」の太田敦雄さんが提案 個性を生かしたmy style garden2018.07 17...

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17 2018.07 個性を生かしたMy Style Garden 「ACID NATURE おつ にわ 」の太田敦雄さんが提案 「ナチュラル」「美しい」「癒やされる」、そんな言葉では形容できない植栽を生み出す人がいます。群馬県高崎市 で植栽デザインとプランツ販売を行う「 ACID NATURE 乙庭」の太田敦雄さん。独自の感性から生み出される植栽 は、一言で言えば「クール」で超カッコいい けれど、見ためを繕うのではなく、植物にとって心地よい環境もきち んと考えられています。そんな個性が光る庭づくりの秘密を教えていただきます。 右/斑入り葉のカンナʻクレオパトラʼや銅葉 のフヨウといった昭和風味漂う植物を、ユッカ や耐寒性ヤシのブラヘアなどのオーナメンタル な植物と織り込む。原風景と現代の植栽をリミ ックスする感覚で。 上/黒軸のエキナセアやスティパなどナチュラ ルな宿根草に、あえてアガベの重量感やエンセ テʻマウレリーʼのトロピカルな巨大葉を合わ せて。自然界にはない独自の世界観を演出。 特徴的なリーフを多様に取り入れた晩夏の「乙庭」店頭。酷暑となる土地柄、夏以降に本領 発揮するトロピカル植物やオーナメンタルプランツを軸に、宿根草で季節感を演出している。

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Page 1: 」の太田敦雄さんが提案 個性を生かしたMy Style Garden2018.07 17 ことができる、と知る園芸家は庭で思想を伝える 個性を生かしたMy Style Garden

172018.07

園芸家は庭で思想を伝える

ことができる、と知る

個性を生かしたMy Style Garden「ACID NATURE 乙

お つ

庭に わ

」の太田敦雄さんが提案

「ナチュラル」「美しい」「癒やされる」、そんな言葉では形容できない植栽を生み出す人がいます。群馬県高崎市で植栽デザインとプランツ販売を行う「ACID NATURE 乙庭」の太田敦雄さん。独自の感性から生み出される植栽は、一言で言えば「クール」で超カッコいい! けれど、見ためを繕うのではなく、植物にとって心地よい環境もきちんと考えられています。そんな個性が光る庭づくりの秘密を教えていただきます。

右/斑入り葉のカンナʻクレオパトラʼや銅葉のフヨウといった昭和風味漂う植物を、ユッカや耐寒性ヤシのブラヘアなどのオーナメンタルな植物と織り込む。原風景と現代の植栽をリミックスする感覚で。上/黒軸のエキナセアやスティパなどナチュラルな宿根草に、あえてアガベの重量感やエンセテʻマウレリーʼのトロピカルな巨大葉を合わせて。自然界にはない独自の世界観を演出。

特徴的なリーフを多様に取り入れた晩夏の「乙庭」店頭。酷暑となる土地柄、夏以降に本領発揮するトロピカル植物やオーナメンタルプランツを軸に、宿根草で季節感を演出している。

Page 2: 」の太田敦雄さんが提案 個性を生かしたMy Style Garden2018.07 17 ことができる、と知る園芸家は庭で思想を伝える 個性を生かしたMy Style Garden

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が、ほかの人の心にも伝わったのだと思う

のです。同じ植物を使っても、その組み合

わせは無限。すべての園芸家が植物という

言葉を使い、自身の物語や思想を伝えるこ

とができるのです。

 

失敗は学びの好機。まずは自分の「好き」

を大切に。

 

植栽において、他人の真似は安心なよう

に見えてじつはとてもリスキーです。どん

なにカッコいい植栽でも、真似をすること

自体がカッコ悪いし、第一「個性的」じゃ

ない。ほかの誰でもない自分自身が「カッ

コいい」「好き」と思えるものを表現して

いくことが、一番個性的でカッコいいので

す。少なくとも悔いは残らないですよね。

 

私の植栽も「個性的ですね」とよくいわ

れます。しかし私としては、変わった植栽

をつくろうという意識はなく、素直に自分

の文章を綴るような感覚です。今でこそ、

それなりに流暢に植栽を考えられるように

なりましたが、ここに至るまでは実験的な

植栽にいろいろとチャレンジして、多くの

失敗も積み重ねてきました。でも、挑戦と

失敗から何かを学んでいくことで、オリジ

ナルのスタイルを築くことができるのだと

思います。それはセンスというより、経験

に基づく「技・術・勘」みたいなものでし

ょう。

 

