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Page 1: 02 01‚ªール...2020年度の活動イメージ 提案学生 が つなげていこう!ビオトープを生息環境を保全・創出し、様々なタイプの 。 企業生息域をつなぐ!
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2020 年度の活動イメージ

学生提案

棲める場所が

足りないよ・・・。

様々なタイプの

生息環境を保全・創出し、

ビオトープを

つなげていこう!

生息域をつなぐ!

企業とNPOの

 コラボレーション

 一言で生き物が暮らせる空間

といってもその種類は様々です。

私たちは、県内で活動するたくさ

んの団体と情報共有・連携しな

がら、多様なビオトープ創出を

支援・実行し、ビオトープ・ネッ

トワークが少しでも広がるよう

に活動していきます。

実際に生き物の生息

地保全・再生に取り

組む団体の活動にも、

積極的に参加してい

きたいと考えていま

す。私たち若者にとっ

ては経験を積み学習

できる場となります

し、団体の皆様にとっ

ては、活動の活性化や

多世代のコラボレー

ションにつながり、生

息地保全・再生活動そ

のものが盛り上がっ

ていくと思われます。

株式会社豊田自動織機

東浦工場では、隣接す

る東浦自然環境学習の

森に生息するキツネの生息範囲を広げるため

に、工場敷地内にキツネのための通り道を

造成しました。これは学習の森をフィール

ドに活動するNPO、東浦里山支援隊から

の要望に応えた形で、地域課題の解決のため

に行われたものです。

2018年に完成したアニマルパスでは、

既に何度もキツネの利用が確認されています。

これにより、学習の森で暮らすキツネが

工場の敷地を通り、反対側の森へと抜けて

いくことで、生息環境が拡大することが

期待されています。

愛知県には、奥山の森林から里山、平野、

河川、海岸など、様々な自然環境があ

ります。もともとはすべてのエリアが

緩やかにつながり、人と自然が共生す

る豊かな生態系が形作られていました。

しかし、開発行為によって自然環境が

激減し、今では生き物の生息環境が分断

されています。こうしたわずかに残さ

れた生息環境同士を緑の回廊や水辺の

ネットワークなどでつないでいくこと

で、生き物が暮らせる環境を少しずつ

広げることができるのです。

生き物は、ただいま住宅難?

子育てできる場所がない!

卵を産める場所が

減っちゃって・・・

水をきれいにして

ほしい!

たんぼの水路が無くなってもう住めない・・・

道路が出来て

森を渡れない・・・

目的

分断された緑地をつなぐ!

ビオトープといえば、人 工的に作られた水辺等をイメージする方が 多いかもしれません。しかし、実はビオトープとは、bio= 生命 topos= 空間を現すギリシャ語から作られた合成語で、生き物の棲む空間という意味。森林や草地、森、河川から、人工的に整備された環境まで、すべての「生物が生息する空間」をビオトープということができます。

生物多様性促進に欠かせない生きものの生息環境を増やし、つなげる。

食べられる植物が少ないんだけど・・・

現状を知るビオトープをマッピングする

実活動

生きものの「生息環境」を拡げよう、つなげよう!

ビオトープ・ネットワーク

効果的なビオトー

プ・ネットワーク形

成のために、初年度

は県内における生

き物の生息地を調

査し、マッピングし

ていくなどの活動

が考えられます。調

査データはポータ

ルサイト内のデー

タベース機能に蓄

積。これが成功すれ

ば実際のビオトー

プづくりに活かす

ことができます。

活動に参加するビオトープ整備作業に取り組む活動に参加する

ビオトープ・ネットワークのイメージ

ほとんどの生物多様性活動は生きものの生息環境改善につながるね!

ビオトープってなんだ?

生きもののビ生息環境

オトープをつなげよう!

どこにビオトープがあるか調べよう!

里山再生ビオトープ創出

生き物の通り道

屋上等の緑化

海岸整備

巣穴・巣箱づくり

そして、活動の様子は工夫を凝らした動画で常に情報発信していきます!

