※「シンプル」は複雑な機構を用いない改善 7 安全 …シンプル...
TRANSCRIPT
シンプル ※「シンプル」は複雑な機構を用いない改善
36 Vol.64 No.1 工場管理
▶改善前の状態
▶改善のねらい、着眼点
▶改善内容
改善前
改善後
からくり改善事例
7 生産性向上 省人化 作業負担軽減 安全性向上 省エネ 女性活躍・
ダイバーシティ
完成品箱を手で押すだけで次の空箱セットを自動化「楽らくシーソー箱換え機」製作者:㈱東海理化 生技管理部 設備管理室 設備管理G 吉原 祐二
作業者は、完成品払い出しごとに約 55~60cmほど上方の空箱を両手で持ち、下へ降ろす必要がある(写真1)。収容数にもよるが、箱換え回数は1日当たり100~150回(写真2)。作業者の負担になっており、作業性が悪い。・2秒 /回× 350回= 700秒 /日・20日× 700秒 /3,600= 3.88時間 /月
・空箱の重量とてこの原理を利用して、製品箱を払い出し(手で押す)だけで空箱を所定の位置へセットできる。・シーソーの動きをイメージし、エレベーターを上下させる。
・動力源:重力 ・力の伝達機構:テンビン、てこ①箱を排出すると重りが下がり空箱受台が上昇する②空箱受台が上昇すると空箱が流れ空箱が受台に載る③受台に空箱の自重が加わり、重りより重くなり、てこにより下降する(写真3)
写真1 改善前
550mm
肩が痛い!
写真2 検査工程で空箱を上段から両手で取り出し下の段へ置く必要があり、疲れる(100〜150回)