9年度シラバス 工業技術基礎 · ・流れ図、基本的なプログラミング...
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平成29年度シラバス 工業技術基礎
教 科
工 業
単位数
2
学科・学年
電子科 1年
使用教科書
工業技術基礎(実教出版)、新版 電気・電子実習1(実教出版)
副 教 材 等
ワークシート、パソコン機器等
1 学習の到達目標
工業に関する基礎的な技術を実験・実習によって体験し、各分野における技術への興味・関心を高
め、工業の意義や役割を理解するとともに、工業に関する幅広い視野を養い、工業の発展を図る意
欲的な態度を身に付けます。
2 科目の特色
・コンピュータの基本的な操作方法や各アプリケーションソフトの使い方について学びます。
・各種の計測実験を行い、座学で学んだ理論を確かめると共に、より確かな計測方法を学びま
す。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①関数電卓の使い方
②実務技術計算
③PCによる実験報告書作成
④PCによる特性グラフ作成
⑤デジタルテスタの取り扱い
⑥電気計測器の取り扱い
⑦測定工具の取り扱い
⑧インシデント対応
⑨電子計測機器の取り扱い
⑩改善活動と管理図
⑪ペーパータワーによるマネジメント
⑫ICT機器活用
⑬ロジックIC基礎
⑭図面の表しかた
⑮知的財産とアイデアの発想
⑯画像処理と画像表現
⑰3DCADによるモデリング
⑱論理演算と情報数学
⑲プレゼンテーションによる閣内旅行
①②関数電卓の使用方法を理解し実際に基礎問題を解くことができる。
③④PCを使用し、実習報告書の書き方・特性グラフの表し方を習得す
る。
⑤デジタルテスタの取り扱い方を習得する。
⑥電気計測器の取り扱い方を習得する。
⑦測定工具の取り扱い方を習得する。
⑧事例をもとにしてインシデント対応について理解を深める。
⑨電子計測機器の取り扱い方を習得する。
⑩品質管理について基礎理解を深める。
⑪企業会計のしくみを理解し、コストと品質のバランスを考え、健全な
会社経営を目指す。
⑫ICT機器をどうのように活用していくかについて理解を深める。
⑬基本的なゲートICの正しい使い方が出来る。ブレッドボードが正しく
使える。配線が正しくできる。
⑭製図の基礎概要を理解する。製図の基本的な作業ができる。
⑮知的財産権について基礎理解を深める。
⑯GIMPソフトを使用して画像処理方法を習得する。
⑰3DCADソフトを使用し、モデリングを行う。
⑱数学で学んだ論理式と情報技術基礎・実習で学んだ論理回路を関連付
け、コンピュータを使ってシミュレーションすることにより、教科間を
連携させて主体的に学習する。
⑲擬似的に各都道府県の観光大使になり、その都道府県をPRするプレゼ
ンを行う。
二
学期
三
学期
4 課題、提出物等
・実習やテーマ終了後にレポートを提出します。
・テーマによっては製作した作品を完成させ、提出します。
5 評価の観点
・関心、意欲、態度(実習時の姿勢、作品の提出状況等) ・思考、判断、表現(報告書の完成度、安全作業等)
・技能(作品の完成度、機器や工具の取り扱い等)
・知識、理解(実技テスト結果、口頭試問の解答等) などを総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 子 実 習
教 科
工 業
単位数
3
学科・学年
電子科 1年
使用教科書
新版 電気・電子実習1(実教出版)
副 教 材 等
ワークシート、パソコン機器等
1 学習の到達目標
電子機器の組立やはんだ付け、パソコンの操作、電子計測実験に関する基礎的な技術を実際の
作業を通して総合的に習得し、技術革新に主体的に対応できる能力と態度を身に付けます。
2 科目の特色
・パソコンの基本的な操作方法や各アプリケーションソフトの使い方について学びます。
・青い電子サイコロの製作を通して、電子機器組立の基礎や回路の働きについて学びます。
・各種の計測実験を行い、座学で学んだ理論を確かめると共に、より確かな計測方法を学びま
す。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①オリエンテーション
②グループウェア活用基礎
③危険予知トレーニング
④オームの法則の実験
⑤青い電子サイコロ基板設計
⑥抵抗の直並列接続の実験
⑦ホイートストンブリッジによる抵抗の測
定
⑧シーケンス制御実習
⑨青い電子サイコロのハードウェア製作
⑩電気工事用ケーブルの接続
⑪複線化と屋内配線工事
⑫キルヒホッフの法則に関する実験