実活動

骨 子

1

CASESTUDY

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2020 年度の活動イメージ

全県で意識を統一した外来種対策を!

学生提案

CASESTUDY

CASESTUDY

 国外から侵入し、定着した動植物を外来

種といいます。なかでも日本の環境に適

応し、爆発的に増加することで、在来の

動植物の生息を脅かすような種は侵略的

外来種と呼ばれ、日本政府や自治体が

駆除や拡大防止を呼びかけ、民間団体も

含んだ様々な防除活動が行われています。

 しかし、そもそも外来種は人間が何らかの

形で持ち込んだもの。船のバラスト水へ

の混入などの非意図的なものもあります

が、それ以上に食用、ペット用、害獣駆

除用、皮革製品用などとして活用するた

めに、動植物を人間が不用意に移動させる

ケースが多いのです。私たちは、過去の

過ちを認め、教訓として共有し、二度と

このような悲しい問題を起こさないとい

う決意のもとで、外来種駆除に取り組ん

でいきたいと思います。

緊急度が高く、愛知全域で起きている外来種駆除に取り組もう!

オール愛知外来種アクション

私たちが持ち込んだイノチだから、

私たちの手で責任を。

ミシシッピアカミミガメ(原産地:北アメリカ)

モウソウチク(原産地:中国)

屋台の亀すくいで人気を博した生き物。体長 30cm 近くまで成長し、気性も荒くなることから池や川に逃がされて大増殖。各地の池を埋め尽くすほどに拡大しています。

※命をつなぐ PROJECTとは、知多半島臨海部の企業緑地群を地域生態系の重要拠点と捉え、生物多様性向上をテーマに12社の企業や 行政、NPO、学生が連携し、2011年から進めている取り組みである。緑地の整備や啓発イベント等、様々な活動に取り組んでいる。

籠や食器をはじめとした様々な道具として活用するために持ち込まれました。プラスチック製品が普及すると竹が使われなくなり、放置された竹林が猛烈な勢いで拡大しています。

愛知県で対策が必要な外来種(一例)

アライグマヌートリアハクビシンコブハクチョウミシシッピアカミミガメオオクチバス

コイブルーギルアルゼンチンアリタイワンタケクマバチセアカゴケグモアメリカザリガニ

オオカナダモオオキンケイギクトウネズミモチモウソウチクウシガエルスクミリンゴガイ etc

外来種駆除活動をムーブメント化しよう!

いま、池の水を抜くテレビ番組

が人気を博しています。タレン

トさんが登場し、いろんな生き

物を見つけたり、意外なお宝が

見つかったりと、華やかなコン

テンツで、もはや知らない人の

方が少ないでしょう。でも実は

これ、もともとは外来種駆除の

ための生物多様性活動。それを

ショーアップしてエンタメにし

たことにより、誰もが知る活動

になり、いまや全国で同様の活

動が進んでいます。私たちはこ

のように、多くの人が興味を持

てる企画を考えて、外来種駆除

活動に新たなムーブメントを起

こし、活動そのものを広めてい

きたいと考えています。

動画やSNSで

外来種駆除活動の

ノウハウを発信!

 東邦ガス㈱知多緑浜工場には、

2000年に造成した大きなビ

オトープがあります。200種

の生き物が生息する生態系の拠

点として機能していますが、外

来種のウシガエルが発見されて

おり、毎年4月に駆除活動が

行われています。

 駆除活動には、地域の学生組織「命をつな

ぐPROJECT学生実行委員(※)」のメン

バーが協力。学生と企業が協働してウシガエ

ル駆除に取り組んでいます。2017年には

約1,000匹の駆除数が、2019年は約

80匹になるなど、効果が上がっています。

まず考えられるのは、外来種キッチンムー

ビー。駆除された外来種で食べられるもの

は、命を無駄にしないよう、美味しく、適正に

料理して食べる楽しい動画を作成し、ウェブ

サイトで公開していこうと考えています。そ

のほかにも、そういった企画を外来種に悩む

企業や団体のビオトープで実行するといっ

た、コラボレーション展開も考えられます。

県内の企業や団体の皆さん、ぜひ私たちとの

コラボレーションにご協力ください!

