第１２回あいち建築物耐震改修事例コンペ

愛知建築地震災害軽減システム研究協議会

優秀賞 【工法の種類】構造用合板を用いた在来補強工法（一部横使いあり）、部分開口

構造用合板補強工法（大壁上下あき、裏桟なし）、筋かいを用いた在来補強工法 【応募者名】畠山都市建築事務所

判定値 X 方向 Y 方向 判定値 X 方向 Y 方向

改修

前

2F 0.48 0.68 改修

後

2F 1.19 1.23

1F 0.65 0.33 1F 1.18 1.06

（ 耐震診断値

耐震改修工事費：2,041,000 円（税込）

耐震工事期間：27 日間

【講評】

昭和 52 年建設の木造在来工法の耐震改修事例である。無人となった木造賃貸アパートを戸建て住宅にリフォームするのに合わせて耐震改修工事を実施している。大胆に用途を変更しながら、

コストを抑えつつ、バリアフリー化や車椅子生活者への対応など、住み手のニーズに的確に答える工夫がなされている点が高く評価される。また、用途を変更することで建築物の有効利用を可能

とした事例としても注目されることから、優秀賞とした。