⑬コンデンサの直並列接続の実験
⑭オシロスコープによる位相差の測定
⑮RC直列回路の過渡特性
⑯PLCによるシーケンス制御
⑰青い電子サイコロの組込プログラミング
⑱正弦波交流の発生
⑲単相交流電力の測定
⑳スマートフォンの充放電特性
○21タブレット・PCによるNXT制御
①②実習の概要説明、グルーウェアの導入
③学校内の危険個所を見つけ、ブレーンストーミングやKJ法を使用して
対策を考える。
④オームの法則について実験を通して理解を深める。
⑤製作実習青い電子サイコロの基板の設計を行う。
⑥抵抗の直並列接続について実験を通して理解を深める。
⑦ホイートストンブリッジについて実験を通して理解を深める。
⑧リレーシーケンスについての理解できる。結線作業ができる。タイム
チャートを理解できる。応用的な回路を作成できる。
⑨⑤で設計した基板を製作する。(エッチング・はんだ付け)
⑩⑪電線の接続作業ができる。電気用品取締法等の法律について理解す
る。電気工事作業が正しくできる。電気工事回路を読み取り、工事をす
る。
⑫⑬キルヒホッフの法則・コンデンサの直並列接続について実験を通し
て理解を深める。
⑭オシロスコープで位相差を測定し、理解を深める。
⑮RC直列回路の過度特性について実験を通して理解を深める。
⑯PLCを使用しシーケンス制御を行う。
⑰⑨で製作した作品にプログラムを組み込む。
⑱正弦波交流を発生させ、特性を理解する。
⑲単相交流電力の測定を通して理解を深める。
⑳スマートフォンの充放電について理解を深める。
○21 タブレット・PCを使用し、LEGOにプログラムを組み込む。
二
学
期
三
学
期
4 課題、提出物等
・毎時間の実習ごと、あるいはそのパート終了後にレポートを提出します。
・実習によっては製作した作品を完成させ、提出します。
5 評価の観点
・関心、意欲、態度(実習時の姿勢、作品の提出状況等)
・思考、判断、表現(報告書の完成度、安全作業等)
・技能(作品の完成度、機器や工具の取り扱い等)
・知識、理解(実技テスト結果、口頭試問の解答等) などを総合的に評価します。
平成29年度シラバス 情報技術基礎
教 科
工 業
単位数
2
学科・学年
電子科 1年
使用教科書
情報技術基礎(オーム社)
副教材等
自作ワークシート、パソコン機器、3級情報技術検定標準問題集(全工協会)
1 学習の到達目標
・専門科目や実習等で情報活用ができる基礎的な知識や技能を身に付けます。
・できる限りパソコン機器を使った実験や実習を取り入れ体験的に学べる機会を多くします。
・「3級情報技術検定」の合格を目指します。
2 科目の特色
・コンピュータの構造や動作原理を理解することにより、コンピュータの活用能力が広がり、
コンピュータを使った自作プログラミングや、アプリケーションの基本的な操作法を習得す
ることができます。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動
一
学
期
① 産業社会と情報技術
② プログラミングの基礎
・流れ図、基本的なプログラミング
・プログラム及びデータの取り扱い
・情報化進展の実態の事例を通して理解する。
・ネットワーク社会における情報の活用方法を探る。
・流れ図を活用したプログラムの作成方法を学習する。
・C言語の基礎的な関数を理解し活用する。
二
学
期
③ コンピュータの基礎
④ 「3級情報技術検定」問題
・2進数、16進数の基礎知識を身に付け、簡単な表現
方法を理解する。
・論理回路の働きと真理値表の作成方法を理解する。
・論理回路から計算できる原理を理解する。
・3級情報技術検定の問題演習を行う。
三
学
期
「3級情報技術検定」問題
⑤ コンピュータ制御の基礎
・3級情報技術検定の問題演習を行う。
・デジタルICの種類と取扱い方法を習得する。
・インタフェースやセンサの原理を理解する。
・外部機器を制御する方法を理解する。
・ソフトウェアとハードウェアの連携のあり方や応用例
を探る。
4 課題、提出物等
・提出物は、授業ノート、ワークシート、問題集等で、定期的に集めて点検します。
・授業中に、演習問題など課題の解答を説明しながら発表します。
5 評価の観点
・評価の方法は、定期考査・課題テスト等、学習状況(出席状況・授業態度・参加意識等)、
提出物(ノート、ワークシート、問題集)などから総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 気 基 礎
教 科 工 業 単位数 3 学科・学年 電子科 1年
使用教科書 電気基礎1 新訂版(実教出版)
副 教 材 等 電気基礎1・2演習ノート(実教出版)、ワークシート等
