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CM1-DST720-2001 DSTJ TM 3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 JTD 720A 形 取扱説明書

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CM1-DST720-2001

DSTJTM3000

スマート・トランスミッタ温度・圧力補正形差圧発信器

JTD 720A 形取扱説明書

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2004-2012 Azbil Corporation All Rights Reserved.

お願い

・このマニュアルは、本製品をお使いになる担当者のお手元に確実に届くようお取りはからいください。

・このマニュアルの全部または一部を無断で複写または転載することを禁じます。

・このマニュアルの内容を将来予告無しに変更することがあります。・このマニュアルの内容については万全を期しておりますが、万一、ご不審な点や記載もれなどがありましたら、当社までご連絡ください。

・お客さまが運用された結果につきましては、責任を負いかねる場合がございますので、ご了承ください。

保証について

製品の保証は下記のようにさせて頂きます。保証期間内に弊社の責任による不良が生じた場合、ご注文主に対して弊社の責任でその修理または代替品の提供により保証とさせて頂きます。

1.保証期間保証期間は初期納入時より1ヶ年納入時より1ヶ年納入時より1ヶ年納入時より1ヶ年納入時より1ヶ年とさせていただきます。ただし有償修理品の保証は修理個所について納入後3ヶ月納入後3ヶ月納入後3ヶ月納入後3ヶ月納入後3ヶ月とさせていただきます。

2.保証適用除外について次に該当する場合は本保証の適用から除外させていただきます。① 弊社もしくは弊社が委託した以外の者による不適当な取扱い、改

造、または修理による不良② 取扱説明書、スペックシート、または納入仕様書等に記載の仕様条

件を超えての取扱い、使用、保管等による不良③ その他弊社の責任によらない不良

3.その他① 本保証とは別に契約により貴社と弊社が個別に保証条件がある場合

には、その条件が優先します。② 本保証はご注文主が日本国内のお客様に限り適用させていただきま

す。

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i

はじめに

当社のスマート・トランスミッタDSTJTM3000 JTD720

シリーズをご購入いただき、誠にありがとうございます。

本シリーズは1983年に世界最初のスマート・トランス

ミッタとして発売以来、高精度、高性能の発信器として

高い評価をいただき、50万台以上の豊富な実績を有して

います。

測定の開始、測定データの読み取り、各種設定値および

設定状態の確認、変更などほとんどの操作はスマート・

コミュニケータ(S-SFC)により簡単に行うことができます。

安全に関するご注意はじめに

本器を安全にご使用いただくためには、正しい設置・操

作と定期的な保守が不可欠です。この取扱説明書に示さ

れている安全に関する注意事項をよくお読みになり、十

分理解されてから設置作業・操作・保守作業を行ってく

ださい。

確 認

・ 製品がお手元に届きましたら、仕様の間違いがない

か、また輸送上での破損がないかを確認してくださ

い。本器は、厳しい品質管理プログラムによるテス

ト後出荷されています。万一品質や仕様面での不備

な点がありましたら、銘板に書かれている形番・工

番をお知らせください。

・ 銘板はケース上部に取付けられています。

使用上の注意

この取扱説明書では、機器を安全に使用していただくた

めに次のようなシンボルマークを使用してます。

警告 取扱を誤った場合に、使用者が

死亡または重傷を負う危険の状

態が生じることが想定される場

合、その危険を避けるための注

意事項です。

注意 取扱を誤った場合に、使用者が

軽傷を負うか、または物的損害

のみが発生する危険の状態が生

じることが想定される場合、そ

の危険を避けるための注意事項

です。

機器を正しく安全にお使いいただくため、次頁の注意事

項を必ずお守りください。

これらの注意事項に反した取扱により生じた損害につい

て、当社は責任と保証をいたしかねます。

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ii

製品取扱上のご注意設置上の注意

配線上の注意

 警告

(1)設置の際プロセスとの接続部(アダプタフラン

ジと導圧管、フランジとの接続)は、ガスケッ

トがはみ出さないようにしてください。

(2)機器の規定する定格圧力や接続規格、定格温度

以外では使用しないでください。破損による大

きな事故原因となる恐れがあります。

(3)防爆エリアでの配線工事は、防爆指針に定めら

れた工事方法に従ってください。

 注意

(1)設置後、本器を足場などに使用しないでくださ

い。機器が破損し、けがの原因となります。

(2)表示のガラス部分は工具などを当てますと破損

し、けがをする可能性があります。ご注意くだ

さい。

(3)設置は正しく行ってください。設置が不十分な

場合や行われなかった場合、出力の誤差や該当

する規則に違反することになります。

(4)製品は重量物ですので足場に注意し、安全靴を

着用し作業を行ってください。

 警告

(1)配線は濡れた手での作業や通電しながらの作業

は行わないでください。感電の危険がありま

す。作業は乾いた手や手袋を用い、電源を切っ

てください。

 注意

(1)配線は仕様を十分に確認し、正しく行ってくだ

さい。間違って配線されますと機器破損や誤作

動の原因となります。

(2)電源は仕様に基づき正しく使用してください。

異なった電源を入力しますと機器破損の原因と

なります。

保守上の注意

通信機器使用上の注意

 警告

(1)本器を保守のためにプロセスより外す場合に

は、測定対象物の残圧、残留にご注意くださ

い。液体が付着する可能性があり危険です。

(2)ベント・ドレン抜きを行う際は、ベント・ドレ

ンの抜ける方向を確認し、人体に触れないよう

に行ってください。やけどなど、身体に有害な

影響を及ぼす危険があります。

(3)防爆エリアでの使用中、機器のカバーを開放し

ないでください。爆発などの危険があります。

 注意

(1)製品は当社の十分な製品管理のもと出荷されて

います。機器の改善などは絶対におこなわない

でください。機器破損の原因となります。

 注意

(1)本器の近くで、トランシーバー、携帯電話、

PHS、ポケベルなどの通信機器を使用すると

送信周波数によっては、正常に機能しない場合

がありますので、次の注意事項をお守りくださ

い。

・事前に通信機器が本器の動作に影響を与え

ない距離を確認し、その距離以上離して使

用してください。

・発信部ケースのふたを閉めてから通信機器

を使用してください。

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iii

開梱と製品の確認・保管開梱

本器 は精密機器です。事故や損傷を防ぐためにも、てい

ねいに扱ってください。

付属品の確認

開梱すると、本器の本体と次のものが入っていますので

確認してください。

• 標準付属品(L レンチ(M3)1 個)

仕様の確認

本体の銘板に仕様が記載してあります。ご指定の仕様と

比較して内容をご確認ください。特に次の仕様について

は必ずご確認ください。

• タグNo. (TAG No.)

• 形番(MODEL)

• 工番(PROD No.)

• 設定レンジの下限値と上限値(RANGE)

• 供給電源電圧(SUPPLY)

• 防爆検定合格標章( 防爆仕様の場合)

お問い合わせ

本器に関するお問い合わせは、最寄りの当社の支店、営

業所へお願い致します。

お問い合わせには、銘板に記載されている以下の番号を

必ずお知らせください。

• 形番(MODEL)

• 工番(PROD NO.)

保管について

本器をご購入後そのまま長期間保管される場合は、以下

の注意事項をお守りください。

• 振動や衝撃の少ない、常温、常湿の屋内に保管して

ください。(25、65% RH程度)

• 納品時の梱包状態のまま保管してください。

この取扱説明書の構成と使い方構成と使い方

この取扱説明書は、次のような順序で本器の構成とその

使い方について説明しています。

第1章 本器、S-SFCの機能、構成および構造

本器の各部分の機能、構成、構造、およびスマー

ト・コミュニケータ( S-SFC)の機能と構成について

説明しています。はじめて本器 をお使いになる方

は、この章からお読みください。

第2章 本器の設置

本器の据え付け、配管および配線について必要な情

報を説明しています。

特に据え付け方法については測定対象別に説明して

います。

据え付け、配管、配線を担当される方はこの章を参

照してください。

第3章 本器の運転と停止

測定の準備、開始および運転の停止に最小限必要な

情報について説明しています。また、納入時に必要

なタグNo.の設定と仕様の確認についても説明してい

ます。S-SFCの基本的操作以外は測定対象別に説明

してあります。

測定を開始する場合にはこの章をお読みください。

第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

S-SFCを使用して行うことができる操作について説

明しています。S-SFC の操作の基本事項、運転を始

める、運転中に測定値を表示させる、各種のデータ

を印字させる、各種の設定値データを変更する等の

操作についてはこの章を参照してください。

第5章 本器の保守とトラブルシューティング

本器の保守およびトラブルが発生した場合の対処の

方法について説明しています。必要に応じてこの章

の該当する箇所を参照し適切な処置を実施してくだ

さい。

付録 A

本器およびS-SFCの標準仕様と形番、本器の外形寸

法を掲載してあります。必要に応じて該当する項目

を参照してください。

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iv

目次

3.2.6 ダンピング時定数を確認する .................................. 3-3

3.2.7 設計圧力を表示、変更する ...................................... 3-4

3.2.8 設計温度を表示、変更する ...................................... 3-4

3.2.9 補正形式を表示、変更する ...................................... 3-5

3.2.10 静圧のエレベーション値を表示、変更する .......... 3-6

3.3 測 定 ................................................................................. 3-7

3.3.1 流量測定 ...................................................................... 3-7

3.3.1.1 運転の準備をする ................................................ 3-7

3.3.1.2 運転を開始する .................................................... 3-8

3.3.1.3 運転を停止する .................................................... 3-9

第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)............ 4-1

4.1 S-SFCで通信する前に ...................................................... 4-1

4.1.1 S-SFCを使って行うこと ............................................ 4-1

4.1.2 キー操作、画面との対話の原則 .............................. 4-1

4.1.3 S-SFCのキーボード .................................................... 4-2

4.1.4 キー入力の基本操作 .................................................. 4-2

4.1.5 S-SFCのキーの機能 .................................................... 4-3

4.1.6 専用機能 ...................................................................... 4-6

4.1.7 S-SFCを充電する ........................................................ 4-8

4.2 通信を始めるときの操作 ................................................. 4-8

4.3 測定データを表示させる操作 ......................................... 4-9

4.3.1 入力している値を表示する ...................................... 4-9

4.3.2 発信している出力(%)を表示する ....................... 4-9

4.4 印字(プリンタ付の場合) ............................................. 4-9

4.4.1 印字機能の概要 .......................................................... 4-9

4.4.2 内部データを印字する

(メンテナンス・プリント) ................................ 4-10

4.4.3 応答結果を連続印字する

(アクション・プリント) .................................... 4-11

4.5 本器の設定の表示と変更 ............................................... 4-12

4.5.1 設定の表示、変更の概要 ........................................ 4-12

4.5.2 タグNo.を表示、変更する ...................................... 4-12

4.5.3 出力形式を表示、変更する .................................... 4-12

4.5.4 指示計(オプション)の工業量(実目盛)

の単位を表示、変更する ........................................ 4-12

4.5.5 工業量(実目盛)の上・下限値を

表示、変更する ........................................................ 4-13

4.5.6 ローフローカットオフ値を表示、変更する ........ 4-14

4.5.7 設定レンジの上・下限値、スパンを

表示、変更する ........................................................ 4-16

4.5.8 工業単位を表示、変更する .................................... 4-17

4.5.9 ダンピング時定数を表示、変更する .................... 4-17

4.5.10 異常時の出力振り切り方向を表示する ................ 4-18

第1章 本器、S-SFCの機能、構成および構造..... 1-1

1.1 本器の機能と構成 ............................................................. 1-1

1.2 動作原理 ............................................................................ 1-2

1.3 各モードの説明 ................................................................ 1-2

1.3.1 測定モード .................................................................. 1-3

1.3.2 校正(CALIB.)モード ............................................. 1-3

1.3.3 擬似入力(インプット)モード .............................. 1-3

1.3.4 定電流(アウトプット)モード .............................. 1-3

1.4 デジタル指示計(オプション) .................................... 1-4

1.4.1 メイン表示 .................................................................. 1-4

1.4.2 サブ表示 ...................................................................... 1-4

1.5 S-SFC の機能と構成 ......................................................... 1-5

1.5.1 S-SFC の機能 ............................................................... 1-5

1.5.2 S-SFC の構成 ............................................................... 1-6

第 2 章  本器の設置 .............................................. 2-1

2.1 設置場所の選定条件 ......................................................... 2-1

2.1.1 一般的な設置条件 ...................................................... 2-1

2.1.2 防爆形発信器の設置基準 .......................................... 2-1

2.2 据付け ................................................................................. 2-2

2.2.1 据付け寸法 .................................................................. 2-2

2.2.2 据付け場所 .................................................................. 2-2

2.2.3 発信器本体の据付け .................................................. 2-2

2.2.4 発信器本体の据付け姿勢 .......................................... 2-2

2.3 配管 ..................................................................................... 2-3

2.3.1 流量測定の配管 .......................................................... 2-3

2.3.1.1 配管について ........................................................ 2-3

2.3.1.2 気体流量測定の配管 ............................................ 2-4

2.3.1.3 蒸気流量測定の配管 ............................................ 2-5

2.4 電気配線 ............................................................................. 2-6

2.4.1 一般形の配線 .............................................................. 2-6

2.4.2 耐圧特殊防爆形の配線 .............................................. 2-7

2.5 プロセス接続口の位置変更 ............................................. 2-8

2.5.1 プロセス接続口の上下位置を変更する .................. 2-8

第 3 章  本器の運転と停止.................................... 3-1

3.1 運転準備 ............................................................................. 3-1

3.1.1 S-SFCを接続する ........................................................ 3-1

3.2 タグNo.設定と仕様の確認 ............................................... 3-1

3.2.1 通信を開始する .......................................................... 3-1

3.2.2 タグNo.を設定する..................................................... 3-2

3.2.3 出力形式を表示、変更する ...................................... 3-2

3.2.4 測定差圧の工業単位を確認する .............................. 3-3

3.2.5 差圧レンジの下限値と上限値を確認する .............. 3-3

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v

4.5.11 PROM No.を表示する .............................................. 4-18

4.5.12 センサー部温度を表示する .................................... 4-19

4.5.13 ソフトウエアバージョンを表示する .................... 4-19

4.5.14 温度センサタイプを表示、変更する .................... 4-20

4.6 定電流源モード ............................................................... 4-20

4.6.1 定電流源モードを設定する .................................... 4-20

4.6.2 定電流源モードを解除する .................................... 4-21

4.7 インプットモードの設定/解除 .................................. 4-21

4.7.1 インプットモードを設定する ................................ 4-21

4.7.2 インプットモードを解除する ................................ 4-22

4.8 DE出力に変更する.......................................................... 4-22

4.8.1 アナログ出力⇒デジタル出力に変更する ............ 4-22

4.8.2 デジタル出力⇒アナログ出力に変更する ............ 4-22

4.8.3 DE出力(多変数出力)の設定 ............................... 4-23

4.9 メモを記録する ............................................................... 4-24

4.9.1 スクラッチパッド1に記入する .............................. 4-24

4.9.2 スクラッチパッド2に記入する .............................. 4-24

第 5 章 本器の保守とトラブルシューティング .... 5-1

5.1 本器の分解と組立て ......................................................... 5-1

5.1.1 分解にあたっての注意事項 ...................................... 5-1

5.1.2 センタボディカバーを取外し、取付ける .............. 5-1

5.1.3 発信器の洗浄 ............................................................. 5-2

5.2 設定レンジと出力信号の校正 ......................................... 5-2

5.2.1 概要 .............................................................................. 5-2

5.2.2 基準入力による設定レンジの校正 .......................... 5-2

5.2.3 差圧センサの校正 ...................................................... 5-2

5.2.3.1 均圧時のゼロ点校正 .................................................. 5-2

5.2.3.2 ゼロ点とスパン点の校正 ..................................... 5-4

5.2.4 静圧の校正 .................................................................. 5-7

5.2.4.1 大気圧(1気圧)点の校正 ................................... 5-7

5.2.4.2 ゼロ点とスパン点の校正 ..................................... 5-9

5.2.5 温度センサの校正 .................................................... 5-12

5.2.5.1 ゼロ点とスパン点の校正 ................................... 5-12

5.3 定電流モードで出力信号を確認、校正する ............... 5-15

5.4 トラブルシューティング ............................................... 5-17

5.4.1 動作の確認と異常発生時の対応 ............................ 5-17

5.4.2 通信中に異常が発生した場合 ................................ 5-18

5.4.3 自己診断のメッセージ ............................................ 5-18

5.4.4 トラブルシューティング ........................................ 5-20

付録A 本器の仕様・性能・形番・外形寸法図...........

.................................................................付録A-1

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vi

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1 - 1

この章の概要

この章では本器の基本的機能、構造、構成、および本器

を操作するために必要なスマート・コミュニケータ( S-

SFC)の基本的機能と構成について説明します。

はじめて本器 を使用される方はこの章により本器および

S-SFCの基本事項を理解してください。

第1章 本器、S-SFCの機能、構成および構造1.1 本器の機能と構成DSTJ3000温度・圧力補正形差圧発信器JTD720A形は、

気体の流量測定を目的として作られた発信器です。

この発信器はプロセスの差圧、静圧、温度を同時に測定

して、その値にから図1.1のブロック図に従い、静圧変

動、温度変動による密度変化の補正を行い、質量流量

(標準状態における体積流量Nm3/)に比例した出力

を発信します。

また、SFC(スマート・コミュニケータ)を介して発信

器の諸設定(差圧レンジ、設計圧力値、設計温度、開平

出力、ダンピング時定数など)を変更・設定できます。

図1-1 温度・ 圧力補正形発信器の計装例

質量流量 (温度・圧力補正後の出力)

温度センサ (測温抵抗体)

JTD720A ・差圧/圧力/温度測定 ・温度・圧力補正の実施

気体

図1-3 温度・圧力補正形発信器の演算ブロック図

図1-4 温度・圧力補正形発信器(飽和蒸気補正仕様)の演算ブロック図

差圧DP静圧

設計圧力

設計温度

温度

差圧-LRV

URV-LRV× × 静圧PP

温度PT

リニアのとき

開平のとき

ダンピング 出力

図1-2 温度・ 圧力補正形発信器(飽和蒸気補正仕様)の計装例

質量流量 (温度・圧力補正後の出力)

JTD720A ・差圧/圧力測定

・ 飽和蒸気補正の実施

飽和蒸気

差圧DP 静圧より求めた密度

設計圧力より求めた密度

差圧-LRV

URV-LRV×

静圧PP

LRV:0%(4mA DC)を出力させる差圧の下限値

URV:100%(20mA DC)を出力させる差圧の上限値

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第 1 章 本器、S-SFCの機能、構成および構造

1 - 2

図1-5 動作原理

1.2 動作原理受圧部では、プロセス流体の差圧および圧力が封入液を

介してセンサ部に伝えられます.

センサ部では、伝えられた差圧に応じて差圧センサがゆ

がみ抵抗値が変化します.この抵抗値をホイートストン

ブリッジ回路で検出し、A/D変換して発信部に送りま

す。

同じく圧力に応じて圧力センサがゆがみ、抵抗値が変化

します。この抵抗値をホイートストンブリッジ回路で検

出し、さらにA/D変換して発信部へ送ります。

プロセス流体の温度は測温抵抗体(Pt100Ω)を介

して発信器に伝えられます。発信器内で測温抵抗体の抵

抗変化を電流に変換し、発信部へ送ります。

発信部に送られた差圧信号、圧力信号、温度信号はデジタ

ル化され、マイクロプロセッサによって演算処理され設

定された差圧レンジ、設計圧力、設計温度に対応した4~

20mADCのアナログ信号に変換されて出力します。

差圧センサの温度特性、静圧特性および圧力センサの温

度特性はすべて製造中にデータ取りされ、製造ラインの

コンピュータを介して発信器内部の不揮発メモリに格納

されています。

マイクロプロセッサはこのメモリ内の情報を使って出力

を出します。

半導体センサの広範囲な入出力特性データもメモリ内に

格納されています。

プロセス圧

プロセス温度

メータボディ部

発信部

データ取り

差圧(圧力) センサ

温度センサ

静圧センサ

A / Dマルチプレクサ

製造ライン コンピュータ

マイクロ・プロセッサ

 温度センサ ( JPt100Ω, Pt100Ω)

ROM

D / A

PROM RAM EEPROM

デジタル通信

4~20mA DC出力

or

A / Dデジタル I / O

1.3 各モードの説明

図1-6 各モードの概念図

DPモード

PPモード

PTモード

校正モード

擬似差圧

擬似静圧

擬似温度

擬似入力モード 定電流モード

差圧

圧力

温度

測定モード(温度・圧力補正)

出 力

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1 - 3

1.3.1 測定モード温度・圧力補正後の出力を発信するモードです。通常の

測定時は、このモードを使用します。測定モード時の設

定値の変更・確認は3章を参照ください。

差圧のゼロ点校正を除いた、各種パラメータの校正は

1.3.2の校正モードで行います。

1.3.2 校正(CALIB.)モード差圧・静圧・温度それぞれの信号を校正する時に使用し

ます。

機器のメンテナンス、校正時にはこのモードを使用しま

す。

1.3.3 擬似入力(インプット)モード差圧、または静圧、温度の入力値を擬似的に設定し、補

正後の出力が読めるモードです。

温度・圧力補正が正常に動作しているか検証する時に使

用します。

1.3.4 定電流(アウトプット)モード入力値によらず、出力信号を発信するモードです。発信

器の内部素子であるD/A(デジタル/アナログ)変換部の

校正や、ループテストを実施する時に使用します。

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第 1 章 本器、S-SFCの機能、構成および構造

1 - 4

1.4.1 メイン表示メイン表示では出力値(%)表示をします。

測定モードまたは校正モードによって次のように表示し

ます。

・測定モード時

補正後出力を%で表示または実目盛の値を表示します。

・校正モード時

DP(差圧)モード:設定された差圧レンジに対して、

0~100%出力を表示します。

PP(静圧)モード:設定された静圧レンジに対して、

0~100%出力を表示します。

PT(温度)モード:設定された温度レンジに対して、

0~100%出力を表示します。

・ 定電流(アウトプット)モード時

設定出力値を%表示します。ただしDSP√のときは開平

した値を表示します。

例:出力50%に設定したとき

 LIN表示の時 :50.00%

 DSP√表示の時 :70.71%

 開平出力の時 :50.00%

・ 擬似入力(インプット)モード時

擬似センサ入力値における補正後出力の%表示、または

実目盛表示します。

1.4.2 サブ表示・測定モード時

出力・表示のリニア/開平、実目盛表示の単位、プロセ

スの圧力(ゲージ圧)、温度を表示します(測温抵抗体

を接続時)。

LIN: 出力、表示ともにリニアであることを示します。

DSP√: 出力がリニア、表示が開平であることを示し

ます。

OUT√:出力、表示ともに開平であることを示します。

実目盛りの単位、上、下限値の設定については3章を参

照ください。

1.4 デジタル指示計(オプション)指示計表示部の名称は以下の通りです。

.

