り 4K Block LUNを作成し、全てのパスに割り当てマルチパス構成にて実施
しました。
・LUN0-8:パフォーマンス検証用
・LUN9:ファイルシステム作成・確認用
3-1....デバイスデバイスデバイスデバイス認識認識認識認識のののの確認確認確認確認
� 確認方法
[format]、[mpathadm list lu]でデバイスが正常認識されることを確認しました。
� 結果
以下以下以下以下のようにのようにのようにのように、、、、デバイスデバイスデバイスデバイスがががが正常認識正常認識正常認識正常認識されることをされることをされることをされることを確認確認確認確認しましたしましたしましたしました。。。。
root@m10-1-07:~# format
Searching for disks...done
AVAILABLE DISK SELECTIONS:
0. c0t50000394281A62C4d0 <TOSHIBA-MBF2600RC-3706 cyl 64986 alt 2 hd
検証実施項目検証実施項目検証実施項目検証実施項目 実施内容実施内容実施内容実施内容
デバイス認識の確認下記コマンドにてデバイスが正常認識されていることを確認format, mpathadm list lu
zpool作成zpool creatコマンドにてViolin LUNを使用しストレージプール作成。問題なくリード/ライトできることを確認
サーバー再起動shutdown -y -g0 -i6にて再起動、再起動後、正常にマウントしたデバイスがリード/ライトできることを確認
サーバーシャットダウンshutdown -y -g0 -i0にてシャットダウン。その後再度起動し、正常にマウントしたデバイスがリード/ライトできることを確認
IOテストパフォーマンスベンチマークソフト:vdbenchを使用し、パフォーマンス測定を実施(適正なパフォーマンスが得られることを確認
マルチパステストvdbenchを使用し高負荷IOをかけた状態で、FCケーブルの挿抜実施。IOエラーが発生しないこと、フェールオーバー/バックの時間が適正なことを確認
4
27 sec 668>
/scsi_vhci/disk@g50000394281a62c4
/dev/chassis/SYS/HDD00/disk
1. c0t50000394281B5194d0 <TOSHIBA-MBF2600RC-3706 cyl 64986 alt 2 hd 27
sec 668>
/scsi_vhci/disk@g50000394281b5194
/dev/chassis/SYS/HDD01/disk
2. c0t6001B970FAB11D23FAB11D23C91C04C9d0 <VIOLINVIOLINVIOLINVIOLIN----SAN ARRAYSAN ARRAYSAN ARRAYSAN ARRAY
ALUA- 552 cyl 1629 alt 2 hd 255 sec 63>
/scsi_vhci/ssd@g6001b970fab11d23fab11d23c91c04c9
~ 中略 ~
Specify disk (enter its number):
検証時の Violin側の設定は、全ての LUNが全てのポートを使用する設定になっています。
よって各 SW接続毎に(サーバ側HBA CH数)3 x(Violin側HBA CH数)3=9の論理パ
スが形成されます。今回の検証では 2台の SWに各々3CH接続しているため、以下の通り
計(9x2)18のパスが表示されます。
root@m10-1-07:~# mpathadm list lu
/dev/rdsk/c0t50000394281B5194d0s2
Total Path Count: 1
Operational Path Count: 1
/dev/rdsk/c0t50000394281A62C4d0s2
Total Path Count: 1
Operational Path Count: 1
/dev/rdsk/c0t6001B970FAB11D23FAB11D23C91C04C9d0s2/dev/rdsk/c0t6001B970FAB11D23FAB11D23C91C04C9d0s2/dev/rdsk/c0t6001B970FAB11D23FAB11D23C91C04C9d0s2/dev/rdsk/c0t6001B970FAB11D23FAB11D23C91C04C9d0s2
Total Path Count: 18Total Path Count: 18Total Path Count: 18Total Path Count: 18