1 学習の到達目標
・電気に関する基礎的・基本的な知識や技能を確実に身に付け、実際に活用する能力と態度を
身に付けます。
・演習問題を多く取り扱い、また単元ごとにテストを行うことにより、確実に計算方法の基礎
基本を身に付けます。
2 科目の特色
・抵抗、コイル、コンデンサなどが含まれた直流回路の基礎的な現象と計算方法を学びます。
・教科書で習ったことが、実際にどのように使われているかを例に挙げながら、実践的に学び
ます。
・実物を扱い、教示実験を交えて生徒が体験的に学べる機会を多くします。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①オームの法則(直並列回路)
②ブリッジ回路
③キルヒホッフの法則
・直並列の電気回路の計算方法を理解する。
・ブリッジ回路の特徴と計算方法を理解する。
・キルヒホッフの法則を理解し利用できるようにする。
二
学
期
④電力と電力量
⑤磁気
⑥電磁力・磁気誘導
⑦インダクタンスの基礎
・電力と電力量を求める計算方法を理解する。
・磁気現象やその計算方法について理解する。
・電気と磁気の関係を理解し、計算できるようにする。
・コイルの性質と計算方法について理解する。
三
学
期
⑧静電気と電界
⑨コンデンサ
・静電気現象やその計算方法について理解する。
・コンデンサの働きとその計算方法について理解する。
4 課題、提出物等
・毎時間板書した内容は記録し、定期的に授業ノートを点検します。
・各学習内容における演習問題・小テスト等の提出があります。
5 評価の観点
・授業に積極的に参加し、ノートの記録・ワークシートの記録内容。
・学習の取り組み状況、提出物、定期考査の結果。
・スマートフォン・タブレット等のICT機器の活用状況、グループワークへの取り組み状況。
上記を総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 子 実 習
教 科 工 業 単位数 3 学科・学年 電子科 2年
使用教科書 新版 電気・電子実習1(実教出版)
副 教 材 等 ワークシート、ICT機器等
1 学習の到達目標
電子機器の組立やはんだ付け、パソコンやタブレットなどのICT機器の操作、電子計測実験
に関する基礎的な技術を実際の作業を通して総合的に習得し、技術革新に主体的に対応できる
能力と態度を身につけます。
2 科目の特色
・C言語の基礎・応用で専門的なプログラムを学びます。
・PIC学習ボードの製作を通して、PICの動作原理・C言語の理解と組込みシステムの原
理の理解を深めます。
・各種の計測実験を行い、座学で学んだ理論を確かめると共に、より確かな計測方法を学びま
す。
・電子科の学習の柱である「組込み技術」「通信技術」「情報技術」に関して幅広く学習しま
す。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①Pepperによるアプリ開発
②ダイオードの静特性
③トランジスタの静特性
④オシロスコープによる位相差の測定
⑤正弦波交流の発生
⑥PLCによるシーケンス制御
⑦PIC学習ボードのハードウェア製作
⑧PIC学習ボードの組込プログラミング
⑨トランジスタ増幅回路の特性
⑩L,C回路のf-x特性測定
⑪RLC直列共振回路の特性測定
⑫Trスイッチング回路設計
⑬Tinaを使用した計測シュミレーション
⑭スマートフォンの充放電特性
⑮タブレット・PCによるNXT制御
⑯RaspberryPIによる IoT技術
⑰Tinaによる回路設計とパターン設計
⑱R&D事前学習
①Pepperを使用して、アプリの開発を行う。
②ダイオードの静特性を計測する。
③トランジスタの静特性を計測する。
④オシロスコープによる位相差の測定
⑤正弦波交流を発生させ、特性を理解する。
⑥PLCによるシーケンス制御を学習する。
⑦PIC学習ボードの基板を製作する。(はんだ付け)
⑥単相電力の計測し力率を計算する。
⑦RLC直列回路の共振周波数を計測する。
⑧ブレッドボードにて回路を作成し計測を行うことを行う。
⑨⑧で製作した基板にプログラムを書き込む。
⑩L,C回路のf-x特性測定し、理解を深める。
⑪RLC直列回路の共振周波数を計測する。
⑫スイッチング回路設計する。
⑬回路シミュレータTinaを使用して、回路設計、シミュレーション、結果
考察の一連の流れを行う。
⑭スマートフォンの充放電について理解を深める。
⑮タブレット・PCを使用し、LEGOにプログラムを組み込む。
⑯RaspberryPIを使用し、 IoTについての理解を深める。