「園芸」というだけに、芸ごとなのです

よね。失敗もなく自分の技を手に入れられ

るわけではなく、失敗はつきもの。簡単に

攻略できないからこそおもしろいし、失敗

も成長への好機ととらえると前向きになれ

ます。自分の「好き」に従って、まずは楽

しく植栽に挑戦するのが「自分スタイル」

への近道です。最大の失敗は、不成功を恐

れて挑戦をしなかった結果、自分らしくな

い庭を前にして後悔することではないでし

ょうか。

 

果敢に挑戦していくことも大事ですが、

思慮深さも必要です。失敗を少なくするた

めに一つアドバイスを。修業の段階を示す

「守しゅ

破は

離り

」という言葉がありますが、自分

のスタイルを築くに当たり、師の教え(基

本)を守り、それを破って冒険・経験を積

み、そして師を離れてわが道を行く。そん

なイメージで植栽に取り組んでみてはいか

がでしょうか。私も「大きな植物が奥、小

さな植物が手前」とか、「生育環境が似た

ものを合わせる」とか、「色形の似たもの

同士を隣合わせにしない」などの植栽の基

本を守りつつ、そのうえで自分好みに植物

を組み合わせています。やみくもに「離」

のステージを追い求めても、骨のある植栽

はつくれません。基本を守り、時にはやん

ちゃに冒険しながら、自分だけの植栽「術」

を体得していきましょう。

 

植栽のバランスを整えな

がら、そのうえで自分らし

さを表現していくのは、難

しく悩ましいポイントかも

しれませんね。そこで、私

「人※2

生に失敗がないと、

 

人生を失敗する」斎藤茂太

もよく使う術を一つご紹介します。「署名

的植栽」と呼んでいるのですが、自分の印

となる植物を決めて、植栽にサインをする

ように、印象的な場所に植えたり、数カ所

に点在させて植えるのです。この手法を使

うと、一気に植栽に「自分らしさ」が現わ

れてきます。自分だけのサインですから、

なるべくほかの人とかぶらない、思い入れ

のある自分特有の素材を選ぶとよいでしょ

う。

 

私の場合は、長年コレクションしている

アガベとマンフレダの交配種、マンガべの

仲間を署名的に使っています。マンガべは、

ダランとした多肉質の葉や少しグロテスク

なチョコチップ状の斑ふ

入り葉に、単純な美

しさとは違う異様な魅力があって、私の庭

の雰囲気を象徴し代弁してくれる存在です。

 

園芸家は植物という言葉で思想を伝えら

れる。

 

私は、学校で園芸を教わったことも花屋

や農業の勤務経験もない、経歴としては異

色の園芸家です。もともとは、心地よい刺

激を求めて自庭で趣味として園芸を楽しん

でいました。砂利敷きの殺風景な庭に植栽

を始めたところ、それが建築家の目に留ま

り植栽の依頼をされたり、ブログで綴って

いた庭が雑誌で紹介されたりして、趣味の

園芸がいつしか仕事になっていきました。

庭に植物を植えたら人生が変わった

||

タイミングやご縁にも恵まれたのですが、

振り返ると、あながちそれも偶然ではなか

ったのかもしれません。

 

それぞれ個性のある植物が組み合わされ

て植栽となり、時間や季節の移ろいの中で

刻々と表情を変えていきます。その展開の

様子は、演劇や物語のようにドラマティッ

クです。植物が俳優で芝居を演じるように、

あるいは植物が言葉で、それを連ねていく

ことでストーリーが生まれていくように。

そんな信念で植物を綴っていった私の想おも

園芸家は庭で思想を伝える

ことができる、と知る

「『詩※1

とは、もっともよき語を

 

もっともよき順序に置いたものである』」

「最※3

終的に一番評価が高いのは、

 

個性、つまり『言いたいこと』を

 

持っている人」中村紘子

引用元/※1『思考の整理学』外山滋比古、ちくま文庫、1986より、著者が詩人の言葉を引用した文       ※2『いい言葉は、いい人生をつくる』成美文庫、2005 ※3『朝日新聞』2013.9.12夕刊

新しい植物の出合いをつくることができるのが園芸の醍醐味。アガベとプロテア、自然界には同じ場所で存在しないが、この庭では持続可能な組み合わせ。自分らしい植栽とは何か、日々模索している。

園芸研究家、植栽デザイナー。立教大学経済学部卒業後、前橋工科大学で建築デザインを学ぶ。映画監督デレク・ジャーマンが死を前にして最期につくった庭の記録書『 D e r e k J a r m a n ’ s G a r d e n 』に触発され、園芸の深みにはまる。2011年に松島哲雄と「ACID NATURE 乙庭」を設立。個人邸や店舗などの植栽デザイン、プランツ販売を手掛ける。http://garden0220.jp