Operational Path Count: 18Operational Path Count: 18Operational Path Count: 18Operational Path Count: 18
~中略~
root@m10-1-07:~#
3-2....zpool 作成作成作成作成
� 確認方法
[zpool creat] コマンドにて Violin LUNを使用しストレージプール作成。問題なくリード/
ライトできることを確認しました。
5
� 結果
以下以下以下以下のようにのようにのようにのように、、、、ストレージプールストレージプールストレージプールストレージプールがががが正常正常正常正常にににに作成作成作成作成できできできでき、、、、リードリードリードリード////ライトライトライトライト可能可能可能可能なことをなことをなことをなことを確認確認確認確認しししし
ましたましたましたました。。。。
root@m10-1-07:~# zpool create violinlun9
c0t6001B970FAB11D23FAB11D231913E476d0
root@m10-1-07:~# zpool list
NAME SIZE ALLOC FREE CAP DEDUP HEALTH ALTROOT
rpool 556G 48.7G 507G 8% 1.00x ONLINE -
violinlun9 99.5G 420K 99.5G violinlun9 99.5G 420K 99.5G violinlun9 99.5G 420K 99.5G violinlun9 99.5G 420K 99.5G 0% 1.00x ONLINE 0% 1.00x ONLINE 0% 1.00x ONLINE 0% 1.00x ONLINE ----
root@m10-1-07:~# zpool status
~中略~
pool: violinlun9
state: ONLINE
scan: none requested
config:
NAME STATE READ WRITE
CKSUM
violinlun9 ONLINE 0 0 0
c0t6001B970FAB11D23FAB11D231913E476d0 ONLINE 0 0
0
errors: No known data errors
root@m10-1-07:~# mount
~中略~
/violinlun9 on violinlun9
read/write/setuid/devices/rstchown/nonbmand/exec/xattr/atime/dev=4b1000a on 木 10
月 17 11:26:46 2013
root@m10-1-07:~# df -k
Filesystem 1024-blocks Used Available Capacity Mounted on
~中略~
6
violinlun9 102703104 152 102702484 1% /violinlun9
root@m10-1-07:~# cd /violinlun9
root@m10-1-07:/violinlun9# touch test
root@m10-1-07:/violinlun9# ls
test
3-3....サーバサーバサーバサーバ再起動再起動再起動再起動////シャットダウンシャットダウンシャットダウンシャットダウン
� 確認方法
[shutdown -y -g0 -i6] にて再起動。再起動後、正常にマウントしたデバイスがリード/ライ
ト可能なことを確認しました。
同様に[shutdown -y -g0 -i0] にてシャットダウン。その後再度起動し、正常にマウントし
たデバイスがリード/ライト可能なことを確認しました。
� 結果
再起動再起動再起動再起動////シャットダウンシャットダウンシャットダウンシャットダウンともともともとも正常正常正常正常にににに実施実施実施実施できできできでき、、、、再起動後再起動後再起動後再起動後にににに正常正常正常正常ににににボリュームボリュームボリュームボリュームははははマウントマウントマウントマウントささささ
れれれれ、、、、リードリードリードリード////ライトライトライトライト可能可能可能可能なことをなことをなことをなことを確認確認確認確認しましたしましたしましたしました。。。。
3-4....パフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンステストテストテストテスト
� ベンチマークソフト
vdbench5.02
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_vdbench/releases/
� 前提条件
� 全てのパス:6パスを使用したマルチパス環境(接続構成は 2-4項を参照して下さい)