/

メイン表示

サブ表示

D S P

- 0 0 0 M P a G 1 0 0 @

k g H

注1: 飽和蒸気補正仕様(付加仕様:F2選択時)の時

には、の後ろに@表示されます。温度表示が管

内蒸気圧力に基づく計算により算出された飽和温

度であることを示します。蒸気が流れていない状

態や大気圧下においては、蒸気の飽和温度(100

)を表示いたします。ご注意ください。

注2: %表示⇔実目盛表示の切替え、LINもしくはOUT

√からDSP√への切替えはできません。ご注意く

ださい。

・校正モード時

モードに応じて圧力または温度を表示します。

・DP(差圧)モード時

2 . 6 7 k P a

PD M DO E

現在の差圧値を表示します。単位はkPa。

下段にはDP MODEと表示します。

・PP(静圧)モード時

1 . 4 1 M P a

PP M DO E

現在の静圧値を表示します。単位はMPa(ゲー

ジ圧)。下段にはPP MODEと表示します。

・PT(温度)モード時

2 5 . 0 eD g C

TP M DO E

現在の測温抵抗体の温度値を表示します。単位

は。下段にはPT MODEと表示します。

・定電流(アウトプットモード)時

現在アウトプットモードであることを表示します。

(LOOP TESTと表示)

D S P √ mN 3 /L E TS

HOO P T

・疑似入力(インプットモード)時

現在インプットモードであることを表示します。

D S P √ m N 3 / I M D O E

HN U P T

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1 - 5

1.5 S-SFC の機能と構成1.5.1 S-SFC の機能はじめに

S-SFCは信号ラインを通して本器と通信するための機器

です。測定データの読み取り、設定データの表示(変

更)、自己診断内容の確認など全ての操作はこのS-SFC

を使用します。通信の内容は画面に表示され、必要に応

じて印字させることもできます。(プリンタ付のみ)

本取扱説明書に記述されているS-SFCに関する内容は、

ソフトウエア・バージョン7.1以降が対象となります。

S-SFC には英語版と日本語版があります。

これらはキーボード表記、画面の表示およびプリンタの

印字がそれぞれ日本語、英語となりますが、操作方法は

同じです。本取扱説明書では日本語版について第4章で

説明してあります。英語版については、英語版取扱説明

書を参照してください。

S-SFCの機能

S-SFC は主に次の場合に使用します。

測定データを読み取る場合

• 本器の入力(差圧、センサ温度)を表示する

• 本器の出力(% )を表示する

各種の設定データを表示、変更する場合

• タグNo.を表示、変更する

• 出力形式(リニアまたは開平)を表示、変更する

• 設定レンジの上限値、下限値を表示、変更する

• ダンピング時定数を表示、変更する

• 差圧の工業単位を表示、変更する

• ローフローカットオフ値を表示、変更する

• S-SFC、本器のソフトウエアバージョンを表示する

本器を保守、交換する場合(第5章で説明)

• データを保存しておき、そのデータを再び本器に送

本器 本体、およびS-SFCに異常が発生した場合

• 自己診断のメッセージを表示する

データを印字させる場合( プリンタ付の場合)

• 本器 内部に記憶されているデータや、現在の本器の

状況を一括して印字する

( この機能をメンテナンス・プリントと呼びます。)

• S-SFC の指示に対する本器からの応答をその都度印

字する

( この機能をアクション・プリントと呼びます。)

警 告

・ 本器と通信する前には、プロセスの制御ループを

必ず手動制御に切り換えてください。

プロセスが自動制御の状態で、S-SFCと本器との

通信を開始すると、通信時一時的に出力が突変

し、危険な運転状態になることがあります。

ただし、本器およびS-SFCにアナログ重畳形を使

用している場合には、この限りではありません。

・ S-SFCには一般形と本質安全防爆形があります。

防爆雰囲気でS-SFC をご使用になるときは、S-

SFC本体の裏面に防爆検定合格標章が添付されて

いることをご確認ください。検定合格標章のない

S-SFC を防爆雰囲気で使用することは禁止されて

います。

・ 内部部品の交換や配線の変更は行わないでくださ

い。本質安全防爆機能が保証できなくなります。

・ S-SFCは充電式ですが、防爆雰囲気では絶対に充

電を行わないでください。

注 意

・ データ表示窓に「:」が表示されたら、低電圧状

態を示しますので充電を行ってください。

・ S-SFCの充電はS-SFCの「4.1.7項S-SFCを充電す

る」に従って行ってください。過放電をすると内

蔵のバッテリーの寿命が短くなる場合がありま

す。

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第 1 章 本器、S-SFCの機能、構成および構造

1 - 6

1.5.2 S-SFC の構成各部の名称

次の図でS-SFCの構造と各部の名称を示します。

プリンタなし

バッテリーチャージャ通信ケーブル(プラグ・フック付)

プラグ

図1 - 4  S-SFCの各部の名称

名称 説明

電源スイッチ • オンにすると自動的にS-SFCの自

己診断が始まります。

• 設定変更等を終了するときはオ

フにします。

キーボード • 通信に使う32個のタッチ・キー

があります。

• 各キーは、主要な機能別に色分

けしてあります。(詳細は第4

章参照)

画面 • 通信データを16字×2 行で表示

します。

通信ケーブル • 本器とS-SFC の接続に使用しま

す。

通信ケーブル接続・ • 通信ケーブルのプラグ側を接

コネクタ 続します。

バッテリ・ • S-SFC に充電します。

チャージャ • 画面に「: 」が表示されたら充

電してください。

バッテリ・ • バッテリ・チャージャのプラ

チャージャ・ グを接続します。

接続コネクタ

ロール紙収納部

プリンタ部(オプション)

画面

電源スイッチ

操作キー

通信ケーブル 接続コネクタ

バッテリチャージャ 接続コネクタ

プリンタ付

各部の名称と機能

次の表で、S-SFC の各部の名称と機能、構造について説

明します。

標準

オプション

名称 説明

プリンタ部 • 設定データ、測定データなどを

印字します。

ロール紙収納部 • 印字用ロール紙を収納します。

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2 - 1

第 2 章  本器の設置この章の概要

この章では本器の据え付け、配管および配線の方法や重

要事項などについて説明します。設置工事を担当される

方はこの章をお読みください。

2.1 設置場所の選定条件2.1.1 一般的な設置条件はじめに

本器は、長期にわたってその性能を最大限に発揮させる

ために、ここに述べる選定条件に従って設置してくださ

い。

なお、防爆形の場合は、労働省産業安全研究所の定めた

規定にしたがって場所を選定してください。

設置場所の選定条件

本器の設置場所については次の条件に従って選定してく

ださい。

・ 温度変化のできるだけ少ない場所に据付けてください。

・ プラント側から輻射熱を受ける場所への据付けは避

けてください。

・ 測定流体やシール液が凍結するおそれがある場合は

保温処置を施してください。

・ できるだけ衝撃や振動の少ない場所を選んでくださ

い。 (配管振動 : 5m/s2 以下)また、脈動のないとこ

ろに設置してください。

・ 腐食性雰囲気への据付けは避けてください。

2.1.2 防爆形発信器の設置基準防爆形発信器の設置について

防爆形発信器は労働安全衛生法に基づき、公的機関の検

定に合格し、下記に示す危険場所での使用を許可された

ものです。本器の防爆仕様には、耐圧特殊防爆形と本質

安全防爆形の2種類があります。

これらの発信器には銘板に検定合格標章を貼り付け、防

爆上必要な項目が記載してあります。その内容を確認の

上、正しく設置してください。

耐圧特殊防爆形設置基準

耐圧特殊防爆形は、次の爆発等級、発火度と防爆構造区

分の合致する場所に設置してください。

• 対象ガスの爆発等級および発火度:

IIB+H2T4 (IIC相当のガス、蒸気、水素、T4: 発火温度

135 を超えるガス、蒸気)です。

• 危険場所の区分:

「1 種場所」または「2 種場所」です。

「0 種場所」への設置はできません。

• 温度:

次に示す銘板上の合格標章に記載された範囲となる

ような場所を選定してください。ここで、AMBIENT

TEMPは発信器の周囲温度、METER BODY TEMP は

接液部温度を示しています。温度下限値は、どちら

も-20です。

重要事項:

この温度を越えると防爆性能は保証できなくなります。

その可能性がある場合は、断熱処置を施したり、通風の

よい所を選ぶなどして、本器 の温度がこれらの上限値以

下となるような処置を施してください。

参考資料

労働省産業安全研究所「新・工場電気設備防爆指針(ガ

ス防爆1985)」

図2 - 1 銘板と合格標章

参考資料

労働省産業安全研究所「新・工場電気設備防爆指針

(ガス防爆1985)」

使用上の注意事項

本質安全防爆形の使用にあったっては、特に次の事項に

ご注意ください。

• 配線方法、設置

配線工事は、防爆指針に従って行ってください。詳

細については、2.4.3 本質安全防爆形の配線を参照

してください。

• 保守

部品の変更、内部配線変更などは、本質安全防爆構造

の防爆性を保てなくなりますので、行わないでくださ

い。修理される場合は、プリント基盤単位で交換して

ください。

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第2章 本器の設置

2 - 2

図2 - 2 伝送器本体の取付け

2.2 据付け2.2.1 据付け寸法付録Bの本器の外形を参照してください。

2.2.2 据付け場所2.1.1 一般的な設置条件を参照してください。

2.2.3 発信器本体の据付け据付けに必要な部材

本器の設置には以下の部材をご用意ください。

• 2Bパイプ

• 取付ブラケット(Uボルト、ナット、取付けボル

ト)・・・オプション

据付け方法

据付けには次の方法があります。

・ パイプ・スタンション据付け(図2-2参照)

いずれも取付ブラケットを用いて垂直または水平の50A

パイプにUボルトで固定します。受圧部本体の裏面に4

個のボルト穴がありますのでブラケットに取付けてくだ

さい。パイプは基礎にしっかり固定し、ぐらつかないよ

うにしてください。ただし、ラインマウントの場合は、

ラインパイプに50Aパイプを取付ける装置をご用意くだ

さい。

注) 50Aパイプに発信器を取付ける手順は、据付け

方向によって発信器-ブラケット-50Aパイプ

の組付順序が異なりますのでご注意ください。

水平パイプ据付け  垂直パイプ据付け

2.2.4 発信器本体の据付け姿勢据付け姿勢は特に制約はありませんが、受圧ダイヤフラ

ムが垂直になるように据付けることが最良の方法です。

傾けて据付けた場合は、ゼロ点の校正を以下の手順で

行ってください。

次の手順でゼロ点校正を行います。

発信器の入力圧が均圧になるようにします。

S-SFC によるゼロ点校正の操作本器 の差圧が0 kPa であるかどうかをチェックします。

上記の手順でS-SFC の画面が 0kPa にならない場合は次

の手順以降でゼロ点校正を行います。

ブラケット

Uボルト

2Bパイプ

発信器固定用ボルト

Uボルト用

手順 S-SFCの画面

1.S-SFC の電源スイッ

チをONにし、プロセス

が手動制御モードである

ことを確認後、

キーを押します。

2. キーを押しま

す。

3. 、 の順

でキーを押します。

ループハ マニュアルデスカ?

シフト

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

ニュウリョク FIT-1234 0.0000 kPa

〔 ID 〕 ヲ ドウゾ

DSTJ TAG NO.

リニア DP FIT-1234

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2 - 3

手順 S-SFCの画面

4. 、 の順

でキーを押します。

5. キーを押しま

す。

6. キーを押しま

す。

7. キーを押しま

す。

8.手順3で入力値が0.00

となることを確認しま

す。ゼロ点校正が完了し

ました。

以下の手順で0.005kPaが表示された場合の校正方法に

ついて説明しています。

ニュウリョク FIT-1234 ゼロ コウセイ カンリョウ

ニュウリョク FIT-1234 0.005 kPa

シフト

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

ニュウリョク FIT-1234ニュウリョクハ ゼロデスカ?

ニュウリョク FIT-1234 ヨロシイデスカ !?

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

S-SFC が上記以外の画面を表示した場合は第4章を参照

して対処してください。

2.3 配管2.3.1 流量測定の配管2.3.1.1 配管についてはじめに

配管方法は本器の位置、パイプラインの設置状態などに

より異なりますが、一般的には3 方マニホールド弁を使

用し、必要に応じて延長用のエクステンション・パイプ

を接続します。

高圧側と低圧側の配管接続口がありますので、工事の際

は注意してください。

3 方マニホールド弁は別売りです。

3 方マニホールド弁(別売り)

3 方マニホールド弁には次に示す一般形があります。

図2 - 3 3 方マニホールド弁

エクステンションパイプ(別売り)

エクステンション・パイプには次の図に示すストレート

形とユニオン形があります。

均圧弁MVG1形

ストップ弁

ストップ弁

ユニオン

a.ストレート形    b.ユニオン形図2 - 4 エクステンション・パイプ

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第2章 本器の設置

2 - 4

低圧側 高圧側

H

本器の高圧側の表示

本器のセンタボディの高圧側には、高圧を示す Hが表示

してありますので、配管の際に必ず確認してください。

(無印の側が低圧)となります。

図2 - 5 センタボディ上の高圧側表示

使用配管の選択

プロセスからの導圧配管は、プロセス圧力などの条件に

より配管のスケジュール番号や呼び厚さを決めてくださ

い。

例としては、1/2B、スケジュール番号80の鋼管がありま

す。

必要な部品

配管には次の部品が必要です。配管例の図を参考にして

ご用意ください。

• 3方マニホールド弁

• 配管

• 元弁

• ユニオンまたはフランジ

• ティー

• ドレン弁

• ドレンプラグ

• ベントプラグ

• シールポット(蒸気流量測定用配管の場合のみ)

2.3.1.2 気体流量測定の配管推奨配管例-1

本器 がプロセス配管の差圧取り出し口より下にある場合

の代表的な配管例を次頁の図に示します。

次の点をお守りください。

・ 差圧取り出し部の配管は勾配をつけて取り出してく

ださい。

図中の勾配記号   の意味:低位   高位

・ 配管後、導圧管、3 方マニホールド弁、発信器などに

圧力漏れがないことを確認してください。

プロセス配管(水平)

プロセス配管(垂直)

図2 - 6 気体流量測定の配管例(本器がプロセス配管の差圧取り出し口より下にある場合)

推奨配管例-2

本器がプロセス配管の差圧取り出し口より上にある場合

の代表的な配管例を次の図に示します。

次の点をお守りください。

• 差圧取り出し部の配管は勾配をつけて取りつけてく

ださい。

図中の勾配記号   の意味:低位   高位

• 配管後、導圧管、3 方マニホールド弁、発信器などに

圧力漏れが起きないことを確認してください。

差圧取り出し口

オリフィス

高圧側 低圧側

元弁

ガス抜きプラグ

勾配

勾配

勾配

元弁

オリフィス

ガス抜きプラグ

差圧取り出し口

3方マニホールド弁

低圧側 高圧側

ドレン弁

ドレン弁 ドレンプラグ

ティ-

勾配

勾配

勾配

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2 - 5

プロセス配管(水平)

図2 - 7 気体流量測定の配管例(本器がプロセス配管の差圧取り出し口より上にある場合)

プロセス配管(垂直)

2.3.1.3 蒸気流量測定の配管推奨配管例

本器 がプロセス配管の差圧取り出し口より下にある場合

の代表的な配管例を次頁の図に示します。

次の点をおまもりください。

• 差圧取り出し部の配管は勾配をつけて取りつけてく

ださい。

図中の勾配記号   の意味:低位   高位

• 配管後、導圧管、3 方マニホールド弁、発信器などに

圧力漏れが起きないことを確認してください。

• 垂直配管のとき、シールポットを図示のように段違

いの位置に設置すると、これまで生じやすかった差

圧計のゼロドリフトが予防できます。

なお、この場合は従来行った3方マニホールド弁に

よるゼロ調整はできません。シールポットを滴水に

オリフィス 差圧取り出し口

元弁

ガス抜きプラグ

高圧側 低圧側

勾配

勾配

プロセス配管(垂直)

プロセス配管(水平)

図2 - 8 蒸気流量測定の配管例(本器がプロセス配管の差圧取り出し口より下にある場合)

オリフィス

元弁

差圧取り出し口

高圧側 低圧側

シールポット

勾配

勾配

勾配

オリフィス

差圧取り出し口

元弁

ガス抜きプラグ

ガス抜きプラグ

高圧側

低圧側

3方マニホールド弁

ティ-

勾配

勾配

段違い位置で生ずるゼロシフトは、S-SFCでゼロ調整

を行います。

オリフィス

3方マニホールド弁

元弁

差圧取り出し口

シール・ポット

高圧側

低圧側

ドレンプラグ ドレン弁

ドレン弁

ティー

勾配

勾配

勾配

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第2章 本器の設置

2 - 6

2.4 電気配線2.4.1 一般形の配線はじめに

ここでは防爆基準の適用を受けない配線について説明し

ます。

注. S-SFCとの通信には、外部負荷抵抗が250Ω以上

必要です。受信計器側の負荷抵抗合計が250Ω以

下の場合は、必要な抵抗をループに挿入してく

ださい。

概 要

発信部ケースへの配線の引き込みは、次のように行って

ください。

• 本器の端子部への配線の引き込みは、コンジット穴

(G1/2メネジ)にコンジットパイプを取りつけ、こ

こを通してください。

• 雨水などの本器への侵入を防止するため、コンジッ

ト接続部はシール剤またはシールプラグにより塞い

でください。

• 配線のケーブルは、本器の本体に下方から入るよう

に設置してください。

• 必要に応じて電気配線方向変更用エルボ(付録仕様

に示してあるG1)を使用してください。

• 温度検出端の3線式測温抵抗体(PT100,JPT100)は

図のように配線してください。配線はシールドケー

ブルを使用してください。温度補正が不要な場合は

接続の必要はありません。

注. 温度補正が設定されている場合、端子がオープ

ンの時には自己診断で重故障と判断します。

注. PT入力接続後、安定に5分以上必要となることが

あります。

注. 測温抵抗体と、発信器の接続ケーブルの長さは

最長20mです。

接地

接地端子は本器の端子台上と外部の2カ所にあります

が、いずれかを接地してください。

• 接地端子はD種接地( 接地抵抗100オーム以下)、も

しくはより良質の接地に接続してください。

• 防爆形の場合は、必ず接地工事が必要です。

• 発信器近傍で溶接工事がある場合の注意

溶接機および溶接電源変圧器の接地は直接行い、発

信器設置用のスタンションパイプへの接地は行わな

いでください。溶接電流の影響を受ける場合があり

ます。

供給電源と外部負荷抵抗

本器の場合の外部負荷抵抗と、使用する電源電圧との関

係は、次の図の斜線の範囲内となるように決める必要が

あります。

外部の負荷抵抗とは、ループを構成するケーブルの抵

抗、途中に接続する計器の内部抵抗など、本器の出力端

防爆形の場合は、ここでの説明に加えて後述の耐圧特殊

防爆形の場合の説明をそれぞれ参照して工事を行ってく

ださい。

配線

配線は次の図を参照して行ってください。

図2 - 9 配線、接地端子図

受信計器

DC電源

+-

24V

測温抵抗体

Pt100Ω

RTD

S+I+

1110

98

7

65

43

21

AB

B

P-P+

S-

INSPECTION CERTIFICATE

Azbil Corporation

SHIELD

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2 - 7

動作可能範囲

0 23.417

250

45

外部負荷抵抗(Ω)

供給電源電圧(VDC)