数百匹のウシガエルを

企業と学生が駆除!

モウソウチクを活用する

バンブーフェスタなんか

いいかも♪

~企画の一例~

ようこそ!

外来種キッチン 企業・団体とコ

ラボ!

外来種アクション

皆に興味をもってもらえるような企画を考え、実行します!

守る活動守る活動

骨 子

2

逃がしたペットが脅威に?

いつの間にか里山が竹だらけに?

08 07

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体感体感ビオトープ・ネットワーク篇 学生保全活動ルポ 学生メンバーが体感した

生物多様性保全活動をレポート!

日 時 2020年1月28日(火)、2月11日(火)・25日(火)場 所 長久手市 二ノ池湿地群    (一般の方は立ち入り出来ません。)

主 催 長久手湿地保全の会参 加 名城大学 1 年 鵜飼 明歩/鶴田 智子/          石田 恋宝/中島 さくら    人間環境大学 1 年 大友 仁美/岡田 美夢    中部大学2年 田中 凌大    愛知大学2年 田村 隼祐    社会人1年目 武馬 弘季

日 時 2020 年 2 月15 日(土)場 所 みよし市 境川源流域付近のビオトープ主 催 NPO法人 みよしの自然環境を守る会参 加 社会人1 年目 武馬 弘季    名城大学 1年 中島 さくら

日 時 2020 年 2 月 2 日(日)場 所 愛知こどもの国(西尾市東幡豆町)協 力 NPO法人 フロンティア西尾    愛知学泉大学 矢部隆教授    NPO法人 愛知生物調査会 高橋伸夫理事長参 加 人間環境大学 1 年 都築 紗耶    中部大学 2 年 田中 凌大

日 時 2020年1月18日(土) 9:00〜12:00場 所 ソニーの森    (額田郡幸田町坂崎雀ケ入1)主 催 ソニーグローバルマニュファクチャリング    &オペレーションズ株式会社    幸田サイト参 加 人間環境大学 1 年        岡田 美夢/大友 仁美/羽賀 悠佑        水口 匠/石岡 完梧

学びを深め、保全活動に参加する

広報活動を展開し保全活動を継続させる

絶滅危惧種の保護と生息地の管理

活動を周知してもらうための広報活動

子ども達に呼びかけてイベント開催

ウシガエルの繁殖問題のサポート

大きな木の枝打ちや竹の伐採のサポート

定期的な調査のサポート

イベント参加と学習内容を伝えること

子ども達との活動に参加し、環境学習をサポートする

自然環境について学ぶ学生との意見交換で活動を活性化させる

参加者が考えた若者と団体の連携の可能性参加者が考えた若者と団体の連携の可能性

参加者が考えた若者と団体の連携の可能性参加者が考えた若者と団体の連携の可能性

生きものの生息環境整備に取り組む活動に参加してきました!

希少な固有種も観察できたよ!

この桟橋から皆に生物を

観察して欲しいな!

ビオトープ整備の考え方について伺いました!

チェーンソーが食い込んで大苦戦!