⑰回路シミュレータやブレッドボードなどを使用して、回路作成・実験
を1から行う。
⑱3年生の科目である課題研究についての事前学習を行う。
二
学
期
三
学
期
4 課題、提出物等
・毎時間の実習ごと、あるいはそのパート終了後にレポートを提出します。
・実習によっては製作した作品を完成させ、提出します。
5 評価の観点
・関心、意欲、態度(実習時の姿勢、作品の提出状況等)
・思考、判断、表現(報告書の完成度、安全作業等)
・技能(作品の完成度、機器や工具の取り扱い等)
・知識、理解(実技テスト結果、口頭試問の解答等) などを総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 子 回 路
教 科 工 業 単位数 2 学科・学年 電子科 2年
使用教科書 電子回路(実教出版)
副 教 材 等 電子回路演習ノート(実教出版)、ワークシート
1 学習の到達目標
・電子回路の基礎的・基本的な知識や技能を確実に身につけます。
・実物を扱い、モデル実験をまじえて体験的に学びます。
・電子工作で使用する回路をなるべく多く扱い、動作原理を学びます。
・新しい電子材料に関する知識や電子計測技術を学び、専門的な技術者として必要な知識や技
術・技能を身に付けます。
2 科目の特色
・実際の回路や電子部品を手にとって極性や指示値を確認するなど、実践的に学びます。
・実習と関連付けながら「電子回路」を学びます。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動(指導内容)
一
学
期
・半導体
・ダイオード
・トランジスタ
・半導体の種類や電気的性質などについて学ぶ。
・ダイオード、トランジスタの特性、種類、利用方法に
ついて学ぶ。
二
学
期
・FETとその他の半導体素子
・集積回路(IC)
・増幅回路の基礎
・FET(電界効果トランジスタ)の構造や動作原理に
ついて学ぶ。
・集積回路(IC)の構造や基礎を学ぶ。
・増幅の原理、増幅回路の動作原理について学ぶ。
三
学
期
・いろいろな増幅回路
・いろいろな増幅回路について、基本的な動作原理と
回路の特徴・種類を学ぶ。
4 課題、提出物等
・毎時間板書した内容を記録し、定期的に授業ノートを提出します。
・課題(レポート)や宿題を提出し、演習問題などの答えを発表します。
5 評価の観点
・授業に積極的に参加し、ノートやワークシートに記録をしているか。
・学習への取り組み状況、提出物は適切か。
・考査で自身の考えや理解を表現できるか。
・スマートフォン・タブレット等のICT機器の活用状況、グループワークへの取り組み状況は適切か。
上記を総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 気 基 礎
教 科 工業科 単位数 3 学科・学年 電子科 2年
使用教科書 電気基礎1・2(実教出版)
副教材等 電気基礎1・2演習ノート(実教出版)、演習ワークシート等
1 学習の到達目標
電気に関する基礎的な知識と技術を学び、実際に活用する能力を身につけます。
2 科目の特色
・交流回路の基本である、抵抗、コイル、コンデンサなどが交流に及ぼす作用など、交流の基
礎を学習します。
・電気計測の基本と計測器の構造、測定法について学習します。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動
一
学
期
交流電力
交流回路の複素数表示
・交流電力の基礎を、また力率との関係を学習する。
・複素数とそのベクトル表示について学習する。
・複素数の計算方法を学び、交流回路への応用(記号法)
を学習する。
二
学
期
簡単な交流回路の計算
回路網の計算
三相交流回路
回転磁界
・直列回路、並列回路について複素数(記号法)を使用
して計算する方法を学習する。
・複雑な回路の計算方法を学習する。
・三相交流回路の基本的な事柄を学習する。
・三相交流回路の電力の求め方、計算方法、測定方法に
ついて学習する。
・三相、二相交流による回転磁界について学習する。
三
学
期
交流回路のまとめ
電気計測
各種の波形
・記号法を用いた交流回路計算のまとめをする。
・電気諸量の測定方法、計測機器を学習する。
・各種波形の概要について学習する。
4 課題、提出物等
・毎時間板書した内容は授業ノートに記録し、定期的に点検します。
・各学習内容における演習問題・小テスト等があります。
5 評価の観点
・授業に積極的に参加し、ノートやワークシートに記録をしているか。
・学習への取り組み状況、提出物は適切か。
・考査で自身の考えや理解を表現できるか。