1243 

図2 - 10 供給電源電圧と外部負荷抵抗の関係

2.4.2 耐圧特殊防爆形の配線指針

耐圧特殊防爆形の配線については、2.4.1一般形の配線の

説明と以下の説明を参照して工事を行ってください。詳

細は労働省産業安全研究所「新・工場電気設備防爆指針

(ガス防爆1985)」を参照してください。

錠締

本器は錠締構造となっています。まずM3 mm の六角レ

ンチを使用して発信器ケースの錠締を外してから配線を

行います。

図2 - 11 発信器ケースの錠締

耐圧パッキン式ケーブル・アダプタ

注 意・本器に付属の耐圧パッキン式ケーブル・アダプタ

は、発信器ケースの一部として検定試験を行い、

合格の証明を得ています。従って、付属のケーブ

ル・アダプタ以外のものとの組合せで外部配線の

引き込みを行った場合は、防爆の保証がありませ

んので十分ご注意ください。

・ケースカバーは最後まで充分に締めつけ、錠締し

てください。

・防爆形は発信部ケースの蓋に錠締をすることが義

務付けられています。

外部配線の引き込み

本器 へのケーブルの引き込みは、次の図に示す付属の耐

圧パッキン式ケーブル・アダプタあるいは電線管用

フィッチングを使用して行い、接続スペースを確保して

ください。使用する配線ケーブルは最高許容温度65以

上のケーブルを使用ください。

図2 - 12 耐圧パッキン式ケーブル・アダプタ

錠締

子に接続される抵抗の総和となります。

この図の横軸は本器の供給電源電圧、縦軸は外部負荷抵

抗値です。

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第2章 本器の設置

2 - 8

下部から上部へ移動する場合も同様の手順で行います。

手順

1.左右のアダプタフランジを固定しているボルト4本

を外します。

2.左右のベント・ドレンプラグ2 本を外します。

3.2 個のアダプタフランジを本器の上部にボルトで固

定します。

ボルトは規定トルクで締めつけてください。

規定トルク: SNB 7、SUS 630 20±1N・m

SUS 304 10±0.5

4.ベント・ドレンプラグ2 本のネジ部にシールテープ

を巻き、潤滑剤を吹きつけます。

5.ベント・ドレンプラグを本器の下部に締め込みま

す。

プラグは規定トルクで締めつけてください。

規定トルク: 5±0.3 N・m

2.5 プロセス接続口の位置変更2.5.1 プロセス接続口の上下位置を変更するはじめに

センタボディカバーのプロセス接続口の上下位置は、

ご指定のようになっていますが、これらの上下位置は

変更することができます。ここでは本器の下部に付い

ているプロセス接続口を、上部へ変更する場合につい

て説明します。

図2 -13 プロセス接続口の上下位置変更

アダプタ・フランジ

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3 - 1

第 3 章  本器の運転と停止3.2 タグNo.設定と仕様の確認3.2.1 通信を開始する重要事項

手順

S-SFCで本器と通信を開始する手順は、次のとおりです。

手順 S-SFCの画面

1.プロセスが手動制御モードにあることを確認します。

2.図3-1を参照して、S-SFCと本器を接続します。

3.S-SFC の電源スイッチをONにします。

キーを押します。

約20秒待ちます。

4. キーを押しま

す。

納入時はタグ番号は「××××××××」となっています。

この章の概要

この章では、まずS-SFCを本器に接続する方法と、キー

操作の原則について説明します。

次に、受入時に必要なタグNo.の設定と仕様の確認の方

法を説明します。

そして最後に測定前の準備、測定の開始と終了、本器 の

保守、交換時の運転停止に必要な事柄を測定対象別に説

明します。

3.1 運転準備3.1.1 S-SFCを接続するキー操作の一般原則

S-SFCのキーを操作するときは、次の点にご注意ください。

• キーは確実にゆっくり押してください。画面が反応

しないときはキー入力がされていません。もう一度

ゆっくり押し直します。

• キーを押してもデータ表示窓の画面が変化しない場

合は、この本器では使用しないキーの可能性があり

ます。必要なキーを押し直してください。

• 初期値状態から操作をやりなおしたい場合は、第5 章

を参照してださい。

S-SFCの接続位置

次の図でS-SFCを本器に接続する位置を示します。

S-SFCはVer.7.1以上をご使用ください。

注記事項:

S-SFCの通信ケーブルと本器のターミナルは必ず次のよ

うに接続してください。

赤線: Supply+ターミナル

黒線: Supply-ターミナル

(注) S-SFCとの通信には、外部負荷抵抗が250Ω以上必

要です。受信計器側の負荷抵抗合計が250Ω以下の

場合は、必要な抵抗をループに挿入してください。

図3 - 1 S-SFCの接続

注 意発信器プロセスが自動制御の状態で、S-SFCと本器

との通信を開始すると、一時的に出力が突変し、危

険な運転状態になることがあります。

本器と通信する前には、プロセスの制御ループを必

ず手動制御に切り換えてください。

〔 ID 〕 ヲ ドウゾ

ループハ マニュアルデスカ?

SCT TAG NO.

リニア DP XXXXXXXX

受信計器

DC電源

+-

24V

測温抵抗体

Pt100Ω

RTD

S+I+

1110

98

7

65

43

21

AB

B

P-P+

S-

Azbil Corporation

INSPECTION CERTIFICATE

SHIELD

250Ω

通信ケーブル

赤線黒線

S-SFC

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3 - 2

第3章 本器の運転と停止

手順 S-SFCの画面

1. 、 、

、 の順で

キーを押します。

2. 、 の順で

キーを押します。

3. 、 、

、 の順で

キーを押します。

4. キーを押しま

す。

・ タグ番号「FIT-1234」

が設定されました。

SCT TAG NO.

ツウシン チュウ...

SCT TAG NO.

リニア DP FIT-

SCT TAG No.

リニア DP FIT-1234

SCT TAG No.

リニア DP FIT-1234

3.2.2 タグNo.を設定する手順

本器 との通信を開始したら、次の手順でタグ番号を設定

します。

タグ番号は本器の銘板に表示してあります。

ここでは例として、「 F I T - 1 2 3 4 」を設定する場合

について説明しています。

入力の修正

入力をやり直すときは次のようにします。

アルファベットの入力を間違えたとき:

まず キーを押して英字モードを一端解除し、次

に、 キーを押してカーソルを一桁戻し、再び

キーを押してから入力し直します。

数値の入力を間違えたとき:

キーを押してカーソルを一桁戻してから 入力し

直します。

3.2.3 出力形式を表示、変更するはじめに

流量はしぼり機構で発生した差圧の平方根に比例し、本

器の出力差圧に比例します。この差圧をそのまま電気信

号に変換して出力する形式を「リニア」と呼び、本器内

部で差圧の平方根を計算して出力する形式を「開平」と

呼びます。

これらの形式はキー操作により表示、選択できます。

「開平」を選択した場合はさらに、ローフローカットオ

フ値、流量モード、ドロップアウト形式の設定ができま

す。4.5.7を参照してください。

手順

次の手順で本器の出力形式(リニア/開平)の表示、変

更を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押

します。

3. キーを押しま

す。

• 現在の出力形式(リ

ニアまたは開平)が

確認できます。

4.分岐:

・変更したい場合は、

キーを押し、

ステップ4に進みま

す。

・ キーを押すご

とに出力形式が切り

換わります。

・変更しない場合は、

キーを2回押

します。

(リニア)または

(開平)

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

シュツリョク リニア

シュツリョク カイヘイ

(次ページへ)

SCT CONFIG

シュツリョク?

SCT TAG NO.

リニア DP FIT

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3 - 3

手順 S-SFCの画面

5. キーを押しま

す。

注意:

この状態では、S-SFC

のデータが確定された

だけで、本器のデータは

変更されていません。

6.右の画面がでてく

るまで キーを押します。

7. キーを押し ま

す。

• この時点で、S-SFCで

設定したデータが本

器に送られます。

• 出 力 形 式 が「リニ

ア」、または「開平」

に変更されました。

8. キーを押しま

す。

9. 、 の順

でキーを押します。

• データは本器の不揮

発性メモリに強制書

き込みされました。

    ↓

カットオフ SFC ニ トウロク シマシタ

シュツリョク リニア

シュツリョクデータヲ テンソウシマスカ ?

DSTJ FIT-1234

ツウシン チュウ...

DSTJ FIT-1234

キョウセイカキコミ カンリョウ

DSTJ FIT-1234 ツギノ ソウサヲ ドウゾ

シュツリョク ツウシン チュウ...

テンソウ カンリョウ!

手順 S-SFCの画面

キーを押します。 タンイ FIT-1234

kPa  d

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

DP-URV FIT-1234

50 kPa d

DAMP FIT-1234

1.0 s

手順 S-SFCの画面

キーを押します。

DP-LRV FIT-1234

0.0000 kPa d

3.2.4 測定差圧の工業単位を確認する手順

次の手順で、測定圧力の工業単位を確認します。

ここでは、[kPa] が設定されている場合について説明し

ます。(単位の添付dは差圧を意味します)

工業単位を変更する場合は、第4 章を参照してくださ

い。

3.2.5 差圧レンジの下限値と上限値を確認する

手順

次の手順で、差圧レンジの下限値と上限値を確認しま

す。ここでは、仕様が次のようになっている場合の確認

手順について説明します。

• 下限値(LRV) : 0.0000 kPa

• 上限値(URV) : 50 kPa

差圧レンジを変更する場合は、第4 章を参照してくださ

い。

3.2.6 ダンピング時定数を確認する手順

次の手順で、ダンピング時定数を確認します。

ここでは、[1.0秒] が設定されている場合について説明し

ます。

ダンピング時定数を変更する場合は、第4 章を参照して

ください。

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3 - 4

第3章 本器の運転と停止

3.2.7 設計圧力を表示、変更するこの値を設定することで圧力補正が実行されます。

(設定しないと圧力補正はされません。)

通常は組み合わせて使用する絞り機構(オリフィス等)

の計算書に記載の設計圧力値を設定します。

注:単位の添字gはゲージ圧を意味します。

補正値の単位を変更したい場合は4章の工業単位の

表示・変更を参照ください。

手順

3.2.8 設計温度を表示、変更するこの値を設定することで温度補正が実行されます。

(設定しないと温度補正はされません。)

通常は組み合わせて使用する絞り(オリフィス等)の

計算書に記載の設計温度値を設定します。

注:補正値の単位を変更したい場合は4章の工業単位の

表示・変更を参照ください。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押

します。

3. キーを押しま

す。

・圧力値が設定されて

いる場合はその値

を、設定されていな

い場合はアツリョクホセイナシ

と表示されます。

4.分岐:

・変更したい場合は数

値を入力します。

・ キーで圧力補

正の有無が切り替え

られます。

・変更しない場合は、

キーを2回押

します。

5. キーを押しま

す。

6. キーを押し

ます。

手順 S-SFCの画面

7. キーを押し ま

す。

8. キーを押しま

す。

9. 、 の順

でキーを押します。

不揮発性メモリに書き

込みが完了しました。

または

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押

します。

3. キーを押しま

す。または

(次ページへ)

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG

セッケイデータ?

PP-REF

0.098 MPa g

PP-REF

アツリョホセイ ナシ

PP-REF

SFC ニ トウロクシマシタ

セッケイデータデータヲ ソウシンシマスカ?

セッケイデータテンソウ カンリョウ !

SCT XXXXXXXX

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT CONFIG

セッケイデータ?

SCT XXXXXXXX

ツウシンチュウ. . .

SCT XXXXXXXX

キョウセイカキコミ カンリョウ

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG

セッケイデータ?

PP-REF

アツリョホセイ ナシ

PP-REF

0.0098 MPa g

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3 - 5

手順 S-SFCの画面

4. キーを押しま

す。

・温度値が設定されて

いる場合はその値

を、設定されていな

い場合はオンドホセイナシ

と表示されます。

5.分岐:

・変更したい場合は数

値を入力します。

・ キーで圧力補

正の有無が切り替え

られます。

・変更しない場合は、

キーを2回押

します。

6. キーを押しま

す。

7. キー3回押し

ます。

8. キーを押しま

す。

9. キーを押しま

す。

10. 、 の

順でキーを押します。

不揮発性メモリに書き

込みが完了しました。

または

3.2.9 補正形式を表示、変更する本製品は質量流量(基準状態における体積流量:Nm3/

を含む)

測定時と体積流量測定時の補正形式が異なります。

ここでは補正形式の表示、変更をします。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押

します。

3. キーを押しま

す。

4. キーを2回押

します。

5.分岐:

・変更したい場合は

キーを押しま

す。

・変更しない場合は、

キーを2回押

します。

6. キーを押しま

す。

7. キーを押し

ます。

8. キーを押しま

す。

または

PT-REF

20.00 ° C

PT-REF

オンドホセイ ナシ

PP-REF

SFC ニ トウロクシマシタ

セッケイデータデータヲ ソウシンシマスカ?

セッケイデータテンソウ カンリョウ !

SCT XXXXXXXX

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT CONFIG

セッケイデータ?

SCT XXXXXXXX

ツウシンチュウ. . .

SCT XXXXXXXX

キョウセイカキコミ カンリョウ

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG

セッケイデータ?

PP-REF

アツリョホセイ ナシ

PP-REF

0.0098 MPa g

または

ホセイケイシキ シツリョウ リュウリョウ

ホセイケイシキ タイセキ リュウリョウ

(次ページへ)

ホセイケイシキSFC ニ トウロクシマシタ

セッケイデータデータヲ ソウシンシマスカ?

セッケイデータテンソウ カンリョウ !

SCT CONFIG

セッケイデータ?

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3 - 6

第3章 本器の運転と停止

手順 S-SFCの画面

9. キーを押しま

す。

10. 、 の

順でキーを押します。

不揮発性メモリに書き

込みが完了しました。

3.2.10 静圧のエレベーション値を表示、変更する

蒸気等、導圧管にシール液を張って流量測定する際、

シール液のヘッド圧をキャンセルする目的で使用しま

す。

配管を大気開放にした状態で指示計に表示されている静

圧の値が、現在のヘッド圧となります。(エレベーショ

ン値は圧力補正演算のみに使用され、静圧の測定値、指

示値はキャンセルされません)

例:ヘッド圧が10kPa gかかる時、エレベーション値を

10kPa gと設定します。

注:単位の添字gはゲージ圧を意味します。

補正値の単位を変更したい場合は4章の工業単位の

表示・変更を参照ください。

SCT XXXXXXXX

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT XXXXXXXX

ツウシンチュウ. . .

SCT XXXXXXXX

キョウセイカキコミ カンリョウ

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押

します。

3. キーを押しま

す。

4. キーを1回押

します。

または

手順 S-SFCの画面

5.分岐:

・変更したい場合は数

値を入力します。

・変更しない場合は、

キーを2回押

します。

6. キーを押しま

す。

7. キーを4回押

します。

8. キーを押しま

す。

9. キーを押しま

す。

10. 、 の

順でキーを押します。

不揮発性メモリに書き

込みが完了しました。

SCT CONFIG

セッケイデータ?

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

PP-REF

アツリョホセイ ナシ

PP-REF

0.0098 MPa g

PP-ELV

0.0000 MPa g

PP-REF

SFC ニ トウロクシマシタ

セッケイデータデータヲ ソウシンシマスカ?

セッケイデータテンソウ カンリョウ !

SCT CONFIG

セッケイデータ?

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT FIT-1234

ツウシン チュウ...

SCT FIT-1234

キョウセイカキコミ カンリョウ

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3 - 7

手順 S-SFCの画面

1.S-SFC の電源スイッ

チをONにし、プロセス

が手動制御モードである

ことを確認後、

キーを押します。

2. キーを押しま

す。

3. 、 の順で

キーを押します。

3.3 測 定3.3.1 流量測定3.3.1.1 運転の準備をする重要事項

次の手順で、本器の受圧部にプロセス圧を導入します。

プロセス圧力の導入操作

手順

1.高・低圧側の元弁(図2-32、図2-33参照)を開き、

導圧管内にプロセス流体を導入します。

2.本器の受圧部内をプロセス流体で充満させます。1. 高圧側ストップ弁を徐々に開き、プロセス流

体が充満した所で弁を閉じます。2. 低圧側ストップ弁を徐々に開き、プロセス流

体が充満した所で弁を閉じます。

3.本器にかかる差圧をゼロにします。・ 高圧側ストップ弁 を徐々に開き、本器の受圧

部内にプロセス圧を導入します。本器の高圧側、低圧側に等しい圧力が加わった(均圧状態)状態となります。

4.導圧管、3方マニホールド弁、本器などに圧力リー

クのないことを確認します。

次の手順でゼロ点校正を行います。

S-SFC によるゼロ点校正の操作

本器 の入力が0 kPa であるかどうかをチェックします。

手順3 のS-SFC の画面が0kPa にならない場合は手順4以

降でゼロ点校正を行います。

(次ページへ)

DSTJ TAG NO.

リニア DP FIT-1234

シフト

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

ニュウリョク FIT-1234 0.0000 kPa

注 意

・ プロセスが手動制御モードにあることを確認しま

す。

自動制御モードの場合、必ず手動制御モードに切

り変え、以下の作業を実施してください。

・ 身体に有害な流体のエア抜き作業は、身体に危険

をおよぼさない処置をし、充分注意して行ってく

ださい。

・ 手順に入る前に配管上の差圧取出し弁(元弁)、

ドレン弁、ガス抜きプラグ(図2-32、図2-33参

照)および3方マニホールド弁のストップ弁は、

高・低圧側とも閉じた状態になっていること。ま

た3方マニホールド弁の均圧弁は開いた状態になっ

ていることを確認します。

ループハ マニュアルデスカ?

〔 ID 〕 ヲ ドウゾ

3方マニホールド弁

高圧側ストップ弁

ドレンプラグ

ドレンプラグ

低圧側ストップ弁

高圧側 低圧側

均圧弁

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3 - 8

第3章 本器の運転と停止

手順 S-SFCの画面

4. 、 の順で

キーを押します。

5. キーを押しま

す。

6. キーを押しま

す。

7. キーを押しま

す。

8.手順3 で入力値が0.00

となることを確認しま

す。ゼロ点校正が完了し

ました。

(つづき)

手順3で0.005kPa が表示された場合の校正方法について

説明しています。

S-SFC が上記以外の画面を表示した場合は第5 章を参照

して対処してください。

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

ニュウリョク FIT-1234ニュウリョクハ ゼロデスカ?

ニュウリョク FIT-1234 ヨロシイデスカ !?

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

ニュウリョク FIT-1234 ゼロ コウセイ カンリョウ

ニュウリョク FIT-1234 0.005 kPa

3.3.1.2 運転を開始する手順

次の手順で弁を操作し、本器 にプロセスの差圧を印加し

てからS-SFC のキーを操作し測定値を表示させます。

プロセス圧を印加する操作

(次ページへ)

手順

1.3方マニホールド弁が、以下の状態になっているこ

とを確認します。

1. 高圧側 ストップ弁:全開

2. 低圧側 ストップ弁:全閉

3. 均圧弁:全開

2.

1. 均圧弁を閉じます。

2. 低圧側 ストップ弁を徐々に開きます。

シフト

3方マニホールド弁

高圧側ストップ弁

ドレンプラグ

ドレンプラグ

低圧側ストップ弁

高圧側 低圧側

均圧弁

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3 - 9

手順 S-SFCの画面

3. 、 の順で

キーを押します。

4. キーを押しま

す。

5.測定を終了したときは、通信ケーブルのクリップ

を外し、プロセスを通常の運転に切り換えます。

(つづき)

測定値を表示する操作

ここでは次の場合について説明しています。

• 設定レンジの 下限値 : 0 kPa

上限値 : 50 kPa

• 本器 の入力差圧 : 25 kPa

この場合の出力は50% となります。(リニア出力の

場合)

• 入出力値が対応していない場合は設定レンジ、入出

力値を再確認してください。それでも入出力値が対

応しない場合は第5 章を参照してトラブルシューティ

ングを行います。

• データの表示値が安定しないときは第4 章を参照して

ダンピング時定数を調節します。

ニュウリョク FIT-1234 ツウシン チュウ...

シュツリョク FIT-1234

50.00 %

ニュウリョク FIT-1234

25 kPa

3.3.1.3 運転を停止する手順

本器 の運転を停止する場合、次の手順で行います。

手順

1.本器の電源を切ります。

2.3方マニホールド弁が、以下の状態になっているこ

とを確認します。

1. 低圧側 ストップ弁を閉じます。

2. 均圧弁を開きます。

3. 高圧側 ストップ弁を閉じます。

3.高・低圧側の元弁(図2-32、図2-33参照)を閉じま

す。

注 意発信部のケースの蓋は確実に閉めてください。確

実に閉まっていないと雨水などが入って、内部の

端子やエレクトロニクス・モジュールが傷む原因

となります。

注 意

・ 長期間にわたり運転を停止する時は、導圧管内お

よび本器受圧部内のプロセス流体を抜いてくださ

い。

・ 均圧弁は開いた状態にしておいてください。

シフト

3方マニホールド弁

高圧側ストップ弁

ドレンプラグ

ドレンプラグ

低圧側ストップ弁

高圧側 低圧側

均圧弁

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3 - 10

第3章 本器の運転と停止

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4 - 1

この章の概要

S-SFC は本器の測定データの確認や、設定データの変更

などに使います。

この章では、S-SFC で本器と通信する方法など、S-SFC

による操作の基本について説明します。

S-SFC の詳細内容については、S-SFC 取扱説明書(CM1-

SFC100-2001 )を参照ください。

4.1 S-SFCで通信する前に4.1.1 S-SFCを使って行うことはじめに

S-SFC で本器と通信し、測定データを読み取ったり、設

定データを変更したりすることができます。ここではS-

SFCの機能を目的別に説明します。

通信の開始

まずS-SFC と本器の通信を開始します。

測定データの表示

測定データの表示機能には次のものがあります。

• 本器に入力している差圧(工業単位)の表示

• 本器が発信している出力(%)の表示

自己診断結果の表示

本器およびS-SFC の(診断結果)を表示できます。

詳しくは第5章を参照してください。

印字

プリンタ付のS-SFC では次の印字機能を使用することが

できます。

• 本器の内部データの印字(メンテナンス・プリン

ト)

• キー操作に対する本器の応答結果の印字(アクショ

ン・プリント)。

本器の設定データの表示と変更

次の設定データを表示・変更することができます。

• タグNo.

