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「Unity+Oculus Rift開発メモ」と オーバーストリームの話
2015-10-24 OcuFes開発者会 in DCEXPO
自己紹介
• ハンドル こりん
• 本名 古林 克臣
• 職業 フリーランス(プログラマ)
Unity / Unreal Engine / VR / ゲーム制作など
最近はVRメイン
• 資格等 日本VR学会認定 VR技術者
• 居住地 今年の3月に大阪から東京に転居(吉祥寺のへん)
個人で作った/制作中のVRソフト
「Unity+Oculus Rift開発メモ」について
「Unity+Oculus Rift開発メモ」
• URL=「unity oculus」でぐぐれ
• 2013年の夏に公開、今もガンガン更新中
• 自分がOculus Riftについて 知っていることを全部垂れ流し
• 古い情報はすぐ削除! Oculus Riftで何か作ろうと思った人が いつでもここを読めば 必要な知識を得られるよう意識
最近の主な更新
• Oculus Touchの仕様詳細 8月にドキュメント・APIを読み込んでまとめ!
• Touchまだ触ってません(T_T)
アクセスどれくらい?
• 現在約200PV/日
• 累計76000PV
• 平均滞在時間 約5分30秒
• 最近の傾向
平日のアクセスが増加 企業や学校等で、Oculus Riftに関心のあるところや ソフトを作っているところが増えてきているのでは
今後の予定
ペライチでは手狭なので 独立したサイトにして守備範囲を拡大 Unreal Engine、Gear VR、Google Cardboard、HTC Viveなど
初めてVR開発するならここを読め! というサイトに
「VR開発メモ(仮称)」
オーバーストリームについて
オーバーストリーム 川を下りながら障害物を避けたりアイテムを取ったり
順番待ちの人も楽しめるように、客観視点の実況カメラあり
体験者が実際に歩いて動きまわったり、しゃがんだりする
DK2の位置トラッキングのみを使用
「ポジトラでこんなことできたの?」
• DK2の位置トラッキングの有効範囲は結構広い
• 具体的な有効範囲は?
「Unity+Oculus Rift開発メモ」に 書いてあるから読んでね!
簡単なポジトラ範囲の確認方法
• Oculus Configuration Utilityの机のデモ 「Tracker Bounds」をクリックしてオンにすると 位置トラッキングの有効範囲がワイヤーフレームで表示
「歩きVR」の高い没入感
• 限定的ながらVR空間を自分の身体全体で動ける
• 歩くと床からハプティック(触覚)が提示される
• 一般的に、視覚に他の感覚が加わると没入感が跳ね上がるので いろいろ小道具を使ったりするが、床を使うとタダ!
VR酔いは?
• 自分の身体で動くぶんには酔わない
• 一定速度で動いている(川の流れ)ぶんには酔わない
• ふたつ合わせても酔わない!
• こうした「足し算」ができる場面は他にもあるのでは
一つ問題が……
• 遊んでいるうちに体験者が徐々に前へ出ていって、 プレイ範囲からはみ出してしまう
• 理由がよく分からない 前から流れてくるアイテムを前に出て取ろうとする?
• 川の流れがイカダの速度より若干速くなっていたので、 それに釣られていたのでは→試したところ無関係でした……
• 現在の対策
「足場注意」の警告メッセージ(5割くらいの人にしか通じず)
定期的にアイテムを低い位置に出し足元に視線誘導
開始前に足元を見ながら歩きまわってもらって 移動範囲をよく把握してもらう
もっといい方法がありそう
オーバーストリームの発展性は?
• 正直、取りまわしはあまり良くない
– 広いスペースが必須(2~2.5メートル四方)
– さっきのプレイ範囲の問題
– DK2のケーブル!
アテンド必須 DK2しか使っていないにもかかわらず基本的に展示用 イベント用にステージを追加したり、独自ステージを作ったり
• こうしたVRも面白いが、やはりOculus VRのガイドライン通り きちんと座って遊ぶVRゲームも作っていったほうがいい
ケーブルなくせないか?
Gear VRに位置トラッキングが載らないか:
Oculus VR創設者パルマーさん(Oculus Connect 2直前のReddit) 「我々のコンピュータビジョンチームはいくらかすばらしい仕事をしているが、VR品質のインサイドアウト・トラッキングは今のところモバイルデバイスでは動かないよ」
逆に言えば、研究は進んでいるので 将来できるようになる可能性は高い。期待!
OcuFes 2015夏で展示
MoguraVR、APPREVIEW、SENSORSなどで紹介
One more thing…
“幻想と仮想の融合”
• デジタルコンテンツEXPO 2015 DVERSEさんのブース VRパフォーマンスで使用するソフトを制作しました。
• コンセプト “幻想と仮想の融合”
• DK2とRazer Hydraを使ったToyboxのようなものに対し、 パフォーマーが力覚提示などの演出をすることで、とても面白い趣向に
• 1階まで降りて見ていってね!
ありがとうございました
VR関係のお誘いはいつでも!