太おお

田た

敦あつ

雄お Photo /山本耕平

失敗こそ次なるステージの入り口。

まずは自由に組み合わせてみる

自分の「印」となる

植物を入れる

私が署名的に植栽に使うマンガべの仲間。不気味な斑点とぼってりしたロゼットが目を引く。2017年発表の最新種ʻスポッティドッティʼを大鉢寄せ植えで際立たせて。

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アカシア スブラタ・マメ科 ・常緑中木 ・花期:四季咲き性 ・樹高:約3mマツのような細葉が異色のアカシア。耐寒性はマイナス7℃程度。四季咲きでほぼ通年黄色い花を楽しめる。アガベなどともよく似合う。強風で倒れやすいので、必要に応じて支柱を立てるとよい。

コルヌス アルバʻオーレアʼ・ミズキ科 ・落葉低木 ・花期:春 ・樹高: 1.5 〜2m落葉時に現れる真っ赤な冬枝が美しく、切り枝でも人気のサンゴミズキの黄金葉品種。冬姿だけでなく春〜秋まで美しい黄金葉も長期間楽しめる。丈夫な性質だが水切れには注意を。

バンクシア ロブル・ヤマモガシ科 ・常緑低木 ・花期:夏 ・樹高:2〜3m奇妙なアイボリー色の花、タワシ状の花がらもドライで長く楽しめるオージープランツ。面の大きな照り葉も魅力。暖かい日なたでトロピカルムードの植栽に。リン酸肥料を嫌うので注意。

プロテアʻピンクプリンセスʼ・ヤマモガシ科 ・常緑低木 ・花期:春〜夏 ・樹高: 1.5 〜2m装飾品のような大輪花がすばらしい南アフリカ原産の植物。起毛質感の灰水色葉も美しい。マイナス5℃程度の耐寒性はあるが、降雪で枝が折れやすいので注意。暖地向けの新感覚素材。

・ツルボラン科 ・花期:春〜初夏 ・観賞期:周年 ・草丈:約1m

プニカʻエイトボールʼ・ミゾハギ科 ・落葉中木 ・花期:初夏〜夏 ・樹高:2〜3m昭和風味満点のザクロの珍しい黒実品種。鮮やかなオレンジ色の花、食用できる赤黒実、晩秋の黄葉など見どころが多い。トロピカル、オーナメンタル素材と独創的に合わせるとおもしろい。

深緑の細葉ロゼットで木立ちし、分岐・群生する姿がワイルドな耐寒性種。トリトマに似た黄色の花

穂すい

も昭和ムードを感じさせる。冬は水やりを控えて土を乾燥ぎみにし、北風を避けた日なたで管理する。

マグノリアʻマッティ メイ スミスʼ・モクレン科 ・常緑低木 ・花期:初夏〜夏 ・樹高:約2mヒメタイサンボクの斑入り品種。ゴムノキの覆輪種にも似たトロピカルムードと輝かしい葉色、クリーム色の美しい花を楽しめる。大木にならず使いやすい。基本は常緑性だが、寒い地域では落葉することもあり、やや暖地向け。

ピヌスʻオクルス ドラコニスʼ・マツ科 ・常緑高木 ・花期:春 ・樹高:約4m別名「ジャノメマツ」。日本人にはなじみ深いアカマツの斑入り品種。針葉の中ほどにクリーム斑が入り、伝統園芸素材らしからぬ意外性が魅力。あえてモダン素材と合わせて。日なたで風通しよく管理。

造形美を生かしたいオーナメンタルプランツ

「シンボルツリー」といわれるように、大きさやボリュームがでる樹木は、庭の雰囲気やコンセプトを象徴し、デザインの骨格となります。長年のつきあいとなる植物なので、ブレることなく自身の庭の軸になるよう、樹種と植え場所を慎重に選ぶのがポイントです。

個性的な造形が植栽の中でも際立つオーナメンタルプランツは、植栽風景を引き締め、印象づけるフォーカルポイント(焦点)となります。似たような種類をいくつも植えると存在感がぼやけてしまうので、色、形のバリエーションやメリハリを意識して、効果的に配置しましょう。

・キジカクシ科 ・常緑低木 ・花期:初夏〜秋 ・樹高:約 1.5 m昭和の玄関先植栽を想起させるアツバキミガヨランの斑入り種。不定期で咲く穂花も壮麗。耐寒性が強く育てやすい。かたい葉先のトゲに注意。古臭いイメージを覆すようにモダンな組み合わせで。

ユッカ グロリオサʻバリエガータʼ

アロエ ストリアツラ

・キジカクシ科 ・花期:数十年に一度・観賞期:周年 ・草丈:約50㎝「吉祥天」の名で多肉愛好家に親しまれてきた美麗種。白灰水色のぼってり丸みのあるロゼットが重厚。耐寒性は強いが冬は土を乾燥ぎみに管理する。植栽の手前に配置して存在感を際立たせるとよい。