• 出力形式

• 表示形式(実目盛表示/%表示)

• 工業単位の上・下限値

• 設定レンジの下限値(差圧/静圧/温度)

• 設定レンジの上限値(差圧/静圧/温度)

• 設定レンジのスパン(表示のみ)

• 測定圧力、温度の工業単位

• ダンピング時定数

• ローフローカットオフ値

• 異常時処理の方向(表示のみ)

• 製造番号(表示のみ)

• ソフトウエアバージョン(表示のみ)

• 測定可能な差圧/静圧/温度の最大値(表示のみ)

• 温度センサタイプ

• DE出力

設定データの強制書き込み

設定データを変更したら、安全のためS-SFC を操作して

必ず本器の不揮発性メモリに強制書き込みしてくださ

い。

本器に入力した設定データは強制書き込みをしなくても

入力後約30秒で自動的に不揮発性メモリに書き込まれ、

本器の電源を切っても保持されます。

保守

本器のループチェックを行うときは定電流源モードが使

用できます。(4.6項参照)

その他

S-SFC には日付、名前などのメモを記録できるスクラッ

チパッド機能があります。

第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4.1.2 キー操作、画面との対話の原則キー操作の一般原則

S-SFC のキーを操作するときは、次の点にご注意くださ

い。

• キーはゆっくり確実に押してください。画面が反応

しないときはキー入力を受け付けていません。もう

一度ゆっくり押し直します。 

• キーを押してもデータ表示窓の画面が変化しない場合

は、その段階では無効なキーか、本器では使用しない

キーの可能性があります。必要なキーを押し直してく

ださい。 

• キー操作を間違えるなどして、もう一度納入時の状

態から作業をやりなおしたい場合は、第4章を参照し

てください。

画面との対話の原則

S-SFC は対話方式で操作できます。

次の原則に従って画面と対話してください。

• 画面の質問に"Yes"と答えるときは キーを押し

ます。

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 2

手順

1. (白)キーを押します。

• データ表示窓にカーソルがブリンキング表示され

ます。

2.入力したいアルファベットのキーを押します。

• 入力したアルファベットが表示されます。

• アルファベットはキーの右肩に表示してあります。

3.アルファベットの入力を終了するときはもう一度

キーを押します。

数字、記号を入力する場合、およびキーの中央部に表示

されている機能を使用する場合は次の手順で行います。

手順

1.データ表示窓にカーソルがブリンキング表示さ

れているときは キーを押します。

• _カーソルが表示されます。

2.希望のキーを押します。

キーのすぐ上に表示されている機能を使用する場合は次

の手順で行います。

手順

1. キーを押します。

• データ表示窓に「SHIFT-」が表示されます。

2.希望のキーを押します。

専用機能で画面の質問に"Yes"と答えると次の階層に

進みます。

"EXIT?"の質問にYesと答えると第1階層に戻ります。

• 画面の質問に"No"と答えるときは キーを押しま

す。

専用機能で画面の質問に"No"と答えると、前のレベ

ルの階層に戻ります。

"EXIT?"の質問にNoと答えると、その機能の最初の

画面に戻ります。

• 同じ階層の中で異なる機能を選ぶときは キーま

たは キーを押します。

4.1.3 S-SFCのキーボードキーボードの外観

図4-1にS-SFC の日本語表記キーボードを示します。

図4 - 1 S-SFCのキーボード

4.1.4 キー入力の基本操作キー入力の手順

アルファベットを入力する場合、およびアルファベット

の入力を終了する場合は、次の手順で行います。

デジタル通信

英字

スパンY

診断U

ID A 専用機能

B ダンピング

C単位

D

設定G H

L

シフトクリア

(No) (Yes)

DE

アナ デジ

異常時処理

入力値 校正値消去

紙送り データ印字

バージョン

時刻メモ連続印字

強制書込

(通信開始)

Q

M

I

ELRV0%

F

J K

7N

8O

9P

4R

5S

6T

URV100%

1V

2W

3X

0Z /

+ / –

URL

メニュー 出力%

校正

S-SFC

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4 - 3

4.1.5 S-SFCのキーの機能はじめに

S-SFC のキーは、主要な機能別に色分けしてあります。

S-SFC の機能には、他の機器にも共通して適用している

機能と、本器のみ適用できる機能(専用機能)とがあり

ます。

共通の機能は キー、 キー、アルファベッ

トキー、数字キーなどで使用します。( キーを

押してから使用する機能も含みます。)

専用機能は階層構造になっており、まず キーを

押してから使用します。

キーの機能の色分け

キーボード上の32個のキーは機能別に5種類に色分けし

てあり、必要なキーを見つけやすくしてあります。

キーの機能の色分けは次のようになっています。

注意:

本器による測定では使用しないキーもあります。

キーの色分け     主な機能

緑色のキー • 本器との通信を開始する

• 本器専用の機能を使用できるよ

 うにする

• 測定条件を設定、変更する

• 本器に設定されているデータを

 表示する

• メニューを選択する

橙色のキー • 測定データを表示する

• 画面を選択する

• データを保存する

黄色のキー • 数値を入力する

• データを印字させる

• メモを取れるようにする

深緑色のキー • 診断をする

• 設定レンジのスパンを確認する

白色のキー • データ表示窓でカーソルを移動

 する

• 他の色のキーの機能を変える。

• 現在設定している内容を取り消す。

全ての色のキー • アルファベットを入力する。

 ( キーを押してから使用す

 る)

緑色のキーの機能

緑色のキーについて、単独で押した場合と キーに

続けて押した場合の機能を説明します。

主な機能は次のとおりです。

• 本器との通信を開始する

• 本器専用の機能を表示・変更できるようにする

• 測定条件を表示、変更する

• 本器に設定されているデータを表示する

• パラメータ(アイテム)を選択する

本器では使用しません。

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

機能なし

コンフィギュレーションを表示します。

         説明

キー上 キーにの キー単独で押したとき 続けて押

表示 したとき

ID: 本器との通信を開始します。本器のTAG No.が表示されます。TAG No.はこの画面で変更できます。

専用機能: 本器専用の機能を使用する場合のキーです。この専用機能は階層構造になっています。4-1-6を参照してください。

ダンピング: 現在のダンピング時定数が表示されます。この画面でダンピング時定数を変更することができます。

単位: 現在の工業単位が表示されます。この画面で工業単位を変更することができます。

LRV0%: 現在の設定レンジの下限値(Lower Range Value)が表示されます。この画面で下限値を変更することができます。

URV100%: 現在の設定レンジ上限値(Upper Range Value)が表示されます。この画面で上限値を変更することができます。

メニュー: キー単独では機能しませんが、一連のグループ分けされた機能の中で一個のデータを選択するために使います。ex)[専用機能]キーに続けて押されると、出力形式(リニア/開平)の切替えに使用できます。

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 4

橙色のキーの機能

橙色のキーについて、単独で押した場合と キー

に続けて押した場合の機能を説明します。

主な機能は次のとおりです。

• 測定データを表示する

• 画面を選択する

• データを強制書き込みする

アルファベットについては、 キーを押してから

希望のアルファベットのキーを押せば表示されます。

黄色のキーの機能

黄色のキーについて、単独で押した場合と キーに

続けて押した場合の機能を説明します。

主な機能は次のとおりです。

• データを印字させる。

• 数値を入力する。

• メモを取れるようにする。

カーソルが画面に表示された時、有効となります。

         説明

キー上 キーにの キー単独で押したとき 続けて押

表示 したとき

設定: 他の機能と組合せて自動設定します。

:• 同一階層の次の機能を表示します。• キー、 キーの次に押すとダンピング時定数、工業単位を次に送ります。

:• 同一階層の前の機能を表示します。• キー、 キーの次に押すとダンピング時定数、工業単位を前に戻します。

出力: 本器の出力(%)を表示します。数値キーと組合せて定電流源にできます。(保守用機能)

校正: 設定レンジの校正に使用します。

(Yes): 本器にデータを送るときに使用します。画面の質問にYesと答える場合に使用します。

機能なし

機能なし

機能なし

入力値: 本器への入力差圧を表示します。

校正値消去:本器の設定データを納入時の状態に 戻 し ます。

強 制 書 込 :設定データを本器の不揮発性メモリに書き込み、本器の電源が切れても保持されます。

キー上の

         説明

表示キー単独で キーに続けて押したとき 押したとき

9: 数字の9を入力します。

8: 数字の8を入力します。

7~4: 数字の7~4を入力します。

3: 数字の3を入力します。

2,1: 数字の2,1を入力します。

+/-: を入力します。/: キーを一回押した後は/を入力します。

・: 少数点を入力します。→: キーを一回押した後はスペースを入力します。

0: 数字の0を入力します。

データ印字: 本器の内部データの一覧を印字します。これをメンテナンス・プリントと呼びます。(プリンタ付のS-SFCの場合のみ有効)

紙送り: 一回押すたびに印字用紙を一行送りプリンタフィードモードになります。 キーを1回押す度に一行送ります。この機能を取り消すときは キーを押します。

機能なし

バージョン: S-SFCが本器に接続してあると両方のソフトウエアバージョンを表示します。接続していないときはS-SFCのソフトウエアバージョンのみを表示します。

機能なし

時刻: 現在の年月日と時刻を表示します。(プリンタ付S-SFCの場合のみ有効)

メモ: メモを書き込むときに使用します。

連続印字: キーを操作する度、本器からの応答を印字します。これをアクション・プリントと呼びます。この機能を終了するときは

キーを押します。(プリンタ付S-SFCの場合のみ有効)

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4 - 5

深緑色のキーの機能

深緑色のキーについて、単独で押した場合と キー

に続けて押した場合の機能を説明します。

主な機能は次のとおりです。

• S-SFCと本器の自己診断をする。

• 設定レンジのスパンを表示する

アルファベットについては、 キーを押してから希

望のアルファベットのキーを押せば表示されます。

白色のキーの機能

白色のキーの機能を説明します。

主な機能は次のとおりです。

• カーソルを移動する。

• 他のキーの機能を変える。

• 現在設定している内容を取り消す。

カーソルが画面に表示されているとき有効となります。

キー上の

         説明

表示キー単独で キーに続けて押したとき 押したとき

診断: S-SFCと本器

の自己診断結果を

表示します。

スパン: 現在の設定

レンジのスパンを

表示します。

異常時処理: 異常時の

出力信号の処理方向を

表示します。

URL: 本器で測定可能

な差圧の最大値を表示

します。

キー上の

         説明

表示キー単独で キーに続けて押したとき 押したとき

→: カーソルを一桁

送ります。

←: カーソルを一桁

戻します。

一 回 押 す た び に

カーソルを切り替

えます。

_ ←→

シフト: カーソルが

以外の時に、(_

またはカーソルが表

示されないとき)各

キーの上部にある機

能を入力したいとき

に押します。

クリア(No): データ

表示窓の表示を解

除し、S-SFCを入

力待ちの状態にし

ます。

画面の質問にNoと

答えるときに押し

ます。

機能なし

本器では使用しませ

ん。

機能なし

機能なし

専用機能を終了すると

きに押します。

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 6

4.1.6 専用機能専用機能

S-SFCの専用機能には主に次のものがあります。

• 出力形式の設定

• 設計圧力・温度の設定

• 温度センサタイプの設定

• DSTJ ←→ SFCでのデータ転送

• ローフローカットオフ値の表示と変更

• 校正モードの設定/解除

• 定電流モードの設定/解除

• PROM NOの表示

階層構造

専用機能は階層構造になっており、まず専用機能キーを

押してから、その後の画面に表示される指示に従って操

作を進めてゆきます。

(次ページへ)

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4 - 7

B専用 機能

下記の①~⑧の項目の表示・設定をするモードにします

①の表示を行います

①第2変数(SV)の表示

①~⑧の表示・設定 をするモード から抜ける 場合

前 画 面

or

次 画 面

B専用 機能

クリア (NO)

(YES)

L

L

H

SCT CONFIG

   ダイ 2 ヘンスウ?

②の表示を行います

②PROM番号の表示

② クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

PROM NO. ?

③の表示を行います

③出力形式の設定

③ クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

    シュツリョク?

④の表示を行います

④設計圧力・温度の設定

④ クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

   セッケイデータ?

⑤の表示を行います

⑤温度センサタイプの設定

⑤ クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

   オンド センサ?

通常使用しません

クリア (NO)

L

H

SCT CONFIG

   タンイ セッテイ?

通常使用しません

クリア (NO)

L

H

SCT CONFIG

    オプション?

⑥の表示を行います

*1

⑥DSTJ  SFCでのデータ転送

⑥ クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

   セーブ・リストア?

⑦の表示を行います

*2

⑦校正モードの設定/解除

⑦ クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

   コウセイ モード?

⑧の表示を行います

*1:測定モードのときのみ表示されます。 *2:測定モードまたはDPモード、PPモード、PTモードのときのみ表示されます。 *3:測定モードまたはINPUTモードのときのみ表示されます。

*3

⑧定電流モードの設定/解除

⑧ クリア (NO)

(YES)

L

H

SCT CONFIG

   ニュウリョク モード?

クリア (NO)

(YES)

H

SCT CONFIG

   シュウリョウ シマスカ? SCT TEST

READY....

   キー・シーケンスに入る前

のレベルに戻ります

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 8

手順 S-SFCの画面

1.S-SFCの通信ケーブ

ルを接続します。

• 接続方法は第3章の

3-1を参照してくださ

い。

2.S-SFCの電源スイッ

チをONにし、プロセス

が手動制御モードである

ことを確認後、

キーを押します。

3. キーを押しま

す。

4.データ表示窓に表示

されたタグ番号により、

測定の対象としている本

器かどうかを確認しま

す。

• ちがう場合は、通信

ケーブルを適切な端

子に接続しなおして

手順2から操作をやり

直してください。

4.1.7 S-SFCを充電する充電の時期と時間

S-SFCの画面の上段中央に「:」のプリンキングが表示さ

れたら内蔵充電池の電圧が低下しています。すぐに充電

してださい。

そのまま放置されますと、充電池の寿命が短くなりま

す。

充電に要する時間は次のとおりです。

• 防爆形以外のS-SFC : 約6時間

• 本質安全防爆形のS-SFC : 約10時間

重要事項

手順

充電は次の手順で行います。

充電には、付属のバッテリチャージャを使用します。

注 意

・充電は非危険場所で行ってください。

4.2 通信を始めるときの操作重要事項

手順

S-SFCで通信をはじめるときは、次の手順で行います。

注 意

・S-SFCを使って本器と通信をはじめる前に、必ずプ

ロセスが手動制御モードになっていることを確認し

てください。

SCT TAG NO.

リニア DP FIT-1234

SCT TAG NO.

リニア DP FIT-1234

手順

1.S-SFCの電源スイッチをOFFにします。

2.通信ケーブルの発信器側を外します。

3.通信ケーブルのS-SFCのプラグを抜きます。

4.バッテリチャージャ・ケーブルのプラグをS-SFC

に接続します。充電がはじまります。

5.所定の充電時間が経過したら、バッテリチャー

ジャを外して充電を終了します。

ループハ マニュアルデスカ?

〔 ID 〕 ヲ ドウゾ

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4 - 9

手順 S-SFCの画面

1. 、8の順でキー

を押します。

• 記録紙が一行送られて

カミオクリモード に

なります。

• キーを一回押す

たびに記録紙は一行分

づつ送られます。

2.記録紙送り機能を解

除するときは、

キーを押します。

シフト

カミオクリ

カミオクリが消え、元の表示に

戻ります。

手順 S-SFCの画面

キーを押します。

• 本器の出力が50%であ

ることを示していま

す。

• クリアキーを押さない

限り約6s毎にくり返し

表示します。

シュツリョク FIT-1234

50 %

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

• ここでは差圧の例を • 本器に入力されている差

示しています。 圧が25kPa であることを

• 差圧/圧力/温度、 示しています。

各表示の切り換えは • クリアキーを押さない限

キーにより行い り約6s毎にくり返し表示

ます。 します。

シフト

DP ニュウリョク FIT-1234

25 kPa d

4.3 測定データを表示させる操作4.3.1 入力している値を表示する手順

本器にかかっている差圧/圧力/温度を表示するとき

は、次の手順で行います。

4.3.2 発信している出力(%)を表示する手順

本器が発信している出力を表示するときは、次の手順で

行います。

4.4 印字(プリンタ付の場合)4.4.1 印字機能の概要はじめに

プリンタ付のS-SFCを使用すると、本器内部の設定デー

タや、本器からの応答結果を印字させ保存できます。

印字機能の種類

印字機能には次の2種類があり、キー操作により使い分

けることができます。

• メンテナンス・プリント

本器の内部データ(タグNo.、ダンピング時定数、出力

レンジ、入力値、出力値など)を印字する機能です。

• アクション・プリント

S-SFCのキー操作に対する本器の応答をキー操作の度

に印字させる機能です。

プリンタの概要

行当たり24文字のサーマルプリンタです。

S-SFCの電源を入れるとプリントヘッドが一往復してと

まり、印字可能な状態になります。

このとき記録紙が約5mm送り出されます。

記録紙の送り方

記録紙を送るときは次の手順で行います。

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 10

メンテナンス・プリントの例

データ印字の例と各行の意味を説明します。

注意:

飽和蒸気補正仕様(付加仕様“F2”選択時)の場合、温

度入力に関する項目は表示されません。

4.4.2 内部データを印字する(メンテナンス・プリント)

印字されるデータ

タグ番号、ダンピング時定数、出力レンジ、差圧、出力

値、自己診断の結果などのデータを印字します。本器の

設定状態、故障状態の記録などに使用できます。

手順

メンテナンス・プリントは次の手順で行います。

この操作は測定中でも行うことができます。

手順 S-SFCの画面

1.右の画面が表示さ

れるまで、 キー

を押します。

2. キーを押し

ます。

3. キーを押し

ます。

• 印字が始まります。

4.途中で印字を終了

したいときは、

キーを押します。

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

インジチュウ

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

    ↓

シフト

SCT FIT-1234

ツウシン チュウ...

印字例 意味

    '03-11-25 01:23 年月日/時刻

    TAG No. TEST タグ番号

タイプ : DIFF.PRESSURE 発信器タイプ

ANA/DE : アナログ XMTR 出力信号形式

シュツリョク : カイヘイ 出力形式

ローカット : ゼロ<20.0% ローフローカット値

: リュウリョウ=セイホウコウ 流量モード

: シツリョウ リュウリョウ 補正形式

PROM # : 2012977107 シリアル番号

SW VER : 7.111 S/Wバージョン

DAMP : 0.0 SECONDS ダンピング定数

スパン : 50.0 kPa d スパン(差圧)

LRV : 0.000 kPa d LRV(差圧)

URV : 50.0 kPa d URV(差圧)

PP-REF : 1600 kPa g 設計圧力 *1

PP-ELV : 0.3 kPa 静圧エレベーション

PT-REF : 100.0 設計温度 *2

PT-ELV : 0.003 温度エレベーション

EULO : 0.000 m3/h EULO工業下限値

EUHI : 100.0 m3/h EUHI工業上限値

F/Sショリ : B/O アップ バーンアウト方向

シュツリョク : 37.16% 出力

ケイスウ : 0.6905 補正係数

センサ : T=31 (88 °F) 発信器のセンサ部温度

サアツ センサ 差圧センサ

URL : 100 kPa d 設定可能最大値

ニュウリョク : 10.0 kPa d INPUT

セイアツ センサ 静圧センサ

URL : 3.346 kPa g URL(設定可能最大レンジ)

スパン : 2000 kPa g 校正時のスパン

LRV : 0.000 kPa g 校正時のLRV

URV : 2000 kPa g 校正時のURV

ニュウリョク : 1000 kPa g INPUT

オンド センサ 温度センサ

SUB # : 2002977107 シリアル番号

URL : 650.0 URL(設定可能最大レンジ)

LRL : -200.0 LRL(設定可能最小レンジ)

スパン : 130.0 校正時のスパン

LRV : 0.000 校正時のLRV

URV : 130.0 校正時のURV

ニュウリョク : 80.0 INPUT

エレキ : T=31 (88 °F) エレクトロニクス・ボード部温度

   ジコシンダン ステータス

ジコシンダン ケッカ OK *3

図4 - 2 メンテナンス・プリント 印字例

*1)0 kPa abs の場合 :‘アツリョクホセイ ナシ’をプリントアウトします。

*2)0 K の場合 :‘オンド ホセイ ナシ’をプリントアウトします。

*3)通信時間 アナログ出力のとき約40秒デジタル出力のとき約20秒プリント時間 約55秒

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4 - 11

手順 S-SFCの画面

1.右の画面が表示さ

れるまで、 キーを

押します。

2. 、 の順で

キーを押します。

3. キーを押します。

次の内容が印字されま

す。

* アクション プリント * スタート

TAG. NO. FIT-1234

(タグNo.)

'98.12.10 13:10(日時)

4.これ以降、キー操作

の度に、本器からの応答

結果が印字されます。

5.この印字機能を終了

させるときは 、

の順でキーを押し

ます。

6. キーを押します。

* アクション プリント * エンド

 が印字され、印字が

 終了します。

4.4.3 応答結果を連続印字する(アクション・プリント)

印字されるデータ

S-SFCのキー入力に対する応答を、キー操作する度に印

字させます。

手順

データ印字する場合は次の手順で行います。

この操作は測定中でも行うことができます。

アクションプリントの例

キー操作に対応する印字例を示します。

操作キー 印字例

キー、 キー、 キー

* アクション プリント * スタート

T A G. N o. F I T-1234

'98.12.19 16:11

キー D A M P FIT-1234

キー 0.0 s

キー S P A N FIT-1234

、 、 キー 70.00 kPa

L R V FIT-1234

10.00 kPa

* アクション プリント * エンド

図4 - 3 アクション・プリント 印字例

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT FIT-1234

アクションプリント シマスカ?