・スマートフォン・タブレット等のICT機器の活用状況、グループワークへの取り組み状況は適切か。
上記を総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電子情報技術
教 科 工 業 単位数 3 学科・学年 電子科 2年
使用教科書 電子情報技術(実教出版) 副 教 材 等
自作ワークシート、2級情報技術検定試験標準問題集、パソコン利用技術検定2級
演習問題集(全国工業高等学校長協会)
1 学習の到達目標
・情報技術に関する基礎的な知識と技術を習得し、実際に実習などで活用する能力と態度を身
に付けます。
・「2級情報技術検定」及び「パソコン利用技術検定2級」程度の能力を身につける。
・プログラミングについては、C言語を学習し、ディジタル回路、コンピュータの構成と機能
制御プログラミング、コンピュータの利用とネットワークシステムについて理解します。
2 科目の特色
・2進数と16進数のしくみ、基本的な論理回路、タイムチャートについて学び、IC技術を知るこ
とができます。
・プログラミングの基本としての流れ図を学習し、プログラミング技法が理解できるようにな
り、実際に活用できるようになります。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動
一
学
期
①制御プログラミング
②情報の表し方
③コンピュータの電子回路
④「2級情報技術検定」問題
・プログラム言語の概要とC言語について理解する。
・2進数、16進数の演算を理解する。
・論理回路、論理代数、フィリップフロップ回路、各種
演算回路について理解する。
・2級情報技術検定の問題演習を行い学力をつける。
二
学
期
⑤コンピュータの機能と構成
⑥ 「2級パソコン利用技術検定」問題
・コンピュータの処理の流れを理解する。
・いろいろな記憶装置などの構成、しくみを理解する。
・2級パソコン利用技術検定の問題演習を行い、学力を
つける。
三
学
期
⑦コンピュータの利用とネットワ
ークシステム
・OSやコンピュータの処理形態、ネットワークの利用に
ついて理解する。
4 課題、提出物等
・提出物は、授業ノート、ワークシート、問題集で、定期的に集めて点検します。
・授業中に、演習問題など課題の解答を説明しながら発表します。
5 評価の観点
・評価の方法は、定期考査・課題テスト等、学習状況(出席状況・授業態度・参加意識等)、
提出物(ノート、ワークシート、問題集)などから総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電子実習(選)
教 科
工 業
単位数
2
学科・学年
電子科 2年 (選択◇)
使用教科書
なし
副 教 材 等
ワークシート、情報技術検定問題集
1 学習の到達目標
・工業に関する国家試験や検定試験合格程度の能力を身につける。
・知識を身につけるだけではなく、実際に応用できるよう力をつける。
2 科目の特色
・電子科で基本となる3つの技術(電子技術・通信技術・組込み技術)について学期ごとに学
習テーマを考え、技術を身につけていきます。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動(指導内容)
一
学
期
・電子技術
・通信技術
・組込み技術
・電子技術
・通信技術
・組込み技術
・電子技術
・通信技術
・組込み技術
・グループで適切なテーマを決める。
・どのような学習が必要かを考え学習計画を立てる。
・グループワークや協働学習を通して理解を深める。
・安全に留意したものづくり、生産活動を行う。
・計画に沿って学習を進める。
・一学期とは異なる分野で、グループで取り組むテーマ
を決める。再度同じテーマを選択することもある。
・どのような学習が必要かを考え学習計画を立てる。
(一学期に担当したグループの意見も参考にする。)
・計算問題が主になるパートもあり、論理的思考を身に
つける。
・計画に沿って学習を進める。
・二学期とは異なる分野で、グループで取り組むテーマ
を決める。再度同じテーマを選択することもある。
(二学期に担当したグループの意見も参考にする。)
・品質管理に重点を置いたものづくりを進める。
・計画に沿って学習を進める。
二
学
期
三
学
期
4 課題、提出物等
・授業ノートやワークシートを提出します。(計画、学習内容、進度等の確認)
5 評価の観点
・定期考査(小テストを含みます)、学習状況(出席状況、授業態度、参加意識等)、提出物
などを総合的に判断し評価します。
平成29年度シラバス 課 題 研 究
教 科
工 業
単位数
3
学科・学年
電子科 3年