� Violin LUN Block Size: 4K
� 素性能を見るため全て RAWデバイスに実施
vdbenchパラメータ:
以下は各テストで共通のパラメータです。
� xfersize: 4KB
� Random
� 60秒間測定
� interval: 10(10秒毎にレポート出力、6回の平均値を後述のレポートに記載)
� スレッド数: 1,2,4,8,16,32,64を 1秒のポーズをいれ、連続で実施
7
� 確認方法
vdbenchで 1LUN、4LUN、8LUNでそれぞれ以下のリードライト比率にて測定しました。
� リード 100%
� ライト 100%
� リード 20%、ライト 80%
� リード 70%、ライト 30%
� リード 80%、ライト 20%
� 結果
モデルモデルモデルモデル 6606660666066606 ののののカタログスペックカタログスペックカタログスペックカタログスペックであるであるであるである、、、、最大最大最大最大 450450450450,,,,000IOPS000IOPS000IOPS000IOPS((((リードリードリードリード 70%70%70%70%))))をををを大幅大幅大幅大幅にににに上回上回上回上回
るるるる 520,000IOPS520,000IOPS520,000IOPS520,000IOPS ののののパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスがががが vdbenchvdbenchvdbenchvdbench でででで確認確認確認確認できましたできましたできましたできました。。。。またまたまたまた、、、、高負荷時高負荷時高負荷時高負荷時にもにもにもにもレレレレ
スポンスタイムスポンスタイムスポンスタイムスポンスタイムははははμμμμssssののののオーダーオーダーオーダーオーダーでありでありでありであり、、、、高高高高 IOPS IOPS IOPS IOPS 低遅延低遅延低遅延低遅延であることもであることもであることもであることも確認確認確認確認できましたできましたできましたできました。。。。
内蔵内蔵内蔵内蔵 HDDHDDHDDHDDとのとのとのとの比較比較比較比較ではではではでは、、、、ライトライトライトライト 80%80%80%80%以上以上以上以上でででで 1600160016001600倍倍倍倍((((HDD1HDD1HDD1HDD1600600600600本本本本))))以上以上以上以上、、、、それそれそれそれ以外以外以外以外ではではではでは
1800180018001800倍倍倍倍((((HDD1800HDD1800HDD1800HDD1800本本本本))))以上以上以上以上をををを 3U3U3U3Uのののの筐体筐体筐体筐体でででで実現実現実現実現していますしていますしていますしています。。。。
※V6606は Violin Memoryのモデルの中では最小のモデルです。上位モデルではこれ以上
のハイパフォーマンスが 3U筐体にて実現可能です。
※異なる FCポート数やサーバとの DAS接続構成等、異なるパラメータでのパフォーマン
ス測定も実施しております。詳細はお問い合わせください。
図2:【(参考)パフォーマンステスト】高負荷時でも安定したパフォーマンス(Violin GUI)
8
3.4.1. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::1LUN
1個の LUNだけに IO負荷をかけた場合です。
棒グラフ(青)は IOPS、折れ線(茶)はレスポンスタイムを示しています。
100,000IOPSで 300μs以下(一般的に通常のHDDストレージでは 10倍の 3ms以上)と
非常に低遅延であることが分かります。
一般的に DB等のトランザクション処理はリード 70%、ライト 30%が相当し、仮想環境は
リード 20%、ライト 80%が相当します。
図3:【パフォーマンステスト】1LUN 100%ライト
9
図4:【パフォーマンステスト】1LUN 20%リード 80%ライト
図5:【パフォーマンステスト】1LUN 70%リード 30%ライト
10
図6:【パフォーマンステスト】1LUN 80%リード 20%ライト
図7:【パフォーマンステスト】1LUN 100%リード
11
3.4.2. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::4LUN
4個の LUNに同時に IO負荷をかけた場合です。
棒グラフ(青)は IOPS、折れ線(茶)はレスポンスタイムを示しています。
一般的に DB等のトランザクション処理はリード 70%、ライト 30%が相当し、仮想環境は