インジチュウ...

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT FIT-1234

アクションプリント シマスカ?

インジチュウ...

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

シフト

シフト

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 12

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを5回押し

ます。

3. キーを押しま

す。

4. キーを1回押し

ます。

5. キーを押しま

す。

現在の単位コードが表

示されます。

6.分岐:

単位コードを直接入力

する場合、数字キー、

エンターを入力しま

す。(例は186を入力)

(コードと単位の対応

表を参照ください)

キーを押すと順番

に単位が切り替わりま

す。

4.5 本器の設定の表示と変更4.5.1 設定の表示、変更の概要表示、変更できる設定

S-SFCにより表示したり、変更できる本器の設定データ

には次のものがあります。これらの表示や変更は測定中

でも可能です。

設定の強制書込手順

設定データを変更したら次の手順で強制書き込みしてく

ださい。

注意:

本器に入力した設定データは強制書き込みしなくても入

力後約30秒で自動的に書き込まれ、本器の電源を切って

も保存されます。

手順 S-SFCの画面

、 の順で

キーを押します。

• データは本器に保存

 されました。

DSTJ FIT-1234

ツウシン チュウ...

シフト

4.5.2 タグNo.を表示、変更する3章 3.2.2を参照ください。

4.5.3 出力形式を表示、変更する3章 3.2.3を参照ください。

4.5.4 指示計(オプション)の工業量(実目盛)の単位を表示、変更する

はじめに

この機能は指示計の表示形式が「実目盛表示」の場合の

み有効となります。選択可能な単位は表4-1 を参照くだ

さい。指示計の詳細については1章1.4デジタル指示計を

参照ください。

DSTJ FIT-1234

キョウセイカキコミ カンリョウ(次ページへ)

SCT CONFIG

ダイ 2 ヘンスウ?

SCT CONFIG

タンイセッテイ?

タンイセッテイ タンイデータテンソウ?

タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?

シュツリョクタンイセッテイ 043

シュツリョクタンイセッテイ 186

:可 -:不可

項目 表示 変更

タグ番号

出力形式

表示設定

表示形式

工業量の上・下限値

設定レンジの下限値

設定レンジの上限値

設定レンジのスパン -

工業単位

ダンピング時定数

ローフローカットオフ値

異常時の出力振り切り方向 -

PROM No. -

ソフトウエアバージョン -

センサー部温度 -

温度センサタイプ

DE出力

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4 - 13

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを5回押

します。

3. キーを押しま

す。

4. キーを1回押

します。

5. キーを押しま

す。

現在の単位コードが表

示されます。

6. キーを押しま

す。

単位が表示されます。

7. キーを押しま

す。

実目盛の下限値0.00 l/m

で設定されています。

8.分岐:

下限値を変更する場

合、数字を入力し、

キーを押します。

変更しない場合は手順9

に進みます。

4.5.5 工業量(実目盛)の上・下限値を表示、変更する

はじめに

この機能は、指示計の表示形式が「実目盛表示」の場合

のみ有効となります。

指示計に工業量(実目盛)で表示する場合、その上限値

(100%出力の値)と下限値(0%出力の値)を設定しま

す。

(次ページへ)

手順 S-SFCの画面

7. キーを押し

SFCに登録します。

8. キーを3回押

します。

9. キーを押しま

す。

10. キーを押し

ます。

11. キーを押し

ます。

12. キーを押し

ます。

13. 、 の順

でキーを押します。

不揮発性メモリに書き

込みが完了しました。

シュツリョクタンイセッテイ SFC ニトウロクシマシタ

シュツリョクタンイセッテイ データヲテンソウシマスカ?

シュツリョクタンイセッテイ テンソウカンリョウ!

タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?

タンイセッテイ タンイセッテイシュウリョウ?

SCT CONFIG

タンイセッテイ?

SCT XXXXXXXX

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT XXXXXXXX

ツウシンチュウ. . .

SCT XXXXXXXX

キョウセイスキコミ カンリョウ

表4-1 主なEUコードと単位表

コード 単位 コード 単位31 l/s 94 Nm^3/h43 l/min 95 Nm^3/d82 l/h 128 t/s83 l/d 129 t/min84 kl/s 130 t/h85 kl/min 131 t/d86 ki/h 181 g/s87 kl/d 182 g/min88 m^3/s 183 g/h89 m^/min 184 kg/s90 m^3/h 185 kg/min91 m^3/d 186 kg/h92 Nm^3/h 187 kg/d93 Nm^3/min

SCT CONFIG

ダイ 2 ヘンスウ?

SCT CONFIG

タンイセッテイ?

タンイセッテイ タンイデータテンソウ?

タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?

シュツリョクタンイセッテイ 043

シュツリョクタンイセッテイ EU= l/m

EULO 0.00 l/m

EULO SFC ニトウロクシマシタ

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 14

リニア 開平(カットオフ値:デフォルト値)

開平(カットオフ値:任意の設定値)

ドロップアウトリニア ドロップアウトゼロ

出力

入力

出力

入力

出力

入力

出力

入力

7.1%

カットオフ値

カットオフ値

0.5%

4.5.6 ローフローカットオフ値を表示、変更する

はじめに

この機能は流量測定で出力形式が「開平」の場合に有効

となります。流量が一定値(ローフローカットオフ値

0~20%で設定可)以下になった場合は流量ゼロとして

扱うように設定することができます。

さらに、ドロップ・アウト形式(リニア/ゼロ)、流量

モード(正方向/両方向)などの選択もできます。

注) 流量モード

正方向 : 通常ほとんどの場合においてこのモード

で使用します。

両方向 : レンジを拡大して設定(例えばレンジを

ノーマル流量付近に設定)した場合や、可

逆オリフィスとの組み合せの様に逆流量

の出力を得たい場合に使用します。

図4 - 2 ローフローカット値の設定による入力と出力(%)の関係

手順

次の方法でローフローカットオフ値の設定、、ドロッ

プ・アウト形式(リニア / ゼロ)、流量モード

(DEFAULT/EXPAND)の選択を行います。

手順 S-SFCの画面

9. キーを押しま

す。

10.分岐:

上限値を変更する場

合、数字を入力し

キーを押します。変更

しない場合は手順11に

進みます。

11. キーを押し

ます。

12. キーを押しま

す。

13. キーを押し

ます。

14. キーを押しま

す。

15. キーを押し

ます。

16. 、 の順

でキーを押します。

不揮発性メモリに書き

込みが完了しました。

EUHI 100.0 l/m

EUHI SFC ニトウロクシマシタ

シュツリョクタンイセッテイ データヲテンソウシマスカ?

シュツリョクタンイセッテイ テンソウカンリョウ!

タンイセッテイ シュツリョクタンイセッテイ?

タンイセッテイ タンイセッテイシュウリョウ?

SCT CONFIG

タンイセッテイ?

SCT XXXXXXXX

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

SCT XXXXXXXX

ツウシンチュウ. . .

SCT XXXXXXXX

キョウセイスキコミ カンリョウ

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4 - 15

手順 S-SFCの画面

6. キーを押しま

す。

• ローフローカットオ

フ値(15%)が設定

されました。

手順 S-SFCの画面

7. キーを押しま

す。

• 現在のドロップアウ

ト形式が確認できま

す。

8.

• 変更したい場合は、

キーを押し、

設定したい画面を表

示します。

• 変更しない場合は、

手順10へ進みます。

9. キーを押しま

す。

• ドロップ・アウト形

式(リニア)が設定

されました。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

• 現在の出力形式が開

平であることを確認

します。

• 出力形式がリニアの

場合は、4.5.3項に従

い、開平に変更して

ください。

3. キーを押しま

す。

• 現在のカットオフ値

(デフォルト値 7.1%

または任意設定値)

が確認できます。

4.分岐:

変更しない場合:

キーを2回押しま

す。

変更する場合:

キーを押し、設

定したい画面を表示し

て、次の 手順に進みま

す。

• カットオフ値がデ

フォルトの時は、手

順13に進み、任意設

定値の場合は、次の

手順5と6でローフ

ローカットオフ値

(15%)を設定します。

5. 、 の順で

数値キーを押します。

ドロップ・アウト形式(リニアまたはゼロ)を設定する

操作

ここでは「リニア」を設定する場合について説明しま

す。

DSTJ CONFIG

シュツリョク?

シュツリョク カイヘイ

(開平)

   

カットオフ 15 %

カットオフ %

カットオフ デフォルト

    ↓

カットオフ 15 %

カットオフ SFC ニ トウロク シマシタ

カットオフドロップアウト = ゼロ

カットオフ ドロップアウト= リニア

カットオフ ドロップアウト= リニア

または

    ↓

カットオフ ドロップアウト= リニア

カットオフ SFC ニ トウロク シマシタ

ローフローカットオフ値を設定する操作

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 16

設定レンジを変更する操作

手順 S-SFCの画面

3.下限値を変更すると

きは キーを押し

ます。

4. 、 の順

で数値キーを押しま

す。

5. キーを押しま

す。

• 下限値が20.00kPaに

設定されました。

6.上限値を変更すると

きは キーを押し

ます。

7. 、 の順

で数値キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

• 上限値が60.00kPaに

設定されました。

9. 、 の順

でキーを押します。

• データは本器の不揮

発性メモリに強制書

き込みされました。

DSTJ FIT-1234

キョウセイカキコミ カンリョウ

DSTJ FIT-1234

ツウシン チュウ...

シフト

DP-LRV FIT-1234

0.0000 kPa d

LRV FIT-1234

20 kPa d

LRV FIT-1234

20.00 kPa d

URV FIT-1234

60 kPa d

URV FIT-1234

60.00 kPa d

URV FIT-1234

ツウシン チュウ...

LRV FIT-1234

ツウシン チュウ...

手順 S-SFCの画面

1.・下限値を表示させた

いときは キー

を押します。

・上限値を表示させた

いときは キー

を押します。

・スパンを表示させた

いときは キー

を押します。

2.・表示データを変更し

ない場合は

キーを押します。

・ キーを押して、

設定する項目(差圧(DP)/静圧(PP)/温度(PT))の切り換えを行います。

4.5.7 設定レンジの上・下限値、スパンを表示、変更する

手順

次の手順で設定レンジの上・下限値とスパンに対応する

差圧、静圧、温度を表示、または変更します。ここで

は、設定レンジを次のように場合について説明します。

• 変更前差圧レンジ:0.0000~50.00kPa(スパン:50.00kPa)

• 変更後差圧レンジ:20.00~60.00kPa(スパン:40.00kPa)

注意:

• 静圧、温度レンジを変更する場合、それぞれ静圧(

PP)、温度(PT)モードに入った状態で下記手順を実

施します。各モードへの入り方は5章を参照ください。

レンジ変更後は、PP、PTモードを解除してください。

• スパンは下限値と上限値で自動的に決まります。

(表示のみ)

• 変更する場合は、スパンが変わらないように下限値

から行ってください。

• 上・下限値の変更とスパンの関係を示します。

下限値(LRV)の変更:ゼロ点の移動、スパンはそ

のまま (上限値も一緒に移動します。)

上限値(URV)の変更:スパンの変更、ゼロ点はそ

のまま (下限値は動きません)

下限値、上限値、スパンを表示する操作

DP-LRV FIT-1234

0.0000 kPa d

DP-SPAN FIT-1234

50.00 kPa d

DP-URV FIT-1234

50.00 kPa d

PP-LRV FIT-1234

0.000 kPa g

PT-LRV FIT-1234

0.0

URV FIT-1234

50.00 kPa d

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4 - 17

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2.単位を変更する場合

は、希望の単位が表示

されるまで キー

か、 キーを押し

て行きます。

キーを押すと、

1つ前の単位にもどり

ます。

静圧の単位

• 静圧の単位の添付、

“a”絶対圧と“g”

ゲージ圧の変更は

キーで行いま

す。

4.5.8 工業単位を表示、変更する選択できる工業単位選択できる工業単位には次のものがあります。キー操作によりこの順序(または逆の順)で表示されますので、手順に従って設定してください。

• kPa → MPa → hPa → Pa → mbar → bar → inH2O→ inHg → PSI → mmH2O → mH2O → kg/cm2 →

g/cm2 → mmHg → kPa → .....

• → °F → K → °R → → .....

注意:

単位を変更すると表示差圧、出力レンジの値もその単位に対応した値に自動的に変わります。

※ キーを押す直前のデータ表示が行われていた

プロセス(差圧/静圧/温度)の単位について表示

されます。

例えば静圧の表示単位を変更する場合は、 、

キーでデータを表示させ、 キーにて静圧

に関するデータを選択したのち、 キーを

押してください。

手順次の手順で、工業単位を表示し変更します。ここでは、現在kPaが設定されている場合について説明します。

キーまたは

キーを押した場合

キーを押した場合

PP-タンイ FIT-1234

kPa g

PP-タンイ FIT-1234

MPa g

PP-タンイ FIT-1234

kPa g

4.5.9 ダンピング時定数を表示、変更するはじめにプロセス流体の流れの状態により差圧が脈動し、そのために本器の出力が不安定となって読み取りにくい場合は、ダンピング時定数を増やすと出力を安定させることができます。

選択できるダンピング時定数選択できるダンピング時定数には次のものがあります。キー操作によりこの順序(または逆の順)で表示されますので、手順に従って設定してください。実際の応答時間はこの値より約0.4秒遅くなります。単位は「秒」です。 • 0.0 → 0.16 → 0.32 → 0.48 → 1.0 → 2.0 → 4.0 →

8.0 → 16.0 → 32.0

手順次の手順でダンピング時定数を表示し変更します。ここでは現在1.0秒が設定されている場合について説明します。

注意: :

ダンピング時定数を変更する場合は現在の値より一段上を選択し、出力の変動具合をみてください。

注 意

・ダンピング時定数を大きくすると、出力の応答が遅く

なるので注意してください。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2.ダンピング時定数を

変更する場合は、希望

の値が表示されるまで

キーか

キーを押して行きま

す。

キーを押した場合

キーを押した場合

DAMP FIT-1234

ツウシン チュウ...

DAMP FIT-1234

1.0 s

DAMP FIT-1234

2.0 s

タンイ FIT-1234

0.48 s

手順 S-SFCの画面

3.単位変更後、

キーを押して初期画面

に戻ります。

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 18

4.5.11 PROM No.を表示するはじめに

本器のPROM No.はネック部のシールおよびエレクトロ

ニクスモジュールのPROM上のシールに記載してありま

す。S-SFCを使用して確認することができます。

手順

PROM No.の確認は次の手順で行います。

ここではPROM No.が「2000000000」の場合について説

明します。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押します。

2. キーを押します。

• バーンアウト方向なし

は「B/Oナシ」が表示さ

れます。

• バーンアウト方向あり

の場合は次のように表

示されます。

バーンアウト方向上

限: UPSCALE

バーンアウト方向下

限: DOWNSCAL

F/Sショリ FIT-1234

F/Sショリ B/O ナシ

シフト

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押し

ます。

3. キーを押しま

す。

4.PROM NO.を確認し

たら キーを2回押

します。

SCT CONFIG

シュツリョク?

SCT CONFIG

PROM NO. ?

PROM NO.

2000000000

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

4.5.10 異常時の出力振り切り方向を表示する

異常時の処理機能

本器が異常状態になったことを知らせるバーンアウト機能

には、次の3種類があります。

1. ノン・バーンアウト方向なし

 :本器は現在の出力値をそのまま出力します。

2. バーンアウト方向上限

 :本器は出力を強制的に上限に振り切らせます。  

(入力値に無関係)

3. バーンアウト方向下限

 :本器は出力を強制的に下限に振り切らせます。  

(入力値に無関係)

本器の標準はバーンアウト方向なしです。本器が異常状

態になった場合でも、異常状態の表示と内容の確認はS-

SFCにて行う事ができます。異常状態が回復した場合

は、自動的に正常な値が出力されます。

本器のバーンアウト方向は、付加選択仕様のバーンアウ

ト方向で選択され、S-SFCでの変更はできません。

• U : バーンアウト方向上限

• D : バーンアウト方向下限

これらの発信器は異常状態から回復しても出力はバーンア

ウトしたままとなります。

注意:

異常状態が発生した場合は、バーンアウト機能の種類に

関係なくS-SFCの画面にメッセージが表示されます。

手順次の手順により、バーンアウト時の出力の振り切り方向

を確認します。

手順 S-SFCの画面

3. キーを押し

てから キーを押

します。

• データは本器に保存

されました。

シフト

DSTJ FIT-1234

ツウシン チュウ...

DSTJ FIT-1234

キョウセイカキコミ カンリョウ

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4 - 19

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを4回押し

ます。あるいは

キーを3回押しま

す。

3. キーを押しま

す。

4.温度を確認したら

キーを2回押しま

す。

4.5.12 センサー部温度を表示するはじめに

S-SFCを使用して、本器のセンサー部(受圧部ではありま

せん)の温度を表示できます。

手順

センサー部の温度の確認は、次の手順で行います。

ここではセンサー部の温度が27の場合について説明し

ます。

SCT CONFIG

センサ オンド?

センサ オンドツウシン チュウ...

センサ オンドT=27 ゚C( 80 ゚F)

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

3.ソフトウエアバー

ジ ョ ン を 確 認 し た ら

キーを押します。

4.5.13 ソフトウエアバージョンを表示するはじめに

S-SFCを使用して、S-SFCと本器のソフトウエアバージョン

を表示できます。

手順

ソフトウエアバージョンの表示は、次の手順で行いま

す。

ここではソフトウエアバージョンが以下の場合について

説明します。

S-SFC : 7.3

本器 : B.1

S-SFC が発信器と通信開

始していない場合

S-SFC が発信器と通信開

始している場合

シフト

SCT FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

バージョン FIT-1234

SFC=7.3

バージョン FIT-1234 SFC=7.3XMTR=B.1

SCT CONFIG

シュツリョク?

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 20

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 現在の出力が表示さ

れます。

2. 、 の順で

数値キーを押します。

3. キーを押しま

す。

• 本器は12m(50%)を

出力しています。

• 「#」印は定電流源

モードを示し ます。

4.6 定電流源モード4.6.1 定電流源モードを設定するはじめに

本器から4mA(0%)~20m(100%)の間の任意の一定

の電流を出力するように、設定することができます。こ

の設定を定電流源モードと呼んでいます。

ループチェックを行うときに便利な機能です。

手順

定電流源モードは、以下の手順で設定します。

ここでは、出力を50%(12mA)に固定する場合につい

て説明しています。

・定電流源モードは、次項の手順により解除されます

が、S-SFCのキー操作が10分以上ないと自動的に解除

されます。

シュツリョク FIT-1234

10.00 %

シュツリョク ツウシン チュウ...

シュツリョク ツウシン チュウ...

シュツリョク FIT-1234

50

シュツリョク FIT-1234

50.00 % #

4.5.14 温度センサタイプを表示、変更する測温抵抗体の種類(PT100/JPT100)を選択します。

手順

以下の手順で行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを4回押

します。

3. キーを押しま

す。

4. キーを押して

測温抵抗体のタイプを

選択します。

5. キーを押しま

す。

(この場合はPt100を選

択)

6. キーを押す。

7.設定が完了しまし

た。

SCT CONFIG

ダイ 2 ヘンスウ?

SCT CONFIG

オンドセンサ?

オンドセンサオンドセンサ Pt100

オンドセンサオンドセンサ JPt100

オンドセンサオンドセンサ Pt100

オンドセンサ SFC ニトウロクシマシタ

オンドセンサ SFC ニトウロクシマシタオンド

オンドセンサ データヲテンソウシマスカ?

オンドセンサ ツウシンチュウ. . .

オンドセンサ テンソウカンリョウ!

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4 - 21

4.6.2 定電流源モードを解除する手順

定電流源モードを解除するときは、以下の手順で行いま

す。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

・ 現在の出力が表示さ

れます。

2. キーを押しま

す。

・ 定電流源モードが解

除されました。

・「#」印が消えたこと

を 確 認 し て く だ さ

い。

シュツリョク ツウシン チュウ...

シュツリョク FIT-1234

50.00 % #

シュツリョク ツウシン チュウ...

シュツリョク FIT-1234

ツギ ソウサヲ ドウゾ

4.7 インプットモードの設定/解除差圧、圧力、温度のどれかを擬似的に固定値に設定し補

正後の出力の確認を行います。

また、複数の値を固定値に設定することも可能です。

設定するときの単位は4.5.8を参照ください。

4.7.1 インプットモードを設定する手順

以下の手順で行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2.右の画面になるまで

キーを押します。

3. キーを押しま

す。

SCT CONFIG

ダイ 2 ヘンスウ?

SCT CONFIG

ニュウリョク モード?

ニュウリョク IN モードセッテイ DP ニュウリョク?

手順 S-SFCの画面

4.分岐:

キーで切り

替えます。

差圧を擬似入力にする

とき

圧力を擬似入力にする

とき

温度を擬似入力にする

とき

設定から抜けるとき

5. キーを押しま

す。

(ここではDP入力を設

定する場合を示しま

す。)

・ 現在のプロセス入力

値を示しています。

・ すでに擬似の入力値

が設定されている場

合は@で単位が表示

されます。

6. 、 順で

数値キーを押します。

(ここでは50kPaに変更)

7. キーを押しま

す。

DPの擬似入力値が設定

されました。

8.手順4にもどりま

す。

ニュウリョク IN モードセッテイ DP ニュウリョク?

ニュウリョク IN モードセッテイ PP ニュウリョク?

ニュウリョク IN モードセッテイ PT ニュウリョク?

ニュウリョク IN モードコノモードカラ デマスカ?