使用教科書
副教材等
自作ワークシート・パソコン・タブレット・Pepper等
1 学習の到達目標
工業に関する課題を設定し、課題の解決をはかる学習を通じて意欲的に取り組む能力や自発
的な創造力を身につけます。
2 科目の特色
・今までの学習内容を十分に発揮し製作する場です。
・課題研究の成果について発表する機会を設けます。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
活動計画のミーティング
・各教師の指導のもと研究内容を話し合う。
・グループで適切なテーマを設定する。
二
学
期
作品の設計、製作
中間発表会
・計画に従って設計し、創意工夫する。
・9月に前期活動の反省と後期への活動を明確にする。
三
学
期
課題研究最終発表会およびレポー
ト提出
校内課題研究発表会
・1月にクラス生徒に対して発表する。
・代表班が校内1・2年生に対して研究発表をする。
4 課題、提出物等
・研究日誌・ノート・グループウェア等に活動内容を記入し、記録として残します。
・研究作品は、グループで完成し発表します。
・研究発表のまとめとして、レポートの提出があります。
5 評価の観点
・評価は、レポートの提出、成果発表会の内容、作品の成果、授業への参加意識等を総合的に
評価します。
平成29年度シラバス 電 子 実 習
教 科
工 業
単位数
3
学科・学年
電子科 3年
使用教科書
副 教 材 等
ワークシート、パソコン機器等
1 学習の到達目標
電子機器の組立やはんだ付け、パソコンの操作、電子計測実験に関する基礎的な技術を実際の
作業を通して総合的に習得し、技術革新に主体的に対応できる能力と態度を身に付けます。
2 科目の特色
・製作実習を通し、総合的な専門力を高めます。
・実用性と専門性の高いアプリケーションソフトの学習を行います。
・仮想コンピュータを使用した、ネットワーク構築を学びます。
・各種の計測実験を行い、座学で学んだ理論を確かめると共に、より確かな計測方法を学びま
す。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①デジタルサーモメータ回路・パターン設
計
②オペアンプの増幅特性
③光通信の実験
④アンテナの指向特性
⑤LAN構築
⑥デジタルサーモメータの組立て
⑦波形整形回路の実験
⑧電源回路の特性
⑨太陽光発電システムとバイパス回路の
設計
⑩D-A・A-D変換回路
⑪デジタルサーモメータの組込みプログ
ラミング
⑫専門領域実習
①Tinaを使用して、デジタルサーモメータの回路とパターン設計を行う
②オペアンプの増幅特性について理解を深める。
③光ファイバケーブルの特性実験を行う。
④地上デジタル用アンテナを使用し、指向特性を計測する。
⑤LANケーブルの作成、ネットワークの設定等、を習得する。
⑥デジタルサーモメータの外枠の組み立てを行う。
⑦波形整形回路の実験を通して、回路についての理解を深める。
⑧電源回路の特性について理解を深める。
⑨太陽光発電の原理と、ダイオードを使用したバイパス回路を学ぶ。
⑩D-A・A-D変換回路について理解を深める。
⑪デジタルサーモメータのプログラミングを行う。
⑫電子科とは異なる分野の実習を体験し、技能を習得する。
二
学
期
三
学
期
4 課題、提出物等
・毎時間の実習ごと、あるいはそのパート終了後にレポートを提出します。
・実習によっては製作した作品を完成させ、提出します。
5 評価の観点
・関心、意欲、態度(実習時の姿勢、作品の提出状況等)
・思考、判断、表現(報告書の完成度、安全作業等)
・技能(作品の完成度、機器や工具の取り扱い等)
・知識、理解(実技テスト結果、口頭試問の解答等) などを総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 子 製 図
教 科
工 業
単位数
2
学科・学年
電子科 3年
使用教科書
電子製図(実教出版)
副教材等
電気・電子製図練習ノート(実教出版)、ワークシート
1 学習の到達目標
・製図に関する日本工業規格及び各専門分野の製図について基礎的な知識、図面を作成する能力の
基礎と態度を身に付けます。
2 科目の特色
・製図に関する規則を理解して、図面を正しく読んで描く能力の基礎を身に付けることができ
ます。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動
一
学
期
① 製図の基本
・製図と規格
・製図用器具・材料
・図面に用いる線と文字
② 製作図
・尺度と寸法記入
・投影図のかき方
・製図の規格等を理解する。