リード 20%、ライト 80%が相当します。
図8:【パフォーマンステスト】4LUN 100%ライト
12
図9:【パフォーマンステスト】4LUN 20%リード 80%ライト
図10:【パフォーマンステスト】4LUN 70%リード 30%ライト
13
図11:【パフォーマンステスト】4LUN 80%リード 20%ライト
図12:【パフォーマンステスト】4LUN 100%リード
14
3.4.3. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::8LUN
8個の LUNに同時に IO負荷をかけた場合です。
棒グラフ(青)は IOPS、折れ線(茶)はレスポンスタイムを示しています。
500,000IOPS以上の高 IOPSをμsの遅延で処理可能なことが分かります。
100%ライト時は 16スレッドで V6606の最大パフォーマンスに達しているため、スレッド
数を 32,64 スレッドに増やしてもパフォーマンスは向上しない結果となっています。フラ
ッシュメモリー搭載量の多い上位モデルでは、32,64スレッドでは更なるパフォーマンスが
得られることが想定されます。
一般的に DB等のトランザクション処理はリード 70%、ライト 30%が相当し、仮想環境は
リード 20%、ライト 80%が相当します。
図13:【パフォーマンステスト】8LUN 100%ライト
15
図14:【パフォーマンステスト】8LUN 20%リード 80%ライト
図15:【パフォーマンステスト】8LUN 70%リード 30%ライト
16
図16:【パフォーマンステスト】8LUN 80%リード 20%ライト
図17:【パフォーマンステスト】8LUN 100%リード
17
3.4.4. パフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステストパフォーマンステスト::::内蔵内蔵内蔵内蔵 HDD とのとのとのとの比較比較比較比較
内蔵HDD: SAS 10Krpmと V6606 8LUNでの IOPSの比較です。
ライト 80%以上で 1600倍(HDD1600本)以上、それ以外では 1800倍(HDD1800本)
以上を 3Uの筐体で実現しています。
一般的に DB等のトランザクション処理はリード 70%、ライト 30%が相当し、仮想環境は
リード 20%、ライト 80%が相当します。
※以下の図では、スケールの関係でHDDのグラフが見えなくなっているため、数値をグラ
フ上に記載しています。
図18:【パフォーマンステスト】内蔵HDDとの比較(横軸:リード比率)
320 246 258 288 300
1800180018001800倍倍倍倍
1600160016001600倍倍倍倍 1600160016001600倍倍倍倍
1800180018001800倍倍倍倍 1800180018001800倍倍倍倍
18
3-5....マルチパステストマルチパステストマルチパステストマルチパステスト
� 確認方法
最も負荷の高い 8LUN構成で、vdbenchを使い負荷をかけた状態で、Violin側の FCケー
ブルを抜き、6 ポート接続状態⇒5 ポート接続状態⇒4 ポート接続状態⇒3 ポート接続状態
⇒2 ポート接続状態⇒1 ポート接続状態とし、IO がエラー停止をしないか、パフォーマン
スは適切かを確認しました。また同様に 1 ポートずつ元の接続に戻し、正常にフェールバ
ックするかを確認しました。
� 結果
エラーエラーエラーエラー停止停止停止停止することなくすることなくすることなくすることなく IIII////OOOO はははは継続継続継続継続されされされされ、、、、ケーブルケーブルケーブルケーブル挿抜時挿抜時挿抜時挿抜時ののののパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスパフォーマンスもももも適切適切適切適切であるであるであるである
ことをことをことをことを確認確認確認確認しましたしましたしましたしました。。。。テスト実施中、ログ出力の確認、[mpathadm list lu]でパスの状態確
認、Violin GUIでのセッション状態確認を実施し問題ないことを確認しました。また、テ
スト実施後に、vdbenchの Error logにエラーがないことを確認しました。
図19:【(参考)マルチパステスト】6ポートから 5ポートに移行後の IOポートステータス
(Violin GUI)
19
4. まとめまとめまとめまとめ
富士通社製 UNIXサーバ「SPARC M10-1」と Violin Memory社製オールフラッシュメモ
リーアレイ「Violin Memory 6606 FCモデル」が問題なく接続できることを確認しました。