セッテイ DP ニュウリョク ツウシンチュウ. . .

セッテイ DP ニュウリョク 0.0221 kPa d

セッテイ DP ニュウリョク 20.00 @kPa d

セッテイ DP ニュウリョク 50 kPa d

セッテイ DP ニュウリョク ツウシンチュウ. . .

セッテイ DP ニュウリョクDP ギジニュウリョク!

セッテイ DP IN モードセッテイ DP ニュウリョク?

セッテイ DP ニュウリョク ツウシンチュウ. . .

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 22

4.7.2 インプットモードを解除する手順

以下の手順で行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2.右の画面になるまで

キーを2回押しま

す。

3. キーを押しま

す。

4.右の画面になるまで

キーを押します。

(ここではDP入力を解

除します。)

5. キーを押しま

す。

6. キーを押しま

す。

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

SCT IN モードダイ 2 ヘンスウ?

SCT IN モードニュウリョク モード?

ニュウリョク モードセッテイ DP ニュウリョク?

ニュウリョク モードカイジョ DP ニュウリョク?

ニュウリョク モード ヨロシイデスカ!?

ニュウリョク モード ツウシンチュウ. . .

ニュウリョク モードDP ニュウリョク カイジョ!

ニュウリョク モードコノモードカラ デマスカ?

SCT CONFIG

ニュウリョク モード?

SCT FI-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

4.8 DE出力に変更する発信器をデジタル出力⇔アナログ出力に変更します

4.8.1 アナログ出力⇒デジタル出力に変更する

手順

以下の手順で行います。

4.8.2 デジタル出力⇒アナログ出力に変更する

手順

以下の手順で行います。

手順 S-SFCの画面

1. 、 キー

の順にキーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

3. キーを押しま

す。

DE出力に切り替わりま

した。

SCT FI-1234

デジタルヘカエマスカ?

SCT FI-1234

ヨロシイデスカ

SCT DE FI-1234

デジタル XMTR

SCT DE FI-1234

ツギノドウサヲドウゾ

手順 S-SFCの画面

1. 、 キー

の順にキーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

3. キーを押しま

す。

アナログ出力に切り替

わりました。

SCT DE FI-1234

アナログヘカエマスカ?

SCT DE FI-1234

ヨロシイデスカ

SCT FI-1234

アナログ XMTR

SCT FI-1234

ツギノドウサヲドウゾ

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4 - 23

4.8.3 DE出力(多変数出力)の設定DE出力として使用する際(SPCと組み合わせ使用時な

ど)のパラメータの設定方法を示します。

手順

まず、4.8.1に従いアナログ出力⇒デジタル出力に変更く

ださい。以下の手順で行います。

手順 S-SFCの画面

4. キーを押しま

す。分岐:

キーを押して切

替え キーを押しま

す。*1

PV3 OFF  PV3出力なしPV3 ON 温度出力PV3 ON W/SV3 温度出力+内部温度

5. キーを押しま

す。分岐:

キーを押して切

替え キーを押しま

す。*1 *2 *3

6.右の画面が出るまで

キーを押します。

7. キーを押しま

す。

*1 変更した内容はSFCに登録されます。この時点ではまだ発信器に

データは転送されていません。

*2 TDCSとの接続時に設定します。詳細は「STDCM説明書」資料

IB1-2800-0400をご覧ください。

*3 SPCとの組合わせ時には、「DE-6バイトモード」を選択してください。

DE CONFIG

PV 3 OFF

DE CONFIG

PV 3 ON

DE CONFIG

PV 3 ON W/SV3

DE CONFIG

DE - 6 バイトモード

DE CONFIG

DE - 4 バイトモード

DE CONFIG

データヲソウシンシマスカ?

DE CONFIG

ツウシンチュウ...

SCT FI-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

手順 S-SFCの画面

1.DE CONFキー

( + )を押

します。

分岐:

キーを押して切

替え キーを押し、

確定します。*1

• マルチ PVの場合は2.

へ進みます。

• その他の場合は5.へ

進みます。

通常、温圧補正形発信

器ではマルチPVを選択しま

す。

2. キーを押しま

す。

分岐:

キーを押して切

替え キーを押しま

す。*1

PV1 ON 流量出力

PV1 ON W/SV1 流量

出力+センサ温度

3. キーを押しま

す。

分岐:

キーを押して切

替え キーを押しま

す。*1

PV2 OFF  PV2出力な

PV2 ON  静圧出力

PV2 ON W/SV2 静圧

出力+補正係数

DE CONFIG

マルチ PV

DE CONFIG

デュアル レンジ

DE CONFIG

シングル レンジ

DE CONFIG

シングル レンジ W/SV

DE CONFIG

PV 1 ON

DE CONFIG

PV 1 ON W/SV1

DE CONFIG

PV 2 OFF

DE CONFIG

PV 2 ON

DE CONFIG

PV 2 ON W/SV2

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第4章 S-SFCによる操作(日本語表記)

4 - 24

4.9.2 スクラッチパッド2に記入する手順

スクラッチパッド2に記入するときは以下の手順で行い

ます。

手順 S-SFCの画面

1. 、 の順

でキーを押します。

スクラッチパッド1の内

容が表示されます。

2. キーを押しま

す。

3.記入の方法はスク

ラッチパッド1と同じで

す。

4.スクラッチパッド2

を解除するとき は

キーを押します。

シフト

DSTJ FIT-1234

ツウシン チュウ...

メモ 1

98-8 ZERO CHECK

メモ 2

XXXXXXXXXXXXXXXX

DSTJ FIT-1234

ツギノ ソウサヲ ドウゾ

(またはXXXXXXX)

4.9 メモを記録する4.9.1 スクラッチパッド1に記入するはじめに

S-SFCにメモを記録する機能を、スクラッチパッドと呼

んでいます。

スクラッチパッドには1と2があります。

手順

スクラッチパッド1に記入するときは、以下の手順で行

います。

ここでは、「98-8 ZERO CHECK」(「98年8月にゼロ点

確認を行った」という意味です)を記入します。

手順 S-SFCの画面

1. 、 の順

でキーを押します。

• デフォルトでは、

XXXXXXXXXXXXXXXX

となっています。

2. 、 、

、 の順で

キーを押します。

3. 、 の順

でキーを押します。

4. 、 、

、 、 、

、 、 、

、 の順で

キーを押します。

5. キーを押しま

す。

• スクラッチパッド1へ

の記入が完了しまし

た。

シフト

DSTJ FIT-1234

ツウシン チュウ...

メモ 1

XXXXXXXXXXXXXXXX

メモ 1

98-8 XXXXXXXXXXX

メモ 1

98-8 XXXXXXXXXXX

メモ 1

98-8 XXXXXXXXXXX

メモ 1

98-8 ZERO CHECK

メモ 1

ツウシン チュウ...

メモ 1

98-8 ZERO CHECK

手順 S-SFCの画面

6.

• スクラッチパッド1を

解除するときは、

キーを押しま

す。

DSTJ FIT-1234 ツギノ ソウサヲ ドウゾ

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5 - 1

錠締

ケースカバー

第 5 章 本器の保守とトラブルシューティングこの章の概要

この章では本器のデータの保存、分解と組立て、出力の

チェック、校正の方法およびトラブルが発生した場合の

対処方法などについて説明します。

5.1 本器の分解と組立て5.1.1 分解にあたっての注意事項

注 意

・2.1.2 項に示す危険場所において本器に通電中は、

ケースカバーは開けないでください。

・耐圧特殊防爆形差圧発信器はケース、カバーの腐

食、変形、傷、ねじ部、接合面の損傷により耐圧防

爆性が損なわれる場合がありますので、特に注意

してください。

・耐圧特殊防爆形差圧発信器は錠締をしないと耐圧防

爆性が保証されません。

ケースカバーは、最後まで締め、必ず錠締を締めて

ください。

ケースカバーの取外し、取付け

本器は錠締構造となっています。ケースカバーを外すと

きはまず標準付属工具の六角レンチを使用して錠締を外

します。

ケースカバーを取りつけるときは、まずケースカバーを

しっかりとねじ込んでから錠締を六角レンチで締めつけ

ます。

ケースカバーを取り外したら、発信部ケースの内部

にほこりや雨水が入らないように充分注意してくだ

さい。

図5 - 1 本器の錠締

図5 - 2 センタボディカバー固定ボルト

取付け

センタボディカバーを取付けるときは、次の締付けトルク

でボルトを締めてください。

シールガスケットが傷んでいる場合は新品と交換してく

ださい

センタボディ・カバー

5.1.2 センタボディカバーを取外し、取付ける

取外し

センタボディカバーを取外すときは、次の図に示す4組

のボルトとナットを外します。

注意:

センタボディカバーを取外したら、ダイヤフラムを傷つ

けないように充分注意してください。

ボルト/ナット

カバーボルト・ナットと締付けトルク

ボルト・ ボルト・ボルト・ナット締付け

ナット ナット  トルク(N・m)

材質 新品ガスケット ガスケットを使用の時 再使用の時

M10 炭素鋼 22± 2 17± 1

SUS304 15±2 10±1

注 意

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第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 2

シフト

DP ニュウリョク FI-1234 ツウシンチュウ . . .

DP ニュウリョク FI-12340.00kPa d

DP ニュウリョク FI-1234ニュウリョクハ ゼロデスカ?

DP ニュウリョク FI-1234 ツウシンチュウ . . .

DP ニュウリョク FI-1234 ゼロコウセイ カンリョウ

使用機器

この校正では、次のような機器が必要となります。

• 標準圧力発生器 : 試験する本器の測定レンジに近

い圧力を発生できるもの。

精度:±0.05% F.S. または±0.1%

setting

• 電源 : 24V DC

• 精密抵抗器 : 250Ω ±0.005%

• 電圧計 : デジタル・ボルトメータ精度(10V

DCレンジ):±0.02% rdg + 1dgt

• S-SFC

校正条件

実圧校正は次の条件を満して行ってください。

• 無風の試験室内で行う。(風があると大気開放側の

受圧部に圧力がかかり、校正精度に影響を及ぼす場

合があります。)

• 標準温度は23、湿度は65%。(急激な変化がなけ

れば常温15~35、常湿45%~75%の範囲内でもよ

い。)

• 計測器の精度は校正する発信器の精度の4倍以上が望

ましい。

5.2.3 差圧センサの校正差圧の校正はDPモードで行います。ただし均圧時のゼ

ロ点校正は測定モードでも出来ます。

5.2.3.1 均圧時のゼロ点校正

(1)測定モードでの校正

手順 S-SFCの画面

1. 、 の順で

キーを押します。

• 現在の入力差圧を示

します。(ここでは

0.005kPaとします)

2. キーを押しま

す。

3. キーを押しま

す。

• 現在の入力圧をゼロ

として校正しました

5.1.3 発信器の洗浄

はじめに

発信器の精度を持続させ、満足な性能を得るためには、

発信器と配管をきれいに清掃しておかなければなりませ

ん。もし、発信器の圧力室に沈でん物がたまると測定誤

差の原因になります。

センタボディの洗浄

次の手順で洗浄します。

(1)センターボディの六角ボルトをはずし、カバーを

とる。

(2)ダイヤフラムやカバー内部を軟毛ブラシや溶剤を

用いて洗浄する。

この時、ダイヤフラムを変形させたり、傷をつけ

たりしない様、十分注意してください。

(3)再組立ての場合、必要に応じてカバーガスケット

を新品に交換する。

(4)カバーボルトは、規定の締付トルクで組付ける。

(5.1.2項)

寒冷地の注意

寒冷状態で水など凍結の恐れのあるものを測定し運転を

停止した時には、センタボディから水を抜いておいてく

ださい。(ドレンプラグをゆるめておこないます。)

5.2 設定レンジと出力信号の校正5.2.1 概要

ここでは、弊社または指定のサービスステーションにお

いて、実施する校正作業について説明します。精密な基

準入力器と測定器が必要なため、通常、ユーザーが実施

する作業ではありませんが、止むを得ず実施する場合へ

の対応として説明します。

校正には以下に示す通り、基準入力による設定レンジ校

正という入力の校正と出力信号の校正という出力の校正

があります。

5.2.2 基準入力による設定レンジの校正

1. 準備

はじめに

ここでは、本器に基準の圧力を入力して設定レンジの下

限値(LRV)と、上限値(URV)を校正する方法につ

いて説明します。

最初に下限値、次に上限値の校正を行ってください。

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5 - 3

(2)DP(差圧)モードでの校正

まずDPモードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?

と聞いてきます。

キーを押しま

す。

• DPモードに入ってよろ

しいですか?と聞い

てきます。

(DPモードにしない場合

は キーを押してく

ださい)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにDPモー

ドを解除しますか?

と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

した。

(DPモードはまだ解除

されていません。)

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイ DPモード ヨロシイデスカ?

コウセイ DPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ DPモード DPモードニハイリマシタ!

コウセイ DPモード シュウリョウ DPモード?

コウセイ DPモード コウセイモードショリチュウ?

SCT DPモード コウセイモード?

SCT DPモード シュウリョウシマスカ?

SCT DPモード ツギノドウサヲドウゾ#

シフト #

DP ニュウリョク DPモード 0.005kPa d#

DP ニュウリョク DPモード ニュウリョクハ ゼロデスカ?

DP ニュウリョク DPモード ツウシンチュウ . . .

DP ニュウリョク DPモード ゼロコウセイ カンリョウ #

手順 S-SFCの画面

7. キーを押しま

す。

8. キーを押します

D P モードに入りまし

た。

(♯はDPモードに入っ

ていることを表していま

す。)

校正を行います

手順 S-SFCの画面

1. 、 の順で

キーを押します。

• 現在の入力差圧を示

します。

(ここでは0.005kPaとし

ます)

2. キーを押しま

す。

• ゼロに合わせますかと

聞いてきます。均圧に

なっていることを確認

してください。

3. キーを押しま

す。

• 現在の入力圧をゼロ

として校正しました。

Page 60: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 4

SCT DPモード ダイ2ヘンスウ?

SCT DPモード コウセイモード?

DP(差圧)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• DPモードを解除しま

すか?と聞いてきま

す。

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

• DPモードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

コウセイ DPモード シュウリョウ DPモード?

シュウリョウ DPモード ヨロシイデスカ?

シュウリョウ DPモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ DPモード DPモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

まずDPモードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?

と聞いてきます。

キーを押します。

• DPモードに入ってよろ

しいですか?と聞い

てきます。

(DPモードにしない場合は

キーを押してくだ

さい)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにDPモー

ドを解除しますか?

と聞いてきます。

注 意

・URVとLRVを校正時には、必ずLRVを先に校正し

てください。

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイ DPモード ヨロシイデスカ?

コウセイ DPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ DPモード DPモードニハイリマシタ!

コウセイ DPモード シュウリョウ DPモード?

差圧レンジの校正

5.2.3.2 ゼロ点とスパン点の校正

差圧のレンジはDP(差圧)モードでのみ校正できます。

(1)下限値(LRV)の校正

LRVの基準入力圧を発信器に与えます。そしてSFCを

使ってLRVを校正します。

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5 - 5

手順 S-SFCの画面

5. キーを押します。

• 校正モードから出ます

か?と聞いてきます。

6. キーを押します。

• 校正モードから出ま

した。

(DPモードはまだ解除さ

れていません。)

7. キーを押します。

8. キーを押します。

DPモードに入りました。

(♯はDPモードに入って

いることを表しています。)

下限値の校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されて

いるLRVを表示しま

す。(ここでは0kPa)

2. キーを押します。

• LRV 基準入力圧に合

わせますか?と聞い

てきます。LRV と基

準入力圧が等しいこ

とを確認してくださ

い。(ここでは0kPa)

3. キーを押します。

• LRVの校正が完了し

ました。

コウセイ DPモード コウセイモードショリチュウ?

SCT DPモード コウセイモード?

SCT DPモード シュウリョウシマスカ?

SCT DPモード ツギノドウサヲドウゾ#

DP-LRV DPモード 0.00kPa d#

DP-LRV DPモード ニュウリョクハゼロデスカ?

DP-LRV DPモード ツウシンチュウ. . .

SCT DPモード ダイ2ヘンスウ?

SCT DPモード コウセイモード?

コウセイ DPモード シュウリョウ DPモード?

シュウリョウ DPモード ヨロシイデスカ?

シュウリョウ DPモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ DPモード DPモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

DP(差圧)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. 機能キーを押

します。

2. キーを2回押

します。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

・DP モードを解除しま

すか?と聞いてきます。

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

• DPモードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきます。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

DP ニュウリョク DPモード DP-LRV コウセイカンリョウ#

Page 62: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 6

注 意

・URVとLRVを校正時には、必ずLRVを先に校正し

てください。

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイ DPモード ヨロシイデスカ?

コウセイ DPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ DPモード DPモードニハイリマシタ!

コウセイ DPモード シュウリョウ DPモード?

コウセイ DPモード コウセイモードショリチュウ?

(2)上限値(URV)の校正

URVの基準入力圧を発信器に与えます。そしてSFCを

使ってURVを校正します。

まずDP(差圧)モードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?

と聞いてきます。

キーを押します。

• DPモードに入ってよろ

しいですか?と聞い

てきます。(DPモードに

しない場合は

キーを押してくださ

い)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにDPモー

ドを解除しますか?

と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

すか?と聞いてきま

す。

SCT DPモード コウセイモード?

SCT DPモード シュウリョウシマスカ?

SCT DPモード ツギノドウサヲドウゾ#

DP-URV DPモード 20.00kPa d#

DP-URV DPモード ニュウリョクハゼロデスカ?

DP-URV DPモード ツウシンチュウ. . .

DP ニュウリョク DPモード DP-URV コウセイカンリョウ#

手順 S-SFCの画面

6. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

した。

(DPモードはまだ解除さ

れていません。)

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

DPモードに入りました。

(♯は DP モードに入っ

ていることを表していま

す。)

上限値の校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されて

いるURVを表示しま

す。(ここでは20kPa)

2. キーを押しま

す。

• URV 基準入力圧に合

わせますか?と聞い

てきます。URV と基

準入力圧が等しいこ

とを確認してくださ

い。(ここでは20kPa)

3. キーを押しま

す。

• URV の校正が完了し

ました。

Page 63: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

5 - 7

DP(差圧)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押

します。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• DPモードを解除しま

すか?と聞いてきま

す。

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

• DPモードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

SCT DPモード ダイ2ヘンスウ?

SCT DPモード コウセイモード?

コウセイ DPモード シュウリョウ DPモード?

シュウリョウ DPモード ヨロシイデスカ?

シュウリョウ DPモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ DPモード DPモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

シフト

DP ニュウリョク FI-1234 ツウシンチュウ . . .

DP ニュウリョク FI-1234 0.005kPa d

PP ニュウリョク FI-1234 0.1 kPa g

PP ニュウリョク FI-1234 ニュウリョクハ ゼロデスカ?

PP ニュウリョク FI-1234 ツウシンチュウ . . .

PP ニュウリョク FI-1234 ゼロコウセイ カンリョウ

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

5.2.4 静圧の校正アナログ出力の場合はPP(静圧)モードで校正を行い

ます。ただし大気圧(1気圧)での校正は測定モードで

もできます。

5.2.4.1 大気圧(1気圧)点の校正

発信器に加えられている静圧を1気圧(101.3kPa abs.)と

して静圧の校正を行います。

(1)測定モードでの校正

手順 S-SFCの画面

1. 、 の順で

キーを押します。

• 現在の入力差圧を示

します。

(ここでは0.005kPaとし

ます)

2. キーを押しま

現在の静圧を示していま

す。

3. キーを押しま

す。

4. キーを押しま

す。

• 現在の入力圧を 1 気

圧として校正しまし

た。

(2)PP(静圧)モードでの校正

まずPP(静圧)モードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

Page 64: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 8

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイモード コウセイ PPモード?

コウセイ PPモード ヨロシイデスカ?

コウセイ PPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ PPモード DPモードニハイリマシタ!

コウセイ PPモード シュウリョウ PPモード?

コウセイ PPモード コウセイモードショリチュウ?

SCT PPモード コウセイモード?

SCT PPモード シュウリョウシマスカ?

SCT PPモード ツギノドウサヲドウゾ#

手順 S-SFCの画面

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?

と聞いてきます。

キーを押します。

キーを押します。

• PPモードに入ってよろ

しいですか?と聞い

てきます。

(PPモードにしない場合は

キーを押してく

ださい)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにPPモー

ドを解除しますか?

と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

した。

(PPモードはまだ解除さ

れていません。)

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

PPモードに入りました。

(♯はPPモードに入って

いることを表していま

す。)

シフト #

PP ニュウリョク PPモード 0.1kPa g#

PP ニュウリョク PPモード ニュウリョクハ ゼロデスカ?

PP ニュウリョク PPモード ツウシンチュウ . . .

DP ニュウリョク DPモード ゼロコウセイ カンリョウ #

SCT PPモード ダイ2ヘンスウ?

SCT PPモード コウセイモード?

コウセイ PPモード シュウリョウ PPモード?

校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. 、 の順で

キーを押します。

• 現在の入力差圧を示

します。

(ここでは0.1kPaとしま

す)

2. キーを押しま

す。

• ゼロに合わせますか

と聞いてきます。1気

圧(101.3kPa abs)に

なっていることを確

認してください。

3. キーを押しま

す。

• 現在の入力圧を 1 気

圧として校正しまし

た。

PP(静圧)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押

します。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• PP モードを解除しま

すか?と聞いてきま

す。

Page 65: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

5 - 9

手順 S-SFCの画面

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?と聞いてきます。

キーを押します。

キーを押します。

• PPモードに入ってよろしいですか?と聞いてきます。

(PPモードにしない場合は

キーを押してくだ

さい)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにPPモー

ドを解除しますか?