・製図用具の種類や使い方を理解する。
・図面に用いる文字の種類や線種、その書き方を身に
付ける。
・尺度と寸法の記入方法を身に付ける。
・投影法(正面図、側面図、平面図)を理解する。
二
学
期
③ 電気用図記号
④ 平面図形
⑤ ラジオの回路の製図
⑥ CAD製図
・電気用図記号の正しい書き方を身に付ける。
・基本的な作図や線のつなぎ方を身に付ける。
・トランジスタラジオの接続図の書き方を身に付け
る。
・汎用CADソフト、「TINA」を使用した図面作成を
身に付ける。
三
学
期
⑦ テレビの回路の製図
⑧ コンピュータに関する製図
・テレビジョン受信機の回路系統図の書き方を身に付
ける。
・論理回路の図記号の書き方を身に付ける。
4 課題、提出物等
・練習ノート、ケント紙に製図する課題の提出があります。
5 評価の観点
・提出課題を主に、学習状況(出席状況・授業態度・参加意識等)を総合的に判断し、評価し
ます。
平成29年度シラバス 電子計測制御(選)
教 科
工 業
単位数
2
学科・学年
電子科 3年(選択○)
使用教科書
電子計測制御(実教出版)
副 教 材 等
自作ワークシート
1 学習の到達目標
・電子計測及び制御に関する基礎的な知識と技術を習得し、実際に実習などで活用する能力と態度
を身に付けます。
・具体的な機器を重点的に取り上げ、応用力と創造力を高めます。
・いろいろなセンサ、計測器のしくみ、自動制御の方法やコンピュータ制御について学習します。
2 科目の特色
・センサ(温度などを測るもの)や高い周波数の計測と応用計測の基本について理解できます。
・自動制御で利用される各種の部品の原理がわかります。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
・電子計測制御の概要
・電子計測と応用計測、いろいろな計測機器やセンサに
ついて理解する。
・いろいろなセンサと自動制御の関わりについて理解す
る。
・いろいろなアクチュエータとその関連回路について理
解する。
二
学
期
・シーケンス制御
・フィードバック制御
・シーケンス制御機器(例:交通信号機)やシーケンス
図の基本について理解する。
・フィードバック制御(例:工場での制御)の基本につ
いて理解する。
・ブロック線図やボード線図(制御の特性を表す図)の
描き方について理解する。
三
学
期
・コンピュータによる制御
・制御にコンピュータがどのように使われているかを理
解する。
4 課題、提出物等
・授業ノート、ワークシートを提出します。
5 評価の観点
・定期考査(小テストを含む)、学習状況(出席状況、授業態度、参加意識等)、提出物などを
総合的に判断し評価します。
平成29年度シラバス 通 信 技 術
教 科
工 業
単位数
3
学科・学年
電子科 3年
使用教科書
通信技術(実教出版)
副 教 材 等
自作プリント
1 学習の到達目標
・電気通信、画像通信および音響機器に関する知識と技術を習得し、実際に活用する能力を身
につけます。
・単元ごとにテストを実施し、演習問題を多く取り扱うことにより通信に関する原理、構成、
機能、方式および特性などに関する知識と技術を修得します。
2 科目の特色
・電気通信技術の歴史を学びながら、今後の通信技術の発展を学びます。
・教科書で習ったことが、実際にどのように使われているかを例に挙げながら、実践的に学び
ます。
・実際の実物を扱ったり、教示実験を交えて生徒が体験的に学べる機会を多くします。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容
主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①有線通信
②無線通信
・電話機や各種端末機器のしくみ、データ通信技術、
コンピュータネットワーク技術、無線通信システムに
ついて学びます。
二
学
期
③画像通信
④通信機器の入出力装置
・テレビジョン技術、マルチメディア通信、アナログ・
ディジタル信号変換方法、音声や画像の記録について
学びます。
三
学
期
⑤通信関連法規
・より多くの人が快適かつ安全で効率よく通信を利用す
ることができるよう、さまざまな通信法規の内容や関
連性を学びます。
4 課題、提出物等
・毎時間板書した内容は記録し、定期的に授業ノート・プリントの提出があります。
・各学習内容における演習問題・小テスト等の提出があります。
5 評価の観点
・定期考査を中心に、学習状況(出席状況・授業態度・授業準備・参加意欲)と指示した提出
物などを総合的に評価します。
平成29年度シラバス 電 子 回 路
