20130411未来のために社会を変える!(本番用)
TRANSCRIPT
未来のために社会を変える! ~実現に向けて~
日本財団 経営支援グループ 森 啓子
本日の流れ
1.森啓子が考えていること
2.未来のために社会を変えるには?
3.複眼的になろう
私が考えていること
道理の探究
理屈と道理のへだてあり。 理屈はよきものにあらず。
(三浦梅園 1723-1789)
※磯田道史著「日本人の叡智」p54より引用
理屈と道理とは
理屈:人間が作ったもの 時代によって変化する可変的なもの 拝金主義、学歴・資格、格差社会・・ 道理:自然の仕組み 時代が変わっても普遍的なもの 他者を尊重し、自らも尊重される
「道理」の例
東日本大震災時の国内外の多様な連携 日本赤十字社への義援金は、最貧国と呼ばれる後発開発途上国30カ国(49カ国中)からも計約6億円が集まった。
バングラデシュ1.6億円、アフガ二スタン1億円、 ブータンや東ティモールからも9千万円のほか、 アフリカも17カ国・・・
(朝日新聞2013年4月4日付)
「お金」の意味
「お金」というのは価値指標のひとつに過ぎない。
「幸せ」は「お金」では測れない。
「お金」は人の性「欲」を引き出す。
「欲」をめぐって争いが生じる。
失って来たもの
自主独立の前提
「お互い様」の精神
支え合いのコミュニティー
今後必要となる能力
①言葉で表せない知恵を用いる能力
②異分野の知識と知恵を統合する能力
③集団の知恵や智恵を引き出す能力
④未だ世の中に存在しない知識や知恵の創発を促す能力
⑤知識や知恵を用いて行動を生み出す能力
⑥感性を使って感じる能力
⑦答えの無い問いを問う能力 (田坂広志氏「オルタナティブ人間論」より
「altana」2012年1月号掲載 )
価値観のシフト
「答えの無い問いを問い続ける」
➢「当たり前」を疑う ミクロにもマクロにも
➢ 行動する 人任せでなく自分で考えて動く
➢「ヒト」としての原点を振り返る
2.未来のために社会を変えるには?
共感・連携・行動
あらゆる主体の参画を促しプロジェクトを推進
協働を促す 社会解決プラットフォーム
NPO
市民
企業
行政 支援組織 日本財団
企業 NPO
市民 行政
市民 NPO
支援組織 NPO
市民 企業
行政 NPO
行政 企業
多様性 透明性
持続可能性
当事者性 創発性
新規性
ママを支えるあらゆるネットワークと、当事者であるママ、ママ予備軍に働きかけ、価値創造を具体化するプロジェクトを進めていきます。
企業 企業
共感を得るために
問題を捉える視点の高さ、範囲、深さを揃える
上位概念であればあるほど
より多くの人たちが共感出来る
舞台に参加する役者の賛同が必要
連携を実現するために
共感した社会課題に対して、
誰がどこを担当するのかの役割分担
プロジェクトのプロデュースが必要
Aさんがディレクター、Bさんが役者・・
行動するために
共感した社会課題に対して、
役割分担に沿って行動するのみ!
舞台本番!=シェア!
社会の仕組みづくり
認知を広げ、共感者=ファンを増やす
資金、場所、モノ、人が集まって行く!