と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ますか?と聞いてきます。

6. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

した。(PPモードはまだ解除さ

れていません。)

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

PPモードに入りました。(♯はPPモードに入っていることを表していま

す。)

シュウリョウ PPモード ヨロシイデスカ?

シュウリョウ PPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

シュウリョウ PPモード DPモードシュウリョウシマシタ!

注 意

・URVとLRVを校正時には、必ずLRVを先に校正し

てください。

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイモード コウセイ PPモード?

コウセイ PPモード ヨロシイデスカ?

コウセイ PPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ PPモード PPモードニハイリマシタ!

コウセイ PPモード コウセイモードショリチュウ?

コウセイ PPモード シュウリョウ PPモード?

SCT PPモード コウセイモード?

SCT PPモード シュウリョウシマスカ?

SCT PPモード ツギノドウサヲドウゾ#

手順 S-SFCの画面

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

• PPモードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

静圧レンジの校正

5.2.4.2 ゼロ点とスパン点の校正

アナログ出力の場合はPP(静圧)モードでのみ校正で

きます。

(1)下限値(LRV)の校正

LRVの基準入力圧を発信器に与えます。そしてSFCを

使ってLRVを校正します。

まずPP(静圧)モードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

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第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 10

PP-LRV PPモード 0.00kPa g#

PP ニュウリョク PPモード 0.1kPa g#

PP-LRV PPモード ツウシンチュウ. . .

PP ニュウリョク PPモード PP-LRV コウセイカンリョウ#

SCT PPモード ダイ2ヘンスウ?

SCT PPモード コウセイモード?

コウセイ PPモード シュウリョウ PPモード?

シュウリョウ PPモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ PPモード PPモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

注 意

・URVとLRVを校正時には、必ずLRVを先に校正し

てください。

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

コウセイモード コウセイ DPモード?

手順 S-SFCの画面

5. キーを押しま

す。

• PP モードを解除しま

した。

• 校正モードからでますか?と聞いてきます。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出ました。

(2)上限値(URV)の校正

URVの基準入力圧を発信器に与えます。そしてSFCを

使ってURVを校正します。

まずPP(静圧)モードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます

• 校正モードに入りますか?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?と聞いてきます。

キーを押します。

• PPモードに入ってよろしいですか?と聞いてきます。

(PPモードにしない場合は

キーを押してくだ

さい)

シュウリョウ PPモード ヨロシイデスカ?

下限値の校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されているLRVを表示します。(ここでは0kPa)

2. キーを押しま

す。

• LRV 基準入力圧に合わせますか?と聞いてきます。LRV と基準入力圧が等しいことを確認してください。(ここでは0kPa)

3. キーを押しま

す。

• LRV の校正が完了し

ました。

PP(静圧)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回 押し

ます。

• 校正モードに入りますか?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• PP モードを解除しますか?と聞いてきます。

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいですか?と聞いてきます。

コウセイモード コウセイ PPモード?

コウセイ PPモード ヨロシイデスカ?

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5 - 11

コウセイ PPモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ PPモード DPモードニハイリマシタ!

コウセイ PPモード シュウリョウ PPモード?

コウセイ PPモード コウセイモードショリチュウ?

SCT PPモード コウセイモード?

SCT PPモード シュウリョウシマスカ?

SCT PPモード ツギノドウサヲドウゾ#

DP-URV DPモード 2500kPa g#

DP-URV PPモード ニュウリョクハゼロデスカ?

PP-URV PPモード ツウシンチュウ. . .

手順 S-SFCの画面

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにPPモー

ドを解除しますか?

と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ま

した。

(PPモードはまだ解除さ

れていません。)

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

PPモードに入りました。

(♯はPPモードに入って

いることを表していま

す。)

上限値の校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されて

いるLRVを表示しま

す。

(ここでは2500kPa G)

SCT PPモード ダイ2ヘンスウ?

SCT PPモード コウセイモード?

コウセイ PPモード シュウリョウ PPモード?

シュウリョウ PPモード ヨロシイデスカ?

手順 S-SFCの画面

2. キーを押しま

す。

• URV基準入力圧に合

わせますか?と聞い

てきます。URVと基

準入力圧が等しいこ

とを確認してくださ

い。

(ここでは2500kPa G)

3. キーを押しま

す。

• URVの校正が完了し

ました。

PP(静圧)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• PPモードを解除しま

すか?と聞いてきま

す。

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

PP ニュウリョク PPモード PP-URV コウセイカンリョウ#

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第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 12

シュウリョウ PPモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ PPモード DPモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

注 意

・URVとLRVを校正時には、必ずLRVを先に校正し

てください。

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイモード コウセイ PTモード?

コウセイ PTモード ヨロシイデスカ?

コウセイ PTモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ PTモード PTモードニハイリマシタ!

コウセイ PTモード シュウリョウ PTモード?

コウセイ PTモード コウセイモードショリチュウ?

コウセイ PTモード コウセイモードショリチュウ?

手順 S-SFCの画面

5. キーを押しま

す。

• PP モードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

5.2.5 温度センサの校正PT(温度)モードで校正を行います。

注意:

飽和蒸気補正仕様(付加仕様“F2”選択時)の場合、温

度入力不要のため、PTモードはありません。

5.2.5.1 ゼロ点とスパン点の校正

アナログ出力の場合はPT(温度)モードでのみ校正で

きます。

(1)下限値(LRV)の校正

LRVの基準入力圧を発信器に与えます。そしてSFCを

使ってLRVを校正します。

まずPT(温度)モードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

SCT PTモード シュウリョウシマスカ?

SCT PTモード ツギノドウサヲドウゾ#

手順 S-SFCの画面

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?と聞いてきます。

キーを2回押しま

す。

キーを押します。

• PTモードに入ってよろしいですか?と聞いてきます。

(PTモードにしない場合

は キーを押し

てください)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにPTモードを解除しますか?

と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。 • 校正モードから出ま

すか?と聞いてきます。

6. キーを押しま

す。 • 校正モードから出ま

した。(PT モードはまだ解除されていません。)

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

PTモードに入りました。(♯はPTモードに入っていることを表しています。)

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5 - 13

PT-LRV PTモード 0.00 #

PT-LRV PTモード ニュウリョクハゼロデスカ?

PT-LRV PTモード ツウシンチュウ. . .

PT ニュウリョク PTモード PT-LRV コウセイカンリョウ#

下限値の校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されて

いるLRVを表示しま

す。(ここでは0)

2. キーを押しま

す。

• LRV 基準入力温度に

合わせますか?と聞

いてきます。LRVと基

準入力温度が等しい

ことを確認してくだ

さい。(ここでは0)

3. キーを押しま

す。

• LRV の校正が完了し

ました。

PT(温度)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• PTモードを解除しま

すか?と聞いてきま

す。

SCT PTモード ダイ2ヘンスウ?

SCT PTモード コウセイモード?

コウセイ PTモード シュウリョウ PTモード?

シュウリョウ PTモード ヨロシイデスカ?

シュウリョウ PTモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ PTモード PTモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

注 意

・URVとLRVを校正時には、必ずLRVを先に校正し

てください。

SCT CONFIG

ダイ2ヘンスウ?

SCT CONFIG コウセイモード?

手順 S-SFCの画面

4. キーを押しま

す。

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

• PTモードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

(2)上限値(URV)の校正

URVの基準入力値を発信器に与えます。そしてSFCを

使ってURVを校正します。

まずPT(温度)モードに入ります。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを3回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

Page 70: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 14

コウセイモード コウセイ DPモード?

コウセイモード コウセイ PTモード?

コウセイ PTモード ヨロシイデスカ?

コウセイ PTモード ツウシンチュウ . . .

コウセイ PTモード PTモードニハイリマシタ!

コウセイ PTモード シュウリョウ PTモード?

コウセイ PTモード コウセイモードショリチュウ?

コウセイ PTモード コウセイモードショリチュウ?

コウセイ PTモード コウセイモードショリチュウ?

コウセイ PTモード コウセイモードショリチュウ?

PT-LRV PTモード 0.00 #

PT-LRV PTモード ニュウリョクハゼロデスカ?

PT-LRV PTモード ツウシンチュウ. . .

PT ニュウリョク PTモード PT-LRV コウセイカンリョウ#

手順 S-SFCの画面

3. キーを押しま

す。

• DPモードにしますか?と聞いてきます。

キーを2回押しま

す。

キーを押します。

• PTモードに入ってよろしいですか?と聞いてきます。

(PTモードにしない場合は

キーを押してくだ

さい)

4. キーを押しま

す。

• ここですぐにPTモードを解除しますか?と聞いてきます。

5. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ますか?と聞いてきます。

6. キーを押しま

す。

• 校正モードから出ました。

(PTモードはまだ解除されていません。)

7. キーを押しま

す。

8. キーを押しま

す。

PTモードに入りました。(♯はPTモードに入って

いることを表しています。)

PT-URV PTモード 100 #

PT-URV PTモード ニュウリョクハ ヨイデスカ?

PT-URV PTモード ツウシンチュウ. . .

PT ニュウリョク PTモード PT-URV コウセイカンリョウ#

下限値の校正を行います

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されているLRVを表示します。(ここでは0)

2. キーを押しま

す。

• LRV 基準入力温度に合わせますか?と聞いてきます。LRVと基準入力温度が等しいことを確認してください。(ここでは0)

3. キーを押しま

す。

• LRV の校正が完了しました。

上限値の校正を行います。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

• 発信器に設定されているURVを表示します。(ここでは100)

2. キーを押しま

す。• URV 基準入力に合わ

せますか?と聞いてきます。URV と基準入力温度が等しいことを確認してください。(ここでは100)

3. キーを押しま

す。

• URV の校正が完了し

ました。

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5 - 15

5.3 定電流モードで出力信号を確認、

校正する

1. 準備

はじめに

通常の使用状態では、出力信号の校正(D/A変換部の調

整)が必要になることはありません。

したがって、この操作は通常行わないでください。

止むを得ず実施する場合は、以下の機器が必要となりま

す。

使用機器

・0.03%FSまたはそれ以上の精度の精密電流計

・精密抵抗器:250Ω±0.005%

・S-SFC

2. 出力信号0%を校正する

手順

次の手順で出力を0%に設定し、電流計の読みが4mAと

なるように校正します。

PT(温度)モードの解除

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを2回押し

ます。

• 校正モードに入ります

か?と聞いてきます。

3. キーを押しま

す。

• PTモードを解除しま

すか?と聞いてきま

す。

4. キーを押しま

• 解除してよろしいで

すか?と聞いてきま

す。

5. キーを押しま

す。

• PTモードを解除しま

した。

• 校正モードからでま

すか?と聞いてきま

す。

6. キーを押しま

す。

校正モードから出まし

た。

SCT PTモード ダイ2ヘンスウ?

SCT PTモード コウセイモード?

コウセイ PTモード シュウリョウ PTモード?

シュウリョウ PTモード ヨロシイデスカ?

シュウリョウ PTモード ツウシンチュウ . . .

シュウリョウ PTモード PTモードシュウリョウシマシタ!

コウセイ モード コウセイモードシュウリョウ?

SCT CONFIG コウセイ モード?

シュツリョク FIT-12340.00 %

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 0.00 % #

シュツリョク FIT-1234 0.00 % #

シュツリョク FIT-12340

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. キーを押しま

す。

3. キーを押しま

す。

• これで本器は4 m A

(0%)の定電流源

モードになります。

• 定電流源モードにな

ると、画面に#が表示

されます。

4.電流計が4mAを示し

ていることを確認しま

す。

( そのときの出力を表示

します)

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

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第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 16

シュツリョク FIT-1234シュツリョク 4mA コウセイ#

手順 S-SFCの画面

5. キーを押しま

す。

現在の出力は0%です。

6. キーを押しま

す。

• 指示値が4mAより低

い場合は手順7、高い

場合は手順8を行って

ください。

7. キーを押しま

す。

キーを一回押す度に電流

計の指示値を確認しま

す。

8. キーを押しま

す。

キーを一回押す度に電流

計の指示値を確認しま

す。

9.校正作業が完了した

ら、 キーを押しま

す。

10.4項に従い校正値を

保存し、定電流源モード

を解除します。

↓...

#

#

#

3. 出力信号100%を校正する

手順

次の手順で出力を100%に設定し,電流計の読みが20mA

となるように校正します。

手順 S-SFCの画面

1. キーを押しま

す。

2. 、 、

の順で数値キーを押しま

す。

3. キーを押しま

す。

• これで本器は20mAの

定電流源モードにな

ります。

4.電流計が20mAを示

していることを確認しま

す。

5. キーを押しま

す。

現在の出力は10 0%で

す。

6. キーを押しま

す。

• 指示値が20mAより低

い場合は 手順7、高い

場合は手順8を行って

ください。

シュツリョク FIT-1234 コウセイカンリョウ 4mA#

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

DSTJ FIT-1234ツギノ ドウサヲ ドウゾ

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 コウセイカンリョウ 4mA

シュツリョク FIT-1234シュツリョク 4mA コウセイ#

シュツリョク FIT-1234シュツリョク 4mA コウセイ

#

#

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 0.00 % #

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-12340.00 %

シュツリョク FIT-1234 100

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 100.00 % #

シュツリョク FIT-1234 100.00 % #

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 100.00 % #

シュツリョク FIT-1234シュツリョク 20mA コウセイ

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5 - 17

手順 S-SFCの画面

7. キーを押しま

す。

• キーを一回押す度に

電流計の指示値を確

認します。

8. キーを押しま

す。

• キーを一回押す度に

電流計の指示値を確

認します。

9. 校正作業が完了した

ら 、 キーを押しま

す。

10.4項に従い、校正値

を保存し、定電流源

モードを解除します。

手順 S-SFCの画面

キーを押します。

ジコシンダン ケッカ OK以外の

メッセージが出たとき

は、右記以降を参照して

対処してください。

• 故障のメッセージが

表示されたときは、

次ページ以降のメッ

セージを参照して対

処してください。 その他のメッセージとし

て複数の故障があるとき

は、それぞれの故障の

メッセージを5秒間づつ表

示します。

5.4 トラブルシューティング5.4.1 動作の確認と異常発生時の対応はじめに

S-SFCを使用すると、本器の動作が確認でき、異常があ

る場合はS-SFCが表示する自己診断メッセージにより適

切に対処することができます。

また、測定中に本器、プロセス、S-SFCまたは通信系に

なんらかの異常が発生した場合にもこの自己診断メッ

セージに従って適切な対処をすることができます。

この対処方法は次のような場合に分けることができま

す。

• 本器、プロセス、S-SFC、通信系が異常と思われる場

• 本器が異常と思われる場合

• 本器、プロセスが異常と思われる場合

• S-SFC、通信系が異常と思われる場合

動作の確認

本器の動作を確認する場合は、S-SFCを本器に接続し、

通信状態になっていることを確認後次の手順で行いま

す。

(その他のメッセージ)

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

シュツリョク FIT-1234 コウセイカンリョウ 20mA

シュツリョク FIT-1234 シュツリョク 20mAコウセイ

シュツリョク FIT-1234 シュツリョク 20mAコウセイ

シュツリョク FIT-1234 コウセイカンリョウ 20mA

DSTJ FIT-1234ツギノ ドウサヲ ドウゾ

SCT FIT-1234ジコシンダンケッカOK

SCT FIT-1234 ツウシンチュウ . . .

SCT FIT-1234ツギノ ドウサヲ ドウゾ

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第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 18

5.4.2 通信中に異常が発生した場合メッセージと対処

通信中に異常発生のメッセージが表示された場合、次の

ように対処してください。

メッセージ 対処

• キーを押しま

す。

表示されたメッセー

ジに従って、対処し

てください。

• この際でも 、

、 キーの操

作は有効となりまり

ます。

• 対処後、 キーを

押して、 「ジコシンダン

ケッ カ OK」が表示され

ることを確認してく

ださい。

バッテリが不足してい

ます。4.1.7項の説明に

従って充電してくださ

い。

• キーを押し、

表 示されたメッセー

ジに従って、対処し

てください。

• トラブルが解消され

ると#が消えます。

• #が消えたら

キーを押して、「ジ

コシンダンケッカ OK」が表

示されることを確認

してください。

メッセージ 意味 対処

メモリの故 問い合わせ先にご連絡

障 ください。

RAMの故 問い合わせ先にご連絡

障 ください。

ROMの故 問い合わせ先にご連絡

障 ください。

5.4.3 自己診断のメッセージメッセージと対処

トラブルが発生した場合に キーを押すと表示され

るメッセージ、その意味および対処方法は次のとおりで

す。

本器、プロセス、S-SFC、通信系が異常と思われる場合本器が異常と思われる場合

メッセージ 意味 対処

• 発信器 • 再び通信開始無応

答 の手順を行って

ください。

• キーを押し

てメッセージを見

てください。

• ループ、S-SFCの

接続ループ負荷抵

抗、電源電圧を

チェックしてくだ

さい。

↓(3秒後)

SCT FIT-1234ハッシンキジュウコショウ

[シンダン] ヲドウゾ

     :

※※※※※   #

NVM イジョウ

RAM イジョウ

ROM イジョウ

ハッシンキカラノオウトウナシ

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5 - 19

本器、プロセスが異常と思われる場合

メッセージ 意味 対処

• 温度が上がらないような状態に設置しなおしてください。

• プロセス側をチェックします。定電流源モードにし

て キーを押しま

す。メッセージが出なければ裏面の紹介先にご連絡ください。

• PV値確認し、必要に応じてレンジの大きい発信器と交換してください。

• 受圧部にダメージがあることも予測できますので、問い合わせ先にご連絡ください。

• 温度エレメントおよび配線を確認してください。

セ ン タ ー ボディ内部の温度が高すぎる

• 入力データの異常

• プロセス側の不良

• 発信器の故障

• 差圧発信器不良

• 入力値が設定可能レンジの上 限 の 2倍を越えている

• 発信器不良

• 温度センサの異常

S-SFC、通信系が異常と思われる場合

メッセージ 意味 対処

S-SFC不良 • 再び通信開始の手順を行ってください。

• まだこのメッセージがでるときは、問 い合わせ先にご連絡ください。

通信不可 • S-SFCの接続をチェックしてください。

• キーを押して

COMM ERROR表示となるときは、S-SFC交換し、それ以外のメッセージのときは、この表 の 該 当 メ ッセージを参照して対処してください。

通信不良 S-SFCと発信器の接続、配線、電源をチェックしてください。

プリンタ動 問い合わせ先にご連絡作不可 ください。

ループ抵抗 抵抗値を調整してく値過少 ださい。

ループ抵抗 • ループ抵抗チェック過大 し、調整してくださ

い。印加電圧過 • 印加電圧を増やして少 ください。

ニュウリョクデータイジョウ

センサーオンドガタカイ       #

DPメータボディ カフカ

PPメータボディ カフカ

メータボディイジョウ

PTニュウリョクイジョウ        #

SFCイジョウ

イジョウノナイヨウハ

ツウシンイジョウ 1

プリンタイジョウ!

ループテイコウチガヒクイ

ループテイコウノデンアツ

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第5章 本器の保守とトラブルシューティング

5 - 20

メッセージ 意味 対処

キーを押して

確認後もう一度設定してください。

設定レンジの下限値と上限値を校正。

正しいキーを押します。

入力値が校正値と合っているか確認し、設定レンジの上限値を校正してください。

キーを押して

から入力をやり直してください。

入力値が校正値と合っているか確認し、設定レンジの下限値を校正してください。

• 再度通信を行ってください。

• データベースを確認し、発信器を再度校正してデータを入れてください。

キーを押し、数

値確認後、もう一度設定してください。

S-SFCの操作手順を確認してください。

操作ミスと思われる場合

入力キー間違いキー入力手順間違い

再校正要す

押したキーは使用しない

スパン校正量過大

定電流源モードでの要求出力値>出力範囲(-1.25%~105%)

ゼロ校正量過大

S-SFCの電源投入時、発信器のデータ・ベースが正しくない

設定値>発信器のレンジ上限値の1.5倍

実行できない要求あり

5.4.4 トラブルシューティング

本発信器が動作しない、もしくは動作が異常な場合は、

以下の項目を確認してください。

現象 対策

表示部に何も • 電源電圧が正しく印加されているか確認表示されない してください。

• 電 源 の 結 線 が さ れ て い る か 確 認 してください。

出力が0のま • 設定内容は合っているか確認してくださま変化しない い。

• ローフローカット範囲の流量でないか確認してください。

• 配管につまりが無いか確認してください。

出力がずれて • 配管から流体が漏れていないか確認している ください。

• 流体が逆流していないか確認してください。

• HP側、LP側の接続の向きが合っているか確認してください。

• 発信器が傾いていないか確認してください。

また、下記についても確認してください。

• 自己診断結果をSFCにて確認する

• HP側、LP側の接続の向きは合っているか

• 配管接続部に漏洩はないか

• 製品側のボルト締付部にゆるみはないか

• 配線にゆるみや断線がないか

• 配線接続に誤りはないか

• 電源電圧や負荷抵抗は仕様どおりか

• 圧力・温度は仕様どおりか

• 強い磁気やノイズ発生源が近くにないか

上記の確認でも異常な場合は、使用を中断し、電源を外

した上で弊社支店、営業所、販売代理店へ連絡してくだ

さい。

キーソウサ アヤマリ

DP コウセイチガショキチ         #

PP コウセイチガショキチ         #

PT コウセイチガショキチ         #

コノキノウハ アリマセン

DPスパンコウセイイジョウ         #

PPスパンコウセイイジョウ         #

PTスパンコウセイイジョウ         #

セッテイチ > ハンイ

DPゼロコウセイ イジョウ         #

PPゼロコウセイ イジョウ         #

PTゼロコウセイ イジョウ         #

ナイブ データ ミスマッチ

ヨウキュウジッコウ フカノウ

ニュウリョク > センサレンジ

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付録A-1

No.SS1-DST100-0700(第11版)

概 要 DSTJ3000スマート・トランスミッタ温度・圧力補正形差圧発信器は、気体の質量流量測定のための差圧発信器です。差圧・圧力・温度を同時測定し、静圧変動、温度変動による密度変化の補正を行い、質量流量(標準状態における容積流量)に比例した4~20mA DCのアナログ信号またはデジタル信号を出力します。

特 長(1)発信器1台で気体の質量流量測定を実現

差圧発信器・圧力発信器・温度変換器・演算器の機能1台に集約。・機器購入コスト/配線コストの削減が可能。・予備品/保守コストの削減が可能。・使用機器の削減によりループ精度が向上。

(2)従来の設備をそのまま利用して、発信器を交換すれば、温度・圧力補正(体積流量⇒質量流量での管理)が可能に。・既設の配管/導圧管、オリフィスはそのまま利用可能・差圧レンジもそのままで簡単に温圧補正に更新

(3)高精度/ハイレンジアビリティ差圧設定可能スパン0.75~100kPaでレンジアビリティ135:1を実現。新開発のDualセンサ採用により、差圧の測定スパン5kPaから精度±0.1%F.Sを保証、小流量から大流量まで安定した測定が可能です。

(4)温度・圧力の表示が可能デジタル指示計(オプション)で流量表示の他、温度・圧力の同時表示が可能で、監視用途に使用できます。温度計・圧力計の設置が不要となります。

デジタル指示計表示例

  √

.