教 科 工 業 単位数 3 学科・学年 電子科 3年
使用教科書 電子回路 (実教出版)
副 教 材 等 電子回路演習ノート(実教出版)
1 学習の到達目標
・電子回路の基礎的・基本的な知識や技能を確実に身に付け、実習等で学習する実践的な内容
を含めて学習します。
・実際の部品を扱い、モデル実験を交えて生徒が体験的に学ぶ機会を多くします。
・実習で行う電子工作や制御で使用する回路を扱って生徒が実際に動作原理を身につけます。
・新しい電子材料に関する知識や電子技術を学び、専門的な技術者として必要な知識・技術・
技能・態度を身に付けます。
2 科目の特色
・実際の回路や電子部品を手にとって極性や指示値を確認して、より実践的に学びます。
・実習と関連づけながら「電子回路」理論を、より実用的な知識や技術として身につけます。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動(指導内容)
一
学
期
①負帰還増幅回路
②差動増幅回路と演算増幅回路
③電力増幅回路
・負帰還による周波数特性の改善などについて学ぶ。
・差動増幅回路の概要と、演算増幅器について学ぶ。
・電力増幅回路での増幅と動作の安定について学ぶ。
二
学
期
④高周波増幅回路
⑤発振回路
⑥変調回路・復調回路
・高周波増幅回路の基本について学ぶ。
・発振回路の原理、種類、回路例について学ぶ。
・変調と復調の原理や種類などについて学ぶ。
三
学
期
⑦パルス回路
⑧電源回路
・パルスに関する基本的な事項と、微分積分回路などに
ついて学ぶ。
・電源回路の動作と特性について学ぶ。
4 課題、提出物等
・毎時間板書した内容を記録し、定期的に授業ノートを提出します。
・課題(レポート)や宿題を提出し、演習問題などの答えを発表します。
5 評価の観点
・授業に積極的に参加し、ノートやワークシートに記録をしているか。
・学習への取り組み状況、提出物は適切か。
・考査で自身の考えや理解を表現できるか。
・スマートフォン・タブレット等のICT機器の活用状況、グループワークへの取り組み状況は適切か。
上記を総合的に評価します。
平成29年度シラバス ソフトウェア技術(選)
教 科 工 業 単位数 2 学科・学年 電子科 3年(選択◎)
使用教科書 ソフトウェア技術(実教出版)
副教材等 ワークシート、情報活用機器(コンピュータ・タブレット・スマートフォン)等
1 学習の到達目標
・OSやソフトウェアの運用と管理に関する技術と知識を習得する。
・LAN上のサーバの役割を習得する。
・障害管理、安全設計に関して実例をもとに体系的に学ぶ。
・情報セキュリティと法規を関連付けて学び、ネットワークセキュリティとリスク管理を行える。
2 科目の特色
・タブレット端末やスマートフォンを活用し、グループによる調べ学習を行う。
・新聞記事等で情報に関する実例を取り上げ、進展が早い情報社会で何が起きているかを学ぶ。
・私たちの生活を豊かにする情報技術について、広く学ぶことができる。
・家庭や社会でコンピュータ機器を導入したとき、実際に接続できる技術を習得する。
3 学習の計画(どのような内容を、どの時期に学ぶのかを含む)
学 習 内 容 主な学習活動
一
学
期
ソフトウェアの基礎
オペレーティングシステム
・ハードウェアとソフトウェアの関係について学ぶ。
・コンピュータシステムの処理形態について学ぶ。
・パソコンやタブレット、スマートフォンを例に取り上げ、OSの
働きと機能について学ぶ。
二
学
期
ソフトウェアの管理
情報セキュリティ
・ソフトウェアのインストールから設定までの流れを学ぶ。
・LANとネットワークソフトウェアの関連を学ぶ。
・ソフトウェアの障害管理とその対策を学ぶ。
・情報システムの危険性とその対策を学ぶ。
・タブレットやスマートフォンを活用し、実例を挙げる。
・技術的な対策と倫理的な対策の両面からセキュリティ対
策を行う。
三
学
期
ソフトウェアパッケージの運用 ・応用ソフトウェアを分類し、目的に応じた選定を行う。
・情報の収集と活用についてまとめ、クラウドコンピューティ
ングをはじめとする企業・家庭での活用事例を調べる。
4 課題、提出物等
・毎時間板書した内容は授業ノートに記録し、定期的に点検します。
・各学習内容における演習問題・小テスト等があります。
5 評価の観点
・授業に積極的に参加し、ノートやワークシートに記録をしているか。
・学習への取り組み状況、提出物は適切か。
・考査で自身の考えや理解を表現できるか。
・スマートフォン・タブレット等のICT機器の活用状況、グループワークへの取り組み状況は適切か。
上記を総合的に評価します。