2018/2019 型インフルエンザに対するワクチンの有...

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506 383 613 338 0 200 400 600 800 1000 1200 A型陽性 陰性 接種しなかった人 接種した人 139 327 185 218 0 200 400 600 800 1000 1200 A型陽性 陰性 接種しなかった人 接種した人 100 50 0 20 40 60 80 100 発病者100 ワクチンを受けて いたら 100 68 0 20 40 60 80 100 発病者100 ワクチンを受けていたら 341 429 367 277 0 200 400 600 800 1000 1200 A型陽性 陰性 接種しなかった人 接種した人 2018/2019 A型インフルエンザに対するワクチンの有効性 【対象と方法】 2018年12月~2019年2月に、インフルエンザを疑い迅速検査をした1~15歳の患者さん。 迅速検査でインフルエンザA型陽性を「A型発病者」、検査陰性者を「非発病者」としました。 :2018/19は、B型インフルエンザの流行がなかったのでA型について有効性を評価しました。) 【調査協力医療機関】 あざがみクリニック 石井小児科 カク小児クリニック かじわら田奈駅前こどもクリニック ごとう小児科アレルギー科 こどもの国こどもクリニック 順伸クリニック たちばな台クリニック小児科 長浜医院 はなわ小児科内科クリニック はやし小児科医院 ふるた内科小児科クリニック ほほえみあかちゃんこどもクリニック 松岡医院 渡辺医院 インフルエンザを疑い 迅速検査をした人 5608人 A型 陽性A型発病者インフルエンザワクチン接種 1358インフルエンザワクチン非接種 1728陰性 (非発病者) インフルエンザワクチン接種 1350インフルエンザワクチン非接種 1172100 60 0 20 40 60 80 100 発病者100 ワクチンを受けて いたら 有効率 32(参考:前年度は38%) 有効率 50(参考:前年度は59%) ご注意:有効率は調査方法、対象、調査年度に よって異なります。この結果は昨シーズン青葉区 15医療機関での調査結果によるものです。     (横浜市青葉区小児科医会 2019年9月作成) (人) (人) (人) 「有効率」 発病者が100人いた場合、 その人たちがワクチンを受けていたら、 どのくらい少なくなるでしょうか? 【まとめ】 A型へのワクチンの有効率は32%でした。 6歳未満では前年度に近い4050%の 有効率がありました。 10歳以上では有効性が認められず、ワクチ ンの接種回数(1回)など、どのような要因が 影響しているのか、今後の調査が必要です。 【結果】 この結果からワクチン の有効率を計算して みると35歳では、 69歳では、 100 73 0 20 40 60 80 100 発病者100 ワクチンを受けて いたら 有効率 40(参考:前年度は46%) 12歳では、 有効率 27(参考:前年度は43%) (人) 前年度と同様、統計学的に有効性は認められませんでした。 1015歳では、 1358 1350 1728 1172 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 A型陽性 陰性 接種しなかった人 接種した人 アンケート調査に ご協力ありがとう ございました。

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Page 1: 2018/2019 型インフルエンザに対するワクチンの有 …home.a00.itscom.net/hayaship/Influeffect2018.pdf506 383 613 338 0 200 400 600 800 1000 1200 A型陽性 陰性 接種しなかった人

506 383

613

338

0

200

400

600

800

1000

1200

A型陽性 陰性

接種しなかった人接種した人

139327185218

0

200

400

600

800

1000

1200

A型陽性 陰性

接種しなかった人

接種した人

100

50020406080

100

発病者100人 ワクチンを受けていたら

10068

0

20

40

60

80

100

発病者100人 ワクチンを受けていたら

341 429

367 277

0

200

400

600

800

1000

1200

A型陽性 陰性

接種しなかった人接種した人

2018/2019 A型インフルエンザに対するワクチンの有効性【対象と方法】 2018年12月~2019年2月に、インフルエンザを疑い迅速検査をした1~15歳の患者さん。 迅速検査でインフルエンザA型陽性を「A型発病者」、検査陰性者を「非発病者」としました。 (注:2018/19は、B型インフルエンザの流行がなかったのでA型について有効性を評価しました。)

【調査協力医療機関】 あざがみクリニック 石井小児科 カク小児クリニック かじわら田奈駅前こどもクリニック ごとう小児科アレルギー科 こどもの国こどもクリニック 順伸クリニック たちばな台クリニック小児科長浜医院 はなわ小児科内科クリニック はやし小児科医院 ふるた内科小児科クリニックほほえみあかちゃんこどもクリニック 松岡医院 渡辺医院

インフルエンザを疑い 迅速検査をした人  5608人

A型 陽性(A型発病者)

インフルエンザワクチン接種  1358人

インフルエンザワクチン非接種 1728人

陰性 (非発病者)

インフルエンザワクチン接種  1350人

インフルエンザワクチン非接種 1172人

10060

020406080100

発病者100人 ワクチンを受けていたら

A型インフルエンザに対するワクチンの有効率

有効率32%(参考:前年度は38%)

有効率50%(参考:前年度は59%)

ご注意:有効率は調査方法、対象、調査年度によって異なります。この結果は昨シーズン青葉区15医療機関での調査結果によるものです。     (横浜市青葉区小児科医会 2019年9月作成)

(人)

(人)

(人)

「有効率」 発病者が100人いた場合、 その人たちがワクチンを受けていたら、 どのくらい少なくなるでしょうか?

【まとめ】▶A型へのワクチンの有効率は32%でした。▶6歳未満では前年度に近い40〜50%の有効率がありました。▶10歳以上では有効性が認められず、ワクチンの接種回数(1回)など、どのような要因が影響しているのか、今後の調査が必要です。

【結果】

この結果からワクチンの有効率を計算して

みると…

3〜5歳では、

6〜9歳では、

10073

020406080100

発病者100人 ワクチンを受けていたら

A型インフルエンザに対するワクチンの有効率

有効率40%(参考:前年度は46%)

1〜2歳では、

有効率27%(参考:前年度は43%)

(人)

前年度と同様、統計学的に有効性は認められませんでした。

10〜15歳では、

1358 1350

17281172

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

A型陽性 陰性

接種しなかった人

接種した人

アンケート調査にご協力ありがとう

ございました。

年齢階層別に

見てみると