世論を盛り上げ 議員を動かし(超党派勉強会) 法案を通して仕組みを変えて行く
ママを笑顔を増やすプロジェクト - 3つの取り組み -
対話する場
あらゆる当事者ネットワーク、専門家、企業、行政が、ママの笑顔を増やすために集う対話の場をつくります。
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行動をともにしながら、3年間で100万人のママを笑顔に
※プロジェクト推進のための、『ママ基金』設置し、寄付の受入れ・基金管理を行います。
協働する機会
企業、NPO等が参加するママの笑顔を増やすための持続可能な取り組みを進めつつ、多くの人が想いを行動にうつすために寄付を募ります。
仕組みづくり
次世代のママ・子どものための政策提言・制度設計等、みんながみんなを支えるための仕組みづくりをすすめます。
これまでの実績
暗闇ダイアログ(11/27)
-これからの未来、ママとって大切なこと
子どもにとって大切なこと-
ママアンケート@福岡(11/24)
-あなたが大切だと思う取り組み
未来のママへのメッセージ-
ソーシャルイシューわいがや会議(11/14)
-ママに関する課題解決、
さまざまなアプローチの紹介-
福岡県次世代育成支援行動計画「出会い・子育て応援プラン」をもとに、福岡/九州のママにアンケートを実施。
・小売業
・飲料メーカー
・フィルムメーカー
・ソーシャルメディア企業
・複写機メーカー
・誕生学
・産後支援
・起業支援
・ママコミュニティ支援
政策担当当事者ミーティング(適宜)
-“なでしこ戦略”省庁横断スキーム
・経済産業省、内閣府、厚生労働省、文部科学省
これまでの活動実績
CSRを取り巻く世界トレンド (2/26)
-企業にとっての持続性を考慮したCSRのあり方について
日本取引所グループとセミナー開催
経済産業省が進める「なでしこ銘柄」の発表
約200名の参加、うち91%が上場企業のCSR担当者
みんなニコニコミーティング開始 (2月25日~毎月25日)
-ママに関する課題解決に関心がある人たちが
リアルに集いつながる場
賀詞交歓会(1/25)
―「ママの笑顔を増やすプロジェクト」メンバーが名刺交
換させていただいた企業やNPOの皆さん約100名が参加
Happy mama Festa@ナゴヤドーム(3/15-17)
来場者数 3日間 9万5,000人 日本財団としてもブースを出展
これまでの活動実績
②ママサミット
くわばたりえさん(タレント)、日菜あこさん(モデル)、奥山千鶴子さん(子育てひろば全国連絡協議会理事長)を迎えてパネルディスカッションを実施
①ポストツリープロジェクト
財団ブースで集めたママの声(=葉っぱの数) 3,600枚 2013年度も全国各地のイベントでママ達の声を集め、 ニーズを見える化し、課題解決につなぐ予定
財団の役割
舞台作り
厚生労働省
CSR企業 超党派議員
メディア
NPO連合
(1)悩めるママの支援・医療サポート (2)養子縁組の促進
1/3を里親家庭に +
特別養子縁組の推進 児童相談所職員の
専門職化
真実を伝え共感し 子どもたちのための法案へ
問題の本質を見つめ 連携して大きな動きに!
次世代の命に貢献
真実を伝える報道
医療機関 法律家ネットワーク
子どもたちの人権を守るための仕組みづくり
“こうのとりのゆりかご”を全国へ
舞台作りの例
地元自治体
地元CSR企業 地元超党派議員
地元メディア
地元NPO連合
地元の人たちが賛同できる課題
自治体施策との協働+
改善のための交渉
真実を伝え共感し 必要な条例策定へ 問題の本質を見つめ
連携して大きな動きに!
次世代に貢献 =持続可能な社会づくり
真実を伝える報道
地元関係機関 地元法律家ネットワーク
法的な仕組みづくり 医療機関、警察など
地方版
地元のNPO/行政 連携プロジェクト
何をすべきか 複眼的に見る
誰に役者を抜擢するか? >>何を変える? 法律? 施策? 実施の方法 どんな舞台作りをするか >>誰を呼ぶか? 誰がディレクター? 役者を増やすには? >>どんなキャンペーンを実施する? メディア? ボランティア参加? 物資提供の呼びかけ?
目指すべき社会
舞台を見た人が共感すれば
次はその人が役者となる
➢周知が広がって行く
縦にも横にも
斜めにも
何重もの
プラットフォーム
地域社会
都道府県別
エリア別
日本財団
道理の探究を忘れずに
眼の前のものが「当たり前」だと思い込まずに
広く意見を聞き、受け入れ、自分で咀嚼し、
周囲と合意形成していくことが重要
=手間も暇もかかる!
ひとりでは生きていけないのだから。
ご静聴ありがとうございました。
日本財団 森啓子 Facebook:keikomori0302km
ブログ「明日は明日の風が吹く」 http://blog.canpan.info/keikomori