/

メイン表示

サブ表示

D S P

-0 0 0 M P a G 1 0 0

k g H

(5)飽和蒸気補正飽和蒸気専用の密度補正を実施します。(付加仕様:F2を選択)飽和蒸気の静圧から蒸気密度を算出するため、温度入力は不要です。正確な質量流量を測定することで、ユーティリティ蒸気の厳密な使用量の管理が可能になります。

DSTJTM 3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形 差圧発信器

JTD720A形

アプリケーション測定流体

N2、O2、H2、Ar、蒸気、天然ガス、AIR 等。

アプリケーション・化学/鉄鋼市場などの厳密な流量管理が要求される取引きガス流量・焼却炉、ボイラ等の燃焼ガス流量制御・蒸気、エアなどのユーティリティ管理・水素ガス等、防爆エリアのガス流量測定

製品使用上のご注意・ 本製品は一般工業市場向けです。

・ 本製品は中国電子情報製品汚染制御管理弁法の規制に該当する製品ではありません。ただし半導体製造装置や電子素子専用設備等に使用する場合には、中国電子情報製品汚染制御管理弁法に対応したドキュメントの添付、製品への表記が必要になる場合があります。必要な場合には、事前に弊社営業担当までご用命ください。

付録A 本器の仕様・性能・形番・外形寸法図

Page 78: DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補 … · cm1-dst720-2001 dstjtm3000 スマート・トランスミッタ 温度・圧力補正形差圧発信器 jtd

付録A-2

発信器を交換すれば、従来の設備(オリフィス/配管)をそのまま利用して温度・圧力補正が可能となります。体積流量測定から簡単に安全に質量流量測定へ進化させます。

計装例従来の計装では4台の機器により測定/演算していたものを発信器1台で気体の質量流量測定をします。

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付録A-3

振動特性: 振 幅 1.5mm/周波数0~9Hz加速度 5m/S2(0.5G)/9~60Hz

衝撃特性: 加速度 10m/S2(1G)

プロセス配管接続:        Rc1/2、Rc1/4

電気コンジット接続:        G1/2めねじ

本体材質:センタボディ;SUS316発信部ケース;アルミニウム合金

接液部材質:メータボディカバー;       SCS14A(SUS316相当)センタボディ接液部;        SUS316(ダイアフラムのみSUS316L)ベント・プラグ;        SUS316接液部ガスケット;        FEP

ボルト・ナット材質(メータボディカバー締結用):       炭素鋼(SNB7)、SUS304

塗装色:発信部ケース;

ライトベージュ(マンセル4Y7.2/1.3)   発信部カバー;

ダークべージュ(マンセル10YR4.7/0.5)

内蔵指示計: デジタルLCD指示計(オプション)        実目盛表示対応、温度・圧力表示対応      -19999~19999(4.5桁)まで任意に設定可

能。実目盛の指示は以下の項目を注文時に指定ください。

・実目盛のレンジ・実目盛の単位

各種データの設定はSFC(Ver. 7.1以上)または上位システムとの通信により行います。

異常時のバーンアウト方向:以下より選択可能        出力値のバーンアウトなし        上限方向:20.8mA(105%)以上        下限方向:3.8mA(-1.25%)以下

補正方式: 圧力補正のみ/温度圧力補正/飽和蒸気補正のいずれか形番で選択可能。温度補正のみの場合はご注文時に指定ください。演算式は図.1を参照ください。

接 地: D種接地(接地抵抗100Ω以下)

取 付: 水平、垂直の2インチパイプに取付(プロセス配管に直接取付けも可能)

質 量: 約4.4kg

本体仕様測定スパン/レンジ設定範囲/使用圧力範囲:

表1を参照してください。

出力/通信方式:アナログ(4~20mADC)出力デジタル(DEプロトコル)出力

  供給電源電圧/負荷抵抗:

DC17~45VDC/ループ間に最低250Ωの負荷抵抗が必要です。供給電源電圧と負荷抵抗の関係は図.3を参照ください。

封入液: 一般用(シリコンオイル)酸素用(フッ素オイル)

周囲温度範囲:正常動作範囲:

一般用 ;-15~65酸素用 ;-10~65

   デジタル指示計付 ;-15~65限界動作範囲:

一般用 ;-40~70酸素用 ;-40~70

  デジタル指示計付 ;-30~80TIIS耐圧防爆:-15~60

接液部温度範囲:正常動作範囲:

一般用 ;-15~65酸素用 ;-10~65

限界動作範囲:一般用 ;-40~70酸素用 ;-40~80デジタル指示計付 ;-30~70

TIIS耐圧防爆:-15~60

周囲湿度範囲: 10~90%RH

供給電源電圧/電圧特性:        ±0.005%FS/V

避雷性能: 電圧サージの波高値:100kV電流サージの波高値:1000A

むだ時間: 約0.4s

ダンピング時定数: 0~32sまで10段階で設定可能

出力飽和点: 上限値:20.8mA下限値:3.8mA(付加選択仕様でバーンアウト方向を上限、もしくは下限を選択時に適用)

ローフロー・カット:カット・オフ値:出力の0~20%で可変ドロップ・アウト方式:ゼロまたはリニア出力

防水・防塵構造:JIS C0920防浸形 NEMA3および4XJIS F8001第2種浸水形 IEC IP67

  防爆構造: TIIS耐圧防爆(Exd IIB+H2 T4)

注:配線は最高許容温度65以上のケーブルを使用ください。

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付録A-4

差圧測定スパン 0.75~100 kPa差圧レンジ設定範囲 (*1) -100≦LRV≦100 kPa

(*2)-100≦URV≦100 kPa設計圧力設定範囲 0.17~3.5 MPa abs.設計温度設定範囲 -100~650使用圧力範囲 3.5MPa abs.MAX.(負圧の場合は図.4をご参照ください)温度入力の種類 測温抵抗体 Pt100ΩまたはJPt100Ω

項 目 仕 様

表1. 測定スパン/レンジ設定範囲/使用圧力範囲(理想気体補正)

差圧測定スパン 0.75~100 kPa差圧レンジ設定範囲 (*1) -100≦LRV≦100 kPa

(*2)-100≦URV≦100 kPa設計圧力設定範囲 0.101325 MPa abs.~3.5MPa abs. 使用圧力範囲 0.101325 MPa abs.~3.5MPa abs. 

表2. 測定スパン/レンジ設定範囲/使用圧力範囲(飽和蒸気補正 付加仕様:F2選択時)

注) (*1):LRVとは0%(4mA DC)を出力させる測定値。(*2):URVとは100%(20mA DC)を出力させる測定値。

項 目 仕 様

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付録A-5

250

1243

0 24 45

注)SFCとのコミュニケ-ションに最低250Ωの  負荷抵抗が必要です。

供給電圧- 17.90.0218

R=負荷抵抗 R(Ω)

280

17 23.4

供給電圧 E(DC V)

動作可能範囲

-40

2.0

5.3

8.0

13

27

53

80

101.3

使用圧力P (kPa abs.)

接液温度()

-18 40 50 60 70 8065 85

1.3

133.3正常動作範囲

使用不可範囲

限界動作

限界動作

図 .3 供給電源電圧/負荷抵抗特性 図 .4 接液部の使用圧力と温度

付加仕様エルボ: 電気コンジット接続口を現場の配線条件に

合わせ、水平方向から垂直方向に変更するためのアダプタです。必要に応じて1個または2個の選択が可能です。

                     禁水処理(禁油処理を含む):        接液部分の水分および油分を除去した状態

で出荷します。(ベント・ドレンプラグには、かじり防止用に微量のフッ素オイルを塗布)

禁水処理(禁油処理を含む)ハイグレード:        接液部分(ベント・ドレンプラグを含む)

の水分および油分を除去した状態で出荷します。

禁油処理: 接液部分の油分を除去した状態で出荷します。(ベント・ドレンプラグには、かじり防止用に微量のフッ素オイルを塗布)

テストレポート:発信器の外観、入出力特性、絶縁抵抗、耐電圧などをテストした結果を示します。

       ミルシート: 接液部使用材質の化学成分、熱処理条件、

機械的性質についてのデータを示します。

高圧ガス保安法準拠ドキュメント(一般用):        高圧ガス保安法に準じた書類を要求された

場合に適応します。強度計算書、ミルシート、耐圧・気密試験成績書の3部で構成されています。

強度計算書: メータボディカバー、フランジ、ボルトなどの強度を計算した結果を示します。 

耐圧・気密試験(一般用):        接液部分の耐圧試験(水圧:10分間)、気

密試験(N2:10分間)の結果を示します。

温度補正なし: 温度補正が不要な場合に選択します。

プロセス配管接続逆組付け:        プロセスの配管を高圧/左側、低圧/右側と

します。(通常は高圧/右側、低圧/左側)

製品取扱上のご注意 本製品の性能を最大限に発揮させるために、次の点に注意し、正しくお使いください。なお、ご使用の際は、事前に必ず本製品の取扱説明書をお読みください。

設置上の注意

・ 配線は濡れた手での作業や通電しながらの作業は行わないでください。感電の危険があります。

電気配線上の注意

・ 配線は仕様を十分に確認し、正しく行ってください。間違って配線されますと機器破損の原因となります。

・ 電源は仕様に基づき正しく使用してください。異なった電源を入力しますと機器破損の原因となります。

・ 設置の際、プロセスとの接続部(アダプタフランジと導圧管、フランジとの接続)は、ガスケットのはみ出しがないようにしてください。液体漏れや出力誤差の原因となります。

・ 機器の規定する圧力や温度、接続規格以外では使用しないでください。破損や液体漏れによる大きな事故原因となる恐れがあります。

・ 防爆エリアでの配線工事は、防爆指針に定められた工事方法に従ってください。また耐圧防爆形の場合で、配線が耐圧パッキンケーブル引込み方式の場合は、当社認定品耐圧パッキンケーブルアダプタを必ず使用してください。

・ 使用する配線ケーブルは最高許容温度65以上のケーブルを使用ください。

・ 設置後、本器を足場などに使用しないでください。機器破損しけがの原因となる場合があります。

・ 表示のガラス部分は工具などをあてないでください。ガラスが破損してけがをすることがあります。ご注意ください。

・ 製品は重量物ですので、足場に注意し、安全靴を着用し設置作業を行ってください。

・本製品は精密機器です。本製品に衝撃を与えますと、故障の原因になりますのでご注意ください。

警告

注意

警告

注意

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付録A-6

性 能表3. 各種性能

注) (*1):URVとは100%(20mA DC)を出力させる測定値。(*2):LRVとは0%(4mA DC)を出力させる測定値。(*3):LRV≧0%、URV≧0%の範囲の精度です。

精度(補正後の出力) 校正レンジの上限値(URV)(*1)と下限値(LRV)(*2)またはスパンの最も大きい方の値      (*3)    χ(kPa)に対するパーセント

PPREF.:設計圧力(MPa) PPMAX.:プロセスの最大圧力(MPa)±0.3%(差圧25kPa、設計圧力0.5MPa abs.、プロセスの最大圧力 0.6MPa abs.)各条件での精度は下記計算式によります。精度%=±(0.025+A+B+C+D+E)  ※Eは温度入力ありの場合のみ

A:0.075% (χ×    ≧12.5kPaの時)

0.075%×    ×    % (χ×    <12.5kPaの時)

B: 0.1×    % (χ×    ≧25kPaの時)

0.1×   ×    ×    % (χ×    <25kPaの時)

C: 0.075% (PPREF.≧0.35MPa abs.の時)

0.075×    % (PPREF.<0.35MPa abs.の時)

D:0.15×      %

E: 0.1% (温度入力ありの場合、温度補正なしは0%)

0.05% (飽和蒸気補正の場合)

開平出力: 出力50~100%の時 リニア出力と同じ

出力7~50%の時 リニア出力の値×    

(ただし、ドロップアウト領域は規定せず)

出力7%以下の時 規定せず

項 目 仕 様

PPREF.PPMAX.

PPREF.PPMAX.PPREF.PPMAX.

PPREF.PPMAX.

PPMAX.3.5

12.5χ

PPMAX.PPREF.

25χ

PPMAX.PPREF.

PPMAX.3.5

0.35PPREF.χ

PPREF.× 1000

50 出力%

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付録A-7

温度特性(*3) 設定レンジの上限値(URV)と(*1)と下限値(LRV)(*2)またはスパンの最も大きい方の値  (補正後の出力) χ(kPa)に対するパーセント30変化時   PPREF. :設計圧力 (MPa) PPMAX.:プロセスの最大圧力(MPa) PPMAX.:プロセスの最大圧力

ゼロシフト:±0.47%/30変化(差圧25kPa、設計圧力0.5MPa、プロセスの最大圧力0.6MPa abs.)各条件での精度は下記計算式によります。ゼロシフト%/30=±(0.15+A+B+D)  ※Dは温度入力ありの場合のみ

A: 0.16%×    ×

B: 0.1×   ×    ×    

D: 0.2%(温度入力ありの場合。温度補正なし、または飽和蒸気補正の場合は0%)

総合シフト:±0.76%/30変化(差圧25kPa、設計圧力0.5MPa、プロセスの最大圧力0.6MPa abs.)各条件での精度は下記計算式によります。総合シフト%/30変化=±(0.2+A+B+C+D) ※Dは温度入力ありの場合のみ

A: 0.24% (χ×    ≧12.5kPaの時)

0.24×    ×    % (χ×    <12.5kPaの時)

B: 0.1×    % (χ×    ≧25kPaの時)

0.1×   ×    ×   % (χ×    <25kPaの時)

C: 0.1% (PPREF.≧0.35MPa abs.の時)

0.1×    % (PPREF.<0.35MPa abs.の時)

D: 0.2%(温度入力ありの場合。温度補正なし、または飽和蒸気補正の場合は0%)

 差圧発信器としての 校正レンジの上限値(URV)(*1)と下限値(LRV)(*2)またはスパンの最も大きい方の値 校正精度(*3) χ(kPa)に対するパーセント

リニア出力:±0.1% (χ≧5kPaの時)

±(0.025+0.075×   )% (χ<5kPaの時)

 圧力発信器としての 校正レンジの上限値(URV)(*1)と下限値(LRV)(*2)またはスパンの最も大きい方の値   校正精度 χ(kPa)に対するパーセント

±0.1% (χ≧0.35MPa abs.の時)

±(0.025+0.075×   )% (χ<0.35MPa abs.の時)

 温度発信器としての -100≦(LRV)(*2)、(URV)(*1)≦650で、スパン50以上の時 校正精度 ±(0.3×    +0.05)% FS

PPMAX.3.5

PPMAX.PPREF.

25χ

(ゼロ・スパンシフトを含む)

注) (*1):URVとは100%(20mA DC)を出力させる測定値。(*2):LRVとは0%(4mA DC)を出力させる測定値。(*3):LRV≧0%、URV≧0%の範囲の精度です。

表3. 各種性能(つづき)

12.5χ

PPMAX.PPREF.

25χ

PPMAX.PPREF.

PPMAX.3.5

PPREF.PPMAX.

12.5χ

0.35PPREF.

0.35χ

50スパン

PPREF.PPMAX.

PPMAX.PPREF.

PPMAX.3.5

PPREF.PPMAX.PPREF.PPMAX.

項 目 仕 様

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付録A-8

形番構成表

一般ガス測定用 理想気体補正

基礎形番 選択仕様 付加選択形番 付加仕様

測定スパン 0.75~100kPa JTD720A

出力/通信形式 4~20mA(標準) 1 XX 付加仕様なし

DE対応 注3) 3 A5 ロング・ベントドレン 

接液部材質メータボディカバー

ベント・ドレンプラグ F1 温度補正なし 注2)

SCS14A SUS316 SUS316 G1 エルボ1個

封入液 一般用(シリコンオイル) 1 D1 禁水処理(禁油を含む)

酸素用(フッ素オイル) 注1) 2 E6

プロセス接続 Rc1/2、プロセス上部 A D2 禁油処理

Rc1/2、プロセス下部 B T1 テストレポート

Rc1/2、プロセス水平接続 D T2 ミルシート

Rc1/4、プロセス上部 L T3 高圧ガス保安法準拠ドキュメント(一般用)

Rc1/4、プロセス下部 M T5 強度計算書

Rc1/4、プロセス水平接続 P T6 耐圧・気密試験(一般用)

ボルト・ナット材質 炭素鋼 1 C7 プロセス配管接続逆組付け

SUS304 2

電気コンジット G1/2、防爆なし  X

および防爆 G1/2、TIIS耐圧防爆、標準パッキン1コ   2

G1/2、TIIS耐圧防爆、標準パッキン2コ    3

指示計 メータなし  X

デジタルメータ標準目盛り(0~100%) 1

デジタルメータ実目盛り 2

防食処理 なし X

バーンアウト方向 なし X

バーンアウト方向上限 U

バーンアウト方向下限 D

取付けブラケット なし X

炭素鋼 1

SUS304 2

リプレース用 F

注1) 禁油処理を含みます注2) 温度補正が不要な場合は必ず選択ください。注3) バーンアウト方向“なし”との組合せは不可。

Eセンタボディ接液部

禁水処理(禁油を含む)ハイグレード

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付録A-9

飽和蒸気補正  注)(付加仕様“F2:飽和蒸気補正”を選択ください)

基礎形番 選択仕様 付加選択形番 付加仕様

測定スパン 0.75~100kPa JTD720A

出力/通信形式 4~20mA(標準) 1 XX 付加仕様なし

接液部材質 メータボディカバー

ベント・ドレンプラグ

E A5 ロング・ベントドレン 

SCS14A SUS316 SUS316 F2 飽和蒸気補正 注)

封入液 一般用(シリコンオイル) 1 G1 エルボ1個

プロセス接続 Rc1/2、プロセス上部 A D1 禁水処理(禁油を含む)

Rc1/2、プロセス下部 B E6

Rc1/2、プロセス水平接続 D D2 禁油処理

Rc1/4、プロセス上部 L T1 テストレポート

Rc1/4、プロセス下部 M T2 ミルシート

Rc1/4、プロセス水平接続 P T3 高圧ガス保安法準拠ドキュメント(一般用)

ボルト・ナット材質 炭素鋼 1 T5 強度計算書

SUS304 2 T6 耐圧・気密試験(一般用)

C7 プロセス配管接続逆組付け

電気コンジット G1/2、防爆なし  X

および防爆 G1/2、TIIS耐圧防爆、標準パッキン1コ   2

G1/2、TIIS耐圧防爆、標準パッキン2コ    3

指示計 メータなし  X

デジタルメータ標準目盛り(0~100%) 1

デジタルメータ実目盛り 2

防食処理 なし X

バーンアウト方向 なし X

バーンアウト方向上限 U

バーンアウト方向下限 D

取付けブラケット なし X

炭素鋼 1

SUS304 2

リプレース用 F

注) 飽和蒸気専用の密度補正を実行します。選択しない場合は、一般ガス用の理想気体補正となります。

センタボディ接液部

禁水処理(禁油を含む)ハイグレード

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付録A-10

注1) プロセス配管接続は、上下2方向を自由に選べます。 接続変更の場合は、それに応じてアダプタ・フラン ジとベント/ドレンプラグを付け替えてください。 2) 取り付けブランケットの位置を変えることにより、 いろいろな取り付け方ができます。 (図は代表的な例です) 3) 測温抵抗体と端子間は、ノイズの影響を受けやすい ので、必ずシールドケーブルを使用してください。

DC電源24V

- +

受信計器+-

測温抵抗体

(単位:mm)

垂直接続

端子接続図

外形寸法図

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付録A-11

(単位:mm)

水平接続

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付録A-12

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資料番号:資料名称: CM1-DST720-2001   4版

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DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ温度・圧力補正形差圧発信器  JTD 720A 形

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CM1-DST720-2001DSTJTM3000 スマート・トランスミッタ温度・圧力補正形差圧発信器 JTD 720 形

2004年 3月  初版2012年 9月  4版アズビル株式会社

資 料 番 号資 料 名 称

発 行 年 月改 訂 年 月発 行

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