アガベ パリィ フアチュセンシス

・キジカクシ科 ・花期:春 ・観賞期:周年 ・草丈:約 1.2 mコーラルレッドの太い花茎を立ち上げて咲かせる釣鐘状の花が春の見どころになる珍種。薄い多肉質の剣葉ロゼットもオーナメンタルで通年楽しめる。日なたで乾燥ぎみに管理。

ベスコルネリア セプテントリオナリス

使ってみたい個性派Tree

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ムセラ ラシオカルパ・バショウ科 ・花期:夏〜秋(数年に一度)・観賞期:初夏〜晩秋 ・草丈:約 1.5 mバナナに似た巨大葉や、太い花茎の頂部に咲かせるハスのような黄花がインパクト満点の珍種。別名の「地

ち湧ゆう金きん蓮れん」でも知られる。耐寒性があ

り、暖地ではトロピカルムードを庭植えで楽しめる。暖かい日なたで冬は乾燥ぎみに。

リューカデンドロン‘レッドデビル’・ヤマモガシ科 ・花期:春 ・観賞期:周年 ・草丈:約1m人工物のような装飾性が魅力の南アフリカ原産の植物。本種以外にも個性的な品種が多く、アガベなどと合わせると面白い。暖地向けでリン酸肥料を嫌う。花後に短く刈り戻すと姿が整う。

ヘレニューム‘チェルシー’・キク科 ・花期:6〜9月 ・草丈:70〜80㎝懐かしい田舎の夏風景を感じさせるダンゴギクで、レンガ色の花色がおしゃれな品種。夏の間、長く咲いて頼もしい。野暮ったくならないよう、カラーリーフやグラス類と合わせて21世紀らしい植栽に。

ガーデンアルストロメリア‘インディアンサマー’・アルストロメリア科 ・花期:5〜7月、9月下旬〜11月上旬・草丈:60〜 100 ㎝昭和の庭先のイメージもあるアルストロメリアのおしゃれな灰紫葉品種。個性的な葉を長い期間楽しめ、オレンジ色×黄色の花との対比もよい。カラーリーフと組み合わせてビビッドで刺激的な演出を。

桃花ワレモコウ‘ピンクタンナ’・バラ科 ・花期:6〜7月 ・草丈:60〜80㎝日本の野花を感じさせてくれるワレモコウの桃花種。まゆ型の花序がたくさん咲く様はナチュラルかつオーナメンタル。丈夫で育てやすい。エキナセアやパニカムなどと合わせて。

エキナセア‘ヴァージン’・キク科 ・花期:7〜9月 ・草丈:約70㎝少しだけ緑みを帯びた清楚な白花が夏庭をナチュラルに、涼しげに彩ってくれるすてきな品種。草丈も大きすぎず、扱いやすい。スティパなど小型のグラスやハーブ類などと好相性。

次々に咲き移り季節感を演出してくれる宿根草。年々大株に育ち、迫力を増していくのも園芸の醍醐味です。生育環境を合わせつつ、一辺倒にならないよう、花や葉のバリエーション豊かに、時期ごとの見どころとオリジナリティを意識して組み合わせてみましょう。

ジギタリス‘イルミネーション ラズベリーインプ’・ゴマノハグサ科 ・花期:6〜11月 ・草丈:50〜80㎝カナリア諸島原産種イソプレクシスとの交配により生まれた新感覚種。通常のジギタリスより耐暑性が強く、トロピカルな雰囲気が楽しめる。地中海沿岸のドライな植生をイメージして組み合わせるとよい。

ヒビスクス‘ミッドナイトマーベル’・アオイ科 ・花期:7〜9月・観賞期:春〜秋 ・草丈:1〜 1.2 mアメリカフヨウの銅葉品種。黒みあるシックな葉と夏に咲く巨大な赤花との対比もよく、暑い夏を彩るおもしろ素材。フヨウの昭和っぽさを残しつつ、ハイビスカスのトロピカルムードを耐寒性で楽しめる。

コロカシア‘イラストリス’・サトイモ科 ・花期:7〜9月・観賞期:初夏〜晩秋 ・草丈:約1m食用でもおなじみのサトイモの園芸品種。ハート形の巨大葉が夏庭のフォーカルポイントに。すす

3 3

で描いたような紺黒みの葉模様が個性的。寒さに弱いため冬は掘り上げ貯蔵が無難。

グレビレア‘ガウディチャウディ’・ヤマモガシ科 ・花期:春〜夏・観賞期:周年 ・草丈:這性グラウンドカバー状に這って広がる小低木。えんじ色の個性的な花もおもしろく、装飾的に裂け込んだ美しい葉は冬場には黒みを帯び、表情を変える。大鉢植えで縁から垂らしてもすてき。

アクセントになるペレニアルプランツ