里山ビオトープの整備体験

ソニーの森での整備体験

長久手市内の湿地保全体験

水辺の生き物の生息環境を考える

二ノ池湿地群は、土砂崩れによってできた

傾斜湿地と呼ばれる珍しい湿地とのこと

で、長久手湿地保全の会の方々が毎月2

回程度、草刈りなどの保全活動を行って

います。今回の活動では、湿地帯の観察

や湿地保全のための草刈り、水質調査の

お手伝いを行いました。活動を通じて都

市部の傾斜湿地にも豊富な生物多様性が

あることがわかりました。作業中には、

「東海丘陵要素植物群」と呼ばれる貴重

なトウカイコモウセンゴケやシラタマホ

シクサ、また春を待つハルリンドウの芽

などを観察することができ、感激しまし

た。適切に手を加えないと消滅する自然

があり、後世に残すためにも保全活動が

重要だということを実感しました。

愛知こどもの国の通称「白鳥池」周辺で、

専門家と一緒に水辺の生き物の生息環境

について話し合いました。この池は在来

種ニホンイシガメが生息し、外来種ミシ

シッピアカミミガメが定着していない貴

重な池です。カメ目線で池周囲を観察す

ると、岸辺にモウソウチク等が生い茂っ

て日陰化し、甲羅干しが難しそうでした。

適正な間伐による日なた環境の形成など

が改善点として挙げられました。流入水

路も、近自然の、生き物が移動しやすい

緩やかな流れで整備できれば、水生昆虫

はじめ豊かな生物相につながるかも知れ

ません。また、過去から現在、未来への

遷移を知る事も重要だと知りました。

学んだ事を他の人々にも伝えたいです。

みよしの自然環境を守る会さんは、みよ

し市内の境川源流域付近で、都市化が進

み失われつつある自然環境を保全し健全

な里山として復元しており、一般向けに

里山の自然体験イベントを催しています。

今回の活動では、ビオトープ内の桟橋の

設置に参加させていただきました。水を

抜いた池に入っての作業でしたが、この

桟橋から生き物を観察し興味を持ってくれ

る方が増えることを願い頑張ることができ

ました。最近はこのような環境が減ってい

るため、保全はもちろん周知も重要だと

感じました。自然体験の機会も減っている

ので子供を中心に呼びかけイベントを催す

事は大切だと実感し、そうした場に出来る

限り参加し、協力したいと思いました。

工場に隣接する森を「ソニーの森」と名

付け、子どもたちの環境学習の場として

活用。2008年からは「フクロウの棲

む森づくり」を開始し、環境整備も進め

ています。今回の活動では、まずフクロ

ウの巣箱の説明を受けました。巣箱は、

森の奥だけでなく見学しやすい場所へも

設置したところ、4年連続でそこで産卵

し、ひなが誕生しているのだとか。他に

も、様々な道具を使用し、遊歩道の整備

を行いました。初めは藪が深く、足場も

悪い中での枝払いに苦戦しましたが、作

業後は見違えるほどすっきりと見通しが

きく空間に。自然林に近い状態から整備

活動に関われたことが楽しくやりがいを

感じました。

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体感体感外来種篇

外来種問題に取り組む活動に参加してきました!

日 時 2020 年 2 月10 日(月)9:30 〜12:00場 所 東浦町大字緒川字大藪一区 10 番地主 催 東浦町環境課、愛知製鋼株式会社、 東浦自然環境学習の森保全・育成の会参 加 人間環境大学 1 年      岡田 美夢/大友 仁美/都築 紗耶    愛知大学 2 年 田村 隼祐    愛知大学 4 年 竹内 千晶    名城大学 1 年 中島 さくら 

日 時 2020 年 2 月 4 日(火)場 所 犬山市塔野地の竹林    犬山里山学センター主 催 NPO 法人 犬山里山学研究所参 加 名城大学 1 年 鶴田 智子/中島 さくら

日 時 2020 年1月18 日(土)9:00 〜14:00場 所 美浜町大字布土地内の竹林主 催 美浜町竹林整備事業化協議会(モリビトの会)参 加 日本福祉大学 2年 中村 亮太

日 時 2020 年 2 月16 日(日)場 所 豊田市自然観察の森 ネイチャーセンター主 催 豊田市自然観察の森参 加 愛知大学 2 年 田村 隼祐    愛知大学 3 年 安藤 健斗    名城大学 1 年 中島 さくら    人間環境大学 1 年 樋口 颯汰

SNS を使った知名度向上のための広報活動

伐採や運搬等、力仕事をサポートするボランティア活動

竹の加工方法のアイディア提案

農学だけでなく他分野を学ぶ人への興味喚起

保全活動に継続的に参加する

里山の良さや実態を広めていく

駆除した竹を皿にしてカレーをいただきました。

参加者が考えた若者と団体の連携の可能性 参加者が考えた若者と団体の連携の可能性

参加者が考えた若者と団体の連携の可能性参加者が考えた若者と団体の連携の可能性

逆に考えれば竹材の宝庫だね!

