創立20周年...

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創立20周年 台湾玉山記念登山 2008 年 11 月 3 日午前 11 時しろうまの会のメンバー18 名と台湾 523 登山会のメンバー 18 名(車イス1名、肢体障がい1名、視覚障がい1名)は快晴の下、台湾最高峰の玉山(ユイシャン 3,952 m)へ全員登頂することが出来ました。これは、その登頂を記念した特集です。 玉山への道 2007 年 5 月 小平市の小学校の遠足にしろうまの会の有志でボランティアに参加。その後の反省会で、翌年 の創立 20 周年に台湾の玉山に登る話が出る。 12 月 忘年会で来年の夏山は、台湾の玉山を目指すことを宣言。 2008 年 3 月 第1回目の事務局ミーティングを行う。台湾出身のHさんがこの間、台湾で協力してくれる山 岳会を探してくれ 523 登山会というところがサポートしてくれそうだということで、連絡を取 ってもらう。 しろうまの会のメンバーに参加募集のメールを送付。 523 登山会は台湾政治大学の OB 達で創立した NPO 法人で視覚障害者の玉山登山でサポートした経験があると のこと、玉山の登山手続き、台湾での宿泊・交通手段の手配のほか、登山時の荷物もちなど出来ることをサ ポートしてくれるとの返事をもらう。523 登山会との連絡はメールで行ったが、523 登山会で北海道大学に留 学生がいて即時に翻訳をしてくれたので連絡はスムーズにいった。 2008 年 4 月 会員へ募集案内をメール送信。サポート不足(当初サポートが必要な参加希 望者は 6 名)のため、新聞にサポート募集の掲載をお願いする。 29 日 板橋ボランティアセンターで説明会開催。新聞での応募者数 6 名 (うち 4 名が参加希望) この時点で会の参加希望者 20 数名。

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Page 1: 創立20周年 台湾玉山記念登山高尾山へ訓練登山。サポート受ける側の参加が1名だけだったので背負子の訓練と盲人の誘導訓練の ため晴眼者が目隠しをしてサポートの訓練を行う。

創立20周年 台湾玉山記念登山

2008年 11月 3日午前 11時しろうまの会のメンバー18名と台湾 523登山会のメンバー

18 名(車イス1名、肢体障がい1名、視覚障がい1名)は快晴の下、台湾最高峰の玉山(ユイシャン 3,952

m)へ全員登頂することが出来ました。これは、その登頂を記念した特集です。

玉山への道

2007 年 5 月 小平市の小学校の遠足にしろうまの会の有志でボランティアに参加。その後の反省会で、翌年

の創立 20周年に台湾の玉山に登る話が出る。

12 月 忘年会で来年の夏山は、台湾の玉山を目指すことを宣言。

2008 年 3 月 第1回目の事務局ミーティングを行う。台湾出身のHさんがこの間、台湾で協力してくれる山

岳会を探してくれ 523 登山会というところがサポートしてくれそうだということで、連絡を取

ってもらう。

しろうまの会のメンバーに参加募集のメールを送付。

523登山会は台湾政治大学の OB達で創立した NPO法人で視覚障害者の玉山登山でサポートした経験があると

のこと、玉山の登山手続き、台湾での宿泊・交通手段の手配のほか、登山時の荷物もちなど出来ることをサ

ポートしてくれるとの返事をもらう。523登山会との連絡はメールで行ったが、523登山会で北海道大学に留

学生がいて即時に翻訳をしてくれたので連絡はスムーズにいった。

2008 年 4 月 会員へ募集案内をメール送信。サポート不足(当初サポートが必要な参加希

望者は 6 名)のため、新聞にサポート募集の掲載をお願いする。

29 日 板橋ボランティアセンターで説明会開催。新聞での応募者数 6 名

(うち 4名が参加希望) この時点で会の参加希望者 20 数名。

Page 2: 創立20周年 台湾玉山記念登山高尾山へ訓練登山。サポート受ける側の参加が1名だけだったので背負子の訓練と盲人の誘導訓練の ため晴眼者が目隠しをしてサポートの訓練を行う。

その後の経過

玉山登山に関しての規則で玉山は国家公園のため入山者の制限があり登山の許可が必要で外国人の場合は

2ケ月前までに申請する。その日の人数が多い場合は、抽選となるが523登山会から当局の働きかけで20名ま

では抽選がなしだが、それ以上の場合は抽選になるため20名(10人に1名ガイドが付いて合計22名)にして欲し

いとのこと。このままでは何名かは抽選になる懸念が発生。最終的には2ケ月前に決定すればいいので先送り

とする。

日程について検討したところ、しろうまの会のコースタイムを考慮すると小屋2泊でないと難しいと判断。日本か

らの玉山の一般的な日程では小屋1泊の3泊4日のため、それと同じで募集していたが、523登山会に問い合わ

せたところ2泊で計画を進めることは可能とのことで、4泊5日に変更をする。しかし当初の募集時点では11

月1日~4日までの予定であったが、5日まででは月初ということもあり参加が難しいということで辞退者が出

た。結果的に最終参加希望者は18名となり登山許可は抽選なしで済むことになったが、要サポートは3名でサポー

トも不足気味。特に背負子のサポートが足りず、現地のポーターに人を背負える人を探してもらう。

2008年9月 最終参加希望者のパスポートと名簿を523登山会へ登山許可申請のため提出。

高尾山へ訓練登山。サポート受ける側の参加が1名だけだったので背負子の訓練と盲人の誘導訓練の

ため晴眼者が目隠しをしてサポートの訓練を行う。

10月 高地訓練を兼ねて富士登山。1泊のため3,100m付近まで登って下山。

その後、登山予定の11月3日は国立公園の記念行事があり山小屋へ宿泊が出来な

い可能性があるとの懸念や航空機の燃料チャージの関係で航空便がなかなか決まらないなど問題がいく

つか有ったが、なんとか出発の日を迎える。

11 月 1 日 しろうまメンバー3名のお見送りの中、成田を定刻どおり

9 時 40分、台北着 11時 40着。空港で 523 登山会で出迎えを受ける。

空港かrバスで移動、途中夕食兼歓迎会。その後山麓の台湾の大学関連の宿舎に宿泊.12時過ぎ

就寝

11 月 2 日 宿舎を 5時出発。バスと車を乗継ぎ 8時頃に登山口着(快晴)

しろうまの会は 3 班に別れ出発。背負子隊は途中からポーターに援助をお願いする。

18時近く全員無事小屋に到着。

11 月 3 日 午前 6 時過ぎに排雲山荘を出発。快晴の元午前 11時前H隊が登頂。

続いてA隊、I隊、523登山隊のメンバーも全員登頂。全員で写真を撮り約頂上に 1 時間強滞在し小

屋まで下山。小屋で昼食をとり小屋でもう 1泊。

11 月 4 日 2日と同じルートを下山。転倒事故もあったが大事に至らず全員無事下山。

国立ナショナルセンタの館長より障害者として初めて玉山に登ったことを承認してもらう。夕食

兼打ち上げは盛上り、523登山会とお別れし台北のホテルに宿泊。

11 月 5 日 台湾一の点心レストラン鼎泰豊で昼食後、帰国組は空港へ。延泊組は観光に出掛け翌日以降順次

全員無事帰国し、しろうまの会創立 20 周年記念玉山登山終了。

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Mt.Jade

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Member of Shirouma

ghtseeing

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Member of 523

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Welcome to TAIWAN

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Farewell party

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Flower & Animal

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Sightseeing

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