また、パフォーマンスについて、カタログスペック(付録参照)以上の値がでることを確
認しました。
今回は Violin Memory 6606 FC モデルで検証を実施しましたが、実装されている SW は
6000シリーズ全て共通で、容量・NANDのタイプが異なるだけです。従って、Violin Memory
6000シリーズ FCモデル全てのモデルで、富士通社製 UNIXサーバ「SPARC M10-1」と
の接続は問題ないと判断できます。
また、テストの時間の関係上、パフォーマンスは 60秒測定という条件のもと実施しました。
Violin Memory 社製オールフラッシュメモリーアレイの最大の特徴は、特許技術であるv
RAIDやスイッチ型メモリーファブリックにより、スパイクフリーで常に最大のパフォーマ
ンスを継続して発揮できるところにあります。それによりアプリケーションのサービスレ
ベルを常にハイレベルで一定に保つことが可能となります。
富士通社製 UNIXサーバ「SPARC M10-1」と Violin Memory社製オールフラッシュメモ
リーアレイの組み合わせにより、お客様のシステムの性能が格段に向上し、より快適な環
境をご提供できると確信しております。
20
5. おおおお問問問問いいいい合合合合わせわせわせわせ先先先先
詳細については、下記にお問い合わせください。
マクニカネットワークス株式会社
Violin Memory製品担当
E-Mail: [email protected]
TEL: 045-476-1973
URL: http://www.macnica.net/violinmemory/index.html/
21
付録付録付録付録 Violin Memory 6000 シリーズシリーズシリーズシリーズのごのごのごのご紹介紹介紹介紹介
大容量大容量大容量大容量・・・・高速高速高速高速ののののフラッシュストレージアレイフラッシュストレージアレイフラッシュストレージアレイフラッシュストレージアレイ
Violin Memory社製オールフラッシュメモリーアレイは、独
自のハードウェア RAID 機構(vRAID)と NAND 型フラッシ
ュ・メモリを利用した独自のメモリ・モジュール(VIMM)によ
り構成されたアプライアンス型フラッシュストレージアレイ
です。
持続性のある高速な I/O 処理とスパイクフリーな低レイテン
シの両方を実現し、データベース、データウェアハウス、仮想デスクトップなどのビジネ
スクリティカルアプリケーションのパフォーマンスを飛躍的に向上させます。
ViolinViolinViolinViolinインテリジェントメモリーモジュールインテリジェントメモリーモジュールインテリジェントメモリーモジュールインテリジェントメモリーモジュール((((VIMMVIMMVIMMVIMM))))
Violin インテリジェントメモリーモジュールはフラッシュメモリーファブリック内のハー
ドウェアフラッシュ変換レイヤーとして機能し、ガーベッジコレクション、ウェアレベリ
ング、エラー/障害管理を提供します。データは、VIMMとの間で読み取り、書き込みが実
行されます。各 VIMM には次の要素が含まれます。
• 高パフォーマンスでロジックベースのフラッシュメモリーコントローラー
• 管理プロセッサー
• メタデータ用 DRAM
• ストレージ用 NANDフラッシュ
低低低低レイテンシーフラッシュレイテンシーフラッシュレイテンシーフラッシュレイテンシーフラッシュ vRAIDvRAIDvRAIDvRAID
SSD や PCIe カードなどの他のソリッドス
トレージソリューションとアーキテクチャ
ーは、プロセッサーやソフトウェアを使用
して、RAID、ページマッピング、およびガ
ーベッジコレクションを実行します。Violin
はこれらの機能をハードウェアに実装する
ことで、遅延を低減し、持続したランダム書き込み IOPSを 1万以下から 100万以上へと
大幅に高めています。特にNANDフラッシュシステムの性能を強化するために設計された、
Violin Memoryのフラッシュ vRAID技術は、完全な RAIDデータ保護、および根本的に効
率と性能が向上したソリューションを提供します。vRAID は、読み取りが消去によってブ
ロックされることがないようにすることで、負荷状態においてスパイクのない遅延を保証
します。特に、Violin Memory 6000シリーズ フラッシュメモリーアレイのマイクロ秒単
位の遅延は、Tier 1ストレージキャッシュ(DRAM)よりも 80%も低く、ファイルの読み
取り/書き込み、レスポンス、クエリー時間などの指標を大幅に改善します。
22
仕様仕様仕様仕様
以上