展示内容が工夫されていて面白いね!

伐採した竹を巣箱や灯篭に!

里山は人の手を入れないとダメなんだね!

今までにない竹活用アイデアを見つける

活動への参加・呼びかけ

竹の有効活用に関する共同研究 等

中学生以上の学生も自然観察の森に招待し興味喚起する

自然観察の森に赴き情報発信

知識を身に着けて環境活動の 敷居を下げるサポートを

ビオトープ・ネットワーク篇

美浜町での竹林整備体験

犬山里山学センター“

竹林塾”

東浦自然環境学習の森で

     竹林間伐と鳥の巣箱づくり

豊田市自然観察の森での整備体験・交流会

2009年から東浦自然環境学習の森の

保全・育成の会が結成。2015年には

目指す森の姿について話し合いが行われ、

学習の森としての整備が進められてきま

した。今回の活動では、外来種であるモ

ウソウチクの間伐を行い、運搬、加工し、

野鳥の巣箱と竹灯篭の制作に挑戦しまし

た。竹を切る際には、回しながら切って

いると切口がずれてしまう事が多く、綺

麗に切るのが大変でした。また、竹を倒

す作業ひとつとっても3つの手順があ

り、自然の中での作業の奥深さを感じま

した。全身を使った活動で、リフレッシュ

でき達成感も感じました。普段、森で活

動されている方の興味深いお話を聞きな

がら作業できたことも楽しかったです。

今回の活動では、竹藪の保全活動のお手

伝いを行い、竹藪を整備する理由やその

方法、伐採材の使用方法について知るこ

とができました。また、「里山に学ぶ生物

多様性」についての講義を受け、里山の

役割や特異性、里山が人との関わりの中

で多種多様に利用されて初めて保たれる

という事を学びました。こうした活動を

通じて、里山が人の手を入れないと成り

立たないものであることを再認識すると

同時に、人と里山の関係が希薄化してい

ることに危機感を感じました。この問題

の解消には、保全活動の従事者や専門家

だけでなく、例えば機械工学など、幅広

く様々な業種分野の人が里山への関心を

持つことが重要だと感じました。

モリビトの会は外来種であるモウソウチ

クを伐採し、様々な用途で活用していま

す。今回は、竹の伐採と竹炭作りに参加

させて頂きました。私は「農福連携」に

関心を持っていますが、農業に限らず、

環境問題と福祉を掛け合わせるというの

も面白いと思いました。こうした地域の

取り組みに参加すると、すごく良い刺激

になります。今回も新たなつながりや発

想を得ることができました。深刻な竹林

問題の背景には、美浜町の高齢化、少子

化、竹の需要の低下があるそうです。逆に

竹の画期的な活用方法を見つけることが

できれば、美浜町は竹資源の宝庫です。

お昼には竹の器でカレーを食べましたが、

竹の有効活用を考えたいです。

トンボの湿地ルートとムササビの森ルート

などの観察路がある豊田市自然観察の森。

ここでは身近な自然を都市近郊に確保し

気軽に自然に親しみながら自然について

学ぶことができます。今回は雨天のため

野外活動は中止になり、自然観察の森につ

いての座学と、課題を検討するグループ

ワークを行いました。今まで自然観察の森

自体を知らなかったのですが、展示内容が

面白くまた来たいと思いました。グループ

ワークの際はどうすれば生物多様性を広く

知ってもらえるかが思いつかず、環境問題の

難しさを実感しました。都会に住む若い

人は日常的に緑に触れる機会が少ないと

言われており、高校・大学生の関心を高め

ることが重要だと感じました。

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